JP2003280732A - データ伝送装置、および、それを用いた制御システム - Google Patents

データ伝送装置、および、それを用いた制御システム

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JP2003280732A
JP2003280732A JP2002078941A JP2002078941A JP2003280732A JP 2003280732 A JP2003280732 A JP 2003280732A JP 2002078941 A JP2002078941 A JP 2002078941A JP 2002078941 A JP2002078941 A JP 2002078941A JP 2003280732 A JP2003280732 A JP 2003280732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスの状態を外部装置に送信可能なデー
タ伝送装置、および、それを用いた制御システムにおい
て、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデー
タ量を削減する。 【解決手段】 制御用表示装置13のリスト生成部33
は、操作画面が切り換えられると、当該操作画面中に状
態を表示するデバイス2aのリストを作成する。当該リ
ストは、ネットワーク12を介して伝送され、プログラ
マブル・ロジック・コントローラ11のリスト記憶部2
3に格納される。さらに、制御部21は、当該リストに
含まれるデバイス2aの状態を監視し、通信処理部22
は、状態が変化すると、状態変化のレポートとしてデバ
イス2aの状態およびシンボル名を送信する。さらに、
制御用表示装置13は、状態変化がレポートされないデ
バイス2aの状態表示を維持し、レポートされたデバイ
ス2aの状態表示を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御システムのデ
バイスの状態を外部装置に送信可能なデータ伝送装置、
および、それを用いた制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、ターゲットシステム
102のデバイス102aを制御するために、プログラ
マブル・ロジック・コントローラ(PLC)111と、
制御用表示装置113とを備えた制御システム101
が、広く使用されている。
【0003】上記PLC111の制御部121は、予め
格納された制御プログラムに基づいて、デバイス102
aの状態を制御している。一方、制御用表示装置113
のHMI(Human Machine Interface )処理部132
は、予め格納された画面データに基づいて、周期的に操
作画面を更新している。具体的には、HMI処理部13
2は、上記画面データに基づいて、操作画面に状態を表
示すべきデバイス102aを特定すると共に、通信処理
部131に指示して、例えば、図6に示すデータをPL
C111に送信させる。これによって、制御用表示装置
113からネットワーク112を介してPLC111
へ、デバイス102aの状態の読出要求が周期的に伝え
られる。
【0004】上記データは、ヘッダとなる”ESC”
と、エンドコード”RET”で囲まれており、両者の間
には、機能コードとして、読出要求を示すコードが含ま
れている。また、機能コードの後には、デバイス102
aの種別と、デバイスアドレス(図中では、アドレスと
略称する)と、読出を要求するデバイスアドレスのサイ
ズとの組み合わせが含まれている。なお、当該データで
は、制御用表示装置113が必要な分だけ、当該組み合
わせが繰り返された後に、チェックサムが付加されてい
る。
【0005】図5に示すPLC111の通信処理部12
2は、上記データを受け取ると、当該データに基づい
て、読出が要求されたデバイスアドレスおよびサイズを
特定すると共に、制御部121とやり取りして、当該デ
バイスアドレスおよびサイズに対応する各デバイス10
2aの状態を取得する。
【0006】さらに、PLC111の通信処理部122
は、図7に示すように、取得したデバイス102aの状
態全てを、上記”ESC”および”RET”の間に挟ん
だデータを生成し、上記読出要求への応答として、当該
データを制御用表示装置113に送信する。なお、当該
データには、機能コードとして、応答を示すコードが含
まれる。これにより、制御用表示装置113のHMI処
理部132は、操作画面の表示に必要なデバイス102
aの状態を取得でき、操作画面上に、各デバイス102
aの状態を表示できる。
【0007】ところが、上記構成では、制御用表示装置
113が周期的に操作画面を更新する度に、制御用表示
装置113からPLC111へ、必要なデバイス102
aを示すデバイスアドレスおよびサイズが送信されるた
め、両者間のデータ伝送量が増大しがちである。
【0008】したがって、上記読出要求を登録できる制
御用表示装置113およびPLC111も使用されてい
る。上記制御用表示装置113は、図6中()内に示す
ように、機能コードとして、登録を示すコードが付され
たデータを送信する。さらに、制御用表示装置113の
HMI処理部132は、デバイス102aの状態取得が
必要になると、通信処理部131に指示して、図8に示
すように、上記機能コードとして、登録読出を示すコー
ドを、上記”ESC”および”RET”で挟んだデータ
を送信する。
【0009】一方、PLC111の通信処理部122
は、登録読出コードを含むデータを受信すると、図6に
示すデータに含まれたデバイスアドレスおよびサイズが
指示されたと判断し、制御部121とやり取りして、こ
れらに対応するデバイス102aの状態を取得する。さ
らに、図7中()内に示すように、各デバイス102a
の状態を示すデータに、機能コードとして、登録応答を
示すコードを付したデータを作成して、制御用表示装置
113に送信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、読出要求毎にデバイスアドレスなどを指定する
構成に比べれば、PLC111と制御用表示装置113
との間で伝送されるデータ量が削減されているものの、
登録読出コードを受信すると、PLC111が登録され
たデバイス102aの状態全てをデータ変化の有無に関
係なく送信するので、両者間で伝送されるデータ量が依
然として大きいという問題を生ずる。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、デバイスの状態を外部装置に
送信可能なデータ伝送装置、および、それを用いた制御
システムにおいて、データ伝送装置と外部装置との間で
伝送されるデータ量を、さらに削減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデータ伝送装置は、上記課題を解決するために、外部
装置と通信して、制御システムが制御するデバイスの状
態を伝送する通信手段を有するデータ伝送装置におい
て、上記外部装置が必要とするデバイスを示す監視リス
トを記憶する記憶手段と、当該監視リストに含まれるデ
バイスの状態変化の有無を監視する監視手段とを備え、
上記通信手段は、上記監視手段によってデバイスの状態
変化が検出された場合に、当該デバイスの状態を上記外
部装置に送信することを特徴としている。
【0013】上記構成において、データ伝送装置の監視
手段は、監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有
無を監視している。監視手段によってデバイスの状態変
化が検出されると、通信手段は、当該デバイスの状態を
外部装置に送信する。したがって、外部装置が必要なデ
バイスであって、しかも、状態が変化したデバイスの状
態を、データ伝送装置から外部装置に送信できる。
【0014】この結果、データ伝送装置が把握可能なデ
バイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置
が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、デ
ータ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に
削減できる。なお、監視リストに含まれるデバイスであ
って、状態が送信されないデバイスは、状態に変更がな
いデバイスなので、外部装置は、前のデータを参照する
