JP2002091836A - 制御用通信システム、および制御用通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
制御用通信システム、および制御用通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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Abstract
を、インターネットに接続された端末装置ごとに最適な
形式に変換して配信する。 【解決手段】 ローカル制御システム2は、プログラマ
ブル表示器14がデバイスの内容を取得して表示する際
の動作を特定する画面データを公開サーバ装置4へ送信
する。公開サーバ装置4の表示ファイル生成部42は、
この画面データをクライアント装置5で表示可能なHT
MLファイル,XMLファイルに変換した後、HTML
ファイル記憶部46,XMLファイル記憶部47にそれ
ぞれ格納する。ここで、表示ファイル生成部42は、ア
クセスが予測されるクライアント装置5のブラウザごと
にジェネレータ42e,42n,42i,…を備えてお
り、各ブラウザに対応したHTML/XMLファイルを
それぞれ生成する。
Description
テムのデータを、インターネット等のネットワークを介
して接続された端末装置に対して公開することができる
制御用通信システム、および制御用通信プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するも
のである。
コントローラ(以下、PLCと略称する)は、例えば、
ベルトコンベアー式の自動組付機など、種々のターゲッ
トシステムを制御する制御装置として、広く使用されて
いる。さらに、近年では、ターゲットシステムの複雑化
にともなって、複数台のPLCを互いに連携させて使用
することも行われている。また、各PLCからのデータ
の表示、あるいは、PLCへの制御指示は、当該PLC
の近傍などに配される表示装置で行われるだけではな
く、例えば、これらの表示装置から離れた場所に設置し
た制御用ホストコンピュータでも、表示あるいは操作で
きるように、制御システムを構築することもある。
に、従来の制御システム501では、PLC503が制
御の中心として位置付けられており、各PLC503に
は、ターゲットシステム502のデバイス521と、表
示および制御指示を行うプログラマブル表示器505と
が接続されている。さらに、当該PLC503には、他
のPLC503や制御用ホストコンピュータ507がシ
リアルケーブル504を介して接続されており、PLC
503と制御用ホストコンピュータ507との間や各P
LC503間における制御データの受け渡しは、PLC
503の通信機能を利用して行われている。
507の表示処理部571は、PLC503と通信し
て、ターゲットシステム502の状態を示すデータを受
け取り、状態に応じて画面表示するとともに、使用者の
入力に応じて、PLC503へ制御データを送出し、制
御データに応じて、ターゲットシステム502を制御さ
せる。同様に、プログラマブル表示器505は、PLC
503と通信しながら、ターゲットシステム502の状
態を表示および制御する。
御システム501は、基本的に閉じたシステムであり、
遠隔地から、プログラマブル表示器の画面など、制御シ
ステムの状態を見ることができない。
なされたもので、その目的は、プログラマブル表示器の
画面を示すデータを、インターネット等のネットワーク
に接続された端末装置で表示可能な形式に変換して、イ
ンターネット等のネットワークを介して端末装置に配信
できる、特に、端末装置ごとに最適な形式でデータを配
信できる制御用通信システム、および制御用通信プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供することにある。
テムは、上記の課題を解決するために、プログラマブル
表示器にネットワークを介して端末装置が接続されてい
る制御用通信システムにおいて、上記プログラマブル表
示器の画面を描画する第1画面データを、上記端末装置
が表示可能な形式の第2画面データに変換する画面デー
タ変換手段が、上記端末装置の仕様ごとに設けられてい
ることを特徴としている。
の画面を描画する第1画面データを、端末装置の仕様ご
とに、端末装置が表示可能な形式の第2画面データに変
換することができる。なお、第1画面データに基づき描
画されたプログラマブル表示器の画面と、第2画面デー
タに基づき描画された端末装置の画面とは、同一であっ
てもよいし、異なっていてもよい。
セスが予測される端末装置の仕様ごとに画面データ変換
手段を設けることにより、プログラマブル表示器の画面
を示す第1画面データを、ネットワークに接続された端
末装置ごとに最適な形式の第2画面データに変換して、
端末装置にそれぞれ配信することが可能となる。
形式に合わせて端末装置の仕様(例えば、ブラウザ)を
選択する必要がない。すなわち、上記制御用通信システ
ムによれば、端末装置に対して求められる機能上の条件
が少ないため、端末装置の選択の幅が広がり、制御用通
信システムを構築することが容易である。
信システムに設けられたプログラマブル表示器が表示に
必要なデバイスの状態(データ)を取得する動作と、取
得した状態に基づいて画面表示する動作とを示すデータ
であってもよい。さらに、上記第1画面データは、プロ
グラマブル表示器の画面上の領域への表示に対応するデ
バイスを特定する情報(デバイスのアドレス)と画面上
の領域との対応関係を示すタグを組み合わせて構成され
ていてもよい。
らネットワークを介して、上記プログラマブル表示器の
デバイスの状態を問い合わせる動作と、応答に基づいて
そのデバイスの状態を端末装置の画面領域のうち画面デ
ータが示す画面領域に対応する領域へ表示する動作とを
示すデータであってもよい。さらに、上記第2画面デー
タは、端末装置の画面上の領域への表示に対応するデバ
イスを特定する情報(デバイスのアドレス)と画面上の
領域との対応関係を示すタグを組み合わせて構成されて
いてもよい。すなわち、第2画面データは、これに基づ
いて描画された端末装置の画面を介して、変換元の第1
画面データに対応するプログラマブル表示器をネットワ
ークを介して操作可能な形式であってもよい。
置の演算速度、表示可能画素数、表示可能文字数などの
ハードウェアの仕様、および、端末装置で使用されるブ
ラウザの種別、HTML/XML等の対応バージョンな
どのソフトウェアの仕様である。
て、例えば、端末装置での表示をHTMLファイル(第
2画面データに相当)で行う場合、端末装置で使用して
いるブラウザに対応して変換されたHTMLファイルを
取得して表示することになるため、端末装置に適した表
示が得られる。
