JP2006221421A - ポイント管理システム - Google Patents

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Abstract


【課題】 互いに異なる業種に属する業者間で行われるポイント制に関するビジネスに運用され、一方の業種における取引に関する情報を、他方の業種において受付けるために発生する作業上の負担を軽減可能なポイント管理システムを提供する。
【解決手段】 本発明のポイント管理システム1は、第1業種の業者2の顧客4が第2業種の業者3と行った取引に関する取引情報の入力を受付ける受付端末6と、受付端末に通信ネットワーク7を介して接続され、取引情報に基づいて第1業種の業者によって顧客に発行されるポイントを管理する管理装置8とを含む。受付端末は、第2業種の業者によって発行され、取引情報を有する取引媒体10から、取引情報を読取るとともに、顧客を識別する顧客識別情報を有する顧客識別カード9から顧客識別情報を読取る。読取られた取引情報と顧客識別情報とは、通信手段36によって、管理装置に対し、通信ネットワークを介して送信される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、一方の業種において行われた取引に関する取引情報を、他方の業種において受付けるとともに、その取引情報に基づいて発行されるポイントを管理するポイント管理システムに関する。
互いに異なる業種に属する業者間で行われるポイント制に関するビジネスが存在する。このビジネスは、たとえば、デパートの会員である顧客がデパートとは異なる業種の業者であるタクシー会社のタクシーに乗車したときに生じたタクシー料金に応じて、デパートが、その顧客に対し、ポイントを発行するものである。顧客は、デパートによって発行されたポイントを、デパートにおける商品購入代金の割引、または景品の交換などに利用することができる。また、デパートによって発行されたポイントは、タクシー会社によって清算され、たとえば、タクシー会社が、デパートに対し、発行されたポイントに相当する額の金銭を支払う。
このビジネスは、デパートの顧客によるタクシー利用を促進させることができ、これは、タクシー会社にとって有益である。また、デパートにとっては、ポイント発行によって顧客の購買意欲を喚起することができるのみならず、タクシー会社によるポイントの清算によって、ポイント発行による減収を補填することができる点で有益である。以上のように、このビジネスは、互いに異なる業種に属する業者双方にとって有益な結果をもたらす。
このビジネスに適用される従来のポイント管理システムにおける流れは、次のとおりである。
まず、デパートの会員である顧客は、自らがデパートの会員であることを示すポイントカードを所持しており、タクシーに乗車したとき、そのポイントカードをタクシー乗務員に提示し、タクシー料金を支払う。タクシー乗務員は、ポイントカードを確認した後、予め準備するタクシーポイント券に、発行日付、タクシー会社名、およびタクシー乗務員名を筆記具で記入する。タクシー乗務員は、記入したタクシーポイント券を、顧客に手渡すとともに、タクシー料金が印字された領収書を手渡す。
次に、顧客は、デパートのカウンターにおいて、カウンター業務員に、領収書、タクシーポイント券およびポイントカードを、同時に提出する。カウンター業務員は、ポイントカードの会員番号、および領収書に表示されたタクシー料金などを目視により確認し、タクシー料金に基づいて、予め定める演算式に従って、発行すべきポイントを計算し、会員番号、タクシー料金および発行すべきポイントの値などを、カウンターに設置されたカウンター業務端末装置を用いて手入力する。手入力された会員番号等のデータは、通信ネットワークを介して、後方処理業務端末装置に伝送され、後方処理業務員は、伝送されたデータの内容を確認した後、後方処理業務端末装置を用いて、ポイントの発行処理を行う。その後、後方処理業務員は、タクシー会社によるポイント清算のために、タクシー料金等の取引データおよび発行したポイントをタクシー会社毎にそれぞれ分類、集計し、その分類および集計結果を表示する集計表を作成し、その集計表と、カウンターにおいて受領したタクシーポイント券および領収書とをタクシー会社に提出する。タクシー会社は、受領した集計表の内容を確認した後、集計表に記載されたポイントに応じた金額を、デパートに支払う。
前述のポイント制に関するビジネスを運用する場合においては、一方の業種において行われた取引に関する取引情報を、他方の業種において受付けるとともに、その取引情報に基づいて発行されるポイントを管理する作業が必要となる。
前述の従来のポイント管理システムでは、取引情報の受付時に、カウンター業務員が、ポイントカード、領収書およびタクシーポイント券に記載された内容を目視により確認するとともに、端末装置を用いて手入力していたので、作業が煩雑であるほか、誤入力のおそれがある。さらに、予め定められた受付期限間近になると、顧客による領収書等の提出が集中する結果、カウンター業務員の通常業務が滞ってしまうという問題がある。このような問題は、デパートとタクシー会社との間のみならず、あらゆる異なる業種間において生じ得る。
したがって、本発明の目的は、一方の業種における取引に関する取引情報を、他方の業種において受付けるために発生する作業上の負担を小さくすることができるポイント管理システムを提供することである。
本発明は、第1業種の業者の顧客が前記第1業種とは異なる第2業種の業者と行った取引に関する取引情報の入力を受付ける受付端末と、前記受付端末に通信ネットワークを介して接続され、前記取引情報に基づいて前記第1業種の業者によって前記顧客に対して発行されるポイントを管理する管理装置とを含み、
前記受付端末は、
前記第2業種の業者によって発行され、前記顧客が前記第2業種の業者と行った取引に関する取引情報を有する取引媒体から、前記取引情報を読取る第1読取り手段と、
前記顧客を識別する顧客識別情報を有する顧客識別カードから、前記顧客識別情報を読取る第2読取り手段と、
