JP2006168457A - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

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    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver

Abstract

【課題】 タイヤの空気圧が漸減していることを早期に検出して運転者に警告すると共に、車両が停車中には、タイヤの空気圧が所定の警告閾値以下の圧力にならない限り警報を発しないタイヤ空気圧監視装置を提供する。
【解決手段】 車両のタイヤに取り付けられて該タイヤの空気圧を空気圧センサにより検出して空気圧情報を送信する送信機と、この送信機から送信された前記空気圧情報を受信し、前記タイヤの空気圧に応じて警告信号を発する受信機とを有するタイヤ空気圧監視装置であって、前記受信機は、所定の基準値以下の前記空気圧情報を受信したとき、または前記車両走行中に所定の時間内における前記空気圧の変化量が所定の基準変化値以上の前記空気圧情報を受信したとき警告信号を発する。
【選択図】 図1

Description

本発明はタイヤ空気圧監視装置に係り、特にタイヤの空気圧が漸減しているとき、タイヤ空気圧の異常を早期に検知して警告信号を発すると共に、車両停止中におけるタイヤ空気圧調整時に不要な警告信号を発しないタイヤ空気圧監視装置に関する。
従来、車両のタイヤに取り付けられて該タイヤの空気圧を空気圧センサにより検出して空気圧情報を送信する送信機と、この送信機から送信された前記空気圧情報を受信して前記タイヤの空気圧に応じて警告信号を発する受信機とを有するタイヤ空気圧監視装置として、タイヤ空気圧検知装置(例えば、特許文献1を参照)や、タイヤ空気圧モニタ(例えば、特許文献2を参照)が知られている。
特許文献1に記載のタイヤ空気圧検知装置は、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧をタイヤ内の空気温度を検出する温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段を発信器に備えたもので、この圧力換算手段によって得られたタイヤ空気圧の換算圧力が予め定めた圧力閾値を下回ったとき警告信号を発するものである。
一方、特許文献2に記載のタイヤ空気圧モニタは、タイヤ空気圧を検出する送信機の電力消費低減を目的としたものであり、タイヤに取り付けられた送信機が所定時間間隔でタイヤ空気圧の検出値を送出するのに加えて、更にタイヤ空気圧の変化量が基準値以上になったとき検出値を送出するようになっている。
特開2000−99869号公報 特開2003−246211号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視装置は、所定の圧力閾値を下回ったとき、初めて警告信号を発するものであり、例えば釘等の異物がタイヤに刺さり径の小さな孔が穿たれたとき、タイヤの空気圧が減少傾向にあることを車両を操作する運転者等に早期に通知(警告)することができないという問題があった。
また特許文献2に記載のタイヤ空気圧モニタは、単位時間当たりのタイヤ空気圧の減少が基準値以上になったとき警報を出力することができるものの、例えば車両停止中にタイヤ空気圧の調整(空気圧の減少または増加)を行った際、タイヤ空気圧に異常があると誤って警告信号を発してしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に対してなされたものであり、その目的は、タイヤの空気圧が漸減していることを早期に検出して運転者に警告すると共に、車両が停車中には、タイヤの空気圧が所定の警告閾値以下の圧力にならない限り警報を発しないタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
上述した目的を達成するため本発明に係るタイヤ空圧監視装置は、車両のタイヤに取り付けられて該タイヤの空気圧を空気圧センサにより検出して空気圧情報を送信する送信機と、この送信機から送信された前記空気圧情報を受信し、前記タイヤの空気圧に応じて警告信号を発する受信機とを有するタイヤ空気圧監視装置であって、
前記受信機は、所定の基準値以下の前記空気圧情報を受信したとき、または前記車両走行中に所定の時間内における前記空気圧の変化量が所定の基準変化量を超えたとき、警告信号を発することを特徴としている。
上述のタイヤ空気圧監視装置は、タイヤ空気圧が警告閾値を下回ったことを警告する以外にも、この警告閾値に到達する以前に、タイヤの空気が抜け続けていることを当該車両の運転者に警告する。また上述のタイヤ空気圧監視装置は、車両が停車中であるとき、タイヤの空気圧を調整するため警告閾値を下回らないタイヤ空気圧の範囲でタイヤの空気圧を調整したとしても警告信号を発することがない。
好ましくは前記送信機は、更に上記車両のタイヤに取り付けられた温度センサにより前記タイヤ内の空気温度を検出してタイヤ内空気の温度情報を送信する温度情報送信手段を備え、