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の
課題を解決するために、上記画面データ変換手段をコン
ピュータに実現させて、上記制御用通信システムを動作
させる制御用通信プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。
出された制御用通信プログラムによって、上記制御用通
信システムをコンピュータネットワーク上に実現するこ
とができる。
から図12に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
は、ローカル制御システムの安全性を損なうことなく、
制御対象近傍に配されたプログラマブル表示器と同様の
画面やデータを、遠隔地から参照し制御可能なシステム
である。
ステム1は、ターゲットシステム11のデバイス11a
を制御する制御装置としてのプログラマブル・ロジック
・コントローラ(PLC)12や、処理指示語(タグ)
を組み合わせて決定される画面データに基づいて入力お
よび画面表示を制御可能なプログラマブル表示器14な
どを含むローカル制御システム2と、インターネット
(ネットワーク)3を介して、ローカル制御システム2
と接続可能で、ローカル制御システム2の状態を示すデ
ータを公開する公開サーバ装置4と、インターネット3
を介して公開サーバ装置4と接続可能なクライアント装
置(端末装置)5とを備えている。
テム2において、各プログラマブル表示器14は、シリ
アルケーブル13を介して、PLC12と接続でき、多
くの場合、ターゲットシステム11の近傍で、ターゲッ
トシステム11のオペレータによって操作される。ま
た、各プログラマブル表示器14は、イーサネット(商
標:ゼロックス社)などのローカル・エリア・ネットワ
ークからなるネットワーク15によって、互いに接続さ
れている。さらに、上記ネットワーク15には、制御用
ホストコンピュータ16が接続されている。
は、ローカル制御システム2内の通信処理に各PLC5
04が介在する従来の制御システム501(図13)と
は異なって、ローカル制御システム2に必須の構成であ
るプログラマブル表示器14が、通信の大半を処理する
ように構成されている。そして、各プログラマブル表示
器14は、自らに接続されているPLC12の機種に固
有の専用プロトコルと、ネットワーク15での共通プロ
トコルとを変換して、他のプログラマブル表示器14や
制御用ホストコンピュータ16と、PLC12との通信
を中継する。
よび制御用ホストコンピュータ16は、他のプログラマ
ブル表示器14に接続されているPLC12の機種にか
かわらず、ネットワーク15を介して共通のプロトコル
で通信できる。この結果、上記制御システム501に比
べて、異なる機種のPLC12をローカル制御システム
2内に混在させやすくなる。
ログラマブル表示器14は、シリアルケーブル13やネ
ットワーク15に接続されるインタフェース(IF)部
として、専用プロトコルIF部21および共通プロトコ
ルIF部22を備えており、さらに、両者の通信を中継
するプロトコル変換部23と、上記画面データを記憶す
る画面データメモリ24と、タッチパネルなどの操作入
力部25aからのオペレータの操作や通信結果などと画
面データとに基づいて表示処理を行う表示処理部25と
を備えている。また、他の入力手段として、バーコード
リーダ25bやIDセンサ(図示しない)などを備えて
いてもよい。
上記表示処理部25は複数の単位画面を切り換えて表示
することができる。
面は、銘板等のように表示内容を変更しない静止図形B
や、スイッチやランプあるいはメータ等のように、形状
や色、点滅状態などの表示状態が変換する部品図形J
(J1)を、ベース画面上に配置して形成される。
面を表示する画面データ(第1画面データ)は、ベース
画面のファイル番号Fと、ベース画面上で実行すべき動
作内容を特定する事象名Nと、各実行事象ごとに参照さ
れる1または複数の参照情報Rとを含むタグWを組み合
わせて構成されている。より詳細には、上記タグは、そ
の機能に応じて、以下のようなデータ構造を備えてい
る。
ある場合、すなわち、タグWが所定の画面領域(表示座
標範囲)に所定のデバイスアドレスAの内容に応じた部
品図形Jを表示する表示タグWLである場合、参照情報
Rには、表示座標範囲(X・Y)およびデバイスアドレ
スAが含まれる。加えて、部品図形Jが例えばスイッチ
の場合、参照情報Rには、ONを示す図形のファイルお
よびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照す
るファイル番号FLがさらに含まれる。
タグである場合、参照情報Rには、有効入力座標範囲
(X・Y)と、入力結果が書き込まれるデバイスアドレ
スAとが含まれる。
間隔で、画面データメモリ24から、ベース画面のファ
イル番号Fが現在表示中のベース画面である表示タグW
Lを抽出し、各表示タグWLのデバイスアドレスAの内
容を、PLC12のメモリ12aから読み出して、内容
に応じた部品図形Jを画面に表示する。
24に格納された表示タグWL1は、スイッチの表示を
示しており、デバイスアドレスA1の機器に対応してい
る。この表示タグWL1を実行する場合、表示処理部2
5は、デバイスアドレスA1の内容が“0”なので、ス
イッチがOFFであると判断し、表示処理部25のメモ
リ25mに格納されたファイルのうち、OFFに対応付
けられたファイルFL1の図形を、表示座標範囲(X・
Y)に表示する。これにより、当該座標範囲(X・Y)
には、OFF状態のスイッチを示す部品図形J1が表示
される。このように、表示処理部25が所定の時間間隔
で画面データ内の表示タグを実行することで、プログラ
マブル表示器14の画面には、デバイス11aの状態が
反映される。
し操作など、操作入力部25aがオペレータの入力操作
を受け取ると、表示処理部25は、画面データメモリ2
4の画面データから、現在表示中のベース画面に対応
し、当該入力操作にマッチする入力タグWTを検索し、
入力結果に応じて、入力タグWTが示すデバイスアドレ
スAの内容を変更する。
記部品図形J1と同じ座標範囲に設定され、同じデバイ
スアドレスA1の内容を変更する入力タグWT1が画面
データ中に含まれている場合、オペレータが表示画面の
部品図形J1(図3)を押すと、表示処理部25による
検索の結果、入力タグWT1が発見される。この場合、
表示処理部25は、例えば、専用プロトコルIF部21
や共通プロトコルIF部22へ指示するなどして、入力
タグWT1に対応するデバイスアドレスA1の内容を書
き換える。さらに、入力操作の後、表示処理部25が表
示タグWL1を処理すると、デバイスアドレスA1の内
容が“1”に変更されているので、表示処理部25は、
