JP2004058911A - 車両用タイヤの空気圧警報装置 - Google Patents

車両用タイヤの空気圧警報装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スペアタイヤ用空気圧センサの電池寿命の向上と、スペアタイヤの早期警報による煩わしさを抑えることを目的とする。
【解決手段】車両の各走行タイヤ2〜5に装着されタイヤ空気圧を検出する第一の空気圧センサ7〜10と、スペアタイヤ6に装着されタイヤ空気圧を検出する第二の空気圧センサ11と、各タイヤの空気圧異常を報知する報知器30と、各空気圧センサ7〜11からのタイヤ空気圧を受け報知器30にタイヤの空気圧異常を報知させる制御ユニット20とを備え、各空気圧センサ7〜11には、電池部と、タイヤ空気圧情報を送信する送信器と、送信器からの送信周期を設定する送信周期設定部とが備えられると共に、第二の空気圧センサの送信周期設定手段は、第二の空気圧センサの送信周期設定手段に対し送信周期を長く設定するよう構成してある。
従って、スペアタイヤ6用空気圧センサ11の電池寿命を向上できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用タイヤの空気圧警報装置に関し、特に、スペアタイヤの空気圧異常警報に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤの空気圧検出部に電源を供給するためタイヤ内部に電池を内蔵する車両用タイヤの空気圧警報装置において、電池の寿命を延ばすために、車両側への検出情報の送信周期を車両の走行状態や空気圧状態に応じて変える、例えば、走行時は停車時に対して送信周期を短くする、或いは空気圧異常時は正常時に対して送信周期を短くする等各状況に応じた周期で検出情報を送信することは知られている。(例えば、特表平10−508264号公報参照)
また、装着されているタイヤに加えて、車両のトランク等に備えられたスペアタイヤについても空気圧を監視し、警報することは知られている。
例えば、特許3061047号公報には、スペアタイヤを含めた5つのタイヤについて、その装着位置と共にタイヤの識別符号IDを登録すると共に、空気圧の低下度合いに応じた警報レベルを、タイヤ空気圧の初期的な低下を示す警報、タイヤのパンクを示す警報、タイヤの空気が完全に抜けて空気圧がゼロであることを示す警報の3段階に設定することが開示されている。
このような先行技術によれば、スペアタイヤを含めて登録されたタイヤの空気圧状態を監視し、正常な空気圧値から所定分低下して異常が検出された時には、装着されている位置情報と共に、異常レベルに応じた警報を運転者に報知することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常、スペアタイヤはパンク等の故障時に交換される程度の使用頻度であるため、使用されるライフサイクルは通常の走行タイヤに比べ長い場合が多い。
また、スペアタイヤの空気圧低下は、自然放置状態で徐々に空気が抜けることが主要因であり、車両に装着され、種々の外乱を受ける走行タイヤに比べ空気圧の低下傾向は緩やかになる。
このような状況を鑑みた場合、スペアタイヤは、走行用タイヤに比べ空気圧を監視する頻度は少なくても良いと考えられる。
しかしながら、上記従来技術ではこのスペアタイヤ特有の状況が考慮された設計が十分になされておらず、スペアタイヤに装着された空気圧センサの電池寿命を向上させるという観点では、必ずしも十分な対策がなされていなかった。
また、車両に装着されていない状態にあるスペアタイヤの空気圧異常に対する警報は、運転者へ及ぼす危険度を鑑みると、走行タイヤに比べ相対的に警報の緊急度は低いと考えられる。
従って、車両に装着されていない状態にあるスペアタイヤについても、走行タイヤと同様初期的な空気圧低下から警報を開始することは、却って運転者に煩わしさを感じさせることになる。
【0004】
本発明は、以上のような問題に勘案してなされたもので、その目的は、スペアタイヤに装着される空気圧センサの電池寿命を向上可能とするとともに、スペアタイヤの早期警報による運転者に対する煩わしさを抑制可能とする車両用タイヤの空気圧警報装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両の各走行タイヤに装着され、走行タイヤのタイヤ空気圧情報を検出する第一の空気圧センサと、
スペアタイヤ格納部に格納されるスペアタイヤに装着され、スペアタイヤのタイヤ空気圧情報を検出する第二の空気圧センサと、
車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤの空気圧異常を警報する警報器と、
上記各空気圧センサからのタイヤ空気圧情報を受け、上記警報器に車両用タイヤの空気圧異常を警報させる制御ユニットとを備え、
上記各空気圧センサには、センサ内の各部に電源を供給するための電池部と、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信器と、該送信器からの送信周期を設定する送信周期設定部とが備えられるとともに、
上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定手段は、上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定手段に対し、送信周期を長く設定するよう構成してある。
本発明の第1の構成によれば、スペアタイヤの空気圧センサによるタイヤ空気圧情報の送信周期は、走行タイヤの空気圧センサによるタイヤ空気圧情報の送信周期よりも長く設定されるため、スペアタイヤに装着されている空気圧センサの電池寿命を向上することができる。
【0006】
本発明の第2の構成において、上記第二の空気圧センサには、上記スペアタイヤが車両に装着されている状態か否か検出する車両装着状態判別部が備えられており、
上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定部は、上記車両装着状態判別部により非装着状態であることが判別された時上記第一の空気圧センサの送信周期よりも長い送信周期に設定するとともに、装着状態であることが判別された時上記第一の空気圧センサの送信周期と同一の送信周期に設定するよう構成してある。スペアタイヤは、スペアタイヤ格納部に格納されている時は、走行性への影響が低いため、空気圧の送信周期を長く設定することが可能であるものの、走行タイヤの内いずれかがパンク等によりスペアタイヤに交換され、スペアタイヤが走行タイヤとして車両に装着された場合は、安全性上走行タイヤと同様短い周期で空気圧を制御ユニットに送信する必要がある。
