JP2003511422A - ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 - Google Patents
ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法Info
- Publication number
- JP2003511422A JP2003511422A JP2001529753A JP2001529753A JP2003511422A JP 2003511422 A JP2003511422 A JP 2003511422A JP 2001529753 A JP2001529753 A JP 2001529753A JP 2001529753 A JP2001529753 A JP 2001529753A JP 2003511422 A JP2003511422 A JP 2003511422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- poly
- substituted
- alkyl
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G65/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
- C08G65/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
- C08G65/32—Polymers modified by chemical after-treatment
- C08G65/329—Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/50—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
- A61K47/51—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent
- A61K47/56—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic macromolecular compound, e.g. an oligomeric, polymeric or dendrimeric molecule
- A61K47/59—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic macromolecular compound, e.g. an oligomeric, polymeric or dendrimeric molecule obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyureas or polyurethanes
- A61K47/60—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an organic macromolecular compound, e.g. an oligomeric, polymeric or dendrimeric molecule obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyureas or polyurethanes the organic macromolecular compound being a polyoxyalkylene oligomer, polymer or dendrimer, e.g. PEG, PPG, PEO or polyglycerol
Abstract
Description
法に関する。
ポリ(エチレングリコール)略称(PEG)の、分子および表面への共有結合的
付着は、バイオテクノロジーおよび医学における重要な適用を有する。その最も
一般的な形では、PEGは、各末端にヒドロキシル基を有する線形ポリマーであ
る。 HO−CH2−CH2O(CH2CH2O)nCH2CH2−OH この式は、HO−PEG−OHとして簡潔に示すことができ、−PEG−は、
末端基を有さないポリマー骨格を示すと理解される。 −PEG−=−CH2CH2O(CH2CH2O)nCH2CH2− PEGは、メトキシ−PEG−OH、すなわち簡潔にはmPEGして一般的に
使用され、ここでは、一方の末端が、比較的不活性のメトキシ基であり、一方、
他方の末端は、化学修飾を受けることのできるヒドロキシル基である。 CH3O−(CH2CH2O)n−CH2CH2−OH
さらには他の形も示すまたは含むと当業者により理解される。
EGに密接に関連し、それらは、その多くの適用においてPEGの代替が可能で
ある。 HO−CH2CHRO(CH2CHRO)nCH2CHR−OH R=HおよびCH3
ポリマーである。PEGはまた、無毒性で非免疫原性である。PEGを水不溶性
化合物に化学的に付着すると、得られたコンジュゲートは一般に、水溶性、並び
に、多くの有機溶媒に溶解性である。PEGが付着した分子が、薬物のように生
物学的に活性である場合、この活性は、PEGの付着後も一般的に保持され、コ
ンジュゲートは薬物動態の変化を示し得る。例えば、Bentleyら、Pol
ymer Preprints、38(1)、584(1997)は、PEGに
結合すると、水不溶性アンテミシニン(antemisinin)は水溶性とな
り、抗マラリア活性の増加を示すことを実証した。Davisらは、米国特許第
4,179,337号で、PEGに結合したタンパク質は、腎クリアランスの減
少および免疫原性の減少から、血液循環寿命の増強を示すことを示した。PEG
に毒性がないこと、および、生体からのその迅速なクリアランスは、医薬適用に
おいて有利である。
ち、異なる末端基を有するPEG:X−PEG−Y(ここでのXおよびYは異な
る基である)の需要は増加している。骨格エステル基および末端基XおよびYを
有するPEG:X−PEG−CO2−PEG−Yは、骨格内の各PEG単位が非
対称に置換されているので、XおよびYが同じであってもヘテロ二官能性である
と考えることができる。
または他のポリマー、例えば多糖またはタンパク質に連結し得、他の末端は、例
えば、薬物、リポソーム、別のタンパク質、またはバイオセンサーに付着してい
る。一方の末端がポリマーに結合し、他方の末端が適切な官能基に結合している
場合、架橋による有用なヒドロゲルの形成が生じ得る。
とは困難または不可能であることが多い。例えば、以下の反応を、等モル量の各
試薬を使用して、示したヘテロ二官能性PEGアセタール生成物を調製すること
を目標に実施できる: HO−PEG−OH+ClCH2CH(OC2H5)2+NaOH→ →HO−PEG−OCH2CH(OC2H5)2+NaCl+H2O しかし、実践的には、いくつかの二置換PEGジエチルアセタール(C2H5O
)2CH2O−PEG−OCH2CH(OC2H5)2も必然的に形成され、いくらか
の未反応PEGも残るだろう。面倒なクロマトグラフィーがこの混合物の分離に
必要である。
e Chemistry、4:296〜299、1993)が使用し、以下のヘ
テロ二官能性PEG誘導体:HO−PEG−CONHCH2CO2Hを、未反応P
EGおよび二置換カルボン酸誘導体も含む反応生成物の混合物から精製した。
Gの調製に使用するモノアルキルPEGに存在することが必須である。なぜなら
、HO−PEG−OHの存在により、架橋生成物をもたらす、二重に活性化され
たPEG誘導体が得られるか、または他の望ましくない効果を有するからである
。事実、HO−PEG−OHは、モノアルキルPEGにおける一般的な混入物質
である。トリチル(Ph3C−誘導体)を形成し、誘導体をクロマトグラフィー
により分離し、そしてCH3O−PEG−OCPh3からトリチル基を除去するこ
とにより、CH3O−PEG−OHをHO−PEG−OHから分離する、クロマ
トグラフィーアプローチが、米国特許第5,298,410号に開示されている
。近年の特許出願、Suzawaら(第WO96/35451号)は、ベンジル
PEG(C6H5−CH2−OPEG−OH)を、一方の末端に標的細胞に親和性
を有する基を有し、他方の末端に毒素を有する、ヘテロ二官能性PEGの調製に
おける中間体として開示している。しかし、ベンジルPEGは、PEGのベンジ
ル化、次いで骨の折れる徹底的な勾配クロマトグラフィーによりベンジルPEG
をジベンジルPEGおよび未反応PEGから分離することにより調製した。手順
は、小規模で実施し、収率は僅か7.8%であった。従って、この方法は、商業
的な製造にはほとんど有用ではない。
チレンオキシドのアニオンX-へのアニオン性重合を含み、このX-は最終的にポ
リマーの末端基となる。
try。3:275〜276、1992)により、一方の末端にヒドロキシル基
を有し、他方にアミノ基を有するPEGの調製に使用されている。Cammas
ら(Bioconjugate Chemistry、6:226〜230、1
995)は、この方法を使用して、一方の末端にアミノ基を有し、他方にヒドロ
キシルまたはメトキシ基を有するPEGを調製した。それは、Nagasaki
ら(Bioconjugate Chemistry、6:231〜233、1
995)により、一方の末端にホルミル基を有し、他方にヒドロキシル基を有す
るPEGの調製に使用されている。この方法は、一般に、Xが重合を開始するの
に適切で望ましい基である場合にのみ有用であり;そうではない場合が多い。ま
た、この方法の成功裡の適用には、HO−PEG−OHの形成を防ぐために厳密
な水の除外が必要であり、この問題は、分子量が増加するにつれより深刻となる
。また、所望の分子量のPEG誘導体を得るためには重合度を注意深く制御する
ことが必要である。この方法は、エチレンオキシド重合を直接薬物分子上に実施
する場合には、過酷な重合条件下における多くのタイプの薬物分子の分解により
制限される。この方法はまた、重合が起こり得る、2つ以上の官能基が存在する
場合には、選択性の欠如により制限される。
ロ二官能性PEGを調製するための追加の方法を提供することが望ましい。
二官能性ポリ(エチレングリコール)誘導体を調製する方法を提供する。W−P
EG−OH(ここで、Wは、温和な化学的方法により除去可能な基である)のク
ラスのPEG誘導体が提供され、最初に、OH基を所望の基Xに修飾し、ついで
Wを除去して第二のヒドロキシル基を作成することにより変化させる。次いで、
後者のヒドロキシル基を、さらに第二の官能基Yに変化させ得、よって、所望の
二官能性PEGが提供される: W−PEG−OH → W−PEG−X → HO−PEG−X → Y−PEG−X
、4−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−クロロベンジル、4−メトキ
シベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、または1−ナフチルメチ
ルを含むがこれに限定されない、他のアリールメチル基も使用し得る。ジアリー
ルメチルおよびトリアリールメチル基でもよい。ベンジルオキシ−PEG−OH
(BzO−PEG−PH)は、例えば、高純度で、エチレンオキシドの、ベンジ
ルオキシドイオンBzO-への重合により調製し得る。注意深く制御した無水条
件下で反応を実施することにより、ヘテロ二官能性誘導体生成物は、最少量のH
O−PEG−OHでもって調製し得る。ベンジルおよび他のアリールメチル基の
利点は、それらが、比較的温和な条件下で触媒的水素化分解により、または酸触
媒加水分解により除去し得るということである。 BzO−PEG−X+H2(cat)→C6H5−CH3+HO−PEG−X BzO−PEG−X+H2O(H+)→C6H5CH2OH+HO−PEG−X 上記の反応において、catは炭素パラジウムなどの触媒である。
、タンパク質、脂質、多糖または他のポリマーなどの巨大分子または表面にコン
ジュゲートするのに使用する。最初に、即座のBzO−PEG−OHのヒドロキ
シル基を、第一の反応性官能基に変換する。この反応性官能基により、BzO−
PEG−の巨大分子への付着が可能となる。次いで、ベンジル基を、巨大分子に
化学的に影響を及ぼすことなく、水素化分解または加水分解により除去し、従っ
て、PEG誘導体上に新しい末端ヒドロキシル基が利用可能となる。この新しい
ヒドロキシル基を直接使用して、PEG誘導体の末端を、同じまたは別の巨大分
子に付着し得る。別法として、ヒドロキシル基は、さらに、第二の反応性官能基
に変換し得、次いでこれを使用してPEG誘導体を巨大分子に連結する。第二の
反応性官能基が別のポリマーに連結されると、ヒドロゲルとして有用な架橋ポリ
マーを作成し得る。反応スキームは、以下のように一般的な形で説明され得る:
(1)BzO−PEG−OH → BzO−PEG−X(X=反応性官能基) (2)BzO−PEG−X → BzO−PEG−M1(M1=巨大分子、例えば表
面、薬物、タンパク質、またはポリマー) (3)BzO−PEG−M1+H2(Pd/C)→ BzH+HO−PEG−M1 または BzO−PEG−M1+H2O/H+ → BzOH+HO−PEG−M1 (4)HO−PEG−M1 → M2−PEG−M1(M2=巨大分子、例えば表面、
薬物、タンパク質、またはポリマー、またはM1上の異なる部位)
破壊を回避するように操作できる。 (1)Bz−PEG−OH → Bz−PEG−X (2)BzO−PEG−X → BzO−PEG−M2(M2=薬物、表面、ポリマ
ー、または、水素化または加水分解に感受性でない他の基) (3)BzO−PEG−M2+H2(Pd/C)→ BzH(またはBzOH)+
HO−PEG−M2 BzO−PEG−M2+H2O/H+ → BzH(またはBzOH)+HO−PE
G−M2 (4)HO−PEG−M2 → M1−PEG−M2(M1=薬物、表面、ポリマー、