前記第1読取り手段によって読取られた前記取引情報と前記第2読取り手段によって読取られた前記顧客識別情報とを、前記管理装置に前記通信ネットワークを介して送信する通信手段とを含むことを特徴とするポイント管理システムである。
本発明は、前記管理装置は、
前記受付端末から前記通信ネットワークを介して受信した前記取引情報と前記顧客識別情報とを記憶する記憶手段を含むことを特徴とする。
本発明は、前記取引情報は、
第2業種の業者を識別する業者識別情報を含むことを特徴とする。
本発明は、前記取引媒体は、
取引金額情報を記録した取引媒体本体に、前記業者識別情報を記録したシールが貼着されることを特徴とする。
本発明は、前記取引媒体は、
取引金額情報と、前記業者識別情報とが印字されることを特徴とする。
本発明は、前記業者識別情報は、
2次元コードで表示されることを特徴とする。
本発明は、前記管理装置は、
前記記憶手段によって記憶された情報を、前記業者識別情報毎に抽出する収集手段をさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、受付端末は、第2業種における取引に関する取引情報と顧客識別情報とを読み取り、これらの情報を管理装置に送信することができる。これによって、取引情報および顧客識別情報を入力する作業およびこれらの情報を管理装置に送信する作業を、作業者を介在させずに自動化することができるので、第2業種における取引に関する取引情報を第1業種において受付けるために発生する作業上の負担を小さくすることができる。
また、本発明によれば、管理装置には、受付端末から通信ネットワークを介して受信した第2業種における取引に関する取引情報と顧客識別情報とを記憶することができる。これによって、取引情報を顧客識別情報毎に管理することが可能となるので、ポイントの発行作業を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、取引情報は、第2業種の業者を識別する業者識別情報を含む。これによって、取引情報を業者識別情報毎に管理することが可能となるので、第2業種の業者毎に行われるポイント清算作業を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、取引媒体は、取引金額情報を記録した取引媒体本体に、業者識別情報を記録したシールが貼着されて構成される。これによって、第2業種の業者側で業者識別情報を記録したシールを予め用意しておけば、取引金額を記録するための既存の装置、たとえば領収書を発行する装置に、業者識別情報を記録するための機能を新たに付加する必要がなく、その結果、設備コストを低く抑えることができる。さらに、取引金額情報と業者識別情報とが記録される取引媒体が一体化されるので、受付端末の読取り動作を単純化することが可能となる。
また、本発明によれば、取引媒体は、取引金額情報と、業者識別情報とが印字されて構成される。これによって、取引金額情報と業者識別情報とが取引媒体に一体的に記録されるので、受付端末の読取り動作を単純化することが可能となるとともに、取引媒体の構成を単純化することが可能となる。
また、本発明によれば、業者識別情報は、2次元コードで表示される。これによって、多量の情報を記録することが可能となるほか、情報の表示領域が汚損されても、情報を復元することができる。
また、本発明によれば、管理装置は、記憶手段によって記憶された情報を、業者識別情報毎に抽出することができる。これによって、取引情報等を第2業種の業者毎に収集する作業を省力化することができるので、第2業種の業者毎に行われるポイント清算作業の負担を小さくすることができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるポイント管理システム1の適用例を示す図である。なお、本実施の形態では、第1業種の業者であるデパート2と第2業種の業者であるタクシー会社3との間で行われるポイント制に関するビジネスに、本発明のポイント管理システム1を適用した場合として説明する。
デパート2とタクシー会社3とは、予め、ポイント制に関する契約を締結している。その契約の内容は、デパート2の顧客、すなわちデパート会員4が、タクシー会社3のタクシー5に乗車した際に発生したタクシー料金に基づいて、デパート2が、デパート会員4に対して、デパート2において利用可能なポイントを発行し、その一方で、タクシー会社3は、デパート2に対して、その発行されたポイントに相当する金額を支払う、というものである。デパート2と契約を締結しているタクシー会社3は、単数であっても複数であってもよい。
本発明の実施の一形態であるポイント管理システム1は、デパート2の構内に設置されており、デパート会員4がタクシー会社3と行った取引に関する取引情報の入力を受付ける受付端末6と、この受付端末6に通信ネットワーク7を介して接続され、前記取引情報に基づいてデパート2によってデパート会員4に対して発行されるポイントを管理する管理装置8とから構成される。
以下、図1を参照して、本発明のポイント管理システム1が適用される適用例について説明する。デパート会員4は、自らを会員であることを示すポイントカード9を予め所有している。このポイントカード9は、そのデパート会員4の会員番号を記録した磁気テープを備える合成樹脂製のカードである。ここで、会員番号は、デパート会員4毎に予め与えられる異なる番号であり、これによってデパート会員4を識別することができる。会員番号はまた、ポイントカード9の表面に表示されており、これによって会員番号を目視により確認することができる。
まず、デパート会員4は、タクシー会社3のタクシー5に乗車し、タクシー料金を支払う際、ポイントカード9をタクシー乗務員に提示する。タクシー乗務員は、提示されたポイントカード9を目視により確認した後、タクシー料金が印字された領収書10に、タクシー会社番号およびシリアル番号が記録された2次元コード11を印字したシール12を貼着し、このシール12が貼着された領収書10を、デパート会員4に手渡す。タクシー乗務員は、タクシー会社3に対して、タクシー料金情報を報告する。
