JP3411309B2 - マルチキャスト通信システム - Google Patents

マルチキャスト通信システム

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JP3411309B2
JP3411309B2 JP23333692A JP23333692A JP3411309B2 JP 3411309 B2 JP3411309 B2 JP 3411309B2 JP 23333692 A JP23333692 A JP 23333692A JP 23333692 A JP23333692 A JP 23333692A JP 3411309 B2 JP3411309 B2 JP 3411309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータと
回線を介して接続される複数の端末間で情報を送受信す
るマルチキャスト通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ〜端末間での
データ送受信において、ホストコンピュータから特定の
端末へデータ送信を行う一対一通信と、ホストコンピュ
ータから複数の端末へ同一データを送信するマルチキャ
スト通信とをサポートする情報通信システムとしては、
例えば、特開平2−143626号公報に記載されてい
るように以下のような情報通信システムが知られてい
る。
【0003】ホストコンピュータから複数の端末へ同一
データを送信する場合、ホストコンピュータは同一デー
タを各端末へ送信するため、回線インタフェース部に回
線接続指示を行って各データ送信先端末との接続を行
う。そして、データ受信装置を経由して、接続された回
線に同一データを送出することによって各端末へ同一デ
ータを送信する。また、ホストコンピュータから特定の
端末へデータ送信を行う場合、先の同一データ送信の場
合と同様にホストコンピュータは、回線インタフェース
部に回線接続指示を行ってデータ送信先の特定端末との
接続を行う。そして、データ受信装置を経由して、接続
された回線にデータを送出することによって特定端末へ
データ送信する。この時、既に特定端末を含めて他の端
末との回線接続がなされている場合は、送信データに送
信先端末を示す情報を付加して、データ送受信制御装置
が前記付加情報を判別して特定端末にのみデータを送信
する。あるいは、ホストコンピュータは、予め全ての端
末と回線接続をしておき、先に述べた付加情報により希
望する端末へデータを送信していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、データ通信を行う際、データ送信先と回線接続され
ていない場合はその都度回線接続を行う必要があり、回
線インタフェース部での回線接続処理の分だけ端末への
データ送信が遅れるという問題がある。また、データ送
信先と既に回線接続されている場合(予め全ての端末と
回線接続してある場合も含む)、ホストコンピュータで
は送信データにデータ送信先を示す情報を付加するた
め、データ送信先が増加すると(特に全端末へ同一デー
タを送信する場合)その付加情報が大きくなり、結果と
して転送情報量が増加する。さらに、その付加情報の増
加に伴い、ホストコンピュータの処理負荷も増加する。
すなわち、予め全ての端末と回線接続してある状態で、
複数の端末へ同一データを送信するマルチキャスト通信
を効率よく行うことができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、情報通信システムにおい
て、特定の端末へデータ送信を行う一対一通信に加え、
データ送信先を示す情報のようなデータ通信起動時の情
報量を削減したマルチキャスト通信を実現するデータ通
信方法を備えた情報通信システムを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の手段を設ける。
【0007】二重化された通信インタフェース部を有す
るホストコンピュータ、前記通信インタフェース部に接
続された多回線通信制御装置及び、前記多回線通信制御
装置にネットワークを介して回線で接続された複数の端
末から成る情報通信システムにおいて、通信インタフェ
ース部以下の多回線通信制御装置が収容している全ての
回線について、マルチキャスト通信時に同一データ(マ
ルチキャスト送信データ)を送信するか否かをフラグの
ON/OFF(1/0)で示した宛先パターンテーブル
を、その送信の要否の組合せを変えて主記憶部上に複数
設ける。また、ホストコンピュータの主記憶部上に、一
対一通信用の通信連絡テーブルとマルチキャスト通信用
の通信連絡テーブルと別々に設ける。
【0008】詳細には、一対一通信用の通信連絡テーブ
ルとして、(1) CPUから回線制御モジュールへの起動
情報を登録するための一対一通信起動キュー・テーブ
ル、(2) 回線制御モジュールからCPUへの一対一通信
の終了情報を登録するための一対一通信終了報告キュー
・テーブルを設ける。マルチキャスト通信用の通信連絡
テーブルとしては、(3) CPUから通信インタフェース
部への起動情報を登録するためのマルチキャスト通信起
動テーブル、(4) 通信インタフェース部から回線制御モ
ジュールへのマルチキャスト通信起動に対する回線制御
モジュールからの受付完了報告情報を登録するためのマ
ルチキャスト通信起動受付完了報告キュー・テーブル、
(5) 通信インタフェース部からCPUへのマルチキャス
ト通信の終了報告情報を登録するためのマルチキャスト
通信終了報告キュー・テーブルを設ける。さらに主記憶
部上に、(6) CPUから通信インタフェース部への起動
情報を登録したテーブルを表す起動先識別情報を登録す
るための起動先識別キュー・テーブル、(7) 端末からの
データ受信情報を回線制御モジュールが登録するための
データ受信報告キュー・テーブル、(8) 回線上で通信異
常などが発生した際の報告情報を回線制御モジュールが
登録するための通信割込み報告キュー・テーブル、(9)
通信インタフェース部あるいは回線制御モジュールから
CPUへの割込み情報を登録したテーブルを表す割込み
報告先情報を登録するための割込み報告先識別キュー・
テーブル、(10) マルチキャスト通信時、該当宛先パタ
ーンテーブルを基に通信インタフェース部が作成し、マ
ルチキャスト通信の起動処理/終了処理に使用するマル
チキャスト通信管理テーブル、(11) マルチキャスト通
信時、回線制御モジュールが内部の送受信バッファに格
納できない送信データを格納するための回線制御モジュ
ール拡張バッファエリアを設け、さらに前記通信インタ
フェース部内に、(12) 前記宛先パターンテーブルを格
納するための宛先パターンテーブル用ワークエリア、(1
3) マルチキャスト通信時に、前記マルチキャスト通信
管理テーブルを作成して格納しておくためのマルチキャ
スト通信管理テーブル編集エリアを設ける。また、ホス
トコンピュータのCPUに次のものを設ける。
【0009】(14) 一対一通信を行う場合、該当する一
対一通信起動キュー・テーブルに起動情報を登録し、そ
の旨を通信インタフェース部に通知するための一対一通
信コマンド。
【0010】(15) マルチキャスト通信を行う場合、前
記マルチキャスト通信起動テーブルに起動情報を登録
し、その旨を通信インタフェース部に通知するためのマ
ルチキャスト通信コマンド。
【0011】(16) 前記宛先パターンテーブルを通信イ
ンタフェース部内に設定するために、その旨を通信イン
タフェース部へ指示するための宛先パターンテーブル設
定コマンド。
【0012】(17) どのテーブルに起動情報を登録した
かを示す情報を、前記起動先識別キュー・テーブルに登
録する手段。
【0013】ホストコンピュータの通信インタフェース
部に、CPUからの起動受付処理及び一対一通信起動に
対する処理を行うための次の手段を設ける。
【0014】(18) 前記起動先識別キュー・テーブルに
CPUからの登録情報がないか周期的に監視する手段。
【0015】(19) 前記起動先識別キュー・テーブル内
の登録情報の内容から処理すべき通信種別を判別する手
段。
【0016】(20) 前記通信種別が一対一通信の場合、
前記起動先識別キュー・テーブル内の登録情報の内容か
ら該当回線制御モジュールに対してデータ送信を指示す
る手段。
【0017】また、前記通信インタフェース部に、CP
Uからのマルチキャスト通信起動に対する処理を行うた
め、(21) 前記通信種別がマルチキャスト通信の場合、
主記憶部上の送受信バッファから通信インタフェース部
内の送受信バッファへ送信データを転送する手段、(22)
前記通信種別がマルチキャスト通信の場合、前記マル
チキャスト通信管理テーブルを用いて各回線制御モジュ
ールに対してデータ送信を指示する手段を設け、さらに
CPUへマルチキャスト通信の終了報告を行うため、(2
3) 各回線制御モジュールへのマルチキャスト通信起動
処理完了後から、所定時間内にマルチキャスト通信起動
の受付完了報告を各回線制御モジュールから必要数分受
取れるか否かを監視するためのマルチキャスト通信終了
監視タイマ、(24) 前記マルチキャスト通信管理テーブ
ルにおいて、回線制御モジュールからのマルチキャスト
通信起動の受付完了報告の受取り完了を全て確認したこ
とにより、CPUへ該当マルチキャスト通信の終了報告
を行う手段、(25) 前記マルチキャスト通信終了監視タ
イマがタイムアウトした際、CPUへのマルチキャスト
通信終了報告時、マルチキャスト通信管理テーブルにお
いて、回線制御モジュールからのマルチキャスト通信起
動の受付完了報告の受取済が記録されていない回線をC
PUへ通知する手段を設ける。
【0018】さらに、前記通信インタフェース部に、回
線制御モジュールからの割込みに対する処理を行うた
め、(26) 回線制御モジュールから割込みを受けた際、
その割込み情報の内容から処理すべき割込み種別を判別
する手段、(27) 前記割込み種別がマルチキャスト通信
以外の場合、前記割込み情報の登録先を割込み報告先識
別キュー・テーブルにてCPUへ通知する手段、(28)
前記割込み種別がマルチキャスト通信の場合、前記マル
チキャスト通信管理テーブルにおいて、マルチキャスト
通信起動に対する回線制御モジュールからの受付完了報
告を確認する手段を設ける。
【0019】そして、多回線通信制御装置内の回線制御
モジュールに、以下の手段を設ける。
【0020】(29) 一対一通信コマンドを登録するため
の一対一通信コマンドキュー・テーブルとマルチキャス
ト通信コマンドを登録するためのマルチキャスト通信コ
マンドキュー・テーブル。
【0021】(30) 前記一対一通信コマンドキュー・テ
ーブルあるいはマルチキャスト通信コマンドキュー・テ
ーブルに、通信インタフェース部からの登録情報がない
か周期的に監視する手段。
【0022】(31) 前記一対一通信コマンドに対する処
理を行う際、主記憶部上の送受信バッファから回線制御
モジュールの送受信バッファへ送信データを転送する手
段。
【0023】(32) 前記マルチキャスト通信コマンドに
対する処理を行う際、通信インタフェース部内の送受信
バッファから回線制御モジュール内の送受信バッファへ
送信データを転送する手段。
【0024】(33) 前記回線制御モジュール内にホスト
コンピュータからのマルチキャスト通信要求を複数保持
していて、その数がある一定値以上になるようなマルチ
キャスト通信要求をホストコンピュータから受けた際、
該マルチキャスト通信の送信データを前記回線制御モジ
ュール拡張バッファエリアに転送する手段。
【0025】(34) 端末からデータを受信した際、主記
憶部上の送受信バッファへ受信データを転送する手段。
【0026】(35) 前記一対一通信コマンド、マルチキ
ャスト通信コマンドそれぞれに対する処理を完了した
際、あるいは端末からデータ受信した際に通信インタフ
ェース部へ上記内容を報告するための割込み通知テーブ
ル。
【0027】(36) 通信インタフェース部に割込み報告
する際、前記割込みテーブルにて割込み種別等の情報を
通知する手段。
【0028】
【作用】二重化された通信インタフェース部を有するホ
ストコンピュータ、前記通信インタフェース部に接続さ
れた多回線通信制御装置及び、前記多回線通信制御装置
に回線を介して接続された複数の端末から成る情報通信
システムにおいて、データ通信を行う際の各部位での作
用を通信種別毎に説明する。
【0029】(1)一対一通信 端末への情報通信処理を司るホストコンピュータ内のC
PU上で動作する通信処理プログラムから、特定の端末
にデータを送信する一対一通信の指示があると、前記C
PUは通信インタフェース部へ一対一通信処理を要求す
るために、ホストコンピュータ内の主記憶部上の該当一
対一通信起動キュー・テーブルに起動情報を設定して一
対一通信コマンドを発行する。そして、前記一対一通信
起動キュー・テーブルにコマンドを登録したことを示す
起動先識別情報を、前記主記憶部上の起動先識別キュー
・テーブルに登録する。
【0030】通信インタフェース部は、前記起動先識別
キュー・テーブルへのコマンド登録の有無を周期的に監
視する。前記起動先識別キュー・テーブルに登録されて
いる起動先識別情報の内容から一対一通信処理の要求で
あることを識別すると、通信インタフェース部は該当一
対一通信起動キュー・テーブルから該当一対一通信コマ
ンドを取込む。そして、データを送信する端末が接続さ
れている多回線通信制御装置内の回線制御モジュールに
対して、該当一対一通信コマンドキュー・テーブルに前
記一対一通信コマンドを登録してデータ送信を要求す
る。
【0031】多回線通信制御装置内の回線制御モジュー
ルは、一対一通信コマンドキュー・テーブルへのコマン
ド登録の有無を周期的に監視する。前記一対一通信コマ
ンドキュー・テーブルに該コマンドが登録されている
と、前記回線制御モジュールは前記コマンド内容に従っ
て主記憶部上の送受信バッファから回線制御モジュール
内の送受信バッファへ送信データを転送し、該当端末が
接続されている回線に対してデータを送信する。そし
て、回線から該当データの送達確認を受信すると、該当
一対一通信終了報告キュー・テーブルに終了情報を登録
し、通信インタフェース部へその旨を通知するため、割
込み通知テーブルに諸情報を設定し割込みを発行する。
【0032】通信インタフェース部は、回線制御モジュ
ールから割込みを受取ると、該当割込み通知テーブルの
