JPH0797368B2 - 日本語入力装置 - Google Patents

日本語入力装置

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JPH0797368B2
JPH0797368B2 JP59157310A JP15731084A JPH0797368B2 JP H0797368 B2 JPH0797368 B2 JP H0797368B2 JP 59157310 A JP59157310 A JP 59157310A JP 15731084 A JP15731084 A JP 15731084A JP H0797368 B2 JPH0797368 B2 JP H0797368B2
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皓勇 石川
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皓勇 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、日本語のタイプライター、ワードプロセッ
サー等において、日常の言語活動に使用しない、特殊な
コードを記憶することなしに、必要にして十分な字種の
数の漢字を容易に選択し得る、鍵盤内漢字および鍵盤外
漢字の選択装置に関する。この発明はまた、私がさきに
発明し出願した特許第1194493号(特公昭58-26574)、
および特開昭57-14935の発明の改良に関する。
(従来の技術) 欧米におけるタイプライター使用の普及は、鍵盤の操作
が軽快で、直観的な印字方法が、趣味的な程度の訓練で
可能である点に依るところが大きい。これらの性質は道
具としてのタイプライターの効果を考える上で本質的に
重要なものである。漢字、仮名等を混用する日本語のタ
イプライターとして、従来知られているものは、いずれ
もこれらの性質が不十分であるため、普及が遅れて居
り、一方、日本語は書き難く読みやすい性質を持ってい
るので、充分な性能を有するタイプライターが待望され
ている。タイプライターの構成は、入力部、印字部、お
よび入力部から印字部への伝達部に分けることができる
が、後二者に関しては、最近における電子計算機等の入
出力装置の進歩により、極めて軽快な動作が可能になっ
ているが、入力部については、決定的な解決が出現して
いない。欧文タイプライターの原理は、ピアノの鍵盤を
叩くように言語素材である表音文字を印字することであ
る。従って、綴字と言語音声との対応関係が比較的簡単
で、かつ表音文字の種類、即ち鍵盤上に選択すべきキー
の数が少ないので、会話の速度に近い速度で打鍵するこ
とができる。日本語に於ては、仮名文字やローマ字は、
これらの要件を充たしているが、漢字は同音異字が多く
て音声との対応が間接的であり、かつ、細かい意味の書
き分けに適しているので同音の類義語を構成し易く、か
つ欧文に於ては、単純な単語を用いて表現し、文脈の前
後関係により読者が判断すべき内容を、日本文に於ては
漢語の精細な表現により簡潔に表現することが出来るの
で、語彙としても類語が多いのが特徴である。従って、
日本語タイプライターにおける打鍵操作は複雑で、熟練
した者が行う場合でも、欧文タイプライターの打鍵速度
とは比較にならない。これらの問題を解決するために、
字や語を文中の要素としてでは無く、単なる記号として
扱い、コードの一覧表の中から目視または暗記連想によ
り選択したり、仮名で入力して、同音語を改めて指定す
る方法が試みられているが、これらの動作は、タイプ印
書以外の通常の言語生活と全く無縁のものであり、幼年
期以来の言語による思考訓練と別個の負荷をオペレータ
に課すので、無味乾燥で、特殊な仕事にならざるを得な
い。タイプライターで印字されるものは、単なる記号で
はなく、言語の要素でなければならず、欧文タイプライ
ターやカナタイプ等はこの要件を備えているから、筆記
と同様に創作にも使用されるが、口述記録や清書などの
作業も言語活動であることには変りなく、コードの表か
らの検索や、同音語の二次的な選択とは異質なものであ
る。
タイプライターは、創作や口述記録にも使用されるが、
モールス信号等の電信信号を用いる電信機は、作文され