本発明の第2の構成によれば、スペアタイヤの空気圧センサによるタイヤ空気圧情報の送信周期は、スペアタイヤが車両に対し非装着状態であることが検出された時は、走行タイヤの送信周期よりも長い周期に設定されるとともに、スペアタイヤが車両に対し装着状態であることが検出された時は、走行タイヤの送信周期と同一の送信周期に設定されるため、スペアタイヤが車両に装着されていない時は、スペアタイヤに装着されている空気圧センサの電池寿命を向上できるとともに、スペアタイヤが車両に装着された時は、走行タイヤと同様の短い送信周期でタイヤ空気圧情報を送信することができるため、スペアタイヤ装着時の安全性を確保することができる。
【0007】
本発明の第3の構成において、車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納されるスペアタイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤの空気圧異常を警報する警報器と、
該警報器に空気圧異常を警報させる制御ユニットとを備え、
上記各走行タイヤに装着された第一の空気圧センサには、タイヤ識別情報が記憶されるタイヤ識別情報記憶部と、
該タイヤ識別情報記憶部に記憶されるタイヤ識別情報を検出されたタイヤ空気圧情報とともに送信する送信器とが備えられるとともに、
上記スペアタイヤに装着された第二の空気圧センサには、タイヤ識別情報が記憶されるタイヤ識別情報記憶部と、
上記スペアタイヤが車両に装着されている状態か否かを判別する車両装着状態判別部と、
該車両状態判別部により判別されたスペアタイヤの装着状態を上記タイヤ識別情報記憶部に記憶されるタイヤ識別情報及び検出されたタイヤ空気圧情報とともに送信する送信器とが備えられ、かつ
上記制御ユニットには、上記第一及び第二の空気圧センサからの信号を受信する受信器と、
該受信器において受信された信号に含まれるタイヤ識別情報がスペアタイヤを示すタイヤ識別情報であるか否か判別するスペアタイヤ判別部と、
タイヤの適正空気圧を記憶する適性空気圧記憶部と、
上記第一及び第二の空気圧センサにより検出されたタイヤ空気圧と上記適正空気圧記憶部に記憶されている適性空気圧との間のずれと判定閾値との関係に基づいてタイヤの空気圧状態を判定する判定部と、
該判定部により上記適性空気圧からの過不足状態が判定された時上記警報器に空気圧異常を警報させる警報制御部と、
上記判定部における判定閾値を設定する判定閾値設定部とが備えられたものであって、
該判定閾値設定部は、上記スペアタイヤ用の判定閾値を上記走行タイヤ用の判定閾値に対して小さく設定するよう構成してある。
本発明の第3の構成によれば、スペアタイヤ用の判定閾値が走行タイヤ用の判定閾値よりも低く設定されるため、スペアタイヤについては、その空気圧が走行タイヤよりも低下するまでは空気圧警報が開始されないことから、安全性への影響が低いスペアタイヤの警報が早期から行われることによる運転者に対する煩わしさを抑制することができる。
【0008】
本発明の第4の構成において、上記第二の空気圧センサには、上記スペアタイヤが車両に装着されている状態にあるか否か検出する車両装着状態判別部が備えられ、
上記判定閾値設定部は、上記車両装着状態判別部により非装着状態であることが判別された時上記スペアタイヤ用の判定閾値を上記走行タイヤ用の判定閾値に対して小さく設定するとともに、装着状態であることが判別された時上記スペアタイヤ用の判定閾値を走行タイヤ用の判定閾値と同一に設定するよう構成してある。
スペアタイヤは、スペアタイヤ格納部に格納されている時は、走行性への影響が低いため、空気圧の送信周期を長く設定することが可能であるものの、走行タイヤの内いずれかがパンク等によりスペアタイヤに交換され、スペアタイヤが走行タイヤとして車両に装着された場合は、安全性上走行タイヤと同様短い周期で空気圧を制御ユニットに送信する必要がある。
本発明の第4の構成によれば、スペアタイヤが車両に対し非装着状態であることが判別された時は、スペアタイヤの判定閾値は走行タイヤの判定閾値よりも低く設定されるとともに、スペアタイヤが車両に対し装着状態であることが判別された時は、スペアタイヤの判定閾値は走行タイヤの判定閾値と同一に設定されるため、スペアタイヤが車両に装着されていない場合は、スペアタイヤの警報が早期から行われることによる煩わしさを抑制することができるとともに、スペアタイヤが車両に装着された場合は、走行タイヤと同様早期に空気圧異常を検出することができ、スペアタイヤ装着時の安全性を確保することができる。
【0009】
本発明の第5の構成において、上記判定閾値設定部は、上記走行タイヤの空気圧が上記判定閾値近傍まで低下している時、上記スペアタイヤ非装着状態におけるスペアタイヤ用の判定閾値を高くする方向に補正するよう構成してある。
走行タイヤの空気圧が判定閾値近くにまで低下した時は、その後スペアタイヤに交換される可能性が高くなる。
この時、スペアタイヤの空気圧も既に低下し、スペアタイヤ用の判定閾値では警報がなされないものの、走行タイヤ用の判定閾値では警報がなされる空気圧まで低下している状況を考える。
上述のようにスペアタイヤの空気圧も低下している状態において、その後走行タイヤからスペアタイヤに交換されると、スペアタイヤは走行タイヤとして車両に装着されていることが判別されるため、スペアタイヤ用の判定閾値も走行タイヤ用の判定閾値に変更され、交換直後からスペアタイヤの空気圧異常が警報されるようになり、ユーザーに違和感を与えてしまう。
本発明の第5の構成によれば、走行タイヤの空気圧が判定閾値近くまで低下した時は、スペアタイヤの判定閾値を高くする方向に補正されるため、スペアタイヤへ交換される前にスペアタイヤの空気圧異常を運転者へ知らせることができ、運転者へ違和感を与えることを防止することができる。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、スペアタイヤに装着されている空気圧センサの電池寿命を向上できるとともに、スペアタイヤの早期警報による運転者に対する煩わしさを抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は全体構成図であり、図1において車両1には走行タイヤ2〜5が備えられるとともに、車両1のスペアタイヤ格納部13にはスペアタイヤ6が備えられている。
各タイヤ2〜6には各々空気圧センサ7〜11が備えられており、空気圧センサ7〜11はタイヤの空気圧情報を検出し制御ユニット20に出力する。
