JP5214538B2 - 画像取得装置、画像合成方法、及び顕微鏡システム - Google Patents

画像取得装置、画像合成方法、及び顕微鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理技術に関し、特に、複数枚の撮像画像から高品位の画像を得る技術に関する。
現在の撮像装置には、CCD(Charge Coupled Device :電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor :相補性金属酸化膜半導体)などを用いた撮像素子を備えて構成されているものが一般的である。このような撮像素子は、写真フィルムや人間の視覚に比べ、明暗のダイナミックレンジが狭い。このため、明暗の差が大きいシーンでのカメラ撮影(逆光撮影や屋内外同時撮影など)や、顕微鏡の計測に関する工業用標本(ICチップや電子基板など)の観察のための撮像において、問題が生じる場合がある。
例えば、露光時間を被写体の暗部に対して適切な値に調整して当該被写体の観察像を撮像すると、撮像画像における被写体の明部が「白飛び」を起こすことがある。また、この逆に、露光時間を被写体の明部に対して適切な値に調整して当該被写体の観察像を撮像すると、今度は撮像画像における被写体の暗部が「黒つぶれ」を起こすことがある。なお、「白飛び」は、「ハレーション」、「白つぶれ」、「露出過多」、「over−exposure」などとも呼ばれており、「黒つぶれ」は、「露出不足」、「under−exposure」などとも呼ばれている。
このような問題に関し、幾つかの技術が提案されている。
例えば特許文献1には、撮像時間を可変に制御できる撮像装置が提案されている。この撮像装置は、長時間露光撮像と短時間露光撮像とを交互に行い、撮像時間の異なる2枚の画像を合成してワイドダイナミックレンジの画像(明暗のダイナミックレンジが広い画像)を得るというものである。
また、例えば特許文献2には、ワイドダイナミックレンジ画像の生成に用いる複数枚の画像の撮像に起因するフレームレートの低下を防ぐために、ワイドダイナミックレンジ画像を、画像取り込みと同一のフレームレートで生成可能にする技術が提案されている。この技術では、長時間露光撮像と短時間露光撮像とを交互に行い、長時間露光撮像画像とその直前又は直後の短時間露光撮像画像との合成アルゴリズムと、短時間露光撮像画像とその直前又は直後の長時間露光撮像画像との合成アルゴリズムとを交互に実行する。この技術は、このようにして、実質的に、1フレームの撮像画像から1フレームのワイドダイナミックレンジ画像を生成するというものである。
特開平6−141229号公報 特開2003−46857号公報
上述した技術では、撮像素子の受光面の全領域に亘って観察像の撮像を行い、その全領域で撮像された画像を合成してワイドダイナミックレンジ画像を得るようにしている。このため、長時間露光撮像時及び短時間露光撮像時の両方の全領域画像の取得に要する時間によって、ワイドダイナミックレンジの画像の生成フレームレートが制限される。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、複数枚の画像を合成してワイドダイナミックレンジの画像を生成するときの生成フレームレートを向上させることである。
本発明の態様のひとつである画像取得装置は、受光面に結像した観察像を撮像する撮像素子と、第一の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像を該撮像素子に撮像させる全領域画像撮像制御手段と、該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像を該撮像素子に撮像させる部分領域画像撮像制御手段と、該全領域画像と該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像を得る合成手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した画像取得装置において、該合成手段は、該全領域画像を構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値を超える画素の集合からなる被置換領域を該全領域画像から検出する第一検出手段と、該被置換領域に対応していると推測される置換領域を該部分領域画像から検出する第二検出手段と、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像貼り合わせ手段と、を有するように構成することができる。
なお、このとき、該合成手段は、該部分領域画像における該置換領域の画像の形状を変形して、該置換領域と該被置換領域との輪郭の形状を一致させる変形手段を更に有し、該画像貼り合わせ手段は、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該変形手段による変形後の該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該変形手段による変形後の該置換領域内の画像とを貼り合わせる、ように構成することができる。
また、前述した画像取得装置において、該全領域画像撮像制御手段が該全領域画像を該撮像素子に撮像させるときには該撮像における露光条件を該第一の露光条件に設定し、該部分領域画像撮像制御手段が該部分領域画像を該撮像素子に撮像させるときには該撮像における露光条件を該第二の露光条件に設定する露光制御手段を更に有するように構成することもできる。
また、前述した画像取得装置において、該全領域画像を構成する画素のうちで所定の閾値以上の輝度値を有する画素を全て内包する興味領域を、該全領域画像に設定する興味領域設定手段を更に有し、該部分領域画像撮像制御手段は、該興味領域についての該部分領域画像を該撮像素子に撮像させる、ように構成することができる。
なお、このとき、該興味領域設定手段は、該所定の閾値以上の輝度値を有する各画素について、該画素の該全領域画像上での位置を示すXY直交二次元座標を求め、得られた各画素についての座標のうち、X座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を求め、得られたX座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を頂点とする矩形を、該興味領域として該全領域画像に設定するように構成することができる。
また、前述した画像取得装置において、該部分領域画像撮像制御手段は、該部分領域画像を該撮像素子に複数枚撮像させ、該合成手段は、該全領域画像と複数枚の該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである一枚の全領域画像を得る、ように構成することができる。
また、本発明の別の態様のひとつである画像合成方法は、第一の露光条件の下で撮像素子により撮像された、該撮像素子の受光面に結像した観察像の画像であって、該撮像素子の受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像から、該全領域画像を構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値を超える画素の集合からなる被置換領域を検出し、該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子により撮像された、該撮像素子の受光面に結像した観察像の画像であって、該撮像素子の受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像から、該被置換領域に対応していると推測される置換領域を検出し、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像処理を行う、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した画像合成方法において、該部分領域画像における該置換領域の画像の形状を変形して、該置換領域と該被置換領域との輪郭の形状を一致させ、該画像処理では、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該変形後の該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該変形後の該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像処理を行う、ようにすることができる。
