JPH0542788A - プリペイドカード及びその印字方法 - Google Patents

プリペイドカード及びその印字方法

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JPH0542788A
JPH0542788A JP3225254A JP22525491A JPH0542788A JP H0542788 A JPH0542788 A JP H0542788A JP 3225254 A JP3225254 A JP 3225254A JP 22525491 A JP22525491 A JP 22525491A JP H0542788 A JPH0542788 A JP H0542788A
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JP
Japan
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prepaid card
card
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JP3225254A
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Hiroshi Takahashi
弘志 高橋
Shiro Mori
史朗 森
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリペイドカード一枚で、カードの使用歴の
管理やサービススタンプの押印数の管理等を行うことが
可能であり、プリペイドカードの利用時に別途サービス
スタンプの提示が不用であり、使い勝手に優れた多目的
のプリペイドカードを提供することである。 【構成】 顧客の氏名などの識別情報と、取引に応じて
順次更新される残額および利用回数等に関する使用歴情
報と、使用回数や使用金額等に応じて付与される顧客毎
のサービス情報とが磁気記録される磁気記録部を有し、
このプリペイドカードの一方の表面に、前記識別情報
と、使用歴情報と、サービス情報とが、それぞれ視覚的
に印字される識別情報表示欄8と、使用歴表示欄10
と、サービススタンプ欄12とが設けてあるプリペイド
カード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一枚のカードを用い、
カードの残額などの使用歴に関する情報の印字と、サー
ビススタンプの印字とを可能にしたプリペイドカード
と、そのプリペイドカードに対する印字方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、貨幣を支払う代わりに、プリペイ
ドカードを提示することによって、物品等の購入を可能
としたプリペイドカードシステムが開発されている。こ
のプリペイドカードは、特定の商店街や社員食堂、もし
くは全国チェーン店などにおいて積極的に利用され始め
ている。この場合、プリペイドカードは、紙やプラスチ
ック製のカードに、磁気記録部が全面的に塗布された
り、もしくはストライプ状の磁気記録部が部分的に設け
られた構成となっており、この磁気記録部に残額や取引
回数に関する情報が所定のフォーマットで磁気記録され
ている。例えば、1万円で購入したプリペイドカードに
は、購入当初、残額として1万円が磁気記録されてお
り、このプリペイドカードを提示して5千円の商品を購
入したとすると、店側では、ECR(電子式キャッシュ
レジスタ)等に接続されたプリペイドカード端末装置
に、客の提示したプリペイドカードを挿入し、そのプリ
ペイドカードに磁気記録さている残額を5千円に書き換
える。そして、プリペイドカードの使用歴表示欄には、
利用の度に、プリペイドカード端末装置によって、利用
金額を減額した後の残額等が順次印字されるようになっ
ている。これにより利用者は現在のプリペイドカードの
金銭的価値である残額を知り得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
リペイドカードを利用したシステムにおいては、カード
の利用回数あるいは利用金額に応じた顧客に対するサー
ビスを提供するため、カードの利用回数や利用金額に応
じて、サービススタンプを付与する場合がある。従来の
プリペイドカードを利用したシステムでは、プリペイド
カードとは別に、サービススタンプ押印用のカードを顧
