JP2007115074A - 電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者側で前提とされる環境が異なる複数の電子申請システムに対して、利用者が容易かつ効率的に電子申請を可能とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムを提供すること。
【解決手段】電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100では、クライアント端末101から送信された接続要求データ710に基づいて接続先選択処理を実行して自治体の電子申請サーバ115に接続を行い、電子申請の申請データの作成に必要となる内容情報を取得するための仮想ブラウザの作成画面の情報をクライアント端末101に送信する。そして、利用者が申請書様式の仮想ブラウザの作成画面で申請データ120を作成するキーボード・マウス・デバイス操作を行うと、仮想ブラウザの画面上で作成した操作と同様の操作に従って申請データ120を作成する。作成した申請データ120を自治体の電子申請サーバ115に送信する処理を行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報の送受信が可能なネットワーク上に接続された自治体への公的手続を行うための電子申請サーバと、電子申請サーバに対してネットワークを介して公的手続を行うための電子申請用仮想ブラウザ提供サーバとを備えた電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムに関する。
現在、日本では、2001年1月22日にe−Japan戦略が掲げられてから「5年以内の世界最先端のIT国家実現」を目標に、さまざまな公共業務の電子化が進められてきた。公共業務の電子化の一環としての行政手続のオンライン化については、1999年より各省庁が先行して検討し始め、現在では多くの地方公共団体が、電子申請システムを構築し、住民に対してインターネットを介した行政手続のオンラインサービスを提供している。電子申請システムは、総務省より「地方公共団体における申請・届出等手続に関する基本仕様」が公示されているため、どの地方公共団体でもシステムに用いられている電子申請用のサーバで設定されている機能や、電子申請のサービスの利用手順などは基本的に同じ仕様となっている。しかし、その基本仕様では、電子申請を自己が所有するコンピュータにより行う利用者側のコンピュータの設定等に関する環境や構築方法等についてはその基本仕様で具体的に指定されていないため、各地方公共団体のシステム開発を受注した開発事業者は、それぞれの地方公共団体で使用したコンピュータやサーバで設定した環境内容や構築内容の特徴を活かした様々な技術を活用して、独自の環境内容や構築内容で電子申請システムを構築している。
そのため、各地方公共団体の電子申請システムは、利用者が電子申請を行うために前提とするコンピュータでの設定環境が各地方公共団体毎に異なっている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照。)。例えば、Java(登録商標)アプレットの技術を活用している地方公共団体の電子申請システムでは、サンマイクロシステムズ社のJREを利用者のコンピュータに予めインストールしておくことが前提となる。同様にマイクロソフト社のMSJVMのインストールが前提とされている場合もある。さらにはアドビ社のAdobe Readerや、各地方公共団体毎に個別に開発された独自のアプリケーション等のインストールが前提として必要とされている場合もある。電子申請で手続きを行う申請情報に添付する添付ファイルを作成するための文書作成アプリケーションの種類やバージョン、文書のファイル形式等が前提として指定されている場合もある。
一方、既存のコンピューティング資源を活用して、一つのパソコン上に複数の地方公共団体の電子申請システムの利用環境を用意するための手段として、ヴイエムウェア社のVMWare製品を始めとしたバーチャルマシン(以下VM)を実現する技術が確立されている(例えば、非特許文献3、非特許文献4参照。)。VMwareは仮想インフラストラクチャ製品であり、各地方公共団体の電子申請システムで個別に電子申請を行うことが可能なインフラ環境を複数備えた複数インフラ環境を1台のコンピュータ上に保持するソフトウェアである。このVMwareを利用者のコンピュータにインストールすることで、オペレーティングシステムとアプリケーションが一まとまりにカプセル化され、個別に分離された複数のVMを実現する。これにより、各地方自治体毎に異なったそれぞれの電子申請システムの利用環境における開発・テスト環境に対応したインフラ環境を1台のコンピュータ内で複数並行して設定し利用することが可能となっている。
総務省:電子申請・届出システムのご利用方法([平成17年9月28日検索]、インターネット<URL:http://www1.shinsei.soumu.go.jp/use.html>) 東京都申請・届出ポータル:事前準備([平成17年9月28日検索]、インターネット<URL:https://www.e-tokyo.lg.jp/eap/soudan/html/jizen_jyunbi.html>) VMware([平成17年9月28日検索]、インターネット<URL:http://www.vmware.com/jp/>) 製品データシート:VMware Workstation([平成17年9月28日検索]、インターネット<URL:http://www.vmware.com/jp/pdf/ws5_features.pdf>)
前述の電子申請システムは、地方自治体への行政手続きを、インターネットを通じて自宅や職場などから利用することができるため、利用者は、行政機関へ直接出向くことなく24時間手続きを行うことができる。また、地方自治体側の行政機関の職員は、コンピュータのデータとして行政手続上の情報を取得し、業務を行うため従来のように書類を見ながらコンピュータに情報を入力する作業が省かれ行政手続業務を効率化することができる。しかしながら、その電子申請システムを利用する手段として、前提となる設定環境等を利用者がコンピュータを使用することには以下のような問題がある。
まず、コンピュータの使用に不慣れな利用者も含めて、全ての一般住民が問題なく指定された上述の前提となる設定環境を自宅等の常時使用するコンピュータに用意することは難しい。前提とされるソフトウェアには、そのソフトウェアのバージョンによっては、同じコンピュータ上に他のソフトウェアと一緒にインストールさせると誤作動が発生する等の問題を有しているものも存在する。そのため、地方自治体毎に異なる電子申請システムを利用する場合に、利用者が各電子申請システムの数に合わせて複数台のコンピュータを用意することでしか対応することができない。
