JP2002271631A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP2002271631A
JP2002271631A JP2001068122A JP2001068122A JP2002271631A JP 2002271631 A JP2002271631 A JP 2002271631A JP 2001068122 A JP2001068122 A JP 2001068122A JP 2001068122 A JP2001068122 A JP 2001068122A JP 2002271631 A JP2002271631 A JP 2002271631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
image
result
pixel
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001068122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002271631A5 (ja
JP4051889B2 (ja
Inventor
Kosuke Shimizu
孝亮 清水
Susumu Kondo
晋 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001068122A priority Critical patent/JP4051889B2/ja
Publication of JP2002271631A publication Critical patent/JP2002271631A/ja
Publication of JP2002271631A5 publication Critical patent/JP2002271631A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4051889B2 publication Critical patent/JP4051889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を移動させながらその原稿上の画像を読
み取る画像読取装置において、カラー画像に対応する場
合であっても、回路規模の増大や多大な処理負荷等を要
することなく、ゴミ等の異物による画像の読み取り結果
への影響を排除可能にする。 【解決手段】 互いに異なる分光感度に対応した複数の
画素列を有した読取手段10と、各画素列による読み取
り結果の濃度値を比較するとともに、その読み取り結果
に原稿主走査方向におけるエッジ成分が含まれているか
否かを判断し、これらから前記読取手段10での読み取
り結果に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出手段
18とを備えるように、画像読取装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、スキャナ装置等のように、読み取り対象とな
る原稿からその原稿上に描かれた画像を読み取る画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像読取装置としては、自動原稿
搬送装置によってシート状原稿を移動させながらその原
稿上の画像を読み取ることで、プラテンガラス上に載置
された原稿から光学系を移動させながら画像を読み取る
場合よりも、読み取り速度を向上させたものが知られて
いる。ところが、このような画像読取装置では、光学系
が移動しないため、原稿に付着したゴミが原稿読み取り
位置のコンタクトガラスを汚したり、あるいはコンタク
トガラスに付着したりすると、画像の読み取り結果にス
ジ状のノイズが発生してしまうことになる。
【0003】この対策としては、従来、以下のようなも
のが提案されている。例えば、特開平9−139844
号公報には、光電変換素子を原稿搬送方向に複数個配列
し、原稿上の同一位置に対するこれら光電変換素子での
読み取り結果を比較し、双方の読み取り結果に差異があ
る場合にはノイズ成分として検出し、そのノイズ成分を
除去する装置が開示されている。また、例えば、特開2
000−152008公報には、ノイズ成分を検出した
場合に、各光電変換素子のうちの一方の読み取り読み取
り結果を用いることで、そのノイズ成分の除去を行う装
置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置は、いずれも白黒画像の読み取りに対応し
たものであり、そのままカラー画像に適用しようとする
と、R(赤),G(緑),B(青)の各分光感度特性を
有する3本の光電変換素子(画素列)をそれぞれ少なく
とも2本ずつ、計6列以上を原稿の搬送方向に配設しな
ければならない。したがって、これに対応してアナログ
処理やシェーディング補正等といった光電変換素子出力
後の画像処理回路も、少なくとも6系統分用意しなけれ
ばならず、回路規模が増大するとともに、大幅なコスト
アップを招いてしまうことになる。
【0005】また、カラー画像の場合には、黒スジ状の
ノイズ成分のみならず、白スジ状のノイズ成分が発生す
ることも考えられる。そのため、ノイズ成分の除去を行
うには、いずれのノイズ成分についても的確に検出でき
る必要がある。
【0006】さらに、カラー画像の場合には、光電変換
素子による読み取り結果を出力する上で、R,G,Bの
各色成分についての信号処理が必要である。そのため、
ノイズ成分の除去を行うのにあたって、各色成分につい
てそれぞれ2本ずつ以上光電変換素子を設けて、その読
み取り結果をそのまま用いるのであればよいが、各色成
分の光電変換素子の読み取り結果を利用して新たな補間
データを生成しようとすると、多大な処理負荷が必要に
なってしまう。
【0007】そこで、本発明は、カラー画像に対応しつ
つ、ゴミ等の異物による画像の読み取り結果への影響を
排除可能にするとともに、その場合であっても、回路規
模の増大や多大な処理負荷等を要することのない画像読
取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために案出された画像読取装置で、読み取り対象と
なる原稿からカラー画像情報を読み取る第一読取手段
と、前記第一読取手段とは異なる分光感度に対応してい
るとともに当該第一読取手段に対して前記原稿の副走査
方向にオフセットして配設された第二読取手段と、前記
第一読取手段による読み取り結果の濃度値と前記第二読
取手段による読み取り結果の濃度値とを比較するデータ
比較手段と、前記第一読取手段による読み取り結果に前
記原稿の主走査方向におけるエッジ成分が含まれている
か否かを判断するエッジ検出手段と、前記データ比較手
段による比較結果と前記エッジ検出手段による判断結果
とを基に前記第一読取手段での読み取り結果に含まれる
ノイズ成分を検出するノイズ検出手段とを備えることを
特徴とするものである。
【0009】上記構成の画像読取装置によれば、ゴミ等
の異物による影響があると、原稿の副走査方向にオフセ
ットした第一読取手段と第二読取手段とで、それぞれの
読み取り結果の濃度値が異なる。また、その異物の影響
によって黒スジと白スジのどちらが発生する場合であっ
ても、原稿の読み取り結果には、そのノイズ成分によっ
て主走査方向にエッジ成分が含まれる。したがって、原
稿からのカラー画像情報の読み取り結果に、ゴミ等の異
物による影響でノイズ成分が含まれていても、そのノイ
ズ成分は、データ比較手段による比較結果とエッジ検出
手段による判断結果とを基にするノイズ検出手段によっ
て検出されることになる。しかも、そのノイズ検出に用