または、水素化または加水分解に感受性である他の基)
の混合物中のHO−PEG−OHの反応性を阻害する方法が開示される。このア
プローチでは、HO−PEG−OHを含むW−O−PEG−OHのアルキル化は
、W−O−PEG−ORとRO−PEG−ORの混合物を生じ、ここでのRはア
ルキル基である。 BzO−PEG−OH+HO−PEG−OH+R−X → BzO−PEG−O
R+RO−PEG−OR+HX Xは、メシレートまたはトシレートなどの脱離基である。 触媒的水素化により、BzO−PEG−ORはRO−PEG−OHに変換され
る。 BzO−PEG−OR+RO−PEG−OR+H2(Pd/C) → RO−P
EG−OH+RO−PEG−OR+BzH 従って、RO−PEG−OHとRO−PEG−ORの混合物が生じる。 HO−PEG−OHとは異なり、RO−PEG−ORは不活性で非反応性であ
る。従って、この混合物は、大半の化学反応でRO−PEG−OHの純粋な生成
物に等価である。
以下の本発明の詳細な説明を考慮すれば、より容易に明らかとなろう。
のヘテロ二官能性誘導体を提供する。本方法ではクロマトグラフィーでの精製工
程は必要ない。本発明の方法によれば、一方に除去可能な基Wを保有するW−ポ
リ−OHを有する中間体ポリマーが得られる。中間体ポリマーW−ポリ−OHは
、最初にOH基の第1の官能基Xへの改変後、Wが除去されて第2の水酸基が得
られる。後者の水酸基を、第2の官能基Yにさらに変換することができるので、
所望のヘテロ二官能性誘導体が得られる。 W−Poly−OH → W−Poly−X → HO−Poly−X → Y−Poly−X
リコール)という。しかし、他の関連ポリマーもまた本発明の実施に有用であり
、用語PEGまたはポリ(エチレングリコール)に含まれるが、この点では含ま
れないと理解すべきである。
般に生物学または生物工学への適用が一般に承認されているために生物学への適
用に有用である。PEGは典型的には、無色透明、水溶性、熱安定性、多数の化
学薬品に不活性で、加水分解または変質せず、無毒である。ポリ(エチレングリ
コール)は、生体適合性を示す(すなわちPEGは生きている組織または器官と
害を与えることなく共存できる)と考えられている。より詳細には、PEGは免
疫原性を示さない(すなわち、PEGは体内で免疫応答を起こす傾向がない)。
体内でいくつかの所望の機能を有する部分と結合した場合、PEGはその部分を
マスクする傾向があり、器官がその部分の存在に耐性を示すように任意の免疫応
答を減少または消滅させることができる。したがって、本発明のヘテロ二官能性
誘導体は、実質的に無毒であり、免疫応答も凝固または他の望ましくない効果も
実質的に起こさないはずである。
00である)を有するPEGは、本発明の実施における有用なポリマーの1つで
ある。PEG以外の他の二官能価で水溶性の非ペプチドポリマーもまた本発明に
有用である。これらの他のポリマーには、ポリ(ビニルアルコール)(「PVA
」);他のポリ(アルキレンオキシド(ポリ(プロピレングリコール)(「PP
G」)など);およびポリ(オキシエチル化ポリオール(ポリ(オキシエチル化
グリセロール)、ポリ(オキシエチル化ソルビトール)、およびポリ(オキシエ
チル化グルコース)など)が含まれる。ポリマーは、ホモポリマーまたは無作為
もしくはブロックコポリマーおよび上記ポリマーのモノマーを基本単位とする直
鎖もしくは分岐ターポリマーであり得る。
リ(アクリロイルモルホリン)(「PAcM」)、およびポリ(ビニルピロリド
ン)(「PVP」)が含まれる。PVPおよびポリ(オキサゾリン)は当該分野
で周知のポリマーであり、その調製は当業者に容易であるはずである。PAcM
およびその合成ならびに使用は米国特許第5,629,384号および同第5,
631,322号(その内容全体が本明細書中で参考として援用される)に記載
されている。
て化学分野で幾らか同義語であり、当該分野で使用されており、本明細書中では
分子の識別および定義可能な部分および幾らかの機能または活性を示す単位をい
い、他の分子または分子の一部と反応性を示す。
、典型的には共有結合である。
防を意図するか身体または精神の健康を向上させる任意の物質と理解すべきであ
る。
リマーなどを含むがこれらに限定されない巨大分子を意味するために使用する。
しばしば上記ポリマーとこのような高分子とを抱合することが望ましい。
Poly−Xから除去することができる。ポリマーW−Poly−Xの他の部分
(特に、第1の官能基X)望ましくない改変を起こさない条件下でこのような化
学反応を行うことができる。好ましくは、Wは式Ar−C(R1)(R2)−O−
(式中、Arは、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環
式アリール、置換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選
択される部分を示し、R1およびR2はH、アルキル、または上記定義のArであ
る)を有する。したがって、除去可能な基Wの例には、ベンジルオキシ基(C6
H5CH2O)および他のアリールメチルオキシ基(4−メチルベンジルオキシ、
3−メチルベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−メトキシベンジル
オキシ、ジフェニルメチルオキシ、トリフェニルメチルオキシ、および1−ナフ
チルメチルオキシが含まれるこれらに限定されない)が含まれるが、これらに限
定されない。アリールメチルオキシ基を、触媒による水素化分解または酸触媒加
水分解によって比較的穏やかな条件下でポリマーから除去することができる。
ールメチルオキシドへの重合に異よって合成することが好ましい。例えば、ベン
ジルオキシ−PEG−OH(BzO−PEG−OH)を、エチレンオキシドのベ
ンジルオキシイオンBzO−への重合によって高純度および高収率で調製するこ
とができる。好ましくは、無水条件下で重合反応を行う。本発明のこの態様によ
れば、HO−PEG−OHの生成は最小である。広範な勾配クロマトグラフィー
精製は必要ではなく、BzO−PEG−OHの収率は高い。これは、PEGのベ
ンジル化後の骨の折れる広範囲勾配のクロマトグラフィーを行うコスト高および
低収率を回避不可能な量産価値のほとんどない方法である先行技術とは対照的で
ある。
官能性誘導体の最終生成物は式Y−Poly−Xを有する。第1の官能基Xおよ
び第2の官能基YはPEG誘導体が例えば他の高分子(タンパク質、脂質、他党
、および他のポリマーが含まれるが、これらに限定されない)と抱合することが
望ましい他の分子と反応することができる反応部分である。第1の官能基Xの例
には、メシレート;トシレート;トレシレート、O(CH2)nCO2H(式中、
n=1〜6)、O(CH2)nCO2R3(式中、n=1〜6であり、R3はアルキ
ル基である)、NHR4(式中、R4はHまたはアルキルまたはt−Bocおよび
Fmocなどのアミン保護基);O(CH2)nCH(ZR5)2(式中、nは1〜
6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキル基である);
Ar−CH=CH−CH=CH−CO2(式中、Arは、フェニル、置換フェニ
ル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、およ
びヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示す);−O−(CH2
)n−CHOおよび−O2CCH2CH2CO2R6(式中、R6はHまたはNスクシ
ニミジルを示すNHSである)が含まれるが、これらに限定されない。
O(CH2)nCO2H(式中、n=1〜6)、O(CH2)nCO2R3(式中、n
=1〜6であり、R3はアルキル基である)、NHR4(式中、R4はHまたはア
ルキルまたはt−BocおよびFmocなどのアミン保護基);O(CH2)nC
H(ZR5)2(式中、nは1〜6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5は
Hまたはアルキル基である);Ar−CH=CH−CH=CH−CO2(式中、
Arは、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリー
ル、置換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択される
部分を示す);−O−(CH2)n−CHOおよび−O2CCH2CH2CO2R6(
式中、R6はHまたはNスクシニミジルを示すNHSである);およびCH2=C
H−CO2−が含まれるが、これらに限定されない。式Y−Poly−Xのポリ
(エチレングリコール)誘導体では、第1の官能基Xおよび第2の官能基Yは互
いに異なることが好ましいので、ヘテロ二官能価であることが裏付けられている
。
、Yが−O−(CH2)n−CHOまたはO(CH2)nCH(ZR5)2(式中、n
は1〜6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキル基であ
る)であることが好ましい。XがO(CH2)nCH(ZR5)2(式中、nは1〜
6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキル基である)で
ある場合、Yは−O2CCH2CH2CO2R6(式中、R6はHまたはNHSである
)であることが好ましい。XがOCH2CO2CH(CH3)CH2CONHSであ
る場合、第2の官能基YはCH2=CHCO2であることが好ましい。
学反応工程が存在し得ると理解すべきである。例えば、W−Poly−OHの末
端の水酸基を第1の官能基Xに変換するためにいくつかの連続反応が起こり得る
。同様に、いくつかの反応工程を行って、HO−Poly−Xの新規の水酸基を
改変して第2の官能基Yを得ることができる。
マーY−Poly−Xを高分子表面上で第1の反応性官能基Xと適切な部分との
間で形成された結合によって高分子または表面に結合することができる(しがっ
て、ポリマーのW−Poly−部分と高分子との抱合:W−Poly−M1(M1 は、タンパク質、ペプチド、脂質、薬物、多糖類、もしくは他のポリマー、また
は物質(例えば、微生物)の表面などの高分子))。抱合体W−Poly−M1
中の除去可能な基Wは、その後穏やかな化学反応(例えば、触媒による水素化分
解または酸触媒加水分解など)によって除去される。得られた−OHは、例えば
、別の高分子M2(など、タンパク質、ペプチド、脂質、薬物、多糖類、もしく
は他のポリマー、または物質(例えば、微生物)の表面など))と直接反応して
、M2−Poly−M1を形成することができる。別の高分子への抱合が好ましい
場合、−OH基は任意選択的に例えばアルキル化によってキャップされた不活性
の非反応性基に変換することができる。あるいは、得られたOH基を上記の反応
性官能基Yに変換することができる:Y−Poly−M1。次いで、官能基Yを
M2と反応させてM2−Poly−M1を形成することができる。 (1)WPolyOH −−→ WPolyX (X=反応性官能基) (2)WPolyX −−→ WPolyM1 (M1= 例えば、表面、薬物タ
ンパク質、またはポリマーなどの高分子) (3)WPolyM1 + H2(Pd/C)→ WH + HOPolyM1 または WPolyM1 + H20/H+ → WOH + HOPolyM1 (4)HOPolyM1 → Y2PolyM1 (5)YPolyM1 + M2 → M2PolyM1 (M2= 例えば、表面
、薬物、タンパク質、もしくはポリマーなどの高分子またはM1上の異なる部位
)
橋によってヒドロゲルを作製することができる。しかし、本発明により、2つの
官能基XおよびYを同一の高分子に結合させることができ、これにより高分子上
でのPEG関連ポリマーの抱合により高分子上にポリマーの殻を形成することが
できると理解すべきである。
ーのヘテロ路二官能価誘導体Y−Poly−Xは、高分子または他の物質上での
官能基XおよびYならびに反応部分を介して高分子または他の分子と反応するこ
とができる。例えば、XおよびYを、異なる型の高分子または他の物質がそれぞ
れXおよびYに結合するように選択することができる。同一の型の高分子と反応
するようにXおよびYを選択することも可能である。
のヘテロ二官能性誘導体が得られる。このようなポリマーを、式Y−Poly−
X(式中、Polyは、上記定義のポリ(エチレングリコール)または関連化合
物を示す)と示す。XおよびYは、メシレート;トシレート;トレシレート、O
(CH2)nCO2H(式中、n=1〜6)、O(CH2)nCO2R3(式中、n=
1〜6であり、R3はアルキル基である)、NHR4(式中、R4はHまたはアル
キルまたはt−BocおよびFmocなどのアミン保護基);O(CH2)nCH
(ZR5)2(式中、nは1〜6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5はH
またはアルキル基である);Ar−CH=CH−CH=CH−CO2(式中、A
rは、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール
、置換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部
分を示す);−O−(CH2)n−CHOおよび−O2CCH2CH2CO2R6(式
中、R6はHまたはNHSであり、nは1〜6である)からなる群から選択され
る反応性官能基である。好ましくは、XとYは異なる。
上記のように定義)である場合、Yは−O−(CH2)n−CHOまたはO(CH 2 )nCH(ZR5)2(式中、nは1〜6の数字であり、ZはOまたはSであり、
R5はHまたはアルキル基である)であることが好ましく、XがO(CH2)nC
H(ZR5)2(式中、nは1〜6の数字であり、ZはOまたはSであり、R5は
