JP3969948B2 - 駐車券用認証機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場と契約している各種テナント店や、金融機関、病院、遊技場等(以下単にテナント店と略称する)の利用客(顧客)が、上記の駐車場を利用した場合に、利用客が所持する駐車券に対して、駐車料金や駐車時間のサービスを行なうためのサービス情報を記録することができるように構成した駐車券用認証機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記の駐車券用認証機に関しては、従来より、例えば、実公平7−51649号公報に記載された構成のものが存在する。この公報に記載された駐車券用認証機は、入庫時刻等の駐車情報が記録された駐車券に、駐車に関する時間や料金等のサービス情報を書き込むことができるように構成されており、更に、サービス情報を記録する場合に駐車券の適否を確認する一方、このサービス情報を順次追加して記録する重複方式と、前回のサービス情報を順次更新しながら記録する書替え方式を、その都度選択しながらサービス情報を記録できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載されている従来の駐車券認証機は、サービス情報を書替えで記録する場合に、サービス金額や時間の大小に関係なく、単純にサービス情報を書替えしてしまうため、サービス情報の小さなデータを大きなデータの上に書替えしてしまう場合があって、利用客にとって不利益が生じてしまう問題があった。
【0004】
また、駐車券に記録されるサービス金額やサービス時間が既に上限値を超えているのに、その状況が利用客には目視確認できないため、それに気付かずに再度繰り返し認証を受けてエラーに成ってしまったり、サービス情報を間違って駐車券に記録してしまった場合に、これを簡単にキャンセルして認証の取消しができないとか、サービス情報を訂正する場合に、訂正の内容が分かりづらいと言った、各種の問題点があった。
【0005】
従って本発明の技術的課題は、駐車券に記録されているサービス情報を新たなサービス情報に書替えする時に、大きなサービス内容を小さなサービス内容に書替えしてしまうような、利用客にとって不利益になる認証が行なわれないように工夫すると共に、サービス情報の超過の有無やその取消し、訂正の各確認を、駐車券への記録から利用客が容易に確認することができるように工夫した駐車券用認証機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の如く、駐車場と契約関係にあるテナント店等が、自店を利用した利用客が所持する駐車券に対して駐車料金や駐車時間をサービスするサービス情報を記録するための駐車券用認証機に於いて、利用客に対するサービスの内容を選択するサービス情報入力操作部と、差込まれた駐車券に対して上記選択されたサービス情報を記録するサービス情報記録部と、差込まれた駐車券に記録されているサービス情報を読取るサービス情報読取部と、駐車券から読取った前回のサービス情報と上記サービス情報入力操作部から入力された今回のサービス情報とを比較するサービス情報比較判定手段と、この比較判定手段による判定の結果、今回のサービス情報の内容が前回のサービス情報の内容よりも大きいと判定された場合に、上記のサービス情報記録部に今回のサービス情報を書替え更新させる書替え手段と、上記のサービス情報やその上限値等の設定情報を記憶することができる設定情報記憶部と、動作モードの切替に従ってこの記憶部に記憶した設定情報を差込まれた駐車券に書き込むことができる設定情報出力手段と、この駐車券に書き込まれている設定情報を読取って上記の設定情報記憶部に記憶することができる設定情報入力手段とを備えるように構成している。
【0007】
(2) また、本発明では上記請求項2に記載の如く、上記(1)に記載の駐車券用認証機に於いて、駐車券に記録するサービス情報のサービス内容の合計が、予め設定されている上限値を超えているか否かを判定する上限値判定手段と、判定の結果、上限値を超えていると判定された場合に、上記駐車券へのサービス情報の記録を、利用者が識別できるように通常とは異なった形態で出力する超過記録手段とを備えるように構成している。
【0008】
(3) また、本発明では前記請求項3に記載の如く、上記(1)に記載の駐車券用認証機に於いて、前記駐車券に記録したサービス情報が誤っている場合に、取消し操作部をON操作した後、誤って操作した選択ボタンと同じボタンを操作することによって、駐車券に記録されている誤ったサービス情報を取消すための処理を行なうことができるサービス情報取消し手段を備えるように構成している。