内容から割込み種別を判別する。回線制御モジュールか
らの割込みが一対一通信の終了報告割込みであることを
識別すると、該当一対一通信起動キュー・テーブルから
該当一対一通信コマンドを廃棄し、主記憶部上の割込み
報告先識別キュー・テーブルに前記割込み通知テーブル
の情報を登録する。そして、通信インタフェース部がC
PUへ割込みを発行して一対一通信の終了報告を行い、
前記CPUが前記割込み報告先識別キュー・テーブルか
ら該当割込み情報を取出して確認することで、前記一対
一通信は完了する。
【0033】(2)マルチキャスト通信 端末への情報通信処理を司るホストコンピュータ内のC
PU上で動作する通信処理プログラムから、複数の回線
に同一データを一斉に送信するマルチキャスト通信の指
示があると、前記CPUは、通信インタフェース部へマ
ルチキャスト通信処理を要求するために、主記憶部上の
マルチキャスト通信起動テーブルに起動情報を設定して
マルチキャスト通信コマンドを発行する。そして、前記
マルチキャスト通信起動テーブルにコマンドを登録した
ことを示す起動先識別情報を起動先識別キュー・テーブ
ルに登録する。
【0034】通信インタフェース部は、前記起動先識別
キュー・テーブルに登録されている起動先識別情報の内
容からマルチキャスト通信処理の要求であることを識別
すると、前記マルチキャスト通信起動テーブルから該当
マルチキャスト通信コマンドを取込む。つぎに、前記通
信インタフェース部は、前記コマンドの内容に従って主
記憶部上の送受信バッファから通信インタフェース部内
の送受信バッファにマルチキャスト送信データを取込
む。つぎに、ホスト・コンピュータから指定された宛先
パターンテーブルを基にマルチキャスト通信管理テーブ
ルを作成し、主記憶部上の該当エリアに転送する。そし
て、前記マルチキャスト通信管理テーブルに従って、マ
ルチキャスト送信データを送信する回線が接続されてい
る多回線通信制御装置内の回線制御モジュールに対し、
該当マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブルに前
記マルチキャスト通信コマンドを登録してデータ送信を
要求する。データ送信する回線について上記コマンドの
登録処理を行うと、通信インタフェース部はマルチキャ
スト通信終了監視タイマを作動させる。
【0035】多回線通信制御装置内の回線制御モジュー
ルは、マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブルへ
のコマンド登録の有無を周期的に監視する。前記マルチ
キャスト通信コマンドキュー・テーブルに該コマンドが
登録されていると、前記回線制御モジュールは前記コマ
ンド内容に従って通信インタフェース部内の送受信バッ
ファから回線制御モジュール内の送受信バッファへマル
チキャスト送信データを転送する。そして、転送完了後
に主記憶部上の該当マルチキャスト通信起動受付完了報
告キュー・テーブルに終了情報を登録し、割込み通知テ
ーブルに諸情報を設定して通信インタフェース部へ前記
コマンドの受付処理に対する終了報告を行い、該当回線
に対してマルチキャスト送信データを送信する。
【0036】通信インタフェース部は、回線制御モジュ
ールからマルチキャスト通信起動に対する受付完了報告
割込みを受取ると、前記該当マルチキャスト通信起動受
付完了報告キュー・テーブルから該当終了情報を取出
し、前記終了情報の内容が異常の場合は前記マルチキャ
スト通信管理テーブルにその旨を記録する。つぎに、該
当回線についてのマルチキャスト通信起動受付完了報告
の受取済を前記マルチキャスト通信管理テーブルに記録
し、前記マルチキャスト通信起動受付完了報告キュー・
テーブルから前記終了情報を廃棄する。
【0037】通信インタフェース部は、マルチキャスト
送信データを送信する各回線について、回線制御モジュ
ールからマルチキャスト通信起動受付完了報告を全て受
取ると、前記マルチキャスト通信終了監視タイマを停止
させ、主記憶部上のマルチキャスト通信終了報告キュー
・テーブルに終了情報を登録する。そして、割込み報告
先識別キュー・テーブルに識別情報を登録してCPUへ
該当マルチキャスト通信の終了を報告する。ここで、通
信インタフェース部において、所定時間内に回線制御モ
ジュールからのマルチキャスト通信起動受付完了報告を
全て受取ることができず、マルチキャスト通信終了監視
タイマがタイムアウトした場合、該当マルチキャスト通
信起動受付完了報告の受付を打切る。そして、マルチキ
ャスト通信管理テーブルからマルチキャスト通信起動受
付完了報告の受取済が登録されていない回線を検出し、
その旨を該当回線とともにCPUへ通知する終了情報に
付与する。
【0038】前記割込み報告先識別キュー・テーブルか
らCPUが該当識別情報を取出し、前記マルチキャスト
通信起動テーブル内の該当エリアを開放することでマル
チキャスト通信は完了する。
【0039】(3)端末からのデータ受信 多回線通信制御装置内の回線制御モジュールは、端末か
らデータを受信すると、データ受信情報を主記憶部上の
データ受信報告キュー・テーブルに登録する。そして、
通信インタフェース部へその旨を通知するため、割込み
通知テーブルに諸情報を設定し割込みを発行する。
【0040】通信インタフェース部は、回線制御モジュ
ールからデータ受信報告割込みを受取ると、主記憶部上
の割込み報告先識別キュー・テーブルに前記割込み通知
テーブルの情報を登録する。そして、通信インタフェー
ス部がCPUへ割込みを発行して端末からのデータ受信
報告を行い、前記CPUが前記割込み報告先識別キュー
・テーブルから該当割込み情報を取出してデータ受信を
確認することで、データ受信は完了する。
【0041】このように、ホスト・コンピュータの主記
憶部上にて異なる通信種別毎にデータ通信管理テーブル
を設けて、複数の異なる通信の混在を可能とする。ま
た、マルチキャスト通信処理に必要なデータ送信先情報
は、予め別に設定しておき、マルチキャスト通信起動時
にはどのデータ送信先情報を使用するかを指示するだけ
なので、起動情報の大きさがデータ送信先の数によって
変化することなく、その情報量を削減することができ
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0043】図1は、本発明の一実施例に係わる情報通
信システムの概略構成及び、ホスト側のホストコンピュ
ータと多回線通信制御装置の内部構造を示したものであ
る。
【0044】情報通信システムはホストコンピュータ1
00と多回線通信制御装置105から成るホスト側と、
前記ホスト側とネットワーク110を介して接続する端
末群111−1〜nより構成され、一台のホストコンピ
ュータ100が複数の多回線通信制御装置105を接続
し、前記多回線通信制御装置105は複数の回線109
を収容する。ホストコンピュータ100は、CPU10
1−1(〜101−n)、主記憶部A/B102−a/
b、通信インタフェース部103−a(103−b)、
コンピュータバスA/B104−a/b等の内部構成要
素が二重化して、そのどちらか一方に故障が発生しても
運転を継続処理できるフォールトトレラントコンピュー
タである。そして、その構成要素の通信インタフェース
部103には多回線通信制御装置105を接続する複数
のインタフェースチャネル117を設け、二重化通信イ
ンタフェース部103で同じ位置関係にあるインタフェ
ースチャネル(例えば、117−a1と117−b1)
に一台の多回線通信制御装置105を接続して、多回線
通信制御装置105とホストコンピュータ100との接
続経路の二重化を行う。
【0045】多回線通信制御装置105は、その内部バ
ス108を制御する2つの内部バス制御部106を二重
化通信インタフェース部103の各インタフェースチャ
ネル117と拡張バスケーブル118を介してホストコ
ンピュータ100と接続する。多回線通信制御装置10
5の内部はその内部バス108上に前記2つの内部バス
制御部106と複数の回線制御モジュール107が接続
している構成である。そして、回線制御モジュール10
7単位に少数回線109の回線制御を行い、多回線通信
制御装置105全体で多くの回線の制御を可能としてい
る。こうして、ホストコンピュータ100は回線109
とネットワーク110を介して複数の端末111−1〜
nとの通信を行う。
【0046】また、本情報通信システムでの通信処理
は、ホストコンピュータ100のCPU101、通信イ
ンタフェース部103のMPU112、及び回線制御モ
ジュール107のMPU113のそれぞれで分散して行
う。そして、その通信処理にて通信データは、主記憶部
102上の送受信バッファ114、通信インタフェース
部103内の送受信バッファ115、回線制御モジュー
ル107内の送受信バッファ116を経由してやり取り
される。ここで、二重化主記憶部A/B102−a/b
の送受信バッファ114−a/bへのアクセスは通信イ
ンタフェース部103の場合を例に述べると、通信イン
タフェース部103から主記憶部102の送受信バッフ
ァ114へ通信データ(受信データなど)を転送する場
合、通信インタフェース部103は二重化コンピュータ
バスA/B104−a/bを介して主記憶部A/B10
2−a/b双方の送受信バッファ114−a/bへ同一
データを転送する。また、主記憶部102の送受信バッ
ファ114から通信インタフェース部103へ通信デー
タ(送信データなど)を取り込む場合、通信インタフェ
ース部103は二重化コンピュータバスA/B104−
a/bを介して主記憶部A/B102−a/b双方の送
受信バッファ114−a/bから同一データの突合せチ
ェックを行って取り込む。なお、各部での通信処理の内
容については後で述べる。
【0047】さらに、ホストコンピュータ100内部の
二重化通信インタフェース部103はその一方を現用系
(マスタ状態)、他方を待機系(スレーブ状態)として
ホストコンピュータ100のCPU101が管理する。
その状態は多回線通信制御装置105が接続されている
インタフェースチャネル117の状態に基づいて管理さ
れ、マスタ状態とは通信インタフェース103にリザー
ブ状態のインタフェースチャネル117が少なくとも1
つ以上ある状態であり、スレーブ状態とは通信インタフ
ェース103にリザーブ状態のインタフェースチャネル
117がない状態である。ここで、インタフェースチャ
ネル117の状態は、内部バス制御部106が論理的に
内部バス108に接続している通信インタフェース10
3のインタフェースチャネル117の状態をリザーブ状
態、内部バス制御部106が論理的に内部バス108か
ら切り離されている通信インタフェース部103のイン
タフェースチャネル117の状態をフリー状態と呼ぶ。
なお、一台の多回線通信制御装置105の内部バス10
8上の2つの内部バス制御部106は、双方がリザーブ
状態にならぬよう論理的接続を排他的に制御されてい
る。
【0048】図2は、本発明の一実施例の情報通信シス
テムにおけるホスト側の通信処理インタフェース構造を
示したものである。
【0049】まず、ホストコンピュータ100内におけ
るCPU101〜通信インタフェース部103間インタ
フェースについて述べる。
【0050】CPU101〜通信インタフェース部10
3間インタフェースには、1つの端末111とデータ送
受信を行う一対一通信や複数の端末111−1〜nへ一
度に同一のデータ送信を行うマルチキャスト通信などの
データ通信処理を行うための通信制御インタフェース、
二重化通信インタフェース部103の系切換えや多回線
通信制御装置の構成の変更を行うための構成制御インタ
フェースがある。各インタフェースにて用いられるテー
ブルは主記憶部102上の各エリアに置く。通信制御イ
ンタフェースエリアには、ホストコンピュータ100の
CPU101が通信インタフェース部103への起動時
に起動コマンドの宛先を示す情報を登録する起動先識別
キュー・テーブル200、回線109単位のデータ送信
を要求する一対一通信コマンドの登録を行う一対一通信
起動キュー・テーブル201、複数回線へ同一のデータ
送信を要求するマルチキャスト通信コマンドの登録を行
うマルチキャスト通信起動テーブル202、回線制御モ
ジュール107が前記一対一通信コマンドの終了情報を
登録する一対一通信終了報告キュー・テーブル203、
通信インタフェース部103が前記マルチキャスト通信
コマンドの終了情報を登録するマルチキャスト通信終了
報告キュー・テーブル204、端末111からのデータ
受信情報を登録するデータ受信報告キュー・テーブル2
05、回線109上で通信異常などが発生した場合の報
告情報を登録する通信割込み報告キュー・テーブル20
6、通信インタフェース部103がホストコンピュータ
100のCPU101へ前記コマンド終了やデータ受信
などの報告割込み時にその報告先を示す情報を登録する
割込み報告先識別キュー・テーブル207、前記マルチ
キャスト通信コマンドに対する処理時に通信インタフェ
ース部103が各回線へのデータ送信起動処理状況等の
管理に用いるマルチキャスト通信管理テーブル208、
回線制御モジュール107が通信インタフェース部10
3からマルチキャスト通信処理におけるデータ送信起動
の受付完了を示す情報を登録するマルチキャスト通信起
動受付完了報告キュー・テーブル209がある。ここ
で、一対一通信起動キュー・テーブル201、一対一通
信終了報告キュー・テーブル203、データ受信報告キ
ュー・テーブル205、通信割込み報告キュー・テーブ
ル206、マルチキャスト通信起動受付完了報告キュー
・テーブル209は通信インタフェース部103以下に
接続されている全ての多回線通信制御装置105が収容
している回線数毎に設け、各回線での送受信データの順
序管理を可能としている。また、通信インタフェース部
103で同時に複数のマルチキャスト通信処理の管理が
できるように、マルチキャスト通信管理テーブル208
は複数設けている。なお、本通信制御インタフェースエ
リア上の各テーブルは二重化通信インタフェース部10
3共通で、現用系の通信インタフェース部103のみア
クセス可能である。さらに、前記通信制御インタフェー
スに関連して通信インタフェース部103には次の二つ
のエリアがある。宛先パターンテーブル用ワークエリア
230は、ホストコンピュータ100のCPU101か
ら通信インタフェース部103に通知されるマルチキャ
スト通信時の送信宛先を示す宛先パターンテーブルを格