いられる第二読取手段は、第一読取手段とは異なる分光
感度に対応しているので、カラー画像情報を読み取るた
めの分光感度特性を有した読取手段を重複して備える必
要もない。
【0010】また、本発明の画像読取装置は、読み取り
対象となる原稿からカラー画像情報を読み取る第一読取
手段と、前記第一読取手段とは異なる分光感度に対応し
ているとともに当該第一読取手段に対して前記原稿の副
走査方向にオフセットして配設された第二読取手段と、
前記第一読取手段による読み取り結果と前記第二読取手
段による読み取り結果とを基に前記第一読取手段での読
み取り結果に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出
手段と、前記ノイズ検出手段が検出したノイズ成分に係
る異常画素データの近傍に位置する周囲画素データをそ
のまま用いて前記異常画素データと置き換えることで当
該ノイズ成分を除去するノイズ除去手段とを備えること
を特徴とするものである。
【0011】上記構成の画像読取装置によれば、ゴミ等
の異物による影響があると、原稿の副走査方向にオフセ
ットした第一読取手段と第二読取手段とで、それぞれの
読み取り結果が異なるので、その異物による影響で発生
するノイズ成分が、ノイズ検出手段によって検出され
る。そして、ノイズ検出手段がノイズ成分を検出する
と、そのノイズ成分に係る異常画素データをノイズ除去
手段が周囲画素データと置き換えるので、原稿からのカ
ラー画像情報の読み取り結果に、ゴミ等の異物による影
響でノイズ成分が含まれていても、そのノイズ成分は、
ノイズ除去手段によって除去される。しかも、このとき
に、ノイズ除去手段は、異常画素データの近傍に位置す
る周囲画素データをそのまま用いるので、ノイズ成分を
除去する際に、新たな補間データを生成する等といった
処理負荷も不要である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像読取装置について説明する。図1は本発明に係る画
像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図であり、
図2は本発明に係る画像読取装置の光学系の一例を示す
概略構成図であり、図3は本発明に係る画像読取装置に
用いられる読取手段(光電変換素子)の一例を示す説明
図である。
【0013】先ず、本発明に係る画像読取装置における
光学系について説明する。図2に示すように、ここで説
明する画像読取装置は、自動原稿搬送装置(Automatic
Document Feeder;以下「ADF」という)を備えてお
り、そのADFによって読み取り対象となる原稿Pを移
動させながらその原稿P上から画像を読み取る、いわゆ
るCVT(Constant Velocity Transfer)モードに対応
し得るようになっている。
【0014】すなわち、CVTモード時には、ADFの
原稿載置台に載置された原稿Pが、引き込みローラ1に
よって1枚ずつ搬送ローラ2まで運ばれ、その搬送ロー
ラ2に搬送方向が変えられた後に、コンタクトガラス3
上にまで案内される。そして、原稿Pは、バックプラテ
ン4によってコンタクトガラス3側に押さえつけられつ
つ搬送される。このとき、後述するようにして原稿Pか
らの画像読み取りが行われる。その後は、画像読み取り
の終了した原稿Pが、排出ローラ5によってADFの排
出トレイ上へ排出される。
【0015】コンタクトガラス3上では、そこを搬送さ
れる原稿Pが、図示せぬ露光ランプによって照射され
る。そして、その照射による反射光は、第一ミラー6、
第二ミラー7および第三ミラー8にて光路変更された
後、レンズ9によって縮小され、画像の読取手段として
機能する光電変換素子(Charge Coupled Device;以下
「CCD」と称す)10上に結像される。これにより、
原稿P上に描かれた画像は、CCD10での画素単位に
よる光電変換を通じて、アナログ画像信号として出力さ
れることになる。
【0016】なお、画像読取装置は、CVTモードのみ
ならず、原稿Pをプラテンガラス上に固定し、光学系を
移動させながら画像を読み取る原稿固定モードに対応可
能なものであってもよい。この場合には、プラテンガラ
ス上に載置された原稿面を、第一ミラー6、第二ミラー
7および第三ミラー8(図示せぬキャリッジに搭載され
て移動可能な構成となっている)にて副走査方向に移動
しながら走査することによって、原稿からの画像読み取
りを行えばよい。
【0017】次に、画像の読取手段として機能するCC
D10について詳しく説明する。図3に示すように、C
CD10は、フォトダイオード等の受光セル(画素)が
直線状に配列されてなる複数本の光電変換素子列により
構成されている。より具体的には、R,G,Bの各分光
感度特性を持つ3本の画素列10R,10G,10B
と、B/W(白黒)の分光感度特性を持つ画素列10W
とを有する構成となっている。
【0018】3本の画素列10R,10G,10Bは、
本発明の第一読取手段として機能するもので、読み取り
対象となる原稿Pからカラー画像情報を読み取るための
ものである。そのために、画素列10R,10G,10
Bは、各々が例えば7μm×7μmのフォトダイオード
等からなる受光セル(画素)がn個(画素1〜画素n)
直線状に配置された構成となっており、図の下側から
B,G,Rの順に7μm(1ライン分)の間隔を持って
3列に配列されている。
【0019】画素列10Wも、同様に、例えば7μm×
7μmのフォトダイオード等からなる受光セルがn個直
線状に配置された構成となっている。ただし、画素列1
0R,10G,10Bとは異なる分光感度(白黒)に対
応している。また、画素列10Wは、3本の画素列10
R,10G,10Bのうち、最も近接している画素列
(本例では、画素列10B)との間に、例えば70μm
(10ライン分)の間隔が存在するように、画素列10
R,10G,10Bに対して原稿搬送方向(副走査方
向)にオフセットして配設されている。すなわち、画素
列10Wは、本発明の第二読取手段として機能するもの
である。
【0020】なお、CCD10における7μm(1ライ
ン分)の間隔および70μm(10ライン分)の間は、
レンズ9による縮小を経ているので、原稿搬送経路上の
読み取り位置では、それぞれ42μmおよび423μm
の間隔に相当する。
【0021】このような各画素列10R,10G,10
B,10Wを備えてなるCCD10は、所定クロックに
基づくタイミング信号によって駆動される。これによ
り、各画素列10R,10G,10B,10Wは、原稿
P上の離れた位置の4ライン分の画像を同時に読み取っ
てアナログ画像信号として出力することになる。つま
り、画素列10Rでは、1ライン周期(主走査周期)毎
に、その画素列10Rを構成するn個のフォトダイオー
ドに蓄積された電荷が順次検知され、1ライン分(n画
素分)の各画素の濃度を表すアナログ画像信号Rとして
出力される。アナログ画像信号G,Bについても全く同
様である。また、画素列10Wからは、白黒成分に対応
したアナログ画像信号Lが出力される。
【0022】したがって、画素列10Wの配設された側
が原稿搬送方向の上流側(図2中のA側)とすると、原
稿Pの搬送速度に変動がなければ、画素列10Wによる
アナログ画像信号Lは画素列10Rによるアナログ画像
信号Rよりも12ライン相当の位相遅れを、画素列10
Bによるアナログ画像信号Bはアナログ画像信号Rより
も2ライン相当の位相遅れを、画素列10Gによるアナ
ログ画像信号Gはアナログ画像信号Rよりも1ライン相
当の位相遅れを、それぞれ持った画像信号となる。
【0023】ここで、このような構成のCCD10にお
いて、ゴミ等の付着に起因する画像上の縦スジを検知す