前記受信機は、上記車両に取り付けられて該車両の外気温度を検出する外気温度センサと、この外気温度センサが検出した外気温度および/または前記送信機が送信した前記タイヤ内空気の温度信号により前記空気圧情報を補正する圧力補正手段を備えることが望ましい。
上述のタイヤ空気圧監視装置は、車両が例えば常温のガレージから雪路中に出る場合等の急激な温度変化を受けてタイヤの空気圧が急変したとしても外気温度センサが検出した該車両近傍の温度および/またはタイヤに取り付けられた送信機が送信したタイヤ内の空気温度を用いて圧力補正手段によりタイヤの空気圧情報を所定の基準温度における空気圧力に補正するのでタイヤの異常によってタイヤ空気圧が低下したという誤警報を発しない。
本発明のタイヤ空気圧監視装置によれば、車両のタイヤに取り付けられた送信機は、空気圧センサが検出した該タイヤの空気圧を送信する一方、受信機は送信機が送信した空気圧情報の中で所定の基準値(警告閾値)を下回る前記空気圧情報を受信したとき、または前記車両走行中に所定の時間内における前記空気圧の変化量が所定の基準変化量を超えたとき、運転者等に対して警告信号を発するようになっている。
このため本発明のタイヤ空気圧監視装置は、タイヤ空気圧が警告閾値を下回ったことを当該車両の運転者等に警告する以外にも、タイヤ空気圧低下の警告を出力するタイヤ空気圧(警告閾値)に到達する以前に、タイヤの空気が徐々に抜けていることを早期に検出して当該車両の運転者等に警告を発することができる。
また本発明のタイヤ空気圧監視装置は、車両が停車中の場合、タイヤの空気圧を調整等したとき警告を発しない。このため本発明のタイヤ空気圧監視装置を適用した車両にあっては、例えば駐車場やガソリンスタンド等においてタイヤの空気圧を調整する際、タイヤの空気圧が急激に増減したとしてもタイヤの空気圧が警告閾値を下回らない範囲内であれば、タイヤ空気圧の異常警告を誤って発することがない。
また本発明に係るタイヤ空気圧監視装置は、タイヤ内の空気温度或いは当該車両近傍の外気温度を検出してタイヤ内における空気圧の温度補正を行っている。このため本発明のタイヤ空気圧監視装置は、急激な温度変化を受けてタイヤの空気圧が急変したとしても誤って警報を発することがないという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は車両1に搭載された本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置の概略構成を示す図である。この図に示すように、車両1には例えば4個の車輪、すなわち左前輪Wfl、右前輪Wfr、左後輪Wrl、右後輪Wrrが設けられており、各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrはそれぞれスチールまたはアルミ製のホイール10,11,12,13の各リム周りにゴム製のタイヤ20,21,22,23がそれぞれ外嵌されて構成される。
タイヤ20,21,22,23は、例えばチューブレスタイヤからなっており、ホイール10,11,12,13の各リムには、それぞれ空気注入用のバルブ30,31,32,33が設けられている。これら空気注入用のバルブ30,31,32,33には特に図示しないが、空気圧センサおよびタイヤ内の空気温度を検出する温度センサを備えた送信機40,41,42,43がそれぞれ取り付けられている。また各送信機40,41,42,43は、空気圧センサおよび温度センサで各タイヤの空気圧および空気温度を検出し、検出した空気圧情報および空気温度情報を無線送信するようになっている。
一方、車両1の車室内には、例えば車両1に対する種々の制御を行う電子コントロールユニット(ECU)の一部として、上記各送信機40,41,42,43からそれぞれ送信されるタイヤの空気圧情報および空気温度情報を受信する受信機50が配設されている。この受信機50には、アンテナ51からの受信電波を検波等する受信回路52と、当該受信回路52からの信号に基づき演算処理を行うCPU53と、CPU53によって演算処理したデータを記憶するメモリ54と、車両近傍の外気温度を検出する外気温度センサ56と、この外気温度センサ56または前記受信回路52が受信した空気温度情報によりタイヤの空気圧情報を補正する圧力補正部57、車両1の車速を検出する車速センサ58が設けられている。また、CPU53には、出力インターフェイスを介して警告灯55が接続されている。ちなみに警告灯55は、車両1の運転席の近傍、例えばインストルメントパネル(図示せず)上に設けられる。尚、車速センサ58は、車輪Wflの車輪速を検出するものとして描いているが、他の各車輪Wfr,Wrl,Wrrにそれぞれ設けてもかまわない。
このように構成された本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置は、送信機40,41,42,43が例えばタイヤ20,21,22,23の空気圧に応じた空気圧情報および検出したタイヤ内の空気温度情報を無線送信する一方、この送信された空気圧情報および空気温度情報が受信機50の受信回路52で受信されるようになっている。そして圧力補正手段57によって所定の基準温度における空気圧力に補正された空気圧情報が空気圧警告閾値以下であるとき、CPU53は警告灯55から警告信号を出力する。
