JP2692424B2 - リライト型ポイントカード - Google Patents

リライト型ポイントカード

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JP2692424B2
JP2692424B2 JP3134272A JP13427291A JP2692424B2 JP 2692424 B2 JP2692424 B2 JP 2692424B2 JP 3134272 A JP3134272 A JP 3134272A JP 13427291 A JP13427291 A JP 13427291A JP 2692424 B2 JP2692424 B2 JP 2692424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商取引において、プレ
ミアムとしてポイントを提供するために用いられるプレ
ミアム引換用のポイントカードに係り、特に取引による
取得ポイント数およびプレミアムの引換えによる使用ポ
イント数を可逆性感熱記録層の発色または消色により表
示して、ポイント状況を更新記録し得るようにしたリラ
イト型ポイントカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば商業界においては、顧
客確保とサービスを目的として、一定取引回数または一
定取引額に応じて顧客にプレミアムを提供する商慣習が
ある。このような目的のために、従来では、一定金額の
売り上げ等に対して、顧客に金券を発行し、商品の値引
きに使用するか、顧客に例えばブルーチップ等のサービ
ス券、点数券を発行し、一定枚数もしくは一定点数を集
めた段階で、商品との引換え、値段の割引きを行なって
いる。または、取引額に応じて、ラベル、シールを渡
し、カード状台紙に貼着したり、カード状台紙にマーク
を押印して、プレミアム引換時の確認を行なうようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法において、点数券や金券の発行による方
法では、通常これらが紙の小片からなっているため、点
数の計算が煩雑であったり、これらの券の紛失または偽
造等の危険性もあった。また、台紙へのラベルの貼着や
押印を行なう方法では、これらの方法が必然的に貼着、
押印のための紙面の大きさを必要とするため、コンパク
トな取扱いができず、使用における煩雑さを伴なってい
た。さらに、これらの方法においては、その使用回数に
制限があることから、1枚の台紙へのラベルの貼着や押
印が一杯になり、プレミアムの引換えを行なうと、その
台紙が無効となり、新たに別の台紙を再発行しなければ
ならなかった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために成されたもので、その第1の目的は1枚のカード
で取引時に前回までの取引回数または取引額を容易に確
認することができ、かつ取引の度に前回までの情報を確
認または消去して新たに加算または減算した情報を印字
または消去して取引回数または取引額を常に確認して確
実にプレミアム引換えを行なうことができ、しかもカー
ドの再発行を不要とすることが可能で小形なリライト型
ポイントカードを提供することにある。また、本発明の
第2の目的は、点数の計算の煩雑さがなく、紛失または
偽造等の危険性が少なく、かつコンパクトに取扱い可能
なリライト型ポイントカードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、一定取引回数または一定取引額に応じて、顧客に
プレミアムとしてポイントを提供するために用いられる
プレミアム引換用のポイントカードにおいて、請求項1
に記載の発明では、カード基材の片面または両面に、第
1の加熱温度で発色しかつ当該第1の加熱温度と異なる
第2の加熱温度で消色する可逆性感熱記録層を設け、可
逆性感熱記録層の所定箇所を、取引による取得ポイント
数または使用ポイント数に応じて第1または第2の加熱
温度で選択的に加熱し、カード基材上に可変的にポイン
ト状況を表示するようにしている。
【0006】また、請求項2に記載の発明では、カード
基材の少なくとも一面に、第1の加熱温度で発色しかつ
当該第1の加熱温度と異なる第2の加熱温度で消色する
可逆性感熱記録層を設け、可逆性感熱記録層の形成面と
同一面もしくは他面に磁気記録層を形成してなり、可逆
性感熱記録層の所定箇所を、取引による取得ポイント数
または使用ポイント数に応じて第1または第2の加熱温
度で選択的に加熱し、カード基材上に可変的にポイント
