JP4388327B2 - 顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法 - Google Patents
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Description
ところで、顕微鏡では、旧来のように標本の拡大光像を単に接眼レンズで観察するだけでなく、近年では、その拡大光像を撮像装置で撮影して画像データを取得し、この画像データを外部装置の表示画面に表示して観察する場合が多い。
この同図(d) の画像にシェーディング補正処理を行なうべく同図(d) の画像データからシェーディング補正データを算出すると、そのシェーディング補正データは同図(e) のようになる。そして、このシェーディング補正データを用いて同図(d) の画像データにシェーディング補正処理を行なうと、同図(f) に示すノイズの除去された且つ一様な明るさの完全な画像に変換することができる。
顕微鏡像の撮像では、顕微鏡の光路に配設される光学部材のバリエーションは多岐にわたり、必ずしも良好なシェーディング特性が得られないことは前述した。例えば同図(a) に示すように周辺光量落ちが激しいと、シェーディング補正データは、同図(b) に示すように、画像周辺部での値が「2」や「3」と大きくなってしまう場合がある。
同図(d) に示すように、ノイズ(図ではぎざぎざで示す)を含んだ元の画像データの信号レベルは中央でレベル「200」近傍の正常値を示しているが、左右に行くほど信号レベルが低下して、両端部では、信号レベルはおよそ「56」まで下がっている。
このシェーディング補正計数を同図(d) に示す画像データ信号の各画素値にかけて補正すると、同図(f) に示すように、信号レベルは全体として正常値の「200」近傍に揃うが、両端部のノイズレベルも画像の信号レベルと共に上方に補正されて(同図に示す例では3.6倍)強くなり、結果としてノイズの大きな画像信号を形成することになる。これが、同図(c) に示す画像全体の特に周囲の劣化を引き起こす要因となっている。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、光学系によって発現するシェーディング特性に応じて、ユーザにとって適切なシェーディング補正処理を行うことができ、良好な撮像画像を取得できる顕微鏡像撮像装置及び顕微像鏡撮像方法を提供することである。
上記補正データ記憶部は、例えば上記第2のシェーディング補正データとして、上記標本無し光像を上記撮像手段で撮影した標本無し光像画面に対しメディアンフィルタをかけない領域を設定されてメディアンフィルタをかけられた標本無し光像画像データに基づいて得られたシェーディング補正データを記憶するように構成される。
そして、例えば、上記補正データ記憶部は、上記第1又は第2のシェーディング補正データに対して修正を行う所定の係数を記憶し、上記制御部は、外部からの指定により上記係数に基いて上記第1又は第2のシェーディング補正データを修正するように構成される。
次に、本発明における第2の発明の顕微鏡像撮像装置は、標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより上記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、上記標本を対物レンズ視野内から取り除き上記光源の照明のみの状態で上記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による上記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、からなる顕微鏡像撮像装置であって、上記補正データ記憶部は、上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像して得られた標本無し光像画面データに基づいて算出して得られたシェーディング補正データと、該シェーディング補正データに対して設定された制限値と、を記憶するように構成される。
これにより、 シェーディング補正データの最大値をそれよりも低い値に制限して例えばノイズの強調を防止することができるようになる。
また、上記制御部は、例えば上記制限値が上記補正データ記憶部に記憶されているときに、上記制限値による制限をかけた上記シェーディング補正データにより上記標本有り光像を上記撮像手段で撮像した標本有り光像画面データに対しシェーディング補正処理を行なった場合は、該シェーディング補正処理を行って取得した標本有り光像画面データの画像ファイルと共に上記制限値を使用したことを示す情報を外部装置に通知するように構成される。
また、上記制御部は、例えば上記制限値と上記シェーディング補正データの最大値とを比較して上記制限値よりも上記シェーディング補正データの最大値が大きい画像周縁部の補正データを0で置き換えるように構成される。
