JP2003513068A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 以下の工程を含むペルオキシジカーボネートの製造方法:
(a)少なくとも一つの無機ペルオキシドを少なくとも一つのアルカリ金属ヒドロキシドと第1の反応槽中で反応させて少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを生成させる工程、
(b)均一化手段と冷却手段を備えた第2の反応槽に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を仕込む工程、
(c)第2の反応槽の内容物混合を開始する工程、及び
(d)第1の反応槽中で生成した少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給し、実質的に全てのアルカリ金属ペルオキシドがハロホルメートと反応してペルオキシジカーボネートを生成するまで第2の反応槽の内容物を均一化する工程。
【請求項2】 ペルオキシジカーボネートが以下の式を有する、請求項1の方法:
Figure 2003513068
式中、R及びR1は同一又は異なる2〜16の炭素原子を含む有機基である。
【請求項3】 ペルオキシジカーボネートのR及びR1が2〜8の炭素原子を含む同一の有機基である、請求項2の方法。
【請求項4】 ペルオキシジカーボネートのR及びR1を、エチル、n−プロピル、及び第2ブチルから成る群から選択する、請求項3の方法。
【請求項5】 ペルオキシジカーボネートのR及びR1がエチル基である、請求項3の方法。
【請求項6】 ペルオキシジカーボネートがジ−エチルペルオキシジカーボネートである、先の請求項1ないし5にいずれか1項の方法。
【請求項7】 ハロホルメートがクロロホルメートである、先の請求項1ないし6のいずれか1項の方法。
【請求項8】 アルカリ金属ヒドロキシドが水酸化ナトリウムである、先の請求項1ないし7のいずれか1項の方法。
【請求項9】 無機ペルオキシドが過酸化水素である、先の請求項1ないし8のいずれか1項の方法。
【請求項10】 分散剤を加水分解したポリ酢酸ビニル、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート及びポリアクリル酸から成る群から選択する、先の請求項1ないし9のいずれか1項の方法。
【請求項11】 分散剤が、加水分解が約70%〜約90%である加水分解したポリ酢酸ビニルである、請求項10の方法。
【請求項12】 第2の反応槽の内容物を40℃より低い温度に保持する、先の請求項1ないし11のいずれか1項の方法。
【請求項13】 第2の反応槽の内容物を22℃より低い温度に保持する、請求項12の方法。
【請求項14】 第2の反応槽の内容物を約0℃〜約10℃の温度に保持する、請求項13の方法。
【請求項15】 アルカリ金属ペルオキシドを計量して約2分〜約20分の時間にわたって第2の反応槽に供給する、先の請求項1ないし14のいずれか1項の方法。
【請求項16】 第2の反応槽に存在するハロホルメートの各2モルに対して1モルのアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給する、先の請求項1ないし15のいずれか1項の方法。
【請求項17】 第2の反応槽に撹拌手段を取り付けてペルオキシジカーボネートを撹拌する、先の請求項1ないし16のいずれか1項の方法。
【請求項18】 金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給する前に金属ペルオキシドを約0℃〜約10℃の温度に冷却する、先の請求項1ないし17のいずれか1項の方法。
【請求項19】 ペルオキシジカーボネートがポリマーの有機溶媒及び可塑剤を実質的に含まない、先の請求項1ないし18のいずれか1項の方法。
【請求項20】 アルカリ金属ペルオキシドのいずれかを計量して第2の反応槽に供給する前に第2の反応槽の内容物を部分的に均一化する、先の請求項1ないし19のいずれか1項の方法。
【請求項21】 以下の工程を含む少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーを重合する方法:
(a)請求項1ないし20のいずれか1項に従う方法で少なくとも一つのペルオキシジカーボネートを製造する工程;
(b)重合反応槽に少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマー、水、分散剤及び(a)で製造したペルオキシジカーボネートを添加する工程;
(c)エチレン系不飽和モノマーの転換が所望の程度になるまで重合反応を行いポリマーを形成する工程;
(d)重合反応槽からポリマーを取り出す工程;