た原稿により打鍵することを原則とする。これは日常使
用される言語を電信信号に翻訳する頭脳の働きが、打鍵
作業中に介在するためであり、他方、これにより言語を
極めて単純な符号に変換し、打鍵速度を向上させること
ができる。特公昭50-35453、特公昭50-33368は、この特
徴を有し、仮名・漢字共に2打鍵に統一して、選択印字
操作を単純化している。従って、打鍵速度は速いが、常
用する漢字および仮名のコードまたはキー位置を常時明
白に記憶していることを要件として居り、専任のオペレ
ーター以外にはこれが困難であることは、日常生活の作
文筆記に於て、漢字の字体を度忘れして、辞書を参照す
る経験に徴しても明らかである。
アルファベットは二十六字にすぎないが、実際に打鍵操
作により印字される文字連続の種類は多数のものが必要
であり、これは日本語における常用される漢字の字種の
数とあまり大きな相違ではなく、また、これらの文字連
続が、それぞれ特定の意味を持っていて、文脈展開の要
素となっていることも漢字の場合と同じである。決定的
な相違は、すべてを二十六字のアルファベットで表記す
るので、25種類以下の順列の逐次的な反復しか有り得
ず、必ず系統的な打鍵操作になることである。
更に、二十六字のアルファベットのうちでも、母音を印
字する文字は、a,e,i,o,u,y,など数個の字種に限られ、
音節は子音・母音・子音又は子音・母音若しくは母音・
子音などの型式で構成されるので、約二十種の子音文字
と、数種の母音文字が文中で交互に出現することが多
い。従って、子音から母音への文字連続には、数種類の
順列しか存在し得ない。また子音同志の文字連続も、例
えばcに連続する文字は、ch−,cl−,cr−,cz−で、h,
l,r,zに限られるように、実際には数個の順列のうちの
一個を選択打鍵すれば良いので、この事実が欧文タイプ
ライターのタッチ法(めくら打ち)による敏速な打鍵を
容易なものにしている。
従って、同時に選択判断すべき順列の数を数個に限定す
れば、特殊なコード等の暗記に依らずに、欧文における
敏速で容易な打鍵法を日本文に於ても実施できる。
日本語に常用される漢字は、用途により約1,000字種か
ら3,000字種程度であるが、これらのうち、10%ないし1
5%程度の字種の漢字は、使用頻度が高く、かつ、大半
の二字熟語には、これらの良く意味が知られている漢字
が含まれて居り、かつ、これらの漢字は同音異義語の主
たる要素になっている。この程度の字種の数の漢字は、
欧文タイプライターの鍵盤に、二シフトないし八シフト
により収容できるので、操作上は文字キー・シフトキー
の順列、即ちシフトキー選択の判断が二個ないし八個の
ものになり、上記の要件を満足する。また、これによ
り、漢字を直接に指定して打鍵するので、カナ鍵盤にお
ける同音異字判別の問題が解消する。
このような使用頻度の高い漢字を「鍵盤内漢字」とし
て、文字キーとシフトキーの打鍵により所望の鍵盤内漢
字を選択し、鍵盤内漢字との熟語および類義関係によ
り、更に第一音節等を追加打鍵して、その他の使用頻度
の低い多数の「鍵盤外漢字」を選択する装置を提案した
のが、特許第1194493号(特公昭58-26574)および特開
昭57-14935の発明であった。その詳細については、公知
であるので、ここに再説することを避けるが、要点は、
日本語文に必要とされる数千字の漢字の選択を、少数の
高頻度の漢字の下位分類として階層的に選択することに
より、欧文タイプライターの母音等の打鍵の順列のよう
に、数個の選択岐に限定したことに特徴がある。カナ漢
字変換方式や漢字テレタイプの多段シフト方式、ディス
プレイによる選択方式などは、いずれもこの手段を持っ
ていない。これらの装置におけるシフトキー、漢字シフ
トキーは、上記した階層的選択手段ではなく、単に或る
字種または漢字を限定するものである。
(発明が解決しようとする問題点) ここで、初めに記した欧文タイプライターの操作が軽快
で、直観的である点について再考してみよう。欧文タイ
プライターの打鍵の最大の特徴は、あらかじめ鍵盤中の
位置を記憶したキーを打鍵することにより、一瞬のうち
に文字の選択が決定し、その間に不確定要素が何もない
ことであり、これにより軽快で、直観的で、リズミカル
