JP2003235512A - 呈味性が改善されたアミノ酸含有組成物 - Google Patents

呈味性が改善されたアミノ酸含有組成物

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恭行 富山
Katsumi Ohata
克己 大畑
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仁美 早渕
Yoshihiro Nomura
善博 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アミノ酸に由来する苦味等異味・異風味を低減
又は緩和し、官能、保存安定性を十分確保したアミノ酸
含有組成物を提供する。 【解決手段】苦味等異味・異風味を有するアミノ酸から
成る主原料と、苦味等異味・異風味を有し、かつ主原料
とは異種のアミノ酸から成る副原料と、甘味料及び/又
はフレーバーとを含有するアミノ酸含有組成物により、
上記目的とする呈味性が改善されたアミノ酸含有組成物
を得ることができる。飲食品や医薬品の形態で、またこ
れ等に使用した形態でこの組成物を使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノ酸に由来す
る苦味等の異味・異風味が低減又は緩和されたアミノ酸
含有組成物に関する。アミノ酸を含む飲食品及び医薬品
の呈味性改善に好適である。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸は、栄養強化、薬用等の目的で
飲食品、医薬品等に広範に利用されている。近年殊に、
疲労回復、筋力強化、成長補助、免疫力増加、美肌促進
等のアミノ酸が有する作用効果が注目され、いわゆるス
ポーツ飲料や、アイソトニック飲料を始めとして各種の
飲食品へのアミノ酸の配合が行われている。
【0003】これ等のアミノ酸は、固有の味、風味を有
する。即ち、フェニルアラニン、トリプトファン、アル
ギニン、アルギニン塩酸塩、イソロイシン、バリン、ロ
イシン、メチオニン、オルニチン、ヒスチジン等、苦味
を主な呈味特性とするアミノ酸、リジン塩酸塩等、苦味
と他の呈味を併せ持つアミノ酸、更にはシステイン等異
風味を官能特性とするアミノ酸等があり、苦味を始めと
するこれ等の固有の味、風味が、そのまま飲用する場合
は勿論のこと、他の成分と組み合わせての使用において
も、全体の味、風味を損なうことになり易い。
【0004】苦味等の低減又は緩和には、砂糖を始めと
する甘味物質の併用が一般的であるが、砂糖の摂取を控
える一般的傾向が存在し、更に、糖類とアミノ酸の併存
は、加熱処理や保存中に褐変反応を促進し、外観、風
味、栄養価値、薬理効果等を損なう結果をもたらす。更
に、糖類による呈味の矯正は、アミノ酸に対し、比較的
多量の糖類の併用が必要となることから、カロリーの増
加に加え、他の成分の配合が制限される等の問題も派生
し、異臭等の緩和も含めた総合的な問題解決とはなり得
ない。
【0005】アミノ酸の呈味改善には、カプセル化や他
の呈味改善物質の併用等種々の方法が行われているが、
これ等の方法によっても、第三成分の併用量を最小限に
とどめてアミノ酸の配合比率を十分確保しつつ、官能、
保存安定性等を共に満足し得るような解決法には至って
いないのが現状である。
【0006】以上のような情況下に、従来法に比較して
アミノ酸の呈味性を改善する簡便な方法が求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、アミノ酸に由来する苦味等異味・異風味を
低減又は緩和し、官能、保存安定性を確保したアミノ酸
含有組成物を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
の解決につき鋭意検討を重ねる中で、異味・異風味を有
するアミノ酸同士を組み合わせた場合、意外なことに、
各アミノ酸に固有の異味・異風味が低減又は緩和される
こと、更にこれ等異種のアミノ酸の組合わせに甘味料及
び/又はフレーバーを併用することにより、アミノ酸の
異味・異風味が低減され、又は殆ど気にならない程度に
緩和できることを見出した。例えば、苦味を有するアミ
