JP2022086596A - 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法 - Google Patents

画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022086596A
JP2022086596A JP2020198696A JP2020198696A JP2022086596A JP 2022086596 A JP2022086596 A JP 2022086596A JP 2020198696 A JP2020198696 A JP 2020198696A JP 2020198696 A JP2020198696 A JP 2020198696A JP 2022086596 A JP2022086596 A JP 2022086596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
code
application
supply
specific information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020198696A
Other languages
English (en)
Inventor
孝 臼井
Takashi Usui
友樹 南川
Tomoki Minamikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2020198696A priority Critical patent/JP2022086596A/ja
Priority to US17/524,599 priority patent/US11627235B2/en
Publication of JP2022086596A publication Critical patent/JP2022086596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • H04N1/00244Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server with a server, e.g. an internet server
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00962Input arrangements for operating instructions or parameters, e.g. updating internal software
    • H04N1/0097Storage of instructions or parameters, e.g. customised instructions or different parameters for different user IDs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/44Secrecy systems
    • H04N1/4406Restricting access, e.g. according to user identity
    • H04N1/4433Restricting access, e.g. according to user identity to an apparatus, part of an apparatus or an apparatus function
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】サプライ品の推奨品判断に係る装置使用許可申請情報をユーザの手間を煩わせることなく確実に生成することが可能な画像形成装置等を提供すること。【解決手段】画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得部と、装置固有情報を記憶する記憶部と、認証情報としてのワンタイムコード生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等に関する。
従来から、画像形成装置の販売元又は保守管理会社に対して印刷カウンタ情報等の管理情報を送付することにより、請求書発行処理や印刷使用制限を解除する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、市場には、画像形成装置の販売元が推奨するサプライ品以外の安価な非推奨のサプライ品が流通している。非推奨のサプライ品の使用は、コストを抑えたいユーザにとって一つの選択肢となっている。しかしながら、非推奨のサプライ品の使用は印字品質の保証対象外であり、最悪の場合、画像形成装置の故障にも繋がる。このような事情に鑑み、画像形成装置の販売元は装着されたサプライ品が推奨のものであるか否かを判断し、非推奨のサプライ品が装着された場合、画像形成装置の装置使用に制限を付するものがあった。
国際公開第2017/221529号公報
サプライ品の推奨品判断に必要な情報を画像形成装置の販売元等に送付することで、装置使用制限の解除や適切なサービスの提供を受ける際、当該情報の生成が煩雑であると、ユーザは当該情報を生成し、画像形成装置の販売元等へ送付することを怠ることがあった。
この場合、ユーザは、適切なサービスの提供を受けることができないばかりか、装置使用制限が解除されないことにより、購入したサプライ品の使用限度を迎える前に装置が使用できなくなるといった不利益を被る恐れがあった。
本開示は上述した課題に鑑み、サプライ品の推奨品判断に係る装置使用許可申請情報をユーザの手間を煩わせることなく確実に生成することが可能な画像形成装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本開示に係る画像形成装置は、画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得部と、装置固有情報を記憶する記憶部と、認証情報としてのワンタイムコード生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する制御部とを備えることを特徴としている。
また、本開示に係る申請許可システムは、画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得部と、装置固有情報を記憶する第1の記憶部と、認証情報としてワンタイムコードを生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する第1の制御部とを有する画像形成装置と、前記申請符号情報を受信する通信部と、前記サプライ品固有情報を記憶する第2の記憶部と、前記ワンタイムコードの認証を行うとともに、新たに受信した前記サプライ品固有情報と前記第2の記憶部に記憶している前記サプライ品固有情報とを照合することにより、新たに受信した前記サプライ品固有情報が未登録であるか否かを判定する第2の制御部とを有するサーバ装置とを備え、前記第2の制御部は新たに受信した前記サプライ品固有情報が未登録であると判定した場合、装置使用を許可する申請許可符号を生成し、前記通信部を介して前記申請符号情報の送信元に当該申請許可符号を送信させることを特徴としている。
また、本開示に係る申請符号情報生成方法は、画像形成の際に使用又は消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得工程と、装置固有情報を記憶する記憶工程と、認証情報としてワンタイムコードを生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する生成工程とを備えることを特徴としている。
本開示によれば、サプライ品の推奨品判断を伴う装置使用許可申請情報をユーザの手間を煩わせることなく確実に生成することが可能な画像形成装置等を提供することができる。
第1実施形態における画像形成装置の外観斜視図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 サプライ品固有情報の提供方法を説明する図である。 第1実施形態における申請情報の生成処理を説明するフロー図である。 第1実施形態における申請情報の生成処理を説明するフロー図である。 第1実施形態における申請許可符号の受理後の処理を説明するフロー図である。 第1実施形態における使用限度情報を説明するテーブルである。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態におけるネットワーク構成を説明する図である。 第2実施形態における申請サーバ装置の機能構成図である。 第2実施形態におけるサプライ品固有情報を記憶するテーブルの構成例を説明する図である。 第2実施形態における申請許可符号の生成処理を説明するフロー図である。 第2実施形態における他の申請サーバ装置の機能構成図である。 第2実施形態の他の申請サーバ装置による申請許可符号の生成処理を説明するフロー図である。 第3実施形態におけるネットワーク構成を説明する図である。 第3実施形態における送付状形式のドキュメントの構成例を説明する図である。 第3実施形態における申請許可符号の生成処理を説明するフロー図である。 第3実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第3実施形態における携帯通信端末の機能構成図である。 第3実施形態における申請符号情報送付画面の構成例を説明する図である。 第3実施形態における申請許可符号入力画面の構成例を説明する図である。 第4実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第4実施形態における申請許可符号の再生成制限処理を説明するフロー図である。 第4実施形態における他の画像形成装置の機能構成図である。 第4実施形態における申請許可符号の入力制限処理を説明するフロー図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための一実施形態について説明する。本実施形態においては、画像形成装置の一例として、プリント機能、複写機能、又はFAX送信機能といった複数の機能を備えた複合機の構成について説明するが、本開示はこれらの機能を個別に備えたプリンタ、複写装置、FAX装置に適用することも無論可能である。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