る原理について説明する。今、第一読取手段として機能
する画素列10R,10G,10Bの光路に該当するコ
ンタクトガラス3上にゴミが付着したとすると、その箇
所のゴミが画像として当該光路を通り、画素列10R,
10G,10Bによって読み取られる。このとき、その
ゴミに起因して出力画像上には、原稿P上にはない副走
査方向(原稿搬送方向)に延びる縦スジが現れる。一
方、これらとは10ライン分離れて第二読取手段として
機能する画素列10Wの光路に該当するコンタクトガラ
ス3上にはゴミが存在しないため、原稿P上の画像は正
常に読み取られる。
【0024】そこで、それぞれの読み取り位置の搬送に
相当する時間だけ、先行して読み取られる第二読取手段
の読み取り結果を遅延させて、第一読取手段と同じ位置
での当該第一読取手段の読み取り結果と比較すると、ゴ
ミが存在する箇所では双方の読み取り結果が不一致とな
る。この原理を利用することで、付着ゴミによる縦スジ
や浮遊ゴミによる縦スジを検知することができる。
【0025】この検知に好適となるように、CCD10
における画素列10R,10G,10Bと画素列10W
との間には、10ライン分に相当する間隔が存在してい
る。ただし、その間隔は、双方が共にゴミの影響を受け
ない程度の距離であればよく、10ライン分に限定され
るものではない。
【0026】次に、画像読取装置全体の機能構成につい
て説明する。図1に示すように、画像読取装置は、上述
したCCD10の他にCCD駆動回路11を備えてお
り、そのCCD駆動回路11が所定クロックに基づくタ
イミング信号を生成して、これをCCD10に与えるこ
とによって、そのCCD10を駆動するようになってい
る。
【0027】また、CCD10の後段には、各画素列1
0R,10G,10B,10Wに対応して設けられたサ
ンプルホールド回路12a〜12d、出力増幅回路13
a〜13d、AD変換回路14a〜14dおよびシェー
ディング補正回路15a〜15dを備えている。これら
によって、CCD10から得られるアナログ画像信号
L,B,G,Rは、サンプルホールド回路12a〜12
dにより各々サンプリングされた後、出力増幅回路13
a〜13dによって各々適正なレベルに増幅され、A/
D変換回路14a〜14dにより各々デジタル画像デー
タL,B,G,Rに変換される。そして、変換後のデジ
タル画像データL,B,G,Rに対して、シェーディン
グ補正回路15a〜15dが、CCD10の感度バラツ
キや光学系の光量分布特性に対応した補正を施す。
【0028】さらに、シェーディング補正回路15a〜
15dの後段には、出力遅延回路16a〜16cを備え
ている。そして、その出力遅延回路16a〜16cが、
シェーディング補正回路15a〜15dから出力される
画像データL,B,Gを、それぞれ12ライン相当、2
ライン相当、1ライン相当の遅延時間だけ遅延させて、
画像データRと同相の画像データとするようになってい
る。すなわち、画素列10W,10R,10G,10B
は、原稿上の離れた位置の4ライン分の画像を同時に読
み取るように副走査方向に一定の間隔をもって配置され
た位置関係にあることから、ここでは、画像読み取りの
際に最後行の画素列10Rのデジタル画像データを基準
とし、最後行の読み取りラインからの各ライン間の距離
に応じて残りの画素列10W,10B,10Gの各デジ
タル画像データを遅延させることにより、副走査方向の
4ライン分のデジタル画像データが原稿上の同一位置
(同一ライン)の画像データとなるように同時化する。
【0029】また、画像読取装置は、これらの各回路の
他にも、色空間変換回路17と、スジ検知回路18と、
置換画素判定回路19と、スジ除去回路20と、画像処
理回路21と、CPU(Central Processing Unit)2
2と、を備えている。
【0030】このうち、画像処理回路21は、スジ除去
回路20から出力される画像データに対して、必要に応
じた画像処理、例えば拡大縮小処理、地肌除去処理、2
値化処理等を施すものである。
【0031】CPU22は、画像読取装置における各部
を制御するものである。具体的には、CCD駆動回路1
1によって行われるCCD10の駆動の周期を設定、出
力増幅回路13a〜13dの利得の制御、シェーディン
グ補正回路15a〜15dの制御、色空間変換回路1
7、スジ検知回路18、置換画素判定回路19の定数の
制御(後述)等を行うようになっている。
【0032】次に、以上のような全体構成の画像読取装
置における色空間変換回路17の詳細について説明す
る。色空間変換回路17は、RGBデータ≡L*変換に
より、画像データB,G,Rから画像データLと同じ分
光感度を持つ画像データLclを生成するものである。
具体的には、画像データB,G,Rを基に、以下に示す
(1)式を用いた演算を行って、白黒に対応した分光感
度の画像データLclを算出する回路である。
【0033】 Lcl=A1×B+A2×G+A3×R+A4×B2+A5×G2+A6×R2+A7×B×G +A8×G×R+A9×R×B+A10・・・(1)
【0034】なお、(1)式中において、A1〜A10は係
数であり、画像データLclの算出結果が画像データL
の読み取り値と略同じとなるように、予め設定されてい
る。これにより、画像データLと画像データLclは、
略同じ読み取りデータとなっている。
【0035】続いて、画像読取装置におけるスジ検知回
路18の詳細について説明する。図4は、本発明に係る
画像読取装置が備えるスジ検知回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【0036】スジ検知回路18は、色空間変換回路17
から出力される画像データLclと、出力遅延回路16
aから出力される画像データLとを比較することによ
り、画像データLclに含まれるスジ状のノイズ成分を
検知し、スジ検知データを出力するものである。そのた
めに、スジ検知回路18は、データ比較ブロック18
1、連続性検知ブロック182およびエッジ検出ブロッ
ク183より構成されている。
【0037】データ比較ブロック181は、減算回路1
81aと比較回路181bとから構成されたもので、画
像データLclの濃度値と画像データLの濃度値との比
較のために、ライン周期(主走査周期)毎に、各々n画
素分の画素の濃度を表す画像データLclおよび画像デ
ータLが入力される。
【0038】ここで、データ比較ブロック181に入力
される画像データLclおよび画像データLは、出力遅
延回路16a〜16cにより位相補正が行われ、色空間
変換回路17により変換されているため、原稿の搬送速
度の変動がなければ、各々原稿上の同一ラインに対応し
た読み取り画像を表しているものであり、両者は本来一
致すべきものである。ところが、下流側読み取り位置に
ゴミ等が付着すると、下流側読み取り位置に対応した画
像データLclのうち、ゴミの付着箇所に対応した画素
の画像データがその影響を受け、画像データLclによ
って表される当該画素の濃度が画像データLによって表
される当該画素の濃度よりも顕著に異なると考えられ
る。そこで、データ比較ブロック181では、このよう
な前提に基づき、画像データLclと画像データLが顕
著に異なっている場合に、画像データLclおよび画像
データLのどちらかがゴミの影響を受けている可能性が
ある旨の信号を発生するようになっている。
【0039】このことをさらに詳述すると次の通りであ
る。データ比較ブロック181における減算回路181
aは、画像データLclと画像データLの差分を演算
し、その差分|A−B|を出力する。そして、比較回路
181bは、減算回路181aによって求められた差分
|A−B|を所定のスレッショルドと比較し、差分|A
−B|がスレッショルドよりも高い場合に信号“1”を
