JP2003526658A - パーキンソン病の治療用l−ドーパ腎臓細胞トランスファー阻害剤を含む組成物 - Google Patents

パーキンソン病の治療用l−ドーパ腎臓細胞トランスファー阻害剤を含む組成物

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Abstract

(57)【要約】 パーキソン病を治療するための薬剤組成物は、L-ドーパ、L-ドーパ腎臓細胞外部トランスファー経路を阻害することが可能な少なくとも1つの化合物を含み、前記阻害化合物は、(a)フラボノイドフェニルベンゾピラン誘導体、(b)トランス-スチルベン誘導体、又は(c) フロレチン[3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン]から選択される。組成物は、ベンセラジド又はカルビドーパ等の酵素アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤(AADC)及び/又はエンタカポネ又はトルカポネなどの酵素カテコール−o−メチルトランスフェラーゼ阻害剤(COMT)も含むことができる。組成物は単一形態で好ましくは投与され、L−ドーパは、L-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害化合物と同時又は逐次で投与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーキンソン病を治療する際に使用する組成物に関する。特に、本
発明は、前記組成物の成分としてL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害剤の使
用に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーキンソン病(PD)は、黒質に起因し、ストリア−タムへ突出する大量の脳
ドーパミンニューロンへ影響を与える原因不明の慢性の神経変性疾患である。臨
床的には、PD患者は、震え、硬直、及び歩行異常によってより一般に認められる
緩やかな運動障害を示す。PDに悩まされる患者は、脳神経伝達物質ドーパミンの
前駆体であるL-ドーパと、カルビドーパ又はベンセラジドを投与したとき、かな
りの運動改善を示す。後者の化合物は、抹消芳香族Lアミノ酸デカルボキシラー
ゼ(AADC)の有力な阻害剤であり、それらの投与は、抹消組織におけるLドーパの
ドーパミンへの転化を防ぐ傾向にあり、それゆえ、抹消器官(心臓血管及び胃腸
)におけるドーパミン作用に関する悪影響の出現を防ぐ。抹消AADCの阻害は、影
響されない脳のドーパミン作用性のニューロンにおけるドーパミン保存のより効
果的な補充を生じるL−ドーパの生物学的利用能を向上させることによっても達
成される。
【0003】 しかしながら、L-ドーパの相対的に短い半減期は、PD患者のメインテナンス治
療における限界であり、L-ドーパの多量の投与を要求する。そのような理由から
、L-ドーパの遅い放出配合物が,最近利用されていて、より持続した運動改善を
達成し、毎日の投与の数を減少させている。この方法は、いまだに限られた成功
でしかない。なぜなら、循環しているL―ドーパは、尿に迅速に排出され、この
除去ルートは多くの重要性を有するからである。尿中に現われる大部分のL-ドー
パは、濾過されたL-ドーパにその由来を有するが、濾過されたL−ドーパのかな
りの量は、ナトリウム依存及びナトリウム非依存性アミノ酸トランスポーターを
通じてネフロンに沿って近位細管のレベルで再吸収され、吸収されたL−ドーパ
は容易にドーパミンへ変わることができる。L−ドーパとAADC阻害剤を与えられ
た患者において、腎臓近位細管におけるL−ドーパのドーパミンへの転化は阻害
され、大部分の細胞内のL-ドーパは、先端の細胞境界を通じて細胞からはなれる
と考えられており、これは、阻害が細胞内区画におけるL-ドーパのかなりの蓄積
を誘導するキャリアー媒体トランスポート系である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この腎臓細管L-ドーパ外トランスファー系は、サイクロスポリン A(pestana,等、1995、Br.J.pharmacol.115,1349-1358)に鋭敏であることが見出
され、更なる証拠は、P-グリコプロテインは、L-ドーパの外部トランスファーを
伴うことを示唆した(Soares-da-Silva等、1998、Br.J.Pharmacol,123,13-22;So
