JPH0561855A - 日本語処理装置 - Google Patents
日本語処理装置Info
- Publication number
- JPH0561855A JPH0561855A JP3248332A JP24833291A JPH0561855A JP H0561855 A JPH0561855 A JP H0561855A JP 3248332 A JP3248332 A JP 3248332A JP 24833291 A JP24833291 A JP 24833291A JP H0561855 A JPH0561855 A JP H0561855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- kana
- character
- japanese
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力された文字データによって入力モードを
自動的に切替えることができ、操作性を向上させること
ができる日本語処理装置を提供する。 【構成】 日本語処理装置10はCPU11と、ワーク
領域13bを有するRAM13と、文字データ入力のた
めのキー及び機能キー等を備えたキーボードからなる入
力装置14と、入力データ、印刷データ等を表示する表
示装置15と、入力装置14から入力されたアルファベ
ットの文字列がローマ字仮名入力として入力されたもの
か英数文字として入力されたものかを判別するローマ字
仮名判断部16と、入力装置14からの仮名文字入力を
日本語辞書データ部17を使用して仮名漢字変換する日
本語変換処理部18とを設け、入力された文字列が仮名
か英数文字かを判断するとともに、入力された文字列が
日本語文節として成り立つかどうかを判断する。
自動的に切替えることができ、操作性を向上させること
ができる日本語処理装置を提供する。 【構成】 日本語処理装置10はCPU11と、ワーク
領域13bを有するRAM13と、文字データ入力のた
めのキー及び機能キー等を備えたキーボードからなる入
力装置14と、入力データ、印刷データ等を表示する表
示装置15と、入力装置14から入力されたアルファベ
ットの文字列がローマ字仮名入力として入力されたもの
か英数文字として入力されたものかを判別するローマ字
仮名判断部16と、入力装置14からの仮名文字入力を
日本語辞書データ部17を使用して仮名漢字変換する日
本語変換処理部18とを設け、入力された文字列が仮名
か英数文字かを判断するとともに、入力された文字列が
日本語文節として成り立つかどうかを判断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ等に
用いられる日本語処理装置に関する。
用いられる日本語処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本文は文字種が多いことから、欧文の
入力方式に比べて、多数の入力方式が実用化されてい
る。日本語ワードプロセッサに採用されている代表的な
入力方式のなかでは、ローマ字仮名漢字変換入力を含む
仮名漢字変換入力が最も多く使用されており、変換処理
についても日本語の文法解析を取り入れた文節変換、お
よびその拡張である連文節変換が主流となっている。
入力方式に比べて、多数の入力方式が実用化されてい
る。日本語ワードプロセッサに採用されている代表的な
入力方式のなかでは、ローマ字仮名漢字変換入力を含む
仮名漢字変換入力が最も多く使用されており、変換処理
についても日本語の文法解析を取り入れた文節変換、お
よびその拡張である連文節変換が主流となっている。
【0003】ところで、従来のローマ字入力で仮名と英
数字の混在する文書を作成する際の方法としては、下記
のような手段があった。すなわち、 仮名と英数字の入力モードの切替えをキー操作で指定
する。 外国語辞書を持つことにより、単語変換を行う。 ローマ字仮名に変換できないものは、英数文字と仮名
の混在する意味の無い語として表示する。 ローマ字仮名で入力されたものを特定のキー操作によ
り、英数字に戻す。
数字の混在する文書を作成する際の方法としては、下記
のような手段があった。すなわち、 仮名と英数字の入力モードの切替えをキー操作で指定
する。 外国語辞書を持つことにより、単語変換を行う。 ローマ字仮名に変換できないものは、英数文字と仮名
の混在する意味の無い語として表示する。 ローマ字仮名で入力されたものを特定のキー操作によ
り、英数字に戻す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の英数字を入力する日本語処理装置にあって
は、ローマ字仮名と英数文字の入力モードをキー操作に
より切替える構成となっていたため、仮名と英数字や混
在する文書ではどうしても切替えのためのキー操作が多