出力し、そうでない場合には信号“0”を出力する。な
お、以下の説明では、便宜上、この比較回路181bの
出力信号を「ゴミ判定ビット」と呼ぶ。
【0040】既に説明した通り、データ比較ブロック1
81には、ライン周期毎に、各々1ライン(n画素)分
の画像データLclおよび画像データLが入力される。
データ比較ブロック181では、1ラインを構成する各
画素毎に上記処理が行われ、画像データLclがゴミの
影響を受けているか否かを各画素毎に表したゴミ判定ビ
ットからなるnビットのシリアルデータが、ライン周期
毎に比較回路181bから出力される。
【0041】ところで、原稿の搬送速度が一定である場
合には、このゴミ判定ビットが“1”となることをもっ
て、出力画像にスジが現れる旨の判定を行うことも可能
である。しかしながら、実際には原稿の搬送速度には変
動が生じるので、このゴミ判定ビットが“1”になった
からと言って、直ちに出力画像にスジが現れる旨の判定
を行うことはできない。
【0042】ただし、原稿の搬送速度の変動は、原稿が
ローラに当たるときやローラから離れるときに発生する
ものであるため、搬送速度の変動に基づく画像データL
clおよび画像データLの位相ずれは、2〜3ライン周
期程度しか持続しないと考えられる。これに対し、ゴミ
の付着によるスジの発生は、短くても数10ライン周期
以上は持続する。したがって、特定の画素に対応したゴ
ミ判定ビットが5〜10ライン周期に亙って連続して
“1”となった場合には、原稿の搬送速度の変動の影響
ではなく、ゴミの付着に起因してそのような事態が起こ
っていると考えてよい。
【0043】スジ検知回路18における連続性検知ブロ
ック182は、このような考えに基づき、データ比較ブ
ロック181の後段に設けられたものである。この連続
性検知ブロック182は、4個のラインメモリ182a
〜182dと、AND回路182eとにより構成されて
いる。
【0044】ラインメモリ182a〜182dは、各々
FIFO(First-In First-Out;先入れ先出し)メモリ
によって構成されている。これらの各ラインメモリ18
2a〜182dは、カスケード接続されており、データ
比較ブロック181から出力されるゴミ判定ビットを順
次シフトする1個のシフトレジスタを構成している。ま
た、各ラインメモリ182a〜182dは、nビットの
シリアルデータを記憶し得るように構成されており、各
ラインメモリに入力されたデータは1ライン周期後に当
該ラインメモリから出力される。したがって、ある画素
に対応したゴミ判定ビットがデータ比較ブロック181
の比較回路181bから出力されているとき、ラインメ
モリ182a〜182dからは、当該画素よりも各々1
〜4ラインだけ前の各画素に対応した各ゴミ判定ビット
が出力されることとなる。
【0045】AND回路182eは、データ比較ブロッ
ク181の比較回路181bおよびラインメモリ182
a〜182dから出力されるゴミ判定ビットが全て
“1”である場合、すなわち主走査方向での位置を同じ
くする画素がゴミの影響を受けている旨の判定が5ライ
ン連続して行われた場合には信号“1”を出力し、そう
でない場合には信号“0”を出力する。このAND回路
182eの出力信号を、以下の説明では、「ゴミ検出デ
ータ」と呼ぶ。
【0046】このようにして、連続性検知ブロック18
2によって主走査方向の同位置にゴミの影響を受けてい
る画像のあることが検出されるのであるが、この検出は
画像データLclだけでなく、画像データLにゴミが発
生した場合にもなされる。そのため、画像データLにゴ
ミが発生した場合、画像データB,G,Rはゴミの影響
を受けていないにも拘わらず、後述する画素置換が行わ
れてしまう。つまり、ゴミのない正しい読み取りデータ
を不必要に周囲画素で置換してしまうことになる。これ
を防止し、画像データLclにゴミが発生した時のみ検
知することを可能にするのがエッジ検出ブロック183
である。
【0047】エッジ検出ブロック183は、ゴミ検出デ
ータによってゴミがあると判定された画像データLcl
の画素に対して主走査方向のエッジ成分が存在するか否
かを検出し、エッジ成分が無い場合には画像データLc
lにはゴミが無く画像データLにゴミがあると判定し、
エッジ成分がある場合には画像データLclにゴミがあ
ると判定する。そして、画像データLclにゴミがある
時のみ、「スジ検知データ」を“1”として出力するの
である。そのために、エッジ検出ブロック183は、遅
延回路183a、減算回路183b、比較回路183c
および出力マスク回路183dより構成されている。
【0048】つまり、エッジ検出ブロック183では、
ゴミ検出データが“1”となった画像データLclの画
素と、ゴミ検出データが“0”となっている画像データ
Lclの画素で主走査方向手前に2画素隔たった3画素
の平均値との差分を減算回路183bにて演算する。こ
の演算にあたっては、遅延回路183aによる位相変換
を経る。そして、減算回路183bでの演算結果が所定
スレッシュ以上であるか否かを、比較回路183cが判
断する。その結果、差分が所定スレッシュ以上である場
合は、出力マスク回路183dが画像データLclにゴ
ミがあると判定し、ゴミ検出データをそのままスジ検知
データとして出力する。一方、所定スレッシュ以下であ
る場合は、出力マスク回路183dが画像データLcl
にはゴミがないと判定し、ゴミ検出データをマスクし、
信号“0”として出力する。
【0049】なお、ここでは、CCD10の画素列10
R,10G,10Bによる読み取り結果である画像デー
タLclについて、主走査方向のエッジ成分が存在する
か否かを検出する場合を例に挙げて説明したが、エッジ
検出ブロック183は、CCD10の画素列10Wによ
る読み取り結果である画像データLについて、主走査方
向のエッジ成分が存在していないことを確認するもので
あってもよい。すなわち、エッジ検出ブロック183
は、画像データLにエッジ成分が含まれていなければ、
画像データLclにゴミがあると判定する、といったこ
とも考えられる。
【0050】以上のような構成のスジ検知回路18によ
って、画像データLclに含まれるスジ状のノイズ成分
が検出されることになる。
【0051】次に、画像読取装置における置換画素判定
回路19の詳細について説明する。図5は、本発明に係
る画像読取装置における置換画素判定の概要を示す説明
図である。置換画素判定回路19は、スジ状のノイズ成
分があると判定された画素について、その画素をどの周
囲画素で置換するかを画像データLから判定し、置換画
素判定データを出力するものである。
【0052】このとき、置換画素判定回路19では、図
5に示すように、スジ検知回路18によって出力された
スジ検知データが“1”となったゴミ発生画素(図5
(a)中の黒画素)を中心とした主走査方向17画素×
副走査方向3画素分の周囲画素に着目する。ただし、着
目する領域の大きさについては、17画素×3画素でな
くても構わない。なお、図5の例では、主走査方向2画
素分の幅のスジ状のノイズ成分が画像データB,G,R
側に発生しており、(a)が画像データB,G,R、
(b)が原稿上同位置での画像データLの画素が並んで
いる様子を示している。
【0053】そして、置換画素判定回路19は、ゴミ発
生画素(図5(a)中の黒画素)の置換画素を判定する
際に、ゴミ発生画素およびその画素と隣接する主走査方
向2画素ずつを除いた領域(図5(b)中の網点画素)
の中から置換画素位置を判定する。詳しくは、ゴミ発生
画素と同じ位置での画像データL(図5(b)中の波線
画素)を中心とした主走査方向17画素×副走査方向3
画素分の周囲画素(ゴミ発生画素およびその画素と隣接
する主走査方向2画素分の領域を除く)の中で、当該画
