JP3712659B2 - 制御システムのデータ伝送方法、制御システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローカル制御システムから離れた場所に配置された端末装置にて、デバイスの状態を表示/操作可能な制御システムのデータ伝送方法、制御システム、並びに、それを実現するためのプログラムおよび記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどの広域通信網の発達によって、ターゲットシステムの近傍のローカル制御システムだけではなく、当該ローカル制御システムから離れた場所のクライアント装置からも、ターゲットシステムのデバイスの状態を表示し、制御可能な制御システムが提案されている。
【0003】
例えば、図13に示す制御システム101では、クライアント装置104に形成されたHMI(Human Machine Interface )処理部151が、インターネット105を介して、ローカル制御システム103の制御用ホストコンピュータ114に周期的に問い合わせて、デバイスの状態を取得し、例えば、デバイスの状態に応じた表示方法で、デバイスを示す図形を表示するなどして、クライアント装置104の画面にデバイスの状態を表示する。
【0004】
一方、マウスなどによって、クライアント装置104の画面上に表示されたデバイスが操作されると、上記HMI処理部151は、制御用ホストコンピュータ114と通信して、操作に応じた制御を当該デバイスに対して指示するよう伝える。この場合、制御用ホストコンピュータ114は、受け取った制御指示に基づいて、プログラマブル表示器112に指示したり、プログラマブル表示器112を介してプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)111へ指示するなどして、デバイスの実体へ、制御指示を伝える。
【0005】
さらに、制御用ホストコンピュータ114にファイル生成部131が設けられており、当該ファイル生成部131は、プログラマブル表示器112が画面を表示する際に参照する画面データに基づいて、クライアント装置104用のデータを生成する。
【0006】
上記制御システム101では、上記クライアント装置104が上記ファイル生成部131が生成したクライアント装置用データに基づいて画面を表示することで、クライアント装置104用の画面を新たに設計せずに、ターゲットシステム102のデバイス102aの状態を表示し操作できる。
【0007】
具体的には、プログラマブル表示器112の画面データは、複数の単位画面のうちの何れかを、プログラマブル表示器112に表示させるためのデータであって、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を示すタグを、各単位画面に関連付けることで形成されている。
【0008】
上記プログラマブル表示器112は、上記画面データが格納されると、所定の時間間隔で、自らのシステム領域のうち、現在表示中の単位画面を記憶する領域の値を読み出し、自らに格納された画面データが示す複数の単位画面の中から、現在表示中の単位画面を決定する。さらに、上記画面データから、当該単位画面で表示すべき表示タグを抽出すると共に、各表示タグが示すデバイスの状態を取得し、各表示タグが示す画面領域に取得した状態を表示する。
【0009】
また、プログラマブル表示器112は、図示しないタッチパネルなどからの操作を受け付けると、上記と同様の手順で現在表示中の単位画面を取得すると共に、上記画面データの入力タグのうち、現在表示中の単位画面に関連し、しかも、受け付けた操作に対応する入力タグを特定し、入力タグが示すデバイスへ、操作に応じた制御を指示する。
【0010】
ここで、上記プログラマブル表示器112では、現在表示中の単位画面を記憶するシステム領域も、デバイスの1つとして扱われており、画面切り換え指示の受け付けも、入力タグによって表現される。
【0011】
上記構成では、入力タグや表示タグを、画面上の領域とデバイスと単位画面とに対応付けるだけで、プログラマブル表示器112の画面を設計できるので、表示/操作受付用のプログラムを作成(修正)して画面設計する場合よりも容易に、プログラマブル表示器112の画面を設計できる。
【0012】
また、上記ファイル生成部131が生成するクライアント装置用のデータは、画面データ中の入力タグおよび表示タグを参照するプログラマブル表示器112と同様の動作を、クライアント装置104が実行するよう、クライアント装置104に指示する。ただし、クライアント装置用のデータでは、表示先および操作元がクライアント装置104の表示装置および入力装置に変更される。また、画面データを参照するプログラマブル表示器112が、PLC111と通信して、デバイスの状態を取得したり、デバイスの状態制御指示を送信する代わりに、クライアント装置104が、制御用ホストコンピュータ114の公開サーバ部133と通信して、デバイスの状態を取得したり、デバイスの制御指示を送信するように、クライアント装置104へ指示する。
【0013】
ここで、上記クライアント装置用のデータでは、プログラマブル表示器112と同様に、現在表示中の単位画面の決定や、単位画面の切り換えが、画面制御用のデバイスの状態取得や状態制御として扱われている。ところが、単位画面の取得に失敗すると、プログラマブル表示器112で現在表示中の単位画面を特定できず、適切な画面を表示できない。さらに、プログラマブル表示器112で現在表示中の単位画面を、クライアント装置104のユーザが、プログラマブル表示器112で表示中の単位画面と誤解すると、誤操作する虞れもある。したがって、クライアント装置104のHMI処理部151は、単位画面の取得に失敗すると、画面表示を停止するように構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成では、クライアント装置がインターネットに常時接続していない場合には、画面表示できないという問題を生じる。この結果、例えば、常時接続するために、通信費用が高騰する虞れがある。
【0015】
なお、単位画面の取得に失敗しても、以前の単位画面が取得されたものとして、単位画面の取得に成功した場合と同様に画面表示すると、クライアント装置104のユーザが、プログラマブル表示器112で表示中の単位画面を誤解して、誤操作する虞れがある。
【0016】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記誤解に起因する誤操作の防止と、通信費用の軽減との双方を実現可能な制御システムを実現することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る制御システムのデータ伝送方法は、上記課題を解決するために、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝える操作認識工程とを含んでいる。さらに、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶されている。また、上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止する。加えて、上記制御システムのデータ伝送方法は、さらに、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいる。
【0018】
また、本発明に係る制御システムのデータ伝送方法は、上記構成において、上記表示工程にて、上記広域通信網を介して応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、上記操作認識工程にて、上記広域通信網を介して応答手段へデバイスの状態制御指示を伝える代わりに、上記表示工程にて、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得すると共に、上記操作認識工程にて、当該応答手段にデバイスの状態制御指示を送信することを特徴としている。なお、この場合は、上記応答手段と端末装置とが一体であってもよい。
【0019】
具体的には、本発明に係る制御システムのデータ伝送方法は、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信する操作認識工程とを含み、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいることを特徴としている。