Hまたはアルキル基である)である場合、Yは−O2CCH2CH2CO2R6(式
中、R6はHまたはNHSである)であることが好ましく、XがOCH2CO2C
H(CH3)CH2CONHSである場合、第2の官能基YはCH2=CHCO2で
あることが好ましい。
式中、PolyaおよびPolybは、上記のPolyによって示される同一の型
のポリマーを示し、nは0−6であり、R5はHまたはアルキルであり、Xは反
応性官能基である)を有するポリ(エチレングリコール)または関連ポリマーの
調製法を提供する。ヘテロ二官能性誘導体の実質的に純粋な形態を、クロマトグ
ラフィー精製工程に依存することなく高純度且つ高収率で作製することができる
。
式ArC(R1)(R2)OPolya−CHR5(CH2)nCO−Vの第2のポリ
マー(式中、R1およびR2はH、アルキル、またはAr(Arは、フェニル、置
換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリー
ル、およびヘテロ環式アリールである)であり、UおよびVは第1のポリマーが
第2のポリマーと反応してArC(R1)(R2)OPolyaOCHR5(CH2
)nCO2PolybOC(R1)(R2)−Arのポリマーを形成するように選択
した部分である)が得られる。上記のように、第1のポリマーおよび第2のポリ
マーを、アリルメチルオキシドイオンArC(R1)(R2)O-から生成物Ar
C(R1)(R2)O-Polya−OHまたはArC(R1)(R2)O-Polyb −OHとPolybおよびPolyaとの個別の反応、および任意選択的に2つの
ポリマーが例えばエステル結合によって結合するようなその後の末端水酸基の部
分UおよびVへの個別の改変によって作製することができる。次いで、結合した
ポリマーを、触媒による水素化分解または酸触媒加水分解によるArC(R1)
(R2)O−部分の除去により改変することができる。得られたOH基を、任意
選択的に他の反応性官能基に変換することができる。反応性官能基Xの例には、
−OH;CH2=CR5CO2(式中、R5はHまたはアルキルである);O(CH 2 )nCH(ZR)2(式中、R5はHまたはアルキルであり、ZはOまたはSであ
り、nは1〜6である);NHS−O2CO−(式中、NHSはN−スクシニミ
ジルを示す)が含まれるが、これらに限定されない。好ましい実施形態では、U
は−OHであり、Vは−Clなどのハロゲン基である。
olybY(式中、Polya、Polyb、n、R5は、上記定義の通りであり、
R8はHまたはアルキル基である)を有するポリ(エチレングリコール)または
関連ポリマーの調製法を提供する。Yは反応性官能基である。本方法は、クロマ
トグラフィー工程が必要ない。本方法では、上記のようにArC(R1)(R2)
OPolybUの第1のポリマーが得られる。R8OPolya−CHR5(CH2
)nCO−V(R8はHまたはアルキル基であるか、Ar(式中、Arは上記定義
の通り))の第2のポリマーも得られる。第1のポリマーが第2のポリマーと結
合してR8OPolyaOCHR5(CH2)nCO2PolybOC(R1)(R2)
−Arのポリマーを形成するように、部分UおよびVは互いに反応して、例えば
、エステル結合を形成することができる。次いで、ArC(R1)(R2)O−部
分を、所望の官能基に変換することができる。好ましくは、Uは−OHであり、
Vは−Clなどのハロゲン基である。Yは、−OH;CH2=CR5CO2(式中
、R5はHまたはアルキルである);O(CH2)nCH(ZR)2(式中、RはH
またはアルキルであり、ZはOまたはSであり、nは1〜6である);および−
O−(CH2)n−CO2H(式中、nは1〜6である)などの官能基であり得る
。
リマーの汚染のないR9O−Poly−OHのポリマーの作製法を提供する。P
olyは上記に定義した通りであり、R9アルキル基またはアリール基である。
は当該分野で開示のように、PEG誘導体の調製由来のHO−PEG−OHなど
のHO−Poly−OHの除去には、通常、例えばクロマトグラフィーを使用し
た広範で骨の折れる精製工程が必要である。本発明の方法は、その必要がない。
本方法では、ArCR1R2OPolyOHを、最初にアリールメチルオキシイオ
ンArCR1R2O-上へのポリマーPolyの形成によって合成する。次いで、
ArCR1R2OPolyOHをアルキル化してポリマーAr−CR1R2−OPE
GOR9に変換する。HO−Poly−OHの任意の不純物を、アルキル化の際
にR9OPEGOR9に変換する。次の工程は、酸触媒加水分解または水素化分解
によってArCR1R2O部分を−OHに変換し、R9O−PEG−OHとR9O−
PEG−OR9との新規の混合物を形成することである。R9O−PEG−OR9
はほとんどの化学反応に不活性であるので、混合物は、純粋なR9O−PEG−
OHと化学的に等価である。任意選択的に、R9O−PEG−OHをR9O−PE
G−CHOにさらに変換することができる。
きではない。 実施例1.HOPEGNH3 +Cl-の合成 実施例2.HOPEG OCH2CO2Hの合成 実施例3.Cl-H3N+PEGOCH2CO2Hの合成 実施例4.Cl-H3N+PEGOCH2CH2CO2Hの合成 実施例5.C6H5CH=CHCH=CHCO2PEGOCH2CH(OC2H5) 2 の合成 実施例6.NHS02COPEGOCH2CO2PEGOCO2NHS(NHS=
Nsuccinimidyl)の合成 実施例7.CH2=CHCO2PEGOCH2CO2PEG02CCH=CH2の合
成 実施例8.CH30PEGOCH2CH2CO2PEGOHの合成 実施例9.NHS02CCH2CH2COOPEGOCH2CH2CH(OC2H5
)2の合成 実施例10.CH2=CHCO2PEGOCH2CO2PEGOCH(CH3)C
H2CO2NHSの合成 実施例11.BzOPEGOHとHOPEGOHとの混合物からHOPEGO
Hを含まないCH3OPEGOHを調製するためのアルキル化の適用
、10mmole)の150mlのトルエン溶液を、窒素下で2時間共沸し、溶
液を室温に冷却した。この溶液に40mlの乾燥塩化メチレンおよび2.1ml
の乾燥トリエチルアミン(15mmole)を添加した。溶液を氷浴中で冷却し
、1.2mlの乾燥メシルクロリド(15mmole)を滴下した。溶液を窒素
下、室温で一晩撹拌し、2mlの無水エタノールの添加によって反応を停止させ
た。混合物を減圧蒸発させて特にトルエン以外の溶媒を除去し、濾過し、再び減
圧濃縮し、100mlのエチルエーテル中で沈殿させた。生成物を濾過によって
回収し、真空乾燥した。収量は34g(100%)であった。1H nmr(D
MSOd6):( 3.5(br m,PEG),4.31(t,OCH2CH 2O
Ms),?4.49(s,C6H5CH 2OPEG),7.33(s+compl
ex mult.,C6 H 5CH2OPEG)。
mole)を、5gの塩化アンモニウムを含む500mlのアンモニア水に溶解
し、溶液を室温で72時間撹拌した。次いで、溶液を塩化メチレンで3回抽出し
た。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮し、生成物を100m
lのエチルエーテルで沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、真空乾燥した
。収量:23g(92%)。1H nmr(DMSOd6):( 3.5(br
m,PEG),2.9(t,CH 2NH2),4.49(s,C6H5CH 2OPE
G),7.33(s+complex mult.,C6 H 5CH2OPEG)。
oles)の200ml濃HCl(12M)溶液を、室温で44時間撹拌した。
次いで、これを水で1200mlに希釈し、NaClを添加して15%溶液とし
た。水溶液を塩化メチレンで3回抽出し、合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾
燥した。塩化メチレンを減圧濃縮し、エーテルの添加によって生成物を沈殿させ
た。生成物を濾過によって回収し、室温で減圧乾燥した。収量:42g(95%
)。1H nmr(DMSOd6):( 2.96(t,CH2N),3.5(br
m,PEG),4.6(br,OH),7.9(br,NH3 +)。
W=3400,40g、11.7mmole)を、N2下で250mlのトルエ
ンと共沸した。2時間後、溶液を室温に冷却した。上記PEG溶液に90mlの
tert−ブタノールおよび90mlのトルエンに溶解したカリウムtert−
ブトキシド(2.8g、23.5mmole)を添加した。混合物を室温で2時
間撹拌した。tert−ブチルブロモ酢酸(4 ml,26.3mmole)を
添加し、溶液をN2下の室温で一晩撹拌した。溶液を濾過し、減圧濃縮し、30
0mlのエーテル中で沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、減圧乾燥した
。1H nmr(DMSOd6):( 1.5(s,tBu),3.51(m,P
EG),3.98(s,OCH 2CO2),4.49(s,C6H5CH 2O),7
.33(s + comp.mult.,C6 H 5CH2O−)。
H3)3(10 g)を、100mlの塩酸(37%)に溶解し、溶液を室温で4
8時間撹拌した。溶液を1リットルの蒸留水で希釈し、1Nの水酸化ナトリウム
でpHを2に調整した。次いで、溶液を塩化メチレンで3回抽出した。有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して塩を除去し、減圧濃縮し、エーテルで沈
殿させた。生成物を濾過によって回収し、減圧乾燥した。収量:8.5 g(8
5%)。 1H nmr(DMSOd6):( 3.51(br m,PEG),
4.01(s,−PEGOCH 2COOH)。
EGOCH2CO2H(15 g)を75mlのメタノールに溶解し、得られた溶
液に3mlの濃H2SO4を添加した。溶液を室温で1.5時間撹拌し、180m
lの5%NaHCO3水溶液を慎重に添加した。次いで、塩化ナトリウム(25
g)を添加し、得られた溶液のpHを5%Na2HPO4で7に調整した。溶液を
塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥した。次いで、塩化
メチレン溶液を20mlに蒸発させ、生成物を300mlの冷エチルエーテルで
沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、室温で減圧乾燥して13.5gの生
成物を獲得し、これはGPCによって純度100%であることが示された。
CH3(13.5 g)を、400mlのCHCl3に溶解し、約200mlの溶
媒を蒸留した。残りの溶液を室温に冷却し、トリエチルアミン(0.72ml)
を添加後、0.38mlのMsClを添加した。反応混合物をN2下の室温で一
晩撹拌し、2mlのエタノールを添加し、得られた混合物を15分間撹拌した。
減圧下(55℃の浴)での溶媒の蒸発後、得られた沈殿を濾過によって回収し、
室温で減圧乾燥した。収量は14gであり、1H nmrスペクトルにより、1
00%メシル化が示された。
13 g)を、70mlのH2Oに溶解し、pHを12に調整した。pH12を
維持しながら1.5時間撹拌後、5%NH4Clを含む12,250のNH4OH
溶液を添加した。次いで、反応混合物を約40時間撹拌し、NaClを添加して
濃度を約8%にした。得られた溶液をCH2Cl2で抽出し、Na2SO4で乾燥し
た。CH2C12層を約20mlに蒸発させ、約300mlの冷エチルエーテルで
沈殿させた。沈殿した生成物を濾過によって回収し、室温で減圧乾燥した。収量
は12.5gであった。純度は1H nmrでは97%であり、GPCでは95
%であった。
NH4 +(g)を15%NaClを含むH2O(50ml)に溶解した。1N H
ClでpHを3.0に調整し、得られた溶液をCH2Cl2で抽出した。CH2C
l2抽出物をNa2SO4で乾燥し、約20mlに蒸発させ、約300mlのエチ
ルエーテルで生成物を沈殿させ、室温で減圧乾燥した。1H nmrでの純度は
95%であった。
0 g)を、100mlのH2Oに溶解し、得られた溶液に5mlの40%のK
OH水溶液を添加し、混合物を1時間撹拌した。次いで、溶液を0℃に冷却し、
アルゴン下で50mlのアクリロニトリルを添加した。3時間の撹拌後、20%
NaCl水溶液を添加し、10%NaH2PO4でpHを7.0に調整した。つい
で、溶液をCH2Cl2で抽出し、抽出物をNa2SO4で乾燥した。溶媒の減圧蒸
発後、残渣を500mlの濃HClに溶解し、室温で60時間撹拌した。次いで
、240gのNaOHの1.2l水溶液に溶液を添加し、NaClを添加して8
%溶液を作製し、pHを7.0に調整した。溶液をCH2Cl2で抽出し、抽出物
をNa2SO4で乾燥し、減圧蒸発によって乾燥した。残渣を1.5lの8%KO
H中で20時間撹拌し、180mlの濃HClおよびNaCl(8%)を添加し
た。pHを3.0に調整し、生成物を塩化メチレンで抽出した。抽出物をNa2
SO4で乾燥し、蒸発させ、生成物をエチルエーテルで沈殿させた。生成物を濾
過によって回収し、減圧乾燥して、GPCによって収率91%のHOPEGOC
H2CH2CO2Hを含む90gの生成物が得られた。
GOCH2CO2HのCl- H3N+PEG3400OCH2CO2Hへの変換と同一の
手順によって、HOPEGOCH2CH2CO2HをCl- +H3NPEGOCH2
CH2CO2Hに変換した。
口フラスコに300mlのジオキサンおよび14gのBzOPEGOH(MW=
3400,0.0040 moles)を入れた。ついで、得られた溶液を13
0mlの溶媒とN2下で共沸させた。溶液の冷却後、微粉末NaOH(0.8g
、0.02 moles)およびClCH2CH(OC2H5)2(3 ml,0.
