JP2004090517A - 印刷装置およびカートリッジ - Google Patents
印刷装置およびカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004090517A JP2004090517A JP2002256572A JP2002256572A JP2004090517A JP 2004090517 A JP2004090517 A JP 2004090517A JP 2002256572 A JP2002256572 A JP 2002256572A JP 2002256572 A JP2002256572 A JP 2002256572A JP 2004090517 A JP2004090517 A JP 2004090517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- information
- printing device
- predetermined
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17543—Cartridge presence detection or type identification
- B41J2/17546—Cartridge presence detection or type identification electronically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/38—Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
- B41J29/393—Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q30/00—Commerce
- G06Q30/06—Buying, selling or leasing transactions
Abstract
【課題】プリンタをユーザにレンタルし、そのプリンタのメンテナンスのサポートを行うための技術を提供する。
【解決手段】プリンタレンタルサービスを提供するサービスセンタは、ユーザ登録された正当なユーザにしか使用できないように、個々のプリンタ対応した正当な使用許可IDが入力されなければ動作せず、また、サービスセンタから直接出荷されたインクカートリッジを装着しなければ動作しないプリンタをユーザにレンタルする。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタレンタルサービスを提供するサービスセンタは、ユーザ登録された正当なユーザにしか使用できないように、個々のプリンタ対応した正当な使用許可IDが入力されなければ動作せず、また、サービスセンタから直接出荷されたインクカートリッジを装着しなければ動作しないプリンタをユーザにレンタルする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置およびカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ、インターネット、デジタルカメラなどの普及に伴い、各種データを印刷するためのプリンタが普及している。通常、プリンタは各ユーザが所有する。そして、インクやトナーなど消耗品の補給、その他のメンテナンスは、ユーザの管理下で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、インクジェットプリンタにおいて、不適合なインクの使用や、印刷ヘッドのクリーニング忘れなど、適切なメンテナンスが行われない場合には、正常な動作や、良好な印刷が保証されなかった。適切なメンテナンスを継続して行うことは、ユーザにとって負担が大きかった。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、プリンタをユーザにレンタルし、そのプリンタのメンテナンスのサポートを行うための技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の第1の印刷装置は、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報に対応し、該印刷装置の使用を許可するための所定の使用許可情報を入力する使用許可情報入力部と、
該使用許可情報が正当でないときに、該印刷装置の動作を禁止する制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0006】
「識別情報」としては、例えば、印刷装置の製造番号や、印刷装置に固有に割り当てられたMACアドレスなどが挙げられる。本発明では、使用許可情報が識別情報、即ち、個々の印刷装置に対応して用意されている。使用許可情報は、文字列やプログラムの形式で提供され得る。この使用許可情報は、所定の手続きを経て、印刷装置の使用が許可された特定のユーザしか取得することができない。使用許可情報が正当でないときには、印刷装置の動作が禁止されるので、使用が許可されていないユーザによる印刷装置の不正使用を排除することができる。本発明の印刷装置は、正当なユーザによって使用されることが保証されるから、印刷装置をユーザにレンタルし、その印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0007】
なお、使用許可情報は、無期限に有効であるものとしてもよいし、有効期限を設定し、更新するようにしてもよい。使用許可情報に有効期限を設定することによって、動作が許可された状態での印刷装置の不正な横流しを抑制することができる。
【0008】
上記印刷装置において、使用許可情報は、種々の態様で入力することが可能である。例えば、印刷装置のユーザが郵便、電話、ファクシミリなどによって取得した使用許可情報を、キーボードなどの入力機器から入力することができる。また、いわゆる磁気カードやフレキシブルディスク等、使用許可情報を記録した記録媒体から読み出して自動的に入力するようにしてもよい。
【0009】
また、上記印刷装置に、
更に、所定のサーバとネットワークを介して所定の通信を行う通信部を備え、該通信部は、前記識別情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記使用許可情報を受信するようにしてもよい。
【0010】
こうすることによって、印刷装置のユーザは、識別情報に対応した使用許可情報を簡易に取得することができるので、利便性を向上することができる。
【0011】
なお、上記印刷装置とサーバとの通信は、印刷装置の起動ごとに行うものとしてもよいし、例えば、印刷材料を収容したカートリッジの交換ごとや、月に一回、週に一回など所定期間ごとに行うものとしてもよい。
【0012】
本発明の第2の印刷装置は、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報を、ネットワークを介して所定のサーバに送信する通信部と、
該送信が完了したときに、該印刷装置の動作を許可する制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0013】
本発明の印刷装置は、所定のサーバに識別情報を送信することによって、印刷が可能となる。換言すれば、本発明の印刷装置は、所定のサーバに識別情報を送信しなければ印刷を行うことができない。サーバと通信することによって印刷装置の所在が判明するため、不正なユーザは、サーバと通信を行うことを躊躇する。この結果、不正なユーザによる印刷装置の使用を抑制することができる。こうすることによっても、本発明の印刷装置が正当なユーザによって使用されることが保証されるから、印刷装置をユーザにレンタルし、その印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。また、印刷装置の不正な横流しを抑制することもできる。
【0014】
上述した通信部を備える印刷装置において、
更に、該印刷装置が適正に使用されているか否かを認証するための所定の認証情報を入力する認証情報入力部を備え、
前記通信部は、更に、前記認証情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記認証情報に基づいて行われた認証結果を受信し、
前記制御部は、前記認証情報が正当である旨の前記認証結果が得られないときに、該印刷装置の動作を禁止するようにしてもよい。
【0015】
こうすることによって、印刷装置の不正使用を、より強固に排除することができる。
【0016】
上記印刷装置において、
更に、前記サーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部を備え、
前記通信部は、更に、前記課金対象情報を前記サーバに送信するようにしてもよい。
【0017】
印刷装置をレンタルし、印刷装置の使用量、例えば、インクやトナーの使用量や、印刷ページ数に応じて課金するサービスがある。本発明によって、印刷装置のレンタルサービスを行う際に、課金処理の利便性を向上することができる。
【0018】
本発明の第3の印刷装置は、
印刷材料を収容するカートリッジを備える印刷装置であって、
前記カートリッジは、該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジであり、
前記記憶素子から前記カートリッジ情報を取得する取得部と、
該カートリッジ情報に基づいて、該印刷装置の動作の可否を判断する判断部と、
を備えることを要旨とする。
【0019】
先に説明したように、印刷装置に不適合なカートリッジが印刷装置に装着された場合、印刷装置の正常な動作や、良好な印刷は保証されない。また、カートリッジの流通経路が不正規の場合にも、カートリッジの改造などの不正が行われる可能性があるため、印刷装置の保証ができない。本発明の印刷装置は、カートリッジの流通経路に基づいて、印刷装置の動作の可否を判断することができる。従って、印刷装置では正規な流通経路で取得されたカートリッジのみが使用されることになり、印刷装置の保証ができる。この結果、印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0020】
なお、流通経路とは、例えば、第三者を介した店舗販売と、第三者を介さないいわゆる直販などを示すものであり、カートリッジの製造メーカを示すものではない。従って、例えば、直販によるカートリッジの使用しか許可しない印刷装置では、製造メーカが同じであっても店舗販売によるカートリッジを使用できない。
【0021】
カートリッジは、印刷装置の機種等によって多種類存在する。このため、ユーザは、店舗販売で誤ったカートリッジを購入、使用する場合がある。印刷装置を直販によるカートリッジしか使用できないものとすれば、カートリッジの販売者側が顧客管理することにより、適正なカートリッジを提供することができるので、不適合なカートリッジの使用を回避することができる。
【0022】
本発明の第3の印刷装置において、例えば、初期状態では、印刷装置の動作を禁止の状態にしておき、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報であるときに該印刷装置の動作を許可するようにすることが好ましい。
【0023】
また、カートリッジを交換した場合等に、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報ではないときに該印刷装置の動作を禁止するようにしてもよい。
【0024】
こうすることによって、不適合なカートリッジの使用を排除することができるので、印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0025】
本発明の第3の印刷装置において、更に、
所定のサーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部と、
該課金対象情報を前記サーバに送信する送信部と、
を備えるようにしてもよい。
【0026】
こうすることによって、印刷装置のレンタルサービスを行う際に、課金処理の利便性を向上することができる。
【0027】
本発明は、本発明の第3の印刷装置に装着されるカートリッジの発明として構成することもできる。即ち、本発明のカートリッジは、
印刷材料を収容するカートリッジであって、