な印字が可能になっている。しかしながら、漢字の選択
の場合は、字種の数が多いので、複数タッチになるだけ
でなく、とかく不確定要素が打鍵作業中に混入しがちで
ある。その典型的な例が、カナ漢字変換方式によるワー
ドプロセッサー、パーソナルコンピューターであり、同
音異義語の二次的な選択、辞書に不存在のため変換不能
または誤変更した語を漢字単位で再入力するなど、一定
したスペルを打鍵する欧文タイプライターとは程遠い、
非能率で、入門は容易だが熟練が非常に困難なものにな
っている。同音語の選択に際しては、直前に使用された
語を機械が優先的に選択するなど、辞書の使用経歴によ
り同一の語の打鍵の指使いが変化するので、ディスプレ
イで確認しながら試行錯誤的に入力している。欧文タイ
プにおいては数語から十数語先読みしながら慣れたスペ
ルを打鍵するのと異なり、不確定要素の複雑な選択を強
要される。この点、先程引用した特公昭50-35453、特公
昭50-33368などの「2ストローク方式」は、簡明な打鍵
法を実現しており、漢字1字に対して、カナキー二打鍵
のコードを割り当てて、一義的に決定している。しかし
ながら、文字キーを二打鍵の前一打と後一打に兼用して
いるために、連続打鍵中に、誤操作により余分な打鍵が
混入したり、打鍵が不足したりすると、誤った順序のま
まに二打鍵ずつ漢字に変換されるので、連続的に誤変換
されて、全く無意味な文字列が出現する。例えば「株式
会社」を「カフシキアウヤシ」と入力する場合「カフ」
の後に「カ」が誤って挿入されたり すると、以後順に桁ずれして「カフ|カシ|キア|ウヤ
|シ」と判読され、例えば「株貸気恭シ」などと、連続
的に誤変換され、一行全体がミスになる。
また、約46個のキーを2打鍵で打鍵できるのは、46×46
=2116字であり、46通りの順列を選択することになり、
英文タイプライターの母音の選択のように数個の順列の
系統的な選択にはならないので、それだけ習熟が難しく
なる。
2ストローク方式は、カナ漢字変換方式と異なり、コー
ドが一定しているので、漢字の数だけあるコードを指で
覚えれば、欧文タイプライターのような習熟効果がある
と言われているが、コード体系上も、上記の問題があ
る。
(問題点を解決するための手段) 以上のような技術の現状に対して、わかち書きや同音語
の二次的選択が全く不要であり、しかも誤入力に対して
桁ずれによる連続誤変換を生じない、習熟が容易で効果
的な日本語入力装置を提供するのが、この発明の目的で
ある。即ち、カナ鍵盤または欧文鍵盤により入力される
仮名またはローマ字の信号列を、電子的な辞書と照合し
て、漢字かなまじり文に変換する日本語入力装置におい
て、 鍵盤は、文字キーの他に漢字シフトキーを備え、仮名ま
たはローマ字の打鍵に際しては、文字キーを打鍵し、漢
字の打鍵に際しては、その第1打鍵で前記漢字シフトキ
ーを打鍵し、これにより、 a.一字または一語等の開始 b.仮名文字、鍵盤内漢字、鍵盤外漢字、熟語等の区別 c.その漢字、熟語等に割当てられたシフト を示すシフト信号を入力し、第2打鍵以降で前記文字キ
ーを打鍵するキー入力手段と、入力された信号を変換す
るまで一時的に保持する手段と、以上の手段により生ず
る入力信号列に対応する前記シフト信号を含む見出し語
を有する前記電子的な辞書と、前記入力信号列を、打鍵
ごとに前記電子的な辞書と逐次に照合する手段と、 前記キー入力手段により生ずる第1打鍵の信号が、文字
キーの信号であれば、前記逐次に照合する手段の照合結
果により仮名に変換し、漢字シフトキーの信号であれ
ば、同じ手段の照合結果により該当の漢字等に変換する
手段を有し、 以上の手段により、入力に必要な打鍵数の少い文字から
逐次に仮名または漢字等に変換することを特徴とする日
本語入力装置を提供する。
(作用) タッチ法によるタイプライターの打鍵の最適化は、極め
てデリケートな課題であるが、実際に試作品の鍵盤を操
作した結果、各字の先頭に漢字シフトキーを打鍵する
と、以下の利点が生ずることが判明した。
第一に手の動きと漢字選択意識の動きが一致して、気合
が入る。少なくともホームポジションの段とその上下の
段には文字キーを配置するのが望ましいので、漢字シフ
トキーの位置は、その他の位置、即ち親指位置(欧文鍵
