JP4246932B2 - 画像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機やファクシミリ装置などのように画像を読み取る画像読み取り装置および読み取った画像を可視化し画像形成媒体上に可視画像を形成する画像形成装置に係り、特に画像読み取り時の光源の光量変動の補正に特徴のある画像読み取り装置および当該読み取り装置を使用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像読み取り装置(以下、イメージスキャナと称する)においては、光源の照度の経時変化が生じ易く、画像を読み取る際、スキャナの副走査方向の位置に応じて照明の明るさが変化することがあり、読み取った画像への影響が問題となっていた。例えば、水銀蛍光灯では、点灯開始後から光量が安定するまで数分間の時間を要し、より安定度の高いXeランプにおいても短時間で安定する傾向にはあるが、点灯直後から安定するまでの光量変動分、すなわち、時間−光量の傾きは大きく、画像明度に影響を及ぼしていた。
【0003】
さらに、白色蛍光灯の場合はRGBの各変動量は同じ時間の経過においてもばらつきがあり、1フレーム内の先端と後端の画像に色差を生じさせていた。
【0004】
一方、イメージスキャナは装置自身に画像データ蓄積用のバッファメモリ(記憶手段)を備えているのが通常の形態である。イメージスキャナは入力装置として、PCやネットワーク回線に接続されるのが常であるが、それらの出力先のデータ処理能力、または出力先へのデータ転送速度によっては、スキャン能力との転送速度のバランスがとれずに、スキャナ内のバッファメモリにデータが蓄積される。このメモリが一杯になると、原稿を読み取っても転送できないので、スキャナは走査動作を停止し、メモリ内データが転送されるのを待つ。この停止時間が数秒以上あると光量変動の明度や色差に対する影響が画像上で日立つようになる。特に、走査停止前後の画像の合わせ目で画像の明度が大きく変化するので、この変化が著しく目立ち、画像品位を下げていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題に対処するため、従来では、光源の光度の経時変化に対して補正を行っていた。この補正は、まず、副走査方向に一様な反射特性をもつ反射基準部材が必要であり、走査させながらその基準反射部材を照射し、反射光の光量変動の検知を行い、その後、全体の読み取り結果(画像データ)に補正をかけたり、あるいは、変化があった時点で随時フイードバックをかけて補正を行うようにしていた。
【0006】
このような補正方式では、反射光の検知位置は副走査方向で常に別の位置にあり、基準反射板に要求される走査方向の反射均一性は厳しいレベルが要求される。したがって、基準反射板による制御は、経時的に前記基準反射板に汚れが発生すると、精度を保証することができない。すなわち、この方式では経時汚れなどのノイズには弱い。
【0007】
また、補正をしない方式としては、スキャナの電源SW−ON後にランプを点灯し放しにしておけば、電源ON後の数分間後は光量安定領域に入るので、その後は変動分も少ないので、この光量安定領域に入ってからスキャンを行うという方式がある。しかし、この方式では、スキャン使用時間以外での点灯が長くなり、ランプ寿命が短くなることは否めない。また、当然ながら点灯直後の光変動量は大きく、この間の画像に影響大のことは前述の通りである。
【0008】
そこで、特開平10−308849号公報には、副走査方向に基準反射部材を設け、原稿からの反射光の迷光を遮断して光量補正が適切に行われるように構成した発明が開示されている。この発明では、読み取り開始側から終了側へ照度が単調に減少もしくは増大する特性を持たせ、光学系の変位やズレの発生に対して、読み取り補正誤差を少なくできるとしている。
【0009】
しかし、この公知発明をもってしても、前述の光量の経時変化による種々の問題が解決されているわけではない。
【0010】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、原稿の設置条件に左右されることなく、常に精度の良い補正を行うことができる画像読み取り装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、光学的読み取り手段で読み取った画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶可能容量があらかじめ設定した残量以下の状態になった時点で原稿走査動作を一時停止し、その後、前記残量があらかじめ設定した容量まで戻った時、前記原稿走査を再開する制御手段とを有する画像読み取り装置において、原稿読み取り領域以外の原稿押さえ板の反射光量を経時的に読み取り、読み取った前記光量に基づいて原稿走査動作停止中の光源の光量変動に対する補正値を演算し、前記光源の光量変動を補正する補正手段を備え、前記補正手段は、前記原稿押さえ板の反射光量の読み取りデータがあらかじめ設定された値まで達していない場合、前記原稿押さえ板の反射光量の読み取りに代えて、原稿を読み取り、読み取りデータのピーク値に基づいて前記光源の光量変動を補正することを特徴とする。
【0014】