該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えることを要旨とする。
【0028】
こうすることによって、本発明の第3の印刷装置は、不適切な流通を経た不適合なカートリッジの使用を排除することができる。
【0029】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の種類を示す情報を記憶するようにしてもよい。
【0030】
印刷材料の種類としては、例えば、インクジェットプリンタに装着されるインクカートリッジの場合、染料インクや顔料インクなどが挙げられる。こうすることによって、印刷装置は、不適切な印刷材料を収容したカートリッジの使用を回避するようにすることもできる。
【0031】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の残量を記憶するようにしてもよい。
【0032】
こうすることによって、印刷装置は、印刷材料の残量が不足する場合に生じる印刷不良や、印刷ヘッドの故障などの不具合を回避するようにすることもできる。
【0033】
上記カートリッジにおいて、更に、
前記印刷材料の残量を検出するための残量検出部を備えるようにしてもよい。
【0034】
こうすることによって、印刷材料の残量を精度よく検出することができる。
【0035】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、非接触ICであるものとしてもよい。
【0036】
こうすることによって、印刷装置とカートリッジとの接点での接触不良などの不具合を回避することができる。
【0037】
本発明は、上述の印刷装置、カートリッジとしての構成の他、印刷装置の制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0038】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、印刷装置を駆動するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順で説明する。
A.プリンタレンタルサービス:
B.プリンタの構成:
C.プリンタの動作許可判断処理:
C−1.インクカートリッジの適合性判断処理:
C−2.使用許可IDによる動作許可判断処理:
D.課金処理:
E.変形例:
【0040】
A.プリンタレンタルサービス:
図1は、本発明の印刷装置を適用したプリンタレンタルサービスの概要を示す説明図である。このプリンタレンタルサービスでは、ユーザがサービスセンタに所定の申込みを行い、一方、サービスセンタが所定のユーザ登録を行い、プリンタ100をユーザにレンタルするとともに、プリンタ100のメンテナンスのサポートを行うサービスである。ユーザがこのサービスの申込みを行うに際し、サービスセンタにユーザ登録するための氏名、ユーザID、パスワード、クレジットカードナンバなどの情報が必要となる。
【0041】
図示するように、ユーザ側の汎用のパーソナルコンピュータ10およびプリンタ100と、サービスセンタのサーバ200とは、インターネットINTを介して接続されており、通信を行うことができる。ユーザは、インターネットを介して、あるいは、郵便や、電話、ファクシミリによって、プリンタレンタルサービスの申込みや、消耗品の発注を行うことができる。
【0042】
本実施例では、ユーザにレンタルされるプリンタ100は、インクジェットプリンタであるものとした。サービスセンタは、登録されたユーザにレンタルサービス専用のインクカートリッジ300を提供し、インクの使用量に応じて課金する。本サービスにおいて、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を用いることによって、適正なインクカートリッジの使用が保証されるから、サービスセンタがプリンタ100のメンテナンスを適切に行い、また、インクの使用量に対する課金処理を正確に行うことができる。
【0043】
図中にサービスセンタのサーバ200が備える機能ブロックを併せて示した。サーバ200は、制御部220と、認証処理部240と、顧客情報管理部260と、課金処理部280とを備えている。これらの機能ブロックは、ソフトウェア的に構成されている。
【0044】
制御部220は、サーバ200の各機能ブロックの動作制御や、インターネットINTを介した外部との通信の制御を行う。認証処理部240は、サービスセンタに登録された正当なユーザであるか否かの認証処理を行う。本実施例では、ユーザIDとパスワードを用いて認証処理を行うものとした。他の情報を用いて認証処理を行うものとしてもよい。顧客情報管理部260は、プリンタレンタルサービスを利用するユーザおよびレンタルしたプリンタに関する情報などを管理する(図2参照)。課金処理部280は、プリンタ100で使用されたインク量に応じて、課金処理を行う。
【0045】
図2は、顧客情報管理部260によって管理される顧客情報の一例を示す説明図である。図示するように、顧客情報管理部260は、顧客番号、顧客名、認証処理に用いるユーザIDやパスワード、レンタルしたプリンタの機種名やMACアドレス、MACアドレスに対応して用意された使用許可ID、ユーザの住所、電話番号、課金に関する情報などを対応付けてデータベースとして管理している。ここで、MACアドレスは、本発明の識別情報に相当する。また、使用許可IDは、本発明の使用許可情報に相当する。
【0046】
先に説明したように、本実施例のプリンタ100には、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300が装着される。このインクカートリッジ300は、電磁波によってプリンタ本体と通信が可能な非接触IC310を備えている。この非接触IC310は、プリンタ本体と通信を行ったり電磁誘導により誘導起電力を発生したりするためのループアンテナや、誘導起電力を昇圧しIC内の各部に電力を供給するためのチャージポンプや、後述する各種カートリッジ情報を記憶するためのEEPROMや、インク残量を検出するためのセンサや、これらの動作を制御するためのマイクロコンピュータなどを備えている。
【0047】
図3は、インクカートリッジ300の非接触IC310内のEEPROMに記憶されるカートリッジ情報の内容の一例を示す説明図である。EEPROMは、流通経路情報、インクの色情報、カートリッジのバージョン、インクの種類、カートリッジの製造年月日、製造ライン、シリアルナンバ、リサイクルの有無、インク残量などを記憶している。
【0048】
流通経路情報の格納領域には、サービスセンタから直接ユーザに提供されるレンタルサービス専用のインクカートリッジ300であるか否かを識別するための情報が格納されている。本実施例では、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300には「1」が、一般店舗で販売されるインクカートリッジには、「0」が格納されるものとした。インク残量の格納領域には、インク残量センサが検出したインク残量が格納される。
【0049】
B.プリンタの構成:
図4は、プリンタ100の概略構成を示す説明図である。プリンタ100は、図示しないCPU、RAM、ROMを備えており、ROM内には、図示する種々の機能ブロックがソフトウェア的に構成されている。これらの各機能ブロックは、ハードウェア的に構成することも可能である。なお、プリンタ100のハードウェア構成の図示および説明は省略した。
【0050】
通信部110は、サービスセンタのサーバ200と後述する各種データのやり取りを行う。
【0051】
識別情報保持部120は、プリンタ100を特定するための識別情報として、プリンタ100に固有に割り当てられたMACアドレスを保持している。サーバ200側と対応していれば、識別情報としてプリンタ100の製造番号を用いるものとしてもよい。
【0052】
使用許可ID入力部130は、後述するプリンタ100の動作許可判断に用いられる使用許可IDを外部から入力する。本実施例では、通信部110がサーバ200から受信した使用許可IDを自動入力するものとしたが、パーソナルコンピュータ10が備えるキーボードや、プリンタ100が備える操作パネルや、使用許可IDを記録した磁気カードなどの記録媒体から入力するものとしてもよい。
【0053】
認証情報入力部140は、サーバ200での認証処理に用いられるユーザIDや、パスワードを入力する。本実施例では、パーソナルコンピュータ10が備えるキーボードから入力するものとした。
【0054】
カートリッジ通信部150は、プリンタ100に装着されたインクカートリッジ300の非接触IC310と所定の通信を行う。カートリッジ通信部150は、例えば、EEPROMに記録されたカートリッジ情報の読み出しを行う。
【0055】
課金対象情報管理部160は、サーバ200での課金処理に用いられる課金対象情報を管理する。本実施例では、課金対象情報として、インクの使用量を適用するものとした。インクの使用量は、印刷ヘッドから吐出されるインク滴の大きさや数から算出するものとした。インクカートリッジ300が備えるインク残量センサを用いて、印刷の前後のインク残量から算出するようにしてもよい。また、課金対象情報として、例えば、印刷ページ数を適用するものとしてもよい。
【0056】
制御部170は、プリンタ100内の各機能ブロックを制御する。制御部170は、また、外部から入力された使用許可IDと比較するための使用許可IDを予め記憶しており、後述するプリンタ100の動作許可判断処理を実行する。
【0057】
印刷制御部180は、画像処理や、印刷ヘッドの駆動制御などプリンタ100の印刷に関する実効的な処理を実行する。印刷制御部180は、また、印刷に使用したインクの使用量を算出し、課金対象情報管理部に送る。
【0058】
なお、これらの機能ブロックの一部を、パーソナルコンピュータ10に備えるようにしてもよい。
【0059】
C.プリンタの動作許可判断処理:
プリンタ100は、初期状態では、印刷を実行できないように動作が禁止されている。本実施例のプリンタレンタルサービスでは、プリンタ100は、所定の条件に従ってプリンタ100の動作許可判断処理を行う。この処理によって、不適合なインクカートリッジの使用および不正なユーザによる使用を排除することができる。
【0060】
図5は、プリンタ100の動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。まず、不適合なインクカートリッジの使用を排除するために、インクカートリッジ300の適合性判断処理を実行する(ステップS100)。次に、不正なユーザによるプリンタ10の使用を排除するために、使用許可IDによる動作許可判断処理を実行する(ステップS200)。これらの処理については後述する。そして、ステップS100における適合性判断の結果(後述するフラグF1)と、ステップS200における使用許可IDによる動作許可判断の結果(後述するフラグF2)とに基づいて動作許可判断を行う(ステップS300)。フラグF1,F2についてF1・F2=1の場合には、プリンタ100の動作を許可する(ステップS310)。F1・F2=0の場合には、プリンタ100の動作を禁止する(ステップS320)。本実施例では、プリンタ100の印刷ヘッドの駆動を禁止することによって、印刷を実行できないようにすることとした。プリンタ100への印刷データの入力を禁止する等、他の方法によってプリンタ100の動作を禁止するものとしてもよい。
【0061】
C−1.インクカートリッジの適合性判断処理:
図6は、図5に示したステップS100におけるインクカートリッジ300の適合性判断処理の流れを示すフローチャートである。プリンタ100本体にインクカートリッジ300が装着され(ステップS110)、プリンタ100の電源が投入されると(ステップS120)、インクカートリッジ300が備える非接触IC310のEEPROMから流通経路情報を取得する(ステップS130)。そして、流通経路情報に基づいて、レンタルサービス専用のインクカートリッジであるか否かを判定する(ステップS140)。ステップS140において、装着されたインクカートリッジ300がレンタルサービス専用のものであれば、即ち、流通経路情報として「1」が格納されていれば、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F1=1)を立てる(ステップS150)。装着されたインクカートリッジ300がレンタルサービス専用のものでなければ、即ち、流通経路情報として「0」が格納されていれば、プリンタ100の動作を禁止するためのフラグ(F1=0)を立てる(ステップS160)。そして、処理を終了する。本実施例では、この処理をプリンタ100の電源投入ごとに実行するものとした。インクカートリッジ300の交換ごとに行うようにしてもよい。