制御ユニット20はアンテナ12を介して各空気圧センサ7〜11からの情報を受信し、空気圧の異常を判定すると、警報器30へ出力する。
【0012】
(実施形態1)
図2は、実施形態1に関する制御ブロック図であり、空気圧センサ7〜11には、センサ内各部に電源を供給するための電池部7a〜11aと、タイヤ2〜6のタイヤ空気圧を検出するための圧力検出部7b〜11bと、タイヤ温度を検出するための温度検出部7c〜11cと、車両1に装着されてタイヤの走行状態(タイヤの回転)を検出するための走行状態検出部7d〜11dと、タイヤ識別情報を記憶する記憶部7e〜11eと、上記各検出部により検出された情報及びタイヤ識別情報を制御ユニット20に無線送信するための送信器7f〜11fと、制御ユニット20へ送信する送信周期を設定する送信周期設定部7g〜11gと、中央演算処理部7h〜11hとが備えられている。上記送信周期設定部7f〜11fには、複数の送信周期が用意されており、圧力検出部7b〜11b及び走行状態検出部7d〜11dからの検出結果に応じて送信周期を変更設定することができる。例えば圧力検出部7b〜11bにより、急激な圧力低下が検出された時には、短い送信周期に設定し、刻々と変化する空気圧情報を逐次送信することができる。また、上記走行状態検出部7d〜11dは例えば、タイヤの回転を検出する回転センサでもよく、回転が検出されない時には、回転状態が検出されている時よりも長い送信周期を設定することで、電池部の電池寿命を長くすることができる。
また、スペアタイヤ6の空気圧センサ11には、車両装着状態判別部11iが備えられており、車両装着状態判別部11iは、例えば、スペアタイヤ6の姿勢状態を検出する傾斜センサから構成されている。
また、制御ユニット20には、上記空気圧センサ7〜11から無線送信された各種情報を、アンテナ12より受信するための受信器20aと、該受信機20aにより受信された各種情報及びその他の各種センサ40からの検出情報に基づいてタイヤ空気圧状態を警報器30に警報させる処理等各種処理を行う中央演算処理部20bと、自車のタイヤ識別情報や適正空気圧を記憶するための記憶部20cとが備えられている。
【0013】
次に、実施形態1に関する空気圧センサ7〜11の送信周期設定部7g〜11gと中央演算処理部7h〜11hによる具体的制御内容について、図3のフローチャートに基づき説明する。
図3のステップS1において、空気圧センサ7〜11の各検出部7b〜11b、7c〜11c、7d〜11dにより検出された実測空気圧P、タイヤ温度T、タイヤ走行状態W等各種信号を読込む。
続く、ステップS2では、空気圧センサ7〜10の走行状態検出部7d〜10dにより検出されたタイヤ走行状態Wに基づいて走行状態か否かを判定する。
ステップS2でYESと判定された時、ステップS3に進み、送信周期設定部7g〜10gにおける送信周期T1を走行状態に応じた送信周期t1に設定する。
また、ステップS2でNOと判定された時はステップS4に進み、送信周期設定部7g〜10gにおける送信周期T1を停車状態に応じた送信周期t1よりも長い送信周期t2に設定する。
ここで、停車状態における送信周期t2を走行状態における送信周期t1に対して長く設定する理由は、停車状態では、タイヤ空気圧低下の警報が多少遅れても安全性に対する影響は低いため、送信周期を長くして電池寿命の向上を図るためである。
続く、ステップS5では、スペアタイヤ6が車両に装着されているか否かを判定する。
ステップS5でYESと判定された時、つまり、スペアタイヤ6がスペアタイヤ格納部13から取り外され、走行タイヤとして装着された場合、ステップS6に進む。
ステップS6では、空気圧センサ11の走行状態検出部11dにより検出されたタイヤ走行状態Wに基づいて走行状態か否かを判定する。
ステップS6でYESと判定された時、ステップS7に進み、送信周期設定部11gにおける送信周期T2を走行状態に応じた送信周期t1に設定する。
ここで、送信周期設定部11gにおける送信周期t1は、上記ステップS3で設定された送信周期設定部7g〜10gにおける送信周期t1と同一である。
また、ステップS6でNOと判定された時はステップS8に進み、送信周期設定部11gにおける送信周期T2を停車状態に応じた送信周期t1よりも長い送信周期t2に設定する。
ここで、送信周期設定部11gにおける送信周期t2は、上記ステップS4で設定された送信周期設定部7g〜10gにおける送信周期t2と同一である。
つまり、スペアタイヤ6が車両に装着されると走行タイヤとして使用されるため、スペアタイヤ6についても走行タイヤ2〜5と同一の送信周期t1若しくはt2が設定される。
また、上記ステップS5でNOと判定された時、つまり、スペアタイヤ6がスペアタイヤ格納部13に格納されたままで、走行タイヤとして装着されていない場合、ステップS9に進む。
ステップS9では、送信周期設定部11gにおける送信周期を最も長い送信周期t3に設定する。
ここで、スペアタイヤ6がスペアタイヤ格納部13に格納されたままで、車両に装着されていない場合の送信周期を最も長くする理由は、スペアタイヤの空気圧低下が緩慢であり、また、車両に装着されておらず警報緊急度も低くく、空気圧異常の警報が多少おくれたとしても影響は少ないため、送信周期を長くして空気圧センサ11の電池寿命の向上を図るためである。
そして、上記各ステップS3、S4、S7〜S9でそれぞれ送信周期が設定されると、次にステップS10に進み、空気圧センサ7〜10の送信機7f〜10fは、設定された周期T1に基づき、また空気圧センサ11の送信機11fは、設定された周期T2に基づいてタイヤ空気圧、タイヤ温度、タイヤ走行状態を検出するとともに、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度T、タイヤ走行状態Wを制御ユニット20に送信して、リターンする。
【0014】
次に、図4のタイムチャートに基づいて第1実施形態の作用を説明する。
図4において、車両1が走行状態にあり、走行タイヤ2〜5における走行状態検出部7d〜10dによりタイヤの走行状態が検出されている時、走行タイヤ2〜5の送信器7f〜10fからの送信信号は、図4に示すように周期t1で送信されている。
また、車両を停車させると、走行タイヤ2の送信信号は、走行状態の送信周期t1よりも長い送信周期t2で送信される。この間、スペアタイヤ6は格納状態にあり、車両装着状態判別部11iによりスペアタイヤ6の車両への非装着状態が検出されていることから、スペアタイヤ6の送信信号は送信周期t1、t2よりも長い送信周期t3で送信されている。
その後、走行タイヤ2〜5の内いずれかの走行タイヤに空気圧異常が生じ、空気圧異常が発生した走行タイヤがスペアタイヤ6に交換されると、この交換状態が車両装着状態判別部11iにより判別される。
