JP2003229404A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003229404A
JP2003229404A JP2002325121A JP2002325121A JP2003229404A JP 2003229404 A JP2003229404 A JP 2003229404A JP 2002325121 A JP2002325121 A JP 2002325121A JP 2002325121 A JP2002325121 A JP 2002325121A JP 2003229404 A JP2003229404 A JP 2003229404A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平流し方式において被処理基板に気体を吹き
付ける乾燥処理に際して基板表面より発生するミストの
基板への再付着を防止して、処理品質を向上させるこ
と。 【解決手段】 搬送路114上で基板Gが上下エアナイ
フ140,142の傍を通過する際、各々の気体噴出部
152は搬送方向に逆らう向きでナイフ状の鋭利な空気
流を噴出してそれぞれ斜め上方および斜め下方から基板
Gの上面および下面に吹き付ける。そうすると、基板G
の上下面においてリンス液の液膜Raや液滴Rが表面張
力に抗して基板後方へ吹き寄せられ、あるいは寄せ集め
られ、エアの風圧を直接受ける各ミスト吸い込み口17
2付近の基板表面からはミストmが発生する。しかし、
発生したミストmは周囲に拡散することなく速やかに各
ミスト回収室170の内奥へ吸い込まれ、排気管174
を通って排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平流し方式で被処
理基板に処理を施す基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、LCD(液晶表示ディスプレイ)
製造におけるレジスト塗布現像処理システムでは、LC
D基板の大型化に有利に対応できる洗浄方法あるいは現
像方法として、搬送ローラや搬送ベルトを水平方向に敷
設してなる搬送路上でLCD基板を搬送しながら洗浄処
理あるいは現像処理を行うようにした、いわゆる平流し
方式が注目されている。
【0003】一般に、平流し方式の洗浄装置や現像装置
では、処理工程の最終段で基板の表面に残存または付着
している液を取り除いて基板を乾燥させるためのツール
として、エアナイフが用いられている。エアナイフは、
搬送路の左右幅方向で基板の端から端までカバーする無
数のガス吐出口またはスリット状のガス吐出口を有し、
所定の位置で直下または直上を通過する基板に対してナ
イフ状の鋭利な気体流(通常は空気流または窒素ガス
流)を吹き付けるものである。このナイフ状の鋭利な気
体流の吹き付けにより、基板がエアナイフの傍を通過す
る際に、基板表面の液が基板後端側へ掃き寄せられるよ
うにして基板の外へ払い落とされる(つまり液切りされ
る)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の基板処理装置では、エアナイフの傍を通過する
基板表面からミストが発生して、周囲に飛散または舞い
上がったミストの一部がエアナイフの下流側に廻り込ん
で乾燥処理直後の基板表面に付着することがあり、歩留
りを下げる原因になっていた。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、平流し方式において被処理基板に気
体を吹き付ける乾燥処理に際して基板表面より発生する
ミストの基板への再付着を効果的に防止して、処理品質
を向上させるようにした基板処理装置を提供することを
目的とする。
【0006】また、最近、LCD基板の大型化に伴なっ
てエアナイフも大型化していることから、工場における
噴出用気体の消費量が増大しているという問題もある。
【0007】したがって、本発明の別の目的は、噴出用
気体の消費量を削減して省エネを実現できる基板処理装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の基板処理装置は、被処理基板をほ
ぼ水平な姿勢で水平方向に搬送する搬送路と、前記搬送
路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付ける気体
噴出部と、前記気体噴出部からの気体が前記基板の表面
に当たることによって発生するミストを吸い込んで回収
するための前記気体噴出部の近傍に設けられるミスト回
収部とを有する。
【0009】上記の構成においては、搬送路上の基板に
対して気体噴出部が気体を噴きつけるのと同時に、気体
噴出部に隣接して配置されているミスト回収部が基板表
面から発生するミストを吸い込んで回収することによ
り、搬送方向下流側へのミストの回り込みを防止し、ひ
いては乾燥処理直後の基板表面へのミストの再付着を防
止することができる。
【0010】上記第1の基板処理装置における好ましい
一態様は、ミスト回収部が、搬送路に臨むミスト吸い込
み口を有するミスト回収室と、このミスト回収室に排気
路を介して接続されている負圧源とを有し、該排気路に
ミスト捕集用のトラップを設ける構成である。かかる態
様によれば、気体噴出部より吹き付けられる気体の風圧
で基板表面からミストが発生しても、ミストは周囲に拡
散することなく速やかにミスト吸い込み口からミスト回
収室へ吸い込まれてトラップ側へ回収される。
【0011】この態様において、好ましくは、ミスト回
収部の負圧源としてミスト回収室に入側を接続される給
排気ファンで構成し、該給排気ファンの出側を給気路を
介して気体噴出部に接続する構成としてよい。かかる構
成によれば、1つの空気循環システムによって、気体噴
出部にエアを供給すると同時にミスト回収室からミスト
を回収することができる。この構成においては、給気路
に、気体中の粒子を捕集するフィルタおよび/または流
量調整器を設けるのが好ましい。
【0012】上記第1の基板処理装置における好ましい
別の態様は、気体噴出部が搬送方向に逆らう向きで気体
を噴出し、ミスト回収部のミスト吸い込み口が気体噴出
部よりも搬送方向の上流側に配置される構成である。か
かる構成では、気体噴出部が搬送路の上流側に向けて気
体を噴出することにより、ミストは気体噴出部の上流側
でのみ発生し、気体噴出部の上流側に配置されるミスト
回収部によって確実に捕捉される。
【0013】また、気体噴出部およびミスト回収部を搬
送路の上方に配置する場合、ミスト回収部において、好
ましくは、ミスト吸い込み口の内側に液滴の垂れ落ちを
防止するための樋部を設ける構成としてよい。
【0014】本発明の一態様によれば、上記給気路に
は、気体の湿度を調整する湿度調整機構が設けられる。
上記ミスト捕集用のトラップでミストを捕集しただけで
は、給排気ファンより循環供給される気体に水蒸気が多
量に残っていることがある。そのようなミスト捕集用の
トラップからの水蒸気混じりの気体の湿度を上記湿度調
整機構によって適切に調整することで、たとえば、より
乾燥した気体を給排気ファンより循環供給して気体噴出
部より噴出させることができる。これにより、たとえば
新しい気体を使用する必要がなく、気体の消費量を削減
することができる。また、より乾燥した気体を噴出させ
ることで、基板の周囲の雰囲気も乾燥し、ミストの発生
を抑制することができる。湿度調整機構は、たとえば乾
燥装置や除湿装置で構成されてよく、気体を乾燥させる
ことで湿度を調整できる。
【0015】本発明の一態様によれば、上記樋部に集め
られた液を回収するバキューム機構をさらに備える。こ
のバキューム機構により、樋部に集められた液が満杯に
なって溢れ落ちるのを防止し、処理品質の信頼性を向上
させることができる。
【0016】本発明の一態様によれば、搬送路上の基板
の端部に吹き付ける気体の量を、基板両端部以外の領域
に吹き付ける気体の量よりも多くする噴射量調整手段を
備える。基板の端部の領域には液を除去しきれず「液残
り」が発生しやすく、特に基板が矩形の場合に「液残
り」が発生しやすいが、噴出量調整手段を備えることに
よって、そのような「液残り」を確実に防止できる。こ
こで、気体の噴出量とは、たとえば単位時間当たりの気
体の噴出量であってもよく、あるいは基板上の単位面積
当たりに吹き付けられる気体の量であってもよい。
【0017】本発明の一態様によれば、上記気体噴出部
が、長手方向に配列された複数の気体噴出口を有する長
尺状のノズルであり、基板の端部に対応する(たとえば
ノズル端部側の)気体噴出口の気体噴射量が基板の中央
部に対応する(たとえばノズル中央部の)気体噴出口の
気体噴射量よりも多くなるように構成される。複数の気
体噴出口は多孔型であってもよく、あるいは1つのスリ
ット型噴出口を仕切り板等で分割することによってノズ
ル端部側の気体噴出口とノズル中央部の気体噴出口とを
形成することも可能である。
【0018】本発明の一態様によれば、ミストを回収し