図7に示すように、ファイルFL2に対応し、ONを示
す部品図形J2を画面上に表示する。この結果、表示処
理部25は、入力操作に応じてデバイスアドレスAの内
容を書き換えるとともに、デバイスアドレスAの内容に
応じて、画面表示を更新できる。
なるデバイス11aを特定するアドレスであって、例え
ば、PLC12のメモリ12aなど、プログラマブル表
示器14やPLC12あるいは制御用ホストコンピュー
タ16などに設けられた記憶装置の一領域を示してい
る。ここで、デバイス11aが操作入力部25aやバー
コードリーダ25bなどの入力装置である場合には、こ
れら入力装置から手動で入力されたデータを格納してい
るメモリに対して、上記デバイスアドレスAが設定され
てもよい。そして、後に詳述するように、例えば、専用
プロトコルIF部21や共通プロトコルIF部22が、
PLC12や他のプログラマブル表示器14と通信する
ことで、各デバイス11aのデバイスアドレスAの内容
を取得したり、内容を変更したりできる。なお、デバイ
スアドレスAの内容の取得および変更は、その都度指示
してもよいし、プログラマブル表示器14内にキャッシ
ュを用意し、内容の取得および変更時には、キャッシュ
へアクセスするとともに、所定の時間間隔ごとや所定の
イベントごとに通信してデバイスアドレスAの実体と同
期を取ってもよい。
トコンピュータ16は、ローカル制御システム2全体の
監視制御を行う表示処理部31と、ネットワーク15に
接続される共通プロトコルIF部32と、共通プロトコ
ルIF部32およびネットワーク15を介して各プログ
ラマブル表示器14と通信して、表示処理部31などの
要求に応じるサーバ部33とを備えている。これによ
り、制御用ホストコンピュータ16は、多くの場合、プ
ログラマブル表示器14よりも離れた場所から、ターゲ
ットシステム11やPLC12あるいはプログラマブル
表示器14の状態を表示したり制御できる。
には、プログラマブル表示器14の画面データを作成す
る作画処理部34と、作成した画面データを格納する画
面データメモリ35とが設けられている。そして、各プ
ログラマブル表示器14の表示および制御の動作を規定
する画面データは、作画処理部34で集約して作成(修
正)された後、サーバ部33、共通プロトコルIF部3
2およびネットワーク15を介して、各プログラマブル
表示器14へ配布される。
に、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応す
るデバイス11aのデバイスアドレスAとの対応関係を
示すタグを組み合わせて構成されている。そして、使用
者は、上記作画処理部34を操作することによって、画
面上の所望の位置にタグを配置するとともに、各タグと
デバイスのアドレスとを対応付けるだけで、画面データ
を作成できる。そのために、作画処理部34は、例え
ば、タグのパレットを表示し、パレット中のタグを選択
して画面上に所望のタグを配置するように、使用者へ促
す。また、作画処理部34は、配置されたタグを指定さ
れた座標に表示して、使用者のドラグ・アンド・ドロッ
プなどの操作に応じてタグの座標を調整する。また、作
画処理部34は、入力タグや表示タグに関連するデバイ
スアドレスAを入力するように使用者へ促す。
プログラムを修正する場合に比べて容易に、各プログラ
マブル表示器14の表示や操作を決定(変更)できる。
したがって、ローカル制御システム2の使用者(制御用
ホストコンピュータ16の使用者)は、ターゲットシス
テム11の実情や、プログラマブル表示器14のオペレ
ータの習熟度、あるいは、使用者の好みに合わせて、ユ
ーザインタフェースすなわち画面の表示や操作の方法を
最適化することができる。
信システム1では、ローカル制御システム2に代わっ
て、プログラマブル表示器14の画面と同一の画面をク
ライアント装置5に表示させる表示ファイルを公開する
公開サーバ装置4が設けられている。そのために、上記
制御用ホストコンピュータ16には、インターネット3
を介して公開サーバ装置4と通信する公開サーバ側通信
処理部36が設けられている。なお、ローカル制御シス
テム2と公開サーバ装置4とが暗号通信する場合、公開
サーバ側通信処理部36は、あらかじめ定められた暗号
鍵や復号鍵を用いて、公開サーバ装置4と暗号通信す
る。
ンターネット3との接続時に使用されるプロバイダの電
話番号や公開サーバ装置4のアドレス等のデータ、公開
サーバ装置4へアクセスするためのデータ、公開サーバ
装置4におけるアカウント名およびパスワード、公開サ
ーバ装置4で自らを認証するためのデータなどが記憶さ
れている。
は、ユーザからの指示があった時点や画面データが変更
された時点などの所望のタイミングで、公開サーバ装置
4と通信して、画面データメモリ35の画面データを公
開サーバ装置4に送信する。また、公開サーバ側通信処
理部36は、ローカル制御システム2に配備されている
デバイス11aが変更された時点や所定の時間間隔など
の所定のタイミングで公開サーバ装置4にアクセスし
て、公開サーバ装置4でのデータ公開に必要なデバイス
アドレスAの内容(デバイスデータ)を公開サーバ装置
4に送信する。
処理部31が取得する場合と同様に、サーバ部33を介
して取得される。さらに、公開サーバ側通信処理部36
は、公開サーバ装置4と通信した結果、クライアント装
置5がデバイスデータの変更を指示していた場合、表示
処理部31がデバイスアドレスAの内容を変更する場合
と同様に、当該指示を中継し、プログラマブル表示器1
4自体やプログラマブル表示器14に接続されたPLC
12など、デバイスアドレスAの実体へ内容の変更指示
を伝送できる。
装置4は、ローカル制御システム側通信処理部41、表
示ファイル生成部(画面データ変換手段)42、表示フ
ァイル記憶部(画面データ記憶手段)43、データメモ
リ44、公開サーバ部(公開手段)45を備えて構成さ
れている。
1は、インターネット3を介してローカル制御システム
2と通信する。
マブル表示器14用の画面データ(第1画面データ)に
基づいて、クライアント装置5で表示を行うための表示
ファイル(第2画面データ)としてHTMLファイルお
よびXML(extensible mark-up language )ファイル
を作成する。
ント装置5からの要求に応じて送信される上記のHTM
LファイルおよびXMLファイル、ならびにアプレット
を、それぞれ格納するHTMLファイル記憶部46,X
MLファイル記憶部47,アプレット記憶部48を備え
ている。
ステム側通信処理部41がローカル制御システム2から
受け取ったデバイスアドレスAの内容(デバイスデー
タ)を格納する。
3を介するクライアント装置5からの要求に応えて、上
記の各記憶部46〜48にアクセスし、HTMLファイ
ル、XMLファイル、アプレットをクライアント装置5
へ送信する。また、公開サーバ部45は、当該アプレッ
トを実行するクライアント装置5と通信して、クライア
ント装置5の画面表示に必要なデバイスデータを送信し
たり、クライアント装置5からのデバイスデータの変更
指示を受け取ったりする。
制御システム2の状態を公開可能である。そのため、上
記の各記憶部46〜48には、各ローカル制御システム
2のユーザに対して、記憶領域が割り当てられている。
そして、ローカル制御システム側通信処理部41は、例
えば、アカウント名およびパスワードによって、ローカ
ル制御システム2のユーザを認証・識別して、ローカル
制御システム2からの画面データに基づいて生成した表
示ファイル(上記のHTMLファイル、XMLファイ
ル)、あるいは、デバイスデータを、各記憶部46,4
7,44の記憶領域のうち、識別したユーザに割り当て
られた領域へ格納する。なお、アプレットは、クライア
ント装置5の仕様ごとにあらかじめ作成されて、アプレ
ット記憶部48に格納されている。
ファイル、ならびにアプレットについて説明する。
納されるXMLファイルは、プログラマブル表示器14
用の画面データに含まれる各単位画面ごとに作成されて
いる。そして、各XMLファイルには、上記単位画面に
関連する各タグ(処理指示語)を示すXML要素(エレ
メント)が含まれている。
略を示す。例えば、図5に示した形式で、プログラマブ
ル表示器14用の画面データ内に、ベース画面(単位画
面)=1(メイン画面)の表示タグWLが含まれている
場合、メイン画面に対応するXMLファイルでは、表示
タグWLに対応するTag要素E1が含まれている(図
8)。さらに、このTag要素E1には、事象名、表示
座標範囲、参照ファイル番号、ならびにデバイスアドレ
スなどに対応する、TagName要素E11、X要素
E12およびY要素E13、LibraryNo要素E
14、ならびにBitSymbolName要素E15
などが含まれている。そして、図8の例では、各要素E
11〜E15の内容(コンテンツ)は、表示タグWLの
内容に応じて、“L_0000”,“−232”,“1
20”,“101”,“010100”に設定されてい
る。
グラマブル表示器14用の画面データ内に、入力タグW
Tが含まれている場合、メイン画面に対応するXMLフ
ァイルでは、入力タグWTに対応するTag要素E2が
含まれている(図8)。さらに、このTag要素E2に
は、事象名、デバイスアドレス、ならびに有効入力範囲
などに対応する、TagName要素E21、Symb
olName要素E22、ならびにX要素E23、Y要
素E24、X2要素E25、Y2要素E26などが、入
力タグWTの内容に応じた内容にそれぞれ設定されてい
る。
は、例えば、プログラマブル表示器14用の画面データ
から、ある単位画面の処理指示語(タグWL・WT
…)、すなわち、ベース画面のファイル番号が所定の値
のタグを順次抜き出し、当該タグに応じたXML要素を
生成し、当該XML要素の内容を上記タグに応じて設定
することで、当該単位画面のXMLファイルを作成でき
る。すなわち、表示ファイル生成部42は、上記の各要
素E11〜E26などの内容を、表示タグWLや入力タ
グWTの内容と一致するように設定できる。なお、表示
ファイル生成部42は、例えば、プログラマブル表示器
14の解像度とクライアント装置5の解像度との相違な
どに応じた比率で拡大/縮小するなど、表示タグWLや
入力タグWTの内容を所定の手順で変換して設定するこ
ともできる。
されるアプレットは、上記XMLファイルを参照しなが
ら、プログラマブル表示器14が単位画面の表示や操作
を行う際の動作と同等の動作を、クライアント装置5に
実行させるプログラムである。
ント装置5のバーチャルマシン51が実行可能なJav
a言語で記述されたバイトコードとして実現されてい
る。すなわち、上記アプレットは、画面データ中に出現
可能なタグの種類に対応するメソッドが定義されたクラ
スと、上記XMLファイルを参照して、タグ種に対応す
るメソッドを呼び出すメソッドが定義されたクラスとを
含んでいる。そして、アプレットを実行するバーチャル
マシン51は、XMLファイルを参照し、タグを示すX
ML要素に基づいて、タグ種に応じたメソッドを呼び出
し実行する。
メソッドのうち、対応するタグ種が表示タグであるメソ
ッドは、所定の時間間隔で呼び出され、特定のデバイス
アドレスのデータを公開サーバ部45へ要求するととも
に、応答に応じた表示を行う描画メソッドである。ま
た、入力タグに対応するメソッドは、入力イベントが発
生したときに呼び出され、入力結果に応じたデータを、
特定のデバイスアドレスへ書き込むように、公開サーバ
部45へ要求する入力メソッドである。
の描画を行う画面データでは、各単位画面の切り換え動
作も、入力タグとして実現されている。すなわち、画面
切り換えの入力タグには、デバイスアドレスAとして、
プログラマブル表示器14内の記憶領域のうち、現在表
示中の単位画面を示すデータが格納されるシステム領域
が関連付けられている。
ち、上記特定のシステム領域への変更指示を要求する入
力メソッドは、通常の入力メソッドと同様に、公開サー
バ部45へ単位画面の変更指示を送信するとともに、変
更後の単位画面に応じたXMLファイルを読み込む。こ
れにより、あるプログラマブル表示器14の画面データ
から生成されたHTML/XMLファイルが、クライア
ント装置5で実行されている場合、クライアント装置5
とプログラマブル表示器14とでは、常時同じ単位画面
が表示される。
ステム領域への変更指示を送信する代わりに、クライア
ント装置5内に設けられた代替の記憶領域の内容を変更
してもよい。この場合、他のメソッドにて、当該システ
ム領域を参照する際は、公開サーバ部45へ問い合わせ
る代わりに上記代替の記憶領域が参照される。この場合
は、クライアント装置5は、プログラマブル表示器14
用の単位画面であっても、当該プログラマブル表示器1
4で現在表示している単位画面とは異なる単位画面を表
示できる。
メータ設定によって指定したり、あるいは、単位画面の
選択操作と連動してメニューを表示して選択させるなど
して、プログラマブル表示器14と同じ単位画面を表示
するか、異なる単位画面を表示するかを選択できるよう
に、上記各メソッドを作成してもよい。この場合、同じ
アプレットやXMLファイルを使用しているにもかかわ
らず、例えば、プログラマブル表示器14のオペレータ
の操作を監視したい場合などには、前者を選択し、オペ
レータの操作とは別にローカル制御システム2を監視し
たい場合などには、後者を選択することができる。
は、例えば、XMLファイルから、タグを示すXML要
素を抽出し、当該タグの種類(例えば、当該XML要素
中のTagName要素の内容)に対応するクラスのイ
ンスタンスを生成し、当該インスタンスのフィールド
へ、上記タグのパラメータ(例えば、上記XML要素中
の各要素の内容)を設定するなどして、XMLファイル
に応じたメソッドをバーチャルマシン51に実行させる
ことができる。
に格納されるHTMLファイルは、プログラマブル表示
器14ごとに作成されている。
概略を示す。図9の例では、上記HTMLファイルに
は、“<HTML>”や“<TITLE> ”などのHTML文書とし
て必要な文字列P1が含まれている。また、上記HTM
Lファイルには、上記アプレットをクライアント装置5
のバーチャルマシン51に実行させるための文字列P1
1が含まれている。この文字列P11には、例えば、ク
ライアント装置5のブラウザ52が当該HTMLファイ
ルを表示する際に最初に表示する単位画面の指定やプロ
グラマブル表示器14の指定など、表示するプログラマ
ブル表示器14の画面データ全体に関連する情報が含ま
れている。なお、この例では、アプレットを実行する際
のパラメータとして指定されており、例えば、最初の単
位画面がPARAM要素の属性名“BASESCR ”の属性値
(この例では“1" )として指定されている。
ットが表示するプログラマブル表示器14を説明する文
字や画像を表示するための文字列、あるいは、ローカル
制御システム2を説明するハイパーテキスト文書へのリ
ンクを示す文字列など、HTMLの書式に沿った文字列
P2が含まれていてもよい。さらに、上記HTMLファ
イルには、単位画面切り換え用のアプレットを実行させ
るための文字列P12が含まれていてもよい。
イアント装置5から要求があると、例えば、URI(un
iversal resource identifier )などに基づいて、クラ
イアント装置5が要求しているHTMLファイルやXM
Lファイルあるいはアプレットを判別し、これらをクラ
イアント装置5へ送信する。
ルとして配布したHTML/XMLファイルおよびアプ
レットに基づいて描画するクライアント装置5から、デ
バイスアドレスAの内容の問い合わせを受け取ると、デ
ータメモリ44の記憶領域のうち、表示ファイルに対応
するユーザ用の領域で、しかも、デバイスアドレスAに
対応する領域の内容を読み出し、上記クライアント装置
5に返答する。また、上記クライアント装置5からデバ
イスアドレスAの内容変更指示を受け取ると、デバイス
アドレスAに対応する上記領域の内容を、指示に応じた
値に書き換える。
ーバ装置4とは、所定のタイミングで通信しており、デ
ータメモリ44の内容は、ローカル制御システム2の指
示に応じて更新されるとともに、データメモリ44の変
更がローカル制御システム2に通知される。したがっ
て、クライアント装置5は、ローカル制御システム2の
現況を表示し、制御できる。
ャルマシン51に加えて、例えば、汎用のブラウザソフ
トなどにより実現されるブラウザ52を備えており、ブ
ラウザ52は、インターネット3に接続された機器と通
信し、受け取ったHTMLファイルで指定されているア
プレットをアプレット記憶部48から取得してバーチャ
ルマシン51に実行させることができる。また、ブラウ
ザ52は、例えば、HTTP(hyper text transfer pr
otocol)プロトコルで任意のサーバ装置からHTML文
書などの文書を受け取り、閲覧することもできる。
ライアント装置5の仕様、すなわち、クライアント装置
5のハードウェアや、ブラウザ52およびバーチャルマ
シン51を実現するソフトウェアは様々である。例え
ば、クライアント装置5にもパソコンや携帯型の情報端
末(PDA(personal digital assistant)やi−mo
de(登録商標)携帯電話等)などがあり、使用される
ブラウザにもINTERNET EXPLORER (登録商標)やNETSCA
PE NAVIGATOR(登録商標)等があり、さらに、それぞれ
に異なるバージョンがある。ハードウェアが異なれば面
積や色数等の表示性能が異なり、ソフトウェアが異なれ
ばHTMLやXML等への対応が異なる。そのため、ク
ライアント装置5において適切な表示を行うためには、
表示ファイル生成部42は、上記のようなクライアント
装置5の仕様に対応した表示ファイルを生成し、クライ
アント装置5に送信する必要がある。
上記表示ファイル生成部42は、プログラマブル表示器
14用の画面データ(第1画面データ)に基づいて、ア
クセスが予想されるクライアント装置5のハードウェア
およびソフトウェアの仕様に対応した専用の表示ファイ
ル(第2画面データ)を生成するジェネレータ(画面デ
ータ変換手段)42e,42n,42i,…を、クライ
アント装置5の仕様ごと(例えば、ブラウザの種別ご
と)に備えている。なお、表示ファイル生成部42にジ
ェネレータを1つ設け、スイッチ等により切り替えて、
クライアント装置5の各仕様に対応した表示ファイルを
生成してもよい。また、どのようなジェネレータ42
e,42n,42i,…を設けるかは、ブラウザ判定部
49(後述)の判別能力に対応して決定できる。
2i,…は、ローカル制御システム側通信処理部41が
ローカル制御システム2から画面データを受け取ると、
自動的にHTML/XMLファイルを生成し、表示ファ
イル記憶部43(HTMLファイル記憶部46,XML
ファイル記憶部47)に設定されている所定のフォルダ
43e,43n,43i,…にそれぞれ格納する。ある
いは、公開サーバ装置4のユーザが、表示ファイル生成
部42にて、表示するクライアント装置5の仕様(例え
ば、ブラウザソフトの種別)を選択することにより、そ
のクライアント装置5用のHTML/XMLファイルを
生成し、指定したフォルダ43e,…等に格納してもよ
い。
るクライアント装置5の仕様ごとにあらかじめ作成さ
れ、アプレット記憶部48に設定されている上記フォル
ダ43e,43n,…にそれぞれ格納されている。ま
た、アプレットは、表示ファイル生成部42で生成して
もよいし、その他の場所、例えばローカル制御システム
2において生成してもよい。また、HTML/XMLフ
ァイルおよびアプレットの各ファイルの格納位置は適宜
設定できる。
記のようにあらかじめ生成・格納しておいてもよいが、
クライアント装置5から要求を受けた時点で、ブラウザ
判定部49(後述)にて判別されたクライアント装置5
の仕様に応じて、生成してもよい。また、一部のHTM
L/XMLファイルをあらかじめ用意しておき、それ以
外は要求された時点で生成してもよい。
のように、プログラマブル表示器14と同等な表示能力
を備えていないクライアント装置5もある。この場合、
HTMLファイルのみによって、テキストのみを表示し
たり、その時点での静止画像を表示することができる。
例えば、iモード携帯電話は、画面のサイズが小さいの
で、数値・文字列に限定して表示する。なお、画面デー
