JP3022639B2 - カード端末機及びカード処理システム - Google Patents

カード端末機及びカード処理システム

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JP3022639B2
JP3022639B2 JP3200488A JP20048891A JP3022639B2 JP 3022639 B2 JP3022639 B2 JP 3022639B2 JP 3200488 A JP3200488 A JP 3200488A JP 20048891 A JP20048891 A JP 20048891A JP 3022639 B2 JP3022639 B2 JP 3022639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は利用する毎にその時点に
おけるカード残高を印字面に順番に印字していくカード
端末機と、このカード端末機とこのカード端末機で使用
するプリペイドカードを自動販売するカード自動販売機
からなるカード処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関や公衆電話機のみなら
ず、一般の商店においてもプリペイドカードが導入され
ている。そして、プリペイドカード自体も自動販売機で
購入できる場合が多い。
【0003】このようなカード処理システムは基本的に
カード端末機とカード自動販売機とで構成されている。
カード端末機においては、客が持参したプリペイドカー
ドに磁気記録されているカード残高から販売商品の合計
金額が差引かれる。一方、カード自動販売機において
は、1000円,2000円,3000円等の発行額面に相当する金
額情報が予め記録された複数金額ランクのプリペイドカ
―ドが予め装置内部のストッカ―に区別して収納されて
いる。そして、客が金銭投入口へ紙幣等の金銭を投入し
たのち、購入したい金額ランク種別を示す選択キ―をキ
―操作すると、該当金額ランクのプリペイドカ―ドが販
売口から排出される。
【0004】また、百貨店や一般小売店で独自に発行す
るプリペイドカードには 10000円,20000円等の高額な
ものが多い。そして、このような高額のプリペイドカー
ドにおいては、使用する金額も多額になるので、利用者
が現在のカード残高を即座に把握できるように、プリペ
イドカードの印字面としての裏面に、このカードを利用
して商品を購入した場合に、前回のカード残高から今回
の使用金額を差引いた現在時点のカード残高をその都度
印字するようにしている。
【0005】このようにすると、利用者は常に最新のカ
ード残高を確認できるので、安心して買物を行うことが
可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような利用毎にカード残高を裏面の余白に順次印字して
いくプリペイドカードにおいてもまだ次のような課題が
あった。
【0007】一般に、プリペイドカードは、使用する毎
に、会計所でカード端末機に組込まれたカード処理部に
挿入される。そして、プリペイドカードの磁気ストライ
プに磁気記録されているカード残高が読取られ、そのカ
ード残高から取引金額が減算されて、減算後のカード残
高が同一プリペイドカードの磁気ストライプに書込まれ
る。同時に、更新後のカード残高が例えばサーマルプリ
ンタにて裏面の余白に感熱印字される。その後、このプ
リペイドカードは排出される。
【0008】すなわち、使用する毎に裏面に印字された
カード残高の文字数が増加する。したがって、1回の使
用金額が多い場合は、印字行が裏面の最終行に達する前
の中間の位置において、カード残高が0になってしま
い。このプリペイドカードは使用不可能となり、破棄さ
れる。
【0009】他方、1回の使用金額が少ない場合は、印
字行が裏の最終行に達しても、かなりの額のカード残高
が存在する可能性が多い。このような場合には、磁気ス
トライブに記録されたカード残高は、取引が発生する都
度、正確に減算されていくが、カード残高は印字される
ことはない。
【0010】裏面におけるカード残高の印字可能回数
は、カード自体の大きさや印字文字の大きさによって定
まるが、カード形状を任意に大きくすることはできな
い。また、文字の大きさを過度に小さくすると客が読み
にくい問題がある。その結果、カード残高の印字可能回
数には一定の限界がある。
【0011】したがって、上述したように、裏面の最終
行までカード残高が印字されていまうと、その後におい
ては、客はカード残高の大体の目安を確認できない。ま
た、その後何回使用したかを知る術もない。さらに、カ
ード残高が0になったこともプリペイドカード自体から
目視で確認できない。よって、誤って、カード残高が0
のプリペイドカードでもって代金を支払おうとする間違
いを犯す懸念がある。
【0012】特に、前述した高額なプリペイドカード
は、一回の利用金額が低額のプリペイドカードと同一条
件とすると、当然低額のプリペイドカードに比較して、
使用回数が増加する。その結果、カード残高の印字が最
終行に達したとしても、ある程度以上のカード残高が存
在する確率が高くなる。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、カード残高の印字行が最終行に達しても
カード残高が存在する場合には、最終行に取引有りを示
すマークのみを印字することによって、カード残高のお
およその金額と利用回数とを常時把握でき、客対するサ
ービスをより一層向上できるカード端末機と、カード残
高の印字行が最終行に達したプリペイドカードに対して