更に、本発明における第3の発明の顕微鏡像撮像装置は、標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより上記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、上記標本を対物レンズ視野内から取り除き上記光源の照明のみの状態で上記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による上記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、からなる顕微鏡像撮像装置であって、上記制御部は、上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像した画像上でシェーディング補正を行うべき領域を指定されたとき、上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データからシェーディング補正データを作成し該シェーディング補正データ上の上記指定された領域以外の補正データを1で置き換えた後、該シェーディング補正データに平均値フィルタをかけたデータを最終的なシェーディング補正データとして上記補正データ記憶手段に記憶させるように構成される。
また、本発明における第4の発明の顕微鏡像撮像方法は、標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより上記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、上記標本を対物レンズ視野内から取り除き上記光源の照明のみの状態で上記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による上記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、で実行される顕微鏡像撮像方法であって、上記補正データ記憶部は、ごみ・傷・汚れ除去無しの選択に対応して上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データに基づいて得られた第1のシェーディング補正データと、ごみ・傷・汚れ除去有りの選択に対応して上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データにメディアンフィルタをかけた画像に基づいて得られた第2のシェーディング補正データと、を記憶し、上記制御部は、上記標本有り光像を上記撮像手段で撮像した標本有り光像画面に上記シェーディング補正処理を行うに際し、外部から入力される上記第1又は第2のシェーディング補正データのいずれのシェーディング補正データを使用するかの選択に対応して該選択されたシェーディング補正データを上記補正データ記憶部から上記シェーディング補正処理部へ設定するように構成される。
更に、本発明における第5の発明の顕微鏡像撮像方法は、標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより上記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、上記標本を対物レンズ視野内から取り除き上記光源の照明のみの状態で上記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による上記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、からなる顕微鏡像撮像装置であって、上記補正データ記憶部は、上記標本無し光像を上記撮像手段で撮像して得られた標本無し光像画面データに基づいて算出して得られたシェーディング補正データと、該シェーディング補正データに対して設定された制限値と、を記憶するように構成される。
また、著しい周辺光量落ちによりシェーディング補正データが大きくなるような場合にシェーディング補正データの最大値に制限を加えるので、補正後のノイズの増大を抑制することができるようになる。
また、シェーディングの大きい部分はマスクしてその部分の画像を削除するので、画像の有効範囲をシェーディングの目立たない範囲に抑えて画像全体の品位を維持することができる。
このように、本発明によれば、シェーディング成分による画像の劣化と、ごみ・傷・汚れ成分による画像の劣化とが、観察像へ与える影響が異なる場合でも、顕微鏡像撮像装置の操作者は、観察に最も良いと思われる適切なシェーディング補正処理を行うことができるようになり、より高品位な標本画像を取得できるようになる。
顕微鏡10は、例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源13から照明光を発生する。この照明光は、同図の一点鎖線aで示すように、先ずコレクタレンズ14で集光され、次に不図示の各種フィルタや視野絞り等を通って、ミラー15によってステージ16方向へ偏向される。
また、これらの対物レンズ18は、レボルバ19に対して着脱自在に交換可能であり、したがって、レボルバ19を回転させるだけでなく、レボルバ19に対して対物レンズ18そのものを交換して、所望の倍率を得ることもできる。
