JP2007043427A - 画像読取装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 赤外成分を含む原稿照明ランプを用いる画像読取装置において、赤外光成分の除去を赤外カットフィルタを使用することなく実現することにより、高品質な画像読取が可能な画像読取装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】 原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像の反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置で、原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数の可視成分イメージセンサと、原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出する赤外成分イメージセンサと、可視成分イメージセンサからの赤外波長成分を含む可視波長成分から、赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を取り除く。又、前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を用いて、前記原稿画像中に含まれる赤外波長成分で形成された特徴画像を抽出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像読取装置およびその制御方法に関し、特に高画質と高機能を両立させる画像読取装置およびその制御方法に関する。
従来、ラインイメージセンサを用いた画像読取装置として、デジタル複写機や、フィルムスキャナー、ファクシミリなどが知られている。
図8は、一般に知られる縮小光学型の画像読取装置3000と、原稿を自動搬送するドキュメントフィーダー2000(以下DF)の合体構成の一例を示すものであり、特にデジタル複写機の一般的な構成である。
同図構成において、原稿の画像読み取りは、DF2000を用いた流し読みと、原稿ガラス3001上に載置された原稿を移動走査しながら読み取るプラテン読みの2つの読み取り方式が提供される。
プラテン読みは、以下のように行う。まず、原稿ガラス3001上に載置された原稿を、原稿照明ランプ3004、第1の反射笠3013、第2の反射笠3014によって照明する。その照明による原稿反射光は第1ミラー3005、第2ミラー3006、第3ミラー3007、光学レンズ3010を介して3ラインイメージセンサ3011上に結像する。そこで、プラテン読みは、光学モータ3012によって第1ミラー台3008と第2ミラー台3009が2:1の速度で矢印AもしくはB方向に走査されることで行われる。この際DF2000の排紙トレイ2014は、原稿を押さえる圧板として機能する。読み取り画像は、基準白板3002を用いたシェーディング補正によって校正され、光学レンズ3010の端部光量劣化や、3ラインイメージセンサ3011の感度ムラが補正され、出力される。
一方、流し読みは、以下のように行う。まず、流し読みガラス3020の下に第1ミラー台3008を配置、固定し、原稿照明ランプ3004を点灯する。次に、点灯した状態で、原稿トレイ2002に載置された原稿を以下の順に搬送させて、原稿画像を読み取る。すなわち、原稿を給紙ローラー2004、分離搬送ローラー2005、レジストローラー2007、リードローラー2009、流し読みガラス3020、リード排出ローラー2011、排紙ローラー2013を通して搬送させる。なお、シェーディング補正などの動作はプラテン読みと同一である。
流し読みは、紙搬送性能が品質を大きく左右するため、DF2000には搬送をサポートするための構成が複数設けられている。具体的には、給紙安定性確保のため原稿の幅方向を規制する幅方向規制板2003、給紙束の分離を行う分離パッド2006、搬送性を安定させるためのレジスト従動ローラ2008、リード従動ローラー2010、リード排出従動ローラー2012である。
3ラインイメージセンサ3011は、RGB3本のフォトダイオード列で構成されるもので、図9はその一般的な構造を示す図である。
同図においてRED、GREEN、BLUEのフィルタが塗布された3本のフォトダイオード3100、3101、3102(以下、PDと称す)には、それぞれ両側に蓄積電荷読み出し用のシフトゲート(以下SHゲート)と、転送レジスタが配置されている。また、PD3100、3101、3102には奇数画素、偶数画素がそれぞれ片側に振り分けられ出力される構造になっている。
SHゲートは各色毎に単独(REDのPD3100にはSH1ゲート3110、GREENのPD3101にはSH2ゲート3111、BLUEのPD3102にはSH3ゲート3112)で設けられ、独立した駆動が可能になっている。各転送レジスタ3120〜3125は転送期間において反転する2つの駆動パルスφ1、φ2によって共通で駆動され、図9では右側に電荷を水平転送するもので、各転送レジスタに接続された出力アンプ3130〜3135によって電圧変換され出力される。
各フォトダイオード(PD)は4ライン間隔で配置されているため、原稿の同一ラインを読み取るタイミングはPD間で異なり、BLUEとGREEN間で4ライン、BLUEとRED間で8ラインの位相差を持つことになる。具体的には、プラテン読み取り時にはREDのPD3100からBLUEのPD3102の方向に原稿が相対的に移動する。また流し読み時には原稿の搬送方向が逆になるため、3ラインセンサ上での相対的な原稿移動方向もプラテン読みと逆方向となる。
イメージセンサは一般的に赤外感度が高く、こうした画像読取装置において原稿照明ランプに赤外光成分を含む場合、人間の持つ視感度特性に対して見ることの出来ない光成分を読み取る。そのため適切な色再現を実現することが出来ないことが知られている。そこで、こうした赤外光成分を除去する手段として、光学的な赤外カットフィルタ(以下IRカットフィルタ)を光路上に配置することが知られている(特許文献1)。しかし、その配置には極めて精密な位置精度、面精度、光学レンズとの特性補償などが必要である。
一方、赤外光成分を積極的に使用する提案もなされている(特許文献2)。例えば、証明書類に設けられた赤外光に反応する特定パターンを読み取るため、赤外光センサを加えた4ラインイメージセンサが提案されている。
特開2000−125075号公報(段落[0002]〜[0004]および図1) 特開平10−65135号公報(段落[0037]および図3)
