JP2514128B2 - プリペイドカ―ド及びその印字方法 - Google Patents

プリペイドカ―ド及びその印字方法

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JP2514128B2
JP2514128B2 JP3225253A JP22525391A JP2514128B2 JP 2514128 B2 JP2514128 B2 JP 2514128B2 JP 3225253 A JP3225253 A JP 3225253A JP 22525391 A JP22525391 A JP 22525391A JP 2514128 B2 JP2514128 B2 JP 2514128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一枚のカードを用い、
カードの残額などの使用歴に関する情報の印字と、サー
ビススタンプの印字とを可能にしたプリペイドカード
と、そのプリペイドカードに対する印字方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、貨幣を支払う代わりに、プリペイ
ドカードを提示することによって、物品等の購入を可能
としたプリペイドカードシステムが開発されている。こ
のプリペイドカードは、特定の商店街や社員食堂、もし
くは全国チェーン店などにおいて積極的に利用され始め
ている。この場合、プリペイドカードは、紙やプラスチ
ック製のカードに、磁気記録部が全面的に塗布された
り、もしくはストライプ状の磁気記録部が部分的に設け
られた構成となっており、この磁気記録部に残額や取引
回数に関する情報が所定のフォーマットで磁気記録され
ている。例えば、1万円で購入したプリペイドカードに
は、購入当初、残額として1万円が磁気記録されてお
り、このプリペイドカードを提示して5千円の商品を購
入したとすると、店側では、ECR(電子式キャッシュ
レジスタ)等に接続されたプリペイドカード端末装置
に、客の提示したプリペイドカードを挿入し、そのプリ
ペイドカードに磁気記録さている残額を5千円に書き換
える。そして、プリペイドカードの使用歴表示欄には、
利用の度に、プリペイドカード端末装置によって、利用
金額を減額した後の残額等が順次印字されるようになっ
ている。これにより利用者は現在のプリペイドカードの
金銭的価値である残額を知り得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
リペイドカードを利用したシステムにおいては、カード
の利用回数あるいは利用金額に応じた顧客に対するサー
ビスを提供するため、カードの利用回数や利用金額に応
じて、サービススタンプを付与する場合がある。従来の
プリペイドカードを利用したシステムでは、プリペイド
カードとは別に、サービススタンプ押印用のカードを顧
客に供給し、このスタンプ用カードに店員が利用金額な
どに応じてスタンプを押印するようにしている。
【0004】ところが、このようなシステムでは、店員
がスタンプを押印する作業を必要とし、その作業が煩雑
であると共に、押印されたスタンプの集計作業も煩雑で
あると言う不都合を有する。また、利用者である顧客に
とっては、プリペイドカード以外にスタンプ用カードを
店員に提示する必要があり、使い勝手が悪いと共に、ス
タンプ用カードを忘れた場合の取扱が煩雑になると言う
不都合を有している。
【0005】このような不都合を解消するために、プリ
ペイドカードの表面に単にサービススタンプ欄を設ける
ことも考えられる。しかしながら、プリペイドカードの
大きさは規格で決められており、プリペイドカードの表
面には、顧客の氏名や会員番号等の固定された情報を表
示する欄と使用歴に関する表示欄とを設ける必要があ
り、サービススタンプ欄を設けるスペースを大きくとる
ことはできないという問題点を有している。サービスス
タンプ欄に十分なスタンプ印を印字することができない
と、カードの残額が残っているにもかかわらず、サービ
ススタンプ欄の印字が満杯になり、カードを交換する等
の何らかの手当が必要となり、そのための手続が煩雑に
なるおそれがある。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされ、
