JP2003257926A - 洗浄物の乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents

洗浄物の乾燥装置及び乾燥方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で洗浄物の乾燥を行うことが可能であ
り、しかも洗浄物の汚染のおそれがなく、エネルギー損
失などのない洗浄物の乾燥装置及び乾燥方法を提供する
こと。 【解決手段】 乾燥槽20、リンス槽30とが一体に形
成されて乾燥槽20の上部が解放されて上方から洗浄物
の収納、取り出しが可能であり、開閉蓋21の開閉によ
り密閉可能な洗浄物の乾燥装置であり、乾燥槽20は、
常温の有機溶剤ミストMを洗浄物に対して供給するため
のミスト整流板22を有し、このミスト整流板22から
放射される有機溶剤ミストMにより洗浄物の乾燥を行う
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、洗浄物の乾燥装置及び乾燥方法
に関し、特に半導体ウエハ等の基板の洗浄、すすぎ、及
び乾燥に適した洗浄物の乾燥装置及び乾燥方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、微細化したウエハ等の洗浄物の精
密基板洗浄後の乾燥としては、トレンチに入り込んだ水
分の除去が重要な要素であり、有機溶剤ベ一パー(蒸
気)を用いた乾燥装置が使用されている。この有機溶剤
ベーパーを用いた乾燥装置としては、図17に示す装置
が知られている。
【0003】乾燥装置101は、図17に示すように、
上部が開口して断面略コ字状の箱状からなる乾燥槽10
2と、この乾燥槽102の底面102aに装着された加
熱装置(ヒータ)103と、乾燥槽102の上部に設け
られた冷却コイル104と、冷却コイル104の下部に
設けられた溶液溜まり部105と、乾燥槽102内に配
置され洗浄物であるウエハ106を載置するウエハ載置
台107と、ウエハ載置台107の下部に配された溶液
受部108とからなる。
【0004】乾燥装置101は、乾燥槽102内に注入
された有機溶剤109をヒータ103により沸点まで加
熱上昇させて上層に有機溶剤ベーパーを生成し、そのベ
ーパー中に水等で洗浄、すすぎが行われたウエハ106
を乾燥槽102内に挿入配置する。乾燥槽102内に挿
入配置されたウエハ106は、ウエハ106の表面で有
機溶剤の凝縮が起こり、ウエハ106の表面に付着して
いた水分は、より蒸発しやすい有機溶剤で置換されて乾
燥が進行する。有機溶剤ベーパー中のウエハ106は、
次第にベーパー温度(沸点)に達してミスト雰囲気外に
取り出されることによって、付着された溶剤成分はその
低い蒸発潜熱のため急速に蒸発して乾燥が終了する。
【0005】また、乾燥槽102の上部に配置されてい
る冷却コイル104によって加熱されてベーパーとなっ
た有機溶剤は、凝縮されて溶液溜まり部105に滴下し
て回収再利用が可能である。また、同様に、ウエハ10
6から滴下した水分を含む溶液も溶液受部108での回
収が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾燥装置101
は、有機溶剤をヒータ103により加熱するので火気に
十分な注意が必要であり、また、加熱冷却を行うのでエ
ネルギーの消費が大きい。また、ヒータ103によって
加熱させてベーパー層を形成するまでの時間がかかり、
蒸発による有機溶剤の消耗量が多く、また、洗浄物がミ
スト層に触れると、べーパー(気相)の熱が洗浄物に奪
われて急激な相変化(気体→液体)が起こりベーパー層
が減少して洗浄物が大気に曝露され、汚染、乾燥不良等
が起こりやすくなる。
【0007】本発明は、短時間で洗浄物の乾燥を行うこ
とが可能であり、しかも洗浄物の汚染のおそれがなく、
エネルギー損失などのない洗浄物の乾燥装置及び乾燥方
法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による洗浄物の乾
燥装置は、乾燥槽内で有機溶剤ミストを発生して乾燥槽
内の洗浄物に供給する洗浄物の乾燥装置であって、前記
乾燥槽は、有機溶剤ミストを前記洗浄物に対して供給す
るためのミスト整流板を有するものである。
【0009】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記ミスト整流板は、前記乾燥槽の側壁に設けられ、前記
有機溶剤ミストを放射する面には流体スプレーノズルか
ら所定距離S離間した位置から上方に複数の微細な開口
が形成され、前記流体スプレーノズルにより放射された
有機溶剤ミストのうち前記開口を通過した有機溶剤ミス
トによって間接的に放射される。
【0010】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記流体スプレーノズルは、2以上の異なる流体を同時に
放射可能である。
【0011】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記流体スプレーノズルから放射される流体は、有機溶剤
ミストと不活性ガスである。
【0012】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記開口の形状は、面取りされている。