また、本発明の更なる別の態様のひとつである顕微鏡システムは、標本の顕微鏡像を得る顕微鏡と、該顕微鏡像の画像を取得する画像取得装置と、を有しており、該画像取得装置が、受光面に結像した観察像である該顕微鏡像を撮像する撮像素子と、第一の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像を該撮像素子に撮像させる全領域画像撮像制御手段と、該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像を該撮像素子に撮像させる部分領域画像撮像制御手段と、該全領域画像と該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像を得る合成手段と、を有する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
本発明によれば、以上のようにすることにより、複数枚の画像を合成してワイドダイナミックレンジの画像を生成するときの生成フレームレートの向上を可能にするという効果を奏する。
本発明を実施する顕微鏡用撮像装置の構成の第一の例を示す図である。 図1の顕微鏡用撮像装置の実装例である顕微鏡システムを示す図である。 全画素読み出し動作を説明する図である。 部分読み出し動作を説明する図である。 撮像素子の駆動信号のタイミングチャートである。 全領域画像撮像制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 撮像モード切替制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 ワイドダイナミックレンジ画像撮像制御処理の第一の例の処理内容を示すフローチャートである。 ワイドダイナミックレンジ画像合成制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 全領域画像の撮像用の表示画面例を示す図である。 ワイドダイナミックレンジ画像の取得用の表示画面例を示す図である。 ワイドダイナミックレンジ画像の合成を説明する図である。 本発明を実施する顕微鏡用撮像装置の構成の第二の例を示す図である。 閾値に基づいた興味領域の設定を説明する図(その1)である。 図1及び図8に示した顕微鏡用撮像装置の構成の変形例を示す図である。 ワイドダイナミックレンジ画像撮像制御処理の第二の例の処理内容を示すフローチャートである。 ワイドダイナミックレンジ画像の合成を説明する図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1について説明する。図1は、本発明を実施する画像取得装置である、顕微鏡用撮像装置の構成の第一の例を示している。
この顕微鏡用撮像装置(「本撮像装置」と称することとする)は、ワイドダイナミックレンジ画像の生成に用いる長時間露光画像と短時間露光画像とのうちの一方を、撮像素子の受光面の全領域で撮像された画像(以下「全領域画像」と称する)として撮像する。そして、その他方については、撮像素子の受光面の一部の領域での観察像の撮像により得られる画像(以下「部分領域画像」と称する)として撮像する。こうして得られた全領域画像と部分領域画像とを合成してワイドダイナミックレンジ画像の生成を行う。
図1に示すように、本撮像装置は、光学系10、撮像部11、記録部12、画像出力部13、条件設定部18、合成部19、入力部20、及び表示部21を備えている。ここで、条件設定部18は、部分領域抽出部14、露光制御部15、撮像条件格納部16、及び順序調整部17を備えている。
光学系10はレンズや光学フィルタ等の光学部品を備えており、被写体からの光を撮像部11に入射させて観察像を結像させる。撮像部11は、結像した観察像を撮像し、当該観察像の画像を表現しているデジタル画像信号を記録部12に出力する。記録部12はこの画像信号を記録する。
画像出力部13は、記録部12に記録された画像信号を読み出すと、当該画像信号で表現されている観察像の画像を表示して出力する。また、記録部12に記録された画像信号は、条件設定部18の部分領域抽出部14及び露光制御部15にも転送される。部分領域抽出部14は、観察像の画像に対し、部分領域画像を撮像するための興味領域の決定を行う。露光制御部15は、興味領域内の画像の輝度に基づき、画像の撮像における撮像条件(ここでは露光時間)の決定を行う。この興味領域及び露光時間の決定結果は撮像条件格納部16へと送られて、部分領域画像の撮像条件として、そこに格納される。
順序調整部17は、撮像条件格納部16に記憶された撮像条件の順序を調整し、全領域画像と部分領域画像とを交互に撮像するように撮像部11を制御する。また、順序調整部17は合成部19での画像合成のタイミングの制御も行う。
条件設定部18は、本撮像装置のユーザにより入力部20に対し入力されたパラメータを、部分領域抽出部14、露光制御部15、撮像条件格納部16、及び順序調整部17に反映すると共に、その反映の結果を表示部21で表示して出力する。このパラメータには、興味領域や露光時間、撮像順序などに関するものがあるが、詳細は後述する。
撮像部11によって撮像された全領域画像及び部分領域画像は、記録部12に一旦記録され、その後、記録部12から合成部19へと転送される。
合成部19は、全領域画像と部分領域画像とのパターンマッチングを行い、その後に合成処理を行う。画像出力部13は、合成処理により生成された観察像のワイドダイナミックレンジ画像を表示して出力する。
図1に示した各構成要素のうちの撮像部11、記録部12、条件設定部18、及び合成部19について、更に説明する。
撮像部11は、撮像素子111、AFE(Analog Front End)112、及びTG(Timing Generator)113を備えている。
撮像素子111はCCDなどのイメージセンサであり、光学系10が撮像素子111の有効な受光面に結像させた被写体の観察像を撮像し、その観察像を光電変換して電気信号を出力する。
AFE112では、撮像素子111から出力された電気信号に対し、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)処理及び自動ゲイン調整(AGC:Automatic Gain Control)処理を施した上でA/D変換(アナログ−デジタル)を行う。AFE112は、このようにして得られる、当該観察像の画像を表現しているデジタル画像信号を記録部12に出力する。なお、ここでは、当該デジタル画像信号のダイナミックレンジ(当該画像を構成している各画素の輝度値(画素値)のダイナミックレンジ)は、8bit(画素の輝度値の取り得る値は、「0」〜「255」の256値)であるとする。
TG113は、撮像素子111に駆動信号を与えると共に、AFE112に同期信号を与える。図1の本撮像装置では、後述する、撮像素子111に対する全領域画像の読み出しと部分領域画像の読み出しとの制御とをTG113が行う。
記録部12はフレームメモリA121及びフレームメモリB122を備えており、AFE112から出力されたデジタル画像信号を記録する。ここで、フレームメモリA121は、観察像の全領域画像についてのデジタル画像信号を記録し、フレームメモリB122は、観察像の部分領域画像についてのデジタル画像信号を記録する。なお、画像出力部13は、フレームメモリA121に記録されたデジタル画像信号を読み出し、当該画像信号で表現されている観察像の全領域画像を表示して出力する。
なお、以下の説明では、フレームメモリA121に記録されているデジタル画像信号を単に「全領域画像」と表現し、フレームメモリB122に記録されているデジタル画像信号を単に「部分領域画像」と表現することもある。