02 moles)をN2下で添加し、得られた懸濁液を24時間還流しながら
急速に撹拌した。次いで、30mlのジオキサンを蒸留によって除去し、急速に
撹拌した溶液をN2下でさらに24時間還流した。次いで、懸濁液を冷却し、C
elite(商品名)の添加によって濾過した。濾過物を減圧蒸発し、残渣のオ
イルに200mlのエチルエーテルを添加した。得られた沈殿を濾過によって回
収し、室温で減圧乾燥して黄褐色粉末(13.6g)を得た。粉末をCH2Cl2 (35 ml)に溶解し、500mlの冷エチルエーテルの添加によって再沈殿
させた。沈殿物を濾過によって回収し、室温で減圧乾燥して白色粉末として13
.0gのBzOPEGOCH2CH(OC2H5)2を得た(1H nmrによれば
純度9498%)。1H nmr(DMSOd6):( 1.11(t,OCH2C H 3 );3.51(br m,O−CH2CH 2O),4.48(s,C6H5 CH 2 O);4.55(t,CH(OC2H5)2),7.32(s,C6H5)。
CH(OC2H5)2(13 g)を150mlの95%エタノールに溶解し、N2 下で6.5gの10%炭素担持Pd触媒を添加した。懸濁液をH2下(40ps
i)で70時間震盪し、懸濁液を濾過した。残りの触媒を2×25mlのボイル
クロロホルムで洗浄し、洗浄物をエタノールと合わせ、濾過し、減圧濃縮して、
無色透明のオイルを得た。オイルに400mlの冷エチルエーテルを添加し、得
られた沈殿物を濾過によって回収し、室温での減圧乾燥後に白色粉末として11
.3gのHOPEGOCH2CH(OC2H5)2を得た(1H nmrによれば純
度92%)。1H nmr(DMSOd6):( 1.10,(t,OCH2CH 3
),3.51(br m,OCH 2CH 2O),4.55,(m,HO + CH (OCH2CH3)2)。
製:シンナミリデン酢酸(1.7g、0.01 moles)および塩化チオニ
ル(3 ml,0.04 moles)の50mlヘキサン溶液を、N2下で4
時間還流し、濾過して少量の暗色固体を除去し、濾過物を減圧蒸発させた。残渣
を室温で一晩減圧乾燥して、黄色固体として1.5gのシンナミリデンアセチル
クロリド(融点51−52℃)を得た。
溶液(50ml)を、窒素下で2時間共沸して微量の水を除去し、室温に冷却し
た。窒素下でKOHからトリエチルアミンを蒸留し、窒素下でHOPEGO C
H2CH(OC2H5)2のトルエン溶液に0.28ml(2mmole)の新鮮な
蒸留物を注入した。室温および窒素下で得られた溶液を急速に撹拌しながらシン
ナミリデンアセチルクロリド(C6H5CH=CHCH=CHCOCl)を滴下し
た。同一の条件下で撹拌を3日間継続し、白色沈殿を濾過によって取り出した。
濾過物を減圧下で20mlに蒸発させ、300mlの冷エーテルを添加した。淡
黄色沈殿を濾過によって回収し、減圧乾燥して、3.4gの淡黄色粉末を得た。
粉末を塩化メチレンに溶解し、50mlの飽和塩化ナトリウム水溶液で1回抽出
し、水で1回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、25mlに蒸発させ
、300mlの冷エーテルを撹拌しながら添加した。得られた沈殿物を濾過によ
って回収し、室温で減圧乾燥して淡黄色粉末として3.05g(86%)のC6
H5CH=CHCH=CHCO2PEG−OCH2CH(OC2H5)2を得た。1H
nmr(DMSOd6):( 1.11ppm(t,CH 3CH2O,3.51p
pm(m,PEGOCH 2CH 2O + CH3CH 2O);4.20ppm(t,
CH 202C),4.52ppm(t,CH(OC2H5)2)6.11(d,=C
H,7.577.12(comp.mult.,C6 H 5 + =CH)nmrに
よる純度:8996%。
ミジル)の調製 反応:
H3)3(20 g)を蒸留水に溶解し、1N NaOH溶液でpHを12.0に
調整した。NaOHの継続的添加により溶液をpH12.0に2時間維持し、溶
液を一晩撹拌した。1N NaOH溶液の添加により溶液のpHを2.5に調整
し、溶液を塩化メチレンで3回抽出した。合わせた有機塩化メチレン層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濾過物を減圧濃縮し、エチルエーテルで生成物
を沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、室温で減圧乾燥した。収量は18
g(90%)であった。1H nmr(DMSOd6):( 3.5(br m,
PEG),4.01(s,PEGOCH 2COOH),4.49(s,C6H5C
H 2OPEG),7.33(s+com,C6 H 5CH2OPEG)。
スコに、BzOPEGOCH2CO2H(MW=3400,3.4g、1mmol
)のトルエン溶液を共沸によって乾燥した。塩化チオニル(2M,4 ml,8
mmole)の塩化メチレン溶液を注入し、混合物をN2下で一晩撹拌した。溶
媒を回転式蒸発器で濃縮し、P2O5粉末と共にシロップを約4時間真空乾燥した
。残渣に5mlの無水塩化メチレンを添加し、トルエン中(20ml)でBzO
PEGOH(MW=3400,2.55g、0.75 mmol)を共沸により
乾燥させた。BzOPEGOCH2COClの溶解後、新たに蒸留したトリエチ
ルアミン(0.6ml)を添加し、混合物を一晩撹拌した。トリエチルアミン塩
を濾過によって取り出し、生成物をエチルエーテルでの沈殿によって回収した。
これを水への溶解および塩化メチレンでの抽出によってさらに精製した。生成物
のゲル浸透クロマトグラフィーにより、100%のBzOPEGOHがエステル
に変換されたことが示された。次いで、混合物をイオン交換カラム(DEAEセ
ファロースfast flow、Pharmacia)でクロマトグラフィーを
行ってBzOPEGOCH2CO2Hを取り出し、純粋なBzOPEGOCH2C
O2PEGOBzを得た。収量:4.1グラム(80%)。1H nmr(DMS
O−d6):( 3.5(br m,PEG),4.14(s,PEGOCH 2C
OOPEG),4.18(t,PEGO−CH2COOCH 2CH2OPEG),
),4.48(s,ArCH 2O)7.32(s,C6 H5 )。
サン溶液(20ml)をH2(2 atm)および1グラムのPd/C(10%
)で一晩水素化分解した。濾過によって触媒を除去し、回転式蒸発器でほとんど
の溶媒を沈殿させた後に生成物をエチルエーテルに沈殿させた。濾過によって純
粋なHOPEGOCH2CO2PEG−OHを回収し、室温で減圧乾燥して1.5
g(75%)のHOPEGOCH2CO2PEGOHを得た。1H nmr(DM
SOd6):( 3.5(br m,PEG),4.14(s,PEGOCH 2C
OOPEG),4.18(t,PEGOCH2COOCH 2CH2OPEG)。
EGOCH2CO2PEGOH(2g、0.29mmole)を100mlのアセ
トニトリルと共沸し、ゆっくりと室温に冷却した。得られた溶液にジスクシニミ
ジルカーボネート(621 mg,1.17mmole)およびピリジン(0.