てミストを含む気体を排気する際の排気量を可変制御す
る排気量制御手段を備える。かかる排気量制御手段は、
たとえば負圧源の圧力を可変制御する手段からなり、た
とえばミストの発生量が少ないときには排気量を少なく
して、すなわち負圧源に用いられるエネルギーを小さく
して、省エネをはかることができる。
【0019】本発明の一態様によれば、上記排気量制御
手段が、ミストを含む気体を回収する際の排気量を、搬
送方向における基板の搬送上流側または搬送下流側端部
の領域に対して気体を吹き付けるときに、当該端部領域
以外の基板領域に対して気体を吹き付けるときよりも多
くする。搬送方向における基板の端部の領域でも上記の
ような「液残り」が発生しやすく、基板端部領域に気体
を吹き付ける際には比較的多量のミストが発生するの
で、このときに負圧源による排気を強めることでミスト
を漏れなく回収することができる。ここで、排気量と
は、たとえば単位時間当たりの排気量である。
【0020】本発明の第2の基板処理装置は、被処理基
板をほぼ水平な姿勢で水平方向に搬送する搬送路と、前
記搬送路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付け
る気体噴出部と、前記気体噴出部からの気体が前記気体
の表面に当たることによって発生するミストを吸い込ん
で回収するための前記気体噴出部の近傍に設けられるミ
スト回収部と、前記気体噴出部からの気体の噴出量を可
変制御する噴出量制御手段と、前記ミスト回収部からミ
ストを含む気体を排気する際の排気量を可変制御する排
気量制御手段とを有する。
【0021】本発明では、搬送路上の基板に対して気体
噴出部が気体を吹き付けるのと同時に、気体噴射部に隣
接して配置されているミスト回収部が基板表面から発生
するミストを吸い込んで回収することにより、搬送方向
下流側へのミストの回り込みを防止し、ひいては乾燥処
理直後の基板表面へのミストの再付着を防止することが
できる。
【0022】また、噴出量制御手段および排気量制御手
段のうちの少なくとも一方を動作させて、搬送路上の基
板の周囲の雰囲気の圧力が大気圧より高くなるように制
御することができる。たとえば、噴出量制御手段により
気体の噴射量を下げた場合は、これに合わせて排気量制
御手段で排気量を下げることによって、基板の周囲の雰
囲気圧力が大気圧より大きくなるように制御し、外部か
らパーティクルが侵入するのを防止することができる。
【0023】本発明の第3の基板処理装置は、被処理基
板をほぼ水平な姿勢で水平方向に搬送する搬送路と、前
記搬送路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付け
る気体噴出ノズルと、前記気体噴出ノズルからの気体が
前記基板の表面に残存する処理液に当たることによって
発生するミストを吸い込んで回収するための前記気体噴
出ノズルの搬送上流側近傍に設けられるミスト回収部と
を有し、前記ミスト回収部が、前記搬送路に臨んだミス
ト吸い込み口と、前記基板の搬送中に前記基板上の処理
液に接することで該処理液を除去する処理液除去部材と
を有する。
【0024】本発明では、気体噴出ノズルの搬送上流側
に設けられたミスト回収部が処理液除去部材を備えるこ
とにより、搬送される基板上の処理液を処理液除去部材
によってある程度まで除去することができる。これによ
り、気体噴出ノズルにおける気体の吹き付けとミスト回
収部におけるミスト吸い込みの負担が軽減され、省エネ
をはかれる。
【0025】また、上記の目的を達成するために、本発
明の第4の基板処理装置は、被処理基板をほぼ水平な姿
勢で水平方向に搬送する搬送路と、前記搬送路上で前記
基板がわずかな隙間を空けて通り抜けできる開口部を有
する隔壁と、前記隔壁を挟んで前記搬送路の上流側およ
び下流側にそれぞれ設けられた第1および第2の室と、
前記第2の室内に前記第1の室内よりも相対的に高い圧
力空間を形成する差圧形成手段とを有し、前記基板が前
記隔壁の開口部を通り抜けする際に、前記基板と前記開
口部との間に形成される隙間を通って前記第2の室から
前記第1の室へ流れる気体の風圧によって前記基板の表
面に付いている液を払い落とす構成とした。
【0026】この第4の基板処理装置においては、搬送
路上で基板が隔壁の開口部を通り抜ける際に、基板と開
口部との間に形成される隙間を通って下流側の第2の室
から上流側の第1の室に向って、つまり搬送方向に逆ら
う向きで空気流が吹き抜けることにより、基板の表面に
付着している液が該空気流の風圧によって基板後方へ払
い落とされ、一部はミストとなって第1の室内で飛散な
いし拡散する。こうして、開口部を通り抜けた基板の表
面は液を取り除かれた状態つまり乾燥状態になる。基板
と開口部との間に形成される隙間は、狭いほど大きな液
切り用の風圧を得ることができ、好ましくは4mm以下
に設定されてよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
好適な実施形態を説明する。
【0028】図1に、本発明の基板処理装置を適用でき
る一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この
塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置
され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製
造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗
浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベー
ク等の各処理を行うものである。露光処理は、このシス
テムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われ
る。
【0029】この塗布現像処理システム10は、中心部
に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置
し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーシ
ョン(C/S)14とインタフェースステーション(I
/F)18とを配置している。
【0030】カセットステーション(C/S)14は、
システム10のカセット搬入出ポートであり、基板Gを
多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセット
Cを水平方向たとえばY方向に4個まで並べて載置可能
なカセットステージ20と、このステージ20上のカセ
ットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22と
を備えている。搬送機構22は、基板Gを保持できる手
段たとえば搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの
4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション
(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようにな
っている。
【0031】プロセスステーション(P/S)16は、
システム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向き
の一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまた
は工程の順に配置している。より詳細には、カセットス
テーション(C/S)14側からインタフェースステー
ション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスライン
Aには、洗浄プロセス部24と、第1の熱的処理部26
と、塗布プロセス部28と、第2の熱的処理部30とを
横一列に配置している。一方、インタフェースステーシ
ョン(I/F)18側からカセットステーション(C/
S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、第2
の熱的処理部30と、現像プロセス部32と、脱色プロ
セス部34と、第3の熱的処理部36とを横一列に配置
している。このライン形態では、第2の熱的処理部30
が、上流側のプロセスラインAの最後尾に位置するとと
もに下流側のプロセスラインBの先頭に位置しており、
両ラインA,B間に跨っている。
【0032】両プロセスラインA,Bの間には補助搬送
空間38が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に
載置可能なシャトル40が図示しない駆動機構によって
ライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっ
ている。
【0033】上流部のプロセスラインAにおいて、洗浄
