JP3061589B2 - 記録媒体処理機 - Google Patents

記録媒体処理機

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JP3061589B2
JP3061589B2 JP9056169A JP5616997A JP3061589B2 JP 3061589 B2 JP3061589 B2 JP 3061589B2 JP 9056169 A JP9056169 A JP 9056169A JP 5616997 A JP5616997 A JP 5616997A JP 3061589 B2 JP3061589 B2 JP 3061589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可視情報に係る感熱
記録方式が互いに異なる複数種の記録媒体を処理する記
録媒体処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】カード等の記録媒体に文字や図形等の可
視情報を表記する方式として、記録媒体の表面に感熱記
録層を形成し、記録媒体の表面をサーマルヘッドを介し
て選択的に加熱するようにした感熱記録方式がある。こ
の感熱記録方式としても、記録媒体の使用態様に合わせ
て従来より種々の方式が存在する。例えば、記録媒体と
してカードを例に挙げると、融点が一定の熱可塑性樹脂
母材中に加熱温度によって融点が変化する有機低分子物
質を分散した感熱記録層を設けた熱可逆式リライトカー
ドを用いる方式、加熱により自己発色する物質を塗布し
た自己発色カードを用いる方式、及び、着色層の上面に
加熱により破壊される錫蒸着薄膜層を形成した感熱破壊
カードを用いる方式等がある。
【0003】一方、可視情報が記録されるカード等の記
録媒体は、店舗等において金券として使用されたり、顧
客管理や顧客サービス等の種々の目的に使用されるもの
であり、記録媒体の使用態様に応じて上述した複数の感
熱記録方式のいずれかが選択的に用いられることにな
る。したがって、記録媒体を複数の目的で使用する店舗
においては、感熱記録方式の異なる複数種の記録媒体が
処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記種
々の感熱記録方式において可視情報を感熱記録するため
に記録媒体に加えるべき熱量は、使用する感熱記録方式
のそれぞれについてだけでなく、同一の感熱記録方式に
ついても、使用する感熱物質の組成等に応じて種々変化
する。したがって、記録媒体に可視情報を感熱記録する
記録媒体処理機の可視情報記録部において発生すべき熱
量は、取り扱う記録媒体の種類に応じて異なる。このた
め、店舗等において複数種の記録媒体を取り扱う場合に
は複数の記録媒体処理機を設置しなければならないとと
もに、顧客が提示した記録媒体の種類に応じた記録媒体
処理機を選択しなければならず、設備コストが増加する
だけでなく、記録媒体の処理作業が煩雑化する問題があ
る。
【0005】このため、店舗における使用頻度の高低や
使用環境の差異に応じて異なる記録媒体を使用したり、
記録媒体の供給環境の変化に応じて使用する記録媒体の
変更したり、単一の記録媒体に対して複数の感熱記録方
式により可視情報を記録したりすることが容易に行え
ず、利便性及び経済性に欠ける問題がある。
【0006】この発明の目的は、記録媒体処理機の可視
情報記録部における発生熱量を処理すべき記録媒体に応
じて自動的に変更できるようにし、単一の記録媒体処理
機において可視情報の感熱記録方式が異なる複数種の記
録媒体を処理することができ、使用頻度の高低や使用環
境の差異に応じて異なる記録媒体を使用したり、記録媒
体の供給環境の変化に応じて使用する記録媒体を変更し
たり、単一の記録媒体に対して複数の感熱記録方式によ
り可視情報を記録したりすることを容易に行うことがで
き、利便性及び経済性に優れた記録媒体処理機を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、記録媒体の可視情報記録部に対して可視情報の書込
処理を行う可視情報処理手段と、記録媒体の不可視情報
記録部に対して不可視情報の読取及び書込処理を行う不
可視情報処理手段と、を備えた記録媒体処理機におい
て、記録媒体の種別毎に異なる可視情報の記録条件を記
憶した記憶部と、記録媒体の不可視情報記憶部から読み
取った不可視情報に基づいて記録媒体の種別を識別し、
識別した記録媒体の種別に対応する記録条件を記憶部か
ら選択的に読み出し、読み出した記録条件を可視情報処
理手段に設定する制御部と、を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項1に記載した発明においては、不可