また、電子申請システムに関らず、近年のコンピュータ環境の多様性は複雑化を増し、コンピュータで使用するアプリケーション毎のインストール等の設定に応じて他のアプリケーション等のアンインストールや設定の変更など環境整備が必要となっている。一つのコンピュータ上に複数の利用環境を用意する技術として、ヴイエムウェア社のVMWare製品を利用者のコンピュータにインストールする方法もある。この方法により、電子申請システムを利用する利用者は、一つのコンピュータ上に前提環境の異なる申請先の電子申請システム毎に利用環境を用意することで、申請先の電子申請システム毎にコンピュータを購入する必要がなく、既存リソースを活用したITコストの削減が実現できる。しかし、この方法には以下の課題が存在する。電子申請システムを使うための前提環境の準備やバージョンアップやメンテナンスに応じた更新作業は従来どおり、利用者がコンピュータを操作して行う必要がある。近年では、ウィルスやソフトウェアの欠陥に対するアップデートが頻発しており、オペレーティングシステムや、ソフトウェアのアップデートの更新作業が常に利用者に強いられている。VMWare製品における仮想インフラストラクチャの仕組み、その利用方法、利用の操作を行うための利用画面の内容がパソコンに不慣れな利用者には理解しがたく受け入れられにくいということがある。
このように、長期的な電子政府構築計画の一角として各地方公共団体により電子申請システムの構築が進められてきたが、それぞれの電子申請システムでは、利用者のコンピュータで前提となる電子申請システムの設定環境が異なるため、利用性が低く、またその前提となる環境を維持していくために必要な更新等の作業も強いられているため、全国的に電子申請システムがなかなか活用されていかないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者側で前提とされる環境が異なる複数の電子申請システムに対して、利用者が容易かつ効率的に電子申請を可能とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムを提供することにある。
以上の問題点を解決するために本発明は、情報の送受信が可能なネットワーク上に接続された自治体への公的手続を行うための電子申請サーバと、前記電子申請サーバに対して前記ネットワークを介して公的手続を行うための電子申請用仮想ブラウザ提供サーバとを備えた電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
前記電子申請用仮想ブラウザ提供サーバは、
クライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、この自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続用申請データの作成用仮想ブラウザ画面を表示するための仮想ブラウザ画面情報をクライアント端末に送信する作成送信手段と、
クライアント端末から送信された前記仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報に基づいて公的手続用申請データを作成する電子申請作成手段と、
前記電子申請作成手段が作成した公的手続用申請データを前記電子申請サーバに送信する電子申請送信手段と、
前記電子申請サーバから送信された公文書ファイルを画面表示させるための公文書表示データを、クライアント端末から送信された表示要求情報に従って送信する表示送信手段と、
前記公文書ファイルをクライアント端末から送信された公文書要求情報に従って送信する公文書送信手段とを備えたことを特徴とする。
このような発明においては、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバが作成送信手段によりクライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、この自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続の申請書の作成用の仮想ブラウザ画面を表示するための仮想ブラウザ画面情報をクライアント端末に送信し、電子申請作成手段によりクライアント端末から送信された仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報に基づいて公的手続用申請データを作成し、電子申請送信手段により電子申請作成手段が作成した公的手続用申請データを電子申請サーバに送信し、公文書送信手段により公文書ファイルをクライアント端末から送信された公文書要求情報に従って送信するので、利用者は複数の電子申請システムに対して、単一のクライアント端末を使用して仮想ブラウザ画面に従った操作で公的手続用申請データを作成し、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバにアクセスして容易かつ効率的に複数の電子申請システムへの電子申請を行うことが可能となる。
上述の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
前記電子申請送信手段は、前記公的手続用申請データに添付する添付情報選択する操作画面を表示するための操作画面情報をクライアント端末に送信することとしても良い。
このような発明により、利用者は、電子申請送信手段により送信されクライアント端末のディスプレイ等に表示された操作画面を用いて操作を行うことにより、電子申請において必要となる文書やデータ等を含む添付ファイルを公的手続用申請データに添付して電子申請サーバに送信する手続を行うことができる。
また、上述の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
前記作成送信手段は、クライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、複数の自治体のそれぞれに対応した複数種類の公的手続用申請データのうち、自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続用申請データの作成画面を表示するための作成画面情報をクライアント端末に送信することとしても良い。
このような発明により、利用者は、作成送信手段によりクライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、複数の自治体のそれぞれに対応した複数種類の公的手続用申請データのうち、自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続用申請データの作成画面を表示するための作成画面情報をクライアント端末に送信されるので、作成画面を用いて操作を行うことにより、複数の自治体に対しても、電子申請を行う自治体に対応した種類の公的手続用申請データを作成することができる。
更に、上述の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
前記電子申請作成手段は、
クライアント端末から送信された前記仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報で示される1つの操作内容毎に、同様の操作を実行し申請データを作成しても良い。
このような発明により、電子申請作成手段が、クライアント端末から送信された仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報で示される1つの操作内容毎に、同様の操作を実行し申請データを作成するので、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバにおいて、利用者の操作に対して忠実に申請データを作成することができる。
更に、上述の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
前記公文書送信手段は、前記電子申請サーバから送信された公文書ファイルを一覧表示してクライアント端末側で取得対象となる公文書ファイルを選択するための一覧表示画面を表示するための一覧表示画面情報をクライアント端末に送信することとしても良い。