【0013】また、本発明による洗浄物の乾燥装置は、
乾燥槽、リンス槽とが一体に形成されて前記乾燥槽の上
部が解放されて上方から洗浄物の収納、取り出しが可能
であり、開閉蓋の開閉により密閉可能な洗浄物の乾燥装
置であって、前記乾燥槽は、有機溶剤ミストを前記洗浄
物に対して供給するためのミスト整流板を有するもので
ある。
【0014】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記乾燥槽は、前記リンス槽の上部に一体に設けられて該
リンス槽内に供給される純水(DIW)をオーバーフロ
ーするオーバーフロー槽を有し、該オーバーフロー槽か
ら排水される経路は、接地されてなるものである。
【0015】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記乾燥槽及びリンス槽内には、洗浄物を載置保持する受
台を有し、該受台は昇降機構により昇降可能であり、前
記洗浄物の一部が液面に直接又は間接的に接触した状態
で停止可能である。
【0016】また、本発明による洗浄物の乾燥装置の前
記洗浄物の一部が前記リンス槽の液面に浸漬される部位
は、パターン面以外の部位である。
【0017】また、本発明による洗浄物の乾燥方法は、
乾燥槽、リンス槽とが一体に形成されて前記乾燥槽の上
部が解放されて上方から洗浄物の収納、取り出しが可能
であり、開閉蓋の開閉により密閉可能な乾燥装置により
乾燥を行う洗浄物の乾燥方法であって、前記洗浄物を前
記リンス槽内でリンス処理後該洗浄物を載置保持する受
台を昇降機構により昇降させて前記洗浄物の一部が液面
に直接又は間接的に接触した状態で一時的に停止させる
工程と、前記洗浄物に対してミスト整流板に設けられた
流体スプレーノズルから有機溶剤ミストを放射して該ミ
スト整流板から間接的に放射して乾燥処理を行う工程
と、前記乾燥処理工程後に純水を排水する工程と、前記
排水工程後に高温の不活性ガスを前記乾燥槽内に供給し
て急速に乾燥処理を行う工程とを有するものである。
【0018】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記洗浄物が前記リンス槽から昇降機構により引き上げら
れた後前記洗浄物は濡れているものである。
【0019】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記不活性ガスは、常温の窒素ガス(N2)又は加温され
た窒素ガス(N2)である。
【0020】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記有機溶剤ミストを生成する有機溶剤は、水溶性でかつ
基板に対する純水の表面張力を低下させる作用を有する
アルコール類、ケトン類又はエーテル類から選択される
ものである。
【0021】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記ミスト整流板から間接的に放射される有機溶剤ミスト
の粒径は20μm以下である。
【0022】また、本発明による洗浄物の乾燥方法の前
記有機溶剤がIPA(Iso−propyl alco
hol)である場合には、5°C〜80°Cの範囲で加
熱することができるものである。
【0023】また、本発明による乾燥方法の前記リンス
槽内でリンス処理を行うリンス水は、水素添加水であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明によ
る乾燥装置及び乾燥方法の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明による実施の形態である乾燥装置の
一部断面を含む図である。
【0025】図1に示すように、乾燥装置1は、乾燥槽
20、リンス槽30、給排システム40とを有する。乾
燥槽20は、リンス槽30の上部に設けられて一体に構
成されている。乾燥槽20の上部は、解放されていて上
方から洗浄物であるウエハWの収納、取り出しが可能な
構成となっており、開閉蓋21の開閉により完全に密閉
される構成となっている。すなわち、蓋パッキン29に
よって外気の混入を完全に防ぐことができる。開閉蓋2
1は、図1に示す紙面に対して垂直方向に図示せぬ案内
機構を介してスライドして開閉する。図1は、閉じた状
態を示している。
【0026】乾燥槽20、リンス槽30は、非導電性・
耐腐食性を有する部材で構成され、上部が開口して断面
略コ字状の箱状からなり、乾燥槽20よりもリンス槽3
0の方がやや小さく、リンス槽30の上部が乾燥槽20
の下部にくい込むように設けられている。リンス槽30
内の純水(DIW)がオーバーフローする構成とするた
めである。
【0027】また、図1に示すように、乾燥槽20の側
壁には、有機溶剤、すなわち、本実施の形態ではIPA
(Iso−propyl alcohol)の有機溶剤
ミストを洗浄物であるウエハWに間接的に供給するため
のミスト整流板22がウエハWの外周面を挟むように両
側面に配設されている。乾燥槽20内のウエハWは、図
1に示すように、略円形(外周の一部がオリエンテーシ
ョンフラット(オリフラ)のため切り欠けが形成されて
いる)であり、紙面に対して垂直方向に所定の間隔で複