納しておくためのエリアである。マルチキャスト通信管
理テーブル編集エリア231は、前記宛先パターンテー
ブル用ワークエリア230に格納されている宛先パター
ンテーブルを基に前記マルチキャスト通信管理テーブル
208を作成するためのエリアである。また、前記マル
チキャスト通信管理テーブル編集エリア231内は、前
記マルチキャスト通信管理テーブル208の面数分のエ
リアに分けられる。ここで、通信インタフェース部10
3におけるマルチキャスト通信コマンド処理の内、デー
タ送信先探索やCPU101への終了情報作成時には前
記マルチキャスト通信管理テーブル編集エリア231内
のマルチキャスト通信管理テーブルを主として使用し、
前記通信制御インタフェースエリア上のマルチキャスト
通信管理テーブル208は、マルチキャスト通信処理の
経過状況を記録することを目的として使用される。
【0051】構成制御インタフェースには、ホストコン
ピュータ100のCPU101が通信インタフェース部
103へ系切換えなどのコマンドの起動メッセージの連
絡に用いる起動メッセージテーブル220、通信インタ
フェース部103がホストコンピュータ100のCPU
101へ該コマンド終了報告などの終了メッセージの連
絡に用いる終了メッセージテーブル221とがある。こ
こで、起動メッセージ/終了メッセージには複数の優先
レベルを設け、ある特定コマンドの優先処理を可能と
し、起動メッセージテーブル220、終了メッセージテ
ーブル221はそのレベル毎にある。なお、本構成制御
インタフェース上の各テーブルは二重化通信インタフェ
ース部103それぞれに独立して設けている。
【0052】次に、ホストコンピュータ100と多回線
通信制御装置105とのインタフェース、すなわち通信
インタフェース部103〜回線制御モジュール107間
インタフェースについて述べる。
【0053】通信インタフェース部103〜回線制御モ
ジュール107間インタフェースには、ホストコンピュ
ータ100のCPU101からの前記一対一通信コマン
ド受付により、通信インタフェース部103が該当回線
109の回線制御モジュール107へ一対一通信コマン
ドを登録するための一対一通信コマンドキュー・テーブ
ル240、ホストコンピュータ100のCPU101か
らの前記マルチキャスト通信コマンド受付により、通信
インタフェース部103が該当回線109の回線制御モ
ジュール107へマルチキャスト通信コマンドを登録す
るためのマルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル
241、回線制御モジュール107が通信インタフェー
ス部103へ前記一対一通信コマンドのデータ送信処理
終了報告や前記マルチキャスト通信コマンドの起動受付
完了報告、または端末111からのデータ受信報告や回
線異常発生報告を行う際に発行する割込みが前記いずれ
の報告を通知するのかを示す割込み通知テーブル242
がある。ここで、前記マルチキャスト通信コマンドキュ
ー・テーブル241へのマルチキャスト通信コマンドの
登録可能な数を増やすため、主記憶部102に回線制御
モジュール拡張バッファエリアを設けている。
【0054】最後に、二重化通信インタフェース部10
3の系切換え時に二重化通信インタフェース部103間
でのデータ連続性保証のための処理経過引継ぎ情報をや
り取りするリカバリインタフェースについて述べる。
【0055】リカバリインタフェースエリアには、各回
線制御モジュール107の前記一対一通信コマンドキュ
ー・テーブル240、及び前記マルチキャスト通信コマ
ンドキュー・テーブル241における現在のデータ送信
起動登録ポイントを記録するカレントライトポインタテ
ーブル210、通信インタフェース部103がホストコ
ンピュータ100のCPU101からの起動受付時に、
前記起動先識別キュー・テーブル200、前記各回線の
一対一通信起動キュー・テーブル201において次回の
起動受付での起動情報取り込みポイントを記録するネク
ストリードポインタテーブル211、前記宛先パターン
テーブルを格納しておく宛先パターンテーブル格納エリ
ア212がある。
【0056】次に、図3、図4、図5、及び図6を用い
て上記インタフェースを構成するテーブルの構造を説明
する。
【0057】図3(a)は前記起動先識別キュー・テー
ブル200と前記割込み報告先識別キュー・テーブル2
07の構造を示したものである。図中、301は本キュ
ー・テーブルへの情報登録可能な情報登録エリア303
の位置(番号)を示すライトポインタ、302は情報の
登録がなされている情報登録エリア303の位置(番
号)を示すリードポインタである。ここで、情報登録エ
リア303の個数nは通信インタフェース部103以下
の多回線通信制御装置105に収容している全ての回線
109それぞれへm回のデータ送信起動が可能な個数で
ある。
【0058】図3(b)は前記一対一通信起動キュー・
テーブル201、前記一対一通信終了報告キュー・テー
ブル203、前記マルチキャスト通信終了報告キュー・
テーブル204、前記データ受信報告キュー・テーブル
205、前記通信割込み報告キュー・テーブル206、
前記マルチキャスト通信起動受付完了報告キュー・テー
ブル209、及び前記一対一通信コマンドキュー・テー
ブル240の構造を示したものである。図中、311は
本キュー・テーブルへの情報登録可能な情報登録エリア
313の位置(番号)を示すライトポインタ、312は
情報の登録がなされている情報登録エリア313の位置
(番号)を示すリードポインタである。ここで、情報登
録エリア313の個数mは回線制御モジュール107が
各回線109毎に有している送信/受信データバッファ
の個数分である。
【0059】図3(c)は前記マルチキャスト通信起動
テーブル202の構造を示したものである。図中、32
1はその下の情報登録エリア322に有効起動情報が登
録されているかどうかを示す起動フラグである。ここ
で、情報登録エリア322の個数lは、マルチキャスト
通信管理テーブル208の面数、すなわち通信インタフ
ェース部103にて同時に処理可能なマルチキャスト通
信の数であり、各情報登録エリア322と各マルチキャ
スト通信管理テーブル208とは一対一の対応関係にあ
る。
【0060】図3(d)は前記マルチキャスト通信コマ
ンドキュー・テーブル241の構造を示したものであ
る。図中、331は本キュー・テーブルへの情報登録可
能な情報登録エリア333の位置(番号)を示すライト
ポインタ、332は情報の登録がなされている情報登録
エリア333の位置(番号)を示すリードポインタであ
る。ここで、情報登録エリア333の個数kは回線10
9の品質が低下して一時データ送信のスループットが低
下しても数秒間は通信インタフェース部103からのマ
ルチキャスト通信コマンドを受付可能な個数である。
【0061】図3(e)は前記割込み通知テーブル24
2の構造を示したものである。図中、341は本割込み
通知テーブル242に有効な割込み情報が設定されてい
るかどうかを示す有効フラグである。342から345
は割込み通知の種別を表すフラグで、342は一対一通
信コマンド処理の終了報告であることを示す一対一通信
終了報告フラグ、343は回線異常発生などの通信割込
み報告であることを示す通信割込み報告フラグ、344
は端末111からのデータ受信報告であることを示すデ
ータ受信報告フラグ、345はマルチキャスト通信コマ
ンドの起動受付完了報告であることを示すマルチキャス
ト通信起動受付完了報告フラグである。346から34
8は割込み通知発生元を表し、346は多回線通信制御
装置105内の回線制御モジュール番号、347は回線
制御モジュール107での回線番号、348は回線10
9上の端末番号である。
【0062】ここで、上記各キュー・テーブル(20
0,201,203〜207,209,240及び24
1)は、FIFO(First In First O
ut)方式により制御され、各キュー・テーブルのライ
トポインタ及びリードポインタは以下のように処理され
る。ライトポインタ301(あるいは311,331)
及びリードポインタ302(あるいは312,332)
は更新の際、n(あるいはm,k)番目の情報登録エリ
ア303−n(あるいは313−m,333−k)の次
は1番目の情報登録エリア303−1(あるいは313
−1,333−1)を示すように処理される。また、前
記ライトポインタ301(あるいは311,331)を
更新する際は、前記リードポインタ302(あるいは3
12,332)が示す情報登録エリア303(あるいは
313,333)より先のエリアを示さないように処理
され、前記リードポインタ302(あるいは312,3
32)を更新する際は、前記ライトポインタ301(あ
るいは311,331)が示す情報登録エリア303
(あるいは313,333)より先のエリアを示さない
ように処理される。
【0063】図4(a)は前記カレントライトポインタ
テーブル210の構造を示したものである。図中、40
1は各回線制御モジュール107の一対一通信コマンド
キュー・テーブル240のライトポインタ311を記録
する一対一通信用記録エリア、402は各回線制御モジ
ュール107のマルチキャスト通信コマンドキュー・テ
ーブル241のライトポインタ331を記録するマルチ
キャスト通信用記録エリアである。ここで、各記録エリ
アは通信インタフェース部103に接続されている多回
線通信制御装置105の全回線制御モジュール107毎
の記録フィールド403(404)−1〜nから成り、
回線制御モジュール用記録フィールド403(404)
は回線制御モジュール107に接続している各回線10
9毎の記録要素405(406)−1〜mから成る。し
たがって、前記カレントライトポインタテーブル210
において、上記各コマンドキュー・テーブル(240,
241)のライトポインタ(311,331)は該当記
録要素(405,406)に記録される。
【0064】図4(b)は前記ネクストリードポインタ
テーブル211の構造を示したものである。図中、41
0は前記起動先識別キュー・テーブル200のライトポ
インタ301を記録する起動先識別キュー・テーブル用
記録フィールド、411は前記一対一通信起動キュー・
テーブル201のライトポインタ311を記録する一対
一通信起動キュー・テーブル用記録エリアである。ここ
で、一対一通信起動キュー・テーブル用記録エリア41
1は通信インタフェース部103に接続されている多回
線通信制御装置105の全回線制御モジュール107毎
の記録フィールド412−1〜nから成り、回線制御モ
ジュール用記録フィールド412は回線制御モジュール
107に接続している各回線109毎の一対一通信起動
キュー・テーブル201のライトポインタ311を記録
する記録要素413−1〜mから成る。
【0065】図5(a)は通信インタフェース部103
において、回線制御モジュール107にマルチキャスト
通信のデータ送信を指示する際に参照する宛先パターン
テーブル500の構造を示したものである。図中、50
1は通信インタフェース部103以下の全多回線通信制
御装置105内の全ての回線制御モジュール107に順
次割り付けた番号を表す回線制御モジュール番号、50
2は各回線制御モジュール107毎に収容している回線
109に順次割り付けた番号を表す回線番号である。本
宛先パターンテーブル500では各回線制御モジュール
番号501の回線番号502毎にマルチキャスト通信処
理におけるデータ送信の要否をそれぞれ1、0の値で表
す。また、マルチキャスト送信データの内容によりデー
タ送信先の複数回線の組合せ変更が可能なように、宛先
パターンテーブル500は複数存在する。
【0066】図5(b)は前記マルチキャスト通信管理
テーブル208の構造を示したものである。図中、51
1はマルチキャスト通信起動処理時にデータ送信する回
線109のうち、未だ該当回線制御モジュール107に
マルチキャスト通信コマンドの登録を行っていない回線
109の総数を表す未起動総数である。512は、通信
インタフェース部103以下の全多回線通信制御装置1
05において収容している全ての回線109を対象とし
て、マルチキャスト通信起動処理時のデータ送信の要否
を表す起動管理エリアであり、その構造は宛先パターン
テーブル500と同一である。513は、マルチキャス
ト通信起動処理時に回線制御モジュール107へマルチ
キャスト通信コマンドの登録を行った回線109のう
ち、通信インタフェース部103からのマルチキャスト
通信起動に対し、その受付処理の完了報告を回線制御モ
ジュールから未だ受け取っていない総数(回線単位)を
表す未終了報告受付総数である。514は、マルチキャ
スト通信起動に対する回線制御モジュール107からの
受付完了報告を、通信インタフェース部103で受け取
ったことを記憶しておくための終了監視エリアであり、
その構造は宛先パターンテーブル500と同一である。
515は、マルチキャスト通信起動時に何らかの異常の
ため回線制御モジュール107へ起動がかけられなかっ
た場合、あるいはマルチキャスト通信起動に対する回線
制御モジュール107からの受付完了報告が異常報告の
場合の総数(回線単位)を表す異常終了総数である。5
16−1〜l,517−1〜l,518−1〜lは、そ
れぞれ前記異常終了した回線制御モジュール番号、回線
番号及びその異常の内容を記憶するための回線制御モジ
ュール番号記録フィールド、回線番号記録フィールド及
び異常種別記録フィールドである。前記516,51
7,518の1〜lには、異常終了が発生した順に登録
される。
【0067】図6(a)は前記起動メッセージテーブル
220の構造を示したものである。図中、600は本起
動メッセージテーブル220に起動情報の設定の有無を
示す有効フラグ、601は本起動メッセージテーブル2
20の優先レベルを表す起動識別番号、602は起動情
報の設定を行う起動情報設定エリアである。
【0068】図6(b)は前記終了メッセージテーブル
221の構造を示したものである。図中、600は本終
了メッセージテーブル220に終了情報の設定の有無を
示す有効フラグ、601は本終了メッセージテーブル2
20の優先レベルを表す終了識別番号、602は終了情
報の設定を行う終了情報設定エリアである。
【0069】次に、図7、図8を用いて上記構成制御イ
ンタフェース、上記通信制御インタフェースの起動/終
了処理手順を説明する。
【0070】図7は上記構成制御インタフェースの起動