条件設定部18は、前述したように、部分領域抽出部14、露光制御部15、撮像条件格納部16、及び順序調整部17を備えている。
部分領域抽出部14は、フレームメモリA121に記録された全領域画像に対し、部分領域画像を撮像するための興味領域の決定及び抽出を行う。
露光制御部15は、ユーザが入力部20に入力した露光時間の情報を受け取り、その情報と興味領域内の画像の輝度とに基づき、画像の撮像における露光時間の決定を行う。
撮像条件格納部16は、部分領域抽出部14により抽出された興味領域と、露光制御部15で決定した興味領域撮像時の露光時間とを、部分領域画像の撮像時の撮像条件として格納し保持する。
順序調整部17は、撮像条件格納部16で保持されている撮像条件を読み出し、読み出した撮像条件を、所定の順序に従ってTG113へ送る。より具体的には、順序調整部17は、全領域画像の撮像条件(第一の露光条件)と部分領域画像の撮像条件(第二の露光条件)とを、交互にTG113へ送る。TG113は、第一の露光条件を受け取ったときには、露光条件を当該第一の露光条件に設定した上で撮像素子111を制御して全領域画像を撮像させる。また、第一の露光条件とは異なる第二の露光条件を受け取ったときには、露光条件を当該第二の露光条件に設定した上で撮像素子111を制御して部分領域画像を撮像させる。
合成部19は、検出部A191、検出部B192、パターンマッチング部193、及び画像貼り合わせ部194を備えており、全領域画像と部分領域画像とを合成して当該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像を得る。
検出部A191(第一検出部)は、フレームメモリA121に記録されている全領域画像を読み出し、当該全領域画像を、閾値を超える領域Xと当該領域X以外の領域X−とに分離する。より具体的には、検出部A191は、全領域画像を構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値を超える画素の集合からなる領域X(被置換領域)を、当該全領域画像から検出し、そして、当該全領域画像を、領域Xと当該領域X以外の領域X−とに分離する。
検出部B192(第二検出部)は、フレームメモリB122に記録されている部分領域画像を読み出し、当該部分領域画像から、全領域画像における上記の領域Xに対応していると推測される領域Y(置換領域)を検出する。より具体的には、検出部B192は、フレームメモリB122に記録された部分領域画像から、全領域画像で閾値を超えることが全領域画像と部分領域画像との露光時間比に基づき予測される領域Yを検出する。
パターンマッチング部193は、検出部A191で抽出された領域Xと、検出部B192で抽出された領域Yとをパターンマッチングして、領域Zを生成する。より具体的には、パターンマッチング部193は、当該領域Yの形状を変形して、領域Yと当該領域Xとの輪郭の形状を一致させた領域Zを生成する。
画像貼り合わせ部194は、パターンマッチング部193のパターンマッチング結果をフィードバックし、領域Z(すなわち、部分領域画像におけるパターンマッチング部193による変形後の領域Y)と領域X−とを貼り合わせて合成画像を生成する。より具体的には、画像貼り合わせ部194は、全領域画像における領域Xの画像を領域Zの画像に置き換えて、全領域画像における領域X−の画像と、領域Zの画像とを貼り合わせる画像合成処理を行う。このようにして得られる合成画像が、当該合成前の全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像(以下、「ワイドダイナミックレンジ画像」と称する)となる。なお、画像出力部13は、この合成画像を表示して出力する。
以上のように構成されている本撮像装置の実装例である顕微鏡システムを図2に示す。但し、本撮像装置の実装は、図2の例に限定されるものではない。
図2の実装例では、光学系10(図2では不図示)を顕微鏡本体1に実装し、撮像部11をカメラヘッド2に実装し、その他の構成要素をコンピュータ3に実装している。
顕微鏡本体1は、標本の顕微鏡像を得るものである。顕微鏡本体1により得られる顕微鏡像は、カメラヘッド2に実装した撮像部11に備えられている撮像素子111の受光面に、観察像として結像する。
コンピュータ3では、より具体的には、記録部12をRAM(Random Access Memory)であるメモリ装置4で実装し、画像出力部13及び表示部21をディスプレイ装置5で実装し、入力部20を、キーボード装置やマウス装置などの入力装置6で実装する。
また、部分領域抽出部14、露光制御部15、撮像条件格納部16、及び順序調整部17を備える条件設定部18(図2では不図示)と合成部19とは、CPU(Central Processing Unit )7で実装する。なお、CPU7による部分領域抽出部14、露光制御部15、撮像条件格納部16、順序調整部17、及び合成部19の各々の機能の提供は、不図示の記憶装置に予め記憶させておいた所定の制御プログラムをCPU7に読み出させて実行させると可能になる。
なお、図2において、メモリ装置4、ディスプレイ装置5、入力装置6、及びCPU7は、不図示のバス及びインタフェース回路を介して接続されており、CPU7の管理の下で相互にデータの授受が可能である。また、CPU7は、メモリ装置4、ディスプレイ装置5、及び入力装置6の動作管理も行う。
次に、TG113による撮像素子111を制御することで行われる、全領域画像と部分領域画像の撮像について説明する。
まず全領域画像の撮像時に行われる全画素読み出し動作について、図3Aを参照しながら説明する。
全領域画像の撮像では、撮像素子111の垂直同期信号(VD)の周期を、その水平同期信号の周期(H)に対して、撮像素子111の受光面における垂直方向の受光画素数(He)倍以上とする必要がある。VDをこのように設定して行う、撮像素子111の受光面全体を有効画素領域としたときの各受光画素での発生電荷の読み出し動作が、全画素読み出し動作である。
例えば、有効画素数が1360×1024(約140万画素)のCCDでは、CCDの水平走査線数が1024本あるので、VD信号を1024H(Hは水平同期信号の周期)以上の周期とする必要がある。
次に、部分領域画像の撮像時に行われる部分読み出し動作について、図3Bを参照しながら説明する。
部分読み出し動作では、全画素読み出し動作に対し、VDの周期を、Hに対し、Heよりも少ない数の倍数とする。VDをこのように設定して行う、撮像素子111の受光面における一部の領域を有効画素領域としたときの各受光画素での発生電荷の読み出し動作が、部分読み出し動作である。この部分読み出し動作は、全画素読み出し動作に比べて、発生電荷の読み出しを行う受光画素を含む領域が狭くなる分、VDの周期が短くなるため、その読み出しを高速化できる。
なお、CCDに対する部分読み出し動作については、例えば、パーシャルスキャンや高速電荷掃き出し等、幾つかの技術が既に知られている。例えば、有効画素数が1360×1024(約140万画素)のCCDにおいて、部分読み出し動作により読み出す部分領域画像の水平走査線数を424本とし、残りの600本の水平走査線数を高速掃き出しによって10本毎に転送することを想定する。この場合には、VDの周期は、{424+(600/10)}H=484Hとすることになる。
ここで図4について説明する。図4は、TG113により生成される、撮像素子111の駆動信号のタイミングチャートである。
図4において、「VD」は垂直同期信号であり「HD」は水平同期信号を示している。また、「SG」は各受光画素から転送ラインへ電荷を移送するための移送パルス信号、「SUB」は転送ラインから基板へ電荷を排出させる電子シャッタパルス信号、「V」は垂直転送路を駆動させる垂直転送クロック信号をそれぞれ示している。また、「ReadOut」は、撮像部11によって撮像された画像データが記録部12へ転送される期間をしている。ここで、「ALL」は全領域画像の転送期間であり、「ROI」は部分領域画像の転送期間である。
