JPS63228398A - プラント監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、プラント監視装置に関する。

（従来の技術） 例えば、火力発電プラント等の工業プラントにおいては
、プラントを構成する多数の機器を予め定められた順序
で、かつ、機器相互間の協調をとりながら、運転操作す
る場合がある。

このようなプラントを監視操作するためのプラント監視
装置では、種々のプラント状態を監視するために必要な
表示画面を記憶しておき、現在プラント状態を監視する
のに最適なプラント状態監視画面を画面表示装置（例え
ば、ＣＲ７表示装置）に表示することで、プラントを監
視できるようにしていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上述のように、プラントの状態は、その運転
が進むにつれて変化していくので、プラント状態が変化
したときには、その変化後の状態を監視するための画面
に画面表示装置の表示を切り替える必要がある。

従来では、このような画面表示装置の画面切替は、プラ
ント状態変化を認識した時点で、プラントの運転員が実
施していたため、運転員の手間が非常に大きいという不
都合を生じていた。とくに。

大規模なプラントでは、プラント状態変化を識別するた
めの条件が複雑になっているので、画面切替の操作に時
間がかかるという不都合も生じていた。

なお、画面表示装置を複数備えて、おのおのの画面表示
装置に異なる画面を表示することも考えられるが、プラ
ント状態を監視するための画面が装備されている画面表
示装置の数よりも多い場合には、同様の不都合を生じる
。また、この場合、コストが大きくなるので好ましくな
い。

本発明は、かかる従来技術の不都合を解消するためのも
のであり、運転員の負担を減少できるプラント監視装置
を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、プラント状態が変化するときの推移条件を記
憶しておき、入力したプロセスデータがその推移条件を
満たしたときにプラント状態変化を生じたと判断し、対
応する画面を画面表示装置に表示する。また、画面表示
装置の表示画面を複数領域に分割し、おのおのの領域に
異なる監視情報を表示するようにしている。

（作用） したがって、プラント状態変化に応じて最適な監視画面
に両面表示装置の表示内容が切り換るので、運転員の手
間が大幅に減少する。また、複数のプランＩ・状態を監
視するための情報を１つの画面表示装置に表示している
ので、プラントの状態変化を適切に監視できる。

（実施例） 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。

第１図は、本発明の一実施例にかかるプラント監視装置
を示している。

同図において、プラント状態入力部１は、所定の周期お
よび所定のイベントが発生した時点で、プラント２のプ
ロセスデータＰＤを入力するものであり、その入力デー
タはプロセス入力値ＲＤに変換されて表示判断部３に加
えられる。

プラントステージ情報記憶部４は、例えば、第２図に示
すように、プラント状態に対応して設定したプラントス
テージ５ＴＧＩ〜５ＴＧ７にそれぞれ推移するときの推
移条件等のデータを記憶するものであり、この場合の一
例を次の表１に示す。

退ユ ここで、番号はプラントステージの番号をあられし、名
称はおのおののプラントステージに設定されている名称
をあられし、到達条件はそのプラントステージに直前の
プラントステージがら移行するための条件をあられし、
完了条件はそのプラントステージから次のプラントステ
ージに移行するための条件をあられし、画面番号はその
プラントステージを監視するための画面（画面）に設定
されている番号をあられす。

表示判断部３は、プロセス入力値ＲＤおよびプラントス
テージ情報記憶部４の記憶内容に基づいてプラントステ
ージが変化したかどうかを判断し、プラントステージの
変化を検出した場合には、プラントステージ変化信号Ｒ
Ｑを表示要求部５に出方する。

表示要求部５は、プラントステージ変化信号ＲＱを入力
すると、プラントステージ情報記憶部４の記憶内容に基
づいて、移行後のプラントステージとその次のプラント
ステージにそれぞれ対応する画面番号を読み出し、それ
をＣＲＴ表示制御部６に出力する。

ＣＲＴ表示制御部６は、表示要求部５がら通知された２
つの画面番号に対応した表示画面データを画面データフ
ァイル記憶部７より読み出すとともに、ＣＲ７表示レイ
アウトデータ記憶部８の記憶内容に基づいてそれらの２
つの表示画面の表示領域を判断し、ＣＲ７表示装置９に
おける表示内容を制御する６画面データファイル記憶部
７には、第３図に示すように、画面番号１〜７の画面を
表示するための画面表示用データがそれぞれ記憶されて
いる。また、ＣＲ７表示レイアウトデータ記憶部８が記
憶しているレイアウト情報は、第４図に示すように、矩
形の表示領域ＲＡの対角線上の２点ＰＬ、Ｐ２を、ＣＲ
７表示装置９の画面上の座標であられしたものである。

以上の構成で、表示判断部３は、まず、プラント状態入
力部１からプロセス入力値ＲＤを入力すると、プラント
ステージ情報記憶部４の記憶内容を参照して、プラント
ステージが変化したかどうかを判断し、プラントステー
ジが変化した場合には、プラントステージ変化信号ＲＱ
を表示要求部５に出力する。

これにより、表示要求部５は、変化後のプラントステー
ジと、その次のプラントステージに対応した監視両面を
あられす画面番号を、ＣＲ７表示制御部６に通知する。

この表示判断部３および表示要求部５の処理例を第５図
に示す。なお、この処理例は、表示判断部３と表示要求
部５が１つの制御手段（例えば、ＣＰＵ）で実現され、
かつ、上述した表１のようにプラントステージ番号と画
面番号が一致する場合のものである。