3ml)を添加し、溶液を室温で一晩撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、残渣に
35mlの乾燥塩化メチレンを添加した。不溶性固体を濾過によって取り出し、
濾過物をpH4.5の塩化ナトリウム飽和酢酸緩衝液で洗浄した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去した。エチルエーテルを添加し、
沈殿を濾過によって回収し、減圧乾燥した。収量:1.8g(90%)。1H
nmr(DMSOd6):( 3.5(br m,PEG),4.14(s,PE
GOCH 2COOPEG),4.18(t,PEGOCH2COOCH 2CH2OP
EG),4.45(t,PEGOCH2CH2 OCONHS),2.81(s,N
HS)。
EGOCH2CO2PEGOH(M.W.=6800,1.5g、0.44mmo
le 末端基)を、100mlのトルエンで2時間共沸乾燥した。溶液をN2下
で室温に冷却し、25mlの塩化メチレンおよびトリエチルアミン(TEA,0
.56mmole)を添加した。溶液を氷浴中で冷却し、溶液にアクリロイルク
ロリド(1.5mmole)のCH2Cl2溶液を滴下した。アクリロイルクロリ
ドの添加後、氷浴を取り除き、溶液を室温で一晩撹拌した。1mlのエタノール
を添加して過剰量のアクリロイルクロリドを消費し、塩化メチレンを減圧濃縮し
た。濾過によって塩を除去し、残りの溶液を100mlのエーテルで沈殿させた
。生成物を濾過によって回収し、真空乾燥した。生成物を50mlのクロロホル
ムに溶解し、炭酸ナトリウム(1.3g)を添加した。混合物を室温で一晩激し
く撹拌した。塩を濾過によって除去し、溶媒を減圧下で除去した。残渣を5ml
の塩化メチレンに溶解し、100mlエチルエーテルに溶液を添加した。得られ
た沈殿を濾過によって回収し、20mlの2−プロパノールで洗浄し、40ml
のエーテルで洗浄した。最後に、生成物を真空乾燥した。収量1.35g(90
%)。lH nmr(DMSOd6):( 3。5mlの塩化メチレンに溶解し、
100mlのエチルエーテルに沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、20
mlの2−プロパノールで洗浄し、40mlnエーテルで洗浄した。5(br
m,PEG),4.14(t,PEGOCH 2COOPEG),4.18(t,
PEGOCH2COOCH 2CH2OPEG),4.21(t,CH2=CHCOO
CH 2CH2OPEG,4H),5.85−6.45(m,CH 2=CHCOOP
EG)。
底フラスコ中で、CH3OPEGOCH2CH2CO2H(MW=2000,2g、
lmmole)溶液をトルエンに溶解し、2時間共沸乾燥した。ゆっくりと室温
に冷却後、チオニルクロリド(3 ml,6mmole)の塩化メチレン溶液に
この溶液を添加し、N2下で一晩撹拌した。次いで、回転式蒸発器によって溶媒
を除去し、残ったシロップをP2O5粉末と共に約4時間真空乾燥した。固体に5
mlの無水塩化メチレンおよび共沸乾燥BzOPEGOH(MW=3400,2
.04g、0.60 mmol)のトルエン溶液(20ml)を添加した。得ら
れた溶液に0.6mlの新たに蒸留したトリエチルアミンを添加し、溶液を一晩
撹拌した。トリエチルアミン塩を濾過によって除去し、粗生成物をエチルエーテ
ルで沈殿させ、濾過によって回収した。次いで、混合物をイオン交換クロマトグ
ラフィー(DEAEセファロースfast flowカラム、Pharmaci
a)によって精製した。純粋なCH3OPEGOCH2CH2CO2PEGOBzが
得られた。収量:2.6g(80%)。lH nmr(DMSOd6):( 3.
5(br.mult.,PEG),3.24(s,CH3 OPEG),4.48
(s,−PEGOCH 2C6H5),7.33(s + comp.mult.,
PEGOCH2C6 H 5),2.55(t,OCH2CH 2CO2PEG),4.13
(t,PEGCO2CH 2CH2 OPEG)。
EGOCH2CH2CO2PEGOBzの1,4−ジオキサン溶液を1グラムのP
d/C(10%)上でH2(2atm)で一晩水素化分解した。濾過によって触
媒を除去し、溶媒を減圧濃縮し、エチルエーテルに溶液を添加した。生成物を濾
過によって回収し、室温で減圧乾燥して、1.5g(75%)のCH3OPEG
OCH2CH2CO2PEGOHを得た。1H nmr(DMSOd6):( 3.5
(br.mult.PEG),3.24(s,CH 30PEG),2.55(t
,OCH2CH 2CO2PEG),4.13(t,PEGCO2CH2 CH2OPEG
)。
g、7.35 mmol)の150mlトルエン溶液を、窒素下で1時間共沸し
、溶液を室温に冷却した。溶液に20mlの乾燥塩化メチレン、1.14mlの
乾燥トリエチルアミン(8.16mmol)、および0.61mlの乾燥メシル
クロリド(7.86mmol)を滴下した。溶液を窒素下、室温で一晩撹拌し、
5mlの無水エタノールの添加により反応を停止させた。混合物を減圧濃縮し、
濾過し、再度減圧濃縮し、エチルエーテル中で沈殿させた。生成物を濾過によっ
て回収し、真空乾燥した。収量:23g(100%)。1H nmr(DMSO
d6):( 3.5(br m,PEG),4.31(t,OCH2CH 2OMs)
,4.49(s,C6H5CH 2OPEG),7.33(s + comp m.
,C6 H 5CH2OPEG)。
キシプロパノール(9.806g、66.2 mmol)を窒素下の90mlの
トルエン中で1時間共沸した。室温に冷却後、水素化ナトリウム(60%鉱物油
液、2.75g、68.7 mmol)の50ml無水トルエン分散物に溶液を
添加した。35℃に穏やかに加熱しながら溶液を2時間混合し、濾過した。Bz
OPEGOMs(23g、6.76 mmol)の150mlトルエン共沸溶液
に、濾過物を添加した。混合物を125℃の窒素雰囲気下で20時間濃縮し、残
渣を80mlの塩化メチレンに溶解した。溶液を濾過し、生成物を1リットルの
冷イソプロピルアルコールで沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、真空乾
燥した。粉末を100mlの脱イオン水に溶解し、200mlの塩化メチレンで
3回抽出した。混合物を減圧濃縮し、濾過し、エチルエーテルで沈殿させた。生
成物を濾過によって回収し、真空乾燥した。収量19g(100%)。1H n
mr(DMSOd6):( 1.10(t,−CH(OCH2CH 3)2,1.73
(q,OCH2CH 2CH),3.5(br m,PEG),4.49(s,C6
H5CH 2OPEG),4.56(m,CH(OCH2CH3)2),7.33(s
+ comp m,C6 H 5CH2OPEG)。
H2CH2CH(OC2H5)2(10g、2.94 mmol)を100mlの9
6%エタノールに溶解し、窒素下で5.0gの10%炭素担持Pd触媒を添加し
た。懸濁液をH2(40psi)下で48時間震盪し、懸濁液を濾過した。残渣
を塩化メチレンで洗浄した。塩化メチレンとエタノールとの合わせた濾過物中の
生成物を減圧濃縮し、濾過した。粘性溶液を冷エチルエーテルで沈殿させ、生成
物を濾過によって回収し、真空乾燥した。収量:15g。1H nmr(DMS
Od6):( 1.10(t,CH(OCH2CH 3)2,1.72(q,−OCH2 CH 2CH).3.5(br m,PEG),4.55(m,CH(OCH2CH 3 )2)。
製:HOPEGOCH2CH2CH(OC2H5)2(3g,0.88mmol)お
よびBHT(5mg)を、20mlの無水トルエンに溶解し、窒素下、120℃
で1時間共沸した。溶液を75℃に冷却後、ピリジン(0.36ml)および無
水コハク酸(0.353g)を添加し、75℃で24時間撹拌した。溶液を減圧
濃縮し、濾過し、冷エチルエーテルに沈殿させた。沈殿物を濾過によって回収し
、真空乾燥した。粉末を50mlの脱イオン水中で再構成し、1Mの水酸化ナト
リウムを滴下してpHを7.2に1時間維持した。1N HClを即座に滴下し
て、pH3.0とし、その後すぐに100mlの塩化メチレンで3回抽出した。
有機層中の生成物を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し、冷エチルエーテルで
沈殿させ、濾過によって回収し、真空乾燥した。収量:2.0g(88%)。1
H nmr(DMSOd6):( 1.10(t,CH(OCH2CH 3)2,1.
72(q,OCH2CH 2CH),3.5(br m,PEG),4.12(t,
CO2CH 2 ),4.55(t,CH(OCH2CH3)2)。
2.0g、0.56 mmol)を窒素雰囲気下で20mlの無水塩化メチレン
に溶解した。N−ヒドロキシスクシンイミド(105 mg,0.91 mmo
l)を、最初に溶液に添加し、その後ジシクロヘキシルカルボジイミド(174
mg,0.84 mmol)を添加した。溶液を窒素雰囲気下の室温で一晩撹
拌した。生成物を減圧濃縮し、濾過し、冷エチルエーテルに沈殿させ、濾過によ
って回収し、真空乾燥した。収量:1.5g:(99%)。1H nmr(DM
SOd6):( 1.10(t,CH(OCH2CH 3)2,1.72(q,OCH2 CH 2CH),2.80(s,NHS),3.5(br m,PEG),4.1
2(t,CO2CH 2),4.55(t,CH(OCH2CH3)2)。
反応:
PEGOCH2CO2H(MW=3400,15g、4.4mmole)を、N2
下で60mlのトルエンと共沸した。2時間後、溶液をゆっくりと室温に冷却し
た。この溶液に、チオニルクロリド(18 ml,36mmole)を添加した
。得られた溶液を一晩撹拌し、溶媒を回転式蒸発器で濃縮し、シロップをP2O5 粉末と共に約4時間真空乾燥した。3−ヒドロキシ酪酸(1.45g、13.5
mmole)を70mlの1,4−ジオキサンと共沸乾燥し、乾燥BzOPEG
OCH2COClに添加した。PEGアクリルクロリドを溶解後、4.5mlの
乾燥トリエチルアミンをこの系に注入し、溶液を一晩撹拌した。濾過によって塩
を除去し、濾過物を55℃の回転式蒸発器で濃縮し、真空乾燥した。次いで、粗
生成物を100mlの蒸留水に溶解し、溶液のpHを3.0に調整した。水層を
全部で80mlの塩化メチレンで3回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、濾過し、回転式蒸発器で濃縮し、100mlのエチルエーテルで沈殿させた
。生成物を濾過によって回収し、室温で真空乾燥した。収量:14g(93%)
。1H nmr(DMSOd6):( 3.5(br m,PEG),2.58(
d,PEGCOOCH(CH3)CH2COOH),5.14(h,PEGCOO
CH(CH3)CH2COOH),1.21(d,PEGCOOCH(CH 3)C
H2COOH),4.055(s,PEGOCH 2COO),4.49(s,C6
H5CH 2OPEG),7.33(s+comp.mult.,C6 H 5CH2OP
EG)。
GOCH2CO2 OCH(CH3)CH2CO2H(8 g)のベンゼン(50m
l)溶液を室温で48時間4グラムのPd/C(10%)上でH2(2atm)
で水素化分解した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を濃縮し、溶液をエチルエ
ーテルで沈殿させた。生成物を濾過によって回収し、室温で真空乾燥した。収量
:6.6グラム(83%)。1H nmr(DMSOd6):( 3.5(br
m,PEG),2.51(d,PEGCO2CH(CH3)CH 2CO2H),5.
16(h,PEGCO2CH(CH3)CH2CO2H),1.22(ds PEG
CO2CH(CH3)CH2CO2H),4.06(s,PEGOCHCO2CH(
CH3)−。
製:HOPEGOCH2CO2CH(CH3)CH2CO2H(3g,0.88mm
ole)を、約15mlの溶液となるまでN2下で40mlのトルエンと共沸し
た。次いで、溶液をN2下で室温に冷却し、25mlの塩化メチレンおよびトリ
エチルアミン(1.5mmole)を添加した。溶液を氷浴中で冷却し、アクリ
ロイルクロリド(2mmole)を滴下した。アクリロイルクロリドの添加後、
氷浴を取り除き、溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、塩化メチレンを減圧下で
部分的に除去し、塩を濾過によって除去し、100mlのエーテルに濾過物を添
加した。沈殿した生成物を濾過によって回収し、真空乾燥した。次いで、生成物
を酢酸ナトリウム緩衝液(0.1M,pH 5.5)に溶解し、30分間撹拌し
、塩化メチレンで3回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃
縮し、100mlのエチルエーテル中で沈殿させた。沈殿物を濾過によって回収
し、室温で真空乾燥した。収量:2.4g(80%)。1H nmr(DMSO
d6):( 3.5(br m,PEG),2.51(d,CH2 CO2H),5.