ことによって、何ら支障なく、当該デバイスの状態を把
握できる。
【0015】ところで、記憶手段に記憶される監視リス
トは、上記外部装置が必要とするデバイスを示していれ
ば、データ伝送装置に予め記録されていてもよいが、動
的に更新できる方が望ましい。
【0016】具体的には、請求項2記載の発明に係るデ
ータ伝送装置は、請求項1記載の発明の構成に加えて、
上記外部装置と通信して上記監視リストを受信し、上記
記憶手段に記憶する受信手段を備えていることを特徴と
している。
【0017】当該構成において、データ伝送装置の受信
手段は、外部装置から監視リストを受信すると、当該監
視リストを上記記憶手段に記憶する。これにより、監視
手段は、新たに受信した監視リストに含まれるデバイス
の状態監視を開始する。
【0018】この結果、データ伝送装置は、例えば、外
部装置が表示装置であり、表示する画面が切り換えられ
た場合など、外部装置が必要とするデバイスが変更され
た場合に、外部装置から受け取った監視リストに応じ
て、監視対象とするデバイスを動的に変更できる。
【0019】したがって、監視リストが固定の場合とは
異なり、監視リストは、その時点で必要なデバイスのみ
を示していればよく、他の時点で必要になるデバイス
は、必要になった時点で監視対象にすればよい。この結
果、監視リストが固定の場合に比べて、データ伝送装置
の監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝
送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減で
きる。
【0020】さらに、請求項3記載の発明に係るデータ
伝送装置は、請求項1または2記載の発明の構成におい
て、上記監視リストには、当該監視リストに含まれる各
デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別子が含ま
れており、上記通信手段は、デバイスの状態を送信する
際、当該デバイスを示す識別子と共に送信することを特
徴としている。
【0021】上記構成によれば、デバイスの状態と共
に、監視リストで当該デバイスを識別する際に使用され
た識別子が送信され、外部装置は、状態が通知されたデ
バイスを、当該識別子に基づいて特定する。ここで、上
記識別子は、監視リストに含まれる他のデバイスと区別
できればよいので、多くの場合、システム全体に含まれ
るデバイスを識別する場合に比べて、データ量を削減で
きる。したがって、デバイスの状態を通知する毎に、シ
ステム全体にてデバイスを識別可能な情報を伝送する場
合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送されるデ
ータ量を削減できる。
【0022】また、請求項4記載の発明に係るデータ伝
送装置は、請求項1、2または3記載の発明の構成にお
いて、上記監視リストにデバイスのグループが含まれて
いた場合、上記通信手段は、上記監視手段によって状態
変化が検出されたデバイスを含むグループについて、当
該グループ内の各デバイスの状態をグループ単位で、上
記外部装置に送信することを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、上記監視手段によって
デバイスの状態変化が検出されると、当該デバイスを含
むグループ内の各デバイスの状態がグループ単位で外部
装置に送信される。したがって、相互に関連が深く、そ
れぞれの状態を把握しないと、外部装置が次の演算処理
を実施できないデバイス群があったとしても、監視リス
トに当該デバイス群をグループとして含めることによっ
て、外部装置は、当該デバイス群の各デバイスの状態を
一括して受けとることができる。この結果、このような
デバイス群があったとしても、外部装置は、速やかに次
の演算処理を開始できる。
【0024】なお、この場合であっても、データ伝送装
置は、監視リストに含まれたグループのうち、自らに属
する全デバイスの状態が変化していないグループ、およ
び、監視リストに含まれ、しかも、いずれのグループに
も属していないデバイスのうち、状態が変化していない
デバイスについては、デバイスの状態を示すデータを外
部装置に送信しない。したがって、データ伝送装置が把
握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合
や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合
に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝
送量を大幅に削減できる。
【0025】一方、請求項5記載の発明に係るデータ伝
送装置は、請求項1、2、3または4記載の発明の構成
において、上記通信手段は、上記監視リストに含まれる
デバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含むデータ
伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装置が正常
であることを示すデータを、上記外部装置に周期的に送
信することを特徴としている。
【0026】上記構成では、データ伝送装置の通信手段
は、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化せず、
しかも、データ伝送装置が正常な場合、当該データ伝送
装置が正常であることを示すデータを周期的に送信す
る。したがって、外部装置は、当該データを受信してい
るか否かによって、データ伝送装置が正常に動作してい
るか否かを判定できる。
【0027】この結果、外部装置がデバイスの状態を受
け取っていない場合、すなわち、その原因として、監視
リストに含まれるデバイスの状態が変化していないこと
だけではなく、データ伝送装置が正常に動作していない
ことが疑われる場合であっても、上記データの受信によ
って、データ伝送装置が正常に動作していることが確認
できるので、監視リストに含まれるデバイスの状態が変
化していないと正しく判断できる。
【0028】なお、この場合であっても、データ伝送装
置が正常であることを示すデータのデータ量は、各デバ
イスの状態を示すデータ量に比べて少ないので、データ
伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しよう
とする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送
信する場合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送
されるデータ量を大幅に削減できる。
【0029】さらに、請求項6記載の発明に係るデータ
伝送装置は、請求項1、2、3、4または5記載の発明
の構成において、上記通信手段は、上記監視リストに含
まれる全デバイスの状態を示すデータを、周期的に送信
することを特徴としている。なお、当該データは、監視
リストに含まれる全デバイスの状態を再現できればよ
く、例えば、各デバイスの状態を繰り返したデータであ
ってもよいし、何らかの圧縮を行ったデータであっても
よい。
【0030】上記構成では、監視リストに含まれるデバ
イスの状態を示すデータが周期的に送信されるので、外
部装置は、当該データに基づいて、各デバイスの状態を
再現できる。したがって、万一、外部装置が、データ伝
送装置からのデバイスの状態送信を取りこぼすなどし
て、外部装置がデバイスの状態を誤って把握したとして
も、上記データが次に送信された時点で、外部装置は、
デバイスの状態を正しく把握できる。
【0031】なお、この場合であっても、データ伝送装
置が上記データを送信する期間の合間には、上記監視リ
ストに含まれ、しかも、状態が変化したデバイスの状態
が送信されているので、データ伝送装置が把握可能なデ
バイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置
が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、伝
送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を大幅に
削減できる。
【0032】また、請求項7記載の発明に係る制御シス
テムは、上記課題を解決するために、請求項1、2、
