JP3710157B2 - 漢字語句処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、漢字語句処理方法及び装置に関し、詳しくは、パソコン、ワープロ等において、高速かつ正確に漢字語句を入力処理する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パソコンやワープロ等で漢字語句(単語の漢字、熟語の漢字、漢字かな混じり文等)を入力する方法としては、キーボードを使用する方法が一般的である。キーボードは、欧米形タイプライタから発達してきており、文字符号と各キーとが1対1に対応している。従って、キーのタイプ方法に慣れれば高速に文字を入力できる。
【0003】
ところが、漢字のように字種が多いと字種別にキーを用意することが困難なため、これまで、下記のような漢字語句入力方法が提案又は実現されている。
第一の入力方法は、JISコードによって漢字語句を入力する方法である。
【0004】
第二の入力方法は、部首、筆画(字画)等によって漢字語句を入力する方法である。
第三の入力方法は、読みによって漢字語句を入力する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記第一の方法は、JISコードを記憶するか調べる必要がある。しかし、JISコードを記憶しておくことは容易ではなく、また、一字毎にJISコードを調べるのも楽ではない。更に、JISコードは通常4桁の数字で構成されているため、打鍵数も多くなりやすい。結局、この方法で漢字を高速に入力することは難しい。
【0006】
前記第二の方法は、通常の漢字の知識によって入力できる分、第一の方法よりも優れているが、記憶しておくべき情報が多いため、やはり漢字を高速に入力することは難しい。
【0007】
前記第三の方法は、最も普及している方法であるが、同音異字の漢字の多さ、読みの音の類似性、分かち書きをしないこと等の理由から、正しい漢字を一度に特定できない場合が少なからずある。そのため、再変換の指示を繰り返したり、次々に表示される候補漢字群を判読するのに少なからぬ時間・労力を費やすことがある。
【0008】
このように、従来の漢字語句処理方法は、文章作成の際に人の思考を中断させることが多く、また、筆記具のような自由さを欠いている。このことは、技術大国でありながら情報機器の利用度や普及度がそれほど高くない要因にもなっている。
【0009】
一方、キーボード等に特殊キー等を付加することで前記問題点を解決する試みもあるが、国際化が進展している現在、ある地域のみで通用する装置を作るのは、経済的ではなく、また他地域に普及する可能性も低いため、利用者にとって不利である。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、高速かつ正確に漢字語句を入力することができる方法及び装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
<本発明の第一の漢字語句処理方法>
本発明の第一の漢字語句処理方法は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項1に対応)。図1は、本発明の原理図である。
【0012】
即ち、漢字構成要素と所定の英字とを対応させた対応テーブルを利用して漢字を含む語句を入力処理する方法において、前記語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する英字を1字以上入力する(ステップ101)。
【0013】
そして、入力した英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記対応テーブルを利用して絞り込む(ステップ102)。
絞り込んだ漢字候補数が単数の場合(ステップ103)には、該漢字を所望する漢字として処理する(ステップ104)。
【0014】
絞り込んだ漢字候補数が複数の場合(ステップ103)には、複数の漢字群を表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させる(ステップ105)。
【0015】
なお、漢字構成要素とは、漢字の部首、筆画(漢字を構成する点や線のこと)を含む概念である。
<本発明の第二の漢字語句処理方法>
本発明の第二の漢字語句処理方法は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている。図2は、本発明の原理図である。
【0016】
即ち、漢字構成要素と所定の英字とを対応させた対応テーブルを利用して漢字を含む語句を入力処理する方法において、前記語句の読みを、前記語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する1字以上の英字とともに入力する(ステップ201)。
【0017】
そして、入力した読みを有すると共に、入力した英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記対応テーブルを利用して絞り込む(ステップ202)。