像データLと最も近い値の画像データLを抽出し、その
位置を置換画素位置として判定する。これは、ゴミのな
い画像データLにおいて、ゴミ発生位置の画像データと
最も近い情報を持っている画素で置換することを目的と
するためである。
【0054】このとき、ゴミ発生画素と隣接する主走査
方向2画素分の領域を置換対象から外しているのは、当
該領域については、ゴミの発生が検知されていない場合
であっても、ゴミの影響を多少なりとも受けている可能
性があるからである。
【0055】このような置換画素判定は、以下に述べる
置換画素判定アルゴリズムによって実現される。図6は
本発明に係る画像読取装置における置換画素判定アルゴ
リズムにて処理される周辺画素配置の一例を示す説明図
であり、図7は本発明に係る画像読取装置における置換
画素判定アルゴリズムの一例を示すフローチャートであ
る。
【0056】置換画素判定回路19は、図6に示すよう
に、ゴミ発生位置の画像データLであるL25を中心と
した主走査方向17画素×副走査方向3画素分の周囲画
素のうち、L0からL50まで順に置換画素判定アルゴ
リズムに従い判定を行っていく。
【0057】そして、置換画素判定回路19は、図7に
示すように、カウンタiを“0”にセットし(ステップ
1、以下ステップを「S」と略す)、Liのスジ検知デ
ータが“0”であるかを判定する(S2)。そして、L
iのスジ検知データが“0”、すなわちLiがゴミ発生
画素でない場合は、Liの主走査方向前後2画素のスジ
検知データが“0”であるかを判定する(S3)。これ
ら2つの条件分岐によりLiおよびLiの主走査方向前
後2画素を置換対象外としているのである。
【0058】次いで、置換画素判定回路19は、Liお
よびLiの主走査方向前後2画素のスジ検知データが全
て“0”である最初の画素であるかを判定する(S
4)。最初の画素である場合は、置換画素位置にiの値
を保持させ(S5)、Minデータには|L25-Li
|の値を保持させる(S6)。一方、最初の画素でない
場合は、Minデータと|L25-Li|の大小比較を
実施する(S7)。その結果、|L25-Li|がMi
nデータより小さければ、置換画素位置にiの値を保持
させ(S8)、Minデータには|L25-Li|の値
を保持させる(S9)。これらによって、L25と最も
近い値を見つけその位置を保持していくのである。
【0059】以上の各ステップを、iが50まできたら
終了し(S10)、そうでない場合はiに1を加え最初
の条件分岐から繰り返すのである(S11)。したがっ
て、これらの各ステップが全て終了すると、置換画素位
置に保持されている位置がL25と最も近い値を持つ画
素となり、その位置情報がスジ除去回路20に出力され
ることになる。
【0060】なお、ここでは、スジ検知回路18によっ
て出力されたスジ検知データが“1”だった場合のアル
ゴリズムを説明したが、スジ検知回路18によって出力
されたスジ検知データが“0”だった場合には、L25
の位置情報をスジ除去回路20に出力することになる。
【0061】次に、画像読取装置におけるスジ除去回路
20の詳細について説明する。図8は、本発明に係る画
像読取装置が備えるスジ除去回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0062】スジ除去回路20は、置換画素判定回路1
9からの置換画素判定データに基づき、画像データB,
G,Rからスジ状のノイズを除去した画像データを生成
し、画像処理回路21に出力するものである。そのため
に、スジ除去回路20は、遅延回路201および選択回
路202より構成されている。
【0063】遅延回路201では、色空間変換回路1
7,スジ検知回路18および置換画素判定回路19の遅
延分を画像データR,G,Bに加えて位相を合わせると
ともに、図6にて説明したL0〜L50を同タイミング
で出力できるよう遅延させ、置換画素位置データもそれ
に合わせ遅延させる。また、選択回路202では、遅延
回路201にて出力された置換画素位置データに応じ
て、画像データRの場合はデータR0〜R50の中か
ら、画像データGの場合はデータG0〜G50の中か
ら、画像データBの場合はデータB0〜B50の中から
選択して、最終スジ除去画像データR,G,Bとして出
力する。スジ検知がなされていない場合は、置換画素位
置データはL25を示すデータとなっているので、L2
5を最終スジ除去画像データR,G,Bとして出力す
る。この場合は、画像置換が行われていないことになる
のである。
【0064】以上のように、本実施形態で説明した画像
読取装置では、R,G,Bの各分光感度特性を有する3
本の画素列をそれぞれ2本ずつ配設しなくても、画素列
10R,10G,10Bと画素列10Wとの計4本によ
って、ゴミの影響によるノイズ成分を検出することがで
きる。したがって、アナログ処理やシェーディング補正
等を行う各回路も4系統分用意すれば済むので、カラー
画像に対応する場合であっても、従来のように回路規模
が増大したり、大幅なコストアップを招いたりすること
がない。
【0065】しかも、単に画素列10R,10G,10
Bによる読み取り結果と画素列10Wによる読み取り結
果との濃度差のみを基にするのではなく、読み取り結果
に含まれる原稿主走査方向のエッジ成分をも基にするの
で、ノイズ成分検出およびその結果に応じたノイズ成分
除去の精度向上を図ることができる。具体的には、エッ
ジ成分をも基にすることによって、ゴミのない正しい読
み取りデータを不必要に周囲画素で置換してしまうとい
ったことがなくなる。また、カラー画像の場合には、黒
スジ状のノイズ成分のみならず、白スジ状のノイズ成分
が発生することも考えられるが、いずれのノイズ成分に
ついても、エッジ成分をも基にすることによって、的確
に検出しこれを除去することが可能となる。
【0066】また、本実施形態の画像読取装置では、検
出したノイズ成分の除去にあたって、そのノイズ成分に
係るゴミ発生画素を、その近傍に位置する周囲画素デー
タをそのまま用いて置き換えるので、新たな補間データ
を生成する等といった処理負荷を要することがない。つ
まり、回路規模の増大やコストアップ等を招くことな
く、ノイズ成分の除去に際しての処理を迅速に行うこと
が可能になる。
【0067】さらに、本実施形態の画像読取装置では、
ゴミ発生画素の置換に際して、画像データLの濃度値を
基に、ゴミ発生画素に対応する位置の画像データLと最
も近い値の画像データLを抽出し、これに対応する画像
データR,G,Bを最終スジ除去画像データR,G,B
として出力するようになっている。したがって、ゴミ発
生位置の画像データと最も近い情報を持っている画素で
置換することができるので、置換によりノイズ成分の除
去を行っても、画質低下を極力抑えることが可能とな
る。
【0068】その上、本実施形態の画像読取装置では、
ゴミ発生画素の置換に際して、そのゴミ発生画素の直近
に位置する画素データ(例えば、ゴミ発生画素と隣接す
る主走査方向2画素分の領域内に位置する画素データ)
は用いないようにするので、ゴミの影響を多少なりとも
受けている可能性がある画素データによる置換を行うこ
とがない。つまり、ゴミの影響を完全に排除するので、
置換によりノイズ成分の除去を行っても、より一層画質
低下の抑制が確実なものとなる。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像読
取装置によれば、カラー画像に対応する場合であって
も、回路規模の増大や多大な処理負荷等を要することな
く、ゴミ等の異物による画像の読み取り結果への影響の
検出、除去を行うことができる。しかも、ゴミ等の影響
によるノイズ成分の除去に際しては、画像の劣化(画質