は新規プリペイドカードを再発行できるカード自動販売
機を備えたカード処理システムとを提供することを目的
とする。
【0014】また、カード残高の印字行が最終行に達し
て場合には新規のプリペイトカードを発行する機能を有
し、客に対するサービスをさらに向上できるカード端末
機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明のカード端末機においては、取引が実行され
る毎に、カ―ド挿入口から挿入されたプリペイドカ―ド
に記録されているカード残高および利用回数を読取るカ
―ド情報読取手段と、この読取られたカード残高から取
引の金額を減算してプリペイドカ―ドに書込むカード残
高更新手段と、読取られた利用回数からプリペイドカ―
ドの印字面における次の印字行を算出する印字行算出手
段と、この算出された印字行が印字面における最終行未
満のとき該当行に減算後のカード残高を印字するカード
残高印字手段と、印字行が最終行以上のき、カード残高
に代えて取引有りを示すマークを最終行に印字するマー
ク印字手段と、印字行が前記最終行以上のときで、かつ
減算後のカード残高が零になったとき、マークに代えて
零のカード残高を最終行に印字するカード残高零印字手
段と、読取られた利用回数を更新してプリペイドカ―ド
に書込む利用回数更新手段と、各印字手段にて各文字ま
たはマークが印字されたプリペイドカ―ドを排出するカ
ード排出手段とを備えている。
【0016】また、本発明のカード処理システムはカー
ド端末機とカード自動販売機とからなり、そのカード端
末機においては、取引が実行される毎に、カード挿入口
から挿入されたプリペイドカードに記録されたカード残
高を前記取引の金額で減額更新すると共に、減額後のカ
ード残高をプリペイドカードの印字面の余白に印字出力
したのちカード排出し、かつ印字行が最終行になると最
終行に取引有りを示すマークのみを印字する構成とし、
一方、カード自動販売機においては、金銭投入口から投
入された金額に対応したカード残高が記録された新規プ
リペイドカードを発行する通常カード発行手段と、カー
ド挿入口から挿入された使用中プリペイドカードに記録
されたカード残高と利用回数とを読取るカード情報読取
手段と、この読取られた利用回数から算出されたプリペ
イドカードの印字面における印字行が最終行以上のと
き、読取られたカード残高を新たなカード残高とする新
規プリペイドカードを発行するカード再発行手段とを備
えている。
【0017】さらに別の発明のカード端末機において
は、前述したカード端末機におけるカード情報読取手
段,カード残高更新手段,印字行算出手段,カード残高
印字手段,利用回数更新手段に加えて、減算後のカード
残高が印字されたプリペイドカードを排出するカード排
出手段と、カード残高が記憶されていない複数の生カー
ドを収納するカードストッカーと、印字行が最終行に達
したときカード挿入口に挿入されているプリペイドカー
ドにカード残高零を書込んで排出する使用済カード排出
手段と、この使用済カード排出後にカードストッカーか
ら供給された生カードに減算後のカード残高を書込んで
新規プリペイドカードとして排出するカード再発行手段
とを備えたものである。
【0018】
【作用】このように構成されたカード端末機のカード挿
入口に挿入されたプリペイドカードに記録されされてい
るカード残高や利用回数は例えばカードリーダにて読取
られる。そして、読取られたカード残高から取引金額が
減算され、減算後のカード残高が例えばカードライタに
よって挿入中のプリペイドカードに書込まれる。同時に
プリペイドカードの印字面における前記利用回数から算
出された印字行にカード残高が印字される。そして、更
新された利用回数が再度プリペイドカードに書込まれ
て、このプリペイドカードは排出される。
【0019】そして、算出された印字行が最終行以上の
場合は、最終行に取引有りを示すマークのみが印字され
る。このマークは一般の文字に比較して格段に占有面積
が小さいので、1行に多数のマークを印字可能である。
したがって、カード残高が印字されなくなってからの使
用回数や、その使用回数からおおよそのカード残高を推
定できる。
【0020】さらに、カード残高が0になると、たとえ
マーク印字のみの最終行であってもカード残高0が印字
される。よって、このプリペイドカードの使用限界を確
実に知ることか可能となる。
【0021】また、カード処理システムにおいては、カ
ード残高は有るが、最終行のみしか印字行が残っていな
い使用中プリペイドカードをカード自動販売機のカード
挿入口に挿入すると、そのカード残高を新規のカード残
高とする新規プリペイドカードが再発行される。
【0022】この再発行されたプリペイドカードの印字
面にはまだカード残高が印字されていない大きな余白が
有るので、次回の使用時からカード残高の印字が再開さ
れる。よって、常時カード残高を確認できる。
【0023】また、別の発明のカード端末機において
は、このカード端末機内にカード残高が記録されていな
い未使用の複数の生カードを収納するカードストッカー
が組込まれている。そして、カード挿入口から挿入され
たプリペイドカードにおける印字面の印字行が最終行に
達した場合には、この使用中のプリペイドカードに強制
的にカード残高が書込まれて使用済プリペイドカードと
して排出される。続いてカードストッカーから供給され
た生カードに減算後のカード残高が書込まれる。そし
て、このカードが新規のプリペイドカードとして再発行
される。
【0024】すなわち、このカード端末機は上述したカ
ード自動販売機におけるカード再発行機能が付加されて
いるので、客にとっては、カード端末機位置において印