3、4、5または6記載のデータ伝送装置および外部装
置を含む制御システムであって、上記データ伝送装置
は、上記デバイスを制御する制御装置であり、上記外部
装置は、当該デバイスの状態を表示する表示装置である
ことを特徴としている。
【0033】ここで、表示装置は、デバイスの状態を表
示しており、デバイスの状態が変更された場合には、表
示を更新する必要がある。したがって、制御システムに
おいて、デバイスの状態を把握している装置(例えば、
制御装置など)が、上記データ伝送装置として動作し、
当該表示装置が上記外部装置として動作することによっ
て、デバイスの状態を把握している装置と表示装置との
間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0034】なお、デバイスの状態が変化しない間、表
示装置は、デバイスの状態表示を更新する必要がない。
したがって、データ伝送装置からデバイスの状態が通知
された時点で、当該デバイスの状態の表示を更新するこ
とによって、状態が変化したか否かに拘わらず、デバイ
スの状態を把握している装置に、デバイスの状態を問い
合わせ、当該装置からの応答に基づいて表示を更新する
場合に比べて、表示装置の動作を簡略化できる。
【0035】また、請求項8記載の発明に係る制御シス
テムは、上記課題を解決するために、請求項2記載のデ
ータ伝送装置および外部装置を含む制御システムであっ
て、上記外部装置は、複数の画面を切り換えて、上記デ
バイスの状態を表示する表示装置であり、当該表示装置
は、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示
するデバイスを示す上記監視リストを送信することを特
徴としている。
【0036】当該構成によれば、データ伝送装置の監視
リストは、外部装置としての表示装置が画面を切り換え
る毎に、動的に更新される。したがって、監視リスト
は、表示装置が現在の画面を表示中に必要なデバイスの
みを示していればよく、他の画面を表示中に必要になる
デバイスは、必要になった時点で監視対象にすればよ
い。この結果、表示装置が表示可能な複数の画面間で監
視リストが変化しない場合に比べて、データ伝送装置の
監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送
装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減でき
る。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図4に基づいて説明すると以下の通りである。す
なわち、本実施形態に係る制御システム1は、制御対象
としてのデバイス2a…からなるターゲットシステム2
を制御するためのシステムであって、図1に示すよう
に、デバイス2aを制御するプログラマブル・ロジック
・コントローラ(以下、PLCと略称する)11と、ロ
ーカルエリアネットワークなどのネットワーク12を介
して、上記PLC11と通信して、デバイス2aの状態
を表示する制御用表示装置13とを備えている。なお、
上記PLC11が特許請求の範囲に記載のデータ伝送装
置に対応し、上記制御用表示装置13が外部装置および
表示装置に対応している。
【0038】以下では、PLC11と制御用表示装置1
3との間のデータ通信の詳細について説明する前に、制
御システム1の全体構成について簡単に説明する。すな
わち、上記PLC11には、図示しない記憶媒体に予め
格納された制御プログラムに基づいて、デバイス2aを
制御する制御部21と、上記ネットワーク12を介し
て、上記制御用表示装置13と通信する通信処理部22
とが設けられている。本実施形態では、上記制御部21
は、例えば、ラダープログラムなどの制御プログラムを
所定の周期(スキャンタイム)で繰り返し実行するなど
して、デバイス2aを制御しており、上記通信処理部2
2が受け取った制御用表示装置13からの指示や、デバ
イス2aからの信号に応じてデバイス2aの状態を制御
できる。
【0039】一方、制御用表示装置13は、制御システ
ム1のHMIとして動作しており、上記PLC11の通
信処理部22と上記ネットワーク12を介して通信する
通信処理部31と、通信によって取得したデバイス2a
の状態を表示するHMI処理部32とを備えている。ま
た、本実施形態に係るHMI処理部32は、表示だけで
はなく、オペレータのデバイス2aに対する操作を受け
付け、操作に応じた制御指示を上記通信処理部31に送
信させることもできる。
【0040】上記HMI処理部32は、図示しない記憶
媒体に予め格納された画面データに基づいて、画面(以
下では、操作画面と称する)に表示するデバイス2a、
および、デバイス2aを表示する際の画面レイアウトを
決定している。また、当該画面データに基づいて、操作
画面が操作された場合に、操作対象となるデバイス2
a、および、操作内容を特定している。さらに、本実施
形態に係るHMI処理部32は、上記複数の操作画面を
切り換え表示可能であり、上記画面データとして、各操
作画面を示すデータが記憶されている。
【0041】より詳細には、本実施形態に係る画面デー
タは、操作画面上の領域と、当該領域への表示や入力に
対応するデバイス2aとの対応関係を示すタグを組み合
わせて構成されている。上記タグは、例えば、当該タグ
が有効となる操作画面を示すファイル番号と、操作画面
上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各事象毎
に参照される参照情報とを含んでいる。
【0042】また、本実施形態に係る画面データでは、
デバイス2aが、シンボル名によって特定されており、
HMI処理部32は、シンボル名とデバイスアドレスと
の対応を示す変数テーブルも記憶している。これによ
り、PLC11やデバイス2aの交換などによって、実
際のデバイスアドレスが変更されたとしても、画面デー
タを変更する必要がなく、上記変数テーブルの内容を更
新するだけでよい。
【0043】例えば、上記タグが所定の画面領域(表示
座標範囲)へ所定のデバイス2aの状態に応じた部品図
形を表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示
座標範囲(X・Y)と、当該デバイス2aに対応するシ
ンボル名と、例えば、部品図形がスイッチの場合、ON
を示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイ
ルなど、表示時に参照するファイル番号とが含まれる。
また、タグが入力タグの場合、参照情報として、有効入
力座標範囲(X・Y)と、入力結果が書き込まれるデバ
イス2aに対応するシンボル名とが含まれる。
【0044】また、本実施形態に係る制御用表示装置1
3では、現在表示中の単位画面を記憶するシステム領域
も、PLC11によって制御されるデバイス2aと同様
に、デバイスの1つとして扱われており、画面切り換え
操作を受け付けるタグは、当該デバイスを示すシンボル
名に対応付けられた入力タグとして実現されている。こ
のように、入力タグによって、画面切り換えの受け付け
とデバイスの状態指示の受け付けとの双方が指示される
ので、画面データの設計者は、それぞれ用の設計手順に
習熟する必要がなく、設計者の負担を軽減できる。
【0045】さらに、本実施形態では、PLC11と制
御用表示装置13との間で送受されるデータ伝送量を削
減するために、制御用表示装置13が必要とするデバイ
ス2aのリストが、制御用表示装置13からPLC11
へ予め送信され、PLC11は、当該リストに含まれる
デバイス2aの状態が変化したときに、状態変化のレポ
ートとして、当該デバイス2aの状態を、制御用表示装
置13へ送信するように構成されている。
【0046】具体的には、制御用表示装置13には、制
御用表示装置13が状態の把握を必要とするデバイス2
a群が変化する度に、新たに必要となるデバイス2aの
リストを生成するリスト生成部33が設けられている。
【0047】本実施形態では、HMI処理部32の操作
画面切り換えによって、必要とするデバイス2a群の変
化を検出しており、上記HMI処理部32が操作画面を
切り換えると、リスト生成部33は、次に表示する操作
画面で表示されるデバイス2aを示すリストを生成でき
る。
【0048】当該リストには、例えば、図2に示すよう
に、PLC11を特定するためのノード番号と、IPア
ドレスなど、ネットワーク12におけるPLC11のア