状況を表示すると共に、磁気記録層に取引による取得ポ
イント数または使用ポイント数に応じたポイント状況を
更新記録するようにしている。
【0007】ここで、可逆性感熱記録層を、第1の加熱
温度による加熱で全て発色した段階で、可逆性感熱記録
層を、第2の加熱温度による加熱で全て消色するように
している。また、取引回数または取引額に応じて、可逆
性着色剤層を第1の加熱温度による加熱で発色(ポイン
ト加算)し、プレミアム引換時にそのポイントに応じ
て、可逆性着色剤層を第2の加熱温度による加熱で消色
(ポイント減算)するようにしている。
【0008】
【作用】従って、本発明のリライト型ポイントカードに
おいては、取引の度にその額、回数等の取引状況の印字
および/または消去を可能とすることにより、カードを
再発行することを一切不要としつつ、1枚のカードで取
引時に前回までの取引回数または取引額を容易に確認す
ることができ、しかも取引回数または取引額を常に確認
して確実にプレミアムの引換えを行なうことができる。
また、可逆性着色剤層の情報と磁気記録層の情報とを比
較しチェックすることにより、点数の計算の煩雑さがな
くなり、紛失または偽造等の危険性を少なくでき、しか
もコンパクトに取扱いすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明によるリライト型ポイント
カードの構成例を示す平面図および断面図である。本実
施例のリライト型ポイントカードは、カード基材1の一
面(本例では、表面)に、第1の加熱温度で発色しかつ
この第1の加熱温度とは異なる第2の加熱温度で消色す
る可逆性感熱記録層2を設けており、取引の内容に応じ
て提供されたポイント数を所定の形状、本例では矩形状
のマーク4を第1の加熱温度で記録し、また記録された
ポイント数から使用ポイント数によって第2の加熱温度
でマーク4を消去するものである。
【0011】ここで、可逆性感熱記録層2は、カード全
面ではなく、提供されるポイント数に応じた数だけ、カ
ード基材1上に部分的にかつ所定の形状に設けることも
可能である。また、可逆性感熱記録層2上には、必要に
応じて保護層5を設けることができる。この保護層5と
しては、従来から公知のエポキシ樹脂、シリコン樹脂等
がある。さらに、可逆性感熱記録層2の配置位置は、カ
ード基材1の一面、または両面のどちらでもよく、また
その一部分であってもよい。一方、カード基材1上に、
アルミニウム、錫、ニッケル等からなる金属反射層を形
成してもよく、これによれば読み取り光の照射に対する
反射光がより高い反射率で得られるものである。また、
可逆性感熱記録層2上には、赤外線波長領域光を透過す
る隠蔽層を形成することができる。
【0012】すなわち、本実施例のリライト型ポイント
カードは、カード基材1の一面(本例では、表面)に、
第1の加熱温度で発色しかつこの第1の加熱温度とは異
なる第2の加熱温度で消色する可逆性感熱記録層2を、
ポイント数に対応させて図示のようなパターン状に設
け、可逆性感熱記録層2を、取引の内容に応じて第1ま
たは第2の加熱温度で選択的に加熱できるようにしてい
る。
【0013】ここで、カード基材1としては、例えば
紙、プラスチックフィルムまたはシート等の不透明基材
を用いる。また、可逆性感熱記録層2は、第1の加熱温
度、例えば低温(例として、摂氏70〜130度)の加
熱により、有色の画像(文字を含む)を形成する。この
画像は、第2の加熱温度、例えば高温(第1の加熱温度
より高く、顕色剤の融点付近またはそれ以上の温度、例
として摂氏150〜180度)、もしくは第1の加熱温
度より低い温度の加熱によって消去可能であり、画像を
消去した当該可逆性感熱記録層2に再度第1の加熱温度
を作用させると、再び画像が形成される。また、この可
逆性感熱記録層2は、熱を作用させない限り、画像形成
状態、または画像消去状態を保持することができる。さ
らに、画像を消去した後の地肌は、当該画像形成前の地
肌の状態と比して、何等遜色のないものであり、可逆性
着色剤層として優れたものである。
【0014】具体的には、上記可逆性感熱記録層2とし
ては、例えばフェノール性水酸基またはカルボキシル基
の少なくとも一つを有し、かつアミノ基を官能基として
または塩化合物の一部として有する両性化合物と、ロイ
コ化合物を含む組成物からなるものが好ましい。より具
体的には、例えば2−アミノフェノール、3−アミノフ
ェノール、4−アミノフェノール等のアミノフェノー
ル、2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−ア
ミノ安息香酸等のアミノ安息香酸、2−ヒドロキシ−3
−アミノ安息香酸、2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香
酸、2−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロ
キシ−4−アミノ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−アミ
ノ安息香酸、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ヒドロキシ−5−アミノ安息香酸等を用いることがで
きる。
【0015】一方、可逆性感熱記録層2をカード基材1
の表面に設ける方法としては、具体的には、例えば水ま
たは有機溶剤にて均一に分散もしくは溶解した塗液中に
バインダーを溶解させ、必要に応じて、液性改良剤とし
て増粘剤や白色顔料等を添加して成る記録層塗工液を、
カード基材1上に、例えばバー塗布、ブレード塗布、エ
アーナイフ塗布、グラビア塗布、ロールコーティング等
の塗布法により、塗布、乾燥して可逆性感熱記録層2を
設ける方法が用いられる。
【0016】また、本発明による画像の記録または画像
の消去の方法は、熱によるものであり、例えば加熱温度
を設定制御することが可能なサーマルヘッド等を備えた
サーマルプリンター、熱反射複写装置、ホットスタンパ
ーや熱ロール等のカードリーダー・ライター装置内に設
置された加熱記録消去装置を用いて行なうことができ
る。
【0017】さらに、本発明による画像の記録を読み取
るために、例えば赤外波長領域の光を発する発光ダイオ
ード等の発光素子を、ポイントカードの記録面に相対す
る位置に一定距離離されて配置され、さらにポイントカ
ードの記録面からの反射光を受光すべく、発光素子の近
傍にフォトトランジスタ等からなる受光素子が配置され
ている。カードリーダー・ライター装置内で搬送される
ポイントカードの記録面に順次読み取り光を照射し、ポ
イント表示部からの反射光を検出し、その反射強度の差
から記録を読み取るものである。次に、以上のように構
成した本実施例のリライト型ポイントカードの具体的な
使用方法について説明する。
【0018】*具体例1 リサイクルタイプのポイントカード(図2および図3) まず、顧客との取引時に、当該顧客から提示されたポイ
ントカードについて、光センサーによりサーマル印字の
数(ポイント)を読取り、使用前のポイントを割り出す
(ステップS1)。次に、顧客の買い物の額に相当する
ポイント(例えば、100円に対して1ポイント)を入
力する(ステップS2)。次に、使用後のトータルポイ
ントを出す(ステップS3)。次に、このトータルポイ
ントが満点(本例では、10ポイント)になっているか
どうかを判定する(ステップS4)。その結果、トータ
ルポイントがまだ満点になっていない場合には、ステッ
プS1、ステップS2より、追加ポイントの印字位置を
割り出す(ステップS5)。次に、サーマルヘッドによ
り第1の加熱温度で追加ポイントを印字する(ステップ
S6)。次に、再度光センサーにより使用後のトータル
ポイントを読取る(ステップS7)。次に、ステップS
3とステップS7のトータルポイントが一致しているか
どうかを判定する(ステップS8)。その結果、両者が
一致している場合には、そのポイントカードを顧客に返
却して1回の取引きが終了する。また、両者が一致して
いない場合には、異常処理を行なうことになる。
【0019】一方、上記ステップS4での判定の結果、
トータルポイントが満点になっている場合には、サーマ
ルヘッドにより第2の加熱温度で、図2に示すように使
用中のポイントを全て消去する(ステップS9)。次
に、光センサーによりポイントが“0”であるかどうか
を確認する(ステップS10)。その結果、ポイントが
“0”である場合には(ステップS11)、そのポイン
トカードを回収すると共に、顧客に景品をサービスす
る。また、ポイントが“0”でない場合には(ステップ
S11)、異常処理を行なうことになる。
【0020】*具体例2 加減算タイプのポイントカード(図4〜図7) (ポイント加算時:図4、図5)まず、顧客との取引時
に、当該顧客から提示されたポイントカードについて、
光センサーによりサーマル印字の数(ポイント)を読取
り、使用前のポイントを割り出す(ステップS1)。次
に、顧客の買い物の額に相当するポイント(例えば、1
00円に対して1ポイント)を入力(本例では、2ポイ
