JP2003517032A - ジアルキルカーボネートとアルカンジオールを共に製造する方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートとアルカンジオールを共に製造する方法

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    • C07C68/06Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates
    • C07C68/065Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates from alkylene carbonates

Abstract

(57)【要約】 式:A(M)[ここで、Aはアルカリ金属又はアルカリ土類金属、Mは第5族又は第6族の遷移金属、Oは酸素、xは1又は2、yは1又は2、並びにzは3〜6の整数である。]で示される錯塩触媒の存在下、アルキレンカーボネートをアルカノールと反応させることによって、ジアルキルカーボネートとアルカンジオールを共に製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景 本発明は、ジアルキルカーボネート(カルボナート又は炭酸エステル、carbon
ate)及びアルカンジオールを共に製造(又は生産、co-produce)する方法に関
し、特に、錯塩化合物である触媒を使用することによって、ジアルキルカーボネ
ート及びアルカンジオールを共に製造する方法に関する。
【0002】 種々の均一触媒が、カーボネートのエステル交換反応(又はトランスエステル
化反応、transesterification)に提案されている。例えば、米国特許第3,6
42,858号及び第4,181,676号は、担体材料を用いることなく、ア
ルカリ金属又はアルカリ金属化合物の存在下、アルコールとアルキレンカーボネ
ートのエステル交換反応をすることによって、ジアルキルカーボネートを製造す
る方法を開示する。米国特許第4,661,609号は、ジルコニウム、チタン
及びスズの酸化物、塩又はそれらの錯体から成る群から選択される触媒を使用す
ることを教示する。
【0003】 未転化反応物と有機生成物から触媒を分離することが困難で有り得るので、均
一触媒の商業的使用は限られている。エステル交換反応は平衡反応なので、触媒
を事前に分離することなく、反応液の蒸留によって、目的のジアルキルカーボネ
ートを分離することを試みると、蒸留の間に平衡が乱れ、逆反応が誘起される。
従って、一旦生成したジアルキルカーボネートは、アルキレンカーボネートに戻
る。更に、均一触媒の存在のために、例えば、分解、重合等の副反応が蒸留中に
同時に生じ、これは、効率を低下させる。
【0004】 種々の不均一触媒も、カーボネートのエステル交換反応に提案されている。ハ
ロゲン化アルカリ土類金属を使用することが、米国特許第5,498,743号
に開示されている。クニフトン(Knifton)他による”エチレングリコール−ジ
メチルカーボネートの同時生成(Ethylene Glycol-Dimethyl Carbonate Cogener
ation)”(J. Molec. Catal. 第67巻:第389〜399頁(1991年))
は、部分的に架橋(cross-link)されたポリスチレンに坦持された有機ホスフィ
ン又はフリー(もしくは遊離)のホスフィンを用いることを開示する。米国特許
第4,691,041号は、有機イオン交換樹脂、シリカに含浸されたアルカリ
金属及びアルカリ土類金属シリケート(ケイ酸塩もしくはケイ酸エステル)、並
びにあるアンモニウム交換ゼオライトを使用することを開示する。米国特許第5
,430,170号は、触媒活性成分として、希土類金属酸化物を含んで成る触
媒を使用することを開示する。酸化マグネシウムを使用することが、日本国未審
査特許出願特開平6(1994)−107,601号公報に開示されている。M
gO/Alハイドロタルサイト(MgO/Al2O3 hydrotalcite)の使用が、日
本国未審査特許出願特開平3(1991)−44,354号公報に開示されてい
る。アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属でイオン交換されたゼオライト、
それによって化学量論量の金属を含むゼオライトが、米国特許第5,436,3
62号に開示されている。
【0005】 欧州特許出願第0478073号A2は、混合金属酸化物、即ち、二以上の金
属酸化物を含む触媒の存在下、アルキレンカーボネートをアルカノールと接触さ
せることによって、ジアルキルカーボネートを製造する方法を開示する。この欧
州特許出願に開示された方法と異なり、本発明の製造方法は、混合金属酸化物触
媒を用いない。むしろ、本発明の製造方法は、単一の錯塩化合物である触媒を用
いる。
【0006】 無機不均一触媒は、通常、熱安定性を有し、再生容易である。しかし、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属を化学量論量含んで成るゼオライトを含め、これら