【0020】
さらに、上記構成に加えて、上記公開用ファイルは、上記画面データに含まれる各単位画面に対応するXMLファイルと、当該XMLファイルを参照して、上記各動作を端末装置に実行させるHMI用アプレットが格納されたアプレットファイルと、上記問い合わせ制御用の動作を実行させるアプレットが格納されたアプレットファイルと、両アプレットを実行させるHTML文書とから構成されており、上記端末装置は、単位画面が切り換えられた場合、変更後の単位画面に応じたXMLファイルを読み込んでもよい。
【0021】
一方、本発明に係る制御システムは、端末装置と、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示 するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、当該端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝えると共に、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を当該端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御することを特徴としている。
【0022】
また、本発明に係る制御システムは、端末装置と、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信し、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御することを特徴としている。
【0023】
さらに、本発明に係るプログラムは、上記各工程を上記端末装置としてのコンピュータに実行させるプログラムであって、当該プログラムを実行するコンピュータによって、上記各工程が行われる。また、本発明に係る記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0024】
なお、上記問い合わせの状態の提示は、例えば、問い合わせ周期の提示であってもよいし、周期的に問い合わせているか否かや次の問い合わせ時点などの提示であってもよい。
【0025】
上記構成によれば、デバイスから端末装置までの間に広域通信網が介在しているにも拘わらず、上記端末装置は、画面データに基づいて生成された公開用ファイルが示す単位画面を表示して、デバイスの状態を使用者に提示し、デバイスへの操作を受け付けることができる。さらに、上記画面データにおいて、単位画面の切り換え操作は、デバイスの一種としての画面制御デバイスに対する操作として記憶されているので、画面データを設計する際、画面切り換えのために、デバイスへの操作とは異なる設計手順が不要になり、設計者の負担を軽減できる。
【0026】
また、デバイスの一種として、画面制御デバイスが扱われているので、例えば、プログラマブル表示器など、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置が現在表示している単位画面を上記応答手段が取得して、上記画面制御デバイスへの問い合わせに対して、当該取得結果を返答すると共に、制御用表示装置の各単位画面を表示する画面データに基づいて、端末装置が表示すれば、制御用表示装置が表示している単位画面と端末装置が表示している単位画面とを一致させることができる。この場合、端末装置では、制御用表示装置にて現在操作されている単位画面を、確認でき、当該単位画面における操作への応答を確認できる。したがって、制御用表示装置へのオペレータの操作も端末装置で確認できる。
【0027】
ここで、上記構成のように、端末装置で表示中の単位画面を、制御用表示装置で表示中の単位画面と一致させることができる場合、上記画面制御デバイスの状態取得に失敗した場合に、画面表示を続けると、端末装置の使用者が、制御用表示装置で現在表示中の単位画面を誤解して、誤操作する虞れがある。したがって、上記表示工程では、上記画面制御デバイスの状態取得に失敗すると、画面表示を停止するように構成されている。
【0028】
さらに、提示工程および制御工程が設けられているので、端末装置の使用者は、問い合わせの状態を確認しながら、例えば、問い合わせの周期あるいは停止や再開など、問い合わせの状態を制御できる。したがって、上記誤解に起因する誤操作を防止できるにも拘わらず、端末装置の使用者は、デバイスから端末装置までの間の広域通信網に端末装置を常時接続するとコストが嵩んだり、短い周期で問い合わせると広域通信網の帯域を占有してしまう場合には、問い合わせを一時停止したり、問い合わせの周期を長くするなど、広域通信網の状態に応じた問い合わせの状態を制御できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図1ないし図12に基づいて説明すると、以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システム1は、図2に示すように、ローカル制御システム3から離れた場所のクライアント装置(端末装置)4でも、インターネット(広域通信網)5を介して、上記ターゲットシステム2のデバイス2aの状態を表示し制御可能なシステムである。
【0030】
上記ローカル制御システム3は、上記ターゲットシステム2のデバイス2aを制御する制御装置としてのPLC11と、多くの場合、制御対象近傍に配されると共に、制御システム1のHMI(Human Machine Interface )として、デバイス2aの状態を表示し、オペレータによるデバイス2aへの操作を受け付けるプログラマブル表示器12とを備えている。さらに、本実施形態に係るローカル制御システム3では、各プログラマブル表示器12は、イーサネット(登録商標)などのローカルエリアネットワーク(LAN)13によって互いに接続されている。また、上記LAN13には、多くの場合、プログラマブル表示器12よりも離れた場所から、ローカル制御システム3全体を管理する制御用ホストコンピュータ14が接続されている。
【0031】
なお、上記各プログラマブル表示器12は、シリアルケーブルなどを介して、それぞれに対応するPLC11と接続されている。また、図2では、説明の便宜上、LAN13にプログラマブル表示器12が2台接続され、各プログラマブル表示器12には、PLC11がそれぞれ1台ずつ接続されると共に、各PLC11にデバイス2aが1台接続されている場合を例示しているが、当然ながら、それぞれの接続台数は任意に設定できる。
【0032】
また、デバイスは、デバイスアドレスや後述するシンボル名により特定可能で、しかも、状態を取得したり、制御(変更)できるものであれば、例えば、デバイス2a自体であってもよいし、例えば、PLC11やプログラマブル表示器12の記憶装置など、ローカル制御システム3に設けられた記憶装置の一領域を示していてもよい。
【0033】
ここで、上記ローカル制御システム3では、ローカル制御システム3に必須の構成であり、しかも、HMIとして動作するため、演算能力に余力のあるプログラマブル表示器12が通信の大半を処理するように構成されている。さらに、各プログラマブル表示器12は、自らに接続されているPLC11の機種に固有の専用プロトコルと、LAN13での共通プロトコルとを変換して、他のプログラマブル表示器12や制御用ホストコンピュータ14と、PLC11との通信を中継する。なお、共通プロトコルと専用プロトコルとの間のプロトコル変換には、同じ指示に同じコードが割り当てられるように予め定められた共通のコマンドと上記共通のコマンドに対応するPLC11固有のコマンドとの間の変換や、データやアドレスの表現方法の変換、シンボル名とデバイスアドレスとの間の変換なども含まれる。
【0034】
これにより、プログラマブル表示器12および制御用ホストコンピュータ14は、他のプログラマブル表示器12に接続されているPLC11の機種に拘らず、LAN13を介して共通のプロトコルで通信できる。この結果、互いに異なる機種のPLC11の混在するローカル制御システム3が比較的容易に実現されている。
【0035】