客に供給し、このスタンプ用カードに店員が利用金額な
どに応じてスタンプを押印するようにしている。
【0004】ところが、このようなシステムでは、店員
がスタンプを押印する作業を必要とし、その作業が煩雑
であると共に、押印されたスタンプの集計作業も煩雑で
あると言う不都合を有する。また、利用者である顧客に
とっては、プリペイドカード以外にスタンプ用カードを
店員に提示する必要があり、使い勝手が悪いと共に、ス
タンプ用カードを忘れた場合の取扱が煩雑になると言う
不都合を有している。
【0005】本発明は、上述した実情に鑑みてなされ、
プリペイドカード一枚で、カードの使用歴の管理やサー
ビススタンプの押印数の管理等を行うことが可能であ
り、プリペイドカードの利用時に別途サービススタンプ
の提示が不用であり、使い勝手に優れた多目的のプリペ
イドカードを提供することを第1の目的とする。また、
本発明は、このようなプリペイドカードを利用したシス
テムにおける好適な印字方法を提供することを第2の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のプリペイドカードは、顧客の氏名な
どの識別情報と、取引に応じて順次更新される残額およ
び利用回数等に関する使用歴情報と、使用回数や使用金
額等に応じて付与される顧客毎のサービス情報とが磁気
記録される磁気記録部を有し、このプリペイドカードの
一方の表面に、前記識別情報と、使用歴情報と、サービ
ス情報とが、それぞれ視覚的に印字される識別情報表示
欄と、使用歴表示欄と、サービススタンプ欄とが設けて
ある。
【0007】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、本発明のプリペイドカードの印字方法では、新プリ
ペイドカードの発行に際しては、顧客の氏名などの識別
情報を、識別情報表示欄に印字し、取引時には、取引に
応じて順次更新される残額および利用回数等に関する使
用歴情報を、使用歴表示欄に印字すると共に、使用回数
や使用金額等に応じて付与される顧客毎のサービス情報
をサービススタンプ欄に印字するようにしている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、プリペイドカードの一方
の表面に、識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サービ
ススタンプ欄とが形成してあるので、取引時に、カード
の残額などの使用歴情報を使用歴表示欄に印字すると共
に、その取引に応じたサービススタンプの印字をサービ
ススタンプ欄に印字することができる。このため、サー
ビススタンプを押印するためのサービスカードを利用者
が別途用意する必要はなくなり、カードの利用者及び店
員の負担を軽減することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て説明する。図1〜3は本発明の一実施例に係るプリペ
イドカードの正面図、図4は本実施例のプリペイドカー
ドが用いられるシステムの全体概略図、図5は同プリペ
イドカードを印字処理するための端末装置の回路構成を
示すブロック図、図6,7は同端末装置の処理内容を示
すフローチャート図である。
【0010】本実施例のプリペイドカードは、紙もしく
はプラスチック等で構成され、カードの全面または一部
に磁気記録部が形成してある。この磁気記録部には、少
なくとも取引に応じて順次更新される残額および利用回
数に関する情報が磁気記録されるようになっている。図
1に示すように、磁気記録部が形成してあるカード4の
裏面には、識別情報表示欄8と、使用歴表示欄10と、
サービススタンプ欄12とが表示してある。
【0011】識別情報表示欄8には、顧客の氏名、発行
金額、会員番号、カード番号、発行店名、発行日、有効
期限等の固定された情報が表示される。また、使用歴表
示欄10には、カードの利用店名、利用日付、利用可能
残額などの使用歴に関する情報が表示可能になってい
る。また、サービススタンプ欄12には、カードの利用
金額などに応じたサービス情報が表示されるようになっ
ている。これらの情報は、磁気記録部にも記録できるよ
うになっている。このプリペイドカード4を使用し、使
用歴表示欄10への表示がなされたプリペイドカード4
を、図2,3に示す。
【0012】このようなプリペイドカード4は、図4に
示すように、プリペイドカード端末装置2のスロット6
内に装着されるようになっている。端末装置2は、店頭