字余白が十分存在する新規プリペイドカードを受領する
ことが可能となる。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0026】実施例のカード処理システムは図1に示す
カード端末機1と図9に示すカード自動販売機2とで構
成されている。そして、このカード処理システムで取扱
い可能なプリペイドカード3は図5に示されている。
【0027】先ず、図1のカード端末機1について説明
する。筐体の前面にキャッシャ―が販売登録操作を実行
するためのキ―ボ―ド4、販売金額Ya や合計金額Sm
やカード残高X1 等を表示する表示器5,同じく客用の
表示器6,カード挿入口7,レシート8を発行するレシ
ート発行口9等が設けられ、下部に現金等を収納するド
ロワー10が組込まれている。
【0028】キ―ボ―ド4には、図2に示すように、各
販売商品の販売金額等の数字デ―タを入力するための置
数キ―11、各販売商品の部門コ―ドを入力するための
部門キ―12、小計キ―13、代金を現金で支払う場合
に使用する現金合計キ―14、代金をプリペイドカ―ド
で支払う時に使用するカ―ド合計キ―15等が配設され
ている。さらに、このキ―ボ―ド4には[登録][点
検][精算]等の業務モ―ドを切換える業務切換スイッ
チ16が配設されている。
【0029】図3はカード端末機1の概略構成を示すブ
ック図である。例えばマイクロコンピュータ等で構成さ
れた制御装置17に、カード挿入口7に挿入されたプリ
ペイドカード3に対するカード情報の読取,書込,文字
印字を行うカード処理部18,レシート8に各種販売デ
ータを印字出力するプリンタ19,前記表示器5,6,
前記キーボード4,および各種データを一時記憶する記
憶部20が接続されてる。
【0030】前記カード処理部18は、図5に示すプリ
ペイドカ―ド3の磁気ストライプ21の各領域21a〜
21eに記憶された各データからなるカード情報を読取
るカードリーダ18a,同じく各領域21a〜21eに
各データを書込むカードライタ18b,プリペイドカ―
ド3の印字面としての裏面3bにカード残高X1 を取引
日付と共に感熱印字するサーマルプリンタ18c,カー
ド挿入口7から挿入されたプリペイドカ―ド3を前記カ
ードリーダ18a,カードライタ18b,サーマルプリ
ンタ18c位置へ搬送し、かつ処理済のプリペイドカ―
ド3をカード挿入口7から排出させるカード搬送機構1
8dとで構成されている。
【0031】前記プリペイドカ―ド3の表面3aには、
図5(a)に示すように、プリペイドカ―ドであること
を示す「ショッピングカード」等の名称と使用可能百貨
店または商店街の名称が予め印刷されている。裏面3b
には、図5(b)に示すように、カード残高X1 をサー
マル印字するための感熱材料が貼合わされている。そし
て、この裏面3bに取引日付とその時のカード残高X1
とからなる文字22が印字される。また、内部に磁気ス
トライプ21が形成されている。
【0032】この磁気ストライプ21には、第5図
(c)に示すように、領域21a〜21eが形成されて
おり、領域21a,領域21bにはそれぞれカード発行
会社コード,一連のカード番号が予め書込まれている。
領域21c,21dにはカード残高X1 ,初期金額X0
が書込まれている。また、領域21eには利用回数Nが
記憶されている。
【0033】図3の記憶部20内には、図4に示すよう
に、一人の客に販売した商品の合計金額Sm を算出する
ための合計器20a,カ―ドリ―ダ18aで読取ったカ
ード情報を一時記憶するカ―ド情報メモリ20b,置数
キ―11にてキ―入力された数字デ―タを一時記憶する
置数バッファ20c,カード売上合計器20d,現金売
上合計器20e,総売上合計器20f,部門別売上メモ
リ20g等が形成されている。
【0034】しかして、カード端末機1の制御装置17
は、業務モードが「登録」に設定された状態で、図7お
よび図8に示す流れ図に従って、販売登録教務を実行す
るようにプログラム構成されている。
【0035】流れ図が開始され、S(ステップ)1に
て、キャッシャーが何等かの入力操作を実行すると、入
力操作の種類を調べる。S2にて、入力操作が置数キー
11と部門キー12との組合せ操作による一つの商品に
対する販売データの入力操作であれば、S3にて、置数
バッファ20cの数字デ―タを販売金額Ya として合計
器20aの合計金額Sm に加算する。また、部門キ―1
2の指定する部門と販売金額Ya とをプリンタ19にて
レシ―ト8に印字出力する。また、部門と販売金額Ya
とを記憶部20の部門別売上メモリ20gに登録する。
【0036】S4にて、入力操作がカード挿入口7に対
するプリペイドカード3の挿入操作であれば、S5に
て、カード処理部18に指令を出して、カードリーダ1
8aでもって磁気ストライプ21の各領域21a〜21
eに記録されている各データからなるカード情報を読取
ってカード情報メモリ20bへ一旦格納する。
【0037】さらに、S6にて、入力操作が現金合計キ
ー14操作であれは、S7にて、合計器20aの合計金
額Sm を表示器5,6に表示し、S8にて、合計金額S
m をレシート8に印字出力し、レシート8を切断して、
レシート発行口9から排出する(レシート発行)。その
後、合計金額Sm を現金売上合計器20eおよび総売上
合計器20fに加算する。次に、合計器20a,カード
情報メモリ20bをクリアする。
【0038】また、図8のS9にて、入力操作がカード
合計キー15操作であれは、合計金額Sm を表示器5,
6に表示する。S10にてカード情報メモリ20bにカ
ード情報が記憶されていることを確認する。さらに、S
11にて、合計金額Sm がカード情報メモリ20bから
