JP2004060456A - ヘッドカバー - Google Patents

ヘッドカバー Download PDF

Info

Publication number
JP2004060456A
JP2004060456A JP2002216017A JP2002216017A JP2004060456A JP 2004060456 A JP2004060456 A JP 2004060456A JP 2002216017 A JP2002216017 A JP 2002216017A JP 2002216017 A JP2002216017 A JP 2002216017A JP 2004060456 A JP2004060456 A JP 2004060456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head cover
cam
oil
roller
ceiling wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002216017A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kiriyama
桐山 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2002216017A priority Critical patent/JP2004060456A/ja
Publication of JP2004060456A publication Critical patent/JP2004060456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/02Lubrication

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】従来利用されていなかったヘッドカバー内面に当って落下するオイルをカムとローラとの摺動部潤滑に利用できるようにし、オイルポンプの負荷を低減できるようにした、ヘッドカバーの提供。
【解決手段】天井壁11を有し、該天井壁がカムシャフト14の上方に位置するヘッドカバー10において、天井壁11の内面に下方に凸の形状の複数の凸部19を有し、該凸部19の先端部19aがカムシャフト14の各カム部14aの重力方向上方に配置されている、ヘッドカバー10。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関のヘッドカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
オーバヘッドカムシャフト式内燃機関では、シリンダヘッドとヘッドカバーとで囲まれた空間にカムシャフトが配置され、カムシャフトのカム部でローラロッカアームのローラを押してローラロッカアームを揺動させ、吸・排気バルブを開閉している。
ローラの摩耗防止のために、カムとローラとの摺動部は潤滑される。カム配設空間は、カムやローラロッカアームによるオイルのはね上げによってオイルミストが充満しているが、オイルミストだけではカムとローラとの摺動部の潤滑は不足するので、従来は、通常、カムシャフトジャーナル、またはラッシュアジャスタからカムとローラとの摺動部に向けてオイルを噴射し、強制潤滑している。そして、オイルポンプによるオイル循環量も、その強制潤滑を含むように設定されている。
一方、実開平6−83941号公報は、ヘッドカバーを開示している。従来のヘッドカバーは、その天井壁の内面はカム上方部位で平面である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のヘッドカバーは、カムとローラとの摺動部潤滑のために、特別な構造をもっていない。カムやローラロッカアームによってはね上げられたオイルは、ヘッドカバー内面に当り、任意の位置で、シリンダヘッドとヘッドカバーとで囲まれた空間の床に落下している。落下したオイルはオイル戻し孔を通ってオイルパンに戻る。
したがって、従来構造では、ヘッドカバー内面に当って落下するオイルは、直接的にはカムとローラとの摺動部の潤滑に利用されてはいなかった。
本発明の目的は、従来利用されていなかったヘッドカバー内面に当って落下するオイルをカムとローラとの摺動部潤滑に利用できるようにし、オイルポンプの負荷を低減できるようにした、ヘッドカバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
天井壁を有し、該天井壁がカムシャフトの上方に位置するヘッドカバーにおいて、天井壁の内面に下方に凸の形状の複数の凸部を有し、該凸部の先端部がカムシャフトの各カム部の重力方向上方に配置されている、ヘッドカバー。
【0005】
上記本発明のヘッドカバーでは、カムシャフトやローラロッカアームによってはね上げられたオイルはヘッドカバーの天井壁の下面にあたり、あるいはカムシャフト配設空間に充満したオイルミストがヘッドカバーの天井壁の下面に付着し、自重で天井壁下面に沿って流れて凸部の先端部に集められ、凸部の先端部からカム部に落下し、カム部の回転によって、カムとローラとの接触部に来て該接触部を潤滑する。その結果、従来利用されていなかったヘッドカバーからの落下オイルをカムとローラとの接触部の潤滑に利用できるようになり、従来必要であった強制潤滑を不要とすることができ、あるいは従来必要であった強制潤滑の量を少なくすることができ、オイルポンプの負荷を低減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施例に係るヘッドカバーを、図1〜図3を参照して説明する。
本発明のヘッドカバー10は、内燃機関のシリンダヘッド13に装着されるヘッドカバーである。シリンダヘッド13とヘッドカバー10との間には大気と隔てられた空間が形成され、その空間に動弁系の一部を構成するカムシャフト14が配置される。