(e)ポリマーからエチレン系不飽和モノマーをストリッピングする工程、及び
(f)ポリマーを脱水及び乾燥して流動性の粉末形態とする工程;
ここで、第1の反応槽及び第2の反応槽を重合反応槽の外部に配置する。
【請求項22】 第2の反応槽の全内容物を重合反応槽に仕込む、請求項20の方法。
【請求項23】 エチレン系不飽和モノマーが塩化ビニルモノマーである、請求項21又は22の方法。
【請求項24】 ペルオキシジカーボネートがポリマーの有機溶媒及び可塑剤を実質的に含まない、請求項21ないし23のいずれか1項の方法。
【請求項25】 以下の工程を含む少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーを重合する方法:
(a)
(i) 少なくとも一つの無機ペルオキシドを少なくとも一つのアルカリ金属ヒドロキシドと第1の反応槽中で反応させて少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを生成させ、
(ii) 均一化手段と冷却手段を備えた第2の反応槽に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を仕込み、
(iii) 第2の反応槽の内容物の均一化を開始し、かつ
(iv) 第1の反応槽中で生成した少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給し、実質的に全てのアルカリ金属ペルオキシドがハロホルメートと反応してペルオキシジカーボネートを生成するまで第2の反応槽の内容物の均一化を継続する
ことによって少なくとも一つのペルオキシジカーボネートを製造する工程;
(b)重合反応槽に少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマー、水、分散剤及び(a)で製造したペルオキシジカーボネートを添加する工程;
(c)エチレン系不飽和モノマーの転換が所望の程度になるまで重合反応を行いポリマーを形成する工程;
(d)重合反応槽からポリマーを取り出す工程;
(e)ポリマーからエチレン系不飽和モノマーをストリッピングする工程、及び
(f)ポリマーを脱水及び乾燥して流動性の粉末形態とする工程;
ここで、第1の反応槽及び第2の反応槽を重合反応槽の外部に配置する。
【請求項26】 以下の工程を含む塩化ビニルモノマーの重合方法:
(a)以下の工程によるペルオキシジカーボネートを製造する工程
(i) 過酸化水素を水酸化ナトリウムと第1の反応槽中で反応させてナトリウムペルオキシドを製造し;
(ii) エチルクロロホルメート、n−プロピルクロロホルメート、及びsec−ブチルクロロホルメートから成る群から選択する少なくとも一つのクロロホルメート、水、及び加水分解したポリ酢酸ビニル、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート及びポリアクリル酸から選択する少なくとも一つの分散剤を、均一化手段と冷却手段を備えた第2の反応槽へ仕込み;
(iii) 第2の反応槽の内容物を均一化し;かつ
(iv) 第1の反応槽で製造したナトリウムペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給し、実質的に全てのナトリウムペルオキシドがクロロホルメートと反応してペルオキシジカーボネートを生成するまで、第2の反応槽の内容物の均一化を継続する工程、
(b)重合反応槽に塩化ビニルモノマー及び第2の反応器中の内容物を添加する工程;
(c)塩化ビニルモノマーのポリ塩化ビニルへの転換が所望の程度になるまで重合反応器中で重合反応を行う工程;
(d)重合反応槽からポリ塩化ビニルを取り出す工程;
(e)ポリ塩化ビニルから塩化ビニルモノマーをストリッピングする工程、及び
(f)ポリ塩化ビニルを脱水及び乾燥して流動性の粉末形態とする工程;
ここで、第1の反応槽及び第2の反応槽を重合反応槽の外部に配置する。
【請求項27】 以下の工程を含む少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーの重合方法:
(a)少なくとも一つのハロホルメートの流れに分散剤の存在下における撹拌の操作を行って少なくとも一つのハロホルメートの小滴からなる少なくとも一つのハロホルメートの乳剤の流れを形成し、該少なくとも一つのハロホルメートの流れに少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドの溶液の流れを連続して混合して少なくとも一つのペルオキシジカーボネートの乳剤を含む流れを形成することによって、ペルオキシジカーボネートを連続的に製造してフリーラジカル開始剤を製造する工程、
(b)少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーを重合反応槽へ添加する工程、