タイヤ交換後、車両が停車状態にある場合は、スペアタイヤ6の送信信号は走行タイヤ2〜5の停車状態と同一の送信周期t2で送信が行われ、車両が走行状態である場合は、スペアタイヤ6の送信信号は走行タイヤ2〜5の走行状態と同一の送信周期t1で送信が行われる。
【0015】
以上のように、第1実施形態によれば、スペアタイヤ6が車両に対して非装着状態にあることが判別された時、スペアタイヤ6の送信器11fからの送信周期は、走行タイヤ2〜5の送信器7f〜11fから送信周期t1、t2に対して長いt3に設定されるため、安全性への影響を抑制しつつ、スペアタイヤ6の電池部11aの寿命を向上することができる。
また、スペアタイヤ6が車両に対して装着状態にあることが判別された時、スペアタイヤ6の送信器11fからの送信周期は、走行タイヤ2〜5と同一の短い送信周期t1若しくはt2に設定されるため、非装着状態に比べて警報緊急度が高い状況に対応でき、電池寿命の向上と安全性確保との両立を図ることができる。
【0016】
(実施形態2)
図5は、実施形態2に関する制御ブロック図であり、実施形態1に対して、制御ユニット20には、空気圧センサへ送信するための送信器20dが備えられると共に、空気圧センサ7〜11には送信周期設定部7g〜11gの代わりに制御ユニット20からの信号を受信する受信器7i〜11iが備えられている点で相違する。
以下、相違点について具体的に説明する。制御ユニット20内の送信器20dは、空気圧センサ7〜11に対し空気圧情報の送信を要求するための送信要求信号を送信し、空気圧センサ7〜11では、受信器7i〜11iで受信した送信要求信号に応じて、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度T、タイヤ走行状態情報Wを送信する。この送信要求信号には、制御ユニット20内の記憶部20cに記憶されている自車のタイヤ識別情報が含まれており、空気圧センサの中央演算処理部7h〜11hでは記憶部7e〜11eに記憶しているタイヤ識別情報と照合し、適合する場合にのみ実測空気圧Po、タイヤ温度T、タイヤ走行状態情報Wを制御ユニット20へ返信する。尚、制御ユニット20の送信要求信号に含まれるタイヤ識別情報は一つであっても、複数であっても良い。複数のタイヤ識別情報を含む送信要求信号に対しては、複数の空気圧センサからの返信がなされるため、送信要求信号をタイヤ毎に送信する必要がなく効率的である。
実施形態2では、実施形態1で設定されていた各空気圧センサの送信信号の送信周期は、制御ユニット20からの送信要求信号の送信タイミングを各タイヤ毎に制御することで設定される。
【0017】
次に、実施形態2に関する制御ユニット20による送信要求信号処理の具体的制御内容について、図6のフローチャートに基づき説明する。
図6のステップS20において、イグニッション信号がONであるか否か判定する。
ステップS20でNOと判定された時は、イグニッション信号がOFFで、車両が停車状態にあるため、送信要求処理は行わず終了する。
また、ステップS20でYESと判定された時はステップS21に進み、各種センサ40から車速信号等の各種信号を読み込む。
続く、ステップS22では、イグニッション信号がOFF状態からON状態に変化したか否かを判定する。
ステップS22でYESと判定された時は、車両が停車状態から走行状態へ変わる直前であり、車両停車状態における全タイヤの最新空気圧状態を把握する必要があるため、ステップS23に進み、制御ユニット20は全タイヤに向けて、記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号(ALL)を送信する。
尚、送信要求信号を受信した全タイヤ2〜6は、走行状態検出情報と検出された空気圧情報を制御ユニット20へ送信し、制御ユニット20は、この送信された情報を基に空気圧警報処理(ここでは、詳細な説明は省略するが、検出された空気圧情報と適正空気圧とのずれに基づいてそのずれが大きい時、空気圧異常を警報する処理)を実行する。
また、ステップS22でNOと判定された時、つまり、継続してイグニッション信号がON状態を維持している時は、ステップS24へ進み、ステップS21で読み込まれた車両状態情報から、車両が走行状態にあるか否かを判定する。
ステップS24でYESと判定された時は、ステップS25に進み、前回は車両停車状態であったか否か判定する。
ステップS25でYESと判定された時、つまり、停車状態から走行状態に変化した直後は、車両停車中タイヤ交換によって車両に装着されているタイヤが変化してないか直ちに確認する必要があるため、ステップS26に進み、自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号(ALL)を送信する。
続く、ステップS27では、スペアタイヤ6が車両に装着されているか否か判定する。
ステップS27でYESと判定された時、つまり、走行タイヤ2〜5の内いずれかの走行タイヤに空気圧異常が生じ(ここでは、走行タイヤ2に空気圧異常が生じたものとする)、その空気圧異常が生じた走行タイヤ2に代えてスペアタイヤ6が装着された場合、ステップS28に進む。
ステップS28では、走行状態のタイヤ(ここでは、走行タイヤ3、4、5及びスペアタイヤ6)に対し最も短い送信周期t1毎に送信要求を出力し、続く、ステップS29では、非走行状態のタイヤ(ここでは、空気圧異常により交換された走行タイヤ2)に対し送信周期t1よりも長く設定される送信周期t2毎に送信要求を出力する。
また、ステップS27でNOと判定された時、つまり、走行タイヤ2〜5のいずれにも空気圧異常がない通常時は、ステップS30に進む。
ステップS30では、スペアタイヤ6以外の走行タイヤ2〜5に対し送信周期t1毎に送信要求を出力し、続く、ステップS31では、スペアタイヤ6に対し最も長い送信周期t3毎に送信要求を出力する。
また、上記ステップS24でNOと判定された時、ステップS32に進み、スペアタイヤ6が車両に装着されているか否か判定する。
ステップS32でYESと判定された時、つまり、走行タイヤ2〜5の内いずれかの走行タイヤに空気圧異常が生じ(ここでは、走行タイヤ2に空気圧異常が生じたものとする)、その空気圧異常が生じた走行タイヤ2に代えてスペアタイヤ6が装着された場合、ステップS33に進む。
ステップS33では、走行タイヤ2〜5、スペアタイヤ6を含む全タイヤに対し送信周期t2毎に送信要求を出力する。
また、ステップS32でNOと判定された時、つまり、走行タイヤ2〜5のいずれにも空気圧異常がない通常時は、ステップS34に進む。