図4において、SG及びSUBはVDから生成される。ここで、連続して発生させるSUBが一旦中断してから次のSG信号が発生するまでの期間が光電変換された電荷の蓄積時間であり、これがすなわち実質的な露光時間となる。ここで、図4における時間「T1」は全領域画像についての露光時間であり、時間「T2」は部分領域画像についての露光時間である。TG113は、この時間「T1」及び「T2」の時間を適宜制御しつつ交互に設定して、撮像素子111に全領域画像と部分領域画像とを交互に撮像させる。
更に、TG113は、部分領域画像の転送期間「ROI」において、有効画素領域以外の領域の画素に対し、垂直転送クロック信号「V」を短周期で多数発生させて高速掃き出し動作を撮像素子111に行わせる。こうすることで、部分領域画像の記録部12への転送時間が短縮される。
次に、本撮像装置の動作について、各図面を参照しながら説明する。
図5A〜図5D、図6A及び図6B、並びに図7の各図について説明する。
図5Aは、全領域画像撮像制御処理の処理内容を示すフローチャートであり、図5Bは、撮像モード切替制御処理の処理内容を示すフローチャートである。また、図5Cは、ワイドダイナミックレンジ画像撮像制御処理の第一の例の処理内容を示すフローチャートであり、図5Dは、ワイドダイナミックレンジ画像合成制御処理の処理内容を示すフローチャートである。なお、図2の実装例では、これらの制御処理はCPU7により行われる。CPU7は、図2では不図示の記憶装置に予め記憶させておいた所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、これらの制御処理を行えるようになる。
図6A及び図6Bは、図2のディスプレイ装置5での表示画面例であり、画像出力部13による表示画面例である。ここで、図6Aは全領域画像の撮像用の表示画面例であり、図6Bはワイドダイナミックレンジ画像の取得用の表示画面例である。
図7は、ワイドダイナミックレンジ画像の合成を説明する図である。
まず、図5Aの全領域画像撮像制御処理について説明する。
なお、この図5Aの処理の開始時において、撮像条件格納部16には、全領域画像の最初の撮像時における撮像条件(本実施形態においては露光時間)の初期値を予め格納して保持させておく。
図5Aにおいて、まず、S21では全領域画像撮像処理が行われる。この処理では、撮像部11を制御して全領域画像のみの撮像を行わせる処理が順序調整部17により行われる。撮像部11は、この処理による制御に従い、光学系10によって受光面に結像している被写体の観察像を、撮像条件格納部16で保持されている撮像条件の下で撮像し、得られた全領域画像Itを出力する。
次に、S22では画像信号記録処理が行われる。この処理では、撮像部11から出力された全領域画像Itを記録部12のフレームメモリA121が記録する処理が行われる。
次に、S23では撮像画像表示処理が行われる。この処理では、記録部12のフレームメモリA121に記録されている全領域画像Itを読み出し、読み出した全領域画像Itを、図6Aに例示したような画面で、画像出力部13で表示して出力する処理が行われる。
このとき、ユーザは、表示された全領域画像Itを観察して、全領域画像Itに露光補正が必要か否かを判断する。ここで、補正が必要と判断したときには、ユーザは、補正後の撮像条件(本実施形態においては露光時間)を入力部20に入力して露光補正の実施を本撮像装置に指示する。
図6Aの画面例には、S23の処理によって全領域画像Itが表示されている。また、この画面例には、表示中の全領域画像Itの撮像時の露光時間が「40」ミリ秒であることが表示されている。
ユーザは、この画面における全領域画像Itの表示を観察して露光補正が必要か否かを判断する。ここで、全領域画像に「白飛び」や「黒つぶれ」が見られ、補正が必要と判断したときには、表示中の全領域画像Itと露光時間の値とに基づき、より適切と思われる露光時間の値を、補正後の露光条件として入力部20に入力する。この入力が、本撮像装置への露光補正の実施の指示となる。
なお、露光補正が不要と判断したときには、ユーザは、補正不要の指示を入力部20に入力する。
図5Aの説明に戻る。
S24では、入力部20への入力内容が、露光補正を行うものであったか否かを判定する処理が露光制御部15により行われる。ここで、当該入力内容が露光補正を行う指示を示していたとき(判定結果がYesのとき)にはS26に処理を進め、当該入力内容が露光補正の不要の指示を示していたとき(判定結果がNoのとき)にはS25に処理を進める。
次に、S25では、ユーザからの撮像終了の指示の入力を入力部20が受け取ったか否かを判定する処理が順序調整部17により行われる。ここで、撮影終了の指示の入力を入力部20が受け取ったと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、この図5Aの処理を終了する。一方、撮像終了の指示の入力を入力部20が受け取っていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S21へと処理を戻し、全領域画像の撮像処理が再度行われる。
以降、撮像終了の指示が入力部20へ入力されるまで、S25の判定結果が常にNoとなるので、S21からS23の処理が繰り返し実行されて、被写体の全領域画像の動画像が画像出力部13で表示して出力される。以下、この画像出力部13での動画像の表示出力を「ライブ観察」と称することとする。
一方、S24の判定処理の結果がYesのときには、S26において露光補正処理が行われる。この処理では、入力された露光時間の値を撮像部11に与えて、以降の全領域画像Itの撮像時における撮像条件を変更させる処理が露光制御部15により行われる。
次に、S27では、露光条件格納処理が行われる。この処理では、ユーザが入力部20に入力した、補正後の露光時間の値を、補正後の撮像条件として撮像条件格納部16に格納して更新し、保持させる処理が、露光制御部15に行われる。そして、このS27の処理を終えたときには、S21へと処理を戻し、全領域画像の撮像処理が再度行われる。
以上までの処理が、図5Aの全領域画像撮像制御処理である。
次に、図5Bの撮像モード切替制御処理について説明する。
まず、ユーザは、前述した全領域画像撮像制御処理の実行によって取得された全領域画像を観察する。このとき、全領域画像に「白飛び」も「黒つぶれ」も見られないのであれば、ワイドダイナミックレンジ画像の生成は不要である。これに対し、前述した露光補正をどのように行っても、全領域画像に「白飛び」若しくは「黒つぶれ」が生じてしまうのであれば、ワイドダイナミックレンジ画像の生成を行う必要がある。
ユーザは、このようにして、ワイドダイナミックレンジ画像の生成の要否を、全領域画像の観察に基づき判断し、その判断結果を入力部20に入力する。図6Aの画面を利用してこの入力を行うのであれば、入力部20のマウス装置等をユーザが操作してこの画面に含まれている「撮影モード」欄におけるラジオボタン表示の選択指示を与えればよい。即ち、ワイドダイナミックレンジ画像の生成を不要と判断したときには、「全領域画像撮像モード」のラジオボタンを選択する操作を行い、当該画像の生成を必要と判断したときには、「WDR合成画像撮像モード」のラジオボタンを選択する操作を行えばよい。
なお、以下の説明では、ワイドダイナミックレンジを「WDR」と略して表記することとする。
図5Bにおいて、まず、S11では、入力部20への入力内容が、WDR合成画像の生成を指示するものであったか否かを判定する処理が順序調整部17により行われる。ここで、当該入力内容がWDR合成画像の生成を指示していたとき(判定結果がYesのとき)にはS12のWDR合成画像撮像制御処理(図5C)を実行し、その後は、この撮像モード切替制御処理を終了する。一方、当該入力内容がWDR合成画像の生成不要を指示していたとき(判定結果がNoのとき)には、S13の処理として、前述した全領域画像撮像制御処理(図5A)を実行し、その後は、この撮像モード切替制御処理を終了する。
以上までの処理が、図5Bの撮像モード切替制御処理である。
次に、図5CのWDR合成画像撮像制御処理について説明する。