第2の手段は、第1の手段において、前記補正手段が、走査停止中に異なるタイミングで少なくとも2回前記反射光量を読み取り、読み取った反射光量に基づいて前記光学的読み取り手段の出力信号の増幅量を変更することを特徴とする。
【0015】
第3の手段は、第1の手段において、前記補正手段が、走査停止中に異なるタイミングで少なくとの2回前記反射光量を読み取り、読み取った反射光量に基づいてアナログ−デジタル変換回路の比較電圧を変更することを特徴とする。
【0019】
第4の手段は、第1ないし第3の手段に係る画像読み取り装置と、この画像読み取り装置によって読み取られた画像データに基づいて可視像を形成する画像形成手段とを備えていることを特徴とする。
【0020】
第1の手段では、原稿押さえ板のデータが所定のデータまで達していない場合、読み取り原稿内のデータを測定し、データ演算することで、原稿の設置条件に左右されることなく、常に精度の良い補正を行うことができる。
【0021】
第2の手段では、走査停止中にタイミングを変えて少なくとも2回原稿押さえ板からの反射光量を測定し、この測定値に基づいてデータ演算を行い、光学的読み取り手段(ラインCCD)の出力後の信号の増幅量を変更することによって光源の光量変動分を補正するので、走査停止前後の画像の変化を最小にすることができ、副走査方向に一様な反射をもつ反射基準部材を有することなく、機械間のバラツキの少ない、品質の高いスキャナ画像を得られる。
【0022】
第3の手段では、走査停止中にタイミングを変えて少なくとも2回原稿押さえ板からの反射光量を測定し、この測定値に基づいてデータ演算を行い、アナログ−デジタル変換回路の比較電圧を変更するによって、光源の光量変動分を補正するので、走査停止前後の画像の変化を最小にすることができ、副走査方向に一様な反射をもつ反射基準部材を有することなく、機械間のバラツキの少ない、品質の高いスキャナ画像を得られる。
【0026】
第4の手段では、第1ないし第3の手段の効果を奏する画像形成装置を提供できる。
【0027】
なお、以下の実施形態では、光学的読み取り手段は、第1ミラー3,第2ミラー5、第3ミラー4、結像レンズ1、およびカラーCCD42に、記憶手段は図示しない画像メモリ(SDRAM)に、補正手段は、SBU10、VIOB31およびSCU7に対応する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置としてのカラースキャナの全体構成を示す概略構成図である。
【0030】
図1において、カラースキャナSCは、シートスルー方式での原稿画像を読み取る機能と、フラットベット方式で原稿を読み取る機能との2つの機能を備えている。いずれの機能を使用して原稿を読み取る場合にも、原稿で反射した反射光は、第1ミラー3,第2ミラー5、第3ミラー4を介して結像レンズ1入射し、SBU10上のCCDの受光面で結像するようになっている。
【0031】
フラットベット方式で原稿を読み取る場合には、第1の原稿押さえ板20−1と原稿台ガラス8の間に原稿を載置し、載置された原稿を第1ミラー3と一体に構成された照明ランプ2により照射し、原稿で反射させる。原稿面で反射した反射光は、第1ミラー3および一体に構成された第2ミラー5、第3ミラー4で走査される。その後、反射光は、レンズ1により集束され、カラーCCDが搭載されたSBU10に照射・結像されることによりRGBに光電変換される。第1ミラー3、照明ランプ2および第2ミラー5、第3ミラー4は、走行体モータ9を駆動源として、図示左右(副走査)方向に移動可能となっている。
【0032】
シートスルー方式で読み取る場合には、図1に示す位置に読み取り光学系は固定され、DF用原稿ガラス6の上面を通過する原稿に対して照明ランプ2によって照明し、第1、第2および第3ミラー3,5,4によって反射光を結像レンズ1に導いてSBU10上のCCDの受光面上に読み取り画像を結像させ、前述のようにしてRGBに光電変換して画像を読み取る。
【0033】
このようなカラースキャナSCの上部には、言い換えると、前述の原稿ガラス板20−1上には自動両面原稿搬送装置ARDFが載置され、原稿の自動給送と、給送された原稿の読み取りが行われる。
【0034】
ARDFでは、原稿台11の原稿ガイド12に沿って積載された原稿は、片面原稿読み取りを選択した場合には呼び出しコロ14、給紙ベルト16により搬送コロ15、分離コロ17、第1搬送ローラ18によりDF用原稿ガラス6と第2の原稿押さえ板20−2との間の読み取り位置を経て、第2搬送ローラ21および排紙ローラ23へ送り込まれ、原稿が俳出される。一方、両面原稿読み取りを選択した場合には、まず、原稿の表面の読み取りを前記片面原稿読み放りを選択した場合と同様に実施する。両面原稿読み取りの場合には、表面の読み取りと裏面の読み取りがある。
【0035】
原稿の表面の読み取りの場合には、呼び出しコロ14、給紙ベルト16により搬送コロ15、分離コロ17、第1搬送ローラ18によりDF用原稿ガラス6と反射ガイド板20との間の読み取り位置を経て、第2搬送ローラ21および排紙ローラ23へ送り込まれ、原稿を排出せずに、分岐爪24が下方へ切り換えられ、反転ローラ25により反転テーブル26上へ移送される。原稿の後端が排紙ローラ23を抜けた後に分岐爪24が上方へ切り換えられて一旦、反転ローラが停止する。
【0036】