上記説明したように、赤外光を含む原稿照明ランプを用いる画像読取装置の品質向上のためには、赤外光成分を如何に除去するかが重要である。
上記特許文献1では、赤外カットフィルタをラインセンサのカバーガラス、特にカラーセンサの場合には、REDのフォトーダイオードに対応する位置にのみ赤外カットフィルタを形成する提案がなされている。しかしながら、特許文献1では、画素サイズの微細化による多画素化、ライン間隔の極小化を進めた場合には、カバーガラスとREDフォトダイオードの位置精度を維持しつつ組み立てを行うことは非常に困難である。
本発明は、上記説明した従来技術の問題点を解決することを出発点としてなされたものである。その目的は、赤外成分を含む原稿照明ランプを用いる画像読取装置において、赤外光成分の除去をイメージセンサへの赤外カットフィルタを使用することなく実現することにより、高品質な画像読取が可能な画像読取装置とその制御方法を提供することにある。
又、上記特許文献2のように、赤外光を積極的に利用するためのイメージセンサが提案されており、読み取り装置における赤外光成分には、除去して品質を向上させる、新機能のための有効利用、の相反する要求がある。
本発明は、更に、赤外光成分の除去に加えて赤外光成分による情報の読み取りを実現することにより、高品質で高機能な画像読取が可能な画像読取装置とその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の画像読取装置は、以下の構成を有する。すなわち、原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像からの反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置であって、原稿画像の反射光から前記原稿画像に対応する画像信号を検出するためのラインイメージセンサが、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数のラインイメージセンサと、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出するラインイメージセンサとから成ることを特徴とする。
又、原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像の反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置であって、原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数の可視成分イメージセンサと、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出する赤外成分イメージセンサと、前記可視成分イメージセンサからの赤外波長成分を含む可視波長成分から、前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を取り除く赤外成分除去手段とを有することを特徴とする。ここで、前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を用いて、前記原稿画像中に含まれる赤外波長成分で形成された特徴画像を抽出する特徴画像抽出手段を更に有する。又、前記特徴画像が検出された場合、前記読み取った画像の読み出しを禁止する読出禁止手段を更に有する。また、前記原稿画像を照明するランプに対応して、可視波長成分の分光特性を設定する設定手段を更に有する。また、前記設定手段により設定された分光特性を用いて、前記フォトダイオード群のゲイン調整を行うゲイン調整手段を更に有する。
又、本発明の画像読取装置の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像の反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置の制御方法であって、原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数の可視成分イメージセンサが検出した赤外波長成分を含む可視波長成分から、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出する赤外成分イメージセンサが検出した赤外波長成分を取り除く赤外成分除去工程を有することを特徴とする。又、前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を用いて、前記原稿画像中に含まれる赤外波長成分で形成された特徴画像を抽出する特徴画像抽出工程とを有する。ここで、前記特徴画像が検出された場合、前記読み取った画像の読み出しを禁止する読出禁止工程と、前記原稿画像を照明するランプに対応して、可視波長成分の分光特性を設定する設定工程と、前記設定された分光特性を用いて、前記フォトダイオード群のゲイン調整を行うゲイン調整工程とを更に有する。
本発明によれば、赤外成分を含む原稿照明ランプを用いる画像読取装置において、赤外光成分の除去をイメージセンサへの赤外カットフィルタを使用することなく実現することにより、高品質な画像読取が可能となる。
更に、赤外光成分の除去に加えて赤外光成分による情報の読み取りを実現することにより、高品質で高機能な画像読取が可能となる。
[本発明の特徴]
本発明の画像読取装置は、赤外波長成分を含む原稿照明ランプと赤外光成分を検出するイメージセンサを用いる。すなわち、下記の構成を用いた処理により、赤外波長成分による画質劣化を低減する。更に、原稿画像から赤外成分のみで形成される特徴画像を検知するという相反する要求を可能にする。
(1)黒フィルタ付きフォトダイオードを用いて黒フィルタで可視光を除去して光電変換して赤外光成分信号のみ出力する。(2)赤、青または緑フィルタ付きフォトダイオードを用いて、赤、青または緑フィルタで赤外光と赤色、赤外光と青色、または赤外光と緑色を透過後、光電変換して、赤外光と赤色、赤外光と青色、または赤外光と緑色成分のみの信号を出力する。(3)黒フィルタ付きフォトダイオードの出力信号(赤外光成分信号)を用いて、赤外光と赤色を含む信号、赤外光と青色を含む信号、または赤外光と緑色を含む信号から赤外光成分を除去して赤外波長成分による画質劣化を低減する。(4)原稿画像に含まれる赤外光成分信号のみで構成される特徴画像を、黒フィルタ付きフォトダイオードで読み取って識別する。
尚、赤外光成分を検出するイメージセンサは、上記構成に限定されない。
<本実施形態の画像読取装置の構成例>