ステップS34では、スペアタイヤ6以外の走行タイヤ2〜5に対し送信周期t2毎に送信要求を出力し、続く、ステップS35では、スペアタイヤ6に対し最も長い送信周期t3毎に送信要求を出力する。
【0018】
次に、図7のタイムチャートに基づいて実施形態2の作用を説明する。
図7には、各種センサ40から検出されるイグニッション信号、車両が停車状態か走行状態かを示す車両状態、各タイヤの空気圧センサ7〜11内で検出される走行状態検出信号、各タイヤの空気圧センサ7〜11から制御ユニット20への送信信号、スペアタイヤ6の空気圧センサ11で検出されたスペアタイヤ6の車両装着状態判別信号及び制御ユニット20から各タイヤ2〜6への送信要求信号がそれぞれ示されている。更に、車両に装着されている走行タイヤ2〜5の内走行タイヤ2が、スペアタイヤ6と交換された状況におけるタイムチャートが示されている。
まず、イグニッション信号がOFFからONにされた時に、制御ユニット20は記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号(ALL)を送信する。自車の全タイヤ2〜6は、送信要求信号に応じて走行状態検出情報と検出された空気圧情報を制御ユニット20へ送信する。ここで、制御ユニット20が、記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号を送信する理由は、イグニッション信号がOFF時の空気圧状態の異常をいち早く検出し、車両が走行する前に警報するためである。
また、その後、車両が走行を開始した時も同様に制御ユニット20は記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号(ALL)を送信する。
ここで、制御ユニット20が、記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号を送信する理由は、走行前の停車状態において走行タイヤ2〜5に代えてスペアタイヤ6が装着された場合等、車両に装着されていないタイヤがいずれのタイヤであるかを特定するためである。この特定結果によりタイヤ毎に送信要求信号の送信周期が変更される。
図7では、最初に車両が停車状態から走行を開始する時点で自車の全タイヤへ送信される送信要求信号(ALL)に対し、走行タイヤ2〜5からは走行状態であることを示す走行状態検出情報が送信され、スペアタイヤ6からは非走行状態であることを示す走行状態検出情報が送信されている状態を示している。以後、車両の走行状態が継続している間は、走行状態が検出されたタイヤ(走行タイヤ2〜5)のタイヤ識別情報を含む送信要求信号が、周期t1毎に送信される。一方、非走行状態であることが検出されたスペアタイヤ6に対しての送信要求信号は、周期t1よりも長い周期t3で以後送信される。これにより、車両の走行状態が継続する間、車両に装着されて走行状態が検出された各走行タイヤ2〜5は送信周期t1で制御ユニット20へ送信信号が送られ、車両に装着されず非走行状態が検出されたスペアタイヤ6は送信周期t3で制御ユニット20へ送信信号が送られる。
次に、走行タイヤ2〜5の内走行タイヤ2に空気圧異常が生じ、車両が停車され、走行タイヤ2がスペアタイヤ6と交換された場合を考える。
タイヤが交換された後、イグニッション信号がOFFからONすると、上述と同様制御ユニット20は、記憶されている自車のタイヤ識別情報を全て含む送信要求信号(ALL)を送信し、自車の全タイヤ2〜6は送信要求信号に応じて、走行状態検出情報と検出された空気圧情報を制御ユニット20へ送信する。
次いで、車両が走行を開始すると、同様に自車の全タイヤ2〜6への送信要求信号(ALL)の送信に対し、走行状態検出情報と検出された空気圧情報が制御ユニット20へ送信される。図7では、送信された走行状態検出情報により、スペアタイヤ6及び走行タイヤ3〜5からは走行状態が検出され、走行タイヤ2からは非走行状態が検出されている状態を示している。以後、車両の走行状態が継続している間は、走行状態が検出されたタイヤ(走行タイヤ3〜5,スペアタイヤ6)のタイヤ識別情報を含む送信要求信号が周期t1毎に送信される。一方、非走行状態であることが検出された走行タイヤ2に対しての送信要求信号は、周期t1よりも長くかつ周期t3よりは短い周期t2で以後送信される。これにより、車両の走行状態が継続する間、車両に装着されて走行状態が検出されたスペアタイヤ6及び走行タイヤ3〜5は送信周期t1で制御ユニット20へ送信信号が送られ、車両に装着されず非走行状態が検出された走行タイヤ2は送信周期t2で制御ユニット20へ送信信号が送られる。
【0019】
以上のように、実施形態2によれば、スペアタイヤ6がスペアタイヤ格納部13に格納されたままで、スペアタイヤ6が車両に対して非装着状態にあると判別された時は、スペアタイヤ6に対する制御ユニット20からの送信要求信号の送信周期は、走行タイヤ2〜5の送信周期t1、t2に対して長く設定されるt3に設定されるため、スペアタイヤ6の電池部11aの寿命を向上することができる。
また、走行タイヤ2の代わりにスペアタイヤ6が車両に装着され、スペアタイヤ6が装着状態にあると判別された時は、スペアタイヤ6の送信周期についても残りの走行タイヤ3〜5と同じように短い送信周期t1若しくはt2に設定されるため、警報緊急度が高い状況に対応でき、電池寿命の向上と安全性の確保との両立を図ることができる。
【0020】
尚、実施形態1、2では、スペアタイヤ6のタイヤ識別情報が制御ユニット20の記憶部20cに予め記憶されているものとして説明したが、スペアタイヤのタイヤ識別情報を記憶部20cへ登録することも可能であり、その具体例について説明する。
まず、上述の先行技術特許3061047号公報でも開示されているように、車両の生産工場やサービス時に、車内に設けられた登録スイッチなどを用いて登録モードとし、所定時間内にスペアタイヤのタイヤ識別情報を送信させたり、或いは入力手段を用いて入力することで登録することができる。
または、図8に示すように、タイヤからの送信信号にスペアタイヤ情報の領域を持たせ、各タイヤ内の空気圧センサの記憶部7e〜11eにスペアタイヤであるか否かを予め記憶させておき、この情報を基に送信信号のスペアタイヤ情報領域に、スペアタイヤであれば1を、走行用タイヤであれば0を立てて送信するようにしても良い。制御ユニット20では、受信信号の内、スペアタイヤ情報領域が1である信号に含まれるタイヤ識別情報をスペアタイヤのものとして、記憶部20cへ登録することができる。