/終了処理手順を示したものである。
【0071】まず、図7(a)を用いて構成制御インタ
フェース上での起動処理手順について述べる。
【0072】ホストコンピュータ100のCPU101
は通信インタフェース部103へ二重化通信インタフェ
ース部103の系切換えなどの構成制御指示を行う場
合、主記憶部102上の起動メッセージテーブル220
へ構成制御指示コマンドなどの起動情報を設定し
(1)、通信インタフェース部103へ連絡割込みを発
行し(2)、通信インタフェース部103へのコマンド
起動を行う。そして、ホストコンピュータ100のCP
U101から連絡割込みを受けた通信インタフェース部
103は前記起動メッセージテーブル220上の起動情
報を取込んだ後(3)、ホストコンピュータ100のC
PU101へ連絡割込みを発行し(4)、CPU101
からの起動情報取込み完了を通知する。
【0073】図7(b)は上記構成制御インタフェース
上での終了処理手順を示したものである。
【0074】前記起動処理により受付けたコマンドの処
理を終了した通信インタフェース部103は、ホストコ
ンピュータ100のCPU101へその終了報告を行う
場合、主記憶部102上の終了メッセージテーブル22
1へ終了報告情報を設定し(1)、ホストコンピュータ
100のCPU101へ連絡割込みを発行し(2)、ホ
ストコンピュータ100のCPU101へコマンド終了
報告を行う。そして、通信インタフェース部103から
連絡割込みを受けたホストコンピュータ100のCPU
101は前記終了メッセージテーブル221上の終了報
告情報を取り込んだ後(3)、通信インタフェース部1
03へ連絡割込みを発行し(4)、通信インタフェース
部103からの終了報告情報取り込み完了を通知する。
【0075】図8は、通信制御インタフェース及び通信
インタフェース部〜回線制御モジュール間インタフェー
スにおける通信処理のうち、一対一通信の起動/終了処
理概略手順を示したものである。以下、起動/終了処理
を分けて説明する。
【0076】図8(a)は、前記二つのインタフェース
における一対一通信の起動処理手順を示したものであ
る。
【0077】ホストコンピュータ100のCPU101
は、回線制御モジュール107に対して回線109への
データ送信を要求する場合、データ送信を行いたい回線
109に対応したホストコンピュータ100の主記憶部
102上の一対一通信起動キュー・テーブル201へ一
対一通信コマンドを登録する(1)。つぎに、前記主記
憶部102上の起動先識別キュー・テーブル200へ、
前記一対一通信コマンドを登録した先の一対一通信起動
キュー・テーブル201を示す起動先識別情報を登録し
て起動要求を行う(2)。そして、通信インタフェース
部103は、CPU101による前記起動先識別キュー
・テーブル200への登録状況を周期的に監視し、該起
動先識別情報の登録を検出すると(3)、該当回線制御
モジュール107内の該当一対一通信コマンドキュー・
テーブル240へ該一対一通信コマンドの登録を行う
(4)。ここで、前記一対一通信コマンドには、本コマ
ンドが一対一通信なのかマルチキャスト通信なのかを表
す通信種別、主記憶部102上の送信データ格納アドレ
ス及び送信データの大きさが記録される。また、マルチ
キャスト通信時のマルチキャスト通信コマンドには、前
記一対一通信コマンドの内容に加え、マルチキャスト通
信起動処理にて使用する宛先パターンテーブル500の
番号が記録される。そして、起動先識別情報には前記各
コマンドの登録先が記録される。
【0078】図8(b)は、前記二つのインタフェース
における一対一通信の終了処理手順を示したものであ
る。
【0079】回線制御モジュール107は、一対一通信
コマンド処理を完了すると、主記憶部102上の該当一
対一通信終了報告キュー・テーブル203に終了情報を
登録する(1)。そして、割込み通知テーブル242に
諸情報を設定して通信インタフェース部103に割込み
を発行する(2)。通信インタフェース部103では、
回線制御モジュール107から該割込みを受けると、前
記割込み通知テーブルを取込み(3)、その割込み情報
を主記憶部102上の割込み報告先識別キュー・テーブ
ル207に登録して(4)CPU101へ割込みを発行
する。
【0080】以下、図9から図13を用いて現用系通信
インタフェース部におけるデータ通信の詳細な処理手順
を説明する。
【0081】まず、図9、図10及び図11を用いて、
起動受付処理/一対一通信起動処理及び割込み受付処理
/割込み報告処理のフローを説明する。
【0082】図9は、現用系通信インタフェース部にお
ける起動受付処理/一対一通信起動処理のフローを示し
たものである。
【0083】起動受付処理900において通信インタフ
ェース部103は、自系通信インタフェース部103の
状態がマスタ状態かスレーブ状態か判別し(ステップ9
01)、スレーブ状態の場合は前記判別処理を繰り返
す。前記判別(ステップ901)の結果自系通信インタ
フェース部103の状態がマスタ状態の場合、主記憶部
102上の通信制御インタフェースエリアにある起動先
識別キュー・テーブル200のライトポインタ301と
リードポインタ302の差分から登録情報の有無を調べ
(902)、登録情報が無い場合(差分がゼロ)、再び
自系通信インタフェース部103のマスタ/スレーブ状
態を調べる。前記判別(ステップ902)の結果登録情
報が有る場合(差分がゼロでない)、前記起動先識別キ
ュー・テーブル200のリードポインタ302が示す情
報登録エリア303の起動先識別情報を読出し(90
3)、前記起動先識別情報の内容から起動種別の判定を
行う(904)。前記判定(ステップ904)の結果起
動種別が一対一通信起動の場合、前記起動先識別情報が
示す一対一通信起動キュー・テーブル201と一対一に
対応する回線制御モジュール107内の一対一通信コマ
ンドキュー・テーブル240の現在のライトポインタ3
11の値(カレントライトポインタ)を、前記主記憶部
102上のリカバリインタフェースエリアにあるカレン
トライトポインタテーブル210内の一対一通信用記録
エリア401の該当回線制御モジュール用記録フィール
ド403の該当回線用記録要素405に登録する(90
5)。つぎに、前記リカバリインタフェースエリアにあ
るネクストリードポインタテーブル211の起動先識別
キュー・テーブル用記録フィールド410に、前記起動
先識別キュー・テーブル200のリードポインタ302
を更新した値(ネクストリードポインタ)を記録するこ
とにより、該起動先識別キュー・テーブル200のネク
ストリードポインタを更新し(906)、次回読出す情
報登録エリア303先を記憶しておく。つぎに、前記一
対一通信起動キュー・テーブル201のリードポインタ
312の示す情報登録エリア313の一対一通信コマン
ドを、前記回線制御モジュール107の一対一通信コマ
ンドキュー・テーブル240のライトポインタ311の
示す情報登録エリア313に書込み、そのライトポイン
タ311を更新する(907)。そして、前記ネクスト
リードポインタテーブル211内にて、前記一対一通信
起動キュー・テーブル201のネクストリードポインタ
を更新し(908)、前記起動先識別キュー・テーブル
200のリードポインタ302を更新して(909)、
該起動先識別情報を廃棄しCPU101からのデータ通
信要求に対する通信インタフェース部103での起動処
理を完了する。ここで、ネクストリードポインタとは、
通信インタフェース部103がキュー・テーブル内の登
録情報をどこまで読出したかを示すもので、本ポインタ
を更新してもキュー・テーブルから登録情報を取り出す
わけではない。なお、本ポインタもリードポインタ、ラ
イトポインタ同様イニシャル時、ゼロに初期化される。
前記判定(ステップ904)の結果、起動種別がマルチ
キャスト通信起動の場合、該起動先識別キュー・テーブ
ル200のネクストリードポインタを更新し(910)
マルチキャスト通信起動処理911に通信処理を引渡し
て(911)、再び自系通信インタフェース部103の
マスタ/スレーブ状態を調べる。
【0084】このように、現用系の通信インタフェース
部では、マスタ状態の時のみ通信制御インタフェースを
介したCPUからのデータ通信要求に対する起動処理を
行う。
【0085】図10は、回線制御モジュールにおけるデ
ータ通信処理の概略を示したものである。
【0086】図10(a)は、回線制御モジュール10
7における一対一通信起動処理の手順を示したものであ
る。
【0087】回線制御モジュール107は、通信インタ
フェース部103からのコマンド登録状況を周期的に監
視し、図9にて説明した処理により一対一通信コマンド
キュー・テーブル240に一対一通信コマンドが登録さ
れていると(1)、前記一対一通信コマンドの内容に従
って主記憶部102上の送受信バッファ114から回線
制御モジュール107内の送受信バッファ116へ送信
データを転送する(2)。そして、該当回線109に該
送信データを送出する(3)。
【0088】ここで、マルチキャスト通信起動処理の場
合、送信データは通信インタフェース部103により通
信インタフェース部103内の送受信バッファ115に
設定される。そして、回線制御モジュール107は前記
送受信バッファ115から送受信バッファ116へ該送
信データの転送を行い、転送完了後前記通信インタフェ
ース部103に起動受付完了報告を行う。さらに、前記
回線制御モジュール107では回線109への送信デー
タ送出後、回線109からデータ送信に対する送達確認
を受取ると、該当コマンドキュー・テーブルのリードポ
インタ(312あるいは332)を更新して該当コマン
ドを廃棄する。前記送達確認が一対一通信時のデータ送
信に対するものである場合、前記通信インタフェース部
103に該当一対一通信の終了報告を行う。
【0089】また、前記回線制御モジュール107で
は、前記一対一通信コマンドキュー・テーブル240と
は別にマルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル2
41を有しており、各々のコマンドキュー・テーブルの
周期的監視の割合を変更することで、端末111へ提供
するデータ通信の優先度を変更することができる。
【0090】図10(b)は、回線制御モジュール10
7における端末111からのデータ受信処理の手順を示
したものである。
【0091】回線制御モジュール107は、通信インタ
フェース部103へ端末111からのデータ受信報告を
行う場合、ホストコンピュータ100の主記憶部102
上の送受信バッファ114へ受信データを転送する
(1)。そして、前記主記憶部102上の通信制御イン
タフェースエリアにあるデータ受信報告キュー・テーブ
ル205へ受信報告を登録し(2)、割込み通知テーブ
ル242に諸情報を設定して通信インタフェース部10
3へ割込みを発行する(3)。
【0092】図11は、回線制御モジュールからの割込
みを受付けた現用系通信インタフェース部での割込み受
付処理及び割込み報告処理を示したものである。
【0093】割込み受付処理1100において通信イン
タフェース部103は、回線制御モジュール107から
割込みを受けると自系通信インタフェース部103の状
態がマスタ状態かスレーブ状態か判別し(1101)、
スレーブ状態の場合は本処理を終了する。前記判別(ス
テップ1101)の結果、自系通信インタフェース部1
03の状態がマスタ状態の場合は回線制御モジュール1
07内の割込み通知テーブル242の割込み情報を読込
み(1102)、その割込み通知テーブル242の有効
フラグ341がON状態か否か判別する(1103)。
前記判別(ステップ1102)の結果有効フラグ341
がON状態でない場合は本処理を終了し、前記有効フラ
グ341がON状態の場合は前記割込み情報の種別を調
べる(1104)。前記調査の結果、一対一通信終了報
告フラグ342がON状態で前記割込み情報がホストコ
ンピュータ100からの起動に対する終了割込みであれ
ば、その割込み情報に対応する一対一通信起動キュー・
テーブル201のリードポインタ312を更新して(1
105)、該当一対一通信コマンドを廃棄する。そし
て、前記割込み情報を主記憶部102上の割込み報告先
識別キュー・テーブル207へ登録し(1106)、ホ
ストコンピュータ100のCPU101へ割込みを発行
して(1107)、前記割込み通知テーブル242の有
効フラグ341をOFFする(1108)。また、前記
調査の結果、データ受信報告フラグ344がON状態で
前記割込み情報が回線109からのデータ受信である場
合、あるいは通信割込み報告フラグ343がON状態で
前記割込み情報が通信異常発生などである場合は、割込
み情報の割込み報告先識別キュー・テーブル207への
登録(1106)、CPU101への割込み発行(11
07)及び有効フラグ341のOFF(1108)を行
う。さらに前記調査の結果、マルチキャスト通信起動受
付完了報告フラグ345がON状態で前記割込み情報が
マルチキャスト通信起動に対する受付完了である場合、
マルチキャスト通信起動受付完了報告受付処理1109
に割込み受付処理を引渡す(1109)。
【0094】このように、現用系の通信インタフェース
部では、回線制御モジュールから割込みを受取ると、マ
スタ状態の時のみその割込み種別に応じた割込み受付処
理を行い、ホストコンピュータのCPUへ報告する。
【0095】つぎに、図12、図13及び図14を用い
て、現用系通信インタフェース部におけるマルチキャス
ト通信処理のフローを説明する。
【0096】図12は、現用系通信インタフェース部に
おけるマルチキャスト通信起動処理のフローチャートを
示したものである。
【0097】ホストコンピュータ100内のCPU10
1からの起動先識別情報の起動種別がマルチキャスト通
信起動の場合、通信インタフェース部103では、起動
受付処理900からマルチキャスト通信起動処理911
に通信処理が引継がれる。
【0098】マルチキャスト通信起動処理911におい
て前記通信インタフェース部103は、前記起動先識別
情報からマルチキャスト通信起動テーブル202の該当
する情報登録エリア322を検出して該当マルチキャス
ト通信コマンドを読込み、前記マルチキャスト通信コマ
ンドの内容に従って主記憶部102上の送受信バッファ
114からマルチキャスト送信データを送受信バッファ
115に転送する(1201)。つぎに、前記マルチキ