ares-da-Silva & Serrao,2000,K.Pharmacol.Exp.Ther.293,697-704)。PDのL-
ドーパでの治療における主要な問題は、その短い半減期と減少する生物学的利用
能に関係するので(Cederbaum, 1989、 Clin. Neuropharmacol.12,147-166
;Koller & Tolosa,1998、Neurology、50(suppl.6),S1-S48), (その腎臓
分泌物を促進する)腎臓細管L-ドーパ先端外部トランスファーの阻害は、その尿
素への排出を減少させて、生物学的利用能を向上させるかもしれない。これは、
L-ドーパの細管上皮組織から腎臓間質組織へ,その後循環に戻る動きを支持する
であろう。不幸にも、PD患者におけるL-ドーパ生物学的利用能を向上させる際に
有益であると立証できる可能性のある大部分のP-グリコプロテイン阻害剤は、周
知の細胞傷害性剤,又は毒性がなくとも、P-グリコプロテインを阻害するのに必
要な濃度が、生体内条件下で非実用的である。
【0005】 したがって、本発明の目的は、L-ドーパの腎臓での排出を減少させる能力を有
する化合物からなるPD治療用の組成物を提供することである。また、本発明の目
的は,L-ドーパと組み合わせた逐次又は同時投与の治療用の薬剤の調整における
前記化合物の少なくとも1つの使用を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
したがって,与えられた特許請求の範囲に記載されているようなパーキンソン
病の治療用組成物を提供する。
【0007】 別の側面において、与えられた特許請求の範囲に記載されているような 逐次又は同時投与のいずれかによるパーキンソン病又は運動障害の治療用の薬剤
の調整において、少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害剤の
使用方法を提供する。本発明は、与えられた特許請求の範囲に記載されているよ
うなパーキンソン病の治療用薬剤の調整において、L-ドーパと組み合わせて少な
くとも1つの当該阻害剤化合物を含む組成物の使用方法も提供する。
【0008】 更なる側面において、本発明は、与えられた特許請求の範囲に記載されている
ような治療において使用するために、L-ドーパと組み合わせて少なくとも1つのL
-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害剤を提供する。
【0009】 本発明の別の側面によれば、パーキンソン病を治療する方法を提供し、その方
法は、当該治療を必要な哺乳類種へ、L-ドーパと組み合わせた逐次又は同時にお
いて、L-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害化合物の薬剤的に有効的な量を投
与することからなる。
【0010】 加えて、本発明のさらなる側面によれば、方法は、L-ドーパ腎臓細胞外トラン
スファー阻害化合物の薬剤的に有効的な量を、脳及び制御運動に対して逐次又は
同時投与されたL-ドーパの利用性を向上させるのに投与することを特徴とするパ
ーキンソン病患者の運動を制御することを提供する。
【0011】 本発明の前記阻害剤化合物は、与えられた請求項1〜6項のいずれか1項に記
載のものから選択される。
【0012】 別の側面において、本発明は、哺乳類種における投与L-ドーパの循環レベルを
増加させることと、脳へのL−ドーパの利用性を向上させることの両方の方法も
提供し、前記方法は、L-ドーパと組み合わせて逐次又は同時において、上述した
少なくとも1つの阻害化合物の薬剤的に有効的な量を前記種へ投与することから
なる。
【0013】 腎臓細管L-ドーパ先端外トランスファーを阻害することに加えて、ここで述べ
た阻害化合物は、同時に抹消AADCを阻害する。これらの化合物は、血漿における
投与されたL-ドーパの循環レベルを増加し、抹消におけるAADCを阻害し、投与さ
れたL-ドーパの脳への有用性を向上させる。
【0014】 好ましくは、本発明の方法は、さらにAADC(ベンセラジド又はカルビドーパな
ど)、又はカテコール−o−メチルトランスフェラーゼ(エンタカポネ又はトル
カポネなど)の既知の阻害剤を、逐次又は同時のいずれかで他の活性化合物とと
もに投与することを含む。加えて、不活性薬剤許容キャリアーを活性化合物と混
合する。薬剤許容キャリアーは、固体か液体のいずれかとすることができる。固