または、制御ユニット20側で自動判断して記憶部20cへ登録するようにしても良い。図9に示すように、実施形態1,2におけるスペアタイヤからの送信信号には、タイヤ走行状態検出部11dから検出されたタイヤ走行状態検出情報が含まれているので、生産工場やサービス時などに、予め設定しておいた登録モードにおいて、スペアタイヤが車両に装着されない格納状態で強制的に走行させ、その時の各タイヤの走行状態検出部7d〜11dにより検出された各走行状態検出情報を照合し、非走行状態であることが検出されたタイヤのタイヤ識別情報をスペアタイヤのものとして、記憶部20cへ登録することができる。
【0021】
(実施形態3)
図10は、実施形態3に関する制御ブロック図である。
空気圧センサ7〜11には、センサ内各部に電源を供給するための電池部7a〜11aと、タイヤ2〜6のタイヤ空気圧を検出するための圧力検出部7b〜11bと、タイヤ温度を検出するための温度検出部7c〜11cと、車両1に装着されてタイヤの走行状態(タイヤの回転)を検出するための走行状態検出部7d〜11dと、タイヤ識別情報を記憶する記憶部7e〜11eと、上記各検出部により検出された情報及びタイヤ識別情報を制御ユニット20に無線送信するための送信器7f〜11fと、制御ユニット20へ送信する送信周期を設定する送信周期設定部7g〜11gと、中央演算処理部7h〜11hとが備えられている。また、制御ユニット20には、受信器20a、中央演算処理部20b及び記憶部20cが備えられている。
更に、上記中央演算処理部20b、記憶部20cには、タイヤ温度に対する適正空気圧を記憶した適正空気圧記憶手段20eと、空気圧センサ6〜9により検出された実測空気圧と適正空気圧記憶手段20eに記憶された適正空気圧との差に基づいて過不足量を算出する過不足量算出手段20fと、タイヤ別の異常を判定する判定閾値を記憶したタイヤ別判定閾値記憶手段20gと、過不足量算出手段20fにより算出された過不足量とタイヤ別判定閾値記憶手段20gに記憶された判定閾値とに基づいてタイヤ空気圧の異常状態を判定する判定手段20hと、判定手段20hによりタイヤ空気圧の異常状態が判定された時、警報器30に出力して異常状態を警報させる警報制御手段20iと、空気圧センサにより検出された各タイヤの空気圧情報、走行状態情報及び車載の他の各種センサ40からの各種情報に基づいて、タイヤ別判定閾値記憶手段20gに記憶されるスペアタイヤの判定閾値を設定する判定閾値設定手段20jと、空気圧センサ6〜9から送信された自車タイヤ識別情報を記憶する識別情報記憶手段20kと、スペアタイヤか否か判別するスペアタイヤ判別手段20lとが備えられている。
上記判定閾値設定手段20jにより、スペアタイヤ6が車に装着されていない時の判定閾値を走行タイヤ2〜5の判定閾値よりも低い空気圧状態で異常を判定するよう設定することができる。また、走行タイヤが異常を判定された時には、スペアタイヤへの交換がなされることが予想されるため、警報緊急度を高めるために上記判定閾値を高く設定することができる。
【0022】
次に、実施形態3における判定閾値の設定を図11に基づき説明する。
図11では、判定閾値の設定として、タイヤの空気圧状態に対し複数の判定閾値が設定されている例を示している。また、各タイヤの適正空気圧値はタイヤの種類、タイヤ内温度により変わるため、同グラフ上に表せるように、ここでは適正空気圧値に対する割合(%)で示している。
図中、左側が走行タイヤの判定閾値の設定を示している。走行タイヤの空気圧値が適正空気圧値に対し90%である閾値Xまでは、正常範囲と判定される。90%を下回り、80%である閾値Zの間は初期的な異常範囲にあると判定される。80%を下回ると、パンク状態に近い異常範囲と判定される。上記判定結果に応じて、警報制御手段20iから警報器30へ異常が警報される。
次に図中、右側が非走行状態におけるスペアタイヤの判定閾値の設定である。
ここで、スペアタイヤの判定閾値は、走行タイヤの判定閾値に対し、初期的な異常範囲を判定する閾値が相違している。即ち、非走行状態におけるスペアタイヤの初期的な異常範囲閾値Yは、走行タイヤの初期的な異常範囲閾値Xよりも低い85%に設定されており、85%を下回るまでは初期異常として判定されないようになっている。ここで、スペアタイヤの判定閾値を走行タイヤの判定閾値に対して小さく設定する理由は、空気圧異常があったとしてもその警報緊急度の低い非走行状態にあるスペアタイヤについては、その警報が遅れても影響が低いことから、スペアタイヤの早期警報による煩わしさを抑制するためである。
また、ここでは判定閾値として、閾値Yと閾値Zを設定したが、閾値Zのみでも良い。
次に、走行タイヤが初期的な異常範囲またはパンク状態に近い異常範囲の内いずれかが判定された時は、スペアタイヤの判定閾値についても走行タイヤと同様、適正空気圧値に対し90%以下で初期的な異常範囲、更に80%を下回ると、パンク状態に近い異常範囲と判定されるよう判定閾値が変更される。
ここで、スペアタイヤの判定閾値を走行タイヤと同じに設定する理由は、走行タイヤがいずれかの異常範囲にある時にはスペアタイヤへの交換が行われる可能性が高くなるため、その警報緊急度は走行タイヤとほぼ同じと考えられるためである。
上記判定閾値の値は上述の通り、適正空気圧値に対する割合(%)でも、空気圧値(KPa)であってもどちらでも良い。
【0023】
次に、図12では、実施形態3における警報の表示例を説明する。
図12では、走行タイヤの異常を判定する閾値として閾値Xが一つだけ設定され、スペアタイヤの異常を判定する閾値として閾値Yが一つだけ設定されている例を示す。
閾値Xには適正空気圧値に対し90%の値が設定され、閾値Yには適正空気圧値に対し80%の値が設定されている。
走行用タイヤについては、空気圧が適正空気圧値に対し90%を下回ると、異常範囲であることが判定され、不足状態を警報する表示に加え、空気圧の不足量を同時に表示する。
また、非走行状態のスペアタイヤについては、スペアタイヤの空気圧が適正空気圧の80%を下回ると、上記と同様に不足状態を警報するとともに不足量を表示する。一方、走行タイヤの空気圧が異常範囲と判定された時は、上記非走行状態のスペアタイヤの判定閾値は、80%から走行タイヤと同じ90%に変更されて、上記と同様に不足状態を警報するとともに不足量を表示する。
このような判定閾値の変更によって、走行タイヤからスペアタイヤに交換した際、再び空気圧異常が警報される事態を回避することができるものである。
つまり、走行タイヤに空気圧異常が生じ、走行タイヤに代えてスペアタイヤを装着する際、スペアタイヤ自体も空気圧が低下している場合があり、この時、スペアタイヤの空気圧がスペアタイヤの判定閾値80%と走行タイヤの判定閾値90%との間にある状況を考える。