【0062】
C−2.使用許可IDによる動作許可判断処理:
図7は、図5に示したステップS200における使用許可IDによる動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。図の右側には、プリンタ100での処理を示し、左側には、サーバ200での処理を示した。まず、プリンタ100側では、MACアドレスと、ユーザIDと、パスワードとをサーバ200に送信する(ステップS210)。サーバ200側では、これらを受信すると(ステップSS220)、顧客情報を参照して認証処理を行い(ステップS230)、登録された正当なユーザであるか否かを判断する(ステップS240)。正当なユーザであると判断した場合、MACアドレスに対応する使用許可IDをプリンタ100に送信する(ステップS242)。正当なユーザでないと判断した場合、エラーメッセージをプリンタ100に送信する(ステップS244)。
【0063】
プリンタ100は、使用許可IDあるいはエラーメッセージを受信する(ステップS250)。使用許可IDを受信した場合には、予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと比較し、両者が同じ、即ち、受信した使用許可IDが正当であれば、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F2=1)を立てる(ステップS262)。エラーメッセージを受信した場合、あるいは、使用許可IDが予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと異なる場合には、プリンタ100の動作を禁止するためのフラグ(F2=0)を立てる(ステップS264)。そして、処理を終了する。ステップS250において、サーバ200から使用許可IDを受信した場合には、予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと比較せずに正当なものであると判断し、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F2=1)を立てるようにしてもよい。
【0064】
本実施例では、この処理をプリンタ100の電源投入ごとに実行するものとした。ユーザがプリンタ100の初期設定を行う際にのみ実行するようにしてもよい。
【0065】
D.課金処理:
図8は、サーバ200の課金処理部280で行われる課金処理の流れを示すフローチャートである。まず、サーバ200は、プリンタ100からMACアドレスと、ユーザIDと、パスワードとを取得し(ステップS400)、認証処理を行う(ステップS410)。そして、サーバ200は、プリンタ100の課金対象情報管理部160で管理されているインクの使用量を取得する(ステップS420)。そして、料金を算出し(ステップS430)、顧客情報管理部260に保存する(ステップS440)。
【0066】
以上説明した本実施例のプリンタ100は、プリンタ100のMACアドレスに対応した使用許可IDを入力しなければ動作せず、この使用許可IDは、正規に登録された正当なユーザしか取得できないので、プリンタ100の不正使用を排除することができる。また、プリンタ100は、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を装着しなければ動作せず、このインクカートリッジ300は、正当なユーザしか入手することができないので、不適合なインクカートリッジの使用を排除することができる。プリンタ100は、正当なユーザによる適正な使用が保証されるから、サービスセンタは、プリンタ100をユーザにレンタルし、そのメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。また、プリンタ100は、正当なユーザしか使用できないので、プリンタ100を無料でレンタルした場合でも横流しを抑制することができる。
【0067】
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0068】
E1.変形例1:
上記実施例では、インクカートリッジの適合性判断処理と、使用許可IDによる動作許可判断処理によって、プリンタ100の動作の可否を判断するものとしたが、いずれか一方によって判断するものとしてもよい。例えば、上記実施例では、プリンタ100は、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を装着しなければ動作しないものとしたが、一般の店舗で販売されるインクカートリッジを装着しても動作するようにしてもよい。また、より多くの判断基準を設定してもよい。
【0069】
E2.変形例2:
上記実施例では、インクカートリッジの適合性判断において、流通経路情報に基づいて、プリンタ100の動作を許可するか否かを判断したが、更に、インクの種類や、インク残量に基づいて判断するようにしてもよい。
【0070】
E3.変形例3:
上記実施例では、使用許可IDによるプリンタ100の動作許可判断処理をサーバ200との通信を経て行うものとしたが、これに限られない。プリンタ100は、通信部110を備えていなくてもよい。この場合、図7におけるステップS210〜S250を行わずに、ユーザが使用許可IDをキーボードや操作パネルなどから手入力し、これがプリンタ100内に予め記憶された使用許可IDと同じであるか否かによって同様の処理を行うようにしてもよい。
【0071】
E4.変形例4:
上記実施例では、カートリッジ情報や使用許可IDなどによってプリンタ100の動作の可否を判断したが、これを行わなくてもよい。例えば、プリンタ100とサーバ200との通信において、両者間の通信が確立し、プリンタ100のMACアドレスの送信が完了したときに、プリンタ100の動作を許可するようにしてもよい。サーバ200と通信することによって、プリンタ100の所在が判明するため、不正なユーザは、サーバ200と通信を行うことを躊躇する。この結果、不正なユーザによるプリンタ100の使用を抑制することができる。
【0072】
E5.変形例5:
上記実施例では、使用許可IDによってプリンタの動作許可判断を行ったが、これに限られない。この代わりに、例えば、プリンタ100の動作を許可するためのプログラムを用いるようにしてもよい。例えば、サービスセンタ側からこのプログラムを正当なユーザに送り、プリンタ100にインストールすることによって、プリンタ100が動作するようにしてもよい。この場合、使用許可情報としてのプログラムに有効期限を設定することが好ましい。こうすることによって、動作が許可された状態でのプリンタ100の不正な横流しを抑制することができる。
【0073】
E6.変形例6:
上記実施例では、インクカートリッジ300として、非接触IC310を備えるものを適用したが、接触式ICを備えるものを適用してもよい。
【0074】
E7.変形例7:
上記実施例では、本発明の印刷装置として、インクカートリッジを装着したインクジェットプリンタを適用したが、これに限られない。本発明は、トナーカートリッジを装着したレーザプリンタや、コピー機その他の印刷装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を適用したプリンタレンタルサービスの概要を示す説明図である。
【図2】顧客情報管理部260によって管理される顧客情報の一例を示す説明図である。
【図3】インクカートリッジ300のIC310内のEEPROMに記憶されるカートリッジ情報の内容の一例を示す説明図である。
【図4】プリンタ100の概略構成を示す説明図である。
【図5】プリンタ100の動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】インクカートリッジ300の適合性判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】使用許可IDによる動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】課金処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ
100…プリンタ
110…通信部
130…使用許可ID入力部
120…識別情報保持部
140…認証情報入力部
150…カートリッジ通信部
160…課金対象情報管理部
170…制御部
180…印刷制御部
200…サーバ
220…制御部
240…認証処理部
260…顧客情報管理部
280…課金処理部
300…インクカートリッジ
310…非接触IC
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置およびカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ、インターネット、デジタルカメラなどの普及に伴い、各種データを印刷するためのプリンタが普及している。通常、プリンタは各ユーザが所有する。そして、インクやトナーなど消耗品の補給、その他のメンテナンスは、ユーザの管理下で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、インクジェットプリンタにおいて、不適合なインクの使用や、印刷ヘッドのクリーニング忘れなど、適切なメンテナンスが行われない場合には、正常な動作や、良好な印刷が保証されなかった。適切なメンテナンスを継続して行うことは、ユーザにとって負担が大きかった。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、プリンタをユーザにレンタルし、そのプリンタのメンテナンスのサポートを行うための技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の第1の印刷装置は、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報に対応し、該印刷装置の使用を許可するための所定の使用許可情報を入力する使用許可情報入力部と、
該使用許可情報が正当でないときに、該印刷装置の動作を禁止する制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0006】
「識別情報」としては、例えば、印刷装置の製造番号や、印刷装置に固有に割り当てられたMACアドレスなどが挙げられる。本発明では、使用許可情報が識別情報、即ち、個々の印刷装置に対応して用意されている。使用許可情報は、文字列やプログラムの形式で提供され得る。この使用許可情報は、所定の手続きを経て、印刷装置の使用が許可された特定のユーザしか取得することができない。使用許可情報が正当でないときには、印刷装置の動作が禁止されるので、使用が許可されていないユーザによる印刷装置の不正使用を排除することができる。本発明の印刷装置は、正当なユーザによって使用されることが保証されるから、印刷装置をユーザにレンタルし、その印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0007】
なお、使用許可情報は、無期限に有効であるものとしてもよいし、有効期限を設定し、更新するようにしてもよい。使用許可情報に有効期限を設定することによって、動作が許可された状態での印刷装置の不正な横流しを抑制することができる。
【0008】
上記印刷装置において、使用許可情報は、種々の態様で入力することが可能である。例えば、印刷装置のユーザが郵便、電話、ファクシミリなどによって取得した使用許可情報を、キーボードなどの入力機器から入力することができる。また、いわゆる磁気カードやフレキシブルディスク等、使用許可情報を記録した記録媒体から読み出して自動的に入力するようにしてもよい。
【0009】
また、上記印刷装置に、
更に、所定のサーバとネットワークを介して所定の通信を行う通信部を備え、該通信部は、前記識別情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記使用許可情報を受信するようにしてもよい。
【0010】
こうすることによって、印刷装置のユーザは、識別情報に対応した使用許可情報を簡易に取得することができるので、利便性を向上することができる。