体は、粉末、タブレット、分散可能な顆粒、及びカプセルを含む調合を形成する
。液体キャリアーは、希釈剤、風味剤、可溶化剤、潤滑剤、縣濁剤、結合又はタ
ブレット崩壊剤としても作用することができる1又はそれ以上の物資であり、カ
プセルに包まれた材料とすることもできる。
【0015】 好ましくは、薬剤調合は、パッケージ調合などのユニット投与形態であり、パ
ッケージは、パックされたタブレット、カプセル、水薬びん又はアンプル中の粉
末など調合の個別の量を含む。
【0016】 投与量は、患者の要求、病気の重篤度、使用する特定の化合物に依存して変え
ることができる。便宜上、全体の日々の投与量は、1日を通じて部分的に、分け
て投与することができる。特別な状況における適当な投与量の決定は、医薬分野
における当業者の範囲内であるが、前記阻害化合物の場合、治療当たり約40μ
g〜約30,000μg/kgの範囲が好ましいであろう。
【0017】 本発明の実施態様は、例によってのみ詳細に、与えられた図面を参照して説明
される。
【0018】
【発明の実施の形態】
物及び方法 培養中の近位細管上皮細胞のいくつかの特性を保持するブタ由来の近位腎臓細
管上皮細胞株(Hull, R.N. 等、1976、Vitro 12,670−677)である細胞培養L
LC-PK1細胞を、アメリカンタイプカルチャーコレクション(Rockville,MD)から得
た。LLC-PK1細胞(ATCC CRL 1392;passages 198-206)を5%CO2−95%空気
の湿潤大気中、37℃で維持し、100U/mlのペニシリンG、0.25μg/ml
のアンフォテリシン、100μg/mlのストレプトマイシン(Sigma社)、3%胎児
ウシ血清(Sigma)及び25mM N-2−ヒドロキシエチルピパラジン-N‘-2-エタ
ンスルホン酸(HEPES;Sigma)。サブ培養用に、細胞を0.05%トリプシン-EDTA
、スピリット1:4で分離し、75又は162cm生育領域でカスターフラスコ
中でサブ培養した(Costar,Badhoecedorp,The Netherlands)。取り込み研究用に
、細胞をコラーゲン処理した24ウエルプラスチック培養クラスター(内径16
mm、Costar)で、ウエル当たり40,000細胞の密度で、又はコラーゲン処理
した0.2μmポリカーボネートろ過支持体(内径12mm Transwell、Costar)
上でウエル当たり13,000細胞の密度(2.0×10細胞cm)で播種した
。細胞培地を2日ごとに変え、インキュべーションの3〜5日後、細胞を集めた
。各実験前24時間、細胞培地は、胎児ウシ血清が無かった。細胞を集めた後、
実験を概ね2〜3日行なった。最初の播種後6〜8日間、各cmは、約80μg
の細胞タンパク質を含んだ。
【0019】 LLC−PK1細胞におけるトランスポート実験 実験の日に、生育培地を生育させて、細胞をHank培地で洗浄し、その後、細胞単
一層を15分間Hank培地で37℃で予備インキュベートした。Hank培地は以下の
組成(mM)であった。すなわち、NaCl137、KCl5、MgSO40.8、NaHPO4
0.33、KH2PO40.44、CaCl20.25、MgCl21.0、TrisHCl0.15、
及び酪酸ナトリウム1.0、pH=7.4。インキュベーション培地は、それぞれ
、酵素AADC、カテコール−o−メチルトランスフェラーゼを阻害するために、ベ
ンセラジド(1μM)及びトルカポネ(1μM)も含む。細胞を0.5μM基質で1,3,6及
び12分間インキュベートする試験において、時間経過試験を行なった。飽和試験
を、6分間L-ドーパの濃度を(2.5〜250μM) 増加させてインキュベートした細胞
において行なった。試験基質を先端側のみから適用し、予備インキュベーション
及びインキュベーション期間中に存在した。予備インキュベーション及びインキ
ュベーション中、細胞を連続的に攪拌し、37℃に維持した。先端取り込みを基
質の与えられた濃度を有する2mlのHank培地の添加によって開始した。パスツー
ルピペットに接続した真空ポンプにより取り込み溶液を迅速に除去することによ
り終了させて、その後、冷却Hank培地で迅速に洗浄し、0.2mM過塩素酸の250μl
を加えた。酸性化したサンプルを、L-ドーパ分析用高速液体クロマトグラフィー
に注入する前に4℃で貯蔵した。
【0020】 以前の研究は、LLC-PK1細胞に蓄積したいくつかのL-ドーパは、先端外トラン
スポーターを通じて細胞をでることができ(Soares-da-Silva等、1998、Am J.