数枚平行に配列されている。通常、半導体ウエハであれ
ば、例えば、直径が8インチのウエハを100枚載置可
能であるが、径又は枚数は適宜選定可能であり、このウ
エハWは、本実施の形態では4本の支持部材からなる受
台23に載置されている。本実施の形態では、ウエハW
は、12インチのものを想定している。受台23は、図
1に示すように、リンス槽30と乾燥槽20との間を図
示せぬ昇降機構により昇降可能となっている。
【0028】また、ミスト整流板22は、図2に示すよ
うに、全体が横長の直方体で構成されて、複数枚のウエ
ハWの主面に同時にIPA(Iso−propyl a
lcohol)の有機溶剤ミストMを供給可能な幅で構
成されている。ミスト整流板22のウエハWの周面側に
位置する面22Fには、複数の微細な開口22aが形成
されている。開口22aの大きさは、本実施の形態では
5mm程度で形成している。この開口22aは、図3に
も示すように、ミスト整流板22の下方(流体スプレー
ノズル24の取付位置)から所定距離Sの間は形成され
ない構成となっている。IPA(Iso−propyl
alcohol)の有機溶剤ミストMは、図1乃至図
3に示すように、ミスト整流板22の下部に取り付けら
れた流体スプレーノズル24(本実施の形態では2つの
異なる流体を供給)からIPA(Iso−propyl
alcohol)の高密度な有機溶剤ミストMを十分
な量供給し、この有機溶剤ミストMをミスト整流板22
内に充満させ、開口22aからミスト化された有機溶剤
ミストMを間接的にウエハWに供給するものである。流
体スプレーノズル24の放射口の口径は、1mm程度で
構成されている。なお、前記有機溶剤ミストを生成する
有機溶剤は、水溶性でかつ基板に対する純水の表面張力
を低下させる作用を有するアルコール類、ケトン類又は
エーテル類から選択される。
【0029】本実施の形態における有機溶剤ミストMの
状態変化について図3を用いて詳細に説明すると、流体
スプレーノズル24の先端の放射口から放射された有機
溶剤ミストMは、距離S(本実施の形態では、約100
mm程度)の領域aは、20μm以上の大きさの有機溶
剤ミストMLで満たされている。そして、更に上方の領
域bは、20μm以上の大きさの有機溶剤ミストMLと
20μm以下の大きさの有機溶剤ミストMSとが混合さ
れている状態となっている。この混合された有機溶剤ミ
ストMLと有機溶剤ミストMSがミスト整流板22の開
口22aで整流されて有機溶剤ミストMSのみが通過し
てウエハWに供給される。20μm以上の大きさの有機
溶剤ミストMLは、ミスト整流板22の内部で凝縮され
て図2に示す排出口22bから排出される。
【0030】図12は、ミスト整流板を用いて有機溶剤
ミストMの粒径と粒子数を位相ドップラー粒子分析計を
用いて5分間測定する状態を示す図、図13(a)は、
図12で測定した実験結果、及び(b)は図12に示す
ミスト整流板を用いないで有機溶剤ミストMの粒径と粒
子数を測定した実験結果を示す図である。なお、図13
(a)及び(b)の横軸は、ミスト粒径(μm)、縦軸
はミストカウント数を示している。
【0031】図12及び図13に示すように、ミスト整
流板22がない場合には、ミストカウント数のピークが
8μm近辺であり、平均粒子径は11.5μmであっ
た。また、粒子径が10μm以上の大きな粒子も多数検
出された。
【0032】一方、ミスト整流板22がある場合には、
ミストカウント数のピークは5μm近辺であり、平均粒
子径は6.4μmであった。また、粒子径が10μm以
上の大きな粒子はほとんど検出されなかった。
【0033】このように、本発明によれば、複数枚のウ
エハWを同時に乾燥処理するためにはウエハWとウエハ
Wとの間の隙間に有機溶剤ミストMを均一に供給するこ
とが重要であることから、有機溶剤ミストMの粒径が小
さい方がよいことに鑑みてなされたものである。けだ
し、有機溶剤ミストMの粒径が小さい方が、大きい粒径
に比してガス化しやすく、気中の拡散速度が大きくなる
からである。図3に示す有機溶剤ミストMaは、ガス化
される状態を示している。
【0034】したがって、本発明によれば、従来のよう
に有機溶剤ミストMを形成するために加熱したりせず、
IPA(Iso−propyl alcohol)の有
機溶剤ミストMをミスト整流板22を用いることによっ
て間接的に放射する構成としたので、安全性が高く、し
かも有機溶剤ミストMをすぐに供給することが可能なの
で、装置全体の稼動効率を向上させることができる。
【0035】また、図4(a)及び(b)は、ミスト整
流板22の開口22aの開口形状を示した拡大断面図で
ある。
【0036】半導体ウエハW、IPA(Iso−pro
pyl alcohol)の有機溶剤ミストMは、帯電
しやすい性質を帯びている。そのため、図4(a)のよ
うに、開口22aのエッジ部分が鋭角である場合には、
帯電によって電界集中を起こし放電しやすくなり、ウエ
ハWが誘導帯電する。したがって、これを防ぐため、本
実施の形態では、図4(b)に示すようなエッジ部分を
鋭角にせず、面取り形状にすることによって帯電時の電
界集中をなくし、放電現象を低減するものである。本実
施の形態では、放電現象を低減するものであれば、他の
面取り形状でも適宜採択可能である。なお、有機溶剤ミ
ストは、IPAミストとも称する。