本実施形態に係る画像形成装置10の全体構成について図1の外観斜視図を用いて説明する。画像形成装置10は、原稿押え部材131a及び原稿載置台131bが開閉自在に構成された画像読取部131と、情報読取部133と、入力部135と、表示部15と、画像形成部19とを備える。
[1.2 機能構成]
図2は、本実施形態の画像形成装置10の機能構成を説明する図である。図2に示すように、画像形成装置10は、制御部又は第1の制御部としての制御部11と、取得部としての取得部13と、表示部15と、通信部17と、画像形成部19と、記憶部又は第1の記憶部としての記憶部21とを備える。
制御部11は、画像形成装置10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central processing unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部21に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、制御部11は、後述する申請符号情報生成プログラム211、サプライ品固有情報取得プログラム213、認証情報生成プログラム215、又は装置使用許可判定プログラム217を読み出して実行することにより各機能を実現する。
取得部13は、画像読取部131と、情報読取部133と、入力部135とを備える。取得部13は、サプライ品に個別に付された後述するサプライ品固有情報を取得する。
画像読取部131は、読取対象の画像を読み取ることにより画像データを生成する。画像読取部131は、CCD(Charge coupled device)、CIS(Contact image sensor)等のイメージセンサによって画像を電気信号に変換し、当該電気信号を量子化及び符号化することでデジタルデータを生成するスキャナ装置等により構成することができる。
情報読取部133は、IC(Integrated circuit)チップや磁気テープ等に記憶された情報を接触方式又は(近距離)非接触方式により読み取る。情報読取部133は、ICカードリーダ、NFC(Near field communication)リーダ、磁気リーダ等により構成することができる。
入力部135は、ユーザによる情報の手入力を受け付ける。入力部135はハードキー(例えば、テンキー)やボタン等で構成することができる。なお、入力部135は、表示部15を介しての入力が可能なタッチパネルとして構成することも可能である。この場合、タッチパネルの入力検出方式としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった方式を採用することができる。
表示部15は、ユーザに各種情報を表示する。表示部15は、例えば、LCD(Liquid crystal display)や有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。
通信部17は、ネットワークを介して他の装置と接続し、各種情報を送受信する。通信部17は、例えば、通信可能なインタフェースとして構成され、接続方法としては有線/無線の何れか又はその両方を採用することができる。
画像形成部19は、例えば、給紙トレイ23から記録媒体を給紙し、記録媒体上に画像データに基づく画像を形成した後、排紙トレイ25に排紙する。画像形成部19は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成することができる。画像形成部19は、各トナー色(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))に対応したサプライ品30(トナーカートリッジY,M,C,K)から供給されるトナーを用いて画像形成を行う。画像形成装置10は、トナーや記録媒体等のサプライ品が適宜供給されることで、継続して画像形成が可能となるように構成されている。
ところで、画像形成部19にトナー等を供給するサプライ品には、画像形成装置に対する適合性やサプライ品自体の特性を示すための情報が付されることが多い。特に、画像形成装置の製造元やサプライ品ベンダは、印刷品質の担保、装置故障のリスク低減の観点から、サプライ品が推奨品であることを示す情報(本実施形態では当該情報をサプライ品固有情報と称する。)を個々のサプライ品に付し、非推奨のサプライ品が画像形成装置に供給された場合にその使用を制限することが行われている。本実施形態では、サプライ品の推奨品判断を伴う装置使用許可申請手続をユーザの手間を煩わせることなく適切なタイミングで行う上で、サプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を用い、装置使用許可申請手続を行うものである。
本実施形態に係るサプライ品固有情報(シリアルナンバー)は数字又は英数字等を組み合わせた文字情報として構成することができる。文字情報として構成したサプライ品固有情報は、例えば、図3(a)に示すように、サプライ品30(Y,M,C,K)に直接、文字情報31(例えば、7A94BC12)として貼布してもよい。また、当該文字情報を識別コード33(例えば、1次元バーコードあるいは2次元コード(例えば、QRコード(登録商標)、SPコード、PDF417等))に変換したものや、ICチップ35や磁気媒体に格納してもよい。また、サプライ品固有情報を表す文字情報31、識別コード33、ICチップ35の何れか又は全てを図3(b)に示すサプライ品30を収容する梱包材37や、サプライ品30の購入時に同封されるドキュメント39(図3(c))に付すことも可能である。
なお、図3(a)~(c)で示した形態において、サプライ品固有情報は新規に当該サプライ品を購入したユーザのみが最初に知得可能となるように、例えば、該当箇所をスクラッチ方式の保護シールでマスキングするか、又は梱包材を開封しなければ目視することができない箇所にサンプル品固有情報を付するといった工夫が施されるのが好ましい。これにより、正規にサプライ品を購入したユーザよりも先に第三者が故意又は過失によりサンプル品固有情報を登録してしまった場合、正規にサプライ品を購入したユーザが当該サプライ品を装着した画像形成装置10を使用することができないといった不利益を被ることを回避することができる。
ところで、本実施形態に係るサプライ品固有情報には、当て推量での一致を回避するうえで、単純な連番ではなく適度に欠番を設けた文字情報が採用されることが好ましい。ここで、サプライ品固有情報を0~9(10通り)の数字のみを用いて10桁のシリアルナンバーとした場合、10^10=100億通りの組み合わせを得ることができる。そして、1000通りのうち1つのみの割合で当該シリアルナンバーを有効とした場合であっても、1000万通りの有効シリアルナンバーを設定することができる(例:7894561230)。
同様に、サプライ品固有情報を0~9の数字及びA~Zのアルファベット(36通り)を用いて8桁のシリアルナンバーとした場合、36^8=2兆8211億通りの組み合わせを得ることができる。そして、10000通りのうち1つのみの割合で当該シリアルナンバーを有効とした場合であっても、2億8000万通りの有効シリアルナンバーを設定することができる(例:7A94BC12)。なお、サプライ品固有情報を構成する文字種には、数字やアルファベット以外にも、例えば、$、+、-、%といった記号、制御文字等を含めることもできる。このような文字種をサプライ品固有情報に含めることにより、例えば、数字のみに対応するJAN、ITF規格以外にも、例えば、CODE39、CODE128等に準じる規格のバーコードし対し、本実施形態に係るサプライ品固有情報を適用させることができる。本実施形態においては、説明の便宜上、サプライ品固有情報として英数字を組み合わせた文字情報である、“7A94BC12”を一例として使用する。
そして、制御部11は、画像読取部131、情報読取部133、又は入力部135の何れかを制御することにより、上記規定によって設定されたサプライ品固有情報を取得する。