Physiol.274,F243-F251)、阻害は、L-ドーパの細胞内蓄積の増加を導くこと
を示した(Soares-da-Silva等、1998、Br.J.Pharmacol. 123,12-22)。それゆ
え、L−ドーパの細胞内蓄積を増加する薬剤の効果を研究するのに設計された実
験において、細胞を、基底細胞境界から適用された25μML−ドーパでインキュベ
ートし、取り込み(細胞単一層における蓄積)及び流量(反対のチャンバーへ移動
したもの)を6分間に渡り測定した。試験薬剤を先端側だけから適用し、予備イン
キュベーション及びインキュベーション期間中に存在させた。インキュベーショ
ンの最後で、細胞を氷上に置き、先端細胞境界を含む培地を集めて、酪酸で酸性
化し、L-ドーパの分析まで4℃で貯蔵した。細胞を氷冷Hank培地で洗浄し、0.2m
M酪酸を加えて(高いチャンバーと低いチャンバーでそれぞれ100μlと500μl)、
酸性化したサンプルをL-ドーパ分析用高速液体クロマトグラフィーに注入する前
に4℃で貯蔵した。
【0021】 デカルボキシル化試験 実験の日に、生育培地を生育させて、細胞(LLC-PK1)をHank培地で洗浄し、そ
の後、細胞単一層を15分間、Hank培地において37℃で予備インキュベートした。
Hank培地は、以下の組成を有した。すなわち、NaCl137、KCl5、MgSO40.8
、NaHPO40.33、KH2PO40.44、CaCl20.25、MgCl21.0、TrisHCl
0.15、及び酪酸ナトリウム1.0、pH=7.4。インキュベーション培地は
、ピリドキサルリン酸(120μM)、トルカポネ(1μm)、パーギリン(100μm)も含ん
だ。飽和試験を、6分間L-ドーパを増加させた濃度(2.5〜250μM)でインキュベー
トした細胞において行なった。L-ドーパの脱カルボキシル化でのテスト化合物の
影響を研究するのに設計した実験において、細胞を30分間テストすべき化合物の
存在下予備インキュベートした。予備インキュベート後、細胞を、6分間250μML
-ドーパを有するHank培地においてインキュベートした。250μlの0.2mM酪酸を加
えることによって反応を終了させた。酸性化させたサンプルを、ドーパミン分析
用高速液体クロマトグラフィーに注入する前に4℃で貯蔵した。
【0022】 細胞の生存性 プラスチック支持体において培養された細胞は、15分間37℃で予備インキュベ
ートして、その後、L-ドーパ及びテスト化合物の存在,又は不存在下でさらに6分
間インキュベートした。ついで、細胞を37℃で2分間、トリパンブルー(0.2%w/v
)でリン酸緩衝液中でインキュートした。細胞を2回Hank培地でゆすぐことによっ
てインキュベーションを停止して、細胞をライカ顕微鏡を使用して調査した。こ
れらの状況下、95%より多くの細胞を染料から除外した。
【0023】 生体内試験 これらの実験を、L-ドーパの生物学的利用能及び脳アクセスでのテスト化合物
の影響を評価するために設計した。170〜280gの重量のオスウィスターラットを
、制御された環境条件下(12時間明/暗サイクル、室温24℃)で、かご当たり2匹保
持した170〜280gの重量のオスウィスターラットを、すべての実験において使用
した。定義した間隔で首を切断することによって忌避し、それらの脳、肝臓、及
び腎臓を除去し、L−ドーパ、ドーパミン、及びDOPACを決定するのに使用した。
【0024】 ラット組織におけるAADCの分析 いくつかの実験において、AADC活性を、前述したように(Soares-da-Silva,等、1
994、Br.J.Pharmacol.112.611-615)、Vmax状況下で脳、肝臓、及び腎臓において
決定した(5mML−ドーパ;15分インキュベート)。500μlの2M過塩素酸を加
えることによって停止させ、調合物を4℃で60分間保持した。サンプルをその後
、遠心分離し(200g、2分、4℃)、スピンXフィルター管(Coatar)上で濾過した上
清の500μl分画をドーパミンの分析用に使用した。
【0025】 L−ドーパ、ドーパミン、及びアミン代謝産物の測定 L−ドーパ、ドーパミン、及びアミン代謝産物(DOPCA及びHVA)を、以前報告さ
れたような(Soares-da-Silva and Garrett,等、1990、Neuropharmacol.29.869-
874;Soares-da-Silva、等、1998、Am.J.Physiol.274,F243-F251)、電気化学検
出器を備えた高速液体クロマトグラフィーによって定量化した。高速液体クロマ
トグラフィーシステムは、圧力計モジュール(Gilson model 802 C) に連結した
ポンプ(Gilson model 302; Gilson Medical Electronics, Villiers le Bel, F
rance), 及び25cmの長さのステンレススチール5μmODSカラム(Biophase;Bioanalytical
Systems, West Lafayette, IN)からなり、サンプルをGilsonダイリュータ
ー(model 401)に連結した自動サンプルインジェクター(Gilson model 231)に
よって注入した。移動相は、クエン酸(0.1mM)、オクチル硫酸ナトリウム(0.5mM)
、酢酸ナトリウム(0.1m)、EDTA(0.17mM)、ジブチルアミン(1mM)、メタノール(8
%v/v)の脱ガス溶液であり、過塩素酸(2M)でpH3.5へ調整され、1.0ml/分の速度
で送り出された。検出を、ガラスカーボン電極、Ag/AgCl参照電極、電流検出器(
Gilson model 141)で電気化学的に行い、検出器セルは、0.75Vで作動した。生
産した電流を、Gilson 712HPLCソフトウエアを使用してモニターした。L-ドー