ドレスとが含まれている。
【0049】さらに、上記リストには、次の操作画面で
表示されるデバイス2aのそれぞれについて、タグを示
すタグ番号と、デバイス2aの状態を示すデータの型
と、タグのシンボル名と、デバイス2aの実際のアドレ
ス(デバイスアドレス)との組み合わせが含まれてい
る。
【0050】上述したように、画面データには、操作画
面のそれぞれについて、操作画面に表示されるデバイス
2aのシンボル名に対応付けられたタグが含まれてお
り、変数テーブルには、シンボル名とデバイスアドレス
との対応が記憶されている。したがって、リスト生成部
33は、画面データおよび変数テーブルを参照すること
によって、上記内容のリストを生成できる。
【0051】一方、図1に示すように、PLC11に
は、制御用表示装置13から受け取ったリストを記憶す
るリスト記憶部(記憶手段)23が設けられている。ま
た、監視手段としての制御部21は、リスト記憶部23
を参照して、リスト記憶部23に記憶されたリストに含
まれるデバイス2aの状態が変化したか否かを監視でき
る。さらに、通信手段および受信手段としての通信処理
部22は、当該デバイス2aの状態変化が検出された場
合に、デバイス2aの状態を示すデータを制御用表示装
置13に送信して、当該デバイス2aの状態を通知でき
る。
【0052】上記データには、例えば、図3に示すよう
に、PLC11を示すノード番号が含まれている。さら
に、上記リストに含まれたデバイス2aのうち、状態が
変化したデバイス2aのそれぞれについて、デバイス2
aの状態と、デバイス2aを特定する識別子としてのシ
ンボル名とが含まれている。
【0053】後述するように、本実施形態に係る通信処
理部22は、状態が変化したときに状態変化をレポート
するだけではなく、制御用表示装置13がデバイス2a
の状態取得や状態変更を要求したときに、当該要求に応
答できるように構成されており、上記データにおいて、
状態変化を検出したデバイス2aの状態と上記シンボル
名との組み合わせには、変化レポートであることを示す
コマンド(図3の例では、”write”)も付加され
ている。また、状態取得の要求に対する応答の場合は、
応答であることを示すコマンド(例えば、”answe
r”)が付加され、状態変更の要求に対する書き込み完
了報告の場合は、書き込み完了であることを示すコマン
ドが付加されている。
【0054】なお、制御用表示装置13の通信処理部3
1からリスト生成部33は、上述の各動作を行うハード
ウェアであってもよいが、本実施形態では、CPUやバ
ーチャルマシンなどの演算手段が、ROMやRAMある
いはハードディスクなどの記憶手段に格納されたプログ
ラムを実行し、必要に応じて、タッチパネルなどの入力
手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、ネット
ワーク12とのインターフェース部などの通信手段を制
御したり、上記記憶手段にデータを一時保存または蓄積
することによって実現される機能ブロックとして実現さ
れている。同様に、PLC11の制御部21からリスト
記憶部23は、上述の各動作を行うハードウェアであっ
てもよいが、本実施形態では、CPUやバーチャルマシ
ンなどの演算手段が、ROMやRAMあるいはハードデ
ィスクなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行
し、必要に応じて、ネットワーク12とのインターフェ
ース部などの通信手段やデバイス2aとのI/O回路な
どの周辺回路を制御したり、上記記憶手段にデータを一
時保存または蓄積することによって実現される機能ブロ
ックとして実現されている。
【0055】したがって、これらの手段を有する各コン
ピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例え
ば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを
実行するだけで、本実施形態に係る制御用表示装置13
やPLC11を実現できる。また、例えば、ネットワー
ク12などの通信路を介してプログラムをダウンロード
するためのプログラムが、上記コンピュータに予めイン
ストールされていれば、当該通信路を介して、上記コン
ピュータへ上記プログラムを配付することもできる。な
お、上記プログラムは、上記各機能ブロックが実行すべ
き動作の全手順を、上記演算手段へ指示するコードであ
ってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各動
作の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例え
ば、オペレーティングシステムやライブラリなど)が既
に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上
記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全
手順の一部または全部を置き換えてもよい。
【0056】上記構成では、図4に示すステップ1(以
下では、S1のように略称する)において、例えば、オ
ペレータの操作などによって、HMI処理部32が操作
画面の切り換え指示を受け付けると、リスト生成部33
は、HMI処理部32の指示に基づいて、次に表示する
操作画面で表示されるデバイス2aを示すリストを生成
する(S2)。さらに、通信処理部31は、S3におい
て、リスト生成部33が生成したリストを、ネットワー
ク12を介して、PLC11へ送信する。なお、通信処
理部31は、リストに含まれるアドレスを参照して、リ
ストの宛て先を決定してもよいし、ノード番号とアドレ
スとの対応が予め記憶された対応表と、リストに含まれ
るノード番号とを参照して、宛て先を決定してもよい。
【0057】一方、S11において、PLC11の通信
処理部22は、受け取ったリストをリスト記憶部23に
格納する。さらに、制御部21は、S12において、リ
スト記憶部23を参照して、監視対象とするデバイス2
aを決定し、当該各デバイス2aの状態変化の有無を監
視し始める。なお、本実施形態に係るリストには、監視
対象とするデバイス2aのデバイスアドレスが含まれて
いる。したがって、制御部21が制御プログラムに基づ
いてデバイス2aの状態を制御する際、デバイスアドレ
スでデバイス2aを特定しているにも拘わらず、制御部
21は、リストに含まれるデバイスアドレスのデバイス
2aの状態を監視することによって、シンボル名とデバ
イスアドレスとを変換するための処理を行うことなく、
監視を開始できる。
【0058】監視対象とするデバイス2aの状態が変化
すると(S13にて、YES の場合)、通信処理部22
は、制御部21の指示に応じて、デバイス2aを特定す
る識別子と、リストに記載のデータ型で表現されたデバ
イス2aの状態とを、状態変化のレポートとして送信す
る(S14)。
【0059】なお、本実施形態に係る通信処理部22
は、図3に示すように、デバイス2aの識別子として、
シンボル名を送信しているが、上述したように、リスト
には、監視対象とする各デバイス2aについて、デバイ
スアドレスおよびシンボル名が含まれている。したがっ
て、通信処理部22は、状態の変化したデバイス2aの
デバイスアドレスが制御部21から通知されても、リス
トを参照することで、何ら支障なく、当該デバイス2a
のシンボル名を送信できる。
【0060】一方、制御用表示装置13では、S21に
おいて、通信処理部31がPLC11から状態変化のレ
ポートを受け取ると、HMI処理部32が状態に応じて
デバイス2aの状態表示を更新する(S22)。
【0061】より詳細には、本実施形態に係るHMI処
理部32は、シンボル名と画面領域との対応を示すタグ
からなる画面データに基づいて、操作画面を表示してお
り、PLC11からデバイス2aの状態と共にシンボル
名が通知されると、画面データから、現在表示中の操作
画面と当該シンボル名とにマッチするタグを抽出する。
さらに、HMI処理部32は、上記タグが示すレイアウ
トで、上記タグが示す画面領域に、PLC11から通知
されたデバイス2aの状態を表示する。これにより、制
御用表示装置13の操作画面において、上記デバイス2
aの状態が更新される。
【0062】なお、操作画面に状態が表示されている全
デバイス2aは、上記S3にて、PLC11に送信され
たリストに含まれており、PLC11は、リストに含ま