記憶部21は、画像形成装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部21は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid state device)や、HDD(Hard disk drive)等により構成することができる。
本実施形態において、記憶部21は、申請符号情報生成プログラム211と、サプライ品固有情報取得プログラム213と、認証情報生成プログラム215と、装置使用許可判定プログラム217とを記憶し、装置固有情報記憶領域219を確保する。
申請符号情報生成プログラム211は、画像形成装置10の装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する際に制御部11が読み込むプログラムである。
サプライ品固有情報取得プログラム213は、画像読取部131、情報読取部133、又は入力部135を有する取得部13を介してサプライ品固有情報を取得する際に制御部11が読み込むプログラムである。
認証情報生成プログラム215は、申請符号情報に含まれる認証情報としてのワンタイムコード(所定の桁数を有するランダムな英数字)を生成又は取得する際に制御部11が読み込むプログラムである。
装置使用許可判定プログラム217は、画像形成装置10の使用を許可する申請許可符号を後述する申請サーバ装置又はサービスセンタから受信した場合に、制御部11が読み込むプログラムである。制御部11は受信した申請許可符号を判定する。制御部11は受信した申請許可符号が正規な符号であった場合に、装置使用制限を解除する。
装置固有情報記憶領域219は、画像形成装置10に個別に割り振られ、申請符号情報の生成に用いられる装置固有情報を記憶する領域である。装置固有情報は、数字又は英数字等を組み合わせた文字情報として構成され、画像形成装置の販売元により一義的に割り振られる識別番号である。本実施形態においては、説明の便宜上、装置識別番号として英数字を組み合わせた文字情報である、“MFP-012345-abcd-6789”を一例として使用する。
[1.3 処理の流れ]
図4及び図5を参照して、画像形成装置10による申請符号情報を生成する処理について説明する。
まず、制御部11は画像読取部131、情報読取部133、又は入力部135の何れかを介して入力されたサプライ品固有情報を取得する(ステップS10)。ここで、図5を用いて画像読取部131、情報読取部133、又は入力部135の何れかを介したサプライ品固有情報を取得処理について説明する。
最初に画像読取部131を介したサプライ品固有情報の取得処理について図5(a)を用いて説明する。図示せぬジョブ実行キーの押下や原稿押え部材131aの開閉状態の変化といった画像読取部131によるジョブ実行信号が入力されると、制御部11は、サプライ品固有情報取得プログラム213を読み込む(ステップS101)。
次に、画像読取部131は、例えば、原稿載置台131bに載置されたドキュメント39等に付された文字情報31、識別コード33等のサプライ品固有情報を読み取る(ステップS103)。
制御部11は、ステップS103において読み取られたサプライ品固有情報を画像読取部131から取得する(ステップS105)。なお、制御部11は、画像読取部131による読取画像に対してOCR(Optical character recognition)処理や、QRコード、バーコード等の2次元コードの読取を実行することでサプライ品固有情報を取得することができる。
本実施形態に係る画像形成装置10は、複写機能等のための画像読取部をもともと備えており、特別なハードウェアを追加しなくともサプライ品固有情報を取得することが可能である。
次に、情報読取部133を介したサプライ品固有情報の取得処理について図5(b)を用いて説明する。ジョブ実行キーの押下やICカードリーダ、NFCリーダ、又は磁気リーダに対するICチップの近接又は接触状態の変化といった情報読取部133によるジョブ実行信号が入力されると、制御部11は、サプライ品固有情報取得プログラム213を読み込む(ステップS107)。
次に、情報読取部133は、例えば、サプライ品30(Y,M,C,K)、梱包材37、又はドキュメント39等に付されたICチップ35等からサプライ品固有情報を読み取る(ステップS109)。
制御部11は、ステップS109において読み取られたサプライ品固有情報を情報読取部133から取得する(ステップS111)。
本実施形態に係る画像形成装置10は、ユーザ管理やセキュリティ対策等のための情報読取部133をもともと備えており、特別なハードウェアを追加しなくともサプライ品固有情報を取得することが可能である。また、サプライ品固有情報を文字情報31、識別コード33等で表した場合に比べ、ICチップ35は複製がより困難であるため、不適切使用を抑制することができる。
最後に、入力部135を介したサプライ品固有情報の取得処理について図5(c)を用いて説明する。ユーザによりサプライ品30(Y,M,C,K)、梱包材37、又はドキュメント39等に付されたサプライ品固有情報を表す文字情報31が入力部135に入力されると、制御部11は、サプライ品固有情報取得プログラム213を読み込む(ステップS113)。
制御部11は、ステップS113において入力されたサプライ品固有情報を入力部135から取得する(ステップS115)。
入力部135を介したサプライ品固有情報の入力は、ユーザが直接入力するため、画像読取部131や情報読取部133に対応する必要がなく、サプライ品固有情報も必ずしも当該サプライ品に添付/同封される必要がない。また、サプライ品固有情報が記録又は記載されたカードや記録媒体のように嵩張ることがないので、サプライ品とは別に金庫等でサプライ品固有情報を保管管理することも可能となる。
再び図4に戻り、サプライ品固有情報を取得した制御部11は、装置固有情報記憶領域219から画像形成装置10の装置固有情報を読み込む(ステップS20)。
ステップS30において、制御部11は申請符号情報生成プログラム211及び認証情報生成プログラム215を読み込む。制御部11は認証情報生成プログラム215を読み込むことでワンタイムコードを生成する。制御部11は、生成したワンタイムコード、ステップS10で取得したサプライ品固有情報(7A94BC12)及びステップS20で読み込んだ装置固有情報(MFP-01234-abcd-6789)から申請符号情報を生成する(ステップS30)。
本実施形態の説明においては、サプライ品固有情報と装置固有情報とからなる申請符号情報に対して、ワンタイムコードの一例として文字情報“OC”を組み合わせた“7A94BC12*MFP-01234-abcd-6789*OC”を申請符号情報の例として用いる。なお、申請符号情報は当該文字情報に限定されるものではなく、また、これらの文字情報を暗号化したものを申請符号情報としてもかまわない。ここで、ワンタイムコードとは、申請符号情報の生成の際に画像形成装置10内で生成され、申請符号情報に組み込まれる情報である。ワンタイムコードは、申請符号情報に組み合わせることにより、装置使用を許可する申請許可符号に反映されるべき情報であって、制御部11が申請許可符号を受信した場合に、画像形成装置10が最後に発行した(直近に発行した、過去に発行したもので一番新しい)ワンタイムコードと整合するかどうかを判定できるようにするためのものである。
ワンタイムコードが無い場合、過去に使用した申請許可符号がいつでも何度でも使用するができることになる。ここで、過去に受信した申請許可符号を記憶しておき、記憶している申請許可符号との比較により使用済み申請許可符号の再使用を防止することが可能であるが、装置本体設定やメモリリセットすることで回避されてしまうため、過去に受信した申請許可符号を記憶する手法は好ましくない。
ステップS40において、制御部11は生成した申請符号情報を申請サーバ装置又はサービスセンタに通信部17を介して送信する。
最後に、制御部11は、例えば、画像形成部19等の画像形成動作に関する一部の機能に対して使用制限を課し処理を終了する(ステップS50)。
次に、図4のステップS40で送信した申請符号情報に対し、装置使用を許可する申請許可符号を受信した場合の制御部11の処理について図6を用いて説明する。
まず、制御部11は通信部17を介して申請許可符号を受信する(ステップS60)。申請許可符号を受信すると、制御部11は装置使用許可判定プログラム217を読み込む。
ここで、申請許可符号は、申請サーバ装置又は装置使用許可申請を請け負うサービスセンタからオンラインを介してか、又は郵送、FAX通信、電子メール等のオフラインで受理することが考えられる。
申請許可符号をオンラインで受信した場合、制御部11はそのままステップS70の処理を実行する。一方、オフラインで申請許可符号を受信した場合、ユーザは、当該申請許可符号の入力部135を介した文字情報の入力又は申請許可符号が1次元バーコードや2次元コード等の識別コードにより表現されている場合には、情報読取部133を介した入力処理が必要となることがある。
ステップS70において、制御部11は、申請許可符号が有効であるか否かを判定する。制御部11は、申請許可符号が有効であるか否かを判定する際には、申請許可符号内のワンタイムコードと記憶部21に記憶したワンタイムコードとを照合することで判定する。
また、制御部11は、受信した申請許可符号に自身が送信した申請符号情報の全部又は一部が含まれているか否か、申請が許可された旨を表すキーワード等が含まれているか等のワンタイムコード以外の他の判定要因を用いて申請許可符号の有効性を判定してもよい。
