JP3082704B2 - 通信装置管理方式 - Google Patents

通信装置管理方式

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JP3082704B2
JP3082704B2 JP09122962A JP12296297A JP3082704B2 JP 3082704 B2 JP3082704 B2 JP 3082704B2 JP 09122962 A JP09122962 A JP 09122962A JP 12296297 A JP12296297 A JP 12296297A JP 3082704 B2 JP3082704 B2 JP 3082704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置管理シス
テムに関し、特に、管理装置により一又は複数の通信装
置を管理する通信装置管理システムに関する。より詳細
には、管理装置は、現用系と予備系との二重化構成とさ
れ、予備系はホットスタンバイ状態で、現用系を動作さ
せながら、予備系でも被管理装置が管理可能としたシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置管理方式においては、予
備系の管理装置がホットスタンバイ状態であっても、現
用系の負荷を分散させることができず、現用系の管理装
置のみで、一又は複数の通信装置を監視する、構成とさ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、予備系の
管理装置がホットスタンバイ状態であっても、現用系の
負荷を分散させることができず、現用系の管理装置のみ
で通信装置を監視することしかできなかったため、現用
系の管理装置に処理が集中している場合であっても、処
理を予備系に分散させることはできず、このため、現用
系の負荷が高い状態のままとされ、処理性能の低下して
も為す手だてがなかった。
【0004】この結果、管理装置の操作者に対するが遅
くなる、という問題点があった。
【0005】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、現用系の管理装
置に処理が集中している場合には処理を予備系に分散さ
せ、現用系の負荷軽減を可能とし、管理装置の応答の低
下を回避する、通信装置管理システムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一又は複数の通信装置を被管理装置とし
て管理する複数の管理装置を備え、前記複数の管理装置
は互いに通信接続され、このうち少なくとも一つの管理
装置が現用系として前記被管理装置の監視等の管理を行
い、他の管理装置は予備系として待機した状態とされ、
前記現用系の管理装置に監視制御等の処理命令が投入さ
れた場合において、前記現用系の管理装置自装置の負荷
を表す情報として自装置で起動されている処理を示す起
動処理数を前記予備系の一又は複数の管理装置に制御命
令として送信し、前記予備系の管理装置は、前記現用系
の管理装置から送信された起動処理数を自装置の起動処
理数と比較し、自装置の方が負荷が軽いと判断した予備
系の管理装置は前記現用系の管理装置に対して制御応答
を返却し、前記現用系の管理装置は前記制御応答に基づ
き自装置では前記投入された処理命令は実行せず、前記
予備系の一の管理装置又は複数の管理装置のうちの選択
された一の管理装置に対して、前記処理命令の内容を送
信し、前記処理命令の内容を受け取った管理装置はこれ
を実行しその処理結果を前記現用系の管理装置に返却す
る、ことを特徴とする。
【0007】本発明において、前記予備系の管理装置
は、前記現用系の管理装置から送信された起動処理数を
自装置の起動処理数と比較し、自装置の方が起動処理数
が大であり負荷が重いと判断した場合には、予備系の管
理装置は前記現用系の管理装置に対して制御応答を返却
せず、前記現用系の管理装置にて前記処理命令を実行す
る、ことを特徴とする。
【0008】また、本発明において、前記現用系の管理
装置は、前記複数の予備系の管理装置から、前記制御応
答を受信した場合には、自装置では前記投入された処理
命令は実行せず、前記制御応答に含まれる前記予備系の
