JP2003501504A - ジエンエラストマー及び強化酸化チタンに基づくタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents
ジエンエラストマー及び強化酸化チタンに基づくタイヤ用ゴム組成物Info
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Abstract
Description
使用可能なジエンゴム組成物、及びこのようなゴム組成物を強化可能な強化フィ
ラーに関する。
抗、乾燥地面及び湿潤な或いは雪に覆われた地面の両方における改良されたグリ
ップ、及び非常に優れた耐摩耗性、のすべてを有するタイヤを得るために、主な
試みがタイヤ設計者によって為されてきた。 転がり抵抗を低減し、かつタイヤのグリップを改良するために多くの解決法が
提案されてきたが、これらは一般に耐摩耗性の非常に大きな低下をきたす。詳細
には、例えば、常用の白色フィラー、例えば常用のシリカ又はアルミナ、チョー
ク、タルク、酸化チタン、ベントナイト又はカオリンのようなクレーを、タイヤ
、特にトレッドの製造用ゴム組成物に取込むと、転がり抵抗の減少及び湿潤な、
雪で覆われた又は凍った地面でのグリップの向上を果たすが、耐摩耗性の許容で
きない減少をも招来することは周知であり、これら常用の白色フィラーが、この
ようなゴム組成物については十分な強化能力を持たないという事実にこの減少が
関連しており;この理由のため、これら白色フィラーは、通常非−強化フィラー
といわれ、また不活性フィラーとも呼ばれる。
ており、この出願は、他の特性、特にグリップ、耐久性及び耐摩耗性という特性
に不利な効果を与えることなく、実質的に改良された転がり抵抗を有するタイヤ
の製造を可能にする特定の沈殿シリカ(SiO2)について開示している。欧州特
許出願EP-A-0 810 258は、他の特定の白色フィラー、この場合は高分散性の特定
のアルミナ(Al2O3)で強化されたジエンゴム組成物を開示しており、該組成物
はこのような矛盾をうまく妥協させた性質を有するタイヤ又はトレッドを得るこ
とをも可能にする。 強化フィラーと呼ばれるこれらの新しい白色フィラーによって、審美的な理由
のため、ユーザー、特に乗用車分野のユーザーの現実の期待に合致し、一方でこ
れらユーザーに燃料の実質的な節約を提供することもできるカラータイヤ、特に
カラートレッドの商品化を考えることも可能になっている。
ールを有するタイヤの製造に使用される強化シリカ又はアルミナをベースとする
カラーゴム組成物が記載されている。特にカオリン、タルク又は酸化チタンのよ
うな顔料又はパステル化剤の機能を有する1種以上の不活性フィラー(すなわち
非強化フィラー)は、これら組成物に補完的な白色フィラーとして使用される。 これら不活性フィラーの中で、特に酸化チタンは、長期間、特にタイヤのサイ
ドウォールに取込むことを意図されたゴム組成物を含め、ペンキ、インク、化粧
品、プラスチック材料及びポリマーのような異なる材料で白色顔料として知られ
ている(例えば、CA-A-2054059、CA-A-2058901、CA-A-2228692、GB-A-836716、EP
-A-697432、及び出願JP1991/006247、JP1995/149950及びJP1996/059894参照)。
組成物の耐老化性に有用である効果的な耐UV性を有するという利点がある;こ
れら組成物は、通常カーボンブラック(さらに優れたUV吸収剤である)を欠いて
いるので、実際には太陽光の分解作用に非常に敏感であり(前記引用の出願WO99/
02590及びWO99/06480参照);さらにそれらは、通常黒色タイヤで使用される酸化
防止剤(パラフェニレンジアミン型)によっては、これら酸化防止剤の染色効果の
ため保護することができないからである。
チタンが、耐老化剤又は染色剤としてのみでなく、とりわけ、かつこれが本発明
の貢献である、従来のカーボンブラックと置き換えることが可能な真の強化フィ
ラーとしても使用できることを見いだした。このように、これらの酸化チタンは
、予想外に、特にカラーゴム組成物について強化シリカ又はアルミナを使用しな
いという利点を示し、従って、単一の白色フィラーは、いくつかと置き換わるこ
とができ、非常に工程が単純化する。
組成物は少なくとも(i)一つのジエンエラストマー、(ii)一つの強化フィラーと
しての白色フィラー及び(iii)前記強化フィラーと前記エラストマーを連結する
一つのカップリング剤(白色フィラー/エラストマー)を含み、該組成物の前記白
色フィラーの全部又は一部を以下の特徴を有する酸化チタンから製造することを
特徴とする: −(a)酸化チタンはAl、Fe、Si、Zr又はこれら元素の混合物からなる
群より選択される、チタン以外の金属元素を0.5質量%より多く含み; −(b)酸化チタンの比BET表面積が20〜200m2/gであり; −(c)酸化チタンの平均粒径(質量による)dwが20〜400nmであり; −(d)いわゆる超音波脱アグロメレーション試験において、100%能力の6
00ワット超音波プローブで測定した酸化チタンの脱アグロメレーション率αが
2×10-2μm-1/sより大きい。
用するいかなる方法も先行技術は記載も示唆もしておらず、該酸化チタンは、媒
介カップリング剤(白色フィラー/エラストマー)以外の手段を使用せずに、単
独で、タイヤ、特にそのようなタイヤのトレッドの製造に使用可能なゴム組成物
を強化することが可能であり、それゆえ高い耐摩耗性を有する、酸化チタンであ
る。例えば、対照的に、酸化チタンの非強化的性質及びカーボンブラック又はシ
リカ型の強化フィラーを加えて記載のゴム組成物に最少レベルの強化特性を与え
ることの必要性を強調している前出の特許出願CA-A-2054059、CA-A-2058901又は
CA-A-2228692の教示が参照されるだろう。 本発明の他の主題は、本発明のゴム組成物を、ゴム製品、特にタイヤ又はこの
ようなタイヤ用に意図されたゴム半製品の製造に使用することであり、これら半
製品は、トレッド、例えばこれらトレッドの下に配置される下地、クラウンプラ
イ、サイドウォール、カーカスプライ、ビーズ、プロテクター、チューブレスタ
イヤ用のインナーチューブ又は気密チューブを含む群より特に選択される。本発
明の組成物は、乗用車、バン、4W車、二輪車又は大型トラック、航空機、建設
機械、農業機械又は運搬機械に取り付けることを意図したタイヤのサイドウオー
ル又はタイヤトレッドの製造に特に適しており、これらのトレッドは新規なタイ
ヤの製造用又は摩耗タイヤにトレッドを付けるために使用することが可能である
。
半製品自体である。 本発明の他の主題は、タイヤ製造に使用可能なジエンゴム組成物において、強
化フィラーとして強化酸化チタンを使用することである。 本発明の他の主題は、タイヤ製造に使用可能なジエンゴム組成物を強化する方
法であって、熱−機械的混練によって未硬化状態でこの組成物中に強化酸化チタ
ンが取り込まれていることを特徴とする方法である。
ようなカラー半製品の製造に使用できる。本明細書において、“カラー”ゴム組
成物、タイヤ又はゴム製品は、少なくともその一部分が、白色も含め、従来の黒
色以外の色のゴム組成物、タイヤ又は製品であるものと理解される。 本発明及びその利点は、以下の実施形態についての説明及び実施例、及びこれ
ら実施例に関する図1〜5を参照して容易に理解されるだろう。