【0037】また、図1に示すように、乾燥槽20内に
は、乾燥槽20の上方に設けられた排気口26、窒素ガ
ス(N)を供給する窒素ガス供給口27が設けられて
いる。
【0038】次に、リンス槽30は、図1に示すよう
に、純水(DIW)の供給用の純水供給ノズル31から
槽内に供給される。リンス槽30内に供給された純水
(DIW)は、純水が一定量に達すると、図1に示すオ
ーバーフロー槽32に一旦貯留されて排水弁42の経路
を経由してオーバーフローする。排水弁42の経路は、
接地されている。そして、この状態で、乾燥槽20内に
は気相部25が形成される。また、リンス槽30の下部
中央には、純水(DIW)を排水するための排水弁33
が設けられており、この排水弁33が解放されると槽内
の純水(DIW)は排水管路を経由して排水される。
【0039】次に、乾燥槽20、リンス槽30と接続さ
れる給排システム40について説明する。
【0040】給排システム40は、(1)窒素ガス供給
口27に窒素ガス(N)を供給する経路、(2)流体
スプレーノズル27に有機溶剤であるIPA(Iso−
propyl alcohol)と、窒素ガス(N
の2流体を供給する経路、(3)乾燥槽20から排気す
る経路、(4)リンス槽30内に純水(DIW)を供給
する経路、(5)オーバーフロー槽32から排水する経
路、(6)リンス槽30内の純水(DIW)を排水する
経路を有する。なお、給排システム40の制御は、図示
せぬ制御手段によってなされる。
【0041】(1)まず、窒素ガス供給口27に窒素ガ
ス(N)を供給する経路は、弁43が開状態(ON)
で供給される常温の窒素ガス(N)をヒータ44で加
温してフィルタ45を通して窒素ガス供給口27に供給
される。ヒータ44で加温された高温の窒素ガス
(N)は、乾燥槽20内の洗浄物であるウエハWを急
速に乾燥させるためのものである。また、図1に示すよ
うに、窒素ガス供給口27に窒素ガス(N)を供給す
る経路は、前述した弁43が開状態(ON)の場合に
は、他方の弁46は閉状態(OFF)となっている。逆
に、弁43が閉状態(OFF)の場合には、弁46は開
状態(ON)となっており、フィルタ45を通して常温
の窒素ガス(N)が乾燥槽20内に供給される。これ
は、乾燥槽20内に洗浄物であるウエハWが存在しない
ような場合にも乾燥槽20内に常温の清浄な窒素ガス
(N)を供給して気相部25内を充満させておくもの
である。弁43、弁46、ヒータ44の制御は、図示せ
ぬ制御手段によって制御可能となっており、弁43、弁
46の開閉及びヒータ44の温度制御がなされる。
【0042】(2)流体スプレーノズル27に有機溶剤
であるIPA(Iso−propyl alcoho
l)と、窒素ガス(N)の2流体を供給する経路は、
IPA(Iso−propyl alcohol)を貯
留するIPAタンク49と、IPAタンク49からIP
A(Iso−propyl alcohol)を供給す
るためのポンプ50と、供給されたIPAを清浄するた
めのフィルタ51と、弁52、弁53、IPAを加熱す
るためのIPA加熱ヒータ57、並びに窒素ガス
(N)を供給するための弁47及びフィルタ48とか
らなる。なお、流体スプレーノズル24に有機溶剤であ
るIPA(Iso−propyl alcohol)と
窒素ガス(N)の2流体は、同時に供給される。窒素
ガス(N)は、安全性を担保するためのものである。
これらの制御は、前述したように、図示せぬ制御手段に
よってなされる。
【0043】(3)次に、乾燥槽20から排気する経路
は、排気口26から弁54を開状態(ON)にして吸引
排気するものである。
【0044】(4)また、リンス槽30内に純水(DI
W)を供給する経路は、弁41を開状態(ON)にして
純水供給用ノズル31から純水(DIW)を供給するも
のである。
【0045】(5)また、オーバーフロー槽32から排
水する経路は、リンス槽30内の純水(DIW)のオー
バーフロー分や溶解された有機溶剤であるIPA(Is
o−propyl alcohol)を排水弁42を介
して排水するものである。
【0046】(6)また、リンス槽30内の純水(DI
W)を排水する経路は、排水弁33を介して排水するも
のである。
【0047】次に、本発明による乾燥装置を用いた乾燥
方法は、図5に示すようなマランゴニ効果を用いた乾燥
方法ではない点に特徴を有する。図5は、DHF(HF
/H 2O)(希釈フッ酸)によるエッチング処理後のマ
ランゴニ効果を用いた乾燥、すなわちマランゴニ乾燥に
よるパーティクル転写の状態を示す図、図6は、マラン
ゴニ乾燥による乾燥において、純水リンス→乾燥工程
と、DHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)(図6は、
希フッ酸と表示)→純水リンス→乾燥工程によるパーテ
ィクルの増加量を示すグラフである。図5におけるIP
A濃度は、CI>CIIであり、表面張力がrI<rIIと
なり、CII=CIIIのとき、rII=rIIIとなる。Cは、
IPA濃度、rは、表面張力を示し、ローマ数字I〜II
Iは、図5に示す位置を表している。
【0048】図5から明らかなように、ベアウエハと酸
化膜ウエハ間にはIPAガス(IPAミストではない)
が供給されており、この状態で純水(DIW)が下方に