くなり入力モード切替えのためのキーを押し間違えた
り、押し忘れてしまうことになる。このような場合には
平仮名を入力しているつもりがアルファベットの羅列と
なってしまうことになり、切替えのためのキー操作に加
えて削除や再入力の手間がかかるという問題点があっ
た。また、前述した〜の手段では操作が面倒であっ
たり、辞書を持つための多くの容量が必要となる。さら
に、常に入力するモードを意識していなければならない
ことから使用者に精神的な苦痛を強いることにもなる。
してみれば、入力された文字列が仮名か英数文字かが判
別できるようにすれば入力モードの切替えのキー操作が
不要になることは明らかである。本発明の課題は、入力
された文字列が仮名か英数文字かを判別できるようにす
ることである。
うな従来の英数字を入力する日本語処理装置にあって
は、ローマ字仮名と英数文字の入力モードをキー操作に
より切替える構成となっていたため、仮名と英数字や混
在する文書ではどうしても切替えのためのキー操作が多
くなり入力モード切替えのためのキーを押し間違えた
り、押し忘れてしまうことになる。このような場合には
平仮名を入力しているつもりがアルファベットの羅列と
なってしまうことになり、切替えのためのキー操作に加
えて削除や再入力の手間がかかるという問題点があっ
た。また、前述した〜の手段では操作が面倒であっ
たり、辞書を持つための多くの容量が必要となる。さら
に、常に入力するモードを意識していなければならない
ことから使用者に精神的な苦痛を強いることにもなる。
してみれば、入力された文字列が仮名か英数文字かが判
別できるようにすれば入力モードの切替えのキー操作が
不要になることは明らかである。本発明の課題は、入力
された文字列が仮名か英数文字かを判別できるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。文字データ入力手段1(図1の機能ブロック図
を参照、以下同じ)は、平仮名、英数字等を入力するキ
ー、テンキー、実行キー等の機能キーが配設されたキー
ボード等である。判別手段2は文字データ入力手段1に
より入力された文字データが仮名(例えば、ローマ字仮
名)として入力されたものかあるいは英数文字(アルフ
ァベット)として入力されたものかを判別するもので、
例えばローマ字判断装置、日本語変換処理装置及びCP
Uにより実行される。この場合、入力された文字データ
が仮名か英数字かを判断し、入力された文字列が日本語
文節として成り立つかどうか等により判別される。モー
ド切替手段3は、判別手段2により仮名として入力され
たものと判別されたときには入力モードを仮名入力モー
ドに切替え、英数文字として入力されたものと判別され
たときには入力モードを英数文字モードに切替えるもの
で、例えばCPUにより実行される。
である。文字データ入力手段1(図1の機能ブロック図
を参照、以下同じ)は、平仮名、英数字等を入力するキ
ー、テンキー、実行キー等の機能キーが配設されたキー
ボード等である。判別手段2は文字データ入力手段1に
より入力された文字データが仮名(例えば、ローマ字仮
名)として入力されたものかあるいは英数文字(アルフ
ァベット)として入力されたものかを判別するもので、
例えばローマ字判断装置、日本語変換処理装置及びCP
Uにより実行される。この場合、入力された文字データ
が仮名か英数字かを判断し、入力された文字列が日本語
文節として成り立つかどうか等により判別される。モー
ド切替手段3は、判別手段2により仮名として入力され
たものと判別されたときには入力モードを仮名入力モー
ドに切替え、英数文字として入力されたものと判別され
たときには入力モードを英数文字モードに切替えるもの
で、例えばCPUにより実行される。
【0006】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。文字デ
ータ入力手段1により文字データが入力されると、判別
手段2により入力された文字データが仮名として入力さ
れたものかあるいは英数文字として入力されたものかが
判別される。そして、仮名として入力されたものと判別
されたときにはモード切替手段3は入力モードを仮名入
力モードに切替え、また英数文字として入力されたもの
と判別されたときには入力モードを英数文字モードに切
替える。従って、入力された文字データによって入力モ
ードが自動的に切替えられ、操作性が向上する。
ータ入力手段1により文字データが入力されると、判別
手段2により入力された文字データが仮名として入力さ
れたものかあるいは英数文字として入力されたものかが
判別される。そして、仮名として入力されたものと判別
されたときにはモード切替手段3は入力モードを仮名入
力モードに切替え、また英数文字として入力されたもの
と判別されたときには入力モードを英数文字モードに切
替える。従って、入力された文字データによって入力モ