図2は、上記デジタルカメラ12の概略の構成を示すブロック図である。同図に示すデジタルカメラ12において、図1にも示した撮像素子25は、撮像素子駆動部31からの駆動信号に基づいた露出時間で駆動され、受光面の結像光をアナログ電気信号の出力信号として前置処理部32へ出力する。前置処理部32は、撮像素子駆動部31から与えられる制御パルスにより、撮像素子25からの出力信号を映像信号化しA/D変換部33へ出力する。A/D変換部33は、撮像素子駆動部31からのクロック信号に基づいて、前置処理部32からの信号をデジタル化する。
また制御部34には、上述したようにI/F部39と通信ケーブル26を介してPC27が接続されている。信号処理部37で処理された画像データは、PC27へ転送される。このPC27は、転送された画像をモニタ29に表示し、その画像データを内蔵の記録装置に記録し、更にデジタルカメラ12の操作等を行なうなどの機能を有している。
この状態から標本41のスライドガラスをステージ16上から取り除き、シェーディング補正データ作成ボタン46を押すと、表示画面が図3(b) に示すようなシェーディング補正データ作成実行操作画面49に切り替わる。
ここで、操作者が、チェックボタン51をチェックせずに、つまりごみ・傷の除去を指定せずに、補正データ作成開始ボタン52を押すと、図3(b) に示すごみ・汚れ・傷を含めた照明画像(フィルタ無し標本無し光像画面50)に対して補正データが作成され、この補正データがフィルタ無しシェーディング補正データとしてデジタルカメラ12の補正データ記憶部35に記憶される。そして、図3(a) のシェーディング補正データ作成初期操作画面40にもどる。
そして、図4(a) は、図3(b) のごみ・汚れ・傷を含めた照明画像(フィルタ無し標本無し光像画面50)のD−D´部分の画面データ走査信号を示しており、図4(b) は、図3(c) のごみ・傷が除去された照明のみ画像(フィルタ有り標本無し光像画面)53のE−E´部分の画面データ走査信号を示している。
そして、図4(d) は、図3(c) のフィルタ有り標本無し光像画面53に対して作成され、デジタルカメラ12の補正データ記憶部35に記憶されるフィルタ有りシェーディング補正データの上記E−E´部分に対応する部分のシェーディング補正データを示している。
上記のようにフィルタ無しシェーディング補正データに基づく画像データの補正が行なわれ、その補正された画像データがデジタルカメラ12のI/F部39からPC27に出力され、モニタ29のシェーディング補正データ作成初期操作画面40に補正済みライブ像画面として表示されたとき、前述したように、ごみ・傷・汚れの光路中の位置や大きさによって、図5(a) の補正済みライブ像画面(補正済み標本有り光像画面)54−1のように、図3(b) に示したごみ・傷・汚れの汚像48がシェーディングと一緒に補正されて消える場合と、図5(b) の補正済みライブ像画面54−2のように、補正しないときよりも濃い汚像48−1´、48−2´となって却って目立つようになってしまう場合がある。
そうすると、デジタルカメラ12の制御部34を介して補正データ記憶部35に記憶されたフィルタ有りシェーディング補正データ(図4(d) 参照)がシェーディング補正処理部36に設定され、シェーディング補正処理部36により、そのフィルタ有りシェーディング補正データに基づく画像データの補正が行なわれる。
このように、本実施の形態によれば、顕微鏡像撮像装置10の操作者は、モニタ29に表示される観察像に重畳されるごみ・傷・汚れによる汚像の現われ具合の性質に応じてフィルタ使用の可否を選択して見た目に良い適切なシェーディング補正処理を行うことができるようになり、より高品位な標本の画像を取得できるようになる。
図6(a) 〜(d) は、第2の実施の形態の顕微鏡像撮像装置におけるシェーディング補正データの作成とシェーディング補正処理を説明する図である。
本実施の形態におけるシェーディング補正データの作成では、図6(a) に示すシェーディング補正データ作成実行操作画面49において、ごみ・傷除去の可否を選択するチェックボタン51をチェックしてごみ・傷の除去を指定するときに、メディアンフィルタ処理を行わない領域を指定することができる。
この状態で補正データ作成開始ボタン52を押すと、図6(b) に表示されている画像(矩形領域を示す枠を除く)に対して補正データが作成され、この補正データがデジタルカメラ12の補正データ記憶部35に領域指定フィルタ有りシェーディング補正データとして記憶される。
次に、本実施の形態におけるシェーディング補正処理について説明する。本実施の形態におけるシェーディング補正処理は、特性の異なるごみ・傷が複数存在するときに好適である。
図7(a) は、本実施の形態におけるシェーディング補正データ作成初期操作画面の例を示す図であり、同図(b) は、本実施の形態におけるシェーディング補正処理後の標本有り光像画面の例を示す図である。
C´xy=1+ K1(Cxy−1) ・・・・・・(1)
ここでCxyは、補正される前の各画素の補正データ、C´xyは、補正された後の各画素の補正データである。