引き抜かれると、マランゴニ力によって酸化膜ウエハに
対向するベアウエハに水が吸着しやすくなり、パーティ
クルも一緒にベアウエハに付着しやすくなる。従って、
図6から明らかなように、DHF(HF/H2O)(希
釈フッ酸)によるエッチング処理後のマランゴニ乾燥に
よる乾燥では、パーティクルが急激に増加することが分
かる。
【0049】図7は、本発明による乾燥装置を用いた乾
燥方法とマランゴニ効果を用いた乾燥方法とを比較した
グラフを示す図であり、本発明は、図5及び図6に示す
DHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)によるエッチン
グ処理後のマランゴニ乾燥によるパーティクルの増加を
起こさせない乾燥方法を提供することを目的とするもの
である。
【0050】次に、本発明による乾燥方法について、図
8乃至図11を参照して説明する。図8は、本発明によ
る乾燥方法の工程を示す説明図、図9は、本発明による
乾燥工程のタイムチャート、図10は、図8(e)の状
態の拡大した説明図、図11は、図10のウエハ表面の
帯電量を説明する説明図である。
【0051】(1)図8(a)に示す乾燥工程 図8(a)は、乾燥装置1内にウエハWがない状態であ
り、図9のステップ1に示すように、開閉蓋21は閉状
態で純水供給経路(4)からリンス槽30内に純水を供
給してオーバーフローリンスの状態で、窒素ガス
(N)供給経路(1)から弁46、フィルタ45、窒
素ガス供給口27を介して乾燥槽20内に窒素ガス(N
)を供給、同時に排気経路(3)は弁54を開にして
吸引排気、IPA供給経路(2)は、弁53が閉、弁5
2が開状態でIPA循環がなされている。このとき、受
台23は、リンス槽30内に下降している。
【0052】(2)図8(b)に示す乾燥工程 乾燥槽20の開閉蓋21を開けて洗浄若しくはすすぎ
(リンス)が完了したウエハWなどの洗浄物を図示せぬ
搬送手段により受台23に収納して載置支持させる。な
お、開閉蓋21は、洗浄物であるウエハWが乾燥槽20
及びリンス槽30内にロード若しくはアンロードされる
場合には、自動若しくは手動により開閉可能な構成であ
る。図9のステップ2に示すように、開閉蓋21は開、
受台23が上昇する点以外のオーバーフローリンス状
態、窒素ガス(N)供給、吸引排気、IPA循環など
は、図8(a)と同様である。
【0053】次に、受台23上にウエハWなどの洗浄物
が載置されると、図示せぬ搬送手段は乾燥槽20内から
退避し、開閉蓋21が閉じられて受台23はウエハWと
共にリンス槽30内に下降する。
【0054】(3)図8(c)に示す乾燥工程 図8(c)は、リンス槽30内で行われる純水リンス工
程である。図1に示す(4)の弁41が開、純水供給用
ノズル31から純水の供給が行われてオーバーフローリ
ンスが行われる。開閉蓋21は閉、受台23は下降状
態、窒素ガス(N)供給、吸引排気、IPA循環など
は、図8(b)と同様である。なお、オーバーフローリ
ンスは、約30L/min(1分間で30リットル)の
リンス処理を行い、約60秒間行われる。
【0055】(4)図8(d)に示す乾燥工程 図8(d)は、図9のステップ3のオーバーフローリン
ス終了後、ステップ4でリンス槽30内にあるウエハW
が載置されている受台23を上昇させる。図9にて明ら
かなように、ステップ4の処理は、受台23の上昇以外
は、ステップ3と同じである。受台23の上昇のための
処理時間としては、図9のステップ4に示すように、約
30秒である。しかして、受台23の上昇は、図8
(e)にて明らかなように、ウエハWの下面が僅かにリ
ンス槽30の液面に浸積された状態で停止させる。受台
23の停止位置制御は、図示せぬ制御手段により制御さ
れるが、その停止位置は予め設定されている。洗浄物が
ウエハWである場合には、ウエハWの表面にパターンが
形成されているので、このパターン面が形成されていな
い外周側周辺が液面に接するように停止される。この
時、洗浄物であるウエハWはリンス槽30から昇降機構
により引き上げられた後、洗浄物であるウエハWは濡れ
た状態となっている。
【0056】また、ウエハWの下面がリンス槽30の液
面に直接的に接触して浸積された状態を説明したが、図
14に示すように、ウエハWとリンス水を間接的に接触
させるような水切り棒を用いることによって、ウエハW
とリンス槽30の液面とを間接的に接触させ、この水切
り棒を介して水滴が落下することにより帯電除去ができ
ることを確認した。図14は、帯電除去がなされる様子
を示す模式図である。
【0057】(5)図8(e)に示す乾燥工程 図8(e)は、図9のステップ5に相当し、図1に示す
弁52を閉じて弁53を開き、また、弁47を開いて流
体スプレーノズル24から有機溶剤であるIPA(Is
o−propyl alcohol)と窒素ガス
(N)の2流体を乾燥槽20内に供給する。このIP
Aミストの供給は、図9に示すように、約120秒間な
される。この時、IPAヒータ57は、5°C〜80°
Cの範囲で加熱することが可能であり、IPAミストの
供給時にIPAヒータ57がONされる。
【0058】しかして、図10に示すように、乾燥槽2
0内のIPAミスト雰囲気下では、前述したように、+
側に帯電し易くなっており、ウエハWも帯電しやすい状