外力の作用下、例えば機械的作用又は超音波の作用下で、該アグロメレートは脱
アグロメレーションしてこれら粒子になることが可能である。本出願で使用され
る用語“粒子”は、凝集体についての通常の一般的意味で理解すべきであり、当
てはまるとしても、この凝集体の一部を形成する可能性のある元素粒子の意では
なく;“凝集体”は、公知の様式で、一緒に凝集する元素粒子から一般に形成さ
れるフィラーの合成によって生成される、分割できない(すなわち、切断、分離
又は分配できない)単位の意であると理解すべきである。 これらのフィラーは、以下に示すように特徴づけられる。
anal of the American Chemical Society”,第60巻,309ページ、1938年2月に記
載されるBrunauer、Emmet及びTellerの方法に従った公知のやり方で決定する。b)平均粒径dw: 粒子の平均径(質量による)dwを、0.6質量%ナトリウムヘキサメタホスフェー
ト水溶液中に、超音波脱アグロメレーションによって、分析すべきフィラーを分
散した後で常法により測定する。 以下の方法の操作に従い、Brookhaven Instrumentsによって販売されている遠
心性X線検出沈降計型“XDC”(“X線分離板型遠心沈降機”)を用いて測定を
行う。 界面活性剤として6g/lのナトリウムヘキサメタホスフェートを含有する40m
lの水中の分析すべきフィラーの試料0.8gの懸濁液を、8分にわたる60%能
力(出力コントロールの最大位値の60%)の1500ワット超音波プローブ(Biobloc
kで販売されているビブラセル1.9cm(3/4インチ)超音波発生器)による作用によっ
て生成し;超音波発生後、15mlの懸濁液を回転板中に導入し;120分の遠心
沈降後、粒径の質量分布及び粒子の質量による平均径dwを、“XDC”沈降機
のソフトウェアによって計算する(dw=Σ(nidi 5)/Σ(nidi 4)で、ni=そ
の大きさ又は直径diクラスの物体の数)。
で、600ワットプローブの100%能力で測定する。この試験により、以下に
示すように、超音波が発生している間に粒子のアグロメレートの平均径(体積に
よる)が進展することを連続的に測定できる。 使用される機構は、レーザーグラヌロメーター(Malvern Instrumentsによって
販売される“MastersizerS”−He-Ne赤色レーザー源、波長632.8nm)と、そ
の調製器(“Malvern Small Sample Unit MSX1”)から形成され、その間に、超音
波プローブ(Bioblock製の600ワット超音波発生器ビブラセル型1.3cm(1/2イン
チ))を備えた連続流処理セル(Bioblock M72410)が挿入されている。
スフェート含有水溶液160mlと共に調製器中に導入し、循環速度をその最大に
設定する。少なくとも3回連続的に測定して、公知のFraunhofer計算法(Malvern
3$$D計算マトリックス)に従い、dv[0]と呼ばれるアグロメレートの初期平
均径(体積による)を決定する。そして、超音波発生を100%(すなわち、“先
端振幅”の最大位置の100%)に設定し、時間“t”の関数としての体積によ
る平均径dv[t]の進展を、1回の測定毎に約10秒ずつ約8分間監視する。誘
導期(約3〜4分)の後、体積による平均径の逆数1/dv[t]が、時間“t”に伴
い直線的、又は実質的に直線的に変化することを記録した(定常状態の脱アグロ
メレーション条件)。脱アグロメレーション率αを、安定な脱アグロメレーショ
ン条件ゾーン内(一般に約4〜8分の間)で、時間“t”の関数として、1/dv[
t]の進展の曲線を直線回帰させて計算する。それは、μm-1/sで表される。
図を示す。この装置は閉回路1から成り、その中で液体3に懸濁する粒子のアグ
ロメレートの流れ2が循環できる。この装置は、基本的に試料調製器10,レー
ザーグラヌロメーター20及び処理セル30を含む。試料調製器10及び処理セ
ル30自体の高さにある、大気圧への出入り口(13、33)は、超音波発生(す
なわち超音波プローブの作用)中に生成する気泡を連続的に排気する。 試料調製器10(“Malvern Small Sample Unit MSX1”)は、試験すべきフィラ
ーの試料(液体3中に懸濁している)を受け取り、それを回路1を通して予めコン
トロールされた速度で(電位差計17−約3l/分の最高速度)、液状懸濁液の流れ
2の形態で送ることを意図している。この調製器10は受けタンクのみから成り
、該タンクは分析すべき懸濁液を含みかつそれを通って懸濁液を循環させる。そ
れは、懸濁液の粒子のアグロメレートの沈降を防止するために可変速度の撹拌機
モーター15を備えており;遠心ミニポンプ16は、回路1中で懸濁液2を循環
させることを意図しており;調製器10への入口11は、試験すべきフィラーの
試料及び/又は懸濁液用に用いられる液体3を受け取るための開口13によって
外部と連絡している。
されており、その役割は、流れ2が通過するときに、グラヌロメーター20の自
動記録及び計算手段が組み合わされた測定セル23によって、アグロメレートの
平均径“dv”を連続的に規則的な間隔で測定することである。ここで、レーザ
ーグラヌロメーターが、公知の様式で、媒体中に懸濁する固体物による光回折の
原理、該固体の屈折率と異なる屈折率を利用することを簡単に思い起こすべきで
ある。Fraunhoferの理論によれば、該物体の大きさと光回折の角度との間には関
係がある(物体が小さいほど、回折角が大きい)。実際には、種々の回折角に対す
る回折光の量を測定すれば、この分布の体積による平均径に対応する試料dvの
粒度分布(体積による)を決定することが十分可能である(dv=Σ(nidi 4)/Σ(
nidi 3)で、ni=大きさ又は直径がdiクラスの物体の数)。
するとき、連続的に粒子のアグロメレートを分解するための超音波プローブ35
を備えた処理セル30(コンバータ34及びプローブヘッド36)が挿入されてい
る。 この処理セル30は、グラヌロメーター20からの出口22と調製器10への
入口11との間に配置されているので、運転中、調製器10から出現する粒子の
流れ2が、処理セル30に入る前に、まずレーザーグラヌロメーター20を通過
する。この配置は、測定に対して以下の2つの利点を有する:第一に、超音波プ
ローブの作用による気泡が、調製器10(外部にある)を通過することによって、
すなわちグラヌロメーター20に入る前に除去され;従って、気泡がレーザー回
折の測定を乱すことがなく;第二に、懸濁液の均一性が、調製器10の最初の通
過によって向上する。
て、まず超音波プローブ35のヘッド36の前を通過するように配置され;この
従来とは異なる配置(流れ2がセルのトップ32からではなくボトム31から入
る)は、以下の利点を有する:ます第一に、すべての循環懸濁液2が、脱アグロ
メレーションに関して最も活性なゾーンである超音波プローブ35の末端36の
前を通過させられること;第二に、この配置により、超音波発生後の処理セル3
0自体の本体中の初期脱気が可能となり、次いで懸濁液2の表面が小径のパイプ
33によって大気と接触させられることである。 プローブ35の周囲を二重に被覆してセル30の高さに配置した冷却回路40
によって、例えば、調製器10の高さで液体3に浸した熱センサー14で温度を