まず、S30において、前述した全領域画像撮像制御処理(図5A)が実行される。この結果、記録部12のフレームメモリA121では全領域画像Itが保持されている状態となる。但し、S23の撮像画像表示処理では、図6Bに例示するような、WDR画像の取得用の表示画面を画像出力部13で表示して全領域画像を出力する処理が行われる。
次に、S31において、興味領域設定処理が行われる。この処理では、部分領域画像を撮像するための興味領域Rbのユーザによる設定を、入力部20を介して部分領域抽出部14により取得する処理が行われる。そして、続くS32において、興味領域の設定が終了したか否かを判定する処理が部分領域抽出部14により行われる。
図6Bの画面例では、入力部20のマウス装置等をユーザが操作して、全領域画像It内に矩形の興味領域Rbの設定を行っている様子を示している。この矩形の表示は、ユーザによる入力部20の操作に応じて位置及び形状が変化する。その後、興味領域Rbの設定終了を示す指示をユーザが入力部20に与えると、部分領域抽出部14は、当該指示時点における興味領域Rbの形状情報、及び、全領域画像It内における興味領域Rbの位置情報を、興味領域Rbのパラメータとして取得する。
なお、興味領域Rbの形状は矩形に限定されるものではなく、任意でよい。
図5CのS32の判定処理において、興味領域の設定の終了指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS33に処理を進める。一方、当該終了指示を取得していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS32へ処理を戻して興味領域設定処理の実行を継続する。
次に、S33では、露光時間設定処理が行われる。この処理では、興味領域Rbの部分領域画像の撮像における露光時間T2を設定する処理が露光制御部15により行われる。
本実施形態において、露光制御部15は、部分領域画像の撮像における露光時間T2の設定を、下記の式の値を算出して行う。
T2=T1/K
この式において、T1は、全領域画像Itの撮像時の露光時間であり、S30の全領域画像撮像制御処理の実行によって、記録部12のフレームメモリA121で保持されている。また、Kは、全領域画像Itと部分領域画像との撮像時間比であり、本実施形態においては予め定められている定数である。なお、この撮像時間比Kの値をユーザが任意に設定できるように構成することも可能である。
図6Bの画面例では、表示中の全領域画像Itの撮像時の露光時間T1が40ミリ秒であり、撮像時間比Kが「4」とされている。このとき、部分領域画像の撮像における露光時間T2の値は、40/4=10、すなわち10ミリ秒と設定される。
次に、S34では、この露光時間の設定が終了したか否かを判定する処理が露光制御部15により行われる。ここで、露光時間の設定が終了したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS35に処理を進める。一方、当該設定が終了していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS33へ処理を戻して露光時間設定処理の実行を継続する。
次に、S35では閾値設定処理が行われる。この処理では、全領域画像Itにおける興味領域Rb内のうちのどの画素の集合を、部分領域画像から得られるものと置き換えるかを決定するための閾値の設定を取得する処理が合成部19により行われる。なお、本実施形態では、この閾値として、画素の輝度値を設定する。
図6Bの画面例では、入力部20のキーボード装置等をユーザが操作して、この輝度値の閾値を「250〜255」と設定した状態を表しており、これは、興味領域Rb内で白飛びしている画素のみを置き換えることをユーザが意図している場合である。合成部19は、閾値設定処理の実行により、この設定値を閾値として取得する。
次に、S36では、この輝度値閾値の設定が終了したか否かを判定する処理が合成部19により行われる。ここで、輝度値閾値の設定が終了したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS37に処理を進める。一方、当該設定が終了していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS35へ処理を戻して閾値設定処理の実行を継続する。
次に、S37では、撮像条件格納処理が行われる。この処理では、S31の処理により部分領域抽出部14が取得した興味領域Rbのパラメータと、S33の処理により露光制御部15が設定した露光時間T2とを、部分領域画像の撮像条件として撮像条件格納部16に格納して保持させる処理が行われる。
次に、S38では、WDR画像合成制御処理(図5D)が行われる。この処理の詳細は後述するが、この処理を実行することで、WDR画像が画像出力部13で表示出力される。
ここで、ユーザは、WDR画像の表示を観察し、撮像条件(興味領域Rbの前述したパラメータ及び露光時間T2)の設定変更が必要か否かを判断する。ここで、例えばWDR画像に「白飛び」や「黒つぶれ」が見られ、撮像条件の設定変更が必要と判断したときには、変更後の撮像条件の設定についての指示を入力部20に入力する。
S39では、撮像条件の設定変更に関する指示が入力部20に入力されたか否かを判定する処理が順序調整部17により行われる。ここで、撮像条件の設定変更に関する指示が入力されたと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS31に処理を戻して上述した処理を再度実行する。一方、ここで、撮像条件の設定変更に関する指示が入力されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS40に処理を進める。
次に、S40では、ユーザからの撮像終了の指示の入力を入力部20が受け取ったか否かを判定する処理が順序調整部17により行われる。ここで、撮像終了の指示の入力を入力部20が受け取ったと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、この図5Cの処理を終了する。一方、撮像終了の指示の入力を入力部20が受け取っていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S38へと処理を戻し、WDR画像合成制御処理が再度行われる。
以降、撮影終了の指示が入力部20へ入力されるまで、S40の判定結果が常にNoとなるので、S38のWDR画像合成制御処理が繰り返し実行されて、被写体のWDR画像についてのライブ観察が行われる。
以上までの処理が、図5CのWDR合成画像撮像制御処理である。
次に、図5CのS38の処理である、図5DのWDR画像合成制御処理について説明する。
なお、この処理の開始時において、撮像条件格納部16には、S30の処理で格納した全領域画像の撮像条件JT(全領域画像Itのパラメータ及び露光時間T1)と、S37の処理で格納した部分領域画像の撮像条件JB(興味領域Rbのパラメータ及び露光時間T2)とが保持されている。
まず、S41では、全領域画像撮像処理が行われる。この処理では、撮像部11を制御して全領域画像の撮像を行わせる処理が順序調整部17により行われる。撮像部11は、この処理による制御に従い、光学系10によって受光面に結像している被写体の観察像を、撮像条件格納部16で保持されている撮像条件JTの下で撮像し、得られた全領域画像Itを出力する。出力された全領域画像Itは、記録部12のフレームメモリA121に格納される。
次に、S42では、部分領域画像撮像処理が行われる。この処理では、撮像部11を制御して部分領域画像の撮像を行わせる処理が順序調整部17により行われる。撮像部11は、この処理による制御に従い、光学系10によって受光面に結像している被写体の観察像の一部を、撮像条件格納部16で保持されている撮像条件JBの下で撮像し、得られた部分領域画像Ibを出力する。出力された部分領域画像Ibは、記録部12のフレームメモリB122に格納される。
次に、S43では画像合成処理が合成部19により行われ、続くS44では、画像合成処理により生成されたWDR画像を、図6Bに例示したような画面で、画像出力部13で表示して出力する画像出力処理が行われ、その後は、この図5Dの処理を終了する。