ードが自動的に切替えられ、操作性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、図2〜図4を参照して実施例を説明す
る。図2〜図4は日本語処理装置の一実施例を示す図で
ある。先ず、構成を説明する。図2は日本語処理装置1
0のブロック図である。この図において、11は装置全
体の制御、並びに後述する入力モード切替処理を含む各
種のデータ処理を行うCPUであり、CPU11は後述
するROM12に格納されているマイクロプログラムに
従って日本語処理装置の各種の動作を制御する。CPU
11には、所定のプログラム及び文字パターン等の固定
データを記憶するROM12、演算に使用するデータや
演算結果などを一時的に記憶するRAM13、各種デー
タ入力のためのキー及び機能キー等を備えたキーボード
からなる入力装置14、入力データ、印刷データ等を表
示する表示装置15、入力装置14から入力されたアル
ファベットの文字列がローマ字仮名入力として入力され
たものか英数文字として入力されたものかを判別するロ
ーマ字仮名判断部16、入力装置14からの仮名文字入
力を日本語辞書データ部17を使用して仮名漢字変換す
る日本語変換処理部18がそれぞれ接続されている。
る。図2〜図4は日本語処理装置の一実施例を示す図で
ある。先ず、構成を説明する。図2は日本語処理装置1
0のブロック図である。この図において、11は装置全
体の制御、並びに後述する入力モード切替処理を含む各
種のデータ処理を行うCPUであり、CPU11は後述
するROM12に格納されているマイクロプログラムに
従って日本語処理装置の各種の動作を制御する。CPU
11には、所定のプログラム及び文字パターン等の固定
データを記憶するROM12、演算に使用するデータや
演算結果などを一時的に記憶するRAM13、各種デー
タ入力のためのキー及び機能キー等を備えたキーボード
からなる入力装置14、入力データ、印刷データ等を表
示する表示装置15、入力装置14から入力されたアル
ファベットの文字列がローマ字仮名入力として入力され
たものか英数文字として入力されたものかを判別するロ
ーマ字仮名判断部16、入力装置14からの仮名文字入
力を日本語辞書データ部17を使用して仮名漢字変換す
る日本語変換処理部18がそれぞれ接続されている。
【0008】ROM12は、システム立ち上げ時のOS
(Oprating System)となるIPLプログラム、入力装
置14、表示装置15等の入出力制御を行うためのIO
CS(Input Output Control System)プログラム、及
びCG(Computer graphics)データ、文字フォントデ
ータなどを記憶する固定メモリである。また、RAM1
3の記憶領域は所定用途毎(例えば、文書領域13a、
ワーク領域13b)に分割して使用されている。入力装
置14は英数字、平仮名等を入力するキーや、カーソル
移動キー、実行キー、中止キー等のファンクションキー
が配設された操作盤であり、操作盤上のいずれかのキー
が操作された場合、図示しない制御部によってそのキー
に対応する所定のキーコードに変換され、CPU11に
出力される。
(Oprating System)となるIPLプログラム、入力装
置14、表示装置15等の入出力制御を行うためのIO
CS(Input Output Control System)プログラム、及
びCG(Computer graphics)データ、文字フォントデ
ータなどを記憶する固定メモリである。また、RAM1
3の記憶領域は所定用途毎(例えば、文書領域13a、
ワーク領域13b)に分割して使用されている。入力装
置14は英数字、平仮名等を入力するキーや、カーソル
移動キー、実行キー、中止キー等のファンクションキー
が配設された操作盤であり、操作盤上のいずれかのキー
が操作された場合、図示しない制御部によってそのキー
に対応する所定のキーコードに変換され、CPU11に
出力される。
【0009】次に、本実施例の動作を説明する。入力モ
ードには一般に仮名と英数文字の2種類があるが、入力
開始時の入力モードにより、英数字のモードのとき仮名
を入力する例を《1》(図3のフローチャート参照)
に、仮名モードのとき英数文字を入力する例を《2》
(図4のフローチャート参照)に示す。ただし、キー入
力状態は両モードともローマ字入力状態になっているも
のとする。
ードには一般に仮名と英数文字の2種類があるが、入力
開始時の入力モードにより、英数字のモードのとき仮名
を入力する例を《1》(図3のフローチャート参照)
に、仮名モードのとき英数文字を入力する例を《2》
(図4のフローチャート参照)に示す。ただし、キー入
力状態は両モードともローマ字入力状態になっているも
のとする。
【0010】《1》入力モードが英数文字モードで入力
を開始した場合 この場合は以下のような考え方に基づいてモード切替え
