JP4504644B2 - 顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法 - Google Patents

顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡とカメラから成る顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法に係わり、更に詳しくは、標本、特に蛍光標本を所定の時間間隔で連続的に撮像する場合の制御を行う顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法に関する。
従来、顕微鏡により標本を観察する方法として、顕微鏡画像を一定時間間隔ごとに撮影し、その撮影終了後に一連の撮影画像を再生し、時間的な標本の形態変化を動画像として観察する方法がある。このような方法は、顕微鏡視野内に存在する特定の標本、例えば、生きた細胞の時間的な変化を観察する方法として極めて有効とされている。
現在、市販されている顕微鏡用デジタルカメラには、上記のように観察標本の時間的変化を正確に捉えることを目的として、一定時間ごとに撮影動作を行うようにプログラミングされた「タイムラプス撮影機能」と称する機能が搭載されているものがある。
また、上記のような顕微鏡画像を一定時間間隔ごとに撮影できる撮像装置の応用技術としては、或る時間間隔で行われる撮影ごとに、撮像装置の撮像信号を増幅するためのゲイン(利得増幅度)や顕微鏡照明光の色温度や顕微鏡の(蛍光)フィルタといった撮影条件を変更しながら標本を撮像するものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)
また、顕微鏡の観察視野に制約されることなく標本の複数箇所を或る時間間隔ごとにステージを移動させて撮影できるように、撮影終了後に、標本の各撮影箇所のフォーカス位置を再現可能としたものが知られている。(例えば、特許文献2参照。)
ところで、顕微鏡で観察する標本が細胞などの場合、一般に、標本を予め蛍光染色して観察時に標本に励起光を照射し、この励起光によって標本から蛍光が発せられるようにして、この蛍光を観察するようにしている。この場合、通常は、暗視野の中つまり黒のバックグランドの中に標本の蛍光が浮かび上がって観察される。
ところが、蛍光染色する標本の作成の仕方が悪かったり、あるいは顕微鏡光学系のレンズ等からの自家蛍光などにより、バックグランドからも蛍光が発せられる場合がある。蛍光は時間の経過とともに退色するものであるが、一般に、市販されている顕微鏡用デジタルカメラの場合、上記のようにバックグランドからも蛍光が発せられている場合、バックグランドの蛍光の退色に伴って、各撮影画像のバックグランドの輝度レベルも変化(減少)する。
このような場合、通常、顕微鏡用デジタルカメラには、撮影画像の黒レベルを補正する機能が搭載されているから、この機能を用いて連続撮影開始前に、目障りな蛍光を発しているバックグランドの輝度レベルが輝度「0」となるように画像の黒レベルを補正することが考えられる。
特開平11−326779号公報(段落[0051]〜[0064]、図8、図11) 特開2002−277754号公報([要約]、図1)
しかしながら、蛍光を発しているバックグランドの輝度レベルが輝度「0」となるように画像の黒レベルを補正した場合、上述したように蛍光は時間の経過とともに退色するものであるため、細胞の蛍光染色部分の輝度レベルが当初のバックグランドの輝度レベルに近づくと、バックグランドと同じ輝度値「0」になってしまい、必要とする標本の輝度データが消失してしまうという問題が発生する。
また、特許文献1のように、各撮像ごとに顕微鏡の蛍光フィルタを切り換える方法は、複数の蛍光色素で染色された標本の各色に対応した蛍光画像を自動的に得ることが可能ではあるが、蛍光色素によってバックグランドの蛍光強度が異なるため、各色に対応した撮影画像のバックグランドの輝度レベルにばらつきが出来てしまい時間経過毎の比較が困難になってしまう。
また、特許文献2のよう、標本の複数箇所を撮影する方法は、標本の場所によってバックグランドの蛍光強度が異なることが考えられ、このように標本のバックグランドの蛍光強度が異なる複数箇所を撮影すると、やはり各箇所の撮影画像のバックグランドの輝度レベルにばらつきが出て来ることになる。
そうかといって、そのようにバックグランドの輝度レベルがばらついた各撮影画像を、撮影終了後に画像処理によって補正するのは手間と時間の要する困難な作業である。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、顕微鏡を用いた観察標本の蛍光標本を或る時間間隔で連続的に撮像するに際して自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを黒レベルに調整する顕微鏡像撮像装置及び顕微鏡像撮像方法を提供することである。
本発明における第1の発明の顕微鏡像撮像装置は、顕微鏡による観察像を撮像して撮影画像を生成する顕微鏡像撮像装置であって、前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整手段と、を有して構成される。
また、本発明における第2の発明の顕微鏡像撮像装置は、被写体を拡大した光像を得る顕微鏡と、前記光像を撮像して撮影画像を生成し、該生成した撮影画像の画像信号を外部に出力する撮像装置と、該撮像装置により、前記光像の撮影条件を変更しながら連続的に撮像するよう、前記顕微鏡および前記撮像装置を制御する制御手段と、連続的に撮像する前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整手段と、を有して構成される。
また、本発明における第3の発明の顕微鏡像撮像装置は、顕微鏡本体と、前記顕微鏡本体の視野範囲を選択可能にする顕微鏡視野範囲選択手段と、前記顕微鏡視野範囲選択手段によってそれぞれ選択された複数の顕微鏡視野範囲内で、それぞれ撮影範囲を選択する撮影範囲選択手段と、前記撮影範囲選択手段によってそれぞれ選択された撮影範囲の少なくとも位置情報を記憶する記憶手段と、前記位置情報に基づいて前記撮影範囲の撮影を所定時間間隔で繰り返し、各撮影範囲のタイムラプス撮影像を取得する撮影制御手段と、前記タイムラプス撮影像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、前記画像調整値に基づいて前記タイムラプス撮影像の輝度値を調整する画像調整手段と、を有して構成される。