16(h,CH(CH3),1.22(d,CH(CH 3)),4.06(s,P
EGOCH2CO2PEG),4.21(t,CO2CH 2CH2O),5.856
.45(m,CH 2=CH)。
の調製:CH2=CHCO2PEGOCH2CO2CH(CH3)CH2CO2H(1
.4g、約0.4mmole)およびN−ヒドロキシスクシンイミド(51 m
g,0.43mmole)を、30mlの乾燥塩化メチレンに溶解した。この溶
液に、ジシクロヘキシルカルボジイミド(95 mg,0.45mmole)の
5mlの乾燥塩化メチレン溶液を添加した。溶液を窒素下で一晩撹拌し、溶媒を
回転式蒸発器によって除去した。得られたシロップを、10mlの乾燥トルエン
に溶解し、不溶性固体を濾過によって除去した。100mlの乾燥エチルエーテ
ルに濾過物を添加し、沈殿した生成物を濾過によって回収し、室温で真空乾燥し
た。収量0.94g(94%)。1H nmr(DMSOd6):( 3.5(b
r m,PEG),3.03.2(m,PEGCOOCH(CH3)CH 2COO
NHS),5.26(h,PEGCOOCH(CH3)CH2COONHS),1
.3(d,PEGCOOCH(CH 3)CH2COONHS),4.10(s,P
EGOCH 2COO(CM)),2.81(s,NHS),4.21(t,CH2 =CHCOOCH 2CH2OPEG,4H),5.856.45(m,CH 2=C
HCOOPEG)。
いCH30PEGOHの調製法 反応:
EGOH(MW=5000,50g、10mmoles)をトルエンに溶解し、
溶液を窒素下で2時間共沸乾燥し、室温に冷却した。この溶液に50mlの無水
塩化メチレンおよび2.1mlの無水トリエチルアミン(15mmoles)を
添加した。得られた溶液を氷浴中で冷却し、1.2mlのメシルクロリド(15
mmoles)を滴下した。次いで、溶液を室温で一晩撹拌し、2mlの無水エ
タノールの添加によって反応を停止させた。混合物を減圧濃縮して100mlの
溶媒を除去し、濾過し、800mlの冷エーテルに添加した。沈殿した生成物を
濾過によって回収し、減圧乾燥した。収量48.3g(96.6%)。1H n
mr(DMSOd6):( 3.5(br m,PEG),4.31(t,OCH 2 CH 2OMs),4.49(s,C6H5CH 2OPEG),7.33(s+co
mplex mult.,C6 H 5CH2OPEG)。
5078,45g、8.86mmoles)を含むBzOPEGOMsの250
mlのトルエン溶液を2時間共沸乾燥した。得られた溶液に25重量%のナトリ
ウムメトキシド(11.5g、53.2mmoles,6倍過剰)のメタノール
溶液を添加し、得られた溶液を窒素下、120〜122℃で20時間加熱した。
次いで、得られた溶液を室温に冷却し、2mlの水を添加し、混合物を15分間
撹拌した。次いで、混合物を減圧濃縮して100mlの溶媒を除去し、濾過し、
700mlの冷エーテルに濾過物を添加した。沈殿した生成物を濾過によって回
収し、減圧乾燥した。収量:42.8g。1H nmr(DMSOd6):( 3
.24(s,PEG),3.51(br.mult.,PEG),4.49(s
,C6H5CH 2OPEG),7.33(s+comp.mult.,C6 H 5CH2 OPEG)。
PEGOH(MW=10,000,50g、5.0 moles)を含むBzO
PEGOHの250mlのトルエン溶液を窒素下で2時間共沸し、溶液を室温に
冷却した。カリウムtert−ブトキシド(1.0Mのtert−ブタノール溶
液、25ml、25mmole)を添加し、混合物を15分間撹拌した。次いで
、ヨウ化メチル(7.1g、50mmole)を添加し、混合物を暗所で室温の
窒素下で20時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を100mlの塩化メ
チレンに溶解し、800mlの冷エーテルに添加した。沈殿した生成物を濾過に
よって回収し、減圧乾燥した。収量:46.8g。1H nmr(DMSOd6)
:( 3.24(s,CH 3OPEG),3.51(br.mult.,PEG)
,4.49(s,C6H5CH 2OPEG),7.33(s+comp.mult
.,C6 H 5CH2OPEG)。
PEGOCH3を400mlのエタノールに溶解し、4gの活性炭担持Pd触媒
(10%Pd)を添加した。混合物を室温で水素化分解した(800psi)。
次いで、混合物を濾過し、減圧下で溶媒を除去した。収量:37.1g。1H
nmr(DMSOd6):((s,CH 3OPEG),3.51(br.mult
.,PEG),4.58(t,OH)。
形態に限定することを意図せず、上記の明細書中に記載の本発明の範囲および目
的の範囲内で変形形態を行うことができることが当業者に認識されるはずである
。それに対して、本発明は、すべての変更形態、修正形態、および等価物を含み
、これは、特許請求の範囲によって定義される本発明の目的および範囲内に含め
ることができる。
Claims (48)
- 【請求項1】 ポリ(エチレングリコール)または関連ポリマーのヘテロ二
官能性誘導体の調製方法であって、 Wが触媒水素化分解または酸触媒加水分解により除去可能な基であり、ポリが
二官能性で水溶性の非ペプチドポリマーを示す、W−O−ポリ−OHで表される
ポリマーを提供する工程と、 前記−OH部分を変換して、第一官能基を生成する工程と、 前記W基を、前記第一官能基とは異なる第二官能基に変換する工程と を含むことを特徴とする調製方法。 - 【請求項2】 Wは、式Ar−C(R1)(R2)−を有し、ここでのArは
、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置
換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択された部分を
示し、ここでのR1およびR2は、H、アルキル、または、上記に定義したArで
あることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ポリは、ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(オキシエチル
化ポリオール)、ポリ(オレフィンアルコール)、ポリ(アクルロモルホリン)
、および、これらのポリマーのモノマーに基づいたホモポリマー、ランダム若し
くはブロックコポリマー、または、ターポリマーからなる群から選択される、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 ポリは、−CH2CH2−(CH2CH2O)n−CH2−CH2
−により示されるポリ(エチレングリコール)であり、ここでのnは約8〜約4
000であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 ポリは、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマ
ーであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記第二官能基は−OHである、請求項1に記載の方法。
- 【請求項7】 前記第一官能基は、メシレート、トシレート、トレシレート
、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 −O−(CH2)n−CHO、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 第二官能基は、ヒドロキシル基、メシレート、トシレート、
トレシレート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はH、アルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6、ZはOまたはS、R 5 はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 CH2=CH−CO2−、 −O−(CH2)n−CHO、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 ヘテロ二官能性ポリマー誘導体の調製方法であって、 式Ar−C(R1)(R2)O−ポリ−OHで表され、該式中のArは、フェニ
ル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式
アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択され、該式中のR1お
よびR2は、H、アルキルまたは上記に定義したArであり、該式中のポリは、
ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(オキシエチル化ポリオール)、ポリ(オレ
フィンアルコール)およびポリ(アクルロモルホリン)からなる群から選択され
る二官能性ポリマーである、ポリマーを提供する工程と、 前記−OH基を化学的に変換して、第一官能基を生成する工程と、 前記Ar−CR1R2O−基を除去して、新しいヒドロキシル基を生成する工程
と、 前記新しいヒドロキシル基を、前記の第一官能基とは異なる第二官能基に変換
する工程と を含むことを特徴とする調製方法。 - 【請求項10】 ポリは、式CH2CH2−(CH2CH2O)n−CH2CH2
−を有し、ここでnは約8〜約4000である、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 ポリは、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリ
マーである、請求項9に記載の方法。 - 【請求項12】 前記第一官能基は、メシレート、トシレート、トレシレー
ト、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 −O−(CH2)n−CHO、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 - 【請求項13】 前記の第二官能基は、メシレート、トシレート、トレシレ
ート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 CH2=CH−CO2−、 −O−(CH2)n−CHO、ここでnは1〜6の整数、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 - 【請求項14】 前記の第一官能基は、Ar−CH=CH−CH=CH−C
O2−であり、前記の第二官能基は−O−(CH2)n−CH(ZR5)2であり、
ここでのnは1〜6の数であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキ
ル基である、請求項9に記載の方法。 - 【請求項15】 前記の第一官能基は、Ar−CH=CH−CH=CH−C
O2−であり、前記の第二官能基は−O−C(CH2)n−CHOであり、ここで
のnは1〜6である、請求項9に記載の方法。 - 【請求項16】 前記の第一官能基は、−O−(CH2)n−CH(ZR5)2 であり、ここでnは1〜6の数であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたは
アルキル基であり、前記の第二官能基は−O2CCH2CH2CO2R6であり、こ
こでR6はHまたはNHSである、請求項9に記載の方法。 - 【請求項17】 前記の第一官能基は、−O−CH2−CO2CH(CH3)
CH2CO−NHSであり、ここで前記の第二官能基はCH2=CH−CO2−で
ある、請求項9に記載の方法。 - 【請求項18】 式Y−ポリ−Xにより示されるヘテロ二官能性ポリマー誘
導体であって、ポリは、二官能性で水溶性の非ペプチドポリマーを示し、 XおよびYは、メシレート、トシレート、トレシレート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 −O−(CH2)n−CHO、ここでnは1〜6、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されるとともに、 XとYとは異なることを特徴とする、ヘテロ二官能性ポリマー誘導体。 - 【請求項19】 ポリは、−CH2CH2−(CH2CH2O)n−CH2CH2
−により示されるPEGであり、ここでのnは約8から約4000である、請求
項18に記載のヘテロ二官能性誘導体。 - 【請求項20】 ポリは、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリ
マーである、請求項18に記載のヘテロ二官能性誘導体。 - 【請求項21】 Xは、Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−であり、
Yは−O−(CH2)n−CH(ZR5)2であり、ここでnは1〜6の数であり、
ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキル基である、請求項18に記載の
ヘテロ二官能性誘導体。 - 【請求項22】 Xは、Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−であり、
Yは−O−(CH2)n−CHOであり、ここでのArは、フェニル、置換フェニ
ル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリールおよび
ヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、ここでnは1〜6で
ある、請求項18に記載のヘテロ二官能性誘導体。 - 【請求項23】 Xは、−O−(CH2)n−CH(ZR5)2であり、ここで
nは1〜6の数であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはアルキル基であ
り、Yは−O2CCH2CH2CO2R6であり、ここでR6はHまたはNHSである
、請求項18に記載のヘテロ二官能性誘導体。 - 【請求項24】 Xは、Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−であり、
ここでArは、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式
アリール、置換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択
される部分を示し、ここでYは−O−(CH2)n−CO2Rであり、ここでRは
H、アルキルまたはNHSであり、nは1〜6である、請求項18に記載のヘテ
ロ二官能性誘導体。 - 【請求項25】 式Ar−C(R1)(R2)O−PEG−Xを有するヘテロ
二官能性ポリ(エチレングリコール)誘導体であって、 Arは、フェニル、置換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリ
ール、置換多環式アリール、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択され
る部分を示し、 Xは、メシレート、トシレート、トレシレート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArは上記に定義した通り
であり、 −O−(CH2)n−CHO、ここでnは1〜6、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択されることを特徴とするヘテロ二官能性ポリ(エチレングリ
コール)誘導体。 - 【請求項26】 式X−ポリa−O−CHR5(CH2)nCO2−ポリb−Xを
有する二官能性ポリマー誘導体の調製方法であって、前記調製にはクロマトグラ
フィー工程を含まず、 前記式中、ポリaおよびポリbは、二官能性で水溶性の非ペプチドポリマーであ
り、これは同じであっても異なっていてもよく、nは0〜6であり、R5はHま
たはアルキルであり、Xは官能基であり、 第一ポリマーがAr−C(R1)(R2)O−ポリb−Uおよび第二ポリマーが
Ar−C(R1)(R2)O−ポリa−CHR5(CH2)nCO−Vで表され、R1
およびR2は、H、アルキルまたはArであり、Arは、フェニル、置換フェニ
ル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、およ
びヘテロ環式アリールからなる群から選択され、UおよびVは、前記の第一ポリ
マーが前記の第二ポリマーと反応して、Ar−C(R1)(R2)O−ポリa−O
−CHR5(CH2)nCO2−ポリb−OC(R1)(R2)−Arのポリマーを形
成できるように選択された部分である、ポリマーを提供する工程と、 前記の第一ポリマーを、前記の第二ポリマーと反応させて、前記のAr−C(
R1)(R2)O−ポリa−O−CHR5(CH2)nCO2−ポリb−OC(R1)(
R2)−Arを形成する工程と、 Ar−C(R1)(R2)O−部分を官能基に変換する工程と を含むことを特徴とする二官能性ポリマー誘導体の調製方法。 - 【請求項27】 Uは−OHであり、Vはハロゲンである、請求項26に記