より詳細には、上記プログラマブル表示器12は、予め自らに格納される画面データを参照して、オペレータにデバイスの状態を表示し、操作を受け付けるための操作画面を表示している。当該画面データは、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されている。
【0036】
上記プログラマブル表示器12は、複数の単位画面を切り換え表示可能であり、上記タグは、例えば、図3および図4に示すように、当該タグが有効となる単位画面を示すファイル番号Fと、単位画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名Nと、各事象毎に参照される参照情報Rとを含んでいる。
【0037】
例えば、上記タグが所定の画面領域(表示座標範囲)へ所定のデバイスの状態に応じた部品図形を表示する表示タグWLの場合、例えば、図3に示すように、上記参照情報Rには、表示座標範囲(X・Y)と、デバイスを特定可能なシンボル(後述)を示すシンボル名SNと、例えば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照するファイル番号FL…とが含まれる。また、タグが入力タグWTの場合、例えば、図4に示すように、参照情報Rとして、有効入力座標範囲(X・Y)と、入力結果が書き込まれるデバイスのシンボルを示すシンボル名SNとが含まれる。
【0038】
一方、プログラマブル表示器12は、所定の時間間隔で、自らに格納された画面データから、単位画面のファイル番号が、現在表示中の単位画面である表示タグを抽出すると共に、予め格納されたシンボルとデバイスアドレスとの対応表を参照して、例えば、デバイスの実体が自らに接続されたPLC11によって制御されるデバイス2aの場合は、PLC11と通信したり、デバイスの実体が他のプログラマブル表示器12に接続されたPLC11によって制御されるデバイス2aの場合は、当該他のプログラマブル表示器12を介して当該PLC11と通信するなどして、各表示タグのシンボルに対応するデバイスアドレスからデバイスの状態(デバイスアドレスの内容)を読み出し、デバイスの状態に応じた部品図形を画面に表示する。これにより、プログラマブル表示器12の画面には、例えば、図5に示すように、デバイスの状態が反映される。
【0039】
また、図示しないタッチパネルへの押し操作など、オペレータの入力操作を受け取ると、プログラマブル表示器12は、上記画面データから、現在表示中の単位画面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索すると共に、デバイスの実体の状態を取得する場合と略同様に、PLC11やプログラマブル表示器12と通信するなどして、入力結果に応じて、入力タグのシンボルが示すデバイスの状態を変更するようデバイスアドレスの内容(デバイスの状態)を変更する。ここで、入力操作の後も、プログラマブル表示器12は、デバイスの状態を画面表示するので、操作結果が画面表示に反映される。
【0040】
さらに、本実施形態に係るプログラマブル表示器12では、現在表示中の単位画面を記憶するシステム領域も、デバイスの1つとして扱われており、画面切り換え操作を受け付けるタグは、当該デバイスのシンボルに対応付けられた入力タグとして実現されている。このように、入力タグによって、画面切り換えの受け付けとデバイスの状態指示の受け付けとの双方が指示されるので、画面データの設計者は、それぞれ用の設計手順に習熟する必要がなく、設計者の負担を軽減できる。
【0041】
一方、上記制御用ホストコンピュータ14は、ローカル制御システム3の監視制御を行うHMI処理部21と、LAN13に接続され、上述の共通プロトコルで通信するLAN・IF部22と、LAN・IF部22およびLAN13を介して各プログラマブル表示器12と通信して上記HMI処理部21などの要求に応じるサーバ部23と、シンボルとデバイスアドレスとの対応を記憶するシンボルデータベース24と、各プログラマブル表示器12の画面データを作成する作画処理部25と、作成した画面データを格納する画面データメモリ26とを備えている。これにより、制御用ホストコンピュータ14は、画面データを管理すると共に、ローカル制御システム3が稼動中、ターゲットシステム2やPLC11あるいはプログラマブル表示器12の状態を表示したり制御できる。
【0042】
上記作画処理部25は、上記画面データを作成する際、例えば、タグのパレットを表示し、パレット中のタグを選択して画面上に所望のタグを配置するように、ユーザへ促す。また、作画処理部25は、配置されたタグを指定された座標に表示して、ユーザのドラグ&ドロップなどの操作に応じてタグの座標を調整する。また、作画処理部25は、タグに対応するシンボル(後述)を入力するようにユーザへ促す。ここで、シンボルは、後述するように、デバイスアドレスと対応付けられており、シンボルにタグを対応付けることで、作画処理部25は、タグとデバイスアドレスとを対応付けることができる。これらの結果、ユーザは、作画処理部25を操作して、画面上の所望の位置にタグを配置すると共に、各タグとデバイスのシンボルとを対応付けるだけで、画面データを作成できる。
【0043】
したがって、プログラマブル表示器12の表示プログラムを修正する場合に比べて容易に、各プログラマブル表示器12の表示や操作を決定(変更)でき、ローカル制御システム3のユーザ(制御用ホストコンピュータ14のユーザ)は、ターゲットシステム2の実情や、プログラマブル表示器12のオペレータの習熟度、あるいは、ユーザの好みに合わせることができる。
【0044】
また、上記各部材23・25は、デバイスアドレスではなく、ユーザが意味ある名前をシンボル名として関連付け可能なシンボルによって、各デバイスを特定している。ここで、PLC11がデバイス2aを制御する際、PLC11は、演算量を削減するために、例えば、X0000のような英数字で表現されるデバイスアドレスで各デバイス2aを特定している。一方、HMI処理部21を操作する管理者や、制御プログラムや画面データの作成者、あるいは、プログラマブル表示器12のオペレータなど、制御システム1のユーザにとっては、各デバイスをデバイスアドレスで特定するよりも、”スイッチ2”のように、意味のある名前で呼んだ方が、呼称と各デバイスの実体とを関連付けしやすい。したがって、デバイスアドレスではなく、シンボルで制御対象となるデバイスを指定することで、上記ユーザが操作しやすい制御システム1を実現できる。
【0045】
さらに、例えば、PLC11の機種変更などによって、デバイスアドレスが変更されたとしても、作画処理部25は、タグをシンボルと対応付けているので、シンボルデータベース24において、シンボルとデバイスアドレスとの対応を変更するだけで変更に対応できる。この結果、デバイスアドレスを対応付ける構成と異なり、当該デバイスアドレスが出現する度にデバイスアドレスを変更する必要がない。この結果、変更時の手間が少ない制御システム1を実現できる。
【0046】
また、上記作画処理部25は、ユーザの指示に従って、シンボルとデバイスアドレスとを対応付け、両者の対応を、シンボルデータベース24に登録できる。一例として、本実施形態に係るシンボルデータベース24は、図6に示すように、ローカル制御システム3内の各デバイスに対応するシンボルについて、シンボル名と、デバイスアドレスとの組み合わせを含むレコードを記憶している。また、シンボルデータベース24において、各シンボルのレコードは、図7に示すように、階層的に記憶されており、シンボルデータベース24を参照することで、サーバ部23などは、ローカル制御システム3内に存在するプログラマブル表示器12を把握し、各プログラマブル表示器12に登録されたシンボルを把握できると共に、各シンボルのレコードから、シンボル名やデバイスアドレスなどを取得できる。また、シンボルデータベース24を検索することで、所定のシンボル名を持つデバイスの実体(デバイス2a)を制御するPLC11へ接続されたプログラマブル表示器12を特定できる。
【0047】
なお、シンボルデータベース24には、各プログラマブル表示器12など、LAN13に加入している各機器についても、機器を示す局IDと、局の名称(局名)と、機器のネットワークアドレスなどとの組み合わせを含むレコードが記憶されており、上記制御システム1のユーザは、上記各機器を局名で指定できる。
【0048】
さらに、本実施形態に係る上記制御用ホストコンピュータ14には、プログラマブル表示器12用の画面データに基づいて、クライアント装置4が遠隔監視制御する際の動作を指示する公開用ファイルを生成するファイル生成部31と、公開用ファイルを記憶するファイル記憶部32と、上記動作を行うクライアント装置4と通信する公開サーバ部(応答手段)33とが設けられている。上記公開用ファイルは、プログラマブル表示器12が画面データに基づいてデバイス2aの状態に応じて表示する動作、および、操作に応じたデバイス2aの状態変更を指示する際の動作と略同様の動作を、クライアント装置4へ指示できる。
【0049】
ただし、プログラマブル表示器12が画面データに基づいて動作する場合と異なり、表示先は、クライアント装置4の図示しない表示装置であり、操作は、クライアント装置4の図示しない入力装置から受け取る。また、クライアント装置4がデバイス2aの状態を問い合わせる相手や状態変更指示の送信先も、公開サーバ部33に変更されており、公開サーバ部33は、上記クライアント装置4と通信して、デバイス2aの状態をクライアント装置4へ伝えると共に、デバイス2aの状態変更指示をクライアント装置4から受け取ることができる。
【0050】
さらに、上記公開用ファイルは、上記各動作(操作画面表示/操作受付用の動作)に加えて、例えば、クライアント装置4が周期的にデバイス2aの状態を問い合わせる際の周期や、問い合わせの一時停止など、問い合わせの状態を画面に表示して、問い合わせの状態変更の入力を促す動作と、変更指示に応じて、クライアント装置4による問い合わせの状態を制御する動作(問い合わせ制御用の動作)とを、クライアント装置4に指示できる。
【0051】
上記公開用ファイルは、例えば、クライアント装置4のバーチャルマシン41で実行可能で、上記各動作を実行するアプレットと、ブラウザ42で読み込み可能で、上記アプレットをバーチャルマシン41に実行させるハイパーテキスト文書との組み合わせなどとして実現され、公開サーバ部33によってクライアント装置4に送信される。
【0052】
なお、上記ファイル生成部31は、画面データに基づいて、アプレットとハイパーテキスト文書とを直接生成してもよい。また、上記画面データの各タグに対応するパラメータが記述されたデータファイルを参照して、上記各動作を実行するようにアプレットが生成されている場合、上記ファイル生成部31は、画面データに基づいて、上記公開用ファイルの1つとしてのデータファイルを生成してもよい。
【0053】
また、上記各部材21〜25、31〜33および41〜42は、CPUなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信回路を制御することによって実現される機能ブロックである。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係る制御用ホストコンピュータ14およびクライアント装置4を実現できる。特に、クライアント装置4のバーチャルマシン41およびブラウザ42は、多くのコンピュータに予めインストールされている汎用のブラウザソフトで実現できるので、これらのコンピュータは、特別なプログラムをインストールすることなく、クライアント装置4として動作できる。なお、例えば、LAN13やインターネット5、あるいは、他の通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、これらの通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。
【0054】
以下では、一例として、公開用ファイルが、上記画面データに含まれる各単位画面に対応するXML(eXtensible Mark-up Language )ファイルと、当該XMLファイルを参照して、上記操作画面表示/操作受付用の動作をクライアント装置4に実行させるHMI用アプレットが格納されたアプレットファイルと、上記問い合わせ制御用の動作を実行させるアプレットが格納されたアプレットファイルと、両アプレットを実行させるHTML文書とから構成されている場合について詳細に説明する。
【0055】
すなわち、上記各XMLファイルには、それぞれに対応する単位画面に関連するタグ(処理指示語)を示すXML要素(エレメント)が含まれている。
【0056】
例えば、プログラマブル表示器12用の画面データ内に、図3に示す形式で、単位画面=1(メイン画面)の表示タグWLが含まれている場合、当該メイン画面に対応するXMLファイルでは、例えば、図8に示すように、当該表示タグWLに対応するTag要素E1が含まれている。当該Tag要素E1には、事象名、表示座標範囲、参照ファイル番号、並びに、シンボル名などに対応するTagName要素E11、X要素E12およびY要素E13、LibraryNo要素E14、並びに、BitSymbolName要素E15などが含まれており、各要素E11〜E15の内容(コンテンツ)は、上記表示タグWLの内容に応じて、例えば、図8の例では、”L_0000”、−232および120、101、並びに、010100に設定されている。また、図4に示す入力タグWTに対応するTag要素E2では、事象名、シンボル名、並びに、有効入力範囲などに対応するTagName要素E21、SymbolName要素E22、並びに、X要素E23、Y要素E24、X2要素E25およびY2要素E26などの内容が、入力タグWTの内容に応じて設定される。なお、シンボル名が画面制御用デバイスとなる入力タグWTに対応するTag要素が、特許請求の範囲に記載の対応情報に対応する。
【0057】
ここで、上記各要素E11〜E26などの内容は、表示タグWLや入力タグWTの内容と一致するように設定してもよいし、例えば、プログラマブル表示器12の解像度とクライアント装置4の解像度との相違などに応じた比率で拡大/縮小するなど、表示タグWLや入力タグWTの内容を所定の手順で変換して設定してもよい。
【0058】
図2に示すファイル生成部31は、例えば、プログラマブル表示器12用の画面データから、ある単位画面の処理指示語(タグWL・WT…)、すなわち、単位画面のファイル番号が所定の値のタグを順次抜き出し、当該タグに応じたXML要素を生成し、当該XML要素の内容を上記タグに応じて設定することで、当該単位画面のXMLファイルを作成し、ファイル記憶部32にできる。
【0059】
一方、上記ファイル記憶部32に格納されるHMI用アプレットは、上記HTMLファイルで参照されると共に、上記XMLファイルを参照しながら、プログラマブル表示器12が単位画面の表示や操作を行う際の動作と同等の動作を、クライアント装置4に実行させるプログラムであり、本実施形態では、クライアント装置4のバーチャルマシン41が実行可能なJava(登録商標)言語で記述されたバイトコードとして実現されている。
【0060】
上記HMI用アプレットは、画面データ中に出現可能なタグの種類に対応するメソッドが定義されたクラスと、XMLファイルを参照して、タグ種に対応するメソッドを呼び出すメソッドが定義されたクラスとを含んでおり、当該アプレットを実行するバーチャルマシン41は、XMLファイルを参照し、タグを示すXML要素に基づいて、タグ種に応じたメソッドを呼び出すことができる。当該HMI用アプレットをバーチャルマシン41が実行することで、クライアント装置4には、図1に示すHMI処理部51が形成される。
【0061】
より詳細には、バーチャルマシン41が実行するメソッドのうち、タグ種に対応するメソッドは、例えば、表示タグの場合、所定の時間間隔で呼び出され、特定のデバイスの状態を公開サーバ部33へ問い合わせると共に、応答に応じた表示を行う描画メソッドである。また、入力タグの場合は、入力イベントが発生したときに呼び出され、入力結果に応じた制御指示を操作に応じたデバイスへ与えるように、公開サーバ部33へ要求する入力メソッドである。
【0062】
ここで、本実施形態に係る画面データでは、プログラマブル表示器12と同様、プログラマブル表示器12の記憶領域のうち、現在表示中の単位画面を示すデータが格納されるシステム領域が、デバイスとして扱われており、各単位画面の切り換え動作も、当該デバイス(以下では、画面制御用デバイスと称する)の状態を変更する入力タグによって実現されている。この場合、入力タグには、参照情報Rとして、上記画面制御用デバイスのシンボル名が含まれる。
【0063】