これにより、複数の撮影範囲ごとのタイムラプス撮影像のバックグランド輝度レベルが黒レベルに自動的に調整される。
上記黒レベル調整値算出手段は、顕微鏡により被写体を拡大した光像を撮像した1フレーム分の撮像出力信号を、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色信号に分離し、デジタル信号に変換し、各種画像調整処理を行って、R/G/Bごとの輝度ヒストグラムを算出し、3つの輝度ヒストグラム中の最大頻度の輝度レベルをバックグランド輝度レベルとし、そのバックグランド輝度レベルを輝度0に補正するようなオフセット値を算出し、このオフセット値をバックグランド輝度レベルを黒レベルに調整する画像調整値とする。
続いて、本発明における第4の発明における顕微鏡像撮像方法は、顕微鏡による観察像を撮像して撮影画像を生成する顕微鏡像撮像方法であって、前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整工程と、を含んで構成される。
また、本発明における第5の発明の顕微鏡像撮像方法は、顕微鏡により被写体を拡大した光像を得る光像取得工程と、前記光像を撮像して撮影画像を生成し、該生成した撮影画像の画像信号を外部に出力する撮像工程と、該撮像工程により、前記光像の撮影条件を変更しながら連続的に撮像するよう、前記顕微鏡および前記撮像装置を制御する制御工程と、連続的に撮像する前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整工程と、を含んで構成される。
更に、本発明における第6の発明の顕微鏡像撮像方法は、顕微鏡により取得される視野範囲を選択可能にする顕微鏡視野範囲選択工程と、前記顕微鏡視野範囲選択手段によってそれぞれ選択された複数の顕微鏡視野範囲内で、それぞれ撮影範囲を選択する撮影範囲選択工程と、前記撮影範囲選択手段によってそれぞれ選択された撮影範囲の少なくとも位置情報を記憶する記憶工程と、前記位置情報に基づいて前記撮影範囲の撮影を所定時間間隔で繰り返し、各撮影範囲のタイムラプス撮影像を取得する撮影制御工程と、前記タイムラプス撮影像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、前記画像調整値に基づいて前記タイムラプス撮影像の輝度値を調整する画像調整工程と、を含んで構成される。
このように、発明の顕微鏡像撮像方法においては、どのような顕微鏡像の撮像方式においても得られた撮影画像のバックグランド輝度レベルが黒レベルに自動的に調整される。
上記黒レベル調整値算出工程は、顕微鏡により被写体を拡大した光像を撮像した1フレーム分の撮像出力信号を、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色信号に分離し、デジタル信号に変換し、各種画像調整処理を行って、R/G/Bごとの輝度ヒストグラムを算出し、3つの輝度ヒストグラム中の最大頻度の輝度レベルをバックグランド輝度レベルとし、そのバックグランド輝度レベルを輝度0に補正するようなオフセット値を算出し、このオフセット値をバックグランド輝度レベルを黒レベルに調整する画像調整値とする。
まず、第1又は第4の発明によれば、蛍光標本を、所望とする時間間隔で連続的に撮像する際に、自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整するので、例え、蛍光標本のバックグランドが時間経過とともに退色していたとしても、どの撮影画像もバックグランド輝度レベルが黒レベルに統一され、複数の撮影画像間でのバックグランド輝度レベルのばらつきを抑えることができる。
また、第2又は第5の発明によれば、多重染色された蛍光標本を連続的に撮像する際に、自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整するので、例え、蛍光色素によって標本のバックグランドの輝度レベルが異なっていたとしても、どの蛍光色素の撮影画像もバックグランド輝度レベルが黒レベルに統一され、複数の撮影画像間でのバックグランド輝度レベルのばらつきを抑えることができる。
また、第3又は第6の発明によれば、蛍光標本の複数箇所を所望とする時間間隔で連続的に撮像する際に自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整するので、例え、蛍光標本のバックグランド輝度レベルが撮影箇所によって異なっていたとしても、どの撮影箇所で撮影された画像もバックグランド輝度レベルが黒レベルに統一され、複数の撮影画像間でのバックグランド輝度レベルのばらつきを抑えることができる。
このように、どのような方式による顕微鏡像の撮像においても、撮影画像のバックグランド輝度レベルが黒レベルに統一されるので、撮影完了と同時にバックグランド輝度レベルが黒レベルに統一された蛍光画像を記録することができるため、撮影完了後に画像処理によりバックグランド輝度レベルを補正する作業の手間と時間が省けて便利である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
この第1の実施形態における顕微鏡像撮像装置は、蛍光標本の同一箇所を所定の時間間隔で連続的に撮像する際に、自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整するものである。以下、これについて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の概略の構成を示す外観側面図である。図1において、顕微鏡1には、試料ステージ2上に載置された試料3に対向するように対物レンズ4が配置されている。この対物レンズ4を介した観察光軸aに沿って顕微鏡1の上部には、三眼鏡筒ユニット5が配置されている。
この三眼鏡筒ユニット5の前方(図では左方)には接眼レンズユニット6が配置され、三眼鏡筒ユニット5の上部には、結像レンズユニット7が配置されている。そして、この結像レンズユニット7の上に撮像装置8が配置されている。なお、上記の試料ステージ2は、Z軸レボルバ9の回転操作により対物レンズ4の光軸上を上下に移動可能な構成となっている。