制御部11は、申請許可符号が正規な申請許可符号であり有効であると判定した場合(ステップS70;Yes)、図4のステップS50で施した装置使用制限を解除し、装置を使用可能な状態とする(ステップS80)。
一方、申請許可符号が正規な申請許可符号ではなく有効ではないと判定した場合(ステップS70;No)、制御部11は申請許可符号が正規な申請許可符号であり有効であると判定するまで処理を繰り返す。
ところで、申請許可符号には、画像形成装置10における使用可能量を規定する使用限度情報が付されてもよい。
ここで、使用限度情報とは図7のテーブルで例示されるように、少なくともサプライ品を消費・消耗する各種印刷枚数(例えば、プリント、コピー、FAX等)を含む使用可能量を規定するものであって、当該使用限度情報に応じて課金額が異なる。例えば、印刷枚数が~100枚の場合、課金額は1000円となる。この場合、使用限度情報”AA”が申請許可符号に付される。なお、使用限度情報には、画像読取機能や送信機能等に係る利用限度が含まれてもよい。
例えば、制御部11は、使用限度情報が付された申請許可情報を受信した場合、装置使用制限を解除し、装置を使用可能な状態とするステップS80において、当該使用限度情報で規定された使用可能量を画像形成装置10に対して設定することも可能である。
[1.4 動作例]
次に、図8を参照して、本実施形態の動作例を説明する。図8は、制御部11が表示部15を介し、生成した申請符号情報を表示させる際の表示画面の構成例を説明する図である。なお、図8は、画像形成装置10がネットワーク等に接続され、当該申請符号情報をオンラインで送信する場合の申請符号情報確認画面の例を表している。
図8(a)は、図4のステップS10(図5のステップS105又はステップS111)において、サプライ品固有情報が画像読取部131又は情報読取部133を介して取得された場合の例を表している。図8(b)は、同じく図4のステップS10(図5のステップS115)において、サプライ品固有情報が入力部135を介した直接入力により取得された場合の例を表している。
本実施形態に係る申請符号情報確認画面W40は、サプライ品固有情報読取結果表示領域R41と、サプライ品固有情報入力結果表示領域R43と、申請符号情報表示領域R45と、OKボタンB47とキャンセルボタンB49とを含む。
サプライ品固有情報読取結果表示領域R41は、サプライ品固有情報が画像読取部131又は情報読取部133により読み取られた場合に、当該読取結果が表示される表示領域である。具体的には、制御部11は画像読取部131又は情報読取部133によりサプライ品固有情報が読み取られた場合に、ラジオボタンR41aをアクティブとし、読取結果(例えば、”読取OK”等)を表示ボックスR41bに表示させる。
サプライ品固有情報入力結果表示領域R43は、ユーザによりサプライ品固有情報が入力部135を介して直接入力された場合に、当該入力結果が表示される表示領域である。具体的には、制御部11はユーザにより入力部135を介してサプライ品固有情報が入力された場合に、ラジオボタンR43aをアクティブとし、入力結果(例えば、”7A94BC12”等)を表示ボックスR43bに表示させる。
申請符号情報表示領域R45は、制御部11が生成した申請符号情報が表示される表示領域である。本実施形態に係る申請符号情報表示領域R45には、サプライ品固有情報R45a、装置固有情報R45b、及びR認証情報45cの組み合わせからなる申請符号情報の構成例が表示される。
OKボタンB47は、ユーザによる申請符号情報の送信指示を受け付ける入力ボタンであり、キャンセルボタンB49は、ユーザによる申請符号情報の送信キャンセルを受け付ける入力ボタンである。
ユーザは、申請符号情報確認画面W40に表示される項目を確認し、OKボタンB47を押下することで、確実に申請符号情報を送付することができる。
このように、本実施形態によれば、画像読取部131、情報読取部133、又は入力部135を介して取得させたサプライ品固有情報に対して、制御部11が画像形成装置10を特定するための装置固有情報を紐づけることにより申請符号情報を生成して送信する構成であるため、サプライ品の推奨品判断を伴う装置使用許可申請手続をユーザの手間を煩わせることなく確実に行うことができる。
ところで、前述したように、サプライ品固有情報(符号)は、サプライ品の適合性や特性を示すために必要である。しかしながら、サプライ品固有情報に対して何ら不適切使用防止対策が講じられていない場合、情報を複製すれば異なるサプライ品に対しても再使用することができる。
このような不適切使用を防ぐために、例えば、画像形成装置本体が過去に使用したサプライ品に係るサプライ品固有情報を記憶し、同一本体で過去に使用された履歴が無いことを条件に装置使用を許可する仕組みが知られている。
しかしながら、当該サプライ品固有情に対応するサプライ品を過去に使用した履歴を有さない画像形成装置に対して、複製されたサプライ品固有情報が用いられた場合、当該画像形成装置は、複製されたサプライ品固有情報は有効であると認識し、装置使用を許可する恐れがある。
そこで、サプライ品固有情報等を申請サーバ装置等の外部装置やサポートセンタ等の外部機関に履歴として残し、受信した申請情報に含まれるサプライ品固有情報と当該履歴とを照合する仕組みが考えられる。申請サーバ装置やサービスセンタのオペレータは、申請に係るサプライ品固有情報が履歴に含まれていないと判定した場合、装置使用を許可する使用許可情報(符号)を発行する。
しかしながら、上記仕組みにより発行される使用許可情報(符号)は、当該サプライ品を使用する画像形成装置が特定されていないため、どの画像形成装置に対しても使用することができる。本実施形態では、申請符号情報としてサプライ品固有情報と画像形成装置の装置固有情報とを紐づけて生成することにより、他の画像形成装置では使用することができない使用許可情報(符号)を発行させることができる。
なお、過去に使用許可情報(符号)が適用された画像形成装置の記憶装置を初期化等することにより、同一の使用許可情報(符号)が同一の画像形成装置に再度使用される可能性がある。これを防止するために、本実施形態では、画像形成装置においてワンタイムコード等の認証情報を生成し、申請符号情報に付加することで、申請サーバ装置やサービスセンタのオペレータに当該ワンタイムコードに対応した使用許可情報(符号)を生成させることができる。これにより、画像形成装置本体の記憶装置の初期化等による使用許可情報(符号)の再使用を防止することができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、図9に示すように、画像形成装置10がネットワークNWに直接接続されており、申請サーバ装置50、60等との間でオンラインでの情報の送受が可能な場合の実施形態である。
[2-1.申請サーバ装置]
図10は、本実施形態に係る申請サーバ装置50の機能構成図である。図10に示すように、申請サーバ装置50は、制御部又は第2の制御部としての制御部51と、通信部としての通信部53と、記憶部又は第2の記憶部として記憶部55とを備える。
制御部51は申請サーバ装置50全体を制御する。制御部51は、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)等により構成され、記憶部55に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、制御部51は、後述する申請許可符号生成プログラム551、サプライ品固有情報照合プログラム553を読み出して実行することにより各機能を実現する。
通信部53は、ネットワークを介して他の装置と接続し、各種情報を送受信する。通信部53は、例えば、通信可能なインタフェースとして構成され、接続方法としては有線/無線の何れか又はその両方を採用することができる。
記憶部55は、申請サーバ装置50の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部55は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成することができる。
本実施形態において、記憶部55は、申請許可符号生成プログラム551と、サプライ品固有情報照合プログラム553とを記憶し、サプライ品固有情報記憶領域555を確保する。
申請許可符号生成プログラム551は、画像形成装置10から通信部53を介して受信した申請符号情報から画像形成装置10の装置使用を許可する申請許可符号を生成する際に制御部51が読み込むプログラムである。
サプライ品固有情報照合プログラム553は、受信した申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報と、サプライ品固有情報記憶領域555に記憶しているサプライ品固有情報とを照合し、サプライ品固有情報が未登録であるか否かを判定する際に制御部51が読み込むプログラムである。
サプライ品固有情報記憶領域555は過去に受信したサプライ品固有情報をサプライ品固有情報記憶テーブルとして記憶する領域である。
図11は、サプライ品固有情報記憶領域555に記憶されるサプライ品固有情報記憶テーブル500の構成例を説明する図である。