このような発明により、利用者は、公文書送信手段により送信されクライアント端末のディスプレイ等に表示された一覧表示画面を用いて選択を行うことにより、取得対象となる公文書ファイルを選択して公文書要求情報を電子申請用仮想ブラウザ提供サーバに送信する手続を行うことができる。
本発明に係る電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムによれば、利用者側で前提とされる環境が異なる複数の電子申請システムに対して、利用者が容易かつ効率的に電子申請を可能となる。
以下、本発明に係る電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムを実施する最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100の全体構成を示す説明図である。電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100は、自治体に対して電子申請を行う利用者が使用するクライアント端末101と、クライアント端末101に仮想的にASPサービスを提供しクライアント端末101から送信されたデータや情報を用いて自治体に対して電子申請を行う電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ102と、各自治体の建築物等の内部に設置され電子申請のデータや電子申請に応じて発行された公文書データ等を電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ102に送信する電子申請サーバ115とから構成されている。クライアント端末101と電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ102と電子申請サーバ115とは、公衆網であるインターネットを介して接続されデータや情報の送受信が可能となっている。
クライアント端末101は、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ102とデータや情報の送受信を行い利用者が電子申請を行う機能を有するソフトウェアであるVMターミナル102を備えている。VMターミナル102は、電子申請を行う自治体を選択してアクセスするための接続先選択103と、電子申請で送信するデータに関する操作を行うためのファイル操作104と、電子申請で送信する申請用データを作成するための申請書作成105とから構成されている。
電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、クライアント端末101から送信されたデータや情報に基づいて電子申請サーバ115に対して電子申請を行う機能を有するVM(バーチャルマシン)107と、VM107を制御するVM制御111と、クライアント端末101や電子申請サーバ115とデータや情報の送受信が可能にアクセスするアクセス制御112と、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106の電子申請サーバ115への電子申請の実行状況等の動作状況に関する使用状況データを記憶する使用状況管理データ113と、クライアント端末101や電子申請サーバ115から送信された後述する添付ファイル118や公文書ファイル119を用いて処理を行うファイル制御114とから構成されている。
VM107は、各自治体に対応して複数の電子申請サーバ115のそれぞれに対応した電子申請を行うための個別の種類のデータや情報を記憶し、クライアント端末101や電子申請サーバ115から送信されたデータや情報を一時的に格納するマイドキュメント109を含む各自治体仮想クライアント108と、複数の電子申請サーバ115のそれぞれに個別に対応した複数種類の申請データを作成するための画面等を仮想ブラウザとして表示するための画面情報を、各仮想クライアント108内のマイドキュメント109から読み出して利用者クライアント101に送信するブラウザ表示制御110とから構成されている。
ブラウザ表示制御110により画面情報を送信するとクライアント端末101において仮想ブラウザとして表示し、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106のVM107上で仮想ブラウザに従って操作された操作情報に従って申請データ等を作成するようになっている。
各自治体仮想クライアント108は、各電子申請サーバ115の電子申請システムに対応した各種前提ソフトを導入した各パソコン環境を、それぞれ仮想インフラストラクチャにより仮想化して、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106上に各地方公共団体向けに対応した複数の前提環境となる各自治体仮想クライアント108の仮想データとして配置して実現されている。
利用者クライアント101は、利用者がVMターミナル102を用いて接続先選択103、ファイル操作104、申請書作成105により操作したことに応じて、VMデータ116をインターネットを介して電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106に送受信することで、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106内の仮想クライアント108がVMデータ116に従って動作しVMターミナル102から操作することができるようになっている。
そして、利用者クライアント101は、利用者がVMターミナル102を用いて操作することにより、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106側の仮想クライアント108上で作成された電子申請するための申請データ120を電子申請サーバ115へ送信するようになっている。
また、電子申請で発行された公文書ファイル119は、VMターミナル102を用いてファイル操作104により操作して、マイドキュメント109に格納されたファイル等に関するファイル一覧データ117を取得し、このファイル一覧データ117から指定した公文書ファイル119をダウンロードする。
図2は、VMターミナル102の全体構成を示す説明図である。VMターミナル102は、各自治体のそれぞれに対応したタブが設けられ電子申請を行う接続先の電子申請サーバ115を選択するための領域である接続先選択103と、電子申請の申請データを作成するための文字や文章等の文書を入力する領域である申請書作成105と、申請データに添付して送信する文書や画像等のデータを含む添付ファイルや公文書ファイルを選択して送受信するための領域であるファイル操作104とから構成される。
図3は、接続先選択103の構成を示す説明図である。接続先選択103は、各自治体のそれぞれに対応して設けられ電子申請を行う接続先の電子申請サーバ115を選択するための自治体名タブ301と、VMターミナル102の実行を終了するための切断ボタン302とから構成される。利用者は、クライアント端末101のVMターミナル102を表示した画面において自治体名タブ301を切り替え、切り替えた自治体名タブ301に該当する電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106内の仮想クライアント108に接続することで、この接続した仮想クライアントにより電子申請を行う自治体の電子申請サーバ115に接続する。自治体名タブ301は、利用者が電子申請を行う接続先の自治体名とURLを事前に自治体名タブ301に割り当てて設定することで、その設定された自治体名がタブ名表示されて横一列に追加される。または、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106が電子申請を行って接続可能な申請先を示す情報をクライアント端末101に送信し、この情報に基づいて設定を利用者が又は自動的に行うようにしてもよい。
図4は、申請書作成105の構成を示す説明図である。申請書作成105の領域には、自治体名タブ301により接続した電子申請サーバ115に対して電子申請を行うための仮想ブラウザ画面401が表示される。仮想ブラウザ画面401には、仮想クライアント108上で処理される電子申請の申請データを作成するための入力操作等を行うためのブラウザ画面情報だけが表示される。この際、例えばシンクライン方式の一つであるマイクロソフトターミナル技術等により、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106からクライアント端末101へ仮想ブラウザ画面401を表示するための画面情報が送信される。
図5は、ファイル操作104の構成を示す説明図である。ファイル操作104は、クライアント端末101と仮想クライアント108との間で送受信する添付ファイル等の電子ファイルを一覧表示するファイル一覧画面501と、ファイル一覧画面501で指定した電子ファイルを送受信するためのファイル送信ボタン502と、ファイル受信ボタン503とから構成されている。ファイル一覧画面501には、仮想クライアントのマイドキュメントに格納されているファイル名の一覧やクライアント端末101で作成等した申請データに添付する添付ファイルのファイル名一覧が表示される。利用者は、ファイル一覧画面501で電子ファイルを指定して、ファイル受信ボタン503を押下することでクライアント端末101上にダウンロード送信することができる。逆にクライアント端末101上の電子ファイルをファイル一覧画面501で指定しファイル送信ボタン502を押下することで仮想クライアント108のマイドキュメント109にアップロード送信することができる。
図6は、仮想クライアント108の構成を示す説明図である。仮想クライアント108は、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106の記憶部の実領域上に展開されるデータ環境であり、各仮想クライアント108を識別するための仮想クライアントID601と、仮想クライアント108に対応する電子申請サーバ115で電子申請を行う際にクライアント端末101で前提として指定するOSの種類を示すOS602と、仮想クライアント108に対応する電子申請サーバ115で電子申請を行う際にクライアント端末101で前提として指定するアプリケーションを示す前提アプリケーション603と、マイドキュメント109やその他の必要な各種のデータを含むデータ領域604とから構成されている。仮想クライアントID601には、各仮想クライアント108を識別するための識別情報でありそれぞれ仮想クライアントごとに個別に割り当てられた番号が付与される。OS602と前提アプリケーション603は、仮想クライアント108で対応している電子申請サーバ115の電子申請システムに応じて個別に前提として指定しているデータが格納されている。
図7は、VMデータ116の構成を示す説明図である。VMデータ116は、仮想クライアントID601およびブラウザ表示制御110により送信され電子申請の申請データを作成する画面等を表示するための画面情報であるブラウザ表示情報703を含むVMターミナル受信データ701と、仮想クライアントID601および利用者が図示しないクライアント端末101が備えるマウスを操作して入力した情報であるマウス操作情報705を含むVMターミナル送信データA704と、仮想クライアントID601および利用者が図示しないクライアント端末101が備えるキーボードを操作して入力した情報であるキーボード操作情報705を含むVMターミナル送信データB706と、仮想クライアントID601およびクライアント端末101が備える電子機器等のデバイスに関する情報であるデバイス情報709を含むVMターミナル送信データC708の4種類のデータに分類される。マウス操作情報705、キーボード操作情報705、デバイス情報709は、クライアント端末101から送信されて電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106内のVM制御111によって取り扱われ仮想クライアント108上の申請データ用等の情報として処理される。
利用者が上述の接続先選択103を操作することによりクライアント端末101から電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106に送信される接続要求データ710は、クライアント端末101を識別しアドレスを示すクライアント識別アドレス711と自治体名タブ301で選択した電子申請を行う自治体を示す自治体名712によって構成されている。電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106側では、接続要求データ710に基づいてアクセス制御112によって電子申請サーバ115に対して電子申請を実行する仮想クライアント108が割り当てられ、この割り当てられた仮想クライアント108を識別する仮想クライアントID601を含む接続許可データ713がクライアント端末101に返送される。
図8は、ファイル一覧データ117の構成を示す説明図である。ファイル一覧データ117は、VMターミナル102上のファイル操作104での指定対象となる添付ファイル等のファイルのリストを表示するための情報である。ファイル一覧データ117は、ファイルの件数802と、各ファイルに関する情報や項目を一覧表示するための一覧データ803とから構成されている。一覧データ803は、ファイルのファイル名804と、ファイルの容量を示すサイズ805と、ファイルの送信処理に関する区分806とから構成されている。サイズ805と区分806については、仮想クライアント108の資源を管理するための情報として保持することが望ましい。
図9は、使用状況管理データ112の構成を示す説明図である。使用状況管理データ112に含まれる仮想使用状況901は、仮想クライアントID601と、各仮想クライアント108の使用されているか否かを示す使用状況フラグ903と、利用者クライアント識別アドレス711と、各自治体の名称を示す自治体名905と、各自治体に設置された電子申請サーバ115のアドレスを示すURL906とから構成されている。
自治体URL906は、アクセス制御112が接続要求データ710に基づいて仮想クライアント108を割り当てる際に、クライアント端末101側で画面表示を行うブラウザの初期画面の画面情報を取得するために用いられるようになっている。
また、使用状況フラグ903は、アクセス制御112が仮想クライアント108を割り当てる際に、仮想クライアント108のその実領域に空きがあるかの確認のために用いられ、図9において、使用状況フラグ903が「1」である場合には既に使用中であり、「0」である場合には使用されておらず接続要求データ710に基づいて割り当て可能な仮想クライアント108であると判断されるようになっている。