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像読取装置の一実施形態の詳細について説明する。
(4ラインセンサ:図1)
図1は、本実施形態の画像読取装置1000に搭載される4ラインセンサ100の構造図である。
4ラインセンサ100は、図9で説明した3ラインセンサ3011に赤外光成分を検出する4本目のラインセンサを加えたものである。本例では、赤外光成分を検出するラインセンサとして、黒フィルタを搭載したPDである。図1において、図9と同一構成には同一番号を付し、その説明は重複するので省略する。
BLACKのPD101には、赤外光に感度を持つ黒フィルタが塗布されている。黒フィルタはRED、GREEN、BLUE3色の合成にて実現される。また、REDとBLUE2色の合成でも可能である。BLACKのPD101の蓄積電荷は両側に配置されたSH4ゲート110によって読み出される。続いて、それぞれSH4ゲート110の外側に配置された転送レジスタ120、121によって水平転送され、出力アンプ130、131によって電圧変換され出力される。
本実施形態の画像読取装置1000は、図8の従来の画像読取装置3000の構成と類似するので、その図および共通する構成の説明は重複するので省略し、異なる点についてのみ以下説明する。4ラインセンサ100は、図8に示した画像読取装置3000に搭載される3ラインセンサ3011の代わりに第1の実施形態の画像読取装置1000搭載される。流し読み時にはBLACKのPD101からREDのPD3100方向に、プラテン読み時には流し読み時の反対方向に原稿が搬送される。原稿照明ランプ3004には赤外光を含む白色キセノン管が用いられる。
(画像処理の構成を示すブロック図:図2)
(AD変換回路201)
図2は、4ラインセンサ100に接続される画像処理の構成を示すブロック図である。
4ラインセンサから出力されたR、G、B、BK信号はAD変換回路201で所定レベルにゲイン調整された後デジタルデータに変換される。ゲイン調整は、R、G、B信号とBK信号でターゲット(ゲインターゲットレベル)が異なり、R、G、B信号のターゲットは、Target(RGB)、BK信号のターゲットは、Target(BK)である。これはBK信号が赤外光成分にのみ感度を持っているため、他の3色について出力信号のレベルが小さくなるため、ゲイン調整のダイナミックレンジを越える場合があるからである。ただし、上記のゲインターゲットレベルは一例であり、当然2つのターゲットを同じに設定してもよく、ゲイン調整ダイナミックレンジに対して適宜設定されればよい。なお、AD変換器201は10ビットで構成されている。
(ライン間補正回路202)
AD変換後のRd、Gd、Bd、BKd信号データは、ライン間補正回路202に入力され、読み取りモードに応じたライン間隔の補正が行われる。ライン間補正回路202はFIFO及びLIFO構成のメモリで、制御部からのMODE信号によって、補正方向を切り替える構成になっている。具体的にはMODE信号がLoレベルでプラテン読み動作となり、BKd信号を基準にRd信号を12ライン、Gd信号を8ライン、Bd信号を4ライン遅延させる。また、MODE信号がHiレベルで流し読み動作となり、このモードではRd信号を基準にBKd信号を12ライン、Bd信号を8ライン、Gd信号を4ライン遅延させる。同時にLIFOメモリを使って鏡像処理が行われ、正像として出力される。
(赤外補償回路203)
ライン間補正回路203から出力されるRI、GI、BI、BKl信号は、赤外補償回路203に入力され、赤外補償演算が行われ、Rir、Gir、Bir、BKir信号として出力される。赤外補償演算回路203には制御部250より、赤外補償係数Kirc_R、Kirc_G、Kirc_Bと、補償動作のON/OFF制御を行うIRC信号と、出力信号を切り替えるSW<1:0>が入力されている。IRC信号はLoレベルで補正OFF、Hiレベルで補正ONとなるように動作する。またSW<1:0>は、図3のように出力信号を切り替えるように動作する。赤外補償動作の詳細については後述する。
(シェーディング補正回路204)
赤外補償回路203出力Rir、Gir、Bir、BKirは次にシェーディング補正回路204にてシェーディング補正が行われる。ここでは原稿照明ランプ3004がOFFの時を黒基準、基準白板3002読み取り信号を白基準としてRir、Gir、Bir、BKirのシェーディング補正が画素単位で行われる。シェーディング補正回路204には入力信号毎に16ビット構成の演算メモリと、8ビット構成の黒補正係数メモリと、11ビット構成の白補正係数メモリが設けられている。演算メモリにはライン方向の加算機能と、平均機能、シェーディングターゲットKdatとの除算機能が設けられ、演算結果を黒補正係数メモリもしくは白補正係数メモリに書き込むことが可能な構成となっている。各メモリは4ラインセンサ100の画素数以上の長さを持ち、制御部250からの読み書きも可能である。
(入力マスキング補正回路205)
シェーディング補正後のRs、Gs、Bs信号は入力マスキング補正回路205に入力され、RGB標準色空間への校正処理が行われる。校正のための係数はRGB信号への赤外補償の有無に対応して2つ設定されており、IRC信号によって赤外補償回路203に連動して切り替えが行われる。
(像域分離回路206)
シェーディング補正後のRs、Gs、Bs信号は同時に像域分離回路206に供給され、画像領域と文字領域の判別が行われ、像域分離回路206からは、その判定結果を示すZ1フラグ信号が出力される。
(パターン認識部207)
シェーディング補正後の赤外信号Bksは、パターン認識部207に供給され、赤外光成分で特徴付けされたパターン認識が行われる。パターン認識回路207が認識可能なパターンは、プログラム可能であり、読み取り画像を認識用の基準パターンとしたり、ユーザ操作画面よりイメージファイルを入力したり、ファームソフトウェアのバージョンアップによって変更したりすることが可能である。
(LCC変換回路208)
入力マスキング補正後のRm、Gm、Bm信号は、LCC変換回路208で色差信号Ca、Cbと明度信号Lに変換され、無彩色判定回路213に入力される、と同時に色差信号は彩度検出回路209へ、明度信号はフィルタ回路210に入力される。
(彩度検出回路209、強調量補正回路211)
彩度検出回路209は特定の彩度抽出を行い(例えば赤)、彩度検出信号sを強調量補正回路211に出力するもので、出力された彩度検出信号sを基に強調量補正回路211では彩度強調を行う。この処理はユーザが任意の設定を行うことが可能で、好みに合わせた色調整を可能とする。