ャスト通信コマンドによりCPU101から指定された
宛先パターンテーブル500を、宛先パターンテーブル
用ワークエリア230から、マルチキャスト通信管理テ
ーブル編集エリア231内の前記情報登録エリア322
と一対一に対応したワーク用のマルチキャスト通信管理
テーブルの起動管理エリア512及び終了監視エリア5
14へコピーして、マルチキャスト通信管理テーブル2
08の基を作成する(1202)。そして、前記作成し
たマルチキャスト通信管理テーブルを主記憶部102上
の通信制御インタフェースエリアにある該当マルチキャ
スト通信管理テーブル208に設定する(1203)。
つぎに、前記マルチキャスト通信管理テーブル編集エリ
ア231内のマルチキャスト通信管理テーブルの起動管
理エリア512からマルチキャスト送信データの送信先
回線を検出し(1204)、該当回線制御モジュール1
07内のマルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル
241のライトポインタ331が示す情報登録エリア3
33へ前記マルチキャスト通信コマンドを書込む(12
05)。通信インタフェース部103は、前記書込みが
正常に行えたか否かを判別し(1206)、正常に書込
めた場合前記マルチキャスト通信コマンドキュー・テー
ブル241のライトポインタ331を更新し(120
7)、前記マルチキャスト通信管理テーブル208の起
動管理エリア512内の該当回線の起動フラグを1から
0に書替える(1208)。そして、前記マルチキャス
ト通信コマンドキュー・テーブル241のライトポイン
タ331を、主記憶部102上のカレントライトポイン
タテーブル210のマルチキャスト通信用記録エリア4
02内の該当回線制御モジュール用記録フィールド40
4の該当回線用記録要素406に記憶する(120
9)。前記判別の結果、正常に書込めなかった場合、該
当マルチキャスト通信管理テーブルの異常終了記憶エリ
ア内の該当回線制御モジュール番号記録フィールド51
6/回線番号記録フィールド517/異常種別記録フィ
ールド518に、それぞれ前記登録不可回線制御モジュ
ール番号/回線番号及び異常種別を記憶する(121
0)。そして、前記マルチキャスト通信管理テーブルの
異常終了総数515を加算し(1211)、終了監視エ
リア514内の該当回線の監視フラグを1から0に書替
えて未終了報告受付総数513を減算し、起動管理エリ
ア512内の該当回線の起動フラグを1から0に書替え
る(1212)。上記各々の判別内容に応じた処理の
後、該当マルチキャスト通信管理テーブルの未起動総数
511を減算し(1213)、前記未起動総数511が
ゼロか否か判別する(1214)。前記判別(ステップ
1214)の結果、未起動回線総数511がゼロでない
場合は前記マルチキャスト通信管理テーブルの起動管理
エリア512からマルチキャスト送信データの次の送信
先回線を検出し(1204)、以下同様の処理を行う。
前記判別(ステップ1214)の結果、未起動回線総数
511がゼロの場合はマルチキャスト送信データを送信
する回線109がもうないことを意味し、通信インタフ
ェース部103は回線制御モジュール107からのマル
チキャスト通信起動に対する受付完了報告を監視するた
め、マルチキャスト通信終了監視タイマを作動させ(1
215)、前記起動先識別キュー・テーブル200のリ
ードポインタ302を更新し(1216)、該起動先識
別情報を廃棄して本処理を終了する。
【0099】このように、現用系通信インタフェース部
は、主記憶部からマルチキャスト送信データを取込み、
指定宛先パターンテーブル500をもとに作成したマル
チキャスト通信管理テーブル208の起動管理エリア5
12の内容に従って、データ送信回線が接続される各回
線制御モジュール内のマルチキャスト通信コマンドキュ
ー・テーブルへマルチキャスト通信コマンドを登録す
る。
【0100】ここで、上記処理のうちステップ1201
からステップ1204が完了するまでをマルチキャスト
ステータス1とし、ステップ1204完了後以降をマル
チキャストステータス2とする。前記マルチキャストス
テータス1/マルチキャストステータス2は、二重化通
信インタフェース部103の系切換え処理におけるマル
チキャスト通信のリカバリ処理判別の指標となる。
【0101】また、マルチキャスト通信起動処理で使用
する宛先パターンテーブル500を宛先パターンテーブ
ル用ワークエリア230へ設定する際は、宛先パターン
テーブル設定コマンドによりCPU101が通信インタ
フェース部103へその指示を行う。前記CPU101
ではシステム立上げ後最初にマルチキャスト通信を行う
前に、全宛先パターンテーブル500を宛先パターンテ
ーブル用ワークエリア230に設定するために前記宛先
パターンテーブル設定コマンドを通信インタフェース部
103へ発行する。そして、前記宛先パターンテーブル
設定コマンドを受取った通信インタフェース部103
は、そのコマンド内容に従って全宛先パターンテーブル
500を宛先パターンテーブル用ワークエリア230に
設定し、主記憶部102上のリカバリインタフェースエ
リアの宛先パターンテーブル格納エリア212に宛先パ
ターンテーブル500を全てコピーする。さらに、前記
CPU101では回線異常の発生などにより回線109
へのデータ送信の要否を変更する場合、該当宛先パター
ンテーブル500において該当回線のフラグを変更し、
前記宛先パターンテーブル設定コマンドを通信インタフ
ェース部103へ発行する。そして、前記宛先パターン
テーブル設定コマンドを受取った通信インタフェース部
103は、そのコマンド内容に従って前記変更宛先パタ
ーンテーブルを宛先パターンテーブル用ワークエリア2
30及び宛先パターンテーブル格納エリア212に再設
定する。
【0102】また、通信インタフェース部103は、マ
ルチキャスト通信起動テーブル202内に複数ある情報
登録エリア322と一対一に対応してマルチキャスト通
信管理テーブル208を複数同時に管理し、複数のマル
チキャスト通信処理を行う。
【0103】図13は、現用系通信インタフェース部に
おけるマルチキャスト通信起動受付完了報告受付処理の
フローチャートを示したものである。
【0104】多回線通信制御装置105内の回線制御モ
ジュール107からの割込み報告の種別がマルチキャス
ト通信起動受付完了報告の場合、通信インタフェース部
103では、割込み受付処理1100からマルチキャス
ト通信起動受付完了報告受付処理1109に割込み処理
が引継がれる。
【0105】マルチキャスト通信起動受付完了報告受付
処理1109において通信インタフェース部103は、
該当割込み通知テーブル242の内容から該当マルチキ
ャスト通信起動受付完了報告キュー・テーブル209を
判別し、前記マルチキャスト通信起動受付完了報告キュ
ー・テーブル209のリードポインタ312が示す情報
登録エリア313から終了情報を読込む(1301)。
つぎに、前記終了情報の内容が正常終了か否か判別し
(1302)、異常終了の場合のみ該当回線制御モジュ
ール番号/回線番号及び異常種別を、マルチキャスト通
信管理テーブル編集エリア231の該当マルチキャスト
通信管理テーブルの異常終了記憶エリア内の該当回線制
御モジュール番号記録フィールド516/回線番号記録
フィールド517/異常種別記録フィールド518にそ
れぞれ記録し(1303)、前記マルチキャスト通信管
理テーブルの異常終了総数515を加算する(130
4)。つぎに、通信インタフェース部103は、前記マ
ルチキャスト通信管理テーブルの終了監視エリア514
内の該当回線の監視フラグを1から0に書替え(130
5)、該当回線109については起動受付完了報告を受
取ったことを記録し、前記マルチキャスト通信管理テー
ブルの未終了報告受付総数513を減算する(130
6)。そして、前記未終了報告受付総数513がゼロか
否か判別し(1307)、ゼロでない場合は該当マルチ
キャスト通信起動受付完了報告キュー・テーブル209
のリードポインタ312を更新して(1309)該終了
情報を廃棄し、該当回線制御モジュール107の割込み
通知テーブル242の有効フラグ341をOFFして
(1310)、本処理を終了する。前記判別(ステップ
1307)の結果、前記未終了報告受付総数513がゼ
ロの場合は各回線制御モジュール107からマルチキャ
スト通信起動に対する受付完了報告を全て受取ったこと
を意味し、CPU101にマルチキャスト通信の終了報
告を行うためマルチキャスト通信終了報告処理1308
に処理を引渡し(1308)、前記マルチキャスト通信
起動受付完了報告キュー・テーブル209のリードポイ
ンタ312を更新して(1309)該終了情報を廃棄
し、該当回線制御モジュール107の割込み通知テーブ
ル242の有効フラグ341をOFFして(131
0)、本処理を終了する。ここで、二重化通信インタフ
ェース部の系切換え処理におけるマルチキャスト通信の
リカバリ処理判別の指標となるマルチキャストステータ
スは、上記処理の間中2の状態である。
【0106】図14は、現用系通信インタフェース部に
おけるマルチキャスト通信終了報告処理のフローチャー
トを示したものである。
【0107】通信インタフェース部103は、マルチキ
ャスト通信起動受付完了報告受付処理1109におい
て、各回線制御モジュール107からマルチキャスト通
信起動に対する受付完了報告を全て受取ったことを確認
した場合、マルチキャスト通信終了報告処理1308に
処理を引継ぐ。
【0108】マルチキャスト通信終了報告処理1308
において通信インタフェース部103は、該当マルチキ
ャスト通信の終了監視タイマが動作中か否か判別し(1
401)、動作中の場合のみ前記マルチキャスト通信終
了監視タイマを停止する(1402)。つぎに、マルチ
キャスト通信管理テーブル編集エリア231の該当マル
チキャスト通信管理テーブルの異常終了総数515を読
出して(1403)、前記異常終了総数515がゼロか
否か判別し(1404)、ゼロの場合は該マルチキャス
ト通信は正常終了として終了報告情報を作成する(14
05)。前記判別(ステップ1404)の結果、前記異
常終了総数515がゼロでない場合、前記マルチキャス
ト通信管理テーブルの異常終了記憶エリアをコピーして
終了報告情報を作成する(1406)。つぎに、作成し
た終了報告情報を主記憶部102上のマルチキャスト通
信終了報告キュー・テーブル204のライトポインタ3
11が示す情報登録エリア313に書込み、前記ライト
ポインタ311を更新する(1407)。そして、前記
マルチキャスト通信終了報告キュー・テーブル204に
終了報告情報を登録したことを、ホストコンピュータ1
00のCPU101に通知するための割込み報告先識別
情報を作成し(1408)、前記主記憶部102上の割
込み報告先識別キュー・テーブル207のライトポイン
タ301が示す情報登録エリア303に前記割込み報告
先識別情報を登録して前記ライトポインタ301を更新
する(1409)。そして、前記CPU101へ割込み
を発行して(1410)、本処理を終了する。ここで、
上記処理でCPU101への割込み発行まではマルチキ
ャストステータス2の状態で、二重化通信インタフェー
ス部103の系切換え処理におけるマルチキャスト通信
のリカバリ処理の対象となる。
【0109】このように、現用系通信インタフェース部
では、多回線通信制御装置内の各回線制御モジュールか
らのマルチキャスト通信起動受付完了報告を受取ると、
マルチキャスト通信管理テーブルの終了監視エリア51
4における該当回線について、監視フラグをゼロに書替
えて受取済を記憶する。そして、マルチキャスト送信デ
ータを送信した全ての回線について、該当回線制御モジ
ュールからマルチキャスト通信起動受付完了報告を受取
完了すると、CPUへ該当マルチキャスト通信の終了を
報告する。
【0110】ここで、前記マルチキャスト通信終了監視
タイマがタイムアウトして、所定時間内にマルチキャス
ト通信起動の受付完了報告を各回線制御モジュール10
7から必要数分受取れなかった場合、通信インタフェー
ス部103は該当マルチキャスト通信起動に対する回線
制御モジュール107からの受付完了報告受付を打切
る。つぎに、マルチキャスト通信管理テーブル編集エリ
ア231の該当マルチキャスト通信管理テーブルの終了
監視エリア514において、回線制御モジュール107
からのマルチキャスト通信起動受付完了報告の受取済が
記録されていない回線、すなわち、前記終了監視エリア
514において監視フラグが1の回線を検出し、前記回
線は異常終了と見なし、前記マルチキャスト通信管理テ
ーブルの異常終了記憶エリアに該当回線制御モジュール
番号/回線番号及び異常種別としてタイムアウトを記録
し、異常終了総数515を加算する。そして、前記終了
監視エリア514においてフラグが1の回線について全
て前記異常終了記憶エリアに記録すると、通信インタフ
ェース部103はマルチキャスト通信終了報告処理13
08に処理を引渡しCPU101にマルチキャスト通信
の終了を報告する。
【0111】また、図12、図13及び図14において
説明したマルチキャスト通信処理では、先に述べたよう
に通信インタフェース部103のマルチキャスト通信管
理テーブル編集エリア231内の該当マルチキャスト通
信管理テーブルを用いるが、前記テーブルの未起動総数
511及び未終了報告受付総数513の減算、起動管理
エリア512及び終了監視エリア514の該当フラグの
書替え、及び異常終了記憶エリアへの登録については、
同時に主記憶部102上の通信制御インタフェースにあ
る該当マルチキャスト通信管理テーブル208に対して
も行う。
【0112】図15は、回線制御モジュール内のマルチ
キャスト通信コマンドキュー・テーブル241における
有効コマンド登録数に応じた現用系通信インタフェース
部、及び回線制御モジュールでの処理の手順を示したも
のである。
【0113】図15(a)は、通信インタフェース部1
03において、マルチキャスト通信コマンドキュー・テ
ーブル241内の有効コマンドの滞留状況をCPU10
1へ通知する処理手順を示したものである。
【0114】回線制御モジュール107では、回線10
9に異常が発生してスループットが低下すると、回線1
09からの送達確認がなかなか受信できなくなる。この
ような状態が長く続くと、各コマンドキュー・テーブル
がコマンドで満杯になることがある。
【0115】通信インタフェース部103は、マルチキ