に置かれて、プリペイドカード4で商品などを購入する
ための装置である。この端末装置2には、取引金額等を
表示するためのLCD(液晶表示装置)14と、取引金
額等を入力するためのキーパッド16とが装着してあ
る。また、この装置2には、メモリカード18を挿入す
るためのスロット20が装着してある。メモリカード1
8の用途としては、特に限定されないが、例えば、各顧
客毎の使用歴データを保存ないしは更新するための使用
歴メモリカード、新プリペイドカードを発行するために
用いる発行用メモリカード、あるいは各商品あるいは顧
客などに応じた商品の割引率等が記憶してあるパラメー
タ用メモリカードとして用いる。
【0013】このようなメモリカード18は、ホストコ
ンピュータ22に接続してあるメモリカード用リード・
ライタ24に差し込まれ、ここからカード内容が読み取
られ、ホストコンピュータ22によって、カード18内
に記憶してある情報を集中処理するようになっている。
【0014】本実施例では、プリペイドカード端末装置
2には、未だ金銭的価値を有しないオフバリューカード
が数百枚収納されており、このオフバリューカードに所
定の印字を行い、各種磁気情報を書き込むことによっ
て、プリペイドカード4として発行する機能も有してい
る。
【0015】次に、端末装置2の内部回路構成につい
て、図5を参照して説明する。図5に示すように、各種
演算や各部の制御を行うCPU(中央処理装置)26に
は、バス29を介して、ROM27、RAM28、メモ
リカードインターフェース30、読み取り回路31、書
込回路33、印字装置34、カード搬送装置35、RS
232Cインタフェイス36、LCDドライバ37、キ
ーパッド16が接続してある。ROM27は、CPU2
6において演算されるプログラム等を格納しておくリー
ドオンリメモリであり、RAM28は、上記プログラム
が処理される過程で各種データが一時的に格納されるラ
ンダムアクセスメモリである。
【0016】メモリカードインタフェイス30は、メモ
リカード18との間で顧客情報等の各種データの授受を
行うようになっており、図4に示すメモリカード用スロ
ット20内に設置してある。読取回路31は、プリペイ
ドカード4の磁気記録部から読み取りヘッド32を介し
て読み取られた情報をディジタルデータに変換してCP
U26へ供給する。また、書込回路33は、キーパッド
16、メモリカードインタフェイス30またはRS23
2Cインタフェイス36等を通じて入力される各種の顧
客情報を、書き込みヘッド38を介してプリペイドカー
ド4の磁気記録部に書き込むようになっている。
【0017】印字装置34は、プリペイドカード4に対
し、所定の情報を印字するための装置であり、読み取り
ヘッド32及び書き込みヘッド38と共に、図4に示す
プリペイドカード用スロット6内に装着してある。印字
装置34としては、一度印字されたら消えることがない
不可逆性の印字装置、例えばサーマルプリンタ等が用い
られる。また、カード搬送装置35は、プリペイドカー
ド4を図4に示すスロット6内の所定位置にセットする
と共に、所定の処理が行われたカード4をスロットから
排出させるための装置である。また、このカード搬送装
置35は、新プリペイドカードを発行する際に、端末装
置2内に内蔵してあるオフバリューカードをスロット6
内にセットする作用も有する。
【0018】RS232Cインタフェイス36は、図4
に示すホストコンピュータ22もしくは店頭に設置され
るECR(電子式キャッシュレジスタ)42との間でオ
ンライン式に各種データの授受を行うようになってい
る。本実施例では、メモリカードインタフェイス30に
挿入されるメモリカード18を介してオフライン式に、
ホストコンピュータ22、ECR42または他の端末装
置2と顧客情報などの情報のやり取りをするので、RS
232Cインタフェイス36は、必ずしも必要ではない
が、メモリカードインタフェイス30と併用するように
してある。場合によっては、メモリカードインタフェイ
ス30またはRS232Cインタフェイス36のいずれ
か一方のみを設けるようにしても良い。なお、通信手段
としては、RS232Cに限定されず、その他の通信手
段を用いることができる。
【0019】LCDドライバ37はCPU26の表示指
令に応じて、LCD14を駆動する回路である。LCD
14には、キーパッド16から入力された情報や、読み
取り回路で読み取られたプリペイドカード4の磁気記録