低下)を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置の機能構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る画像読取装置の光学系の一例を
示す概略構成図である。
【図3】 本発明に係る画像読取装置に用いられる読取
手段の一例を示す説明図である。
【図4】 本発明に係る画像読取装置が備えるスジ検知
回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係る画像読取装置における置換画素
判定の概要を示す説明図であり、(a)は画像データ
B,G,Rの検出具体例の図、(b)はこれに対応する
画像データLの検出具体例の図である。
【図6】 本発明に係る画像読取装置における置換画素
判定アルゴリズムにて処理される周辺画素配置の一例を
示す説明図である。
【図7】 本発明に係る画像読取装置における置換画素
判定アルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係る画像読取装置が備えるスジ除去
回路の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…CCD、10R,10G,10B,10W…画素
列、17…色空間変換回路、18…スジ検知回路、19
…置換画素判定回路、20…スジ除去回路、181…デ
ータ比較ブロック、182…連続性検知ブロック、18
3…エッジ検出ブロック
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA19 CA01 CA12 CB01 CB12 CE02 CE16 DB02 DB06 DC16 5C072 AA01 BA17 BA19 EA05 UA18 UA20 XA01 5C077 LL02 MM03 MP07 MP08 PP15 PP32 PP43 PP47 SS01 5C079 HA13 HB01 JA23 LA01 LA12 NA02 NA09 PA01 PA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象となる原稿からカラー画像
    情報を読み取る第一読取手段と、 前記第一読取手段とは異なる分光感度に対応していると
    ともに当該第一読取手段に対して前記原稿の副走査方向
    にオフセットして配設された第二読取手段と、 前記第一読取手段による読み取り結果の濃度値と前記第
    二読取手段による読み取り結果の濃度値とを比較するデ
    ータ比較手段と、 前記第一読取手段による読み取り結果に前記原稿の主走
    査方向におけるエッジ成分が含まれているか否かを判断
    するエッジ検出手段と、 前記データ比較手段による比較結果と前記エッジ検出手
    段による判断結果とを基に前記第一読取手段での読み取
    り結果に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出手段
    とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第一読取手段はR,G,B成分の読
    み取りに対応したものであり、 前記第二読取手段は白黒成分の読み取りに対応したもの
    であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記エッジ検出手段は、前記第一読取手
    段による読み取り結果にエッジ成分が含まれているか否
    かの判断ではなく、前記第二読取手段による読み取り結
    果に前記原稿の主走査方向におけるエッジ成分がないこ
    とを確認するためのものであることを特徴とする請求項
    1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 読み取り対象となる原稿からカラー画像
    情報を読み取る第一読取手段と、 前記第一読取手段とは異なる分光感度に対応していると
    ともに当該第一読取手段に対して前記原稿の副走査方向
    にオフセットして配設された第二読取手段と、 前記第一読取手段による読み取り結果と前記第二読取手
    段による読み取り結果とを基に前記第一読取手段での読
    み取り結果に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出
    手段と、 前記ノイズ検出手段が検出したノイズ成分に係る異常画
    素データの近傍に位置する周囲画素データをそのまま用
    いて前記異常画素データと置き換えることで当該ノイズ
    成分を除去するノイズ除去手段とを備えることを特徴と
    する画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記ノイズ除去手段は、前記第二読取手
    段による読み取り結果の濃度値に基づいて、前記周囲画
    素データを特定することを特徴とする請求項4記載の画
    像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記ノイズ除去手段は、前記異常画素デ
    ータの直近に位置する画素データを前記周囲画素データ
    とはしないことを特徴とする請求項4または5記載の画
    像読取装置。
JP2001068122A 2001-03-12 2001-03-12 画像読取装置 Expired - Fee Related JP4051889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068122A JP4051889B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068122A JP4051889B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 画像読取装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002271631A true JP2002271631A (ja) 2002-09-20
JP2002271631A5 JP2002271631A5 (ja) 2005-09-22
JP4051889B2 JP4051889B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=18926353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001068122A Expired - Fee Related JP4051889B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4051889B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072075B2 (en) 2002-09-20 2006-07-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reader
JP2008147783A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Canon Inc 画像読取装置
US7440639B2 (en) 2004-09-30 2008-10-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus reading an original while transporting the same