載の方法。 - 【請求項28】 XはOHである、請求項26に記載の方法。
- 【請求項29】 Xは、CH2=CR5CO2−であり、ここでのR5はHまた
はアルキルである、請求項26に記載の方法。 - 【請求項30】 Xは−O−(CH2)n−CH(ZR)2であり、ここでの
RはHまたはアルキルであり、ZはOまたはSであり、そしてnは1〜6である
、請求項26に記載の方法。 - 【請求項31】 XはNHS−O2CO−である、請求項26に記載の方法
。 - 【請求項32】 式R8O−ポリa−O−CHR5(CH2)nCO2−ポリb−
Yを有する二官能性ポリマー誘導体の調製方法であって、前記調製にはクロマト
グラフィー工程を含まず、 前記式中、ポリaおよびポリbは、二官能性で水溶性の非ペプチドポリマーであ
り、これは同じであっても異なっていてもよく、nは0〜6であり、R5および
R8はHまたはアルキルであり、Yは官能基であり、 第一ポリマーがAr−C(R1)(R2)O−ポリb−Uおよび第二ポリマーが
R8O−ポリa−CHR5(CH2)nCO−Vで表され、R8はHまたはアルキルで
あり、R1およびR2はH、アルキルまたはArであり、Arは、フェニル、置換
フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール
およびヘテロ環式アリールからなる群から選択され、UおよびVは、前記の第一
ポリマーが前記の第二ポリマーと反応して、R8O−ポリa−O−CHR5(CH2 )nCO2−ポリb−OC(R1)(R2)−Arのポリマーを形成できるように選
択された部分である、ポリマーを提供する工程と、 前記の第一ポリマーを、前記の第二ポリマーと反応させて、前記のR8O−ポ
リa−O−CHR5(CH2)nCO2−ポリb−OC(R1)(R2)−Arのポリマ
ーを形成する工程と、 Ar−C(R1)(R2)O−部分を官能基に変換する工程と を含むことを特徴とする二官能性ポリマー誘導体の調製方法。 - 【請求項33】 Uは−OHであり、Vは−Clである、請求項32に記載
の方法。 - 【請求項34】 YはOHである、請求項32に記載の方法。
- 【請求項35】 Yは、CH2=CR5CO2−であり、ここでのR5はHまた
はアルキルである、請求項32に記載の方法。 - 【請求項36】 Yは、−O−(CH2)n−CH(ZR)2であり、ここで
のRはHまたはアルキルであり、ZはOまたはSであり、そしてnは1〜6であ
る、請求項32に記載の方法。 - 【請求項37】 Ar−CR1R2O−PEG−OHとHO−PEG−OHの
混合物中のHO−PEG−OHの反応性を阻害する方法であって、 ここでPEGは、ポリ(エチレングリコール)であり、Arは、フェニル、置
換フェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリー
ル、およびヘテロ環式アリールからなる群から選択された部分を示し、ここでの
R1およびR2は、H、アルキルまたは上記に定義したArであり、 前記混合物中のAr−CR1R2O−PEG−OHおよびHO−PEG−OHを
アルキル化して、Ar−CR1R2O−PEG−OR9およびR9O−PEG−OR 9 をそれぞれ形成する工程と、 Ar−CR1R2O−部分を、−OHに、酸触媒加水分解または水素化分解によ
り変換する工程と、 R9O−PEG−OHと不活性であるR9O−PEG−OR9の新しい混合物を
形成する工程と を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項38】 前記新しい混合物中のR9O−PEG−OHをR9O−PE
G−CHOに変換することをさらに含む、請求項37に記載の方法。 - 【請求項39】 PEGまたは関連ポリマーを、巨大分子にコンジュゲート
する方法であって、 Ar−C(R1)(R2)O−ポリ−OHで表され、Arは、フェニル、置換フ
ェニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリールお
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択され、R1およびR2は、H、アルキ
ルまたはArであり、Arは上記に定義した通りであり、ポリは、ポリ(エチレ
ングリコール)、ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(オキシエチル化ポリオー
ル)、ポリ(オレフィンアルコール)、およびポリ(アクルロモルホリン)から
なる群から選択される、ポリマーを提供する工程と、 前記−OH基を化学的に変換して、第一官能基を生成する工程と、 第一巨大分子を、前記の第一官能基に連結する工程と、 Ar−CR1R2O−基を除去して、新しいヒドロキシル基を生成する工程と、 前記新しいヒドロキシル基を第二官能基に変換する工程と、 第二巨大分子を、前記の第二官能基に連結する工程と を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項40】 前記の第一および第二巨大分子は、タンパク質、脂質、多
糖、オリゴヌクレオチド、および薬物からなる群から選択される、請求項39に
記載の方法。 - 【請求項41】 前記のポリは、−CH2CH2−(CH2CH2O)n−CH2 CH2−により示され、nは約8〜約4000である、請求項39に記載の方法
。 - 【請求項42】 ポリは、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコポリ
マーである、請求項39に記載の方法。 - 【請求項43】 前記の第一官能基は、 メシレート、トシレート、トレシレート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 −O−(CH2)n−CHO、ここでnは1〜6、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択される、請求項39に記載の方法。 - 【請求項44】 前記の第二官能基は、 メシレート、トシレート、トレシレート、 −O−(CH2)n−CO2H、ここでnは1〜6、 −O−(CH2)n−CO2R3、ここでnは1〜6、R3はアルキル基、 −NHR4、ここでR4はHまたはアルキルまたはアミン保護基、 −O−(CH2)n−CH(ZR5)2、ここでnは1〜6の整数、ZはOまたは
S、R5はHまたはアルキル基、 Ar−CH=CH−CH=CH−CO2−、ここでArはフェニル、置換フェ
ニル、ビフェニル、置換ビフェニル、多環式アリール、置換多環式アリール、お
よびヘテロ環式アリールからなる群から選択される部分を示し、 CH2=CH−CO2−、 −O−(CH2)n−CHO、ここでnは1〜6、および、 −O2CCH2CH2CO2R6、ここでR6はHまたはNHS、 からなる群から選択される、請求項39に記載の方法。 - 【請求項45】 前記の第一官能基は、Ar−CH=CH−CH=CH−C
O2−であり、前記の第二官能基は、−O−(CH2)n−CH(ZR5)2であり
、ここでのnは、1〜6の数であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはア
ルキル基である、請求項39に記載の方法。 - 【請求項46】 前記の第一官能基はAr−CH=CH−CH=CH−CO 2 −であり、前記の第二官能基は−O−(CH2)n−CHOであり、ここでのn
は1〜6である、請求項39に記載の方法。 - 【請求項47】 前記の第一官能基は−O−(CH2)n−CH(ZR5)2で
あり、ここでnは1〜6の数であり、ZはOまたはSであり、R5はHまたはア
ルキル基であり、 前記の第二官能基は−O2CCH2CH2CO2R6であり、ここでR6はHまたは
NHSである、請求項39に記載の方法。 - 【請求項48】 前記の第一官能基はCH2=CH−CO2−であり、前記の
第二官能基は−O−CH2−CO2CH(CH3)CH2CO−NHSである、請求
項39に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/US1999/023536 WO2001026692A1 (en) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | Heterobifunctional poly(ethylene glycol) derivatives and methods for their preparation |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008033703A Division JP5150297B2 (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003511422A true JP2003511422A (ja) | 2003-03-25 |
JP2003511422A5 JP2003511422A5 (ja) | 2005-05-26 |
JP4344110B2 JP4344110B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=22273776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001529753A Expired - Lifetime JP4344110B2 (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1455839B1 (ja) |
JP (1) | JP4344110B2 (ja) |
KR (1) | KR100499655B1 (ja) |
CN (1) | CN1284603C (ja) |
AU (1) | AU781336B2 (ja) |
BR (1) | BR9917517A (ja) |
CA (1) | CA2386762C (ja) |
CY (1) | CY1114128T1 (ja) |
DK (1) | DK1455839T3 (ja) |
ES (1) | ES2404685T3 (ja) |
HU (1) | HU228491B1 (ja) |
IL (2) | IL148890A0 (ja) |
MX (1) | MXPA02003540A (ja) |
NO (1) | NO331781B1 (ja) |
NZ (1) | NZ518143A (ja) |
PT (1) | PT1455839E (ja) |
WO (1) | WO2001026692A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007510800A (ja) * | 2003-11-06 | 2007-04-26 | ネクター セラピューティクス アラバマ,コーポレイション | カルボン酸官能化重合体の調製方法 |
Families Citing this family (43)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6761824B2 (en) | 2000-08-17 | 2004-07-13 | Reeve Lorraine E | Process for the fractionation of polymers |
US7829074B2 (en) | 2001-10-18 | 2010-11-09 | Nektar Therapeutics | Hydroxypatite-targeting poly(ethylene glycol) and related polymers |
TW593427B (en) | 2000-12-18 | 2004-06-21 | Nektar Therapeutics Al Corp | Synthesis of high molecular weight non-peptidic polymer derivatives |
US7053150B2 (en) | 2000-12-18 | 2006-05-30 | Nektar Therapeutics Al, Corporation | Segmented polymers and their conjugates |
JP3493608B2 (ja) * | 2001-11-28 | 2004-02-03 | 学校法人慶應義塾 | 医用高分子及びその用途 |
US7550512B2 (en) | 2001-11-28 | 2009-06-23 | Keio University | Medical polymers and uses thereof |
GB0209539D0 (en) | 2002-04-26 | 2002-06-05 | Avecia Ltd | Monomer Polymer and process |
CA2492775C (en) | 2002-07-24 | 2011-06-21 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Polyalkylene glycol acid additives |
US8129330B2 (en) | 2002-09-30 | 2012-03-06 | Mountain View Pharmaceuticals, Inc. | Polymer conjugates with decreased antigenicity, methods of preparation and uses thereof |
US20040062748A1 (en) | 2002-09-30 | 2004-04-01 | Mountain View Pharmaceuticals, Inc. | Polymer conjugates with decreased antigenicity, methods of preparation and uses thereof |
WO2004035657A1 (en) * | 2002-10-15 | 2004-04-29 | Baxter International Inc. | Process for the preparation of polyethylene glycol bis amine |
EP1616003A4 (en) | 2002-12-30 | 2007-06-20 | Gryphon Therapeutics Inc | WATER-SOLUBLE THIOESTER AND SELENOESTER COMPOUNDS AND METHOD FOR THE PRODUCTION AND USE THEREOF |
ATE400602T1 (de) | 2002-12-31 | 2008-07-15 | Nektar Therapeutics Al Corp | Verfahren zur herstellung von hydrogelen aus thiosulfonat-zusammensetzungen und ihre verwendungen |
DK2599502T3 (en) | 2003-04-11 | 2017-04-18 | Antriabio Inc | Process for Preparation of Site-Specific Protein Conjugates |
US8637650B2 (en) | 2003-11-05 | 2014-01-28 | Genovoxx Gmbh | Macromolecular nucleotide compounds and methods for using the same |
CA2602654A1 (en) | 2005-04-05 | 2006-10-12 | Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P Angeletti Spa | Method for shielding functional sites or epitopes on proteins |
ATE425204T1 (de) * | 2005-08-26 | 2009-03-15 | Novo Nordisk As | Verfahren zur modifizierung eines makromolekularen systems |
LT2049148T (lt) | 2006-07-06 | 2016-11-25 | Daewoong Co., Ltd. | Žmogaus augimo hormono skysta stabili kompozicija |
US7985783B2 (en) | 2006-09-21 | 2011-07-26 | The Regents Of The University Of California | Aldehyde tags, uses thereof in site-specific protein modification |
AU2010280688A1 (en) | 2009-08-05 | 2012-02-23 | Allergan, Inc. | Controlled release formulations of lipocalin muteins |