図2は、図1に示す顕微鏡1の詳細な構成を示す図である。なお、図2には、図1に示した構成と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。また、この顕微鏡1は、例えば、透過明視野観察、暗視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種の検鏡法を適宜選択することが可能に構成されている。そして、この顕微鏡1は、図2に示すように、照明系として、透過照明光学系11および落射照明光学系12を備えている。
一方の透過照明光学系11は、透過照明用光源13、コレクタレンズ14、透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ17、折曲げミラー18、透過開口絞り19、コンデンサ光学素子ユニット21、及びトップレンズユニット22を備えている。
この透過照明光学系11の上記透過照明用光源13から照射される透過照明光の光路a上に、透過照明用光源13側から上述したコレクタレンズ14〜トップレンズユニット22の各光学素子が順に配置されている。なお、コレクタレンズ14は透過照明用光源13から透過照明光を集光する。
他方の落射照明光学系12は、落射照明用光源23、コレクタレンズ24、落射用フィルタユニット25、落射シャッタ26、落射視野絞り27、及び落射開口絞り28を備えている。
この落射照明光学系12の上記落射照明用光源23から照射される落射照明光の光路b上に、落射照明用光源23側から上述したコレクタレンズ24〜落射開口絞り28の各光学素子が順に配置されている。
そして、上記透過照明光学系11の光路aと落射照明光学系12の光路bの光軸が重なる観察光路S上に、試料ステージ2と、対物レンズ4を着脱自在に備えたレボルバ29と、対物レンズ側光学素子ユニット31と、キューブユニット32と、三眼鏡筒ユニット5内のビームスプリッタ33とが配置されている。
上記の試料ステージ2には、観察の対象となる標本が載置される。この試料ステージ2は、図1に示したZ軸レボルバ9の回転動作により観察光路S軸方向を上下に移動可能となっており、標本を対物レンズ4の焦点位置へと移動調整できるようになっている。
また、この試料ステージ2には、図示しないハンドルが取り付けられており、このハンドルを操作することで、試料ステージ2を、観察光路S軸を直交する面内で前後左右に移動させることも可能である。これにより、標本の観察したい部位を観察光路S上に自在に移動調整できるようになっている。
レボルバ29には、対物レンズ4が複数装着される。このレボルバ29により、1つの対物レンズ4が回転動作で選択され、観察光路S上に位置される。
キューブユニット32は、例えば、透過明視野観察または蛍光観察などの各種検鏡法に応じて観察光路S上のダイクロイックミラーを切り換える。
三眼鏡筒ユニット5内のビームスプリッタ33は、観察光路Sを接眼レンズユニット6方向への第1の観察光路S´と撮像装置8方向への第2の観察光路S″とに分岐させる。
第1の観察光路S´上には、接眼レンズユニット6の接眼レンズ6aが配置されており、接眼レンズ6aを通過した観察光は検鏡者によって観察される。
また、第2の観察光路S″上には、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)34および写真接眼レンズユニット35からなる結像レンズユニット7と、撮像装置8とが配置されており、観察光が撮像装置8によって撮影可能となっている。
中間変倍光学系(ズーム鏡筒)34は、撮像装置8で撮像される像を変倍するための変倍ズームレンズ34aを内蔵している。なお、中間変倍が不要な場合は、この中間変倍光学系(ズーム鏡筒)34を取り外すことができる。撮像装置8は、その内部に撮像素子36を備えている。
対物レンズ4からの観察光は、写真接眼レンズユニット35内の写真接眼レンズ35aによって撮像素子36の撮像面に結像する。
なお、透過照明光学系11における透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ17、透過開口絞り19、コンデンサ光学素子ユニット21およびトップレンズユニット22、落射照明光学系12における落射用フィルタユニット25、落射シャッタ26、落射視野絞り27および落射開口絞り28、試料ステージ2、レボルバ29、対物レンズ側光学素子ユニット31、キューブユニット32、ビームスプリッタ33、および、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)34は、駆動回路部37からの各駆動信号によって図示しない各アクチュエータにより駆動される。
上記の透過照明用光源13、落射照明用光源23、及び駆動回路部37には、顕微鏡制御部38が接続されている。顕微鏡制御部38は、顕微鏡1全体の動作を制御する。
検鏡者は、図示しない顕微鏡制御部38の操作部位から、顕微鏡1の各部位の各種切換動作、調整動作、移動動作、及び調光動作を行うことができる。なお、顕微鏡1の各部位の上記各種切換動作、調整動作、移動動作、及び調光動作は、検鏡者の手動操作によっても可能である。
本実施の形態においては、上記の顕微鏡1を落射蛍光観察できる状態で使用し、撮像装置8において、蛍光標本の同一箇所を或る時間間隔で連続的に撮像する際に自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整する。
図3は、上記の撮像装置8のシステム構成を示すブロック図である。同図に示すように、撮像装置8は、図2にも示した撮像素子36の他に、前置処理部41と、CCD駆動部42と、フレームメモリ43と、メモリコントローラ44と、画像調整部45と、表示部46と、画像記録部47と、オフセット演算部48と、制御部49とを備えている。制御部49には上記のCCD駆動部42、メモリコントローラ44、画像記録部47、及びオフセット演算部48が接続されている。
撮像素子36は、前述した顕微鏡1の写真接眼レンズユニット35と共に観察光路S"上に配置されており、顕微鏡1からの標本の観察像を撮像して光電変換する。なお、撮像素子36は、CCD駆動部42から生成される駆動タイミング信号により駆動される。また、CCD駆動部42には、撮像素子36の駆動パラメータとして、制御部49から露出時間が設定される。