を行う。すなわち、ローマ字で解釈できる綴りの英単語
も存在するが、5,6文字も連続してローマ字として解
釈できる英単語はほとんどない。このため、入力された
キーの内容が英単語かローマ字入力された仮名かどうか
は先頭の数文字をチェックすれば比較的高い精度で判別
できる。そこで、本実施例では仮名ローマ字入力として
成立するものが特定個数(例えば、3個)連続した場合
は仮名入力されたものとみなし、そこまで入力された文
字を仮名表示し、日本語変換処理部18で日本語文節の
候補として成立するかどうか判断する。日本語文節とし
て成立すると判断された場合には仮名として表示し、入
力モードを仮名入力に切替える。また、日本語文節とし
て成立しないと判断したときには、次の入力を待ち、次
の入力がされた時点で再度、日本語文節かどうかチェッ
クする。この場合、日本語と判断する前に、仮名ローマ
字のパターンとして成立しないものが入ってきたり、句
読点やスペース、記号などが入ってきたときには、そこ
までの入力全てを英数文字で表示する。
を開始した場合 この場合は以下のような考え方に基づいてモード切替え
を行う。すなわち、ローマ字で解釈できる綴りの英単語
も存在するが、5,6文字も連続してローマ字として解
釈できる英単語はほとんどない。このため、入力された
キーの内容が英単語かローマ字入力された仮名かどうか
は先頭の数文字をチェックすれば比較的高い精度で判別
できる。そこで、本実施例では仮名ローマ字入力として
成立するものが特定個数(例えば、3個)連続した場合
は仮名入力されたものとみなし、そこまで入力された文
字を仮名表示し、日本語変換処理部18で日本語文節の
候補として成立するかどうか判断する。日本語文節とし
て成立すると判断された場合には仮名として表示し、入
力モードを仮名入力に切替える。また、日本語文節とし
て成立しないと判断したときには、次の入力を待ち、次
の入力がされた時点で再度、日本語文節かどうかチェッ
クする。この場合、日本語と判断する前に、仮名ローマ
字のパターンとして成立しないものが入ってきたり、句
読点やスペース、記号などが入ってきたときには、そこ
までの入力全てを英数文字で表示する。
【0011】図3は上記基本的な考え方に従って英数文
字モードで入力を開始した場合に入力モードを仮名入力
モードへ切替えるためのフローチャートであり、同図
中、符号Sn(n=1,2,…)はフローの各ステップ
を示している。先ず、ステップS1でキーボードからロ
ーマ字入力によるキー入力を行い、ステップS2で入力
された文字コードを一時的にRAM13のワーク領域1
3bに記憶する。次いで、ステップS3でワーク領域1
3bに記憶されたローマ字仮名入力が特定個数の3文字
以上か否かを判別し、ローマ字仮名入力が3文字以上で
ないときはステップS4で入力されたアルファベットを
表示画面に表示してステップS1に戻り次のキー入力を
待つ。この例として、ローマ字入力で「HONJITU
(ほんじつ)」と入力された場合を考える。この場合、
先ず「H」とキー入力すると、これはローマ字仮名が3
文字以上でないからこれはそのまま表示画面にアルファ
ベット「H」として表示され、以下順にキー入力文字が
アルファベット表示される。そして、「HONJIT
U」までキー入力されたところでローマ字として連続し
た3文字の仮名が成立し、次にこの「HONJITU」
の日本語の文節をチェックする。すなわち、ステップS
3でローマ字仮名が3文字以上のときはローマ字として
成立するものが3文字以上連続しており日本語として成
立する可能性があると判断してステップS5で入力され
た文字の文節をチェックし、日本語文節として成立しな
いと判断したときはステップS4に戻って次の文字の入
力を待つ。ここで、日本語文節の候補として成立するか
否かは日本語変換処理部18で辞書データ部17に格納
された辞書データを基に判断する。例えば、上述の例で
は文節チェックで「ほんじ」が日本語の文節に該当する
かを判断するが、これは文節としてあり得ないので入力
された「HONJI」をそのまま表示画面に表示して次
の入力を待つ。続いて、「T」をキー入力したときも文
節チェックにより日本語として成立しないので「HON
JIT」までアルファベット表示する。次に、「U」が
キー入力されるとこれは上記「T」とで「つ」となるか
ら文節チェックで「ほんじつ」として日本語文節が成立
し、「HONJITU」を「ほんじつ」に仮名表示する
(ステップS6)。次いで、ステップS7でワーク領域
13bの対応するデータを消去し、ステップS8で入力
モードを英数文字から仮名モードに切変えて本フローの
処理を終える。すなわち、ワーク領域13bに記憶して
いる「HONJITU」という部分は仮名として確定さ
れたのであるからこの「HONJITU」に対応するア
ルファベットデータをワーク領域13bから消去して仮