(フィルタ回路210)
フィルタ回路210は像域フラグZ1に応じて明度信号にフィルタ処理を行うもので、具体的には画像部分にはモアレ除去と階調再現を重視したフィルタ処理、文字部分にはコントラストを重視したフィルタ処理を行うものである。
(LCC逆変換回路212)
強調量補正後のCay、Cby、Ly信号はLCC逆変換回路でRGB空間に再変換され、Rw、Gw、Bw信号としてRGB処理が完了し、ハードディスク215(以下HD)に保存される。HD215は符号化回路、復号化回路を含み、適宜符号化処理、復号化処理が行われる。
(無彩色判定回路213)
無彩色判定回路213は、色差信号Ca、Cbより画素単位で無彩色か有彩色かの判別を行う回路で、判定結果は無彩色フラグ信号:Z2として出力され、カウンター214でカウントされ、その結果より原稿の白黒/カラー判別などが行われる。
(制御部250)
制御部250は、上記説明した各画像処理ブロックの制御や、4ラインセンサ100の制御や、画像読取装置全体の動作シーケンス制御や、後述する赤外補償動作における各種パラメータの管理、保管を行う。制御部250は、通常、プラグラムによって動作するCPUで構成される。以上が本発明が提案する画像読取装置の構成である。
<本実施形態の画像読取装置の動作例>
(赤外補償方法:図4)
上記説明した構成を有する本実施形態の画像読取装置1000における赤外補償方法について、図4の動作フローを用いて説明を行う。この処理は、本画像読取装置のCPUが不図示のROMに格納された制御プログラムに基づいて不図示のRAMを作業領域に使用しながら各部を制御しながら実行するものである。
(ステップS100)
まず、ステップS100において、起動処理として原稿照明ランプ3004を点灯させ、基準白板3002の読み取り信号でゲイン調整が行われる。ゲイン調整はAD変換後のデジタルデータをシェーディング補正回路204のメモリーに取り込み、所定範囲の画素に相当するデータをメモリから読み出す。そして、その平均値がRGB信号データでTarget(RGB)に、BK信号がTarget(BK)レベルになるようにAD変換器のアナログゲインを調整する。ゲイン調整時にはMODE信号がLoレベル、IRC信号がLoレベル、SW<1:0>信号が3(図3参照)に設定され、ライン間補正回路202はプラテン読み設定、赤外補償回路203はスルー設定の状態で行われる。
ゲイン調整値は色毎に異なり、調整結果のRgain、Ggain、Bgain、BKgainが制御部250に保管される。ゲイン調整値は線形の値で例えば4であれば、4倍のゲイン補正が行われたことを示す。ゲイン調整完了後、原稿照明ランプ3004は消灯され、待機位置に移動する。
(ステップS110)
次に、ステップS110において、制御部250では赤外補正係数Kirc_R、Kirc_G、Kirc_Bの算出が行われる。制御部250には予め赤外補償基準係数Kir0_R、Kir0_G、Kir0_B、Kir0_BKと、ゲインターゲットTarget(RGB)、Target(BK)がバックアップされていて、この値を用いて赤外補償係数が算出される。バックアップされている赤外補償基準係数とゲインターゲットは、市場でのサービスにおいて変更可能な機能が提供されており、例えばランプ交換などにおいて利用される。バックアップ方法は例えばEEPROMのような不揮発性メモリであったり、ハードディスクなどの大容量記憶メディアに保管される。
(赤外補償基準係数)
赤外補償基準係数は原稿照明ランプ3004、4ラインセンサ100、基準白板3002それぞれの分光特性より算出される値で、4ラインセンサ100の各読み取り信号において赤外領域成分の比率を表す基準値で、その算出方法について説明する。
図5A〜図5Dに上記3デバイスの分光特性を示す。図5Aは原稿照明ランプ3004の分光発光特性L(λ)であり、図5Bは4ラインセンサ100のR、G、B、BKそれぞれの分光感度特性RR(λ)、RG(λ)、RB(λ)、RBK(λ)である。図5Cは基準白板3002の分光反射率特性W(λ)、図5Dは図5A〜5Cで説明した各特性を掛け合わせた分光積分特性TR(λ)、TG(λ)、TB(λ)、TBK(λ)である。各特性はそれぞれピークレベルで正規化された相対感度で表されている。
図5Bにおいて分光感度特性RR(λ)、RG(λ)、RB(λ)は780〜1100nmの赤外領域での感度を持っていて、原稿照明ランプ3004の分光発光強度特性L(λ)の赤外領域にはエネルギーをもっている。このため、4ラインセンサ100のR、G、B出力には赤外光成分を含んでいることが分かる。また、分光感度特性RBK(λ)では赤外領域にのみ感度を持っていることから、原稿照明ランプ3004の赤外領域のエネルギーにのみ反応した出力信号を得ることができる。
赤外補償基準係数を算出するためには、TR(λ)、TG(λ)、TB(λ)、TBK(λ)特性の全波長(400〜1100nm)積分値であるTR_all、TG_all、TB_all、TBK_allが必要である。また、赤外波長(780〜1100nm)積分値であるTR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_iも必要であり、それぞれは、式(1)、式(2)より求められる。
全波長積分値:TR_all、TG_all、TB_all、TBK_all
Figure 2007043427
赤外波長積分値:TR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_ir
Figure 2007043427
赤外補償基準係数は、全波長積分値が100で正規化された状態でのBK信号の全波長積分値に対する、RGB各信号の赤外波長積分値TR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_irの比率であり、以下の式(3)にその計算式を示す。
赤外補償基準係数:Kir0_R、Kir0_G、Kir0_B
Figure 2007043427
制御部250には、この赤外補償基準係数がシステムの固有値としてバックアップされている。赤外補償基準係数はR,G,B,BK各出力が100で正規化されている場合の比率なので、ゲイン調整のターゲットに応じて補正される必要がある。2つのゲインターゲットTarget(RGB)とTarget(BK)により式(4)による補正が行われ、赤外補償係数Kirc_R、Kirc_G、Kirc_Bが算出され保管される。
赤外補償係数:Kirc_R、Kirc_G、Kirc_B