撮像素子36の撮像出力信号は、前置処理部41に出力される。前置処理部41は、撮像素子36から入力する上記の撮像出力信号を映像信号化して、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色信号に分離し、この分離した各色信号R、G、Bを、デジタル信号に変換して、R、G、Bのデジタル画像データとしてフレームメモリ43に出力する。
フレームメモリ43は、撮像素子36により撮像される観察画像の1フレーム分の画像データを記憶する。このフレームメモリ43には、メモリコントローラ44が接続されている。
メモリコントローラ44は、制御部49からの指示によってフレームメモリ43の書き込み/読み出しアドレスを制御して、前置処理部41からの画像信号をフレームメモリ43に書き込むための制御信号と、フレームメモリ43に記憶されている画像データを画像調整部45に出力するための制御信号を、フレームメモリ43に出力する。すなわち、フレームメモリ43に記憶されている観察画像データは、メモリコントローラ44からの制御によって画像調整部45に送られる。
画像調整部45は、メモリコントローラ44の制御によりフレームメモリ43から送られた観察画像データに対し、ホワイトバランス調整処理、オフセット調整処理、色マトリクス処理、階調特性調整処理、フィルタ処理等の各種画像調整処理を行う。これらの画像調整処理に必要となる各種パラメータは、制御部49から設定される。
画像調整部45により画像調整された観察画像データは、表示部46に送られ表示部46の表示画面に画像表示される。また、観察画像データは、画像記録部47にも送られて画像記録部47に記録される。
画像記録部47は、画像調整部45から送られた観察画像データを、特には図示しないが、例えばRAM等のメモリやハードディスク等の記録媒体に記録するとともに、制御部49からの指示により、記録された複数の観察画像データを1枚1枚の静止画として表示部46の表示画面に表示したり、あるいは、複数の観察画像データを時系列的に繋ぎ合わせて動画として表示部46の表示画面に表示する。
制御部49は、撮像装置8の各部位の制御および各部位への制御パラメータの設定を行う。例えば、CCD駆動部42に対して露出時間などのパラメータの設定や撮影開始の指示を出し、画像調整部45に対してオフセット調整処理のオフセット値を設定し、画像記録部47に対して記録画像データの再生指示を出すなどする。
尚、これらの制御およびパラメータの設定は、特には図示しないが、制御部49に接続された情報入力部を介して検鏡者からの指示により行うこともできるようになっている。
また、制御部49は、上記の情報入力部から撮影間隔時間と撮影回数のパラメータと連続撮影の指示を受けると、設定された撮影間隔時間おきに、後述する処理を、撮影回数分実行する。以下、制御部49で実行される処理について説明する。
図4は、上記撮像装置8の制御部49で実行される処理を示すフローチャートである。同図において、まず、制御部49は、CCD駆動部42に対し撮影開始の指示を出し(ステップS1)、更に続いて、メモリコントローラ44に対しフレームメモリ43へ画像データを書き込む指示を出す(ステップS2)。
これにより、上述したように、撮像素子36により撮像された標本の観察画像データが前置処理部41を介してフレームメモリ43に書き込まれる。
その後、制御部49は、1フレーム分の撮影データがフレームメモリ43に取り込まれる(書き込まれる)のが完了するまで待機する(ステップS3の判別がNO)。尚、この間、その他の制御処理の実行は可能である。
フレームメモリ43に標本観察画像データの1フレーム分の画像信号が書き込まれると、1フレーム分の撮影完了の旨が制御部49に通知される(S3がYES)。
これにより、制御部49は、1フレーム分の撮影完了待機状態から抜けて、オフセット演算部48に対し、詳しくは後述するオフセット値演算の実行を指示する(ステップS4)。そして、メモリコントローラ44に対し、フレームメモリ43に記憶されている画像データを画像調整部45に読み出すよう指示を出して(ステップS5)、処理を終了する。
図5は、上記制御部49からの指示によりオフセット演算部48により実行されるオフセット値演算に関わる処理を説明するフローチャートである。同図において、まず、オフセット演算部48は、メモリコントローラ44を介してフレームメモリ43から画像データを読み出し、読み出した画像データ(各画素のR/G/B輝度データ)からR/G/Bごとの輝度ヒストグラムを算出する(ステップS11)。
輝度ヒストグラムの算出は、例えば、0〜255段階の各輝度レベルに対応するカウンタを、R/G/Bの3チャンネル分用意する。そして、各画素のR/G/B輝度データの輝度レベル値を算出し、この算出により得られた輝度レベル値に対応する上記カウンタのカウント値を「1」インクリメントする、ということを1フレーム分の全画素について、R/G/Bの3チャンネル分行って、0〜255段階の各輝度レベルの出現頻度を得ることにより、輝度ヒストグラムを得ることができる。
図6は、そのようにして得られたR/G/B各チャンネルごとの輝度ヒストグラムの例を示す図である。同図は、横軸に0〜255段階の輝度レベルを表し、縦軸に1フレーム分の全画素中の出現頻度を表している。そして、同図に示す例では、実線でGチャンネルの輝度ヒストグラムを表し、破線でRチャンネルの輝度ヒストグラムを表し、一点鎖線でBチャンネルの輝度ヒストグラムを表している。
図5において、次に、オフセット演算部48は、上記算出したR/G/B各チャンネルの輝度ヒストグラムから画像データのバックグランド輝度レベルを算出する(ステップS12)。
この処理では、例えば、図6に示すようなR/G/B各チャンネルの輝度ヒストグラムが得られたとして、まず、R/G/B各チャンネルのバックグランド輝度レベルを算出する。輝度ヒストグラムからバックグランド輝度レベルを算出するには、輝度ヒストグラムから最大頻度の輝度レベルを見つけるようにする。
これは、一般に、顕微鏡の観察視野内における標本像の面積が全観察視野の面積に対して1/2を超えていたとしても、標本の輝度は全面一様ではなく各部位ごとに異なるのが普通であるから、それら各部位ごとの輝度の出現頻度は、一様な輝度で分布するバックグランドの輝度の出現頻度に比べると、はるかに小さいものである。
したがって、各輝度ごとの出現頻度を示す輝度ヒストグラムの最大頻度を示す輝度値を探し出すことができれば、その探し出された輝度値(輝度レベル)がバックグランドの輝度レベルであると観る事ができる。