本実施形態に係るサプライ品固有情報記憶テーブル500は、サプライ品固有情報501と、装置固有情報503と、受信日付505とを含む。
サプライ品固有情報501と装置固有情報503とは、画像形成装置10から受信した申請符号情報に含まれる情報である。サプライ品固有情報に係るサプライ品が装着された画像形成装置10を特定するために、サプライ品固有情報(例えば、”8B32EF23”)と装置固有情報(例えば、”MFP-032335-efgh-6958”)とは相方向に紐づけられて記憶される。
受信日付505は、申請サーバ装置50が申請符号情報を受信した日付である。申請符号情報の受信時刻までもが要求される事態は殆ど想定されないが、記憶領域に余裕があれば受信日付に加え受信時刻を記憶するようにしてもよい。
申請サーバ装置50の制御部51は、サプライ品固有情報記憶テーブル500を使用して申請符号情報を送信した画像形成装置の使用可否の判定を行う。申請サーバ装置50が行う申請許可符号の生成処理について、図12を用いて説明する。
制御部51は、通信部53を介し画像形成装置10から申請符号情報を受信する(ステップS110)。制御部51は、サプライ品固有情報照合プログラム553を読み込む。制御部51は受信した申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報と、サプライ品固有情報記憶テーブル500に記憶しているサプライ品固有情報とを照合することによって、サプライ品固有情報が未登録であるか否かを判定する。
例えば、受信した申請符号情報が、図8等で例示した「7A94BC12*MFP-012345-abcd-6789*OC」である場合、制御部51は、受信した申請符号情報に含まれるワンタイムコード(OC)で申請符号情報を認証するとともに、当該申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報(”7A94BC12”)とサプライ品固有情報記憶テーブル500に記憶しているサプライ品固有情報とを照合する。この場合、申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報(”7A94BC12”)はサプライ品固有情報記憶テーブル500に未だ記憶されていない。したがって、制御部51は、当該サプライ品固有情報はサプライ品固有情報記憶テーブル500に未登録であると判定することができる。
この場合、制御部51は、受信した申請符号情報に含まれるワンタイムコード(OC)によって、当該申請符号情報を生成した画像形成装置10を特定するが、サプライ品固有情報は未登録であると判定した場合(ステップS130;Yes)、制御部51はサプライ品固有情報、当該サプライ品固有情報に関連付けられた装置固有情報、及び受信日付をそれぞれ、サプライ品固有情報記憶テーブル500のサプライ品固有情報501、装置固有情報503、及び受信日付505に記憶させる(ステップS140)。
一方、サプライ品固有情報は未登録ではないと判断した場合(ステップS130;No)、制御部51は一連の処理を終了する。
ステップS150において、制御部51は、申請許可符号生成プログラム551を読み出し、装置使用を許可する申請許可符号を生成する。本実施形態においては、説明の便宜上、制御部51は、画像形成装置10の使用許可を表す“RA(Request approval)”、申請符号情報本体である“7A94BC12*MFP-01234-abcd-6789*OC”、及び使用限度情報を組み合わせた“RA-7A94BC12*MFP-01234-abcd-6789*OC*AA”を生成するものとする。この場合、制御部51はワンタイムコードに対して変更を加える事無く申請許可符号を生成する。なお、申請許可符号は当該文字情報に限定されるものではなく、また、これらの文字情報を暗号化したものを申請許可符号としてもかまわない。
そして、制御部51は、生成した申請許可符号を申請符号情報の送信元たる画像形成装置10に対して送信し(ステップS160)、一連の処理を終了する。
このように、画像形成装置10が申請許可符号を生成する申請サーバ装置50とオンラインで接続されていることにより、申請サーバ装置50への申請等に係るユーザの手間や省力化を図ることができる。
[2-2.決済機能付き申請サーバ装置]
決済機能付き申請サーバ装置60は、先に説明した申請サーバ装置50に対し、使用限度情報(使用可能量)に応じた決済処理を行う決済機能が付加された申請サーバ装置である。
本実施形態における決済処理とは、使用限度情報に応じた課金額に対してオンライン上で決済処理を行うことを意味し、当該オンライン決済処理には、例えば、クレジット決済、銀行決済、キャリア決済、電子マネー決済、ID決済、又はコンビニ決済といった各種決済方法が含まれる。
図13は、決済機能付き申請サーバ装置60の機能構成図である。なお、先に説明した申請サーバ装置50と同じ機能構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
決済機能付き申請サーバ装置60は、申請サーバ装置50が備える記憶部55に替えて記憶部57を備える。記憶部57は、申請許可符号生成プログラム551と、サプライ品固有情報照合プログラム553と、決済処理プログラム571とを記憶し、サプライ品固有情報記憶領域555を確保する。
決済処理プログラム571は、使用限度情報に応じた課金に対する決済処理が行われる際に制御部51が読み込むプログラムである。
決済機能付き申請サーバ装置60が行う申請許可符号の生成処理について、図14を用いて説明する。なお、図12の申請サーバ装置50と同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
制御部51は、申請符号情報を受信後、サプライ品固有情報は未登録であると判定した場合(ステップS130;Yes)、申請許可符号に付される使用限度情報に応じた課金額をユーザに対して通知し、当該課金額に対するオンライン上での決済処理を促す(ステップS170)。
通知を受けたユーザはオンライン上での決済処理を行う旨の返答を行うと、制御部51は、決済処理プログラム571を読み込む。
ユーザはオンライン上での決済処理を行う(ステップS180)。なお、ユーザは、本ステップに係る決済処理において、図7で例示した使用限度情報に応じた課金額の変更、すなわち、使用可能量の変更に係る決済処理を行ってもよい。
サーバ上での決済処理が完了すると、制御部51はサプライ品固有情報等をサプライ品固有情報記憶テーブル500に記憶させる(ステップS140)。
そして、制御部51は、申請許可符号生成プログラム551を読み出し、ユーザの決済処理に対応する使用限度情報を付して申請許可符号を生成する(ステップS190)。最後に、制御部51は、生成した申請許可符号を申請符号情報の送信元たる画像形成装置10に送信し(ステップS160)、一連の処理を終了する。
申請サーバ装置に対して決済機能を付加することにより、例えば、サプライ品そのものの価格と装置本体使用に伴う料金とを別々にすることができる。これにより、実際の平均印字率が低くてサプライ品を使いきっていないのにも関わらず、想定標準使用枚数を超えた時点で利用不可能となってしまうといった顧客の不利益を防ぐことが可能になる。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、図15に示すように、第2実施形態とは異なり、画像形成装置10がネットワークNWから隔離されており、申請サーバ装置50、60等とオンラインでの情報の送受が不可能(オフライン)な場合の実施形態である。
[3-1.申請符号情報の印刷]
画像形成装置10は、画像形成部19を備える。したがって、申請符号情報を記録媒体にドキュメントして印刷することができる。これにより、例えば、通信機能と撮像機能とを備えた携帯端末装置を用いることで、サプライ品固有情報を含む申請符号情報を取得することが容易となる。また、例えば、図16に例示するように、サービスセンタ100に対して郵送又はFAX送信等が容易となるように、申請符号情報送信の趣旨91、申請符号情報92、及び必要事項(通信欄)93等の情報が記述された送付状90の形式のドキュメントとして印刷することも可能である。
ここで、申請符号情報が印刷された記録媒体(送付状90)が郵送又はFAX送信等され、これを受理したサービスセンタ100のオペレータが処理する工程について、図17を用いて説明する。
オペレータは、郵送又はFAX等により申請符号情報を受理する(ステップS200)。次に、オペレータは受理した申請符号情報に含まれるワンタイムコードで当該申請符号情報を認証するとともに、サプライ品固有情報と、申請サーバ装置50、60のサプライ品固有情報記憶テーブル500に記憶しているサプライ品固有情報とを照合することによって、サプライ品固有情報が未登録であるか否かを判定する。
例えば、受理した申請符号情報が、図8等で例示した「7A94BC12*MFP-012345-abcd-6789*OC」である場合、オペレータは、当該申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報(”7A94BC12”)とサプライ品固有情報記憶テーブル500に記憶しているサプライ品固有情報とを照合する。この場合、申請符号情報に含まれるサプライ品固有情報(”7A94BC12”)はサプライ品固有情報記憶テーブル500に未だ記憶されていない。したがってオペレータは、当該サプライ品固有情報はサプライ品固有情報記憶テーブル500に未登録であると判定することができる。