名モードに切替える。従って、次に入力される文字は仮
名モードとして処理される。また、上記処理を実行した
結果入力される文字がいつまでも日本語として成立しな
かった場合は、元々英数文字を入力しようとしていた英
数入力モードであると考えられるからそのままアルファ
ベット表示状態を続ける。
字モードで入力を開始した場合に入力モードを仮名入力
モードへ切替えるためのフローチャートであり、同図
中、符号Sn(n=1,2,…)はフローの各ステップ
を示している。先ず、ステップS1でキーボードからロ
ーマ字入力によるキー入力を行い、ステップS2で入力
された文字コードを一時的にRAM13のワーク領域1
3bに記憶する。次いで、ステップS3でワーク領域1
3bに記憶されたローマ字仮名入力が特定個数の3文字
以上か否かを判別し、ローマ字仮名入力が3文字以上で
ないときはステップS4で入力されたアルファベットを
表示画面に表示してステップS1に戻り次のキー入力を
待つ。この例として、ローマ字入力で「HONJITU
(ほんじつ)」と入力された場合を考える。この場合、
先ず「H」とキー入力すると、これはローマ字仮名が3
文字以上でないからこれはそのまま表示画面にアルファ
ベット「H」として表示され、以下順にキー入力文字が
アルファベット表示される。そして、「HONJIT
U」までキー入力されたところでローマ字として連続し
た3文字の仮名が成立し、次にこの「HONJITU」
の日本語の文節をチェックする。すなわち、ステップS
3でローマ字仮名が3文字以上のときはローマ字として
成立するものが3文字以上連続しており日本語として成
立する可能性があると判断してステップS5で入力され
た文字の文節をチェックし、日本語文節として成立しな
いと判断したときはステップS4に戻って次の文字の入
力を待つ。ここで、日本語文節の候補として成立するか
否かは日本語変換処理部18で辞書データ部17に格納
された辞書データを基に判断する。例えば、上述の例で
は文節チェックで「ほんじ」が日本語の文節に該当する
かを判断するが、これは文節としてあり得ないので入力
された「HONJI」をそのまま表示画面に表示して次
の入力を待つ。続いて、「T」をキー入力したときも文
節チェックにより日本語として成立しないので「HON
JIT」までアルファベット表示する。次に、「U」が
キー入力されるとこれは上記「T」とで「つ」となるか
ら文節チェックで「ほんじつ」として日本語文節が成立
し、「HONJITU」を「ほんじつ」に仮名表示する
(ステップS6)。次いで、ステップS7でワーク領域
13bの対応するデータを消去し、ステップS8で入力
モードを英数文字から仮名モードに切変えて本フローの
処理を終える。すなわち、ワーク領域13bに記憶して
いる「HONJITU」という部分は仮名として確定さ
れたのであるからこの「HONJITU」に対応するア
ルファベットデータをワーク領域13bから消去して仮
名モードに切替える。従って、次に入力される文字は仮
名モードとして処理される。また、上記処理を実行した
結果入力される文字がいつまでも日本語として成立しな
かった場合は、元々英数文字を入力しようとしていた英
数入力モードであると考えられるからそのままアルファ
ベット表示状態を続ける。
【0012】《2》入力モードが仮名モードで入力開始
された場合 この場合は、先ず、ローマ字仮名で入力された先頭から
変換処理していく。次に仮名ローマ字として成立し得な
いパターンが入ってきたり、句読点やスペース、記号な
どが入ってきた時点で、それ以前の入力について以下の
解釈を行う。 複数文節の変換処理を行い、日本語文節としてみなせ
るところは仮名のまま残す。 1文字の候補および文節として成り立たないものは英
数文字に直す。 但し、解釈する文字の先頭1文字が「てにをは」等の
助詞に相当するときは、その先頭1文字は英数文字にし
ない。 入力モードを英数文字に切り換える。
された場合 この場合は、先ず、ローマ字仮名で入力された先頭から
変換処理していく。次に仮名ローマ字として成立し得な
いパターンが入ってきたり、句読点やスペース、記号な
どが入ってきた時点で、それ以前の入力について以下の
解釈を行う。 複数文節の変換処理を行い、日本語文節としてみなせ
るところは仮名のまま残す。 1文字の候補および文節として成り立たないものは英
数文字に直す。 但し、解釈する文字の先頭1文字が「てにをは」等の
助詞に相当するときは、その先頭1文字は英数文字にし
ない。 入力モードを英数文字に切り換える。
【0013】図4は仮名入力モードになっていた場合に
入力モードを英数文字モードに切替えるためのフローチ
ャートであり、この例として、「KOREHAROMW
OTUKAU(これはROMをつかう)」と入力された
場合を例にとり説明する。先ず、ステップS11でキー
ボードからローマ字入力によるキー入力を行い、ステッ
プS12で入力された文字コードを一時的にRAM13
のワーク領域13bに記憶する。次いで、ステップS1
3でワーク領域13bに記憶されている文字がローマ字
として成立する可能性があるか(すなわち、ローマ字仮
名か)否かを判別し、例えば「K」が入力されたときは
次に母音が入力されればローマ字として成立する可能性
があるからこのような場合はステップS14で保存パタ
ーンとして保存してステップS11に戻り次のキー入力
を待つ。この場合は、入力された「K」がそのまま表示
される。続いて「O」が入力されるとこれは前の「K」
とで「KO」となりステップS13でローマ字仮名と判
別され、ステップS15でローマ字仮名「こ」に仮名変
換し、ステップS16で仮名変換した仮名を表示してス
テップS11に戻り次のキー入力を待つ。上記処理が繰
り返されて「KOREHARO」まで入力された時点で
は「これはろ」と表示される。そして、次に「M」が入
力されると、これは後に母音がくればローマ字として成
立し得るからステップS14で保存パターンとして保存
される。次に、「W」が入力されたときには「MW」と
なり、この「MW」は仮名ローマ字として成立する可能
がないから保存パターンではないと判断してステップS
17に進む。このように仮名ローマ字として成立しない
キー入力が入ってくると、ステップS17では現在ワー
ク領域13bに記憶されているデータの先頭から文節に
区切り、ステップS18で文節として成立しない部分の
仮名をアルファベットに変換し表示する。次いで、ステ
ップS19で仮名化できない文字列のうち最後の1文字
を残してアルファベット表示する。すなわち、上記「M
W」が入力された時点で、「MW」は仮名ローマ字とし
て成立しないため前に遡って解釈を行う。この場合、
「KOREHA」は日本語文節「これは」として成立す
るがこの「これは」部分は仮名のまま表示する。その次
の「RO」は1文字の候補なのでアルファベットに戻
す。上記ステップS19において、仮名化できない文字
はここでは「MW」であるが、この「W」は子音だから
後に母音が入れば日本語として成立する可能性があるか
ら上記「ROM」部分は残しておいて「M」だけを仮名
ローマ字として成立しないものとしてアルファベットに
表示する。ここまでで「これはROM」と解釈され表示
される。
入力モードを英数文字モードに切替えるためのフローチ
ャートであり、この例として、「KOREHAROMW
OTUKAU(これはROMをつかう)」と入力された
場合を例にとり説明する。先ず、ステップS11でキー
ボードからローマ字入力によるキー入力を行い、ステッ
プS12で入力された文字コードを一時的にRAM13
のワーク領域13bに記憶する。次いで、ステップS1
3でワーク領域13bに記憶されている文字がローマ字
として成立する可能性があるか(すなわち、ローマ字仮
名か)否かを判別し、例えば「K」が入力されたときは
次に母音が入力されればローマ字として成立する可能性
があるからこのような場合はステップS14で保存パタ
ーンとして保存してステップS11に戻り次のキー入力
を待つ。この場合は、入力された「K」がそのまま表示
される。続いて「O」が入力されるとこれは前の「K」
とで「KO」となりステップS13でローマ字仮名と判
別され、ステップS15でローマ字仮名「こ」に仮名変
換し、ステップS16で仮名変換した仮名を表示してス
テップS11に戻り次のキー入力を待つ。上記処理が繰
り返されて「KOREHARO」まで入力された時点で
は「これはろ」と表示される。そして、次に「M」が入
力されると、これは後に母音がくればローマ字として成
立し得るからステップS14で保存パターンとして保存
される。次に、「W」が入力されたときには「MW」と
なり、この「MW」は仮名ローマ字として成立する可能
がないから保存パターンではないと判断してステップS
17に進む。このように仮名ローマ字として成立しない
キー入力が入ってくると、ステップS17では現在ワー
ク領域13bに記憶されているデータの先頭から文節に
区切り、ステップS18で文節として成立しない部分の
仮名をアルファベットに変換し表示する。次いで、ステ
ップS19で仮名化できない文字列のうち最後の1文字
を残してアルファベット表示する。すなわち、上記「M
W」が入力された時点で、「MW」は仮名ローマ字とし
て成立しないため前に遡って解釈を行う。この場合、
「KOREHA」は日本語文節「これは」として成立す
るがこの「これは」部分は仮名のまま表示する。その次
の「RO」は1文字の候補なのでアルファベットに戻
す。上記ステップS19において、仮名化できない文字
はここでは「MW」であるが、この「W」は子音だから
後に母音が入れば日本語として成立する可能性があるか
ら上記「ROM」部分は残しておいて「M」だけを仮名
ローマ字として成立しないものとしてアルファベットに
表示する。ここまでで「これはROM」と解釈され表示