【0009】
(4) また、本発明では前記請求項4に記載の如く、上記(1)に記載の駐車券用認証機に於いて、前記駐車券に記録したサービス情報を訂正する場合に、訂正すべきサービス情報を記録したのと同じ認証機、又は、同一店コードの認証機を用いて訂正操作部をON操作した後、サービス情報入力操作部を操作して新たなサービス情報を選択することにより、上記の駐車券に対して記録されている前回のサービス情報を訂正するための処理と、新たなサービス情報を記録するための処理を行なうことができるサービス情報訂正手段を備えるように構成している。
【0010】
) 更に本発明では、前記請求項に記載の如く、前記設定情報入力手段が駐車券に書き込む設定情報の項目を、選択ボタンの操作によって適宜選択可能に構成している。
【0011】
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、認証機が駐車券に対してサービス情報を書き込むに当って、2回目からのサービス情報を前回のサービス情報に書替えすることができるのであるが、特に、利用客が2度目以降の認証を受ける場合に、2度目からのサービス内容が前回のサービス内容よりも小さい場合には、利用客にとってサービス内容が減ってしまう不利益が生じるため、2度目からのサービス内容が前回までのサービス内容と比較して大きい場合だけ、サービス情報の書替えを行なって、サービス内容が減らないようにすることができるものであって、利用客に不利益が生じないようにサービス情報を順次駐車券に書替えすることを可能にする。
【0012】
更に上記(1)で述べた請求項1に係わる手段によれば、認証機に格納されているサービス情報や上限値等の各種設定情報を、そのまま呼出して駐車券にコピーできるため、この駐車券を用いて同一の設定情報を他の認証機にも入力設定できるものであって、1軒のテナント店で複数台の認証機を用いる場合の様に、同一の設定情報を複数台の認証機に設定する場合に用いることによって、設定情報を各認証機に簡単に設定することを可能にする。
【0013】
上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、サービス情報を駐車券に書き込む時に、そのサービス情報の合計が予め設定してあるサービス時間数やサービス金額の上限値を超えた場合には、駐車券に対する印字を、利用客に目視確認できるような通常とは異なる印字形態(例えばアンダーライン等を付す)で行なうことによって、次回の認証が不要であることを利用客に明確に知らせることを可能にする。
【0014】
上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、サービス情報を駐車券に書き込む際に、誤ったサービス情報を駐車券に書き込んでしまった場合に、取消し操作部をON操作した後、誤って操作してしまった選択ボタンと同じボタンを再度操作することによって、駐車券に記録されている誤ったサービス情報を取り消すことができるものであって、例えば、買い物をしないのに誤って駐車券にサービス情報を書き込んでしまった場合等の認証情報を、簡単、且つ、確実に取り消すことを可能にする。
【0015】
上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、駐車券に書き込んだサービス情報を訂正する場合に、同じ認証機又は同一店コードの認証機を使用して訂正操作部をON操作した後、新たなサービス情報を選択して入力操作すれば、前回のサービス情報を新たなサービス情報に訂正できるものであって、一度書き込んだサービス情報を容易に変更することを可能にする。
【0016】
上記()で述べた請求項に係る手段によれば、例えば、他店の認証機の設定情報を、店コードを除いた設定条件で駐車券に記録することができるため、認証機の設定情報を他店の認証機にコピーする場合に好適であって、コピー後は店コードだけを入力設定するだけで済むから、各認証機への設定操作を簡単に、且つ、適格に行なうことを可能にする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係る駐車券用認証機の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の外観を説明した斜視図であって、図中、符号1で全体的に示したのが本発明に係る駐車券用認証機で、2は駐車券Tの挿入口、3は操作パネルを示し、駐車券Tには図2に示すように駐車情報記録エリアTAと認証情報記録エリアTBとを備えた磁気ストライプTPと、認証情報(サービス情報)を目視可能な状態に印字出力する認証情報記録エリアTCが設けられている。