態となっている。そこで、本発明による乾燥方法では、
図10に示すように、ウエハWの表面に残留した水分に
IPAミストが溶解したものがウエハWの表面を伝わっ
て下方に落下しリンス槽30内の純水に溶解する。そし
て、図9のステップ5から明らかなように、オーバーフ
ローリンスがなされているので、オーバーフロー槽32
から排水経路(図1(5))を経由して接地されて+側
の帯電が除去される。
【0059】図11(a)は、本発明によらず、ウエハ
Wの下面をリンス槽30の液面に浸積させないで乾燥を
行った場合のウエハ表面の帯電量を測定したグラフであ
る。この測定は、図8(e)、図9のステップ5の乾燥
工程で測定したものである。図11(a)に示す帯電量
の変化は、ウエハWの表面に残留した水分とIPAがリ
ンス槽30内のリンス水に落下する際、一時的にウエハ
Wが除電される現象によるためである。
【0060】図11(b)は、本発明によるものであ
り、ウエハWの下面をリンス槽30の液面に直接浸漬さ
せた状態で乾燥を行った場合のウエハ表面の帯電量を測
定したグラフである。この測定は、図8(e)、図9の
ステップ5の乾燥工程で測定したものであり、本発明に
よる場合には、ウエハ表面の帯電量が除去されているこ
とが分かる。なお、ウエハWの下面をリンス槽30の液
面に直接浸積させず、間接的に水切り棒などを用いて行
う場合でも同様の効果が得られることは図14について
説明したとおりである。
【0061】(6)図8(f)に示す乾燥工程 図8(f)は、図1に示す弁53を閉じ、弁52を開い
てIPAミストの供給を停止してIPA循環がなされ
る。そして、排水弁33を開いてリンス槽30内の純水
排水を行う。処理時間は、約10秒である。図9のステ
ップ6に示すように、窒素ガス(N)供給経路(1)
から弁46、フィルタ45、窒素ガス供給口27を介し
て乾燥槽20内に窒素ガス(N)を供給、排気経路
(3)は弁54を開にして吸引排気がなされている。
【0062】(7)図8(g)に示す乾燥工程 図8(g)は、図9のステップ7に相当するものであり、
弁46を閉じて常温の窒素ガス(N)の供給を停止
し、弁43を開き、ヒータ44により窒素ガス(N
を加温して高温の窒素ガス(N)を乾燥槽20内に供
給する。高温の窒素ガス(N)の供給する処理時間
は、約150秒であり、この間に乾燥槽20内のウエハ
Wの表面を急速に乾燥する。
【0063】(8)図8(h)に示す乾燥工程 図8(h)は、前工程で高温の窒素ガス(N)雰囲気下
の状態から弁43を閉、ヒータ44をオフ(OFF)
し、弁46を開にして乾燥槽20内に常温の不活性ガス
である窒素ガス(N)を供給して乾燥槽20内を常温
に戻す。いわゆるクーリングダウンである。この処理時
間としては、約30秒である。窒素ガス供給口27から
常温の不活性ガスである窒素ガス(N2)が供給される
ことによって乾燥槽20内を不活性ガス雰囲気に保ち、
ウエハ、例えばシリコン(Si)表面の再酸化の防止を
図ることが可能である。
【0064】(9)図8(i)に示す乾燥工程 図8(i)は、図9のステップ9に示すように、開閉蓋
21を開にして受台23上に載置されている乾燥処理後
のウエハWを図示せぬ搬送手段によって乾燥槽20外に
搬出する。
【0065】以上のように、本発明による乾燥装置によ
れば、乾燥槽20、リンス槽30で構成され、省スペー
ス化を図ることができる。また、本発明によれば、リン
ス槽30からウエハWを引き上げる工程において、有機
溶剤ミストの供給を行っていないので、ウエハWとリン
ス槽30内のリンス水との界面にマランゴニ効果は発生
しない。したがって、パーティクルの転写も発生しな
い。本発明による乾燥方法は、不活性ガスである窒素ガ
ス(N2)として常温のガスを使用する。常温の雰囲気
を維持するためである。しかして、有機溶剤(IPA)
を気化させて乾燥する工程(図9のステップ7)では、
不活性ガスである窒素ガス(N2)は、加温したものを
使用する。急速な乾燥を行うことができるからである。
この加温する温度は、実験例によれば20℃〜100℃
の範囲がよい。しかし、加温せずに常温のものも洗浄物
によって使用してもよい。また、不活性ガスとして窒素
ガス(N2)を用いているが、その他のガスとしては、
アルゴンガスを用いてもよい。また、本発明によれば、
酸化膜及びパターン付きウエハからのパーティクルの付
着を抑制し、かつシリコン(Si)表面の再酸化を防止
することが可能である。
【0066】次に、図15は、DHF(HF/HO)
(希釈フッ酸)によるエッチング処理後の本発明による
乾燥装置を用いてリンス槽内のリンス水に水素水を添加
した水素添加水を用いてリンス処理を行い、乾燥工程後
のシリコン表面の酸化膜厚を測定した図である。横軸に
リンス時間(min)、縦軸に自然酸化膜厚み(Å)を
表している。
【0067】図15に示すように、リンス時間に応じて
シリコン表面に形成される酸化膜厚が増えるが、水素添
加水でリンス処理した場合、O濃度15ppbの超純
水の場合に比べ、自然酸化膜の成長が抑制されているこ
とを確認した。これはリンス水に水素が存在することに
より、シリコン(Si)と水素の結合が促進され、シリ
コン(Si)と酸素の結合を妨げたものと考えられるた
めである。以上から、リンス水に水素水を添加した水素
添加水を用いると、シリコン表面の自然酸化膜の成長を