部に記録してある情報等が表示されるようになってい
る。キーパッド16からは、取引金額、顧客情報、新プ
リペイドカード発行用の操作指令情報等が入力されるよ
うになっている。
【0020】このような端末装置2は、図4に示すよう
に、店頭に置かれ、ホストコンピュータ22、ECR4
2または他の端末装置2とオンライン式あるいはメモリ
カード18を通じてオフライン式に情報の通信が可能に
なっており、情報の管理はホストコンピュータ22で一
括して行われるようになっている。
【0021】次に、プリペイドカード端末装置2を用い
て本実施例のプリペイドカード4を処理する場合の作用
について説明する。図6に示すように、ステップ70で
制御がスタートすると、ステップ71へ行き、新プリペ
イドカードの発行処理であるか否かを判別する。新プリ
ペイドカードの発行処理でない場合には、通常の取引と
考えられるので、ステップ72で、スロット6にプリペ
イドカード4がセットされているか否かを判別する。セ
ットされていない場合には、ステップ71へ戻る。カー
ドがセットされていると判断した場合には、カードに磁
気記録されているデータを読み取り、ステップ73へ行
き、現在の残額から取引金額を減算し、取引後の残額を
演算する減算処理を行う。取引金額の入力は、端末装置
2のキーパッド16で行うが、キーパッドを用いること
なく、バーコード読み取り装置により行うようにしても
よい。
【0022】次に、ステップ74では、前述した使用歴
表示欄10に印字すべきデータをセットする。また、ス
テップ75では、サービススタンプ欄12に印字すべき
データをセットする。その後、ステップ78において、
これらセットされたデータを、それぞれ使用歴表示欄1
0及びサービススタンプ欄12に印字する。それと共
に、ステップ79において、これらのデータをカードの
磁気記録部に磁気記録する。次に、ステップ80におい
て、プリペイドカード4を排出し、ステップ81で制御
が終了する。
【0023】ステップ71において、新プリペイドカー
ドの発行と判断した場合には、端末装置2内に収容して
あるオフバリューカードを引出し、スロット6内に自動
的にセットする。次に、ステップ77では、上述した識
別情報表示欄8に印字すべきデータをセットする。この
データは、端末装置2のキーパッド16から打ち込むよ
うにしても良いが、好ましくは、図4に示すホストコン
ピュータ22とメモリカード用リード・ライタ24とを
用い、発行用メモリカード18に、顧客データを記録し
ておき、そのメモリカード18を端末装置2のスロット
20に差し込み、その情報を端末装置2が読み取り、顧
客番号と発行金額とをキーパッド16から入力した場合
に、自動的にデータのセットが完了するようにする。ま
たは、端末装置2とホストコンピュータ22とをオンラ
イン式に接続し、顧客番号と発行金額とをキーパッド1
6から入力した場合に、自動的にデータのセットが完了
するようにしても良い。
【0024】次に、ステップ78では、セットされた識
別情報のデータを、識別情報表示欄8に印字する。それ
と共に、ステップ79において、カードの磁気記録部
に、識別情報のデータを磁気記録する。これにより新プ
リペイドカードの発行処理動作が完了するので、ステッ
プ80において、カード4をスロット6から排出し、ス
テップ81で制御が終了する。
【0025】本実施例では、プリペイドカード4の一方
の表面に、識別情報表示欄8と、使用歴表示欄10と、
サービススタンプ欄12とが形成してあるので、取引時
に、カードの残額などの使用歴情報を使用歴表示欄に印
字すると共に、その取引に応じたサービススタンプの印
字をサービススタンプ欄に印字することができる。この
ため、サービススタンプを押印するためのサービスカー
ドを利用者が別途用意する必要はなくなり、カードの利
用者及び店員の負担を軽減することができる。
【0026】なお、図3に示すように、プリペイドカー
ド4の使用歴表示欄10が満杯になっているにもかかわ
らず、カードで使用できる残額が残っている場合には、
図7に示すようなフローチャートで、処理がなされる。
【0027】すなわち、ステップ50で制御が開始し、
ステップ51において、プリペイドカード4の磁気記録
部から、顧客情報及び残額情報などを読み出す。ステッ
プ53では、プリペイドカードの残金と取引金額とを比
較し、残金により商品の購入が可能か否かを判別し、不
可能であればステップ57へ行き、カードを排出し、ス
テップ58において制御を終了する。可能であれば、ス