【0011】
なお、上記印刷装置とサーバとの通信は、印刷装置の起動ごとに行うものとしてもよいし、例えば、印刷材料を収容したカートリッジの交換ごとや、月に一回、週に一回など所定期間ごとに行うものとしてもよい。
【0012】
本発明の第2の印刷装置は、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報を、ネットワークを介して所定のサーバに送信する通信部と、
該送信が完了したときに、該印刷装置の動作を許可する制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0013】
本発明の印刷装置は、所定のサーバに識別情報を送信することによって、印刷が可能となる。換言すれば、本発明の印刷装置は、所定のサーバに識別情報を送信しなければ印刷を行うことができない。サーバと通信することによって印刷装置の所在が判明するため、不正なユーザは、サーバと通信を行うことを躊躇する。この結果、不正なユーザによる印刷装置の使用を抑制することができる。こうすることによっても、本発明の印刷装置が正当なユーザによって使用されることが保証されるから、印刷装置をユーザにレンタルし、その印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。また、印刷装置の不正な横流しを抑制することもできる。
【0014】
上述した通信部を備える印刷装置において、
更に、該印刷装置が適正に使用されているか否かを認証するための所定の認証情報を入力する認証情報入力部を備え、
前記通信部は、更に、前記認証情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記認証情報に基づいて行われた認証結果を受信し、
前記制御部は、前記認証情報が正当である旨の前記認証結果が得られないときに、該印刷装置の動作を禁止するようにしてもよい。
【0015】
こうすることによって、印刷装置の不正使用を、より強固に排除することができる。
【0016】
上記印刷装置において、
更に、前記サーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部を備え、
前記通信部は、更に、前記課金対象情報を前記サーバに送信するようにしてもよい。
【0017】
印刷装置をレンタルし、印刷装置の使用量、例えば、インクやトナーの使用量や、印刷ページ数に応じて課金するサービスがある。本発明によって、印刷装置のレンタルサービスを行う際に、課金処理の利便性を向上することができる。
【0018】
本発明の第3の印刷装置は、
印刷材料を収容するカートリッジを備える印刷装置であって、
前記カートリッジは、該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジであり、
前記記憶素子から前記カートリッジ情報を取得する取得部と、
該カートリッジ情報に基づいて、該印刷装置の動作の可否を判断する判断部と、
を備えることを要旨とする。
【0019】
先に説明したように、印刷装置に不適合なカートリッジが印刷装置に装着された場合、印刷装置の正常な動作や、良好な印刷は保証されない。また、カートリッジの流通経路が不正規の場合にも、カートリッジの改造などの不正が行われる可能性があるため、印刷装置の保証ができない。本発明の印刷装置は、カートリッジの流通経路に基づいて、印刷装置の動作の可否を判断することができる。従って、印刷装置では正規な流通経路で取得されたカートリッジのみが使用されることになり、印刷装置の保証ができる。この結果、印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0020】
なお、流通経路とは、例えば、第三者を介した店舗販売と、第三者を介さないいわゆる直販などを示すものであり、カートリッジの製造メーカを示すものではない。従って、例えば、直販によるカートリッジの使用しか許可しない印刷装置では、製造メーカが同じであっても店舗販売によるカートリッジを使用できない。
【0021】
カートリッジは、印刷装置の機種等によって多種類存在する。このため、ユーザは、店舗販売で誤ったカートリッジを購入、使用する場合がある。印刷装置を直販によるカートリッジしか使用できないものとすれば、カートリッジの販売者側が顧客管理することにより、適正なカートリッジを提供することができるので、不適合なカートリッジの使用を回避することができる。
【0022】
本発明の第3の印刷装置において、例えば、初期状態では、印刷装置の動作を禁止の状態にしておき、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報であるときに該印刷装置の動作を許可するようにすることが好ましい。
【0023】
また、カートリッジを交換した場合等に、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報ではないときに該印刷装置の動作を禁止するようにしてもよい。
【0024】
こうすることによって、不適合なカートリッジの使用を排除することができるので、印刷装置のメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。
【0025】
本発明の第3の印刷装置において、更に、
所定のサーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部と、
該課金対象情報を前記サーバに送信する送信部と、
を備えるようにしてもよい。
【0026】
こうすることによって、印刷装置のレンタルサービスを行う際に、課金処理の利便性を向上することができる。
【0027】
本発明は、本発明の第3の印刷装置に装着されるカートリッジの発明として構成することもできる。即ち、本発明のカートリッジは、
印刷材料を収容するカートリッジであって、
該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えることを要旨とする。
【0028】
こうすることによって、本発明の第3の印刷装置は、不適切な流通を経た不適合なカートリッジの使用を排除することができる。
【0029】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の種類を示す情報を記憶するようにしてもよい。
【0030】
印刷材料の種類としては、例えば、インクジェットプリンタに装着されるインクカートリッジの場合、染料インクや顔料インクなどが挙げられる。こうすることによって、印刷装置は、不適切な印刷材料を収容したカートリッジの使用を回避するようにすることもできる。
【0031】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の残量を記憶するようにしてもよい。
【0032】
こうすることによって、印刷装置は、印刷材料の残量が不足する場合に生じる印刷不良や、印刷ヘッドの故障などの不具合を回避するようにすることもできる。
【0033】
上記カートリッジにおいて、更に、
前記印刷材料の残量を検出するための残量検出部を備えるようにしてもよい。
【0034】
こうすることによって、印刷材料の残量を精度よく検出することができる。
【0035】
本発明のカートリッジにおいて、
前記記憶素子は、非接触ICであるものとしてもよい。
【0036】
こうすることによって、印刷装置とカートリッジとの接点での接触不良などの不具合を回避することができる。
【0037】
本発明は、上述の印刷装置、カートリッジとしての構成の他、印刷装置の制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0038】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、印刷装置を駆動するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順で説明する。
A.プリンタレンタルサービス:
B.プリンタの構成:
C.プリンタの動作許可判断処理:
C−1.インクカートリッジの適合性判断処理:
C−2.使用許可IDによる動作許可判断処理:
D.課金処理:
E.変形例:
【0040】
A.プリンタレンタルサービス:
図1は、本発明の印刷装置を適用したプリンタレンタルサービスの概要を示す説明図である。このプリンタレンタルサービスでは、ユーザがサービスセンタに所定の申込みを行い、一方、サービスセンタが所定のユーザ登録を行い、プリンタ100をユーザにレンタルするとともに、プリンタ100のメンテナンスのサポートを行うサービスである。ユーザがこのサービスの申込みを行うに際し、サービスセンタにユーザ登録するための氏名、ユーザID、パスワード、クレジットカードナンバなどの情報が必要となる。
【0041】
図示するように、ユーザ側の汎用のパーソナルコンピュータ10およびプリンタ100と、サービスセンタのサーバ200とは、インターネットINTを介して接続されており、通信を行うことができる。ユーザは、インターネットを介して、あるいは、郵便や、電話、ファクシミリによって、プリンタレンタルサービスの申込みや、消耗品の発注を行うことができる。
【0042】
本実施例では、ユーザにレンタルされるプリンタ100は、インクジェットプリンタであるものとした。サービスセンタは、登録されたユーザにレンタルサービス専用のインクカートリッジ300を提供し、インクの使用量に応じて課金する。本サービスにおいて、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を用いることによって、適正なインクカートリッジの使用が保証されるから、サービスセンタがプリンタ100のメンテナンスを適切に行い、また、インクの使用量に対する課金処理を正確に行うことができる。
【0043】
図中にサービスセンタのサーバ200が備える機能ブロックを併せて示した。サーバ200は、制御部220と、認証処理部240と、顧客情報管理部260と、課金処理部280とを備えている。これらの機能ブロックは、ソフトウェア的に構成されている。
【0044】
制御部220は、サーバ200の各機能ブロックの動作制御や、インターネットINTを介した外部との通信の制御を行う。認証処理部240は、サービスセンタに登録された正当なユーザであるか否かの認証処理を行う。本実施例では、ユーザIDとパスワードを用いて認証処理を行うものとした。他の情報を用いて認証処理を行うものとしてもよい。顧客情報管理部260は、プリンタレンタルサービスを利用するユーザおよびレンタルしたプリンタに関する情報などを管理する(図2参照)。課金処理部280は、プリンタ100で使用されたインク量に応じて、課金処理を行う。
【0045】
図2は、顧客情報管理部260によって管理される顧客情報の一例を示す説明図である。図示するように、顧客情報管理部260は、顧客番号、顧客名、認証処理に用いるユーザIDやパスワード、レンタルしたプリンタの機種名やMACアドレス、MACアドレスに対応して用意された使用許可ID、ユーザの住所、電話番号、課金に関する情報などを対応付けてデータベースとして管理している。ここで、MACアドレスは、本発明の識別情報に相当する。また、使用許可IDは、本発明の使用許可情報に相当する。
【0046】
先に説明したように、本実施例のプリンタ100には、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300が装着される。このインクカートリッジ300は、電磁波によってプリンタ本体と通信が可能な非接触IC310を備えている。この非接触IC310は、プリンタ本体と通信を行ったり電磁誘導により誘導起電力を発生したりするためのループアンテナや、誘導起電力を昇圧しIC内の各部に電力を供給するためのチャージポンプや、後述する各種カートリッジ情報を記憶するためのEEPROMや、インク残量を検出するためのセンサや、これらの動作を制御するためのマイクロコンピュータなどを備えている。
【0047】
図3は、インクカートリッジ300の非接触IC310内のEEPROMに記憶されるカートリッジ情報の内容の一例を示す説明図である。EEPROMは、流通経路情報、インクの色情報、カートリッジのバージョン、インクの種類、カートリッジの製造年月日、製造ライン、シリアルナンバ、リサイクルの有無、インク残量などを記憶している。
【0048】