読出したカード残高X1 以下であることを確認する。そ
して、S12にて、カード残高X1 から合計金額Sm を
減算する。また、S13にて、同じくカード情報メモリ
20bから読出した利用回数Nを更新する(N=N+
1)。
【0039】S14にて、カード処理部18に指令を送
出して、カードライタ18bにて、挿入中のプリペイド
カード3の各領域21c,21eに更新後のカード残高
X1,利用回数Nを書込む。S15にて、利用回数Nか
ら文字22を印字する印字行Pを算出する。すなわち、
プリペイドカード3の裏面3bにおける最大印字可能行
数(Pm)はカードの大きさおよび印字文字の大きさで定
まる一定値であり、また、1行に印字できる文字数も一
定である。1回の印字文字22は図5(b)に示すよう
ように取引日付とカード残高X1 であるので例えば1行
に2アテテム(項目)である。よって、簡単に現在の裏
面3bにおける印字行Pが得られる。
【0040】S16にて、算出された印字行Pが前述し
た最大印字可能行数で示される最終行Pm 未満であれ
は、図6(a)に示すように、裏面3bに文字22を印
字する余白が多く残っていると判断して、算出された印
字行Pにカード残高X1 および今日の日付(取引日付)
からなる文字22を感熱印字する。次に、S18にて、
印字済のプリペイドカード3をカード挿入口7から排出
する。
【0041】その後、図7のS8に戻り、レシート発行
やメモリ処理等の通常の販売登録処理を実行する。
【0042】S16にて、印字行Pが最終行Pm 以上に
なると、S19へ進む。減算後のカード残高X1 が0で
なけれぱ、図6(b)に示すように、最終行Pm のひと
つ前の行(Pm −1)まで印字済みであると判断して、
S20にて利用回数Nからマーク位置Mp を算出する
(Mp =N−2(Pm −1))。そして、S21にて最
終行Pm における算出されたマーク位置Mp に取引有を
示すマーク「・」23をサーマルプリンタ18cにて印
字出力する。そして、プリペイドカード3を排出して図
7のS8に戻る。
【0043】なお、マーク「・」23の占有面積は文字
22の占有面積に比較して格段に小さいので、1行に印
字可能なマーク23数は、例えば実施例端末機において
は、20個と非常に多く設定可能である。よって、マー
ク23が最終行Pm の最終位置まで印字されることはほ
とんど無視できる。
【0044】また、S19にて、カード残高X1 がちょ
うど0になった場合(X1 =0)は、S22へ進み、図
6(c)に示すように、最終行Pm の最終位置に今日の
日付(取引日付)とカード残高Oの文字23aを印字出
力する。そして、プリペイドカード3を排出して図7の
S8に戻る。
【0045】次に、実施例のカード処理システムの他方
を構成するカード自動販売機2について説明する。
【0046】図9はカ―ド自動販売機2の外観図であ
る。ほぼ箱形のケ―スの扉の前面に形成された操作パネ
ル24に、紙幣を挿入する紙幣投入口および硬貨を投入
する硬貨投入口からなる金銭投入口25,客が使用中の
プリペイドカ―ドを挿入するためのカ―ド挿入口26、
各種操作案内や投入金額等を電光表示する表示器27、
購入するプリペイドカードに書込むべき金額を確認した
後に押す販売キー28,販売操作を途中で取り消すため
取消ボタン29、係員を呼出すための呼出ボタン30、
この自動販売機が稼働中か否かを示す販売中ランプ3
1、販売されたプリペイドカード3または再発行された
プリペイドカードが排出されるカード排出口32等が配
設されている。
【0047】図10(a)はこのカード自動販売機2内
のカードストッカー内に予め収納された生カードを示す
図である。この生カード33は前述した発行済みのプリ
ペイドカード3と同じ外観を有する。第10図(b)に
示すように、磁気ストライプ21内に形成されている領
域21a,領域21bにはそれぞれカード発行会社コー
ド,一連のカード番号が予め書込まれている。しかし、
領域21c,21dには、まだ、カード残高X1 ,初期
金額X0 が書込まれていない。また、領域21eには0
の利用回数(N=0)が記憶されている。
【0048】そして、この生カード33における各領域
21c,21dにカード残高X1 ,初期金額X0 が書込
まれて発行されると図5に示す正規のプリペイドカード
3となる。
【0049】第11図はカ―ド自動販売機2の概略構成
を示すブロック図である。
【0050】各種情報処理を実行する例えばマイクロコ
ンピュータから構成された制御装置34に、カードリー
ダライタ35a,生カード33およびプリペイドカード
3の裏面3bにカード残高X1 等の文字22を感熱印字
するサーマルプリンタ35bを駆動する印字制御部35
c,係員が各種のデータを設定したり、販売登録された
販売データを監視出力するためのキーボード36および
表示器37,入出力インタフェース38、RAM等で形
成された記憶部39,および操作パネル24に配設され
た各種機器の操作パネル用インタフェース40が接続さ
れている。
【0051】前記カードリーダライタ35a,サーマル
プリンタ35bおよび印字制御部35cは1個のカード
処理部35内に組込まれている。
【0052】前記入出力インタフェース38には、ケー
ス内に据付られた金銭処理収納部41,図10に示した
多数の生カード33を収納するカードストッカー42,
このカードストッカー42から生カード33を前記カー
ドリーダライタ35aへ搬送するカード搬送機構43等
が接続されている。
【0053】さらに、前記操作パネル用インタフェース
40には、図9に示した表示器27,販売キー28,販
売中ランプ31,取消しボタン29,呼出しボタン30