視情報処理手段が記録媒体の不可視情報記録部から読み
取った不可視情報に基づいて記録媒体の種別が識別さ
れ、識別した種別に応じた記録条件が記憶部から読み出
されて可視情報処理手段に設定される。したがって、可
視情報記録部に対する記録条件が互いに異なる複数の種
別の記録媒体のそれぞれに対応する記録条件が可視情報
処理手段に設定され、単一の記録媒体処理機によって複
数の種別の記録媒体が処理される。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記可視情報
処理手段がサーマルヘッドであり、前記記録条件がサー
マルヘッドにおける可視情報記録部に対する加熱温度及
び加熱時間を含むことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載した発明においては、可視
情報記録部に対する加熱温度及び加熱時間が記録媒体の
種別に応じてサーマルヘッドに設定され、複数の種別の
それそれの可視情報記録部に可視情報が正確に感熱記録
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施形態の一例
を記録媒体として磁気カードを処理するカード処理機を
例に挙げて説明する。図1は、この発明の実施形態の一
例を示すカード処理機を示す外観図である。カード処理
機11は、前面にカード挿入口15が形成されており、
このカード挿入口15に顧客が提示した磁気カード21
が挿入される。カード処理機11は、内部にカード搬送
機構を備えている。カード搬送機構は、カード挿入口1
5に挿入された磁気カード21を内部の処理位置まで搬
送し、処理を終了した磁気カード21をカード挿入口1
5から排出する。
【0012】カード処理機11の上面には、キーボード
13及びディスプレイ14が配置されている。キーボー
ド13は、磁気カード21の処理に係る入力操作を受け
付ける。ディスプレイ14は、磁気カード21の処理状
態等を適宜表示する。なお、カード処理機11は、内部
に磁気ヘッド(この発明の不可視情報記録手段に相当す
る。)及びサーマルヘッド(この発明の可視情報記録手
段に相当する。)を備えており、挿入されたカードの磁
気記録部(この発明の不可視情報記録部に相当する。)
に対して不可視データを磁気記録するとともに、カード
の表面に形成された感熱記録部(この発明の可視情報記
録部に相当する。)に可視情報を感熱記録する。
【0013】図2は、上記カード処理機において処理さ
れる磁気カードを示す図である。図2(A)に示すよう
に、磁気カード21の裏面には、磁気記録部である磁気
ストライプ22が形成されている。この磁気ストライプ
22には、STXとETX及びLRCとの間に、カード
種別情報記憶部22a、カード印字種別情報記憶部22
b、発行情報記憶部22c及び取引情報記憶部22dが
割り当てられている。カード種別情報記憶部22aは、
ポイントカードやプリペイドカード等のその磁気カード
1のカード種別を記憶する。ここで、ポイントカードと
は顧客に対して購入金額に応じて供給されるサービスポ
イントの点数を記憶するカードであり、プリペイドカー
ドとは、所定の金額で予め顧客に販売される金券として
のカードである。
【0014】カード印字情報記憶部22bは、後述する
印字条件を記憶する。発行情報記憶部22cは、そのカ
ードの発行者を特定するためのデータを記憶する。カー
ド情報記憶部22dは、ポイントカードであれば店舗か
ら付与されたサービスポイントの累計を、プリペイドカ
ードであれば使用可能残高を、更新的に記憶する。これ
らの各記録部、特に、カード印字情報記憶部22bに対
してカード処理機11の磁気ヘッドを介して不可視情報
が書き込まれ、カード印字種別情報記憶部22bが記憶
する印字情報がカード処理機11により書き換えられる
ことはない。
【0015】図2(B)に示すように、ポイントカード
である磁気カード21aの表面には、店舗が顧客に対し
て購入金額に応じて付与したサービスポイント数を表す
マークが印字される。ポイントカードである磁気カード
21aの表面には、マークに代えてサービスポイントの
累計を示す数字を含む文字が印字される場合もある。ま
た、図2(C)に示すように、プリペイドカードである
磁気カード21bの表面には、使用日付、使用金額及び
残高等を表す文字が印字される。このように、磁気カー
ド21の表面は図3に示す感熱記録部23となってお
り、カード処理機11のサーマルヘッドによって可視情
報が感熱記録される。
【0016】図3は、磁気カードの可視情報記録部の構
成を示す図である。図3(A)に示すリライトカード
は、磁気カード21の表面に反射面31を形成し、反射
面31の上に熱可塑性樹脂層32を積層することより、
感熱記録部23を構成している。熱可塑性樹脂層32