【0018】
上記の駐車券Tは駐車場の入庫口等に設置した駐車券発行機(図示省略)によって発行されるものであって、発行時にはこの発行機によって上記駐車情報記録エリアTAに例えば駐車場コードや、入庫の日時、通し番号等の駐車情報が磁気書き込みされて発行され、また、認証情報記録エリアTBには、利用客が買い物等をしたテナント店に設置されている認証機1によって、テナント店のコード番号と、駐車料金又は駐車時間をサービスするための種別情報(記号や番号等)とからなるサービス情報(図8、図9参照)が磁気書き込みされる仕組に成っている。
【0019】
図3と図4は上記認証機1の内部構造を説明した側面図と平面図であって、これ等の図面に於いて、1W,1Wは認証機1の左右の機体フレーム、1Vはこの機体フレーム1W,1Wの前面部両側に取付けたパネル取付けフレーム、3Sはこれ等両側の取付フレーム1V,1Vの間にビス3Z,3Zで取付けたパネル取付板で、この取付板3Sの前面に前述した操作パネル3が取付けられ、また、その下側部に前述した駐車券Tの挿入口2設けられている。
【0020】
上記の挿入口2は、駐車券Tの挿入をガイドするガイド片2A,2Bを備えており、且つ、これ等ガイド片2A,2Bの内側には、左右の機体フレーム1W,1Wの内部に通じるガイド通路2Rが連設されると共に、ガイド通路2Rの左右両側には、差込まれた駐車券Tの左右両側縁をガイドするカードガイド2RA,2RBが設けられ、また、ガイド通路2Rの内部突き当たり部分には、左右のカードストッパー1X,1Xが押え板1Kに押えられた状態で設けられている。
【0021】
1Fは左右の機体フレーム1W,1Wの間に架設した支持軸、4Mは一方の機体フレーム1Wの内側面に取付けた搬送モータ、5は搬送モータ4Mの駆動軸4に取付けたスリット円板、6はスリット円板5の回転を計測するタイミングセンサー、9は左右の機体フレーム1W,1W間の中央部間に回転自在に架設した回転軸、7はこの回転軸9に取付けた連動プーリ8と、前記モータ4Mの駆動軸4に取付けた駆動プーリ4′との間に掛け渡した駆動ベルトで、この駆動ベルト7によって回転軸9が連動回転すると、回転軸9の中間部に取付けた第2搬送ローラ18が回転して、上記ガイド通路2Rにガイドされて送り込まれて来る駐車券Tを、上側の押えローラ18Aとの間で搬送するように構成されている。
【0022】
また、17は上記認証機1の内部で、且つ、ガイド通路2Rの入口近くの上側面部分に設けた前記サービス情報を印字するための印字機、16はインクリボンカセット、16Hはカセットホルダー、15は連動ベルト14によって前記回転軸9に連動して回転して、インクリボンカセット16のインクリボンを送るリボン送り軸を示し、更に、12は入口近くの前記左右の機体フレーム1W,1Wの間に架設したローラ軸で、上記回転軸9の間に掛渡した連動ベルト11によってこのローラ軸12が連動回転すると、ローラ軸12のほぼ中央部に設けた第1搬送ローラ13が連動回転して、上側の押えローラ13Aとの間で差込口2に差込まれた駐車券Tを搬送するように構成されている。
【0023】
更に図中、19は駐車券Tの磁気ストライプTPに対して前述したサービス情報を磁気で書き込んだり、この情報を読取ったりするリード・ライター(磁気ヘッド)、20,21,22は前記ガイド通路2Rの入口部分と、その中央部分の左右に設けたカード検知用の第1センサーと、カードの有無を検知する2センサーと、カード送りの正否をチエックする第3センサーであって、第1センサーが差込まれた駐車券Tを検知すると、搬送モータ4Mが駆動して各搬送ローラ13,18を回転して、差込まれた駐車券Tを搬送する一方、第2センサー21が搬送して来る駐車券Tを検知しない場合は、搬送モータ4Mにブレーキを掛けてカード搬送を停止する仕組に成っている。
【0024】
また、23は一方の機体フレーム1Wの側面に取付けたプリント基板で、24,25,26はこのプリント基板23に取付けたモード切替スイッチと、設定表示器と、エラー警報用のブザーであって、これ等スイッチ24と表示器26は、認証機1の上カバーを外すことによって夫々スイッチ操作及び目視確認可能に構成されているが、これ等各部材を認証機1の外側部に設けてもよく、その選択は任意とする。