等が接続されている。
【0054】また、前記記憶部39内には、カードリー
ダライタ35aにて読取られた図5(c)に示すカード
発行会社コード,カード番号,カード残高X1、初期金
額X0 ,利用回数N等からなるカード情報を一時記憶す
るカード情報メモリ39a,金銭投入口25から投入さ
れた金銭の金額Y1 の合計金額Sを算出するための投入
合計器39b,このカード自動販売機2で現金販売した
各プリペイドカード3の販売金額を集計する売上集計メ
モリ39c,現金で販売した新規プリペイドカード3の
発行枚数を記憶する新規発行枚数メモリ39d,カード
挿入口26に挿入された使用中プリペイドカード3を新
規に再発行した枚数を記憶する再発行枚数メモリ39e
等が形成されている。
【0055】しかして、カ―ド自動販売機2の電源が投
入されると、前記制御装置34は図14および図15の
流れ図に従ってプリペイドカ―ド3の自動販売処理業務
を実行するようにプログラム構成されている。
【0056】流れ図が開始され、P1にて操作パネル2
4上にて何等かの販売操作が実行されると、その実行さ
れた操作種別を調べる。P2にて金銭投入口25から紙
幣または硬貨等の金銭が投入されると、P3にて金銭処
理収納部41にて判読された投入金銭の投入金額Y1 を
記憶部39の投入合計器39bの合計金額Sに加算する
(S=S+Y1 )。そして、合計金額Sを表示器27に
表示する。なお、当然、最初は合計金額Sは0である。
【0057】そして、操作パネル24にて次の販売操作
が実行され、P4にて更に追加の金銭がが投入される
と、P3へ戻り、今回の投入金額Y1 を投入合計器39
bに加算する。
【0058】次に、P2又はP4にて販売操作が金銭投
入操作でなく、P5にて販売キー28がキー操作される
と、P6にて、投入合計器39bに実際に合計金額Sが
存在することを確認した後、P7以降で新規プリペイド
カード3に対する通常カード発行処理を実行する。
【0059】すなわち、P7にて、カード搬送機構43
へ起動指令を送出して、カードストッカー42に収納さ
れている図10に示す多数の生カード33のうちの1枚
の生カード33をカードリーダライタ35aへ搬送す
る。そして、P8にて生カード33の領域21cに投入
合計器39bの合計金額Sを新規カード残高X1 として
書込む。同時に、領域21dに同一金額Sを初期金額X
0 として書込む。次にP9にて、図5(b)に示すよう
に、裏面3bの印字余白の先頭行に今日の日付(取引
付)とカード残高X1 の文字22を感熱印字する。
【0060】次にP10にてカード残高X1 が記録さ
れ、かつ裏面3bに文字22が印字されたプリペイドカ
ード3を下方のカード排出口32から排出する。しかし
て、1枚のプリペイドカード3の通常カード発行処理が
終了したので、記憶部39の売上集計メモリ39cに販
売金額Sを登録し、新規発行枚数メモリ37dの枚数を
更新する。その後、投入合計器39bをクリアして、次
の客に備える。
【0061】次に、入力操作が、図15のP11におけ
るカード挿入口26に対する使用中プリペイドカード3
の挿入操作であれば、P12にて、挿入されたプリペイ
ドカード3の各領域21a〜21eに記録されているカ
ード情報をカードリーダライタ35aで読取ってカード
情報メモリ39aに一旦格納する。そして、読取ったカ
ード情報のうちのカード残高X1 を表示器27に表示す
る。
【0062】P13にて、カード情報メモリ39aの利
用回数Nから裏面3bにおける印字行Pを算出する。そ
して、P14にて、算出された印字行Pが前述した最終
行Pm 以上であることを確認する。印字行Pが最終行P
m 以上の場合は、挿入されたプリペイドカード3の裏面
3bには、図6(b)に示すように、文字が最終行Pm
の一つ手前の行(Pm −1)まで印字されており、新規
カードを再発行する条件を満たしていると判断する。
【0063】そして、P15にて、現在カード挿入口2
6に挿入中のプリペイドカード3に対してカード残高0
を書込む。そして、図6(c)に示すように、最終行P
m の最終位置に今日の日付(取引日付)とカード残高0
との文字23aを印字する。そして、この使用中プリペ
イドカード3をカード排出口32から排出する。
【0064】次に、P16にて、カード搬送機構43へ
起動指令を送出して、カードストッカー42に収納され
ている1枚の生カード33をカードリーダライタ35a
へ搬送する。そして、生カード33の領域21cにカー
ド情報メモリ39aのカード残高X1 を新たなカード残
高X1 として書込む。同時に、領域21dに同一金額S
を初期金額X0 として書込む。次にP17にて、図13
に示すように、裏面3bの印字余白の先頭行に今日の日
付(取引日付)とカード残高X1 との文字22を感熱印
字する。
【0065】次にP18にてカード残高X1 が記録さ
れ、かつ裏面3bに文字22が印字されたプリペイドカ
ード3を下方のカード排出口32から排出する。しかし
て、1枚の使用中プリペイドカード3に対するカード再
発行処理が終了したので、記憶部39の再発行枚数メモ
リ39eの枚数を更新する。その後、カード情報メモリ
39aをクリアして、次の客に備える。
【0066】また、P14にて、算出された印字行Pが
最終行Pm に満たなかった場合は、再発行条件を満たし
ていないので、P19にて、カード再発行不可能のメッ
セージを表示器27に表示したのち、該当プリペイドカ
ード3をそのままカード排出口32から排出する。
【0067】このように構成されたカード処理システム
のカード端末機1とカード自動販売機2が配設された商
店でプリペイドカード3でもって商品を購入する場合、