れたデバイス2aのうち、状態に変化があったデバイス
2aについて、制御用表示装置13に状態を送信する。
したがって、操作画面に状態が表示されているデバイス
2aのうち、PLC11から状態変化がレポートされな
いデバイス2aは、状態が変化していないデバイス2a
である。この結果、HMI処理部32が、PLC11か
ら状態変化がレポートされたデバイス2aの表示を更新
し、レポートされないデバイス2aの表示を維持するこ
とによって、制御用表示装置13は、デバイス2aの現
状を操作画面に表示できる。これにより、従来の制御用
表示装置113のように、予め定められた周期で、デバ
イス2aの状態を取得して、操作画面の表示を更新する
構成に比べて、HMI処理部32の処理量を削減でき
る。
【0063】ここで、上記制御システム1では、制御用
表示装置13が状態把握の必要なデバイス2aとして予
めリストを送信したデバイス2aであって、しかも、状
態の変化したデバイス2aの状態が、PLC11から制
御用表示装置13に送信される。また、制御システム1
では、一般に、デバイス2aの状態が一斉に変化するこ
とが少ない。したがって、従来の制御システム101の
ように、デバイス2aの状態変化の有無に拘わらず、制
御用表示装置113の要求したデバイス102aの状態
が、PLC111から制御用表示装置113に送信され
る場合と比較して、PLC11と制御用表示装置13と
の間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0064】特に、本実施形態に係る制御システム1で
は、例えば、画面切り換えなど、制御用表示装置13が
状態把握を必要とするデバイス2aが変更される毎に、
上記リストを動的に更新している。したがって、制御用
表示装置13が、現在必要としないデバイス2aについ
ては、必要になった時点でリストを更新することで、監
視対象に含めることができる。この結果、PLC11の
起動時などにリストを読み込み、PLC11が動作して
いる間は、リストを静的に保持する場合、すなわち、P
LC11が動作中に、制御用表示装置13によって必要
とされる可能性があるデバイス2aを全て監視する場合
に比べて、監視対象とするデバイス2aの数、並びに、
PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデ
ータ量を削減できる。
【0065】また、本実施形態では、各デバイス2aに
対応するシンボル名が、リストに含まれており、PLC
11の通信処理部22は、デバイス2aの状態変化をレ
ポートする際、識別子として、デバイス2aの状態に当
該シンボル名を付して送信する。ここで、上記識別子
は、リストに含まれる他のデバイス2aと区別できれば
よいので、多くの場合、制御システム1全体に含まれる
デバイス2aを識別する場合に比べて、データ量を削減
できる。したがって、デバイス2aの状態を通知する毎
に、制御システム1全体にてデバイス2aを識別可能な
情報を伝送する場合に比べて、PLC11と制御用表示
装置13との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0066】さらに、本実施形態に係るPLC11の通
信処理部22は、タグの参照情報に含まれるシンボル名
を送信しており、制御用表示装置13のHMI処理部3
2は、タグを参照して操作画面を表示している。したが
って、HMI処理部32は、PLC11から状態が通知
されたシンボル名にマッチするタグによって特定される
画面領域を更新すればよく、デバイスアドレス自体を送
信する場合に比べて、HMI処理部32の処理を簡略化
できる。
【0067】また、本実施形態に係る通信処理部22
は、制御用表示装置13へ状態を送信すべきデバイス2
aが複数ある場合、各デバイス2aの状態を、図3に示
すように、一括して送信している。この場合は、データ
内に複数のデバイス2aの状態が含まれているにも拘わ
らず、ノード番号が1つしか含まれていないので、各状
態毎にノード番号を送信する場合よりもデータ量が削減
されている。
【0068】ここで、本実施形態に係るPLC11は、
制御部21が制御プログラムを繰り返し実行する合間
に、通信している。したがって、前回データを送信して
から、次にデータを送信するまでの間に、複数のデバイ
ス2aの状態が変化する可能性がある。この結果、上記
のように、複数一括送信すると効果的である。
【0069】ところで、図示しないタッチパネルへの押
し操作など、オペレータの入力操作を受け取ると、制御
用表示装置13のHMI処理部32は、画面データか
ら、現在表示中の操作画面に対応し、当該入力操作にマ
ッチする入力タグを検索すると共に、通信処理部31へ
指示して、PLC11と通信させる。通信処理部31
は、HMI処理部32の指示に応じた制御データ、すな
わち、入力タグのシンボルが示すデバイス2aの状態を
操作に応じた状態に変更するように指示する制御データ
を生成し、PLC11へ通信する。一方、PLC11で
は、通信処理部22が当該制御データを受け取ると、制
御部21が上記指示に応じてデバイス2aの状態を変更
する。これにより、オペレータの操作に応じて、デバイ
ス2aの状態が変更される。
【0070】さらに、制御用表示装置13の指示に応じ
て、デバイス2aの状態が変更されると、PLC11の
通信処理部22は、図4に示すS14と同様に、デバイ
ス2aの状態と、シンボル名と、書き込み完了を示すコ
マンドとを送信する。一方、制御用表示装置13のHM
I処理部32は、書き込みが正常に終了したことを把握
すると共に、図4に示すS22と同様に、デバイス2a
の状態表示を更新する。これにより、制御用表示装置1
3の操作画面に操作結果が反映される。
【0071】ところで、上記では、制御用表示装置13
が予めリストを送付し、PLC11からの状態変化のレ
ポートを待ち受ける場合について説明したが、例えば、
図示しない他の制御用表示装置13や上位装置からデバ
イス2aの状態の問い合わせを受けた場合など、リスト
に含まれていないデバイス2aの状態取得が必要な場合
に備えて、制御用表示装置13の通信処理部31は、デ
バイス2aの状態取得をPLC11に要求できるように
構成されている。
【0072】当該要求がPLC11に伝えられると、P
LC11の通信処理部22は、制御部21を介してデバ
イス2aの状態を取得し、上記要求に対する応答とし
て、制御用表示装置13にデバイス2aの状態を送信す
る。
【0073】本実施形態では、図3に示すように、要求
に対して応答する際に送信するデータも、状態変化のレ
ポートと同じ形式に設定されており、デバイス2aの状
態と、シンボル名と、要求に対する応答であることを示
すコマンドとが送信される。これにより、PLC11
は、状態変化のレポートだけではなく、要求に対する応
答も一括して制御用表示装置13に送信できる。なお、
デバイス2aのシンボル名および実際のアドレスは、制
御用表示装置13からPLC11へ上記要求と共に通知
される。
【0074】また、本実施形態に係るPLC11の通信
処理部22は、PLC11が正常に動作し、しかも、上
記リストに含まれるデバイス2aの状態が変化しない場
合、予め定められた周期で、PLC11が正常に動作し
ていることを示すデータ(ハートビート・データ)を送
信するように構成されている。
【0075】ここで、制御用表示装置13のHMI処理
部32は、状態変化のレポートがないデバイス2aにつ
いては、状態表示を維持し、レポートされたデバイス2
aの状態表示を更新している。したがって、PLC11
の制御部21が何らかの異常によって通信できなくなっ
た場合には、デバイス2aの状態が変化しているにも拘
わらず、PLC11が状態変化のレポートを送信しない
場合がある。
【0076】ところが、上記構成では、PLC11が正
常に動作している限り、デバイス2aの状態が変化して
いなくても、通信処理部22は、上記周期で、ハートビ
ート・データを送信する。一方、制御用表示装置13の
HMI処理部32は、PLC11から状態変化のレポー
トを受信していない期間、当該ハートビート・データを
上記周期で受信しているか否かによって、PLC11が
正常に動作しているか否かを判定する。さらに、HMI
処理部32は、PLC11からハートビート・データを
上記周期で受信できなかった場合、PLC11が異常動
作していると判断し、例えば、操作画面に異常を示す表
示を表示するなどして、オペレータにPLC11の異常
を報知したり、当該PLC11が制御するデバイス2a