プリペイドカード一枚で、カードの使用歴の管理やサー
ビススタンプの押印数の管理等を行うことが可能であ
り、プリペイドカードの利用時に別途サービススタンプ
の提示が不用であり、しかも一枚のカードで十分なサー
ビススタンプの印字が可能な使い勝手に優れた多目的の
プリペイドカード及びその印字方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリペイドカードでは、一方の表面に、識
別情報と、使用歴情報と、サービス情報とが、それぞれ
視覚的に印字される識別情報表示欄と、使用歴表示欄
と、サービススタンプ欄とが設けてあり、このサービス
スタンプ欄には、一巡目の第1スタンプ印が印字された
後に、この第1スタンプ印の余白部分に二順目の第2ス
タンプ印が重ねて印字されている。また、本発明のプリ
ペイドカードの印字方法では、新プリペイドカードの発
行に際しては、顧客の氏名などの識別情報を、識別情報
表示欄に印字し、取引時には、取引に応じて順次更新さ
れる残額および利用回数等に関する使用歴情報を、使用
歴表示欄に印字すると共に、使用回数や使用金額等に応
じて付与される顧客毎のサービス情報をサービススタン
プ欄に印字し、このサービススタンプ欄に、一巡目の第
1スタンプ印が印字されて欄が満杯になった場合に、こ
の第1スタンプ印の余白部分に、2巡目の第2スタンプ
印を重ねて印字するようにしている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、プリペイドカードの一方
の表面に、識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サービ
ススタンプ欄とが形成してあるので、取引時に、カード
の残額などの使用歴情報を使用歴表示欄に印字すると共
に、その取引に応じたサービススタンプの印字をサービ
ススタンプ欄に印字することができる。このため、サー
ビススタンプを押印するためのサービスカードを利用者
が別途用意する必要はなくなり、カードの利用者及び店
員の負担を軽減することができる。また、サービススタ
ンプ欄への印字の際には、一巡目の第1スタンプ印によ
る印字によりスタンプ欄が満杯になったとしても、その
上から、2巡目の第2スタンプ印が印字されるので、ス
タンプ欄を2倍に活用することが可能になる。その結
果、一枚のカードで十分な数のサービススタンプの印字
が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て説明する。図1〜3は本発明の一実施例に係るプリペ
イドカードの正面図、図4は本実施例のプリペイドカー
ドが用いられるシステムの全体概略図、図5は同プリペ
イドカードを印字処理するための端末装置の回路構成を
示すブロック図、図6〜8は同端末装置の処理内容を示
すフローチャート図である。
【0010】本実施例のプリペイドカードは、紙もしく
はプラスチック等で構成され、カードの全面または一部
に磁気記録部が形成してある。この磁気記録部には、少
なくとも取引に応じて順次更新される残額および利用回
数に関する情報が磁気記録されるようになっている。図
1に示すように、磁気記録部が形成してあるカード4の
裏面には、識別情報表示欄8と、使用歴表示欄10と、
サービススタンプ欄12とが表示してある。
【0011】識別情報表示欄8には、顧客の氏名、発行
金額、会員番号、カード番号、発行店名、発行日、有効
期限等の固定された情報が表示される。また、使用歴表
示欄10には、カードの利用店名、利用日付、利用可能
残額などの使用歴に関する情報が表示可能になってい
る。また、サービススタンプ欄12には、カードの利用
金額などに応じたサービス情報が表示されるようになっ
ている。これらの情報は、磁気記録部にも記録できるよ
うになっている。このプリペイドカード4を使用し、使
用歴表示欄10への表示がなされたプリペイドカード4
を、図2,3に示す。
【0012】このようなプリペイドカード4は、図4に
示すように、プリペイドカード端末装置2のスロット6
内に装着されるようになっている。端末装置2は、店頭
に置かれて、プリペイドカード4で商品などを購入する
ための装置である。この端末装置2には、取引金額等を
表示するためのLCD(液晶表示装置)14と、取引金