詳しくは、送信機40,41,42,43から送信される空気圧情報および空気温度情報には、これらの情報の他に、各送信機毎に割り当てられたIDがID信号として含まれている。例えば、図1に示すように、ID:AAAAが送信機40に対応し、ID:BBBBが送信機41に対応し、ID:CCCCが送信機42に対応し、ID:DDDDが送信機43に対応している。
ちなみに受信機50には、受信機50が送信機40,41,42,43のいずれの送信機から送信された空気圧情報および空気温度情報であるかを判別するべく、車両1の出荷時或いは車輪交換時等において各送信機に対応するID情報を受信機50のメモリ54に登録しておく。
そして受信機50は、受信した信号に含まれるID信号とメモリ54に登録されたID情報とによって送信機40,41,42,43のいずれの送信機から送信された信号であるのかを判別する。即ち、受信機50はID信号によってタイヤ20,21,22,23のうち、いずれのタイヤの空気圧情報または空気温度情報であるかを正確に識別するほか、他車のタイヤに取り付けられた送信機から送出される空気圧情報および空気温度情報を排除するようになっている。
概略的には上述したように構成された本発明のタイヤ空気圧監視装置が特徴とするところは、受信機50が所定の基準値(警告閾値)を下回る前記空気圧情報を受信したとき、および車両走行中に所定の時間内におけるタイヤ空気圧の変化量が所定の変化量を超えたとき、警告を発する点にある。
このような特徴ある本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置に関し、図2に示すフローチャートに基づき説明する。
まずCPU53は、イグニッションスイッチがONであるかどうか、つまり車両が稼働中であるかどうかを判定する[ステップS1]。ステップS1でイグニッションスイッチがONであると判定したCPU53は、送信機40,41,42,43から空気圧情報および空気温度情報を受信したかどうかを判定する[ステップS2]。次いでCPU53は、ステップS2で空気圧情報および空気温度情報を受信したと判定したとき、受信した空気圧情報または空気温度情報に含まれるID信号から自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43からの情報であるかを判定する[ステップS3]。
尚、CPU53は、ステップS1でイグニッションがOFFと判定した場合、ステップS2で送信機40,41,42,43から空気圧情報または空気温度情報を受信しなかったと判定した場合、およびステップS3で自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43からの空気圧情報または空気温度情報ではないと判定したとき、再びステップS1に戻って、引き続きタイヤ空気圧の監視を行う。
一方、CPU53は、ステップS3で自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43から空気圧情報であると判定したとき、受信した空気圧情報に含まれるタイヤの空気圧が所定の警告値(警告閾値)以下であるかを判定する[ステップS4]。CPU53は、ステップS4でタイヤの空気圧が警告閾値以下であると判定したとき空気圧が低い状態にあるとして直ちに空気圧低下警告を発する[ステップS10]。一方、CPU53は、ステップS4で空気圧が警告閾値を下回っていないと判定したとき、受信した空気圧情報に含まれるID情報に基づき各送信機40,41,42,43がそれぞれ送信した受信データの受信回数を示すカウンタNを該ID情報毎にインクリメントする[ステップS5]と共に、このカウンタNの値、受信した空気圧情報に含まれる空気圧データ、外気温情報および/またはタイヤ内の空気温度情報をそれぞれメモリ54に保持する[ステップS6]。このカウンタNは、空気圧低下の情報を何回受信したかを保持する変数である。
次いでCPU53は、各送信機40,41,42,43から空気圧情報を受信したときの車速センサ58が検出した車速が[0]、即ち車両1が停車中であるかどうかを判定する[ステップS7]。CPU53は、ステップS7で車速が[0]ではない、即ち車両1が走行中であると判定したとき、現在から予め定めた回数αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)での温度T(N−α)と、現在の温度T(N)との温度差[T(N−α)−T(N)]が所定の温度差Taを上回っていないかどうかを判定する[ステップS8]。この判定は、タイヤが急冷された状態にあるかどうかを判定するものであって、タイヤの温度低下によって空気圧が低下した場合、CPU53が誤って警報を出力しないようにするものである。