【0025】
図5は、前記操作パネル3の構成を説明した正面図であって、このパネル3には合計5種類のサービス情報を選択して入力することができる5個の選択ボタン3A,3B,3C,3D,3Eと、駐車券Tに記録したサービス情報を取消したり訂正したりする場合に用いる訂正ボタン3Fと、これ等各ボタン3A〜3F毎に設けたLEDランプ3P…と、各情報のリード・ライトにエラーが発生したり、サービス情報が上限値を超えた場合等に点灯するエラーランプ3Yと、電源ランプ3Xが設けられている。
【0026】
また、上記の各選択ボタン3A〜3Eは、前述したモード切替スイッチ24を設定モードに切替えることによって、認証機1のメモリ31(図6)に対して、図7の(イ)図に示すように前述した設定表示器25を見ながら、(ロ)図並びに(ハ)図に示すような認証に必要な各種の設定情報を、各項目毎にその内容を具体的に入力設定できる仕組に成っている。
【0027】
図7の(イ)図に於いて、丸付き数字1と2は前述した設定表示器25に設けた設定項目の表示部と、設定内容の表示部であって、設定内容には、使用可能な駐車場の番号(コード)や、サービスを受けることができるテナントの番号(コード)、各選択ボタン3A〜3Eごとのサービス情報、駐車料金の掛売りモードを書替えモードにするか重複モードするかの情報、サービスを受けられる上限回数、サービスを受けられる上限時間、及び、サービスを受けられる上限金額と言った、各種の設定内容が存在する。
【0028】
これ等の各種設定内容のうち、例えば項目「07」のサービス情報では、選択ボタン3A〜3Eを、A〜Eまでのサービス時間又はサービス金額を設定登録するための種別選択用のボタンとして使用するものであって、例えば、選択ボタン3AをONした場合には、「30分割引」又は「100円割引」のサービス情報を記号「A」と略して駐車券Tに記録し、また、選択ボタン3BをONした場合は、「45分割引」又は「150円割引」のサービス情報を記号「B」として駐車券Tに記録でき、更に、選択ボタン3C,3D,3Eも同様な割引情報を選択できる仕組に成っていて、その結果、図示した認証機1では、合計5種類のサービス情報を各選択ボタン3A〜3Eの選択によって認証可能であるが、これ等サービス情報の数は選択ボタンの数に比例して増減することは勿論である。
【0029】
上述した各設定内容中、「上限回数」「上限時間」「上限金額」は、いずれもサービスの上限値を設定するためのものであって、本発明では駐車券Tに記録されるサービス情報の合計がこれ等設定された上限値を超えると、今回記録するサービス情報の印字に通常とは異なるマーク等(例えばアンダーライン等)の印字を行なって、利用客に対してサービスが上限値を超えていて、次回の認証が不要であることを目視確認させることができるように構成されている。
【0030】
図6は、上述した本発明に係る駐車券用認証機の電気的構成を説明したブロック図であって、図中、30は制御部の中心を構成するCPU、31は各種のシステムプログラムを格納すると共に、前述した設定情報を格納可能に構成したメモリで、これ等CPU30とメモリ31の間にバス32を介して接続したインターフエイス33に、上述した各種の部材が接続されていて、夫々がメモリ31に格納されたプログラムに従って制御作動される仕組に成っている。
【0031】
加えて、上記のメモリ31には、前記請求項1に記載した各手段、即ち、前記のリード・ライター19が駐車券Tから読取った前回のサービス情報と、選択ボタン3A〜3Eの操作によって上記リード・ライター19が上記の駐車券Tに書き込む今回のサービス情報を比較する「サービス情報比較手段」と、この比較手段による判定の結果、今回のサービス情報の内容が前回のサービス情報の内容よりも大きいと判定された場合に、駐車券Tの磁気ストライプTPと印字エリアTCに対して、上記のリード・ライター19と印字機17に今回のサービス情報を書替え更新させる一方、反対に、今回のサービス情報の内容の方が小さいと判定した場合に、前記のエラーランプ3Yを点灯と、且つ、ブザー26を鳴らして、サービス情報の書き込みができない旨を利用客に知らせることができる「書替え手段」を遂行するためのプログラムが夫々格納されている。
【0032】