タクシー会社番号は、タクシー会社3毎に予め与えられる異なる番号である。タクシー会社番号によって、その領収書10を発行したタクシー会社3を識別することができる。また、シリアル番号は、タクシー会社3によって発行される領収書10毎に与えられる異なる番号である。シリアル番号によって、そのタクシー会社3によって発行された特定の領収書10を識別することができる。さらに、タクシー会社番号とシリアル番号とを組み合わせることによって、契約を締結したタクシー会社3が複数存在する場合でも、特定の領収書を識別することができる。
次に、デパート会員4は、デパート2の構内に設置された受付端末6に、ポイントカード9と領収書10とを挿入する。受付端末6は、与えられたポイントカード9から会員番号を読取るとともに、与えられた領収書10から領収書10の画像である領収書イメージ13を取得した上で、タクシー料金情報、タクシー会社番号、およびシリアル番号を読取る。これらの情報は、受付端末6から通信ネットワーク7を介して管理装置8に送信される。その後、ポイントカード9と領収書10とは、デパート会員4に返却される。
管理装置8には、受付端末6から通信ネットワーク7を介して受信した情報が記憶される。管理装置8において、受付端末6から受信した取引情報に基づいて、ポイントの発行処理が実行される。また、管理装置8は、取引情報などをタクシー会社3毎に収集する。デパート2は、タクシー会社3に対し、その収集結果を報告する。タクシー会社3は、報告された収集結果を参照して、発行されたポイントに相当する金額のポイント料金を、デパート2に対して支払う。
図2(a)は、シール12が貼着された領収書10の構成を示す図であり、図2(b)は、図2(a)のX領域を拡大して示す図である。図2(a)に示すように、領収書10には、タクシー料金の金額と、タクシー会社名とが印字されており、タクシー金額およびタクシー会社名の印字領域と重ならない位置に、2次元コード11が印字されたシール12が貼着される。タクシー会社3側でこのシール12を予め用意しておけば、領収書10を発行する装置に、タクシー会社番号などを領収書10に記録するための機能を新たに付加する必要がなく、その結果、設備コストを低く抑えることができる。さらに、シール12が領収書10に貼着されることによって、タクシー料金情報とタクシー会社番号等とが記録される媒体が一体化されるので、受付端末6の読取り動作を単純化することが可能となる。本実施の形態において、2次元コード11は、いわゆるQRコード(登録商標)であり、これによって、多量の情報を記録することが可能となるほか、情報の表示領域が汚損されても、情報を復元することができる。
図3は、受付端末6の外観斜視図である。図3に示すように、受付端末6には、ポイントカード9を挿入するためのカード挿入口20と、領収書10を挿入するための領収書挿入口21とが形成される。また、受付端末6は、受付済みの領収書10を回収するための領収書回収箱22を備える。デパート会員4は、受付済みの領収書10を、領収書回収箱22に投入して、廃棄することができる。
図4は、本発明の実施の一形態であるポイント管理システム1の構成を示すブロック図である。
以下、受付端末6について説明する。受付端末6は、領収書10から領収書イメージ13を取得するスキャナ30と、ポイントカード9から会員番号を読取るカードリーダ31と、ポイントに関する情報を表示する表示手段32と、利用者による指示が入力される入力手段33と、領収書が受付済みであることを示す受付済印を領収書に印字する印字手段34と、時計35と、管理装置8と通信ネットワーク7を介して情報を送受信する通信手段36と、全体を制御する制御手段37とを備える。
制御手段37は、スキャナ30によって領収書10から取得された領収書イメージ13から、デパート会員4とタクシー会社3との間における取引に関する取引情報を読取る。本実施の形態において、取引情報は、タクシー料金情報、タクシー会社番号およびシリアル番号を含む。具体的には、領収書イメージ13におけるタクシー料金の表示領域から、いわゆるOCR(Optical Character Reader)ソフトウェアを用いてタクシー料金情報を抽出するとともに、領収書イメージ13における2次元コード11から、タクシー会社番号およびシリアル番号を抽出する。また、制御手段37は、抽出したタクシー会社番号とシリアル番号とを組み合わせた情報である領収書識別情報を生成し、この領収書識別情報を、通信手段36に与える。この領収書識別情報は、後述する管理装置8の領収書重複判断処理のために用いられる。
また、制御手段37は、抽出したタクシー料金情報に基づいて、予め定める演算式に従って、発行されるべきポイントを演算する。さらに、制御手段37は、領収書イメージ13と、領収書イメージ13から抽出した情報と、演算されたポイント情報とを、表示手段32に表示させる。これによって、利用者であるデパート会員4は、スキャナなどによって読取られた情報と、その情報に基づいて演算されたポイント情報とを確認することができる。本実施の形態において、表示手段32には、液晶パネルが用いられる。
さらにまた、制御手段37は、入力手段33に受付けられた入力に基づいて、通信手段36に、会員番号と、領収書イメージ13と、取引情報と、演算されたポイント情報と、時計35によって供給される受付日時情報とを与える。本実施の形態において、入力手段33には、タッチパネルが用いられ、これは表示手段32の画面上に設けられる。
図5は、受付端末6の表示手段32によって表示されるポイント確認画面40を示す図である。図5に示すように、ポイント確認画面40においては、発行されるべきポイントの表示領域41と、領収書イメージ13の表示領域42と、タクシー料金の表示領域43と、「OK」の入力ボタン表示領域44と、「NG」の入力ボタン表示領域45とを有する。