抑制でき、また、ウォーターマークの形成も防止でき
る。したがって、本発明による乾燥装置及び乾燥方法に
よれば、リンス水として水素添加水の選択も可能であ
る。
【0068】次に、本発明による乾燥装置の他の実施例
について図16を用いて説明する。なお、図1に示す装
置と基本的な構成及び機能は実質的に同一であるので、
相違する点について説明することとする。
【0069】図16に示すように、乾燥装置20は、リ
ンス槽30を有しない構成のものであり、その結果、オ
ーバーフロー槽32も有さない。したがって、図16に
示す乾燥装置は、他の工程でリンス処理が行われてきた
洗浄物であるウエハWについて、純粋に乾燥処理のみを
行うものである。
【0070】本発明によれば、マランゴニー力によるパ
ーティクルの転写がなく、また、窒素による不活性ガス
雰囲気にするので酸素が排除され、ウォーターマークの
防止が行えるとともに生産性の向上が図れる。また、密
閉構造で処理するので、洗浄物への汚染がない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有機溶剤ミストを間接的に放射するようにしたので、有
機溶剤ミストの粒径を小さくすることができる。また、
本発明によれば、マランゴニー力によるパーティクルの
転写がなく、また、窒素による不活性ガス雰囲気にする
ので酸素が排除され、ウォーターマークの防止が行える
とともに生産性の向上が図れる。また、密閉構造で処理
するので、洗浄物への汚染がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態である乾燥装置の一部
断面を含む図である。
【図2】ミスト整流板を用いて有機溶剤ミストを間接的
に放射する状態を示す説明図である。
【図3】ミスト整流板から放射された有機溶剤ミストの
粒径及び放射状態を示す説明図である。
【図4】(a)及び(b)は、ミスト整流板の開口の開
口形状を示した拡大断面図である。
【図5】DHF(HF/H2O)(希釈フッ酸)による
エッチング処理後のマランゴニ効果を用いた乾燥、すな
わちマランゴニ乾燥によるパーティクル転写の状態を示
す図である。
【図6】マランゴニ乾燥による乾燥において、純水リン
ス→乾燥工程と、DHF(HF/H2O)(希釈フッ
酸)(図6は、希フッ酸と表示)→純水リンス→乾燥工
程によるパーティクルの増加量を示すグラフである。
【図7】マランゴニ乾燥と本発明による乾燥におけるパ
ーティクルの増加量を比較する図である。
【図8】本発明による乾燥方法の工程を示す説明図であ
る。
【図9】本発明による乾燥工程のタイムチャートであ
る。
【図10】図8(e)の状態の拡大した説明図である。
【図11】図10のウエハ表面の帯電量を説明する説明
図である。
【図12】ミスト整流板を用いて有機溶剤ミストMの粒
径と粒子数を位相ドップラー粒子分析計を用いて5分間
測定する状態を示す図である。
【図13】(a)は、図12で測定した実験結果、及び
(b)は図12に示すミスト整流板を用いないで有機溶
剤ミストMの粒径と粒子数を測定した実験結果を示す図
である。
【図14】帯電除去がなされる様子を示す模式図であ
る。
【図15】DHF(HF/HO)(希釈フッ酸)によ
るエッチング処理後の本発明による乾燥装置を用いてリ
ンス槽内のリンス水に水素水を添加した水素添加水を用
いてリンス処理を行い、乾燥工程後のシリコン表面の酸
化膜厚を測定した図である。
【図16】乾燥装置の他の実施例を示す図である。
【図17】従来の乾燥装置を示す図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置 20 乾燥槽 21 開閉蓋 22 ミスト整流板 23 受台 24 流体スプレーノズル 25 気相部 26 排気口 27 窒素ガス供給口 30 リンス槽 31 純水供給用ノズル 32 オーバーフロー槽 33 排水弁 40 給排システム 41 弁 42 排水弁 43 弁 44 ヒーター 45 フィルタ 46,47 弁 48 フィルタ 49 IPAタンク 50 ポンプ 51 フィルタ 52,53,54 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潘 毅 東京都羽村市栄町3−1−5 株式会社カ イジョー内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB03 BB23 BB33 BB95 BB99 CB12 CC01 CC11 3L113 AA05 AC08 AC67 BA34 DA02 DA10 4K053 PA01 PA13 QA04 QA07 RA04 RA07 RA17 RA40 RA41 RA42 SA04 SA06 TA16 TA17 TA18 TA19 XA11 XA22 XA26 XA27 XA45 XA46 YA02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥槽内で有機溶剤ミストを発生して乾
    燥槽内の洗浄物に供給する洗浄物の乾燥装置であって、 前記乾燥槽は、有機溶剤ミストを前記洗浄物に対して供
    給するためのミスト整流板を有することを特徴とする洗
