JP2004038488A - リーダ・ライタ及び会員証切換発行方法及び会員証 - Google Patents

リーダ・ライタ及び会員証切換発行方法及び会員証 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、既存の会員証に記録された情報を読み出して、書き換え可能な印字領域を備えた新たな会員証に、読み出した情報を書き込むことのできるリーダ・ライタを提供することを目的とする。
【解決手段】リライトシートを備えていない会員証がリーダ・ライタに挿入されたとき、会員証の切換発行を行うことを認識し、この会員証に記録された個人情報をメモリ内に一時的に記憶する。その後、新たなリライトシートを備えた会員証を挿入して、メモリに記憶した個人情報を記録した後、リライトシートの印字内容を初期化する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員照会や累計ポイント確認などを行うための磁気カードやICカードなどによる会員証のリーダ・ライタ及び当該リーダ・ライタを用いた会員証切換発行方法に関するもので、特に、会員証の書き換えを行うことのできるリーダ・ライタ及び当該リーダ・ライタを用いた会員証切換発行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種店舗などを含むサービス提供者が、特定の顧客に特典を与えるための会員制度を採用し、この会員制度に加入した顧客に対して、会員照会を行うための会員番号などのIDを記入した会員証が配布されている。このような会員証において、その表面にIDが表示されるとともに、IDを磁気データや電子データとして記録する磁気カードやICカードが利用されている。又、会員証の表面に表示されるIDは、IDそのものである場合や、バーコード表示される場合がある。
【0003】
このように磁気カードやICカードで構成された会員証は、磁気ヘッダや無線通信部を備えたリーダによって、会員証内に記録された磁気データや電子データが読み出されて、所有者のIDを確認し、会員照会を行う。又、会員証表面にバーコード表示がなされているときは、赤外線のバーコードリーダによってバーコードを読み、会員照会を行う。更に、IDそのものが会員証表面に表示されているときは、リーダを操作して、IDを構成する数字を入力することで、会員照会を行う。
【0004】
又、このような会員証においては、ポイントカードのように、会員が支払った金額などに応じたポイントを会員に与える際、その累計ポイントを記録する機能を備えたものも使用されている。この会員証は、ロイコ系感熱発色材料などの可逆性を有する感熱素材が塗布されたシートや、磁気粉が充填された微小なカプセルが封入されたシートや、有機低分子物質が分散した樹脂を溶剤中に溶解した溶液が塗布されたシートなど(これらのシートを総称して、以下、「リライトシートと呼ぶ)が、その表面に貼られて、このリライトシートにポイントなどが印字される。
【0005】
このリライトシートを備えた会員証は、リライトシート上に印字された文字の書き換えが可能であるため、会員が利用して得られたポイントを加算した累計ポイントが書き換えられる。又、この会員証には、前回までの累計ポイントを確認するために、磁気カードやICカードなどのように、磁気データや電子データを記録することのできる磁気ストライプやICチップを備える。
【0006】
このようにリライトシートを備えた会員証は、印字ヘッダ及び消去ヘッダを備えたリーダ・ライタによって、リライトシートの印字内容が書き換えられる。このとき、リーダ・ライタに備えられた磁気ヘッダ又は無線通信部によって、磁気ストライプやICチップなどに記録された磁気データ及び電子データを、リライトシートの印字内容に応じた新しいデータに更新する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、リライトシート及び磁気ストライプ又はICチップを備えた会員証は、磁気カードやICカードによる従来の会員証よりも機能性に優れている。よって、このリライトシートを備えた会員証の需要が高まりつつある。このような需要に応じて、サービス提供者は、既に会員となっている顧客が所有している既存の磁気カードやICカードによる会員証を、リライトシートを備えた会員証に変更する必要がある。
【0009】