また、制御手段37は、印字手段34の受付済印46の印字を制御する。本実施の形態において、印字手段34には、プリンタが用いられる。図6は、受付済印46を印字した後の領収書10を示す図である。印字手段34は、図6に示すように、領収書10の中央部に受付済印46を印字する。これによって、デパート会員4は、自ら所有する領収書10がすでに受付済みのものか否かを、受付済印46の有無により判断することができる。その結果、デパート会員4が誤って受付済みの領収書10を受付端末6に挿入することを防止することができるので、受付端末6の受付処理が混雑することを未然に防止することができる。
図7は、受付端末6の受付処理動作を説明するためのフローチャートである。受付端末6は、入力手段33に受付けられた受付処理開始の入力に基づいて、受付処理を開始する。たとえば、表示手段32の画面上に設けられたタッチパネル33の任意の位置が押圧され、この押圧を検知することによって受付処理を開始する。受付端末6は、制御手段37の制御によって、以下の動作を実行する。
まず、受付端末6は、ポイントカード9の挿入を待機する状態となり、ポイントカード9がカード挿入口20から挿入されると(ステップa1)、カードリーダ31によって、会員番号を取得する(ステップa2)。次に、受付端末6は、領収書10の挿入を待機する状態となり、領収書10が挿入されると(ステップa3)、スキャナ30によって、領収書イメージ13を取得し(ステップa4)、領収書イメージ13から、取引情報、すなわちタクシー料金情報、タクシー会社番号およびシリアル番号を抽出する(ステップa5)。
次に、後述する管理装置8における領収書10の重複判断処理のために、領収書識別情報を生成し、これを管理装置8に通信ネットワーク7を介して送信する(ステップa6)。管理装置8との通信の後、管理装置8から重複情報を受信したか、または非重複情報を受信したかを判断する(ステップa7)。ここで、非重複情報を受信したと判断した場合(ステップa7のNO)、抽出したタクシー料金情報に基づいて、予め定める演算式に従って、発行されるべきポイントを演算する(ステップa8)。本実施の形態において、ポイントは数値であり、タクシー料金100円毎に1ポイント発行される演算式に従って演算される。
次に、演算されたポイント情報を、図5に示すように、表示手段32によって表示する。本実施の形態においては、ポイント情報のほかに、領収書イメージ13と、領収書イメージ13から抽出したタクシー料金情報とを表示する(ステップa9)。デパート会員4は、表示内容を確認した後、その内容に問題がなければ「OK」を、問題があれば「NG」を、それぞれの入力ボタン表示領域44,45を手で触れることによって、選択することができる。
次に、「OK」の入力ボタン表示領域44が押下されたか、または「NG」の入力ボタン表示領域45が押下されたかを判断する(ステップa10)。「OK」の入力ボタン表示領域44が押下されたと判断した場合(ステップa10のYES)、管理装置8に対し、通信ネットワーク7を介して会員番号、取引情報、領収書イメージ13、ポイント情報、および受付日時情報を送信する(ステップa11)。また、本実施の形態において、受付日時情報とは、ステップa10における「OK」の入力ボタン表示領域44の押下時に時計35が示す日時をいう。次に、図6に示すように、印字手段34によって領収書10に受付済印46を印字する(ステップa12)。最後に、ポイントカード9と領収書10とをそれぞれの挿入口20,21から返却し(ステップa13)、受付処理を終了する。
なお、ステップa7において重複情報を受信したと判断した場合は(ステップa7のYES)、ポイントを演算することなく、制御手段37の制御のもと、重複情報を表示手段32によって表示し(ステップa14)、ポイントカード9および領収書10をそれぞれの挿入口20,21から返却し(ステップa13)、受付処理を終了する。また、ステップa10において、「NG」の入力ボタン表示領域45が押下されたと判断した場合は(ステップa10のNO)、管理装置8に取引情報等を送信することなく、ポイントカード9と領収書10とをそれぞれの挿入口20,21から返却し(ステップa13)、受付処理を終了する。
本実施の形態においては、表示内容の確認後、「NG」の入力ボタン表示領域45が押下されたと判断した場合(ステップa10のNO)、ポイントカード9と領収書10とを返却するように構成されているが、受付端末6において訂正処理を可能とする構成にしてもよい。この場合、受付端末6は、「NG」の入力ボタン表示領域45が押下されたと判断した場合、デパート従業員を呼び出すように構成される。たとえば、受付端末6に設けられた呼出ランプ(図示しない)を点灯し、またはデパート2のカウンターに設けられたブザー(図示しない)に通信ネットワークを介して信号を伝送し、ブザーを鳴動させる。訂正処理のために入力手段33に受付けられる入力は、デパート従業員によって行われる。受付端末6は、入力手段33に受付けられる訂正処理開始の入力によって訂正処理を開始し、次いで入力手段33を用いて入力される訂正処理用パスワードが認証されることを条件として、訂正入力を可能とする。この訂正処理用パスワードは、デパート従業員にのみ知られ、これによって、デパート会員4による不正な訂正を防止することができる。また、この訂正処理用パスワードは、特定のデパート従業員にのみ知られるようにしてもよい。受付端末6は、入力手段33に受付けられる訂正処理終了の入力に応じて訂正処理を終了し、ステップa10に戻る。
以下、再び図4を参照して、管理装置8について説明する。管理装置8は、受付端末6と通信ネットワーク7を介して情報を送受信する通信手段50と、ポイントに関する情報を記憶する記憶装置51と、ポイントに関する情報を表示する表示手段52と、管理者による指示が入力される入力手段53と、全体を制御する制御手段54とを備える。たとえば、表示手段52には、CRTディスプレイが用いられ、入力手段53には、キーボードまたはマウスが用いられる。
記憶装置51は、受付済領収書情報と、会員情報と、タクシー会社情報と、会員累積ポイント情報と、発行済領収書情報と、タクシー会社別収集結果情報とを記憶する。