(c)少なくとも一つのペルオキシジカーボネートの乳剤を重合反応槽へ添加する工程、
(d)所望の転換の程度までエチレン系不飽和モノマーの重合反応を行ってポリマーを形成する工程、
(e)重合反応槽からポリマーを取り出す工程、及び
(f)エチレン系不飽和モノマーをポリマーからストリッピングする工程。
【請求項28】 二つ又はそれより多くの異なるペルオキシジカーボネートを同じ反応槽内で製造する方法であって、請求項1ないし20のいずれか1項に記載の方法で第1のペルオキシジカーボネートを製造することを含み、この場合ハロホルメートはクロロホルメートであり、第1のペルオキシジカーボネートが製造された後で該方法がさらに以下の工程を含む方法
)第2のクロロホルメートを第2の反応槽へ放出し、追加量のアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽へ供給して第2のペルオキシジカーボネートを生成し、一方実質的に全ての第2のクロロホルメートがアルカリ金属ペルオキシドと反応して第2のペルオキシジカーボネートを生成するまで第2の反応槽の内容物を連続して均一化する工程、及び
)それぞれ所望の追加のペルオキシジカーボネートに対して工程()を反復する工程。
【請求項29】 以下の工程を含む少なくとも一つのペルオキシジカーボネートの連続製造方法:
(a)少なくとも一つのハロホルメートの流れに分散剤の存在下における撹拌の操作を行って少なくとも一つのハロホルメートの小滴よりなる少なくとも一つのハロホルメートの乳剤の流れを形成する工程;及び
(b)少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシド溶液を少なくとも一つのハロホルメートの該乳剤の流れに連続して混合して少なくとも一つのペルオキシジカーボネートの乳剤を含む流れを形成する工程。
【請求項30】 以下の工程を含む少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーの重合方法:
(a)冷却手段及び直列の均一化手段を取り付けたラインであって、該ラインが重合反応槽に結合しているライン中に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を注入する工程、
(b)少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量してラインに供給する工程、
(c)工程(a)及び(b)でライン中に導入した成分を均一化してペルオキシジカーボネートを製造する工程、
(d)ライン中のペルオキシジカーボネートを、エチレン系不飽和モノマー、分散剤及び水を含む重合反応槽へ注入する工程、
(e)重合反応槽中で所望の転換の程度までモノマーの重合を行ってポリマーにする工程、
(f)重合反応槽からポリマーを取り出す工程、
(g)残渣モノマーをポリマーからストリッピングし、ポリマーを脱水し乾燥して流動性の粉末形態とする工程。
【請求項31】 以下の工程を含む少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーの重合方法:
以下の工程を含み、請求項1に記載の方法でペルオキシジカーボネートを生成する工程、
(a)冷却手段及び直列の均一化手段を取り付けたラインであって、該ラインが第2の反応槽を構成し、該ラインが重合反応槽に結合しているライン中に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を注入する工程、
(b)少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量してラインに供給する工程、
(c)ライン中で混合物を均一化してペルオキシジカーボネートを製造する工程、
該重合方法は以下の工程をさらに含む:
(d)ライン中のペルオキシジカーボネートを、エチレン系不飽和モノマー、分散剤及び水を含む重合反応槽へ注入する工程、
(e)重合反応槽中で所望の転換の程度までモノマーの重合を行ってポリマーにする工程、
(f)重合反応槽からポリマーを取り出す工程、
(g)残渣モノマーをポリマーからストリッピングし、ポリマーを脱水し乾燥して流動性の粉末形態とする工程。
【請求項32】 エチレン系不飽和モノマーが塩化ビニルモノマーである、請求項31の方法。
【請求項33】 ジ−エチルペルオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルペルオキシジカーボネート、ジ−イソプロピルペルオキシジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジ−n−ブチルペルオキシジカーボネート及び第2ブチルペルオキシジカーボネートから成る群からペルオキシジカーボネートを選択する、請求項31又は32の方法。