Figure 2007043427
上記演算は制御部250において行われ、算出結果は赤外補償回路203に設定される。
(ステップS120)
次に、ステップS120において、画像読取装置はこの状態で読み取り指示待機状態となる。読み取り指示は不図示の操作部よりユーザ入力によって行われ、読み取り指示が入力された時点で読み取り動作が開始される。ユーザからの読み取り指示は、不図示の操作部の実行ボタンをユーザが押下したときに受信される。
(ステップS130)
次に、ステップS130において、ユーザからの読み取り指示によって読み取り動作が開始される状態である。前述したように読み取りには流し読みとプラテン読みの2モードが提供されていて、その動作モードによって動作制御が異なるため、モード判別が行われる。原稿トレイ2002に原稿が載置されている状態で読み取り開始が指示された場合には流し読みとなる。DF2000の開閉、もしくは開いた状態から閉じた後に読み取り開始が指示された場合には、原稿ガラス3001に原稿が載置されたと判断し、プラテン読みが選択される。なお、不図示の操作部において、プラテン読み、流し読みが直接選択されても良い。
(ステップS140)
ステップS130において、プラテン読みと選択、あるいは判断された場合には、ステップS140に進み、制御部250はMODE信号をLoレベルに設定し、ライン間補正回路202ではプラテン読み対応の遅延設定が行われる。
(ステップS145)
また、ステップS130において、流し読みと選択、あるいは判断された場合には、ステップS145に進み、制御部250はMODE信号をHiレベルに設定し、ライン間補正回路202ではプラテン読みとは逆の流し読み対応の遅延設定が行われる。同時に鏡像処理も行われる。ステップS140またはステップS145の読み取りモードであってもライン間補正回路202出力は正像出力となるように設定される。
(ステップS150)
次に、ステップS150に進み、読み取りモード設定後、原稿照明ランプ消灯状態のまま、黒シェーディング補正係数算出が行われる。AD変換回路201において、原稿照明ランプ消灯時の黒レベルは、暗ノイズ成分がデジタル変換時にクリップされて誤差を発生しないようにデジタル変換ダイナミックレンジの下限よりもやや高めに設定されている。赤外補償回路203はゲイン調整時のスルー設定が維持されたままで、シェーディング補正回路204には読み取りモードに応じた遅延処理が行われた暗時信号データが入力される。シェーディング補正回路204では、演算メモリを使って32ライン分の加算が行われ、その後平均処理された結果が黒補正係数メモリに書き込まれる。
黒補正係数メモリに書き込まれた値は暗時のノイズレベルの平均値で、4ラインセンサ100の暗電流ノイズパターンや、システムの持つ電気ノイズ(例えば電源ノイズなど)を表す。黒補正係数メモリへの書き込みによって、黒シェーディング補正係数算出動作は完了し、制御部250は動作完了を検知した後、シェーディング補正回路204に黒シェーディング実行を設定する。シェーディング補正回路204では入力信号Rir、Gir、Bir、BKirに対して、それぞれの黒補正係数メモリから読み出された黒シェーディング補正係数を差し引く減算回路を有効にし、画素単位で黒シェーディング補正を実行する。
(ステップS160)
次に、ステップS160において、黒シェーディング補正が実行された後、原稿照明ランプ3004を点灯させ、基準白板3002を読み取り、白シェーディング補正係数の算出を行う。制御部250はIRC信号をHiレベル、SW<1:0>信号を0に設定し、赤外補償回路203では、ステップS110で設定された赤外補償係数Kirc_R、Kirc_G、Kirc_Bに従って赤外補償演算が行われ、出力信号には赤外補償演算後の信号が出力される。
赤外補償係数は基準白板3002の読み取り信号におけるBK信号とRGB信号に含まれる赤外領域成分の比率を表すものである。赤外補償回路203では入力されるRI、GI、BI信号からBKl信号に赤外補償係数をそれぞれ掛けた信号を減算する演算が行われる。式(5)はその演算式で赤外補償演算を示すものである。
Figure 2007043427
赤外補償演算後の信号Rir,Gir、Birはシェーディング補正回路204に入力され、白シェーディング補正係数算出が行われる。シェーディング補正回路204では演算メモリを用いて32ライン分の加算処理と平均処理が行われた後、シェーディングターゲットKdatを平均値で除算する処理が行われ、その除算結果が白係数メモリに保管され、白シェーディング係数算出が完了する。この段階では白シェーディング補正動作はOFFのままである。
(ステップS170〜ステップS210)
次に、ステップS170において、読み取りモードの判断がもう一度行われ、読み取りモードに応じた動作制御に入る。プラテン読みモードの場合には、ステップS180に移行し、光学モータによってミラー台を走査スタート位置に移動させ、次に、ステップS190)で走査駆動を開始して原稿ガラス上の原稿読み取りを開始する。
一方、ステップS170において、流し読みモードの場合には、ステップS200に移行し、流し読みガラスの下にミラー台を移動し、光学モータに対して所定の励磁電流を与え、その位置を固定、保持する。次に、ステップS210に移行し、原稿搬送を開始する。
(ステップS220)
次に、ステップS220において、両読み取りモードにおいて原稿の読み取りが行われる。この段階でシェーディング補正回路204の白シェーディング補正がONされる。赤外補償係数は基準白板読み取りデータを基に算出される。図5DにおいてTR(λ)、TG(λ)、TB(λ)、TBK(λ)特性の赤外領域における感度特性はほぼ近似特性である。基準白板だけでなく一般原稿においてもR、G、B信号成分における赤外領域成分はBK信号から補正され、適切な色再現が実現される。シェーディング補正回路204から出力されたRs、Gs、Bs信号は入力マスキング回路205で色空間補正が行われる。
入力マスキング回路205にはIRC信号に連動して、2つの係数が選択されるように構成されている。IRC信号がHiレベルで読み取りが行われるため、赤外補償信号用のマスキング係数が選択され色空間補正が行われる。入力マスキング回路205以降の処理は前述した処理が行われ、最終画像データRw、Gw、BwはHD215に保存される。HD215への保存形式はJPEG圧縮データやBMP形式が適応的に選択される。必要に応じてその他の形式での保存も可能である。読み取り原稿の中には赤外光に反応する特殊インクで印刷された読み取り禁止マークが印刷されているものがある。このように読み取り禁止マークが印刷されている場合には、シェーディング補正回路204から出力されたBKs信号はパターン認識回路207に供給され、読み取り動作中、常に読み取り禁止パターンの認識処理が行われている。