そしてCPU53は、現在から所定回数αだけ遡った検出時点(カウンタ値;N−α)でのタイヤ空気圧P(N−α)と、現在のタイヤ空気圧P(N)との圧力差[P(N−α)−P(N)]に上述したようにして検出した温度T(N−α)および温度T(N)により圧力補正した空気圧、すなわち[P(N−α)−P(N)−{温度T(N−α)および温度T(N)における圧力補正値}]として求めた圧力の補正値が所定の空気圧の変化量Pa以上あるかどうかを判定する[ステップS9]。
CPU53は、この圧力補正値が所定の空気圧の変化量Paを上回っていると判定したとき、タイヤの空気圧が低下したものとして警告灯55を介して空気圧低下警告を発する[ステップS10]。
尚、CPU53は、ステップS7で該車両1の車速センサ58が検出した車速が[0]であると判定したとき、ステップS8で現在から所定回数αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)での温度T(N−α)と、現在の温度T(N)との温度差[T(N−α)−T(N)]が所定の温度差Taを上回っていると判定したとき、および現在から所定回数αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)でのタイヤ空気圧P(N−α)と、現在のタイヤ空気圧P(N)との圧力差[P(N−α)−P(N)]が所定の空気圧の変化量Pa以上ないと判定したとき、それぞれステップS2に戻り、引き続きタイヤ空気圧の監視を行う。
また、CPU53は、上述したステップS9において単位時間当たりのタイヤ空気圧の圧力変化量を用いて判定してもよい。具体的にCPU53は、カウンタ(N−α)とカウンタ(N)との受信時間間隔を(X)、単位時間当たりの圧力変化の基準変化量を(Pb)としたとき、[{P(N−α)−P(N)―温度T(N−α)および温度T(N)における圧力補正値}/X]として求めた値が基準変化量Pb以上のとき空気圧警告を発生する。
尚、上述した所定値αは、本発明のタイヤ空気圧監視装置が適用される車両毎に相応しい値となるように調整する。
かくしてこのように構成された本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置によれば、車両が停車中の場合、タイヤの空気圧が警告閾値を下回らない範囲であれば、タイヤの空気圧が急激に変化したとしても警告を発することがない。
次に本発明の別の実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。この別の実施形態が、上述した実施形態と異なる点は、タイヤの空気圧の急変を送信機40,41,42,43が圧力急変コードによって通知する処理を考慮した点にある。
まずCPU53は、イグニッションスイッチがONであるかどうかを判定する[ステップS11]。つまりCPU53は、車両1が稼働中であるかどうかを判定する。このステップS11でイグニッションスイッチがONであること判定したCPU53は、送信機40,41,42,43から空気圧情報および空気温度情報を受信したかどうかを判定する[ステップS12]。CPU53は、ステップS12で空気圧情報および空気温度情報を受信したと判定したとき、これらの情報が自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43からの情報であるかを受信した空気圧情報や空気温度情報に含まれるID信号から判定する[ステップS13]。
尚、CPU53は、ステップS11でイグニッションがOFFと判定した場合、ステップS12で送信機40,41,42,43から空気圧情報および空気温度情報を受信しなかったと判定した場合、およびステップS13で自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43から空気圧情報または空気温度情報ではないと判定した場合、それぞれステップS11に戻って引き続きタイヤ空気圧の監視を行う。
次いでCPU53は、ステップS12で空気圧情報および空気温度情報を受信し、ステップS13でこれらの情報に自車登録IDが含まれると判定したとき、受信したタイヤの空気圧が所定の警告値(警告閾値)以下であるかを判定する[ステップS14]。CPU53は、ステップS14でタイヤの空気圧が所定の警告閾値以下であると判定すると、空気圧低下の警告を警告灯55を介して通知する[ステップS21]。一方、CPU53は、ステップS14でタイヤの空気圧が警告閾値以下ではないと判定したとき、受信したタイヤの空気圧情報をメモリ54に保持する[ステップS15]。
そしてCPU53は、受信した空気圧情報にタイヤの空気圧が急変したことを示す圧力急変コードが含まれていないかどうかを調べる[ステップS16]。CPU53は、ステップS16で空気圧情報に圧力急変コードが含まれていると判定したとき、更に空気圧情報を受信したとき、車速センサ58が検出した車速が[0]、すなわち車両1が停車中でないかを判定する[ステップS17]。CPU53は、ステップS17で車両1が走行中、すなわち車速が[0]でないと判定したとき、更にメモリに記憶している前回受信した空気圧値から現在の空気圧が低下しているかどうかを判定する[ステップS18]。