客は、先ずカード自動販売機2にてプリペイドカード3
を購入する必要がある。
【0068】この場合、客は金銭投入口25に金銭を投
入して販売キー28を押すと、投入した合計金額Sに対
応するカード残高X1 が記録され、かつ販売日(取引日
付)とカード残高X1 との文字22が印字されたプリペ
イドカード3が発行される。
【0069】客はこのプリペイドカード3を用いて商品
を購入する。すなわち、カード端末機1にて購入商品に
対する代金を払う。この場合、図6(a)に示すよう
に、プリペイドカード3の裏面3aに取引日付とその時
点のカード残高X1 からなる文字22が時系列的に印字
出力される。そして、カード残高X1 が0になると、最
終の取引日付とカード残高0との文字22が裏面3bに
印字される。よって、客はこのプリペイドカード3がも
う使用できないと確認できる。
【0070】また、1回の平均購入金額(取引金額)が
少なくて、取引回数が増大して、印字行Pが最終行Pm
に達すると、図6(b)に示すように、最終行Pm には
文字22は印字されなくて、取引有りを示す「・」のマ
ーク23のみが順番に印字出力されていく。
【0071】また、このマーク23の印字が開始された
後において、カード残高X1 が0になると、図6(c)
に示すように、最終行Pm の最終位置に取引日付とカー
ド残高Oとの文字23aが印字される。
【0072】このように、たとえ1回の取引金額が比較
的少なくて、取引日付とカード残高X1 とからなる文字
22の印字行Pがなくなったとしても、最終行Pm にマ
ーク23のみが順次印字される。よって、客は、そのマ
ーク23の数を数えて文字22が印字されなくなった後
における取引回数を正確に把握できる。1回のおおよそ
の取引金額がそんなに大きく変動しないとすると、現在
のカード残高X1 のおおよその額を推定できる。
【0073】さらに、カード残高X1 が0になると、最
終の取引日付およびカード残高Oとの文字23aは必ず
印字されるので、カード残高が0になったプリペイドカ
ード3で取引を行おうとする誤りを未然に防止できる。
言いかえれば、安心してプリペイドカード3を使用する
ことができる。
【0074】さらに、このカード処理システムにおける
カード自動販売機2においては、前述した図6(b)に
示す印字行Pが最終行Pm に達してしまったプリペイド
カード3をカード挿入口26に挿入すると、カード残高
X1 が新規のカード残高として記録された新規のプリペ
イドカード3が再発行される。再発行されたプリペイド
カード3の裏面3bには図13に示すように印字余白が
大量に存在するので、これ以降取引を行う毎に、取引日
付とカード残高X1とからなる文字22が順番に印字さ
れていく。したがって、客は常に最新のカード残高X1
を確認できる。
【0075】図16は本発明の他の実施例に係わるカー
ド端末機の概略略構成を示すブロック図である。図3に
示す先の実施例のカード端末機と同一部分には同一符号
が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明を
省略する。また、カード端末機の外観図およびキーボー
ドにおけるキー配列は図1および図2と同じである。
【0076】そして、この実施例のカード端末機は通常
のカード決済処理機能に加えて前述したカード自動販売
機2におけるカード再発行機能を有する。
【0077】すなわち、この実施例のカード端末機にお
いては、図3の実施例のカード端末機におけるカード処
理部18内にカードストッカー18eが組込まれてい
る。このカードストッカー18e内には、図10にて説
明したカード残高X1 がまだ書込まれていない複数枚の
生カード33が収納されている。そして、カード搬送機
構18dは、カード挿入口7から挿入されたプリペイド
カード3をカードリーダ18a,カードライタ18b,
サーマルプリンタ18c位置へ搬送すると共に、必要に
応じて、カードストッカー18eに収納された生カード
33をカードライタ18b位置およびサーマルプリンタ
18c位置へ搬送する。
【0078】また、記憶部20内には、図17に示すよ
うに、このカード端末機でもって再発行したプリペイド
カード3の発行枚数を計数する再発行枚数メモリ20h
が形成されている。
【0079】しかして、このカード端末機1の制御装置
17は、業務モードが「登録」に設定された状態で、図
18,図19および図20に示す流れ図に従って、販売
登録教務を実行するようにプログラム構成されている。
【0080】そして、図18におけるQ2の販売データ
入力時の処理,Q4におけるカード挿入時の処理、Q6
における現金合計キー入力時の処理は先の実施例にて説
明した図7における各処理と同じであるので説明を省略
する。
【0081】また。図19におけるカード合計キー15
がキー操作された場合におけるQ9からQ15までの各
処理も、前述した先の実施例における図8のS9からS
15までの各処理とほぼ同一であるので説明を省略す
る。
【0082】すなわち、図19におけるQ15にて、減
算後のカード残高X1を印字すべき印字行Pが算出され
ると、Q16にて算出された印字行Pが最終行Pm に達
したか否かを調べる。S16にて、最終行Pm に達して
いなければ、図21(a)に示すように、挿入されたプ
リペイドカード3の裏面3bに文字22を印字する余白
が多く残っていると判断して、算出された印字行Pにカ
ード残高X1 および今日の日付(取引日付)からなる文
字22を感熱印字する。次に、Q18にて、印字済のプ
リペイドカード3をカード挿入口7から排出する。
【0083】その後、図18のQ8に戻り、レシート発
行やメモリ処理等の通常の販売登録処理を実行する。