【0007】
ヘッドカバー10は、天井壁11と側壁12を有する、下方に向かって解放されたケーシングであり、ヘッドカバー10の天井壁11はカムシャフト14の上方に位置している。ヘッドカバー10は、アルミ合金または樹脂からなり、たとえばダイカスト成形品である。
【0008】
カムシャフト14は、軸方向に互いに隔てられた複数のカム部14aと、カムジャーナル部14bを有し、カムジャーナル部でシリンダヘッドとそれに結合されたキャップとに形成されたジャーナル軸受部(図示略)によって回転自在に支持される。
ヘッドカバー11の天井壁11はカムシャフト14の上方に位置している。
【0009】
各カム部14aに対応させて、ローラロッカアーム15が設けられる。ローラロッカアーム15は、一端部で、シリンダヘッドに支持された油圧式ラッシュアジャスタ16によって揺動可能に支持され、他端部で吸・排気バルブ17のバルブステム頭部を押す。吸・排気バルブ17はバルブスプリング(図示略)によって上方に付勢されており、ローラロッカアーム15のバルブ側端部を持ち上げている。カム部14aがローラロッカアーム15の中間部に設けられたローラ18を押すことによって、ローラロッカアーム15はラッシュアジャスタ16の頭部を揺動の支点としてローラ18ごと揺動し、ローラロッカアーム15の揺動端で押されて吸・排気バルブ17が開閉する。
ローラ18と回転するカム14aとの摺動部は、焼きつき防止のために、潤滑される。
【0010】
ヘッドカバー10は、その天井壁11の内面に、下方に凸の形状の複数の凸部19を有する。凸部19の先端部19aはカムシャフト14の各カム部14aの重力方向上方に配置されている。どのカム部14aの上方にも凸部19の先端部19aが位置する。したがって、凸部の先端部19aの数は、吸気弁の数と排気弁の数の和だけある。
天井壁11の外面は平坦でもよいし、あるいは下面の凸部19の形状に対応して凹凸する形状でもよいし、あるいはその他の形状でもよい。凸部19の形状は、下方に向かって先細りとなる円錐、楕円錐、四角錐、三角錐、多角形錐などからなる。
【0011】
凸部19にかけられたオイルは、凸部19の表面をつたって先端部19aに移動していくように、ゆるやかに傾斜しており、この傾斜は先端部19aに向かって、直線状または湾曲状またはステップ状に、下降する傾斜となっている。先端部19aは、凸部19をつたって先端部19aに来たオイルが先端部19aでヘッドカバー下面から切れて落下するように(符号20は先端部19aから落下するオイル滴を示す)、先端に向かって尖っていることが望ましい。ただし、尖っていなくてもよい。
シリンダヘッド13とヘッドカバー10との間の空間の床面は、各潤滑部を潤滑したオイルが落下して溜まる面でもある。そして、床面にはオイルパンにオイルを戻すオイル戻し孔が開口している。
【0012】
つぎに、本発明のヘッドカバー10の作用を説明する。
シリンダヘッド13とヘッドカバー10との間の空間の床面には各潤滑部を潤滑したオイルが落下して溜まり、このオイルの一部は、回転するカムシャフト14や揺動するローラロッカアーム15によってかき上げるれてヘッドカバー10の天井壁11の下面に当る。あるいは、シリンダヘッド13とヘッドカバー10との間の空間はオイルミストで充満しており、オイルミストの一部はヘッドカバー10の天井壁11の下面に付着する。
【0013】
天井壁11の下面に当たったオイルや天井壁11の下面に付着したオイルミストは、少なくとも一部が、自重で、天井壁11の下面に形成された凸部19の傾斜に沿って移動して、凸部19の先端部19aに集まり、先端部19aで天井壁11から離れて、カム部14aに選択的に落下し、カムシャフト14の回転によって、ローラ18と回転するカム部14aとの摺動部に至って該摺動部を潤滑する。
【0014】
ローラ18とカム部14aとの摺動部の潤滑は、天井11の凸部19の先端部19aに集まって落下するオイルだけで足り、従来のように、カムシャフト内に形成されたオイル通路からローラとカム部との摺動部に向けてオイルを噴射させたり、ラッシュアジャスタからローラとカム部との摺動部に向けてオイルを噴射させたりして、強制潤滑する必要がないので、オイルポンプの負荷を低減することができる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1のヘッドカバーによれば、ヘッドカバーの天井壁の内面に下方に凸の形状の複数の凸部を形成し、凸部の先端部をカムシャフトの各カム部の重力方向上方に配置したので、はね上げられたオイルがヘッドカバーの天井壁の下面にあたり、カムシャフト配設空間に充満したオイルミストがヘッドカバーの天井壁の下面に付着し、それらが凸部の斜面に沿って流れて、凸部の先端部に集められ、凸部の先端部からカム部に落下し、カム部の回転によって、カム部とローラとの接触部に来て該接触部を潤滑する。その結果、従来利用されていなかったヘッドカバーからの落下オイルをカムとローラとの接触部の潤滑に利用できるので、従来必要であった強制潤滑を不要とすることができ、あるいは従来必要であった強制潤滑の量を少なくすることができ、オイルポンプの負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドカバーの斜め下方から見た斜視図である。
【図2】本発明のヘッドカバーとその内部の概略横断面図である。
【図3】本発明のヘッドカバーとその内部の概略長手方向断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドカバー
11 天井壁
12 側壁
13 シリンダヘッド
14 カムシャフト
14a カム部
14b カムジャーナル部
15 ローラロッカアーム
16 油圧式ラッシュアジャスタ
17 吸・排気バルブ
18 ローラ
19 凸部
19a 先端部
20 オイル滴