【0018】
絞り込んだ漢字候補数が単数の場合(ステップ203)には、該漢字を所望する漢字として処理する(ステップ204)。
絞り込んだ漢字候補数が複数の場合(ステップ203)には、複数の漢字群を表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させる(ステップ205)。
【0019】
<本発明の第三の漢字語句処理方法>
本発明の第三の漢字語句処理方法は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項3に対応)。
【0020】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理方法において、前記対応テーブルに格納された英字間には優先順位が定められており、この優先順位に基づいて漢字の候補を絞り込む。
【0021】
<本発明の第四の漢字語句処理方法>
本発明の第四の漢字語句処理方法は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項4に対応)。
【0022】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理方法において、前記対応テーブルを表示する。
<本発明の第五の漢字語句処理方法>
本発明の第五の漢字語句処理方法は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項5に対応)。
【0023】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理方法において、前記対応テーブルに、正規の英字に対して誤入力しやすい英字を格納し、この誤入力しやすい英字が入力された場合に正規の英字が入力されたものとして処理する。
【0024】
<本発明の第一の漢字語句処理装置>
本発明の第一の漢字語句処理装置は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項6に対応)。図3は、本発明の原理図である。
【0025】
即ち、漢字情報格納部(11)と、入力部(12)と、制御部(13)とを備えて構成されている。
〔漢字情報格納部〕
漢字情報格納部(11)は、漢字構成要素と所定の英字とを対応させた対応テーブル(11a)を有する。
【0026】
〔入力部〕
入力部(12)は、英字を入力する。
〔制御部〕
制御部(13)は、前記入力部(12)に入力された英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記漢字情報格納部(11)の対応テーブル(11a)を利用して絞り込み、絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字を所望する漢字として処理し、絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群を表示部(20)に表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させる。
【0027】
<本発明の第二の漢字語句処理装置>
本発明の第二の漢字語句処理装置は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項7に対応)。図3は、本発明の原理図である。
【0028】
即ち、漢字情報格納部(11)と、入力部(12)と、制御部(13)とを備えて構成されている。
〔漢字情報格納部〕
漢字情報格納部(11)は、漢字構成要素と所定の英字とを対応させた対応テーブル(11a)を有する。
【0029】
〔入力部〕
入力部(12)は、漢字を含む語句の読みを、前記語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する1字以上の英字とともに入力する。
【0030】
〔制御部〕
制御部(13)は、前記入力部(12)に入力された読みを有すると共に、入力された英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記漢字情報格納部(11)の対応テーブル(11a)を利用して絞り込み、絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字を所望する漢字として処理し、絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群を表示部(20)に表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させる。
【0031】
<本発明の第三の漢字語句処理装置>
本発明の第三の漢字語句処理装置は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項8に対応)。