したがって、上記各入力メソッドのうち、上記画面制御用デバイスへの変更指示を要求する入力メソッドは、通常の入力メソッドと同様に、公開サーバ部33へ単位画面の変更指示を送信すると共に、変更後の単位画面に応じたXMLファイルを読み込む。これにより、クライアント装置4およびプログラマブル表示器12は、常時同じ単位画面を表示できる。
【0064】
また、上記入力メソッドは、上記画面制御用デバイスへの変更指示を送信する代わりに、クライアント装置4内に設けられた代替の記憶領域の内容を変更してもよい。この場合、他のメソッドにて、当該画面制御用デバイスを参照する際は、公開サーバ部33へ問い合わせる代わりに上記代替の記憶領域が参照される。したがって、クライアント装置4は、プログラマブル表示器12用の単位画面であっても、当該プログラマブル表示器12で現在表示している単位画面とは異なる単位画面を表示することもできる。
【0065】
さらに、例えば、後述するアプレット実行時のパラメータ設定によって指定したり、あるいは、単位画面の選択操作と連動してメニューを表示して選択させるなどして、プログラマブル表示器12と同じ単位画面を表示するか、異なる単位画面を表示するかを選択できるように、上記各メソッドを作成してもよい。この場合、同じアプレットやXMLファイルを使用しているにも拘らず、例えば、プログラマブル表示器12のオペレータの操作を監視したい場合などには、前者を選択し、オペレータの操作とは別にローカル制御システム3を監視したい場合などには、後者を選択することができる。
【0066】
また、XMLファイルを参照するメソッドは、例えば、当該XMLファイルから、タグを示すXML要素を抽出し、当該タグの種類(例えば、当該XML要素中のTagName要素の内容)に対応するクラスのインスタンスを生成し、当該インスタンスのフィールドへ、上記タグのパラメータ(例えば、上記XML要素中の各要素の内容)を設定するなどして、XMLファイルに応じたメソッドをバーチャルマシン41に実行させることができる。
【0067】
ここで、プログラマブル表示器12で現在表示している単位画面と同じ単位画面をクライアント装置4で表示しようとする場合、クライアント装置4にて、画面制御デバイスの状態取得に失敗しているにも拘わらず、状態取得に成功している場合と同様に画面表示すると、クライアント装置4のユーザは、状態取得の成否を確認できない。この場合、プログラマブル表示器12の単位画面が切り換えられた場合であっても、クライアント装置4のユーザは、クライアント装置4で現在表示している単位画面がプログラマブル表示器12の単位画面であると誤解して、誤った制御を指示する虞れがある。したがって、上記HMI用アプレットの実行によって形成されるHMI処理部51は、画面制御デバイスの状態取得に失敗すると、画面表示を停止して、ユーザに、画面制御デバイスの状態取得に失敗した旨を通知するように構成されている。
【0068】
一方、HTMLファイルには、図9に示すように、上記HMI用アプレットをクライアント装置4のバーチャルマシン41へ実行させるための文字列P11と、例えば、"<HTML>"や"<TITLE>" など、HTML文書として必要な文字列P1とが含まれている。また、HTMLファイルには、例えば、アプレットが表示するプログラマブル表示器12を説明する文字や画像を表示するための文字列、あるいは、ローカル制御システム3を説明するハイパーテキスト文書へのリンクを示す文字列など、HTMLの書式に沿った文字列P2が含まれていてもよい。さらに、HTMLファイルには、単位画面切り換え用のアプレットを実行させるための文字列P12が含まれていてもよい。
【0069】
さらに、本実施形態に係るHTMLファイルには、詳細は後述するように、問い合わせ制御用アプレットをクライアント装置4のバーチャルマシン41へ実行させるための文字列P21も含まれている。
【0070】
なお、本実施形態では、XMLファイルが単位画面毎に設けられており、例えば、クライアント装置4のブラウザ42が上記HTMLファイルを表示する際に最初に表示する単位画面の指定やプログラマブル表示器12の指定など、画面データ(プログラマブル表示器12)全体に関連する情報は、上記文字列P11中に含まれている。本実施形態の場合、当該情報は、アプレットを実行する際のパラメータとして指定されており、例えば、最初の単位画面は、PARAM要素の属性名"BASESCR" の属性値(この例では、"1" )として指定される。なお、図2に示すファイル生成部31は、画面データメモリ26に格納された画面データを参照して、HTMLファイルを生成し、ファイル記憶部32に格納できる。
【0071】
また、公開サーバ部33は、クライアント装置4から要求があると、例えば、URI(Universal Resource Identifier) などに基づいて、クライアント装置4が要求しているHTMLファイルやXMLファイルあるいはアプレットを判別し、これらをクライアント装置4へ配布できる。
【0072】
さらに、公開サーバ部33は、HMI処理部21が取得する場合と同様に、サーバ部23を介してデバイスの状態を取得できる。また、公開サーバ部33は、HMI処理部21がサーバ部23を介してデバイスの状態を変更する場合と同様に、上記クライアント装置4からの指示に応じて、サーバ部23へ要求して、プログラマブル表示器12自体やプログラマブル表示器12に接続されたPLC11など、デバイスの実体へ内容の変更指示を伝送できる。
【0073】
これにより、クライアント装置4は、インターネット5を介して遠隔地から接続されている場合であっても、プログラマブル表示器12の画面と同一内容の操作画面を表示すると共に、同じ操作で、デバイスの状態を制御できる。
【0074】
上記構成では、図10に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、ローカル制御システム3のユーザは、制御用ホストコンピュータ14の作画処理部25を操作し、ターゲットシステム2の実情やプログラマブル表示器12のオペレータの習熟度、あるいは、ユーザの好みに合わせて、画面データを作成/修正し、当該画面データを画面データメモリ26に格納する。また、画面データ作成/修正の際、生成/修正されたシンボルは、シンボルデータベース24に登録される。さらに、作成された画面データは、例えば、シミュレーションや接続試験などによって、正常に動くことが確認された後、S2において、プログラマブル表示器12に配信され、S3において、プログラマブル表示器12が画面データに応じた表示や操作受け付けを開始する。
【0075】
ここで、最適な画面は、好みや習熟度などにも左右されるため、一意に決めることができず、比較的頻繁に変更されることが多い。ところが、上述したように、本実施形態では、ローカル制御システム2(制御用ホストコンピュータ14)のユーザが、画面データをタグの組み合わせで生成できるので、これらの要求に柔軟に対応でき、最適な状態を保ち続けることができる。また、制御用ホストコンピュータ14で一括して管理できるため、多くの場所で並行して管理する場合に比べて、画面データを容易に管理できる。
【0076】
また、画面データが更新されると、制御用ホストコンピュータ14のファイル生成部31は、S11において、当該画面データからHTMLファイルおよびXMLファイルなどの公開用ファイルを生成してファイル記憶部32に格納する。
【0077】
一方、S21において、インターネット5を介して、クライアント装置4がローカル制御システム3の制御用ホストコンピュータ14(公開サーバ部33)にアクセスして、あるプログラマブル表示器12の画面を表示するように指示すると、公開サーバ部33は、例えば、クライアント装置4から受け取った識別番号およびパスワードが予め定められた組み合わせであるか否かを確認するなどして、上記画面による表示/制御が上記クライアント装置4、または、そのユーザに許可されているか否かを認証し、許可されていないクライアント装置4からのアクセスを拒否する。
【0078】
許可された正規なクライアント装置4であることが確認されると、公開サーバ部33は、S22において、上記S11にて生成された公開用ファイルのうち、クライアント装置4が要求した画面を表示するためのHTMLファイルをファイル記憶部32から読み出し、インターネット5を介してクライアント装置4へ当該ファイルを送信する。
【0079】