しかしながら、このような既存の会員証を新たな会員証に変更する場合、会員である顧客が、既存の会員証内に記録された各種個人情報を所定の用紙へ記入した後、この所定の用紙に記入された各種個人情報を磁気データ又は電子データとして、新たな会員証の磁気ストライプやICチップに記録させる必要がある。このように、新たな会員証に切り換えるには、顧客及びサービス提供者ともに、煩雑な手続を踏む必要がある。
【0010】
このような問題を鑑みて、本発明は、既存の会員証に記録された情報を読み出して、書き換え可能な印字領域を備えた新たな会員証に、読み出した情報を書き込むことのできるリーダ・ライタを提供することを目的とする。又、このリーダ・ライタを利用して、煩雑な手続を踏むことなく、新たな会員証へ切り換えることができる会員証切換発行方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のリーダ・ライタは、書き換え不可能な個人情報及び書き換え可能な切換情報を記録する第1記録部と書き換え可能な印字領域とを備えた第1会員証が挿入される挿入口と、前記第1記録部の書き込み・読み出しを行う記録部用ヘッドと、前記印字領域の印字内容を書き換えるシート用ヘッドと、前記会員証の搬送を行う搬送部と、前記記録部用ヘッドで読み出されたデータを記録するメモリと、を備えるリーダ・ライタにおいて、書き換え不可能な個人情報を記録する第2記録部のみを備えた第2会員証が前記挿入口より挿入されたとき、前記記録部用ヘッドより読み出した前記第2記録部に記録された前記個人情報を前記メモリに記憶して、前記第2会員証を前記挿入口から排出した後、新しい前記第1会員証が前記挿入口から挿入されて、前記シート用ヘッドによって、前記印字領域の印字内容を初期化するとともに、前記記録部用ヘッドによって、前記メモリに記憶した前記第2記録部内の個人情報を前記第1記録部に記録することを特徴とする。
【0012】
このような構成によると、第1会員証が挿入口より挿入されたとき、従来と同様、シート用ヘッドによって、印字領域(リライトシートに相当する)の印字内容を更新するとともに、記録部用ヘッドによって、第1記録部に記録された切換情報を更新する。又、第2会員証が挿入口より挿入されると、記録用ヘッドによって第2記録部から個人情報が読み出されてメモリに一時記録した後、第2会員証を排出して、第1会員証が挿入され、第1記録部にメモリに一時記録した第2記録部から読み出した個人情報を記録するとともに、印字領域の印字内容を初期化する。このようにして、第2会員証が挿入されたときは、第1会員証への切換発行動作を行う。尚、印字領域が感熱発色材料より成るとき、シート用ヘッドが、印字内容を消去する消去ヘッド及び印字を行う印字ヘッドより成る。
【0013】
又、請求項2に記載するように、前記印字領域において、印字内容の更新毎に書き換えが行われる書換可能領域と、常に同一の印字内容であるとともに書き換え必要時のみに書き換えが行われる書換不可領域とが備えられ、前記第2会員証が前記挿入口から挿入されて、印字内容の変更を行う際、前記書換不可領域の書き換えが必要とされるとき以外は、前記シート用ヘッドによって、前記書換可能領域の印字内容のみが消去された後に、変更後の印字内容が印字され、又、前記書換不可領域の書き換えが必要とされるときは、前記シート用ヘッドによって、前記印字領域全領域の印字内容が消去された後に、前記書換可能領域に変更後の印字内容が印字されるとともに、前記書換不可領域に消去前と同一の印字内容が印字されるようにしても構わない。
【0014】
このとき、更に、請求項3に記載するように、前記印字領域の印字内容を初期化するとき、又は、前記書換不可領域の書き換えが必要とされるとき、前記書換不可領域に、前記個人情報に含まれる会員IDに基づく印字内容を印字するようにしても構わない。このようにすることで、印字領域上に印字された会員IDに基づく印字内容を利用して会員IDを認識させることができる。そして、前記会員IDに基づく印字内容を、請求項4に記載するように、バーコードとしても構わないし、請求項5に記載するように、番号としても構わない。
【0015】
又、請求項6に記載するように、前記記録部用ヘッドによって読み出されたデータが前記書き換え不可能な個人情報のみであることにより、前記挿入口より挿入された会員証が前記第2会員証であると判断するようにして、自動的に、会員証切換発行動作を行うことを判断して動作するようにしても構わない。
【0016】
更に、リーダ・ライタに挿入された回数を切換情報の一つとして第1会員証の第1記録部に記録し、この挿入回数が所定値を越えたとき、書換不可領域の書き換えが必要と判断し、書換不可領域の印字内容の書き換えを行うようにしても構わない。
【0017】
