JP3270249B2 - 定期券処理装置 - Google Patents

定期券処理装置

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JP3270249B2
JP3270249B2 JP18822294A JP18822294A JP3270249B2 JP 3270249 B2 JP3270249 B2 JP 3270249B2 JP 18822294 A JP18822294 A JP 18822294A JP 18822294 A JP18822294 A JP 18822294A JP 3270249 B2 JP3270249 B2 JP 3270249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電車などの
交通機関において、旧定期券を受入れてその情報を読取
り、この読取った情報に基づき新定期券を発行する定期
券処理装置に係り、特に、旧定期券の通用期間内に利用
会社線のストライキや事故などによる運休日があった場
合、それを自動的に判断して新定期券発行時にその運休
日分の通用期間の延長処理、あるいは払戻し処理を自動
的に行なうことができる定期券処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定期券発行装置において、継続定
期券、すなわち、旧定期券(古い定期券で、以降、旧券
と略称する)の情報に基づき新定期券(新しい定期券
で、以降、新券と略称する)を発行する際、旧券の通用
期間内に例えばストライキがあったか否かを係員が判断
していた。
【0003】そして、旧券の通用期間内にストライキが
あった場合、通用期間をストライキの日数分延長して発
行するスト延長発行処理、あるいは、ストライキ日数分
の料金を払戻すスト払戻し処理が行なわれるが、その場
合、その都度、係員が定期券の利用会社線別にストライ
キの日数を入力することにより行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の定期券発行装置では、係員がストライキの実施会社、
ストライキが行なわれた日付、ストライキの日数などを
覚えておく必要があり、そのため係員の発行ミスなどが
発生し易く、万が一、対応を忘れると、お客はスト延長
発行処理またはスト払戻し処理の対応が受けられない。
【0005】また、係員はスト延長発行処理またはスト
払戻し処理時にストライキの実施会社とストライキの日
数を入力する必要がある。さらに、係員は払戻し対応
時、新券の発行とスト払戻し処理の2つの業務を実施す
る必要がある。このため、係員の作業量が増加し、発行
処理に長時間を要する。
【0006】また、現在稼働中の利用者が操作する自動
定期券発行装置では、スト延長発行処理またはスト払戻
し処理の対応ができないため、旧券の通用期間内にスト
ライキがあった場合、利用者は係員が操作する定期券発
行装置で新券を購入する必要がある。そのため、係員窓
口が混雑し、利用者へのサービス低下を招く。
【0007】そこで、本発明は、旧定期券の通用期間内
に利用会社線のストライキや事故などによる運休日があ
った場合、それを自動的に判断して新定期券発行時にそ
の運休日分の通用期間の延長処理、払戻し処理、あるい
は、一部払戻し延長処理を自動的に行なうことができる
定期券処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の定期券処理装置
は、旧定期券を受入れてその情報を読取り、この読取っ
た情報に基づき新定期券を発行する定期券処理装置にお
いて、あらかじめ定期券が利用される会社線の運休情報
を入力する入力手段と、この入力手段で入力された運休
情報を記憶する記憶手段と、旧定期券を受入れてその情
報を読取る読取手段と、この読取手段で読取った旧定期
券の情報と前記記憶手段に記憶された運休情報とを照合
することにより、旧定期券の通用期間内に利用会社線に
運休日があったか否かを判定する判定手段と、この判定
手段の判定結果に基づいて運休日があった利用会社線と
運休日数とを表示する表示手段とを具備している。
【0009】また、本発明の定期券処理装置は、旧定期
券を受入れてその情報を読取り、この読取った情報に基
づき新定期券を発行する定期券処理装置において、あら
かじめ定期券が利用される会社線の運休情報を入力する
入力手段と、この入力手段で入力された運休情報を記憶
する記憶手段と、旧定期券を受入れてその情報を読取る
読取手段と、この読取手段で読取った旧定期券の情報と
前記記憶手段に記憶された運休情報とを照合することに
より、旧定期券の通用期間内に利用会社線に運休日があ