すなわち、プラントステージ情報記憶部４の記憶内容を
読み出しく処理１０１）　、プロセス入力値ＲＤを入力
しく処理１０２）、ステージ番号Ｎ５ＴＧの値を１に初
期設定した（処理１０３）のちに、プロセス入力値ＲＤ
が完了条件を満たしているプラントステージを見つける
（判断１０４、処理１０５）。

判断１０４の結果がＹＥＳになると、現在監視すべきス
テージ（以下、カレントステージという）のステージ番
号Ｃ３ＴＧにそのときのステージ番号Ｎ５ＴＧの値を代
入するとともに（処理１０６）、カレントステージの次
のステージのステージ番号ＴＳＴＧにステージ番号Ｎ５
ＴＧの値に１を加えた値を設定する（処理１０７）。

ただし、処理１０７においてステージ番号ＴＳＴＧの値
が７を越えるときには、７を引いた値に変更する。

そして、このときに算出したステージ番号Ｃ３ＴＧとス
テージ番号ＴＳＴＧを、表示すべき２つの画面をあられ
す画面番号としてＣＲ７表示制御部６に通知する。

したがって、ＣＲ７表示制御部６は、通知された２つの
監視画面を画像データファイル記憶部７より読み出し、
それぞれ設定されているＣＲ７表示装置９の表示領域に
表示する。

これによって、プラント運転員は、現在のプラントを監
視するために最適な画面と、プラントが次に移行する状
態を監視するために最適な画面を同一のＣＲＴ表示装置
で見ることができる。

すなわち、例えば、プラント停止中の状態では、ＣＲ７
表示装置９には停止中のプラントステージ５ＴＧ１と、
起動準備のプラントステージ５ＴＧ２が同時に表示され
る。

これにより、運転員は、次にプラント状態が移行する起
動準備プラントステージ５ＴＧ２の監視項目であるボイ
ラ温度や圧力等も同時に監視することができ、したがっ
て、何等かの原因によりボイラの温度および圧力等が異
常になったことを、実際にボイラが点火される直前に知
ることができ、がかる異常による障害を回避するための
操作を、行なうことができる。

また、次にプラントが移行するプラントステージで監視
すべき項目（プロセスデータ）を予め確認することがで
きるので、プラントステージが進行するときの運転員の
監視のための負荷を軽減することができる。

なお、上述した実施例では、２つの監視両面をＣＲＴ表
示装置に同時に表示しているが、３つ以上の監視画面を
表示させることもできる。また、表示画面の大きさを運
転員が適宜に調整するようにすることもできる。

ところで、上述した実施例では、プラント運転時の状態
変化を検出して、それに対応した監視画面を表示してい
るが、本発明はこれ以外の状態を監視する場合にも適用
できる。

第６図は、本発明の他の実施例にかかるプラント監視装
置を示している。この実施例では、プラントの異常発生
を監視している。なお、同図において第１図と同一部分
および相当する部分には、同一符号を付している。

警報情報記憶部１０は、プラント２の異常を判定するた
めの警報情報を記憶するものであり、その記憶内容の一
例を表２に示す。

ここで、入力データはプロセス入力値ＲＤを識別するた
めのものであり、警報制限値はプラント異常を判定する
ための条件であり、警報表示開始値は異常になる直前の
状態からその入力データの監視を開始するための条件で
あり、画面番号はその入力データを監視するためにＣＲ
Ｔ表示装置９に表示する画面を示すものである。

また、この場合１画面データファイル記憶部７には入力
データの異常を監視するための画面データが記憶されて
いる。

したがって、プラント２に異常が発生する直前に、プラ
ント２の状態を監視することができ、プラント２の異常
発生を未然に防ぐことができる。

なお、上述した各実施例では、自動的に選択した監視画
面をＣＲＴ表示装置に表示しているが、それに付は加え
て、監視画面の選択を運転員によって適宜に行なえるよ
うにすることもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、プラント状態が
変化するときの推移条件を記憶しておき、入力したプロ
セスデータがその推移条件を満たしたときにプラント状
態変化を生じたと判断し、対応する画面を画面表示装置
に表示しているので。

運転員の手間が大幅に減少する。また、複数のプランド
状態を監視するための情報を１つの画面表示装置に表示
しているので、プラントの状態変化を適切に監視できる
という効果を得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるプラント監視装置を
示すブロック図、第２図はプラント状態推移の一例を示
すタイムチャート、第３図は画面データの記憶例を示す
概略図、第４図は画面の表示領域を示す概略図、第５図
は処理例を示すフローチャート、第６図は本発明の他の
実施例にかかるプラント監視装置を示すブロック図であ
る。 ３・・・表示判断部、 ４・・・プラントステージ情報記憶部、５・・・表示要
求部、６・・・ＣＲＴ表示制御部、７・・・画面データ
ファイル記憶部。 ８・・・ＣＲ７表示レイアウトデータ記憶部、９・・・
ＣＲＴ表示装置、１０・・・警報情報記憶部。 （７３１７）　　代理人　弁理士　則　近　　憲　佑（
８１０５）　　　同　　王侯　弘文 第１図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラントから入力した種々のプロセスデータを、所定の
   監視画面に表示するプラント監視装置において、前記プ
   ラントの状態が変化するときの推移条件を複数の場合に
   ついておのおの記憶する記憶装置と、入力したプロセス
   データと前記記憶装置に記憶した推移条件を比較してプ
   ラント状態変化を判別する判別手段と、前記画面表示装
   置の表示画面を複数の領域に分割しておのおのの領域に
   前記判別手段が判別したプラント状態変化に対応した監
   視情報を表示する表示制御装置を備えたことを特徴とす
   るプラント監視装置。