制御して、流れ2を好ましくはサーモスタット制御する。測定装置の種々の構成
要素をできる限り最適に配置して、循環体積、すなわち連結管(例えば、たわみ
管)の長さを制限する。
ーターを用いる。ムーニー可塑性は、以下の原理に従って測定する:未硬化組成
物を、100℃に加熱した円筒状封入物中に流し込む。1分の予備加熱後、試験
片内で、2rpmでローターを回転させ、4分の回転後、この運動を維持するのに
使用されるトルクを測定する。ムーニー可塑性(MS 1+4)は、“ムーニー単位”
(MU)で表され、1MU=0.83N.m(ニュートン.メートル)である。
しない場合、それらは標準AFNOR-NFT-46002(1988年9月)に従って行う。 10%伸び(M10)、100%伸び(M100)及び300%伸び(M300)に
おけるセカント(secant)モジュラスを測定する;これらモジュラスは、試験片の
実断面に換算して計算し、特に言及しない場合、第2伸び(すなわち適応サイク
ル後)で測定する。これらすべての引張り測定は、標準AFNOR-NFT-40101(1979年1
1月)に従った温度及び湿度の標準条件下で行う。また、記録された引張りデータ
を加工すると、伸びの関数としてモジュラスの曲線を描くことができ(添付の図
4参照)、ここで用いるモジュラスは、最初の伸び(すなわち適応サイクルなし)
で測定されたセカントモジュラスであり、試験片の実断面に換算して計算する。
、以下の式に従って%で表される。 HL(%)=100[(W0−W1/W0] 式中、W0:与えられたエネルギー;W1:返されたエネルギー。
る添加剤に加え、本発明の組成物は、基材成分として、(i)少なくとも1種のジ
エンエラストマー、(ii)少なくとも1種の強化白色フィラー及び(iii)前記フィ
ラーと前記エラストマーの少なくとも1種のカップリング剤を含み、前記強化白
色フィラーが、以下に詳述するような強化酸化チタンから構成され、又は部分的
に構成される。
は非共役の2個の炭素−炭素二重結合を有するモノマー)から、少なくとも部分
的に生じるエラストマー(すなわちホモポリマー又はコポリマー)を意味すると理
解される。 一般に、“本質的に不飽和の”ジエンエラストマーは、本明細書では、ジエン
由来(共役ジエン)のメンバー又は単位の含量が15%(モル%)より多い共役ジエ
ンモノマーから少なくとも部分的に生じるジエンエラストマーを意味すると理解
される。 従って、例えば、ジエンとEPDM型のα-オレフィンとのコポリマー又はブ
チルゴムのようなジエンエラストマーは、前記定義内には含まれず、特に“本質
的に飽和の”ジエンエラストマー(ジエン由来の単位の含量が低いか或いは非常
に低く、常に15%未満である)のように記載することができる。 “本質的に不飽和の”ジエンエラストマーの分類内では、“高度に不飽和の”
ジエンエラストマーは、特にジエン由来(共役ジエン)の単位の含量が50%より
多いジエンエラストマーを意味するものと理解される。
ンエラストマーを特に意味すると理解される。 (a)4〜12個の炭素原子を有する共役ジエンモノマーの重合によって得られる
いずれかのホモポリマー; (b)1種以上の一緒に共役したジエン、又は8〜20個の炭素原子を有する1種
以上のビニル芳香族化合物との共重合によって得られるいずれかのコポリマー; (c)6〜12の炭素原子を有する非共役ジエンモノマー、例えば前述の型の非共
役ジエンモノマーとエチレン、プロピレンとから得られるエラストマー、例えば
特に1,4−ヘキサジエン、エチリデンノルボルネン又はジシクロペンタジエン
とエチレン、3〜6の炭素を有するα−オレフィンとの共重合によって得られる
いずれかの三元コポリマー; (d)イソブテン及びイソプレン(ブチルゴム)のいずれかのコポリマー、及びハロ
ゲン化され、特に塩素化又は臭素化されたこのタイプのコポリマーの変形。
発明が、特にゴム組成物をタイヤトレッド用に意図している場合、まず第一に本
質的に不飽和のジエンエラストマー、特に上記(a)又は(b)型のものと共に使用さ
れることを理解するであろう。 適切な共役ジエンは、特に1,3-ブタジエン、2-メチル-1,3-ブタジエン、
2,3-ジ(C1〜C5アルキル)-1,3-ブタジエン、例えば2,3-ジメチル-1,
3-ブタジエン、2,3-ジエチル-1,3-ブタジエン、2-メチル-3-エチル-1,
3-ブタジエン、2-メチル-3-イソプロピル-1,3-ブタジエン、アリール-1,
3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン及び2,4-ヘキサジエンである。 適切なビニル芳香族化合物は、例えば、スチレン、オルト-、メタ-及びパラ-
メチルスチレン、市販混合物“ビニル-トルエン”、パラ-tertイソブチルスチレ
ン、メトキシ-スチレン、クロロスチレン、ビニルメシチレン、ビニルベンゼン
及びビニルナフタレンである。
%のビニル芳香族化合物を含むことができる。エラストマーは、いずれのミクロ
構造でもよく、用いる重合条件、特に変性剤及び/又はランダム化剤が存在する
かしないか、及び使用する変性剤及び/又はランダム化剤の量の関数である。例
えばエラストマーはブロック、統計的、配列又はミクロ配列エラストマーでよく
、かつ分散系で又は溶液中で調製でき;それらを、カップリング剤及び/又は星
形化剤又は官能化剤によって、カップリング、星形化、又は官能化することがで
きる。
もの、又は80%より多くのシス-1,4-[結合]を有するもの、ポリイソプレン
類、ブタジエン-スチレンコポリマー、特にスチレン含量が5質量%〜50質量
%、さらに特に20質量%〜40質量%、ブタジエンの1,2-結合の含量が4質
量%〜65質量%、かつトランス-1,4-結合が20質量%〜80質量%のもの
、ブタジエン-イソプレンコポリマー、特にイソプレン含量が5質量%〜90質
量%、かつガラス転移温度(Tg)が−40℃〜−80℃のもの、イソプレン−ス
チレンコポリマー、特にスチレン含量が5質量%〜50質量%、かつTgが−2
5℃〜−50℃のものである。 ブタジエン-スチレン-イソプレンコポリマーの場合、特にスチレン含量が5質
量%〜50質量%、さらに詳しくは10質量%〜40質量%、イソプレン含量が
15質量%〜60質量%、さらに詳しくは20質量%〜50質量%、ブタジエン
含量が5質量%〜50質量%、さらに詳しくは20質量%〜40質量%、ブタジ
エン部分の1,2-単位含量が4質量%〜85質量%、ブタジエン部分のトランス
-1,4-単位含量が6質量%〜80質量%、イソプレン部分の1,2-単位と3,4
-単位の合計含量が5質量%〜70質量%、かつイソプレン部分のトランス-1,
4-単位含量が10質量%〜50質量%、かつさらに一般的にはいずれのブタジ
エン-スチレン-イソプレンコポリマーも−20℃〜−70℃のTgを有するもの
が適切である。
ブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IR)又は天然ゴム(NR)、ブタジエン-ス
チレンコポリマー(SBR)、ブタジエン-イソプレンコポリマー(BIR)、ブタ
ジエン-アクリロニトリルコポリマー(NBR)、イソプレン-スチレンコポリマー
(SIR)、ブタジエン-スチレン-イソプレンコポリマー(SBIR)、又はこれら
化合物の1種以上の混合物から成る高度に不飽和なジエンエラストマーの群から
選択する。 本発明の組成物を、タイヤ用トレッドとして意図する場合、ジエンエラストマ