図6に示す例では、輝度レベルの小さいほうから順に、Bチャンネルの最大頻度の輝度レベルはK1、Rチャンネルの最大頻度の輝度レベルはK2、そして、Gチャンネルの最大頻度の輝度レベルはK3となっている。このようにしてR/G/B各チャンネルのバックグランド輝度レベルK1、K2、K3を算出した後に、各チャンネルのバックグランド輝度レベルK1、K2、K3のうち、最大のバックグランド輝度レベルK3を、この画像データのバックグランド輝度レベルとする。
そして、図5において、オフセット演算部48は、上記のようにして算出したバックグランド輝度レベルを輝度「0」(黒レベル)に補正するようなオフセット値を算出する(ステップS13)。
このオフセット値は、バックグランド輝度レベルを輝度「0」に補正する補正方法によって異なり、例えば減算によるときはバックグランド輝度レベルと同じ値のプラスの値であり、加算によるときはバックグランド輝度レベルと同じ絶対値でマイナスの値である。
オフセット演算部48は、この算出したオフセット値を画像調整部45に設定して(ステップS14)、処理を終了する。
以上のように動作する本例の撮像装置8において、蛍光標本を或る時間間隔で連続的に撮影する場合の動作について説明する。
まず、検鏡者が、所望とする撮影時間間隔と撮影回数を、制御部49に接続された図示しない情報入力部から入力し、撮影開始の指示を出す。尚、露出時間等のパラメータは、予め情報入力部から適切な値が入力されており、これらのパラメータが制御部49を介してCCD駆動部42に設定されているものとする。
上記撮影開始の指示により、制御部49からCCD駆動部42に1回目の撮影開始指示が出され、そして、メモリコントローラ44にはフレームメモリ43への画像データ書き込み指示が出される。
CCD駆動部42に撮影開始指示が出されると、CCD駆動部42から出力される駆動信号に応じて撮像素子36による撮影が行われ、撮像素子36には撮像面に結像する標本3(図1参照)の画像に応じた電荷が蓄積される。撮像素子36に蓄積された電荷は撮影の終了後に撮像素子36から読み出されて、前置処理部41に入力される。
前置処理部41は、撮像素子36から入力された電気信号を映像信号化し、R、G、Bの各色成分の信号に分離する。R、G、Bの各色成分の信号は、デジタル変換された後、メモリコントローラ44によりフレームメモリ43に格納される。
フレームメモリ43に1フレーム分の画像データが格納されると、制御部49に、その旨の通知がなされる。 制御部49は、1フレーム取込完了の通知を受け、オフセット演算部48にオフセット演算実行指示を出す。
すると、オフセット演算部48により、フレームメモリ43に格納された画像データの黒レベルをもとにオフセット値が算出され、このオフセット値が画像調整部45に設定される。
そして、制御部49において、メモリコントローラ44にフレームメモリ43に格納された画像データを読み出す指示が出され、メモリコントローラ44によりフレームメモリ43に格納された画像データが画像調整部45に読み出される。
画像調整部45では、オフセット演算部48から設定されたオフセット値を、読み出された画像データから差し引く処理が行われる。すなわち、蛍光画像のバックグランド輝度レベルが、輝度0に調整される。
そして、オフセット調整された画像データが、表示部46に表示され、画像記録部47に記録される。以上の処理が、上記所定の撮影間隔時間おきに撮影回数分繰り返される。
このようにして、蛍光標本を、所望とする時間間隔で連続的に撮像する際に、自動的に撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整することが可能となる。
本発明の輝度調整方法によれば、多重染色された蛍光標本の同一箇所を、蛍光フィルタを切り換えながら連続的に撮像する際などにも、各蛍光色の撮影画像のバックグランド輝度レベルを自動的に輝度「0」の黒レベルに調整することができる。以下、これについて第2の実施の形態として説明する。
図7は、第2の実施の形態における顕微鏡像撮像装置の概略のシステム構成を示すブロック図である。同図に示すように、この顕微鏡像撮像装置50は、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)51と、顕微鏡52と、デジタルカメラ53とから成る。
本例において、顕微鏡52の構成は、例えば特許文献1の図8に示される第3実施例の顕微鏡130の構成と同様である。また、標本を撮像するデジタルカメラ53の構成も特許文献1の図8に示されるDSC200の構成と同様である。
本例では、以下、顕微鏡52の操作を行うPC51と、このPC51による、デジタルカメラ53により撮像した標本画像の調整、表示、および記録に関して説明する。
同図に示すように、PC51は、CPU54と、表示ドライバ55と、キーボードドライバ56と、縮小画像作成回路57と、バッファメモリ58と、メモリ59と、通信I/F61と、条件記憶メモリ62、および、ヒストグラム格納メモリ63から構成されている。
また、PC51には、撮像した画像を表示するための表示モニタ64、および操作デバイスであるキーボード65が接続されている。
本例のPC51の特徴は、本発明になるヒストグラム格納メモリ63が設けられている点と、後述するCPU54による制御手順である。その他の表示ドライバ55、キーボードドライバ56、縮小画像作成回路57、バッファメモリ58、メモリ59、通信I/F61及び条件記憶メモリ62の構成は、特許文献1の図8に示される表示ドライバ302、キーボードドライバ303、縮小画像作成回路304、バッファメモリ305、メモリ306、通信I/F307及び条件記憶メモリ308の構成とそれぞれ同様である。
本例において、上記のヒストグラム格納メモリ63は、バッファメモリ58に格納されたデジタル画像信号から、CPU54がR、G、Bの各ヒストグラムデータを作成し、この作成した各ヒストグラムデータを格納するためのメモリである。
図8は、上記の構成においてCPU54により実行される制御手順を説明するフローチャートである。図8に示すフローチャートの処理において、ステップS101〜S105及びステップS106〜S111の処理は、特許文献1の図11に示されるフローチャートのステップS101、S102、S303、S104、S105、及びステップS106〜S111の処理と同様である。
本例においては、上記のステップS105の処理とステップS106の処理の間に実行されるステップS400の処理において、撮像した画像信号のバックグランド輝度レベルを輝度「0」に補正する処理を行う。