又、請求項7に記載の会員証切換発行方法は、書き換え不可能な個人情報及び書き換え可能な切換情報を記録する第1記録部と書き換え可能な印字領域とを備えた第1会員証が挿入される挿入口と、前記第1記録部の書き込み・読み出しを行う記録部用ヘッドと、前記印字領域の印字内容を書き換えるシート用ヘッドと、前記会員証の搬送を行う搬送部と、前記記録部用ヘッドで読み出されたデータを記録するメモリと、を備えるリーダ・ライタを使用するとともに、書き換え不可能な個人情報を記録する第2記録部のみを備えた第2会員証を前記挿入口より挿入する第1ステップと、前記記録部用ヘッドより読み出した前記第2記録部に記録された前記個人情報を前記メモリに記憶して、前記第2会員証を前記挿入口から排出する第2ステップと、新しい前記第1会員証を前記挿入口から挿入する第3ステップと、前記シート用ヘッドによって、前記印字領域の印字内容を初期化する第4ステップと、前記記録部用ヘッドによって、前記メモリに記憶した前記第2記録部内の個人情報を前記第1記録部に記録する第5ステップと、を備えることを特徴とする。
【0018】
このとき、請求項8に記載するように、前記印字領域において、印字内容の更新毎に書き換えが行われる書換可能領域と、常に同一の印字内容であるとともに書き換え必要時のみに書き換えが行われる書換不可領域とが備えられ、前記第4ステップにおいて、前記書換不可領域に、前記個人情報に含まれる会員IDに基づく印字内容を印字するようにしても構わない。更に、前記会員IDに基づく印字内容を、請求項9に記載するように、バーコードとしても構わないし、請求項10に記載するように、番号としても構わない。
【0019】
又、請求項11に記載するように、前記第2ステップにおいて、前記記録部用ヘッドによって読み出されたデータが前記書き換え不可能な個人情報のみであることにより、前記挿入口より挿入された会員証が前記第2会員証であると判断するようにしても構わない。
【0020】
又、請求項12に記載の会員証は、会員照会用の会員IDを含む書き換え不可能な個人情報と利用時の各種情報を含む書き換え可能な切換情報とを記録する記録部と、前記切換情報に基づく内容が印字される書き換え可能な印字領域とを備えた会員証において、前記印字領域において、書き換え禁止とされる前記会員IDに基づくバーコードが印字されることを特徴とし、上述の会員証切換発行方法で切換発行された第1会員証に相当する。このような会員証において、バーコードの印字濃度が所定の濃度に低下すると、書き換え許可を行うようにしても構わない。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のリーダ・ライタの内部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態において、既存の会員証が、磁気ストライプを備えた磁気カードであるものとする。
【0022】
図1に示すリーダ・ライタは、磁気データの読み出し及び書き込みを行う磁気ヘッド1と、リライトシートにおける印字内容を消去して白紙状態とする消去ヘッド2と、リライトシートへの印字を行う印字ヘッド3と、磁気ヘッド1及び消去ヘッド2及び印字ヘッド3上を通過するように会員証を搬送する搬送部4と、ポイント情報などを入力するための操作部5と、操作部5からの入力情報や磁気データの内容を表示する表示部6と、操作部5からの入力情報や磁気データの内容を一時的に記憶するメモリ7と、装置全体の制御を行う制御部8とを備える。
【0023】
このリーダ・ライタにおいて、磁気ヘッド1及び消去ヘッド2及び印字ヘッド3は、図2のような位置関係となる。即ち、会員証が挿入される挿入口9に近いものから順に、磁気ヘッド1、消去ヘッド2、印字ヘッド3が設置されるとともに、会員証の表面側のリライトシートに接するように、挿入口9の上側に消去ヘッド2及び印字ヘッドが設置され、会員証の裏面側の磁気ストライプに接するように、挿入口9の下側に磁気ヘッド1が設置される。又、搬送部4は、不図示であるが、会員証を移動させるベルトと、このベルトを駆動させるためのモータと、会員証の位置を確認するための位置センサとを備える。
【0024】
又、既存の会員証Aは、その表面に、図3(a)のように、会員のIDを表すバーコード10と番号11とが表示されるとともに、その裏面に、図3(b)のように、会員のIDを初めとする各種個人情報が磁気データとして記録される磁気ストライプ12が設けられる。
【0025】
更に、会員証Aから新たに切換発行される会員証Bは、その表面に、図4(a)のように、書換可能なリライトシート20が設けられるとともに、その裏面に、図4(b)のように、会員のIDを初めとする各種個人情報が磁気データとして記録される磁気ストライプ26aと累計ポイントや最終利用年月日などの利用時に切り換えられる情報(以下、「切換情報」とする)を磁気データとして記録される磁気ストライプ26bとを備える。
【0026】
そして、この会員証Bの表面に設けられたリライトシート20は、利用するたびに書き換えられる書換可能領域20aと、印字内容が読みにくくなったときなどの書き換えが必要となったときにのみ書き換えられる書換不可領域20bとを備える。このリライトシート20の書換可能領域20aには、会員証Bが最後に利用された日を表す最終年月日21と、利用時に加算されるポイント数22と、利用時のポイント数を加算した後の累計ポイント数23とが印字される。又、リライトシート20の書換不可領域20bには、会員のIDを表すバーコード24及び番号25が印字される。
【0027】
よって、図1の構成のリーダ・ライタにおいて、会員証Bに設けられたリライトシート20が、ロイコ系感熱発色材料などの可逆性を有する感熱素材が塗布されたシートである場合、消去ヘッド2及び印字ヘッド3が所定の温度で発熱することによって、リライトシート20の印字内容の消去及び印字を行うことができる。
【0028】
以下に、図1の構成のリーダ・ライタの動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、会員証A,Bのいずれかがリーダ・ライタの挿入口9に挿入されると(STEP1)、会員証A,Bは搬送部4によって磁気ヘッド1を通過するように搬送されて、会員証Aの磁気ストライプ12又は会員証Bの磁気ストライプ26a,26bに記録された磁気データが読み出される(STEP2)。即ち、会員証Aが挿入されたときは、磁気ストライプ12に記録された個人情報が読み出され、又、会員証Bが挿入されたときは、磁気ストライプ26a,26bそれぞれに記録された個人情報及び切換情報が読み出される。
【0029】
そして、読み出された磁気データが、メモリ7に記憶される(STEP3)。このとき、表示部6には、磁気ストライプ12又は磁気ストライプ26aの個人情報より確認されたID又は会員名などが表示される。その後、メモリ7に記録された磁気データに切換情報が含まれているか否かが制御部8によって確認される(STEP4)。即ち、磁気ヘッド1上を磁気ストライプ26bが通過したか否かが確認され、リーダ・ライタに挿入された会員証が、会員証Aであるか会員証Bであるかが判断される。
【0030】
そして、切換情報が含まれていることが確認されると(Yes)、磁気ストライプ26a,26bを備えた会員証Bが挿入されたことを認識されるため、表示部6に加算されるポイント数の入力を促す表示が成された後、操作部5が操作されることによって、ポイント数が入力される(STEP5)。このとき、入力されたポイント数が表示部6に表示される。この入力されたポイント数を、メモリ7に格納された切換情報から確認された累計ポイント数に加算して、新たな累計ポイント数を生成して、入力されたポイント数とともにメモリ7に記憶する(STEP6)。このとき、入力されたポイント数とともに加算して得られた累計ポイントが表示部6に表示される。
【0031】
そして、操作部5による、リライトシート20の書換不可領域20bの書き換えが必要であるか否かの入力が成されたか否かが、制御部8によって確認される(STEP7)。尚、書換不可領域20bの書き換えに関する入力は、ポイント数を入力する前に又はポイント数の入力と同時に成されるようにし、この入力が成されたか否かをSTEP7で判断するようにしても構わない。
【0032】
その後、書換不可領域20bの書き換えを所望する入力が確認されなかった場合(No)、搬送部4によって消去ヘッド2の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20の書換可能領域20aに印字された印字内容のみが消去される(STEP8)。このとき、書換可能領域20aのみが消去ヘッド2を通過するようにしても構わないし、書換可能領域20aが通過するときのみ消去ヘッド2が動作するようにしても構わない。
【0033】
このように消去ヘッドで印字内容が消去されると、制御部8で確認される現在の年月日とメモリ7から読み出された加算ポイント数及び累計ポイント数とが確認され、搬送部4によって印字ヘッド3の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20の書換可能領域20aに印字される(STEP9)。このとき、書換可能領域20aのみが印字ヘッド2を通過するようにしても構わないし、書換可能領域20aが通過するときのみ印字ヘッド2が動作するようにしても構わない。このように、STEP8及びSTEP9の動作が行われることで、書換可能領域20aの最終利用年月日21及びポイント数22及び累計ポイント数23が書き換えられる。
【0034】
又、STEP7において、書換不可領域20bの書き換えを所望する入力が確認された場合(Yes)、搬送部4によって消去ヘッド2の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20全領域に印字された印字内容が消去される(STEP10)。即ち、このとき、書換可能領域20aに印字された印字内容のみならず、書換不可領域20bに印字された印字内容も消去される。
【0035】
このように消去ヘッドで印字内容が消去されると、制御部8で確認される現在の年月日とメモリ7から読み出された加算ポイント数及び累計ポイント数及びIDとが確認され、搬送部4によって印字ヘッド3の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20の全領域に印字される(STEP11)。このように、STEP10及びSTEP11の動作が行われることで、書換可能領域20aの最終利用年月日21及びポイント数22及び累計ポイント数23と、書換不可領域20bのバーコード24及び番号25とが書き換えられる。
【0036】
そして、STEP8及びSTEP9の書換動作、又は、STEP10及びSTEP11の書換動作が行われると、搬送部4によって磁気ヘッド1の上を会員証Bが通過するように搬送され、磁気ストライプ26bに記録された切換情報が書き換えられる(STEP12)。即ち、磁気ストライプ26bに、制御部8で確認される現在の年月日とメモリ7から読み出された加算ポイント数及び累計ポイント数とによる新たな切換情報が書き込まれることによって、切換情報の更新が行われる。
【0037】
STEP4において、切換情報が含まれていないことが確認されると(No)、磁気ストライプ12のみを備えた会員証Aが挿入されたことが認識され、会員証Bへの切換発行を行う必要があることが確認されるため、会員証Aを挿入口9より排出する(STEP13)。そして、新しい会員証Bの挿入を求める表示が表示部6に成されて、新しい会員証Bが挿入口9に挿入されると(STEP14)、まず、搬送部4によって磁気ヘッド1の上を会員証Bが通過するように搬送され、磁気ストライプ26a,26bの磁気データを読み取って、新しい会員証であるか確認する(STEP15)。
【0038】
このとき、挿入口9から挿入された会員証が新しい会員証Bでない場合(No)、再度、新しい会員証Bの挿入を求める表示が行われ、新しい会員証Bが挿入される(STEP14)。又、挿入口9から挿入された会員証が新しい会員証Bである場合(Yes)、搬送部4によって消去ヘッド2の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20の全領域の印字内容を消去する(STEP16)。
【0039】
そして、表示部6に不足している個人情報の入力を求める表示が成され、操作部5が操作されて個人情報が入力される(STEP17)。入力された個人情報は、磁気ストライプ12から読み出された個人情報ととともに、メモリ7に記憶される(STEP18)。このメモリ7に記憶された個人情報が読み出されて、IDが確認されると、搬送部4によって印字ヘッド3の上を会員証Bが通過するように搬送され、リライトシート20の全領域に印字される(STEP19)。
【0040】
このとき、発行日である年月日とポイント数及び累計ポイント数の初期値とが制御部8で確認されて、書込可能領域20aに、発行年月日及びポイント数の初期値及び累計ポイント数の初期値が年月日21及びポイント数22及び累計ポイント数23として印字される。又、個人情報より確認されたIDに基づいて、書込不可領域20bに、バーコード24及び番号25が印字される。
【0041】
その後、搬送部4によって磁気ヘッド1の上を会員証Bが通過するように搬送され、磁気ストライプ26a,26bそれぞれに、個人情報及び切換情報が書き込まれる(STEP20)。このとき、会員証Aの磁気ストライプ12より読み出された個人情報及び操作部5によって入力された個人情報が磁気ストライプ26aに個人情報として書き込まれるとともに、発行年月日及びポイント数の初期値及び累計ポイント数の初期値が磁気ストライプ26bに切換情報として書き込まれる。