ーは、好ましくは、スチレン含量が20質量%〜30質量%、ブタジエン部分の
ビニル結合含量が15質量%〜65質量%、トランス-1,4結合含量が20質量
%〜75質量%、かつガラス転移温度が−20℃〜−55℃の溶液中で調製され
るブタジエン-スチレンコポリマーであり、このブタジエン-スチレンコポリマー
を、好ましくは90%より多くのシス-1,4結合を有するポリブタジエンとの混
合物で使用することができる。
して意図する場合、本発明の組成物は、少なくとも1種の本質的に飽和のジエン
エラストマー、特に少なくとも1種のEPDMコポリマーを含むことができ、こ
のコポリマーは、例えば上述した1種以上の高度に不飽和のジエンエラストマー
との混合物で、或いは混合されずに使用される。 当然に、本発明の組成物は、単一のジエンエラストマー又は数種のジエンエラ
ストマーの混合物を含むことができ、該単一又は複数のジエンエラストマーを、
ジエンエラストマー以外のいずれのタイプの合成エラストマーとも使用すること
ができ、又はエラストマー以外のポリマー、例えば熱可塑性ポリマーとも使用す
ることができる。
使用せずに、単独でタイヤの製造を意図したゴム組成物を強化することが可能な
白色フィラー(すなわち無機フィラー、特に鉱物フィラー、“透明フィラー”と
いうこともある)、換言すればタイヤグレードのカーボンブラックという従来の
フィラーを、その強化機能において置き換え可能な白色フィラーを意味すると理
解される。 本発明の組成物は、強化酸化チタン、すなわち以下の特徴を有する酸化チタン
から全部又は一部が製造された強化白色フィラーによって強化される: −(a)酸化チタンはAl、Fe、Si、Zr又はこれら元素の二以上の混合物
からなる群より選択される、チタン以外の金属元素を0.5質量%より多く含み
; −(b)酸化チタンの比BET表面積が20〜200m2/gであり; −(c)酸化チタンの平均粒径(質量による)dwが20〜400nmであり; −(d)いわゆる超音波脱アグロメレーション試験において、100%能力の6
00ワット超音波プローブで測定した酸化チタンの脱アグロメレーション率αが
2×10-2μm-1/sより大きい。
物をも意味するものと理解され、特にこの酸化チタンのどのような結晶形態でも
よい(例えば、ルチル、アナターゼ又はこの2つの結晶種類の混合物)。それは、
組み合わせて上記(a)〜(d)のすべての特徴を満足しなければならない。 この強化酸化チタンの1つの本質的特徴は、“ドーピング”元素と呼ばれる少
なくとも1種の特定の金属元素によってドープされていることであり;換言すれ
ば、その強化機能は、このドーピング元素の存在によって活性化又は増強されて
いる。“ドープ”酸化チタンは、本出願では、その粒子が、表面及び/又はその
塊中に、Al、Fe、Si、Zr又はこれら元素の2種以上の混合物から成る群
より選択する、Ti以外の金属元素を、0.5質量%より多く含む酸化チタンの
意であり、この金属ドーピング元素は、できる限り酸化チタンの結晶構造又は格
子中に組み込まれ、或いは代わりにその粒子の表面に付着する層に固定又は沈着
されている。換言すれば、強化酸化チタンの粒子は、その構造内に金属ドーピン
グ元素を含むか、又は金属ドーピング元素で少なくとも部分的に単に被覆されて
いてもよい。表示される質量%は、公知の方法で元素化学分析によって決定され
る金属元素(原子)の含量である。
用し、かつ非常に乏しい強化性能しか示さない;従って強化酸化チタンの金属ド
ーピング元素の量(強化酸化チタンの質量%)を、好ましくは1%より高く設定す
る。 ドーピング元素の性質によって決まる最大量は、10%〜15%程度、又はそ
れ以上の値に達してもよい。当然、当業者には、金属ドーピング元素が強化酸化
チタンの塊に実質的に均一に分散されない場合、少なくともその粒子の表面及び
/又は周囲上に存在しなければならないことが容易に理解されるであろう。
態でゴムマトリックス中に存在して、できる限り微細に粉砕され、かつできる限
り均一に分布されることが重要であることは一般に公知である。ここで、このよ
うな条件はフィラー非常に優れた適性を有する場合にのみ達成できるが、その第
一はエラストマーとの混合の際にマトリックスに取り込まれること、第二は脱ア
グロメレートしてこのマトリックス中に均一に分散されることである。 フィラー固有の分散性は、上記セクションIで述べたいわゆる超音波脱アグロ
メレーション試験によって、その脱アグロメレーション率αを測定することによ
り評価できる。 2×10-2μm-1/sより大きい率αでは、酸化チタンは良い分散性を有し、すな
わち、本技術分野の規定に従って調製されたゴム組成物の断面における光学顕微
鏡の反射によって、ほとんど微細アグロメレートが観察されないことがわかった
。ジエンゴムマトリックス中の強化酸化チタンのより優れた分散のため、ひいて
は最適な強化のため、脱アグロメレーション率αが5×10-2μm-1/sより大きい
ことが好ましい。
少するが、タイヤの破壊及び耐摩耗性が減少することがわかり;200m2/gより
大きいBET表面積では、未硬化状態で作用することがより困難になり(より高
いムーニー可塑性)、結果としてフィラーの分散に悪影響が生じる。400nmを
越える過剰に大きい粒径dwでは、粒子は欠陥のあるもののように作用して、応
力を局在化させ、かつ摩耗に関して有害に作用し;他方、20nm未満の小さすぎ
る粒径dwは、未硬化状態での作用及びこの作用時のフィラーの分散を減じる。
上述したすべての理由のため、BET表面積は、好ましくは30〜150m2/gの
範囲内にあり、かつ粒径dwは、好ましくは30〜200nmの範囲内にある。 さらに好ましくは、特に本発明の組成物が、低い転がり抵抗を有するタイヤト
レッド用を意図する場合、強化酸化チタンは、以下の特性の少なくとも1つ、好
ましくは両方を有する: − 70〜140m2/gの範囲内のBET表面積; − 50〜100nmの範囲内の粒径dw。
て反応性である表面ヒドロキシル(-OH)官能基を十分な数持っており、特にフ
ィラーによって達成される強化機能、ひいては本発明のゴム組成物の機械的性質
に有益である。 当然、強化酸化チタンが存在しうる物理的状態は重要でなく、粉末、ミクロビ
ーズ、顆粒、ペレット、球形態又はいずれの他の圧縮形態でよい。 上述した強化酸化チタンは、単独で又は1種以上の他の強化フィラー、例えば
シリカ又は強化アルミナのような第2の白色フィラーと組み合わせて使用するこ
とができる。シリカの場合、特に本発明を使用して低い転がり抵抗のタイヤを製
造するときは、好ましくは高い分散性の沈殿シリカが使用され;このような好ま
しい高い分散性のシリカの例としては、Degussa製のBV3380及びUltrasil 7000、
Rhone-Poulenc製のシリカZeosil 1165MP及び1115MP、PPG製のシリカHi-Sil2000
及びHuber製のシリカZeopol 8715又は8745を挙げることができるが、これに限定
されない。強化アルミナを使用する場合、これは、好ましくは前出の出願EP-A-0
810 258に記載されているような高い分散性のアルミナ、例えばアルミナA125又
はCR125(Baikowski製)、APA-100RDX(Condea製)、Aluminoxid C(Degussa製)又はA
KP-G015(住友化学)が挙げられる。
すなわち、1種以上の従来のタイヤグレードカーボンブラックとの混合物中でも
使用できる。適切なカーボンブラックは、すべてのカーボンブラックであり、特
にタイヤ及び特にタイヤ用トレッドに常用されている型HAF、ISAF又はS
AFのカーボンブラックである。このようなカーボンブラックの例として、ブラ
ックN115、N134、N234、N339、N347及びN375が挙げられるが、これに限定されな
い。全強化フィラー中に存在するカーボンブラックの量は、広範囲に変化しうる
が、この量は、好ましくはゴム組成物中に存在する強化白色フィラーの量より少
ない。
フィラーの50質量%より多くを構成し;それは有利に全強化フィラーを構成し
うる。 好ましくは、本発明の組成物中の全強化フィラーの量は、20〜400phr、
さらに好ましくは30〜200phrの量であり、最適量は意図した用途によって
異なり;公知の様式で、例えば自転車用タイヤに期待される強化のレベルは、乗
用車又は大型トラックのような実用車用のタイヤに要求されるレベルよりも明ら
かに低い。さらに好ましくは、特に本発明の組成物をタイヤトレッド用に意図す
る場合、強化白色フィラーの量を50〜150phrから選択する。
ら元素の2種以上から形成される混合物から成る群より選択される金属ドーピン
グ元素は、好ましくはAl(アルミニウム)及び/又はSi(ケイ素)である。 本発明のゴム組成物に適切な強化酸化チタンの例としては、商標名Hombitec R
M300及びRM400(それぞれ約88質量%及び78質量%のルチルTiO2)でSachtl
eben Chemieによってワニス又はペンキ用の耐UV剤として販売されている酸化
チタンを挙げることができる。 酸化チタンHombitec RM400は、特にその比BET表面積、平均粒径dw及び脱
アグロメレーション率αの組み合わされた特徴のためにさらに特に好ましい。こ
の化合物は、木材の耐UV保護(木材用ワニス又はペンキに取り込まれている)用
に特に開発され(供給業者の技術文書);その元素化学分析は、それが、金属ドー
ピング元素として(強化酸化チタンの質量%で)アルミニウム(約14.3%の元素A
l)及び鉄(約5.3%の元素Fe)を含むことを示す。
結合剤とも呼ばれる(白色フィラー/エラストマー)カップリング剤を使用する必
要があることは周知であり、その機能は、白色フィラーとエラストマーとの間に
結合(又は“カップリング”)を起こさせ、この白色フィラーのエラストマーマト
リックス内での分散を促進することである。 上述の強化酸化チタンも、本発明の組成物中の強化フィラーの機能を十分に達
成するためにこのようなカップリング剤の使用を必要とする。 “カップリング”剤(フィラー/エラストマー)は、さらに正確には、本件フィ
ラーとエラストマーとの間に十分な化学的及び/又は物理的結合を達成すると共
に、このフィラーのエラストマーマトリックス内での分散を促進することのでき
る物質を意味するものであり;このようなカップリング剤は、例えば簡略化した
一般式“Y-T-X”を有する少なくとも二官能性であり、式中: − Yは、白色フィラーと物理的及び/又は化学的に結合可能な官能基(“Y”
官能基)を示し、このような結合は、例えばカップリング剤のケイ素原子とフィ
ラーの表面ヒドロキシル(OH)基(例えば、シリカの場合の表面シラノール)との
間に確立されうる; − Xは、例えばイオウ原子によって、エラストマーと物理的及び/又は化学的
に結合可能な官能基(“X”官能基)を示し; − Tは、YとXを結合可能にする炭化水素基を示す。
基を含むが、エラストマーについて活性なY官能基を欠いている、本件フィラー
を被覆するだけの剤と混同してはいけない。 種々の有効性を有するこのようなカップリング剤は、非常に多くの文献に記載
されており、かつ当業者には周知である。実際に、タイヤ製造に使用可能なジエ
ンゴム組成物で知られ、又は確実であると考えられるいずれのカップリング剤、
例えばオルガノシロキサン、特に多硫化アルコキシシラン若しくはメルカプトシ
ラン、又は上述のX及びY官能を有するポリオルガノシロキサンが有する、シリ
カとジエンエラストマーとの間を結合又はカップリングする作用を使用できる。 特に、例えばこのような公知の化合物について詳述している特許US-A-3,842,1
11、US-A-3,873,489、US-A-3,978,103、US-A-3,997,581、US-A-4,002,594、又は
さらに最近の特許US-A-5,580,919、US-A-5,583,245、US-A-5,663,396、US-A-5,6
84,171、US-A-5,684,172、US-A-5,696,197に記載されているような多硫化アルコ
キシシランが使用される。
一般式(I)を満たすいわゆる“対称的な”多硫化アルコキシシランである: (I) Z−A−Sn−A−Z、式中: −nは、2〜8(好ましくは2〜5)の整数であり; −Aは、二価の炭化水素ラジカル (好ましくはC1〜C18アルキレン基又はC6 〜C12アリーレン基、さらに詳細にはC1〜C10、特にC2〜C4、アルキレン、
特にプロピレン)であり; −Zは、下記式の1つに相当し:
ル基、C5〜C18シクロアルキル基、又はC6〜C18アリール基(好ましくはC1〜
C6アルキル基、シクロヘキシル基又はフェニル基、特にC1〜C4アルキル基、
さらに詳しくはメチル及び/又はエチル)を表し、 −基R2は置換又は未置換でよく、かつ同一又は異なってよい、C1〜C18アルコ
キシ基又はC5〜C18シクロアルコキシ基 (好ましくはC1〜C6アルコキシ基又
はC5〜C8シクロアルコキシ基、さらに詳しくはメトキシ及び/又はエトキシ)
を表す。
可能な混合物の場合、“n”の平均値は分数、好ましくは2と5の間であること
は理解されるであろう。 適切な多硫化アルコキシシランは、さらに詳しくはビス(アルコキシ(C1〜C4 )-シリルプロピル)、特にビス(トリアルコキシ(C1〜C4)-シリルプロピル)の
ポリスルフィド(特にジスルフィド又はテトラスルフィド)、特にビス(3-トリメ
トキシシリルプロピル)又はビス(3-トリエトキシプロピル)のポリスルフィドで
ある。これら化合物のうち、好ましくは、式[(C2H5O)3Si(CH2)3S2]2の
ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、短縮してTESPT
、又は式[(C2H5O)3Si(CH2)3S]2のビス(トリエトキシシリルプロピル)ジ
スルフィド、短縮してTESPDが使用される。TESPDは、例えば商品名Si
266又はSi75(後者の場合、ジスルフィド(75質量%)とポリスルフィドの混合物
の形態で)でDegussaによって、又は商品名Silquest A1589でWitcoによって販売
されている。TESPTは、例えば商品名Si69(又はそれが50質量%カーボン
ブラックに担持されている場合はX50S)でDegussaによって、又は代わりに商品名
Silquest A1289でWitcoによって販売されている(両者とも、nの平均値が4に近
いポリスルフィドの市販混合物)。
らば補完的強化フィラーとして用いるいずれかの他の白色フィラーによって補足
される強化酸化チタンの量に従い、本発明の組成物中のカップリング剤含量を調
整できるであろう。 使用する強化白色フィラーの比表面積及び密度、並びにカップリング剤のモル
質量の相違を許容するために、用いる各白色フィラーについて、強化白色フィラ
ーのモル/m2でのカップリング剤の最適量を決定することが好ましく;この最適
量は、次式に従って、質量比[カップリング剤/強化白色フィラー]、フィラーの
BET表面積及びカップリング剤のモル質量から計算される。 (モル/m2 白色フィラー)=[カップリング剤/白色フィラー](1/BET)(1/
M) 好ましくは、本発明の組成物に用いるカップリング剤の量は、全強化白色フィ
ラーの平方メートル毎に10-7〜10-5モル/m2であり、すなわち強化酸化チタ
ンが存在する単一の強化白色フィラーを構成する場合の強化酸化チタンの平方メ
ートル毎に、10-7〜10-5モル/m2である。さらに好ましくは、カップリング
剤の量は、全強化白色フィラーの平方メートル毎に、5×10-7〜5×10-6モ
ル/m2にある。
ング剤の量は、好ましくは1〜20phr、さらに好ましくは3〜15phrである。 当然、使用するカップリング剤は、まず本発明の組成物のジエンエラストマー
にグラフトされ(“X”官能基によって)、このように官能化又は“予備結合され
た”エラストマーは、強化酸化チタンのための自由な“Y”官能基を含んでいる
。カップリング剤は、あらかじめ(“Y”官能基によって)強化酸化チタンにグラ
フトされてもよく、このように“予備結合された”フィラーは、自由な“X”官
能基によってジエンエラストマーと結合することができる。 しかし、特に未硬化状態の組成物は作業性 がよい(“処理のしやすさ”)とい
う理由のため、自由(すなわち非グラフト)状態又は強化酸化チタンにグラフトさ
れたカップリング剤の使用が好ましい。
止剤型の保護剤、オゾン割れ防止剤、イオウベース若しくはイオウ及び/又はペ
ルオキシド及び/又はビスマレイミドドナーベースの架橋系、加硫促進剤、加硫
活性剤、増量油等のような、タイヤ製造を意図したジエンゴム組成物で通常使用
される成分のすべて又は一部を含む。また、所望により、本発明の強化白色フィ
ラーと共に、クレー、ベントナイト、タルク、チョーク若しくはカオリンのよう
な常用の非強化白色フィラー、又は染色剤若しくは耐UV保護という公知の機能
を有する常用の酸化チタンでさえ併用してよい。
を使用することもでき、この着色剤は、有機又は無機、かつ本発明の組成物に可
溶又は不溶でもありうる。実施例によれば、例えば粉末金属、特に粉末銅若しく
はアルミニウム、又は種々の金属酸化物、特にシリケート、アルミネート又はチ
タネート、酸化鉄若しくは水酸化鉄、Co、Ni、Al若しくはZnのような異
なる金属元素の混合酸化物のような鉱物色素が挙げられる。また、インダンスロ
ン、ジケト-ピロロ-ピロール若しくはジアゾ縮合物のような有機顔料、又はフタ
ロシアニンのような有機金属顔料が挙げられる。本発明の組成物の色は、このよ
うに非常に広い範囲で、例えば種々なシェードの赤色、オレンジ色、緑色、黄色
、青色又は代わりに茶色若しくは灰色に変えることができる。着色剤を使用せず
に、かつ強化フィラーの元の色を保持することも選択でき、フィラーは白色でよ
く、或いは予備着色されていてもよい。 本発明のカラーゴム組成物の耐老化保護のため、上述の出願WO99/02590及びWO
99/06480に記載されているような保護系を有利に使用できる。
しかつ組成物の粘度を減少させて、未加硫の状態における組成物の作業の容易性
を改良するために、上述のカップリング剤に加え、強化白色フィラー又はより一
般的には必要な補助的処理剤を公知の方法で被覆する剤(例えば、単一の官能基
Yを含む)も含むことができ、これら薬剤は、例えば、アルキルアルコキシシラ
ン(特にアルキルトリエトキシシラン)、ポリオール、ポリエーテル(例えば、ポ
リエチレングリコール)、一級、二級若しくは三級アミン、ヒドロキシル化若し
くは加水分解性ポリオルガノシロキサン、例えばα,ω-ジヒドロキシ-ポリオル
ガノシロキサン(特にα,ω-ジヒドロキシ-ポリジメチルシロキサン)であること
ができる。
27に記載された当業者に十分に公知の方法に従って製造し、例えば、内部パドル
ミキサー内で一又は二段階で熱機械的に作業し、次いで外部ミキサーで混合し、
その際加硫(架橋)系を取り込む方法に従って製造する。 従来の一段階法によれば、例えば、加硫系を除くすべての必要成分を常用の内
部ミキサーに導入し;フィラーの見掛け密度が低い場合は、それらの導入をいく
つかの部分に分けることが好ましいことがある。そして、この最初の混練段階の
生成物を取り出して外部ミキサー、一般にオープンミルに入れ、次いでそこに加
硫系を加える。第2段階は、本質的にその混合物を補完的に熱機械的処理するこ
とを目的に、内部ミキサーにおいて第二段階を加えてもよい。 本発明が、上述した未硬化状態(すなわち硬化前)と、硬化状態(すなわち架橋
又は加硫後)との両方の組成物に関することは当然である。 もちろん、本発明の組成物は、単独で、又はタイヤ製造に使用可能な他のいず
れのゴム組成物とのブレンドで使用してもよい。
及びDのフィラーは、本発明の組成物用に選択した強化酸化チタン(それぞれ、H
ombitec RM400及びRM300)である。フィラーBは、白色顔料として通常使用され
る従来の(すなわち、非強化)酸化チタンである(Bayer製のPronox RKB6)。フィラ
ーCは、タイヤトレッドで通常使用されるタイヤグレードのカーボンブラック(N
234)である。 特に、フィラーA及びDが、フィラーBよりかなり小さく、かつフィラーCと
同一桁数の粒径dwを有することが注目される。フィラーA及びDの脱アグロメ
レーション率は非常に高く、それぞれフィラーBの脱アグロメレーション率の約
10倍及び3倍である。カーボンブラックの脱アグロメレーション能力は、白色
フィラーよりも非常に高いことは公知であり、これがフィラーCの率αを測定し
ない理由である。
される: − 1%より多い金属ドーピング元素の量; − 70〜140m2/gの範囲内のBET表面積; − 50〜100nmの範囲内の粒径dw; − 5×10-2μm-1/sより大きいの脱アグロメレーション率α。
アグロメレーション試験で記録されたアグロメレートの大きさの進展[1/dv(t)
=f(t)]に関する曲線を再現する。これら図2及び3(特に図3を参照)から
、記録された第1点(“t”は0〜30秒まで変化する)が、最初の平均径dv[0
]の測定値に相当し、次いで(超音波プローブの作動後)脱アグロメレーションの
定常状態への漸進的経過(ここで、“t”は、フィラーAについて30秒〜4分)
が起こり、この際“dv”の逆数が時間“t”に伴って直線的に変化することを
明白に見ることができ;ここで、約8分後にデータの記録をやめる。これから、
グラヌロメーターの計算機で行われる直線回帰の基本的計算によって、定常状態
の脱アグロメレーション条件のゾーンにおける脱アグロメレーション率αが推論
される(約4〜8分)。図2と3を素早く比較すれば、即座にフィラーAの優位性
が実証される。
トマーを、最初の槽温度が約90℃である300ml容量の内部ミキサー中に導入
して75%まで充填し;適宜の混練時間、例えば1分のオーダーの時間後、加硫
系以外のフィラー及び併用カップリング剤を含むすべての他成分を添加する。平
均ブレード速度70rpmで、滴下温度が約160℃になるまで、約10分の持続
時間の熱機械的作業を行う。 こうして得られた混合物を回収し、30℃の外部ミキサー(ホモ−仕上げ機)に