更に上記のメモリ31には、前記請求項2に記載した駐車券Tに記録するサービス情報の合計が、上限値を超えているか否かを判定する「上限値判定手段」と、上限値を超えている場合に、駐車券Tに印字するサービス情報の下側に例えばアンダーラインを付す、と言った特別な形態の印字を行なう「超過記録手段」を遂行するためのプログラムと、前記請求項3、4、5に記載されている駐車券Tに記録されているサービス情報を横線を入れて取り消すための「サービス情報取消し手段」、並びに、同じく駐車券Tに記録されているサービス情報を横線を入れて訂正し、且つ、新たなサービス情報を書き込むための「サービス情報訂正手段」を遂行するための各プログラムが格納されている。
【0033】
更に加えて、上記のメモリ31には、前記請求項6に記載したメモリ31に記憶した設定情報を駐車券Tに書き込むための「設定情報出力手段」と、この駐車券Tに書き込まれている設定情報をメモリ31に書き込むことができる「設定情報入力手段」、即ち、設定情報をコピーするためのコピー手段を遂行するプログラムも格納されていて、特許請求の範囲に記載されている各要件をこれ等各プログラムに従って実現できるように構成されている。
【0034】
図8は、本発明に係る認証機1の動作モードを「書替えモード」に設定した状態に於いて、駐車券Tの印字エリアTCにサービス情報を印字する場合の印字例を示したものであって、(イ)図は前記請求項1に記載した書替え処理の印字例を説明したもので、店No.「001」の店で「A種」のサービスを受けた後、次店「005」の店で「E種」のサービスを受けた場合、「E種」のサービス内容の方が大きいため、「001A」のサービス情報を「005E」に書き替えた状態が示されている。
【0035】
尚、上記のサービス情報を磁気で書替える場合は、書替える磁気情報「001A」に無効のフラグを立てて新しい「005E」のサービス情報を書き込むことになるが、「001A」の磁気情報を消去した後、その上に「005E」の磁気情報を上書きするようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0036】
また、(ロ)図は前記請求項2に記載した上限値を超えた場合の印字例を示したもので、前回のサービス情報「D種」と、今回のサービス情報「C種」の合計が、予め設定されている上限値を超えたので、今回のサービス情報「003C」にアンダーラインを付して、利用客にサービスの上限値を超えていることを知らせる仕組に成っており、更に、(ハ)図は前記請求項3に記載したサービス情報取消しの印字例を示し、(ニ)図は前記請求項4に記載したサービス情報訂正の印字例を示したものであって、夫々前回のサービス情報「001A」に横線を入れることによって、サービス情報の取消しと訂正を行なう仕組に成っている。
【0037】
尚、図9は本発明に係る認証機1の動作モードを「重複モード」に設定した状態に於ける印字例を示したものであって、図示した実施例では、合計5回のサービス情報(掛け売り情報)が重複して駐車券Tの記録エリアTBに磁気書き込みされ、且つ、印字エリアTCに印字処理される仕組に成っており、これ等各サービス情報の印字に際しては、上限値を超えた場合の処理、及び、取消しと訂正の各処理は、上記図8の(ロ)図、(ハ)図、(ニ)図に示されているのと同様の手順で行なえる仕組に成っているが、上記図9のサービス情報の重複印字回数は実施の一例であって、その回数増減が任意であることは勿論である。
【0038】
次に、上述した本発明の認証機1によるサービス情報の記録処理に関する手順を図10乃至図14に示したフローチヤートに従って説明する。図10はサービス情報を書替えする前記請求項1に記載した処理手順を説明したものであって、ステップS12で前回のサービス情報S1と今回のサービス情報S2を比較した結果、S1≧S2の場合はステップS14に進んでエラー処理を行ない、S1<S2の場合はステップS13,S15,S16の各処理が行なわれて、駐車券Tに記録されているサービス情報を、図8の(イ)図に示すように書替え処理する。
【0039】
また、図11は前記請求項2に記載されているサービス情報の合計が上限値を超えた場合の処理手順を説明したものであって、ステップS21でサービス上限情報T1とサービス合計T2の関係がT1<T2と判定されると、ステップS22に進んでT2+今回サービスをT2に置き換えて、ステップS24で印字データを作成し、次いで、ステップS25で上限値のチエックを行なって、T1<T2である場合、即ち、上限値を超えている場合に、ステップS26でアンダーラインの追加処理を行なって、図8の(ロ)図に示すような印字を行なう仕組に成っている。
【0040】