DE102010049607A1 (de) | 2009-10-26 | 2011-06-30 | Becker, Claus, Prof., 76470 | Konjugate von Nukleotiden und Methoden zu deren Anwendung |
AU2012278944B2 (en) | 2011-07-05 | 2015-09-17 | Bioasis Technologies Inc. | p97-antibody conjugates and methods of use |
CN104662150B (zh) | 2012-07-31 | 2018-07-10 | 比奥阿赛斯技术有限公司 | 脱磷酸化的溶酶体贮积症蛋白及其使用方法 |
WO2014074218A1 (en) | 2012-11-12 | 2014-05-15 | Redwood Bioscience, Inc. | Compounds and methods for producing a conjugate |
US9310374B2 (en) | 2012-11-16 | 2016-04-12 | Redwood Bioscience, Inc. | Hydrazinyl-indole compounds and methods for producing a conjugate |
CN104870423A (zh) | 2012-11-16 | 2015-08-26 | 加利福尼亚大学董事会 | 用于蛋白质化学修饰的pictet-spengler连接反应 |
CN103044677A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-17 | 上海景宇生物科技有限公司 | 一种异端基遥爪聚乙二醇及其制备方法 |
AU2014243816B2 (en) | 2013-03-13 | 2019-01-31 | Bioasis Technologies Inc. | Fragments of p97 and uses thereof |
AU2014312190A1 (en) | 2013-08-28 | 2016-02-18 | Bioasis Technologies Inc. | CNS-targeted conjugates of antibodies |
CN115504924A (zh) | 2013-11-27 | 2022-12-23 | 雷德伍德生物科技股份有限公司 | 肼基-吡咯并化合物及用于生成缀合物的方法 |
CN104774161B (zh) * | 2014-01-13 | 2017-08-25 | 成都福瑞康生物科技有限公司 | 多肽、蛋白质peg修饰剂合成方法 |
US10022691B2 (en) * | 2015-10-07 | 2018-07-17 | Elementis Specialties, Inc. | Wetting and anti-foaming agent |
KR102247701B1 (ko) * | 2016-02-26 | 2021-05-03 | 한미정밀화학주식회사 | 폴리에틸렌글리콜 디알데히드 유도체의 제조방법 |
WO2019133399A1 (en) | 2017-12-26 | 2019-07-04 | Becton, Dickinson And Company | Deep ultraviolet-excitable water-solvated polymeric dyes |
CN112384573A (zh) | 2018-03-30 | 2021-02-19 | 贝克顿·迪金森公司 | 含侧基发色团的水溶性聚合染料 |
WO2020023300A1 (en) | 2018-07-22 | 2020-01-30 | Bioasis Technologies, Inc. | Treatment of lymmphatic metastases |
JP7342757B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-09-12 | 日油株式会社 | ヘテロ型単分散ポリエチレングリコール誘導体の製造方法 |
US20210355468A1 (en) | 2020-05-18 | 2021-11-18 | Bioasis Technologies, Inc. | Compositions and methods for treating lewy body dementia |
US20210393787A1 (en) | 2020-06-17 | 2021-12-23 | Bioasis Technologies, Inc. | Compositions and methods for treating frontotemporal dementia |
CN113583230A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-11-02 | 苏州欣影生物医药技术有限公司 | 一种peg双胺选择性反应制备异双官能团的方法 |
EP4155349A1 (en) | 2021-09-24 | 2023-03-29 | Becton, Dickinson and Company | Water-soluble yellow green absorbing dyes |
WO2024007016A2 (en) | 2022-07-01 | 2024-01-04 | Beckman Coulter, Inc. | Novel fluorescent dyes and polymers from dihydrophenanthrene derivatives |
WO2024044327A1 (en) | 2022-08-26 | 2024-02-29 | Beckman Coulter, Inc. | Dhnt monomers and polymer dyes with modified photophysical properties |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2299177T3 (es) * | 1995-05-10 | 2008-05-16 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Conjugados de citotoxinas que contienen dipeptidos. |
US5672662A (en) * | 1995-07-07 | 1997-09-30 | Shearwater Polymers, Inc. | Poly(ethylene glycol) and related polymers monosubstituted with propionic or butanoic acids and functional derivatives thereof for biotechnical applications |
US20020064546A1 (en) * | 1996-09-13 | 2002-05-30 | J. Milton Harris | Degradable poly(ethylene glycol) hydrogels with controlled half-life and precursors therefor |
JP3786832B2 (ja) * | 1998-01-07 | 2006-06-14 | デビオ ルシェルシュ ファルマシュティーク ソシエテ アノニム | 分解性のヘテロ二官能性ポリ(エチレングリコール)アクリレート及びそれから誘導されるゲル及び複合体 |
CA2323048C (en) * | 1998-03-12 | 2006-10-10 | Shearwater Polymers, Inc. | Poly(ethylene glycol) derivatives with proximal reactive groups |
-
1999
- 1999-10-08 HU HU0203149A patent/HU228491B1/hu unknown
- 1999-10-08 JP JP2001529753A patent/JP4344110B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-08 AU AU64230/99A patent/AU781336B2/en not_active Expired
- 1999-10-08 ES ES99951885T patent/ES2404685T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-08 CA CA002386762A patent/CA2386762C/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-08 DK DK99951885.5T patent/DK1455839T3/da active
- 1999-10-08 WO PCT/US1999/023536 patent/WO2001026692A1/en active IP Right Grant
- 1999-10-08 BR BR9917517-7A patent/BR9917517A/pt not_active Application Discontinuation
- 1999-10-08 NZ NZ518143A patent/NZ518143A/en not_active IP Right Cessation
- 1999-10-08 IL IL14889099A patent/IL148890A0/xx active IP Right Grant
- 1999-10-08 MX MXPA02003540A patent/MXPA02003540A/es active IP Right Grant
- 1999-10-08 CN CNB998169714A patent/CN1284603C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-08 PT PT99951885T patent/PT1455839E/pt unknown
- 1999-10-08 EP EP99951885A patent/EP1455839B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-08 KR KR10-2002-7004507A patent/KR100499655B1/ko active IP Right Grant
-
2002
- 2002-03-26 IL IL148890A patent/IL148890A/en not_active IP Right Cessation
- 2002-04-02 NO NO20021555A patent/NO331781B1/no not_active IP Right Cessation
-
2013
- 2013-04-23 CY CY20131100332T patent/CY1114128T1/el unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007510800A (ja) * | 2003-11-06 | 2007-04-26 | ネクター セラピューティクス アラバマ,コーポレイション | カルボン酸官能化重合体の調製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100499655B1 (ko) | 2005-07-07 |
PT1455839E (pt) | 2013-04-24 |
NO20021555D0 (no) | 2002-04-02 |
DK1455839T3 (da) | 2013-05-06 |
BR9917517A (pt) | 2002-07-30 |
NO331781B1 (no) | 2012-03-26 |
AU6423099A (en) | 2001-04-23 |
EP1455839B1 (en) | 2013-01-23 |
NO20021555L (no) | 2002-06-04 |
HU228491B1 (en) | 2013-03-28 |
IL148890A0 (en) | 2002-09-12 |
KR20020040841A (ko) | 2002-05-30 |
CN1374875A (zh) | 2002-10-16 |
HUP0203149A2 (en) | 2002-12-28 |
IL148890A (en) | 2007-09-20 |
CN1284603C (zh) | 2006-11-15 |
CA2386762A1 (en) | 2001-04-19 |
CA2386762C (en) | 2009-06-16 |
MXPA02003540A (es) | 2003-09-12 |
CY1114128T1 (el) | 2016-07-27 |
AU781336B2 (en) | 2005-05-19 |
EP1455839A1 (en) | 2004-09-15 |
ES2404685T3 (es) | 2013-05-28 |
WO2001026692A1 (en) | 2001-04-19 |
NZ518143A (en) | 2004-04-30 |
JP4344110B2 (ja) | 2009-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003511422A (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 | |
US6448369B1 (en) | Heterobifunctional poly(ethylene glycol) derivatives and methods for their preparation | |
US10035880B2 (en) | Heterobifunctional poly(ethylene glycol) derivatives and methods for their preparation | |
US6492560B2 (en) | Discrete-length polyethylene glycols | |
KR100608415B1 (ko) | 폴리알킬렌 글리콜산 첨가제 | |
JP3268913B2 (ja) | 高分子担体 | |
WO2001045796A2 (en) | Method for the preparation of 1-benzotriazolyl carbonate esters of poly(ethylene glycol) | |
KR20080056267A (ko) | 보호된 아민 염을 이용하는 말단 아민기를 갖는 중합체의제조방법 | |
JP2015157946A (ja) | 分岐型ヘテロポリエチレングリコールおよび中間体 | |
JPH06206830A (ja) | ブロック共重合体−薬剤複合体及び高分子ブロック共重合体 | |
JP3682475B2 (ja) | 水溶性抗癌剤 | |
JP5150297B2 (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 | |
JP6361083B2 (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 | |
JP5953459B2 (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 | |
JP6500318B2 (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 | |
JP6184462B2 (ja) | ヘテロ二官能性ポリエチレングリコール誘導体およびその調製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20060809 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060816 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070814 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20071113 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20071120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090616 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090710 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4344110 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |