JP3008887B2 - アプリケーションプログラム単位の現用予備切り替え機能を有するコンピュータシステム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

アプリケーションプログラム単位の現用予備切り替え機能を有するコンピュータシステム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JP3008887B2
JP3008887B2 JP9113532A JP11353297A JP3008887B2 JP 3008887 B2 JP3008887 B2 JP 3008887B2 JP 9113532 A JP9113532 A JP 9113532A JP 11353297 A JP11353297 A JP 11353297A JP 3008887 B2 JP3008887 B2 JP 3008887B2
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現用機と予備機と
を備えたコンピュータシステムに於いて、現用機上で動
作しているアプリケーションプログラムに障害が発生し
た場合、障害の発生していないアプリケーションプログ
ラムはそのまま現用機上で動作させ、障害の発生したア
プリケーションプログラムのみを予備機上で動作させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現用機,予備機を備えたコンピュータシ
ステムでは、現用機に障害が発生した場合、現用,予備
の切り替えを行い、現用機で行っていた全ての処理を予
備機で行うようにしている。ところで、現用機に障害が
発生したことを検出するため、従来は、一般に、現用機
と予備機との間で所定の周期で通信を行い、所定時間以
上通信が行われなかった場合、現用機に障害が発生した
と判断するようにしている。(例えば、特開昭63−2
31635号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、現用機と予備機との間で所定時間以上通信が行われ
なかった場合、現用,予備の切り替えを行っているの
で、予備機上で動作している複数のアプリケーションプ
ログラムの内の一部に障害が発生した場合であっても、
現用機,予備機間で正常に通信が行われている場合に
は、現用,予備の切り替えは行われない。このため、障
害の発生したアプリケーションプログラムが行っていた
処理を全く実行できなくなってしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、現用機上で動作
している複数のアプリケーションプログラムの内の一部
のアプリケーションプログラムに障害が発生した場合、
障害の発生していないアプリケーションプログラムはそ
のまま現用機上で動作させ、障害の発生したアプリケー
ションプログラムのみを予備機上で動作させるようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数種類のアプリケーションプログラムが動
作する現用機と、該現用機上で動作するアプリケーショ
ンプログラムと同じ種類のアプリケーションプログラム
が動作する予備機と、前記現用機に接続されると共に前
記予備機に接続され、且つ、接続を希望するアプリケー
ションプログラムの種類を示す情報を含む接続要求を発
信するクライアントシステムと接続されるネットワーク
プロセッサとを備え、前記現用機は、自現用機上で動作
するアプリケーションプログラムの何れかに障害が発生
した時、障害の発生したアプリケーションプログラムを
示す情報を前記ネットワークプロセッサに通知するアプ
リケーションプログラム管理部を備え、前記予備機は、
自予備機上で動作するアプリケーションプログラムの何
れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリケーシ
ョンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッ
サに通知するアプリケーションプログラム管理部を備
え、前記ネットワークプロセッサは、前記現用機上,前
記予備機上で動作する各アプリケーションプログラムが
運用可能か否かを示す状態情報が格納されると共に前記
各アプリケーションプログラムの種類に対応してその種
類のアプリケーションプログラムの運用形態が集中運用
なのか分散運用なのかを示す運用形態情報が格納される
情報格納部と、障害の発生したアプリケーションプログ
ラムを示す情報が前記現用機,前記予備機から通知され
た時、前記情報格納部に格納されている各アプリケーシ
ョンプログラムの状態情報の内、前記障害の発生したア
プリケーションプログラムの状態情報を運用不可に変更
する切り替え部と、前記クライアントシステムからの接
続要求の受け付け時、前記情報格納部に格納されている
運用形態情報に基づいて前記接続要求によって接続要求
された種類のアプリケーションプログラムの運用形態を
判定し、集中運用であると判定した 場合は、前記情報格
納部に格納されている、前記現用機上で動作している前
記種類のアプリケーションプログラムの状態情報が運用
可能を示していれば前記現用機に優先的に前記接続要求
を通知し、分散運用であると判定した場合は、前記情報
格納部に格納されている、前回の前記種類のアプリケー
ションプログラムの接続要求時に接続要求を通知した機
器と異なる機器の状態情報が運用可能を示していれば前
記異なる機器に優先的に接続要求を通知する着信要求振
り分け部とを備えている。
【0006】この構成に於いては、現用機上,予備機上
で動作しているアプリケーションプログラムに障害が発
生すると、現用機,予備機のアプリケーションプログラ
ム管理部が、障害の発生したアプリケーションプログラ
ムを示す情報をネットワークプロセッサに通知する。
【0007】ネットワークプロセッサでは、現用機,予
備機から障害の発生したアプリケーションプログラムを
示す情報が通知されると、切り替え部が、情報格納部に
格納されている各アプリケーションプログラムの状態情
報の内、障害の発生したアプリケーションプログラムの
状態情報を運用不可に変更する。また、ネットワークプ
ロセッサでは、クライアントシステムからの、接続を希
望するアプリケーションプログラムの種類を示す情報を
含んだ接続要求を受け付けた時、着信要求振り分け部が
情報格納部に格納されている運用形態情報に基づいて接
続要求によって接続要求された種類のアプリケーション
プログラムの運用形態を判定し、集中運用であると判定
した場合は、情報格納部に格納されている、現用機上で
動作している上記種類のアプリケーションプログラムの
状態情報が運用可能を示していれば現用機に優先的に上
記接続要求を通知し、分散運用であると判定した場合
は、情報格納部に格納されている、前回の上記種類のア
プリケーションプログラムの接続要求時に接続要求を通
知した機器と異なる機器の状態情報が運用可能を示して
いれば上記異なる機器に優先的に接続要求を通知する。
【0008】また、本発明は、障害の発生した現用機上
のアプリケーションプログラムが復旧され、再起動され
た場合、そのアプリケーションプログラムを再利用でき
るようにするため、前記現用機は、自現用機上のアプリ
ケーションプログラムが再起動された時、再起動された
アプリケーションプログラムを示す情報を前記ネットワ
ークプロセッサへ通知するシステムコール処理部を備
え、前記予備機は、 自予備機上のアプリケーションプロ
グラムが再起動された時、再起動されたアプリケーショ
ンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッサ
へ通知するシステムコール処理部を備え、前記ネットワ
ークプロセッサは、再起動されたアプリケーションプロ
グラムを示す情報が前記現用機,前記予備機から通知さ
れた時、前記情報格納部に格納されている状態情報の
内、再起動されたアプリケーションプログラムの状態情
報を運用可能に変更する起動/復旧処理部を備え
る。
【0009】この構成に於いては、現用機上,予備機上
のアプリケーションプログラムが復旧され、再起動され
た場合、現用機上,予備機上のシステムコール処理部
が、再起動されたアプリケーションプログラムを示す情
報をネットワークプロセッサに通知する。
【0010】この通知を受けたネットワークプロセッサ
では、起動/復旧処理部が、情報格納部に格納されてい
る状態情報の内、再起動されたアプリケーションプログ
ラムの状態情報を運用可能に変更することにより、上記
アプリケーションプログラムを再利用可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、クライアントシステム1と、ネットワークプロセッ
サ10と、複数のアプリケーションプログラム(AP)
が動作する現用機20と、複数のAPが動作する予備機
30,40とを備えている。予備機30,40上で動作
しているAPは、現用機20上で動作しているAPに障
害が発生した場合に障害APに代わって処理を実行した
り、現用機20に負荷がかかり過ぎないようにするため
に現用機20で動作しているAPに代わって処理を実行
する。ネットワークプロセッサ10はTCP/IP回線
2を介してクライアントシステム1と接続され、且つチ
ャネル直結装置を介して現用機20及び予備機30,4
0に接続されている。
【0013】現用機20は、TCP/IP手順上で動作
しクライアントシステム1からの要求を処理する複数の
AP23X,23Y,23Zと、各AP23X,23
Y,23Zが発行するシステムコールを処理するTCP
/IP用システムコール処理部24と、ネットワークプ
ロセッサ10との間の通信を司る通信処理部21と、A
P23X,23Y,23Zの状態を管理するアプリケー
ションプログラム管理部(AP管理部)22とを備えて
いる。尚、AP23X,23Y,23Zは、それぞれ異
なる種類の処理を行うものであり、本実施例では、AP
23X,23Y,23Zは、それぞれ種類x,y,zの
処理を行うものとする。
【0014】予備機30は、TCP/IP手順上で動作
しクライアントシステム1からの要求を処理する複数の
AP33X,33Zと、各AP33X,33Zが発行す
るシステムコールを処理するTCP/IP用システムコ
ール処理部34と、ネットワークプロセッサ10との間
の通信を司る通信処理部31と、AP33X,33Zの
状態を管理するAP管理部32とを備えている。尚、A
P33X,33Zは、それぞれ種類x,zの処理を行う
ものとする。つまり、AP33X,33Zは、それぞれ
AP23X,23Zと同一の処理を行うものである。
【0015】予備機40は、TCP/IP手順上で動作
しクライアントシステム1からの要求を処理する複数の
AP43X,43Yと、各AP43X,43Yが発行す
るシステムコールを処理するTCP/IP用システムコ
ール処理部44と、ネットワークプロセッサ10との間
の通信を司る通信処理部41と、AP43X,43Yの
状態を管理するAP管理部42とを備えている。尚、A
P43X,43Yは、それぞれ種類x,yの処理を行う
ものとする。つまり、AP43X,43Yは、それぞれ
AP23X,23Yと同一の処理を行うものである。
【0016】ネットワークプロセッサ10は、統合通信
処理部11と、クライアント通信部12と、AP切り替
え部13と、AP起動/復旧処理部14と、着信要求振
り分け部15と、情報格納部16とを備えている。
【0017】統合通信処理部11は、通信処理部21,
31,41との間で通知,要求等をやり取りする。
【0018】情報格納部16には、図2に示すように、
種別情報,運用形態情報,優先順位情報,状態情報,使
用中情報及び選択情報が格納される。
【0019】種別情報は、現用機20及び予備機30,
40上に、どのような種類の処理を行うAPが存在する
のかを示す。本実施例の場合、種類xの処理を行うAP
23X,33X,43Xと、種類yの処理を行うAP2
3Y,43Yと、種類zの処理を行うAP23Z,33
Zとが存在するので、情報格納部16には、図2に示す
ように、種類x,y,zを示す種別情報X,Y,Zが格
納される。尚、種別情報としては、ポート番号を使用す
ることができる。
【0020】運用形態情報は、各種別情報X,Y,Zの
APがどのような形態で運用されるのかを示す。図2の
例は、種別情報X,ZのAPの運用形態が「分散運用」
で、種別情報YのAPの運用形態が「集中運用」である
ことを示している。
【0021】運用形態が「集中運用」のAPについての
優先順位情報は、初期状態(現用機,予備機に一回もク
ライアントシステム1からの接続要求を通知していない
状態)に於ける、クライアントシステム1からの接続要
求の通知先の優先順位を示す。図2の例の場合、運用形
態が「集中運用」である種別情報YのAPの優先順位
は、現用機20,予備機40の順になっている。
【0022】また、運用形態が「分散運用」のAPにつ
いての優先順位は、クライアントシステム1からの接続
要求をどのような順番で現用機,予備機に通知するのか
を示す。図2の例は、種別情報XのAPに対する最初の
接続要求がクライアントシステム1から送られてきた場
合には、現用機20にその接続要求を通知し、第2番
目,第3番目,第4番目,…の接続要求が送られてきた
場合には、予備機30,予備機40,現用機20,…の
順番で接続要求を通知し、また、種別情報Zに対する最
初の接続要求が送られてきた場合は現用機20にその接
続要求を通知し、第2番目,第3番目,第4番目,…の
接続要求が送られてきた場合には、予備機30,現用機
20,予備機30,…の順番で接続要求を通知すること
を示している。
【0023】状態情報は、現用機20及び予備機30,
40上で動作しているAPが運用可能か否かを示す。図
2の例は、現用機20及び予備機30,40上のAPが
全て運用可能であることを示している。尚、初期状態に
於いては、状態情報は全てnullになっている。
【0024】使用中情報は、運用形態が「集中運用」の
APについてのみ意味を持つものであり、或る種別情報
のAPを実行する現用機,予備機の内の、クライアント
システム1から依頼された処理を実行するために現在使
用しているシステムを表す。図2の例は、現用機20が
クライアントシステム1からの処理を実行するために現
在使用されていることを示している。尚、初期状態に於
いては、使用中情報は、全てnullになっている。
【0025】選択情報は、運用形態が「分散運用」のA
Pについてのみ意味を持つものであり、或る種別のAP
を実行する現用機,予備機の内、最も最近に接続要求を
通知したシステムを表す。図2の例は、種別情報XのA
Pを実行している現用機20,予備機30,40につい
ては、現用機20に最も最近接続要求を通知し、種別情
報ZのAPを実行している現用機20,予備機30につ
いては、予備機30に最も最近接続要求を通知したこと
を示している。尚、初期状態に於いては、選択情報は、
全てnullになっている。
【0026】AP起動/復旧処理部14は、現用機20
及び予備機30,40に於いて、APが起動された場合
或いは障害復旧後に再起動された場合に、情報格納部1
6に格納されている上記起動或いは再起動されたAPに
ついての状態情報を「運用可能」に更新し、TCP/I
P回線2を通じて着信の待ち合わせを行う機能を有す
る。
【0027】着信要求振り分け部15は、クライアント
システム1からの接続要求を受け付けた時、その接続要
求が接続を希望するAPの識別情報と情報格納部16の
内容とに基づいて、その接続要求の通知先を決定する機
能を有する。更に、着信要求振り分け部15は、情報格
納部16の使用中情報,選択情報を更新する機能を有す
る。
【0028】クライアント通信部12は、クライアント
システム1とデータをやりとりする機能を有する。
【0029】AP切り替え部13は、現用機20、予備
機30,40からAPに障害が発生したことを通知され
た場合、情報格納部16に格納されている状態情報の
内、障害が発生したAPの状態情報を「運用不可」に変
更する機能を有する。
【0030】次に、本実施例の動作を説明する。
【0031】現用機20上で動作するAP23Xは、そ
の起動時、通常のTCP/IP手順で動作するために所
定のシステムコールを発行する。AP23Xからシステ
ムコールが発行されると、TCP/IP用システムコー
ル処理部24は、通信処理部21を介してネットワーク
プロセッサ10の統合通信処理部11へ着信待ち要求を
送る。尚、他のAPの起動時にも同様の動作が行われ
る。
【0032】統合通信処理部11は、AP23Xのシス
テムコールに起因する着信待ち要求を受信すると、AP
起動/復旧処理部14を利用して、情報格納部16に格
納されている状態情報の内、AP23Xについての状態
情報を「運用可能」にする。また、他のAPのシステム
コールに起因する着信待ち要求を受信した場合も、統合
通信処理部11は、同様の処理を行う。
【0033】その後、クライアントシステム1が、或る
種別情報のAPに対する接続要求(接続を希望するAP
の種別情報を含む)を発信したとする。この接続要求
は、ネットワークプロセッサ10上の着信要求振り分け
部15で受け付けられる。
【0034】着信要求振り分け部15では、接続要求を
受け付けると、図3の流れ図に示す処理を行い、接続要
求の通知先を、現用機20及び予備機30,40の内の
何れにするのかを決定する。
【0035】この図3の流れ図を参照して着信要求振り
分け部15の処理を説明する。先ず、着信要求振り分け
部15は、接続要求が接続を希望するAPの種別情報α
(X,Y,Zの何れか)をキーにして情報格納部16を
検索し、種別情報αのAPの運用形態が「分散運用」で
あるのか、「集中運用」であるのかを調べる(S1)。
【0036】そして、種別情報αのAPの運用形態が
「分散運用」であった場合には、種別情報αについての
選択情報が全てnullになっているかを調べる(S
2)。
【0037】選択情報が全てnullであった場合に
は、種別情報αについての優先順位情報,状態情報に基
づいて、運用可能な現用機,予備機の内の、最も優先順
位の高いシステムを接続要求の通知先と決定する(S
3)。次いで、種別情報αについての選択情報を、S3
で通知先としたシステムを示すものに更新し(S4)、
その後、S3で通知先としたシステムに接続要求を通知
する(S9)。
【0038】一方、選択情報が特定の現用機,予備機
(前回接続要求を通知したシステム)を示している場合
(S2がNO)は、着信要求振り分け部15は、種別情
報αについての優先順位情報,状態情報,選択情報に基
づいて、接続要求の通知先を決定する(S5)。つま
り、前回接続要求を通知したシステムAの次に接続要求
を通知することが優先順位情報によって指示されている
システムBが運用可能か否かを調べ、運用可能であれば
そのシステムBを接続要求の通知先とする。また、シス
テムBが運用不可であれば、システムBの次に接続要求
を通知することが優先順位情報によって指示されている
システムCが運用可能か否かを調べ、同様の処理を行
う。以上の処理を行うことにより、接続要求の通知先を
決定する。
【0039】S5に於いて、接続要求の通知先を決定す
ると、着信要求振り分け部15は、前述したと同様の処
理を行う(S4,S9)。
【0040】また、S1に於いて、接続要求が接続を希
望する種別情報αのAPの運用形態が「集中運用」であ
ると判断した場合は、着信要求振り分け部15は、種別
情報αについての使用中情報が全てnullになってい
るか否かを調べる(S6)。
【0041】そして、全てnullになっていると判断
した場合は、種別情報αについての優先順位情報,状態
情報に基づいて、最も優先順位の高い運用可能なシステ
ムを接続要求の通知先とする(S7)。次いで、種別情
報αについての使用中情報を、S7で接続要求の通知先
としたシステムを示すものに変更し(S8)、その後、
S7で通知先としたシステムに接続要求を通知する(S
9)。
【0042】一方、使用中情報が特定のシステムを指し
示している場合は、使用中情報が指し示しているシステ
ムが運用可能か否かを調べる(S10)。そして、運用
可能である場合は、そのシステムに接続要求を通知する
(S11,S9)。これに対して、使用中情報が指し示
しているシステムが運用不可である場合には、種別情報
αについての優先順位情報,状態情報に基づいて、最も
優先順位の高い、状態情報が運用可能となっているシス
テムを接続情報の通知先とする(S7)。その後、着信
要求振り分け部15は、種別情報αについての使用中情
報を、S7で接続要求の通知先としたシステムを指し示
すもの変更し(S8)、更に、S7で通知先としたシス
テムに接続要求を通知する(S9)。
【0043】今、例えば、着信要求振り分け部15が種
別情報XのAPに対する接続要求を受け付けたとする
と、以下の処理が行われる。尚、情報格納部16の内容
は、図2に示すものになっているとする。
【0044】種別情報XのAPの運用形態が「分散運
用」であり(S1がYES)、種別情報Xについての選
択情報が現用機20を指し示していることから(S2が
NO)、着信要求振り分け部15は、予備機30を接続
要求の通知先とする(S5)。つまり、種別情報Xにつ
いての優先順位情報は、現用機20の次に予備機30を
接続要求の通知先にすることを指示しており、更に、予
備機30の状態情報が「運用可能」となっていることか
ら、着信要求振り分け部15は、予備機30を接続要求
の通知先とする。
【0045】また、例えば、着信要求振り分け部15が
種別情報YのAPに対する接続要求を受け付けたとする
と、以下の処理が行われる。
【0046】種別情報YのAPの運用形態が「集中運
用」であり(S1がNO)、使用中情報が現用機20を
指し示し(S6がNO)、更に、使用中情報によって指
し示される現用機20が「運用可能」であることから
(S10がYES)、着信要求振り分け部15は、使用
中情報によって指し示される現用機20に接続情報を通
知する(S11,S9)。
【0047】次に、情報格納部16の内容が図2に示す
状態の時に、現用機20或いは予備機30,40上で動
作しているAPに障害が発生した場合の動作を説明す
る。
【0048】今、例えば、現用機20上で動作している
AP23Xに障害が発生したとする。現用機20内のA
P管理部22は、AP23Xに障害が発生したことを検
出すると、通信処理部21を介して統合通信処理部11
に障害通知を送る。この障害通知には、障害の発生した
APを示すために、AP23Xの種別情報Xが含まれて
いる。
【0049】統合通信処理部11は、現用機20から種
別情報Xを含む障害通知が送られてくると、AP起動/
復旧処理部14を利用して、情報格納部16に格納され
ている状態情報の内、AP23Xについての状態情報を
「運用可能」から「運用不可」に変更する。
【0050】AP23Xの状態情報が「運用不可」とさ
れると、それ以降、着信要求振り分け部15は、クライ
アントシステム1から発信された種別情報Xの接続要求
を予備機30,予備機40に交互に通知することになる
(図3,S5)。
【0051】また、例えば、現用機20上で動作してい
るAP23Yに障害が発生した場合は、次のような動作
が行われる。
【0052】現用機20内のAP管理部22は、AP2
3Yに障害が発生したことを検出すると、通信処理部2
1を介して統合通信処理部11に障害通知を送る。この
障害通知には、AP23Yの種別情報Yが含まれてい
る。
【0053】統合通信処理部11は、現用機20から種
別情報Yを含む障害通知が送られてくると、AP起動/
復旧処理部14を利用して、情報格納部16に格納され
ている状態情報の内、AP23Yの状態情報を「運用可
能」から「運用不可」に変更する。
【0054】AP23Yの状態情報が「運用不可」とな
ると、それ以降、着信要求振り分け部15は、クライア
ントシステム1から発信された種別情報Yの接続要求
を、常に予備機40に通知することになる(図3,S
7)。
【0055】次に、障害の発生したAPが復旧し、再度
起動された時の動作を説明する。
【0056】今、例えば、現用機20上のAP23Xが
障害から復旧し、再起動されたとする。AP23Xは、
再起動時、TCP/IP手順で動作するためにシステム
コールを発行する。AP23Xからシステムコールが発
行されると、TCP/IP用システムコール処理部24
は、通信処理部21を介してネットワークプロセッサ1
0の統合通信処理部11へ着信待ち要求を送る。
【0057】統合通信処理部11は、現用機20からA
P23Xのシステムコールに起因する着信待ち要求を受
信すると、AP起動/復旧処理部14を利用して情報格
納部16に格納されている、AP23Xについての状態
情報を「運用不可」から「運用可能」に変更する。
【0058】AP23Xについての状態情報が「運用可
能」になると、それ以後、着信要求振り分け部15は、
クライアントシステム1から発行された種別情報Xの接
続要求を現用機20、予備機30,40に順番に振り分
ける(図3,S5)。
【0059】また、例えば、現用機20上のAP23Y
が障害から復旧し、再起動された場合は、以下の処理が
行われる。
【0060】AP23Yは、再起動時、TCP/IP手
順で動作するためにシステムコールを発行する。AP2
3Yからシステムコールが発行されると、TCP/IP
用システムコール処理部24は、通信処理部21を介し
て統合通信処理部11へ着信待ち要求を送る。
【0061】統合通信処理部11は、現用機20からA
P23Yのシステムコールに起因する着信待ち要求を受
信すると、AP起動/復旧処理部14を利用して情報格
納部16に格納されている、AP23Yについての状態
情報を「運用不可」から「運用可能」に変更する。
【0062】AP23Yについての状態情報が「運用可
能」となっても、情報格納部16に格納されている種別
情報Yについての使用中情報は、予備機40を指し示す