さらに、クライアント装置4のブラウザ42は、HTMLファイル中の各APPLET要素("<APPLET>"から"</APPLET>" の部分)で指定された各アプレットを公開サーバ部33から取得し、バーチャルマシン41へ実行させる。これにより、クライアント装置4には、図1に示すように、公開サーバ部33と通信して、操作画面を表示し、操作を受け付けるHMI処理部51と、クライアント装置4のユーザの指示に応じて、当該HMI処理部51による公開サーバ部33への問い合わせの状態を制御する制御部52とが生成される(S23)。なお、HMI処理部51および制御部52は、バーチャルマシン41が上述のHMI用アプレットおよび問い合わせ制御用アプレットを、それぞれ実行することで実現される機能ブロックである。
【0080】
さらに、上記制御部52は、例えば、図11に示すように、S31において、クライアント装置4の表示画面のうち、問い合わせ制御用のアプレット(制御部52)に割り当てられた領域A52に、上記HMI処理部51による問い合わせ(ポーリング)の状態を表示し、入力を待ち受ける。
【0081】
本実施形態に係る制御部52は、上記HMI処理部51による現在の問い合わせ周期(ポーリング周期)を〔ms〕単位で表示し、設定するためのテキストボックスB1と、ポーリング処理の一時停止を指示するボタンB11と、ポーリング処理の再開を指示するためのボタンB12と、ポーリング処理のステップ実行を指示するボタンB13と、ポーリング処理が完了するまでの期間を示すプログレスバーB21とを表示している。
【0082】
なお、クライアント装置4のユーザが特に指示していない間、HMI処理部51は、予め定められたポーリング周期で公開サーバ部33に問い合わせているので、上記テキストボックスB1には、ポーリング周期の初期値(例えば、2000〔ms〕など)が表示されている。
【0083】
一方、上記HMI処理部51は、画面表示に必要なXMLファイルを公開サーバ部33から取得すると共に、ユーザからの指示がない限り(S32にて、NOの場合)、S33において、今回表示すべき単位画面を取得した後、S34において、当該単位画面を示すXMLファイルを参照しながら、公開サーバ部33へ、デバイスの状態を問い合わせ、応答結果に応じて、デバイスの状態を画面に表示する。また、画面(操作画面)への操作を受け付けると、HMI処理部51は、上記XMLファイルを参照して、操作を認識し、認識結果に応じた制御指示を公開サーバ部33に送信できる。なお、上記S31〜S34の処理は、予め定められたポーリング周期で繰り返され、クライアント装置4の画面には、各デバイスの現状が表示される。
【0084】
より詳細には、上記HMI処理部51用のアプレット(HMI用アプレット)を実行するバーチャルマシン41は、XMLファイルを参照し、各タグ(処理指示語)に応じたインスタンスを生成する。これらのインスタンスのうち、表示タグに応じたインスタンスの描画メソッドは、上記ポーリング周期で実行される。この結果、これらインスタンスを含むHMI処理部51は、各デバイスの状態をポーリング周期で公開サーバ部33に問い合わせることができる。
【0085】
一方、公開サーバ部33は、問い合わせを受けると、サーバ部23に当該デバイス2aの状態取得を指示し、サーバ部23は、HMI処理部21から指示された場合と同様に、プログラマブル表示器12と、あるいは、プログラマブル表示器12を介してPLC11と通信して、デバイスの状態を取得し、公開サーバ部33へ伝える。さらに、公開サーバ部33がインターネット5を介してクライアント装置4へ状態を通知すると、上記描画メソッドは、当該データ(デバイスの状態)に応じて、クライアント装置4の表示画面のうち、予め定められた表示領域(X・Y)の表示を更新する。
【0086】
ここで、上記XMLファイル、および、HMI用アプレットを呼び出すHTMLファイルは、画面データに基づいて生成されており、上記各インスタンスは、画面データ中の対応するタグと、同じデバイスの状態を参照するように設定されている。また、各インスタンスの描画メソッドは、デバイスの状態が同じ場合、タグと同じ画像を表示するように作成されている。したがって、HMI用アプレットが実行されると、クライアント装置4の表示画面のうち、HMI用アプレットのために割り当てられた領域A51には、図11に示すように、図5と同様のレイアウトで、デバイスの状態を示す部品図形J1(J2)が表示される。
【0087】
一方、バーチャルマシン41は、HMI用アプレットの実行中、例えば、マウス操作などの入力操作が行われると、入力タグに対応するインスタンスのうち、入力操作に応じたインスタンスの入力メソッドを実行する。したがって、これらインスタンスを含むHMI処理部51は、入力に対応するデバイスに対して入力結果に応じた制御指示を与えるよう、公開サーバ部33へ要求する。この場合、公開サーバ部33は、サーバ部23へ当該要求を伝える。これにより、HMI処理部21がデバイスの状態を制御する場合と同様に、クライアント装置4の操作に応じた制御指示が、デバイスの実体に伝えられる。
【0088】
なお、HMI処理部51による問い合わせの際には、制御指示を受けた後のデバイスの状態が返答されるので、クライアント装置4の表示画面には、デバイスの制御後、上記描画メソッドが実行された時点で、プログラマブル表示器12と同様に、操作結果が反映される。
【0089】
一方、図11に示す上記各表示B1〜B21の何れかが操作され、クライアント装置4にポーリング処理の制御が指示されると(図10に示すS32にて、YES の場合)、制御部52は、指示に応じて、HMI処理部51による問い合わせ処理(ポーリング処理)を制御する(S41)。
【0090】
例えば、クライアント装置4がインターネット5と常時接続されておらず、通信時間に応じた通信費用が請求される場合、クライアント装置4のユーザは、上記S34での表示によって、ローカル制御システム3のデバイスの状態が把握でき、監視の継続が不要と判断した時点で、図11に示すボタンB11を操作して、ポーリング処理の停止を指示する。この場合、制御部52は、HMI処理部51へ指示して、問い合わせを一時停止させる。
【0091】
ここで、上述したように、HMI処理部51は、単位画面の切り換えを特定のデバイスへの制御指示で実現することで、クライアント装置4で表示している単位画面とプログラマブル表示器12で表示している単位画面を一致させることができる一方で、上記S33での当該画面制御用デバイスの取得に失敗した場合、誤操作を避けるために、画面表示を停止している。
【0092】
ところが、上記構成では、制御部52がHMI処理部51の問い合わせを一時停止させている。したがって、単位画面の一致が可能なHMI処理部51を用いているにも拘わらず、クライアント装置4がインターネット5と接続していない状態でも上記画面制御用デバイスの取得に失敗することがなく、画面表示を続けることができる。
【0093】
また、HMI処理部51用の領域A51と共に、制御部52によって、ポーリングの状態を示す画面が表示されているので、ポーリング処理が停止されている場合、クライアント装置4のユーザは、現在、表示されているデバイスの状態がポーリング処理の停止前の状態であることを把握できる。したがって、誤解に起因する誤操作を防止できる。
【0094】
さらに、例えば、制御部52は、ボタンB12が操作された場合、上記S41において、HMI処理部51へ指示して、ポーリング処理を再開させる。また、ボタンB13が操作された場合、制御部52は、HMI処理部51によるポーリング処理をステップ実行させる。
【0095】
一方、他のポーリング処理の制御例として、テキストボックスB1に新たなポーリング周期が入力されると、制御部52は、HMI処理部51へポーリング周期の変更を指示する。これにより、クライアント装置4のユーザは、HMI処理部51によるポーリング周期を所望の値に設定できる。なお、設定値は、テキストボックスB1に表示されているので、ユーザは、ポーリング周期を誤解することがない。
【0096】
また、制御部52は、プログレスバーB21に、取得すべきデバイスの状態全てと、これまでに取得したデバイスの状態との比率を表示して、ユーザに、ポーリング処理が完了するまでの期間を提示している。
【0097】
なお、上記では、公開サーバ部33がローカル制御システム3内の制御用ホストコンピュータ14に設けられている場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、これらの部材を有する公開サーバ装置をローカル制御システム3外に配してもよい。