ャスト通信コマンドキュー・テーブル241のライトポ
インタ331及びリードポインタ332を周期的に読出
し、前記マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル
241での有効コマンドの滞留状況を判別する(1)。
前記マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル24
1内の有効コマンド登録数がある一定値を超えた時、あ
るいはある一定値を超えていた有効コマンド登録数があ
る一定値以下になった時に、通信インタフェース部10
3は主記憶部102上の通信割込み報告テーブル206
にその状態変化の内容を記録した情報を登録する
(2)。そして、その状態変化をCPU101へ通知す
るため、前記主記憶部102上の割込み報告先識別キュ
ー・テーブル207に割込み報告先識別情報を登録して
(3)割込みを発行する。CPU101では、前記割込
み報告がマルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル
241内の有効コマンド登録数がある一定値を超えた内
容である場合、前記マルチキャスト通信コマンドキュー
・テーブル241に対応した回線109に対してデータ
送信しないように宛先パターンテーブル500内の前記
回線のフラグをゼロに書替え、宛先パターンテーブル設
定コマンドによりその旨を通信インタフェース部103
に通知する。
【0116】このように、現用系通信インタフェース部
では、マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル2
41のコマンドの滞留を周期的に監視して、前記マルチ
キャスト通信コマンドキュー・テーブル241がコマン
ドで満杯にならないようにしている。
【0117】ここで、一対一通信コマンドキュー・テー
ブル240については、その情報登録エリア313の数
を該一対一通信コマンドキュー・テーブル240に対応
する一対一通信起動キュー・テーブル201の情報登録
エリア313の数と同一にし、通信インタフェース部1
03と回線制御モジュール107とでの一対一通信処理
において、対応する両キュー・テーブル内の有効コマン
ド数が常に同じになるように処理されることで、CPU
101が満杯状態の一対一通信コマンドキュー・テーブ
ル240に対応する回線109に対してデータ送信要求
を行わないようにしている。
【0118】図15(b)は、通信インタフェース部1
03から登録されたマルチキャスト通信コマンドが、マ
ルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル241内の
有効コマンド登録数として一定値を超えるコマンドであ
る場合の回線制御モジュール107の処理手順を示した
ものである。
【0119】回線制御モジュール107は、マルチキャ
スト通信コマンドキュー・テーブル241において通信
インタフェース部103から登録されたマルチキャスト
通信コマンドを読出し、その内容に従って前記通信イン
タフェース部103内の送受信バッファ115から回線
制御モジュール107内の送受信バッファ116へマル
チキャスト送信データを転送する(1)。前記マルチキ
ャスト通信コマンドがマルチキャスト通信コマンドキュ
ー・テーブル241内の有効コマンド登録数として一定
値を超えるコマンドである場合、前記回線制御モジュー
ル107は前記マルチキャスト送信データを送受信バッ
ファ116から主記憶部102上の回線制御モジュール
拡張バッファエリア内の該当エリアに転送する(2)。
前記回線制御モジュール拡張バッファエリア内に格納し
たマルチキャスト送信データを該当回線109へ送出す
る際、前記回線制御モジュール107は前記回線制御モ
ジュール拡張バッファエリア内から直接送受信バッファ
116へマルチキャスト送信データを転送し、該当回線
109へ送出する。
【0120】このように本実施例によれば、CPUと二
重化された通信インタフェース部及び主記憶部を構成要
素に持つホストコンピュータと、多回線通信制御装置か
ら成る情報通信システムにおいて、通信種別毎に通信管
理テーブルを分けて配置し、CPU、通信インタフェー
ス部、多回線通信制御装置で分散して通信処理を行うの
で、異なる通信サービスにおいて、同一回線でのデータ
送受信をCPUの処理負荷を低減して行うことができ
る。
【0121】次に、二重化通信インタフェース部の状態
管理、及び系切換えとデータ連続性の保証を実現するリ
カバリ処理について説明する。
【0122】まず、二重化通信インタフェース部の現用
/待機系切換え手段について述べる。
【0123】先に述べたように、二重化通信インタフェ
ース部103のマスタ/スレーブ状態はそのインタフェ
ースチャネル117の状態により決定される。よって、
通信インタフェース部103の状態の移行は、そのイン
タフェースチャネル117状態の変更を指示する手段、
すなわち、通信インタフェース部103のインタフェー
スチャネル117に接続されている内部バス制御部10
6と内部バス108との論理的接続/切離しを指示する
インタフェースチャネル接続/切離しコマンドにより行
う。ここで、本コマンドは構成制御インタフェースを介
してやり取りされる。
【0124】図16は、前記インタフェースチャネル接
続/切離しコマンド起動時に主記憶部上の構成制御イン
タフェースエリア内の起動メッセージテーブルの起動情
報設定エリアに設定される起動情報を示したものであ
る。
【0125】図中、160は起動コマンドがインタフェ
ースチャネル接続、もしくは切離しのどちらを指示する
のかを表すコマンドID、161は前記コマンドID1
60の表す指示内容が通信インタフェース部103内の
全インタフェースチャネル117に対して要求している
のか、ある特定の指定インタフェースチャネル117に
対してのみ要求しているのかを表すサブコマンドID、
162は前記サブコマンドID161が指定インタフェ
ースチャネル要求を表している場合にのみ有効な情報
で、その指定インタフェースチャネル番号を表すインタ
フェースチャネルアドレス、163はインタフェースチ
ャネル接続コマンドにおいて通信インタフェース部10
3をスレーブ状態からマスタ状態へ移行する時に、元の
マスタ状態での通信処理引継ぎ要求の有無を表すデータ
連続性保証要求フラグである。ここで、二重化通信イン
タフェース部103の現用/待機系切換えを行う場合
は、サブコマンドID161を全インタフェースチャネ
ル要求で行い、指定インタフェースチャネル要求は1台
の多回線通信制御装置105の増設/交換時などに使用
する。よって、データ連続性保証要求フラグ163は、
インタフェースチャネル接続コマンドにおいてそのサブ
コマンドID161が全インタフェースチャネル要求を
表している場合にのみ有効な情報として扱われる。
【0126】では、図17、図18を用いて、通信イン
タフェース部での前記インタフェースチャネル接続/切
離しコマンド受付時の処理フローを説明する。
【0127】図17はホストコンピュータのCPUから
構成制御インタフェースを介してインタフェースチャネ
ル接続コマンドを受け付けた場合の通信インタフェース
部での処理を示したフローチャートである。
【0128】ホストコンピュータ100のCPU101
からの起動受付により、前記起動メッセージテーブル2
20の起動情報設定エリア602を取り込んだ通信イン
タフェース部103は、そのコマンドID160からイ
ンタフェースチャネル接続コマンドの起動を認識し、イ
ンタフェースチャネル接続処理1700を実行する。イ
ンタフェースチャネル接続処理1700では、まず、そ
のサブコマンドID161を調べ(1701)、全イン
タフェースチャネル接続要求を表していれば、各インタ
フェースチャネル117に接続している内部バス制御部
106と内部バス108との論理的切離しを行い(17
02)、各インタフェースチャネル117に接続してい
る多回線通信制御装置105の全回線制御モジュール1
07へバス転送禁止割込みを発行する(1703)。そ
して、各インタフェースチャネル117に接続している
内部バス制御部106と内部バス108との論理的接続
を全インタフェースチャネル117について行い(17
04)、通信インタフェース部103の状態をマスタ状
態へ移行する(1705)。その後、データ連続性保証
要求フラグ163を調べ(1706)、データ連続性保
証を要求していれば現用系処理引継ぎ処理を実行し(1
707)、各インタフェースチャネル117に接続して
いる多回線通信制御装置105の全回線制御モジュール
107へバス転送禁止の解除を行う(1708)。ここ
で、全インタフェースチャネル接続要求のインタフェー
スチャネル接続コマンドを受けた通信インタフェース部
103がマスタ状態の場合は何も行われない。一方、指
定インタフェースチャネル接続要求を表している場合
は、インタフェースチャネルアドレス162が表す指定
インタフェースチャネル117に接続している内部バス
制御部106と内部バス108との論理的接続を行い
(1709)、通信インタフェース部103の状態を調
べ(1710)、スレーブ状態であれば、その状態をマ
スタ状態へ移行する(1711)。
【0129】図18はホストコンピュータのCPUから
構成制御インタフェースを介してインタフェースチャネ
ル切離しコマンドを受け付けた場合の通信インタフェー
ス部での処理を示したフローチャートである。
【0130】ホストコンピュータ100のCPU101
からの起動受付により、前記起動メッセージテーブル2
20の起動情報設定エリア602を取り込んだ通信イン
タフェース部103は、そのコマンドID160からイ
ンタフェースチャネル切離しコマンドの起動を認識し、
インタフェースチャネル切離し処理1800を実行す
る。インタフェースチャネル切離し処理1800では、
まず、そのサブコマンドID161を調べ(180
1)、全インタフェースチャネル切離し要求を表してい
れば、各インタフェースチャネル117に接続している
内部バス制御部106と内部バス108との論理的切離
しを全インタフェースチャネル117について行い(1
802)、通信インタフェース部103の状態をスレー
ブ状態へ移行する(1803)。一方、指定インタフェ
ースチャネル切離し要求を表している場合は、インタフ
ェースチャネルアドレス162が表す指定インタフェー
スチャネル117に接続している多回線通信制御装置1
05の内部バス制御部106と内部バス108との論理
的切離しを行い(1804)、他のインタフェースチャ
ネル117の状態を調べ(1805)、リザーブ状態の
ものがなければ、通信インタフェース部103の状態を
スレーブ状態へ移行する(1806)。ここで、インタ
フェースチャネル切離しコマンドを受けた通信インタフ
ェース部103がスレーブ状態の場合は何も行われな
い。また、本インタフェースチャネル切離しコマンドに
よりマスタ状態からスレーブ状態へ移行した通信インタ
フェース部103は、その内部で処理中の全ての通信制
御処理を中断し、先に図9、図11の説明で述べたよう
に、以後、通信制御インタフェースを介した起動受付
け、及び割込み受付け処理を行わない。
【0131】次に、図19、図20を用いて二重化通信
インタフェース部の現用/待機系切換え手順について述
べる。
【0132】二重化通信インタフェース部103の現用
/待機系切換えには、現用系通信インタフェース部10
3−a、又は現用系通信インタフェース部103−aと
多回線通信制御装置105との接続経路(拡張バスケー
ブル118、内部バス制御部106)や多回線通信制御
装置105の内部バス108に障害が発生した場合に行
われる障害切換えと、オペレータがコンソールでのキー
操作によって計画的に行う保守切換えとがある。
【0133】図19は、障害切換え時の二重化通信イン
タフェース部の現用/待機系切換え手順を示した図であ
る。
【0134】現用系通信インタフェース部103、又は
現用系通信インタフェース部103と多回線通信制御装
置105との接続経路(拡張バスケーブル118、内部
バス制御部106)や多回線通信制御装置105の内部
バス106での障害発生を検出したホストコンピュータ
100のCPU101は、現用系通信インタフェース部
103−aへそのMPU112−aの動作停止を指示
し、待機系通信インタフェース部103−bへインタフ
ェースチャネル接続コマンド(全インタフェースチャネ
ル接続及びデータ連続性保証を要求)を起動する。該コ
マンドを受けた待機系通信インタフェース部103−b
は先に述べたインタフェースチャネル接続処理1700
のステップ1702〜1708を実行する。
【0135】ここで、各構成部位の障害検出は次のよう
な手段によって行う。
【0136】二重化通信インタフェース部103につい
ては、ホストコンピュータ100のCPU101による
周期的アクセスチェックによる監視と、通信インタフェ
ース部103自身による内部監視(ウォッチ ドッグ
タイマなど)とにより、その障害を検出する。
【0137】多回線通信制御装置105内の構成部(内
部バス制御部106、回線制御モジュール107、内部
バス108)については、現用系通信インタフェース部
103−aがその各構成部を周期的アクセスチェックに
より監視し、その障害の検出とホストコンピュータ10
0のCPU101への報告を行う。
【0138】図20は、保守切換え時の二重化通信イン
タフェース部の現用/待機系切換え手順を示した図であ
る。
【0139】オペレータがコンソールでのキー操作によ
って二重化通信インタフェース部103の現用/待機系
切換えを要求したことを検出したホストコンピュータ1
00のCPU101は、現用系通信インタフェース部1
03−aへインタフェースチャネル切離しコマンド(全
インタフェースチャネル切離し要求)を起動する。該コ
マンドを受けた待機系通信インタフェース部103−b
は先に述べたインタフェースチャネル切離し処理180
0のステップ1802〜1803を実行し、その処理終
了をCPU101へ報告する。該終了報告を受けたCP
U101は待機系通信インタフェース部103−bへイ
ンタフェースチャネル接続コマンド(全インタフェース
チャネル接続及びデータ連続性保証を要求)を起動す
る。該コマンドを受けた待機系通信インタフェース部1
03−bは先に述べたインタフェースチャネル接続処理
1700のステップ1702〜1708を実行する。
