JP2003229257A - 熱物理蒸着源 - Google Patents

熱物理蒸着源

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heater
bias
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container
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Slyke Steven A Van
エー バン スライク スティーブン
Robert G Spahn
ジョージ スパーン ロバート
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】構造体の上に実質的に均一な有機層を設ける。 【解決手段】構造体上に有機発光デバイス(OLED)を形
成する際に固体有機材料を気化させるための熱物理蒸着
源は、バイアスヒータと、該バイアスヒータ内に配置さ
れた電気絶縁性容器と、該容器内に配置された気化ヒー
タとを含む。該蒸着源と該構造体との間で相対移動をさ
せることにより、該構造体の上に実質的に均一な有機層
が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、有機発光
デバイス(OLED)の一部をなす構造体の上に有機層を製造
するための熱物理蒸着源に関する。
【0002】
【従来の技術】有機発光デバイスは、有機エレクトロル
ミネセントデバイスとも呼ばれているが、2以上の有機
層を第1電極と第2電極との間に挟み込んで構築するこ
とができる。従来構成のパッシブ型有機発光デバイス(O
LED)では、ガラス基板のような透光性基板の上に第1電
極として複数の透光性アノード、例えば、インジウム錫
酸化物(ITO)アノードを、横方向に間隔を置いて並べて
形成する。次いで、2以上の有機層を、減圧(典型的に
は10-3Torr未満に)保持されたチャンバ内で、それぞれ
の蒸着源からそれぞれの有機材料を続けて蒸着すること
により形成する。これら有機層の最上部のものの上に、
第2電極として複数のカソードを横方向に間隔を置いて
並べて蒸着する。
【0003】このような従来のパッシブ型有機発光デバ
イスは、特定のカラム(アノード)と、順次方式で各ロ
ウ(カソード)との間に電場(駆動電圧とも呼ばれる)
を印加することにより動作する。アノードに対してカソ
ードを負にバイアスすると、カソードとアノードの重な
り領域により画定された画素から光が放出され、そして
放出された光はアノードと基板を通って観察者に到達す
る。
【0004】アクティブ型有機発光デバイス(OLED)で
は、対応する透光部に接続されている薄膜トランジスタ
(TFT)によって第1電極としてアレイ状のアノードが設
けられる。2以上の有機層は、上述したパッシブ型デバ
イスの構築法と実質的に同様に、蒸着法により続けて形
成される。有機層の最上部のものの上には、第2電極と
して、共通のカソードを蒸着する。アクティブ型有機発
光デバイスの構成及び機能については米国特許第5,550,
066号に記載されており、これを参照することによりそ
の開示内容を本明細書の一部とする。
【0005】有機発光デバイスを構築する上で有用とな
る有機材料、蒸着有機層の厚さ、及び層構成について
は、例えば、米国特許第4,356,429号、同第4,539,507
号、同第4,720,432号及び同第4,769,292号に記載されて
おり、これらを参照することによりその開示内容を本明
細書の一部とする。
【0006】有機発光デバイスを製造するための構造体
上に有機層を熱物理蒸着させる源が、譲受人共通のRobe
rt G. Spahnの米国特許第6237529号(2001
年5月29日発行)に記載されている。Spahnが開示す
る蒸着源は、気化し得る固体有機材料を受容するための
閉鎖容器を画定するハウジングを含む。該ハウジングは
さらに、気化した有機材料が通過して構造体の表面に到
達できるようにする蒸気流出スリット開口部を画定する
上板によって画定されている。該閉鎖容器を画定するハ
ウジングは該上板に結合されている。Spahnが開示する
蒸着源はさらに、該上板に取り付けられた導電性バフル
部材を含む。該閉鎖容器内の固体有機材料に熱をかける
べく該ハウジングに電位差を印加して該固体有機材料を
気化させる時に、該バフル部材は、気化した有機材料は
該バフル部材を回り込み該スリットを通して基板や構造
体に到達するが、有機材料の粒子は該バフル部材により
該スリットを通過することができないように、該上板内
のスリットを透視線被覆する。
【0007】Spahnが開示した熱物理蒸着源を使用して
複数の基板又は構造体の上に特定の有機材料の有機層を
形成させる場合、該閉鎖容器内に残留する有機材料又は
該閉鎖容器内に残留する有機材料残留物を、特に該ハウ
ジングにより画定された閉鎖容器の内側角部から、除去
することが困難であることがわかった。とりわけ、新規
装填の有機材料が先行使用した有機材料と異なる場合、
該閉鎖容器に新規有機材料を装填する前に、先行使用し
た有機材料の痕跡を有効に除去するために機械的スクラ
ビングを繰り返す必要がある。例えば、該閉鎖容器内に
先に受容した固体有機材料が有機正孔輸送材料であった
場合、該閉鎖容器を画定するハウジングに、例えば、有
機発光材料を装填する前に、たとえ微量であっても先行
使用された正孔輸送材料によって当該発光材料が汚染さ
れないように、当該有機正孔輸送材料のいかなる残留物
も完全に除去しておく必要がある。
【0008】表面から有機残留物を洗浄する方法として
は、例えば、容器の囲いを酸浴中に浸漬する方法(「酸
洗浄」)や、容器の囲い又は内面を強酸化剤で処理する
方法が有効であることが知られているが、Spahnが開示
する蒸着源の洗浄には、当該閉鎖容器を形成するのに使
用されている金属がこのような洗浄法により悪影響を受
けるおそれがあるため、これらの方法は採用することが
できない。
【0009】
【特許文献1】米国特許第4769292号明細書
【特許文献2】米国特許第6237529号明細書
【特許文献3】米国特許第4356429号明細書
【特許文献4】米国特許第4539507号明細書
【特許文献5】米国特許第4720432号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、有機
発光デバイス(OLED)の一部をなす構造体の上に有機層を
形成するための熱物理蒸着源を提供することにある。本
発明の別の目的は、OLEDの一部をなす構造体の上に有機
層を形成するための熱物理蒸着源であって、バイアスヒ
ータと、該バイアスヒータ内に配置された電気絶縁性容
器であって気化され得る固体有機材料を受容するための
ものと、該容器上に配置された気化ヒータとを含む蒸着
源を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、
OLEDの一部をなす構造体の上に有機層を形成するための
熱物理蒸着源であって、該構造体の表面に対して該蒸着
源を移動させて該構造体の上に実質的に均一な層を設け
るための手段を含むもの、を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらその他の
目的は、有機発光デバイス(OLED)を形成するに際し減圧
チャンバ内で固体有機材料を気化させ、かつ、気化した
有機材料を構造体表面に層として適用するための熱物理
蒸着源であって、 a)側壁及び底壁により画定されたバイアスヒータであっ
て該側壁の高さがHBであるものと、 b)該バイアスヒータ内に配置された電気絶縁性容器であ
って、気化され得る固体有機材料を受容し、側壁及び底
壁により画定され、そしてその側壁の高さが、該バイア
スヒータの側壁の高さHBよりも高いHCであるものと、 c)該容器の側壁面の上方に配置された気化ヒータであっ
て、気化した有機材料が通過して該構造体表面に到達す
ることができるように該容器内に延在する蒸気流出スリ
ット開口部を画定するものと、 d)該容器内の該固体有機材料に、該固体有機材料が気化
するには不十分なバイアス温度を提供するバイアス熱を
かけるための電位差を該バイアスヒータに印加するため
の手段と、 e)該容器内の該固体有機材料の最上部に、該最上部が気
化し、気化した有機材料が該流出スリット開口部を通し
て該構造体上に投射されて該構造体上に有機層を提供す
るような気化熱をかけるための電位差を該気化ヒータに
印加するための手段と、 f)該構造体上に実質的に均一な有機層を提供するよう
に、該蒸着源と該構造体との間で相対移動をさせるため
の手段とを含んで成る熱物理蒸着源によって達成され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】有機発光デバイス(OLED)の層厚寸
法はマイクロメートル以下の範囲にある場合が多い一
方、横方向のデバイス寸法を表す特徴は50〜500ミリメ
ートルの範囲にある場合があるため、当該図面は当然に
略図的性質ものである。したがって、当該図面は、寸法
の正確さを求めるというよりは、視認性の良さを求めて
比例拡大・縮小されている。
【0013】用語「基板」は、透光性支持体の上に、予
め複数の第1電極(アノード)を横方向に間隔を置いて
並べて形成しておいたものを意味する。このような基板
はパッシブ型OLEDの前駆体となる。用語「構造体」は、
蒸着有機層の一部を受容した後の基板を記述し、またパ
ッシブ型前駆体とは区別されるべきアクティブ型アレイ
を示す。
【0014】図1に、各種層を示すため要素の一部を剥
ぎ取ったパッシブ型有機発光デバイス(OLED)10の略透
視図を示す。透光性基板11の表面に、横方向に間隔を
置いて並べられた複数の第1電極12(アノードとも呼
ばれる)が形成されている。詳しく後述するように、有
機正孔輸送層(HTL)13と、有機発光層(LEL)14と、有
機電子輸送層(ETL)とが物理蒸着法により逐次形成され
ている。横方向に間隔を置いて並べられた第2電極(カ
ソードとも呼ばれる)は、有機電子輸送層15の上に、
該第1電極12と実質的に直交する方向において形成さ
れている。当該構造物の環境的影響を受ける部分を封入
体又はカバー18でシールすることにより、OLED完成品
10が提供される。
【0015】図2に、比較的多数の有機発光デバイスを
製造するのに適した装置であって、緩衝ハブ102及び
移送ハブ104から延在する複数のステーション間で基
板又は構造体を輸送又は移送するための自動化手段又は
ロボット手段(図示なし)を使用する装置100の略透
視図を示す。ハブ102、104の内部及びこれらのハ
ブから延在する各ステーションの内部の減圧は、ポンプ
口107を介して真空ポンプ106が提供する。装置1
00の内部の減圧は、圧力ゲージ108が指示する。当
該圧力は10-3Torrよりも低いことが典型的である。
【0016】該ステーションには、基板又は構造体を装
填するための装填ステーション110、有機正孔輸送層
(HTL)を形成するための蒸着ステーション130、有機
発光層(LEL)を形成するための蒸着ステーション14
0、有機電子輸送層(ETL)を形成するための蒸着ステー
ション150、複数の第2電極(カソード)を形成する
ための蒸着ステーション160、構造体を緩衝ハブ10
2から移送ハブ104(これが順に保存ステーション1
70を提供する)へ移送するための取出ステーション1
03及び該ハブ104に接合口105を介して連結され
ている封入ステーション180が含まれる。これらステ
ーションの各々は、それぞれハブ102及び104の中
に延在する開放口を有し、そして各ステーションは、洗
浄用、材料補充用、及び部品交換・修理用のステーショ
ンへのアクセスを提供するための真空シールされたポー
ト(図示なし)を有する。各ステーションは、チャンバ
を画定するハウジングを含む。
【0017】図5〜図8の詳細な説明では、図2のステ
ーション150(ETL)において有機電子輸送層15
(図1参照)を形成するための有機材料の説明用例示と
して、有機電子輸送材料を示す。本発明の側面により熱
物理蒸着源を有効に用いて図2のステーション140
(LEL)において有機発光層14(図1参照)を形成す
ること、又は図2のステーション130(HTL)におい
て有機正孔輸送層13(図1参照)を形成すること、が
可能であることは認識される。
【0018】図3は、図2の分断線3−3に沿って切断
された装填ステーション110の略断面図である。装填
ステーション110は、チャンバ110Cを画定するハ
ウジング110Hを有する。該チャンバの内部には、予
め第1電極12を形成しておいた複数の基板11(図1
参照)を担持するように設計されたキャリヤ111が配
置されている。複数のアクティブ型構造体を支持するた
めの別のキャリヤ111を提供することもできる。キャ
リヤ111は、取出ステーション103及び保存ステー
ション170においても提供されることができる。
【0019】図4に、本発明により構築された熱物理蒸
着源の略分解透視図を示す。該蒸着源は、側壁22、2
4と、端壁26、28と、底壁25とを有するバイアス
ヒータ20を含む。端壁28及び26からそれぞれ電気
接続用フランジ21及び23が延在している。バイアス
ヒータ20は、低〜中程度の導電性を有し、高温の「バ
イアス」温度における反復使用サイクルにおいて優れた
機械的強度及び安定性を示し、かつ、所望の形状に容易
に付形され得る、そのような金属で構築されている。こ
れらの要件を満たす好適な金属としてタンタルがある。
このバイアスヒータの高さはHBである。
【0020】さらに、該蒸着源は、側壁32、34と、
端壁36、38と、底壁35とを有する電気絶縁性容器
30を含む。側壁32、34と端壁36、38とは共通
の上面39を共有する。電気絶縁性容器30は、石英又
はセラミック材料で構築されることが好ましい。このよ
うな材料は、図5及び図6を参照しながら詳述するよう
に、有機材料又は有機残留物を当該有機材料を受容した
容器から除去するために一般に用いられる酸又は強酸化
剤に対して実質的に耐性を示す。該容器は、バイアスヒ
ータ20の高さHBよりも高い高さHCを有する。点線に
沿った矢印は、容器30が下降してバイアスヒータ20
の中に配置されることを示すものである(図5及び図6
参照)。
【0021】該蒸着源の上部要素は気化ヒータ40であ
るが、これもまたタンタル金属で構築されることが好ま
しい。気化ヒータ40は、実質的に平面構造体であっ
て、電気接続用フランジ41、43と、蒸気流出スリッ
ト開口部42と、点線に沿った矢印が示すように気化ヒ
ータ40を容器30上に下降させたときに容器30の共
通上面39の上に気化ヒータ40を心合せして保持する
ための心合せ用又は保持用フランジ46とを含む。次い
で、蒸気流出スリット開口部は、容器30の内部寸法
(図4中識別なし)の範囲内に心合せされる。
【0022】図5及び図6に、本発明の側面により構築
された熱物理蒸着源であって、容器30の中に受容又は
装填した有機材料の特性に関連する区別できる特徴を有
するものの略断面図を示す。図5及び図6においては、
説明の明瞭化のために図4の符号を保持し、そして図5
及び図6に示した熱物理蒸着源の間で同様の部品及び同
様の機能には同様の符号を追加記載する。例えば、接続
クランプ21c、23c及び41c、43cは、対応す
る電気接続用フランジ21、23及び41、43をそれ
ぞれ対応する電気リード線21w、23w及び41w、
43wに接続するという同様の機能を発揮する同等要素
である。
【0023】図5において、電気絶縁性容器30は、初
期レベル15bまで充填された粉末状、フレーク状又は
粒状の有機電子輸送材料15aを受容している。この場
合、気化ヒータ40は、蒸気流出スリット開口部42を
実質的に覆うバフル面52を有するバフル部材50を含
むので、構造体への蒸着に際し、有機材料蒸気はバフル
部材50を回り込み、スリット開口部42を通って有機
層を受容すべき構造体の方へ向けられるが、粉末粒子又
はフレーク粒子はバフル部材によって妨害されてスリッ
ト開口部42に到達しない。バフル部材50は、気化ヒ
ータ40に対して、バフル部材50を機械的に支持する
バフル末端部により接続されている。このように、容器
30が粉末状、フレーク状又は粒状の有機材料装填物を
受容すると、気化ヒータ40及び取り付けられたバフル
部材50は、上記米国特許第6237529号(Spah
n)に記載された上板に構造上関連している。
【0024】特に図7及び図8を参照した場合に視覚的
に区別できるように、気化ヒータ40に関連する電気リ
ード線41w及び43wは波形線で示し、一方、バイア
スヒータ20に関連する電気リード線21w及び23w
はコイル形線で示す。
【0025】図6において、容器30は、固体凝集ペレ
ット15p−1、15p−2、15p−3及び15p−
4の形態で有機電子輸送材料を受容している。このよう
な固体有機ペレットの調製法については、譲受人共通の
Steven A. Van Slykeらの米国特許出願第09/898
369号(2001年7月3日出願)に記載されてお
り、これを参照することにより本明細書の一部とする。
当該固体ペレットは比較的高度に団結又は圧縮されてい
るので、ばらばらの粒子は実質的に存在しない。したが
って、気化ヒータ40は、図5を参照しながら説明した
バフル部材50の無いものを構築することができる。
【0026】図7に、本発明の蒸着源を使用することに
より構造体上に蒸着有機電子輸送層(ETL)を形成する
用に供する、図2の蒸着ステーション150の略断面図
を示す。ステーション150は、チャンバ150Cを画
定するハウジング150Hを有する。構造体11は、蒸
着有機正孔輸送層13及び蒸着有機発光層14を有し、
典型的には圧力が10-3Torrよりも低い減圧下(図2参
照)にあるチャンバ150Cの内部でホルダ及び/又は
マスクフレーム151に支持されている。
【0027】バイアスヒータ20と、容器30と、気化
ヒータ40とを含む熱物理蒸着源を、留置位「P」(図
8参照)にある場合を実線断面図で、また、それぞれの
矢印が示す該蒸着源の前進移動「F」又は逆進移動
「R」の際の中間位置「I」及び末端位置「II」にある
場合を破線で、それぞれ示す。
【0028】該蒸着源は、カートリッジレール287に
形成されたホイール溝286又はホイールくぼみにおい
て案内されるカートリッジホイール285を有する断熱
性及び電気絶縁性のカートリッジ284の上に配置され
ている。カートリッジ284のネジ孔(図示なし)内に
親ネジ282が延在する。親ネジ282は、一端が親ネ
ジシャフト末端ブラケット283で支持され、そして親
ネジシャフト281としてハウジング150を通してモ
ータ280にまで延在する。親ネジシャフト281のこ
の部分が真空シール(図示なし)を介して該ハウジング
を通過する。このようなシールは、真空系の内外に延在
する回転要素のために一般に使用されている。
【0029】モータ280は、入力端子289から該モ
ータに制御信号を提供するスイッチ288を介して、カ
ートリッジ284の前進移動「F」又は逆進移動「R」
を提供する。スイッチ288は、該カートリッジが、実
線のカートリッジ及び蒸着源で示した「留置」位に留ま
る中間位又は「ニュートラル」位(図示なし)を有する
ことができる。
【0030】蒸着源の「留置」位において、バイアスヒ
ータ20の温度を測定する温度測定装置により、第1制
御信号を発生させる。この装置は、図7において、バイ
アスヒータ温度輻射熱506の一部をハウジング150
Hの窓508を通して集め、対応するバイアスヒータ制
御信号を出力端子512に提供する光学式高温計510
として示される。この制御信号は、別法としてバイアス
ヒータ20に取り付けた熱電対によって集めてもよい
が、リード線514を介して、バイアスヒータ電源52
0の入力端子516に提供される。このバイアスヒータ
電源520は、ハウジング150Hに封止配置されたパ
ワーフィードスルー526及び529にそれぞれ対応す
るリード線525及び528を介して接続されている出
力端子524及び527を有する。コイル形電気リード
線21w及び23wは、それぞれパワーフィードスルー
526及び529に接続されており、バイアスヒータ2
0に末端が位置するように略示されている。図5及び図
6の電気接続用フランジ21及び23並びに接続クラン
プ21c及び23cは、視覚的明瞭性を確保するため、
図7の図面からは省略されている。
【0031】バイアスヒータ温度制御信号による制御下
でバイアスヒータ20にバイアスヒータ電源520より
提供される電位差は、当該バイアスヒータが、有機材料
(図7の容器30に受容された2つの固体ペレット15
pの形態で図示)を容器内で気化させるには不十分な温
度に維持されるように、選定される。しかしながら、当
該バイアスヒータ温度は、容器内に受容された有機材料
から連行された気体及び/又は連行された湿分又は揮発
性化合物を放出させるに十分な温度である。
【0032】蒸着源の「留置」位「P」において第2制
御信号を発生させると、気化ヒータ40が作動して有機
材料の最上部(図7では上部ペレットの最上部)を気化
させる。気化した有機材料は、気化ヒータ40から容器
30の中に延在する蒸気流出スリット開口部42を通っ
て蒸着源から出ていく。チャンバ150C内の有機電子
輸送材料の蒸気によって、蒸着ゾーン15vが画定され
る。
【0033】蒸着源の「留置」位「P」(図8参照)に
おける蒸着ゾーン15vに、少なくとも2つのクリスタ
ル質量センサ301及び303を支持する質量センサ集
成体300が配置されていることが示されている。クリ
スタル質量センサ301は検出位にあって有機材料を受
容する。センサ301はセンサ信号フィードスルー40
1及びセンサ信号リード線410を介して蒸着速度モニ
タ420の入力端子416に接続されている。モニタ4
20は所望の蒸着速度、すなわちセンサ301の上の所
望の質量蓄積速度を提供し、そしてモニタは、蒸着プロ
セス監視技術において周知であるように、クリスタル質
量センサ301を含む発振器回路(図示なし)を含む。
蒸着速度モニタ420は、その出力端子に出力信号を提
供し、このモニタ出力信号が、リード線424を介し、
コントローラ又は増幅器430の入力端子426への入
力信号となる。コントローラ又は増幅器430の出力端
子432における出力信号は、リード線434を介し、
気化ヒータ電源440の入力端子436に接続されてい
る。気化ヒータ電源440は、ハウジング150Hに配
置された対応するパワーフィードスルー446及び44
9にそれぞれリード線445及び448を介して接続さ
れている2つの出力端子444及び447を有する。気
化ヒータ40は、蒸着源の中間位において波形点線で略
示したように、それぞれ電気リード線41w及び43w
を有するパワーフィードスルー446及び449に接続
されている。
【0034】このように、蒸着源の「留置」位「P」
(図8参照)において、バイアスヒータ温度制御信号が
バイアスヒータ電源520を制御することによりバイア
スヒータ20の制御されたバイアスヒータ温度を提供
し、そして蒸着速度制御信号が気化ヒータ電源440を
制御することにより気化ヒータ40の制御された温度を
提供し、これに応じて容器30に受容された有機材料の
気化が制御される。制御されたバイアスヒータ温度によ
り、バイアスヒータの加熱がなければ必要となるであろ
う気化ヒータ温度よりも低下させることができる気化ヒ
ータ温度の選定が可能となる。この制御されたバイアス
ヒータ温度による「温度付加」効果は、高すぎる気化ヒ
ータ温度において部分分解を受けやすい有機材料が容器
に受容されている場合に、有利となることが示された。
【0035】上述の制御された条件を確立した時点で、
図8に示したように、カートリッジ284を「留置」位
「P」から前進方向「F」において中間位「I」を通り
末端位「II」まで移動又は並進させ、そこから蒸着源を
逆進方向「R」において中間位「I」を通り留置位
「P」まで戻す。
【0036】蒸気流出スリット開口部42及び気化ヒー
タ40は当該構造体から距離Dだけ離れている。距離D
は、有機電子輸送材料の部分層15fが蒸着源の前進移
動「F」中に構造体11の上に形成され、そして有機電
子輸送層完成体15(ETL)が、蒸着源が逆進移動「R」
で構造体11を通過して「留置」位「P」に戻る際に上
述した制御信号を再度提供することにより設けられるよ
う、望ましい蒸気束を蒸着ゾーン15vに提供するよう
に選定される。
【0037】熱物理蒸着源が留置位にある間に、構造体
11をロボット手段(図示なし)によりチャンバ150
から取り出して、別のステーション、例えば、図2のOL
ED装置のステーション160に、緩衝ハブ102を介し
て進行させる。上述したように、有機電子輸送層15を
蒸着するため、チャンバ150Cのホルダ又はマスクフ
レーム151に新規構造体を進行させる。
【0038】質量センサ集成体300は、回転体シャフ
ト323及び回転体325を介して回転可能なセンサ支
持体320を含む。回転体325は、ここではマニュア
ル式回転体として図示されている。回転体325が、セ
ンサ支持体320を選択可能に回転させるためのモータ
であってもよいことは認識される。第2クリスタル質量
センサ303がセンサ支持体320の上に、シールド3
29で遮蔽された洗浄位置にあることが略示されてい
る。洗浄用輻射線は、洗浄用輻射線ユニット390Rに
より提供され、そして光ファイバ束であることができる
光ガイド392を介してセンサ303に向けられる。
【0039】代わりの各種蒸着速度検出要素及び構成、
並びに検出位における再利用のための各種センサ洗浄法
が、譲受人共通のMichael A. Marcusらの米国特許出願
第09/839886号(2001年4月20日出願)
及び譲受人共通のSteven A.Van Slykeらの米国特許出願
第09/839885号(2001年4月20日出願)
に記載されており、これらの開示内容を本明細書の一部
とする。
【0040】図8に、図2のETL蒸着ステーション15
0の一部の略上面図を示す。図面の視覚的明瞭さを維持
するため、図8からは、光学式高温計510、バイアス
ヒータ電源520、蒸着速度モニタ420、コントロー
ラ又は増幅器430、気化ヒータ電源440及び洗浄用
輻射線ユニット390Rが省略されている。
【0041】「留置」位「P」、蒸着源移動中の中間位
「I」、及び、蒸着源の逆進移動「R」の開始位でもあ
る蒸着源の前進移動「F」の末端位「II」を示す。ま
た、バイアスヒータ20に関連する接続クランプ21
c、23c(図5及び図6参照)並びに気化ヒータ40
に関連する接続クランプ41c、43cも図示する。電
気リード線21w及び23w(コイル形線)並びに電気
リード線41w及び43w(波形線)は、チャンバ15
0Cにおけるそれぞれのパワーフィードスルー526、
529及び446、449を末端とするように示されて
いる。ホルダ又はマスクフレーム151は、当該図面か
らは省略されている。
【0042】図7及び図8に示したように、ホルダ又は
マスクフレーム151に保持された固定配置された構造
体に対して熱物理蒸着源を移動させることにより、熱物
理蒸着源と構造体11との間で相対移動をさせる。
【0043】適合されたホルダ又はマスクフレーム15
1(図示なし)に係合する親ネジを介し、固定配置され
た蒸着源に対して構造体を移動させることにより、熱物
理蒸着源と構造体11との間で相対移動をさせることも
できる。この後者の構成では、質量センサ集成体300
を蒸着源に対して固定配置し、クリスタル質量センサ3
01のようなクリスタル質量センサにより蒸着ゾーン1
5vの一部において蒸気束を連続検出することができ
る。
【0044】上述したように、図2、図5、図6、図7
及び図8は、例示目的のみで、図2のOLED装置において
当該目的で示したステーション150において構造体上
に有機電子輸送層を形成すること及び有機電子輸送層を
示している。本発明により構築された1又は2以上の蒸
着源を使用することにより、ドープ型又は無ドープ型の
有機電子輸送層15を調製し得ることは理解される。同
様に、図2のOLED装置100の各ステーションにおい
て、構造体上に、ドープ型又は無ドープ型の有機発光層
14及びドープ型又は無ドープ型の有機正孔輸送層13
をそれぞれ蒸着することができる。また、構造体上の第
1層として、ドープ型又は無ドープ型の正孔注入層(図
面中図示なし)を形成することもできる。
【0045】構造体上にドープ型層を設けるためのドー
パントの使用については、例えば、上記米国特許第47
69292号に記載されている。該特許明細書には、1
又は2種以上のドーパントを有機発光層に内蔵させるこ
とにより発光色、すなわち色相をシフトさせることが記
載されている。多色又はフルカラーの有機発光デバイス
を構築する場合、このように選ばれた色のシフト又は変
更が特に望ましい。
【0046】いわゆる色中性ドーパントを有機正孔輸送
層及び/又は有機電子輸送層と共に有効利用することに
より、動作安定性が高い、又は動作寿命が長い、又は電
場発光効率が高い有機発光デバイスを提供することがで
きる。このような色中性ドーパントとその有機発光デバ
イスにおける使用については、譲受人共通のTukaramK.
Hatwar及びRalph H. Youngの米国特許出願第09/87
5646号(2001年6月6日出願)に記載されてお
り、その開示内容を本明細書の一部とする。
【0047】2種以上のホスト成分を有する均一混合型
有機ホスト層の使用については、譲受人共通のRalph H.
Youngの米国特許出願第09/753091号(200
1年1月2日出願)に記載されており、その開示内容を
本明細書の一部とする。
【0048】本発明を、その特定の好ましい実施態様を
特に参照しながら説明してきたが、本発明の精神及び範
囲内のバリエーションや変更が可能であることは理解さ
れる。例えば、本発明の変更として、構造体上に1又は
2種以上の有機ドーパントを蒸着するために熱物理蒸着
源を使用する方法であって、該ドーパントを、粉末状、
フレーク状もしくは粒子状で、又は凝集ペレットの形態
で、電気絶縁性容器30に受容するものが挙げられる。
本発明の別の変更としては、構造体上に均一混合型有機
ホスト層を蒸着するために熱物理蒸着源を使用する方法
であって、該有機ホスト材料、粉末状、フレーク状もし
くは粒子状で、又は凝集ペレットの形態で、電気絶縁性
容器30に受容するものが挙げられる。
【0049】
【発明の効果】本発明の特徴は、固体有機材料を気化さ
せるには不十分なバイアスヒータ温度において該有機材
料中に連行された気体又は揮発性化合物を該有機材料か
ら放出することができるように、電気絶縁性容器に受容
された固体有機材料にバイアス熱を与えるバイアスヒー
タの中に電気絶縁性容器を配置したことにある。
【0050】本発明の別の特徴は、固体有機材料を気化
させるのに十分な低く、かつ、制御された気化ヒータ温
度で気化ヒータを運転することにより該容器内の有機材
料の一部が分解する可能性を最も低くすることができる
ように、該容器に受容された固体有機材料をバイアスヒ
ータにより制御されたバイアス温度に加熱することにあ
る。
【0051】本発明の別の特徴は、固体有機材料を気化
させるには不十分なバイアス温度において該有機材料中
に連行された気体を該有機材料から放出することができ
るように、電気絶縁性容器に受容された固体有機材料に
バイアス熱を与えるバイアスヒータの中に電気絶縁性容
器を配置したことにある。
【0052】本発明の別の特徴は、構造体の表面に実質
的に均一な有機層を設けることができるように蒸着源と
構造体との間で相対移動をさせることができることにあ
る。本発明の特徴は、気化すべき固体有機材料を受容す
るための電気絶縁性容器に残留する有機材料を、既知の
有効な洗浄法により容易に洗浄できることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種層を示すため要素の一部を剥ぎ取ったパッ
シブ型有機発光デバイスを示す略透視図である。
【図2】比較的多数の有機発光デバイス(OLED)を製造す
るのに適した装置であって複数のステーションがハブか
ら延在しているものを示す略透視図である。
【図3】比較的多数の基板又は構造体を含有するキャリ
ヤであって、図2の分断線3−3が示す図2の装置の装
填ステーションに配置されるものを示す略断面図であ
る。
【図4】本発明による熱物理蒸着源を示す略分解透視図
である。
【図5】本発明の一側面による熱物理蒸着源であって、
粉末状有機材料を容器に受容し、該容器をバイアスヒー
タ内に配置し、そしてバフル部材を取り付けた気化ヒー
タを該容器の上に配置したものを示す略断面図である。
【図6】本発明の別の側面による熱物理蒸着源であっ
て、固体ペレット状有機材料を容器に受容し、該容器を
バイアスヒータ内に配置し、そして気化ヒータを該容器
の上に配置したものを示す略断面図である。
【図7】図2の分断線7−7が示すように、図2の装置
において構造体の上に蒸着有機電子輸送層(ETL)を形成
するための蒸着ステーションを示す略断面図であって、
本発明により該構造体の上に均一蒸着された有機電子輸
送層を設けるため親ネジにより移動される蒸着源の末端
図を示すものである。
【図8】図2のETL蒸着ステーションの一部を示す略上
面図であって、本発明により、留置位を起点に蒸着源を
前進・逆進移動させ、蒸着及びバイアスヒータ温度をそ
れぞれの検出装置でモニタすることを示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジョージ スパーン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ハイタワー ウェイ 716 Fターム(参考) 3K007 AB18 DB03 FA01 4K029 AA09 BA62 BB02 BC07 CA01 DB06 DB12 DB18 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機発光デバイス(OLED)を形成するに際
    し減圧チャンバ内で固体有機材料を気化させ、かつ、気
    化した有機材料を構造体表面に層として適用するための
    熱物理蒸着源であって、 a)側壁及び底壁により画定されたバイアスヒータであっ
    て該側壁の高さがHBであるものと、 b)該バイアスヒータ内に配置された電気絶縁性容器であ
    って、気化され得る固体有機材料を受容し、側壁及び底
    壁により画定され、そしてその側壁の高さが、該バイア
    スヒータの側壁の高さHBよりも高いHCであるものと、 c)該容器の側壁面の上方に配置された気化ヒータであっ
    て、気化した有機材料が通過して該構造体表面に到達す
    ることができるように該容器内に延在する蒸気流出スリ
    ット開口部を画定するものと、 d)該容器内の該固体有機材料に、該固体有機材料が気化
    するには不十分なバイアス温度を提供するバイアス熱を
    かけるための電位差を該バイアスヒータに印加するため
    の手段と、 e)該容器内の該固体有機材料の最上部に、該最上部が気
    化し、気化した有機材料が該流出スリット開口部を通し
    て該構造体上に投射されて該構造体上に有機層を提供す
    るような気化熱をかけるための電位差を該気化ヒータに
    印加するための手段と、 f)該構造体上に実質的に均一な有機層を提供するよう
    に、該蒸着源と該構造体との間で相対移動をさせるため
    の手段とを含んで成る熱物理蒸着源。
  2. 【請求項2】 有機発光デバイス(OLED)を形成するに際
    し減圧チャンバ内で固体有機材料を気化させ、かつ、気
    化した有機材料を構造体表面に層として適用するための
    熱物理蒸着源であって、 a)側壁及び底壁により画定されたバイアスヒータであっ
    て該側壁の高さがHBであるものと、 b)該バイアスヒータ内に配置された電気絶縁性容器であ
    って、気化され得る固体有機材料を受容し、側壁及び底
    壁により画定され、そしてその側壁の高さが、該バイア
    スヒータの側壁の高さHBよりも高いHCであるものと、 c)該容器の側壁面の上方に配置された気化ヒータであっ
    て、気化した有機材料が通過して該構造体表面に到達す
    ることができるように該容器内に延在する蒸気流出スリ
    ット開口部を画定するものと、 d)該容器内の該固体有機材料に、該固体有機材料が気化
    するには不十分なバイアス温度を提供する制御されたバ
    イアス熱をかけるための電位差を、バイアスヒータ温度
    測定装置により提供される制御信号に応じて該バイアス
    ヒータに制御可能に印加するための手段と、 e)該容器内の該固体有機材料の最上部に、該最上部が制
    御可能に気化し、気化した有機材料が該流出スリット開
    口部を通して該構造体上に投射されて該構造体上に有機
    層を提供するような制御された気化熱をかけるための電
    位差を、蒸着速度測定装置により提供される制御信号に
    応じて該気化ヒータに印加するための手段と、 f)該構造体上に実質的に均一な有機層を提供するよう
    に、該蒸着源と該構造体との間で相対移動をさせるため
    の手段とを含んで成る熱物理蒸着源。
  3. 【請求項3】 該容器内に受容された該固体有機材料
    が、ドープ型もしくは無ドープ型正孔注入材料、ドープ
    型もしくは無ドープ型有機正孔輸送材料、ドープ型もし
    くは無ドープ型有機発光材料又はドープ型もしくは無ド
    ープ型有機電子輸送材料を含む、請求項1に記載の熱物
    理蒸着源。
  4. 【請求項4】 該電気絶縁性容器が石英又はセラミック
    材料で構築されている、請求項1に記載の熱物理蒸着
    源。
  5. 【請求項5】 該容器内に受容された該固体有機材料が
    粉末体、フレーク体又は粒状体であり、さらに、該気化
    ヒータに、粉末体、フレーク体又は粒状体の粒子が該蒸
    気流出スリット開口部を通して放出されることを実質的
    に防止し、かつ、気化した有機材料が該スリット開口部
    を通過することを可能にするバフル部材を、該容器に向
    けた方向において該気化ヒータから間隔を置いて連結さ
    せた、請求項3に記載の熱物理蒸着源。
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