タの入力タグは、操作できる表示に適宜変換する。
42iは、JAVA(登録商標)に対応していないクラ
イアント装置5用の表示ファイルを生成し、フォルダ4
3iに格納するジェネレータである。そのため、フォル
ダ43iには、XMLファイルおよびアプレットは格納
されない。そして、ジェネレータ42iは、画面データ
と、データメモリ44が取得したデバイスデータとに基
づいて、例えば、テキストと静止画像とを組み合わせた
画像を描画するHTMLファイルを生成し、フォルダ4
3iに格納する。
ザ判定部49を備えている。そして、上記公開サーバ部
45は、クライアント装置5から要求があると、ブラウ
ザ判定部49によって、クライアント装置5の仕様を判
定する。具体的には、ブラウザ判定部49は、例えば、
クライアント装置5からのリクエストのヘッダ部に記載
されているブラウザ名を検出する。そして、ブラウザご
とにあらかじめ生成されている表示ファイルを格納して
いるフォルダ43e,43n,…から、検出されたブラ
ウザに対応したフォルダを選択する。
装置5のハードウェアの仕様、すなわち表示可能文字数
や色数、あるいはCPUやメモリ等に関する情報をリク
エストともに取得できる場合には、クライアント装置5
の仕様をより精密に分類して、表示ファイルを生成する
ことができる。これにより、クライアント装置5におい
て、そのハードウェアおよびソフトウェアの仕様により
適応した画面を描画することが可能となる。
(universal resource identifier )などに基づいて、
クライアント装置5が要求している表示ファイルを判別
する。これらの結果に基づいて、公開サーバ部45は、
要求された表示ファイル、すなわちHTMLファイル、
XMLファイル、アプレットであって、要求したクライ
アント装置5に対応して生成したファイルを表示ファイ
ル記憶部43から読み出し、CGI(common gateway i
nterface)やBGI(binary gateway interface)など
によってクライアント装置5へ送出する。
では、ローカル制御システム2は、プログラマブル表示
器14がデバイスの内容を取得して表示する際の動作を
特定する画面データ(第1画面データ)を公開サーバ装
置4へ送信する。そして、公開サーバ装置4の表示ファ
イル生成部42は、この画面データをクライアント装置
5で表示可能なHTMLファイルおよびXMLファイル
(第2画面データ)に変換した後、HTMLファイル記
憶部46,XMLファイル記憶部47にそれぞれ格納す
る。ここで、表示ファイル生成部42は、アクセスが予
測されるクライアント装置5のブラウザ等の仕様ごとに
ジェネレータ42e,42n,42i,…を備えてお
り、各仕様に対応したHTML/XMLファイルをそれ
ぞれ生成する。
ば、プログラマブル表示器14の画面を示す画面データ
(第1画面データ)を、インターネット3に接続された
クライアント装置5の仕様ごとに最適な形式の表示ファ
イル(第2画面データ)に変換して配信することができ
る。例えば、クライアント装置5で使用するブラウザソ
フトごとにHTML/XMLファイルを生成することが
できる。
ウェアおよびソフトウェアの選択の幅が広がり、様々の
仕様のクライアント装置5においてもプログラマブル表
示器14の画面データを適切に参照することが可能とな
る。また、クライアント装置5の画面サイズに適応した
表示ファイルを生成できるため、プログラマブル表示器
14と同等の表示能力を備えていないクライアント装置
5においても、それに応じた表示が可能である。
を参照しながら、上記制御用通信システム1の動作を説
明する。
ム2のユーザが、制御用ホストコンピュータ16の作画
処理部34(図2)を操作し、ターゲットシステム11
の実情やプログラマブル表示器14のオペレータの習熟
度、あるいは、使用者の好みに合わせて、画面データを
作成あるいは修正する。作成された画面データは、例え
ば、シミュレーションや接続試験などによって、正常に
動くことが確認された後、ステップS12において、プ
ログラマブル表示器14に配信され、ステップS13に
おいて、プログラマブル表示器14が画面データに応じ
た表示を開始する。
用ホストコンピュータ16(公開サーバ側通信処理部3
6)は、ステップS14において、公開サーバ装置4に
アクセスする。ステップS15において、公開サーバ装
置4(ローカル制御システム側通信処理部41)は、例
えば、あらかじめ格納されたアカウントおよびパスワー
ドの組み合わせと、受け取った組み合わせとを比較する
などして、ローカル制御システム2、または、そのユー
ザを認証する。この認証に成功すると、ステップS16
において、ローカル制御システム2から公開サーバ装置
4へ画面データが送信される。
ーバ装置4がローカル制御システム2から画面データを
受け取ると、表示ファイル生成部42は、画面データに
基づいて表示ファイルであるHTMLファイル、あるい
はHTMLファイルおよびXMLファイルを生成し、表
示ファイル記憶部43のHTMLファイル記憶部46お
よびXMLファイル記憶部47に格納する。具体的に
は、表示ファイル生成部42の各ジェネレータ42e,
…が、アクセスが予想されるクライアント装置5のブラ
ウザごとにHTML/XMLファイルを生成し、対応す
るフォルダ43e,…に格納する。
ーネット3を介して、クライアント装置5のユーザが、
公開サーバ装置4にアクセスして、あるローカル制御シ
ステム2のプログラマブル表示器14の画面を表示する
ように指示すると、ステップS19において、公開サー
バ部45は、クライアント装置5から受け取った識別番
号およびパスワード等があらかじめ定められたものであ
るか否かを確認するなどして、上記画面による表示およ
び制御が、当該ユーザあるいはクライアント装置5に許
可されているか否かを認証し、許可されていないユーザ
あるいはクライアント装置からのアクセスを拒否する。
クライアント装置5からのアクセスであることが確認さ
れると、ステップS20において、ブラウザ判定部49
がリクエストを発信したクライアント装置5のブラウザ
を判別する。そして、ステップS21において、公開サ
ーバ部45は、上記ステップS17にて生成され、表示
ファイル記憶部43に格納されている表示ファイルのう
ち、クライアント装置5が要求したHTMLファイル、
XMLファイル、アプレットを、ブラウザ判定部49が
判別したブラウザに対応したフォルダから適宜読み出
し、インターネット3を介してクライアント装置5へ送
信する。
アント装置5のブラウザ52は、受け取ったHTMLフ
ァイルから、APPLET要素(“<APPLET>”から“ </APPLE
T>”の部分)を抽出し、バーチャルマシン51に実行さ
せる。これにより、バーチャルマシン51は、アプレッ
トにHTMLファイル中で直接与えられたパラメータ、
またはXMLファイルによって与えられたパラメータに
基づき、公開サーバ部45と通信して、プログラマブル
表示器14と同様の表示および制御を行う。
アプレット中の各表示タグに応じたインスタンスの描画
メソッドが、所定の時間間隔で実行される。この結果、
バーチャルマシン51は、デバイスアドレスAの内容を
公開サーバ装置4へ問い合わせる。
ーバ部45は、ブラウザ52から、あるローカル制御シ
ステム2のプログラマブル表示器14の画面表示の要求
を受けると、データメモリ44の記憶領域のうち、要求
されたローカル制御システム2に対応する記憶領域か
ら、デバイスアドレスAに基づいて、デバイスデータ
(デバイスアドレスAの内容)を読み出して、クライア
ント装置5に送信する。上記描画メソッドは、要求した
デバイスデータがインターネット3を介してクライアン
ト装置5に伝えられると、当該デバイスデータに応じ
て、クライアント装置5の表示画面のうち、パラメータ
で設定された表示領域(X・Y)の表示を更新する。
は、デバイスアドレスAの内容が同じ場合、画面データ
のタグと同じ描画を行うようにあらかじめ作成されてい
る。一方、HTML/XMLファイルにおいて、上記ア
プレットに与えられるパラメータは、画面データ中の対
応するタグと、同じデバイスアドレスAを参照するよう
に、画面データに基づいて生成される。これにより、バ
ーチャルマシン51において、HTML/XMLファイ
ルが指定するパラメータに従って、アプレットが実行さ
れると、クライアント装置5の表示画面には、プログラ
マブル表示器14と同様、デバイスの状態を示す部品図
形J1(J2)が表示される(図3,図7)。
イルの実行中、例えば、マウス操作などの入力操作が行
われると、HTML/XMLファイル中の入力タグに対
応するインスタンスのうち、入力操作に応じたインスタ
ンスの入力メソッドを実行する。これにより、バーチャ
ルマシン51は、入力結果に応じたデータを、特定のデ
バイスアドレスAへ書き込むように、公開サーバ部45
へ要求する。そして、公開サーバ部45は、クライアン
ト装置5から書き込み要求を受けると、データメモリ4
4の記憶領域のうち、要求されたデバイスアドレスAの
領域の内容を書き換える。この結果、クライアント装置
5の表示画面には、書き込み後、上記描画メソッドが実
行された時点で、プログラマブル表示器14と同様に、
操作結果が反映される。
(図1)を示して、公開サーバ部45により配布される
アプレットが、各単位画面に関連するタグ(処理指示
語)を示すXMLファイルに基づいて、表示/制御する
場合について説明したが、これに限るものではない。
ァイルに記載するPARAM要素として、画面データに
含まれる全てのタグに対応するインスタンスを生成する
とともに、当該インスタンスの各フィールドをタグの内
容に合わせて設定した文字列(コード)を記述してもよ
い。この場合、表示ファイル生成部42は、画面データ
中の全タグについて、上記タグの内容を参照し、文字列
P11aで示すように、参照結果に基づいて画面表示用
のアプレットを呼び出す文字列を生成して、HTMLフ
ァイル中に記述する。
TMLファイルのみが生成されるため、図10に示すよ
うに、制御用通信システム1にはXMLファイル記憶部
47(図1)は不要である。よって、表示ファイル記憶
部43′には、HTMLファイルおよびアプレットが、
クライアント装置5の各仕様に対応したフォルダ43′
e,43′n,43′i,…にそれぞれ格納されること
になる。
にかかわらず、公開サーバ部45によって、プログラマ
ブル表示器14が画面データに基づいてデバイスの状態
に応じて表示する動作、および、操作に応じたデバイス
の状態変更を指示する際の動作をクライアント装置5へ
同様に指示できれば、図1および図10に示した制御用
通信システム1はほぼ同様の効果が得られる。
アプレットやHTMLファイルを一括して送信すると、
クライアント装置5が公開サーバ部45にアクセスして
から、クライアント装置5が表示/操作を開始するまで
の時間が長くなってしまう。したがって、各単位画面に
関する動作を指示するデータを分割して送信する方が好
ましい。
問い合わせ・変更指示を公開サーバ部45に送信する動
作と、応答に応じて表示させる動作とをクライアント装
置5に行わせる表示ファイル(HTML/XMLファイ
ルおよびアプレット)を配信する場合を例にして説明し
たが、これに限るものではない。
制御システム2が、画面データおよびデバイスデータに
基づいて、プログラマブル表示器14の画面表示と同一
内容で、クライアント装置5が表示可能な形式(ビット
マップ形式やJPEG形式など)の画像ファイルを生成
し、クライアント装置5へ送信してもよい。この場合、
クライアント装置5からデバイスの状態を制御できない
ものの、プログラマブル表示器14と同等の表示機能を
備えないクライアント装置5でもプログラマブル表示器
14の画面を表示できる。
示ファイル生成部42が公開サーバ装置4に設けられ、
画面データから表示ファイルを生成して配信する。した
がって、特に、クライアント装置5用の画面を設計しな
い限り、プログラマブル表示器14の画面とクライアン
ト装置5の画面とを共通に保つことが可能となり、それ
ぞれを別個に作成する場合に比べて、維持管理の手間を
削減できる。
の生成機能(表示ファイル生成部42)は、ローカル制
御システム2の制御用ホストコンピュータ16に設けて
もよいし、クライアント装置5に設けてもよい。
示ファイル記憶部43には、表示ファイル生成部42が
画面データを変換して生成した表示ファイルが格納され
ているが、これに限るものではない。例えば、デバイス
データを統計処理したデータを表示するHTML/XM
Lファイルなど、デバイスデータに基づいて表示する表
示ファイルでもよい。なお、上記表示ファイルは、ロー
カル制御システム2において作成してもよいし、公開サ
ーバ装置4において作成してもよい。この場合であって
も、ローカル制御システム2と公開サーバ装置4とでデ
バイスデータの同期が取られているので、クライアント
装置5は、ローカル制御システム2と直接通信せずにロ
ーカル制御システム2の状態を表示できる。また、デバ
イスデータを送信すればよいので、ローカル制御システ
ム2側の設定を簡略化できる。よって、ローカル制御シ
ステム2のユーザに負担をかけることなく、遠隔地のク
ライアント装置5にて、ローカル制御システム2の状態
を安全に表示できる。
は、好みや習熟度などにも左右されるため、最適な画面
を1つに決めることができず、比較的頻繁に変更される
ことが多い。この点、上述したように、上記制御用通信
システム1では、ローカル制御システム2(制御用ホス
トコンピュータ16)のユーザが、画面データをタグの
組み合わせで生成できるので、これらの要求に柔軟に対
応でき、最適な状態を保ち続けることができる。また、
制御用ホストコンピュータ16で一括して管理できるた
め、多くの場所で並行して管理する場合に比べて、画面
データを容易に管理できる。
36、41〜49、43′、および51,52は、CP
Uなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に
格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表
示装置などの入出力手段、あるいは、インタフェース回
路などの通信回路を制御することによって実現される機
能ブロックである。
ュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例え
ば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを
実行するだけで、上記制御用通信システム1のプログラ
マブル表示器14、制御用ホストコンピュータ16、公
開サーバ装置4およびクライアント装置5を実現でき
る。特に、クライアント装置5のバーチャルマシン51
およびブラウザ52は、多くのコンピュータにあらかじ
めインストールされている汎用のブラウザソフトで実現
できるため、これらのコンピュータは、特別なプログラ
ムをインストールすることなく、クライアント装置5と
して動作できる。なお、例えば、シリアルケーブル13
やネットワーク15、インターネット3、あるいは、他
の通信路を介してプログラムをダウンロードするための
プログラムが、上記コンピュータにあらかじめインスト
ールされていれば、これらの通信路を介して、上記コン
ピュータへ上記プログラムを配付することもできる。
ように、プログラマブル表示器にネットワークを介して
端末装置が接続されている制御用通信システムにおい
て、上記プログラマブル表示器の画面を描画する第1画
面データを、上記端末装置が表示可能な形式の第2画面
データに変換する画面データ変換手段が、上記端末装置
の仕様ごとに設けられている構成である。
描画する第1画面データを、端末装置の仕様ごとに、端
末装置が表示可能な形式の第2画面データに変換するこ
とができる。
セスが予測される端末装置の仕様ごとに画面データ変換
手段を設けることにより、プログラマブル表示器の画面
を示す第1画面データを、ネットワークに接続された端
末装置ごとに最適な形式の第2画面データに変換して、
端末装置にそれぞれ配信することが可能となるという効
果を奏する。
形式に合わせて端末装置の仕様(例えば、ブラウザ)を
選択する必要がないという効果を奏する。すなわち、上
記制御用通信システムによれば、端末装置に対して求め
られる機能上の条件が少ないため、端末装置の選択の幅
が広がり、制御用通信システムを構築することが容易で
あるという効果を奏する。
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、以上の
ように、上記画面データ変換手段をコンピュータに実現
させて、上記制御用通信システムを動作させる制御用通
信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体である。
制御用通信プログラムによって、上記制御用通信システ
ムをコンピュータネットワーク上に実現することができ
る。したがって、上記した制御用通信システムの効果を
奏することができる。
ムの構成の概略を示すブロック図である。
ーカル制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
グラマブル表示装置の画面データと表示画面との関係を
示すものであり、スイッチがOFF状態のときを示す説
明図である。
タ構造を示す説明図である。
ち、表示タグのデータ構造を示す説明図である。
ち、入力タグのデータ構造を示す説明図である。
グラマブル表示装置の画面データと表示画面との関係を
示すものであり、スイッチがON状態のときを示す説明
図である。
開サーバ装置からクライアント装置へ配信されるXML
ファイルの例を示す説明図である。
開サーバ装置からクライアント装置へ配信されるHTM
Lファイルの例を示す説明図である。
示すものであり、構成の概略を示すブロック図である。
て、公開サーバ装置からクライアント装置へ配信される
HTMLファイルの例を示す説明図である。
ムの動作を示すフローチャートである。
要部構成を示すブロック図である。
換手段)
Claims (2)
- 【請求項1】プログラマブル表示器にネットワークを介
して端末装置が接続されている制御用通信システムにお
いて、 上記プログラマブル表示器の画面を描画する第1画面デ
ータを、上記端末装置が表示可能な形式の第2画面デー
タに変換する画面データ変換手段が、上記端末装置の仕
様ごとに設けられていることを特徴とする制御用通信シ
ステム。 - 【請求項2】請求項1に記載の制御用通信システムを動
作させる制御用通信プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、上記画面データ変換
手段をコンピュータに実現させるための制御用通信プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000277249A JP2002091836A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 制御用通信システム、および制御用通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Child Applications (1)
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JP2008067751A Division JP2008210394A (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | 制御用通信システム、および制御用通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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---|---|
JP2002091836A true JP2002091836A (ja) | 2002-03-29 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002091836A (ja) |
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