このような場合に、本例のシェーディング補正データ作成初期操作画面56では、図7(b) に示すように、補正係数入力部57の補正係数入力窓58に補正係数K1として例えば「0.8」を入力する。これにより、デジタルカメラ12の補正データ記憶部35に記憶されているシェーディング補正データが書き換えられて補正される。
そして、例えば上記のように補正係数「0.8」によって補正されたシェーディング補正データによってシェーディング補正された画像が、同図(b) に示すように、補正済みライブ像画面54−5として表示される。同図(b) に示す補正済みライブ像画面54−5では、画像全体に対するシェーディングは若干残存しているが、ごみ・傷による汚像48は目立たなくなっている。
このように、本実施の形態においては、顕微鏡像撮像装置10の操作者は、シェーディング補正データを補正係数によって調整することができるので、モニタ29に表示される補正済みライブ像画面の観察像に重畳されるごみ・傷・汚れによる汚像が目立つような場合には、画像全体に対するシェーディングを若干許容しつつ、ごみ・傷の汚像が目立たなくなるようにシェーディング補正データの補正量を調整することによって、見た目に良い最適な条件でシェーディング補正を行うことができるようになる。
本例の同図(a) に示すシェーディング補正データ作成実行画面59では、標本無し光像画面61の下方の操作入力領域には、露出時間調整ボタン43、ごみ・傷除去の可否を選択するチェックボタン51、補正データの作成開始を指示する補正データ作成開始ボタン52の他に、制限値入力部62とその制限値入力窓63が表示される。この制限値入力窓63には、シェーディング補正データの最大値を制限するための制限値係数K2を設定できるようになっている。
C´xy=1+(K2−1)(Cxy−1)/(Cmax −1) ・・・(2)
によって「C´xy」が算出される。図8(b) に示す制限後シェーディング補正データ65は、K2=2.0として、上記の式(2)によって算出されたものである。
さらに、そのように制限を加えず作成したシェーディング補正データを使用して補正処理を行った場合に、Cmax >K2である旨を報知するメッセージを表示画面に出すようにしたり、また、その画面データをPC27側で画像ファイルに記録するときに、その画像ファイルのヘッダ部に、シェーディング補正値データの最大値Cmax が制限値K2以上だったことを記録するうにしてもよい。
図9(a),(b),(c) は、上記のように著しい周辺光量落ちにより周辺部のシェーディング補正データが大きくなってしまうような場合のシェーディング補正データ作成の変形例を示す図である。
同図(a) は、標本無し光像画面の画面データから算出されたシェーディング補正データ67において(本例も含め以下の実施の形態の説明ではシェーディング補正データを画素毎の値の大小を濃淡によって表した画像で代用して示す)、補正対象となった標本無し光像画面の著しい周辺光量落ちにより、周辺部のシェーディング補正データが大きくなった場合に、Cxy≦K2となる部分を同図(a) の円68で示す領域内であるとしたとき、シェーディング補正データを、同図(b) に示すように、円68の内接四角形(正四角形とするか長方形とするかは顕微鏡像撮像装置10の操作者が任意に選択することができる)の外側のデータを「0」で置き換えるようにしたり、あるいは、同図(c) に示すように、円68に内接する八角形の外側のデータを「0」で置き換えるようにする。勿論、円68の外側のデータをそのまま「0」で置き換えても良い。
図10(a),(b) は、それぞれ第5の実施の形態におけるシェーディング補正データ作成実行画面の例を示す図であり、同図(c),(d) は、それぞれ作成されたシェーディング補正データを示す図である。
本例において、先ず、マウスなどのポインティングデバイスにより、同図(a) に示すように、汚像の周囲の矩形領域71を指定する。そして、この標本無し光像画面69の画像データに対してシェーディング補正データを作成する。これにより作成されるシェーディング補正データは、同図(c) に示すように、矩形領域71内に対応するデータ部分は通常の方法でシェーディング補正データが計算され、矩形領域71以外のデータ部分は「1」で埋められる。
このように、本実施の形態によれば、顕微鏡像撮像装置10の操作者が、補正したい部分だけを補正することができるので、通常では顕微鏡像撮像装置の操作者が自身の注目する領域をシェーディングの少ない部分に合わせることに対応して、注目領域のノイズを増大させることなく観察画像全体の品位を高めることができる。
図11は、第6の実施の形態において顕微鏡像撮像装置を構成するデジタルカメラの概略の構成を示すブロック図である。同図に示すデジタルカメラ75の構成は、図2に示したデジタルカメラ12の構成において、シェーディング補正処理部36の後段に、ごみ・傷補正処理部76を備える構成となっている。その他の構成部分は、図2の場合と同一であり、従って、図2と同一の構成部分には図2と同一の番号を付与して示している。
b:取得された標本無し光像画面85の画像データにメディアンフィルタをかけて図12(c) に示すシェーディング成分のみのフィルタリング後画像データ86を取得する。