【0140】このように、前記インタフェースチャネル
接続/切離しコマンドを用いて、現用系通信インタフェ
ース部103−aから待機系通信インタフェース部10
3−bへ現用系を切換えることにより、内部バス制御部
106−aは内部バス108と論理的に切り離され、内
部バス制御部106−bが内部バス108と論理的に接
続される。
【0141】さらに、図21、図22、図23、図2
4、図25、図26を用いて、インタフェースチャネル
接続コマンド(全インタフェースチャネル接続及びデー
タ連続性保証を要求)を受けた通信インタフェース部で
の現用系処理引継ぎ処理について説明する。
【0142】図21は、現用系処理引継ぎ処理の全体処
理フローを示した図である。
【0143】現用系処理引継ぎ処理1707は、まず、
先に述べたマルチキャスト通信処理で用いる通信制御情
報を通信インタフェース部103上に回復する通信制御
情報回復処理を行い(2101)、次に、多回線通信制
御装置105の回線制御モジュール107からの割込み
受付処理を引き継ぐ割込み受付リカバリ処理を行った後
(2102)、通信制御インタフェースを介したホスト
コンピュータ100のCPU101からの起動受付処理
を引き継ぐ起動受付リカバリ処理を行い(2103)、
最後に、マルチキャスト通信処理の終了報告処理を引き
継ぐマルチキャスト通信終了報告リカバリ処理を行う
(2104)。
【0144】図22は、マルチキャスト通信処理で用い
る通信制御情報を通信インタフェース部上に回復する通
信制御情報回復処理のフローチャートである。
【0145】通信制御情報回復処理2101では、ま
ず、主記憶部102上のリカバリインタフェースエリア
の宛先パターンテーブル格納エリア212にある全ての
宛先パターンテーブル500を通信インタフェース部1
03上の宛先パターンテーブル用ワークエリア230へ
コピーする(2201)。次に、主記憶部102上の通
信制御インタフェースエリアのマルチキャスト通信起動
テーブル202の起動フラグ321から有効マルチキャ
スト通信コマンドの有無を調べる(2202)。そし
て、有効マルチキャスト通信コマンドがあれば、そのマ
ルチキャスト通信処理がマルチキャストステータス2か
どうか調べ(2203)、マルチキャストステータス2
であれば、通信制御インタフェースエリアの該当マルチ
キャスト通信管理テーブル208を通信インタフェース
部103上のマルチキャスト通信管理テーブル編集エリ
ア231へコピーし(2204)、そうでなければ、コ
ピーは行わない。また、有効マルチキャスト通信コマン
ドがなければ、何も行わない。そして、該当マルチキャ
スト通信コマンドのマルチキャスト送信データを主記憶
部102上の送受信バッファ114から通信インタフェ
ース部103上の送受信バッファ115へコピーする
(2205)。そして、前記処理の内、ステップ220
2〜2205をマルチキャスト通信起動テーブル202
の情報登録エリア分繰返す(2206)。
【0146】こうして、現用系で処理していたマルチキ
ャスト通信の処理引継ぎに必要な情報のみを、実際の処
理引継ぎを行う前に待機系の通信インタフェース部内に
再生しておくことができる。
【0147】図23は、多回線通信制御装置の回線制御
モジュールからの割込み受付処理を引き継ぐ割込み受付
リカバリ処理のフローチャートである。
【0148】割込み受付リカバリ処理2102では、ま
ず、通信インタフェース部103に接続している多回線
通信制御装置105の各回線制御モジュール107上の
割込み通知テーブル242の有効フラグ341がONか
どうかを調べ(2301)、ONであれば、割込み通知
テーブル242の各報告フラグ342〜345より該当
割込みの種別を判定する(2302)。そして、該当割
込みが一対一通信終了報告の場合、その割込み通知テー
ブル242に対応する主記憶部102上の通信制御イン
タフェースエリアの一対一通信起動キュー・テーブル2
01のリードポインタ312と一対一通信終了報告キュ
ー・テーブル204のライトポインタ311から、該一
対一通信起動キュー・テーブル201のリードポインタ
312の更新処理を行っているかどうか調べ(230
3)、更新処理を行っていなければ(前記リードポイン
タ312とライトポインタ311が等しくない場合)、
そのリードポインタ312の更新を行う(2304)。
そして、割込み報告先識別キュー・テーブル207への
該当割込み通知テーブル242の割込み情報登録とホス
トコンピュータ100のCPU101への割込みを発行
し(2305)、該当割込み通知テーブル242の有効
フラグ341をOFFする(2306)。また、該当割
込みがデータ受信もしくは通信割込み報告の場合、前記
処理の内、ステップ2305〜2306のみ行う。さら
に、該当割込みがマルチキャスト通信起動受付完了報告
の場合、その割込み通知テーブル242に対応するマル
チキャスト通信管理テーブル208の終了監視エリア5
14の監視フラグを1から0に書替えているかどうか調
べ(2307)、1ならば、該当監視フラグを0に書替
える(2308)。その後、終了報告エリア514内、
監視フラグが1の総数(Ma)から未終了報告受付総数
513(Mb)の減算処理を行っているかどうか調べ
(2309)、減算処理を行っていなければ(Ma<M
b)、未終了報告受付総数513の減算を行う(231
0)。一方、前記有効フラグ341がOFFの場合、何
も行わない。そして、前記処理ステップ2301〜23
10を通信インタフェース部103に接続している多回
線通信制御装置105の全回線制御モジュール107分
繰返して行う(2311)。
【0149】こうして、通信インタフェース部103に
接続している多回線通信制御装置105の全回線制御モ
ジュール107からの各報告割込みを抜けなく受付処理
することができる。
【0150】図24は、通信制御インタフェースを介し
たホストコンピュータのCPUからの起動受付処理を引
き継ぐ起動受付リカバリ処理のフローチャートである。
【0151】起動受付リカバリ処理2103では、ま
ず、主記憶部102上の通信制御インタフェースエリア
の起動先識別キュー・テーブル200のリードポインタ
302と、リカバリインタフェースエリアのネクストリ
ードポインタテーブル211の起動先識別キュー・テー
ブル用記録フィールド410の値から、現用系の通信イ
ンタフェース部103が通信制御インタフェースを介し
てやり取りされるコマンドの受付処理中であったかどう
か調べ(2401)、あれば(前記リードポインタ30
2とネクストリードポインタが等しくない場合)、起動
先識別キュー・テーブル200のリードポインタ302
が示す情報登録エリア303に登録されている起動先識
別情報を調べ(2402)、以下の起動引継ぎ処理を行
う。そして、該起動先識別情報が一対一通信起動であっ
た場合、該起動先識別情報が示す回線制御モジュール1
07上の該当一対一通信コマンドキュー・テーブル24
0のライトポインタ311とリカバリインタフェースエ
リアのカレントライトポインタテーブル210の該当カ
レントライトポインタから、該当一対一通信コマンドキ
ュー・テーブル240へ、該起動先識別情報が示す一対
一通信起動キュー・テーブル201のリードポインタ3
12が示す情報登録エリア313の一対一通信コマンド
情報を登録しているかどうか調べ(2403)、登録し
ていなければ(前記ライトポインタ311とカレントラ
イトポインタが等しい場合)、該当一対一通信コマンド
キュー・テーブル240へ該一対一通信コマンド情報を
登録し(2406)、前記ネクストリードポインタテー
ブル211内にある一対一通信起動キュー・テーブル2
01のネクストリードポインタを更新する(240
7)。また、すでに該当一対一通信コマンドキュー・テ
ーブル240へ該一対一通信コマンド情報を登録済みの
場合、前記一対一通信起動キュー・テーブル201のリ
ードポインタ312と前記ネクストリードポインタテー
ブル211の該当ネクストリードポインタから該一対一
通信起動キュー・テーブル201のネクストリードポイ
ンタを更新したかどうか調べ(2404)、更新してい
なければ、前記ステップ2407を実行する。そして、
該起動先識別キュー・テーブル200から該当起動先識
別情報を廃棄する(2405)。また、該起動先識別情
報がマルチキャスト通信起動であった場合、該当マルチ
キャスト通信処理がマルチキャストステータス1かどう
か調べ(2408)、マルチキャストステータス1な
ら、現用系処理引継ぎ処理1707終了後、該マルチキ
ャスト通信起動を処理するようマルチキャスト通信起動
処理1200の実行を要求する(2409)。一方、マ
ルチキャストステータス1でなければ、マルチキャスト
通信起動リカバリ処理を行う(2410)。
【0152】こうして、通信制御インタフェースを介し
たホストコンピュータのCPUからの各種起動を抜け/
重複することなく処理することができる。なお、起動受
付リカバリ処理では高々1つの起動コマンド分しか受付
リカバリを行わないでよいよう、通常の起動受付時、カ
レントで処理中のコマンドを1つに制限できるよう通信
制御インタフェースの起動受付制御を行っている。
【0153】図25は、通信制御インタフェースを介し
たホストコンピュータのCPUからマルチキャスト通信
起動受付処理中における多回線通信制御装置の回線制御
モジュールへのマルチキャスト通信起動処理を引き継ぐ
マルチキャスト通信起動リカバリ処理のフローチャート
である。
【0154】マルチキャスト通信起動リカバリ処理24
10では、まず、通信インタフェース部103上のマル
チキャスト通信管理テーブル編集エリア231の該当マ
ルチキャスト通信管理テーブルの未起動総数511と該
当宛先パターンテーブル500から求めた起動済み回線
数から、マルチキャスト通信起動処理中であると予想さ
れる回線を検出する(2501)。そして、該マルチキ
ャスト通信管理テーブルの起動管理エリア5112の該
検出回線に対応する起動フラグが書替え済みかどうか調
べる(2502)。その結果、書替え未処理(起動フラ
グが1)であった場合、該回線に対応する回線制御モジ
ュール107のマルチキャスト通信コマンドキュー・テ
ーブル241のライトポインタ331と主記憶部102
上のリカバリインタフェースエリアのカレントライトポ
インタテーブル210のマルチキャスト通信用記録エリ
ア402内の該当回線用記録要素406に記憶されてい
るカレントライトポインタから、該マルチキャスト通信
コマンドキュー・テーブル241へマルチキャスト通信
コマンドの登録を行っているかどうか調べ(250
3)、該コマンド登録を行っていなければ(前記ライト
ポインタ331とカレントライトポインタが等しい場
合)、該マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル
241へマルチキャスト通信コマンドの登録を行い、該
起動フラブを0に書替える(2504)。そして、該マ
ルチキャスト通信コマンドキュー・テーブル241のラ
イトポインタ331をカレントライトポインタテーブル
210のマルチキャスト通信用記録エリア402内の該
当回線用記録要素406に記憶し(2505)、該マル
チキャスト通信管理テーブルの未起動総数511を1減
算する(2506)。その後、残りの起動指示回線への
マルチキャスト通信起動処理(マルチキャスト通信起動
処理1200のステップ1205〜1214)を行い
(2507)、該マルチキャスト通信管理テーブルの未
起動総数511がゼロになるまで繰返す(2508)。
そして、起動先識別キュー・テーブル200から該当起
動先識別情報を廃棄し(2509)、現用系処理引継ぎ
処理1707終了後、該マルチキャスト通信処理の終了
を監視するためのマルチキャスト通信終了監視タイマを
起動する(2510)。
【0155】こうして、現用系の通信インタフェース部
で多回線通信制御装置内の指定された各回線制御モジュ
ールへの起動処理途中のマルチキャスト通信について、
そのマルチキャスト送信データを送出する回線の抜け/
重複なく処理を引き継ぐことができる。
【0156】図26は、マルチキャスト通信処理の終了
報告処理を引き継ぐマルチキャスト通信終了報告リカバ
リ処理のフローチャートである。
【0157】マルチキャスト終了報告リカバリ処理21
04では、まず、主記憶部102上の通信制御インタフ
ェースエリアのマルチキャスト通信起動テーブル202
の起動フラグ321から有効マルチキャスト通信コマン
ドの有無を調べる(2601)。そして、有効コマンド
があれば、そのマルチキャスト通信処理がマルチキャス
トステータス2かどうか調べ(2602)、マルチキャ
ストステータス2であれば、通信インタフェース部10
3上のマルチキャスト通信管理テーブル編集エリアの該
当マルチキャスト通信管理テーブルの未終了報告受付総
数513がゼロかどうかを調べる(2603)。そし
て、未終了報告受付総数513がゼロであれば、マルチ
キャスト通信終了報告キュー・テーブル204のライト
ポインタ311とリードポインタ312とが示す間の情
報登録エリア313に登録されている有効終了報告情報
の中に未終了報告受付総数513がゼロであったマルチ
キャスト通信管理テーブルに該当する終了報告情報が登
録されていないかどうか調べ(2604)、登録されて
いなければ、該マルチキャスト通信管理テーブルから該
当マルチキャスト通信処理の終了報告情報を作成し、該
マルチキャスト通信終了報告キュー・テーブル204へ
登録する(2605)。そして、割込み報告先識別キュ
ー・テーブル207へ該マルチキャスト通信終了報告を
示す割込み報告先識別情報を登録し(2606)、ホス
トコンピュータ100のCPU101へ割込みを発行す
る(2607)。そして、ステップ2601〜2607
をマルチキャスト通信起動テーブル202の情報登録エ
リア分繰返す(2608)。
【0158】こうして、ホストコンピュータのCPUへ
のマルチキャスト通信終了報告処理を引き継ぐことがで
きる。
【0159】このように本実施例によれば、フォールト
トレラントコンピュータであるホストコンピュータの主
記憶部を介して通信インタフェース部の現用/待機系切
換え前の処理経過情報をやり取りできるので、通信イン
タフェース部、または多回線通信制御装置の内部バス制
御部が故障し、通信インタフェース部の現用/待機系切
換えを行なっても系切換え前後での処理を引き継ぐこと
を保証できる高信頼情報通信システムを提供することが
できる。