ノ酸である、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−バ
リン(以下、「BCAA」と称する。)に、BCAAと
同様に苦味を有するL−アルギニンを併用配合した場
合、意外なことにBCAAの苦味が緩和され、更に甘味
料やフレーバーを配合することにより、L−アルギニン
の苦味も目立つことなく緩和される。本発明者等はかか
る知見に基づき更に検討を重ね本発明を完成するに到っ
た。
【0009】即ち、本発明は異味・異風味を有するアミ
ノ酸から成る主原料と、異味・異風味を有し、かつ主原
料を構成するアミノ酸とは異種のアミノ酸から成る副原
料と、甘味料及び/又はフレーバーとを含有することに
特徴を有する呈味性が改善されたアミノ酸含有組成物に
存する。
【0010】当該アミノ酸は塩の形態でもよい。従っ
て、本発明において「アミノ酸」とはアミノ酸の遊離体
とその塩の形態にあるものの両方を意味する。
【0011】本発明の組成物には前記必須成分の他に、
異味・異風味を有しないアミノ酸、食用有機酸、賦形剤
その他の各種の成分を含めて、本発明の目的を阻害しな
い範囲で更に各種の成分を含むことができ、これ等も当
然この発明に含まれる。
【0012】本発明の組成物は、特に飲食品用又は医薬
品用として好適である。
【0013】本発明において、主原料及び副原料を構成
するアミノ酸として、以下のAからCの3群の中から選
択することができる。
【0014】(A)苦味を主な呈味特性とするアミノ
酸;(B)苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸;及び
(C)異風味を官能特性とするアミノ酸。
【0015】苦味を主な呈味特性とするアミノ酸の例と
してフェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、
イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニ
チン、及びヒスチジンを、苦味と他の呈味を併せ持つア
ミノ酸の例としてリジンを、異風味を官能特性とするア
ミノ酸の例としてシステインを、それぞれ挙げることが
できる。
【0016】本発明に使用する主原料は、目的とする組
成物に要求される機能を発揮するアミノ酸として配合さ
れるものをいう。従って、主原料を構成するアミノ酸が
1種類である必要は無く、例えば筋肉を良好な状態に整
える機能性スポーツ飲料組成物では、イソロイシン、ロ
イシン及びバリンの3種を主原料として使用することが
できる。
【0017】上記A群からC群のアミノ酸に関しては、
主原料を構成するアミノ酸(1種以上)は何れか一つの
群から1種又は複数種選択することもできるし、複数の
群から複数種選択することもできる。一方、副原料を構
成するアミノ酸(1種以上)は主原料を構成するアミノ
酸と同様前記一つ又は複数の群から1種又は複数種選択
することができる。この際、目的とする組成物に要求さ
れる機能が複数の場合には、主原料を副原料と称し、副
原料を主原料と称することもできる。要は、主原料を構
成するアミノ酸と副原料を構成するアミノ酸の両方に異
味・異風味を有する同一種のアミノ酸を含むことがなけ
ればよい。
【0018】主原料及び副原料を構成するアミノ酸とし
ては、アミノ酸でかつ苦味等の異味・異風味を有してお
れば特に制限は無い。光学活性体、ラセミ体等の立体配
座にも制限は無い。自然界に存在するという点で、天然
に存在するアミノ酸(天然アミノ酸)の中から1種又は
複数種を選択することが好ましい。
【0019】また、アミノ酸は遊離体でも前述の如く塩
の形態でもよい。塩の形態としてはナトリウム、カリウ
ム、カルシウム塩等無機塩基との塩(金属塩等)や、ア
ンモニアや各種アミン等有機塩基との塩(アンモニウム
塩等)、更に塩酸、硫酸等無機酸との塩や、酢酸等有機
酸との塩を挙げることができる。更に、本発明に使用す
るアミノ酸に塩基性アミノ酸と酸性アミノ酸が存在する
場合、これ等のアミノ酸をこの塩基性アミノ酸と酸性ア
ミノ酸との塩の形態でも使用することができる。
【0020】本発明の組成物中に含まれる副原料アミノ
酸全量の主原料アミノ酸全量に対する含有比率、即ち配
合比率(重量)については特に制限は無いが、1倍を超
えない方が好ましい。
【0021】本発明において使用する甘味料の種類やそ
の数、量等には制限は無いが、例えば甘味料として、高
甘味度甘味料、好ましくはショ糖に対する甘味強度比1
00〜200倍以上の高甘味度甘味料(1種以上)を選
択することができる。
【0022】このような高甘味度甘味料の例として、ア
スパルテーム、アセスルファームK、スクラロース、ス
テビア及びサッカリンを挙げることができる。
【0023】一方、甘味料として、ショ糖、ブドウ糖、
果糖、異性化糖、トレハロース、エリスリトール、ソル
ビトール、マルチトール、マンニトール、還元麦芽糖、
その他の糖、糖アルコールを始めとする低甘味度甘味料
を(1種以上)選択することができる。
【0024】これ等甘味料は、異なる種類の甘味料を複
数種併用することが好ましく、特に、前記高甘味度甘味
料を使用する場合この低甘味度甘味料を併用使用するこ
とが呈味性改善の上から好ましい。
【0025】本発明において使用するフレーバーの種類
やその数、量等には制限は無いが、例えばフレーバーと
して、食品用フレーバー(1種以上)を使用することが
でき、特に果物系フレーバー、チョコレート、ミルク、
ティー、ワニラ等を例示することができる。勿論別種の
フレーバーと併用使用することもできる。
【0026】フレーバーの例として果物系フレーバー、
チョコレート、ミルク、ティー及びワニラ等を挙げるこ
とができる。
【0027】本発明の組成物中に含まれる甘味料及び/
又はフレーバーの含有比率(重量)については、主原料
及び副原料を構成する全アミノ酸に対して、甘味料及び
/又はフレーバーを好ましくは1〜30倍(重量)程
度、より好ましくは1〜20倍(重量)程度配合するこ
とができる。
【0028】主原料を構成するアミノ酸と副原料を構成
するアミノ酸の組み合わせは、前記の3群:AからCの
異なる2群又は3群から選択されるアミノ酸の組み合わ
せが好ましい。
【0029】本発明の組成物は粉末飲料、卓上用甘味料
や、錠菓のような固体飲食品用に好適に使用することが
できる。
【0030】また、本発明の組成物は液体又は半固形状
の飲食品用に好適に使用することができる。
【0031】本発明の組成物を飲食品又は医薬品中に使
用することもできる。即ち、このように使用されたもの
は、飲食品、医薬品等の発明に該当し本発明に含まれ
る。
【0032】また、本発明の組成物を飲食品又は医薬品
の形態で使用することもできる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、代表的な例を中心に説明するものであり
本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】本発明は、例えば代表例として下記〜
の各成分を少なくとも含有する、呈味性が改善されたア
ミノ酸含有組成物に向けられる:
【0035】異味・異風味を有するアミノ酸からなる
主原料; 異味・異風味を有し、かつ主原料を構成するアミノ酸
と異種のアミノ酸;及び 甘味料及び/又はフレーバー。
【0036】本発明に使用するアミノ酸としては、主原
料と副原料で各1種以上で、最小2種類のアミノ酸を使
用することができる。アミノ酸の種類について、(A)
フェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、アル
ギニン塩酸塩、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチ
オニン、オルニチン、ヒスチジン等、苦味を主な呈味特
性とするアミノ酸、(B)リジン塩酸塩等、苦味と他の
呈味を併せ持つアミノ酸、(C)システイン等異風味を
官能特性とするアミノ酸を挙げることができる。これ等
の中から、主原料のアミノ酸として1種類又は2種類以
上及び、副原料として、主原料と異なるアミノ酸を1種
類又は2種類以上選択して組み合わせることができる。
具体的には、例えば、下記組み合わせ等が挙げられる。
【0037】1. 主原料として(A)群のアミノ酸1
種以上の場合、これに副原料に(B)及び(C)の1群
又は2群から選択されたアミノ酸1種以上を組み合わせ
る。
【0038】2. 主原料として(B)群のアミノ酸1
種以上の場合、これに副原料に(A)及び(C)の1群