原稿の裏面の読み取りの場合には、一旦、停止していた反転ローラ25を前記とは逆方向へ回転させることにより原稿が反転テーブル26から第1搬送ローラ18の方向へ搬送され、さらに第1搬送ローラ18を経て表面と同様にDF用原稿ガラス6と第2の原稿押さえ板20−2との間の読み取り位置を経て、第2搬送ローラ21および排紙ローラ23へ送り込まれ、その後、原稿が排出される。
【0037】
原稿は、表面、裏面の読み取り共にDF用原稿ガラス6と第2の原稿押さえ板20−2との間の読み取り位置を通過する際に、前記走行モータ9によって駆動され、読み取り位置の近傍に移動している第1キャリッジに搭載された照明ランプ2により照射され、その反射光は、第1ミラー3および第2キャリッジに搭載され、一体に構成された第2ミラー5、第3ミラー4で走査される。その後、前述のように反射光は、レンズ1により集束され、カラーCCDが搭載されたSBU10に照射され、RGBの各色に光電変換される。
【0038】
ARDFの呼び出しコロ14、給紙ベルト16、搬送コロ15および分離コロ17からなる給紙機構は、給紙モータ(図示せず)により駆動されている。また、第1搬送ローラ18、第2搬送ローラ21、排紙口ーラ23、反転ローラ25の搬送機構は搬送モータ(図示せず)により駆動されている。
【0039】
さらに、ARDFには原稿を検知するために原稿台11へ原稿がセットされているか否かを検知するセットセンサ13、原稿サイズを検知するための幅サイズ検知基板28、第1の原稿長さセンサ29と第2の原稿長さセンサ30、原稿の後端を検知するための原稿後端センサ27が搭載されている。
【0040】
ここで原稿と第1の原稿押さえ板20−1の関係は図14に示すようになる。すなわち、原稿台を使った読み取りの場合、原稿台ガラス8の上に原稿台ガラス8に沿って置かれた原稿は原稿台ガラス8から上方向に見た図14のような関係にある。例えばここでは原稿の最大読み取りサイズがA3サイズであるが、第1の原稿押さえ板20−1はA3サイズより大きく設けられていて、A3原稿をオーバーラップするように設置される。
【0041】
原稿と第2の原稿押さえ板20−2との関係は図15に示すようになる。ARDFを使った読み取りでは、原稿白身がDF用原稿ガラス6と第2の原稿押さえ板20−2との間の読み取り位置を通過する。第1の原稿押さえ板20−1と同様に原稿の最大読み取りサイズがA3サイズであるが、第2の原稿押さえ板20−2はA3サイズの主走査(297mm)より大きく設けられていて、A3原稿の主走査(297mm)をオーバーラップするように設置される。
【0042】
スキャナSC本体にはスキャナSC本体およびARDFを含めたカラー画像読み取り装置の動作制御を行うSCU7が搭載されている。図2は、本発明に係る画像読み取り装置の全体的な構成を示すブロック図、図3は本発明に係る画像読み取り装置の画像データフローを示す図である。図2および図3を参照し、本発明における画像データの流れを説明する。
【0043】
SBU10上のカラーCCDに入光した原稿の反射光は、カラーCCD内で光の強度に応じた電圧値を持つRGB各色のアナログ信号に変換される。RGB各色のアナログ信号は、奇数ビットと偶数ビットに分かれて出力される。SBU10上のカラーCCDはこの実施形態では1インチあたり600画素の分解能を持つ。また、その画素数は1ライン7200画素あり、A3サイズの297mmを超える約305mmを読み取ることができる。
【0044】
前記SBU10のアナログ画像信号は、VIOB31上のアナログ処理回路32で暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが合成される。この合成の後、所定の振幅にゲイン調整され、A/Dコンバータ33に入力されてデジタル信号化される。デジタル化された画像信号は、シェーディングASIC34によりシェーディング補正され、VIOBからSCU7を経てSCU7上のRIPU35で、ガンマ補正、MTF補正等の画像処理が行なわれた後、同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として出力される。
【0045】
RIPU35から出力されたビデオ信号は、OIPU36へ出力されている。OIPU36へ出力されたビデオ信号は、OIPU36内で所定の画像処理が行なわれ、再びSCU7へ入力される。再びSCU7へ入力されたビデオ信号は、VIDEO入力切り換え回路37に入力される。VIDEO入力切り換え回路37のもう一方の入力はRIPU35から出力されたビデオ信号となっていて、OIPU36で画像処理するかしないかを選択できる構成となっている。
【0046】
前記VIDEO入力切り換え回路37から出力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(SDRAM)を管理するSIBC2(38)に入力され、SDRAMで構成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリに蓄えられた画像データは、SCSIコントローラ39に送られ、パソコンやプリンタ等の外部装置へ転送される。SCU7上には、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)が実装されており、前記CPUは、SCSIコントローラ39を制御してSCSIインターフェイスによりパソコン等の外部装置との通信を行なう。