ものとなっているので、着信要求振り分け部15は、そ
れ以降に、クライアントシステム1から種別情報Yにつ
いての接続要求を受け付けても、その接続要求を予備機
40に通知する(図3,S11)。
【0063】次に、APが発行するシステムコールの具
体例を挙げて、本実施例の動作を詳細に説明する。
【0064】先ず、図4を参照して、APが起動されて
から接続要求待ち状態となるまでの動作を説明する。
【0065】現用機20上で動作するAP23Xは、起
動時、TCP/IP手順で動作するために、システムコ
ールsocket( )を発行する。これにより、TCP
/IP用システムコール処理部24は、AP23XをT
CP/IP手順で動作させるための所定の処理を行い、
その処理が完了すると制御をAP23Xに戻す。
【0066】制御を戻されると、AP23Xは、サーバ
として動作するために、システムコールlisten
( )を発行する。これにより、TCP/IP用システム
コール処理部24は、AP管理部22に対してAP23
Xが動作中になったことを通知すると共に、通信処理部
21に着信待ち要求B1を渡す。通信処理部21は、着
信待ち要求B1が渡されると、それをネットワークプロ
セッサ10内の統合通信処理部11に通知する。
【0067】統合通信処理部11は、着信待ち要求B1
が通知されると、AP起動/復旧処理部14を呼び出
し、情報格納部16に格納されているAP23Xの状態
情報を「運用可能」に変更させる。続いて、着信要求振
り分け部15を呼び出し、着信待ち要求B1を渡す。
【0068】着信要求振り分け部15は、着信待ち要求
B1が、種別情報XのAPから送られてきた最初の着信
待ち要求であれば(AP33X,43Xからの着信待ち
要求が未着であれば)、TCP/IP回線2に対して着
信要求を発行する。この場合、着信待ち要求B1は、最
初のものであるので、TCP/IP回線2に対して着信
要求が発行されることになる。その後、AP23Xに制
御が戻り、この段階で、AP23Xは、クライアントシ
ステム1からの接続要求を待つ接続要求待ち状態とな
る。
【0069】現用機20上の他のAP23Y,23Zが
起動された場合にも、同様の動作が行われる。
【0070】現用機20上のAP23X,23Y,23
Zが全て起動された後に、予備機30上のAP33Xが
起動されたとする。AP33Xは、起動されると、AP
23Xと同様に、システムコールsocket( )を発
行した後、システムコールlisten( )を発行す
る。これにより、TCP/IP用システムコール処理部
34は、通信処理部31を介してネットワークプロセッ
サ10の統合通信処理部11に、着信待ち要求B2を通
知する。
【0071】統合通信処理部11は、着信待ち要求B2
が通知されると、AP起動/復旧処理部14を呼び出
し、情報格納部16に格納されているAP33Xについ
ての状態情報を「運用可能」に変更する。その後、統合
通信処理部11は、着信待ち要求B2を着信要求振り分
け部15に渡す。着信要求振り分け部15では、AP2
3Xについての着信待ち要求B1を受け付けた時に、既
に、着信要求を発行しているので、TCP/IP回線2
に対する着信要求の発行は行わない。その後、AP33
Xに制御が戻り、AP33Xは、クライアントシステム
1からの接続要求を待つ接続要求待ち状態となる。
【0072】予備機30,40上の他のAP33Z,4
3X,43Yが起動された場合にも同様の動作が行われ
る。
【0073】次に、クライアントシステム1から送信さ
れた接続要求の受け付け動作と、TCPコネクション確
立後のデータ送受信動作を、図5を参照して説明する。
【0074】クライアントシステム1から或る種別情報
のAPに対する接続要求C1がTCP/IP回線2上に
送信されると、ネットワークプロセッサ10内の着信要
求振り分け部15がそれを受け付ける。
【0075】着信要求振り分け部15は、接続要求C1
を受け付けると、情報格納部16を参照して図3の流れ
図に示す処理を行うことにより、接続要求C1の通知先
を決定し、決定したシステムに着信通知C2を送る。
今、例えば、クライアントシステム1が送信した接続要
求C1が、種別情報XのAPに対する接続要求であり、
着信要求振り分け部15が決定した、接続要求C1の通
知先が現用機20であったとすると、着信要求振り分け
部15は、統合通信処理部11を通じて現用機20内の
通信処理部21へ着信通知C2を送ることになる。尚、
着信通知C2には、接続要求が種別情報XのAPに対す
るものであることを示す情報が含まれている。
【0076】通信処理部21は、着信通知C2をTCP
/IP用システムコール処理部24に渡し、これによ
り、TCP/IP用システムコール処理部24は、接続
要求待ち状態になっている種別情報XのAP23Xを動
作可能とする。
【0077】AP23Xは、動作可能となると、システ
ムコールaccept( )を発行する。これにより、T
CP/IP用システムコール処理部24は、AP23X
とクライアントシステム1との間にTCPコネクション
を確立するための処理を行う。
【0078】TCPコネクションの確立後、AP23X
はシステムコールsend( ),recv( )を使用し
てクライアントシステム1とデータを送受信する。
【0079】次にアプリケーションプログラムに障害が
発生した時の動作を、図6を参照して説明する。
【0080】現用機20上で動作しているAP23Xに
障害が発生すると、AP管理部22がそれを検出し、通
信処理部21を通じて統合通信処理部11に障害通知D
1を送信する。統合通信処理部11は、現用機20から
AP23Xに障害が発生したことを示す障害通知D1が
送られてくると、AP切り替え部13を用いて情報格納
部16に格納されているAP23Xについての状態情報
を「運用可能」から「運用不可」に変更する。AP23
Xに障害が発生した場合であっても、AP23Xと同一
種別情報XのAPが予備機30,40上で動作している
場合は、TCP/IP回線2に既に発行してある着信要
求はそのままにしてクライアントシステム1からの接続
要求を待ち合わせる。
【0081】この後、クライアントシステム1が、種別
情報Xの接続要求D2を送出すると、ネットワークプロ
セッサ10内の着信要求振り分け部15がそれを受け付
ける。
【0082】着信要求振り分け部15は、種別情報Xの
接続要求D2を受け付けると、情報格納部16を参照し
て図3の流れ図に示す処理を行うことにより、接続要求
D2の通知先(この例の場合、予備機30)を決定し、
予備機30に着信通知D3を送る。
【0083】着信通知D3は、予備機30内の通信処理
部31で受け付けられ、TCP/IP用システムコール
処理部34に渡される。これにより、TCP/IP用シ
ステムコール処理部34は、接続要求待ち状態になって
いる種別情報XのAP33Xを動作可能とする。
【0084】AP33Xは、動作可能となると、システ
ムコールaccept( )を発行する。これにより、T
CP/IP用システムコール処理部24が、AP23X
とクライアントシステム1との間にTCPコネクション
を確立させる。
【0085】次に、APの再起動時の動作を、図7を参
照して説明する。
【0086】今、現用機20上のAP23Xが障害復旧
後に再起動されたとする。再起動されたAP23Xは、
起動時と同様に、システムコールsocket( ),l
isten( )を発行する。
【0087】これにより、TCP/IP用システムコー
ル処理部24が通信処理部21を通じてネットワークプ
ロセッサ10内の統合通信処理部11へ着信待ち要求E
1を通知する。
【0088】着信待ち要求E1が通知されると、統合通
信処理部11は、AP起動/復旧処理部14を呼び出
し、情報格納部16に格納されているAP23Xについ
ての状態情報を「運用可能」に変更する。その後、統合
通信処理部11は、着信要求振り分け部15を呼び出
し、着信待ち要求E1を渡す。着信要求振り分け部15
は、統合通信処理部11から呼び出されても、既にTC
P/IP回線2に対する着信要求を発行済みであるた
め、着信要求を発行せずにAP23Xに制御を戻す。
【0089】この後、クライアントシステム1が、種別
情報Xの接続要求E2を送出すると、ネットワークプロ
セッサ10内の着信要求振り分け部15がそれを受け付
ける。
【0090】着信要求振り分け部15は、種別情報Xの
接続要求E2を受け付けると、情報格納部16を参照し
て図3の流れ図に示す処理を行うことにより、接続要求
E2の通知先を決定し、決定した通知先に着信通知E3
を送る。ここで、再起動されたAP23Xは、運用形態
が「分散運用」のものであるので、以後、AP23X
は、接続要求の振り分け対象となる。
【0091】これに対して、再起動されたAPが、運用
形態が「集中運用」のものである場合(例えば、AP2
3Yとする)は、再起動後に、クライアントシステム1
から種別情報Yの接続要求E4が発信されても、情報格
納部16中の種別情報Yについての使用中情報が、予備
機40を指し示しているので、着信要求振り分け部15
は、着信通知E5を予備機40の通信処理部41に送る
ことになる。つまり、再起動されたAP23Yは、予備
として待ち状態のままとなる。
【0092】図8は図1に示したネットワークプロセッ
サ10,現用機20及び予備機30,40のハードウェ
ア構成を示したブロック図であり、現用機20に対応す
るコンピュータ81と、予備機30,40に対応するコ
ンピュータ82,83と、ネットワークプロセッサ10
に対応するコンピュータ84とを備えている。
【0093】尚、上述した実施例では、運用形態が「分
散運用」のAPも現用機20,予備機30,40上に配
置するようにしたため、各システム上に存在するAPの
種類が全て同じにはなっていないが、運用形態が「集中
運用」のAPのみを配置する場合は、各システム上には
同じ種類のAPを配置する。
【0094】コンピュータ81には現用機用プログラム
を格納した記録媒体91が備えられ、コンピュータ8
2,83には予備機用プログラムを格納した記録媒体9
2,93が備えられ、コンピュータ84にはネットワー
クプロセッサ用プログラムを格納した記録媒体94が備
えられている。各記録媒体91〜94は、磁気ディス
ク,半導体メモリ,その他の記録媒体である。
【0095】記録媒体91に記録された現用機用プログ
ラムは、コンピュータ81によって読み込まれ、コンピ
ュータ81の動作を制御することで、コンピュータ81
上に通信処理部21,AP管理部22,TCP/IP用
システムコール処理部24を実現する。
【0096】記録媒体92,93に記録された予備機用
プログラムは、それぞれコンピュータ82,83によっ
て読み込まれ、コンピュータ82,83の動作を制御す
ることで、コンピュータ82,83上に通信処理部3
1,41、AP管理部32,42、及びTCP/IP用
システムコール処理部34,44を実現する。
【0097】記録媒体94に記録されたネットワークプ
ロセッサ用プログラムは、コンピュータ84によって読
み込まれ、コンピュータ84の動作を制御することで、
コンピュータ84上に統合通信処理部11,クライアン
ト通信部12,AP切り替え部13,AP起動/復旧処
理部14,着信要求振り分け部15,情報格納部を実現
する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ネット
ワークプロセッサが、現用機上で動作する各アプリケー
ションプログラムが運用可能か否かを示す状態情報が格
納される情報格納部と、クライアントシステムから接続
要求があった場合、情報格納部を参照して接続要求を現
用機,予備機の内の何れか一方に通知する着信要求振り
分け部とを備えているので、現用機上で動作している複
数のアプリケーションプログラムの内の一部に障害が発
生した場合であっても、障害の発生したアプリケーショ
ンプログラムを予備機上で動作させることができ、その
アプリケーションプログラムで行っていた処理を継続し
て行うことが可能になる。
【0099】また、本発明は、再起動されたアプリケー
ションプログラムが通知された時、情報格納部に格納さ
れている状態情報の内、再起動されたアプリケーション
プログラムの状態情報を運用可能に変更する起動/復旧
処理部をネットワークプロセッサが備えているので、障
害の発生した現用機上のアプリケーションプログラムが
復旧され、再起動された場合、そのアプリケーションプ
ログラムを再利用することが可能になる。
【0100】更に、本発明は、現用機上のアプリケーシ
ョンプログラムが起動時に発行するシステムコールに従
って、起動されたアプリケーションプログラムを示す情
報をネットワークプロセッサへ送信するシステムコール
処理部を現用機が備えているので、アプリケーションプ
ログラムに特殊な処理を組み込むことが必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】情報格納部16の内容例を示す図である。
【図3】着信要求振り分け部15の処理例を示す流れ図
である。