、加硫系(イオウ及びスルフェンアミド型の一次促進剤)を添加する。加硫(硬化)
は、150℃で40分間行う。
用可能な三つのジエンゴム組成物を以下で比較する。 ジエンエラストマーは、溶液中で調製され、かつ25%のスチレンと、58%
の1,2-ポリブタジエン単位と、23%のポリブタジエントランス-1,4単位と
を有するSBR(スチレン-ブタジエンコポリマー)である。 これら三つの組成物は、次の相違は別として同一である。 − 組成物番号1(本発明に従う):フィラーA(カップリング剤あり); − 組成物番号2(本発明に従わない):フィラーB(カップリング剤あり); − 組成物番号3(本発明に従わない):フィラーC(カップリング剤なし)。
B)の約11.6×10-7モル/m2の吸着率に相当する量で導入するが、ここでこ
の白色フィラーが強化物(フィラーA)であるか非強化物(フィラーB)であるかは
問わない;実際には、この比較試験の必要性のため、カップリング剤を、1種の
常用の(非強化)酸化チタンのみを含む対照組成物番号2でも使用した。これら組
成物では、酸化チタン(フィラーA及びB)を、カーボンブラック(フィラーC)に
対して同一体積で使用する。 対照として供する組成物番号3は、カーボンブラックが充填されているので、
カップリング剤を必要としない。 表2及び3は、それぞれ、種々の組成物の配合(表2−phrで示される種々の生
成物の量)、及び150℃で40分間の硬化前後のそれらの特性(表3)を示す。
図4は、伸び(%)の関数としてのモジュラス(Mpa)の曲線を示し;これら曲線に
は、記号C1〜C3が付けられており、それぞれゴム組成物番号1〜3に相当す
る。
ベルより非常に高い強化レベルを有し、かつ参照組成物番号3の強化レベルと実
質的に同等か、又は高くさえあることがわかる: − 組成物番号2より破壊応力が約3倍高く、組成物番号3と同一桁数である; − 高い変形におけるモジュラス(M100及びM300)は、組成物番号2より
高いのみみならず、参照組成物番号3よりも高く;比(M300/M100)は、
組成物番号2よりかなり高く、かつ組成物番号3に近く;これらは、当業者にと
って、本発明の組成物の高品質な強化の明白な指標であり; − 添付図4は、上記結果を確証しており;曲線C1とC3は非常に近く、曲線
C2よりずっと高い位置にあり、伸びが大きいほど隔たり大きくなり;これは、
組成物番号1の強化酸化チタンとエラストマーとの相互作用が、カーボンブラッ
クで達成される(組成物番号3)相互作用と同レベル又はそれより高いことさえあ
る(200%を超える伸びで見られる)ことを明らかに示しており、すべての場合
に、組成物番号2の通常の酸化チタンによって与えられるレベルよりずっと高い
。
、低いヒステリシスロス(HL)(32%に代えて26%)を有する。未硬化状態に
おける作業も、実質的に低レベルの可塑性(60MUに代えて52MU)なので、より
有利である。組成物番号2の非常に低い粘度及びヒステリシス値については、そ
れらは、本発明の組成物で達成されるものと比較して強化のレベルが非常に低い
ことによって説明可能である。
このような白色フィラーの強化能力又はそれらの欠如が、この白色フィラーとジ
エンエラストマーとを結合可能なカップリング剤の存在のみで明らかにできるこ
とを示すことである。 このため、タイヤ又はタイヤ用トレッド製造を意図した上記試験1の組成物と
同様のこれらジエンゴム組成物を比較するが、これら三つの組成物は、次の相違
は別として同一である。 − 組成物番号4(本発明に従う):フィラーD、カップリング剤あり; − 組成物番号5(本発明に従わない):フィラーD、カップリング剤なし; − 組成物番号6(本発明に従わない):フィラーC、カップリング剤なし。
約11.6×10-7モル/m2の吸着率に相当する量でカップリング剤(TESPT
)を導入した。この比較試験の必要性のため、対照組成物番号5ではカップリン
グ剤を省いた。カーボンブラックで充填された対照番号6については、それは前
の試験で使用したものと同一組成物である(組成物番号3)。 表4及び5は、それぞれ、種々の組成物の配合(表4−phrで示される種々の生
成物の量)、及び150℃で40分間の硬化前後のそれらの特性(表5)を示す。
図5は、伸び(%)の関数としてのモジュラス(Mpa)の曲線を示し;これら曲線に
は、記号C4〜C6が付けられており、それぞれゴム組成物番号4〜6に相当す
る。
ベルより非常に高い強化レベルを有し、かつ対照組成物番号6の強化レベルと実
質的に同等であることがわかり、かつ以下のことが分かる: − 高い変形におけるモジュラス(M100及びM300)及び比(M300/M
100)は、組成物番号5より高いのみならず、対照組成物番号5のモジュラス
に近いがわずかに低く; − カーボンブラックで充填された対照組成物番号6に比し、強化フィラー自体
の性質に依ると予想されるが、組成物番号5(カップリング剤を欠いている)とも
比較して、本発明の組成物のヒステリシスはより優れ(ずっと低いロスHL); − 図5は、上記観察を実証しており;曲線C4とC6は、非常に近く、両方と
も曲線C5のはるか上に位置している。 すべてのこれら結果は、酸化チタン、さらにいずれかの他の白色フィラーの強
化能力又はその欠如が、この白色フィラーとジエンエラストマーとを結合可能な
カップリング剤の存在のみによることが明白であるという事実を示す。
レードのカーボンブラックの性能と実質的に等価であり、そえゆえ意図した用途
を完全に満たすが、それにもかかわらず上記フィラーAよりわずかに低く(組成
物番号1及び図4の曲線C1):曲線C1は曲線C3より上に位置しているが、
曲線C6と比較した曲線C4はそうではなく;フィラーAの場合にモジュラスM
100とM300の値がより大きい。フィラーAの優れた性能は、比BET表面
積、平均粒径dw及び脱アグロメレーション率αに関する、特性の良い組み合わ
せによって説明することができる。
以下の特性を与える: − 第一に、該酸化チタンを含有する組成物について、強化ひいては耐摩耗性の
能力が、カーボンブラックで得られる能力よりもたとえ優れなくても、少なくと
も等価であり、先行技術のタイヤゴム組成物で常用されている酸化チタンとして
は今まで知られていなかった; − そして、有利なことに、老化及び紫外線の作用に対する耐性が向上し、特に
カラータイヤ又はトレッドのようなカラーゴム製品の場合に、色の審美性及び保
持に有益である。
強化シリカ又はアルミナのような白色フィラーで強化されたゴム組成物の使用に
代わる有利な代替物となる。 特に、酸化チタンだけで充填されたゴム組成物から、特に低い転がり抵抗を有
するタイヤ、又はこのようなタイヤを意図したトレッド、特にカラータイヤ又は
トレッドを製造することを予見できる。
定するのに好適な装置の図を示す。
ョンの粒径変化の曲線を示し、この曲線から脱アグロメレーション率αが決定さ
れる。
メレーションの粒径変化の曲線を示す。
曲線を示す。
化の曲線を示す。
Claims (27)
- 【請求項1】 少なくとも(i)一つのジエンエラストマー、(ii)一つの強化
フィラーとしての白色フィラー及び(iii)前記強化フィラーと前記エラストマー
を連結する一つのカップリング剤(白色フィラー/エラストマー)を含み、前記組
成物の該白色フィラーの全部又は一部を以下の特徴を有する酸化チタンから製造
することを特徴とする、タイヤ製造に使用可能なゴム組成物: −(a)酸化チタンはAl、Fe、Si、Zr又はこれら元素の混合物からなる
群より選択される、チタン以外の金属元素を0.5質量%より多く含み; −(b)酸化チタンの比BET表面積が20〜200m2/gであり; −(c)酸化チタンの平均粒径(質量による)dwが20〜400nmであり; −(d)いわゆる超音波脱アグロメレーション試験において、100%能力の6
00ワット超音波プローブで測定した酸化チタンの脱アグロメレーション率αが
2×10-2μm-1/sより大きい。 - 【請求項2】 全強化フィラーの含量が20〜400phr(エラストマー10
0部に対する質量部)である、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 BET表面積が30〜150m2/gの範囲内にある、請求項1
又は2に記載の組成物。 - 【請求項4】 粒径dwが30〜200nmの範囲内にある、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項5】 脱アグロメレーション率αが5×10-2μm-1/sより大きい
、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 酸化チタンが全強化フィラーの50質量%より多い、請求項
1〜5のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項7】 酸化チタンが全強化フィラーである、請求項6に記載の組成
物。 - 【請求項8】 酸化チタンに加え、シリカ及び/又はアルミナを強化白色フ
ィラーとして含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項9】 酸化チタンに加え、1種以上のカーボンブラックを強化白色
フィラーとして含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項10】 全強化フィラーの含量が30〜200phrである、請求項
2〜9のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項11】 カップリング剤の含量が、強化白色フィラーの10-7〜1
0-5モル/m2である請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項12】 カップリング剤の含量が、強化白色フィラーの5×10-7 〜5×10-6モル/m2である請求項11に記載の組成物。
- 【請求項13】 酸化チタンが以下の特徴の少なくとも1つを満たす、請求
項4〜12に記載の組成物: − 酸化チタンののBET表面積が70〜140m2/gの範囲内にある; − 酸化チタンの粒径dwが50〜100nmの範囲内にある。 - 【請求項14】 酸化チタンが以下のすべての特徴を満たす、請求項13に
記載の組成物: − 酸化チタンが、Al、Fe、Si、Zr又はこれら元素の混合物から成る群
より選択する、チタン以外の金属元素を1質量%より多く含み; − 酸化チタンののBET表面積が70〜140m2/gであり; − 酸化チタンの粒径dwが50〜100nmの範囲内にあり; − 酸化チタンの脱アグロメレーション率αが5×10-2μm-1/sより大きい。 - 【請求項15】 カップリング剤が多硫化アルコキシシランである、請求項
1〜14のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項16】 ジエンエラストマーを、ポリブタジエン、ポリイソプレン
又は天然ゴム、ブタジエン-スチレンコポリマー、ブタジエン-イソプレンコポリ
マー、ブタジエン-アクリロニトリルコポリマー、イソプレン-スチレンコポリマ
ー、ブタジエン-スチレン-イソプレンコポリマー、又はこれら化合物の2種以上
の混合物から成る群より選択する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項17】 ジエンエラストマーが、溶液中で製造されるスチレン含量
が20質量%〜30質量%のブタジエン-スチレンコポリマーであって、ブタジ
エン部分のビニル結合の含量が15質量%〜65質量%、トランス-1,4結合の
含量が20質量%〜75質量%、かつガラス転移温度が−20℃〜−55℃であ
って、このブタジエン-スチレンコポリマーが、好ましくは90%以上のシス-1
,4結合を有するポリブタジエンとの混合物で使用することができる、請求項1
6に記載の組成物。 - 【請求項18】 ジエンエラストマーがEPDMコポリマーである、請求項
1〜15のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項19】 ゴム製品製造のための、請求項1〜18のいずれか1項に
記載のゴム組成物の使用。 - 【請求項20】 タイヤ又はタイヤ用を意図したゴム半製品製造のための請
求項19に記載の使用であって、これら半製品を、トレッド、トレッド用下地、
クラウンプライ、サイドウォール、カーカスプライ、ビード、プロテクター、チ
ューブレスタイヤ用のインナーチューブ又は気密チューブを含む群より選択する
、使用。 - 【請求項21】 タイヤ製造に使用可能なジエンゴム組成物における、以下
の特徴を有する酸化チタンの強化フィラーとしての使用: −(a)酸化チタンはAl、Fe、Si、Zr又はこれら元素の混合物からなる
群より選択される、チタン以外の金属元素を0.5質量%より多く含み; −(b)酸化チタンの比BET表面積が20〜200m2/gであり; −(c)酸化チタンの平均粒径(質量による)dwが20〜400nmであり; −(d)いわゆる超音波脱アグロメレーション試験において、100%能力の6
00ワット超音波プローブで測定した酸化チタンの脱アグロメレーション率αが
2×10-2μm-1/sより大きい。 - 【請求項22】 タイヤ製造に使用可能なジエンゴム組成物の強化方法であ
って、未硬化状態のこの組成物に、熱機械的混練によって、以下の特徴を有する
酸化チタンを取込むことを特徴とする方法: −(a)酸化チタンはAl、Fe、Si、Zr又はこれら元素の混合物からなる
群より選択される、チタン以外の金属元素を0.5質量%より多く含み; −(b)酸化チタンの比BET表面積が20〜200m2/gであり; −(c)酸化チタンの平均粒径(質量による)dwが20〜400nmであり; −(d)いわゆる超音波脱アグロメレーション試験において、100%能力の6
00ワット超音波プローブで測定した酸化チタンの脱アグロメレーション率αが
2×10-2μm-1/sより大きい。 - 【請求項23】 請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物を含むゴム
製品。 - 【請求項24】 請求項1〜18のいずれか1項に記載のゴム組成物を含む
タイヤ。 - 【請求項25】 請求項1〜18のいずれか1項に記載のゴム組成物を含む
カラータイヤ。 - 【請求項26】 請求項1〜18のいずれか1項に記載のゴム組成物に基づ
くタイヤ用トレッド。 - 【請求項27】 請求項1〜18のいずれか1項に記載のゴム組成物に基づ
くタイヤ用カラートレッド。
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