【0042】
そして、STEP12での磁気ストライプ26bに記録された切換情報の書換動作、又は、STEP20での磁気ストライプ26a,26bへの個人情報及び切換情報の書込動作が終了すると、挿入口9より会員証Bが排出される(STEP21)。
【0043】
尚、本実施形態において、磁気ストライプを備えた会員証の切換発行が行われるものとしたが、ICチップを供えた会員証の切換発行においても利用することができる。このとき、リーダ・ライタが、磁気ストライプの読み出し及び書き込みを行う磁気ヘッドの代わりに、ICチップの読み出し及び書き込みを行う無線部を備えるようにすればよい。
【0044】
又、リライトシートを備えた会員証において、リーダ・ライタに挿入される度に、その挿入回数を1つ計数して、この計数された挿入回数を切換情報の一つとして、会員証の磁気ストライプに記録するようにしても構わない。このとき、リーダ・ライタにおいて、リライトシートを備えた会員証が挿入されて、磁気ストライプより切換情報が読み出されたとき、認識した挿入回数より、リライトシートの書換不可領域における印字内容が識別不能な状態であるか否かを判断するようにしても構わない。即ち、挿入回数が所定値を越えると、書換不可領域における印字内容が識別不能であるものとし、自動的に、書換不可領域の再印字を行う。
【0045】
又、リーダ・ライタにおいて、切換情報が読み出されて挿入回数を認識したとき、リライトシートが書き換え可能であるか否かを、認識した挿入回数より判断しても構わない。即ち、挿入回数が所定値を越えると、リライトシートの書き換えが不可能であると判断し、挿入された会員証を排出した後、新たなリライトシートを備えた会員証の挿入を求め、排出した会員証に印字又は記録する内容を、新たな会員証のリライトシートに印字するとともに磁気ストライプに記録する。
【0046】
更に、本実施形態において、磁気ストライプから読み出されたデータに切換情報が含まれているか否かによって、リーダ・ライタが、自動的に、リライトシートを備えた会員証であるか否かを判断し、切換情報が含まれていない場合は、会員証切換発行動作を行うようにしたが、操作部が操作されることによって、会員証切換発行動作を行うことが指示されるようにしても構わない。
【0047】
【発明の効果】
本発明によると、リライトシートを備えた会員証用のリーダ・ライタによって、リライトシートを備えていない会員証からリライトシートを備えた会員証への切換発行を行うことができる。よって、新たに、切換発行を行うためのシステムなどを導入する必要がなくなるとともに、従来のような切換発行のために行われる煩雑な手続を省くことができ、会員証切換発行を容易に行うことができる。更に、リーダ・ライタによって簡単に会員証切換発行を行うことができるため、会員証切換発行にかかる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーダ・ライタの内部構成を示す図。
【図2】図1のリーダ・ライタにおける磁気ヘッド、消去ヘッド、印字ヘッドの位置関係を示す図。
【図3】リライトシートを備えていない会員証の構成を示す図。
【図4】リライトシートを備えた会員証の構成を示す図。
【図5】図1のリーダ・ライタの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド
2 消去ヘッド
3 印字ヘッド
4 搬送部
5 操作部
6 表示部
7 メモリ
8 制御部
9 挿入口

Claims (12)

  1. 書き換え不可能な個人情報及び書き換え可能な切換情報を記録する第1記録部と書き換え可能な印字領域とを備えた第1会員証が挿入される挿入口と、前記第1記録部の書き込み・読み出しを行う記録部用ヘッドと、前記印字領域の印字内容を書き換えるシート用ヘッドと、前記会員証の搬送を行う搬送部と、前記記録部用ヘッドで読み出されたデータを記録するメモリと、を備えるリーダ・ライタにおいて、
    書き換え不可能な個人情報を記録する第2記録部のみを備えた第2会員証が前記挿入口より挿入されたとき、
    前記記録部用ヘッドより読み出した前記第2記録部に記録された前記個人情報を前記メモリに記憶して、前記第2会員証を前記挿入口から排出した後、
    新しい前記第1会員証が前記挿入口から挿入されて、
    前記シート用ヘッドによって、前記印字領域の印字内容を初期化するとともに、