は、例えば、融点が80°Cの第1の樹脂中に、120
°Cで加熱した時の融点が70°Cで100°Cで加熱
した時の融点が90°Cである第2の樹脂を分散した可
逆性感熱記録材料である。
【0017】この熱可塑性樹脂層32を120°Cで加
熱して冷却すると、第1の樹脂が固化した後に第2の樹
脂が固化し、第1の樹脂中における第2の樹脂の周りに
微細な空隙が形成され、この間隙において反射面31の
反射光が乱反射することにより、熱可塑性樹脂層32が
白く見える。また、100°Cに加熱して冷却すると、
第2の樹脂が固化した後に周りの第1の樹脂が固化する
ために間隙が形成されず、熱可塑性樹脂層32は透明に
見える。このように、加熱温度を変えることにより、熱
可塑性樹脂層32が白または透明に可逆的に変化する。
【0018】このような熱可塑性樹脂層32の性質を利
用して、感熱記録部23を可逆性感熱記録材料である熱
可塑性樹脂層32により構成したリライトカードでは、
感熱記録部23の全面を例えば100°Cに加熱して冷
却した後に、感熱記録部23の一部を選択的に120°
Cに加熱して冷却することにより、可視情報を書換可能
に記録することができる。但し、リライトカードは特殊
な材料を用いて複雑な工程により製造される結果、他の
カードに比較して高価である。
【0019】図3(B)に示す自己発色カードは、磁気
カード21の表面に自己発色材料33を塗布することに
より感熱記録部23を構成したものである。この自己発
色材料33は、加熱により化学変化を生じて変色する物
質であり、一般に可逆性を備えていない。したがって、
自己発色材料33により感熱記録部23を構成した自己
発色カードでは、一旦記録した可視情報を消去すること
はできない。但し、自己発色カードは一般的な材料を用
いて比較的簡単な工程により製造されるため、他のカー
ドに比較して安価である。
【0020】図3(C)に示す感熱破壊カードは、磁気
カード21の表面に形成した着色層34の上面に錫薄膜
35を蒸着することにより感熱記録部23を構成したも
のである。感熱記録部23を選択的に加熱することによ
り錫薄膜35を破壊して着色層34を選択的に露出する
ことにより可視情報を記録する。この感熱破壊カード
は、経済面での特徴は少ないが、自己発色カードに比較
して熱や紫外線等による影響を受け難く、過酷な使用環
境に適している。
【0021】なお、例えば、リライトカードの感熱記録
部23と自己発色カードの感熱記録部23とを単一の磁
気カード21に形成したもののように、コンビネーショ
ンカードと呼ばれる複数種の感熱記録部23を構成した
ものもある。
【0022】これらのリライトカード、自己発色カード
及び感熱破壊カードのそれぞれの感熱記録部23に可視
情報を感熱記録する場合に必要とされる加熱温度及び加
熱時間等の印字条件は、カード種別に応じて異なる。ま
た、同一カード種別であっても、感熱記録部23に用い
る材料の組成の差異により、印字条件は相違する。
【0023】図4は、上記カード処理機の制御部の構成
を示すブロック図である。カード処理機11の制御部1
は、ROM3、RAM4及びEPROM5を備えたCP
U2に、インタフェース6を介してセンサ7、モータ駆
動部8、磁気ヘッド駆動部9及びサーマルヘッド駆動部
10、キーボード13及びディスプレイ14等の入出力
機器を接続して構成されている。
【0024】センサ7は、カード挿入口15に対する磁
気カード21の挿入を検出する。モータ駆動部8は、磁
気カード21を搬送するローラ等に回転力を供給するモ
ータ41を駆動する。磁気ヘッド駆動部9は、磁気カー
ド21の磁気ストライプ22に対して不可視情報の読取
及び書込を行う磁気ヘッド42を駆動する。サーマルヘ
ッド駆動部10は、磁気カード21の感熱記録部23に
対して可視情報の書込及び消去を行うサーマルヘッド4
3を駆動する。キーボード13は店舗の店員等による販
売情報等の入力操作を受け付け、キーボード13におけ
る操作内容がCPU2に入力される。ディスプレイ14
は、CPU2から入力される表示データを表示する。
【0025】CPU2は、ROM3に予め書き込まれた
プログラムに基づいて各入出力機器を統括して制御す
る。このときCPU2に入出力されるデータがRAM4
の所定のメモリエリアに格納される。EPROM5は、
この発明の記録部に相当し、図5の記憶テーブル51に
示すように、サーマルヘッド43に対する印加電圧及び
印加時間の組み合わせをカードの印字種別毎に記憶して
いる。なお、図5に示す例では、カード印字種別毎に1
つの印字条件を記憶しているが、磁気カード21に記憶
されるカード印字種別情報が1つのカード印字種別をさ
らに複数の印字種別に分類する情報である場合、記憶テ
ーブル51がカード印字種別毎に複数の印字条件を記憶