(ステップS230〜ステップS250)
次に、ステップS230において、読み取り動作完了後、制御部250はパターン認識の結果判定を行う。パターン認識回路207において読み取り禁止パターンが検出された場合にはステップS240に移行し、HD215に保存された読み取り画像に対して出力禁止処理を行う。次にステップS250でユーザに対して警告メッセージを表示して読み取り動作を完了する。また、ステップS230において、読み取り禁止パターンが検出されなかった場合には、そのまま読み取り動作を完了する。
以上説明したように、本発明によれば、安価な赤外成分を含む原稿照明ランプと赤外感度の高いイメージセンサを用いる画像読取装置において、赤外光成分の読み取りと、赤外光成分の除去を両立させることができる。そのため、赤外線フィルタを用いることなく、より高品質な画像と高機能を提供することができる。すなわち、原稿照明ランプに含まれる赤外成分の補正をリアルタイムに行うことで色再現性を向上させて高品質な画像読み取りを提供することができる。また、画像読み取り動作を妨げることなく認証マーク検出(赤外成分のみで形成される特徴画像)を行うことによって機密文書や私的文書の保護といった新しい機能を同時に提供することが可能になる。
<本実施形態の原稿照明ランプの初期公差と光量変動に対する補正例>
以下、本実施形態における、原稿照明ランプの初期公差と、光量変動に対する補正方法について説明する。
本実施形態の画像読取装置2000は、上記実施形態の画像読取装置1000で説明した画像処理構成に加え、さらに赤外成分補正係数を原稿照明ランプの分光特性に応じて切り替える構成が付加されている。そのため、ランプのばらつき、変動に対し適切な赤外成分補正を実現することができる。そこで、本実施形態の画像読取装置2000の説明では、上記実施形態の画像読取装置1000と重複する構成の説明は省略し、以下異なる点についてのみ説明する。
(原稿照明ランプの分光発光強度特性のばらつき:図6)
図6は、原稿照明ランプの分光発光強度特性の400〜500nmの波長成分のばらつきを示す図である。
図6において(a)、(b)、(c)は初期のばらつきによる特性差を表し、400〜500nm波長成分が(a)は最も多い上限特性、(b)は中程度の標準特性、(c)は最も少ない下限特性である。上記(a)、(b)、(c)の特性差は塗布される蛍光体の混合特性によって決まるものである。赤外領域の成分はキセノンガスの輝線成分であり、ばらつきによらず一定である。原稿照明ランプは上記(a)、(b)、(c)のランクで管理され、各ランプ個体にはランクを示すマーキングが施される。あるいは梱包時にランクを示す書類が同梱される。原稿照明ランプ3004の分光特性ランクは制御部250にバックアップされ、製品出荷時には装置搭載ランプ3004の分光特性ランクが書き込まれ、出荷される。市場でのランプ交換の際には、交換されるランプのランクデータに書き換えられ、バックアップされる環境が提供されている。
制御部250にはランプの分光特性ランクに対応した複数の全波長積分値TR_all、TG_all、TB_all、TBK_allと、赤外積分値TR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_irと、入力マスキング係数がテーブルで管理されている。これらは、バックアップされる各特性ランクに応じて適宜選択される。特性テーブルはプログラムとして、図示しないROMに書き込まれていても良いし、あるいはネットワーク回線を介してアップデートされる構成でも良い。入力マスキング係数は3次元のルックアップテーブルで容量が大きいため、HDの制御情報領域に保管される。
全波長積分値と赤外積分値は、第1の実施形態で説明したものと同一であり、原稿照明ランプと基準白板と4ラインセンサの分光特性を掛け合わせた総合特性から算出される赤外補償の基準となるものである。上記説明したように市場での交換が行われた場合には、バックアップデータが書き換えられた時点で全波長積分値と赤外積分値と入力マスキング係数が適宜選択、変更される。例えば、出荷時には分光特性ランク(a)だった装置において、市場において分光特性ランク(c)のランプに交換された場合の処理は、以下のようにする。すなわち、図示しない操作部より、分光特性ランクが書き換えられ、制御部250は変更されたランクに応じて全波長積分値と赤外積分値と入力マスキング係数を変更する。
赤外補償係数の算出は、出荷あるいはランプ交換が行われた場合に行われる基準データ算出と、通常の起動時に行われる実動作係数算出の2つの段階がある。基準データ算出は前述した原稿照明ランプ3004の分光特性ランクに対応して行われる処理で、原稿照明ランプ3004の交換に連動して行われる処理である。具体的には装置の出荷、原稿照明ランプ3004、4ラインセンサ100、基準白板3002のいずれか一つ、あるいは複数が交換された場合に行われる。実動作係数算出は装置を使用していくなかでの変動を補正するためのもので、例えば耐久による原稿照明ランプ3004の光量変動などによる影響を補正するための処理である。
(赤外補償係数の基準データ算出方法:図7)
上記説明した構成を有する本実施形態の画像読取装置2000における赤外補償係数の基準データ算出方法について、図7のフローチャートを用いて説明を行う。この処理は、本画像読取装置のCPUが不図示のROMに格納された制御プログラムに基づいて不図示のRAMを作業領域に使用しながら各部を制御しながら実行するものである。
まず、ステップS300では、図示しない操作部より原稿照明ランプ3004の分光特性ランクの設定を受信する。設定はユーザあるいはサービスマンあるいは工場の作業員などによって行われる。
次に、ステップS305では、バックアップされた原稿照明ランプ3004の分光特性ランクに応じて、予めROMなどに保管されている全波長積分値TR_all、TG_all、TB_all、TBK_allと、赤外積分値TR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_irが読み出される。
次に、ステップS310では、ゲイン調整が行われ、その調整値は基準となるゲイン調整値Rgain0、Ggain0、Bgain0、BKgain0として制御部250にバックアップされる。ゲイン調整方法については第1の実施形態で説明したのと同じであるのでここでの説明は省略する。