ント)する(ステップS2)。次に、使用後のトータル
ポイントを出す(ステップS3)。次に、ステップS
1、ステップS2より、追加ポイントの印字位置を割り
出し、サーマルヘッドにより第1の加熱温度で追加ポイ
ントを、図4に示すように印字する(ステップS4)。
次に、光センサーにより追加印字後のトータルポイント
を読取る(ステップS5)。次に、ステップS3とステ
ップS5のトータルポイントが一致しているかどうかを
判定する(ステップS6)。その結果、両者が一致して
いる場合には、そのポイントカードを顧客に返却して1
回の取引きが終了する。また、両者が一致していない場
合には、異常処理を行なうことになる。
【0021】(ポイント減算時:図6、図7)まず、顧
客との取引時に、当該顧客から提示されたポイントカー
ドについて、光センサーによりサーマル印字の数(ポイ
ント)を読取り、図示しないディスプレイ等に表示する
(ステップS1)。次に、景品に交換するポイントを入
力(本例では、6ポイント)する(ステップS2)。次
に、ステップS1、ステップS2より、消去するポイン
トの位置を割り出し、サーマルヘッドにより第2の加熱
温度でそのポイントを、図6に示すように消去する(ス
テップS3)。次に、光センサーにより消去後のトータ
ルポイントを読取る(ステップS4)。次に、ステップ
S1、ステップS2より得られるポイント消去前のポイ
ントと、ステップS4の消去後のポイントが一致してい
るかどうかを判定する(ステップS5)。その結果、両
者が一致している場合には、そのポイントカードを顧客
に返却して1回の取引きが終了する。また、両者が一致
していない場合には、異常処理を行なうことになる。
【0022】上述したように、本実施例のリライト型ポ
イントカードは、カード基材1の片面(表面)に、第1
の加熱温度で発色しかつ当該第1の加熱温度と異なる第
2の加熱温度で消色する可逆性感熱記録層2を設け、可
逆性感熱記録層2の所定箇所を、取引による取得ポイン
ト数または使用ポイント数(1〜10ポイント)に応じ
て第1または第2の加熱温度で選択的に加熱し、矩形状
のマーク4を記録または消去することにより、カード基
材1上に可変的にポイント状況を表示するようにしたも
のである。
【0023】従って、1枚のカードで取引時に前回まで
の取引回数または取引額を容易に確認することができ、
かつ取引の度に前回までの情報を確認または消去して新
たに加算または減算した情報を印字または消去して取引
回数または取引額を常に確認して確実にプレミアム引換
えを行なうことができ、しかしカードの再発行を不要と
することが可能となる。尚、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、次のようにしても実施できるもの
である。
【0024】図8は、本発明によるリライト型ポイント
カードの他の構成例を示す平面図および裏面図である。
なお、図8において、図1と同一要素には同一符号を付
して示している。すなわち、本実施例のリライト型ポイ
ントカードは、カード基材1の一面(表面)に、第1の
加熱温度で発色しかつ当該第1の加熱温度と異なる第2
の加熱温度で消色する可逆性感熱記録層2を設け、可逆
性感熱記録層2の形成面の他面に磁気記録層3を形成し
てなり、可逆性感熱記録層2の所定箇所を、取引による
取得ポイント数または使用ポイント数(本例では、1〜
10ポイント)に応じて第1または第2の加熱温度で選
択的に加熱し、カード基材1上に可変的にポイント状況
を表示すると共に、磁気記録層3に取引による取得ポイ
ント数または使用ポイント数に応じたポイント状況を更
新記録できるようにしている。
【0025】ここで、磁気記録層3の記録データとして
は、可逆性着色剤層2によるポイントに対応したポイン
トデータ、日付データ、IDデータ等の磁気データを記
録できるようにしている。次に、以上のように構成した
本実施例のリライト型ポイントカードの具体的な使用方
法について説明する。
【0026】(ポイント加算時:図9、図10)まず、
顧客との取引時に、当該顧客から提示されたポイントカ
ードについて、光センサーによりサーマル印字の数(ポ
イント)を読取り、使用前のポイントを割り出す(ステ
ップS1)。また、これと同時に、磁気ヘッドにより磁
気データのポイント数を読取る(ステップS2)。次
に、ステップS1とステップS2のトータルポイントが
一致しているかどうかを判定する(ステップS3)。そ
の結果、両者が一致している場合には、顧客の買い物の
額に相当するポイント(例えば、100円に対して1ポ
イント)を入力(本例では、3ポイント)する(ステッ