【0084】Q16にて、印字行Pが最終行Pm に達す
ると、図21(b)に示すように、裏面3bに文字22
を印字する印字余白が最終の1行分しか残っていないと
判断して、Q19へ進む。Q19にて減算後のカード残
高X1 が調度0の場合、このプリペイドカード3は使用
済みとなるので、Q20にて、図21(d)に示すよう
に、最終行Pm に今日の日付(取引日付)とカード残高
0の文字23bをサーマルプリンタ18cにて印字出力
する。その後、Q18にてこの使用済プリペイドカード
3を排出する。そして、図18のQ8へ戻る。
【0085】Q19にてカード残高X1 が0でない場
合、図20のQ21へ進み、カード再発行処理を開始す
る。
【0086】すなわち、Q21にて、現在カード挿入口
7に挿入中のプリペイドカード3に対してカード残高0
を書込む。そして、Q22にて図21(d)に示すよう
に、最終行Pm に今日の日付(取引日付)とカード残高
0との文字23bを印字する。そして、Q23にてこの
プリペイドカード3をカード挿入口7から排出する。
【0087】次に、Q24にて、カード搬送機構18d
へ起動指令を送出して、カードストッカー18eに収納
されている1枚の生カード33をカードライタ18bへ
搬送する。そして、Q25にて生カード33の領域21
cに減算後のカード残高X1を新たなカード残高X1 と
して書込む。同時に、領域21dに同一金額を初期金額
X0 として書込む。次にQ26にて、図21(c)に示
すように、裏面3bの印字余白の先頭行に今日の日付
(取引日付)とカード残高X1 との文字22を感熱印字
する。
【0088】次にQ27にて、カード残高X1 が記録さ
れ、かつ裏面3bに文字22が印字された生カード33
を再発行プリペイドカード3としてカード挿入口7から
排出する。しかるのち、Q28にて記憶部20の再発行
枚数メモリ20hの発行枚数に1を加算する。
【0089】しかして、1枚の使用中プリペイドカード
3に対するカード再発行処理が終了したので、図18の
Q8へ戻り、通常のレシート発行処理およびメモリ登録
処理を実行する。
【0090】このように構成されたカード端末機であれ
ば、カード挿入口7に挿入されたプリペイドカード3の
今回の取引終了後におけるカード残高X1 の印字行Pが
裏面3bの最終行Pm に達した場合は、該当プリペイド
カード3は、図21(d)に示すように、裏面3bの最
終行Pm に今日の日付とカード残高0が印字され、かつ
磁気ストライプ21にカード残高0が書込まれて、使用
済プリペイドカード3として排出される。さらに、その
後、そのカード残高X1 が書込まれた新規のプリペイド
カード3が再発行される。
【0091】したがって、客にとっては、印字余白のな
い使用中プリペイドカード3は自動的に図21(c)に
示す印字余白が十分存在する新規プリベイドカード3に
交換されることになる。したがって、この新規プリペイ
ドカード3でもって買い物を行うと、自動的にその時点
におけるカード残高X1 が順次印字されていくので、た
とえ1回の取引金額が少なかったとしても、常に正しい
カード残高を確認できる。
【0092】特に、この実施例においては、プリペイド
カード3の再発行に際して客に何等の負担を強いること
はないので、前述した実施例に比較してより一層客に対
するサービスを向上できる。
【0093】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。実施例においてはプリペイドカード
に利用回数を直接数字データで書込むようにしたが、例
えばこの利用回数をカード裏面における印字余白の先頭
位置を示すアドレス情報として書込むようにしてもよ
い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカード端末
機およびカード処理システムにおいては、プリペイドカ
ードの印字面におけるカード残高の印字行が最終行に達
してもカード残高が存在する場合には、最終行に取引有
りを示すマークのみを印字するようにしている。また、
最終行にマークを印字していく期間にカード残高が0に
なると、カード残高0を強制的に印字している。したが
って、マーク数を数えることによって、カード残高のお
およその金額と利用回数とを常時把握でき、また、カー
ド残高が0になったことを確実に把握できる。
【0095】また、カード自動販売機においては印字行
が最終行になったプリペイドカードを印字余白が大量に
有る新規のプリペイドカードに代って再発行している。
したがって、客は再度最新のカード残高を確認しながら
取引が可能となる。
【0096】さらに、この印字行が最終行になったプリ
ペイドカードの再発行機能をカード端末機に持たせるこ
とによって、客に何等の負担を強いる事なく、新規のプ
リペイドカードを客に手渡すことができ、客に対するサ
ービスをさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるカード処理システ
ムにおけるカード端末機を示す外観図、
【図2】 同カード端末機のキーボードのキー配列図、
【図3】 同カード端末機の概略構成を示すブロック
図、
【図4】 同カード端末機の記憶部に形成された各メモ
リを示す図、
【図5】 実施例のカード処理システムで使用されるプ
リペイドカードを示す図、
【図6】 同カード端末機の動作を説明するための各プ
リペイドカードの裏面を示す図、
【図7】 同カード端末機の動作を示す流れ図、
【図8】 同じく同カード端末機の動作を示す流れ図、
【図9】 同実施例カード処理システムにおけるカード
自動販売機を示す外観図、
【図10】 同カード自動販売機に収納された生カード