ここで、合成部19が行うS43の画像合成処理について、図7を参照しながら説明する。
この画像合成処理では、まず、検出部A191(第一検出部)が、フレームメモリA121に記録されている全領域画像Itを読み出す。続いて、この全領域画像Itを構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値(図6Bの画面例では「250〜255」)を超える画素を全領域画像Itにおける興味領域Rbから検出する。そして、検出された画素の集合からなる領域X(被置換領域)を、全領域画像Itにおける興味領域Rbから抽出し、全領域画像Itを、領域Xと当該領域X以外の領域X−とに分離する。図6Bの画面例によれば、こうして得られる領域X−は、全領域画像Itにおける興味領域Rb以外の領域と、興味領域Rbのうち250未満の輝度値の画素の領域とからなる領域となる。
次に、検出部B192(第二検出部)が、まず、フレームメモリB122に記録されている部分領域画像Ibを読み出す。続いて、露光制御部15で露光時間T2の設定に用いた撮像時間比Kの値を使用し、前述した輝度値の閾値の下限値を撮像時間比Kで除算する。そして、この除算で得られた値以上の輝度値である画素を部分領域画像Ibから検出し、検出された画素の集合からなる領域Yを部分領域画像Ibから抽出する。
例えば、図6Bの画面例では、輝度値の閾値が「250〜255」と設定されているので、その下限値は250である。また、撮像時間比Kは「4」とされている。よって、この場合において、前述した輝度値の閾値の下限値を撮像時間比Kで除算した値は、250/4=62.5である。従って、この場合には、検出部B192は、輝度値が63以上である画素を部分領域画像Ibから検出し、検出された画素の集合からなる領域Yを部分領域画像Ibから抽出する。検出部B192は、このようにして、領域X(被置換領域)に対応していると推測される領域Y(被置換領域)を、部分領域画像Ibから検出する。
図7における「(a)撮像画像」では、以上のようにして領域X及びX−を全領域画像Itから取得し、領域Yを部分領域画像Ibから取得する様子を表している。
次に、画像貼り合わせ部194が、全領域画像Itにおける領域X内の画像を、部分領域画像Ibにおける領域Y内の画像に置き換えて、全領域画像Itにおける領域X−の画像と、当該領域Y内の画像とを貼り合わせる画像合成処理を行う。こうしてWDR画像が生成される。
なお、このとき、領域Y内の各画素の輝度値に撮像時間比Kを乗算して、領域X−の画像と領域Y内の画像との撮像時における感度差を補償するようにしてもよい。
また、領域X−の画像と当該領域Y内の画像とを貼り合わせた合成画像において、領域X−と領域Yとの境界線が目立ってしまう場合がある。このような場合には、全領域画像Itと部分領域画像Ibとにおけるその境界周辺の領域の各画素を、輝度値に重み付けを与えながらオーバーラップさせ、重ね合わせて貼り合わせるようにして、その境界部分を滑らかにした画像を作成するようにしてもよい。なお、2枚の画像に重み付けを与えながらオーバーラップさせて重ね合わせる手法は、例えば前掲した特許文献1で紹介されている。
また、検出部B192が検出した領域Yと、検出部A191が検出した領域Xとの形状が大きく異なってしまう場合がある。パターンマッチング部193は、このような場合に、領域Yの画像の形状を変形して、その形状を領域Xに一致させるようにするものである。
なお、パターンマッチング部193が行うパターンマッチングの手法としては、周知の様々な手法を採用することができる。例えば、領域Xの輪郭線及び領域Yの輪郭線を抽出し、領域Yの輪郭線上の各特徴点が領域Xの輪郭線上の各対応点に対応付けられるようにするための対応関係を求める。そして、得られた対応関係が得られるように領域Yの画像をアファイン変換して、その形状を領域Xに一致させる。
以下の説明では、領域Yの画像をパターンマッチング部193が処理して得られる画像を、「領域Zの画像」と称することとする。図7における「(b)パターンマッチング」では、以上のようにして領域Zが得られることを表している。
パターンマッチング部193で領域Zの画像を生成した場合には、画像貼り合わせ部194は、全領域画像Itにおける領域X内の画像を領域Zの画像に置き換えて、全領域画像Itにおける領域X−の画像と、領域Zの画像とを貼り合わせる画像合成処理を行う。こうしてWDR画像が生成される。図7における「(c)合成画像」では、以上のようにしてWDR画像が得られることを表している。
なお、図5DのWDR合成画像撮像制御処理では、全領域画像Itと、当該全領域画像Itに続いて撮像した部分領域画像Ibとを合成してWDR画像を生成するようにしている。このようにしてWDR画像を生成すると共に、部分領域画像Ibと、当該部分領域画像Ibに続いて撮像した全領域画像Itとの合成によるWDR画像の生成も更に行うようにすることも可能である。このようにすることで、全領域画像Itと部分領域画像Ibとのどちらかが撮像される毎に合成画像が生成され、実質的には、1フレームの撮像画像から1フレームのWDR画像が生成されるようになる。
以上のように、本撮像装置では、異なる撮像条件(露光時間)で全領域画像Itと部分領域画像Rbとを交互に撮像し、得られた全領域画像Itと部分領域画像Rbとに基づいてWDR画像を生成することができる。従って、撮像からWDR画像の生成までに要する時間が従来のものよりも短縮されるので、WDR画像を生成するときのフレームレートを向上させることができる。
なお、本撮像装置では、全領域画像It及び部分領域画像Ibの露光時間の設定をユーザが行っている。この代わりに、広く知られている自動露出制御機能(いわゆるAE(Auto Exposure )機能)を搭載して、全領域画像It及び部分領域画像Ibの撮像のための適切な露光時間の設定を行うようにしてもよい。
また、本撮像装置では、部分領域画像の撮像範囲を定める興味領域Rbの設定をユーザが行うようにしていたが、この興味領域Rbの設定を本撮像装置自らが行うように構成することも可能である。このようにすると、興味領域Rbを設定する作業が不要となるので、ユーザの作業負担が軽減される。
ここで図8について説明する。図8は、本発明を実施する画像取得装置である、顕微鏡用撮像装置の構成の第二の例を示している。
なお、図8において、図1に示した第一の例に係るものと同一の機能を有する構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素については既述したので、ここでの詳しい説明を省略する。
図8の構成は、部分領域抽出部14に閾値設定部141が特に備えられている点のみにおいて、図1の構成と相違している。なお、図8の顕微鏡用撮像装置を図2に示した顕微鏡システムへ実装することは、もちろん可能である。
閾値設定部141は、記録部12に記録された全領域画像から、入力部20に対し入力された閾値に基づいて興味領域を設定する。部分領域抽出部14は、閾値設定部141が設定した興味領域の抽出を行う。
閾値設定部141による、閾値に基づいた興味領域の設定の手法について、図9を参照しながら説明する。
まず、ユーザが、入力部20のキーボード装置等を操作して、興味領域設定の基礎とする閾値を入力する。閾値設定部141は、この閾値を入力部20から受け取ると、記録部12のフレームメモリA121に記録されている全領域画像Itを読み出し、入力された閾値を基準値として、全領域画像Itを構成する各画素の輝度値を2値化する。
図9において、(a)の画像は全領域画像Itの例であり、(b)の画像は(a)の画像の2値化画像の例である。なお、この2値化画像例は、輝度値が閾値以上の画素を白色で表し、輝度値が閾値未満の画素を黒色で表している。
なお、全領域画像Itを構成する画素の全てが入力部20から受け取った閾値未満のものであった場合には、閾値設定部141は、当該閾値値を変更して、その値を、全領域画像Itを構成する各画素の輝度値のうちで最高の輝度値とする。