d:図12(c) のフィルタリング後画像データ86について、通常のシェーディング補正データ作成の演算を行って、図13(b) に示すように、フィルタリング後シェーディング補正データ88を取得する。
f:図13(b) のフィルタリング後シェーディング補正データ88及び図13(c) のごみ・傷の汚像成分補正データ89をシェーディング補正データ記憶部35に記憶する。
図14(a),(b) は、上記のようにして作成され、記憶されたフィルタリング後シェーディング補正データ88と汚像成分補正データ89を用いて処理される本例のシェーディング補正を説明する図である。
このように、本例では、シェーディング成分による観察画像への影響と、ごみ・傷成分による観察画像への影響が異なるときに、すなわち図14(a) のシェーディング補正データ作成初期操作画面77における操作入力領域のごみ・傷補正ゲイン入力領域91に示されるように、ごみ・傷成分補正ゲイン「1.0」として、シェーディング補正を行った場合にシェーディング成分は消えるが、ごみ・傷成分は消えない場合などには、図14(b) のごみ・傷補正ゲイン入力領域91に示されるように、ごみ・傷補正ゲインを「0.9」又はその他の値に適当に変化させることにより、図14(b) に示すように、シェーディング成分とともに、ごみ・傷の汚像成分も良好に補正することができるようになる。
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前記補正データ記憶部は、ごみ・傷・汚れ除去無しの選択に対応して前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データに基づいて得られた第1のシェーディング補正データと、ごみ・傷・汚れ除去有りの選択に対応して前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データにメディアンフィルタをかけた画像に基づいて得られた第2のシェーディング補正データと、を記憶し、
前記制御部は、前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面に前記シェーディング補正処理を行うに際し、外部から入力される前記第1又は第2のシェーディング補正データのいずれのシェーディング補正データを使用するかの選択に対応して該選択されたシェーディング補正データを前記補正データ記憶部から前記シェーディング補正処理部へ設定する、
ことを特徴とする顕微鏡像撮像装置。
前記補正データ記憶部は、前記第2のシェーディング補正データとして、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮影した標本無し光像画面に対しメディアンフィルタをかけない領域を設定されてメディアンフィルタをかけられた標本無し光像画像データに基づいて得られたシェーディング補正データを記憶することを特徴とする付記1記載の顕微鏡像撮像装置。
前記補正データ記憶部は、前記第1又は第2のシェーディング補正データに対して修正を行う所定の係数を記憶し、前記制御部は、外部からの指定により前記係数に基いて前記第1又は第2のシェーディング補正データを修正することを特徴とする付記1または2記載の顕微鏡像撮像装置。
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前記補正データ記憶部は、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像して得られた標本無し光像画面データに基づいて算出して得られたシェーディング補正データと、該シェーディング補正データに対して設定された制限値と、を記憶することを特徴とする顕微鏡像撮像装置
(付記5)
前記制御部は、前記制限値に基いて前記シェーディング補正データの最大値を該最大値よりも低い値に制限することを特徴とする付記4記載の顕微鏡像撮像装置。
前記制御部は、前記制限値が前記補正データ記憶部に記憶されているときに、前記制限値による制限をかけない前記シェーディング補正データにより前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面データに対しシェーディング補正処理を行なった場合は、該シェーディング補正処理を行って取得した標本有り光像画面データの画像ファイルと共に前記制限値を使用しなかったことを示す情報を外部装置に通知することを特徴とする付記4記載の顕微鏡像撮像装置。
前記制御部は、前記制限値が前記補正データ記憶部に記憶されているときに、前記制限値による制限をかけた前記シェーディング補正データにより前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面データに対しシェーディング補正処理を行なった場合は、該シェーディング補正処理を行って取得した標本有り光像画面データの画像ファイルと共に前記制限値を使用したことを示す情報を外部装置に通知することを特徴とする付記4記載の顕微鏡像撮像装置。