される。
【0014】次いで、ステップS20でアルファベット
表示された文字までに対応するデータまで(上述の例で
は「これはROM」まで)をワーク領域13bから削除
し、ステップS21で入力モードを仮名モードから英数
モードに切替えて本フローの処理を終える。英数モード
に切替えられると前述した図3のフローが開始されるこ
とになる。すなわち、ステップS21で入力モードが英
数モードに切替えられ、次の解釈の処理の開始は「M」
の次からセットされる。この場合、「W」までがキー入
力されており、「W」以降は、「WOTUKAU」と入
力されるが、これは前記図3のフローに従って「をつか
う」と仮名と解釈されて表示され、入力モードが仮名入
力に切替えられることになる。
表示された文字までに対応するデータまで(上述の例で
は「これはROM」まで)をワーク領域13bから削除
し、ステップS21で入力モードを仮名モードから英数
モードに切替えて本フローの処理を終える。英数モード
に切替えられると前述した図3のフローが開始されるこ
とになる。すなわち、ステップS21で入力モードが英
数モードに切替えられ、次の解釈の処理の開始は「M」
の次からセットされる。この場合、「W」までがキー入
力されており、「W」以降は、「WOTUKAU」と入
力されるが、これは前記図3のフローに従って「をつか
う」と仮名と解釈されて表示され、入力モードが仮名入
力に切替えられることになる。
【0015】以上説明したように、本実施例の日本語処
理装置10はCPU11と、ワーク領域13bを有する
RAM13と、文字データ入力のためのキー及び機能キ
ー等を備えたキーボードからなる入力装置14と、入力
データ、印刷データ等を表示する表示装置15と、入力
装置14から入力されたアルファベットの文字列がロー
マ字仮名入力として入力されたものか英数文字として入
力されたものかを判別するローマ字仮名判断部16と、
入力装置14からの仮名文字入力を日本語辞書データ部
17を使用して仮名漢字変換する日本語変換処理部18
とを設け、入力された文字列が仮名か英数文字かを判断
するとともに、入力された文字列が日本語文節として成
り立つかどうかを判断するようにしているので、入力モ
ードの切替を自動的に行うことができ、入力モードの切
替えの手順を軽減させることができる。また、入力モー
ドを意識せず入力を行うことができるので、辞書を持っ
ていない各国の単語を入力することが可能になるととも
に、入力モードの切替えの操作ミスで仮名英数文字で入
力したときのキー入力を無駄にするといった事態を防止
することができる。
理装置10はCPU11と、ワーク領域13bを有する
RAM13と、文字データ入力のためのキー及び機能キ
ー等を備えたキーボードからなる入力装置14と、入力
データ、印刷データ等を表示する表示装置15と、入力
装置14から入力されたアルファベットの文字列がロー
マ字仮名入力として入力されたものか英数文字として入
力されたものかを判別するローマ字仮名判断部16と、
入力装置14からの仮名文字入力を日本語辞書データ部
17を使用して仮名漢字変換する日本語変換処理部18
とを設け、入力された文字列が仮名か英数文字かを判断
するとともに、入力された文字列が日本語文節として成
り立つかどうかを判断するようにしているので、入力モ
ードの切替を自動的に行うことができ、入力モードの切
替えの手順を軽減させることができる。また、入力モー
ドを意識せず入力を行うことができるので、辞書を持っ
ていない各国の単語を入力することが可能になるととも
に、入力モードの切替えの操作ミスで仮名英数文字で入
力したときのキー入力を無駄にするといった事態を防止
することができる。
【0016】なお、本実施例では日本語処理装置をワー
ドプロセッサに適用した例であるが、文字データを入力
する機能を持つ装置であれば他の全ての装置、例えばパ
ーソナルコンピュータにも適用できることは言うまでも
ない。
ドプロセッサに適用した例であるが、文字データを入力
する機能を持つ装置であれば他の全ての装置、例えばパ
ーソナルコンピュータにも適用できることは言うまでも
ない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、入力された文字データ
が仮名として入力されたものかあるいは英数文字として
入力されたものかを判別し、判別結果に基づいて入力モ
ードを切替えるようにしているので、入力モードの切替
えの手順を軽減することができ、操作性を大幅に向上さ
せることができる。
が仮名として入力されたものかあるいは英数文字として
入力されたものかを判別し、判別結果に基づいて入力モ
ードを切替えるようにしているので、入力モードの切替
えの手順を軽減することができ、操作性を大幅に向上さ
せることができる。
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】日本語処理装置のブロック構成図である。