管理装置における起動処理数を参照して、最小の起動処
理数の予備系の管理装置に対して前記処理命令の内容を
送信し、最も負荷の小さい予備系の管理装置で前記処理
命令を実行させるようにした、ことを特徴とする。
【0009】そして、本発明においては、前記制御命令
及び前記制御応答が、制御識別子、送信元の通信部の識
別子、及び起動処理数を少なくとも含む。
【0010】また、本発明は、好ましくは、一又は複数
の同一処理を行う管理装置で一又は複数の被管理装置を
管理するシステムにおいて、前記管理装置は、管理部
と、通信部と、管理部からの指示により処理を実行し処
理結果を前記管理部に通知する処理実行部と、前記処理
実行部が起動している数を格納しており新たに前記処理
実行部が起動/終了に応じて1つ加算/減算される起動
処理数と、他の管理装置の通信部の通信部識別子を格納
した通信部識別子表と、を備え、前記管理部は、操作者
から投入された処理命令を受信し前記処理実行部が起動
されている現在の数を前記通信部に送信し、前記通信部
から処理を許可する命令を受信した場合には、操作者の
前記処理命令を前記処理実行部にて実行し、処理結果を
操作者に送信し、前記通信部から処理の実行を不許可と
する命令を受信した場合には前記通信部に処理内容を送
信し、前記通信部からの処理結果を操作者に送信し、前
記通信部が送受信するデータとしては、前記管理部から
の起動により、前記通信部識別子表に格納された通信部
に対して、制御の命令を一意に表す制御識別子と前記通
信部を一意に表す通信部識別子と前記起動処理数を含め
て送信される制御命令と、該制御命令を前記管理装置が
受信した場合、前記制御命令内の起動処理数と前記管理
装置内の前記起動処理数とを比較し、起動処理数の方が
小さい値である場合は、前記制御命令内の制御識別子
と、前記通信部の識別子と、前記起動処理数を含めて送
信される制御応答と、を備え、前記通信部は、前記管理
部から前記処理実行部の数を受信したとき、前記通信部
識別子表にあるすべての通信部に対して、前記制御命令
を送信し、一定時間内に前記制御応答を一つ受信した場
合には、前記管理部に対して処理を実行しない命令を送
信し、前記管理部から処理内容を受信し、前記制御応答
内の通信部識別子にあたる通信部に接続されている管理
部に処理内容を送信し、処理内容に対する処理結果を前
記管理部に送信し、一定時間内に制御応答を複数受信し
た場合には、前記管理部に対して処理を実行しない命令
を送信し、前記管理部から処理内容を受信し、前記制御
応答内の起動処理数を比較し、大きい値の前記制御応答
を廃棄し、小さい値の前記制御応答内の通信部識別子に
あたる通信部を内蔵している管理装置の処理内容を送信
し、処理内容に対する処理結果を前記管理部に送信し、
一定時間内に制御応答を受信しない場合は、自装置の前
記管理部に実行する命令を送信し、一方、他の管理装置
では、前記制御命令を受信した場合は、前記制御命令内
の起動処理数と前記起動処理数を比較し、前記起動処理
数の方が小さい値である場合は、前記制御命令内の通信
部識別子に該当する通信部に対して、前記制御命令内の
制御識別子と、通信部の通信部識別子と、前記起動処理
数を含めて前記制御応答を送信し、前記起動処理数の方
が小さい値である場合は、前記制御応答を送信せず、他
の管理装置から処理内容を受信した場合は、前記管理部
に処理を実行する命令を送信し、前記管理部に処理内容
を送信し、前記管理部から処理結果を受信し、処理内容
の送信元の他の管理装置に送信する、ことを特徴とす
る。
【0011】[発明の概要]本発明の概要について以下
に説明する。
【0012】本発明において、管理装置(図1の9)
は、被管理装置の状態を監視あるいはデータの設定を行
う。処理実行部(図1の10)は、管理部からの指示に
より、処理を実行し、処理結果を管理部に通知すること
ができる。起動処理数(図1の8)は、起動している処
理実行部の数を格納する。
【0013】管理部(図1の9)は、操作者からの処理
命令を受信し、現在起動されている処理実行部の数を通
信部(図1の7)に送信する。
【0014】また、管理部は、通信部から処理を許可す
る命令を受信した場合は、操作者の処理命令をその管理
装置内の処理実行部にて実行し、処理結果を操作者に送