するものであってもよい。
【0026】サーマルヘッド43に対する印加電圧を変
えるとサーマルヘッド43が発生する温度、即ち、磁気
カード21に対する加熱温度が変化する。また、サーマ
ルヘッド43に対する印加時間を変えると、磁気カード
21に対する加熱時間が変化する。したがって、EPR
OM5は、複数の印字条件を記憶していることになる。
CPU2は、後述する処理により、カード挿入口15に
挿入された磁気カード21から磁気ヘッド42が読み取
ったカード印字種別情報に基づいて単一の印字条件を読
み出し、サーマルヘッド駆動部10に出力する。
【0027】なお、図5に示す複数の印字条件の記憶テ
ーブル51は、ROM3、図外のNVRAMや外部記憶
装置に格納することができ、CDROM等の記録媒体を
介して更新的に設定することができる。また、CPU2
には、インタフェース6を介してMODEM等の通信制
御装置が接続される場合があり、この通信制御装置を介
して外部のホスト装置から印字条件を設定することもで
きる。さらに、CPU2には、キャッシュレジスタ等の
販売装置から顧客の購入金額に関する販売情報が入力さ
れる場合がある。
【0028】図6は、上記カード処理機の制御部の処理
手順の一部を示すフローチャートである。制御部1のC
PU2は、カード挿入口15に対する磁気カード21の
挿入を待機しており(s1)、センサ7が磁気カード2
1の挿入を検出すると(s1)、磁気ヘッド42を介し
て磁気カード21の磁気ストライプ22に記録されてい
る不可視情報である磁気データを読み取る(s2)。次
いで、CPU2は、磁気カード21から読み取った磁気
データに基づいて、その磁気カード21が処理すべきカ
ードであるか否かの認証処理を行う(s3)。CPU2
は、この認証処理において磁気カード21から読み取っ
た磁気データのうちのカード種別情報及び発行情報が、
処理を受け付けるべきカードとして予めROM3等に書
き込まれたカード種別情報及び発行情報に一致するか否
かを判断する。この認証処理においてカード種別情報及
び発行情報が一致しない場合には、CPU2はディスプ
レイ14にエラーメッセージを表示する等のエラー処理
の後、磁気カード21を排出する(s3→s5→s1
0)。
【0029】磁気カード21のカード種別情報及び発行
情報がROM3等に書き込まれたカード種別情報及び発
行情報に一致する場合には、磁気カード21から読み取
った取引情報とキーボード13またはキャッシュレジス
タ等の装置から入力された販売情報とに基づいて磁気デ
ータ及び印字データを作成する(s3→s4→s6)。
この作成処理では、磁気カード21がプリペイドカード
の場合には、取引情報に含まれる使用可能残高から販売
情報に含まれる購入金額を減算することにより使用可能
残高を更新し、更新後の使用可能残高を含む取引情報を
作成する。また、磁気カード21がポイントカードであ
る場合には、販売情報に含まれる購入金額に基づいてサ
ービスポイント数を算出し、算出したサービスポイント
数により取引情報に含まれるサービスポイント累計を更
新し、更新後のサービスポイント累計を含む取引情報を
作成する。CPU2は、作成した取引情報を含む磁気デ
ータを磁気ヘッド42を介して磁気カード21の磁気ス
トライプ22に書き込む(s7)。
【0030】この後、CPU2は、磁気カード21から
読み取ったカード印字種別情報に基づいて、磁気カード
21に適合する印字条件を図5に示した記憶テーブル5
1において選択し(s8)、選択した印字条件を構成す
る印加電圧及び印加時間を内容とする制御データを、s
6で作成した取引情報を含む印字データとともにサーマ
ルヘッド駆動部10に出力して可視情報の書込を行う
(s9)。即ち、CPU2は、磁気カード21から読み
取ったカード印字種別情報がリライトカード21a、自
己発色カード21b、感熱破壊カード21cまたはコン
ビネーションカード21dのいずれの種別であるかに応
じて、それぞれのカードの感熱記録部23に可視情報を
感熱記録するために必要な加熱温度及び加熱時間をサー
マルヘッド43において実現する。CPU2は、印字デ
ータの書込処理を終了すると、磁気カード21をカード
挿入口15から排出する(s10)。
【0031】以上の処理により、この実施形態に係るカ
ード処理機11は、挿入された磁気カード21から読み
取ったカード印字種別情報に基づいてその磁気カード2
1に適した印字条件を選択し、選択した印字条件にした
がってサーマルヘッド43を駆動するため、印字条件が
異なる複数種の磁気カード21のいずれが挿入された場
合にも、その磁気カード21に形成された感熱記録部2
3の構成に応じた加熱温度及び加熱時間でサーマルヘッ
ド43による感熱記録処理を行うことができる。
【0032】このように、この実施形態に係るカード処
理機11によれば、印字条件が異なる複数種の磁気カー
ド21を単一のカード処理機11により処理することが
でき、設備コストの上昇及び取扱作業の煩雑化の問題を
解消して店舗等における印字条件が異なる複数種の磁気
カード21の導入を容易にすることができる。これによ
って、使用頻度の高い顧客には繰り返して使用できるリ
ライトカード21aを発行し、使用頻度の低い顧客には
安価な自己発色カード21bを発行することにより、顧
客の使用頻度に応じてより経費の低いカードを選択的に
発行することができる。また、使用期間の長い顧客には
耐環境性に優れた感熱破壊カード21cを発行し、使用
期間の短い顧客には安価な自己発色カード21bを発行
することにより、顧客の使用期間に応じてより経費の低
いカードを選択的に発行することもできる。さらに、感
熱記録すべき可視情報に内容が変化しない固定情報と内
容が変化する可変情報とがある場合、固定情報を記録す
る書換不能な第1の感熱記録部と可変情報を記録する書
換可能な第2の感熱記録部とを組み合わせたコンビネー
ションカード21dを発行することもできる。
【0033】また、この実施形態に係るカード処理機1
1では、印字条件をEPROM5等に書換可能にして記
憶しているため、店舗等における磁気カード21の運用
形態の変化によって使用する磁気カード21の種別が変
化したり、磁気カード21の感熱記録部23の組成が変
化した場合にも対応することができる。
【0034】さらに、上記の実施形態に係るカード処理
機では、不可視情報記録部として磁気ストライプ22を
形成した磁気カード21を処理対象としたが、不可視情
報記録部としてICを備えたICカード等の磁気カード
以外のカードを処理対象とすることができ、記録媒体の
形状はカードに限るものではない。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、不可
視情報処理手段が記録媒体の不可視情報記録部から読み
取った不可視情報に基づいて記録媒体の種別を識別し、
識別した種別に応じた記録条件を記憶部から読み出して
可視情報処理手段に設定することにより、可視情報記録
部に対する記録条件が互いに異なる複数の種別の記録媒
体のそれぞれに対応する記録条件を可視情報処理手段に
設定することができ、単一の記録媒体処理機によって複
数の種別の記録媒体を処理することがてきる。
【0036】請求項2に記載した発明によれば、記録媒
体の種別に応じて可視情報記録部に対する加熱温度及び
加熱時間をサーマルヘッドに設定することにより、複数
の種別のそれそれの可視情報記録部に可視情報を正確に
感熱記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の一例であるカード処理機
の外観図である。
【図2】同カード処理機において処理されるカードの表
面及び裏面を示す図である。
【図3】同カード処理機において処理されるカードの感
熱記録部の拡大断面を印字種別毎に示す図である。
【図4】同カード処理機の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図5】同カード処理機の制御部の一部に格納される印
字条件に係る記憶テーブルを示す図である。
【図6】同カード処理機の制御部の処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1−制御部 2−CPU 5−EPROM 9−磁気ヘッド駆動部 10−サーマルヘッド駆動部 11−カード処理機 21−磁気カード 22−磁気ストライプ 23−感熱記録部 42−磁気ヘッド 43−サーマルヘッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の可視情報記録部に対して可視情
    報の書込処理を行う可視情報処理手段と、記録媒体の不
    可視情報記録部に対して不可視情報の読取及び書込処理
    を行う不可視情報処理手段と、を備えた記録媒体処理機
    において、 記録媒体の種別毎に異なる可視情報の記録条件を記憶し
    た記憶部と、 記録媒体の不可視情報記憶部から読み取った不可視情報
    に基づいて記録媒体の種別を識別し、識別した記録媒体
    の種別に対応する記録条件を記憶部から選択的に読み出
    し、読み出した記録条件を可視情報処理手段に設定する
    制御部と、 を設けたことを特徴とする記録媒体処理機。
  2. 【請求項2】前記可視情報処理手段がサーマルヘッドで
    あり、前記記録条件がサーマルヘッドにおける可視情報
    記録部に対する加熱温度及び加熱時間を含む請求項1に
    記載の記録媒体処理機。
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