JP2008288696A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Canon Inc 画像読取装置
US7489426B2 (en) * 2004-03-16 2009-02-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus and image reading method
US7515310B2 (en) * 2004-03-03 2009-04-07 National Semiconductor Corporation Programmable gain amplifier with hybrid digital/analog architecture
US7515298B2 (en) 2003-10-20 2009-04-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing apparatus and method determining noise in image data
US7528997B2 (en) * 2003-12-22 2009-05-05 Xerox Corporation Systems and methods for streak detection in image array scanning
US7551326B2 (en) 2004-09-30 2009-06-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7649656B2 (en) 2004-09-17 2010-01-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading device
JP2010041398A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toshiba Corp 画像読み取り装置及びその制御方法及び画像形成装置
US7675656B2 (en) 2004-09-30 2010-03-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7675657B2 (en) 2004-09-30 2010-03-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7697175B2 (en) 2004-09-30 2010-04-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
US7710618B2 (en) 2004-09-30 2010-05-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7710617B2 (en) 2004-09-30 2010-05-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
US7719731B2 (en) 2004-09-30 2010-05-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus correcting noise in image data
JP2010171924A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp 画像読取装置、画像形成装置および画像読取装置の異物検知方法
JP2010171957A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp 画像読取装置、画像処理装置、及び画像形成装置、そのシステム及びその制御方法
US7782506B2 (en) 2004-11-10 2010-08-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
US7839545B2 (en) 2004-09-30 2010-11-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus correcting noise in image data
US8085443B2 (en) 2008-06-19 2011-12-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Original reading device
US8089669B2 (en) 2007-10-18 2012-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and control method for image reading, image forming apparatus
US8208171B2 (en) 2008-03-28 2012-06-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus and method to prevent image erasing due to erroneously line-shaped noise detection
US10110775B2 (en) 2016-03-30 2018-10-23 Konica Minolta, Inc. Image reading device, method for the same to detect a foreign body on a scanner glass platen, and recording medium

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072075B2 (en) 2002-09-20 2006-07-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reader
US7515298B2 (en) 2003-10-20 2009-04-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing apparatus and method determining noise in image data
US7528997B2 (en) * 2003-12-22 2009-05-05 Xerox Corporation Systems and methods for streak detection in image array scanning
TWI383656B (zh) * 2003-12-22 2013-01-21 Xerox Corp 用在影像陣列掃描之光條紋偵測之系統及其方法
US7515310B2 (en) * 2004-03-03 2009-04-07 National Semiconductor Corporation Programmable gain amplifier with hybrid digital/analog architecture
US7489426B2 (en) * 2004-03-16 2009-02-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus and image reading method
US7649656B2 (en) 2004-09-17 2010-01-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading device