【0098】
この構成の場合、クライアント装置4は、公開サーバ装置と通信して、アプレットを受け取ると共に、デバイスの状態を送受する。また、公開サーバ装置は、制御用ホストコンピュータ14に設けられた通信処理部と通信して、画面データを受け取ったり、デバイスの状態を送受する。
【0099】
当該構成であっても、当該通信処理部は、サーバ部23を介してデバイス2aの状態を取得すると共に、公開サーバ装置とローカル制御システム3との間の通信路、公開サーバ装置およびインターネット5を介して、クライアント装置4へ、デバイスの状態を通知し、当該デバイスの状態をクライアント装置4に表示させることができる。
【0100】
さらに、上記構成では、クライアント装置4がローカル制御システム3とは別の公開サーバ装置にアクセスする。したがって、インターネット5に接続されたクライアント装置4へデバイスの状態を表示させることができるにも拘らず、ローカル制御システム3は、予め定められた公開サーバ装置と通信するだけでよい。この結果、制御用ホストコンピュータ14がクライアント装置4から直接アクセスされる場合に比べて、ローカル制御システム3の負担を軽減でき、ローカル制御システム3の安全性を向上できる。
【0101】
また、他の構成例として、図12に示すように、クライアント装置4内に、HMI処理部51と通信して、デバイスの状態を送受する応答処理部(応答手段)53を設けてもよい。この場合、HMI処理部51は、クライアント装置4内の応答処理部53と通信して、デバイスの状態を送受し、応答処理部53は、HMI処理部51からの問い合わせや制御指示に応じて、制御用ホストコンピュータ14の公開サーバ部33と通信して、デバイスの状態を送受する。なお、この場合、アプレットなどを含む公開用ファイルは、図1の構成と同様に、公開サーバ部33からクライアント装置4に送信される。
【0102】
この場合であっても、HMI処理部51のポーリング処理の状態は、制御部52によって提示されると共に、ユーザの指示に応じて制御される。したがって、ユーザの誤解に起因する誤操作を防止しながら、HMI処理部51による問い合わせの状態を制御できる。ここで、応答処理部53による制御用ホストコンピュータ14への問い合わせは、HMI処理部51による問い合わせをトリガとしている。したがって、HMI処理部51による問い合わせ状態を制御することで、制御部52は、応答処理部53による問い合わせも制御でき、図1と同様の効果が得られる。
【0103】
なお、本実施形態では、プログラマブル表示器12が専用プロトコルと共通プロトコルとを変換しているが、これに限るものではなく、他の装置がプロトコルしてもよいし、制御用ホストコンピュータ14が専用プロトコルでPLC11と直接通信してもよい。ただし、本実施形態のように、公開サーバ部33からPLC11までの間に、プロトコル変換する部材が設けられている場合、公開サーバ部33およびファイル生成部31は、デバイス2aの状態の問い合わせや状態制御指示の内容が同じであれば、専用プロトコルに拘らず、同じ動作をすればよい。したがって、専用プロトコル毎に、公開サーバ部33およびファイル生成部31を設ける必要がなく、制御システム1を構築する際の手間を削減できる。
【0104】
また、上記実施形態では、アプレットを公開する場合を例にして説明したが、アプレットの代わりに、例えば、べーシックなどのプログラム言語をコンパイルするなどして作成され、アプレットと同様の動作をクライアント装置4に実行させる実行プログラムを配信しても、略同様の効果が得られる。
【0105】
ただし、本実施形態のように、クライアント装置4のバーチャルマシン41が、当該アプレットをクライアント装置4が実行可能な機械語に翻訳して実行する場合、クライアント装置4がバーチャルマシンを備えていれば、クライアント装置のオペレーティングシステム(OS)やCPUが実行可能な機械語が異なっていても、アプレットを実行できる。したがって、公開サーバ部33が配布するアプレットの種類を増加させることなく、より多くのクライアント装置4でデバイスの状態を表示し、制御できる。
【0106】
なお、上記実施形態では、ローカル制御システム3とクライアント装置4との間をインターネット5で接続する場合について説明したが、これに限るものではなく、公衆電話回線網などの広域通信網を介して接続してもよい。ただし、公衆電話回線網とは異なり、インターネット5は、送信側と受信側との間の回線を確保しないので、通信費用が安く設定されていることが多い。したがって、例えば、ローカル制御システム3やクライアント装置4あるいは上述の公開用サーバ装置の間の距離が離れている場合には、本実施形態のように、インターネット5で接続する方が好ましい。
【0107】
【発明の効果】
本発明に係る制御システムのデータ伝送方法は、以上のように、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝える操作認識工程とを含み、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいる構成である。
【0108】
本発明に係る制御システムのデータ伝送方法は、以上のように、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置 の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信する操作認識工程とを含み、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいる構成である。
【0109】
本発明に係るデータ伝送方法は、以上のように、上記構成において、上記公開用ファイルは、上記画面データに含まれる各単位画面に対応するXMLファイルと、当該XMLファイルを参照して、上記各動作を端末装置に実行させるHMI用アプレットが格納されたアプレットファイルと、上記問い合わせ制御用の動作を実行させるアプレットが格納されたアプレットファイルと、両アプレットを実行させるHTML文書とから構成されており、上記端末装置は、単位画面が切り換えられた場合、変更後の単位画面に応じたXMLファイルを読み込む構成である。
【0110】
本発明に係る制御システムは、以上のように、端末装置と、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、当該端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝えると共に、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を当該端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する構成である。
【0111】
本発明に係る制御システムは、以上のように、端末装置と、デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公 開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信し、上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する構成である。
【0112】
本発明に係るプログラムは、以上のように、上記各工程を上記端末装置としてのコンピュータに実行させるプログラムであって、当該プログラムを実行するコンピュータによって、上記各工程が行われる。また、本発明に係る記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0113】
上記構成によれば、上記画面データにおいて、単位画面の切り換え操作は、デバイスの一種としての画面制御デバイスに対する操作として記憶されているので、画面データを設計する際、画面切り換えのために、デバイスへの操作とは異なる設計手順が不要になり、設計者の負担を軽減できる。また、上記表示工程では、上記画面制御デバイスの状態取得に失敗すると、画面表示を停止するように構成されているので、端末装置のユーザは、当該画面制御用デバイスの状態取得を確実に把握できる。
【0114】
さらに、提示工程および制御工程が設けられているので、端末装置の使用者は、問い合わせの状態を確認しながら、例えば、問い合わせの周期あるいは停止や再開など、問い合わせの状態を制御できる。したがって、上記誤解に起因する誤操作を防止できるにも拘わらず、端末装置の使用者は、デバイスから端末装置までの間の広域通信網に端末装置を常時接続するとコストが嵩んだり、短い周期で問い合わせると広域通信網の帯域を占有してしまう場合には、問い合わせを一時停止したり、問い合わせの周期を長くするなど、広域通信網の状態に応じた問い合わせの状態を制御できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すものであり、ローカル制御システムからのアプレットにより、クライアント装置に機能ブロックが形成された状態における、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】 上記制御システムを示すものであり、上記アプレットによる機能ブロックが形成される前の状態を示すブロック図である。
【図3】 上記制御システムのプログラマブル表示器の操作画面を定義する画面データを示すものであり、画面データ中の表示タグのデータ構造を示す説明図である。
【図4】 上記画面データ中の入力タグのデータ構造を示す説明図である。
【図5】 上記画面データに基づいて表示される、プログラマブル表示器の画面例を示す説明図である。
【図6】 上記制御システムにおいて、シンボルデータベースに記憶されるデータの構造を示すものであり、シンボル毎のレコードを示す説明図である。
【図7】 上記制御システムにおいて、シンボルデータベースに記憶されるデータの構造を示すものであり、シンボルの階層構造を示す説明図である。
【図8】 上記制御システムにおいて、ローカル制御システムからクライアント装置に配信されるXMLファイルの例を示す説明図である。
【図9】 上記制御システムにおいて、ローカル制御システムからクライアント装置に配信されるHTMLファイルの例を示す説明図である。
【図10】 上記制御システムの動作を示すフローチャートである。
【図11】 上記各ファイルによってクライアント装置に表示される画面例を示す説明図である。
【図12】 上記制御システムの変形例を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図13】 従来例を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御システム
2a デバイス
4 クライアント装置(端末装置)
5 インターネット(広域通信網)
33 公開サーバ部(応答手段)
53 応答処理部(応答手段)
Claims (7)
- デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、
上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、
上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝える操作認識工程とを含み、
上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、
上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、
上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、
上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいることを特徴とする制御システムのデータ伝送方法。 - デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成する生成工程と、
上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、上記端末装置の画面に表示する表示工程と、
上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信する操作認識工程とを含み、
上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、
上記表示工程では、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、
上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示する提示工程と、
上記端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御する制御工程とを含んでいることを特徴とする制御システムのデータ伝送方法。 - 上記公開用ファイルは、上記画面データに含まれる各単位画面に対応するXMLファイルと、当該XMLファイルを参照して、上記各動作を端末装置に実行させるHMI用アプレットが格納されたアプレットファイルと、上記問い合わせ制御用の動作を実行させるアプレットが格納されたアプレットファイルと、両アプレットを実行させるHTML文書と から構成されており、
上記端末装置は、単位画面が切り換えられた場合、変更後の単位画面に応じたXMLファイルを読み込むことを特徴とする請求項1または2記載の制御システムのデータ伝送方法。 - 端末装置と、
デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、当該端末装置がデバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせる動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、
上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、デバイスの状態を、広域通信網を介して応答手段へ周期的に問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、当該端末装置への操作を認識し、操作に応じたデバイスの状態制御指示を、上記広域通信網を介して上記応答手段へ伝え、
上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、
上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を当該端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御することを特徴とする制御システム。 - 端末装置と、
デバイスが設けられたローカル制御システムにて、デバイスの状態を表示し、操作を受け付ける制御用表示装置の画面データに基づいて、上記端末装置の画面にデバイスの状態を表示する動作、広域通信網を介してデバイスと通信する応答手段へ、デバイスの状態を周期的に問い合わせて取得する動作、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開の入力を促す動作を、上記端末装置へ指示するための公開用ファイルを生成するファイル生成手段とを備えた制御システムであって、
上記端末装置は、上記公開用ファイルに基づいて、上記応答手段へデバイスの状態を問い合わせて取得し、当該端末装置の画面に表示すると共に、上記公開用ファイルに含まれ、デバイスと操作との対応を示す対応情報に基づいて、上記端末装置への操作を認識し、上記応答手段にデバイスの状態制御指示を送信し、
上記対応情報では、単位画面の切り換え操作が、複数の単位画面のうちの表示すべき単位画面を記憶する画面制御用デバイスに対応する操作として記憶され、
上記端末装置は、画面を更新する際、上記画面制御デバイスの状態として、表示すべき単位画面を取得した後で、当該単位画面を表示し、当該画面制御デバイスの状態取得に失敗すると画面表示を停止すると共に、上記問い合わせの状態を上記端末装置の使用者に提示し、当該端末装置への使用者の操作に応じて、問い合わせの周期、あるいは、問い合わせの一時停止/再開を制御することを特徴とする制御システム。 - 請求項1または2記載の各工程を上記端末装置としてのコンピュータに実行させるプログラム。
- 請求項6記載のプログラムが記録された記録媒体。
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