サプライ品固有情報は未登録であると判定した場合(ステップS210;Yes)、オペレータはサプライ品固有情報、当該サプライ品固有情報に関連付けられた装置固有情報、及び受信日付をそれぞれ、サプライ品固有情報記憶テーブル500のサプライ品固有情報501、装置固有情報503、及び受信日付505に記憶させる(ステップS220)。
一方、サプライ品固有情報は未使用ではないと判断した場合(ステップS210;No)、オペレータは一連の処理を終了する。
ステップS230において、オペレータは、装置使用を許可する申請許可符号を生成する(ステップS230)。そして、オペレータは、生成した申請許可符号を申請符号情報の送信元に送付し(ステップS240)、一連の処理を終了する。
無論、ステップS210に係るサプライ品固有情報の判定処理~ステップS230に係る申請許可符号の生成処理等は、オペレータによる処理に替えて申請サーバ装置50、60の制御部51が実行する処理とすることもできる。
[3-2.申請符号情報の電子ファイル化]
申請符号情報を記録媒体に印刷する形態と同様に、申請符号情報を電子ファイルとして生成することも可能である。この場合、例えば、図2で示した画像形成装置10の構成に電子ファイルを生成する機能を追加すればよい。
図18は、電子ファイル生成機能が付加された画像形成装置110の機能構成図である。なお、図2で示した画像形成装置10と同じ機能構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
画像形成装置110は、画像形成装置10が備える記憶部21に替えて記憶部27を備える。記憶部27は、申請符号情報生成プログラム211と、サプライ品固有情報取得プログラム213と、認証情報生成プログラム215と、装置使用許可判定プログラム217と、電子ファイル生成プログラム271とを記憶し、装置固有情報記憶領域219を確保する。
電子ファイル生成プログラム271は、申請符号情報を含むファイルを電子ファイル(例えば、PDF(Portable document format)ファイル)等として出力する場合に、制御部11が読み出すプログラムである。
制御部11は、例えば、図4のステップS30において申請符号情報を生成後、電子ファイル生成プログラム271を読み込むことにより、当該申請符号情報を電子ファイル化することができる。
電子ファイル化された申請符号情報は、図16で示した送付状90の形式のドキュメントとして記録媒体に出力し、郵送やFAX装置によりサービスセンタ100に送付することができる。
また、電子ファイル化された申請符号情報は、例えば、図15のネットワークNWに接続されたPC(Personal computer)等の情報処理端末70が備える電子メール機能等を用いてサービスセンタ100に送付することも可能である。さらに、例えば、サービスセンタ100がWebサービスを介して申請符号情報を受け付けている場合には、Webサービスにより提供される申請画面を介して電子ファイル化された申請符号情報をアップロードすることより、当該申請符号情報を送付することが可能である。さらにまた、情報処理端末70が画像形成装置110の動作制御を可能とするドライバプログラムを備え、サービスセンタ100の申請サーバ装置50、60と情報の送受が可能となるように構成されている場合には、当該ドライバプログラムを介して電子ファイル化された申請符号情報を送付することも可能である。
[3-3.携帯通信端末の利用]
画像形成装置10が出力した申請符号情報は、例えば、携帯電話、スマートフォン、又はタブレット等の携帯通信端末が備える通信機能と撮像機能とを用いることにより、サービスセンタ100又は申請サーバ装置50、60に送付することができる。この形態について以下に説明する。
[3-3-1.携帯通信端末]
本実施形態に係る携帯通信端末80は、図15に示されるように、ネットワークNWに接続され、サービスセンタ100又は申請サーバ装置50、60との間で情報の送受が可能となるように構成されている。
図19は、携帯通信端末80の機能構成図である。携帯通信端末80は、制御部81と、記憶部83と、通信部85と、表示部87と、操作入力部88と、画像入力部89とを備える。
制御部81は、1又は複数の演算装置(例えば、CPU等)により構成され、記憶部83に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、制御部81は、後述する申請符号情報送信プログラム831、申請許可符号入力プログラム833を読み出して実行することにより各機能を実現する。
記憶部83は、携帯通信端末80の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部55は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成することができる。
本実施形態において、記憶部83は、申請符号情報送信プログラム831と、申請許可符号入力プログラム833とを記憶し、画像ファイル記憶領域835を確保する。
申請符号情報送信プログラム831は、例えば、画像形成装置10の表示部15を介し表示された申請符号情報確認画面W40(図8)を取り込み、得られた申請符号情報を送信する際に制御部81が読み込むプログラムである。
申請許可符号入力プログラム833は、受理した申請許可符号をユーザに対して表示するとともに、当該申請許可符号の画像形成装置10に対する入力を促す際に制御部81が読み込むプログラムである。
画像ファイル記憶領域835は、画像入力部89から入力される画像信号を画像ファイルとして記憶する領域である。
通信部85は、ネットワークを介して他の装置と接続し、各種情報を送受信する。例えば、通信部85は、例えば、有線/無線LANで利用されるNICや、LTE(Long Term Evolution)/LTE-A(LTE-Advanced)/LAA(License-Assisted Access using LTE)/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成することができる。
表示部87は、各種情報を表示するための機能部であり、例えば、LCD等により構成される。また、操作入力部88は、携帯通信端末80を使用するユーザの操作を受け付ける。操作入力部88は、例えば、タッチパネルやボタンにより構成される。タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。
画像入力部89は、カメラといった撮像装置から送信される画像信号を入力し、画像ファイルとして画像ファイル記憶領域835に記憶させる。画像入力部89は、例えば、携帯通信端末80に内蔵されたカメラによって構成されてもよいし、外部装置であるカメラと接続するための端子として構成されてもよい。
次に、本実施形態に係る携帯通信端末80が申請符号情報を送信し、送信した申請符号情報に基づき受信した申請許可符号の入力処理について図20及び図21を用いて説明する。図20は、携帯通信端末80の表示部87を介して表示される申請符号情報送信画面W120の構成例の一例である。図21は、携帯通信端末80の表示部87を介して表示される申請許可符号入力画面W140の構成例の一例である。
例えば、ユーザは、内蔵カメラ等の撮像装置を用いて図8に示す申請符号情報確認画面40を撮像する。当該画面に基づく画像ファイルが画像入力部89を介して画像ファイル記憶領域835に記憶されると、制御部81は、申請符号情報送信プログラム831を読み込む。
制御部81は、画像ファイルから申請符号情報に係る部分を抜き出し、図20に示すような申請符号情報送信画面W120を生成する。本実施形態に係る申請符号情報送信画面W120は、例えば、申請符号情報の送信先を示す送信先表示領域R121と、申請符号情報表示領域R123と、送信ボタンB125と、送信履歴ボタンB127とを含む。
送信先表示領域R121は、申請符号情報の送信先が表示される表示領域である。申請符号情報の送信先はユーザによる手入力を受け付ける形態でもよいし、送信履歴ボタンB127を操作し、過去の送信履歴を参照する形態であってもよく、これらを併用する形態であってもかまわない。
申請符号情報表示領域R123は、画像ファイルから抜き出された申請符号情報が表示される表示領域である。申請符号情報表示領域R123には、申請符号情報の他に、例えば、今回送信される申請符号情報に対して生成される申請許可符号の取得方法の選択を受け付ける選択画面表示領域を設けてもよい。ここでは、申請許可符号の取得方法として、ユーザにより本携帯通信端末への返信を希望する旨が選択された例を示している。
送信ボタンB125は、送信先表示領域R121及び申請符号情報表示領域123に表示された内容に間違いがなく、ユーザによる送信意思が決定された際に押下を受け付けるボタンである。送信ボタンが押下されると、制御部81は送信先表示領域R121に表示された送信先に申請符号情報表示領域R123に表示された申請符号情報を通信部85を介して送信させる。
送信履歴ボタンB127は、過去に送付された申請符号情報の送信履歴を参照する際に押下を受け付けるボタンである。送信履歴ボタンが押下されると、制御部81は過去に送信された申請符号情報の送信履歴を表示させる。