    前記記録部用ヘッドによって、前記メモリに記憶した前記第2記録部内の個人情報を前記第1記録部に記録することを特徴とするリーダ・ライタ。
  2. 前記印字領域において、印字内容の更新毎に書き換えが行われる書換可能領域と、常に同一の印字内容であるとともに書き換え必要時のみに書き換えが行われる書換不可領域とが備えられ、
    前記第2会員証が前記挿入口から挿入されて、印字内容の変更を行う際、
    前記書換不可領域の書き換えが必要とされるとき以外は、前記シート用ヘッドによって、前記書換可能領域の印字内容のみが消去された後に、変更後の印字内容が印字され、
    又、前記書換不可領域の書き換えが必要とされるときは、前記シート用ヘッドによって、前記印字領域全領域の印字内容が消去された後に、前記書換可能領域に変更後の印字内容が印字されるとともに、前記書換不可領域に消去前と同一の印字内容が印字されることを特徴とする請求項1に記載のリーダ・ライタ。
  3. 前記印字領域の印字内容を初期化するとき、又は、前記書換不可領域の書き換えが必要とされるとき、
    前記書換不可領域に、前記個人情報に含まれる会員IDに基づく印字内容を印字することを特徴とする請求項2に記載のリーダ・ライタ。
  4. 前記会員IDに基づく印字内容が、バーコードであることを特徴とする請求項3に記載のリーダ・ライタ。
  5. 前記会員IDに基づく印字内容が、番号であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のリーダ・ライタ。
  6. 前記記録部用ヘッドによって読み出されたデータが前記書き換え不可能な個人情報のみであることにより、前記挿入口より挿入された会員証が前記第2会員証であると判断することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のリーダ・ライタ。
  7. 書き換え不可能な個人情報及び書き換え可能な切換情報を記録する第1記録部と書き換え可能な印字領域とを備えた第1会員証が挿入される挿入口と、前記第1記録部の書き込み・読み出しを行う記録部用ヘッドと、前記印字領域の印字内容を書き換えるシート用ヘッドと、前記会員証の搬送を行う搬送部と、前記記録部用ヘッドで読み出されたデータを記録するメモリと、を備えるリーダ・ライタを使用するとともに、
    書き換え不可能な個人情報を記録する第2記録部のみを備えた第2会員証を前記挿入口より挿入する第1ステップと、
    前記記録部用ヘッドより読み出した前記第2記録部に記録された前記個人情報を前記メモリに記憶して、前記第2会員証を前記挿入口から排出する第2ステップと、
    新しい前記第1会員証を前記挿入口から挿入する第3ステップと、
    前記シート用ヘッドによって、前記印字領域の印字内容を初期化する第4ステップと、
    前記記録部用ヘッドによって、前記メモリに記憶した前記第2記録部内の個人情報を前記第1記録部に記録する第5ステップと、
    を備えることを特徴とする会員証切換発行方法。
  8. 前記印字領域において、印字内容の更新毎に書き換えが行われる書換可能領域と、常に同一の印字内容であるとともに書き換え必要時のみに書き換えが行われる書換不可領域とが備えられ、
    前記第4ステップにおいて、前記書換不可領域に、前記個人情報に含まれる会員IDに基づく印字内容を印字することを特徴とする請求項7に記載の会員証切換発行方法。
  9. 前記会員IDに基づく印字内容が、バーコードであることを特徴とする請求項8に記載の会員証切換発行方法。
  10. 前記会員IDに基づく印字内容が、番号であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の会員証切換発行方法。
  11. 前記第2ステップにおいて、前記記録部用ヘッドによって読み出されたデータが前記書き換え不可能な個人情報のみであることにより、前記挿入口より挿入された会員証が前記第2会員証であると判断することを特徴とする請求項5〜請求項10のいずれかに記載の会員証切換発行方法。
  12. 会員照会用の会員IDを含む書き換え不可能な個人情報と利用時の各種情報を含む書き換え可能な切換情報とを記録する記録部と、前記切換情報に基づく内容が印字される書き換え可能な印字領域とを備えた会員証において、
    前記印字領域において、書き換え禁止とされる前記会員IDに基づくバーコードが印字されることを特徴とする会員証。
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