流通経路情報の格納領域には、サービスセンタから直接ユーザに提供されるレンタルサービス専用のインクカートリッジ300であるか否かを識別するための情報が格納されている。本実施例では、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300には「1」が、一般店舗で販売されるインクカートリッジには、「0」が格納されるものとした。インク残量の格納領域には、インク残量センサが検出したインク残量が格納される。
【0049】
B.プリンタの構成:
図4は、プリンタ100の概略構成を示す説明図である。プリンタ100は、図示しないCPU、RAM、ROMを備えており、ROM内には、図示する種々の機能ブロックがソフトウェア的に構成されている。これらの各機能ブロックは、ハードウェア的に構成することも可能である。なお、プリンタ100のハードウェア構成の図示および説明は省略した。
【0050】
通信部110は、サービスセンタのサーバ200と後述する各種データのやり取りを行う。
【0051】
識別情報保持部120は、プリンタ100を特定するための識別情報として、プリンタ100に固有に割り当てられたMACアドレスを保持している。サーバ200側と対応していれば、識別情報としてプリンタ100の製造番号を用いるものとしてもよい。
【0052】
使用許可ID入力部130は、後述するプリンタ100の動作許可判断に用いられる使用許可IDを外部から入力する。本実施例では、通信部110がサーバ200から受信した使用許可IDを自動入力するものとしたが、パーソナルコンピュータ10が備えるキーボードや、プリンタ100が備える操作パネルや、使用許可IDを記録した磁気カードなどの記録媒体から入力するものとしてもよい。
【0053】
認証情報入力部140は、サーバ200での認証処理に用いられるユーザIDや、パスワードを入力する。本実施例では、パーソナルコンピュータ10が備えるキーボードから入力するものとした。
【0054】
カートリッジ通信部150は、プリンタ100に装着されたインクカートリッジ300の非接触IC310と所定の通信を行う。カートリッジ通信部150は、例えば、EEPROMに記録されたカートリッジ情報の読み出しを行う。
【0055】
課金対象情報管理部160は、サーバ200での課金処理に用いられる課金対象情報を管理する。本実施例では、課金対象情報として、インクの使用量を適用するものとした。インクの使用量は、印刷ヘッドから吐出されるインク滴の大きさや数から算出するものとした。インクカートリッジ300が備えるインク残量センサを用いて、印刷の前後のインク残量から算出するようにしてもよい。また、課金対象情報として、例えば、印刷ページ数を適用するものとしてもよい。
【0056】
制御部170は、プリンタ100内の各機能ブロックを制御する。制御部170は、また、外部から入力された使用許可IDと比較するための使用許可IDを予め記憶しており、後述するプリンタ100の動作許可判断処理を実行する。
【0057】
印刷制御部180は、画像処理や、印刷ヘッドの駆動制御などプリンタ100の印刷に関する実効的な処理を実行する。印刷制御部180は、また、印刷に使用したインクの使用量を算出し、課金対象情報管理部に送る。
【0058】
なお、これらの機能ブロックの一部を、パーソナルコンピュータ10に備えるようにしてもよい。
【0059】
C.プリンタの動作許可判断処理:
プリンタ100は、初期状態では、印刷を実行できないように動作が禁止されている。本実施例のプリンタレンタルサービスでは、プリンタ100は、所定の条件に従ってプリンタ100の動作許可判断処理を行う。この処理によって、不適合なインクカートリッジの使用および不正なユーザによる使用を排除することができる。
【0060】
図5は、プリンタ100の動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。まず、不適合なインクカートリッジの使用を排除するために、インクカートリッジ300の適合性判断処理を実行する(ステップS100)。次に、不正なユーザによるプリンタ10の使用を排除するために、使用許可IDによる動作許可判断処理を実行する(ステップS200)。これらの処理については後述する。そして、ステップS100における適合性判断の結果(後述するフラグF1)と、ステップS200における使用許可IDによる動作許可判断の結果(後述するフラグF2)とに基づいて動作許可判断を行う(ステップS300)。フラグF1,F2についてF1・F2=1の場合には、プリンタ100の動作を許可する(ステップS310)。F1・F2=0の場合には、プリンタ100の動作を禁止する(ステップS320)。本実施例では、プリンタ100の印刷ヘッドの駆動を禁止することによって、印刷を実行できないようにすることとした。プリンタ100への印刷データの入力を禁止する等、他の方法によってプリンタ100の動作を禁止するものとしてもよい。
【0061】
C−1.インクカートリッジの適合性判断処理:
図6は、図5に示したステップS100におけるインクカートリッジ300の適合性判断処理の流れを示すフローチャートである。プリンタ100本体にインクカートリッジ300が装着され(ステップS110)、プリンタ100の電源が投入されると(ステップS120)、インクカートリッジ300が備える非接触IC310のEEPROMから流通経路情報を取得する(ステップS130)。そして、流通経路情報に基づいて、レンタルサービス専用のインクカートリッジであるか否かを判定する(ステップS140)。ステップS140において、装着されたインクカートリッジ300がレンタルサービス専用のものであれば、即ち、流通経路情報として「1」が格納されていれば、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F1=1)を立てる(ステップS150)。装着されたインクカートリッジ300がレンタルサービス専用のものでなければ、即ち、流通経路情報として「0」が格納されていれば、プリンタ100の動作を禁止するためのフラグ(F1=0)を立てる(ステップS160)。そして、処理を終了する。本実施例では、この処理をプリンタ100の電源投入ごとに実行するものとした。インクカートリッジ300の交換ごとに行うようにしてもよい。
【0062】
C−2.使用許可IDによる動作許可判断処理:
図7は、図5に示したステップS200における使用許可IDによる動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。図の右側には、プリンタ100での処理を示し、左側には、サーバ200での処理を示した。まず、プリンタ100側では、MACアドレスと、ユーザIDと、パスワードとをサーバ200に送信する(ステップS210)。サーバ200側では、これらを受信すると(ステップSS220)、顧客情報を参照して認証処理を行い(ステップS230)、登録された正当なユーザであるか否かを判断する(ステップS240)。正当なユーザであると判断した場合、MACアドレスに対応する使用許可IDをプリンタ100に送信する(ステップS242)。正当なユーザでないと判断した場合、エラーメッセージをプリンタ100に送信する(ステップS244)。
【0063】
プリンタ100は、使用許可IDあるいはエラーメッセージを受信する(ステップS250)。使用許可IDを受信した場合には、予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと比較し、両者が同じ、即ち、受信した使用許可IDが正当であれば、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F2=1)を立てる(ステップS262)。エラーメッセージを受信した場合、あるいは、使用許可IDが予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと異なる場合には、プリンタ100の動作を禁止するためのフラグ(F2=0)を立てる(ステップS264)。そして、処理を終了する。ステップS250において、サーバ200から使用許可IDを受信した場合には、予めプリンタ100内に記憶されている使用許可IDと比較せずに正当なものであると判断し、プリンタ100の動作を許可するためのフラグ(F2=1)を立てるようにしてもよい。
【0064】
本実施例では、この処理をプリンタ100の電源投入ごとに実行するものとした。ユーザがプリンタ100の初期設定を行う際にのみ実行するようにしてもよい。
【0065】
D.課金処理:
図8は、サーバ200の課金処理部280で行われる課金処理の流れを示すフローチャートである。まず、サーバ200は、プリンタ100からMACアドレスと、ユーザIDと、パスワードとを取得し(ステップS400)、認証処理を行う(ステップS410)。そして、サーバ200は、プリンタ100の課金対象情報管理部160で管理されているインクの使用量を取得する(ステップS420)。そして、料金を算出し(ステップS430)、顧客情報管理部260に保存する(ステップS440)。
【0066】
以上説明した本実施例のプリンタ100は、プリンタ100のMACアドレスに対応した使用許可IDを入力しなければ動作せず、この使用許可IDは、正規に登録された正当なユーザしか取得できないので、プリンタ100の不正使用を排除することができる。また、プリンタ100は、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を装着しなければ動作せず、このインクカートリッジ300は、正当なユーザしか入手することができないので、不適合なインクカートリッジの使用を排除することができる。プリンタ100は、正当なユーザによる適正な使用が保証されるから、サービスセンタは、プリンタ100をユーザにレンタルし、そのメンテナンスのサポートを適切に行うことができる。また、プリンタ100は、正当なユーザしか使用できないので、プリンタ100を無料でレンタルした場合でも横流しを抑制することができる。
【0067】
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0068】
E1.変形例1:
上記実施例では、インクカートリッジの適合性判断処理と、使用許可IDによる動作許可判断処理によって、プリンタ100の動作の可否を判断するものとしたが、いずれか一方によって判断するものとしてもよい。例えば、上記実施例では、プリンタ100は、レンタルサービス専用のインクカートリッジ300を装着しなければ動作しないものとしたが、一般の店舗で販売されるインクカートリッジを装着しても動作するようにしてもよい。また、より多くの判断基準を設定してもよい。
【0069】
E2.変形例2:
上記実施例では、インクカートリッジの適合性判断において、流通経路情報に基づいて、プリンタ100の動作を許可するか否かを判断したが、更に、インクの種類や、インク残量に基づいて判断するようにしてもよい。
【0070】
E3.変形例3:
上記実施例では、使用許可IDによるプリンタ100の動作許可判断処理をサーバ200との通信を経て行うものとしたが、これに限られない。プリンタ100は、通信部110を備えていなくてもよい。この場合、図7におけるステップS210〜S250を行わずに、ユーザが使用許可IDをキーボードや操作パネルなどから手入力し、これがプリンタ100内に予め記憶された使用許可IDと同じであるか否かによって同様の処理を行うようにしてもよい。
【0071】
E4.変形例4:
上記実施例では、カートリッジ情報や使用許可IDなどによってプリンタ100の動作の可否を判断したが、これを行わなくてもよい。例えば、プリンタ100とサーバ200との通信において、両者間の通信が確立し、プリンタ100のMACアドレスの送信が完了したときに、プリンタ100の動作を許可するようにしてもよい。サーバ200と通信することによって、プリンタ100の所在が判明するため、不正なユーザは、サーバ200と通信を行うことを躊躇する。この結果、不正なユーザによるプリンタ100の使用を抑制することができる。
【0072】
E5.変形例5:
上記実施例では、使用許可IDによってプリンタの動作許可判断を行ったが、これに限られない。この代わりに、例えば、プリンタ100の動作を許可するためのプログラムを用いるようにしてもよい。例えば、サービスセンタ側からこのプログラムを正当なユーザに送り、プリンタ100にインストールすることによって、プリンタ100が動作するようにしてもよい。この場合、使用許可情報としてのプログラムに有効期限を設定することが好ましい。こうすることによって、動作が許可された状態でのプリンタ100の不正な横流しを抑制することができる。