テップ54へ行き、現在の残額から取引金額を減算し、
取引後の残額を演算する。次にステップ55では、現在
のプリペイドカードにおける使用回数が所定値Nmax以
上であるかを調べる。所定値に満たない場合には、図1
〜3に示すプリペイドカード4の使用歴表示欄10の余
白印字欄があることを示しているので、その場合には、
ステップ56へ行く。ステップ56では、図5に示す書
き込み回路33により、プリペイドカードの磁気記録部
に、商品の購入を行った後の残額情報を含む使用歴情報
を書き込む。それと同時に、印字装置34により、図1
〜3に示す使用歴欄10に、使用日、利用店及び残額な
どの使用歴情報を視覚化できるように印字する。その際
に、商品の購入額や利用回数などに応じたサービス情報
を、スタンプ欄12に印字する。
【0028】その後、ステップ57へ行き、プリペイド
カード4は、スロット6からカード搬送装置35により
送り出され、ステップ58で制御が終了する。プリペイ
ドカード4に書き込まれた顧客毎の利用情報は、RS2
32C36を通じてオンライン式に、またはメモリカー
ド18を通じてオフライン式に、図4に示すホストコン
ピュータ22へ送られ、そこで管理される。プリペイド
カード4を多数回利用すると、図3に示すように、使用
歴欄10の印字欄が満杯になり、それ以上の印字が不可
能になるが、残額が0にならない場合がある。そのよう
な場合には、本実施例では、ステップ55からステップ
59,60へ行き、旧プリペイドカード4に代えて新プ
リペイドカードが発行される。
【0029】すなわち、ステップ59では、使用歴表示
欄が満杯になった旧プリペイドカードに対し、その旧プ
リペイドカードが使用不可能になるように、使用可能残
額を0となるように磁気記録部の情報を更新すると共
に、使用可能残額が0になっていることを表示する印字
を、図3に示すように、識別情報表示欄8の余白部分9
に対し行い、その旧カードを排出する。次にステップ6
0では、端末装置2内に貯えられているオフバリューカ
ードをスロット6内に送り込み、そのオフバリューカー
ドから新プリペイドカード4を作成する。その際に、新
プリペイドカードには、磁気記録部に各顧客毎の識別情
報等を記録すると共に、識別情報表示欄8に識別情報を
印字する。その際に、旧プリペイドカードの残金に相当
する金額が付加されて使用可能になるように、磁気記録
部に情報を記録すると共に、使用歴表示欄10に使用可
能な残額表示の印字を行う。
【0030】その新プリペイドカードは、ステップ57
において、スロット6から排出され、次にステップ57
において制御が終了する。このような端末装置2を用い
たプリペイドカードの発行方法では、旧プリペイドカー
ドに代えて新プリペイドカードを発行する際に、旧プリ
ペイドカードには、使用可能残額が0である旨が明確に
表示されるため、利用者が旧カードを使用可能と誤認す
ることがなくなる。しかも、新プリペイドカードには、
旧プリペイドカードの残額が加算されているので、換金
する手間などが不用であり、利用者および装置の操作者
にとって便利である。
【0031】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とが可能である。例えば、本発明のプリペイドカードに
は、識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サービススタ
ンプ欄とがあれば良く、これらの配列順序などは問わな
い。
【0032】また、上述した実施例では、プリペイドカ
ード4における使用歴表示欄10の印字欄が満杯になっ
た場合に、旧プリペイドカードに代えて新プリペイドカ
ードを発行させるようにしたが、印字欄が満杯にならな
くとも、残額が少なくなった場合に、加算金額をプラス
したプリペイドカード4を、上述した実施例と同様にし
て発行することも可能である。この実施例の場合には、
図7に示すステップ55に代えて、あるいはステップ5
5と共に、取引後のプリペイドカードの残額が所定金額
以下であるか否かを判別するステップを付加し、所定金
額以下である場合には、新プリペイドカードを発行する
ように構成すればよい。また、このようなステップを設
けることなく、顧客からの要求に応じ、旧プリペイドカ
ードの残額を加算した新プリペイドカードの発行を可能
にしてもよい。その場合には、図4に示すキーパッド1
6から、その指示信号を入力する必要がある。