次に、ステップS320では、全波長積分値TR_all、TG_all、TB_all、TBK_allと、赤外積分値TR_ir、TG_ir、TB_ir、TBK_irより、赤外補償基準係数Kir0_R、Kir0_G、Kir0_Bが算出され制御部250にバックアップされる。算出方法は第1の実施形態の式(3)と同じであるのでここでの説明は省略する。実動作においては、第1の実施形態の図4で説明した動作フローで読み取り動作が行われる。
原稿照明ランプ3004の光量の変動は主に蛍光体の劣化によるもので、その変動は分光特性において可視光領域の変動である。従って、起動時に行われるゲイン調整の調整値と基準ゲイン調整値との差分がその変動を表し、赤外補償係数算出時にゲイン調整値の変化を加味することで、光量変動に対しても適切な赤外補償係数を算出することができる。(式6)に赤外補償係数の算出方法を示す。赤外補償基準係数にゲインターゲットによる補正を行い、さらに基準ゲイン値と調整ゲイン値との比率を掛け合わせることで原稿照明ランプ3004の初期交差と、実使用における光量変動を加味した赤外補償係数が算出される。その結果、画像読み取りにおいては常に適正な赤外補償演算が行われ、ランプのばらつき、耐久による変動に対しても高画質を維持することが可能になる。
Figure 2007043427
以上説明した動作によって、ランプの組み合わせに対して適切な赤外補償係数が選択され、赤外補償によって色再現性の良好な読み取りが行われる。また、初期基準に対してゲイン調整毎の信号比率を寿命基準比率と比較することで、ランプの耐久寿命を予測し、耐久による品質劣化に対して適切な交換指示を行うことができる。その結果、ユーザに常に高品質の読み取り装置を提供することができる。また、上記説明では原稿照明ランプのばらつきを一例として説明を行ったが、4ラインセンサや基準白板のばらつきがある場合にも適用できる。この場合には、各ばらつきの組み合わせに対する係数テーブルを作成し、各ばらつきを示すランク設定に応じて上記処理を行えば、さらに高品質な画像読取装置を提供することも可能である。
以上説明したように、本発明によれば、安価な赤外成分を含む原稿照明ランプと赤外感度の高いイメージセンサを用いる画像読取装置において、赤外光成分の読み取りと、赤外光成分の除去を両立させることができる。そのため、赤外線フィルタを用いることなく、より高品質な画像と高機能を提供することができる。また、赤外線フィルタを用いることなく、ランプの種類、光量に関わらず常に安定した赤外補正を行うことを可能にし、その結果として高品質な画像を提供できる画像読取装置を実現できる。
また、赤外光成分信号を読み取りに同期して処理することを可能にし、読み取り生産性を落とすことなく状態判別機能を装置に与えることができる。
尚、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)でも達成できる。この場合、記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードは、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。そこで、書込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
又、自装置にセットされたCD−ROM、或いは、インターネット等の外部供給源から、前述した実施形態の機能を実現する為のプログラムデータを、自装置のメモリにダウンロードし、前述した実施形態の機能が実現されるような形態も本発明に包含される。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることが好ましい。
本発明によれば、安価な赤外成分を含む原稿照明ランプと赤外感度の高いイメージセンサを用いる画像読取装置において、赤外光成分の読み取りと、赤外光成分の除去を両立させることにより、より高品質な画像と高機能を提供することができる。
本発明により、赤外線フィルタを用いることなく、ランプの種類、光量に関わらず常に安定した赤外補正を行うことを可能にし、その結果として高品質な画像を提供できる画像読取装置を実現できる。
また、赤外光成分信号を読み取りに同期して処理することを可能にし、読み取り生産性を落とすことなく状態判別機能を装置に与えることができる。
本実施形態の画像読取装置に搭載する4ラインセンサ100の構造を説明する図である。 本実施形態の画像読取装置の画像処理を説明するブロック図である。 出力信号を切り替えるSW<1:0>信号の内容を説明する図である。 本実施形態の画像読取装置の赤外補償方法の動作を説明するフローチャートである。 原稿照明ランプの分光発光特性を説明する図である。 4ラインセンサのR、G、B、BKの分光感度特性を説明する図である。 基準白板の分光反射率特性を説明する図である。 分光積分特性を説明する図である。 本実施形態の画像読取装置における原稿照明ランプの分光特性ばらつきを説明する図である。 本実施形態の画像読取装置における赤外補償基準係数を算出ためのフローチャートである。 従来の画像読取装置の一例を示す図である。 従来のCCDラインセンサの構造を説明する図である。
符号の説明
100・・・CCD4ラインセンサ
101・・・黒フィルタ付きBKのフォトダイオード(PD)
110・・・SH4ゲート
120、121・・・転送レジスタ
130、131・・・出力アンプ
301・・・4入力シェーディング補正回路
302・・・4入力ライン間補正回路
303・・・赤外線補償回路
2000...ドキュメントフィーダー(DF)
2002...原稿トレイ
2003...幅方向規制板
2004...給紙ローラー
2005...分離搬送ローラー
2006...分離パッド
2007...レジストローラ
2008...レジスト従動ローラー
2009...リードローラー
2010...リード従動ローラー
2011...リード排出ローラー
2012...リード排出従動ローラー
2013...排紙ローラー
2014...排紙トレイ
3001・・・原稿ガラス
3002・・・基準白板
3003・・・原稿圧板
3004・・・原稿照明ランプ
3005・・・第1ミラー
3006・・・第2ミラー
3007・・・第3ミラー
3008・・・第1ミラー台
3009・・・第2ミラー台
3010・・・光学レンズ
3011・・・3ラインイメージセンサ
3012・・・光学モータ
3013・・・第1の反射笠
3014・・・第2の反射笠
3020...流し読みガラス