【0160】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
通信連絡テーブルを通信種別毎に分けて配置したので、
同一回線で一対一通信、マルチキャスト通信を実現で
き、また、前記マルチキャスト通信の起動処理には予め
データ送信先を示した宛先パターンテーブルを用いるこ
とで、マルチキャスト通信時の起動情報の容量はデータ
送信先の数によって変化することなく、前記起動情報の
容量を削減することができる。さらに、ホストコンピュ
ータ内のCPU及び通信インタフェース部、多回線通信
制御装置内の回線制御モジュールの各部位でデータ通信
処理を分散して行うことで、前記CPUの処理負荷を抑
え、短時間で多回線への同一データ送信を行えるマルチ
キャスト通信をサポートした情報通信システムを提供す
ることができる。
【0161】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報通信システム概略
構成とホスト側のホストコンピュータ及び多回線通信制
御装置の内部構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る情報通信システムにお
いて、ホスト側の通信処理インタフェース構造図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る情報通信システムにお
いて、通信制御インタフェースを構成するテーブルの構
造図である。
【図4】本発明の一実施例に係る情報通信システムにお
いて、リカバリインタフェースを構成するテーブルの構
造図である。
【図5】本発明の一実施例に係る情報通信システムにお
いて、マルチキャスト通信処理で使用される制御テーブ
ルの構造図である。
【図6】本発明の一実施例に係る情報通信システムにお
いて、構成制御インタフェースを構成するテーブルの構
造図である。
【図7】本発明の一実施例に係る情報通信システムの構
成制御インタフェースでの起動/終了処理の概略手順を
示した図である。
【図8】本発明の一実施例に係る情報通信システムの通
信制御インタフェースでの一対一通信の起動/終了処理
の概略手順を示した図である。
【図9】本発明の一実施例に係る情報通信システムの通
信インタフェース部における起動受付処理/一対一通信
起動処理のフローチャート図である。
【図10】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
回線制御モジュールにおけるデータ通信処理の概略手順
を示した図である。
【図11】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における割込み受付処理及び割込
み報告処理のフローチャート図である。
【図12】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部におけるマルチキャスト通信起動
処理のフローチャート図である。
【図13】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部におけるマルチキャスト通信起動
受付完了報告受付処理のフローチャート図である。
【図14】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部におけるマルチキャスト通信終了
報告処理のフローチャート図である。
【図15】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部及び回線制御モジュールにおける
マルチキャスト通信コマンドの有効数に応じた処理の概
略手順を示した図である。
【図16】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
二重化通信インタフェース部の現用/待機系切換えに用
いるインタフェースチャネル接続/切離しコマンドの起
動情報フォーマットを示した図である。
【図17】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部におけるインタフェースチャネル
接続処理のフローチャート図である。
【図18】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部におけるインタフェースチャネル
切離し処理のフローチャート図である。
【図19】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
二重化通信インタフェース部の障害切換え手順を示した
図である。
【図20】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
二重化通信インタフェース部の保守切換え手順を示した
図である。
【図21】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理の
フローチャート図である。
【図22】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理で
の通信制御情報回復処理を示すフローチャート図であ
る。
【図23】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理で
の割込み受付リカバリ処理を示すフローチャート図であ
る。
【図24】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理で
の起動受付リカバリ処理を示すフローチャート図であ
る。
【図25】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理で
の起動受付リカバリ処理にて実行されるマルチキャスト
通信起動リカバリ処理を示すフローチャート図である。
【図26】本発明の一実施例に係る情報通信システムの
通信インタフェース部における現用系処理引継ぎ処理で
のマルチキャスト通信終了報告リカバリ処理を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
100…ホストコンピュータ、 101…CPU、 102…主記憶部、 103…通信インタフェース部、 105…多回線通信制御装置、 106…内部バス制御部、 107…回線制御モジュール、 112,113…MPU、 114,115,116…送受信バッファ、 117…インタフェースチャネル、 200…起動先識別キュー・テーブル、 201…一対一通信起動キュー・テーブル、 202…マルチキャスト通信起動テーブル、 203…一対一通信終了報告キュー・テーブル、 204…マルチキャスト通信終了報告キュー・テーブ
ル、 205…データ受信報告キュー・テーブル、 206…通信割込み報告キュー・テーブル、 207…割込み報告先識別キュー・テーブル、 208…マルチキャスト通信管理テーブル、 209…マルチキャスト通信起動受付完了報告キュー・
テーブル、 210…カレントライトポインタテーブル、 211…ネクストリードポインタテーブル、 212…宛先パターンテーブル格納エリア、 220…起動メッセージテーブル、 221…終了メッセージテーブル、 230…宛先パターンテーブル用ワークエリア、 231…マルチキャスト通信管理テーブル編集エリア、 240…一対一通信コマンドキュー・テーブル、 241…マルチキャスト通信コマンドキュー・テーブ
ル、 242…割込み通知テーブル、 500…宛先パターンテーブル、 900…起動受付処理、 911…マルチキャスト通信起動処理、 1100…割込み受付処理、 1109…マルチキャスト通信起動受付完了報告受付処
理、 1308…マルチキャスト通信終了報告処理、 1700…インタフェースチャネル接続処理、 1707…現用系処理引継ぎ処理、 1800…インタフェースチャネル切離し処理、 2101…通信制御情報回復処理、 2102…割込み受付リカバリ処理、 2103…起動受付リカバリ処理、 2104…マルチキャスト通信終了報告リカバリ処理、 2410…マルチキャスト通信起動リカバリ処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 修司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニ クス機器開発研究所内 (72)発明者 山口 彰二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 岡田 政和 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 藤又 芳巳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号日 立プロセスコンピュータエンジニアリン グ株式会社内 (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニ クス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 平4−207337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 260

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の回線に同一データを一斉に送信する
    マルチキャスト通信機能を具備するマルチキャスト通信
    システムであって、 CPU(Central Processing Unit)と二重化された主記
    憶部及び通信インタフェース部から構成されるホストコ
    ンピュータ、 該ホストコンピュータからの指示に対する処理を行うM
    PU(Micro Processing Unit)及び送受信データを一
    時格納するための送受信バッファを備える回線制御モジ
    ュールを複数有する多回線通信制御装置と、 前記多回線通信制御装置とそれぞれ物理的に互いに別々
    の回線でネットワークを介して接続された複数の端末
    と、を有し、 前記主記憶部は、 前記通信インタフェース部を介したCPU〜回線制御モ
    ジュール間の連絡情報を記憶する通信連絡テーブルにつ
    いて、特定の端末にデータ送信を行う一対一通信用通信
    連絡テーブルと、 複数の前記端末に同一のデータ送信を行うマルチキャス
    ト通信用通信連絡テーブルとを保持し、さらに、 前記多回線通信制御装置が収容している全ての回線の各
    々について、マルチキャスト通信時の同一データ送信の
    要否を示した宛先パターンテーブルを、送信要否の組合
    せを変えて複数保持する ことを特徴とするマルチキャス
    ト通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、 前記一対一通信用の通信連絡テーブルは、前記CPUか
    ら前記回線制御モジュールへの起動情報を登録する一対
    一通信起動キュー・テーブル、前記回線制御モジュー
    ルから前記CPUへの一対一通信の終了情報を登録する
    一対一通信終了報告キュー・テーブルからなり、 前記マルチキャスト通信用の通信連絡テーブルは、前記
    CPUから前記通信インタフェース部への起動情報を登
    録するマルチキャスト通信起動テーブル、前記通信イ
    ンタフェース部から前記回線制御モジュールへのマルチ
    キャスト通信起動に対する前記回線制御モジュールから
    の受付完了報告情報を登録するマルチキャスト通信起動
    受付完了報告キュー・テーブル、前記通信インタフェ
    ース部から前記CPUへのマルチキャスト通信の終了報
    告情報を登録するマルチキャスト通信終了報告キュー・
    テーブルからなることを特徴とするマルチキャスト通
    信システム。
  3. 【請求項3】請求項記載のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、前記通信インタフェース部は、 マルチキャスト通信の起
    動処理/終了処理に使用するマルチキャスト通信管理テ
    ーブルを、該当する前記宛先パターンテーブルを基に、
    前記主記憶部に作成することを特徴とするマルチキャス
    ト通信システム。
  4. 【請求項4】請求項記載のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、 さらに、前記主記憶部及び前記通信インタフェース部
    は、送受信バッファを有するとともに、 前記通信インタフェース部、 前記通信種別がマルチキャスト通信の場合、前記主記憶
    部上の送受信バッファから前記通信インタフェース部内
    の送受信バッファへ送信データを転送する手段、 前記通信種別がマルチキャスト通信の場合、前記マルチ
    キャスト通信管理テーブルを用いて各回線制御モジュー
    ルに対してデータ送信を指示する手段を設け、 前記通信インタフェース部は、前記CPUからのマルチ
    キャスト通信起動に対する処理を行うことを特徴とする
    マルチキャスト通信システム。
  5. 【請求項5】請求項2記載のマルチキャスト通信システ
    ムにおいて、 前記通信インタフェース部、 各前記回線制御モジュールへのマルチキャスト通信起動
    処理完了後から、所定時間内にマルチキャスト通信起動
    の受付完了報告を各回線制御モジュールから必要数分受
    取れるか否かを監視するマルチキャスト通信終了監視タ
    イマ、 前記マルチキャスト通信管理テーブルにおいて、前記回
    線制御モジュールからのマルチキャスト通信起動の受付
    完了報告の受取り完了を全て確認したことにより、前記
    CPUへ該当マルチキャスト通信の終了報告を行う手段
    、 前記マルチキャスト通信終了監視タイマがタイムアウト
    した際、前記CPUへのマルチキャスト通信終了報告
    時、回線制御モジュールからのマルチキャスト通信起動
    の受付完了報告の受取済がマルチキャスト通信管理テー
    ブルにおいて記録されていない回線を前記CPUへ通知
    する手段とを設けることを特徴とするマルチキャスト通
    信システム。
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