に対するオペレータの操作受け付けを停止したりするな
ど、予め定められた異常処理を行う。
【0077】この結果、制御用表示装置13がデバイス
2aの状態変化のレポートを受信していない場合、すな
わち、その原因として、リストに含まれるデバイス2a
の状態が変化していないことだけではなく、PLC11
が正常に動作していないことが疑われる場合であって
も、上記ハートビート・データの受信によって、PLC
11が正常に動作していることが確認できる。したがっ
て、制御用表示装置13は、このような場合であって
も、リストに含まれるデバイス2aの状態が変化してい
ないと正しく判断でき、例えば、デバイス2aの状態表
示を維持するなどの正常処理を行うことができる。
【0078】なお、この場合であっても、ハートビート
・データのデータ量は、PLC11が把握可能な全デバ
イス2aの状態を示すデータ量、および、制御用表示装
置13が必要とする全デバイス2aの状態を示すデータ
量のいずれと比較しても少ない。したがって、PLC1
1が把握可能な全デバイス2aの状態を送信しようとす
る場合や、上記リストに含まれる全デバイス2aの状態
を送信する場合に比べて、PLC11と制御用表示装置
13との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0079】さらに、本実施形態に係るPLC11の通
信処理部22は、PLC11が正常に動作し、しかも、
上記リストに含まれるデバイス2aの状態が変化しない
場合、上記ハートビート・データの送信周期および状態
変化のレポートの最短送信間隔よりも長い値になるよう
に、予め定められた周期で、リストに含まれる全デバイ
ス2aの状態を再現可能なデータ(全状態データ)を送
信するように構成されている。
【0080】一方、制御用表示装置13のHMI処理部
32は、上記全状態データを受信すると、自らが把握し
ている各デバイス2aの状態と、全状態データが示す各
デバイス2aの状態とを比較し、一致していない場合、
例えば、全状態データが示す各デバイス2aの状態に一
致するように、自らが把握している各デバイス2aの状
態を更新したり、例えば、操作画面に異常を示す表示を
表示するなどして、オペレータにPLC11の異常を報
知したりするなど、予め定められた異常処理を行う。
【0081】これにより、何らかの予期しない不具合に
よって、制御用表示装置13が把握している各デバイス
2aの状態と、実際のデバイス2aの状態とが一致しな
くなったとしても、次に全状態データが伝送された時点
で、両者の不一致を確実に把握できる。さらに、上述の
異常処理などによって適切に処理することができる。
【0082】なお、上記全状態データは、リストに含ま
れる全デバイス2aの状態が含まれているので、比較的
データ量が大きい。ただし、当該全状態データの送信周
期は、上記ハートビート・データの送信周期および状態
変化のレポートの最短送信間隔よりも長い値に設定され
ているので、全状態データ送信の合間には、状態変化の
レポートやハートビート・データが送信される。したが
って、制御用表示装置13からの要求などに応じて、P
LC11が、自らの把握可能な全デバイス2aの状態を
示すデータを送信する場合や、PLC11が、制御用表
示装置13の必要とする全デバイス2aの状態を示すデ
ータを送信する場合に比べて、PLC11と制御用表示
装置13との間で伝送されるデータ量を大幅に削減でき
る。
【0083】なお、上記では、PLC11がハートビー
ト・データと全状態データとの双方を送信する場合を例
にして説明したが、一方のみでもよく、いずれも送信し
なくてもよい。ただし、双方を送信する方が、PLC1
1と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を
余り増大させることなく、制御システム1の信頼性を向
上できる。
【0084】また、上記実施形態では、制御用表示装置
13によって送信されるリストが、シンボル名、デバイ
スアドレスおよびタグを含んでいる場合を例にして説明
したが、デバイス2aを特定できれば、いずれか1つを
含んでいてもよい。ただし、PLC11がデバイス2a
を制御する際にデバイスアドレスでデバイス2aを特定
し、制御用表示装置13がデバイス2aの状態を表示す
る際にシンボル名によってデバイス2aを特定し、タグ
によって表示領域を特定している場合のように、同じデ
バイス2aに対応している情報であっても、PLC11
が制御時に使用している情報と、制御用表示装置13が
表示時に使用している情報とが異なる場合は、本実施形
態のように、それぞれで使用している情報をリストに含
める方が望ましい。これにより、一方で使用している情
報のみをリストに含める場合に比べて、他方が、自らで
使用している情報に変換する際の演算量を軽減できる。
【0085】なお、上記では、リストに含まれるデバイ
ス2aの状態変化の有無を監視し、状態変化があったデ
バイス2aについて、状態変化のレポートを送信する装
置がPLC11の場合を例にして説明したが、これに限
るものではない。デバイス2aの状態を把握し、外部機
器に、デバイス2aの状態を送信できるデータ伝送装置
であれば、略同様の効果が得られる。ただし、PLC1
1は、デバイス2aの状態を制御するため、デバイス2
aの状態を把握しているので、余り多くの部材(ハード
ウェアおよび/またはソフトウェア)を追加することな
く、状態変化のレポートを送信できる。
【0086】ところで、上記実施形態では、上記リスト
に、各デバイス2aが個別に登録されている場合を例に
して説明したが、複数のデバイス2aがグループ化して
登録されていてもよい。この場合、図4に示すS13に
おいて、監視対象とするデバイス2aの状態変化が制御
部21によって検出されると、通信処理部22は、S1
4において、リスト記憶部23を参照して、当該デバイ
ス2aがグループに属しているか否かを判定する。さら
に、通信処理部22は、当該デバイス2aがグループに
属している場合は、グループ化されていない場合と同様
の形式で、グループに含まれる全デバイス2aの状態
を、状態変化のレポートとして送信する。
【0087】一例として、図1に示すPLC11が、機
能モジュールとして、温度などを制御するループコント
ローラを複数含み、各ループコントローラには、設定
値、現在値、上限値、下限値、上々限、下々限およびア
ラームなどのデバイス2aが設けられている場合、制御
用表示装置13は、状態取得が必要なループコントロー
ラ(例えば、α)をグループとして含むリストを送信し
て、PLC11のリスト記憶部23に格納させる。
【0088】より詳細には、この場合、上記リストに
は、図2と同様に、設定値(シンボル名PVα)、現在
値(シンボル名CVα)、上限値(シンボル名HI
α)、下限値(シンボル名LOα)、上々限(シンボル
名HIHIα)、下々限(シンボル名LOLOα)、ア
ラーム(シンボル名ARMα)の各デバイス2aについ
て、タグ番号、データ型、シンボル名およびデバイスア
ドレスが含まれている。
【0089】さらに、上記リストには、例えば、グルー
プ名(例えば、ループコントローラα)と、当該グルー
プに属するシンボル名の組み合わせとなど、各デバイス
が含まれるグループ、および、各グループに含まれるデ
バイスを特定する情報が含まれている。
【0090】さらに、グループ「ループコントローラ
α」に属するデバイス2a(例えば、現在値)の状態が
変化すると、PLC11は、当該ループコントローラの
設定値、現在値、上限値、下限値、上々限、下々限およ
びアラーム、それぞれの状態を一括して制御用表示装置
13に送信する。したがって、制御用表示装置13のH
MI処理部32は、ループコントローラαのデバイス2
aの状態を一括して取得できる。
【0091】ここで、HMI処理部32が表示などの処
理を行う際、ループコントローラαのデバイス2aのう
ち、上述の各デバイス2aの状態が互いに強く関連して
いるため、上述の各デバイス2aの状態全てを把握しな
いと処理できない場合であっても、これらのデバイス2
aの状態がグループ単位で伝送されているので、HMI
処理部32は、状態の把握が必要な他のデバイス2aに
関する状態変化のレポートが未だ到着していないのか、
あるいは、これら他のデバイス2aの状態が変化してい
ないかの判定に迷う必要がなく、当該グループに関する
状態変化のレポートの受信を終了した時点で、表示など
の処理を開始できる。
【0092】また、本実施形態に係るリスト生成部33