3100...REDフィルタ付きRED用フォトダイオード
3101...GREENフィルタ付きGREEN用フォトダイオード
3102...BLUEフィルタ付きBLUE用フォトダイオード
3110...SH1ゲート
3111...SH2ゲート
3112...SH3ゲート
3120...RED先行画素の転送レジスタ
3121...RED後行画素の転送レジスタ
3122...GREEN先行画素の転送レジスタ
3123...GREEN後行画素の転送レジスタ
3124...BLUE先行画素の転送レジスタ
3125...BLUE後行画素の転送レジスタ
3130...RED先行画素出力アンプ
3131...RED後行画素出力アンプ
3132...GREEN先行画素出力アンプ
3133...GREEN後行画素出力アンプ
3134...BLUE先行画素出力アンプ
3135...BLUE後行画素出力アンプ

Claims (14)

  1. 原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像からの反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置であって、
    原稿画像の反射光から前記原稿画像に対応する画像信号を検出するためのラインイメージセンサが、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数のラインイメージセンサと、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出するラインイメージセンサとから成ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像の反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置であって、
    原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数の可視成分イメージセンサと、
    前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出する赤外成分イメージセンサと、
    前記可視成分イメージセンサからの赤外波長成分を含む可視波長成分から、前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を取り除く赤外成分除去手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を用いて、前記原稿画像中に含まれる赤外波長成分で形成された特徴画像を抽出する特徴画像抽出手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記赤外成分イメージセンサは、前記反射光に含まれる可視波長成分を第1フィルタで除去した後、光電変換して赤外波長成分信号を出力するフォトダイオード群で構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1フィルタは、前記反射光に含まれる400nm以上780nm未満の可視光領域の波長を吸収し、780nm以上1100nm未満の赤外領域の波長を透過する特性を有することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記可視成分イメージセンサは、前記反射光に含まれる可視波長成分の一部を第2フィルタで除去後、光電変換して前記2フィルタで除去されない可視波長成分と赤外波長成分とを含む複合信号を出力するフォトダイオード群で構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  7. 前記第2フィルタは、反射光に含まれる赤、青または緑色のいずれか1つの可視光と、赤外光とを透過する特性を有することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記赤外成分除去手段は、前記可視成分イメージセンサから出力される赤外波長成分信号と前記赤外成分イメージセンサから出力される赤外波長成分信号とに基づいて、赤外波長成分信号が一致するように波長成分を補正する補正係数を算出する補正係数算出手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  9. 前記特徴画像が検出された場合、前記読み取った画像の読み出しを禁止する読出禁止手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  10. 前記原稿画像を照明するランプに対応して、可視波長成分の分光特性を設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  11. 前記設定手段により設定された分光特性を用いて、前記フォトダイオード群のゲイン調整を行うゲイン調整手段を更に有することを特徴とする請求項4又は6に記載の画像読取装置。
  12. 原稿画像を赤外波長成分を含むランプで照明し、原稿画像の反射光を受光して光電変換して画像データを出力する画像読取装置の制御方法であって、
    原稿画像の反射光から赤外波長成分を含む可視波長成分を検出する複数の可視成分イメージセンサが検出した赤外波長成分を含む可視波長成分から、前記原稿画像の反射光から赤外波長成分を検出する赤外成分イメージセンサが検出した赤外波長成分を取り除く赤外成分除去工程と、
    を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  13. 前記赤外成分イメージセンサからの赤外波長成分を用いて、前記原稿画像中に含まれる赤外波長成分で形成された特徴画像を抽出する特徴画像抽出工程を有することを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置の制御方法。
  14. 前記特徴画像が検出された場合、前記読み取った画像の読み出しを禁止する読出禁止工程と、
    前記原稿画像を照明するランプに対応して、可視波長成分の分光特性を設定する設定工程と、
    前記設定された分光特性を用いて、前記フォトダイオード群のゲイン調整を行うゲイン調整工程とを更に有することを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置の制御方法。
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