図9は、上記のステップS400の処理における画像信号のバックグランド輝度レベルを輝度「0」に補正する処理を詳しく説明するフローチャートである。以下、図8および図9に示すフローチャートを参照しながら、本例の顕微鏡像撮像装置50の動作を説明する。
なお、本実施の形態において撮像する標本は、赤色に発光する蛍光色素と、緑色に発光する蛍光色素と、青色に発光する蛍光色素により、多重染色された細胞標本であり、細胞の部位によって結合する蛍光色素が異なるような標本を例にとっている。
まず、ステップS101において、初期設定として、撮影回数をカウントするためのカウンタNの値を「0」に設定する。
次に、ステップS102において、条件記憶メモリ62における記録の有無を調べることにより、撮影条件設定が設定されたかどうかを判別する。条件記憶メモリに記録がある場合には、撮影条件設定が設定されていると判別してステップS103に進む。また、条件記憶メモリ62に記録がない場合には、撮影条件設定が設定されていないと判別してステップS102において待機する。
次に、ステップS103において、条件記憶メモリ62に記録されている撮影条件設定に基づいて、顕微鏡52に装着されている複数の蛍光フィルタのうちいづれか1つを選択する。
複数の蛍光フィルタは、本例においては、例えば、緑色波長の励起光を反射して蛍光標本に照射し、蛍光標本からの赤色波長の蛍光を透過させデジタルカメラ53のCCDに入射するためのG励起フィルタと、青色波長の励起光を反射して蛍光標本に照射し、蛍光標本からの緑色波長の蛍光を透過させデジタルカメラ53のCCDに入射するためのB励起フィルタと、近紫外波長の励起光を反射して蛍光標本に照射し、蛍光標本からの青色波長の蛍光を透過させデジタルカメラ53のCCDに入射するためのU励起フィルタがあり、そのうちのいづれか1つが選択される。
次に、ステップS104において、通信I/F61を介して、デジタルカメラ53に被写体である蛍光標本を撮像させる。
次に、ステップS105において、デジタルカメラ53で撮像された蛍光標本のデジタル画像信号を、通信I/F61を介して取り込み、バッファメモリ58に記録させる。
次に、ステップS400において、蛍光標本のデジタル画像信号のバックグランド輝度レベルが輝度「0」の黒レベルに補正される。
このステップS400の処理は、図9のフローチャートに示されている。図9において、まず、ステップS401では、バッファメモリ58に格納されているデジタル画像信号(R、G、B各チャンネルの輝度レベルデータ)から、各チャンネルごとに輝度レベルのヒストグラムデータが作成される。
このヒストグラムデータは、例えば、バッファメモリ58に格納されているデジタル画像信号を読み出し、各チャンネルごとに輝度レベルの出現頻度をカウントし、このカウント毎に、ヒストグラム格納メモリ63に設けられているカウンタ配列F[チャンネル][輝度レベル]のうち上記輝度レベルに該当するチャンネルおよび輝度レベルのカウンタを「1」インクリメントする、ということを、R、G、B各チャンネルごとに、すべてのデジタル画像信号に対して行うことにより作成される。
次に、ステップS402において、作成した各チャンネルのヒストグラムデータから、蛍光標本のデジタル画像信号のバックグランド輝度レベルを算出する。算出方法については、第1の実施の形態の説明で示した方法(図6参照)と同様である。
そして、ステップS403において、バッファメモリ58に格納されているデジタル画像信号から、算出したバックグランド輝度レベル値を差し引く。
これにより、バッファメモリ58に格納されている蛍光標本のデジタル画像信号は、バックグランドの輝度レベルが輝度「0」の黒レベルに補正された画像信号に置き換えられて格納される。
次に、ステップS106において、バッファメモリ58に格納されているデジタル画像信号をバッファメモリ58から出力させ、表示モニタ64上に表示させる。この際、バッファメモリ58から出力されたデジタル画像信号は縮小画像作成回路57において表示モニタ64に表示するための縮小画像に変換されるため、表示モニタ64には撮像した画像信号の縮小画像が表示される。
次に、ステップS107において、撮影回数カウンタNの値をインクリメントする。そして、ステップS108において、撮影条件設定で設定された撮影回数の値と撮影回数カウンタNの値を比較することにより、撮影条件設定において設定された回数の撮影を行ったかどうかを判別する。
撮影回数カウンタNの値が撮影条件設定で設定された撮影回数に満たない場合は、撮影条件設定で設定した回数の撮影が行われていないと判別して、再び、ステップS103に進み、ステップS103〜ステップS108の処理を繰り返す。
撮影回数カウンタNの値が撮影条件設定で設定された撮影回数と等しい場合は、撮影条件設定で設定した回数の撮影が行われたと判別してステップS109に進む。
ステップS109においては、キーボードドライバ56からCPU54に入力する信号を調べることにより、記録する画像が選択されたかどうかを判別する。ここで、記録する画像が選択されていない場合はステップS109において待機する。記録する画像が選択されている場合はステップS110に進む。
ステップS110では、選択された画像に対応するデジタル画像信号をバッファメモリ58から読み出し、メモリ59に記録させる。
そして、ステップS111において、表示モニタ64上に表示された縮小画像の表示を消去させ、一連の処理を終了する。
このようにして、多重染色された蛍光標本を、蛍光フィルタを切り換えながら連続的に撮像する。そして、その際、自動的に各蛍光色の撮影画像のバックグランド輝度レベルが輝度「0」の黒レベルに調整される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る顕微鏡像撮像装置においては、染色された蛍光標本の複数箇所を或る時間間隔で連続的に撮像するタイムラプス撮影において、各箇所の撮影画像のバックグランド輝度レベルを自動的に輝度「0」の黒レベルに調整することができる。以下、これについて説明する。
図10は、第3の実施の形態における顕微鏡像撮像装置の概略の構成を示す図である。同図に示すように、本例における顕微鏡像撮像装置66は、顕微鏡本体67、電動ステージ68、標本69、対物レンズ71、レボルバ72、接眼レンズ73、撮像部74、制御部75、撮影制御部76、画像黒レベル調整部77、撮影情報管理部78、モニタ79、入力装置81、撮影情報データベ−ス82、ステージ駆動部83、及びレボルバ駆動部84を備えている。