又は2群から選択されたアミノ酸1種以上を組み合わ
る。
【0039】3. 主原料として(C)群のアミノ酸1
種以上の場合、これに副原料に(A)及び(B)の1群
又は2群から選択されたアミノ酸1種以上を組み合わ
る。
【0040】主原料となるアミノ酸と副原料となるアミ
ノ酸の組み合わせで、主原料として(A)、(B)及び
(C)群の2群以上から選ばれた2種以上のアミノ酸の
場合、副原料に(A)、(B)及び(C)の1群又は2
群以上から選ばれた2種以上のアミノ酸を組み合せるこ
とも可能である(例えば、主原料にアルギニン及びリジ
ン、副原料にBCAA)。また、主原料及び副原料を同
群のアミノ酸同士の組み合わせとすることも可能である
(例えば、主原料としてアルギニン、副原料としてヒス
チジン)。
【0041】主原料アミノ酸と副原料アミノ酸との組み
合わせにおける各アミノ酸の配合比率についても目的と
する組成物に応じ適宜選択可能であるが、副原料の主原
料に対する割合は1倍を超えない配合比(重量)である
ことが望ましい。
【0042】甘味料としては、糖類を始め各種の甘味料
が使用できるが、好ましくは、アスパルテーム、アセス
ルファームK、スクラロース、ステビア、サッカリン等
から選ばれる高甘味度甘味料の1種又は2種以上を使用
することができる。高甘味度甘味料は単独使用の他、糖
類等の低甘味度甘味料との併用も可能である。
【0043】フレーバーについては、バナナ、オレン
ジ、アップル、ストロベリー、アプリコット、グレー
プ、アセロラ、レモン、グレープフルーツ等の果物系フ
レーバーは勿論のこと、チョコレート、ミルク、ティ
ー、ワニラ等の食品用フレーバー全般から1種又は2種
以上を選択して使用することができる。
【0044】主原料、及び副原料を構成するアミノ酸に
対し、甘味料とフレーバーを両方併用することが望まし
いが、調製する組成物の種類や目的によっては、甘味料
のみ、或いは、フレーバーのみの使用も可能である。
【0045】本発明の組成物の具体例として、飲食品
や、医薬品を挙げることができる。即ち、本発明の組成
物を飲食品や医薬品の形態で使用することができる。こ
の組成物の具体的な形態としては、粉末飲料、卓上用甘
味料、錠菓のような固体飲食品(実際食する際には、こ
れ等を水等の液体に溶解して使用する形態も含まれ
る。)、粉末医薬品、錠剤等の固体医薬品、或いはジュ
ース等の液体、ゼリー、ドレッシングやマヨネーズのよ
うな半固形状飲食品、医薬品等、あらゆる形態が含まれ
る。更に、本発明の組成物を使用した、又は含んだ飲食
品や、医薬品等も本発明に含まれる。
【0046】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明の範囲はこれ等によって限定されるも
のではない。尚、以下の実施例において粉末飲料の組成
を示すが、この組成の成分混合物を希釈した液体飲料や
これより打錠による錠菓等も本発明の組成物に該当し、
本発明で奏する効果を確認することができる。
【0047】実施例1: BCAA配合粉末飲料 下記表1の配合組成に従い、原材料の全成分を混合し
て、粉末飲料を調製した。L-Argのみを除いて同様の配
合で調製した粉末飲料を対照として、各粉末飲料を100c
cの水に溶解したものを試料として官能評価に供したと
ころ、本発明品が対照に比べ苦味や、異風味が少ないと
して有意に好まれた。
【0048】
【表1】粉末飲料配合表 *1:長谷川香料社製
【0049】実施例2:組成物2〜17 下記表2に示す配合組成に従い、原材料の全成分を混合
して、粉末飲料を調製した。実施例1と同様に官能評価
を実施したところ、何れの系においても本発明品は苦味
や、異風味が少ないとの評価が得られ、本発明の目的と
する効果を確認することができた。
【表2】粉末飲料配合表
【0050】以上の結果から、呈味性が改善されたアミ
ノ酸含有組成物、即ちアミノ酸の特定の組み合わせによ
りアミノ酸に由来する苦味等、異味・異風味を低減又は
緩和したアミノ酸含有組成物が得られることが分かる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、アミノ酸に由来する苦
味等異味・異風味を低減又は緩和し、官能、保存安定性
を確保したアミノ酸含有組成物を提供することができ
る。飲食品や医薬品の形態で、またこれ等に使用した形
態でこの組成物を使用することができる。従って、本発
明は工業上、特に食品分野や医薬品分野において極めて
有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/52 A61P 3/02 2/60 21/06 A61K 31/198 37/04 47/18 A23L 2/00 B A61P 3/02 C 21/06 F 37/04 Q (72)発明者 早渕 仁美 福岡県福岡市東香椎浜4丁目1−1−504 (72)発明者 野村 善博 東京都中央区京橋1丁目15番1号 味の素 株式会社内 Fターム(参考) 4B017 LC02 LC03 LE01 LK14 LL01 LL02 4B018 MD19 ME14 MF02 4B047 LB09 LG15 4C076 AA29 BB01 CC21 CC40 DD51 FF52 4C206 AA01 FA53 MA02 MA05 MA63 MA72 NA09 ZC21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異味・異風味を有するアミノ酸から成る主
    原料と、異味・異風味を有し、かつ主原料を構成するア
    ミノ酸とは異種のアミノ酸から成る副原料と、甘味料及
    び/又はフレーバーとを含有することを特徴とする呈味
    性が改善されたアミノ酸含有組成物。当該アミノ酸は何
    れも塩の形態でもよい。
  2. 【請求項2】飲食品用又は医薬品用である請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】主原料及び副原料を構成するアミノ酸が、
    以下のAからCの3群の中から選択される請求項1又は
    2記載の組成物: (A)苦味を主な呈味特性とするアミノ酸;(B)苦味
    と他の呈味を併せ持つアミノ酸;及び(C)異風味を官
    能特性とするアミノ酸。
  4. 【請求項4】苦味を主な呈味特性とするアミノ酸がフェ
    ニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、イソロイ
    シン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニチン及び
    ヒスチジンを含み、苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸
    がリジンを含み、異風味を官能特性とするアミノ酸がシ
    ステインを含む請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】主原料及び副原料を構成するアミノ酸が天
    然に存在するアミノ酸から選択される請求項1又は2記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】主原料を構成する全アミノ酸に対する副原
    料を構成する全アミノ酸の含有比率(重量)が1倍を超
    えない請求項1又は2記載の組成物。
  7. 【請求項7】高甘味度甘味料を含有する請求項1又は2
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】低甘味度甘味料を含有する請求項1、2又
    は7記載の組成物。
  9. 【請求項9】フレーバーが、果物系フレーバー、チョコ
    レート、ミルク、ティー及びワニラの少なくとも1種で
    ある請求項1又は2記載の組成物。
  10. 【請求項10】粉末飲料、卓上用甘味料、錠菓のような
    固体飲食品用である請求項1又は2記載の組成物。
  11. 【請求項11】液体又は半固形状の飲食品用である請求
    項1又は2記載の組成物。
  12. 【請求項12】請求項1〜11何れか記載の組成物を含
    有することを特徴とする飲食品又は医薬品。
  13. 【請求項13】主原料及び副原料を構成する全アミノ酸
    に対して、甘味料及び/又はフレーバーを1〜30倍
    (重量)含有する請求項1又は2記載の組成物。
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