プロセス部24は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)4
2を含んでおり、このスクラバ洗浄ユニット(SCR)
42内のカセットステーション(C/S)10と隣接す
る場所にエキシマUV照射ユニット(e−UV)41を
配置している。後述するように、スクラバ洗浄ユニット
(SCR)42内の洗浄部は、LCD基板Gをコロ搬送
またはベルト搬送により水平姿勢でラインA方向に搬送
しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄
やブロー洗浄を施すようになっている。
【0034】洗浄プロセス部24の下流側に隣接する第
1の熱的処理部26は、プロセスラインAに沿って中心
部に縦型の搬送機構46を設け、その前後両側に複数の
ユニットを多段に積層配置している。たとえば、図2に
示すように、上流側の多段ユニット部(TB)44に
は、基板受け渡し用のパスユニット(PASS)50、
脱水ベーク用の加熱ユニット(DHP)52,54およ
びアドヒージョンユニット(AD)56が下から順に積
み重ねられる。ここで、パスユニット(PASS)50
は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42側と基板Gの
受け渡しを行うために用いられる。また、下流側の多段
ユニット部(TB)48には、基板受け渡し用のパスユ
ニット(PASS)60、冷却ユニット(CL)62,
64およびアドヒージョンユニット(AD)66が下か
ら順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PAS
S)60は、塗布プロセス部28側と基板Gの受け渡し
を行うためのものである。
【0035】図2に示すように、搬送機構46は、鉛直
方向に延在するガイドレール68に沿って昇降移動可能
な昇降搬送体70と、この昇降搬送体70上でθ方向に
回転または旋回可能な旋回搬送体72と、この旋回搬送
体72上で基板Gを支持しながら前後方向に進退または
伸縮可能な搬送アームまたはピンセット74とを有して
いる。昇降搬送体70を昇降駆動するための駆動部76
が垂直ガイドレール68の基端側に設けられ、旋回搬送
体72を旋回駆動するための駆動部78が昇降搬送体7
0に取り付けられ、搬送アーム74を進退駆動するため
の駆動部80が回転搬送体72に取り付けられている。
各駆動部76,78,80はたとえば電気モータ等で構
成されてよい。
【0036】上記のように構成された搬送機構46は、
高速に昇降ないし旋回運動して両隣の多段ユニット部
(TB)44,48の中の任意のユニットにアクセス可
能であり、補助搬送空間38側のシャトル40とも基板
Gを受け渡しできるようになっている。
【0037】第1の熱的処理部26の下流側に隣接する
塗布プロセス部28は、図1に示すように、レジスト塗
布ユニット(CT)82、減圧乾燥ユニット(VD)8
4およびエッジリムーバ・ユニット(ER)86をプロ
セスラインAに沿って一列に配置している。図示省略す
るが、塗布プロセス部28内には、これら3つのユニッ
ト(CT)82、(VD)84、(ER)86に基板G
を工程順に1枚ずつ搬入・搬出するための搬送装置が設
けられており、各ユニット(CT)82、(VD)8
4、(ER)86内では基板1枚単位で各処理が行われ
るようになっている。
【0038】塗布プロセス部28の下流側に隣接する第
2の熱的処理部30は、上記第1の熱的処理部26と同
様の構成を有しており、両プロセスラインA,Bの間に
縦型の搬送機構90を設け、プロセスラインA側(最後
尾)に一方の多段ユニット部(TB)88を設け、プロ
セスラインB側(先頭)に他方の多段ユニット部(T
B)92を設けている。
【0039】図示省略するが、たとえば、プロセスライ
ンA側の多段ユニット部(TB)88には、最下段に基
板受け渡し用のパスユニット(PASS)が置かれ、そ
の上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)
がたとえば3段積み重ねられてよい。また、プロセスラ
インB側の多段ユニット部(TB)92には、最下段に
基板受け渡し用のパスユニット(PASS)が置かれ、
その上に冷却ユニット(COL)がたとえば1段重ねら
れ、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBA
KE)がたとえば2段積み重ねられてよい。
【0040】第2の熱的処理部30における搬送機構9
0は、両多段ユニット部(TB)88,92のそれぞれ
のパスユニット(PASS)を介して塗布プロセス部2
8および現像プロセス部32と基板Gを1枚単位で受け
渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル
40や後述するインタフェースステーション(I/F)
18とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっ
ている。
【0041】下流部のプロセスラインBにおいて、現像
プロセス部32は、基板Gを水平姿勢で搬送しながら一
連の現像処理工程を行う、いわゆる平流し方式の現像ユ
ニット(DEV)94を含んでいる。
【0042】現像プロセス部32の下流側には脱色プロ
セス部34を挟んで第3の熱的処理部36が配置され
る。脱色プロセス部34は、基板Gの被処理面にi線
(波長365nm)を照射して脱色処理を行うためのi
線UV照射ユニット(i−UV)96を備えている。
【0043】第3の熱的処理部36は、上記第1の熱的
処理部26や第2の熱的処理部30と同様の構成を有し
ており、プロセスラインBに沿って縦型の搬送機構10
0とその前後両側に一対の多段ユニット部(TB)9
8,102を設けている。
【0044】図示省略するが、たとえば、上流側の多段
ユニット部(TB)98には、最下段にパスユニット
(PASS)が置かれ、その上にポストベーキング用の
加熱ユニット(POBAKE)がたとえば3段積み重ね
られてよい。また、下流側の多段ユニット部(TB)1
02には、最下段にポストベーキング・ユニット(PO
BAKE)が置かれ、その上に基板受け渡しおよび冷却
用のパス・クーリングユニット(PASS・COL)が
1段重ねられ、その上にポストベーキング用の加熱ユニ
ット(POBAKE)が2段積み重ねられてよい。
【0045】第3の熱的処理部36における搬送機構1
00は、両多段ユニット部(TB)98,102のパス
ユニット(PASS)およびパス・クーリングユニット
(PASS・COL)を介してそれぞれi線UV照射ユ
ニット(i−UV)96およびカセットステーション
(C/S)14と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだ
けでなく、補助搬送空間38内のシャトル40とも基板
Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
【0046】インタフェースステーション(I/F)1
8は、隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行う
搬送装置104を有し、その周囲にバッファ・ステージ
(BUF)106、エクステンション・クーリングステ
ージ(EXT・COL)108および周辺装置110を
配置している。バッファ・ステージ(BUF)106に
は定置型のバッファカセット(図示せず)が置かれる。
エクステンション・クーリングステージ(EXT・CO
L)108は、冷却機能を備えた基板受け渡し用のステ
ージであり、プロセスステーション(P/S)16側と
基板Gをやりとりする際に用いられる。周辺装置110
は、たとえばタイトラー(TITLER)と周辺露光装
置(EE)とを上下に積み重ねた構成であってよい。搬
送装置104は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送
アーム104aを有し、隣接する露光装置12や各ユニ
ット(BUF)106、(EXT・COL)108、
(TITLER/EE)110と基板Gの受け渡しを行
えるようになっている。
【0047】図3に、この塗布現像処理システムにおけ
る処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C
/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上
の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、
プロセスステーション(P/S)16の洗浄プロセス部
24のエキシマUV照射ユニット(e−UV)41に搬
入する(ステップS1)。
【0048】エキシマUV照射ユニット(e−UV)4
1内で基板Gは紫外線照射による乾式洗浄を施される
(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表