額等を入力するためのキーパッド16とが装着してあ
る。また、この装置2には、メモリカード18を挿入す
るためのスロット20が装着してある。メモリカード1
8の用途としては、特に限定されないが、例えば、各顧
客毎の使用歴データを保存ないしは更新するための使用
歴メモリカード、新プリペイドカードを発行するために
用いる発行用メモリカード、あるいは各商品あるいは顧
客などに応じた商品の割引率等が記憶してあるパラメー
タ用メモリカードとして用いる。
【0013】このようなメモリカード18は、ホストコ
ンピュータ22に接続してあるメモリカード用リード・
ライタ24に差し込まれ、ここからカード内容が読み取
られ、ホストコンピュータ22によって、カード18内
に記憶してある情報を集中処理するようになっている。
【0014】本実施例では、プリペイドカード端末装置
2には、未だ金銭的価値を有しないオフバリューカード
が数百枚収納されており、このオフバリューカードに所
定の印字を行い、各種磁気情報を書き込むことによっ
て、プリペイドカード4として発行する機能も有してい
る。
【0015】次に、端末装置2の内部回路構成につい
て、図5を参照して説明する。図5に示すように、各種
演算や各部の制御を行うCPU(中央処理装置)26に
は、バス29を介して、ROM27、RAM28、メモ
リカードインターフェース30、読み取り回路31、書
込回路33、印字装置34、カード搬送装置35、RS
232Cインタフェイス36、LCDドライバ37、キ
ーパッド16が接続してある。ROM27は、CPU2
6において演算されるプログラム等を格納しておくリー
ドオンリメモリであり、RAM28は、上記プログラム
が処理される過程で各種データが一時的に格納されるラ
ンダムアクセスメモリである。
【0016】メモリカードインタフェイス30は、メモ
リカード18との間で顧客情報等の各種データの授受を
行うようになっており、図4に示すメモリカード用スロ
ット20内に設置してある。読取回路31は、プリペイ
ドカード4の磁気記録部から読み取りヘッド32を介し
て読み取られた情報をディジタルデータに変換してCP
U26へ供給する。また、書込回路33は、キーパッド
16、メモリカードインタフェイス30またはRS23
2Cインタフェイス36等を通じて入力される各種の顧
客情報を、書き込みヘッド38を介してプリペイドカー
ド4の磁気記録部に書き込むようになっている。
【0017】印字装置34は、プリペイドカード4に対
し、所定の情報を印字するための装置であり、読み取り
ヘッド32及び書き込みヘッド34と共に、図4に示す
プリペイドカード用スロット6内に装着してある。印字
装置34としては、例えばサーマルヘッドプリンタ等の
ように、一度印字された文字や図形等が消えることのな
い不可逆性の印字装置等が用いられる。
【0018】カード搬送装置35は、プリペイドカード
4を図4に示すスロット6内の所定位置にセットすると
共に、所定の処理が行われたカード4をスロットから排
出させるための装置である。また、このカード搬送装置
35は、新プリペイドカードを発行する際に、端末装置
2内に内蔵してあるオフバリューカードをスロット6内
にセットする作用も有する。
【0019】RS232Cインタフェイス36は、図4
に示すホストコンピュータ22もしくは店頭に設置され
るECR(電子式キャッシュレジスタ)42との間でオ
ンライン式に各種データの授受を行うようになってい
る。本実施例では、メモリカードインタフェイス30に
挿入されるメモリカード18を介してオフライン式に、
ホストコンピュータ22、ECR42または他の端末装
置2と顧客情報などの情報のやり取りをするので、RS
232Cインタフェイス36は、必ずしも必要ではない
が、メモリカードインタフェイス30と併用するように
してある。場合によっては、メモリカードインタフェイ
ス30またはRS232Cインタフェイス36のいずれ
か一方のみを設けるようにしても良い。なお、通信手段
としては、RS232Cに限定されず、その他の通信手
段を用いることが可能である。
【0020】LCDドライバ37はCPU26の表示指
令に応じて、LCD14を駆動する回路である。LCD
14には、キーパッド16から入力された情報や、読み