【0032】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理装置において、前記漢字情報格納部(11)の前記対応テーブル(11a)に格納された英字間には優先順位が定められている。
【0033】
そして、前記制御部(13)は、この優先順位に基づいて漢字の候補を絞り込む
<本発明の第四の漢字語句処理装置>
本発明の第四の漢字語句処理装置は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項9に対応)。
【0034】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理装置において、前記制御部(13)は、前記対応テーブル(11a)を前記表示部(20)に表示する。
<本発明の第五の漢字語句処理装置>
本発明の第五の漢字語句処理装置は、前述した課題を解決するため、下記の如く構成されている(請求項10に対応)。
【0035】
即ち、第一又は第二の漢字語句処理装置において、前記漢字情報格納部(11)の前記対応テーブル(11a)は、正規の英字に対して誤入力しやすい英字を格納する。
【0036】
そして、前記制御部(13)は、誤入力しやすい英字が入力された場合に正規の英字が入力されたものとして処理する。
<本発明の実施態様>
対応テーブル(11a)は、図4のように構成される。例えば、「計」や「訂」等の部首である「言」(ごんべん)には、英字“Q”が割り当てられる。同様に、「規」や「視」等の部首である「見」と、「貞」や「負」等の部首である「貝」には、共通の英字“R”が割り当てられる。この“R”は、「兄」、「尺」、「具」、「貢」にも割り当てられている。同図中、英字“C”には、その崩し方によって2種類の字素が割り当てられる。なお、本明細書において「字素」とは、漢字構成要素のことを意味する。
【0037】
漢字情報格納部(11)は、例えば、ROM(Read Only Memory;読み出し専用記憶装置)、半導体記憶装置、磁気ディスク記憶装置、フレキシィブル装置、磁気テープ装置、CD−ROM(Compact Disc ROM;光学的記憶装置)、M/O(Magnet Optical;光磁気ディスク装置)、I/Cカード等を利用することができる。
【0038】
入力部(12)は、例えば、キーボード、テンキーパッド、イメージスキャナによる文字読み取り、画面上に表示された文字・数字・記号等をマウスでポインタ指定して入力するもの等を利用することができる。
【0039】
制御部(13)は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置等を利用することができる)。
表示部(20)は、例えば、CRTディスプレイ、LCDディスプレイ、プラズマディスプレイ等を利用することができる。
【0040】
【作用】
<本発明の第一の漢字語句処理方法及び第一の漢字語句処理装置の作用>
本発明の第一の漢字語句処理方法及び第一の漢字語句処理装置の作用を説明する。
【0041】
まず、漢字構成要素に対応する英字を1字以上入力する。対応テーブル(11a)が図4のように構成されている場合、部首の「言」を有する漢字(例えば「計」や「訂」等)に対しては“Q”を入力し、部首の「見」を有する漢字(例えば「規」や「視」等)に対しては“R”を入力する。
【0042】
すると、入力した英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補が対応テーブル(11a)を利用して絞り込まれる。
絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字が所望する漢字として処理される。
【0043】
絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群が表示されるので、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択する。
<本発明の第二の漢字語句処理方法及び第二の漢字語句処理装置の作用>
本発明の第二の漢字語句処理方法によれば、漢字を含む語句の読みを、語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する1字以上の英字とともに入力する。対応テーブル(11a)が図4のように構成されている場合、部首の「言」を有する漢字(例えば「計」や「訂」等)に対しては“Q”を入力し、部首の「見」を有する漢字(例えば「規」や「視」等)に対しては“R”を入力する。
【0044】
すると、入力された読みを有すると共に、入力した英字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補が対応テーブル(11a)を利用して絞り込まれる。
絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字が所望する漢字として処理される。
【0045】
絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群が表示されるので、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択する。
<本発明の第三の漢字語句処理方法及び第三の漢字語句処理装置の作用>
本発明の第三の漢字語句処理方法及び第三の漢字語句処理装置によれば、対応テーブル(11a)に格納された英字間には優先順位が定められる。対応テーブル(11a)が図4のように構成されている場合、英字“Q”、“R”、“A”、“H”の一群には最も優先順位の高い“1”が割り当てられる。また、英字“B”、“K”、“M”、“P”、“F”、“V”、“L”、“C”には、それぞれ優先順位“2”、“3”、“4”、“5”、“6”、“7”、“8”、“9”、“10”が割り当てられる。
【0046】
<本発明の第四の漢字語句処理方法及び第四の漢字語句処理装置の作用>
本発明の第四の漢字語句処理方法及び第四の漢字語句処理装置によれば、対応テーブル(11a)が表示される。
【0047】
<本発明の第五の漢字語句処理方法及び第五の漢字語句処理装置の作用>
本発明の第五の漢字語句処理方法及び第五の漢字語句処理装置によれば、対応テーブル(11a)には、正規の英字に対して誤入力しやすい英字が格納される。対応テーブル(11a)が図4のように構成されている場合、例えば漢字の「方」に対応する英字は“W”“S”であるが、英字“X”を誤って入力しやすい。
【0048】
そこで、誤入力しやすい英字が入力された場合に正規の英字が入力されたものとして処理する。
【0049】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
<実施例の構成>
図6は、実施例の構成ブロック図であり、漢字を含む語句を入力処理するための日本語処理装置10と、この日本語処理装置10の情報を表示する表示部20とを備えて構成されている。
【0050】
日本語処理装置10は、下記の(イ)から(ニ)を有している。
(イ)キーボードを有する入力部12。
(ロ)入力部12から入力された入力情報を一時的に記憶する記憶部14。
(ハ)字素(漢字構成要素)と所定の英字とを対応させた対応テーブル(図4参照)を有する固定漢字ファイル11。
(ニ)入力部12、記憶部14、固定漢字ファイル11及び出力バッファ15を制御するとともに、日本語処理ソフトを実行して入力情報の処理を行うCPU13。
(ニ)CPU13で処理された文字情報等を表示部20が表示できる信号に変換する出力バッファ15。
【0051】
<実施例の動作>
次に、実施例の動作を説明する。
1)漢字一字の入力処理例
最初に、漢字一字を入力処理する例を説明する。
【0052】
1−1)読みと英字を入力する例
まず、図4に示す対応テーブルの英字コードと図5に示す選定規則に従って、入力部12から、ローマ字の読みに続いて漢字の字素に対応する英字コードを2字まで入力する。
【0053】
1−1−1)「摩」の例
「摩」の例を示す。これは本発明の選定法則上、上下の構成字であり、字素は厂と手である。厂は戸と同様“P”に似ているのでこれを思いだし、読みのローマ字(“ma”)に続いて“P”を入力し、次いで字1と同様“F”に似るのでこれを入力する。
【0054】
【外1】
Figure 0003710157
【0055】
即ち、全部で“maPF”を入力すればよい。なお、“maFP”と入力しても良い。
入力したコードは、一字記憶部12に蓄えられ、その情報は、CPU13の制御により固定漢字ファイル11の検索に使用される。同ファイル11は、表1に示すように、予めまず読みの発音の順に漢字を並べ、同音字のものを英大文字コード順に配列し、英字コード欄、全字素コード欄、誤りがちコード欄及びJISコード欄を有している。
【0056】
【表1】
Figure 0003710157
日本語処理ソフトは、読みのma部エリアにおいて英字コードが“PF”のものを固定漢字ファイル11から探しだす。そして、得られた漢字「摩」のJISコードを出力制御バッファ15に出力することで、表示部20に漢字「摩」を表示する。
【0057】
以上説明したように、「摩」は4個の英字(“maPF”)で特定できるので、日本語処理ソフトは、これらの4字入力直後に自動的に漢字に変換する。
1−1−1−2)誤入力時
固定漢字ファイル11は、誤りがちコード欄に、“W”(亠)と“Y”(木)を格納している。“W”(亠)は、“P”(厂)の代わりに誤入力しやすい英字であり、“Y”(木)は、本発明上の選定法則を使用する場合に、誤入力し易い英字である。
【0058】
また、固定漢字ファイル11は、“PY”、“WY”、“WF”等の誤入力に対しても、これらのコードを持つ同音字を調べて該当する漢字を全部表示する。例えば“maWY”の誤入力に対しては、意図した「摩」の他「麻」「痲」も該当するのでこれらも一緒に表示されるが、入力者は所要の「摩」を選べばよい。
【0059】
このように英字による漢字入力方法は、英字の選定を間違っても、同音漢字の数を少数に限定できるので、従来法より高速に英字を入力することが可能となる(前述の例では、“ma”の同音漢字12個を3個に限定できた)。
【0060】
1−1−2)「漢」の入力例
「漢」の入力例を示す。
1−1−2−1)正常入力時
「漢」は左右の構成からなり、左辺にある字素
【0061】
【外2】
Figure 0003710157
【0062】
に対応する英字コードは“C”である。また、右辺にある優先字素「人」に対応する英字は“V”である。
従って、“kanCV”を入力することにより、読みが“kan(カン)”で、かつ字素が“CV”の漢字「漢」が直ちに確定できる。
【0063】
1−1−2−2)誤り入力時
読み“kan”の誤りがちコード欄には、誤りの可能性を見越して、“X”、“H”、“O”、“N”が格納されているので、字素「人」に対応する英字“V”の優先性に気が付かず、“kanCX”又は“kanCH”と入力しても、「漢」の他に「潅」を表示するので、両者の中からすぐに「漢」を選べる。
【0064】
なお、“kanCH”と入力するのは、
【0065】
【外3】
Figure 0003710157
【0066】

【0067】
【外4】
Figure 0003710157
【0068】
と勘違いするためである。
このように“kan”だけの同音異字は約60字あるが、英字コード2個追加のみで特定され、多少の誤入力をしても、選定のため同時に表示される同音字は、僅か2個に限定される。
【0069】
1−2)読みを省いて英字コードのみ順次入力する例
1−2−1)「摩」の入力例
「摩」の全構成字素は“PYYF”である。これを入力すれば、固定漢字ファイル11の全コード列欄が“PYYF”である漢字は「摩」しかないので、これが直ちに特定される。
【0070】
1−2−2)「漢」の入力例
「漢」の全構成字素は“CXOV”である。このコードで対応する漢字は「漢」と「漠」であるので、両字が表示されが、入力者は「漢」を選択すればよい。
【0071】
1−3)字素コードの自動習得
本操作は誤入力、漢字のコード不明確のため検索する場合等に用いる。従って、英字」コードが正しく記憶され、操作される様になる程、これらの使用回数が少なくなり、その習得に必要な始めの時期ほど使用頻度が高いということになる。
【0072】
1−3−1)「摩」の例
1−1−1−2)で、“PY”、“WY”、“WF”等を誤入力した場合に、表示する漢字に次のように正しい英字コードを添え、同時に対応する字素部分を色分けしたり、点滅表示させる。あるいは、
PY厂木:麻 PF厂手:摩
のように再掲する。
【0073】
これにより各々の字素に対応する英字コード及び上下構成の字は最上と最下の部分から選ぶという選定規則が、この表示を見る度に反復して学習される。
1−3−2)非常用漢字の「痲」の検索例
大まかに主要字素“maPY”を入力すれば常用漢字「麻」が先ず表示されるが、ここで「変換キー」を押せば、固定漢字ファイル11で“maPY”までを英字コードとして含む「痲」の字を正規コード“PYC”(表1参照)とともに表示するので、(“C”を押して)これを選定すればよい。同時にこの表示を見て、次回からは“冫”の“C”を加えて入力すべきことが理解される。
【0074】
2)熟語、句等を入力する例
2−1)「前項の」の入力例
読みは“zenkouno”となるが、読みだけから判読する従来の日本語処理ソフトウェアでは10種類近い異なった漢字語句を表示することがる。使用頻度に応じて優先表示をするソフトでも「前項の」は容易に示されるが、「全項の」という語句は、「変換」キーを繰り返し押しても、なかなか直ぐに示されない。
【0075】
1−1)の方法では、この読みだけによって先ず「全項の」という語句が優先表示されるが、“zen”を「前」でなく「全」であると指示するために、その最初の英字コード“V”(「全」が有する「ひと」
【0076】
【外5】
Figure 0003710157
【0077】
に対応する英字コード)付加して“zenVkouno”と入力すれば、「全項の」が直ちに表示される。
これに対して“zenXkouno”と漢字「前」が有する英字コード“X”(草冠部分の英字コード)を加えれば、直ちに「前項の」という語句が表示される。
【0078】
また、「項」を「校」と変えたければ、“zenVkouYno”「全校の」と「校」の「木」部の英字コード“Y”のみを追加すればよい。
以上の場合、従来の読みだけから漢字語句を処理するソフトウェアは、同音語の取捨選択のため数回の「変換キー」を押さねばならないことがしばしばある。更に、所望の漢字熟語が登録されていなくて、一字単位入力に切り換えて、多数の同音漢字から選択を要することも少なくない。本実施例の方法では、1割程度の打鍵数増加のみで、即ち、殆ど英文タイプ並の速度で入力できる。
【0079】
またこの場合でも、これら一部コード追加のみで殆ど入力情報が確定するので、この時点でソフトに自動漢字変換処理を起動させる機能を持たせ、やはり「変換」キーの入力を省くことができる。
【0080】
2−2)「上方の」、「上法の」及び「情報の」を入力する例
いずれも読みは“jouhouno”で同音であるが、「情報の」の使用頻度が最も多く、「上法の」及び「上法の」の使用頻度は少ない。また、日本語処理ソフトで「上法の」という語句が登録されていないこともある。この場合、「上法の」を入力するには、「上」、「法」、「の」という3文字に分けて入力する必要がある。「上」、「法」という漢字には同音異字が多いため、変換回数が多くなりやすい。
【0081】
しかし、本実施例では、下記のように入力することで、変換無しに入力可能となる。
まず、「上方の」を入力するには、読みに、漢字の「方」が有する「亠」に対応する英字コード“W”を付加して、“jouhouWno”と入力すればよい。
【0082】
一方、「上法の」を入力するには、読みに、漢字の「法」が有する「さんずい」
【0083】
【外6】
Figure 0003710157
【0084】
に対応する英字コード“C”を付加して、“jouhouCno”と入力すればよい。
また、「情報の」を入力するには、読みに、漢字の「情」が有する「りっしんべん」
【0085】
【外7】
Figure 0003710157
【0086】
に対応する英字コード“I”を付加して、“jouhouIno”と入力すればよい。
2−3)「水痘」、「水頭」及び「水稲」を入力する例
いずれも読みは“suitou”で同音であるが、下記のように入力することで、変換無しに入力できる。
【0087】
まず、「水痘」を入力するには、漢字の「痘」が有する「やまいだれ」
【0088】
【外8】
Figure 0003710157
【0089】
に対応する英字コード“P”を付加して、“suitouP”と入力すればよい。
一方、「水頭」を入力するには、読みに、漢字の「頭」が有する「おおがい」
【0090】
【外9】
Figure 0003710157
【0091】
に対応する英字コード“R”を付加して“suitouR”と入力すればよい。
また、「水稲」を入力するには、読みに、漢字の「稲」が有する「のぎへん」
【0092】
【外10】
Figure 0003710157
【0093】
に対応する英字コード“Y”を付加して“suitouY”と入力すればよい。
2−4)「私用」、「使用」及び「試用」を入力する例
いずれも読みは“siyou”で同音であるが、下記のように入力することで、変換無しに入力できる。
【0094】
まず、「私用」を入力するには、漢字の「私」が有する「のぎへん」
【0095】
【外11】
Figure 0003710157
【0096】
に対応する英字コード“Y”を付加して、“siyouY”と入力すればよい。
一方、「使用」を入力するには、読みに、漢字の「使」が有する「にんべん」
【0097】
【外12】
Figure 0003710157
【0098】
に対応する英字コード“V”を付加して、“siyouV”と入力すればよい。
また、「試用」を入力するには、読みに、漢字の「試」が有する「ごんべん」
【0099】
【外13】
Figure 0003710157
【0100】
に対応する英字コード“Q”を付加して“siyouQ”と入力すればよい。
<実施例の効果>
(1)本発明の漢字符号表を、読みに加えて使用すれば、2つの英字コードまでで全常用漢字を含む約2、500字の漢字が一字単位で識別あるいは表示できる。また、非常用漢字に対しても、選択や特定を速やかにできるようになる。
(2)従来ソフトで一義的指定が困難であった多くの常用用語、句等に対しても、読みに加えて漢字符号表を加えるのみで特定できる。
(3)同音字句の入力、読み出し速度が数倍になるので、総合的に、普通文でも平均入力能率は数10%以上向上し、固有名詞等逐次入力主体の場合は数倍以上向上させることができる。
(4)読み不明等の漢字も漢字符号表のみを順次入力するだけで速やかに選定でき、部首、筆画索引等の方法で多数回の打鍵操作をする必要がない。
(5)漢字符号表を漢字の終わりに加えるため、自然に読みの区切りが指定され、ソフトによる読み判読が容易になり、ソフトで充分な入力情報と判定し、自動変換させれば、変換キーの操作が殆ど不要になり、長文節も「変換」キー無しで入力できる。このときキー操作は、英字入力モードに終始することができ、運指法が簡単、容易になる。
(6)字素コード、選定規則に慣れれば、字句の目視、点検、反復、修正、検索等に頻繁に神経を使い、文章創造の思考を中断されることが無くなり、筆記具で書くように円滑直接入力、作文を行えるようになる。
(7)入力装置として、国際基準キーボード、超小型端末を共用、導入できるので、ハードウェアの経済化が図られ、運用法、マニュアル等も統一できる。
(8)本発明の入力法に慣れ、かつ必要な場合には、日本語処理ソフトのない海字専用端末からでも日本語をアルファベットとして入力し、フロッピー等へ蓄積後又は通信先で後にこれを日本語処理ソフトにより和文化するという便利な使い方も可能になる。
【0101】
【発明の効果】
<本発明の第一の漢字語句処理方法及び第一の漢字語句処理装置の効果>
本発明の第一の漢字語句処理方法及び第一の漢字語句処理装置によれば、漢字構成要素に対応する英字を入力することで、読み方がわからなかったり、JISコードが不明でも、高速かつ正確に漢字を含む語句を入力することができる。
【0102】
入力した英字によっては、対応する漢字が多すぎて一つに絞れない場合もあるが、漢字入力に要する時間は、部首、筆画等を入力する方法よりも短縮される。
<本発明の第二の漢字語句処理方法及び第二の漢字語句処理装置の効果>
本発明の第二の漢字語句処理方法及び第二の漢字語句処理装置によれば、読みと英字を入力することで、第一の漢字語句処理方法及び第一の漢字語句処理装置に比べ、より正確な漢字入力が可能となる。更に、通常2字までの英字を入力することで、全常用漢字を含む約2,500字の漢字が特定可能である。
【0103】
<本発明の第三の漢字語句処理方法及び第三の漢字語句処理装置の効果>
本発明の第三の漢字語句処理方法及び第三の漢字語句処理装置によれば、優先順位に基づいて漢字の候補を絞り込むことで、第一及び第二の漢字語句処理方法並びに第一及び第二の漢字語句処理装置に比べ、より正確な漢字入力が可能となる。
【0104】
<本発明の第四の漢字語句処理方法及び第四の漢字語句処理装置の効果>
本発明の第四の漢字語句処理方法及び第四の漢字語句処理装置によれば、対応テーブルが表示されるため、本発明の漢字入力手法に慣れていなかったり、一時的に正しい英字を忘れた場合にも役立つようになる。
【0105】
<本発明の第五の漢字語句処理方法及び第五の漢字語句処理装置の効果>
本発明の第五の漢字語句処理方法及び第五の漢字語句処理装置によれば、誤入力しやすい英字が入力された場合に正規の英字が入力されたものとして処理されるため、利用者は安心して漢字語句を入力することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の漢字語句処理方法の第一原理図である。
【図2】本発明の漢字語句処理方法の第二原理図である。
【図3】本発明の漢字語句処理装置の原理図である。
【図4】対応テーブルを示す図である。
【図5】漢字から字素を選ぶための選定規則を示す図である。
【図6】実施例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10・・・・漢字語句処理装置
11・・・・漢字情報格納部(固定漢字ファイル)
11a・・・対応テーブル
12・・・・入力部
13・・・・制御部(CPU)
14・・・・一時記憶部
15・・・・出力制御バッファ
20・・・・表示部

Claims (4)

  1. 漢字と、該漢字の英小文字を用いたローマ字表記による読みと、該漢字の構成要素に対応付けられた英大文字とを対応させた対応テーブルを利用して漢字を含む語句を入力処理する方法において、
    前記語句の読みを、前記語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する1字以上の英大文字とともに入力し、入力した読みを有すると共に、入力した英大文字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記対応テーブルを利用して絞り込み、絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字を所望する漢字として処理し、絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群を予め英大文字間に定められた優先順位に基づいて表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させることを含むことを特徴とする漢字語句処理方法。
  2. 請求項1において、前記対応テーブルに、正規の英大文字に対して誤入力しやすい英大文字を格納し、この誤入力しやすい英大文字が入力された場合に正規の英大文字が入力されたものとして処理することを特徴とする漢字語句処理方法。
  3. 漢字と、該漢字の英小文字を用いたローマ字表記による読みと、該漢字の構成要素に対応付けられた英大文字とを対応させた対応テーブルを有する漢字情報格納部と、
    漢字を含む語句の読みを、前記語句に含まれる漢字の漢字構成要素に対応する1字以上の英大文字とともに入力する入力部と、
    前記入力部に入力された読みを有すると共に、入力された英大文字に対応する漢字構成要素を有する漢字の候補を前記漢字情報格納部の対応テーブルを利用して絞り込み、絞り込んだ漢字候補数が単数の場合には、該漢字を所望する漢字として処理し、絞り込んだ漢字候補数が複数の場合には、複数の漢字群を表示部に予め英大文字間に定められた優先順位に基づいて表示し、表示した漢字群のなかから所望する漢字を選択させる制御部とを備えたことを特徴とする漢字語句処理装置。
  4. 請求項3において、前記漢字情報格納部の前記対応テーブルは、正規の英大文字に対して誤入力しやすい英字を格納し、前記制御部は、誤入力しやすい英大文字が入力された場合に正規の英大文字が入力されたものとして処理することを特徴とする漢字語句処理装置。
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