【0073】
E6.変形例6:
上記実施例では、インクカートリッジ300として、非接触IC310を備えるものを適用したが、接触式ICを備えるものを適用してもよい。
【0074】
E7.変形例7:
上記実施例では、本発明の印刷装置として、インクカートリッジを装着したインクジェットプリンタを適用したが、これに限られない。本発明は、トナーカートリッジを装着したレーザプリンタや、コピー機その他の印刷装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を適用したプリンタレンタルサービスの概要を示す説明図である。
【図2】顧客情報管理部260によって管理される顧客情報の一例を示す説明図である。
【図3】インクカートリッジ300のIC310内のEEPROMに記憶されるカートリッジ情報の内容の一例を示す説明図である。
【図4】プリンタ100の概略構成を示す説明図である。
【図5】プリンタ100の動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】インクカートリッジ300の適合性判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】使用許可IDによる動作許可判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】課金処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ
100…プリンタ
110…通信部
130…使用許可ID入力部
120…識別情報保持部
140…認証情報入力部
150…カートリッジ通信部
160…課金対象情報管理部
170…制御部
180…印刷制御部
200…サーバ
220…制御部
240…認証処理部
260…顧客情報管理部
280…課金処理部
300…インクカートリッジ
310…非接触IC
Claims (21)
- 印刷装置であって、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報に対応し、該印刷装置の使用を許可するための所定の使用許可情報を入力する使用許可情報入力部と、
該使用許可情報が正当でないときに、該印刷装置の動作を禁止する制御部と、
を備える印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、
更に、所定のサーバとネットワークを介して所定の通信を行う通信部を備え、該通信部は、前記識別情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記使用許可情報を受信する、
印刷装置。 - 印刷装置であって、
該印刷装置を特定するための所定の識別情報を保持する識別情報保持部と、
該識別情報を、ネットワークを介して所定のサーバに送信する通信部と、
該送信が完了したときに、該印刷装置の動作を許可する制御部と、
を備える印刷装置。 - 請求項2または3記載の印刷装置であって、
更に、該印刷装置が適正に使用されているか否かを認証するための所定の認証情報を入力する認証情報入力部を備え、
前記通信部は、更に、前記認証情報を前記サーバに送信するとともに、前記サーバから前記認証情報に基づいて行われた認証結果を受信し、
前記制御部は、前記認証情報が正当である旨の前記認証結果が得られないときに、該印刷装置の動作を禁止する、
印刷装置。 - 請求項2ないし4のいずれかに記載の印刷装置であって、
更に、前記サーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部を備え、
前記通信部は、更に、前記課金対象情報を前記サーバに送信する、
印刷装置。 - 印刷材料を収容するカートリッジを備える印刷装置であって、
前記カートリッジは、該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジであり、
前記記憶素子から前記カートリッジ情報を取得する取得部と、
該カートリッジ情報に基づいて、該印刷装置の動作の可否を判断する判断部と、
を備える印刷装置。 - 請求項6記載の印刷装置であって、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報であるときに該印刷装置の動作を許可する、
印刷装置。 - 請求項6記載の印刷装置であって、
前記判断部は、前記カートリッジ情報が所定の流通経路を示す情報ではないときに該印刷装置の動作を禁止する、
印刷装置。 - 請求項6ないし8のいずれかに記載の印刷装置であって、更に、
所定のサーバが該印刷装置の使用に応じて所定の課金処理を行うために用いられる所定の課金対象情報を管理する課金対象情報管理部と、
該課金対象情報を前記サーバに送信する送信部と、
を備える印刷装置。 - 印刷材料を収容するカートリッジであって、
該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジ。 - 請求項10記載のカートリッジであって、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の種類を示す情報を記憶する、
カートリッジ。 - 請求項10記載のカートリッジであって、
前記記憶素子は、更に、印刷材料の残量を記憶する、
カートリッジ。 - 請求項12記載のカートリッジであって、更に、
前記印刷材料の残量を検出するための残量検出部を備えるカートリッジ。 - 請求項10記載のカートリッジであって、
前記記憶素子は、非接触ICであるカートリッジ。 - 印刷装置の制御方法であって、
前記印刷装置には、該印刷装置を特定するための所定の識別情報が付与されており、
(a)前記識別情報に対応し、前記印刷装置の使用を許可するための所定の使用許可情報を取得する工程と、
(b)該使用許可情報が正当でないときに、前記印刷装置の動作を禁止する工程と、
を備える制御方法。 - 印刷装置の制御方法であって、
前記印刷装置には、該印刷装置を特定するための所定の識別情報が付与されており、
(a)該識別情報を、ネットワークを介して所定のサーバに送信する工程と、
(b)該送信が完了したときに、前記印刷装置の動作を許可する工程と、
を備える制御方法。 - 印刷材料を収容するカートリッジを備える印刷装置の制御方法であって、
前記カートリッジは、該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジであり、
(a)前記記憶素子から前記カートリッジ情報を取得する工程と、
(b)該カートリッジ情報に基づいて、該印刷装置の動作の可否を判断する工程と、
を備える制御方法。 - 印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記印刷装置には、該印刷装置を特定するための所定の識別情報が付与されており、
前記識別情報に対応し、前記印刷装置の使用を許可するための所定の使用許可情報を取得する機能と、
該使用許可情報が正当でないときに、前記印刷装置の動作を禁止する機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。 - 印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記印刷装置には、該印刷装置を特定するための所定の識別情報が付与されており、
該識別情報を、ネットワークを介して所定のサーバに送信する機能と、
該送信が完了したときに、前記印刷装置の動作を許可する機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。 - 印刷材料を収容するカートリッジを備える印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記カートリッジは、該カートリッジの流通経路を識別するための所定のカートリッジ情報を記憶するための記憶素子を備えるカートリッジであり、
前記記憶素子から前記カートリッジ情報を取得する機能と、
該カートリッジ情報に基づいて、前記印刷装置の動作の可否を判断する機能と
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項18ないし20のいずれかに記載のコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002256572A JP2004090517A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 印刷装置およびカートリッジ |
US10/526,405 US20060045595A1 (en) | 2002-09-02 | 2003-08-29 | Printer and cartridge |
EP03794153A EP1541365A4 (en) | 2002-09-02 | 2003-08-29 | PRINTER AND CASSETTE |
PCT/JP2003/011129 WO2004022349A1 (ja) | 2002-09-02 | 2003-08-29 | 印刷装置およびカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002256572A JP2004090517A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 印刷装置およびカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004090517A true JP2004090517A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=31972954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002256572A Pending JP2004090517A (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 印刷装置およびカートリッジ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060045595A1 (ja) |
EP (1) | EP1541365A4 (ja) |
JP (1) | JP2004090517A (ja) |
WO (1) | WO2004022349A1 (ja) |
Cited By (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005297223A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Seiko Epson Corp | 記録装置、インクカートリッジ、記録システム、制御方法、およびプログラム |
JP2006023528A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理装置 |
JP2007118490A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | プリンタ及びプリンタシステム |
JP2007128465A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 記録材料課金システム及び記録材料課金方法 |
JP2007160848A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Seiko Epson Corp | プリンタ及びプリンタシステム |
JP2007245430A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、カートリッジおよび印刷方法 |
JP2007283508A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Seiko Epson Corp | 色材カートリッジおよび印刷装置 |
JP2008165579A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Brother Ind Ltd | 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム |
US7841013B2 (en) | 2006-02-07 | 2010-11-23 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image forming device, computer program, and data file |
JP2011073208A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Seiko I Infotech Inc | インクカートリッジおよびプリンタ |
US7950766B2 (en) | 2005-10-31 | 2011-05-31 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
JP2011248540A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Ricoh Co Ltd | 料金計算システム、料金計算サーバ及び料金計算方法 |
CN102642405A (zh) * | 2011-02-18 | 2012-08-22 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 一种喷墨打印机的墨水保护方法 |
JP2012523006A (ja) * | 2009-04-07 | 2012-09-27 | エイ. ニコルス,イアン | サンプル中の薬剤を検出するための方法及び装置 |
US8297859B2 (en) | 2006-03-14 | 2012-10-30 | Seiko Epson Corporation | Printer including color material cartridge having removably attached advance payment information storage section |
JP2012210784A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Brother Industries Ltd | 画像処理装置、消耗品管理システム及びサーバ |
JP2013014115A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Brother Industries Ltd | 印刷装置、および、印刷装置の制御方法 |
JP2016193592A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、サーバ装置、および通信システム |
JP2017047590A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、および制御プログラム |
JP2018043409A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置、制御システム、及びプログラム |
JP2020185739A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、通信システム、及びプログラム |
EP3785919A1 (en) | 2019-08-29 | 2021-03-03 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and printing system |
JP2021160103A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
JP2021160104A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
JP2021160102A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
WO2022163001A1 (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-04 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置、記録システム、及び制御方法 |
EP4155897A1 (en) | 2021-09-22 | 2023-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium |
JP7339070B2 (ja) | 2019-08-29 | 2023-09-05 | リオン株式会社 | 生物粒子測定装置及び生物粒子測定方法 |
US11983452B2 (en) | 2020-03-30 | 2024-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, control method, information processing system and server |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7904728B2 (en) * | 2004-04-22 | 2011-03-08 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Consumable resource access control |
JP4241577B2 (ja) | 2004-11-05 | 2009-03-18 | ブラザー工業株式会社 | サービス登録システム、サーバ、端末装置および周辺装置 |
GB2425603B (en) * | 2005-04-27 | 2009-03-18 | Hewlett Packard Development Co | Apparatus that uses consumable items and a method of managing such apparatus |
US20070088613A1 (en) * | 2005-10-14 | 2007-04-19 | Lexmark International, Inc. | Method for managing a plurality of imaging supply items for an organization |
KR101329744B1 (ko) * | 2008-04-23 | 2013-11-14 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치에 제공되는 콘텐츠를 인증하는 방법 및 이를실행하는 화상형성장치 |
JP5202203B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2013-06-05 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置 |
CN102848724B (zh) | 2011-06-30 | 2015-04-15 | 精工爱普生株式会社 | 收费金额计算方法、收费金额计算装置以及打印机收费系统 |
JP6256228B2 (ja) * | 2014-07-09 | 2018-01-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成システム |
CN110221791A (zh) * | 2019-06-14 | 2019-09-10 | 宜春宜联科技有限公司 | 打印控制方法、打印机和服务器 |
JP2021068392A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | セイコーエプソン株式会社 | サービス提供システム、サービス提供システムの制御方法、及び、情報処理装置 |
JP2023090482A (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-29 | ブラザー工業株式会社 | サーバ及びその制御方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2107605T3 (es) * | 1992-12-28 | 1997-12-01 | Canon Kk | Aparato para impresion por chorros de tinta. |
JP2000357064A (ja) * | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Canon Inc | 情報処理装置、複合機器、情報処理システム、情報処理方法、及び記憶媒体 |
JP2002207807A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-07-26 | Seiko Epson Corp | 機器の別売り部品、別売り部品を有する機器、アクセス装置、別売り部品の流通方法、および、インクカートリッジ |
JP2002215368A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-08-02 | Seiko Epson Corp | 課金を行なうプリンタシステムおよび料金の見積を行なう印刷制御装置 |
-
2002
- 2002-09-02 JP JP2002256572A patent/JP2004090517A/ja active Pending
-
2003
- 2003-08-29 US US10/526,405 patent/US20060045595A1/en not_active Abandoned
- 2003-08-29 EP EP03794153A patent/EP1541365A4/en not_active Withdrawn
- 2003-08-29 WO PCT/JP2003/011129 patent/WO2004022349A1/ja not_active Application Discontinuation
Cited By (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005297223A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Seiko Epson Corp | 記録装置、インクカートリッジ、記録システム、制御方法、およびプログラム |
JP4559143B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2010-10-06 | ノーリツ鋼機株式会社 | 写真処理装置 |
JP2006023528A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理装置 |
US7950766B2 (en) | 2005-10-31 | 2011-05-31 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
US9156273B2 (en) | 2005-10-31 | 2015-10-13 | Seiko Epson Corporaton | Printer and printing system |
US8919914B2 (en) | 2005-10-31 | 2014-12-30 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
US8511789B2 (en) | 2005-10-31 | 2013-08-20 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
US9498972B2 (en) | 2005-10-31 | 2016-11-22 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
US9333759B2 (en) | 2005-10-31 | 2016-05-10 | Seiko Epson Corporation | Printer and printing system |
JP2007118490A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | プリンタ及びプリンタシステム |