を示す図、
【図11】 同カード自動販売機の概略構成を示すブロ
ック図、
【図12】 同カード自動販売機の記憶部に形成された
各メモリを示す図、
【図13】 同カード自動販売機で再発行されたプリペ
イドカードの裏面を示す図、
【図14】 同カード自動販売機の動作を示す流れ図、
【図15】 同じく同カード自動販売機の動作を示す流
れ図、
【図16】 本発明の他の実施例に係わるカード端末機
の概略構成を示すブロック図、
【図17】 同カード端末機の記憶部に形成された各メ
モリを示す図、
【図18】 同カード端末機の動作を示す流れ図、
【図19】 同じく同カード端末機の動作を示す流れ
図、
【図20】 同じく同カード端末機の動作を示す流れ
図、
【図21】 同カード端末機の動作を説明するための各
プリペイドカードの裏面を示す図。
【符号の説明】
1…カード端末機、2カード自動販売機、3……プリペ
イドカード、4…キーボード、7,26…カード挿入
口、15…カード合計キー、17,34…制御装置、1
8,35…カード処理部、20,39…記憶部、20
b,39a…カード情報メモリ、21…磁気ストライ
プ、22,23a,23b…文字、23…マーク、28
…販売キー、33…生カード。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引が実行される毎に、カ―ド挿入口か
    ら挿入されたプリペイドカ―ド(3) に記録されているカ
    ード残高および利用回数を読取るカ―ド情報読取手段(S
    5)と、この読取られたカード残高から前記取引の金額を
    減算して前記プリペイドカ―ドに書込むカード残高更新
    手段(S12,S14) と、前記読取られた利用回数から前記プ
    リペイドカ―ドの印字面における次の印字行を算出する
    印字行算出手段(S15) と、この算出された印字行が前記
    印字面における最終行未満のとき該当行に減算後のカー
    ド残高を印字するカード残高印字手段(S17) と、前記印
    字行が前記最終行以上のき、前記カード残高に代えて取
    引有りを示すマークを前記最終行に印字するマーク印字
    手段(S21) と、前記印字行が前記最終行以上のときで、
    かつ減算後のカード残高が零になったとき、前記マーク
    に代えて零のカード残高を前記最終行に印字するカード
    残高零印字手段(S22) と、前記読取られた利用回数を更
    新して前記プリペイドカ―ドに書込む利用回数更新手段
    (S13,S14)と、前記各印字手段にて各文字またはマーク
    が印字された前記プリペイドカ―ドを排出するカード排
    出手段(S18) とを備えたカード端末機。
  2. 【請求項2】 取引が実行される毎に、カード挿入口か
    ら挿入されたプリペイドカードに記録されたカード残高
    を前記取引の金額で減額更新すると共に、減額後のカー
    ド残高をプリペイドカードの印字面の余白に印字出力し
    たのちカード排出し、かつ印字行が最終行になると最終
    行に取引有りを示すマークのみを印字するカード端末機
    (1) と、金銭投入口から投入された金額に対応したカー
    ド残高が記録された新規プリペイドカードを発行する通
    常カード発行手段 (P2〜P10)と、カード挿入口から挿入
    された使用中プリペイドカードに記録されたカード残高
    と利用回数とを読取るカード情報読取手段 (P12)と、こ
    の読取られた利用回数から算出されたプリペイドカード
    の印字面における印字行が最終行以上のとき、前記読取
    られたカード残高を新たなカード残高とする新規プリペ
    イドカードを発行するカード再発行手段(P14〜P18)とを
    有したカード自動販売機(2) とを備えたカード処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 取引が実行される毎に、カ―ド挿入口か
    ら挿入されたプリペイドカ―ド(3) に記録されているカ
    ード残高および利用回数を読取るカ―ド情報読取手段(Q
    5)と、この読取られたカード残高から前記取引の金額を
    減算して前記プリペイドカ―ドに書込むカード残高更新
    手段(Q12,Q14) と、前記読取られた利用回数から前記プ
    リペイドカ―ドの印字面における次の印字行を算出する
    印字行算出手段(Q15) と、この算出された印字行が前記
    印字面における最終行に達していないとき該当行に減算
    後のカード残高を印字するカード残高印字手段(Q17)
    と、前記読取られた利用回数を更新して前記プリペイド
    カ―ドに書込む利用回数更新手段(Q13,Q14)と、前記減
    算後のカード残高が印字されたプリペイドカードを排出
    するカード排出手段(Q18) と、カード残高が記憶されて
    いない複数の生カードを収納するカードストッカー(18
    e) と、前記印字行が前記最終行に達したとき前記カー
    ド挿入口に挿入されているプリペイドカードにカード残
    高零を書込んで排出する使用済カード排出手段(Q21〜Q2
    3)と、この使用済カード排出後に前記カードストッカー
    から供給された生カードに前記減算後のカード残高を書
    込んで新規プリペイドカードとして排出するカード再発
    行手段(Q24〜Q27)とを備えたカード端末機。
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