【図3】日本語処理装置の英数入力時のフローチャート
である。
である。
【図4】日本語処理装置の仮名入力時のフローチャート
である。
である。
【符号の説明】 10 日本語処理装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 13a 文書領域 13b ワーク領域 14 入力装置 15 表示装置 16 ローマ字判断部 17 辞書データ部 18 日本語変換処理部
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の入力モードに従って文字データを
入力する文字データ入力手段と、 前記文字データ入力手段により入力された文字データが
仮名として入力されたものかあるいは英数文字として入
力されたものかを判別する判別手段と、 前記判別手段により仮名として入力されたものと判別さ
れたときには前記入力モードを仮名入力モードに切替
え、英数文字として入力されたものと判別されたときに
は前記入力モードを英数文字モードに切替えるモード切
替手段と、 を具備したことを特徴とする日本語処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248332A JPH0561855A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 日本語処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248332A JPH0561855A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 日本語処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561855A true JPH0561855A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17176514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3248332A Pending JPH0561855A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 日本語処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561855A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6014357A (en) * | 1994-02-23 | 2000-01-11 | Teac Corporation | Disc device having a turntable being able to extend into an opening in a top plate beneath a lid connected to the plate |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP3248332A patent/JPH0561855A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6014357A (en) * | 1994-02-23 | 2000-01-11 | Teac Corporation | Disc device having a turntable being able to extend into an opening in a top plate beneath a lid connected to the plate |
US6111837A (en) * | 1994-02-23 | 2000-08-29 | Teac Corporation | Disc device with a turntable being able to extend into an opening in a top plate connected to a lid |
US6151285A (en) * | 1994-02-23 | 2000-11-21 | Teac Corporation | Disc device having a chassis and movable tray part including a turntable and pickup means with a disc overhanging the tray perpendicular to the disc insertion direction |
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