の触媒は、通常、低活性及び/又は低選択性を示し、商業的応用には不十分であ
る。ポリマー坦持有機ホスフィンとイオン交換樹脂は、アルキレンカーボネート
とアルカノールとの間のエステル交換反応において、高い活性と良(good)〜秀
(excellent)の選択性を示す。しかし、これらのポリマー材料は、十分に安定
ではなく、特に、相当高い温度で、徐々に触媒活性を失う。
【0007】 従って、広い温度範囲にわたり、より高いフィード(反応物又は原料)の転化
率と生成物の選択性を提供する、アルキレンカーボネートをアルカノールとエス
テル交換反応させて、ジアルキルカーボネートとアルカンジオールを共に製造す
る方法に対するニーズが有る。
【0008】 発明の要約 式:A(M)で示される錯塩触媒の存在下、アルキレンカーボネート
をアルカノールと反応させることによって、ジアルキルカーボネートとアルカン
ジオールを共に製造する方法が提供される。Aは、第1族のアルカリ金属又は第
2族のアルカリ土類金属、Mは、第5族又は第6族の遷移金属、Oは、酸素、x
は、1又は2、yは、1又は2、並びにzは、3〜6の整数である。
【0009】 Mが、第5族の遷移金属であり、Aが、アルカリ金属である場合、触媒の好ま
しい式は、A(MO)又はA(MO)である。Mが、第5族の遷移金属で
あり、Aが、アルカリ土類金属である場合、触媒の好ましい式は、A(M )である。
【0010】 Mが、第6族の遷移金属であり、Aが、アルカリ金属である場合、触媒の好ま
しい式は、A(MO)である。二つの好ましい触媒は、NaWO及びN
MoOである。Mが、第6族の金属であり、Aが、アルカリ土類金属であ
る場合、触媒の好ましい式は、A(MO)である。
【0011】 触媒のために好ましいアルカリ金属は、カリウム、ナトリウム、セシウム又は
それらの組み合わせである。好ましい第5族の遷移金属は、バナジウム、ニオブ
及びタンタルである。好ましい第6群の金属は、モリブデン及びタングステンで
ある。
【0012】 別の好ましい態様において、触媒は、無機質支持体(又は担体)に坦持されて
いる。好ましい支持体は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、並びに例えばMCM
−41及びMCM−48等の中間孔(もしくはメソポア、mesopore)材料又はそ
れらの支持体の組み合わせである。シリカが最も好ましい。
【0013】 本発明の方法のプロセス条件(又は製造条件)は、約20℃(68°F)〜約
300℃(572°F)の反応温度、約14〜約4000psigの反応圧力、
約0.1〜約40hr−1の液空間速度、及び約1〜20のアルキレンカーボネ
ートに対するアルカノールのモル比を含む。
【0014】 イオン交換樹脂等のポリマー触媒と異なり、本発明の製造方法で使用される錯
塩触媒は、熱的に安定であり、再生可能である。広い温度範囲にわたり、高い触
媒活性及び選択性の組み合わせ、並びに触媒の優れた熱安定性及び再生可能性は
、エステル交換反応によって、有機カーボネートとアルカンジオールを共に製造
するにあたり、それらを商業的に利用するのに適したものとする。触媒の一般的
有用性及び低価格も製造方法の経済性を向上し得る。
【0015】 本発明の製造方法によって製造される有機カーボネート、特にジメチルカーボ
ネートは、ポリウレタン及びポリカーボネート樹脂の製造に主に使用されるホス
ゲンに対する”新しい(green)”代替物として、潜在的適用性を有する。
【0016】 発明の詳細な説明 本発明に従って、錯塩触媒を用い、アルキレンカーボネートをアルカノールと
エステル交換反応することを通じて、ジアルキルカーボネートとアルカンジオー
ルを共に(又は同時に)製造する(又は生産する)方法が提供される。本発明の
方法は、錯塩触媒の存在下、プロセス(又は製造)条件下において、アルキレン
カーボネートをアルカノールと反応させることを含む。
【0017】 本発明の製造方法に使用される錯塩触媒は、式:A(M)で示される
。Aは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属であり、Mは、第5族又は第6族の
遷移金属、Oは、酸素、xは、1又は2、yは、1又は2、並びにzは、3〜6
の整数である。
【0018】 本発明の製造方法で利用される錯塩触媒は、イオン化したアニオン(又は陰イ
オン)を含む単一化合物である。例えば、NaCl等の簡単な塩と異なり、触媒
の遷移金属は、酸素アニオンに配位されているので、アニオンは、複雑なアニオ
ンである。
【0019】 第5族の金属は、元素の周期表の第5族(CAS version VB)として記載
されているものである。好ましい第5族の金属は、バナジウム、ニオブ及びタン
タルを含む。第6族の金属は、元素の周期表の第6族(CAS version VIB
)として記載されているものである。好ましい第6族の金属は、モリブデン及び
タングステンを含む。
【0020】 アルカリ金属は、元素の周期表の第1族(IA)に記載されているもの、又は
それらの組み合わせとして定義される。アルカリ土類金属は、元素の周期表の第
2族(IIA)に記載されているもの、又はそれらの組み合わせとして定義され
る。好ましいアルカリ金属は、カリウム、ナトリウム、セシウム、又はそれらの
組み合わせを含む。反応機構は完全に理解されていないが、そのようなアルカリ
金属は、弱く配位するカチオンとして機能し、強い求核性を有するアニオン性配
位錯体を形成し、このことが、触媒の活性の増加と関連しているであろう。
【0021】 触媒化合物の化学量論(又はストイキオメトリー、stoichiometry)は、触媒
が安定であるようなものであることが好ましい。例えば、Aが、アルカリ金属で
あり、Mが、第5族の遷移金属である場合、錯塩触媒の好ましい式は、A(MO )及びA(MO)である。そのような触媒として、例えば、KVO、N
aNbO、NaTaO、及びNaVOを例示できる。Aが、アルカリ土
類金属であり、Mが、第5族の遷移金属である場合、好ましい式は、A(M )である。そのような触媒として、例えば、MgV及びMgNb を例示できる。
【0022】 Aが、アルカリ金属であり、Mが、第6族の遷移金属である場合、触媒の好ま
しい式は、A(MO)である。そのような触媒として、後述する実施例で説
明するように、NaWO及びNaMoOを例示できる。Aが、アルカリ
土類金属であり、Mが、第6族の遷移金属である場合、触媒の好ましい式は、A
(MO)である。そのような触媒として、例えば、MgMoO及びCaWO (灰重石、Scheelite)を例示できる。
【0023】 触媒は、多孔質の無機質支持体(又は担体)に坦持することができる。好まし
い多孔質無機質支持体は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、例えば、MCM−4
1及びMCM−48等の中間孔(もしくはメソポーラス、mesoporous)材料又は
それらの支持体の組み合わせを含む。シリカが最も好ましい。触媒を支持体に結
合する(又は坦持する)ことは、一般的に知られているいずれかの方法を用いて
行うことができ、支持体を触媒の水溶液と混合後、過剰量の水を蒸発し/除去し
、その結果得られる坦持触媒を温和な温度(50〜150℃)で乾燥し、高温(
>400℃)で焼成することによるのが好ましい。この手順(又はプロシジャー
)の間、ポリオキシメタレート(polyoxymetallate)種のありえる生成を最小に
するため、用いられる触媒溶液のpHを、>7に維持する。
【0024】 前述にもかかわらず、ポリオキシメタレート種は、市販の触媒物質中にありえ
る不純物のため、及び/又は含浸工程の間の副反応のため、触媒中に既に存在し
得る。ポリオキシメタレート種は、存在するとしても、10重量%未満の量で存
在するのが好ましく、0.5重量%未満の量で存在するのがより好ましい。その
ような量のポリオキシメタレート種の存在は、触媒の性能に穏やかに影響するの
みであろう。
【0025】 本発明において、通常、全てのアルキレンカーボネートを、反応物として用い
ることができる。しかし、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、ブチレンカーボネート等のより低級アルキレンカーボネートが好ましく、
エチレンカーボネート又はプロピレンカーボネートが最も好ましい。
【0026】 アルカノールがシクロカーボネートと反応して、ジアルキルカーボネートとア
ルカンジオール生成物を生成するとすれば、通常、全てのアルカノール反応物を
用いることができる。しかし、1〜10個の炭素原子を有する脂肪族又は芳香族
アルカノールを使用するのが好ましい。脂肪族又は芳香族アルカノールとして、
例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−
ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、ア
リルアルコール、ペンタノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、2
−フェニルエチルアルコール、3−フェニルプロピルアルコール、2−メトキシ
エタノール等を使用することができる。メタノール又はエタノール等のより低級
脂肪族アルコールを用いるのが、その反応性の高さと低価格のため、最も好まし
い。
【0027】 更に、ヒドロキシル(OH)基を有し、シクロカーボネートと反応してカーボ
ネートを生成する化合物として、アルコール性化合物の代わりに、フェノール性
(phenolic)化合物を用いることができる。
【0028】 本発明の反応器の形式は、例えば、連続流動床、固定床又は攪拌タンク(stir
red tank)等の一般的に知られているいずれの形式でもよい。本発明の製造方法
で使用される触媒は不均一なので、反応物から触媒を回収しなければならない費
用の発生を防ぐために、固定床を用いるのが好ましい。
【0029】 本発明の反応条件は、約20℃〜約300℃の反応温度、好ましくは約60℃
〜約175℃の反応温度、約14〜約4000psigの反応圧力、好ましくは
約50〜約400psigの反応圧力、約0.1〜約40hr−1の液空間速度
、好ましくは約0.5〜約10hr−1の液空間速度、及び約1〜20のアルキ
レンカーボネートに対するアルカノールのモル比、好ましくは約2〜8のアルキ
レンカーボネートに対するアルカノールのモル比を含む。
【0030】 後述する比較例は、更に本発明の理解を助けるために提供される。用いられて
いる特定の物質及び条件は更に本発明を例示することを意図するものであり、そ
れらの合理的な範囲を制限するものではない。
【0031】 実施例1 この実施例は、本発明の製造方法で用いられる触媒、即ち、シリカ坦持Na WO(NaWO/SiO)を製造する方法を記載する。
【0032】 市販のタングステン酸ナトリウム二水和物(30.4g)を500ccの脱イ
オン水に溶解し、得られた溶液を攪拌し、200gのシリカゲル(Davisil、gra
de 643、200〜425 mesh)と2時間混合した。この期間の終了時、ロータリーエ
バポレーターを用いて60℃で、混合物を蒸発させ乾燥した。残っている固体触
媒を120℃のオーブン中で一夜間乾燥後、空気中で550℃で焼成した。焼成
した触媒は、116m/gのBET表面積(BET surface area)を有し、1.
9重量%のナトリウムと6.6重量%のタングステンを含んでいた。
【0033】 実施例2 この実施例は、本発明の製造方法で用いられる他の触媒、即ち、シリカ坦持N
MoO(NaMoO/SiO)を製造する方法を記載する。
【0034】 市販のモリブデン酸ナトリウム二水和物(31.8g)を500ccの脱イオ
ン水に溶解し、得られた溶液を攪拌し、200gのシリカゲル(Davisil、grade
643、200〜425 mesh)と2時間混合した。この期間の終了時、ロータリーエバ
ポレーターを用いて60℃で、混合物を蒸発させ乾燥した。残っている固体触媒
を120℃のオーブン中で一夜間乾燥後、空気中で550℃で焼成した。焼成し
た触媒は、145m/gのBET表面積を有し、2.6重量%のナトリウムと
5.8重量%のモリブデンを含んでいた。
【0035】 実施例3 実施例1及び2に記載した各々の触媒を用いて、エステル交換反応の評価を行
った。
【0036】 エステル交換反応は、3つのゾーンを有する炉(three-zone furnace)と下降
流かん液充填塔式反応器(down-flow trickle-bed tubuler reactor)(内径は
1/2インチ)を備えた、固定床マイクロ装置(micro unit)で行った。触媒粉
は、小球状にして、60〜80メッシュに分粒した。上述の分粒した触媒10c
cと80〜120メッシュの砂3ccとの混合物を、反応器に充填した。
【0037】 装置の圧力試験後、1気圧、170cc/minの窒素気流下、2時間400
°Fの温度で触媒を乾燥した。この期間の終了時に、反応器を150°Fにさま
し、窒素気流を停止した。反応器の圧力は、圧力調節器によって制御するが、そ
の際100psiにセットし、EC/メタノール混合フィードをポンプで送り、
反応器の塔頂に、1.0h−1のLHSVで加えた。反応器を8時間調整した後
、反応器の温度を、操作開始温度に昇温した。液体の生成物が、−10℃のステ
ンレス鋼製ドロップアウト・ポット(dropout pot)に凝縮した。液体生成物及
びオフガス生成物の両者を、GCで分析した。触媒反応は、EC転化率を種々変
えるために、様々の温度及びLHSVで検討した。
【0038】 2つの触媒を、上述の手順に従って、評価した。詳細な操作条件、並びにNa WO/SiO及びNaMoO/SiOに対するEC転化率及びジメ
チルカーボネート(DMC)/エチレングリコール(EG)選択率を、各々表1
及び2に纏めている。
【0039】 全ての反応に対し、(ECに関して)過剰量のメタノールを用いたので、フィ
ードの転化率を、エステル交換反応の間に転化したECに基づいて計算している
。EC/MeOH反応の間に、2−ヒドロキシエチルメチルカーボネート(2-hy
droxyethyl methyl carbonate、HEMC)中間体も、DMC及びEGに加えて
生成した。HEMCの濃度は、反応条件に応じて、種々変化する。
【0040】 未反応ECと共に再利用可能なので、中間体カーボネートを、副生成物として
考慮しない。フィード転化率と生成物選択率を、下記のように定義する: EC転化率=(HEMC以外の生成物に転化したEC)/(フィード中の全E
C); DMC選択率=(生成したDMCのモル数)/(HEMC以外の生成物に転化
したECのモル数);及び EG選択率=(生成したEGのモル数)/(HEMC以外の生成物に転化した
ECのモル数)。
【0041】
【表1】 a)HEMC:2−ヒドロキシエチルメチルカーボネートであって、メタノール
とエチレンカーボネートの反応の間に生成する中間体のカーボネートである。
【0042】
【表2】 a)HEMC:2−ヒドロキシエチルメチルカーボネートであって、メタノール
とエチレンカーボネートの反応の間に生成する中間体のカーボネートである。
【0043】 実施例は、本発明のエステル交換反応触媒が、アルカノールとアルキレンカー
ボネートの反応において、良好な活性と極めて高い選択性を示すことを明らかに
している。
【0044】 より詳細には、NaWO/SiOは、300〜350°Fの操作温度範
囲内で、ほぼ36〜47%のEC転化率を示した。温度上昇とともに平衡定数が
より小さくなるので、転化率は、より高い操作温度(350°F)では、より低
かった。DMC選択率は、検討した操作温度の全範囲、即ち、300〜350°
Fに対して、ほぼ94〜98%の間であった。EG選択率は、いっそう大きく、
操作温度全範囲に対して、約100%であった。
【0045】 同様に、NaMoWO/SiOは、300〜325°Fのプロセス温度
で、良好なEC転化率、即ち、ほぼ39〜42%を示した。DMC選択率は、ほ
ぼ91〜93%の間であった。EG選択率は、再びより大きく、ほぼ96〜98
%であった。
【0046】 従って、本発明の方法は、良好な活性のレベル、広い温度範囲にわたる極めて
高い選択性、並びに使用する遷移金属化合物触媒の安定性及び相対的な低コスト
のため、商業的利用に適用できる。
【0047】 本発明の好ましい態様であると現在考えられているものを上述したが、当業者
であれば、本発明の精神(又は真意)から離れることなく、それに対して変更及
び変形を為すことができることが理解される。また、本発明の真の要旨の範囲内
に入るような変更及び変形の全てをクレームすることを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN ,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジャオジョン・ジャン アメリカ合衆国08817ニュージャージー州 エディソン、リー・ストリート20番、アパ ートメント2ビー (72)発明者 レネ・ビー・ラピエール アメリカ合衆国06473コネチカット州ノー ス・ヘイブン、サケット・ポイント・ロー ド410番 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC41 AC48 BA02 BA06 BA12 BA14 BA30 BA55 BA56 BC10 BC11 BC18 BC31 FE11 FG24 KA58 4H039 CA60 CA66 CH70

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式:A(M)[ここで、 Aは、第1族のアルカリ金属又は第2族のアルカリ土類金属、 Mは、第5族又は第6族の遷移金属、 Oは、酸素、 xは、1又は2、 yは、1又は2、並びに zは、3〜6の整数である。] で示される錯塩触媒の存在下、アルキレンカーボネートをアルカノールとプロセ
    ス条件で反応させることを含む、ジアルキルカーボネートとアルカンジオールを
    共に製造する方法。
  2. 【請求項2】 Aは、アルカリ金属であり、Mは、第5族の遷移金属であり
    、該触媒は、式:A(MO)又はA(MO)で示される請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 Aは、アルカリ土類金属であり、Mは、第5族の遷移金属で
    あり、該触媒は、式:A(M)で示される請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 Aは、アルカリ金属であり、Mは、第6族の金属であり、該
    触媒は、式:A(MO)で示される請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 Aは、アルカリ土類金属であり、Mは、第6族の金属であり
    、該触媒は、式:A(MO)で示される請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 該触媒は、NaWO又はNaMoOである請求項1
    記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 該アルカリ金属は、カリウム、ナトリウム、セシウム又はそ
    れらの組み合わせから成る群から選択され、該第5族の金属は、バナジウム、ニ
    オブ及びタンタルから成る群から選択され、並びに該第6族の金属は、モリブデ
    ン及びタングステンから成る群から選択される請求項1記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 該触媒は、多孔質の無機質支持体に坦持されている請求項1
    記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 該支持体は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、中間孔材料又
    はそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 該プロセス条件は、約20℃〜約300℃の反応温度、約
    14〜約4000psigの反応圧力、約0.1〜約40hr−1の液空間速度
    、及び約1〜20のアルキレンカーボネートに対するアルカノールのモル比を含
    む請求項1記載の製造方法。
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