図10は、申請データの構成を示す説明図である。申請データ1001は、この申請データ1001を管理するための情報を含む構成管理情報1002と、電子申請の申請書に該当する申請データ1003と、申請データ1003に添付する添付ファイルや電子申請サーバ115で発行された公文書データを含む添付・公文書ファイルデータ1004とから構成されている。
図15は、VMターミナル102とVM107の構造を示す説明図である。クライアント端末101には、予め各種の処理を行うためのクライアントデバイス1504と、OS1503と、VMターミナル102がインストールされており、また、図示しない外部記録媒体を接続するためのポート等の接続端子には、住民基本台帳カードが接続されたICカード1505が接続されている。VMターミナル102上には、クライアントデバイス1504を内部に備えているメモリ上に展開して実現する仮想ブラウザの画面表示処理等を実行するためのクライアント仮想デバイス1501が存在している。
電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106には、予め各種の処理を行うためのサーバデバイス1509と、OS1508と、VM107がインストールされている。VM107上には、サーバデバイス1509を内部に備えているメモリ上に展開して実現するVM107を動作させるVMデバイス1507や、実行中の仮想クライアント108が存在している。
続いて、本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100の動作について図11〜図19に示すフローチャートを用いて説明する。まず、全体の動作について図11に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。利用者がクライアント端末101において、図2、図3に示すように、接続先選択103から電子申請を行う自治体名タブ301を選択し接続要求データ710がインターネットを介して送信されると、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、この接続要求データ710に基づいて接続先選択処理を実行し、そして、仮想クライアント108内のマイドキュメント109に格納された仮想ブラウザの初期画面等を含む電子申請を行う申請画面を表示するための画面情報をクライアント端末101に送信する(ステップ1101)。クライアント端末101は送信された仮想ブラウザの初期画面の画面情報により仮想ブラウザの初期画面を表示する。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者が仮想ブラウザ画面において、新規申請手続を行うサービスまたは電子申請の審査結果を取得するサービスのいずれかを選択する操作を行い(ステップ1102)、新規申請手続を行うサービスを選択した場合には、この新規申請手続を行う旨を示す情報をクライアント端末101から受信し、これに応じて、図2、図4に示すように、接続要求データ710の自治体名712の電子申請サーバ115に対応する電子申請の申請データの作成に必要となる内容情報を取得するための仮想ブラウザの作成画面を表示するための仮想ブラウザ作成画面情報を、仮想クライアント108内のマイドキュメント109から読み出してクライアント端末101に送信する。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者が仮想ブラウザ作成画面情報に従って表示される申請書様式の仮想ブラウザの作成画面で申請データ120を作成する操作を行うと(ステップ1103)、この操作に応じて申請データ120を作成する処理を行う。この申請データ作成についての処理については後に詳細に説明する。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者が、図5に示すように、クライアント端末101のファイル操作104を用いて申請データ120に文書又は画像等の添付ファイル118を添付する操作を行い、ファイル一覧画面501に表示されたクライアント端末101上にある添付ファイル118を指定して仮想クライアント108内のマイドキュメント109にアップロード送信し(ステップ1104)、更に、ステップ1103において作成した申請データ120を表示したブラウザの作成画面上で添付ファイル118を添付する操作を行うと、この操作に応じて、マイドキュメント109上にアップロードされた添付ファイル118を申請データ120に添付する処理を行う(ステップ1105)。即ち、申請データ120と添付ファイルを関連付けてマイドキュメント109に格納する。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、このマイドキュメント109に格納した申請データ120および添付ファイル118に対して電子署名を付加する処理を行う(ステップ1106)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、この電子署名を付加した申請データ120および添付ファイル118を仮想クライアント108が対応している自治体の電子申請サーバ115を送信する処理を行う(ステップ1107)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、上述のステップ1102において、審査結果を取得するサービスを選択した場合には、この審査結果の取得を行う旨を示す情報をクライアント端末101から受信し、これに応じて、図2、図5に示すように、電子申請で発行された公文書ファイル119の一覧を表示するためのファイル一覧データ117をクライアント端末101に送信する。また、ファイル一覧データ117内で示されている取得可能な公文書ファイル119を電子申請サーバ115から取得する処理を行う(ステップ1110)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者が、ファイル一覧データ117に従って表示される公文書ファイル119の一覧を表示した仮想ブラウザのファイル一覧画面501や電子申請の審査状況を示す審査状況確認画面で審査結果と取得可能な公文書ファイル119を確認し(ステップ1109)、ファイル一覧画面501から取得可能な公文書ファイル119を選択して取得する操作を行うと、この操作に応じて、選択した公文書ファイル119を要求する旨のファイル操作要求情報をクライアント端末101から受信し、ファイル制御114によりファイル操作処理を実行する。そして、マイドキュメント109に格納された公文書ファイル119をクライアント端末101上にダウンロード送信する処理を行う(ステップ1111)。このファイル操作処理については後に詳細に説明する。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者がクライアント端末101において、図2、図3に示すように、VMターミナル102の切断ボタン302を図示しないマウス等により押下操作すると、電子申請を終了する等の情報をクライアント端末101から受信し、この情報に応じて、この電子申請に割り当てられていた仮想クライアント108上に割り当て中のデータ領域およびマイドキュメント109内のデータや情報を削除してクリアし、図9に示すように、使用状況管理データ113内の初期化を行い、使用状況フラグ903を「0」とし利用者クライアント識別アドレスをクリアする処理を行う(ステップ1108)。
続いて、上述のステップ1101における接続先選択処理について図12に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、クライアント端末101から接続要求データ710がインターネットを介して送信されると(ステップ1201)、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、アクセス制御112によりこの接続要求データ710に基づいて、自治体名712に該当する電子申請サーバ115にアクセスして接続を試みる処理を行い(ステップ1202)、この電子申請サーバ115に接続することが可能な否かを判定する処理を行う(ステップ1203)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、電子申請サーバ115に接続することが可能である場合には、この電子申請サーバ115に対応する仮想クライアント108のデータを電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106内の記憶部等から新規にロードし(ステップ1204)、VM107上でこのロードした仮想クライアント108を起動する(ステップ1205)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、仮想クライアント108の起動が完了すると、VM107上でブラウザを最大化表示させて仮想ブラウザとして画面表示の処理を試みる(ステップ1206)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、仮想ブラウザの画面の最大化表示に成功した場合には、VM制御111によりVM制御処理を行い、クライアント端末101に仮想ブラウザの画面情報を送信する(ステップ1207)。このVM制御処理については、後に詳細に説明する。上述のステップ1203において電子申請サーバ115に接続することが不可能である場合には、再接続を試みる旨の通知情報をクライアント端末101に送信し処理を終了する。
続いて、上述のステップ1202におけるアクセス制御の処理について図13に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、使用状況管理データ113から、接続要求データ710の自治体名712に対応する仮想クライアント108の仮想クライアントID601のレコードを検索して使用状況フラグ903の値を参照し(ステップ1301)、使用状況フラグ903の値が「0」であるか否かを判定する処理を行う(ステップ1302)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、使用状況フラグ903の値が「0」である場合には、使用状況フラグ903の値に1を設定し(ステップ1303)、使用状況管理データ113の利用者クライアント識別アドレス711の項目に、接続要求データ710内に含まれている利用者クライアント識別アドレス711を設定する(ステップ1304)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、VM107とVMターミナル102間でVMデータ116や添付ファイル118、公文書ファイル119等のデータや情報の送受信が可能な双方向接続を確立する処理を行う(ステップ1305)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、電子申請サーバ115に接続可能であり、電子申請の手続が可能である旨を通知する情報をクライアント端末101に送信する(ステップ1306)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、上述のステップ1302において、使用状況フラグ903の値が「1」である場合には、接続が不可能であると判定し、電子申請サーバ115に接続不可能であり、電子申請の手続が不可能である旨を通知する情報をクライアント端末101に送信する(ステップ1306)。
続いて、上述のステップ1207におけるVM制御の処理について図14に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、VM制御111により、VM107とVMターミナル102間でインターネットを介して送受信されたVMデータ116の種類を区分する処理を行う(ステップ1401)。VM107とVMターミナル102間で送受信されたVMデータ116が、VMターミナル受信データ701、VMターミナル送信データA704、B706、C708のいずれであるかを判定する処理を行う。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、VMデータ116が、VMターミナル送信データC708である場合には、デバイス処理を実行する(ステップ1402)。VMターミナル送信データA704またはB706である場合には、VMターミナル送信データA704またはB706内からマウス操作情報705、キーボード操作情報707を抽出し、これらに基づいて処理を行う(ステップ1403)。VMターミナル受信データ701である場合には、VMターミナル102へブラウザ表示情報703と共にVMターミナル受信データ701を送信する(ステップ1404)。
続いて、上述のステップ1402におけるデバイス処理について図16に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、VMデバイス1506によりクライアント端末101内のクライアント仮想デバイス1501に対してVMターミナル送信データC708等のデータの取得を要求する要求情報を送信する(ステップ1601)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、クライアント端末101内のクライアント仮想デバイス1501がクライアントデバイス1504によってICカード1505に含まれているデータを取得し(ステップ1602)、VM107にこの取得したデータを送信すると(ステップ1603)、VM107によってこのデータを受信しVMデバイス1506へ受け渡し、VMデバイス1506が受け渡されたデータに基づいて電子申請の申請データに添付するための情報を抽出する等の処理を行う(ステップ1604)。
続いて、上述のステップ1103における申請データ作成処理について図17に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、図4に示すように、利用者が仮想ブラウザの作成画面に表示された申請書作成105の各項目に従って、電子申請に必要な情報をキーボード・マウス・デバイス操作を行い(ステップ1701)、これらのキーボード・マウス・デバイス操作の1つの操作毎に、その都度、その操作内容の情報が含まれたキーボード・マウス・デバイスの操作情報705、707、709を含むVMターミナル送信データA704、B706、C708等のVMデータ116がクライアント端末101からVM107へ送信されると、VM制御111によりVM107において、VMターミナル送信データA704、B706、C708等に対してVM制御処理を実行する(ステップ1702)。そして、VM制御処理で抽出したキーボード・マウス・デバイスの操作情報705、707、709に該当する操作内容に基づいて、仮想ブラウザの画面上で作成した操作と同様の操作に従って、申請データを作成していく。例えば、クライアント端末101において仮想ブラウザの作成画面に表示された申請書作成105の項目にキーボードで氏名等が入力された場合には、この入力操作で送信されたキーボード操作情報705に従って、同様に、VM107において申請書作成105の項目に氏名等を入力し申請データを作成していく処理を行う。このようにして、操作内容に基づいて申請データを作成していく処理を申請データが完成するまで繰り返し実行する。