パ、ドーパミン、DOPAC、3−MT及びHVAの検出の低限は、350〜500fmolの範囲で
あった。
【0026】 データ分析 飽和実験に決定されたように、L-ドーパの取り込み用にKm及びVmax値を、Grap
h Pad Prism統計ソフトウエアパッケージ(Motulsky,p.Spannard,R.Neubig.Gr
aph Pad Prism(バージョン1.0)、San Diego,USA:GraphPadPrism Sofuteare
Inc.,1994)を使用する非線形回帰分析から計算した。
【0027】 先端の分画アウトフローを式 L-ドーパapical fluid/( L-ドーパapical fluid+ L-ドーパcell) を使用して計算した。式中、L-ドーパapical fluidは、先端チャンバーに到達し
たL-ドーパ(nmol/mg タンパク質で)の量を示し、L-ドーパcell(nmol/mg タンパ
ク質で)は、細胞単一層に蓄積したL-ドーパの量を示す。
【0028】 計算手段は、S.E.M.によって与えられた。統計的な分析は、多重比較用ニュー
マン-ケイル(Newman-Keuls)テストにしたがって分散の一方向分析(ANOVA)によ
って行なった。0.05未満のP値は、かなりの違いを示すと仮定した。
【0029】 結果 L−ドーパの非飽和濃度(0.5μM)の蓄積は、実験の時間経過において、いくら
かの時間直線的に増加した。6分間インキュベーションで、取り込みが時間に関
して直線で、細胞内の水が7.0±0.7μl/mgタンパク質(Soares-da-Silva,等、199
8、Am.J.Physiol.274.F243-F251)であると考えられたとき、細胞内L−ドーパ濃
度は、0.5μMの培地濃度で4.0±0.4μMであった。これは、相当する培地濃度よ
り8倍高いL-ドーパの細胞濃度を示した。L-ドーパ先端トランスファーの動的パ
ラメータを決定するのに設計された実験において、細胞を6分間基質濃度を増加
させて(1〜250μM)インキュベートした。L−ドーパの飽和曲線の非線形分析は
、47±8のKm値(μMで)及び3069±224のVmax値(pmol mg タンパク質/6分)を明ら
かにした。L-ドーパ取り込み用の代謝要求を評価するために、細胞を4℃でイン
キュベートした。予備インキュベーション及びインキュベーション中に37℃〜4
℃へ温度を減少させた影響は、L−ドーパ蓄積(2.5μM)における顕著な減少だっ
た(77±2%減少)。
【0030】 細胞外ナトリウムの減少(140mMから70、35及0mMへ)は、L-ドーパの蓄積に
影響を与えなかった。また、細胞外ナトリウムの不存在下において(コリンの等
モル濃度で置換した)、L−ドーパのKm及びVmax値は、ナトリウムの存在下におい
て観察されたものと同様であった。N-(メチルアミノ)−イソブチル酸(MeAIB)は
、L−ドーパの取り込みに影響を与えない一方、2-アミノビシクロ(2,2,1)-ヘプ
タン-2-カルボン酸(BHC)は、L-ドーパ取り込み(IC50=407μM)の濃度依存阻害を
示した。L-ドーパの蓄積での1mMBHCの阻害効果は,L-ドーパ取り込みのKm(130±1
9μM)は増加するが、Vmax値(3783±244 pmol/mg タンパク質/6分は増加しない
によって証明されるように競争型であった。一まとめにして考えると、これらの
結果は、L-ドーパの先端外トランスファーは、BHC感度及びナトリウム非依存L-
型アミノ酸トランスポーターを通じて促進することができる(Audus and Borcha
rdt, 1986 , J.Neutochem. 47, 484-488)。
【0031】 L-ドーパ腎臓細胞外トランスファーの阻害剤は、EC50の濃度依存法で、6から
339μMまでL-ドーパ(2.5μM)の蓄積が増加するのを見出した(図1)。テスト化合
物での細胞の予備処理は、Km値の顕著な変化なしにL-ドーパの濃度を増加させて
最大蓄積(Vmax)をかなり増加(p<0.05)させることを見出した。
【0032】 テスト化合物によって誘導されたL−ドーパの増加した蓄積は、(最近蓄積した
)細胞内L-ドーパの減少した外部トランスファーのためのであることを証明する
ために、ポリカーボネートフィルターで培養した細胞を、基底細胞境界から適用
したL-ドーパ(25μM)でインキュベートし、L-ドーパの基底から先端への流量を
測定した。図2に示すように、テスト化合物は、L-ドーパの基底から先端への流
量を顕著に減少させて、細胞内のL-ドーパの蓄積を増加させて、明白にL−ドー
パ腎臓細胞外トランスファーの阻害剤としてのそれらの効果を示した。
【0033】 実験の次の段階は、AADC上のテスト化合物の阻害特性を評価するものである。
この目的のために、LLC-PK1細胞を30分間テスト化合物又はベンセラジドの濃度
を増加させて、予備インキュベートして、その後、細胞を飽和に近いL-ドーパの
濃度(250μM)でインキュベートした。図3に示すように、L-ドーパのドーパミン
への転化によって測定されたように濃度依存法においてAADC活性を阻害するのを
見出した。IC50は、0.07μM(ベンセラジドに対して)から393μM(効力の少ないも
のに対して)まで変化した。
【0034】 生体内で行なった実験において、L-ドーパ又はL-ドーパプラスベンセラジドの
投与30分前に経口ルートでテスト化合物をラットに与えた。ベンセラジドの高い
投与量は、脳におけるAADCの阻害を生じるかもしれないので(Da Prada等、1987
、Eur.Neurol、27,9−21)、脳におけるAADC活性の影響のないベンセラジドの投
与量を決定するために、予備実験を行なった。
【0035】 図4に示すように、脳AADC上の影響のない肝臓及び腎臓AADCの最大阻害を達成
するベンセラジドの投与量は、その他のデータと完全に一致する3mg/kgベンセラ
ジドであった(Da Prada等、1987、Eur. Neurol.27,9-20)。人において通常使
用されるL-ドーパ/ベンセラジドの割合(4:1)を確かめるために、使用されたL-ド
ーパの投与量を12mg/kgで設定した。
【0036】 L-ドーパ(12mg/kg)プラスベンセラジド(3mg/kg)投与30分前に、レスバラトー
ルを経口的に非麻酔ラットへ与えたとき、脳においてL-ドーパ、ドーパミン、及
びアミン代謝産物の組織レベルにおける顕著な増加であった(表1)。L-ドーパの
血漿レベルにおける増加(図5)と腎臓におけるL-ドーパ及びドーパミンの組織レ
ベルにおける増加(表1)は、これらの効果を達成した。レスバラトールのAADC阻
害効果は、L-ドーパの有用性を向上させるのに大きく関与しない可能性がある。
第一に、テストレスバラトールを与えたラットの腎臓のおけるドーパミンレベル
は、相当するコントロール(L-ドーパプラスベンセラジドを与えたラット)より大
きかった。第二に、肝臓及び腎臓AADC活性(肝臓、48%減少、腎臓38%減少)での
30mg/kgのレスバラトールの阻害効果は、ベンセラジドに対して観察されたもの
よりかなり低かった(図4)。
【0037】 一つにまとめて考えると、上述したデータは、L−ドーパ腎臓細胞外トランス
ファー阻害剤は、血漿におけるL−ドーパのより高いレベルを生じ、脳へのその
有用性を向上させることを証明する。
【0038】
【表1】 表1 担体(0.5%カルボキシメチルセルロース、4ml/kg)、L-ドーパ(L,12mg/kg)
、L-ドーパ(L,12mg/kg)プラスベンセラジド(B,3mg/kg)、及びレスバラトール(R
)プラスL-ドーパ(L,12mg/kg)プラスベンセラジド(B,3mg/kg)の投与後の脳
及び腎臓におけるL-3,4ジヒドロキシフェニルアラニン(L-ドーパ)、ドーパミ
ン(DA)、3,4−ジヒドロキシフェニル酢酸(DOPAC)、ホモバニリン酸(HVA)の
レベル(ng/gで)。L-ドーパ+ベンセラジドの30分前にレスバラトールを投与し
て、ラットをL-ドーパ+ベンセラジド投与60分後ラットを忌避した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、6分間37℃で2.5μMの物質(L-ドーパ)でインキュベートし
たLLC-PK1細胞でのL−ドーパの蓄積におけるテスト化合物の影響を示すグラフで
ある。
【図2】 図2は、6分間37℃で25μMの基底外側の細胞境界から適用された物質
(L-ドーパ)でインキュベートしたLLC-PK1細胞でのL−ドーパの先端の流量(図2
a)と細胞蓄積(図2b)におけるテスト化合物の影響を示すグラフである。
【図3】 図3は、6分間37℃で250μMの物質(L-ドーパ)でインキュベートし
たLLC-PK1細胞でのL−ドーパのデカルボキシル化におけるテスト化合物の影響を
示すグラフである。
【図4】 図4は、体積最大状態で(5mML−ドーパ、15分インキュベート)測
定された脳、肝臓、腎臓芳香族Lアミノ酸デカルボキシラーゼ(AADC)活性での
ベンセラジドの増加フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体
、又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロ
パノン(フロリジン)から選択される阻害剤濃度の影響を示すグラフである。
【図5】 L-ドーパ(12mg/kg)と、ベンセラジド(3mg/kg)とレスバラトールを
与えられたネズミの血漿におけるL-ドーパのレベルでのレスバラトールの影響を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/352 A61K 31/352 45/00 45/00 A61P 25/16 A61P 25/16 43/00 111 43/00 111 121 121 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA22 MA02 NA05 ZA012 ZC202 ZC752 4C086 AA01 AA02 BA08 MA02 MA03 MA04 MA08 MA10 NA05 ZA01 ZC20 ZC75 4C206 AA01 AA02 CA27 CB15 FA56 HA13 MA02 MA03 MA04 MA11 MA13 NA05 ZA01 ZC20 ZC75

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーキソン病を治療するための組成物であって、L-ドーパの脳へ
    の利用性を高めるL-ドーパ腎臓細胞外トランスファーを阻害するために、L-ドー
    パと組み合わせて、フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体
    、又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロ
    パノン(フロレチン)から選択される少なくとも1種の化合物を含む組成物。
  2. 【請求項2】 フェニルベンゾピラン誘導体がフラボノイド化合物を含むことを
    特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 フラボノイド化合物が一般式 【化1】 を有し、X基は、同一又は異なり、かつ、H及びOHから選択されて、Y基は、同一
    又は異なり、かつ、H及びORから選択されて、RはH,CH3、及びCH2-Ph、相当する3
    -C6H5(Y4)誘導体を含む、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】トランス-スチルベン誘導体が一般式 【化2】 を有し、X基は、同一又は異なり、かつ、H及びOHから選択されることを特徴とす
    る請求項2記載の組成物。
  5. 【請求項5】 阻害化合物が、 5,7-ジヒドロキシ-2-(4-メトキシフェニル)-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(アカセ
    チン), 5,7-ジヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(アピ
    ゲニン), 5,6,7-トリヒドロキシ-2-フェニル-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(バイカレン), 5,7-ジヒドロキシ-2-フェニル-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(クリシン), ([2R、3R])-2-[3,4-ジヒドロキシフェニル]-3、4-ジヒドロ-1[2H]ベンゾピラン-
    3,5,7−トリオール((-))-エピカテキン), 2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-3,7-
    4H−1−ベンゾピラン-4-オン(フィセチン)、 5,7-ジヒドロキシ-3-(4-ヒドロキシフェニル)-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(ゲニ
    ステイン), 3,5,7-トリヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-4H-1-ベンゾピラン-4−オン(
    ケンフェロール), 2-(2,4-ジヒドロキシフェニル)-3,5,7-トリヒドロキシ-4H-1-ベンゾピラン-4−
    オン(モリン), 3,5,7-トリヒドロキシ-2-(3,4,5-トリヒドロキシフェニル)-4H-1-ベンゾピラン-
    4−オン(ミリセチン), 3 -(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6-トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(
    フロレチン), 2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-3,5、7-トリヒドロキシ-4H-1-ベンゾピラン-4−
    オン(ケルセチン), 2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-3,5,6,7-テトラヒドロキシ-4H-1-ベンゾピラン-
    4−オン(ケルセタゲチン), 4’-ベンジルオキシ-3‘、5’-ジメトキシ-3,5,7−トリヒドロキシフラボン、 3,7−ジヒドロキシ-3‘,4’,5’-トリメトキシフラボン-3’,4’,7,8−テトラ
    ヒドロキシフラボン、 3,5,7−トリヒドロキシ-3‘,4’,5’-トリメトキシフラボン-3,3’,4’,5’−
    テトラヒドロキシ-トランス-スチルベン(ピセアタノール)、トランス-4-スチ
    リルフェノール、及び3,4’,5-トリヒドロキシ-トランス-スチルベン(レスバラ
    トール)から選択されることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 阻害化合物が、3,4’,5-トリヒドロキシ-トランス-スチルベン(
    レスバラトール)である請求項1,4又は5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 酵素アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤及び/又は酵素カテコー
    ル−o−メチルトランスフェラーゼ阻害剤をさらに含む、先行する請求項のいず
    れか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤がベンセラジド又はカル
    ビドーパを含有し、酵素カテコール−o−メチルトランスフェラーゼ阻害剤がエ
    ンタカポネ又はトルカポネを含有することを特徴とする請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 組成物が、さらに不活性薬剤許容賦形剤を含む、先行する請求項
    のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 いずれかの形態のパーキンソン病の治療、又は悪化の防止用の
    薬剤の調整において、先行する請求項のいずれか1項に記載の組成物を使用する
    方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害剤で
    あって、逐次又は同時投与のいずれかの療法において使用するために、L-ドーパ
    と組み合わせて、フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体、
    又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパ
    ノン(フロレチン)から選択される阻害剤。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの阻害剤化合物が請求項2〜6項のいずれか1項
    に記載のものから選択される請求項11記載の少なくとも1つの阻害剤化合物。
  13. 【請求項13】 逐次又は同時投与のいずれかの療法によるいずれかの形態のパ