CPU53は、ステップS18で前回受信した空気圧値から現在の空気圧が低下していると判定したとき、受信した空気圧情報に含まれるID情報毎に受信回数を示すカウンタNをそれぞれインクリメントする[ステップS19]。
次いでCPU53は、このカウンタNが所定値αと等しいかどうかを判定する[ステップS20]。このステップS20でCPU53が行う判定は、タイヤの圧力低下が所定時間継続したときに警報を発するべくなされるものである。そしてCPU53がステップS20で[N=α]と判定したとき、警告部55によって空気圧低下警告を出すと共に、カウンタNの値をクリアする[ステップS21]。
尚、CPU53は、ステップS16で受信した空気圧情報に圧力急変コードが含まれていない場合、ステップS17で空気圧情報を受信したとき、車速センサ58が検出した車速が[0]、即ち車両1が停車中の場合、前回受信した空気圧値から現在の空気圧が低下していないと判定した場合、およびステップS20でカウンタNの値と所定の値αとが等しくない、すなわち所定時間、タイヤの空気圧低下を検出していない場合、それぞれステップS12に戻りタイヤ空気圧の監視を継続する。
尚、上述した所定値αは、本発明のタイヤ空気圧監視装置が適用される車両毎に相応しい値となるように調整しておけばよい。
かくして上述したように構成した本発明の別の実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置は車両が停車中の場合、タイヤの空気圧が警告閾値を下回らない範囲であれば、タイヤの空気圧が急激に変化したとしても警告を発することがない。
次に本発明のタイヤ空気圧監視装置において、上述した手段によってタイヤ空気圧警告を発した後、タイヤの空気圧が正常になったときのタイヤ空気圧警告解除のアルゴリズムについて、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まずCPU53は、送信機40,41,42,43から空気圧情報および空気温度情報を受信したか判定する[ステップS23]。CPU53は、ステップS23で送信機40,41,42,43から空気圧情報および空気温度情報を受信したと判定したとき、これらの情報が自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43からの情報であるかを空気圧情報や空気温度情報に含まれるID信号から判定する[ステップS24]。次いでCPU53は、ステップS24で自車のタイヤに取り付けられた送信機40,41,42,43から空気圧情報であると判定したとき、現在の空気圧警告が行われたときの圧力が警告閾値以下であったかどうかを調べる[ステップS25]。
CPU53は、ステップS25で空気圧警告が警告閾値となる圧力値以下で行われていたと判定したとき、更にこの空気圧が警告解除閾値以上の圧力値であるかを調べる[ステップS26]。CPU53は、空気圧警告が警告閾値以下で行われていた場合で、現在の空気圧が警告解除閾値以上であるとき、IDのカウンタNをインクリメントする[ステップS27]と共に、このカウンタNの値、受信した空気圧情報に含まれる空気圧データ、外気温および/またはタイヤ内の温度情報をそれぞれメモリ54に保持する[ステップS29]。
次いでCPU53は、現在から所定回数αだけ遡った検出時点(カウンタ値;N−α)での温度T(N−α)と、現在の温度T(N)との温度差[T(N−α)−T(N)]が所定の温度差Taを上回っていないかどうかを判定する[ステップS30]。これは、タイヤが急冷された状態にあるかどうかを判定するものであって、タイヤの温度低下によって空気圧が低下した場合、警告解除判定から除くことを目的としている。
そしてCPU53は、ステップS30で、現在から所定値αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)での温度T(N−α)と、現在の温度T(N)との温度差[T(N−α)−T(N)]が所定の温度差Taを下回った場合、更にCPU53は、現在から所定回数αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)でのタイヤ空気圧P(N−α)と、現在のタイヤ空気圧P(N)との圧力差[P(N−α)−P(N)]が所定の空気圧Pa以下であるかどうかを判定する[ステップS31]。次いでCPU53は、ステップS31で現在から所定回数αだけ遡った時点(カウンタ値;N−α)でのタイヤ空気圧P(N−α)と、現在のタイヤ空気圧P(N)との圧力差[P(N−α)−P(N)]が所定の空気圧Paを下回っていると判定したとき[ステップS31]、タイヤの空気圧が正常状態に復帰したとして空気圧低下警告解除カウンタMをインクリメントする[ステップS32]。