【0033】また、上述した端末装置2を用いて、全く
新たな新プリペイドカードを発行させる際には、例えば
図4に示すホストコンピュータ22とそれに接続してあ
るプリペイドカード端末装置2aとにより、発行金額以
外の識別情報が記憶及び印字してある中間カード4aを
発行し、その中間カード4aを端末装置2のスロット6
に差し込み、発行金額をキーパッド16から入力すれ
ば、完成した新プリペイドカードが発行されるように構
成する用にしても良い。
【0034】さらに、本発明の印字方法を実現するため
のプリペイドカードの端末装置は、上述した端末装置2
に限定されず、種々に改変することが可能である。例え
ば、図4に示すように、ECR42に接続してあるプリ
ペイドカード端末装置2bで本発明の印字方法を実現す
るようにしても良い。この端末装置2bは、ECR42
に接続してあることから、前記端末装置2が有するキー
パッド16及びLCD14が不用となる。ECR42自
体が、これらの機能を有するからである。端末装置2b
におけるその他の構成は、端末装置2と同様である。さ
らにまた、本発明の印字方法は、ホストコンピュータ2
2と、それに接続してある端末装置2aとでも実現する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリペイドカードの一方の表面に、識別情報表示欄と、
使用歴表示欄と、サービススタンプ欄とが形成してある
ので、取引時に、カードの残額などの使用歴情報を使用
歴表示欄に印字すると共に、その取引に応じたサービス
スタンプの印字をサービススタンプ欄に印字することが
できる。このため、サービススタンプを押印するための
サービスカードを利用者が別途用意する必要はなくな
り、カードの利用者及び店員の負担を軽減することがで
きる。したがって、プリペイドカードの使い勝手が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るプリペイドカードの正
面図である。
【図4】本実施例のプリペイドカードが用いられるシス
テムの全体概略図である。
【図5】同プリペイドカードを印字処理するための端末
装置の回路構成を示すブロック図である。
【図6】同端末装置の処理内容を示すフローチャート図
である。
【図7】同端末装置の処理内容を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
2,2a,2b プリペイドカード端末装置 4 プリペイドカード 6 スロット 8 識別情報表示欄 10 使用歴表示欄 12 サービススタンプ欄 31 読み取り回路 33 書込回路 34 印字装置 26 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の氏名などの識別情報と、取引に応
    じて順次更新される残額および利用回数等に関する使用
    歴情報と、使用回数や使用金額等に応じて付与される顧
    客毎のサービス情報とが磁気記録される磁気記録部を有
    するプリペイドカードであって、 このプリペイドカードの一方の表面に、前記識別情報
    と、使用歴情報と、サービス情報とが、それぞれ視覚的
    に印字される識別情報表示欄と、使用歴表示欄と、サー
    ビススタンプ欄とが設けてあることを特徴とするプリペ
    イドカード。
  2. 【請求項2】 一方の表面に、識別情報表示欄と、使用
    歴表示欄と、サービススタンプ欄とが設けてあるプリペ
    イドカードに対する印字方法であって、 新プリペイドカードの発行に際しては、顧客の氏名など
    の識別情報を、識別情報表示欄に印字し、取引時には、
    取引に応じて順次更新される残額および利用回数等に関
    する使用歴情報を、使用歴表示欄に印字すると共に、使
    用回数や使用金額等に応じて付与される顧客毎のサービ
    ス情報をサービススタンプ欄に印字することを特徴とす
    るプリペイドカードの印字方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013666A1 (ja) * 2004-08-02 2006-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha 振動抑制装置およびこれを備えたスターリング機関

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