    ーキンソン病の治療、又は悪化の防止用の薬剤の調整において、フェニルベンゾ
    ピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体、又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-
    (2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(フロレチン)から選択される
    少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害剤の使用方法。
  14. 【請求項14】 黒質線状体の経路のネットドーパミン作用性活性の修飾、及び
    L-ドーパでの逐次又は同時投与による運動障害の治療用薬剤の調整において、フ
    ェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体、又は3-(4-ヒドロキシ
    フェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(フロレチン)か
    ら選択される少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファーの使用方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの阻害剤化合物が請求項2〜6項のいずれか1項
    に記載のものから選択される請求項13又は14記載の使用方法。
  16. 【請求項16】 阻害剤化合物が投与当たり約40〜約30,000μg/kgを提供する量
    で存在する請求項13〜15項のいずれか1項に記載の使用方法。
  17. 【請求項17】 治療が、アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤又はカテコール− o −メチルトランスフェラーゼ阻害剤の同時又は逐次投与からなる請求項13〜15
    項のいずれか1項に記載の使用方法。
  18. 【請求項18】 前記デカルボキシラーゼ阻害剤がベンセラジド又はカルビドー
    パを含有し、カテコール−o−メチルトランスフェラーゼ阻害剤がエンタカポネ
    又はトルカポネを含有することを特徴とする請求項17記載の使用方法。
  19. 【請求項19】 逐次又は同時投与L-ドーパの周辺のデカルボキシル化を阻害す
    ることによるパーキンソン病の治療用薬剤の調整における請求項1〜6項のいずれ
    か1項に記載のものから選択される少なくとも1つの阻害剤化合物の使用方法。
  20. 【請求項20】 パーキンソン病を治療する方法であって、当該治療を必要な対
    象へ、L-ドーパと組み合わせた逐次又は同時において、フェニルベンゾピラン誘
    導体、トランス-スチルベン誘導体、又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−
    トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(フロレチン)から選択される少なくと
    も1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害化合物の薬剤的に有効的な量を
    投与することからなる方法。
  21. 【請求項21】 黒質線状体の経路のネットドーパミン作用性活性の修飾による
    運動障害を制御する方法であって、当該制御を必要な対象へ、L-ドーパと組み合
    わせた逐次又は同時において、フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチル
    ベン誘導体、又は3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニ
    ル)-1-プロパノン(フロレチン)から選択される少なくとも1つのL-ドーパ腎臓
    細胞外トランスファー阻害化合物を薬剤的に有効的な量を投与することからなる
    方法。
  22. 【請求項22】 対象における投与L-ドーパの循環レベルを増加させる方法であ
    って、フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体、又は3-(4-ヒ
    ドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(フロレ
    チン)から選択される少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害
    化合物の薬剤的に有効的な量を対象へ投与することからなる方法。
  23. 【請求項23】 対象の脳へ投与されたL-ドーパの有用性を向上させる方法であ
    って、フェニルベンゾピラン誘導体、トランス-スチルベン誘導体、又は3-(4-ヒ
    ドロキシフェニル)-1-(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)-1-プロパノン(フロレ
    チン)から選択される少なくとも1つのL-ドーパ腎臓細胞外トランスファー阻害
    化合物の薬剤的に有効的な量を対象へ投与することからなる方法。
  24. 【請求項24】 芳香族アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害剤又はカテコール−o
    −メチルトランスフェラーゼ阻害剤の投与をさらに含む、請求項20〜23項のいず
    れか1項に記載の方法。
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