取り回路で読み取られたプリペイドカード4の磁気記録
部に記録してある情報等が表示されるようになってい
る。キーパッド16からは、取引金額、顧客情報、新プ
リペイドカード発行用の操作指令情報等が入力されるよ
うになっている。
【0021】このような端末装置2は、図4に示すよう
に、店頭に置かれ、ホストコンピュータ22、ECR4
2または他の端末装置2とオンライン式あるいはメモリ
カード18を通じてオフライン式に情報の通信が可能に
なっており、情報の管理はホストコンピュータ22で一
括して行われるようになっている。
【0022】次に、プリペイドカード端末装置2を用い
て本実施例のプリペイドカード4を処理する場合の作用
について説明する。図6に示すように、ステップ70で
制御がスタートすると、ステップ71へ行き、新プリペ
イドカードの発行処理であるか否かを判別する。新プリ
ペイドカードの発行処理でない場合には、通常の取引と
考えられるので、ステップ72で、スロット6にプリペ
イドカード4がセットされているか否かを判別する。セ
ットされていない場合には、ステップ71へ戻る。カー
ドがセットされていると判断した場合には、カードに磁
気記録してあるデータを読み取り、ステップ73へ行
き、現在の残額から取引金額を減算し、取引後の残額を
演算する減算処理を行う。取引金額の入力は、端末装置
2のキーパッド16で行うが、キーパッドを用いること
なく、バーコード読み取り装置により行うようにしても
よい。
【0023】次に、ステップ74では、前述した使用歴
表示欄10に印字すべきデータをセットする。また、ス
テップ75では、サービススタンプ欄12に印字すべき
データの処理を行う。ステップ75における処理内容を
図7に示す。
【0024】図7に示すように、まず、ステップ82に
おいて、取引後のスタンプの合計nが、一巡目における
スタンプ欄が満杯になる所定値N1 以上であるか否かを
判別する。所定値N1 以下である場合には、ステップ8
3へ行く。ステップ83では、取引額や取引数に応じ
て、第1スタンプ印を印字すべき個数分セットする。本
実施例では、第1スタンプ印は、図2,3に示すよう
に、丸印90である。また、後述する第2スタンプ印
は、図2,3に示すように、星印92である。本発明で
は、これらのスタンプ印の形状は特に限定されず、第1
スタンプ印が星印92であり、第2スタンプ印が丸印で
あっても良い。本発明では、これらのスタンプ印を重ね
て印字することにより、一巡目の印字か二巡目の印字か
を区別できる態様となるように、スタンプ印の形状が選
択される。
【0025】ステップ83の次には、図6に示すステッ
プ78へ行き、第1スタンプ印の印字がなされるととも
に、使用歴表示欄10への印字がなされる。図7に示す
ステップ82において、nがN1 以上と判断されれば、
ステップ84へ行く。ステップ84では、取引後のスタ
ンプ計nが、N2 以下であるか否かを判別する。N2
は、二巡目の第2スタンプ印の印字により、サービスス
タンプ欄12が満杯になるスタンプの数を示している。
nがそれ以下であれば、二巡目の第2スタンプ印の印字
が可能なので、ステップ85へ行き、第2ステップ印を
取引額などに応じた個数分だけセットする。
【0026】その後、図6に示すステップ78へ行き、
第2スタンプ印の印字が、第1スタンプ印の印字の余白
部分に重ねてなされる。また、使用歴表示欄10への印
字もなされる。その状態を図2,3に示す。
【0027】ステップ84において、nがN2 より大き
いと判断されれば、第2スタンプ印の印字が不可能であ
るので、ステップ86へ行き、新プリペイドカードの発
行処理を行い、その新プリペイドカードに引き続いてサ
ービススタンプの印字を行う。その新プリペイドカード
には、一巡目の第1スタンプ印の印字がなされる。新プ
リペイドカードの発行処理に際しては、旧カードとの関
係が問題となるので、後述する図8に示す処理と同様
に、プリペイドカードの使用歴表示欄10の印字欄が満
杯になった場合と同様な処理が行われることが望まし
い。
【0028】図6に示すステップ78においては、前述
したように、ステップ74,75でセットされたデータ
を、それぞれ使用歴表示欄10及びサービススタンプ欄
12に印字する。それと共に、ステップ79において、
印字されたデータをカードの磁気記録部に磁気記録す