図12は、前回のサービス情報を取消したり訂正したりする前記請求項3と4に記載の処理手順を説明したものであって、ステップS32で前回サービス情報S1と今回サービス情報S2を対比して、S1=S2の場合はステップS34に進んで前回サービス情報S1の磁気情報を取り消す一方、S1≠S2の場合は、ステップS33に進んで今回サービス情報S2の磁気情報を追加した後、上記のステップS34に進んで前回サービス情報S1の磁気情報を無効にする。
【0041】
次いで、再びステップS35で上記S1とS2を対比させて、S1=S2の取消し処理の場合は、ステップS37に進んで、図8の(ハ)図に示すように今回サービス情報S2の印字と、前回サービス情報S1への取消線(横線)加入の取消しの印字処理を行うが、S1≠S2の訂正処理の場合は、ステップS36に進んで今回サービス情報S2の印字データを作成した後、前記ステップS37に進んで図8の(ニ)図に示す訂正の印字処理を行う。
【0042】
また図13に示したステップS40〜S51の各処理から成るフローチヤートは、認証機1のメモリ31(図6)に格納されている図7の(ハ)図に示したような各種の設定内容からなる設定情報を、駐車券Tの磁気ストライプTPに磁気書き込みする設定情報出力処理(コピー処理)の手順を説明したものであり、更に、図14に示したステップS60〜S71の各処理からなるフローチヤートは、上記図13に示したフローチヤートに従って設定情報を磁気書き込みした駐車券Tを用いて、この駐車券Tに書き込まれている設定情報を他の認証機1のメモリ31に書き込んで、設定メモリを書き替える処理手順を説明したものである。
【0043】
図15は、本発明に係る駐車券用認証機1の全体の構成を明示した構成図であって、図中、3Xは前述した選択ボタン3A〜3Eから成るサービス情報入力操作部、3FXは前述した訂正ボタン3Fから成る訂正・取消し操作部、4MXは前述した搬送モータ4Mから成るカード搬送部、17X,19Xは前述した印字機17とリード・ライター19とから成るサービス情報記録部、19Xは同じくリード・ライター19から成るサービス情報読取部を示す。
【0044】
更に図中、20Xは前述した第1センサー〜第3センサー20,21,22から成るカード検知部、24Xは前述したモード切替スイッチ24から成るモード切替操作部、31Xは前述したメモリ31から成る設定情報記憶部である。
【0045】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係る駐車券用認証機によれば、買い物等をした利用客が持参した駐車券に、駐車料金や駐車時間をサービスするサービス情報を記録することができるため、車両を出庫させる時にこの駐車券を用いて駐車料金の精算を行うことによって、記録されているサービス情報に見合ったサービスを受けることができるのであるが、本発明では特に、利用客が持参した駐車券に記録されているサービス情報を書替えする場合に、今回のサービス情報の内容が前回のサービス情報の内容よりも大きい場合だけ、上記サービス情報の書替えを行うため、サービス情報を書替えする時に、サービス内容が減ってしまって、利用客が不利益を被ってしまう問題の発生を防止することができる。
【0046】
更に本発明によれば、認証機に格納されているサービス情報や上限値等の各種設定情報を、そのまま呼出して駐車券にコピーすることにより、この駐車券を用いて同一の設定情報を他の認証機にも入力設定できるため、1軒のテナント店で複数台の認証機を用いる場合の様に、同一の設定情報を複数台の認証機に設定する場合に用いることによって、設定情報を各認証機に簡単に設定できる利点を発揮できるものであって、次回の認証不要を利用客に明確に知らせることができる点、認証情報の取り消しが容易に行える点、サービス情報の訂正を容易に行える点、及び、他店の認証機に対して設定情報を簡単にコピーできるようにした点と相俟って、駐車場と契約関係にある各種テナント店や金融機関、病院、遊技場等を利用する利用客に対して、きめの細かなサービスを可能にした認証機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る駐車券用認証機の外観を説明した斜視図である。
【図2】 本発明で用いる駐車券を示した構成図である。
【図3】 本発明に係る駐車券用認証機の内部構造を説明した側面図である。
【図4】 同じく本発明に係る駐車券用認証機の内部構造を説明した平面図である。
【図5】 操作パネルの構成を説明した正面図である。
【図6】 本発明の電気的構成を説明したブロック図である。