また、閾値設定部141がこのような閾値の変更を行った場合には、閾値設定部141は、当該変更後の閾値を用いて全領域画像Itの2値化画像の生成を行うと共に、変更後の閾値を表示部21に表示させて当該変更をユーザに通知するようにする。
次に、閾値設定部141は、上記の閾値に基づいて2値化された全領域画像Itにおける輝度値が閾値以上の各画素について、全領域画像It上の位置を特定する座標(XY直交二次元座標)を取得する。次に、得られた各画素についての座標のうち、X座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を求める。そして、得られたX座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を頂点とする矩形を求める。すると、この矩形は、全領域画像Itにおける輝度値が閾値以上の画素を全て内包することになる。閾値設定部141は、このようにして求めた矩形を興味領域として設定する。図9の(c)は、以上のようにして設定された興味領域を、2値化された全領域画像Itに表したものである。
なお、全領域画像Itの2値化画像において、輝度値が閾値以上の画素のうち、輝度値が閾値以上である他の画素から孤立しているもの、若しくは、このような画素が隣接して形成される領域の面積が所定値よりも小さいものは、ノイズと推定することができる。従って、興味領域とする矩形を求めるときに、このような画素を除外して行うようにしてもよい。
また、この他に、全領域画像Itの2値化画像において、輝度値が閾値以上の画素から、所定距離(この距離をユーザが設定するようにしてもよい)内の画素を全て内包するように興味領域として設定するようにしてもよい。
ところで、以上までに説明した各顕微鏡用撮像装置では、1枚の全領域画像Itに対し1枚の部分領域画像Ibを用いてWDR画像を生成していたが、1枚の全領域画像Itに対し部分領域画像Ibを複数枚用いてWDR画像を生成してもよい。
図10について説明する。図10は、図1及び図8に示した顕微鏡用撮像装置の構成の変形例を示したものであり、1枚の全領域画像に対し部分領域画像を2枚用いてWDR画像を生成する場合の構成例である。
なお、図10においては、図1及び図8に示したものと同一の構成要素である、光学系10、条件設定部18、入力部20、及び表示部21については描画を省略している。また、図10において、図1及び図8に示したものと同一の機能を有する構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素については既述したので、ここでの詳しい説明を省略し、異なる機能を中心に説明する。
図10の構成は、記録部12にフレームメモリC123が更に備えられている点と、合成部19に検出部C195が更に備えられている点とのみにおいて、図1及び図8の構成と相違している。なお、図10の顕微鏡用撮像装置を図2に示した顕微鏡システムへ実装することは、もちろん可能である。
図10において、フレームメモリC123は、観察像の部分領域画像であって、フレームメモリB122に記録されるものとは異なる興味領域についてのものを記録する。
なお、以下の説明では、フレームメモリB122に記録されるものを部分領域画像Ib1とし、フレームメモリC123に記録されるものを部分領域画像Ib2として両者の区別を容易にする。
検出部C195(第三検出部)は、フレームメモリC123に記録された部分領域画像Ib2から、全領域画像で閾値を超えることが、前述した撮像時間比Kに基づき予測される領域Ybを検出する。
なお、検出部B192は、フレームメモリC123に記録された部分領域画像Ib1から、全領域画像で閾値を超えることが、前述した撮像時間比Kに基づき予測される領域Yaを検出する。
この図10の顕微鏡用撮像装置では、図1及び図8に示したものと同様、図5A、図5B、及び図5Dの各制御処理が行われることで、WDR画像が生成される。但し、図5DにおけるS42の部分領域画像撮像処理では、順序調整部17は、部分領域画像Ib1の撮像条件(第二の露光条件)に続けて、部分領域画像Ib2の撮像条件(第三の露光条件)をTG113へ送る。TG113は、第二の露光条件を受け取ったときには、露光条件を当該第二の露光条件に設定した上で撮像素子111を制御して部分領域画像Ib1を撮像させる。そして、第三の露光条件を受け取ったときには、露光条件を当該第三の露光条件に設定した上で撮像素子111を制御して部分領域画像Ib2を撮像させる。
また、図10の顕微鏡用撮像装置では、WDR画像撮像制御処理については、図5Cに示した第一の例に代えて、図11に示した第二の例の処理を行うようにする。
この図11にフローチャートで示した、ワイドダイナミックレンジ画像撮像制御処理の第二の例の処理内容について説明する。
図11において、図5Cに示した第一の例と同様の処理を行う処理ステップには同一の参照符号を付している。これらの処理ステップについては既述したので、ここでの詳しい説明を省略し、異なる処理内容を中心に説明する。
図11のフローチャートは、S32の判定処理の判定結果がYesと判定されたときに、S33の処理に代えてS51の処理が実行される点において、図5Dのフローチャートと相違している。
S51では、先に実行したS31の処理に続いて、興味領域の設定を更に行うユーザからの指示を入力部20が取得したか否かを判定する処理が部分領域抽出部14により行われる。ここで、興味領域の設定を更に行う指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S31へ処理を戻して、興味領域設定処理が再度行われる。一方、興味領域の設定を更に行う指示を取得しない(興味領域の設定をこれ以上は行わない旨の指示を取得した)と判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S33に処理を進める。
このようにしてS31の興味領域設定処理を繰り返すことで、部分領域抽出部14は、興味領域Rb1及びRb2の形状情報と、全領域画像It内における興味領域Rb及びRb2の位置情報とを、興味領域Rb1及びRb2各々のパラメータとして取得する。
なお、S37の撮像条件格納処理では、S31の処理で取得した興味領域Rb1及びRb2のパラメータと、S33の処理で設定した露光時間T2とを、部分領域画像Ib1及びIb2それぞれの撮像条件として撮像条件格納部16に格納する処理が行われる。
次に、図10に示した構成を有する顕微鏡用撮像装置における合成部19により行われる、図5DのS43の画像合成処理について、図12を参照しながら説明する。なお、この画像合成処理は、全領域画像Itと2枚の部分領域画像Ib1及びIb2とを合成して全領域画像Itよりもワイドダイナミックレンジである一枚の全領域画像(WDR画像)を得る処理である。
図12において、「(a)撮像画像」は、全領域画像It、部分領域画像Ib1、及び部分領域画像Ib2が、この順序で撮像されたことを表している。
画像貼り合わせ部194は、全領域画像Itにおける領域Xa内の画像及びXb内の画像を、それぞれ、部分領域画像Ib1における領域Ya内の画像と部分領域画像Ib2における領域Yb内の画像とに置き換える。そして、全領域画像Itにおける領域Xab−の画像(全領域画像Itにおける領域Xa外且つ領域Xb外の画像)と、当該領域Ya内の画像及び領域Yb内の画像とを貼り合わせる画像合成処理を行う。こうしてWDR画像が生成される。
なお、ここで、検出部B192が検出した領域Yaと、検出部A191が検出した領域Xaとの形状が大きく異なってしまう場合や、検出部C195が検出した領域Ybと、検出部A191が検出した領域Xbとの形状が大きく異なってしまう場合がある。このような場合には、パターンマッチング部193が、領域Ya又はYbの画像の形状を変形して、その形状を領域Xa若しくはXbに一致させる。なお、このときにパターンマッチング部193が行うパターンマッチングの手法は、図1及び図8の顕微鏡用撮像装置における手法と同様でよい。
領域Ya及びYbの画像をパターンマッチング部193が処理して得られる画像を、それぞれ「領域Zaの画像」及び「領域Zbの画像」と称することとする。図12における「(b)パターンマッチング」では、以上のようにして領域Za及びZbが得られることを表している。