受付済領収書情報は、受付端末6から通信ネットワーク7を介して受信した領収書10に関する情報であって、ポイント発行処理が未だ実行されていない領収書10に関する情報である。この情報には、会員番号、タクシー料金情報、タクシー会社番号、シリアル番号、領収書イメージ13、ポイント情報、および受付日時情報が含まれる。この受付済領収書情報は、記憶装置51において、領収書10毎に記憶され、受付日時情報に含まれる受付日時の順で整列される。領収書イメージ13にはそれぞれ、異なるファイル名が付与される。
会員情報は、デパート会員4の会員番号、氏名および住所などの個人情報を含む。会員情報は、記憶装置51において、デパート会員4毎に記憶される。タクシー会社情報は、デパート2と前述の契約を締結しているタクシー会社3のタクシー会社番号および名称を含む。タクシー会社情報は、記憶装置51において、タクシー会社3毎に記憶される。
会員累積ポイント情報は、各デパート会員4に対して発行されたポイントを累積した累積ポイント情報である。会員累積ポイント情報は、記憶装置51において、デパート会員4毎に記憶される。
発行済領収書情報は、ポイント発行処理が実行された領収書10に対応する情報である。この情報には、会員番号、タクシー料金情報、発行ポイント情報、タクシー会社番号、タクシー会社名情報、シリアル番号、領収書イメージ13およびそのファイル名情報、ならびに受付日時情報が含まれる。発行済領収書情報は、記憶装置51において、領収書10毎に記憶される。タクシー会社別収集結果情報は、発行済領収書情報をタクシー会社毎に抽出することによって収集された情報である。
管理装置8は、制御手段54の制御のもと、大別して、領収書重複判断処理と、ポイント発行処理と、領収書情報収集処理とを実行する。
以下、管理装置8の領収書重複判断処理について説明する。制御手段54は、受付端末6から受信した領収書識別情報に含まれるタクシー会社番号およびシリアル番号の組合せに基づいて、記憶装置51にすでに記憶されている受付済領収書情報および発行済領収書情報に含まれるタクシー会社番号およびシリアル番号の組合せを検索し、重複する組合せが存在するかどうかを判断する。これによって、受付端末6に挿入された領収書10が、すでに受付済みであるか否かを識別することができるので、1つの領収書10で複数回ポイントが発行されることを未然に防止することができる。
図8は、管理装置8の領収書重複判断処理を説明するためのフローチャートである。管理装置8は、受付端末6から通信ネットワーク7を介して領収書識別情報を受信したことを検知することによって、領収書重複判断処理を開始し、制御手段54の制御によって、以下の動作を実行する。
まず、受信した領収書識別情報からタクシー会社番号およびシリアル番号の組合せを取得し(ステップb1)、この組合せに基づいて、記憶装置51を検索する(ステップb2)。ここで、タクシー会社番号およびシリアル番号の組合せが、記憶装置51にすでに記憶されている受付済領収書情報および発行済領収書情報に含まれるタクシー会社番号およびシリアル番号の組合せと重複しているかどうかを判断する(ステップb3)。重複する組合せが存在しないと判断した場合(ステップb3のNO)、非重複情報を生成し、この非重複情報を、通信手段50によって通信ネットワーク7を介して受付端末6の通信手段36に送信し(ステップb4)、領収書重複判断処理を終了する。なお、ステップb3において、重複する組合せが存在すると判断した場合(ステップb3のYES)、重複情報を生成し、この重複情報を、通信手段50によって通信ネットワーク7を介して受付端末6の通信手段36に送信し(ステップb5)、領収書重複判断処理を終了する。
以下、管理装置8のポイント発行処理について説明する。制御手段54は、受付端末6から通信ネットワーク7を介して受信した会員番号、取引情報、領収書イメージ13、ポイント情報、および受付日時情報を、受付済領収書情報として生成し、これを記憶装置51に書き込む。また、制御手段54は、入力手段53に受付けられたポイント発行処理開始の入力に基づいて、記憶装置51から、1つの受付済領収書情報を抽出するとともに、それに対応する会員情報およびタクシー会社情報に含まれる情報を抽出する。さらに、制御手段54は、抽出したこれらの情報を表示手段52に表示させる。さらにまた、制御手段54は、入力手段53によって訂正入力された情報を、表示手段52に表示させる。
図9は、管理装置8の表示手段52によって表示されるポイント発行画面70を示す図である。図9に示すように、ポイント発行画面70は、領収書イメージ13の表示領域71と、受付日時の表示領域72と、会員番号の表示領域73と、会員名の表示領域74と、タクシー会社番号の表示領域75と、タクシー会社名の表示領域76と、シリアル番号の表示領域77と、タクシー料金の表示領域78と、発行されるべきポイントの表示領域79と、「発行」の入力ボタンの表示領域80とを有する。
また、制御手段54は、入力手段53に受付けられたポイント発行の入力に基づいて、記憶装置51に記憶されている対応するデパート会員4の会員累積ポイント情報を更新する。本実施の形態において、会員累積ポイント情報の更新とは、対応するデパート会員4の累積ポイント情報に、発行されるポイント情報を、制御手段54による制御のもと、加算して、記憶装置51に新たに書き込むことをいう。
さらに、制御手段54は、ポイント発行処理が実行された領収書10に対応する情報を、発行済領収書情報として生成し、これを記憶装置51に書き込むとともに、その領収書10に対応する受付済領収書情報を、記憶装置51から削除する。すなわち、ポイント発行処理が実行される度に、制御手段の制御のもと、受付済領収書情報が記憶装置51から削除されるとともに、新たに生成された発行済領収書情報が記憶装置51に書き込まれる。
図10は、管理装置8のポイント発行処理を説明するためのフローチャートである。本実施の形態において、管理装置8は、入力手段53に受付けられたポイント発行処理開始の入力によって、ポイント発行処理を開始し、制御手段の制御によって、以下の動作を実行する。