は、例えば、上記リストにおいて、グループに属するデ
バイスの情報を列挙する順番などによって、状態変化の
レポートにおいて、グループ単位でデバイス2aの状態
を送信する際の順番を指示している。また、通信処理部
22は、あるグループに属する各デバイス2aの状態を
送信する際、上記リストにおいて、例えば、グループに
属するデバイスの情報を列挙する順番などによって指定
された順番で、各デバイス2aの状態を送信する。した
がって、制御用表示装置13は、論理的に判りやすい並
び順で、デバイス2aの状態を受け取ることができる。
さらに、状態変化のレポートのときだけではなく、制御
用表示装置13がデバイス2aの状態取得や状態変更を
要求する場合であっても、上記のように、デバイス2a
が上記リストにグループ登録されていれば、制御用表示
装置13は、グループ単位で、上記要求の対象を指定で
きる。この結果、各デバイス2aを個別に指定する場合
よりも、制御用表示装置13がPLC11へ指示する通
信コマンドのデータ量を削減できる。これらの結果、機
能モジュール型の機器との通信が簡単になる。
【0093】また、上記では、リストを送信する装置が
制御用表示装置13の場合を例にして説明したが、これ
に限るものではなく、制御システム1において、デバイ
ス2aの状態に基づいて何らかの処理を行う装置であれ
ば、略同様の効果を得ることができる。
【0094】ただし、制御用表示装置13は、デバイス
2aの状態が変更された場合には、表示を更新する必要
がある。また、制御用表示装置13の操作画面に状態が
表示されるデバイス2aは、例えば、PLC11やデバ
イス2aの機種変更など、制御システム1を構成する機
器の変更だけではなく、操作画面の設計者がオペレータ
へ報知すべきと判断するデバイス2aの変更によっても
変化する。したがって、制御用表示装置13が状態の把
握を必要とするデバイス2aを、制御用表示装置13か
ら指示を受けることなく、外部から判定することが難し
い。この結果、制御用表示装置13は、リストを送信す
る外部装置として、特に好適である。
【0095】さらに、制御用表示装置13は、必要なデ
バイス2aの状態を、限られた画面領域で効率よくオペ
レータに報知できるように、複数の操作画面を切り換え
ることができるように構成されていることが多い。した
がって、制御用表示装置13がいずれの操作画面を表示
しているかによって、制御用表示装置13が状態の把握
を必要とするデバイス2aが変化する。この場合には、
本実施形態のように、操作画面の切り換えに応じてリス
トを送信する方が好ましい。
【0096】なお、上記では、制御用表示装置13から
PLC11にリストが送信される場合を例にして説明し
たが、これに限るものではない。PLC11がデバイス
2aの状態を監視し始めるよりも前の時点(図4のS1
2よりも前の時点)で、制御用表示装置13の必要とす
るデバイス2aのリストが、PLC11のリスト記憶部
23に格納されていれば、例えば、当該リストが格納さ
れた記録媒体をPLC11に読み込ませるなどして、リ
スト記憶部23に格納してもよい。
【0097】ただし、本実施形態のように、制御用表示
装置13のリスト生成部33が生成したリストが、ネッ
トワーク12を介して伝送され、PLC11のリスト記
憶部23に格納する場合は、例えば、操作画面が切り換
えられた場合など、制御用表示装置13の必要とするデ
バイス2aが変化したときに、リストを動的に更新でき
る。
【0098】この場合は、制御システム1の動作中であ
っても、リストを動的に変更できるので、いずれは状態
の把握が必要になるデバイス2aであっても、現時点で
必要でないデバイス2aは、現在のリストに含める必要
がなく、例えば、操作画面の切り換えなどによって、状
態の把握が必要になる時点でリストを更新すればよい。
したがって、PLC11のリスト記憶部23にリストが
静的に保持される場合に比べて、PLC11が監視対象
とするデバイス2aの数、および、PLC11と制御用
表示装置13との間で伝送されるデータ量を削減でき
る。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るデータ伝送装
置は、以上のように、外部装置が必要とするデバイスを
示す監視リストを記憶する記憶手段と、当該監視リスト
に含まれるデバイスの状態変化の有無を監視する監視手
段とを備え、通信手段は、上記監視手段によってデバイ
スの状態変化が検出された場合に、当該デバイスの状態
を上記外部装置に送信する構成である。
【0100】上記構成によれば、外部装置が必要なデバ
イスであって、しかも、状態が変化したデバイスの状態
が、データ伝送装置から外部装置に送信される。したが
って、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全て
を送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイ
スの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外
部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できるという
効果を奏する。
【0101】請求項2記載の発明に係るデータ伝送装置
は、以上のように、請求項1記載の発明の構成に加え
て、上記外部装置と通信して上記監視リストを受信し、
上記記憶手段に記憶する受信手段を備えている構成であ
る。
【0102】それゆえ、データ伝送装置は、外部装置が
必要とするデバイスが変更された場合に、外部装置から
受け取った監視リストに応じて、監視対象とするデバイ
スを動的に変更できる。この結果、監視リストが固定の
場合に比べて、データ伝送装置の監視手段が監視するデ
バイスの数、並びに、データ伝送装置と外部装置との間
で伝送されるデータ量を削減できるという効果を奏す
る。
【0103】請求項3記載の発明に係るデータ伝送装置
は、以上のように、請求項1または2記載の発明の構成
において、上記監視リストには、当該監視リストに含ま
れる各デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別子
が含まれており、上記通信手段は、デバイスの状態を送
信する際、当該デバイスを示す識別子と共に送信する構
成である。
【0104】ここで、上記識別子は、監視リストに含ま
れる他のデバイスと区別できればよいので、多くの場
合、システム全体に含まれるデバイスを識別する場合に
比べて、データ量を削減できる。それゆえ、デバイスの
状態を通知する毎に、システム全体にてデバイスを識別
可能な情報を伝送する場合に比べて、伝送装置と外部装
置との間で伝送されるデータ量を削減できるという効果
を奏する。
【0105】請求項4記載の発明に係るデータ伝送装置
は、以上のように、請求項1、2または3記載の発明の
構成において、上記監視リストにデバイスのグループが
含まれていた場合、上記通信手段は、上記監視手段によ
って状態変化が検出されたデバイスを含むグループにつ
いて、当該グループ内の各デバイスの状態をグループ単
位で、上記外部装置に送信する構成である。
【0106】上記構成によれば、上記監視手段によって
デバイスの状態変化が検出されると、当該デバイスを含
むグループ内の各デバイスの状態がグループ単位で外部
装置に送信される。したがって、相互に関連が深く、そ
れぞれの状態を把握しないと、外部装置が次の演算処理
を実施できないデバイス群があったとしても、監視リス
トに当該デバイス群をグループとして含めることによっ
て、外部装置は、当該デバイス群の各デバイスの状態を
一括して受けとることができる。この結果、このような
デバイス群があったとしても、外部装置は、速やかに次
の演算処理を開始できるという効果を奏する。
【0107】請求項5記載の発明に係るデータ伝送装置
は、以上のように、請求項1、2、3または4記載の発
明の構成において、上記通信手段は、上記監視リストに
含まれるデバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含
むデータ伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装
置が正常であることを示すデータを、上記外部装置に周
期的に送信する構成である。
【0108】それゆえ、外部装置がデバイスの状態を受
け取っていない場合、すなわち、その原因として、監視