プS4)。また、両者が一致していない場合には、異常
処理を行なうことになる。
【0027】次に、ステップS1、ステップS4より、
使用後のトータルポイントを割り出す(ステップS
5)。次に、磁気データのポイント数を、使用後のトー
タルポイントに書替える(更新する)(ステップS
6)。次に、ステップS1と、ステップS4またはステ
ップS5より、追加ポイントの印字位置を割り出し、サ
ーマルヘッドにより第1の加熱温度で追加ポイントを、
図9に示すように印字する(ステップS7)。次に、光
センサーにより追加印字後のトータルポイントを読取る
(ステップS8)。次に、ステップS5とステップS8
のトータルポイントが一致しているかどうかを判定する
(ステップS9)。その結果、両者が一致している場合
には、そのポイントカードを顧客に返却して1回の取引
きが終了する。また、両者が一致していない場合には、
異常処理を行なうことになる。
【0028】(ポイント減算時:図11、図12)ま
ず、顧客との取引時に、当該顧客から提示されたポイン
トカードについて、光センサーによりサーマル印字の数
(ポイント)を読取り、使用前のポイントを割り出す
(ステップS1)。また、これと同時に、磁気ヘッドに
より磁気データのポイント数を読取る(ステップS
2)。次に、ステップS1とステップS2のトータルポ
イントが一致しているかどうかを判定する(ステップS
3)。その結果、両者が一致している場合には、景品に
交換するポイントを入力(本例では、5ポイント)する
(ステップS4)。また、両者が一致していない場合に
は、異常処理を行なうことになる。
【0029】次に、ステップS1、ステップS4より、
使用後のトータルポイントを割り出す(ステップS
5)。次に、磁気データのポイント数を、使用後のトー
タルポイントに書替える(更新する)(ステップS
6)。次に、ステップS1と、ステップS4またはステ
ップS5より、消去するポイントの消去位置を割り出
し、サーマルヘッドにより第2の加熱温度でそのポイン
トを、図11に示すように消去する(ステップS7)。
次に、光センサーにより消去後のトータルポイントを読
取る(ステップS8)。次に、ステップS5とステップ
S8のトータルポイントが一致しているかどうかを判定
する(ステップS9)。その結果、両者が一致している
場合には、そのポイントカードを顧客に返却して1回の
取引きが終了する。また、両者が一致していない場合に
は、異常処理を行なうことになる。
【0030】以上により、本実施例のリライト型ポイン
トカードにおいては、前記実施例の場合と同様の効果が
得られるのは勿論のこと、次のような効果も得られるも
のである。すなわち、可逆性着色剤層2の情報と磁気記
録層3の情報とを比較しチェックするようにしているた
め、点数の計算の煩雑さがなくなり、紛失または偽造等
の危険性を少なくでき(ポイントの改ざん防止効果)、
しかもコンパクトに取扱いすることが可能となる。さら
に、磁気データにIDデータを付加しているため、ポイ
ントカードとIDカードの機能を共用することが可能と
なる。これにより、店サイドでは、顧客の管理システム
を簡単にすることができると共に、客サイドでは、2つ
のカードが1枚となり、極めて取扱い易いものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
枚のカードで取引時に前回までの取引回数または取引額
を容易に確認することができ、かつ取引の度に前回まで
の情報を確認または消去して新たに加算または減算した
情報を印字または消去して取引回数または取引額を常に
確認して確実にプレミアム引換えを行なうことができ、
しかしカードの再発行を不要とすることが可能で小形な
リライト型ポイントカードが提供できる。また、本発明
によれば、点数の計算の煩雑さがなく、紛失または偽造
等の危険性が少なく、かつコンパクトに取扱い可能なリ
ライト型ポイントカードが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリライト型ポイントカードの一実
施例を示す平面図および断面図。
【図2】同実施例における作用を説明するための平面
図。
【図3】同実施例における作用を説明するためのフロー
図。
【図4】同実施例における作用を説明するための平面
図。
【図5】同実施例における作用を説明するためのフロー
図。
【図6】同実施例における作用を説明するための平面
図。
【図7】同実施例における作用を説明するためのフロー
図。
【図8】本発明によるリライト型ポイントカードの一実