【図4】アプリケーションプログラムの起動時の動作を
説明するための図である。
【図5】接続要求受け付け時の動作を説明するための図
である。
【図6】障害発生時の動作を説明するための図である。
【図7】アプリケーションプログラムの再起動時の動作
を説明するための図である。
【図8】ネットワークプロセッサ10,現用機20及び
予備機30,40のハードウェア構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1…クライアントシステム 2…TCP/IP回線 10…ネットワークプロセッサ 11…統合通信処理部 12…クライアント通信部 13…AP切り替え部 14…AP起動/復旧処理部 15…着信要求振り分け部 16…情報格納部 20…現用機 21…通信処理部 22…AP管理部 23X,23Y,23Z…AP 24…TCP/IP用システムコール処理部 30,40…予備機 31,41…通信処理部 32,42…AP管理部 33X,33Z,43X,43Y…AP 34,44…TCP/IP用システムコール処理部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 620 G06F 11/20 310 G06F 15/177 672 G06F 15/177 678

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のアプリケーションプログラム
    が動作する現用機と、 該現用機上で動作するアプリケーションプログラムと同
    じ種類のアプリケーションプログラムが動作する予備機
    と、 前記現用機に接続されると共に前記予備機に接続され、
    且つ、接続を希望するアプリケーションプログラムの種
    類を示す情報を含む接続要求を発信するクライアントシ
    ステムと接続されるネットワークプロセッサとを備え、 前記現用機は、 自現用機上で動作するアプリケーションプログラムの何
    れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリケーシ
    ョンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッ
    サに通知するアプリケーションプログラム管理部を備
    え、前記予備機は、 自予備機上で動作するアプリケーションプログラムの何
    れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリケーシ
    ョンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッ
    サに通知するアプリケーションプログラム管理部を備
    え、 前記ネットワークプロセッサは、 前記現用機上,前記予備機上で動作する各アプリケーシ
    ョンプログラムが運用可能か否かを示す状態情報が格納
    されると共に前記各アプリケーションプログラムの種類
    に対応してその種類のアプリケーションプログラムの運
    用形態が集中運用なのか分散運用なのかを示す運用形態
    情報が格納される情報格納部と、 障害の発生したアプリケーションプログラムを示す情報
    が前記現用機,前記予備機から通知された時、前記情報
    格納部に格納されている各アプリケーションプログラム
    の状態情報の内、前記障害の発生したアプリケーション
    プログラムの状態情報を運用不可に変更する切り替え部
    と、 前記クライアントシステムからの接続要求の受け付け
    時、前記情報格納部に格納されている運用形態情報に基
    づいて前記接続要求によって接続要求された種類のアプ
    リケーションプログラムの運用形態を判定し、集中運用
    であると判定した場合は、前記情報格納部に格納されて
    いる、前記現用機上で動作している前記種 類のアプリケ
    ーションプログラムの状態情報が運用可能を示していれ
    ば前記現用機に優先的に前記接続要求を通知し、分散運
    用であると判定した場合は、前記情報格納部に格納され
    ている、前回の前記種類のアプリケーションプログラム
    の接続要求時に接続要求を通知した機器と異なる機器の
    状態情報が運用可能を示していれば前記異なる機器に優
    先的に接続要求を通知する着信要求振り分け部とを備え
    たことを特徴とするアプリケーションプログラム単位の
    現用予備切り替え機能を有するコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記現用機は、 自現用機上のアプリケーションプログラムが再起動され
    た時、再起動されたアプリケーションプログラムを示す
    情報を前記ネットワークプロセッサへ通知するシステム
    コール処理部を備え、前記予備機は、 自予備機上のアプリケーションプログラムが再起動され
    た時、再起動されたアプリケーションプログラムを示す
    情報を前記ネットワークプロセッサへ通知するシステム
    コール処理部を備え、 前記ネットワークプロセッサは、 再起動されたアプリケーションプログラムを示す情報が
    前記現用機,前記予備機から通知された時、前記情報格
    納部に格納されている状態情報の内、再起動されたアプ
    リケーションプログラムの状態情報を運用可能に変更す
    る起動/復旧処理部を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のアプリケーションプログラム単位の現用予備切り
    替え機能を有するコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 複数種類のアプリケーションプログラム
    が動作する現用機と、 該現用機上で動作するアプリケーションプログラムと同
    じ種類のアプリケーションプログラムが動作する予備機
    と、 前記現用機に接続されると共に前記予備機に接続され、
    且つ、接続を希望するアプリケーションプログラムの種
    類を示す情報を含む接続要求を発信するクライアントシ
    ステムと接続されるネットワークプロセッサとを備え、 前記現用機は、 自現用機上のアプリケーションプログラムが起動時に発
    行するシステムコールに従って、起動されたアプリケー
    ションプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセ
    ッサへ送信するシステムコール処理部と、 自現用機上で動作するアプリケーションプログラムの何
    れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリケーシ
    ョンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッ
    サに通知するアプリケーションプログラム管理部を備
    え、前記予備機は、 自予備機上のアプリケーションプログラムが起動時に発
    行するシステムコールに従って、起動されたアプリケー
    ションプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセ
    ッサへ送信するシステムコール処理部と、 自予備機上で動作するアプリケーションプログラムの何
    れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリケーシ
    ョンプログラムを示す情報を前記ネットワークプロセッ
    サに通知するアプリケーションプログラム管理部を備
    え、 前記ネットワークプロセッサは、 前記現用機上,前記予備機上で動作する各アプリケーシ
    ョンプログラムが運用可能か否かを示す状態情報が格納
    されると共に前記各アプリケーションプログラムの種類
    に対応してその種類のアプリケーションプログラムの運
    用形態が集中運用なのか分散運用なのかを示す運用形態
    情報が格納される情報格納部と、 起動されたアプリケーションプログラムを示す情報が前
    記現用機,前記予備機から送られてきた時、前記情報格
    納部に格納されている状態情報の内、前記情報によって
    示されるアプリケーションプログラムの状態情報を運用
    可能にする起動/復旧処理部と、 障害の発生したアプリケーションプログラムを示す情報
    前記現用機,前記予備機から通知された時、前記情報
    格納部に格納されている各アプリケーションプログラム
    の状態情報の内、前記障害の発生したアプリケーション
    プログラムの状態情報を運用不可に変更する切り替え部
    と、 前記クライアントシステムからの接続要求の受け付け
    時、前記情報格納部に格納されている運用形態情報に基
    づいて前記接続要求によって接続要求された種類のアプ
    リケーションプログラムの運用形態を判定し、集中運用
    であると判定した 場合は、前記情報格納部に格納されて
    いる、前記現用機上で動作している前記種類のアプリケ
    ーションプログラムの状態情報が運用可能を示していれ
    ば前記現用機に優先的に前記接続要求を通知し、分散運
    用であると判定した場合は、前記情報格納部に格納され
    ている、前回の前記種類のアプリケーションプログラム
    の接続要求時に接続要求を通知した機器と異なる機器の
    状態情報が運用可能を示していれば前記異なる機器に優
    先的に接続要求を通知する着信要求振り分け部とを備え
    たことを特徴とするアプリケーションプログラム単位の
    現用予備切り替え機能を有するコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 複数種類のアプリケーションプログラム
    が動作する現用機を、自現用機上で動作するアプリケー
    ションプログラムの何れかに障害が発生した時、障害の
    発生したアプリケーションプログラムを示す情報をネッ
    トワークプロセッサに通知するアプリケーションプログ
    ラム管理部として機能させるための現用機用プログラム
    と、 前記現用機上で動作するアプリケーションプログラムと
    同じ種類のアプリケーションプログラムが動作する予備
    機を、自予備機上で動作するアプリケーションプログラ
    ムの何れかに障害が発生した時、障害の発生したアプリ
    ケーションプログラムを示す情報をネットワークプロセ
    ッサに通知するアプリケーションプログラム管理部とし
    て機能させるための予備機用プログラムと、 前記現用機に接続されると共に前記現用機上で動作する
    アプリケーションプログラムと同じ種類のアプリケーシ
    ョンプログラムが動作する予備機と接続され、且つ接続
    を希望するアプリケーションプログラムの種類を示す情
    報を含む接続要求を発信するクライアントシステムと接
    続されるネットワークプロセッサを、 前記現用機上,前記予備機上で動作する各アプリケーシ
    ョンプログラムが運用可能か否かを示す状態情報が格納
    されると共に前記各アプリケーションプログラムの種類
    に対応してその種類のアプリケーションプログラムの運
    用形態が集中運用なのか分散運用なのかを示す運用形態
    情報が格納される情報格納部、 障害の発生したアプリケーションプログラムを示す情報
    が前記現用機,前記予備機から通知された時、前記情報
    格納部に格納されている各アプリケーションプログラム
    の状態情報の内、前記障害の発生したアプリケーション
    プログラムの状態情報を運用不可に変更する切り替え
    部、 前記クライアントシステムからの接続要求の受け付け
    時、前記情報格納部に格納されている運用形態情報に基
    づいて前記接続要求によって接続要求された種類のアプ
    リケーションプログラムの運用形態を判定し、集中運用
    であると判定した場合は、前記情報格納部に格納されて
    いる、前記現用機上で動作している前記種類のアプリケ
    ーションプログラムの状態情報が運用可能を示していれ
    ば前記現用機に優先的に前記接続要求を通知し、分散運
    用であると判定した場合は、前記情報格納部に格納され
    ている、前回の前記種類のアプリケーションプログラム
    の接続要求時に接続要求を通知した機器と異なる機器の
    状態情報が運用可能を示していれば前記異なる機器に優
    先的に接続要求を通知する着信要求振り分け部として機
    能させるためのネットワークプロセッサ用プログラムと
    が記録された、プログラムを記録した機械読み取り可能
    な記録媒体。
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