前記制御部は、前記制限値と前記シェーディング補正データの最大値とを比較して前記制限値よりも前記シェーディング補正データの最大値が大きい画像周縁部の補正データを0で置き換えることを特徴とする付記4記載の顕微鏡像撮像装置。
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前記制御部は、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した画像上でシェーディング補正を行うべき領域を指定されたとき、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データからシェーディング補正データを作成し該シェーディング補正データ上の前記指定された領域以外の補正データを1で置き換えた後、該シェーディング補正データに平均値フィルタをかけたデータを最終的なシェーディング補正データとして前記補正データ記憶手段に記憶させることを特徴とする顕微鏡像撮像装置
(付記10)
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
で実行される顕微鏡像撮像方法であって、
前記補正データ記憶部は、ごみ・傷・汚れ除去無しの選択に対応して前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データに基づいて得られた第1のシェーディング補正データと、ごみ・傷・汚れ除去有りの選択に対応して前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データにメディアンフィルタをかけた画像に基づいて得られた第2のシェーディング補正データと、を記憶し、
前記制御部は、前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面に前記シェーディング補正処理を行うに際し、外部から入力される前記第1又は第2のシェーディング補正データのいずれのシェーディング補正データを使用するかの選択に対応して該選択されたシェーディング補正データを前記補正データ記憶部から前記シェーディング補正処理部へ設定する、
ことを特徴とする顕微鏡像撮像方法。
前記補正データ記憶部は、前記第2のシェーディング補正データとして、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮影した標本無し光像画面に対しメディアンフィルタをかけない領域を設定されてメディアンフィルタをかけられた標本無し光像画像データに基づいて得られたシェーディング補正データを記憶することを特徴とする付記10記載の顕微鏡像撮像方法。
前記補正データ記憶部は、前記第1又は第2のシェーディング補正データに対して修正を行う所定の係数を記憶し、前記制御部は、外部からの指定により前記係数に基いて前記第1又は第2のシェーディング補正データを修正することを特徴とする付記10または11記載の顕微鏡像撮像方法。
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前記補正データ記憶部は、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像して得られた標本無し光像画面データに基づいて算出して得られたシェーディング補正データと、該シェーディング補正データに対して設定された制限値と、を記憶することを特徴とする顕微鏡像撮像装置
(付記14)
前記制御部は、前記制限値に基いて前記シェーディング補正データの最大値を該最大値よりも低い値に制限することを特徴とする付記13記載の顕微鏡像撮像方法。
前記制御部は、前記制限値が前記補正データ記憶部に記憶されているときに、前記制限値による制限をかけない前記シェーディング補正データにより前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面データに対しシェーディング補正処理を行なった場合は、該シェーディング補正処理を行って取得した標本有り光像画面データの画像ファイルと共に前記制限値を使用しなかったことを示す情報を外部装置に通知することを特徴とする付記13記載の顕微鏡像撮像方法。
前記制御部は、前記制限値が前記補正データ記憶部に記憶されているときに、前記制限値による制限をかけた前記シェーディング補正データにより前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面データに対しシェーディング補正処理を行なった場合は、該シェーディング補正処理を行って取得した標本有り光像画面データの画像ファイルと共に前記制限値を使用したことを示す情報を外部装置に通知することを特徴とする付記13記載の顕微鏡像撮像方法。
前記制御部は、前記制限値と前記シェーディング補正データの最大値とを比較して前記制限値よりも前記シェーディング補正データの最大値が大きい画像周縁部の補正データを0で置き換えることを特徴とする付記13記載の顕微鏡像撮像方法。