パターンマッチング部193で領域Zaの画像を生成した場合には、画像貼り合わせ部194は、全領域画像Itにおける領域Xa内の画像を、この領域Zaの画像に置き換えて貼り合わせる。また、パターンマッチング部193で領域Zbの画像を生成した場合には、画像貼り合わせ部194は、全領域画像Itにおける領域Xb内の画像を、この領域Zbの画像に置き換えて貼り合わせる。このようにして、全領域画像Itにおける領域Xab−の画像と、当該領域Za及びZbの画像とを貼り合わせる画像合成処理を行う。こうしてWDR画像が生成される。図12における「(c)合成画像」では、以上のようにしてWDR画像が得られることを表している。
以上のように、図10の顕微鏡用撮像装置では、全領域画像と、複数の興味領域を指定して撮像した複数枚の部分領域画像から、一枚の合成画像を生成することができる。
なお、本発明は、これまでに説明した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
1 顕微鏡本体
2 カメラヘッド
3 コンピュータ
10 光学系
11 撮像部
12 記録部
13 画像出力部
14 部分領域抽出部
15 露光制御部
16 撮像条件格納部
17 順序調整部
18 条件設定部
19 合成部
20 入力部
21 表示部
111 撮像素子
112 AFE
113 TG
121 フレームメモリA
122 フレームメモリB
141 閾値設定部
191 検出部A
192 検出部B
193 パターンマッチング部
194 画像貼り合わせ部
195 検出部C

Claims (10)

  1. 受光面に結像した観察像を撮像する撮像素子と、
    第一の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像を該撮像素子に撮像させる全領域画像撮像制御手段と、
    該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像を該撮像素子に撮像させる部分領域画像撮像制御手段と、
    該全領域画像と該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像を得る合成手段と、
    を有することを特徴とする画像取得装置。
  2. 該合成手段は、
    該全領域画像を構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値を超える画素の集合からなる被置換領域を該全領域画像から検出する第一検出手段と、
    該被置換領域に対応していると推測される置換領域を該部分領域画像から検出する第二検出手段と、
    該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像貼り合わせ手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 該合成手段は、該部分領域画像における該置換領域の画像の形状を変形して、該置換領域と該被置換領域との輪郭の形状を一致させる変形手段を更に有し、
    該画像貼り合わせ手段は、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該変形手段による変形後の該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該変形手段による変形後の該置換領域内の画像とを貼り合わせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像取得装置。
  4. 該全領域画像撮像制御手段が該全領域画像を該撮像素子に撮像させるときには該撮像における露光条件を該第一の露光条件に設定し、該部分領域画像撮像制御手段が該部分領域画像を該撮像素子に撮像させるときには該撮像における露光条件を該第二の露光条件に設定する露光制御手段を更に有することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の画像取得装置。
  5. 該全領域画像を構成する画素のうちで所定の閾値以上の輝度値を有する画素を全て内包する興味領域を、該全領域画像に設定する興味領域設定手段を更に有し、
    該部分領域画像撮像制御手段は、該興味領域についての該部分領域画像を該撮像素子に撮像させる、
    ことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の画像取得装置。
  6. 該興味領域設定手段は、該所定の閾値以上の輝度値を有する各画素について、該画素の該全領域画像上での位置を示すXY直交二次元座標を求め、得られた各画素についての座標のうち、X座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を求め、得られたX座標及びY座標それぞれの最大値及び最小値を頂点とする矩形を、該興味領域として該全領域画像に設定することを特徴とする請求項5に記載の画像取得装置。
  7. 該部分領域画像撮像制御手段は、該部分領域画像を該撮像素子に複数枚撮像させ、
    該合成手段は、該全領域画像と複数枚の該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである一枚の全領域画像を得る、
    ことを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の画像取得装置。
  8. 第一の露光条件の下で撮像素子により撮像された、該撮像素子の受光面に結像した観察像の画像であって、該撮像素子の受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像から、該全領域画像を構成する画素のうちで輝度値が所定の閾値を超える画素の集合からなる被置換領域を検出し、
    該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子により撮像された、該撮像素子の受光面に結像した観察像の画像であって、該撮像素子の受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像から、該被置換領域に対応していると推測される置換領域を検出し、
    該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像処理を行う、
    ことを特徴とする画像合成方法。
  9. 該部分領域画像における該置換領域の画像の形状を変形して、該置換領域と該被置換領域との輪郭の形状を一致させ、
    該画像処理では、該全領域画像における該被置換領域内の画像を該部分領域画像における該変形後の該置換領域内の画像に置き換えて、該全領域画像における被置換領域外の領域の画像と該部分領域画像における該変形後の該置換領域内の画像とを貼り合わせる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像合成方法。
  10. 標本の顕微鏡像を得る顕微鏡と、
    該顕微鏡像の画像を取得する画像取得装置と、
    を有しており、
    該画像取得装置が、
    受光面に結像した観察像である該顕微鏡像を撮像する撮像素子と、
    第一の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の全体に亘る該観察像の画像である全領域画像を該撮像素子に撮像させる全領域画像撮像制御手段と、
    該第一の露光条件とは異なる第二の露光条件の下で該撮像素子を制御して、該受光面の一部の領域のみについての該観察像の画像である部分領域画像を該撮像素子に撮像させる部分領域画像撮像制御手段と、
    該全領域画像と該部分領域画像とを合成して該全領域画像よりもワイドダイナミックレンジである全領域画像を得る合成手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
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