盤のスペースバーの位置)または最上段(欧文鍵盤の数
字の段)になる。この場合、漢字シフトキーの打鍵は、
文字キーの打鍵とやや異なる手の動きを生ずるので、こ
の動きを先頭の打鍵に実行すると、漢字選択意識のシン
ボルとなるので気合が良い。
第二に漢字の選択が一層直接的、直観的になる。例えば
「い」のキーに配置された鍵盤内漢字「意、気、思、
知」のうち、二番目の「気」を選択する際に、先ず二番
目であることを想起する方が、「気」の読み「キ」でな
く頭文字「意」の読みである「イ」を想起するよりも容
易である。従って、「シフト2・イ」と打鍵する方が
「イ・シフト2」と打鍵するよりも直接的、直観的な打
鍵になる。
第三に鍵盤外漢字の打鍵操作が単純になる。先頭に打鍵
した漢字シフトキーで鍵盤外漢字であることを決定して
しまえば、同一キー内の頭文字の読みを打鍵した後に、
その字の第一音節を打鍵する際に、鍵盤外漢字である事
を示す打鍵が不要である。例えば「暑」は、先程の
「気」の下位区分として分類できるので、「気」の打鍵
である「シフト2・イ」に追加して、「暑」の読み「あ
つい」から「ア」を取って追加打鍵するのだが、先頭の
漢字シフトキーを「シフト2′」にして鍵盤外漢字であ
ることを決定すれば「シフト2′・イ」は「い」および
「気」と区別されるので、「ア」を追加打鍵して「シフ
ト2′・イ・ア」とするだけで「暑」が選択される。
第四に各字の先頭の打鍵で字種が決定するので、仮名文
字が打鍵後ただちに決定し表示または印字可能になる。
漢字シフトキーでなく漢字の読みを先に入力する装置
(本願以前の私の発明、特公昭58-26574、特開昭57-149
35)では、その読みが仮名の読みか漢字の読みかを後読
の漢字シフトキーの有無により決定されるまで、文字の
選択が確定しなかった。
第五に、上記の理由により、先行する出力文字列を記憶
しながら印字する必要が無いので、そのための特別なバ
ッファメモリが不要であり、通常のパーソナルコンピュ
ータに於て、簡単なプログラムにより容易に実施可能で
ある。
第六に、上記のバッファメモリを使わないので、単語、
短文等の登録の際の長さ制限がゆるく、辞書の管理が容
易である。
以上の諸特徴は、各字の先頭に打鍵する漢字シフトキー
の打鍵信号により、鍵盤内漢字、鍵盤外漢字、その他の
字種の文字または語、文を区分させたこの発明により初
めて実現されたものであり、以下実施例により詳細に説
明する。
(実施例) 第1図と第2図は、この発明の実施例の鍵盤配列を示
す。第1図はJIS配列による市販のパーソナルコンピュ
ータ(日本電気株式会社製、PC-9801F型)に英数字の入
力コードから漢字、仮名等の出力コードへの変換プログ
ラムを組込んで使用する際のもので、平仮名で表記して
あるのが、変換後の文字配列である。英数字モードで例
えば「A」のキーを打鍵して小文字「a」を入力すれ
ば、平仮名「そ」に変換出力される。最上段の数字キー
6,7,8,9の各左上隅に1,2,3,4,と記してあるのは鍵盤内
漢字シフトキーであり、これらの左の2,3,4,5のキーの
左下隅に1,2,3,4,と記してあるのは鍵盤外漢字シフトキ
ーである。
第2図は、専用鍵盤として構成したもので下部中央に1,
2,3,4と表記してあるのが鍵盤内漢字シフトキーであ
り、その下の鍵盤外漢字シフトバーと同時に打鍵(親指
を横にして側面で打鍵する)すれば、鍵盤外漢字シフト
キーとして作用する。各キーの仮名文字は、キーの上半
分(例、中段、左よりそ、か、は、て、と、た、
を、、、)に表記したのが、シフトなしの打鍵で、下半
分の表記(例、ほ、へ、ふ、ひ、つ、ち、や、、、)
が、シフトつきの打鍵の文字である。第2図はまた鍵盤
内漢字の配置を示すが、先程「い」のキーについて示し
たように、各キーに意味の近い字を四字ずつ(ただし、
シフトを別として)配置して、原則として頭文字の読み
と仮名キーの読みとを一致させているが、第二字以下と
は一致していない。
例えば「い」のキーの鍵盤内漢字を次の通りに打鍵す
る。
意 漢字シフトキー1 い 気 同上 2 い 思 同上 3 い 知 同上 4 い 例えば、「い」のキーのシフト2の「気」に所属する鍵
盤外漢字「暑」は次の通りに打鍵する。
ただし、第1図の実施例では、鍵盤外漢字のシフトキー