信する。
【0015】管理部は、通信部から処理の実行を不許可
とする命令を受信した場合は、通信部に処理内容を送信
し、通信部からの処理結果を操作者に送信する。
【0016】通信部識別子表(図1の6)は自装置内の
通信部を除く他の管理装置の通信部の識別子が予め格納
する。
【0017】通信部は、管理部から処理実行部の数を受
信したとき、通信部識別子表にあるすべての通信部に対
して、制御命令を送信する。
【0018】また、通信部は、一定時間内に制御応答を
ひとつ受信した場合は、管理部に対して処理を実行しな
い命令を送信し、管理部から処理内容を受信し、制御応
答内の通信部識別子にあたる通信部に接続されている管
理部に処理内容を送信し、処理内容に対する処理結果を
管理部に送信する。
【0019】また、通信部は、一定時間内に制御応答を
複数受信した場合は、管理部に対して処理を実行しない
命令を送信し、管理部から処理内容を受信し、制御応答
内の起動処理数を比較し、大きい値の制御応答を廃棄
し、小さい値の制御応答内の通信部識別子にあたる通信
部を接続されている管理部に処理内容を送信し、処理内
容に対する処理結果を管理部に送信する。
【0020】また、通信部は、一定時間内に制御応答を
受信しない場合は、管理部に実行する命令を送信する。
【0021】このように構成された本発明によれば、予
備系の管理装置がホットスタンバイ状態で、現用系の管
理装置に処理が集中している場合は、処理を予備系に分
散させ、現用系の負荷が軽減させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態のシステム構
成を示す図である。図1を参照して、3、4、5は第
1、第2、第3の管理装置、11は被管理装置、12は
通信路を示し、第1の管理装置3において、6は通信部
識別表、7は通信部、8は起動処理数、9は管理部、1
0は処理実行部を示している。第2、第3の管理装置
4、5も第1の管理装置3と同様の構成とされているた
め、図では、第2、第3の管理装置4、5の内部構成は
図示していない。なお、図1では、説明の簡単を図るた
め、3台の管理装置、一台の被管理装置の構成が示され
ているが、本発明は、これらの構成に限定されるもので
ないことは勿論である。
【0024】第1の管理装置3は、被管理装置11を管
理している。被管理装置11は通信装置などであり、第
1の管理装置は通信装置の電源オン/オフ状態等を表示
端末からグラフィカルに操作者に対して表示出力、ある
いはインタフェースのオン/オフの設定を操作者が遠隔
操作することを可能にしたものである。
【0025】第1乃至第3の管理装置3〜5は通信路1
2で相互に接続されている。
【0026】第1の管理装置3に故障等障害が発生し、
被管理装置11を管理できなくなった場合、第2の管理
装置4はこれを感知し、第1の管理装置3の代理として
被管理装置11を管理する。また第1、第2の管理装置
3、4がともに故障となり、被管理装置11を管理でき
なくなった場合、第3の管理装置5はこれを感知し、第
1の管理装置3の代理として被管理装置11を管理す
る。
【0027】すべての管理装置の電源が入っていて、管
理機能を実行していた1台の管理装置が故障となった場
合に、別の管理装置が早急にその管理装置の代役を果た
す方式を、一般に、「ホットスタンバイ」と呼んでい
る。
【0028】上記従来技術において説明したように、ホ
ットスタンバイとして用意されていた従来の管理装置
は、待機状態とされており、特に処理は実行していなか
った。
【0029】次に管理装置の内部の構成を説明すると、
起動処理数格納部8(単に「起動処理数」という)に
は、現在起動されている処理実行部10の数が格納され
ている。
【0030】通信部識別表6には、自管理装置以外の管
理装置の通信部7を一意に表す識別子が表形式で格納さ
れている。
【0031】処理実行部10は、管理部9からの実行命
令により、処理を実行し、実行した結果を管理部9に対
して送信する。
【0032】管理部10は以下に各管理制御処理を行
う。
【0033】・被管理装置11との通信する。 ・現在起動中の処理実行部10の数を格納する。 ・管理装置の操作者からの機能実行命令を受けると、起