まず、記憶装置51から、最先の受付日時情報を有する受付済領収書情報を抽出するとともに、抽出した会員番号に対応する会員名情報と、抽出したタクシー会社番号に対応するタクシー会社名情報を抽出し(ステップc1)、抽出したこれらの情報を、表示手段52によって表示する(ステップc2)。
次に、「発行」の入力ボタン80が押下されたか否かを判断する(ステップc3)。「発行」の入力ボタン80が押下されたと判断しない場合(ステップc3のNo)、「発行」の入力ボタン80の押下を待機する状態となる。ポイント発行処理を担当するデパート従業員は、この待機状態の期間中に、情報の読み取りミス、または領収書10の改ざんなどの異常が存在しないことを確認した上で、入力手段53を操作して、「発行」の入力ボタン80を押下することができる。また、表示された情報を訂正する必要があれば、入力手段53を操作して訂正入力することができる。訂正入力された情報は、制御手段54の制御のもと、対応する表示領域72〜79に表示される。その後、デパート従業員は、入力手段53を操作して、「発行」の入力ボタン80を押下することができる。
管理装置8は、「発行」の入力ボタン80が押下されたと判断した場合(ステップc3のYES)、対応するデパート会員4の会員累積ポイント情報を更新する(ステップc4)。なお、ステップc3の待機状態の期間中にポイント情報が訂正入力された場合、発行されるポイント情報は、その訂正入力後のポイント情報である。
その後、ポイント発行処理が実行された領収書10に対応する情報を、発行済領収書情報として生成し、これを記憶装置51に書き込み(ステップc5)、その領収書10に対応する受付済領収書情報を、記憶装置51から削除し(ステップc6)、ポイント発行処理を終了する。なお、ステップc3の待機状態の期間中に情報が訂正入力された場合、記憶装置51に書き込まれる発行済領収書情報は、その訂正入力後の情報である。
以上においては、1つの領収書10に対応する受付済領収書情報毎にポイント発行処理を終了するようにしたが、連続的に複数の領収書10に対応する受付済領収書情報についてポイント発行処理を実行するように構成されてもよい。この場合、ステップc6の後、ポイント発行処理を終了せずに、再びステップc1に戻り、記憶装置51に記憶される受付済領収書情報の中から最先の受付日時情報を有する受付済領収書情報を抽出し、ポイント発行処理を実行する。
本実施の形態のポイント発行処理において、管理装置8は、入力手段53に受付けられた入力に基づいて、ポイント発行処理を開始するとともに、累積ポイントを更新するように構成されているが、入力手段53を用いずに、ポイント発行処理を自動的に実行する構成を用いてもよい。この場合、管理装置8は、予め定められた時間間隔、たとえば一日の営業が終了する時間毎にポイント発行処理を開始するように設定される。また、管理装置8は、入力手段53に受付けられるポイント発行の入力を待たずに、記憶装置51の受付済領収書情報に含まれるポイント情報に基づいて、制御手段54の制御のもと、対応するデパート会員4の会員累積ポイント情報を更新する。さらに、管理装置8は、制御手段54の制御のもと、記憶装置51の受付済領収書情報を、発行済領収書情報として生成し、ポイント発行処理を終了する。
以下、管理装置8の領収書情報収集処理について説明する。管理装置8は、入力手段53に受付けられた収集処理開始の入力に基づいて、収集処理を開始する。制御手段54は、入力手段53によって入力されたタクシー会社番号および受付日時情報に基づいて、記憶装置51から、入力されたタクシー会社番号および受付日時情報に対応する発行済領収書情報を抽出する。
ここで、抽出される情報は、会員番号、タクシー料金情報、発行ポイント情報、タクシー会社番号、タクシー会社名情報、シリアル番号、領収書イメージ13およびそのファイル名情報、ならびに受付日時情報を含む。また、本実施の形態において、これらの情報の抽出のために入力される受付日時情報は、一定の期間を示す情報である。これによって、デパート従業員は、入力手段53を操作して、収集処理が未だ実行されていない情報に対応する受付日時情報の期間を入力することによって、収集処理が未だ実行されていない発行済領収書情報を抽出することができる。
本実施の形態においては、収集処理の対象となる発行済領収書情報を、タクシー会社番号と受付日時情報とに基づいて抽出するように構成されているが、収集処理が未だ実行されていない情報を抽出するためのいずれの構成を用いてもよい。たとえば、収集処理が実行された発行済領収書情報を収集済領収書情報として生成し、これを記憶装置51に記憶する一方で、収集処理が実行された発行済領収書情報を記憶装置51から削除するように構成されてもよい。これによって、再度収集処理を実行する際に、収集処理がすでに実行された情報であるか否かを区別することができ、受付日時に関わらず、収集処理が未だ実行されていない情報のみを抽出することができる。
また、制御手段54は、抽出された発行済領収書情報にそれぞれ含まれる発行ポイント情報の合計を演算して、その演算された合計ポイント情報を、清算ポイント情報として生成する。抽出された発行済領収書情報と清算ポイント情報とは、制御手段54による制御のもと、タクシー会社別収集結果情報として生成され、表示手段52に表示される。
図11は、表示手段52に表示されるタクシー会社別収集結果情報の表示画面80を示す。図11に示すように、タクシー会社別収集結果情報の表示画面80には、収集範囲の表示領域81、タクシー会社番号の表示領域82、タクシー会社名の表示領域83、受付日の表示領域84、受付時間の表示領域85、会員番号の表示領域86、タクシー料金の表示領域87、発行ポイントの表示領域88、シリアル番号の表示領域89、領収書イメージ13のファイル名の表示領域90、および清算ポイントの表示領域91、「保存」の入力ボタン表示領域92が含まれる。本実施の形態において、収集範囲の表示領域81には、入力された受付日時情報の期間が表示される。
制御手段54は、入力手段53に受付けられる「保存」の入力ボタン表示領域92の押下に基づいて、表示手段52によって表示されたタクシー会社別収集結果情報を、記憶装置51に書き込む。
また、制御手段54は、入力手段53によって入力されたタクシー会社番号に基づいて、記憶装置51から、タクシー会社別収集結果情報と、それに対応する領収書イメージとを抽出する。ここで、対応する領収書イメージ13とは、タクシー会社別収集結果情報に含まれる領収書イメージファイル名情報に対応する領収書イメージ13であって、発行済領収書情報に含まれるものである。さらに、制御手段54は、入力手段53に受付けられた入力に基づいて、抽出したこれらの情報を、CD−ROMなどの記録媒体に記録する。
これによって、ポイント清算を担当するデパート従業員は、入力手段53を操作して、所望のタクシー会社3のタクシー会社別収集結果情報等を任意に抽出し、これらの情報が記録された記録媒体を作製することができる。また、デパート2は、この記録媒体を、タクシー会社3に対する収集結果の報告のために、タクシー会社3に送付することができる。
タクシー会社3の従業員は、タクシー会社3に設置されるタクシー会社側コンピュータを用いて、記録媒体から、該記録媒体に記録されている情報を抽出するとともに、これらの情報を表示させることによって、清算すべきポイントを把握し、かつポイント発行の基礎となった取引情報を確認することができる。
以上のように、本実施の形態のポイント管理システム1によれば、受付端末6は、デパート会員4とタクシー会社3との取引に関する取引情報と会員番号とを読み取り、これらの情報を管理装置に送信することができる。これによって、取引情報および会員番号を入力する作業などを自動化することができるので、取引情報を受付けるために発生する作業上の負担を小さくすることができる。
また、受付端末6は、読取られた取引情報に基づいてポイントを演算するとともに、演算したポイントを表示手段32によって表示することができる。これによって、デパート会員4は、受付時においてその場で発行されるべきポイントを確認することができる。
また、管理装置8は、記憶装置51を備え、受付端末6から通信ネットワーク7を介して受信した取引情報、ポイント情報および会員番号の情報を記憶することができる。これによって、取引情報およびポイント情報を会員番号毎に管理することが可能となるので、ポイントの発行作業を容易に行うことができる。また、取引情報は、タクシー会社番号を含む。これによって、取引情報をタクシー会社番号毎に管理することが可能となるので、タクシー会社毎に行われるポイント清算作業を容易に行うことができる。
さらに、管理装置8は、記憶装置51に記憶された発行済領収書情報を、タクシー会社3および受付日時情報毎に抽出することができる。これによって、取引情報等をタクシー会社3および受付日時情報毎に収集する作業を省力化することができるので、タクシー会社毎に行われるポイント清算作業の負担を小さくすることができる。
なお、前述の本実施の形態において、第2業種の業者によって発行される取引媒体には、シール12が貼着された領収書10を用いたが、本発明として、取引情報が記録された媒体であればいずれでもよく、たとえば、本発明の別の実施例として、取引媒体は、タクシー料金などの取引情報を所定箇所に筆記してなるポイント受付用紙であってもよい。また、取引媒体として、タクシー料金とともに、タクシー会社番号およびシリアル番号を示す2次元コード11を直接印字したものを用いてもよい。これによって、タクシー料金、タクシー会社番号およびシリアル番号が1つの領収書に一体的に記録されるので、受付端末の読取り動作を単純化することが可能となるとともに、取引媒体の構成を単純化することが可能となる。
また、本実施の形態においては、受付処理済みの領収書10に受付済印46を印字したが、受付済印46を印字しない構成であってもよい。
本実施の形態において、発行されるべきポイントの演算は、受付端末6において実行されるが、管理装置8において実行されてもよい。この場合、受付端末6からポイント情報を送信する必要はない。
管理装置8は、第2業種の業者とは異なる場所、たとえば、デパート2の構外に存在するポイント管理センターに設置されてもよい。また、管理装置8は、タクシー会社3に設置されるタクシー会社側コンピュータと通信ネットワークを介して接続されてもよく、ここにおいて、管理装置8の通信手段50は、記憶装置51に記憶されているタクシー会社別収集結果情報と、対応する領収書イメージ13とを、タクシー会社側コンピュータに通信ネットワークを介して送信する。これによって、デパート2がタクシー会社3に報告すべき収集結果に関する情報をオンラインで伝送することができるので、これらの情報を記録した記録媒体の送付の手間がなくなり、ポイント清算の作業負担を小さくすることができる。
受付端末6は、複数設置されてもよく、複数の受付端末6が、1つの管理装置8に通信ネットワーク7を介して接続されるように構成されてもよい。また、受付端末6は、タクシー会社3に設置されてもよい。この場合、タクシー乗務員は、ポイントカード9に表示された会員番号を筆記した会員番号記録カードと、2次元コード11を印字したシール12が貼着された領収書10の写しとを、タクシー会社3に持ち帰る。タクシー会社3に設置される受付端末6に、会員番号記録カードと領収書10の写しとが挿入されると、受付端末6は、スキャナ30を用いて、会員番号記録カードに記録された会員番号と、領収書10の写しに記録された取引情報とを読み取る。これによっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
管理装置8は、デパート2内の各店舗に設置されるPOS端末に通信ネットワークを介して接続されてもよく、デパート会員4による商品の購入、またはポイント利用に従って、対応するデパート会員4の会員累積ポイント情報が更新されるように構成されてもよい。また、会員累積ポイント情報は、デパート会員4とタクシー会社3との間の取引に関する取引情報のみならず、別の取引、たとえばデパート2内での取引に関する取引情報に基づいて発行されたポイント情報をさらに含んでもよい。
本実施の形態において、ポイント演算の基礎となる取引情報として、タクシー料金情報を用いているが、第2業種における取引の結果に関する情報であればいずれでもよく、タクシー料金の金額に限定されない。たとえば、タクシーの運行距離、利用回数、利用時間または利用地域に基づいて、ポイントを演算するようにしてもよい。
また、取引情報は、領収書10の発行を担当するタクシー乗務員を識別するためのタクシー乗務員番号を含んでもよい。この場合、タクシー乗務員番号は、各タクシー会社3のタクシー乗務員に与えられる異なる番号である。タクシー乗務員番号によって、ポイント発行処理を受けた領収書10の発行を担当したタクシー乗務員を識別することができる。これによって、タクシー会社3は、特定の領収書10の発行を担当したタクシー乗務員を特定することができるので、タクシー乗務員の領収書発行作業を把握することができるとともに、タクシー乗務員がシール12を濫用するなどの不正を防止することが可能となる。
本実施の形態において、デパート2とタクシー会社3との間でのポイント制に関するビジネスに適用される場合として説明したが、その他の異なる業種間でのポイント制に関するビジネスにも適用することができる。たとえば、第2業種の業者である飲食店における飲食代金に応じて、第1業種の業者である家電量販店において有効なポイントが発行されるようなビジネスにも適用することができる。特に、本発明は、第2業種における取引が行われる取引場所において、受付端末6に対して取引情報などを送信することができず、または送信することが技術的にもしくは経済的に不都合な場合に好適である。なぜなら、このような場合は、第1業種における取引情報の受付のために、取引情報を有する取引媒体を用いることが好ましいが、その反面、取引情報の受付作業の負担増大を伴うところを、本発明を適用することによって、その負担を軽減することができるからである。
本発明の実施の一形態であるポイント管理システム1の適用例を示す図である。 図2(a)は、シール12が貼着された領収書10の構成を示す図であり、図2(b)は、図2(a)のX領域を拡大して示す図である。 受付端末6の外観斜視図である。 本発明の実施の一形態であるポイント管理システム1の構成を示すブロック図である。 受付端末6の表示手段32によって表示されるポイント確認画面40を示す図である。 受付済印46を印字した後の領収書10を示す図である。 受付端末6の受付処理動作を説明するためのフローチャートである。 管理装置8の領収書重複判断処理を説明するためのフローチャートである。 管理装置8の表示手段52によって表示されるポイント発行画面70を示す図である。 管理装置8のポイント発行処理を説明するためのフローチャートである。 管理装置8の表示手段52に表示されるタクシー会社別収集結果情報の表示画面80を示す。
符号の説明
1 ポイント管理システム
2 デパート
3 タクシー会社
4 デパート会員
6 受付端末
7 通信ネットワーク
8 管理装置
9 ポイントカード
10 領収書
11 2次元コード
12 シール
13 領収書イメージ
30 スキャナ
31 カードリーダ
32 表示手段
33 入力手段
34 印字手段
35 時計
36 通信手段
37 制御手段
50 通信手段
51 記憶装置
52 表示手段
53 入力手段
54 制御手段

Claims (7)

  1. 第1業種の業者の顧客が前記第1業種とは異なる第2業種の業者と行った取引に関する取引情報の入力を受付ける受付端末と、前記受付端末に通信ネットワークを介して接続され、前記取引情報に基づいて前記第1業種の業者によって前記顧客に対して発行されるポイントを管理する管理装置とを含み、
    前記受付端末は、
    前記第2業種の業者によって発行され、前記顧客が前記第2業種の業者と行った取引に関する取引情報を有する取引媒体から、前記取引情報を読取る第1読取り手段と、
    前記顧客を識別する顧客識別情報を有する顧客識別カードから、前記顧客識別情報を読取る第2読取り手段と、
    前記第1読取り手段によって読取られた前記取引情報と前記第2読取り手段によって読取られた前記顧客識別情報とを、前記管理装置に前記通信ネットワークを介して送信する通信手段とを含むことを特徴とするポイント管理システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記受付端末から前記通信ネットワークを介して受信した前記取引情報と前記顧客識別情報とを記憶する記憶手段を含むことを特徴とする請求項1記載のポイント管理システム。
  3. 前記取引情報は、
    第2業種の業者を識別する業者識別情報を含むことを特徴とする請求項2記載のポイント管理システム。
  4. 前記取引媒体は、
    取引金額情報を記録した取引媒体本体に、前記業者識別情報を記録したシールが貼着されることを特徴とする請求項3記載のポイント管理システム。
  5. 前記取引媒体は、
    取引金額情報と、前記業者識別情報とが印字されることを特徴とする請求項3記載のポイント管理装置。
  6. 前記業者識別情報は、
    2次元コードで表示されることを特徴とする請求項4または5記載のポイント管理システム。
  7. 前記管理装置は、
    前記記憶手段によって記憶された情報を、前記業者識別情報毎に抽出する収集手段をさらに含むことを特徴とする請求項3〜6のうちいずれか1項に記載のポイント管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021177408A (ja) * 2019-06-26 2021-11-11 株式会社カプコン システムおよびプログラム

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