このような状況では、スペアタイヤの空気圧異常は警報されないものの、その後のタイヤ交換によってスペアタイヤの走行状態が検出されるとスペアタイヤについても走行タイヤと同じ判定閾値90%に基づいて空気圧異常が警報されるため、交換後走行を開始すると再び空気圧異常が警報されるため、運転者は違和感を覚えることになる。
本実施形態3では、走行タイヤの異常が判定されると、非走行状態のスペアタイヤの判定閾値が走行タイヤの判定閾値と同じ値に変更されるため、上記状況では、タイヤ交換前にスペアタイヤの異常が警報されるため、運転者に違和感を与えることを抑制することができる。
【0024】
次に、実施形態3における判定閾値設定手段20jの判定閾値の変更について、図13のフローチャートに基づき具体的に説明する。
図13のステップS40において、イグニッション信号がONであるか否か判定し、ステップS40でNOと判定された時は、イグニッション信号がOFFで車両が停車状態にあるため、スペアタイヤの判定閾値変更処理は行わずリターンする。
また、ステップS40でYESと判定された時はステップS41に進み、各種センサ40の車速信号から検出される車両の停車または走行を示す車両状態情報と、空気圧センサ7〜11により検出された実測空気圧P、タイヤ温度T、タイヤ走行状態(例えばタイヤ回転状態)W等を読み込む。
続く、ステップS42では、各種センサ40の車速信号から車両が走行状態であるか否かを判定する。
ステップS42でNOと判定された時、つまり、停車状態である時は、スペアタイヤの判定閾値の変更必要性が低いことから、スペアタイヤ6の判定閾値変更処理は行わずリターンする。
ステップS42でYESと判定され、車両が走行状態である時には、ステップS43に進み、スペアタイヤ6が非装着状態であるか否かを判定する。
ステップS43でYESと判定され、非装着状態であると判定された時は、ステップS44に進み、走行タイヤ2〜5の空気圧状態が正常であるか否か判定する。
ステップS44でYESと判定され、走行タイヤ2〜5の空気圧状態が正常であると判定された時には、ステップS45に進み、スペアタイヤ6の判定閾値Yを走行タイヤ2〜5の判定閾値Xよりも所定値αだけ低い値に変更設定してリターンする。
また、ステップS43でNOと判定され、スペアタイヤ6が装着状態である時及びステップS44でNOと判定され、走行タイヤの空気圧が異常である時は、それぞれステップS46に進み、スペアタイヤの判定閾値Yを走行タイヤの判定閾値Xに設定して、リターンする。
【0025】
以上のように、実施形態3によれば、スペアタイヤ6が車両に対し非装着状態で、走行タイヤ2〜5に空気圧異常がない時は、スペアタイヤ6の判定閾値Yを走行タイヤ2〜5の判定閾値Xよりも所定値αだけ低く設定されるため、警報緊急度の低いスペアタイヤ6が早期警報されることによる運転者に対する煩わしさを抑制することができる。
また、スペアタイヤ6が車両に対し非装着状態で、走行タイヤ2〜5に空気圧異常が生じた時は、スペアタイヤ6の判定閾値Yが走行タイヤ2〜5の判定閾値Xと同一の値に設定されるため、タイヤ交換前にスペアタイヤ6の異常が警報されるため、運転者に違和感を与えることを抑制することができる。
【0026】
(実施形態4)
上記実施形態3では、スペアタイヤ6が非走行状態であり、かつ走行タイヤの空気圧が異常である時は、スペアタイヤの判定閾値Yを走行タイヤの判定閾値Xに設定したが、実施形態4では、走行タイヤの空気圧値に応じてスペアタイヤの判定閾値を閾値Xより低く設定する例を示す。
以下、実施形態4の具体的な処理を図14のフローチャートに基づいて説明する。
図14のステップS50〜S55までの処理は、図13のステップS40〜S45と同様であるため、説明は省略する。
ステップS54でNOと判定された時、つまり、スペアタイヤが装着され、走行タイヤに空気圧異常がある場合、ステップS56に進む。
ステップS56では、スペアタイヤの判定閾値Yを走行タイヤの判定閾値Xよりもf(P)分低くなるよう設定する。
f(P)は、走行タイヤの空気圧Pに依存する関数であり、例えば、図15の補正パターン▲1▼に示すように、走行タイヤの空気圧Pが所定値Xである時には、所定の定数αであり、走行タイヤの空気圧Pが低くなるにつれてf(P)も減少し、判定閾値Zでf(P)は0となるように設定される。
このようなf(P)の設定によれば、走行タイヤの空気圧Pが判定閾値Xよりも所定量αだけ低い判定閾値に設定され、走行タイヤの空気圧Pが判定閾値Xを下回ると、スペアタイヤの判定閾値Yは走行タイヤの空気圧Pに応じて徐々に判定閾値Xに近づくよう設定され、最終的には走行タイヤの空気圧Pが判定閾値Zになると、判定閾値Yは判定閾値Xと同じ値に設定されることになる。
尚、f(P)は、走行タイヤの空気圧Pの値に対応して補正パターン▲2▼及び▲3▼に示すように、走行タイヤの空気圧Pに応じて判定閾値X近傍から漸次減少するようにしてもよい。
また、図15に示すf(P)の例では、走行タイヤの空気圧Pに対して直線的な特性を示したが、曲線的な特性として設定してもよい。
【0027】
以上のように、実施形態4によれば、スペアタイヤ6が車両に対し非装着状態で、走行タイヤ2〜5に空気圧異常がない時は、スペアタイヤ6の判定閾値Yを走行タイヤ2〜5の判定閾値Xよりもf(P)だけ低く設定されるため、警報緊急度の低いスペアタイヤ6が早期警報されることによる運転者に対する煩わしさを抑制することができる。
また、スペアタイヤ6が車両に対し非装着状態で、走行タイヤに空気圧異常が生じた時は、スペアタイヤ6の判定閾値Yが走行タイヤ2〜5の判定閾値Xまで走行タイヤの空気圧の低下に応じて徐々に設定されるため、タイヤ交換前にスペアタイヤ6の異常が警報され、運転者に違和感を与えることを抑制することができる。
【0028】
尚、本実施形態では、走行状態検出部としてタイヤの回転を検出する回転センサの例を示したが、タイヤの回転により発生する慣性力を検出するGセンサ等を用いてもよい。
また、本実施形態では、空気圧センサにおいて、各検出と送信を同期して同時に実行する例を示したが、双方の実行を非同期にしても、或いは又、検出する周期を送信周期よりも短く設定し、検出情報の信頼精度を向上させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1〜4に関わる全体構成図。
【図2】実施形態1に関わる制御ブロック図。
【図3】実施形態1に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図4】実施形態1に関わる制御内容を示すタイムチャート。
【図5】実施形態2に関わる制御ブロック図。