サービスセンタ100又は申請サーバ装置50、60から申請許可符号を受理すると、制御部81は、申請許可符号入力プログラム833を読み込むことにより、図21に示すような申請許可符号入力画面W140を生成する。本実施形態に係る申請許可符号入力画面W140は、例えば、申請許可符号表示領域R141と、入力方法ボタンB143と、入力履歴ボタンB145とを備える。
申請許可符号入力画面W140は、送信した申請符号情報に基づき生成された申請許可符号が表示される表示領域である。ここでは、受理した申請許可符号の文字情報(RA-7A94BC12*MFP-012345-abcd-6789*OC*AA)の他、当該申請許可情報に対応する識別コード(例えば、1次元バーコード)が表示された例を示している。ユーザは表示された申請許可符号を文字情報として画像形成装置10の入力部135を介して直接入力することも可能であるし、表示された識別コードを画像形成装置10の画像読取部131を介して読み取らせることも可能である。
入力方法ボタンB143は、画像形成装置10に対する申請許可符号の入力方法の選択を受け付けるボタンである。例えば、画像形成装置10に対する申請許可符号の入力方法としては、申請許可符号の文字情報の直接入力、申請許可符号の識別コードを用いた読み取りの他、受信した申請許可符号の画像形成装置10への直接送信等が考えられる。ユーザは、当該入力方法ボタンを押下することにより、所望の入力方法を選択することができる。
入力履歴ボタンB145は過去に入力した申請許可符号の入力履歴を参照する際に押下を受け付けるボタンである。入力履歴ボタンが押下されると、制御部81は過去に適用された申請許可符号の入力履歴を表示させる。
ユーザは、申請許可符号入力画面W140を介し、所望の方法により申請許可符号を画像形成装置10に対して入力することができる。
なお、本実施形態において、携帯通信端末80は画像形成装置10が生成した申請符号情報を撮像し、これをサービスセンタ、申請サーバ装置等に送付する形態について説明した。しかしながら、本形態に関わらず、例えば、携帯通信端末80の撮像機能を利用してサプライ品のサプライ品固有情報を撮像又は読み取り、通信機能を利用して申請サーバ装置50、60にアクセスし、画像形成装置10の装置固有情報、必要に応じた認証情報に適合した申請許可符号を取得する形態としてもよい。取得した申請許可符号はWIFI、NFC等により携帯通信端末80から画像形成装置10に送信してもよいし、携帯通信端末80の表示部87に表示させた申請許可符号の文字情報又は識別コード等を画像形成装置10の画像読取部131にて読み取らせてもかまわない。
以上のように、本実施形態によれば、セキュリティの観点や単に外部ネットワーク接続の必要性が無い等の理由から外部ネットワークから隔離された画像形成装置においても、ユーザの手間を煩わせることなく確実に、かつ適切なタイミングでサプライ品の推奨品判断を伴う装置使用許可申請手続を行うことができる。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態~第3実施形態で示した画像形成装置の使用に当たり、申請許可符号の入力操作に伴う装置不適切使用の防止策を講じた実施形態である。
[4-1.申請符号情報再生成制限機能]
図22は、申請符号情報再生成制限機能が付加された画像形成装置150の機能構成図である。なお、図2で示した画像形成装置10と同じ機能構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
画像形成装置150は、画像形成装置10が備える記憶部21に替えて記憶部28を備える。記憶部28は、申請符号情報生成プログラム211と、サプライ品固有情報取得プログラム213と、認証情報生成プログラム215と、装置使用許可判定プログラム217と、申請符号情報生成制限プログラム281とを記憶し、装置固有情報記憶領域219を確保する。
申請符号情報生成制限プログラム281は、入力された申請許可符号が適正な符号でない場合に、申請符号情報の再生成を制限する際に制御部11が読み込むプログラムである。
図23は、受信した申請許可符号が有効でなかった場合に、画像形成装置150が実行する処理を説明する図である。図6と同一な処理については、同じステップ番号を付してその説明は省略する。
制御部11は、申請許可符号が有効でないと判断した場合(ステップS70;No)、申請符号情報生成制限プログラム281を読み込む。制御部11は、申請符号情報生成プログラム211の機能を阻害することにより、申請符号情報の再生成を制限する(ステップS90)。そして、制御部11は、当該申請許可符号が有効と判断されるまで処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、有効な申請許可符号が入力されるまで申請符号情報の再生成を制限することで、装置が不適切に使用されることを防ぐことができる。
[4-2.申請許可符号入力制限機能]
図24は、申請許可符号入力制限機能が付加された画像形成装置160の機能構成図である。なお、図2で示した画像形成装置10と同じ機能構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
画像形成装置160は、画像形成装置10が備える記憶部21に替えて記憶部29を備える。記憶部29は、申請符号情報生成プログラム211と、サプライ品固有情報取得プログラム213と、認証情報生成プログラム215と、装置使用許可判定プログラム217と、申請許可符号入力制限プログラム291とを記憶し、装置固有情報記憶領域219を確保する。
申請許可符号入力制限プログラム291は、申請許可符号の入力ミスが連続して生じた場合に制御部11が読み込むプログラムである。
図25は、受信した申請許可符号の入力ミスが連続して生じた場合に、画像形成装置160が実行する処理を説明する図である。図6と同一な処理については、同じステップ番号を付してその説明は省略する。
制御部11は、申請許可符号を受信後、当該申請許可符号の入力ミスが連続して生じたと判断した場合(ステップS93;Yes)、申請許可符号の入力を制限する(ステップS95)。そして、制御部11は一定期間経過後(ステップS97)、申請許可符号の入力を許可する。一方、制御部11は、申請許可符号の入力ミスが連続して行われなかった場合(ステップS93;No)、申請許可符号が有効であるか否かを判断する。申請許可符号が有効であると判断した場合(ステップS70;Yes)、制御部11は装置使用制限を解除する(ステップS80)。一方、申請許可符号が有効でないと判断した場合(ステップS70;No)、制御部11は、当該申請許可符号が有効と判断されるまで処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、申請許可符号の入力ミスが連続して生じた場合、一定期間申請許可符号の入力を制限することで、装置が不適切に使用されることを防ぐことができる。この場合、入力ミスの回数に応じて入力制限時間を加算するなどの処理を加えてもよい。
[5.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
なお、本実施形態において、申請符号情報の生成と併せ、ユーザによる指示に基づき、画像形成装置を使用停止とする停止符号を生成してもよい。例えば、申請符号情報を生成した画像形成装置が故障した場合、装置を代替品や新品に入れ替える必要がある。この場合、当該画像形成装置では申請に係るサプライ品を使用することが物理的不可能となるため、当該停止符号を入力することにより、装置自体を使用停止とし、他の画像形成装置でのサプライ品の使用を可能とする。
本実施形態においては、サプライ品固有情報、装置固有情報、必要に応じてワンタイムコード等の認証情報の組み合わせにより申請符号情報を生成する形態について説明したが、例えば、装置固有情報と認証情報との組み合わせに基づく申請符号情報を生成する形態としてもよい。この場合、例えば、申請サーバ装置の年月日時情報に紐づけた認証情報とすることや、申請サーバ装置から受領した受付認証情報に対応した認証情報を用いることで、過去に使用された申請符号情報の再使用を防止することができる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray Disk(登録商標) 等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10、150、160 画像形成装置
11 制御部
13 取得部
131 画像読取部
133 情報読取部
135 入力部
15 表示部
17 通信部
19 画像形成部
21、27、28、29 記憶部
30 サプライ品
50、60 申請サーバ装置
51 制御部
53 通信部
55、57、 記憶部
80 携帯通信端末
81 制御部
83 記憶部
85 通信部
87 表示部
88 操作入力部
89 画像入力部

Claims (11)

  1. 画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得部と、
    装置固有情報を記憶する記憶部と、
    認証情報としてのワンタイムコード生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記申請符号情報を送信するとともに、装置使用を許可する申請許可符号を受信する通信部を備え、