【0047】
さらに、前記CPUは、前記VIDEO入力切り換え回路37から出力されたビデオ信号をIEEE1394コントローラ:ISIC40を介してIEEE1394インターフェイス、ネットワークスキャナコントローラ:NIC41を介してネットワークI/Fによりパソコンやプリンタ等の外部装置との通信を行なう。
【0048】
また、CPU(図示せず)は、スキャナSC本体のステッピングモータからなる走行体モータ9、ARDFの給紙モータ(図示せず)、搬送モータ(図示せず)のタイミング制御も行なっている。ADU42は、ARDF部に用いる電装部品の電力供給を中継する機能を有している。
【0049】
SCU7上のCPU(図示せず)に接続されている入力ポートは、VIOB31を介して本体操作パネル:SOP43に接続されている。本体操作パネル:SOP43上にはスタートスイッチ(図示せず)とアボートスイッチ(図示せず)が実装されている。それぞれのスイッチが押下されると入力ポートを介してCPU(図示せず)はスイッチがオンされたことを検出する。
【0050】
図4はスキャナSC本体における画像読み取り処理の処理構成を示すブロック図である。同図において、画像読み取りは、SBU10、RIPU35、SIBC2(38)、SCSIコントローラ39、およびCPU45で行われ処理される。すなわち、画像処理用LSI(RIPU)35からCCD駆動ユニットであるSBU10にLSYNC(主走査ライン同期信号)およびLGATE(主走査ラインデータ出力期間)を出力することにより、SBU10から画像データを出力する。画像データの流れは、
SBU10→RIPU35→メモリコントロールLSI(SIBC2)38→SCSIコントローラ39→外部(パソコン等)
となる。また、図示しない画処理LSI(RIPU)35内部に設けられた内部レジスタの書き換えによってCPU45から画像出力のON/OFFを制御する。メモリ制御LSIであるSIBC2(38)からの割り込み信号は(この割り込みはメモリの状態が、満杯、ニアフルおよび空になった場合に発生し、図示しないメモリコントロールLSI(SIBC2)38内部に設けられらレジスタでその状態を区別できる)、CPU45に入力される。また、CPU45は走行体を移動するためのモータ46の制御も行う。なお、前記RIPU35およびSIBC2(38)などのLSI内部に設けたレジスタの状態で前記制御や判断を行う技術は公知技術なので、ここでの説明は省略する。
【0051】
図5は本実施形態における画像データの出力停止のタイミングを示すタイミングチャート、図6は画像データの出力再開のタイミングを示すタイミングチャート、図7ないし図9は図5および図6に示したタイミングの処理手順を示すフローチャートである。
【0052】
図5および図7において、まず、走行体をスタートさせて(ステップS101)、読み取りを開始する(ステップS102)。読み取り途中で、メモリニアフル(メモリ満杯になる少し手前)を検知したら(ステップS103)、LGATE出力禁止を設定し(ステップS104)、走行体を停止(スルーダウン)する(ステップS105)。次に、走行体を停止位置から再スタートする位置へモータを逆転させて移動させる(ステップS106)。
【0053】
このステップS106の詳細を図8に示す。この走行体の戻し制御では、停止させたものと同じスルーアップデータを使い、走行体逆方向スタート(ステップS201)、スルーアップ終了(ステップS202)と共にまた同じスルーアップデータを使いスルーダウンする(ステップS203)。この動作により30mm戻るが、図6に示すとおり、自起動速度でゆっくり30mm戻してもよい。
【0054】
次に再読み取りスタート処理を行う(図9)。再読み取りスタート処理は、メモリが空になると割り込みが発生し、割り込みが(メモリ空割り込み)発生した後(ステップS301)、走行体の再スタートを行い(ステップS302)、スルーアップ終了時(ステップS303)にLGATE出力再開を設定し、原稿の読み取りを再開する(ステップS304)。
【0055】
また、走行体を戻さずにスルーアップ・ダウン中も読み取る方法も本体読み取りの既知技術として存在するが、間欠読み取りの考え方としては同じであり、ここでの説明は省略する。
【0056】
一方、ARDFでの間欠読み取りは、このスルーアップ・ダウン中も読み取る。すなわち、ARDFの間欠読み取り動作は以下のようになる。
【0057】
図10はARDFにおいてフラットベット方式の画像読み取り動作における搬送モータの速度変化のタイミングを示すタイミングチャート、図11は間欠動作が発生した場合の搬送モータ(図示せず)の速度変化と画像読み取りのタイミングを示すタイミングチャート、図12は間欠読み取り動作の動作手順を示すフローチャートである。
【0058】
図12に示すように、ARDFの間欠動作では、原稿を搬送するため、搬送モータ(図示せず)をスルーアップし(ステップS401−T1001)、スルーアップが終了すると(ステップS402)読み取り速度で速度を一定にし(ステップS403−T1002)、読み取り開始位置に達してから読み取りを開始する(ステップS404)。しばらくしてSCU7のSIBC2(38)からのニアフル割り込み信号(メモリ使用量が満杯近くであり、その後、搬送モータをスルーダウンして停止するまで画像データの読み取りを続けてもメモリフルにならないメモリ残容量がある状態−ステップS405,S410)になると搬送モータをスルーダウンして(ステップS411−T1003)停止する(ステップS412,S413−T1004)。