    浄物の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記ミスト整流板は、前記乾燥槽の側壁
    に設けられ、前記有機溶剤ミストを放射する面には流体
    スプレーノズルから所定距離S離間した位置から上方に
    複数の微細な開口が形成され、前記流体スプレーノズル
    により放射された有機溶剤ミストのうち前記開口を通過
    した有機溶剤ミストによって間接的に放射されることを
    特徴とする請求項1記載の洗浄物の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記流体スプレーノズルは、2以上の異
    なる流体を同時に放射可能であることを特徴とする請求
    項2記載の洗浄物の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記流体スプレーノズルから放射される
    流体は、有機溶剤ミストと不活性ガスであることを特徴
    とする請求項2又は請求項3記載の洗浄物の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記開口の形状は、面取りされているこ
    とを特徴とする請求項2記載の洗浄物の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 乾燥槽、リンス槽とが一体に形成されて
    前記乾燥槽の上部が解放されて上方から洗浄物の収納、
    取り出しが可能であり、開閉蓋の開閉により密閉可能な
    洗浄物の乾燥装置であって、 前記乾燥槽は、有機溶剤ミストを前記洗浄物に対して供
    給するためのミスト整流板を有することを特徴とする洗
    浄物の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記乾燥槽は、前記リンス槽の上部に一
    体に設けられて該リンス槽内に供給される純水(DI
    W)をオーバーフローするオーバーフロー槽を有し、該
    オーバーフロー槽から排水される経路は、接地されてな
    ることを特徴とする請求項6記載の洗浄物の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記乾燥槽及びリンス槽内には、洗浄物
    を載置保持する受台を有し、該受台は昇降機構により昇
    降可能であり、前記洗浄物の一部が液面に直接又は間接
    的に接触した状態で停止可能であることを特徴とする請
    求項6記載の洗浄物の乾燥装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄物の一部が前記リンス槽の液面
    に浸漬される部位は、パターン面以外の部位であること
    を特徴とする請求項8記載の洗浄物の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 乾燥槽、リンス槽とが一体に形成され
    て前記乾燥槽の上部が解放されて上方から洗浄物の収
    納、取り出しが可能であり、開閉蓋の開閉により密閉可
    能な乾燥装置により乾燥を行う洗浄物の乾燥方法であっ
    て、 前記洗浄物を前記リンス槽内でリンス処理後該洗浄物を
    載置保持する受台を昇降機構により昇降させて前記洗浄
    物の一部が液面に直接又は間接的に接触した状態で一時
    的に停止させる工程と、 前記洗浄物に対してミスト整流板に設けられた流体スプ
    レーノズルから有機溶剤ミストを放射して該ミスト整流
    板から間接的に放射して乾燥処理を行う工程と、 前記乾燥処理工程後に純水を排水する工程と、 前記排水工程後に高温の不活性ガスを前記乾燥槽内に供
    給して急速に乾燥処理を行う工程とを有する洗浄物の乾
    燥方法。
  11. 【請求項11】 前記洗浄物が前記リンス槽から昇降機
    構により引き上げられた後前記洗浄物は濡れていること
    を特徴とする請求項10記載の洗浄物の乾燥方法。
  12. 【請求項12】 前記不活性ガスは、常温の窒素ガス
    (N2)又は加温された窒素ガス(N2)であることを
    特徴とする請求項10に記載の洗浄物の乾燥方法。
  13. 【請求項13】 前記有機溶剤ミストを生成する有機溶
    剤は、水溶性でかつ基板に対する純水の表面張力を低下
    させる作用を有するアルコール類、ケトン類又はエーテ
    ル類から選択されることを特徴とする請求項10に記載
    の洗浄物の乾燥方法。
  14. 【請求項14】 前記ミスト整流板から間接的に放射さ
    れる有機溶剤ミストの粒径は20μm以下であることを
    特徴とする請求項10記載の洗浄物の乾燥方法。
  15. 【請求項15】 前記有機溶剤がIPA(Iso−pr
    opyl alcohol)である場合には、5°C〜
    80°Cの範囲で加熱することができることを特徴とす
    る請求項13記載の洗浄物の乾燥方法。
  16. 【請求項16】 前記リンス槽内でリンス処理を行うリ
    ンス水は、水素添加水であることを特徴とする請求項1
    0記載の洗浄物の乾燥方法。
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