続いて、上述のステップ1111におけるファイル操作処理について図18に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、ファイル操作要求情報をクライアント端末101から受信すると(ステップ1801)、このファイル操作要求情報に対してファイル制御114によりファイル制御処理を行う(ステップ1802)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、ファイル操作要求情報を解析してファイル操作要求情報で公文書ファイル119の取得を要求しているのか、または、添付ファイル118の添付を要求しているのかを判定する処理を行う(ステップ1803)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、判定の結果、添付ファイル118の添付を要求している場合には、ファイル制御114により、クライアント端末101からインターネットを介して送信された添付ファイル118を受信し(ステップ1804)、この受信した添付ファイル118を仮想クライアント108内のマイドキュメント109に格納する処理を行う(ステップ1805)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、判定の結果、公文書ファイル119の取得を要求している場合には、ファイル操作要求情報で指定された公文書ファイル119のファイル名等に基づいて、仮想クライアント108のマイドキュメント109内を検索し、この検索の結果、索出された公文書ファイル119を取得し(ステップ1808)、この取得した公文書ファイル119をクライアント端末101に送信する処理を行う(ステップ1809)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、仮想クライアント108のマイドキュメント109に格納されている添付ファイル118や公文書ファイル119を一覧表示するための図5に示すようなファイル一覧データ117を取得し(ステップ1806)、インターネットを介してクライアント端末101に送信し、VMターミナル102上のファイル一覧画面501にファイル一覧データ117を表示させる処理を行う(ステップ1807)。
続いて、上述のステップ1106における電子署名を付加する処理について図19に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、利用者がクライアント端末101において仮想ブラウザの画面上で電子署名を付与するための操作を行い(ステップ1901)、クライアント仮想デバイス1501がクライアントデバイス1504によってICカード1505に含まれている電子署名に関するデータを取得し、このデータを含むデバイス情報709に基づいて作成したVMターミナル送信データC708を電子署名の付加を要求する署名付与要求情報と共にVM107に送信すると(ステップ1902)、VM制御111によりVM107においてこのVMターミナル送信データC708に対してVM制御処理を実行する(ステップ1903)。
次に、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106は、VM制御処理において実行したデバイス処理によって抽出した電子署名に関するデータに基づいて申請データに電子署名を付加する処理を行う(ステップ1904)。
以上のように、本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100では、クライアント端末101から送信された接続要求データ710に基づいて接続先選択処理を実行して自治体の電子申請サーバ115に接続を行い、新規申請手続のサービス電子申請の申請データの作成に必要となる内容情報を取得するための仮想ブラウザの作成画面を表示するための仮想ブラウザ作成画面情報をクライアント端末101に送信する。そして、利用者が仮想ブラウザ作成画面情報に従って表示される申請書様式の仮想ブラウザの作成画面で申請データ120を作成するキーボード・マウス・デバイス操作を行うと、その操作内容の情報に基づいて仮想ブラウザの画面上で作成した操作と同様の操作に従って申請データ120を作成する。作成した申請データ120を自治体の電子申請サーバ115に送信する処理を行う。
このため、クライアント端末101に対して電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106を用いて、仮想ブラウザの作成画面でのキーボード・マウス・デバイス操作で電子申請の申請データを作成できる利用者環境を仮想的にASPサービスとして提供することで、パソコンに不慣れな利用者も含めて全ての一般住民の利用者が各自治体の電子申請サーバ115毎に異なるOSやアプリケーションのインストール等の前提環境の設定を自己のクライアント端末101に行うことを意識せず、電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106の仮想クライアント107において更新作業をすることで利用者がバージョンアップ等による更新作業なども行う必要なく電子申請を行うことができる。電子申請を行うまでの段階での作業等の煩わしさや複雑さがなくなり、電子申請に対する容易性が向上する。
また、利用者にとって、前提環境を電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106側から提供してくれることで、前提環境が異なる複数の電子申請サービスを利用していた利用者は、申請先毎に対応した複数のパソコンを用意する必要がなくなる。これにより、利用者のITコストの削減は当然のこととして、A市からの申請結果である公文書をB県に提出するなどの複数の申請先を介する一連の申請業務を電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ106を用いてスムーズに行うことが可能となる。
自治体の電子申請サーバ115側においても、上述のように利用者に対する利用性が向上することで電子申請の利用者数が増加し、結果として電子申請のサービスが利用されることによる業務負担軽減、業務効率化が振興され、既に整備されている電子申請インフラをそのまま活用したままでこれらの効果を得ることが可能となる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム100は、電子申請に限らず、サーバサイドコンピューティングとして、VM107とVMターミナル102を、それぞれインターネットやLANネットワーク等のネットワークを介する別々のコンピュータやサーバ上で実現することが可能となり、ICカードなどのデバイスに格納されたデータ等はクライアント端末101上で接続されたものを用いていても、実際のこのデータ等を用いたアプリケーション処理は遠隔地のサーバ資源上で実現するVMWareのVM107で行うことが可能となる。