る。次に、ステップ80において、プリペイドカード4
を排出し、ステップ81で制御が終了する。
【0029】図6に示すステップ71において、新規プ
リペイドカードの発行と判断した場合には、端末装置2
内に収容してあるオフバリューカードを引出し、スロッ
ト6内に自動的にセットする。次に、ステップ77で
は、上述した識別情報表示欄8に印字すべきデータをセ
ットする。このデータは、端末装置2のキーパッド16
から打ち込むようにしても良いが、好ましくは、図4に
示すホストコンピュータ22とメモリカード用リード・
ライタ24とを用い、発行用メモリカード18に、顧客
データを記録しておき、そのメモリカード18を端末装
置2のスロット20に差し込み、その情報を端末装置2
が読み取り、顧客番号と発行金額とをキーパッド16か
ら入力した場合に、自動的にデータのセットが完了する
ようにする。または、端末装置2とホストコンピュータ
22とをオンライン式に接続し、顧客番号と発行金額と
をキーパッド16から入力した場合に、自動的にデータ
のセットが完了するようにしても良い。
【0030】次に、ステップ78では、セットされた識
別情報のデータを、識別情報表示欄8に印字する。それ
と共に、ステップ79において、カードの磁気記録部
に、識別情報のデータを磁気記録する。これにより新プ
リペイドカードの発行処理動作が完了するので、ステッ
プ80において、カード4をスロット6から排出し、ス
テップ81で制御が終了する。
【0031】本実施例では、プリペイドカード4の一方
の表面に、識別情報表示欄8と、使用歴表示欄10と、
サービススタンプ欄12とが形成してあるので、取引時
に、カードの残額などの使用歴情報を使用歴表示欄に印
字すると共に、その取引に応じたサービススタンプの印
字をサービススタンプ欄に印字することができる。この
ため、サービススタンプを押印するためのサービスカー
ドを利用者が別途用意する必要はなくなり、カードの利
用者及び店員の負担を軽減することができる。
【0032】また、サービススタンプ欄12への印字の
際には、一巡目の第1スタンプ印による印字によりスタ
ンプ欄が満杯になったとしても、その上から、2巡目の
第2スタンプ印が印字されるので、スタンプ欄を2倍に
活用することが可能になる。その結果、一枚のカード4
で十分な数のサービススタンプの印字が可能になる。
【0033】なお、図3に示すように、プリペイドカー
ド4の使用歴表示欄10が満杯になっているにもかかわ
らず、カードで使用できる残額が残っている場合には、
図8に示すようなフローチャートで、処理がなされる。
【0034】すなわち、ステップ50で制御が開始し、
ステップ51において、プリペイドカード4の磁気記録
部から、顧客情報及び残額情報などを読み出す。ステッ
プ53では、プリペイドカードの残金と取引金額とを比
較し、残金により商品の購入が可能か否かを判別し、不
可能であればステップ57へ行き、カードを排出し、ス
テップ58において制御を終了する。可能であれば、ス
テップ54へ行き、現在の残額から取引金額を減算し、
取引後の残額を演算する。次にステップ55では、現在
のプリペイドカードにおける使用回数が所定値Nmax以
上であるかを調べる。所定値に満たない場合には、図1
〜3に示すプリペイドカード4の使用歴表示欄10の余
白印字欄があることを示しているので、その場合には、
ステップ56へ行く。ステップ56では、図5に示す書
き込み回路33により、プリペイドカードの磁気記録部
に、商品の購入を行った後の残額情報を含む使用歴情報
を書き込む。それと同時に、印字装置34により、図1
〜3に示す使用歴欄10に、使用日、利用店及び残額な
どの使用歴情報を視覚化できるように印字する。その際
に、商品の購入額や利用回数などに応じたサービス情報
を、スタンプ欄12に印字する。スタンプ欄12への印
字に際しては、図7に示すような処理がなされる。
【0035】その後、ステップ57へ行き、プリペイド
カード4は、スロット6からカード搬送装置35により
送り出され、ステップ58で制御が終了する。プリペイ
ドカード4に書き込まれた顧客毎の利用情報は、RS2
32C36を通じてオンライン式に、またはメモリカー
ド18を通じてオフライン式に、図4に示すホストコン
ピュータ22へ送られ、そこで管理される。
【0036】プリペイドカード4を多数回利用すると、
図3に示すように、使用歴欄10の印字欄が満杯にな
り、それ以上の印字が不可能になるが、残額が0になら
ない場合がある。そのような場合には、本実施例では、
ステップ55からステップ59,60へ行き、旧プリペ
イドカード4に代えて新プリペイドカードが発行され
る。
【0037】すなわち、ステップ59では、使用歴表示
欄が満杯になった旧プリペイドカードに対し、その旧プ
リペイドカードが使用不可能になるように、使用可能残
額を0となるように磁気記録部の情報を更新すると共
に、使用可能残額が0になっていることを表示する印字
を、図3に示すように、識別情報表示欄8の余白部分9
に対し行い、その旧カードを排出する。次にステップ6
0では、端末装置2内に貯えられているオフバリューカ
ードをスロット6内に送り込み、そのオフバリューカー
ドから新プリペイドカード4を作成する。その際に、新
プリペイドカードには、磁気記録部に各顧客毎の識別情
報等を記録すると共に、識別情報表示欄8に識別情報を
印字する。その際に、旧プリペイドカードの残金に相当
する金額が付加されて使用可能になるように、磁気記録
部に情報を記録すると共に、使用歴表示欄10に使用可
能な残額表示の印字を行う。
【0038】その新プリペイドカードは、ステップ57
において、スロット6から排出され、次にステップ57
において制御が終了する。このような制御は、前述した
ように、サービススタンプ欄12への二巡目の印字も満
杯になった場合にも同様にして適用することができる。
【0039】このような端末装置2を用いたプリペイド
カードの発行方法では、旧プリペイドカードに代えて新
プリペイドカードを発行する際に、旧プリペイドカード
には、使用可能残額が0である旨が明確に表示されるた
め、利用者が旧カードを使用可能と誤認することがなく
なる。しかも、新プリペイドカードには、旧プリペイド
カードの残額が加算されているので、換金する手間など
が不用であり、利用者および装置の操作者にとって便利
である。
【0040】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とが可能である。例えば、本発明のプリペイドカードに
は、識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サービススタ
ンプ欄とがあれば良く、これらの配列順序などは問わな
い。
【0041】また、上述した実施例では、プリペイドカ
ード4における使用歴表示欄10の印字欄が満杯になっ
た場合に、旧プリペイドカードに代えて新プリペイドカ
ードを発行させるようにしたが、印字欄が満杯にならな
くとも、残額が少なくなった場合に、加算金額をプラス
したプリペイドカード4を、上述した実施例と同様にし
て発行することも可能である。この実施例の場合には、
図8に示すステップ55に代えて、あるいはステップ5
5と共に、取引後のプリペイドカードの残額が所定金額
以下であるか否かを判別するステップを付加し、所定金
額以下である場合には、新プリペイドカードを発行する
ように構成すればよい。また、このようなステップを設
けることなく、顧客からの要求に応じ、旧プリペイドカ
ードの残額を加算した新プリペイドカードの発行を可能
にしてもよい。その場合には、図4に示すキーパッド1
6から、その指示信号を入力する必要がある。
【0042】また、上述した端末装置2を用いて、全く
新たな新プリペイドカードを発行させる際には、例えば
図4に示すホストコンピュータ22とそれに接続してあ
るプリペイドカード端末装置2aとにより、発行金額以
外の識別情報が記憶及び印字してある中間カード4aを
発行し、その中間カード4aを端末装置2のスロット6
に差し込み、発行金額をキーパッド16から入力すれ
ば、完成した新プリペイドカードが発行されるように構
成する用にしても良い。
【0043】さらに、本発明の印字方法を実現するため
のプリペイドカードの端末装置は、上述した端末装置2
に限定されず、種々に改変することが可能である。例え
ば、図4に示すように、ECR42に接続してあるプリ
ペイドカード端末装置2bで本発明の印字方法を実現す
るようにしても良い。この端末装置2bは、ECR42
に接続してあることから、前記端末装置2が有するキー
パッド16及びLCD14が不用となる。ECR42自
体が、これらの機能を有するからである。端末装置2b
におけるその他の構成は、端末装置2と同様である。さ
らにまた、本発明の印字方法は、ホストコンピュータ2
2と、それに接続してある端末装置2aとでも実現する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリペイドカードの一方の表面に、識別情報表示欄と、
使用歴表示欄と、サービススタンプ欄とが形成してある
ので、取引時に、カードの残額などの使用歴情報を使用
歴表示欄に印字すると共に、その取引に応じたサービス
スタンプの印字をサービススタンプ欄に印字することが
できる。このため、サービススタンプを押印するための
サービスカードを利用者が別途用意する必要はなくな
り、カードの利用者及び店員の負担を軽減することがで
きる。
【0045】また、サービススタンプ欄への印字の際に
は、一巡目の第1スタンプ印による印字によりスタンプ
欄が満杯になったとしても、その上から、2巡目の第2
スタンプ印が印字されるので、スタンプ欄を2倍に活用
することが可能になる。その結果、一枚のカードで十分
な数のサービススタンプの印字が可能になると共に、サ
ービススタンプ欄を小さくすることが可能になり、他の
印字欄の領域を大きくすることが可能になる。したがっ
て、プリペイドカードの使い勝手が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図4】本実施例のプリペイドカードが用いられるシス
テムの全体概略図である。
【図5】同プリペイドカードを印字処理するための端末
装置の回路構成を示すブロック図である。
【図6】同端末装置の処理内容を示すフローチャート図
である。
【図7】同端末装置の処理内容を示すフローチャート図
である。
【図8】同端末装置の処理内容を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
2,2a,2b プリペイドカード端末装置 4 プリペイドカード 6 スロット 8 識別情報表示欄 10 使用歴表示欄 12 サービススタンプ欄 31 読み取り回路 33 書込回路 34 印字装置 26 CPU 90 丸印(第1スタンプ印) 92 星印(第2スタンプ印)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の氏名などの識別情報と、取引に応
    じて順次更新される残額および利用回数等に関する使用
    歴情報と、使用回数や使用金額等に応じて付与される顧
    客毎のサービス情報とが磁気記録される磁気記録部を有
    するプリペイドカードであって、 このプリペイドカードの一方の表面に、前記識別情報
    と、使用歴情報と、サービス情報とが、それぞれ視覚的
    に印字される識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サー
    ビススタンプ欄とが設けてあり、前記サービススタンプ
    欄には、一巡目の第1スタンプ印と、この第1スタンプ
    印の余白部分に印字可能な形状の二巡目の第2スタンプ
    印とがそれぞれ印字されていることを特徴とするプリペ
    イドカード。
  2. 【請求項2】 一方の表面に、識別情報表示欄と、使用
    歴表示欄と、サービススタンプ欄とが設けてあるプリペ
    イドカードに対する印字方法であって、 新プリペイドカードの発行に際しては、顧客の氏名など
    の識別情報を、識別情報表示欄に印字し、取引時には、
    取引に応じて順次更新される残額および利用回数等に関
    する使用歴情報を、使用歴表示欄に印字すると共に、使
    用回数や使用金額等に応じて付与される顧客毎のサービ
    ス情報をサービススタンプ欄に印字し、このサービスス
    タンプ欄に、一巡目の第1スタンプ印が印字されて欄が
    満杯になった場合に、この第1スタンプ印の余白部分
    に、2巡目の第2スタンプ印を重ねて印字することを特
    徴とするプリペイドカードの印字方法。
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