Claims (1)

  1. 天井壁を有し、該天井壁がカムシャフトの上方に位置するヘッドカバーにおいて、天井壁の内面に下方に凸の形状の複数の凸部を有し、該凸部の先端部がカムシャフトの各カム部の重力方向上方に配置されている、ヘッドカバー。
JP2002216017A 2002-07-25 2002-07-25 ヘッドカバー Pending JP2004060456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002216017A JP2004060456A (ja) 2002-07-25 2002-07-25 ヘッドカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002216017A JP2004060456A (ja) 2002-07-25 2002-07-25 ヘッドカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004060456A true JP2004060456A (ja) 2004-02-26

Family

ID=31937889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002216017A Pending JP2004060456A (ja) 2002-07-25 2002-07-25 ヘッドカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004060456A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062852A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Mazda Motor Corp 潤滑装置
JP2011112007A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 動弁機構の潤滑構造
JP2013076404A (ja) * 2012-12-17 2013-04-25 Honda Motor Co Ltd 動弁機構の潤滑構造
GB2521934A (en) * 2014-12-05 2015-07-08 Daimler Ag Valve train for an internal combustion engine, in particular of a vehicle
CN108386294A (zh) * 2018-03-19 2018-08-10 宝沃汽车(中国)有限公司 气门室罩盖、发动机和车辆
FR3068734A1 (fr) * 2017-07-07 2019-01-11 Psa Automobiles Sa Ensemble d’une culasse de moteur thermique et d’un couvre-culasse logeant des elements a lubrifier
US11125126B2 (en) 2017-12-15 2021-09-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lubricant supply apparatus for internal combustion engine
CN113931716A (zh) * 2020-07-14 2022-01-14 发动机引擎解决方案知识产权股份有限公司 用于发动机的系统和方法
JP7473605B2 (ja) 2022-08-05 2024-04-23 本田技研工業株式会社 内燃機関の油路構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062852A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Mazda Motor Corp 潤滑装置
JP2011112007A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 動弁機構の潤滑構造
JP2013076404A (ja) * 2012-12-17 2013-04-25 Honda Motor Co Ltd 動弁機構の潤滑構造
GB2521934A (en) * 2014-12-05 2015-07-08 Daimler Ag Valve train for an internal combustion engine, in particular of a vehicle
FR3068734A1 (fr) * 2017-07-07 2019-01-11 Psa Automobiles Sa Ensemble d’une culasse de moteur thermique et d’un couvre-culasse logeant des elements a lubrifier
US11125126B2 (en) 2017-12-15 2021-09-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lubricant supply apparatus for internal combustion engine
CN108386294A (zh) * 2018-03-19 2018-08-10 宝沃汽车(中国)有限公司 气门室罩盖、发动机和车辆
CN113931716A (zh) * 2020-07-14 2022-01-14 发动机引擎解决方案知识产权股份有限公司 用于发动机的系统和方法
US11668210B2 (en) * 2020-07-14 2023-06-06 Powerhouse Engine Solutions Switzerland IP Holding GmbH Systems and methods for rocker arm lubrication
US11905858B2 (en) * 2020-07-14 2024-02-20 Powerhouse Engine Solutions Switzerland IP Holding GmbH Systems and methods for rocker arm lubrication
JP7473605B2 (ja) 2022-08-05 2024-04-23 本田技研工業株式会社 内燃機関の油路構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10131733A (ja) エンジンの動弁機構潤滑装置
JP4520469B2 (ja) エンジン
JP2004060456A (ja) ヘッドカバー
JP3840037B2 (ja) エンジンのブリーザ装置
JP3143783B2 (ja) エンジンの潤滑及びブリーザ装置
JP2001329823A (ja) Ohc型エンジンの動弁装置潤滑構造およびohc型エンジン用カバー部材
CN1219963C (zh) 便携式四冲程汽油发动机
JPH057917U (ja) バツフルプレート付き潤滑油戻り経路構造
JP3866486B2 (ja) Ohc型エンジンの潤滑装置
CN101586488A (zh) 发动机的气缸盖润滑结构
JP2007507668A (ja) エンジンのオイルシール及びドレン構造
JPH08177441A (ja) Ohc型エンジンの潤滑装置
JP4010770B2 (ja) エンジンのブリーザ装置
JP5408122B2 (ja) シリンダヘッドの潤滑油供給構造
JP4200688B2 (ja) 内燃機関の動弁系潤滑構造
JP2621788B2 (ja) ローラロッカアームの潤滑構造
JP2006177270A (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構
CN2570465Y (zh) 便携式四冲程汽油发动机
JP6572165B2 (ja) 動弁装置
JPH10131734A (ja) カム軸受潤滑装置
JP4011306B2 (ja) Ohcエンジン
JPS6210411Y2 (ja)
JPH0422004Y2 (ja)
JP2580730Y2 (ja) 内燃機関のプッシュロッド装置
JP2558502Y2 (ja) 内燃機関の動弁装置