JP4742815B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-08-10 | セイコーエプソン株式会社 | プリンタ、プリンタシステム及び課金方法 |
JP2007128465A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 記録材料課金システム及び記録材料課金方法 |
US9916607B2 (en) | 2005-11-07 | 2018-03-13 | Seiko Epson Corporation | Ink billing system with changeable billing rate table |
US8489521B2 (en) | 2005-11-07 | 2013-07-16 | Seiko Epson Corporation | Ink billing system with changeable billing rate table |
JP2007160848A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Seiko Epson Corp | プリンタ及びプリンタシステム |
JP4742847B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2011-08-10 | セイコーエプソン株式会社 | プリンタ、プリンタシステム及び課金方法 |
US7841013B2 (en) | 2006-02-07 | 2010-11-23 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image forming device, computer program, and data file |
JP4544184B2 (ja) * | 2006-03-14 | 2010-09-15 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、カートリッジおよび印刷方法 |
JP2007245430A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、カートリッジおよび印刷方法 |
US8297859B2 (en) | 2006-03-14 | 2012-10-30 | Seiko Epson Corporation | Printer including color material cartridge having removably attached advance payment information storage section |
JP2007283508A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Seiko Epson Corp | 色材カートリッジおよび印刷装置 |
US8011746B2 (en) | 2006-12-28 | 2011-09-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming system, image-forming apparatus, computer program, and image-forming method |
JP2008165579A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Brother Ind Ltd | 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム |
JP2012523006A (ja) * | 2009-04-07 | 2012-09-27 | エイ. ニコルス,イアン | サンプル中の薬剤を検出するための方法及び装置 |
JP2011073208A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Seiko I Infotech Inc | インクカートリッジおよびプリンタ |
JP2011248540A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Ricoh Co Ltd | 料金計算システム、料金計算サーバ及び料金計算方法 |
CN102642405A (zh) * | 2011-02-18 | 2012-08-22 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 一种喷墨打印机的墨水保护方法 |
JP2012210784A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Brother Industries Ltd | 画像処理装置、消耗品管理システム及びサーバ |
JP2013014115A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Brother Industries Ltd | 印刷装置、および、印刷装置の制御方法 |
JP2016193592A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、サーバ装置、および通信システム |
JP2017047590A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、および制御プログラム |
JP2018043409A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置、制御システム、及びプログラム |
JP2020185739A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、通信システム、及びプログラム |
US11413876B2 (en) | 2019-05-16 | 2022-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus, communication system, and computer-readable medium for permitting another apparatus to temporarily use a cartridge for the image recording apparatus |
JP7293856B2 (ja) | 2019-05-16 | 2023-06-20 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置、通信システム、及びプログラム |
EP3785919A1 (en) | 2019-08-29 | 2021-03-03 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and printing system |
JP7339070B2 (ja) | 2019-08-29 | 2023-09-05 | リオン株式会社 | 生物粒子測定装置及び生物粒子測定方法 |
US11400726B2 (en) | 2019-08-29 | 2022-08-02 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus and printing system |
JP2021160104A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
JP2021160102A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
JP2021160103A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
JP7467200B2 (ja) | 2020-03-30 | 2024-04-15 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
US11983452B2 (en) | 2020-03-30 | 2024-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, control method, information processing system and server |
JP7483463B2 (ja) | 2020-03-30 | 2024-05-15 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム |
WO2022163001A1 (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-04 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置、記録システム、及び制御方法 |
EP4155897A1 (en) | 2021-09-22 | 2023-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060045595A1 (en) | 2006-03-02 |
EP1541365A4 (en) | 2006-05-31 |
EP1541365A1 (en) | 2005-06-15 |
WO2004022349A1 (ja) | 2004-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004090517A (ja) | 印刷装置およびカートリッジ | |
US7689513B2 (en) | Method of licensing functionality after initial transaction | |
US7589850B2 (en) | Licensing method for use with an imaging device | |
US6738903B1 (en) | Password protected memory on replaceable components for printing devices | |
JP5383797B2 (ja) | 交換式プリンタコンポーネントの真正性の確認 | |
US8814450B2 (en) | Keying consumables to specific devices | |
JP5016189B2 (ja) | 電子装置、電子装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 | |
US20140160519A1 (en) | Printer | |
GB2354735A (en) | Memory tag for a replaceable printer component | |
JP2008152419A (ja) | 印刷システム、印刷装置、および印刷システムのライセンス管理方法 | |
US8066183B2 (en) | Method to prevent metered toner gray market leakage | |
JP2003266879A (ja) | 印刷装置および印刷制御装置 | |
WO2022054502A1 (ja) | サービス提供システム、記録装置、制御プログラム、方法 | |
EP4356234A1 (en) | Single-use authentication code of printing device consumable item assembly | |
JP2006093899A (ja) | ジョブ実行装置 | |
WO2022260680A1 (en) | Virtual printing device consumable item authentication | |
JP2023176806A (ja) | 情報管理システム | |
JP2006121557A (ja) | ジョブ実行装置及びジョブ実行方法 | |
JP2022086596A (ja) | 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法 | |
CN115880017A (zh) | 耗材管理系统、存储装置及耗材管理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050809 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |