JPS581089B2 - シクロヘキサノ−ルの製法 - Google Patents
シクロヘキサノ−ルの製法Info
- Publication number
- JPS581089B2 JPS581089B2 JP51082528A JP8252876A JPS581089B2 JP S581089 B2 JPS581089 B2 JP S581089B2 JP 51082528 A JP51082528 A JP 51082528A JP 8252876 A JP8252876 A JP 8252876A JP S581089 B2 JPS581089 B2 JP S581089B2
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- Japan
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- cyclohexanol
- cyclohexene
- acid
- reaction
- catalyst
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はシクロヘキセンの接触的水和によりシクロヘ
キサノールを製造する力法に関する。
キサノールを製造する力法に関する。
シクロヘキセンの水和反応によるシクロヘキサノールの
製造法として、従来、工業的には硫酸を用いる間接永和
法が採用されてきたが、最近はそれと対照される直接永
和法に移行する検討が行われている。
製造法として、従来、工業的には硫酸を用いる間接永和
法が採用されてきたが、最近はそれと対照される直接永
和法に移行する検討が行われている。
直接永和法は工程の簡略化、規模の大型化に関連して、
間接永和法より経済性がすぐれ、生成したシクロヘキサ
ノール中に触媒などの異物が混入されないため、分離、
精製が容易であることは周知のとおりである。
間接永和法より経済性がすぐれ、生成したシクロヘキサ
ノール中に触媒などの異物が混入されないため、分離、
精製が容易であることは周知のとおりである。
そこで、この有利な直接水相法を採用するために工業的
に有効な触媒の探索研究が行われている。
に有効な触媒の探索研究が行われている。
シクロヘキセンからシクロヘキサノールを得るための水
和触媒として、特公昭38−15619号公報および特
公昭44−26656号公報にはイオン交換樹脂を使用
する方法が記載されているが、長時間使用による触媒活
性の低減、機械的崩壊による樹脂の微粉化などの欠点が
あり、また特公昭43−8104号公報および特公昭4
3−16125号公報には芳香族スルホン酸を使用する
方法が記載されているが、単位時間、単位触媒量当りの
生成したシクロヘキサノールの収量は依然として低いと
いう欠点があった。
和触媒として、特公昭38−15619号公報および特
公昭44−26656号公報にはイオン交換樹脂を使用
する方法が記載されているが、長時間使用による触媒活
性の低減、機械的崩壊による樹脂の微粉化などの欠点が
あり、また特公昭43−8104号公報および特公昭4
3−16125号公報には芳香族スルホン酸を使用する
方法が記載されているが、単位時間、単位触媒量当りの
生成したシクロヘキサノールの収量は依然として低いと
いう欠点があった。
この発明者らは、これらの欠点を改善するため、新規の
水和触媒の研究を重ねた結果、(A)リンタングステン
酸および/またはリンモリブデン酸と、(B)3価のク
ロムのハロゲン化物、鉱酸塩および酸化物からなる群か
ら選ばれた化合物とからなる触媒がシクロヘキセンの直
接水相反応に非常に高い触媒活性と選択性を示すことを
見出し、シクロヘキサノール製造用触媒として工業的規
模にも十分満足されることがわかった。
水和触媒の研究を重ねた結果、(A)リンタングステン
酸および/またはリンモリブデン酸と、(B)3価のク
ロムのハロゲン化物、鉱酸塩および酸化物からなる群か
ら選ばれた化合物とからなる触媒がシクロヘキセンの直
接水相反応に非常に高い触媒活性と選択性を示すことを
見出し、シクロヘキサノール製造用触媒として工業的規
模にも十分満足されることがわかった。
すなわち、この発明は、シクロヘギサンを、(A)リン
タングステン酸および/またはリンモリブデン酸、およ
び(B)3価のクロムのハロゲン化物、鉱酸塩および酸
化物からなる群から選ばれた化合物とからなる触媒の存
在下に接触的に水和することを特徴とするシクロヘキサ
ノールの製法に関するものである。
タングステン酸および/またはリンモリブデン酸、およ
び(B)3価のクロムのハロゲン化物、鉱酸塩および酸
化物からなる群から選ばれた化合物とからなる触媒の存
在下に接触的に水和することを特徴とするシクロヘキサ
ノールの製法に関するものである。
この発明の方法に使用する触媒は、リンタングステン酸
、リンモリブデン酸、またはこれらの混合物であるヘテ
ロポリ酸と、3価のクロムの酸化物、塩化物、臭化物、
硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などのクロム化合物とからな
っている。
、リンモリブデン酸、またはこれらの混合物であるヘテ
ロポリ酸と、3価のクロムの酸化物、塩化物、臭化物、
硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などのクロム化合物とからな
っている。
これらの触媒はクロムの酸化物は水と懸濁状態になるが
、その他の化合物はいずれも水に対して可溶性であり、
工業的規模での取扱いが極めて容易である。
、その他の化合物はいずれも水に対して可溶性であり、
工業的規模での取扱いが極めて容易である。
この発明の方法によるシクロヘキセンの水和反応は無溶
媒でも、また溶媒中でも行われる。
媒でも、また溶媒中でも行われる。
有効な溶媒は水と混合し、反応に不活性な含酸素有機化
合物、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、n−プロパノールのような低級アルコール類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル、シエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類などがあげられる。