【図7】 (イ)図は設定表示器の構成図、(ロ)図は認証機のメモリに設定される設定情報の代表機能を説明した説明図、(ハ)図は各設定情報の設定内容を説明した説明図である。
【図8】 サービス情報の印字例を示した説明図であって、(イ)図はサービス情報を書替えする場合の印字例、(ロ)図はサービス情報が上限値を超した場合の印字例
、(ハ)図はサービス情報を取消す場合の印字例、(ニ)図はサービス情報を訂正する場合の印字例を示したものである。
【図9】 重複モードに於ける印字例を示した説明図である。
【図10】 サービス情報を書替えする場合の処理手順を説明したフローチヤートである。
【図11】 サービス情報が上限値を超えた場合の処理手順を説明したフローチヤートである。
【図12】 サービス情報を訂正及び取消す場合の処理手順を説明したフローチヤートである。
【図13】 メモリに格納されている設定情報を駐車券にコピーする場合の処理手順を説明したフローチヤートである。
【図14】 駐車券にコピーした設定情報を他の認証機のメモリに書き込む手順を説明したフローチヤートである。
【図15】 本発明に係る駐車券用認証機の全体を明示した構成図である。
【符号の説明】
T 駐車券
1 認証機
3X サービス情報入力操作部
3FX 訂正・取消し操作部
17X,19X サービス情報記録部
24X モード切替操作部
31X 設定情報記憶部

Claims (5)

  1. 駐車場と契約関係にあるテナント店等が、自店を利用した利用客が所持する駐車券に対して駐車料金や駐車時間をサービスするサービス情報を順次記録するための駐車券用認証機に於いて、
    利用客に対するサービスの内容を選択するサービス情報入力操作部と、
    差込まれた駐車券に対して上記選択されたサービス情報を記録するサービス情報記録部と、
    差込まれた駐車券に記録されているサービス情報を読取るサービス情報読取部と、
    駐車券から読取った前回のサービス情報と上記サービス情報入力操作部から入力された今回のサービス情報とを比較するサービス情報比較判定手段と、
    この比較判定手段による判定の結果、今回のサービス情報の内容が前回のサービス情報の内容よりも大きいと判定された場合に、上記のサービス情報記録部に今回のサービス情報を書替え更新させる書替え手段と、
    上記のサービス情報やその上限値等の設定情報を記憶することができる設定情報記憶部と、
    動作モードの切替に従ってこの記憶部に記憶した設定情報を差込まれた駐車券に書き込むことができる設定情報出力手段と、
    この駐車券に書き込まれている設定情報を読取って上記の設定情報記憶部に記憶することができる設定情報入力手段と、
    を備えて成ることを特徴とする駐車券用認証機。
  2. 前記駐車券に記録するサービス情報のサービス内容の合計が、予め設定されている上限値を超えているか否かを判定する上限値判定手段と、判定の結果、上限値を超えていると判定された場合に、上記駐車券へのサービス情報の記録を、利用者が識別できるように通常とは異なった形態で出力する超過記録手段とを備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の駐車券用認証機。
  3. 前記駐車券に記録したサービス情報が誤っている場合に、取消し操作部をON操作した後、誤って操作した選択ボタンと同じボタンを操作することによって、駐車券に記録されている誤ったサービス情報を取消すための処理を行なうことができるサービス情報取消し手段を具備せしめたことを特徴とする請求項1に記載の駐車券用認証機。
  4. 前記駐車券に記録したサービス情報を訂正する場合に、訂正すべきサービス情報を記録したのと同じ認証機、又は、同一店コードの認証機を用いて訂正操作部をON操作した後、サービス情報入力操作部を操作して新たなサービス情報を選択することにより、上記の駐車券に対して記録されている前回のサービス情報を訂正するための処理と、新たなサービス情報を記録するための処理を行なうことができるサービス情報訂正手段を具備せしめたことを特徴とする請求項1に記載の駐車券用認証機。
  5. 前記設定情報入力手段が駐車券に書き込む設定情報の項目を、選択ボタンの操作によって適宜選択可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の駐車券用認証機。
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