面の有機物が除去される。紫外線洗浄の終了後に、基板
Gは、カセットステーション(C/S)14の搬送機構
22によって洗浄プロセス部24のスクラバ洗浄ユニッ
ト(SCR)42へ移される。
【0049】スクラバ洗浄ユニット(SCR)42で
は、上記したように基板Gをコロ搬送またはベルト搬送
により水平姿勢でプロセスラインA方向に平流しで搬送
しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄
やブロー洗浄を施すことにより、基板表面から粒子状の
汚れを除去する(ステップS3)。そして、洗浄後も基
板Gを平流しで搬送しながらリンス処理を施し、最後に
エアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。
【0050】スクラバ洗浄ユニット(SCR)42内で
洗浄処理の済んだ基板Gは、第1の熱的処理部26の上
流側多段ユニット部(TB)44内のパスユニット(P
ASS)50に搬入される。
【0051】第1の熱的処理部26において、基板Gは
搬送機構46により所定のシーケンスで所定のユニット
を回される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット
(PASS)50から加熱ユニット(DHP)52,5
4の1つに移され、そこで脱水処理を受ける(ステップ
S4)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)6
2,64の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷
却される(ステップS5)。しかる後、基板Gはアドヒ
ージョンユニット(AD)56に移され、そこで疎水化
処理を受ける(ステップS6)。この疎水化処理の終了
後に、基板Gは冷却ユニット(COL)62,64の1
つで一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
最後に、基板Gは下流側多段ユニット部(TB)48に
属するパスユニット(PASS)60に移される。
【0052】このように、第1の熱的処理部26内で
は、基板Gが、搬送機構46を介して上流側の多段ユニ
ット部(TB)44と下流側の多段ユニット部(TB)
48との間で任意に行き来できるようになっている。な
お、第2および第3の熱的処理部30,36でも同様の
基板搬送動作を行えるようになっている。
【0053】第1の熱的処理部26で上記のような一連
の熱的または熱系の処理を受けた基板Gは、下流側多段
ユニット部(TB)48内のパスユニット(PASS)
60から下流側隣の塗布プロセス部28のレジスト塗布
ユニット(CT)82へ移される。
【0054】基板Gはレジスト塗布ユニット(CT)8
2でたとえばスピンコート法により基板上面(被処理
面)にレジスト液を塗布され、直後に下流側隣の減圧乾
燥ユニット(VD)84で減圧による乾燥処理を受け、
次いで下流側隣のエッジリムーバ・ユニット(ER)8
6で基板周縁部の余分(不要)なレジストを取り除かれ
る(ステップS8)。
【0055】上記のようなレジスト塗布処理を受けた基
板Gは、エッジリムーバ・ユニット(ER)86から隣
の第2の熱的処理部30の上流側多段ユニット部(T
B)88に属するパスユニット(PASS)に受け渡さ
れる。
【0056】第2の熱的処理部30内で、基板Gは、搬
送機構90により所定のシーケンスで所定のユニットを
回される。たとえば、基板Gは、最初に該パスユニット
(PASS)から加熱ユニット(PREBAKE)の1
つに移され、そこでレジスト塗布後のベーキングを受け
る(ステップS9)。次に、基板Gは、冷却ユニット
(COL)の1つに移され、そこで一定の基板温度まで
冷却される(ステップS10)。しかる後、基板Gは下流
側多段ユニット部(TB)92側のパスユニット(PA
SS)を経由して、あるいは経由せずにインタフェース
ステーション(I/F)18側のエクステンション・ク
ーリングステージ(EXT・COL)108へ受け渡さ
れる。
【0057】インタフェースステーション(I/F)1
8において、基板Gは、エクステンション・クーリング
ステージ(EXT・COL)108から周辺装置110
の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周
辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光
を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップ
S11)。
【0058】露光装置12では基板G上のレジストに所
定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光
を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースス
テーション(I/F)18に戻されると(ステップS1
1)、先ず周辺装置110のタイトラー(TITLRE
R)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情
報が記される(ステップS12)。しかる後、基板Gはエ
クステンション・クーリングステージ(EXT・CO
L)108に戻される。インタフェースステーション
(I/F)18における基板Gの搬送および露光装置1
2との基板Gのやりとりは搬送装置104によって行わ
れる。
【0059】プロセスステーション(P/S)16で
は、第2の熱的処理部30において搬送機構90がエク
ステンション・クーリングステージ(EXT・COL)
106より露光済の基板Gを受け取り、プロセスライン
B側の多段ユニット部(TB)92内のパスユニット
(PASS)を介して現像プロセス部32へ受け渡す。
【0060】現像プロセス部32では、該多段ユニット
部(TB)92内のパスユニット(PASS)から受け
取った基板Gを現像ユニット(DEV)94に搬入す
る。現像ユニット(DEV)94において基板Gはプロ
セスラインBの下流に向って平流し方式で搬送され、そ
の搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が
行われる(ステップS13)。
【0061】現像プロセス部32で現像処理を受けた基
板Gは下流側隣の脱色プロセス部34へ搬入され、そこ
でi線照射による脱色処理を受ける(ステップS14)。
脱色処理の済んだ基板Gは、第3の熱的処理部36の上
流側多段ユニット部(TB)98内のパスユニット(P
ASS)に受け渡される。
【0062】第3の熱的処理部(TB)98において、
基板Gは、最初に該パスユニット(PASS)から加熱
ユニット(POBAKE)の1つに移され、そこでポス
トベーキングを受ける(ステップS15)。次に、基板G
は、下流側多段ユニット部(TB)102内のパスクー
リング・ユニット(PASS・COL)に移され、そこ
で所定の基板温度に冷却される(ステップS16)。第3
の熱的処理部36における基板Gの搬送は搬送機構10
0によって行われる。
【0063】カセットステーション(C/S)14側で
は、搬送機構22が、第3の熱的処理部36のパスクー
リング・ユニット(PASS・COL)から塗布現像処
理の全工程を終えた基板Gを受け取り、受け取った基板
Gをいずれか1つのカセットCに収容する(ステップS
1)。
【0064】この塗布現像処理システム10において
は、たとえば洗浄プロセス部24のスクラバ洗浄ユニッ
ト(SCR)42に本発明を適用することができる。以
下、図4〜図10を参照して本発明をスクラバ洗浄ユニ
ット(SCR)42に適用した一実施形態を説明する。
【0065】図4に、本発明の一実施形態によるスクラ
バ洗浄ユニット(SCR)42の全体構成を示す。この
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42は、プロセスライ
ンAに沿って水平方向(X方向)に搬送ローラ112を
敷設してなるコロ搬送型の搬送路114を有し、この搬
送路114に沿って隔壁116を介して6つのブロック
またはモジュールM1〜M6を一列に連続配置してなる。
【0066】これら6つのモジュールM1〜M6のうち、
最上流端に位置する1番目のモジュールM1は基板搬入
部を構成し、2番目のモジュールM2はスクラビング洗
浄処理部を構成し、3番目のモジュールM3はブロー洗
浄処理部を構成し、4番目のモジュールM4はリンス処
理部を構成し、5番目のモジュールM5は乾燥処理部を
構成し、6番目つまり最後尾のモジュールM6は基板搬
出部を構成している。
【0067】基板搬入部M1には、上流側隣の基板搬送
機構(図示せず)から手渡される基板Gを水平姿勢で受
け取って搬送路114上に移載するための昇降可能な複
数本のリフトピン118が設けられている。基板搬出部
M6にも、基板Gを水平姿勢で持ち上げて隣の基板搬送
機構(図示せず)へ手渡すための昇降可能な複数本のリ
フトピン120が設けられている。もっとも、リフトピ
ン118,120を設けずに搬送ローラ112を延設す
ることにより基板Gの受け渡しを行う構成も可能であ
る。
【0068】スクラビング洗浄処理部M2には、搬送路
114に沿って上流側から順に薬液ノズル122、プレ
ウエット用の洗浄スプレー管124、スクラビング洗浄
用の上下一対のロールブラシ126,128、洗い流し
用の上下一対の洗浄スプレー管130,131等が配置
されている。また、下流側の端部または壁際には、隣室
(M3)と空間を空気的に区画するためのエアカーテン
形成部またはエア吹出し部132が設けられている。
【0069】ブロー洗浄処理部M3には、たとえば2流
体ジェットノズルからなる洗浄ノズル134,135が
搬送路114を挟んで上下に(図示の例では一対)配置
されるとともに、下流側の隣室(M4)と空間を空気的
に区画するためのエアカーテン形成部136も設けられ
ている。
【0070】リンス処理部M4には、搬送路114を挟
んで上下一対のリンスノズル137,138が配置され
るとともに、下流側の隣室(M5)と空間を空気的に区
画するためのエアカーテン形成部139も設けられてい
る。
【0071】乾燥処理部M5には、本実施形態における
液切り用のエアナイフ機構として複数(図示の例では一
対)のエアナイフ140,142が、搬送路114を挟
んで上下に配置されている。
【0072】処理部M2〜M5においては、搬送路114
の下に落ちた液を受け集めるためのパン144,14
6,148,150がそれぞれ設けられている。各パン
144〜150の底に設けられた排液口には回収系統ま
たは排液系統の配管が接続されている。
【0073】ここで、このスクラバ洗浄ユニット(SC
R)42における全体の動作および作用を説明する。基
板搬入部M1は、隣の基板搬送機構(図示せず)から基
板Gを1枚単位で受け取って搬送路114に移載または
搬入する。搬送路114を構成する搬送ローラ112
は、回転駆動シャフトや歯車等の伝動機構(図示せず)
を介して電気モータ(図示せず)の駆動力により前進方
向に回転している。したがって、搬送路112に載った
基板Gは直ちに隣のスクラビング洗浄処理部M2へ向け
て搬送される。通常、LCD用の基板Gは長方形に形成
されており、その長辺方向または長手方向が搬送方向と
平行になる向きで搬送路114上を搬送される。
【0074】スクラビング洗浄処理部M2では、搬送路
114上を搬送される基板Gの上面(被処理面)に対し
て、最初に薬液ノズル122がたとえば酸またはアルカ
リ系の薬液を基板Gの上面に吹き付け、直後に洗浄スプ
レー管124がプレウエット用の洗浄液たとえば純水を
吹き付ける。なお、図示しないが、搬送路114の下方
にも同様の薬液ノズルおよび洗浄スプレー管を配置し
て、基板Gの下面にも薬液やプレウエット液を吹き付け
てもよい。
【0075】次いで、基板Gは上下のロールブラシ12
6,128の間を通り抜け、その際に各ロールブラシ1
26,128が基板Gの上下面に付いている異物(塵
埃、破片、汚染物等)を擦り取る。直後に、上下の洗浄
スプレー管130,131が基板Gの上下面に洗浄液た
とえば純水を吹き付け、基板表面に浮遊している異物を
洗い流す。
【0076】スクラビング洗浄処理部M2を抜けると、
基板Gは次にブロー洗浄処理部M3に入る。その際、エ
アカーテン形成部132より空気流が基板Gの上面に吹
き付けられることで、ある程度であるが、基板上面の液
が基板後端から処理部M2側のパン144に落とされ
る。
【0077】ブロー洗浄処理部M3では、上下の洗浄ノ
ズル134,135が、加圧された洗浄液(たとえば純
水)と加圧された気体(たとえば窒素)とをノズル内で
混合して粒状の液滴を生成し、生成した液滴を基板Gの
上下面に向けて噴射する。こうしてガスが溶け込んだ洗
浄液が基板Gの表面に衝突することで、基板表面に付着
または残存している異物が除去される。
【0078】ブロー洗浄処理部M3の次に基板Gはリン
ス処理部M4を通過する。ブロー洗浄処理部M3を抜ける
際にも、エアカーテン形成部136より空気流が基板G
の上面に吹き付けられることで、ある程度であるが、基
板上面の液が基板後端から処理部M3側のパン146に
落とされる。
【0079】リンス処理部M4では、搬送路114上を
水平姿勢で搬送される基板Gの上下両面に対して、上下
のリンスノズル137,138がリンス液たとえば純水
を吹き付けることにより、ブロー洗浄処理部M3から持
ち込まれた基板G上の液(異物が浮遊している液)がリ
ンス液と一緒に流れて基板の外へ掃き出され、基板表面
には清浄なリンス液が残る(つまり置換される)。
【0080】リンス処理部M4の次に基板Gは乾燥処理
部M5に送られる。リンス処理部M4を抜ける際にも、エ
アカーテン形成部139より空気流が基板Gの上面に吹
き付けられることで、ある程度であるが、基板上面の液
が基板後端から処理部M4側のパン148に落とされ
る。
【0081】乾燥処理部M5では、搬送路114上を水
平姿勢で搬送される基板Gの両面に対して、上下のエア
ナイフ140,142が気体(たとえば空気または窒素
ガス等の中性ガス)を吹き付けることにより、基板表面
に付いていたリンス液を取り除く(液切りする)。後に
詳しく説明するように、この液切りに際しては、エアナ
イフ140,142付近の基板表面より発生するミスト
が周囲へ拡散したり基板表面に再付着することなく回収
除去されるようになっている。
【0082】なお、乾燥処理後に基板G上に水あかが部
分的または局所的に残るのを防止するために、エアナイ
フ140,142の少し上流側でプレウエット用のノズ
ル(図示せず)よりたとえば純水を基板Gの上面または
全面に万遍に吹き付けるのが好ましい。
【0083】乾燥処理部M5で液切りされた基板Gはそ
のまま搬送路114に乗って基板搬出部M6に送られ
る。基板搬出部M6は、基板搬入部M1と同様の構成を有
しており、基板の受け渡し手順が搬入と搬出とで反対に
なるだけで基板搬入部M1と同様に動作する。つまり、
基板受け渡し用のリフトピン120を搬送路114より
も低い位置に待機させて基板Gが上流側(乾燥部M5)
から流れてくるのを待ち、基板Gがリフトピン120の
直上の所定位置に着いたならリフトピン120を上方へ
突き上げて基板Gを水平姿勢で持ち上げ、隣の基板搬送
機構(図示せず)へ渡す。
【0084】次に、図5〜図8につき、この実施形態の
乾燥処理部M5に設けられるエアナイフ機構の実施例を
説明する。
【0085】図5に、この実施形態におけるエアナイフ
機構の一実施例を一部断面斜視図で示す。この実施例の
エアナイフ140は、ナイフ状の鋭利な気体たとえばエ
アを噴出する気体噴出部152と、この気体噴出部15
2の長手方向に延びる一側面に連設されたミスト回収部
154とを有する。
【0086】気体噴出部152は、搬送路114の左右
幅方向において基板G(図5には図示せず)の端から端
までカバーするスリット型の気体噴出口156を有する
長尺状ノズル体として構成されており、このノズル体の
内部は整流用の多孔板158によって上部のバッファ室
160と下部の断面テーパ状の噴射室162とに区画さ
れている。なお、このノズル体の左右端面は閉塞してい
る。バッファ室160の天井部には1箇所または複数箇
所にて給気管164が接続されている。図示しない気体
供給源からの陽圧のエアが給気管164を介してバッフ
ァ室160に供給され、バッファ室160にいったん蓄
積されたエアが多孔板158および噴射室162を通っ
て気体噴出口156より所定の圧力および流量でナイフ
状に噴出または吐出されるようになっている。
【0087】ミスト回収部154は、気体噴出部152
の一側壁を兼ねる一方(内側)の側壁部166と、この
側壁部166に接続する天井部167から気体噴出部1
52の気体噴出口156よりも少し上の高さ位置まで彎
曲しながら庇状に延在する他方(外側)の側壁部168
とで構成されるミスト回収室170を有しており、この
ミスト回収室170の下端に形成される開口をミスト吸
い込み口172としている。なお、ミスト回収室170
の左右両端は閉塞している。ミスト回収室170の天井
部167には1箇所または複数箇所にて排気管174が
接続されている。図示しない負圧源からの負圧吸引力が
排気管174を介してミスト回収室170に伝えられる
ことにより、ミスト吸い込み口172付近に浮遊してい
るミストが周囲のエアと一緒にミスト回収室170の内
奥に吸い込まれ、排気管174を通って負圧源側へ送ら
れるようになっている。
【0088】ミスト回収部154は、気体噴出部152
からの気体の風圧で基板表面(図示せず)より発生する
ミストをほぼ漏れなく回収できるように、気体噴出部1
52より噴出される気体の大部分を外に逃がさず吸い込
むのが好ましい。この条件を満たすように、ミスト回収
部154側でミスト吸い込み口172の形状・サイズや
負圧吸引力または排気流量等を適宜設定したり、気体噴
出部152側で気体噴出口156の形状・サイズや気体
噴出量等を適宜設定してよい。
【0089】図6に、本実施形態においてエアナイフ1
40の気体噴出部152に液切り用のエアを供給し、エ
アナイフ140のミスト回収部154よりミストを回収
するシステムの一実施例を示す。
【0090】この実施例のエア供給およびミスト回収シ
ステムは、給気および排気兼用型の電動式ブロアファン
180を有する空気循環系統として構成されている。よ
り詳細には、ファン180の出側を給気管164を介し
て気体噴出部152に接続し、ファン180の入側を排
気管174を介してミスト回収部154に接続してい
る。給気管164の途中には、ファン180より給気さ
れるエアの中に含まれる塵埃等の粒子を捕集するための
エアフィルタたとえばULPAフィルタ182や、エア
の給気流量を調整するための流量調整器184等が設け
られる。また、排気管174の途中には、ミスト回収部
154より回収されるエアの中に含まれるミストを捕集
するためのミストトラップ186や、エアの排気流量を
調整するための流量調整器188等が設けられる。
【0091】このエア供給およびミスト回収システムに
おいて、ブロアファン180の出側より送出されたエア
は給気管164を通って気体噴出部152に供給され
る。途中のULPAフィルタ182では不所望な粒子を
取り除かれて清浄な空気となり、流量調整器184では
所望の流量に調整される。上記のように、気体噴出部1
52に供給されたエアは、内部で蓄積・整流されたうえ
でスリット状の気体噴出口156よりナイフ状の鋭利な
空気流として吐出される。この気体噴出口156より吹
き出されたエアは図示しない基板Gの表面に当たって反
射し、ミスト吸い込み口172からミスト回収室170
に吸い込まれる。その際、エアの風圧で基板表面からミ
ストが発生したときは、そのミストもエアと一緒に巻き
込まれるようにしてミスト回収室170に吸い込まれ、
排気管174へ送られる。排気管174を通って回収さ
れたミストおよびエアのうちミストだけがミストトラッ
プ186に捕集され、エアはブロアファン180の入側
へ送られる。ミストトラップ186は、たとえば公知の
ラビリンス方式またはサイクロン方式によってミストを
トラップ部材に捕集するものであってよい。流量調整器
188は、排気管174を流れるエアの流量を調整し、
ひいてはミスト吸い込み口172ないしミスト回収室1
70の吸い込み力を調整することができる。
【0092】この実施形態において、搬送路114の下
に配置される他方のエアナイフ142も上記エアナイフ
140と実質的に同じ構成および機能を有するものであ
ってよい。また、両エアナイフ140,142を上記の
ようなエア供給およびミスト回収システムの中で並列接
続する構成としてもよい。
【0093】次に、図7につきこの実施形態における乾
燥処理部M5内のエアナイフ機構の作用を説明する。両
エアナイフ140,142を通過する基板Gは、前段の
リンス処理部M4で上下リンスノズル137,138よ
りリンス液を浴びてきており、概して、基板上面にはリ
ンス液が1つないし数個の液膜Raの形態で付いてお
り、基板下面にはリンス液が無数の液滴Rbの形態で付
いている。
【0094】搬送路114上で基板Gが上下エアナイフ
140,142の傍を通過する際、各エアナイフ14
0,142の気体噴出部152は搬送方向に逆らう向き
でナイフ状の鋭利な空気流を噴出してそれぞれ斜め上方
および斜め下方から基板Gの上面および下面に吹き付け
る。
【0095】そうすると、基板Gの上面では、リンス液
の液膜Raが表面張力に抗して基板後方へ吹き寄せられ
ると同時に、エアの風圧を直接受ける上部ミスト吸い込
み口172付近の基板表面からミストmが発生し、発生
したミストmは周囲に拡散することなく速やかに上部ミ
スト回収室170の内奥へ吸い込まれ、排気管174を
通って排出される。また、基板Gの下面でも、リンス液
の液滴Rbが基板後方へ寄せ集められると同時に、エア
の風圧を直接受ける下部ミスト吸い込み口172付近の
基板表面からミストMが発生し、発生したミストmは周
囲に拡散することなく速やかに下部ミスト回収室170
の内奥へ吸い込まれ、排気管174を通って排出され
る。
【0096】一例として、各エアナイフ140,142
において、気体噴出部152のエア噴出流量は約1m3
/分に設定され、ミスト回収部154のエア排気流量は
エア噴出流量を上回る流量たとえば1.2m3/分に設定
されてよい。また、基板Gのとの離間距離は、気体噴出
口156が約3〜4mm、ミスト回収室170の外側壁
部168が約5〜6mmに設定されてよい。
【0097】このように、本実施形態では、各エアナイ
フ140,142において、その傍を通過する搬送路1
14上の基板Gに対して気体噴出部152が搬送方向に
逆らう向きでナイフ状の鋭利な空気流を吹き付けるのと
並行して、気体噴出部152の上流側に隣接して配置さ
れているミスト回収部154が基板表面から発生するミ
ストを周囲に拡散する前に吸い込んで回収することによ
り、搬送方向下流側へのミストの回り込みを防止し、ひ
いては乾燥処理直後の基板表面へのミストの再付着を確
実に防止することができる。
【0098】図8に、本実施形態における上部エアナイ
フ140の一変形例を示す。上部エアナイフ140で
は、ミスト回収室170に吸い込まれたミストmの一部
が内壁166,168に付着して液滴となり、重力によ
って基板G上に垂れ落ちる可能性がある。この変形例で
は、ミスト回収室170の下端内側に樋部190を設
け、この樋部190の中に液滴を落として集液すること
で、垂れ落ちを防止するようにしている。この樋部19
0に集液された液は適宜回収されてよく、たとえばミス
ト回収室170の左右端部の片側および/両側から負圧
またはバキューム吸引力で排液する構成としてよい。
【0099】図9に、第2の実施形態における乾燥処理
室M5および基板乾燥機構の構成を示す。この実施形態
の乾燥処理室M5は隔壁194により搬送方向に沿って
2つの室M5a,M5bに分割されており、隔壁194には
搬送路114上の基板Gがわずかな隙間を空けて通り抜
けできる開口部192が設けられている。下流側の室M
5b内には気体供給系(図示せず)より給気口196を介
して気体たとえば空気が適当な流量で供給される一方
で、上流側の室M5a内の空気は主として排気口198お
よびドレイン口200から適当な流量で排気系統(図示
せず)へ排気される。これにより、両室M5b,M5aの間
では相対的に高圧および低圧の空間がそれぞれ形成さ
れ、下流側の高圧室M5bから隔壁194の基板通り抜け
開口部192を通って上流側の低圧室M5aへ空気が流れ
込む。この空気流の風速および流量は、両室M5b,M5a
間の圧力差を変えることによって適宜調節できる。な
お、パン150は上流側の室M5aだけに設けられてよ
い。
【0100】図10に、この実施形態における基板乾燥
処理の作用を示す。搬送路114上で基板Gが隔壁19
4の開口部192を通り抜ける時、基板Gと開口部19
2との間にはわずかな隙間Kが形成され、この隙間Kを
通って下流側の室M5bから上流側の室M5aに向って、つ
まり搬送方向に逆らう向きで空気流Aが吹き抜けること
により、基板Gの表面に付着している液Ra,Rbは空気
流Aの風圧によって基板後方へ払い落とされると同時
に、一部がミストmとなって上流側の室M5a内で飛散な
いし拡散する。これにより、基板Gは表面から液を取り
除かれた状態つまり乾燥状態で下流側の室M5bに抜け出
ることとなり、室M5b内ではミストmの再付着するおそ
れもない。上流側の室M5aでは排気口198やドレイン
口200を介してミストが室外へ排出される。
【0101】上記基板Gと開口部192との間に形成さ
れる隙間K(Da,Db)は、狭いほど空気流Aの風圧を
大きくすることができ、好ましくは4mm以下に設定し
てよい。また、下流側の室M5bにおいて隔壁194を仮
想線(一点鎖線)194’で示すように開口部192に
向って断面テーパ状に絞る構成とすることにより、開口
部192を吹き抜ける空気流Aの指向性を高めることが
できる。
【0102】また、隔壁194の開口部192付近で基
板Gは搬送方向と逆向きの空気流Aを受けるので、基板
Gがぶれないように水平姿勢を保つのが好ましい。この
実施形態では、図9に示すように、開口部192の前後
または両側にて搬送路114上に、基板Gの上面の左右
両側縁部に接触する押えローラ202を設けている。
【0103】上記した実施形態では搬送路114に沿っ
て上下一対のエアノズル140,142を配置したが、
3個以上または二対以上配置する構成や、片側だけに1
個または複数個配置する構成も可能である。
【0104】上記実施形態の気体供給およびミスト回収
システム(図6)は、ブロアファン180を有する空気
循環系統によって構成された。しかし、気体供給システ
ムとミスト回収システムとを独立させる構成も可能であ
る。その場合、気体供給シスムに気体タンクや給気ポン
プを使用してもよく、ミスト回収システムにバキューム
装置たとえばエジェクト装置を使用してもよい。
【0105】上記実施形態のエアナイフ機構は、気体噴
出部152の片側にミスト回収部154を連設する構成
であった。しかし、気体噴出部152の両側にミスト回
収部154を連接する構成も可能である。また、気体噴
出部152とミスト回収部154とを一体型に代えて分
離独立型の構成とすることも可能である。また、気体噴
出部152の気体噴出口156をスリット型に代えて多
孔型にすることも可能であり、ミスト回収部154にお
いてもミスト回収室170等の各部の構成を種々変形す
ることができる。
【0106】上記した実施形態では、搬送ローラ112
を水平方向に敷設してなるコロ搬送型の搬送路114を
構成した。このようなコロ搬送型の搬送路では、各対向
する一対の搬送ローラ112,112の中間位置にも基
板搬送用のローラを取り付けてもよい。また、一定の間
隔を空けて一対のベルトを水平方向に敷設してなるベル
ト搬送型の搬送路も可能であり、さらには適当な治具に
よって基板を水平方向に搬送する方式も可能である。。
【0107】搬送路の途中で、たとえば乾燥処理部M5
内で基板Gを傾斜状態で停止または搬送することも可能
である。その場合、本発明におけるエアナイフも基板の
傾斜に合せて傾斜状態に切り換える構成とすることがで
きる。
【0108】上記した実施形態はスクラバ洗浄ユニット
または洗浄処理装置に係るものであったが、本発明は洗
浄処理装置以外の基板処理装置にも適用可能であり、た
とえば上記のような塗布現像処理システムにおいては現
像ユニット(DEV)94にも適用可能である。すなわ
ち、現像ユニット(DEV)94における搬送路上のリ
ンス処理部の下流側で上記実施形態と同様の乾燥処理を
行うことができる。また、本発明はリンス液以外にも任
意の液の液切りに適用可能である。本発明における被処
理基板はLCD基板に限るものではなく、液切りまたは
乾燥を必要とする任意の被処理基板が含まれる。
【0109】図11に、図6に示すミスト回収システム
の他の実施形態を示す。図11において、図6における
構成要素と同一のものについては同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0110】この実施形態では、エアの湿度を減少させ
るために、ミストトラップ186と流量調整器188と
の間に除湿器181をさらに設けている。ミスト回収部
154から排気された気体はミストトラップ186でミ
ストを補集した後であっても、依然として水蒸気が含ま
れている。除湿器181により、水蒸気混じりの気体の
湿度を適切に調整すれば、例えば、より乾燥した気体を
再び気体噴出部152から噴出させることができる。こ
れにより例えば新しい気体を使用する必要がなく気体の
消費量を削減することができる。また、より乾燥した気
体を噴出させることで基板の周囲の雰囲気も乾燥し、ミ
ストの発生を抑制することができる。
【0111】図12に、気体噴出部の一変形例を示す。
図12(a)は、気体噴出部(気体噴出ノズル)152
を模式的に示す。図示のように、気体噴出ノズル152
の先端に吐出口157が設けられている。図12(b)
は、吐出口157の形状を示す。吐出口157は、たと
えば3つのエリアから構成され、それぞれのエリアには
気体が噴出する孔157a、157bおよび157cが
設けられている。両端のエリアの孔157aおよび15
7cは、中央のエリアの孔157bよりも大きくなって
いる。気体噴出部152より気体を噴出するとき、図1
2(c)のように両端エリアにおける孔157a,15
7cの気体噴出量が中央エリアにおける孔157bの気
体噴出量よりも大きい。これにより、液残りの多い基板
の端部に強めに気体を吹き付けることができる。
【0112】一般的に、基板Gの端部の領域には処理液
を除去しきれず「液残り」が発生しやすいが、本実施形
態によれば、確実にその「液残り」を防止できる。な
お、この気体噴出ノズル152において、吐出口または
孔157a、157b、157cは、ノズル152の長
手方向の端部から中央部にかけて段階的に小さくなるよ
うに形成してもよい。
【0113】図13に、気体噴出部152より噴出され
る気体の噴出量の変化を示す。上述のように、一般的に
矩形の基板Gの端部には処理液が残りやすくなる。そこ
で、この実施形態では、図13(a)、(c)に示すよ
うに矢印方向に流れてくる基板Gの下流側端部および上
流側端部の領域に吹き付ける気体の量を、図13(b)
に示すように基板Gの中央部の領域に吹き付ける量より
多くする。基板Gの中央部の領域は液残りが少ないた
め、図13(b)に示すように比較的弱く吹き付けても
除去することができる。
【0114】このように、搬送路上で基板Gが搬送され
ることで、気体を噴きつける場所が順に端部、中央部、
端部と移行するのに対し、気体噴出の強さは強く、弱
く、強く、という具合に、液残りの量に応じて気体噴出
の強さを調整することが好ましい。これにより、基板各
部の液残りを除去するために必要最小限の強さで気体噴
出を行うことができ、省エネルギー化を図ることができ
る。この気体の噴出量は流量調整器184により調整す
る。
【0115】また、給気側の流量調整器184の調節に
伴って、排気側の流量調整器188を調整することによ
り、ミストの発生量に応じて排気量を調節してもよい。
上記のように基板Gの端部に向けて気体を強く噴出した
場合、端部に残っている液が多いぶんミストも多めに発
生する。一方で、基板Gの中央部に向けて気体を噴出し
た場合には、中央部に残っている液が少ないためミスト
発生量も少ない。このとき、例えば気体を強く噴出する
場合には排気量が多くなるように、弱く噴出する場合に
は排気量が少なくなるように調整する。つまり、給気側
の流量調整器184により噴出量が強く調整されている
場合には、排気側の流量調整器188により排気量を強
く調整する。また、給気側の流量調整器184により噴
出量が弱く調整されている場合には、排気側の流量調整
器188により排気量を弱く調整する。この動作は自動
で制御させるようにしてもよい。
【0116】このように、給気(噴出)側の流量調整器
184と排気側の流量調整器188とを連動して作動さ
せ、適切な強さで効率よくミストを除去することができ
る。これにより、ブロアファン180で消費されるエネ
ルギーを可及的に小さくすることができ、省エネを達成
することができる。
【0117】この場合、エアナイフ140が設けられて
いる乾燥部M5内の圧力が、大気圧よりも高くなるよう
に制御することが好ましい。これにより、外部からパー
ティクルが侵入するのを防止することができる。
【0118】図14に、上記した(図12および図13
において説明した)基板Gの表面上でエアが強く噴射さ
れる領域(破線で示す)を示す。
【0119】図15は、図8に示したエアナイフ140
の他の例を示す。この例では、樋部190に集められた
処理液をポンプ189によって吸引する構成としてもよ
い。これにより、樋部190に集められた液が満杯にな
って溢れ落ちることを防止でき、処理品質を向上させる
ことができる。
【0120】図16に、上記実施形態における上部エア
ナイフ140の他の変形例を示す。この例では、ミスト
回収部154における側壁部168の下部168aによ
り基板G上の処理液を掻いている。このように、長く下
方へ延びた側壁部168によって処理液の一部が塞き止
められて除去されるため、気体噴出部152およびミス
ト回収部152における気体噴出およびミスト回収の負
担が軽減され、気体噴出部152からの気体の量を少な
くすることができる。これにより、省エネルギー化を達
成することができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板処理
装置によれば、平流し方式において被処理基板に気体を
吹き付ける乾燥処理に際して基板表面より発生するミス
トの基板への再付着を効果的に防止して、処理品質を向
上させ、ひいては歩留りを向上させることができる。ま
た、吹き付ける気体の消費量を削減して省エネルギー化
をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置の適用可能な塗布現像処
理システムの構成を示す平面図である。
【図2】上記塗布現像処理システムにおける熱的処理部
の構成を示す側面図である。
【図3】上記塗布現像処理システムにおける処理の手順
を示すフローチャートである。
【図4】一実施形態におけるスクラバ洗浄ユニットの全
体構成を示す正面図である。
【図5】実施形態で用いるエアナイフ機構の構成を示す
一部断面斜視図である。
【図6】実施形態におけるエア供給およびミスト回収シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態におけるエアナイフ機構の作用を示す
略断面図である。
【図8】実施形態の一変形例におけるエアナイフ機構の
構成を示す略断面図である。
【図9】第2の実施形態における乾燥処理部および基板
乾燥機構の構成を示す略側面図である。
【図10】第2の実施例における乾燥処理の作用を示す
部分拡大側面図である。
【図11】ミスト回収システムの他の実施形態を示す図
である。
【図12】気体噴出部の一変形例を示す図である。
【図13】気体噴出部より噴出される気体の噴出量の変
化を示す側面図である。
【図14】基板の表面上でエアが強く噴射される領域を
示す平面図である。
【図15】図8に示したエアナイフ機構の他の例を示す
略断面図である。
【図16】エアナイフの一変形例を示す略断面図であ
る。
【符号の説明】
10 塗布現像処理システム 16(P/S) プロセスステーション 24 洗浄プロセス部 42 スクラバ洗浄ユニット 94(DEV) 現像ユニット 112 搬送ローラ 114 搬送路 M5 乾燥処理部 140 上部エアナイフ 142 下部エアナイフ 152 気体噴出部 154 ミスト回収部 156 気体噴出口 157a〜157c 吐出口(孔) 164 給気管 170 ミスト回収室 172 ミスト吸い込み口 174 排気管 180 ブロアファン 181 除湿器 189 ポンプ 190 樋部 M5a 上流側(低圧)室 M5b 下流側(高圧)室 192 基板通り抜け開口部 194 隔壁 196 給気口 198 排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 一仁 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA02 AB13 BB22 BB62 BB72 BB75 CD43

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板をほぼ水平な姿勢で水平方向
    に搬送する搬送路と、 前記搬送路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付
    ける気体噴出部と、 前記気体噴出部からの気体が前記基板の表面に当たるこ
    とによって発生するミストを吸い込んで回収するための
    前記気体噴出部の近傍に設けられるミスト回収部とを有
    する基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ミスト回収部が、前記搬送路に臨む
    ミスト吸い込み口を有するミスト回収室と、前記ミスト
    回収室に排気路を介して接続されている負圧源と、前記
    排気路に設けられるミスト捕集用のトラップとを含む請
    求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ミスト回収部の負圧源が前記ミスト
    回収室に入側を接続された給排気ファンで構成され、前
    記給排気ファンの出側が給気路を介して前記気体噴出部
    に接続される請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記給気路に気体中の粒子を捕集するフ
    ィルタが設けられる請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記給気路に流量調整器が設けられる請
    求項3または4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記排気路または前記給気路に気体の湿
    度を調整するための湿度調整機構が設けられる請求項3
    〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記気体噴出部が搬送方向に逆らう向き
    で前記気体を噴出し、前記ミスト回収部のミスト吸い込
    み口が前記気体噴出部よりも搬送方向の上流側に配置さ
    れる請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ミスト回収部のミスト吸い込み口が
    前記搬送路の上方に設けられ、前記ミスト吸い込み口の
    内側に液滴の垂れ落ちを防止するための樋部が設けられ
    る請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記樋部に集められた液を回収するバキ
    ューム機構を有する請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送路上の前記基板の端部の領域
    に吹き付ける気体の量を該端部領域以外の基板領域に吹
    き付ける気体の量よりも多くするための噴出量調整手段
    を有する請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記基板は矩形であり、前記基板の端
    部の領域は前記搬送路上での基板の搬送方向にほぼ平行
    な辺に沿った領域である請求項10に記載の基板処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記気体噴出部が、長手方向に配列さ
    れた複数の気体噴出口を有する長尺状のノズルを有し、 前記噴出量調整手段が、基板の端部に対応する気体噴出
    口の気体噴射量が基板の中央部に対応する気体噴出口の
    気体噴射量よりも大きくなるように各部の気体噴射量を
    調整する請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基板は矩形であり、前記基板の端
    部の領域は前記搬送路上での基板の上流側または下流側
    の辺に沿った領域である請求項10に記載の基板処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ミストを回収して該ミストを含む
    気体を排気する際の排気量を可変制御する排気量制御手
    段を有する請求項1〜13のいずれか一項に記載の基板
    処理装置。
  15. 【請求項15】 前記排気量制御手段が、前記ミストを
    含む気体を排気する際の排気量を、前記搬送路上で搬送
    される前記基板の搬送方向上流側または下流側の端部の
    領域に対する吹き付けのときに、当該端部の領域以外の
    基板上の領域に対する吹き付けのときよりも多くする請
    求項14に記載の基板処理装置。
  16. 【請求項16】 被処理基板をほぼ水平な姿勢で水平方
    向に搬送する搬送路と、 前記搬送路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付
    ける気体噴出部と、 前記気体噴出部からの気体が前記基板の表面に当たるこ
    とによって発生するミストを吸い込んで回収するための
    前記気体噴出部の近傍に設けられるミスト回収部と、 前記気体噴出部からの気体の噴出量を可変制御するため
    の噴出量制御手段と、 前記ミスト回収部で排気されるミストを含む気体の排気
    量を可変制御するための排気量制御手段とを有する基板
    処理装置。
  17. 【請求項17】 前記搬送路上の前記基板の周囲の雰囲
    気の圧力が大気圧よりも高くなるように前記噴射量制御
    手段および前記排気量制御手段の少なくとも一方を動作
    させる請求項16に記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 被処理基板をほぼ水平な姿勢で水平方
    向に搬送する搬送路と、 前記搬送路上の前記基板に向けて気体を噴出して吹き付
    ける気体噴出ノズルと、 前記気体噴出ノズルからの気体が前記基板の表面に残存
    する処理液に当たることによって発生するミストを吸い
    込んで回収するための前記気体噴出ノズルの搬送上流側
    近傍に設けられるミスト回収部とを有し、 前記ミスト回収部が、前記搬送路に臨んだミスト吸い込
    み口と、前記基板の搬送中に前記基板上の処理液に接す
    ることで該処理液を除去する処理液除去部材とを有する
    基板処理装置。
  19. 【請求項19】 被処理基板をほぼ水平な姿勢で水平方
    向に搬送する搬送路と、 前記搬送路上で前記基板がわずかな隙間を空けて通り抜
    けできる開口部を有する隔壁と、 前記隔壁を挟んで前記搬送路の上流側および下流側にそ
    れぞれ設けられた第1および第2の室と、 前記第2の室内に前記第1の室内よりも相対的に高い圧
    力の空間を形成する差圧形成手段とを有し、 前記基板が前記隔壁の開口部を通り抜けする際に、前記
    基板と前記開口部との間に形成される隙間を通って前記
    第2の室から前記第1の室へ流れる気体の風圧によって
    前記基板の表面に付いている液を払い落とす基板処理装
    置。
  20. 【請求項20】 前記基板と前記開口部との間に形成さ
    れる隙間を4mm以下に設定する請求項19に記載の基
    板処理装置。
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