【0059】
スルーダウン中も画像データを読み取るが図11に示すようにスピードが遅くなるため間引いて画像データを読み取り、搬送モータ(図示せず)を停止すると読み取りを中断する。パソコンがSCSIインターフェイスよりデータ(画像データ)を読み取り、SIBC2(38)からのエンプティ割り込み信号(メモリ残量0%:実際にはエンプティの量は調整できる。−ステップS415)によりCPU(図示せず)は、再び搬送モータ(図示せず)をスルーアップし(ステップS415−T1005)、読み取りを再開する。スルーアップ中は画像データの間引き読み取りを行い、スルーアップが終了し(ステップS416)、読み取りの一定速度になると(ステップS417)通常の画像読み取りを行う(T1006)。間欠時の搬送モータ停止期間はパソコンの処理能力に影響される。読み取り終了位置に達する(ステップS405−Y)と画像読み取りを停止し、搬送モータをスルーダウン(ステップS406)し、スルーダウンが終了すると(ステップS407)、原稿を排紙し(ステップS408)、搬送モータ(図示せず)をスルーダウンして停止する(ステップS409−T1007)。
【0060】
なお、前記図5から図12を参照して説明した動作は、フラットベット方式についてのもので、原稿は原稿台ガラス8上に送り込まれ、停止した状態で照明ランプ2、第1ないし第3ミラー3,4,5を搭載した走行体が移動する場合のものであるが、前述のシートスルー方式でDF用原稿ガラス6位置で、移動する原稿を停止した走行体で読み取る場合には、原稿の移動速度や移動停止が前記走行体と同様に行われる。すなわち、原稿と走行体との関係は相対的なものであり、原稿が移動する場合には、原稿と走行体の制御は逆になる。
【0061】
図13は光源変動の補正回路を示すブロック図である。
【0062】
この補正回路は、SBU10、VIOB31およびSCU7から構成されている。SBU10はカラーCCD42とバッファ43とからなり、SCU7はRIPU35とCPU45とからなる。また、VIOB31は、RGBのアナログ処理回路32と、D/Aコンバータ44と、A/Dコンバータ33とシェーディングASIC34とからなる。
【0063】
この補正回路では、SBU10上のカラーCCD42によって奇数ビット、偶数ビット毎に光電変換されたアナログビデオ信号は、SBU10上のバッファ43を介しVIOB31に入力される。奇数ビット、偶数ビット毎のアナログビデオ信号は、VIOB31上のアナログ処理回路32に入力される。アナログ処理回路32に入力された信号は奇数ビット、偶数ビット毎に出力レベルを細かく可変できるゲインアンプ(図示せず)を介し、偶数ビットと奇数ビットが合成され、アナログビデオ信号として出力される。
【0064】
ゲインアンプのゲインコントロール端子にはD/Aコンバータ44が2チャンネル接続されており、D/Aコンバータ44の出力電圧をアナログ的に可変することで出力のアナログビデオ信号に対するゲインを偶数ビットおよび奇数ビット毎に可変することができる。
【0065】
D/Aコンバータ44の出力電圧の設定はSCU7上のCPU45が行う。D/Aコンバータ44は基準電圧5V、ビット数は8ビットであるため、出力電圧は0〜5Vまで255段階にCPU45が設定できる。CPU45の設定設定は0〜255のデジタル(整数)である。
【0066】
アナログ処理回路32から偶数、奇数を合成し、出力されたアナログビデオ信号は、A/Dコンバータ33に入力される。A/Dコンバータ33はこのアナログビデオ信号を12ビットのデジタルビデオ信号に変換する。A/Dコンバータ33のリファレンス設定端子にはアナログ処理回路32と同様にD/Aコンバータ44が接続されており、D/Aコンバータ44の出力電圧をアナログ的に可変することでA/Dコンバータ33のデジタル出力値を可変することができる。A/Dコンバータ33によりデジタル変換されたデジタルビデオデータはシェーディングASIC34に入力される。シェーディングASIC34は主にシェーディング補正を行うが、このほかに主走査方向に対する1ラインのピーク値を検出することができるピーク検出部(図示せず)がある。ピーク検出部は1ラインのピーク値を格納する機能を持つ。SCU7上にあるCPU45は、格納された1ラインのピーク値を読み取ることができる。
【0067】
また、ピーク検出部は1ライン中の任意の位置にピーク検出ゲートを設定でき、このピーク検出ゲート期間中のピーク値を検出する。ピーク検出ゲート期間の設定はSCU7上のCPU45から行なう。ピーク検出期間は、1ラインの内で原稿台に置かれた原稿を読み取る場合、すなわち、フラットベット方式の場合、第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置に設定する。また、ARDFで原稿を移動させて読み取る場合、すなわち、シートスルー方式の場合、第2の原稿押さえ板20−2に相当する位置に設定する。
【0068】
前記原稿押さえ板20−1または20−2の読み取りは、タイミングを変えて少なくとも2回行われる。まず、画像データを記憶するバッファ(画像メモリ)がニアフル状態になり、読み取り動作を中断する。 読み取り動作を中断(停止)した直後にSCU7上のCPU45は、シェーディングASIC34に対しピーク検出ゲート期間の設定およぴピーク検出の開始命令を行なう。ピーク検出ゲート期間は第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置、または、第2の原稿押さえ板20−2に相当する位置に設定する。シェーディングASIC34のピーク検出部は、第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置、または、第2の原稿押さえ板20−2に相当する位置の主走査1ライン内のピーク値を検出し、その値を格納する。その後CPU45は格納されたピーク値DOをシェーディングASIC34から読み取る。
【0069】
画像バッファのニアフル状態が解除され、読み取り動作を再開する直前にCPU45は前記と同様の動作を行ない、ピーク値Dlを読み取りる。このピーク値DOとピーク値Dlの比率が、走査停止中の光源変動としてゲインを補正する。
【0070】
ここでアナログ処理回路への入力であるアナログビデオ信号とCPU45への補正量の考え方を記す。
【0071】
アナログビデオ信号をVin、アナログ処理回路である一定のゲイン値Gにより増幅されたアナログビデオ信号(アナログ処理回路の出力信号)をVoutとすると
Vout=G×Vin
になる。また、A/Dコンバータ33は基準電圧(リファレンス電圧)を出力最大としてデジタル変換するもので、基準電圧をVrefとすると12ビットデジタル出力値Dは、
D=(Vout/Vref)×4095
になる。
【0072】
走査停止中の光量変動はVinが変化し、その変化比率でVoutが変化する。当然デジタル出力値Dも同様に変化する。後者の実施形態では、このGを可変してVinが変化してもVoutを一定にするものである。
【0073】
光量変動前のVinをVin0、光量変動後のVinをVin1、光量変動前のゲインをG0、光量変動後のゲインをG1とするとVoutは一定であるため、
Vout=G0×Vin0=G1×Vin1
になればよい。光量変動前のピーク値D0、光量変動後のピーク値D1はG=G0での値であるため、G1は、
G1=G0×(D0/D1) ・・・(1)
で求めることができる。よって
となる。
【0074】
D/Aコンバータ44のアナログ出力に接続されたアナログ処理回路32のゲインコントロール電圧Vとアナログ処理回路のゲインGとの関係を、
G=V ・・・(2)
と定義する。D/Aコンバータ44のアナログ出力VとD/Aコンバータ44のデジタル入力値Cとの関係はD/Aコンバータ44のビット数8、基準電圧5Vから
V=(C/255)×5=C/51 ・・・(3)
となる。
【0075】
光量変動前のD/Aコンバータ44のデジタル入力値をC0、光量変動後のデジタル入力値をC1とすると、前記式(1)(2)(3)より
(C1/51)=(C0/51)×(D0/D1)
C1=C0×(D0/D1)
になり、CPU45はD/Aコンバータ44に対し、C0を(D0/D1)倍した値を書き込めばよいことになる。
【0076】
このような一連の動作をR、G、B独立して行なうことで、R、G、Bの光量変動の差を吸収することができるのである。ここでは、カラーについて説明したが、モノクロにおいてもRGBどれかのデータを使用するので、考え方は同じである。
【0077】
D0とD1の測定位置は走行体が停止しているため、同じ位置を読むことになる。また、このピーク比較演算値は間欠停止間の変化量を使用するので、第1の原稿押さえ板20−1、第2の原稿押さえ板20−2の濃度、均一性などの精度は必要なく、補正制御は可能である。
【0078】
また、D0とD1のデータが大きければ、大きいほど(D0/D1)の精度は高くなるので、第1の原稿押さえ板20−1、第2の原稿押さえ板20−2の濃度は白色にする。
【0079】
なお、ここでは、走査停止中に少なくとも2回、異なるタイミングで反射光の光量を測定し、その光量に基づいてデータ演算を行い、CCD出力後の信号増幅量を変更することによって光源変動分を補正するようにしているが、走査停止中に少なくとも2回、異なるタイミングで反射光の光量を測定し、その光量データを判定し、データ演算を行い、アナログ−デジタル変換回路の比較電圧を変更することによって、光源変動分を補正するようにすることもできる。この例を以下に説明する。
【0080】
この例では、まず、画像データを記憶するバッファ(画像メモリ)がニアフル状態になると、読み取り動作を中断する。読み取り動作を中断した直後にSCU7上のCPU45は、シェーディングASIC34に対しピーク検出ゲート期間の設定およぴピーク検出の開始命令を行なう。ピーク検出ゲート期間は第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置、または、第2の原稿押さえ板20−2に相当する位置に設定する。シェーディングASIC34のピーク検出部は、第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置、または、第2の原稿押さえ板20−2に相当する位置の主走査1ライン内のピーク値を検出し、その値を格納する。その後、CPU45は格納されたピーク値D0をシェーディングASIC34から読み取りる。
【0081】
画像バッファのニアフル状態が解除され、読み取り動作を再開する直前にCPU45は前記と同様の動作を行ない、ピーク値D1を読み取りる。このピーク値D0とピーク値D1の比率によって、走査停止中の光源変動としてゲインを補正する。ここでアナログ処理回路32への入力であるアナログビデオ信号とCPU45への補正量の考え方は以下の通りである。
【0082】
ここで、A/Dコンバータ33は基準電圧(リファレンス電圧)を最大出力値としてデジタル変換するもので、基準電圧をVrefとすると12ビットデジタル出力値Dは
D=(Vout/Vref)×4095
になる。
【0083】
走査停止中の光量変動はVoutが変化し、その変化比率で12ビットデジタル出力値Dが変化する。この例ではこのVrefを可変してVoutが変化してもDを一定にするものである。
【0084】
光量変動前のVoutをVout0、光量変動後のVoutをVout1、光量変動前のリファレンス電圧をVref0、光量変動後のリファレンス電圧をVref1とすると12ビットデジタル出力値Dは一定であるため
D=(Vout0/Vref0)×4095
=(Vout1/Vref1)×4095
になればよい。
【0085】
光量変動前のピーク値D0、光量変動後のピーク値D1は、
Vref=Vref0
での値であるため、Vref1は
Vref1=Vref0×(D1/D0) ・・・(4)
で求めることができる。よって
となる。
【0086】
Vrefに対するD/Aコンバータ44のアナログ出力VとD/Aコンバータ44のデジタル入力値Cとの関係はD/Aコンバータ44のビット数8、基準電圧5Vから、前記式(3)のように、
Vref=(C/255)×5=C/51 ・・・(3)
となり、光量変動前のD/Aコンバータ44のデジタル入力値をC2、光量変動後のデジタル入力値をC3とすると式(3)および式(4)から、
(C3/51)=(C2/51)×(D1/D0)
C3=C2×(D1/D0)
となる。したがって、CPU45はD/Aコンバータ44に対し、C2を(D1/D0)倍した値を書き込めばいいことになる。
【0087】
このような一連の動作をR、G、B独立して行なうことで、R、G、Bの光量変動の差を吸収することができる。
【0088】
D0とD1の測定位置は走行体が序止しているため、同じ位置を読むことになる。また、このピーク比較演算値は間欠停止間の変化量を使用するので、第1の原稿押さえ板20−1、第2の原稿押さえ板20−2の濃度、均一性などの精度は必要なく、補正制御は可能である。
【0089】
また、D0とD1のデータが大きければ、大きいほど(D0/D1)の精度は高くなるので、第1の原稿押さえ板20−1、第2の原稿押さえ板20−2の濃度は白色にする。
【0090】
このようにして光量の補正は可能であるが、フラットベット方式の原稿台を使った読み取りの場合、原稿台ガラス8の上に原稿台ガラス8に沿って置かれた原稿は通常、原稿台ガラス8から上方向に見ると図14に示すような位置関係にあり、例えば、原稿の最大読み取りサイズがA3サイズであるが、第1の原稿押さえ板20−1はA3サイズより大きく設けられていて、A3原稿をオーバーラップするように設置される。しかしながら、原稿台ガラス8に置く原稿サイズに規制はなく、主走査方向がA3サイズ以上の場合もある。このとき、第1の原稿押さえ板20−1に対し、原稿の方が大きい場合がある。ピーク検出ゲート期間は第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置に設定されているが、このように原稿の方がサイズが大きい場合には、実際には原稿を読み取っていることになる。したがって、原稿濃度が濃く、RGBのD0の値が低い場合、(D0/Dl)の精度が悪くなる。
【0091】
そこで、RGBのD0が、12ビットのデータのうちの256を閾値として、
D0>256
の場合、ピーク検出ゲート期間は第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置に設定し、
RGBのD0が
D0≦256
の場合、ピーク検出ゲート期間は第1の原稿押さえ板20−1に相当する位置から原稿を含むA3サイズに変更する。
【0092】
すなわち、図17に示すような状態で、原稿台ガラス8上にA3原稿を載置し、図16に示すようにピーク検出ゲートを第1の原稿押さえ板20−1位置にセットし、ピークデータを検出する(ステップS501)。そして、RGBのD0が256以下かそうでないかをチェックし(ステップS502)、D0が256以下であれば(ステップS502−N)、ピーク検出ゲートを原稿位置にセットし(ステップS503)、また、D0が256より大きければ(ステップS502−7)、それぞれピークデータを演算して(ステップS504)リターンする。
【0093】
このように原稿載置位置と原稿台ガラス8と第1の原稿押さえ板20−1との相対的な位置関係によってピーク検出ゲート位置を原稿押さえ板位置と原稿を含むA3サイズに変更する。これによって、第1の原稿押さえ板20−1を読み取った場合には、原稿押さえ板20−1を読み取ったときのピーク値を比較し、原稿を含むA3サイズを読み取ったときには、A3サイズを読み取ったときのピーク値が比較される。このように原稿を含むA3サイズを読み取ったときのピーク値で比較する場合においても、同一画素位置で比較するので、補正は確実に行える。