    前記制御部は受信した前記申請許可符号に基づき装置使用を許可することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記申請許可符号を受信した際に、送信した前記申請符号情報に対する前記申請許可符号か否かを前記申請許可符号に含まれるワンタイムコードと前記記憶部に記憶された前記ワンタイムコードに基づいて判定する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記取得部は画像読取部、情報読取部、又はユーザによる入力を受け付ける入力部の何れかにより前記サプライ品固有情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記申請符号情報をユーザに対して表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成により前記申請符号情報を記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記申請符号情報を電子ファイルとして出力する電子ファイル出力部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は前記申請許可符号が入力されるまでは前記申請符号情報の再生成を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は誤った前記申請許可符号が連続して入力された場合、前記申請許可符号の入力を一定期間禁止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得部と、装置固有情報を記憶する第1の記憶部と、認証情報としてのワンタイムコードを生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する第1の制御部とを有する画像形成装置と、
    前記申請符号情報を受信する通信部と、前記サプライ品固有情報を記憶する第2の記憶部と、前記ワンタイムコードの認証を行うとともに、新たに受信した前記サプライ品固有情報と前記第2の記憶部に記憶している前記サプライ品固有情報とを照合することにより、新たに受信した前記サプライ品固有情報が未登録であるか否かを判断する第2の制御部とを有するサーバ装置とを備え、
    前記第2の制御部は新たに受信した前記サプライ品固有情報が未登録であると判定した場合、装置使用を許可する申請許可符号を生成し、前記通信部を介して前記申請符号情報の送信元に当該申請許可符号を送信させることを特徴とする申請許可システム。
  11. 画像形成の際に使用または消耗するサプライ品に固有に付されたサプライ品固有情報を取得する取得工程と、
    装置固有情報を記憶する記憶工程と、
    認証情報としてのワンタイムコード生成するとともに、前記ワンタイムコードと前記サプライ品固有情報及び前記装置固有情報から装置使用許可を申請するための申請符号情報を生成する生成工程とを備えることを特徴とする申請符号情報生成方法。
JP2020198696A 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法 Pending JP2022086596A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020198696A JP2022086596A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法
US17/524,599 US11627235B2 (en) 2020-11-30 2021-11-11 Image forming apparatus, application permission system, and application-code information generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020198696A JP2022086596A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022086596A true JP2022086596A (ja) 2022-06-09

Family

ID=81751666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020198696A Pending JP2022086596A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11627235B2 (ja)
JP (1) JP2022086596A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7430762B2 (en) * 2002-03-01 2008-09-30 Fargo Electronics, Inc. Identification card manufacturing security
JP5132900B2 (ja) * 2006-06-28 2013-01-30 株式会社キーエンス レーザ加工条件設定装置、レーザ加工装置、レーザ加工条件設定方法、レーザ加工条件設定プログラム
JP4975459B2 (ja) * 2007-01-30 2012-07-11 株式会社沖データ 複写管理システム、出力装置、複写装置、およびコンピュータプログラム
WO2017221529A1 (ja) 2016-06-24 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 検針システムおよび検針方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220174183A1 (en) 2022-06-02
US11627235B2 (en) 2023-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9501769B2 (en) Mobile payment solution for self-service multi-function printer
JP4649403B2 (ja) 価値情報管理システム、記録媒体、プリンタ装置、精算装置、電子データ印刷方法及びコンピュータプログラム
US20070075137A1 (en) Method of licensing functionality after initial transaction
WO2004022349A1 (ja) 印刷装置およびカートリッジ
US7434053B2 (en) Methods and systems for providing an identification key to a printing device
CN103827807A (zh) 打印机
JP2013114291A (ja) 決済システム、店舗用端末、決済システムの決済方法およびプログラム
JP2015232814A (ja) 課金処理のためのシステム、装置及びプログラム
CN101901525A (zh) 用于输出交易明细历史的印刷系统
JP2022086596A (ja) 画像形成装置、申請許可システム、及び申請符号情報生成方法
JP2009211644A (ja) カートリッジ回収用システム及びカートリッジ回収用システムの制御方法
US8066183B2 (en) Method to prevent metered toner gray market leakage
US8160969B2 (en) System and method for ordering consumables
JP2007041699A (ja) 小型記憶媒体、印刷サービスシステムおよび印刷サービス装置
WO2022054502A1 (ja) サービス提供システム、記録装置、制御プログラム、方法
JP2001347734A (ja) プリンタ装置及びこれを用いた画像印刷システム
JP6613978B2 (ja) 印刷システム、印刷装置、特典管理装置及びプログラム
US20240086910A1 (en) System and method for tracking and controlling print cartridge ownership transfers using non-fungible tokens
WO2022260680A1 (en) Virtual printing device consumable item authentication
JP2023176803A (ja) 情報管理システム及び印刷装置
JP2023176802A (ja) 情報管理装置及び情報管理システム
JP2002328797A (ja) 画像出力サービスの課金システムおよび画像形成装置
KR20220165116A (ko) 블록체인기반 정보코드를 이용한 배송시스템 및 방법
CN115880017A (zh) 耗材管理系统、存储装置及耗材管理方法
JP2023176805A (ja) 情報管理システム、印刷装置、及び情報管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230920