JP2669416B2 - シエーデイング抽出回路 - Google Patents

シエーデイング抽出回路

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JP2669416B2 JP8140855A JP14085596A JP2669416B2 JP 2669416 B2 JP2669416 B2 JP 2669416B2 JP 8140855 A JP8140855 A JP 8140855A JP 14085596 A JP14085596 A JP 14085596A JP 2669416 B2 JP2669416 B2 JP 2669416B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図2) 発明が解決しようとする課題(図3) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1、図2、図5〜図13) 発明の効果 【0002】 【発明の属する技術分野】本発明はシエーデイング抽出
回路に関し、例えばビデオカメラにおいて使用される固
体撮像素子を製造した際に製品の良否を判定する場合に
適用して好適なものである。 【0003】 【従来の技術】この種の固体撮像素子は多数のピクセル
を平面格子上に形成されているもので、製造上撮像素子
の受光面全体に亘つて均一な特性をもつた固体撮像素子
を得ることは実際上困難であり、順次配列されているピ
クセルから得られる光電変換出力には種々のノイズ成分
が含まれている。すなわち光電変換出力でなる検出デー
タRDを1水平区間分について検出してみると、図2
(A)に示すように、検出データRDは第1に、固体撮
像素子を水平方向に走査したとき平均的信号レベルが徐
々に変動するシエーデイング成分SHをもつ。このシエ
ーデイング成分SHは各ピクセルの開口むら、変換む
ら、エツチングむら、フイルタの染色むら等に基づいて
発生するもので、比較的低い周波数をもつている。 【0004】また検出データRDは第2に、ピクセル相
互間のむらに基づいて発生するノイズ成分K0を有す
る。このノイズ成分K0は比較的高い周波数をもち、変
動幅も比較的大きい。以上は欠陥ピクセルを含まない固
体撮像素子についても見られる現象であるが、欠陥ピク
セルをもつている場合の検出データRDは、欠陥があれ
ばこれに対応する位置にパルス状に立上る白欠陥WD又
は黒欠陥BDが生ずることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このように種々の変動
成分を含んでなる検出データRDの中からピクセルの不
良に基づく欠陥WD及びBDを抽出して当該不良なピク
セルを検出するために従来は、検出データRDを空間フ
イルタを用いて抽出する方法が用いられていた。ところ
がこの方法によると、検出しようとする欠陥の大きさ、
種類又は周波数特性に基づいてこれに適応するように空
間フイルタの大きさや重み関数を設定する必要がある
が、実際上最適値に設定することは困難な場合が多く、
例えば周波数特性に基づいて検出データRDから欠陥を
検出する際に最適な周波数特性をもつた空間フイルタを
設計することは実際上きわめて困難で、簡易なフイルタ
例えば3×3又は5×5フイルタによつて実現すること
は実際上困難である。 【0006】さらに従来の欠陥検出方法によると、検出
データRDが供給された空間フイルタから得られる出力
をコンパレータにおいて基準値と比較することによつて
欠陥を判別するようにした場合には、欠陥の集合状態や
出力レベルが検出データRDの信号レベルが変化すると
これに応じて変化してしまうので欠陥ピクセルから得ら
れる真のデータを推定できず、そのため欠陥ピクセルを
自動判定することが困難であつた。例えば欠陥に対して
ラプラシアン −1 −1 −1 −1 8 −1 −1 −1 −1 を施した集合は、図3に示すように変化する。 【0007】また従来の欠陥検出方法によれば、空間フ
イルタを用いて欠陥の検出処理を行なう際に、固体撮像
素子の外周縁部のエリアにあるピクセルについての判定
結果を得ることができなくなる欠点がある。因みにこの
従来の欠陥検出方法は一般に、空間フイルタリングの範
囲を広くとりかつ複数回フイルタリング処理を行なうの
が普通であり、かくすれば周縁部の空白エリアの発生を
避け得ない。例えば欠陥検出データRDに3×3空間フ
イルタを用いた場合には図4に示すように外周縁エリア
にある1ビツト分のピクセルについての演算はできなく
なる。 【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像信号からシエーデイング抽出出力を得るにつき
欠陥の発生の仕方によつてシエーデイング抽出出力のレ
ベルが変動することがないようにしたシエーデイング抽
出回路を得ようとするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、固体撮像素子から得られる第1の
検出データをデジタル信号に変換するAD変換器と、該
AD変換器によりAD変換された第2の検出データを受
けて順次続く所定数のピクセル群に対応する第2の検出
データから中間値を中間位置のデータとして送出するメ
デイアンフイルタ処理を施してシエーデイング成分を抽
出するようにする。 【0010】本願発明によれば、メデイアンフイルタ処
理を行い領域内の中間値を中間位置のデータとして送出
することにより最大値及び最小値が除去されるので、領
域内に欠陥が存在する場合においても当該欠陥データに
つられてシエーデイングデータがシフトするような現象
は生じず、その結果正確なシエーデイングデータが得ら
れる。かくしてシエーデイングデータを用いて検出され
た欠陥データの大きさも正確になり、結局固体撮像素子
の欠陥を正確かつ確実に検出することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。 【0012】図1において、1は固体撮像素子で、例え
ばCCD(チヤージ カツプルドデバイス)でなる多数
のピクセルをH方向及びV方向に平面格子状に配列して
なり、光源2からの照射光を光電変換する。各ピクセル
の光電変換出力はクロツクドライバ3によつて発生され
る水平クロツク信号SH及び垂直クロツク信号SVによ
つて1Hづつ順次走査されて時間直列的な検出データR
Dとして入力回路4を通じてアナログ−デイジタル変換
回路5に入力され、デイジタル信号に変換された後シエ
ーデイング抽出回路6のピクチヤメモリ7に入力され
る。ピクチヤメモリ7は順次1Hごとに到来する検出デ
ータRDを受けるごとにアキユムレータ8を用いて同期
加算演算を各ピクセルごとに実行し、これにより検出デ
ータRDに含まれているノイズ成分を低減させるような
信号処理を行なつた後当該検出データを格納保持する。
かくして、図2(B)に示すように、検出データRD
(図2(A))に含まれているピクセルごとのむらに基
づく高い周波数のノイズ成分K0が抑圧されて小さいノ
イズ成分K1に変換されてなる入力データS1がピクチ
ヤメモリ7から送出されることになる。 【0013】ここで入力データS1には固体撮像素子1
のピクセルの異常に基づく欠陥信号WD及びBDと1H
区間の間にゆつくりと変動するシエーデイング成分SH
とがそのまま送出される。ここでシエーデイング成分S
Hは順次到来する1H分のライン信号全体について類似
の傾向をもつて変化する性質をもつているので各フレー
ムについての同期加算によつて抑圧されずにそのまま出
力される。また欠陥信号WD及びBDも複数の隣接する
ライン信号について類似する信号として発生しているの
で抑圧されずにそのまま残ることになる。因に固体撮像
素子1としてCCDを用いた場合その性質上ピクセルに
生じる異常はほとんどの場合H方向には連続せずV方向
にのみ連続するからである。 【0014】このような信号内容をもつ入力データS1
は欠陥除去用フイルタ9に入力される。この欠陥除去用
フイルタ9は、図5に示すように、1×5メデイアンフ
イルタで構成され、入力データS1の1本のライン信号
のうち順次続く5ピクセル分のデータの中間値を中間位
置のデータとして送出する。すなわち図5において入力
データS1のうち第j番目のライン出力に含まれている
第i番目のピクセル(そのアドレスをxijとする)の
データ「40」を中央のビツト位置すなわち第3のビツト
位置M3に入力すると共に、順次連接するアドレスx
(i−1)j、x(i−2)jのピクセルのデータ「1
2」、「10」を第2、第1のビツト位置M2、M1に記
憶し、かつアドレスx(i+1)j、x(i+2)jの
データ「9」、「11」を第4、第5のビツト位置M4、
M5に入力する。この状態においてフイルタ9は第1〜
第5ビツト位置M1〜M5に入力されているデータのう
ちの中間値を表しているデータ(この実施例の場合第5
ビツトのデータ「11」)がフイルタ9の出力S2として
送出される。 【0015】かかる動作において第3ビツト位置M3に
入力されているデータの内容「40」は白欠陥を表わす大
きな値を示しているのに対してその他の第1、第2、第
4、第5ビツト位置M1、M2、M4、M5の内容「1
0」、「12」、「9」、「11」は対応するピクセルが正
常であることを表す信号レベルをもつている。このよう
な場合メデイアンフイルタ動作により中央位置xijの
データが中間値データ「11」(アドレスx(i+2)j
のデータ)であるとして選定されてフイルタ出力S2と
して送出される。このようにして欠陥除去用フイルタ9
は入力データS1に欠陥が含まれていても当該欠陥を除
去したフイルタ出力S2を送出できることになる。 【0016】なおこのように1×5メデイアンフイルタ
を欠陥除去用フイルタ9として用いた場合にはライン入
力の連続する5ビツト中に3個以上の欠陥があると欠陥
除去動作はなし得なくなるので、このような場合には当
該検査中の固体撮像素子を不良であると判定する。 【0017】このフイルタ出力S2はバツフアメモリ1
0に入力され、アキユムレータ8を用いて同時加算演算
を行なうことによつてさらに雑音成分を抑制した後図2
(C)に示すようなシエーデイング抽出出力S3を送出
する。ここでシエーデイング抽出出力S3は入力データ
S1(図2(B))と比較して欠陥データWD及びBD
が除去されかつピクセルごとのむらに基づくノイズ成分
K2がさらに小さくなつている。このシエーデイング抽
出出力S3はローパスフイルタ11に与えられる。 【0018】このローパスフイルタ11はシエーデイン
グ抽出出力S3に含まれているノイズ成分K2を平滑す
るもので、例えば図6又は図7に示すような3×3ロー
パスフイルタを適用し得る。かくしてローパスフイルタ
11の出力端には、図2(D)に示すように、ほぼシエ
ーテイング成分SHのみでなる平滑出力S4が得られ、
これが周縁部補間回路12に与えられる。 【0019】周縁部補間回路12は欠陥除去用フイルタ
9及びローパスフイルタ11における処理の際に固体撮
像素子1の周縁部分に演算により求めることができない
空白エリアが生じることを避け得ないので、この空白エ
リアにデータを補間して以後の処理をなし得るようにし
ようとするものである。因みに実際上固体撮像素子1に
おいて外周縁部に使用できるか否かが判定されないピク
セル群があることは当該周縁部分が光電変換機能を果し
得ないことになるので、固体撮像素子を有効に利用する
ためにはかかる判定不可能なエリアがない方がよい。 【0020】実際上図1の実施例の場合のように、欠陥
除去用フイルタ9として1×5メデイアンフイルタを用
いかつローパスフイルタ11として3×3フイルタを用
いたとすると、平滑出力S4は、図8に示すように、H
方向の外周縁部に3ビツトの空白エリア21及び22が
生ずると共に、V方向の外周縁部に1ビツトの空白エリ
ア23及び24が生ずる。この空白エリア21〜24は
周縁部補間回路12によつて図9に示す順序で補間演算
される。 【0021】すなわちまず左側縁部の空白エリア21
は、図9(A)示すように、当該空白エリア21の内側
3ビツトのピクセル群のデータD1を用いて補間する。
かくして、図9(B)に示すように、左側周縁部には同
じデータD1を有する2つのデータエリアが連接して形
成されることになる。次に周縁部補間回路12は上側縁
部の空白エリア23に対してその内側の1ビツトのピク
セル群のデータD2を補間して、図9(C)に示すよう
に、互いに同じデータD2を有する2つのデータエリア
を連接させるような補間がなされる。続いて周縁部補間
回路12は、図9(C)に示すように、右側縁部の空白
エリア22をその内側の3ビツトのデータD3によつて
補間演算を行ない、これにより、図9(D)に示すよう
に、互いに同じデータD3を有する2つのエリアが連接
するように形成される。 【0022】その後周縁部補間回路12は下側縁部の空
白エリア24に対してその内側の1ビツトのデータD4
を補間演算し、かくして図9(E)に示すように下側縁
部に同じデータD4を有する2つのエリアが形成され
る。このようにして周縁部補間回路12は固体撮像素子
1のピクセル全体に亘つて対応するデータをもつ補間出
力S5を発生し、これを減算回路13においてピクチヤ
メモリ7から送出される入力データS1から差し引く。 【0023】ここで入力データS1は、図2(B)につ
いて上述したように、固体撮像素子1において得られる
検出データRD(図2(A))のノイズ成分K0を抑制
したと同様のデータであるから、固体撮像素子1全体の
ピクセルの出力がその周縁部のものを含めて出力されて
いる。従つて減算回路13の減算出力S6は入力データ
S1(図2(B))からそのシエーデイング成分SHを
補間出力S5(図2(E))によつて差し引くことによ
り、図2(F)に示すように、白欠陥WD及び黒欠陥B
Dのみが残つて出力されることになる。 【0024】そしてかかる減算は固定撮像素子1の外周
縁部を含む全面に亘つて実行されるので、白欠陥WD又
は黒欠陥BDが周縁部のピクセルに発生すればこれを確
実に検出することができる。因みに補間出力S5の当該
外周縁部に相当する信号成分はその内側にあるピクセル
群のデータと同じデータが補間されているが、実際上シ
エーデイング成分SHの外側縁部における曲線に近似し
た曲線を得ることができるので、入力データS1との減
算結果にシエーデイング波形の影響を残さないようにし
得る。減算回路13の減算出力S6は欠陥判定回路14
に入力される。 【0025】欠陥判定回路14は減算出力S6を受ける
と、図2(F)に示すように、例えば4つの比較レベル
COM1〜COM4を設定し、欠陥WD又はBDがこれ
らの比較レベルCOM1〜COM4を越えたか否かを判
定する。そしてその判定結果によつて、まず第1に欠陥
の個数を積算していわゆる点数計算を行ない、これによ
り現在検査した固体撮像素子1の点数の評価を行なう。 【0026】また第2に欠陥判定回路14は欠陥WD又
はBDが発生したアドレスを検出していわゆる形状認
識、点数計算、後処理を行なう。また第3に欠陥判定回
路14はこれらの形状認識、点数計算に基づいて欠陥の
分布及び大きさを表す欠陥マツプを作成する。かくして
欠陥判定回路14は欠陥判定結果を内容とする欠陥検出
信号ADDを送出する。 【0027】以上の構成において、固体撮像素子1から
図10(A)に示すような検出データRDが得られたと
き、欠陥除去用フイルタ9におけるメデイアンフイルタ
の動作によつてフイルタ出力S2は、図10(B)に示
すように、シエーデイング成分SHのみとなり、これを
ローパスフイルタ11において平滑した後周縁部補間回
路12において補間演算をする。その補間出力S5を用
いて減算回路13において入力データS1から差し引く
と、減算出力S6は、図10(C)に示すように、欠陥
WD及びBDがシエーデイング成分SHから分離されて
抽出されたと同様の信号を得ることができる。従つて欠
陥判定回路14では当該欠陥WD及びBDのアドレスを
容易に判別できる。 【0028】なお図5の実施例の場合は欠陥除去用フイ
ルタ9として白黒画像用の1×5メデイアンフイルタの
構成を用いたが、カラー画像用の欠陥除去用フイルタ9
としては図11の構成のものを適用すればよい。すなわ
ち固体撮像素子1は図11(A)に示すように3原色信
号R、G、Bに対応するピクセルを順次配列した構成を
有するが、各3原色信号のピクセルにはそれぞれ特有の
カラーフイルタが装着されているので、欠陥除去用フイ
ルタ9のフイルタリングも各色ごとに行なう必要があ
る。このような場合には各原色信号R、G、Bに対して
それぞれ図11(B)に示すように中間に2ビツト分の
マスク部SKを形成してなるマスク21を用いて各原色
信号を互いに分離して当該分離出力をメデイアンフイル
タにかけるようにすればよい。 【0029】図12は欠陥除去用フイルタ9のさらに他
の実施例を示すもので、ピクチヤメモリ7から抽出して
得られる入力データS1のうち隣接する2ビツトのデー
タを比較してその最大値又は最小値を選択して行くよう
にすることによつて黒欠陥又は白欠陥を含まないフイル
タ出力を得ようとするものである。 【0030】この実施例の場合欠陥除去用フイルタ9は
ピクセルxijのフイルタ出力S2を得るにつき前後5
つの隣接するビツトのデータを用い、第1ステツプにお
いて隣接する2つのビツトのデータをうち最大値を選択
し、当該選択出力について第2ステツプにおいて隣接す
るデータのうち最小値を選択し、第3ステツプにおいて
当該選択された隣接するデータのうち最小値を選択し、
第4ステツプにおいて当該2つのデータのうち最大値を
選択する。このようにすればピクセルxij位置におけ
るデータとして不良ピクセルに基づく欠陥によるデータ
を除去してなるフイルタ出力を得ることができる。かく
するにつき図5のメデイアンフイルタの演算では時間が
かかりすぎたり、ハード的に適用することができない問
題がある装置についてこれに代わる簡易な構成として用
いることができる。 【0031】また上述の欠陥除去用フイルタ9に代え空
間フイルタ又は2次元フイルタを用いた構成のものを適
用してもよい。また図1の構成のローパスフイルタ11
としてカラー画像を処理する場合には図13の構成のも
のを適用し得る。すなわちバツフアメモリ10から受け
たシエーデイング抽出出力S3を、図13に示すよう
に、メモリエリアM11を中心に例えばR信号について
のデータを記憶させておき、まずメモリエリアM11を
下方に1ビツトシフトさせてデータR2を取込み、次に
メモリエリアM11を上方に1ビツトシフトさせて下側
のデータR3を取込み、次にメモリエリアM11を右に
3ビツトシフトさせてデータR4を取込む。 【0032】そしてローパスフイルタ11は次の(1)
式 【数1】 を用いて平均化出力MWを得てこれを平滑出力S4とし
て送出する。このようにして信号処理をするローパスフ
イルタ11を用いれば、いかなるカラーパターンの画像
信号についても適用でき、かつ全てのピクセルについて
同時処理ができるローパスフイルタを実現し得る。 【0033】 【発明の効果】以上のように本願発明によれば、メデイ
アンフイルタ処理を行い領域内の中間値を中間位置のデ
ータとして送出することにより最大値及び最小値が除去
されるので、領域内に欠陥が存在する場合においても当
該欠陥データにつられてシエーデイングデータがシフト
するような現象は生じず、その結果正確なシエーデイン
グデータが得られる。かくしてシエーデイングデータを
用いて検出された欠陥データの大きさも正確になり、結
局固体撮像素子の欠陥を正確かつ確実に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるシエーデイング抽出回路の一実施
例を示すブロツク図である。 【図2】図1の各部の信号を示す信号波形図である。 【図3】従来用いられていた空間フイルタの説明に供す
る図表である。 【図4】空間フイルタを用いた場合に生じる空白エリア
を示す略線図である。 【図5】図1の欠陥除去用フイルタ9を示す略線図であ
る。 【図6】図1のローパスフイルタ11の説明に供する図
表である。 【図7】図1のローパスフイルタ11の説明に供する図
表である。 【図8】図1のローパスフイルタ11の説明に供する図
表である。 【図9】図1の周縁部補間回路12の補間動作の説明に
供する略線図である。 【図10】図1の構成の欠陥検出装置による実験結果を
示す各部の信号波形図である。 【図11】図1の欠陥除去用フイルタ9の他の実施例を
示す略線図である。 【図12】図1の欠陥除去用フイルタ9の他の実施例を
示す略線図である。 【図13】図1のローパスフイルタ11の他の実施例を
示す略線図である。 【符号の説明】 1……固体撮像素子、2……光源、3……クロツクドラ
イバ、6……シエーデイング抽出回路、7……ピクチヤ
メモリ、8……アキユムレータ、9……欠陥除去用フイ
ルタ、10……バツフアメモリ、11……ローパスフイ
ルタ、12……周縁部補間回路、13……減算回路、1
4……欠陥判定回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.固体撮像素子から得られる第1の検出データをデジ
    タル信号に変換するAD変換器と、該AD変換器により
    AD変換された第2の検出データを受けて順次続く所定
    数のピクセル群に対応する上記第2の検出データから中
    間値を中間位置のデータとして送出するメデイアンフイ
    ルタ処理を施してシエーデイング成分を抽出するシエー
    デイング抽出回路。
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