を設けてあるので、鍵盤外漢字シフトバーの打鍵は不要
である。
鍵盤外漢字は、鍵盤内漢字との熟語および類義関係で配
置され、漢字シフト、所属キー、の他に、第一音節等を
打鍵する。鍵盤外漢字の配置とコードの一例として、第
3図に中段のキーの一部分について示す。
鍵盤内漢字は、配列を暗記する必要がある。鍵盤外漢字
は、その下位区分として、熟語等の知識を整理して配列
に慣れるだけで打鍵できる。
第4図は、この発明における文字選択の過程を示すフロ
ーチャートである。
第1打鍵を行なうと、それがメモリと比較されて文字キ
ー、例えば「い」のキーならば、仮名清音の「い」が出
力されて次の字へ進み、その他のキー(1,1′などの漢
字シフトキー、濁点キーなど)ならば第2打鍵を待つ。
第2打鍵後に再び第1打鍵されたキーがメモリと比較さ
れて、鍵盤内漢字シフトキー、例えば2であり、第2打
鍵が「い」であれば、入力コード「2い」と出力コード
「気」がメモリより検索されて鍵盤内漢字「気」に変換
されて出力されて次の字へ進行する。第1打鍵が濁点キ
ーであり、第2打鍵が「は」であれば、入力コード「゛
は」と出力コード「ば」がメモリより検索されて、
「ば」に変換されて出力されて次の字へ進行する。第1
打鍵が鍵盤外漢字シフトキーなどであれば、次の第3打
鍵を待つ。第3打鍵後に、更に第一打鍵がメモリと比較
されて、それが鍵盤外漢字シフトキー2′であり、第2
打鍵が「い」のキー、第3打鍵が「あ」のキーであれ
ば、入力コード「2′いあ」と出力コード「暑」がメモ
リより検索されて鍵盤外漢字「暑」に変換出力されて次
の字へ進行する。その後、必要ならば例外処理出力を行
ない、更に該当しない打鍵を無変換で出力して後に、次
の字へ進む。
以上の処理過程で特徴的なのは、各ステップに於て、第
1打鍵、即ち文字の指定に際しての先頭の打鍵を繰り返
し区別していることであり、これは、鍵盤内漢字シフト
キー、鍵盤外漢字シフトキーを先頭に打鍵して、仮名キ
ーと同列の第1打鍵に位置させたことによって可能にな
ったものであり、この打鍵法が前述した打鍵の気合、直
観性、鍵盤外漢字の打鍵の単純化、仮名の即時決定など
の効果をもたらしたのである。
変換プログラム自体は、第5図に示すように第1鍵のみ
でなく、(第1鍵+第2鍵)、(第1鍵+第2鍵+第3
鍵)を連続打鍵された文字列より切り出して、入力コー
ドと出力コードを逐次比較しているのであるが、上記の
打鍵法により生ずる第1鍵の入力信号により、入力に必
要な打鍵数の少ない文字から逐次決定出力しているので
先行する文字列を記憶している必要が無く、そのための
バッファメモリは不要である。これは、第6図に示すハ
ードウェア構成に於ても同様であり、鍵盤符号器43に於
て第1鍵をメモリと比較し、鍵盤内漢字符号器44に於て
(第1鍵+第2鍵)を比較し、熟語記憶装置413に於
て、(第1鍵+第2鍵+第3鍵)を比較している。従っ
てこの発明の打鍵法に従った入力コードを記憶させてお
き、この発明の打鍵法により打鍵すれば、第6図のハー
ドウェアを用いても、同様の効果を生ずる装置を構成し
得る。
鍵盤外漢字の例として、次の四字を登録した。
氏名と熟語を見本として登録した。
石川 株式会社 (JIS 鍵盤) 1t 1s (カナコード) 1い 1か 第1図の最上段の1,0,−のキー、および最上段のシフト
側の!、”、#などのキーと英字キーを組合わせて、上
記のような熟語コードを作り、変換される熟語、短文等
の長さは制限が極めてゆるい。他に、鍵盤外漢字の第一
音節の未使用のコードを充当して多数の熟語、短文等を
登録できる。
なお、第2図の鍵盤外漢字シフトバーなど、鍵盤外漢字
であることを示す信号は、文字の先頭から二番目に打鍵
しても、仮名、鍵盤内漢字と区別されるので実施可能で
ある。また、鍵盤外漢字には、シャ、シュ、ショ等の読
みの漢字が多いが、これらは、鍵盤のシフト側などに専
用のキーを設けて第3打鍵で入力するのも一つの方法で
ある。他の方法は、拗音のヤ、ユ、ヨ、濁点を第3打鍵
で入力し、第4打鍵でシなどの清音を入力して、シャ、
シュ、ショ、ジとするがプログラムステップの追加を要
し、「ジャ」「ギュ」などは、シ、キを第5打鍵で打鍵
する。ただし、第3図で示したように、なるべく清音に
読みかえて、第3打鍵のみで入力する方が一般に操作性
が良い。
(効果) 本発明に於ては、欧文タイプライターの打鍵法を厳守し
て、同時に選択打鍵すべきキーの順列を数個に限定し、
数個の漢字シフトキーの打鍵により仮名か漢字かを区別
し、また少数の高頻度の漢字(鍵盤内漢字)との熟語類
義関係によりメモリ中に記憶された多数の漢字(鍵盤外
漢字)を選択することにより、頻度と類義関係により階
層的にキー選択が確定するので、習熟が容易な装置を提
供する。
また、漢字シフトキーは、メモリの入力コード(電子的
な辞書の見出し語)の各語の最初の文字として登録され
ており、漢字シフトキーを第1打鍵として漢字を入力す
れば、連続的に打鍵された仮名と漢字の文字列を、メモ
リを参照して、正しく区切って出力する。本発明におけ
る「漢字シフトキー」は、辞書中の各見出し語に、該当
のコードが登録されており、単なるシフトキーではな
く、字や語を限定するキーである。従って、従来の技術
に見られた同音語や、語の区切りによる誤変換が無い。
また、語頭で特定漢字のシフトを確定入力するので、入
力作業中の二次的な選択に伴う迷いが極少になる装置を
提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に用いられる鍵盤を示
し、第2図は別の実施例の鍵盤であり、併せて鍵盤内漢
字の配置の例を示す。第3図は、鍵盤外漢字の一部分の
配置を示す。第4図は、この発明による文字選択のフロ
ーチャートである。第5図はこの発明の実施例のプログ
ラムのフローチャートであり、第6図は、この発明の実
施例のハードウェアのブロックダイヤグラムである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カナ鍵盤または欧文鍵盤により入力される
    仮名またはローマ字の信号列を、電子的な辞書と照合し
    て、漢字かなまじり文に変換する日本語入力装置におい
    て、 鍵盤は、文字キーの他に漢字シフトキーを備え、 仮名またはローマ字の打鍵に際しては、文字キーを打鍵
    し、漢字の打鍵に際しては、その第一打鍵で前記漢字シ
    フトキーを打鍵し、これにより、 a.一字または一語等の開始 b.仮名文字、鍵盤内漢字、鍵盤外漢字等の区別 c.その漢字等に割当られたシフトを示すシフト信号を入
    力し、第2打鍵以降で前記文字キーを打鍵するキー入力
    手段と、入力された信号を変換するまで一時的に保持す
    る手段と、 以上の手段により生ずる入力信号列に対応する前記シフ
    ト信号を含む見出し語を有し、少数の使用頻度の高い漢
    字(鍵盤内漢字)との熟語類義関係において、多数の使
    用頻度の低い漢字(鍵盤外漢字)をそれぞれの入力信号
    列が異なるように記憶させたメモリである前記電子的な
    辞書と、前記入力信号列を、打鍵ごとに前記電子的な辞
    書と逐次に照合する手段と、 前記キー入力手段により生ずる第1打鍵の信号が、文字
    キーの信号であれば、前記逐次に照合する手段の照合結
    果により仮名に変換し、漢字シフトキーの信号であれ
    ば、同じ手段の照合結果により該当の漢字等に変換する
    手段を有し、 以上の手段により、入力に必要な打鍵数の少ない文字か
    ら逐次に仮名または漢字等に変換すると共に、少数の使
    用頻度の高い漢字(鍵盤内漢字)との熟語類似関係にお
    いて、多数の使用頻度の低い漢字(鍵盤外漢字)を含む
    熟語、文節等の文字列を一義的に決定し出力することを
    特徴とする日本語入力装置。
  2. 【請求項2】固有名詞、熟語を選択する前記漢字シフト
    キーを有する特許請求の範囲第(1)項の日本語入力装
    置。
  3. 【請求項3】鍵盤外漢字の第1音節の未使用のコードを
    使用して熟語を登録した特許請求の範囲第(1)項の日
    本語入力装置。
JP59157310A 1984-07-30 1984-07-30 日本語入力装置 Expired - Lifetime JPH0797368B2 (ja)

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