ったか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定
結果に基づいて運休日があった利用会社線と運休日数と
を表示する表示手段と、前記判定手段の判定の結果、旧
定期券の通用期間内に利用会社線の運休日があった場
合、その運休日分の料金を算出して払戻す払戻し手段と
を具備している。
【0010】また、本発明の定期券処理装置は、旧定期
券を受入れてその情報を読取り、この読取った情報に基
づき新定期券を発行する定期券処理装置において、あら
かじめ定期券が利用される会社線の運休情報を入力する
入力手段と、この入力手段で入力された運休情報を記憶
する記憶手段と、旧定期券を受入れてその情報を読取る
読取手段と、この読取手段で読取った旧定期券の情報と
前記記憶手段に記憶された運休情報とを照合することに
より、旧定期券の通用期間内に利用会社線に運休日があ
ったか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定
結果に基づいて運休日があった利用会社線と運休日数と
を表示する表示手段と、前記判定手段の判定の結果、旧
定期券の通用期間内に利用会社線の運休日があった場
合、前記読取手段で読取った旧定期券の情報に対してそ
の運休日分の通用期間の延長処理を行なう処理手段とを
具備している。
【0011】さらに、本発明の定期券処理装置は、複数
の会社線にまたがって利用される旧定期券を受入れてそ
の情報を読取り、この読取った情報に基づき新定期券を
発行する定期券処理装置において、あらかじめ定期券が
利用される複数の会社線ごとにその運休情報を入力する
入力手段と、この入力手段で入力された会社線ごとの運
休情報を記憶する記憶手段と、旧定期券を受入れてその
情報を読取る読取手段と、この読取手段で読取った旧定
期券の情報と前記記憶手段に記憶された運休情報とを照
合することにより、旧定期券の通用期間内に利用会社線
に運休日があったか否かを利用会社線ごとに判定する判
定手段と、この判定手段の判定の結果、旧定期券の通用
期間内に利用会社線の運休日があった場合、その運休日
分の料金を算出して払戻す払戻し処理、前記読取手段で
読取った旧定期券の情報に対してその運休日分の通用期
間の延長処理を行なう延長処理、および、その運休日の
一部の運休日分の料金を算出して払戻すとともに、前記
読取手段で読取った旧定期券の情報に対してその運休日
の残りの運休日分の通用期間の延長処理を行なう一部払
戻し延長処理を選択的に行なう処理手段とを具備してい
る。
【0012】
【作用】あらかじめ定期券が利用される会社線の運休情
報を記憶しておき、旧定期券から読取った情報とこの記
憶された運休情報とを照合することにより、旧定期券の
通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを判定
し、この判定の結果、旧定期券の通用期間内に利用会社
線の運休日があった場合、その運休日分の料金を払戻す
払戻し処理、通用期間の延長処理、あるいは、その運休
日の一部の運休日分を払戻すとともに残りの運休日分を
通用期間の延長とする一部払戻し延長処理を行なうこと
により、旧定期券の通用期間内に利用会社線のストライ
キや事故などによる運休日があった場合、それを自動的
に判断して新定期券発行時にその運休日分の通用期間の
延長処理、払戻し処理、あるいは、その運休日分の一部
を払戻すとともに残りの運休日分を通用期間の延長とす
る一部払戻し延長処理を自動的に行なうことができる。
【0013】したがって、係員がストライキなどによる
運休の有無を覚える必要がなくなり、係員の発行ミスを
防止することができる。また、係員が会社別の運休日数
を入力する必要がなく、しかも、別に旧定期券の運休日
分の払戻し処理を行なう必要がなくなり、係員の作業量
が著しく軽減できる。
【0014】さらに、新定期券を発行せず、運休日分の
払戻しのみを希望するお客に対しても、係員は運休日数
の入力操作などが不要となり、日数の入力ミス防止や、
係員の勘違いにより該当しない運休日分の払戻し処理を
行なうことを防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例に係る定期券処理装置
の外観を概略的に示すものである。すなわち、装置本体
1上には、係員を識別するために係員ごとに配布されて
いる係員バッチが挿入される係員バッチ挿入口2、スタ
ート釦3およびスト延長釦4を有し、購入情報の一部が
入力される条件設定部5、複数の駅名ボタンが縦方向お
よび横方向に配列された第1の乗車区間設定部6、第2
の乗車区間設定部7、操作手順および入力情報などを表
示するCRT表示部8、発行日付を表示する発行日付表
示部9、購入客に利用料金を表示する客用表示器10、
購入客により購入情報が記入された購入申込用紙が挿入
される申込用紙挿入口11、申込用紙挿入口11に対応
して設けられ、申込用紙に記載された氏名を読取って定
期券用紙に転写する氏名転写部12、旧券(旧定期券)
が挿入される旧券挿入口13、旧券挿入口13に対応し
て設けられている旧券読取部14、発行された新券(新
定期券)が排出される定期券発行口15、定期券発行口
15に対応して設けられている定期券発行部16、およ
び、売上データなどをジャーナル用紙に印字するジャー
ナルプリンタ17などがそれぞれ設けられている。
【0016】装置本体1の側部で、ジャーナルプリンタ
17の下方部位には、定期券発行に関する種々の情報、
たとえば、売上データ、運賃データ、発行記録データ、
および、後で詳細を説明するストライキに関する情報
(以後、単にスト情報と略称する)などが記憶される記
憶手段としての磁気ディスク記憶装置18が設けられて
いる。
【0017】定期券発行部16は、定期券用紙に定期券
として必要な券面情報を印刷するとともに、裏面に形成
された磁気記録部に磁気情報(利用会社線を示す会社情
報、通用期間、その他定期券として必要な情報)を記録
することにより、新規な定期券(新券)として定期券発
行口15から排出するものであり、図示しないが、搬送
路と、この搬送路上に定期券用紙を収納した定期券ホッ
パ、印刷部、磁気書込み/読出し部などが順次設けられ
て構成されている。
【0018】図2は、上記のように構成された定期券処
理装置の制御系統を概略的に示すものである。すなわ
ち、全体的な制御を司るCPU(セントラル・プロセッ
シング・ユニット)19には、制御プログラムや印刷用
の文字パターン、および、スト情報などが記憶される記
憶手段としてのメモリ(たとえば、RAM)20、係員
バッチ挿入口2に対応して設けられている係員バッチ判
定部21、通信回線を介してホスト装置とオンライン交
信を行なう通信制御部22、前記条件設定部5、第1,
第2の乗車区間設定部6,7、表示部8、発行日付表示
部9、客用表示器10、氏名転写部12、旧券読取部1
4、定期券発行部16、ジャーナルプリンタ17、およ
び、磁気ディスク記憶装置18がそれぞれバス23を介
して接続されている。
【0019】次に、このような構成において動作を説明
する。まず、利用会社線の運休情報、すなわち、本実施
例ではスト情報の登録動作について、図3に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0020】係員バッジ挿入口2にスト情報登録バッジ
を挿入することにより(S1)、スト情報登録モードと
なり、表示部8にスト情報登録画面が表示され、本装置
で発行可能な定期券の対応会社名の一覧表が表示される
(S2)。ここで、係員は、ストライキ(以後、単にス
トと略称する)が行なわれた、たとえばA社にカーソル
を選択し、確定することによりストが行なわれた会社指
定が行なわれ(S4)、表示画面がスト期間の入力画面
となる(S5)。
【0021】ここで、係員は、条件設定部5内のテンキ
ーにより、たとえば、スト開始日の93年4月10日と
スト終了日の93年4月11日を入力することにより
(S6)、1つの入力操作が終了し、再び初期画面の会
社名一覧表の表示に戻る。ここで、次のストが行なわれ
た、たとえばC社を選択し、同様のスト開始日、スト終
了日を入力する。
【0022】このようにして、会社ごとに入力された各
スト情報は、たとえば、図4に示すようなフォーマット
でメモリ20に一時記憶される。そして、ステップS3
において、スト情報の入力が終了すると、スト情報登録
バッジを引き抜くことにより(S7)、メモリ20に一
時記憶されたスト情報の内容は、磁気ディスク記憶装置
18に転送されて記憶される。
【0023】以上でスト情報の登録動作が終了する。な
お、このスト情報の登録動作は、上述したようなマニュ
アル入力だけでなく、フロッピーディスクやオンライン
による入力方法、または、オンラインによるセンタヘの
問い合せで行なうようにしてもよい。
【0024】次に、定期券の継続発行処理について、図
5および図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。この場合、たとえば、図7および図8に示すA〜D
のケース別の旧券の内容およびスト情報登録内容を参照
しながら具体的に説明する。
【0025】(1)ケースAの場合 旧券を旧券挿入口13に挿入することにより(S1
1)、旧券読取部14に旧券が取込まれ、旧券の裏面に
形成された磁気記録部の磁気情報(会社情報、通用期間
など)が磁気ヘッド(図示しない)で読取られ、メモリ
20に一時記憶される(S12)。次に、CPU19に
よって、既に磁気ディスク記憶装置18に記憶(登録)
されているスト情報と旧券から読取られた旧券情報内の
会社情報、通用期間(開始日、終了日)とが照合され
る。
【0026】この照合の結果、本ケースにおいては、図
7の内容から明らかなように、いずれの会社にもストが
ないので、ステップS13ではNOとなり、係員は新券
の条件変更(たとえば、通用期間を3箇月から6箇月に
するなど)がなければ、スタート釦3を押下することに
より(S14)、CPU19の制御に基づき定期券発行
部16が動作して、新券の発行処理が行なわれる(S1
5)。
【0027】(2)ケースBの場合 旧券情報とスト情報との照合の結果、図7の内容から明
らかなように、A社はスト有りで、かつ、旧券の通用期
間の開始日ないし終了日の中にスト日が入っており、日
数計算すると2日が該当することになる。したがって、
ステップS13ではYESとなって、表示部8に該当社
線とスト日数が表示される(S16)。そして、ステッ
プS17では、本ケースの場合、図7の内容から明らか
なように、利用会社線はA社のみで連絡定期券ではない
ためNOとなり、A社のスト日数2日で延長発行を行な
う否かの案内が表示部8に表示される(S18)。
【0028】ここで、係員は、お客に延長を行なうか否
かを確認する(S19)。お客への確認の結果、スト延
長を行なう場合、係員はスト延長釦4を押下することに
より(S20)、CPU19は旧券から読取った情報に
対して通用期間の終了日を2日延長する延長処理を行な
う(S21)。次に、係員がスタート釦3を押下するこ
とにより(S22)、CPU19の制御に基づき定期券
発行部16が動作して、スト延長された新券の発行処理
が行なわれる(S23)。
【0029】(3)ケースCの場合 旧券情報とスト情報との照合の結果、図8の内容から明
らかなように、A社、B社のうちA社のみがスト有り
で、かつ、旧券の通用期間の開始日ないし終了日の中に
スト日が入っており、日数計算すると2日が該当するこ
とになる。したがって、ステップS13ではYESとな
り、ステップS17でもYESとなるが、本ケースの場
合、B社はストなしのため、ステップS24ではNOと
なり、スト延長発行案内は行なわれず、A社スト2日払
戻しの案内が表示部8に表示される(S25)。
【0030】ここで、係員は、スタート釦3を押下する
ことにより(S26)、CPU19は、A社スト2日分
の払戻し計算を行なうとともに(S27)、定期券発行
部16を動作させて新券の発行処理を行なう(S2
8)。このとき、表示部8には、CPU19の制御に基
づき、新券の「発行金額」、「スト払戻金額」と実際に
係員が収受しなくてはならない収受金額(発行金額−ス
ト払戻金額)がそれぞれ表示される。
【0031】(4)ケースDの場合 旧券情報とスト情報との照合の結果、図8の内容から明
らかなように、A社、C社、D社ともにスト有りで、か
つ、旧券の通用期間の開始日ないし終了日の中にスト日
が入っており、日数計算するとA社およびC社は2日、
D社は1日が該当することになる。したがって、ステッ
プS13ではYESとなり、ステップS17でもYE
S、ステップS24でもYESとなり、ステップS29
では、A社およびC社が2日、D社が1日のためNOと
なり、各社のスト日数と共通最少日数1日のみスト延長
するか否かの案内が表示部8に表示される(S30)。
【0032】ここで、係員は、お客に延長を行なうか否
かを確認する(S31)。お客への確認の結果、スト延
長を行なう場合、係員はスト延長釦4を押下することに
より(S32)、CPU19は旧券から読取った情報に
対して最少日数分の終了日の延長処理、すなわち、この
場合は通用期間の終了日を1日延長する延長処理を行な
う(S33)。
【0033】次に、係員がスタート釦3を押下すること
により(S34)、CPU19は、共通延長日数オーバ
分の払戻し処理、すなわち、この場合はA社、C社の1
日分の払戻し計算を行なうとともに(S35)、定期券
発行部16を動作させて新券の発行処理を行なう(S3
6)。このとき、表示部8には、CPU19の制御に基
づき、新券の「発行金額」、「スト払戻金額」と実際に
係員が収受しなくてはならない収受金額(発行金額−ス
ト払戻金額)がそれぞれ表示される。
【0034】次に、継続発行を希望しない、スト分の払
戻し処理のみを行なう場合の動作について、図9に示す
フローチャートを参照して説明する。この場合、たとえ
ば、図7および図8に示すA,Dのケース別の旧券の内
容およびスト情報登録内容を参照しながら具体的に説明
する。
【0035】(1)ケースAの場合 係員は、条件設定部15内のスト払戻し釦(図示しな
い)を押下し(S41)、その後、旧券を旧券挿入口1
3に挿入することにより(S42)旧券読取部14に旧
券が取込まれ、旧券の磁気情報が読取られ、メモリ20
に一時記憶される(S43)。次に、CPU19によっ
て、既に磁気ディスク記憶装置18に記憶(登録)され
ているスト情報と旧券から読取られた旧券情報内の会社
情報、通用期間(開始日、終了日)とが照合される。
【0036】この照合の結果、本ケースにおいては、図
7の内容から明らかなように、いずれの会社にもストが
ないので、ステップS44ではNOとなり、表示部8に
本定期券はストが無く、払戻し処理が行なえないことを
表示する(S45)。ここで、係員が条件設定部15内
のリセット釦(図示しない)を押下することにより(S
46)、初期状態に戻って再操作が可能となる。したが
って、係員の勘違いによる誤払戻し処理を防止すること
ができる。
【0037】(2)ケースDの場合 旧券情報とスト情報の比較の結果、図8の内容から明ら
かなように、A社、C社、D社ともにスト有りで、か
つ、旧券の通用期間の開始日ないし終了日の中にスト日
が入っている。したがって、ステップS44ではYES
となり、日数計算すると、A社およびC社は2日、D社
は1日が該当することになるので、その該当社線とスト
日数が表示部8に表示される(S47)。
【0038】実際に払戻しを実行する場合は、ステップ
S48ではYESとなり、係員がスタート釦3を押下す
ることにより(S49)、CPU19は、払戻し処理を
実行する。すなわち、A社、C社の2日分およびD社の
1日分の各払戻し計算を行ない(S50)、その結果、
得られた払戻し金額を表示部8に表示するとともに(S
51)、その払戻し内容をジャーナルプリンタ17で印
字する(S52)。
【0039】なお、上記説明では、係員が操作する定期
券処理装置に適用した場合について説明したが、お客の
操作により定期券を自動的に発行(発売)する定期券処
理装置(自動定期券発売機)に対しても、前記実施例と
同様にスト情報を持たせた対策を施し、継続発行時にお
けるスト延長発行処理またはスト払戻し処理の選択をお
客が行なうことにより、たとえストが発生しても、自動
定期券発売機での対応が可能となるとともに、継続発行
を希望しないお客にはスト分のみの払戻し処理の実施が
可能となる。
【0040】このように、上記実施例によれば、あらか
じめ定期券が利用される会社線のスト情報を磁気ディス
ク記憶装置に記憶しておき、旧券から読取った情報とこ
の記憶されたスト情報とを照合することにより、旧券の
通用期間内にストがあったか否かを利用会社線別に判定
し、この判定の結果、旧券の通用期間内にストがあった
場合、そのスト日数分の料金を払戻す払戻し処理、通用
期間をスト日数分延長するスト延長処理、あるいは、そ
のスト日数の一部の日数分を払戻すとともに残りの日数
分を通用期間の延長とする一部払戻し延長処理を行なう
ことにより、旧券の通用期間内にストがあった場合、そ
れを自動的に判断して新券発行時にそのスト日数分の通
用期間の延長処理、そのスト日数分の払戻し処理、ある
いは、そのスト日数分の一部を払戻すとともに残りの日
数分を通用期間の延長とする一部払戻し延長処理を自動
的に行なうことができる。
【0041】したがって、係員がストの有無を覚える必
要がなくなり、係員の発行ミスを防止することができ
る。また、係員が会社別のスト日数を入力する必要がな
く、しかも、別に旧券のスト日数分の払戻し処理を行な
う必要がなくなり、係員の作業量が著しく軽減できる。
【0042】さらに、新券を発行せず、スト日数分の払
戻しのみを希望するお客に対しても、係員はスト日数の
入力操作などが不要となり、日数の入力ミス防止や、係
員の勘違いにより該当しないスト払戻し処理を行なうこ
とを防止することができる。
【0043】また、今後、増えていく自動定期券発売機
に対応させることにより、ストが発生しても、お客の操
作でいずれの対応も可能となり、係員窓口で対応しなく
てもよくなり、係員窓口の混雑緩和により、お客へのサ
ービス向上につながる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、旧
定期券の通用期間内に利用会社線のストライキや事故な
どによる運休日があった場合、それを自動的に判断して
新定期券発行時にその運休日分の通用期間の延長処理、
払戻し処理、あるいは、一部払戻し延長処理を自動的に
行なうことができる定期券処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る定期券処理装置の外観
を概略的に示す斜視図。
【図2】定期券処理装置の制御系統を概略的に示す構成
図。
【図3】スト情報の登録処理を説明するフローチャー
ト。
【図4】登録されたスト情報の一例を示す図。
【図5】定期券の継続発行処理を説明するフローチャー
ト。
【図6】定期券の継続発行処理を説明するフローチャー
ト。
【図7】旧券に記録された情報の内容およびスト情報の
登録内容を具体的に示す図。
【図8】旧券に記録された情報の内容およびスト情報の
登録内容を具体的に示す図。
【図9】スト分の払戻し処理を説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
3……スタート釦、4……スト延長釦、5……条件設定
部、6……第1の乗車区間設定部、7……第2の乗車区
間設定部、8……CRT表示部8、13……旧券挿入
口、14……旧券読取部、15……定期券発行口、16
……定期券発行部、18……磁気ディスク記憶装置、1
9……CPU、20……メモリ。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旧定期券を受入れてその情報を読取り、
    この読取った情報に基づき新定期券を発行する定期券処
    理装置において、 あらかじめ定期券が利用される会社線の運休情報を入力
    する入力手段と、 この入力手段で入力された運休情報を記憶する記憶手段
    と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づいて運休日があった利用
    会社線と運休日数とを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  2. 【請求項2】 旧定期券を受入れてその情報を読取り、
    この読取った情報に基づき新定期券を発行する定期券処
    理装置において、 あらかじめ定期券が利用される会社線の運休情報を入力
    する入力手段と、 この入力手段で入力された運休情報を記憶する記憶手段
    と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づいて運休日があった利用
    会社線と運休日数とを表示する表示手段と、 前記 判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線の運休日があった場合、その運休日分の料金を
    算出して払戻す払戻し手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  3. 【請求項3】 旧定期券を受入れてその情報を読取り、
    この読取った情報に基づき新定期券を発行する定期券処
    理装置において、 あらかじめ定期券が利用される会社線の運休情報を入力
    する入力手段と、 この入力手段で入力された運休情報を記憶する記憶手段
    と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づいて運休日があった利用
    会社線と運休日数とを表示する表示手段と、 前記 判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線の運休日があった場合、前記読取手段で読取っ
    た旧定期券の情報に対してその運休日分の通用期間の延
    長処理を行なう処理手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の会社線にまたがって利用される旧
    定期券を受入れてその情報を読取り、この読取った情報
    に基づき新定期券を発行する定期券処理装置において、 あらかじめ定期券が利用される複数の会社線ごとにその
    運休情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された会社線ごとの運休情報を記憶
    する記憶手段と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    利用会社線ごとに判定する判定手段と、 この判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線の運休日があった場合、その運休日分の料金を
    算出して払戻す払戻し処理、前記読取手段で読取った旧
    定期券の情報に対してその運休日分の通用期間の延長処
    理を行なう延長処理、および、その運休日の一部の運休
    日分の料金を算出して払戻すとともに、前記読取手段で
    読取った旧定期券の情報に対してその運休日の残りの運
    休日分の通用期間の延長処理を行なう一部払戻し延長処
    理を選択的に行なう処理手段と、を具備したことを特徴
    とする定期券処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記判定手段の判定結
    果に基づいて新定期券の利用可能な期間を前記運休日分
    だけ延長できる旨を案内表示することを特徴 とする請求
    項1記載の定期券処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記判定手段の判定結
    果に基づいて前記利用会社線の運休日分の払戻しを案内
    表示することを特徴とする請求項1記載の定期券処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記利用会社線ごとの
    運休日と前記利用会社線ごとの共通する最小日数分の延
    長処理を案内表示することを特徴とする請求項1記載の
    定期券処理装置。
  8. 【請求項8】 旧定期券を受入れてその情報を読取り、
    この読取った情報に基づき新定期券を発行する定期券処
    理装置において、 あらかじめ定期券が利用される会社線でストライキが発
    生した場合にストライキの発生した日付を入力する入力
    手段と、 この入力手段で入力された日付を記憶する記憶手段と、 旧定期券を受入れて旧定期券の会社線と旧定期券の通用
    期間とを読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された日付とを照合することにより、旧定期券の
    通用期間内に利用会社線にストライキがあったか否かを
    判定する判定手段と、 この判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線のストライキがあった場合、そのストライキに
    よる運休日分の料金を算出して払戻す払戻し手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の会社線にまたがって利用される旧
    定期券を受入れてその情報を読取り、この読取った情報
    に基づき新定期券を発行する定期券処理装置において、 あらかじめ定期券が利用される複数の会社線ごとにその
    運休情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された会社線ごとの運休情報を記憶
    する記憶手段と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報 とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    利用会社線ごとに判定する判定手段と、 この判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線の運休日があった場合、その運休日分の料金を
    算出して払戻す払戻し処理を行なう処理手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の会社線にまたがって利用される
    旧定期券を受入れてその情報を読取り、この読取った情
    報に基づき新定期券を発行する定期券処理装置におい
    て、 あらかじめ定期券が利用される複数の会社線ごとにその
    運休情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された会社線ごとの運休情報を記憶
    する記憶手段と、 旧定期券を受入れてその情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った旧定期券の情報と前記記憶手段
    に記憶された運休情報とを照合することにより、旧定期
    券の通用期間内に利用会社線に運休日があったか否かを
    利用会社線ごとに判定する判定手段と、 この判定手段の判定の結果、旧定期券の通用期間内に利
    用会社線の運休日があった場合、前記読取手段で読取っ
    た旧定期券の情報に対してその運休日分の通用期間の延
    長処理を行なう処理手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
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