リストに含まれるデバイスの状態が変化していないこと
だけではなく、データ伝送装置が正常に動作していない
ことが疑われる場合であっても、上記データの受信によ
って、データ伝送装置が正常に動作していることが確認
できるので、監視リストに含まれるデバイスの状態が変
化していないと正しく判断できるという効果を奏する。
【0109】請求項6記載の発明に係るデータ伝送装置
は、以上のように、請求項1、2、3、4または5記載
の発明の構成において、上記通信手段は、上記監視リス
トに含まれる全デバイスの状態を示すデータを、周期的
に送信する構成である。
【0110】それゆえ、万一、外部装置がデバイスの状
態を誤って把握したとしても、上記データが次に送信さ
れた時点で、外部装置は、デバイスの状態を正しく把握
できるという効果を奏する。
【0111】請求項7記載の発明に係る制御システム
は、以上のように、請求項1、2、3、4、5または6
記載のデータ伝送装置および外部装置を含む制御システ
ムであって、上記データ伝送装置は、上記デバイスを制
御する制御装置であり、上記外部装置は、当該デバイス
の状態を表示する表示装置である構成である。
【0112】ここで、表示装置は、デバイスの状態を表
示しており、デバイスの状態が変更された場合には、表
示を更新する必要がある。したがって、制御システムに
おいて、デバイスの状態を把握している装置が、上記デ
ータ伝送装置として動作し、当該表示装置が上記外部装
置として動作することによって、デバイスの状態を把握
している装置と表示装置との間で伝送されるデータ量を
大幅に削減できるという効果を奏する。
【0113】請求項8記載の発明に係る制御システム
は、以上のように、請求項2記載のデータ伝送装置およ
び外部装置を含む制御システムであって、上記外部装置
は、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表
示する表示装置であり、当該表示装置は、画面を切り換
える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示
す上記監視リストを送信する構成である。
【0114】当該構成によれば、データ伝送装置の監視
リストは、外部装置としての表示装置が画面を切り換え
る毎に、動的に更新される。したがって、監視リスト
は、表示装置が現在の画面を表示中に必要なデバイスの
みを示していればよく、他の画面を表示中に必要になる
デバイスは、必要になった時点で監視対象にすればよ
い。この結果、表示装置が表示可能な複数の画面間で監
視リストが変化しない場合に比べて、データ伝送装置の
監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送
装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、制御シ
ステムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御システムにおいて、制御用表示装置か
らプログラマブル・ロジック・コントローラに送信され
るリストの例を示す説明図である。
【図3】上記制御システムにおいて、プログラマブル・
ロジック・コントローラから制御用表示装置に送信され
るデータの例を示す説明図である。
【図4】上記制御システムの動作を示すフローチャート
である。
【図5】従来例を示すものであり、制御システムの要部
構成を示すブロック図である。
【図6】上記制御システムにおいて、制御用表示装置が
プログラマブル・ロジック・コントローラに読出または
登録を要求する際に送信されるデータを示す説明図であ
る。
【図7】上記制御システムにおいて、プログラマブル・
ロジック・コントローラが制御用表示装置に応答する際
に送信するデータを示す説明図である。
【図8】上記制御システムにおいて、登録されたデバイ
スアドレスおよびサイズに対応するデバイスの状態読出
を要求する際に、制御用表示装置がプログラマブル・ロ
ジック・コントローラに送信するデータを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 制御システム 2a デバイス 11 プログラマブル・ロジック・コントローラ(デ
ータ伝送装置) 13 制御用表示装置(外部装置、表示装置) 21 制御部(監視手段) 22 通信処理部(通信手段、受信手段) 23 リスト記憶部(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA23 GB02 HA06 JA35 JB22 KA08 LB14 5H220 BB03 CC07 CX08 EE10 GG24 HH01 JJ15 JJ19 JJ29 JJ59 5H223 CC03 DD07 EE06 EE11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置と通信して、制御システムが制御
    するデバイスの状態を伝送する通信手段を有するデータ
    伝送装置において、 上記外部装置が必要とするデバイスを示す監視リストを
    記憶する記憶手段と、 当該監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有無を
    監視する監視手段とを備え、 上記通信手段は、上記監視手段によってデバイスの状態
    変化が検出された場合に、当該デバイスの状態を上記外
    部装置に送信することを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】上記外部装置と通信して上記監視リストを
    受信し、上記記憶手段に記憶する受信手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】上記監視リストには、当該監視リストに含
    まれる各デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別
    子が含まれており、 上記通信手段は、デバイスの状態を送信する際、当該デ
    バイスを示す識別子と共に送信することを特徴とする請
    求項1または2記載のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】上記監視リストにデバイスのグループが含
    まれていた場合、上記通信手段は、上記監視手段によっ
    て状態変化が検出されたデバイスを含むグループについ
    て、当該グループ内の各デバイスの状態をグループ単位
    で、上記外部装置に送信することを特徴とする請求項
    1、2または3記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】上記通信手段は、上記監視リストに含まれ
    るデバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含むデー
    タ伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装置が正
    常であることを示すデータを、上記外部装置に周期的に
    送信することを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】上記通信手段は、上記監視リストに含まれ
    る全デバイスの状態を示すデータを、周期的に送信する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    データ伝送装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    データ伝送装置および外部装置を含む制御システムであ
    って、 上記外部装置は、当該デバイスの状態を表示する表示装
    置であることを特徴とする制御システム。
  8. 【請求項8】請求項2記載のデータ伝送装置および外部
    装置を含む制御システムであって、 上記外部装置は、複数の画面を切り換えて、上記デバイ
    スの状態を表示する表示装置であり、 当該表示装置は、画面を切り換える度に、次に表示され
    る画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信
    することを特徴とする制御システム。
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