動中の処理実行部10の数を通信部7に送信する。 ・通信部7からの制御命令を受け取ると、処理実行部1
0に機能の実行を命令する。このとき、記憶している起
動中の処理実行部の数をインクリメントする。 ・処理実行部10の処理が完了すると、記憶している起
動中の処理実行部の数をデクリメントし、操作者または
通信部7に対して結果を通知する。すなわち、処理内容
を通信部7から受け取った場合は、処理実行部10の結
果を通信部7に対して送信し、操作者から制御命令を受
け取って実行させた処理実行部10の結果の場合は、操
作者に対して結果を通知する。
【0034】通信部7は、自管理装置内の管理部9から
起動されている起動処理数を受け取ったとき、通信部識
別表6から読み出した他の管理装置に対して、制御命令
を送信する。
【0035】通信部7は、自ら送信した制御命令に対す
る他の一つの管理装置からの制御応答を一定時間内に受
信した場合は、管理部9に対して処理を実行しない命令
を送信し、管理部9から処理内容を受信し、制御応答
(図2、図3(b)参照)の通信部識別子にあたる通信
部に接続されている管理部に処理内容を送信し、処理内
容に対する処理結果を管理部に送信する。
【0036】通信部7は、自ら送信した制御命令に対す
る他の複数の管理装置からの制御応答を一定時間内に受
信した場合は、管理部9に対して処理を実行しない命令
を送信し、管理部9から処理内容を受信し、制御応答
(図3(b)参照)内の起動処理数を比較し、起動処理
数の値が大きい値である制御応答を廃棄し、小さい値の
制御応答の通信部識別子に相当する通信部を備えた管理
装置に対して、処理内容を送信し、処理内容に対する処
理結果を受信して自装置の管理部に送信する。
【0037】通信部7は、自ら送信した制御命令に対す
る他の管理装置からの制御応答を一定時間内に受信しな
い場合には、自装置の管理部9に対して実行する命令を
送信する。
【0038】通信部7は、他の通信部から制御命令を受
信した場合には、制御命令内の起動処理数と自管理装置
内の起動処理数を比較し、自管理装置内の起動処理数の
方が小さい値である場合には、制御命令内の通信部識別
子に該当する通信部に対して、制御命令内の制御識別子
と、通信部の通信部識別子と、起動処理数を含めて制御
応答を送信する。
【0039】通信部7は、他の通信部から制御命令を受
信した場合には、制御命令内の起動処理数と自管理装置
内の起動処理数を比較し、自管理装置内の起動処理数の
方が小さい値である場合には、制御応答を送信しない。
【0040】また通信部7は、他の管理装置から処理内
容を受信した場合には、自管理装置内の管理部9に処理
内容をそのまま送信し、管理部9から処理結果を受信し
た場合は、処理内容の送信元の管理装置に対して送信す
る。
【0041】なお、注意すべき点は、ここでいう制御命
令と処理内容は、別のものを表すことである。図2は、
制御命令および制御応答のデータ形式を表している。制
御命令および応答は、制御識別子、通信部識別子、起動
処理数からなり、このうち、制御識別子は、制御命令ま
たは制御応答の種別、通信識別子は、送信元の管理装置
の通信部の識別子、起動処理数は送信元の管理装置の起
動処理数を示している。図3(a)は、制御命令の一例
を示す図である。図3(b)は、制御応答の一例を示す
図である。
【0042】
【実施例】本発明の一実施例について以下に説明する。
図1を参照して、第1〜第5の管理装置3、4、5は被
管理装置11に接続されている。被管理装置11は通信
装置からなる。通信装置は、図では一台のみが示されて
いるが、複数存在し、それぞれが互いに接続されてお
り、ユーザが使用する端末装置(例えばパーソナルコン
ピュータなど)間の遠隔通信を可能にしている。
【0043】第1の管理装置3は、複数の通信装置11
を管理している。ここでは、第1の管理装置3を「現用
系」の管理装置とも呼ぶことにする。管理装置で行う管
理ととしては、例えば、通信装置11の電源がオン/オ
フあるいは、通信装置11のポートがアップ/ダウン
(回線が接続されている/切断されている)等の障害情
報が管理装置で監視できるほか、管理装置から遠隔の通
信装置11の設定情報の変更などの制御、あるいは通信
装置11の各ポートに流れるデータ量の計測を管理装置