そうしてCPU53は、カウンタMの値が所定値βと等しいかどうかを判定する[ステップS33]。この所定値βには、上述したステップS30およびステップS31の判定により正常状態に復帰したことが所定回数以上になったかどうかを判定する閾値が設定される。次いでCPU53は、ステップS33で[M=β]であると判定したとき、空気圧警告を解除すると共に、カウンタMの値をリセットする[ステップS34]。
一方、CPU53は、ステップS25でタイヤの空気圧警告が所定の警告閾値より高い状態で行われていたと判定したとき、更にこの空気圧が警告閾値以上あるかどうかを調べる[ステップS28]。CPU53は、ステップS28で空気圧が警告閾値以上の圧力であると判定したとき、上記ステップS27以降の処理を実行する一方、空気圧が警告閾値以下になっていると判定した場合は、警告を継続しつつ再度ステップS23に戻って処理を継続する。
かくしてこのように構成された本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置によれば、タイヤの空気圧異常の判定条件から外れたとき、タイヤの異常が解消されたと判定する一方、タイヤの空気圧異常が解消され、かつ所定の時間、空気圧が所定の警告閾値を上回ったとき、または所定回数、空気圧が警告閾値を上回ったとき警告を解除する。また、タイヤ空気圧の低下による警報が、所定の警告閾値以下でなされていたとき、所定の警告解除閾値より高くなったとき警告を解除している。このため、警告閾値近傍でタイヤの空気圧が変動したとしても、断続的に警告を発生する不具合を防ぐことができる。
ちなみに上述したCPU53による判定動作は、イグニッションオフ時であっても警告解除判定を行うとよい。この場合、タイヤ空気圧監視装置は、タイヤの空気圧異常によって警告を発しているとき、タイヤに空気が充填されてタイヤ空気圧が正常圧力値になれば警告を解除することができる。
以上説明したように本発明のタイヤ空気圧監視装置は、受信機50が所定の基準値を下回る空気圧情報を受信したとき、および車両1の走行中に所定の時間内におけるタイヤの空気圧の変化量が所定の基準値以上である空気圧情報を受信したとき警告を発するようになっている。このため本発明のタイヤ空気圧監視装置は、タイヤの空気圧が警告閾値以下となったときだけでなく、タイヤの空気圧が警告閾値より高い場合であっても、空気圧が減少していることを検出して早期に警告を出力することができる。
また本発明のタイヤ空気圧監視装置は、車両が停車中の場合、警告を発しないようにしている。このため本発明のタイヤ空気圧監視装置を適用した車両にあっては、例えば駐車場やガソリンスタンド等においてタイヤの空気圧を調整する際、空気圧低下を警告する警告閾値を下回らないタイヤ空気圧の範囲であれば、タイヤの空気圧が急激に増減したとしても誤って警告することがない等の優れた効果を奏する。
尚、本発明のタイヤ空気圧監視装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置を適用した車両の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置の警告作動手順を示すフローチャート。 本発明の別の実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置の警告作動手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るタイヤ空気圧監視装置の警告解除手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 車両
10,11,12,13 ホイール
20,21,22,23 タイヤ
30,31,32,33 バルブ
40,41,42,43 送信機
50 受信機
51 アンテナ
52 受信回路
54 メモリ
55 警告灯

Claims (2)

  1. 車両のタイヤに取り付けられて該タイヤの空気圧を空気圧センサにより検出して空気圧情報を送信する送信機と、この送信機から送信された前記空気圧情報を受信し、前記タイヤの空気圧に応じて警告信号を発する受信機とを有するタイヤ空気圧監視装置であって、
    前記受信機は、所定の基準値以下の前記空気圧情報を受信したとき、または前記車両走行中に所定の時間内における前記空気圧の変化量が所定の基準変化値以上の前記空気圧情報を受信したとき警告信号を発することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  2. 前記送信機は、更に上記車両のタイヤに取り付けられた温度センサにより前記タイヤ内の空気温度を検出してタイヤ内空気の温度情報を送信する温度情報送信手段を備え、
    前記受信機は、上記車両に取り付けられて該車両の外気温度を検出する外気温度センサと、
    この外気温度センサが検出した外気温度および/または前記送信機が送信した前記タイヤ内空気の温度信号により前記空気圧情報を所定の基準温度における空気圧値に補正する圧力補正手段とを備えるものである請求項1に記載のタイヤ空気圧監視装置。
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