標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態で前記撮像手段で撮像した標本無し光像と、を得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前記制御部は、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した画像上でシェーディング補正を行うべき領域を指定されたとき、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データからシェーディング補正データを作成し該シェーディング補正データ上の前記指定された領域以外の補正データを1で置き換えた後、該シェーディング補正データに平均値フィルタをかけたデータを最終的なシェーディング補正データとして前記補正データ記憶手段に記憶させることを特徴とする顕微鏡像撮像装置
2 細胞
3 画像データ
4(4−1、4−2) 汚点像
5 シェーディング補正データ
6 補正後画像データ
10 顕微鏡像撮像装置
11 顕微鏡
12 デジタルカメラ
13 透過照明用光源
14 コレクタレンズ
15 ミラー
16 ステージ
17 コンデンサレンズユニット
18 対物レンズ
19 レボルバ
21 駆動装置
22 中間倍率レンズ
23 ビームスプリッタユニット
24 接眼レンズユニット
25 撮像素子
26 通信ケーブル
27 PC(パーソナルコンピュータ)
28 本体
29 表示装置(モニタ)
a 集光照明光
a´ 観察光路内光軸
b 隙間
31 撮像素子駆動部
32 前置処理部
33 A/D変換部
34 制御部
35 補正データ記憶部
36 シェーディング補正処理部
37 信号処理部
39 I/F部
40 シェーディング補正データ作成初期操作画面
41 標本
42 ライブ像画面(標本有り光像画面)
43 露出時間調整ボタン
44 静止画撮影ボタン
45 シェーディング補正設定ボタン
46 シェーディング補正作成ボタン
47 細胞核
48(48−1、48−2) 汚像
49 シェーディング補正データ作成操作画面
50 照明のみの画像(標本無し光像画面)
51 チェックボタン
52 補正データ作成開始ボタン
53 照明のみ画像(標本無し光像画面)
54(54−1、54−2、54−3、54−4、54−5) 補正済みライブ像画面
55 矩形領域
56 シェーディング補正データ作成操作画面
57 補正係数入力部
58 補正係数入力窓
59 シェーディング補正データ作成実行画面
61 照明のみ画像(標本無し光像画面)
62 制限値入力部
63 制限値入力窓
64 制限前シェーディング補正データ
65 制限後シェーディング補正データ
66 ライブ像画面
67 シェーディング補正データ
68 円
69 標本無し光像画面
71 補正すべき矩形領域
72 標本無し光像画面
73(73−1、73−2、73−3、73−4) 補正すべき四隅
75 デジタルカメラ
76 ごみ・傷補正処理部
77 シェーディング補正データ作成初期操作画面
78 標本有り光像画面
79 標本
81(81−1、81−2) 汚像
82 シェーディング
83 シェーディング補正設定入力領域
84 ごみ・傷補正ゲイン入力領域
85 標本無し光像画面
86 フィルタリング後画像データ
87 汚像成分のみ抽出画像データ
88 フィルタリング後シェーディング補正データ
89 汚像成分補正データ
91 ごみ・傷補正ゲイン入力領域
Claims (1)
- 標本を光源で照明し該標本に対向して配設された対物レンズにより前記標本の光像が視野内にある標本有り光像と、前記標本を対物レンズ視野内から取り除き前記光源の照明のみの状態である標本無し光像とを得る顕微鏡と、
該顕微鏡に取り付けられ、該顕微鏡による前記光像を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号をAD変換するAD変換部と、該AD変換部で変換されたデジタル画像データに対してシェーディング補正処理を行うシェーディング補正処理部と、該シェーディング補正処理部による前記シェーディング補正処理を行うときに使うシェーディング補正データを記憶する補正データ記憶部と、制御部とを有するデジタルカメラと、
からなる顕微鏡像撮像装置であって、
前配補正データ記憶部は、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面データに基づき得られた第1のシェーディング補正データと、前記標本無し光像を前記撮像手段で撮像した標本無し光像画面に対し操作者によりメディアンフィルタをかけない領域を指定された後にメディアンフィルタ処理を施された標本無し光像画面データに基づき得られた第2のシェーディング補正データと、を記憶し、
前記制御部は、前記標本有り光像を前記撮像手段で撮像した標本有り光像画面に前記シエーディング補正処理を施すに際し、操作者により外部から入力される、前記第1又は第2のシェーディング補正データのいずれのシェーディング補正データを使用するかの選択に対応し、該選択されたシェーディング補正データを前記補正データ記憶部から前記シェーディング補正処理部へ設定することを特徴とする顕微鏡像撮像装置。
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