合物、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、n−プロパノールのような低級アルコール類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル、シエチレングリコールジメチルエーテ
ルのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類などがあげられる。
水の使用割合はシクロヘキセン1モルに対して1〜20
0モルの範囲が適当である。
0モルの範囲が適当である。
触媒の使用割合は、リンタングステン酸、リンモリブデ
ン酸またはこれらの混合物の濃度が水1lに対して10
−4〜2×10−2モルの範囲に、3価のクロム化合物
中のクロムが水1lに対して10−4〜10−2g原子
の範囲にそれぞれなるように選択するのが好ましい。
ン酸またはこれらの混合物の濃度が水1lに対して10
−4〜2×10−2モルの範囲に、3価のクロム化合物
中のクロムが水1lに対して10−4〜10−2g原子
の範囲にそれぞれなるように選択するのが好ましい。
反応は150〜270℃、特に170〜220℃の範囲
で行うのが好ましい。
で行うのが好ましい。
なお反応は常圧ないし加圧下で行われ、加圧する方が円
滑に反応は進行する。
滑に反応は進行する。
従って一般に耐圧容器を使用し、反応容器の材質には耐
酸性のものが用いられる。
酸性のものが用いられる。
またシクロヘキセンの酸化を防ぐために反応容器内の空
気を窒素、炭酸ガスなどの不活性ガスで置換することが
望ましい。
気を窒素、炭酸ガスなどの不活性ガスで置換することが
望ましい。
この発明の方法によれば副反応はほとんど生起せず、従
って、反応したシクロヘキセンは実際上定量的にシクロ
ヘキサノールに変換され、しかもこの触媒は長時間連続
しても高い触媒活性を示した。
って、反応したシクロヘキセンは実際上定量的にシクロ
ヘキサノールに変換され、しかもこの触媒は長時間連続
しても高い触媒活性を示した。
実施例 1〜6
純水100mlにリンタングステン酸またはリンモリブ
デン酸を3×l.0−3モル、および3価のクロム化合
物を1.3×10−3gクロム原子になるように加え(
触媒量1g)、攪拌し、懸濁または溶解した水溶液を、
シクロヘキセン40gとともに内容積500mlのオー
トクレープに仕込み、約1時間で室温から180℃まで
昇温し、180℃で3時間、19〜20kg/cm2で
反応させた。
デン酸を3×l.0−3モル、および3価のクロム化合
物を1.3×10−3gクロム原子になるように加え(
触媒量1g)、攪拌し、懸濁または溶解した水溶液を、
シクロヘキセン40gとともに内容積500mlのオー
トクレープに仕込み、約1時間で室温から180℃まで
昇温し、180℃で3時間、19〜20kg/cm2で
反応させた。
反応終了後、生成液をガスクロマトグラフを用いて分析
し、シクロヘキセン反応率、およびシクロヘキサノール
選択率を求めた。
し、シクロヘキセン反応率、およびシクロヘキサノール
選択率を求めた。
その結果を第1表に示す。比較例 1および2
3価のクロム化合物を併用せずに、ヘテロポリ酸のみを
用い、実施例1〜6と同様に反応を行った。
用い、実施例1〜6と同様に反応を行った。
Claims (1)
- 1 シクロヘキセンを、(A)リンタングステン酸およ
び/またはリンモリブデン酸と、(B)3価のクロムの
ハロゲン化物、鉱酸塩および酸化物からなる群から選ば
れた化合物とからなる触媒の存在下に接触的に水和する
ことを特徴とするシクロヘキザノールの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51082528A JPS581089B2 (ja) | 1976-07-13 | 1976-07-13 | シクロヘキサノ−ルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51082528A JPS581089B2 (ja) | 1976-07-13 | 1976-07-13 | シクロヘキサノ−ルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS539746A JPS539746A (en) | 1978-01-28 |
JPS581089B2 true JPS581089B2 (ja) | 1983-01-10 |
Family
ID=13777005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51082528A Expired JPS581089B2 (ja) | 1976-07-13 | 1976-07-13 | シクロヘキサノ−ルの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581089B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW321634B (ja) | 1994-07-05 | 1997-12-01 | Mitsui Toatsu Chemicals | |
JP2016034915A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 不飽和炭化水素の水和反応方法 |
KR102595928B1 (ko) * | 2018-09-28 | 2023-10-31 | 삼성디스플레이 주식회사 | 라미네이션용 롤러, 이를 포함하는 라미네이션 장치, 및 표시 장치의 라미네이션 방법 |
-
1976
- 1976-07-13 JP JP51082528A patent/JPS581089B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS539746A (en) | 1978-01-28 |
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