情報の送受信が可能なネットワーク上に接続された自治体への公的手続を行うための電子申請サーバと、電子申請サーバに対してネットワークを介して公的手続を行うための電子申請用仮想ブラウザ提供サーバとを備えた電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて利用することが可能である。
本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの全体構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMターミナルの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMターミナルの接続先選択の構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMターミナルの申請書作成の構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMターミナルのファイル操作の構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMの仮想クライアントの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMデータの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのファイル一覧データの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの使用状況管理データの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの申請データの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの全体動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの接続先選択処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのアクセス制御処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVM制御処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのVMターミナルとVMの構成を示す説明図である。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのデバイス処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの申請書作成処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムのファイル操作処理の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムの電子署名付加処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム
101 利用者クライアント
102 VMターミナル
103 接続先選択
104 ファイル操作
105 申請書作成
106 電子申請用仮想ブラウザ提供サーバ
107 VM
108 仮想クライアント
109 マイドキュメント
110 ブラウザ表示制御
111 VM制御
112 アクセス制御
113 使用状況管理データ
114 ファイル制御
115 電子申請サーバ
116 VMデータ
117 ファイル一覧データ
118 添付ファイル
119 公文書ファイル
120 申請データ


Claims (5)

  1. 情報の送受信が可能なネットワーク上に接続された自治体への公的手続を行うための電子申請サーバと、前記電子申請サーバに対して前記ネットワークを介して公的手続を行うための電子申請用仮想ブラウザ提供サーバとを備えた電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
    前記電子申請用仮想ブラウザ提供サーバは、
    クライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、この自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続用申請データの作成用仮想ブラウザ画面を表示するための仮想ブラウザ画面情報をクライアント端末に送信する作成送信手段と、
    クライアント端末から送信された前記仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報に基づいて公的手続用申請データを作成する電子申請作成手段と、
    前記電子申請作成手段が作成した公的手続用申請データを前記電子申請サーバに送信する電子申請送信手段と、
    前記電子申請サーバから送信された公文書ファイルを画面表示させるための公文書表示データを、クライアント端末から送信された表示要求情報に従って送信する表示送信手段と、
    前記公文書ファイルをクライアント端末から送信された公文書要求情報に従って送信する公文書送信手段とを備えたことを特徴とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム。
  2. 請求項1に記載の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
    前記電子申請送信手段は、前記公的手続用申請データに添付する操作画面を表示するための操作画面情報をクライアント端末に送信することを特徴とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム。
  3. 請求項1に記載の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
    前記作成送信手段は、クライアント端末から送信された自治体選択情報に応じて、複数の自治体のそれぞれに対応した複数種類の公的手続用申請データのうち、自治体選択情報で選択された自治体に対する公的手続用申請データの作成画面を表示するための作成画面情報をクライアント端末に送信することを特徴とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム。
  4. 請求項1に記載の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
    前記電子申請作成手段は、
    クライアント端末から送信された前記仮想ブラウザ画面に従って操作された操作情報で示される1つの操作内容毎に、同様の操作を実行し申請データを作成することを特徴とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム。
  5. 請求項1に記載の電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステムにおいて、
    前記公文書送信手段は、
    前記電子申請サーバから送信された公文書ファイルを一覧表示してクライアント端末側で取得対象となる公文書ファイルを選択するための一覧表示画面を表示するための一覧表示画面情報をクライアント端末に送信することを特徴とする電子申請用仮想ブラウザ提供サービスシステム。















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