【図6】実施形態2に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図7】実施形態2に関わる制御内容を示すタイムチャート。
【図8】空気圧センサーからの信号内容を示す図。
【図9】空気圧センサーからの信号内容を示す図。
【図10】実施形態3に関わる制御ブロック図。
【図11】実施形態3に関わる空気圧判定閾値を示す図。
【図12】実施形態3に関わる警報例を示す図。
【図13】実施形態3に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図14】実施形態4に関わる制御内容を示すフローチャート。
【図15】実施形態4に関わる判定閾値補正パターンを示す図。
【符号の説明】
2〜5:走行タイヤ
6:スペアタイヤ
7〜10:空気圧センサ(第一の空気圧センサ)
11:空気圧センサ(第二の空気圧センサ)
7a〜11a:電池部
7e〜11e:記憶部(タイヤ識別情報記憶部)
7f〜11f:送信器
7g〜11g:送信周期設定部
11i:車両装着状態判別部
13:スペアタイヤ格納部
20:制御ユニット
20e:適正空気圧記憶手段(適正空気圧記憶部)
20h:判定手段(判定部)
20i:警報制御手段(警報制御部)
20l:スペアタイヤ判別手段(スペアタイヤ判別部)
20j:判定閾値設定手段(判定閾値設定部)
30:警報器

Claims (5)

  1. 車両の各走行タイヤに装着され、走行タイヤのタイヤ空気圧情報を検出する第一の空気圧センサと、
    スペアタイヤ格納部に格納されるスペアタイヤに装着され、スペアタイヤのタイヤ空気圧情報を検出する第二の空気圧センサと、
    車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤの空気圧異常を警報する警報器と、
    上記各空気圧センサからのタイヤ空気圧情報を受け、上記警報器に車両用タイヤの空気圧異常を警報させる制御ユニットとを備え、
    上記各空気圧センサには、センサ内の各部に電源を供給するための電池部と、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信器と、該送信器からの送信周期を設定する送信周期設定部とが備えられるとともに、
    上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定手段は、上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定手段に対し、送信周期を長く設定するよう構成されていることを特徴とする車両用タイヤの空気圧警報装置。
  2. 上記第二の空気圧センサには、上記スペアタイヤが車両に装着されている状態か否か判別する車両装着状態判別部が備えられており、
    上記第二の空気圧センサの上記送信周期設定部は、上記車両装着状態判別部により非装着状態であることが判別された時上記第一の空気圧センサの送信周期よりも長い送信周期に設定するとともに、装着状態であることが判別された時上記第一の空気圧センサの送信周期と同一の送信周期に設定するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用タイヤの空気圧警報装置。
  3. 車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納されるスペアタイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
    車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤの空気圧異常を警報する警報器と、
    該警報器に空気圧異常を警報させる制御ユニットとを備え、
    上記各走行タイヤに装着された第一の空気圧センサには、タイヤ識別情報が記憶されるタイヤ識別情報記憶部と、
    該タイヤ識別情報記憶部に記憶されるタイヤ識別情報を検出されたタイヤ空気圧情報とともに送信する送信器とが備えられるとともに、
    上記スペアタイヤに装着された第二の空気圧センサには、タイヤ識別情報が記憶されるタイヤ識別情報記憶部と、
    上記スペアタイヤが車両に装着されている状態か否かを判別する車両装着状態判別部と、
    該車両状態判別部により判別されたスペアタイヤの装着状態を上記タイヤ識別情報記憶部に記憶されるタイヤ識別情報及び検出されたタイヤ空気圧情報とともに送信する送信器とが備えられ、かつ
    上記制御ユニットには、上記第一及び第二の空気圧センサからの信号を受信する受信器と、
    該受信器において受信された信号に含まれるタイヤ識別情報がスペアタイヤを示すタイヤ識別情報であるか否か判別するスペアタイヤ判別部と、
    タイヤの適正空気圧を記憶する適性空気圧記憶部と、
    上記第一及び第二の空気圧センサにより検出されたタイヤ空気圧と上記適正空気圧記憶部に記憶されている適性空気圧との間のずれと判定閾値との関係に基づいてタイヤの空気圧状態を判定する判定部と、
    該判定部により上記適性空気圧からの過不足状態が判定された時上記警報器に空気圧異常を警報させる警報制御部と、
    上記判定部における判定閾値を設定する判定閾値設定部とが備えられたものであって、
    該判定閾値設定部は、上記スペアタイヤ用の判定閾値を上記走行タイヤ用の判定閾値に対して小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両用タイヤの空気圧警報装置。
  4. 上記第二の空気圧センサには、上記スペアタイヤが車両に装着されている状態か否か判別する車両装着状態判別部が備えられており、
    上記判定閾値設定部は、上記車両装着状態判別部により非装着状態であることが判別された時上記スペアタイヤ用の判定閾値を上記走行タイヤ用の判定閾値に対して小さく設定するとともに、装着状態であることが判別された時上記スペアタイヤ用の判定閾値を走行タイヤ用の判定閾値と同一に設定するよう構成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用タイヤの空気圧警報装置。
  5. 上記判定閾値設定部は、上記走行タイヤの空気圧が上記判定閾値近傍まで低下している時、上記スペアタイヤ非装着状態におけるスペアタイヤ用の判定閾値を大きくする方向に補正するよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用タイヤの空気圧警報装置。
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