本例において、上記の顕微鏡本体67の電動ステージ68、標本69、対物レンズ71、レボルバ72、接眼レンズ73の構成、顕微鏡本体67の上部に連結される撮像部74の構成、及び制御部75の撮影制御部76、撮影情報管理部78の構成、並びに制御部75に接続されるモニタ79、入力装置81、撮影情報データベ−ス82、ステージ駆動部83、及びレボルバ駆動部84の構成は、特許文献2の記載における顕微鏡本体1の電動ステージ2、標本4、対物レンズ3、レボルバ31、接眼レンズ5の構成、顕微鏡本体1の上部に連結される撮像部6の構成、及び制御部7の撮影制御部71、撮影情報管理部72の構成、並びに制御部7に接続されるモニタ8、入力装置9、撮影情報データベ−ス12、ステージ駆動部10、及びレボルバ駆動部11の構成と同様である。
本例の顕微鏡像撮像装置66においては、特許文献2の場合と異なり、制御部75に画像黒レベル調整部77が追加して設けられている。
図11は、上記本例の顕微鏡像撮像装置66によるタイムラプス撮影の処理動作を示すフローチャートである。なお、この処理は、最初に撮像部74においてタイムラプス撮影のための準備を行った後に開始される。
図11において、まず、モニタ79の不図示のコントロールウィンドウ上で、これも不図示の撮影開始ボタンを押すと、撮影像の時系列番号を示すカウンタJが1に初期化される(ステップS301)。
そして、撮影制御部76により、不図示のタイマが起動される(ステップS302)。
続いて、上記のコントロールウィンドウ上から予め入力されている撮影開始までの待ち時間が経過するのを待つ(ステップS303)。
そして、撮影開始までの待ち時間が経過したら、所定撮影箇所数(N)分ある撮影情報(撮影範囲の位置座標、撮影条件、撮影画像の保存場所といった情報)テーブルの参照番号を示すカウンタKの値Kを「0」に初期化する(ステップS304)。
次に、撮影情報データベース82から、まず、カウンタKの値K(最初の処理周期ではK=0)に対応する撮影情報が読み出される(ステップS305)。
この読み出された撮影情報の中の撮影範囲の位置座標に基づいて、ステージ駆動部83による駆動によりステージ68が移動し、撮影範囲を顕微鏡視野範囲に位置させる(ステップS306)。
また、カウンタKの値K(以下、単にKで示す)に対応する撮影条件が読み出され、このときの撮影条件に基づいて、顕微鏡本体67の対物レンズ71の倍率などの光学系条件が設定される(ステップS307)。
そして、Kの撮影範囲での観察像が対物レンズ71を介して撮像部74により撮像され、その撮像された撮影画像が制御部75に取り込まれる(ステップS308)。
次に、制御部75に取り込まれた撮影画像は、画像黒レベル調整部77にて、バックグランド輝度レベルが輝度「0」の黒レベルとなるように画像処理される(ステップS309)。
この処理では、制御部75の画像黒レベル調整部77により、撮像部74によって撮像された撮影画像のバックグランド輝度レベルが算出され、撮影画像からこのバックグランド輝度レベルを差し引くことにより撮影画像のバックグランド輝度レベルを輝度「0」の黒レベルに調整する。この画像黒レベル調整部77による黒レベル調整方法は、第1の実施の形態および第2の実施の形態の顕微鏡像撮像装置における撮影画像黒レベル調整方法と同様である。
このようにしてバックグランド輝度レベルが黒レベルに調整された撮影画像は、撮影情報として管理されている上記Kに対応した撮影画像の保存場所、すなわち撮影情報データベース82のK番目の撮影範囲のJ番目の画像位置に保存される(ステップS310)。
以上のステップS305〜S310までの処理を、Kをカウントアップしていきながら(ステップS311)、Kが所定撮影箇所数(N)となるまで繰り返す(ステップS312)。
このようにして、全ての撮影箇所の撮影範囲で撮影された撮影画像が黒レベル調整されて保存される。
そして、この後、指定撮影時間が経過したかどうかチェックし(ステップS313)、経過していない場合は、撮影像の時系列番号を示すカウンタJを「1」インクリメントし(ステップS314)、指定された撮影間隔時間が経過するまで待つ(ステップS315)。そして、指定された撮影間隔時間が経過したら、再びステップS304〜S315までの処理が、指定撮影時間経過するまで繰り返される。
以上のようにして、全ての撮影箇所の撮影が指定撮影間隔時間で指定撮影時間分行われるとともに、撮像された全ての撮影画像のバックグランド輝度レベルが自動的に黒レベルに統一される。
第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の概略の構成を示す外観側面図である。 第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の顕微鏡の詳細な構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の撮像装置のシステム構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の撮像装置の制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る顕微鏡像撮像装置の撮像装置のオフセット演算部により実行されるオフセット値演算に関わる処理を説明するフローチャートである。 オフセット演算部により各画素ごとに算出されて集計されたR/G/B各チャンネルごとの輝度ヒストグラムの例を示す図である。 第2の実施の形態における顕微鏡像撮像装置の概略のシステム構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における顕微鏡像撮像装置のPCのCPUにより実行される制御手順を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態における顕微鏡像撮像装置のCPUにより実行される制御手順の画像信号のバックグランド輝度レベルを黒レベルに補正する処理を詳しく説明するフローチャートである。 第3の実施の形態における顕微鏡像撮像装置の概略の構成を示す図である。 第3の実施の形態における顕微鏡像撮像装置によるタイムラプス撮影の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 顕微鏡
2 試料ステージ
3 試料(標本)
4 対物レンズ
5 三眼鏡筒ユニット
6 接眼レンズユニット
6a 接眼レンズ
7 結像レンズユニット
8 撮像装置
9 Z軸レボルバ
11 透過照明光学系
12 落射照明光学系
13 透過照明用光源
14 コレクタレンズ
15 透過用フィルタユニット
16 透過視野絞り
17 透過シャッタ
18 折曲げミラー
19 透過開口絞り
21 コンデンサ光学素子ユニット
22 トップレンズユニット
23 落射照明用光源
24 コレクタレンズ
25 落射用フィルタユニット
26 落射シャッタ
27 落射視野絞り
28 落射開口絞り
29 レボルバ
31 対物レンズ側光学素子ユニット
32 キューブユニット
33 ビームスプリッタ
34 中間変倍光学系(ズーム鏡筒)
34a 変倍ズームレンズ
35 写真接眼レンズユニット
35a 写真接眼レンズ
36 撮像素子
37 駆動回路部
38 顕微鏡制御部
41 前置処理部
42 CCD駆動部
43 フレームメモリ
44 メモリコントローラ
45 画像調整部
46 表示部
47 画像記録部
48 オフセット演算部
49 制御部
50 顕微鏡像撮像装置
51 パーソナルコンピュータ(PC)
52 顕微鏡
53 デジタルカメラ
54 CPU
55 表示ドライバ
56 キーボードドライバ
57 縮小画像作成回路
58 バッファメモリ
59 メモリ
61 通信I/F
62 条件記憶メモリ
63 ヒストグラム格納メモリ
64 表示モニタ
65 キーボード
66 顕微鏡像撮像装置
67 顕微鏡本体
68 電動ステージ
69 標本
71 対物レンズ
72 レボルバ
73 接眼レンズ
74 撮像部
75 制御部
76 撮影制御部
77 画像黒レベル調整部
78 撮影情報管理部
79 モニタ
81 入力装置
82 撮影情報データベ−ス
83 ステージ駆動部
84 レボルバ駆動部

Claims (6)

  1. 顕微鏡による観察像を撮像して撮影画像を生成する顕微鏡像撮像装置であって、
    前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、
    前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡像撮像装置。
  2. 被写体を拡大した光像を得る顕微鏡と、
    前記光像を撮像して撮影画像を生成し、該生成した撮影画像の画像信号を外部に出力する撮像装置と、
    該撮像装置により、前記光像の撮影条件を変更しながら連続的に撮像するよう、前記顕微鏡および前記撮像装置を制御する制御手段と、
    連続的に撮像する前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、
    前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡像撮像装置。
  3. 顕微鏡本体と、
    前記顕微鏡本体の視野範囲を選択可能にする顕微鏡視野範囲選択手段と、
    前記顕微鏡視野範囲選択手段によってそれぞれ選択された複数の顕微鏡視野範囲内で、それぞれ撮影範囲を選択する撮影範囲選択手段と、
    前記撮影範囲選択手段によってそれぞれ選択された撮影範囲の少なくとも位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記位置情報に基づいて前記撮影範囲の撮影を所定時間間隔で繰り返し、各撮影範囲のタイムラプス撮影像を取得する撮影制御手段と、
    前記タイムラプス撮影像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出手段と、
    前記画像調整値に基づいて前記タイムラプス撮影像の輝度値を調整する画像調整手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡像撮像装置。
  4. 顕微鏡による観察像を撮像して撮影画像を生成する顕微鏡像撮像方法であって、
    前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、
    前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整工程と、
    を含むことを特徴とする顕微鏡像撮像方法。
  5. 顕微鏡により被写体を拡大した光像を得る光像取得工程と、
    前記光像を撮像して撮影画像を生成し、該生成した撮影画像の画像信号を外部に出力する撮像工程と、
    該撮像工程により、前記光像の撮影条件を変更しながら連続的に撮像するよう、前記顕微鏡および前記撮像装置を制御する制御工程と、
    連続的に撮像する前記撮影画像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、
    前記画像調整値に基づいて前記撮影画像の輝度値を調整する画像調整工程と、
    を含むことを特徴とする顕微鏡像撮像方法。
  6. 顕微鏡により取得される視野範囲を選択可能にする顕微鏡視野範囲選択工程と、
    前記顕微鏡視野範囲選択手段によってそれぞれ選択された複数の顕微鏡視野範囲内で、それぞれ撮影範囲を選択する撮影範囲選択工程と、
    前記撮影範囲選択手段によってそれぞれ選択された撮影範囲の少なくとも位置情報を記憶する記憶工程と、
    前記位置情報に基づいて前記撮影範囲の撮影を所定時間間隔で繰り返し、各撮影範囲のタイムラプス撮影像を取得する撮影制御工程と、
    前記タイムラプス撮影像の信号をR/G/Bの各色信号に分離し、これら各色信号の輝度ヒストグラムを算出して、各色信号における輝度ヒストグラムの出現頻度における最大頻度の輝度レベルから各色信号におけるバックグランド輝度レベルを算出し、これら各色信号におけるバックグランド輝度レベルの内の最大となるバックグランド輝度レベルを前記撮影画像におけるバックグランド輝度レベルとして黒レベルに調整するためのオフセット値を、画像調整値として算出する、黒レベル調整値算出工程と、
    前記画像調整値に基づいて前記タイムラプス撮影像の輝度値を調整する画像調整工程と、
    を含むことを特徴とする顕微鏡像撮像方法。
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