施例を示す平面図および裏面図。
【図9】同実施例における作用を説明するための平面
図。
【図10】同実施例における作用を説明するためのフロ
ー図。
【図11】同実施例における作用を説明するための平面
図。
【図12】同実施例における作用を説明するためのフロ
ー図。
【符号の説明】
1…カード基材、2…可逆性着色剤層、3…磁気記録
層、4…マーク、5…保護層。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定取引回数または一定取引額に応じ
    て、顧客にプレミアムとしてポイントを提供するために
    用いられるプレミアム引換用のポイントカードにおい
    て、カード基材の片面または両面に、第1の加熱温度で
    発色しかつ当該第1の加熱温度と異なる第2の加熱温度
    で消色する可逆性感熱記録層を設け、前記可逆性感熱記
    録層の所定箇所を、取引による取得ポイント数または使
    用ポイント数に応じて前記第1または第2の加熱温度で
    選択的に加熱し、カード基材上に可変的にポイント状況
    を表示するようにしたことを特徴とするリライト型ポイ
    ントカード。
  2. 【請求項2】 一定取引回数または一定取引額に応じ
    て、顧客にプレミアムとしてポイントを提供するために
    用いられるプレミアム引換用のポイントカードにおい
    て、カード基材の少なくとも一面に、第1の加熱温度で
    発色しかつ当該第1の加熱温度と異なる第2の加熱温度
    で消色する可逆性感熱記録層を設け、前記可逆性感熱記
    録層の形成面と同一面もしくは他面に磁気記録層を形成
    してなり、前記可逆性感熱記録層の所定箇所を、取引に
    よる取得ポイント数または使用ポイント数に応じて前記
    第1または第2の加熱温度で選択的に加熱し、カード基
    材上に可変的にポイント状況を表示すると共に、前記磁
    気記録層に取引による取得ポイント数または使用ポイン
    ト数に応じたポイント状況を更新記録してなることを特
    徴とするリライト型ポイントカード。
  3. 【請求項3】 前記可逆性感熱記録層は、前記カード基
    材上に提供可能なポイント数に対応して所定の形状かつ
    箇所に複数個形成してなることを特徴とする請求項1に
    記載のリライト型ポイントカード。
  4. 【請求項4】 前記可逆性感熱記録層は、前記カード基
    材上に提供可能なポイント数に対応して所定の形状かつ
    箇所に複数個形成してなることを特徴とする請求項2に
    記載のリライト型ポイントカード。
  5. 【請求項5】 前記可逆性感熱記録層の下部に、反射層
    としてアルミニウム薄膜層を形成してなることを特徴と
    する請求項1に記載のリライト型ポイントカード。
  6. 【請求項6】 前記可逆性感熱記録層の下部に、反射層
    としてアルミニウム薄膜層を形成してなることを特徴と
    する請求項2に記載のリライト型ポイントカード。
  7. 【請求項7】 前記可逆性感熱記録層の上部に、赤外線
    波長領域光を透過する隠蔽層を形成してなることを特徴
    とする請求項1に記載のリライト型ポイントカード。
  8. 【請求項8】 前記可逆性感熱記録層の上部に、赤外線
    波長領域光を透過する隠蔽層を形成してなることを特徴
    とする請求項2に記載のリライト型ポイントカード。
  9. 【請求項9】 前記可逆性感熱記録層のポイント数を取
    引回数または取引額に応じてポイントを算出し、前記第
    1の加熱温度で発色せしめ、また使用ポイント数に応じ
    て前記第2の加熱温度で消色するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のリライト型ポイントカード。
  10. 【請求項10】 前記可逆性感熱記録層のポイント数を
    取引回数または取引額に応じてポイントを算出し、前記
    第1の加熱温度で発色せしめ、また使用ポイント数に応
    じて前記第2の加熱温度で消色するようにしたことを特
    徴とする請求項2に記載のリライト型ポイントカード。
  11. 【請求項11】 前記磁気記録層にカード保有者にかか
    るIDデータを付加記録してなることを特徴とする請求
    項2に記載のリライト型ポイントカード。リライト型ポ
    イントカード。
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