【0094】
このように処理すると、原稿の設置条件に左右されることなく、常に精度の良い補正を行うことができる。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、原稿押さえ板のデータが所定のデータまで達していない場合、読み取り原稿内のデータを測定し、データ演算することで、原稿の設置条件に左右されることなく、常に精度の良い補正を行うことが可能な画像読み取り装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読み取り装置としてのカラースキャナの全体構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の全体的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の画像データフローを示す図である。
【図4】スキャナ本体の画像読み取りの処理構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における画像データの出力停止のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施形態における画像データの出力再開のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】図5および図6に示したタイミングの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図5および図6に示したタイミングの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図5および図6に示したタイミングの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】ADF画像読み取り動作における搬送モータの速度変化のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】間欠動作が発生した場合の搬送モータの速度変化と画像読み取りのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図12】間欠読み取り動作の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】光源変動の補正回路を示すブロック図である。
【図14】本実施形態における係る原稿台と原稿との関係を示す図である。
【図15】図14の場合のピーク検出ゲート信号の検出状態を示すタイミングチャートである。
【図16】ピーク検出ゲートと原稿位置との関係を調整するときの処理手順を示すフローチャートである。
【図17】原稿サイズが原稿台ガラスサイズよりも大きい場合、あるいは、図14と逆側に原稿が置かれたときの原稿台と原稿との関係を示す図である。
【符号の説明】
7 SCU
10 SBU
31 VIOB
32 アナログ処理回路
33 A/Dコンバータ
34 シェーディングASIC
35 RIPU
38 SIBC2
39 SCSIコントローラ
42 カラーCCD
43 バッファ
44 D/Aコンバータ
45 CPU
46 モータ
Claims (4)
- 光学的読み取り手段で読み取った画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の記憶可能容量があらかじめ設定した残量以下の状態になった時点で原稿走査動作を一時停止し、その後、前記残量があらかじめ設定した容量まで戻った時、前記原稿走査を再開する制御手段とを有する画像読み取り装置において、
原稿読み取り領域以外の原稿押さえ板の反射光量を経時的に読み取り、読み取った前記光量に基づいて原稿走査動作停止中の光源の光量変動に対する補正値を演算し、前記光源の光量変動を補正する補正手段を備え、
前記補正手段は、前記原稿押さえ板の反射光量の読み取りデータがあらかじめ設定された値まで達していない場合、前記原稿押さえ板の反射光量の読み取りに代えて、原稿を読み取り、読み取りデータのピーク値に基づいて前記光源の光量変動を補正することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記補正手段は、走査停止中に異なるタイミングで少なくとも2回前記反射光量を読み取り、読み取った反射光量に基づいて前記光学的読み取り手段の出力信号の増幅量を変更することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記補正手段は、走査停止中に異なるタイミングで少なくとの2回前記反射光量を読み取り、読み取った反射光量に基づいてアナログ−デジタル変換回路の比較電圧を変更することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置と、
この画像読み取り装置によって読み取られた画像データに基づいて可視像を形成する画像形成手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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