から見るなどの各種モニタリングの機能がある。
【0044】第2の管理装置4および第3の管理装置5
は、第1の管理装置と隣接して設置されることがあり、
例えば第1の管理装置に障害が発生したときに、代わり
に第2の管理装置4にて通信装置11を管理する。これ
を「予備系」の管理装置とも呼ぶことにする。
【0045】第1〜第3の管理装置3、4、5は互いに
通信回線12で接続されている。この通信回線12は、
管理装置3、4、5と通信装置11間の回線と共用する
ようにしてもよい。各の管理装置3、4、5は回線を介
して、互いにデータの交換(通信)を行うことができ
る。各管理装置3、4、5は同一の構成とされ、かつ同
一の機能を果たすものとする。
【0046】一例として、第1の管理装置3を中心に説
明すると、通信部識別子表6は、第2の管理装置4の通
信部と第3の管理装置の通信部を示している。
【0047】第1の管理装置3では、処理実行部10が
5つの処理を実行しているとする。この場合、第1の管
理装置3の起動処理数格納部8の値は5である。第2の
管理装置4では、処理実行部10が、7つの処理を実行
しているとすると、第2の管理装置4の起動処理数格納
部8の値は7である。第3の管理装置5では、処理実行
部10が、3つの処理を実行しているとすると、第3の
管理装置5の起動処理数格納部8の値は3である。
【0048】このとき、第1の管理装置3において、操
作者(オペレータ)がモニタを実行するように指示を投
入した場合、第1の管理装置3の管理部9は、通信部7
に5を送信する。通信部7は起動処理数8の値を「5」
に設定する。通信部7は、通信部識別子表6を参照し、
第2の管理装置4の通信部7と第3の管理装置5の通信
部7に対して、図3(a)の制御命令1を送信する。制
御命令1は、制御命令、第1の管理装置の通信部(識別
子)、起動処理数の各フィールドからなる。このとき制
御命令1に設定される起動処理数は5である。
【0049】第1の管理装置3の通信部3から送信され
た制御命令1を受信した第2の管理装置4の通信部7
は、起動処理数8が7であり、第1の管理装置3の起動
処理数5と比較したときに、自管理装置の方が負荷が高
いと判断し、何も実行しない。
【0050】第3の管理装置5の通信部7は、起動処理
数8が3であり、第1の管理装置3の起動処理数と比較
したときに、自管理装置の方が負荷が低いと判断する。
このため、第3の管理装置5の通信部7は、図3(b)
の制御応答2を第1の管理装置3に対して送信する。制
御命令2は、制御応答、第2の管理装置の通信部(識別
子)、起動処理数の各フィールドからなる。このとき制
御命令2に設定される起動処理数は3である。
【0051】第1の管理装置3の通信部7は、第3の管
理装置から制御応答2を受信したことにより、管理部9
に対して処理を実行しない命令(OK)の通知する。
【0052】第1の管理装置3の管理部9は、実際に操
作者から受け取った処理内容を通信部7に送信する。第
1の管理装置3の通信部7は、処理内容を第3の管理装
置5に対して送信する。
【0053】第3の管理装置5の通信部7は、処理内容
を管理部9に送信し、処理実行部10に処理を実行させ
る。このとき、第3の管理装置における起動処理数8は
4になる。
【0054】第3の管理装置5の管理部9は、処理実行
部10の処理が完了すると、処理の結果を通信部7に送
信する。このとき、起動処理数8は3になる。第3の管
理装置5の通信部7はその結果を、第1の管理装置3に
対して送信する。
【0055】第1の管理装置3の通信部7が、第3の管
理装置5からの送信された結果を受け取り、自装置の管
理部9に送信する。管理部9は処理の結果(モニタ結
果)を操作者に対して表示する。
【0056】次の具体例として、第1の管理装置3で
は、処理実行部10が、5つの処理を実行しているとす
る。第1の管理装置3の起動処理数8は5である。第2
の管理装置4では、処理実行部10が、7つの処理を実
行しているとする。第2の管理装置4の起動処理数8は
7である。第3の管理装置5では、処理実行部10が、
8つの処理を実行しているとする。第3の管理装置5の
起動処理数8は8である。
【0057】このとき、操作者(オペレータ)が第1の
管理装置3にモニタを実行するよう指示を投入した場
合、第1の管理装置3の管理部9は、通信部7に5を送
信する。通信部7から各管理装置4、5に送信された制
御命令1に対して、第2の管理装置4も、第3の管理装
置5も自管理装置の方が負荷が高いと判断するため、第
1の管理装置3には制御応答は返ってこないことにな
る。
【0058】第1の管理装置3の通信部7は、一定時間
(例えば10秒)を経過しても、制御応答が無いため、
管理部9に処理を実行する命令(NG)を送信する。第
1の管理装置3の管理部9は、処理内容を自装置の処理
実行部10に実行させる。このとき起動処理数8は6に
なる。第1の管理装置3の管理部9は、処理実行部10
の処理が完了すると、処理の結果(モニタ結果)を操作
者に対して表示する。
【0059】このように、本発明では、負荷を処理実行
部10の起動処理数に割り当てることによって、予備系
の管理装置の処理を有効に使用することができ、また、
負荷分散を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現用系と予備系の管理装置について、予備系はホットス
タンバイ状態で、現用系を動作させながら、予備系でも
被管理装置が管理できる環境に設定されており、現用系
の管理装置に処理が集中している場合は処理を予備系に
分散させ、現用系の負荷を軽減することができる、とい
う効果を奏する。
【0061】また、本発明によれば、現用系の負荷を軽
減することによって、操作者に対する管理装置の応答も
早めることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における制御命令および制御
応答のフォーマットを示す図である。
【図3】(a)本発明の一実施例における制御命令のフ
ォーマットを示す図である。 (b)本発明の一実施例における制御命令のフォーマッ
トを示す図である。
【符号の説明】
1 制御命令 2 制御応答 3 第1の管理装置 4 第2の管理装置 5 第3の管理装置 6 通信部識別表 7 通信部 8 起動処理数 9 管理部 10 処理実行部 11 被管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一又は複数の通信装置を被管理装置として
    管理する複数の管理装置を備え、 前記複数の管理装置は互いに通信接続され、このうち少
    なくとも一つの管理装置が現用系として前記被管理装置
    の監視等の管理を行い、他の管理装置は予備系として待
    機した状態とされ、 前記現用系の管理装置に監視制御等の処理命令が投入さ
    れた場合において、前記現用系の管理装置自装置の負荷
    を表す情報として自装置で起動されている処理を示す起
    動処理数を前記予備系の一又は複数の管理装置に制御命
    令として送信し、 前記予備系の管理装置は、前記現用系の管理装置から送
    信された起動処理数を自装置の起動処理数と比較し、自
    装置の方が負荷が軽いと判断した予備系の管理装置は前
    記現用系の管理装置に対して制御応答を返却し、 前記現用系の管理装置は前記制御応答に基づき自装置で
    は前記投入された処理命令は実行せず、前記予備系の一
    の管理装置又は複数の管理装置のうちの選択された一の
    管理装置に対して、前記処理命令の内容を送信し、前記
    処理命令の内容を受け取った管理装置はこれを実行しそ
    の処理結果を前記現用系の管理装置に返却する、 ことを特徴とする通信装置管理方式。
  2. 【請求項2】前記予備系の管理装置は、前記現用系の管
    理装置から送信された起動処理数を自装置の起動処理数
    と比較し、自装置の方が起動処理数が大であり負荷が重
    いと判断した場合には、予備系の管理装置は前記現用系
    の管理装置に対して制御応答を返却せず、前記現用系の
    管理装置にて前記処理命令を実行する、ことを特徴とす
    る請求項1記載の通信管理方式。
  3. 【請求項3】前記現用系の管理装置は、前記複数の予備
    系の管理装置から、前記制御応答を受信した場合には、
    自装置では前記投入された処理命令は実行せず、前記制
    御応答に含まれる前記予備系の管理装置における起動処
    理数を参照して、最小の起動処理数の予備系の管理装置
    に対して前記処理命令の内容を送信し、最も負荷の小さ
    い予備系の管理装置で前記処理命令を実行させるように
    した、ことを特徴とする請求項1記載の通信装置管理方
    式。
  4. 【請求項4】前記制御命令及び前記制御応答が、制御識
    別子、送信元の通信部の識別子、及び起動処理数を少な
    くとも含む、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一に記載の通信装置管理方式。
  5. 【請求項5】一又は複数の同一処理を行う管理装置で一
    又は複数の被管理装置を管理するシステムにおいて、 前記管理装置は、 管理部と、 通信部と、 管理部からの指示により処理を実行し処理結果を前記管
    理部に通知する処理実行部と、 前記処理実行部が起動している数を格納しており新たに
    前記処理実行部が起動/終了に応じて1つ加算/減算さ
    れる起動処理数と、 他の管理装置の通信部の通信部識別子を格納した通信部
    識別子表と、 を備え、 前記管理部は、操作者から投入された処理命令を受信し
    前記処理実行部が起動されている現在の数を前記通信部
    に送信し、 前記通信部から処理を許可する命令を受信した場合に
    は、操作者の前記処理命令を前記処理実行部にて実行
    し、処理結果を操作者に送信し、 前記通信部から処理の実行を不許可とする命令を受信し
    た場合には前記通信部に処理内容を送信し、前記通信部
    からの処理結果を操作者に送信し、 前記通信部が送受信するデータとしては、 前記管理部からの起動により、前記通信部識別子表に格
    納された通信部に対して、制御の命令を一意に表す制御
    識別子と前記通信部を一意に表す通信部識別子と前記起
    動処理数を含めて送信される制御命令と、 該制御命令を前記管理装置が受信した場合、前記制御命
    令内の起動処理数と前記管理装置内の前記起動処理数と
    を比較し、起動処理数の方が小さい値である場合は、前
    記制御命令内の制御識別子と、前記通信部の識別子と、
    前記起動処理数を含めて送信される制御応答と、 を備え、 前記通信部は、前記管理部から前記処理実行部の数を受
    信したとき、前記通信部識別子表にあるすべての通信部
    に対して、前記制御命令を送信し、 一定時間内に前記制御応答を一つ受信した場合には、前
    記管理部に対して処理を実行しない命令を送信し、前記
    管理部から処理内容を受信し、前記制御応答内の通信部
    識別子にあたる通信部に接続されている管理部に処理内
    容を送信し、処理内容に対する処理結果を前記管理部に
    送信し、 一定時間内に制御応答を複数受信した場合には、前記管
    理部に対して処理を実行しない命令を送信し、前記管理
    部から処理内容を受信し、前記制御応答内の起動処理数
    を比較し、大きい値の前記制御応答を廃棄し、小さい値
    の前記制御応答内の通信部識別子にあたる通信部を内蔵
    している管理装置の処理内容を送信し、処理内容に対す
    る処理結果を前記管理部に送信し、 一定時間内に制御応答を受信しない場合は、自装置の前
    記管理部に実行する命令を送信し、 一方、他の管理装置では、前記制御命令を受信した場合
    は、前記制御命令内の起動処理数と前記起動処理数を比
    較し、前記起動処理数の方が小さい値である場合は、前
    記制御命令内の通信部識別子に該当する通信部に対し
    て、前記制御命令内の制御識別子と、通信部の通信部識
    別子と、前記起動処理数を含めて前記制御応答を送信
    し、 前記起動処理数の方が小さい値である場合は、前記制御
    応答を送信せず、 他の管理装置から処理内容を受信した場合は、前記管理
    部に処理を実行する命令を送信し、前記管理部に処理内
    容を送信し、前記管理部から処理結果を受信し、処理内
    容の送信元の他の管理装置に送信する、 ことを特徴とする通信装置管理方式。
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