【請求項34】 重合を約40℃〜約70℃の温度で行う、請求項31ないし33のいずれか1項の方法。
【請求項35】 ペルオキシジカーボネートがジ−エチルペルオキシジカーボネート、アルカリ金属ペルオキシドが過酸ナトリウムであり、かつ1〜10μmの小滴を形成するのに十分な程度にペルオキシジカーボネートを均一化する、請求項31ないし34のいずれか1項の方法。
英国特許第1,484,675−A号は、反応物の適切な混合を得るために溶媒の存在下に重合槽の外部でペルオキシジカーボネートを製造することによって、この問題を解決することを提案している。この方法が望ましくないのは、溶媒の除去が必要なことであり、そうしないとそれは重合工程における汚染物となり、重合工程のモノマー回収システムを汚染する。
WO 97/27229は、重合反応槽の外部において二段階工程でペルオキシジカーボネートを製造し、水不溶性液体のジアルキルアルカンジカルボキシレートを添加することによってこの問題を解決することを提案している。ジアルキルアルカンジカルボキシレートは得られたポリマーの可塑剤であり、ポリマーの固体の適用にとって望ましくない。さらに二段階工程は取り扱いにくく余分な装置が必要である。
米国特許第4,359,427−A号、英国特許第1,484,675−A号及びWO 97/27229の全てが、クロロホルムをアルカリ金属オキシドと反応させることによってペルオキシジカーボネートが製造可能であることを教示している。
米国特許第4,359,427−A号及びJ. Am. Chem. Soc., 1950, 72, 1254-1263は、アルカリ金属ペルオキシドをクロロホルメートと反応させることによってペルオキシジカーボネートを製造する方法を開示している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの観点に従うと、以下の工程を含むペルオキシジカーボネートの製造方法が提供される:
(a)少なくとも一つの無機ペルオキシドを少なくとも一つのアルカリ金属ヒドロキシドと反応させる工程、
(b)均一化手段と冷却手段を備えた第2の反応槽に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を仕込む工程、
(c)第2の反応槽の内容物混合を開始する工程、及び
(d)第1の反応槽中で生成した少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽に供給し、実質的に全てのアルカリ金属ペルオキシドがハロホルメートと反応してペルオキシジカーボネートを生成するまで第2の反応槽の内容物を均一化する工程。
本発明の他の観点に従うと、同一反応槽内で、以下の工程を含む、二つ又はそれより多くの異なるペルオキシジカーボネートを製造する方法であって、請求項1ないし20のいずれか1項に記載の方法で第1のペルオキシジカーボネートを製造することを含み、この場合ハロホルメートはクロロホルメートであり、さらに、該第1のペルオキシジカーボネートが製造された後で、該方法がさらに以下の工程を含む方法が提供される
)第2のクロロホルメートを第2の反応槽へ放出し、追加量のアルカリ金属ペルオキシドを計量して第2の反応槽へ供給して第2のペルオキシジカーボネートを生成し、一方実質的に全ての第2のクロロホルメートがアルカリ金属ペルオキシドと反応して第2のペルオキシジカーボネートを生成するまで第2の反応槽の内容物を連続して均一化する工程、及び
)それぞれ所望の追加のペルオキシジカーボネートに対して工程()を反復する工程。
本発明のさらなる観点に従うと、上記の方法でペルオキシジカーボネートを製造することを含み、以下の工程を含む、少なくとも一つのエチレン系不飽和モノマーの重合方法が提供される:
(a)冷却手段及び直列の均一化手段を取り付けたラインであって、該ラインが重合反応槽に結合しているライン中に、少なくとも一つのハロホルメート、少なくとも一つの分散剤及び水を注入する工程、
(b)少なくとも一つのアルカリ金属ペルオキシドを計量してラインに供給する工程、
(c)ライン中で混合物を均一化してペルオキシジカーボネートを製造する工程、
(d)ライン中のペルオキシジカーボネートを、エチレン系不飽和モノマー、分散剤及び水を含む重合反応槽へ注入する工程、
(e)重合反応槽中で所望の程度までモノマーの重合を行ってポリマーにする工程、
(f)重合反応槽からポリマーを取り出す工程、
(g)残渣モノマーをポリマーからストリッピングし、ポリマーを脱水し乾燥して流動性の粉末形態とする工程。
好ましくは、エチレン系不飽和モノマーは塩化ビニルモノマーである。
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