US7710618B2 (en) 2004-09-30 2010-05-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7440639B2 (en) 2004-09-30 2008-10-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus reading an original while transporting the same
US7973986B2 (en) 2004-09-30 2011-07-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7969627B2 (en) 2004-09-30 2011-06-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7675656B2 (en) 2004-09-30 2010-03-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7675657B2 (en) 2004-09-30 2010-03-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7697175B2 (en) 2004-09-30 2010-04-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
US7551326B2 (en) 2004-09-30 2009-06-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus for detecting noise in image data
US7710617B2 (en) 2004-09-30 2010-05-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
US7719731B2 (en) 2004-09-30 2010-05-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus correcting noise in image data
US7839545B2 (en) 2004-09-30 2010-11-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus correcting noise in image data
US7782506B2 (en) 2004-11-10 2010-08-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of detecting noise
JP2008147783A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Canon Inc 画像読取装置
JP2008288696A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Canon Inc 画像読取装置
US8089669B2 (en) 2007-10-18 2012-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and control method for image reading, image forming apparatus
US8208171B2 (en) 2008-03-28 2012-06-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus and method to prevent image erasing due to erroneously line-shaped noise detection
US8085443B2 (en) 2008-06-19 2011-12-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Original reading device
JP2010041398A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toshiba Corp 画像読み取り装置及びその制御方法及び画像形成装置
JP2010171957A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp 画像読取装置、画像処理装置、及び画像形成装置、そのシステム及びその制御方法
JP2010171924A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp 画像読取装置、画像形成装置および画像読取装置の異物検知方法
US10110775B2 (en) 2016-03-30 2018-10-23 Konica Minolta, Inc. Image reading device, method for the same to detect a foreign body on a scanner glass platen, and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4051889B2 (ja) 2008-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002271631A (ja) 画像読取装置
US7072075B2 (en) Image reader
JP6432332B2 (ja) 光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017216622A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置、画像形成システム
JP3687405B2 (ja) 画像読取装置および画像読取方法
JP4120331B2 (ja) 画像読取装置
JP3721918B2 (ja) 画像読取装置
JPH0799850B2 (ja) 画像記録装置用画像読み取り装置
JP2002152509A (ja) 画像読取装置
JP4656648B2 (ja) デジタル撮像装置,画像読み取り装置および画像形成装置
JP2001086333A (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像処理装置
JP3494462B2 (ja) 信号処理装置
JP2003259223A (ja) 撮像システム
JP6303504B2 (ja) 光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置
JP6477283B2 (ja) 光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び光電変換素子の制御方法
JP3276026B2 (ja) 画像読み取り装置の画像データ調整方法
JP6737365B2 (ja) 撮像素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP2000358159A (ja) 画像読み取り装置
JP2002158835A (ja) 画像読取装置
JP3885984B2 (ja) 画像読取装置
JP4414276B2 (ja) 画像読取装置
JPH05191575A (ja) 画像読取装置
JPH11122538A (ja) 欠陥画素補正装置
JPH09135332A (ja) 画像読取装置
JP2008160699A (ja) 画像処理装置、画像読取装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees