JP2003220812A - 乗用田植機のサスペンション機構 - Google Patents
乗用田植機のサスペンション機構Info
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Abstract
状態となるのを減少させること。 【解決手段】 フロントアクスルケース内に左右方向に
軸線を向けた前車輪駆動軸を配置すると共に、同フロン
トアクスルケース内に上下方向に軸線を向けたキングピ
ン兼伝動軸の上部を軸線方向に摺動自在に配置して、同
キングピン兼伝動軸を上記前車輪駆動軸に連動連結し、
同キングピン兼伝動軸の下部にはギヤケースを介して前
車軸を連動連結した乗用田植機において、フロントアク
スルケース内にキングピン兼伝動軸の上部を下方へ押圧
付勢する複数のサスペンションバネを内外側に重合状態
にて配設すると共に、いずれか一方のサスペンションバ
ネの自由長を他方のサスペンションバネの自由長よりも
短く設定した。
Description
ペンション機構に関する。
部の後方に植付部を連結し、同走行部のフロントアクス
ルケース内に左右方向に軸線を向けた前車輪駆動軸を配
置すると共に、同フロントアクスルケース内に上下方向
に軸線を向けたキングピン兼伝動軸の上部を軸線方向に
摺動自在に配置して、同キングピン兼伝動軸を上記前車
輪駆動軸に連動連結し、同キングピン兼伝動軸の下部に
はギヤケースを介して前車軸を連動連結して、同前車軸
に前車輪を取り付けたものがある。
グピン兼伝動軸の上部を下方へ押圧付勢する圧縮コイル
スプリング形のサスペンションバネを配設してサスペン
ション機構を構成しており、同サスペンション機構は、
通常時には、本機に対して最上昇位置(サスペンション
バネが最収縮した状態)にて前車輪を支持して、大きく
設定したサスペンションバネの弾性付勢力により、同前
車輪が地面の凹凸に追従するようにしている。
では、機体の発進時に、前車輪が地面から受ける回転抵
抗により上方へ浮き上がり、走行部の前部が上昇する、
いわゆるヘッドアップ状態となることがあり、さらに、
サスペンション機構を設けていると、同サスペンション
機構が前車輪を下方へ押圧して下降させる方向に弾性付
勢しているために、同前車輪が地面を押圧することにな
り、その分、地面から反作用を受けて走行部の前部が上
昇するヘッドアップ状態がさらに増長される。
が、走行部の後車輪を中心に下方へ押し下げられて、同
植付部を支持しているフロートの跡が圃場面に強く残る
という不具合がある。
ロントアクスルケース内に左右方向に軸線を向けた前車
輪駆動軸を配置すると共に、同フロントアクスルケース
内に上下方向に軸線を向けたキングピン兼伝動軸の上部
を軸線方向に摺動自在に配置して、同キングピン兼伝動
軸を上記前車輪駆動軸に連動連結し、同キングピン兼伝
動軸の下部にはギヤケースを介して前車軸を連動連結し
た乗用田植機において、フロントアクスルケース内にキ
ングピン兼伝動軸の上部を下方へ押圧付勢する複数のサ
スペンションバネを内外側に重合状態にて配設すると共
に、いずれか一方のサスペンションバネの自由長を他方
のサスペンションバネの自由長よりも短く設定したこと
を特徴とする乗用田植機のサスペンション機構を提供す
るものである。
端部に弾性素材のストッパー体を設けて、同ストッパー
体によりキングピン兼伝動軸の上昇動作を規制すると共
に、同ストッパー体の外周に自由長の短いサスペンショ
ンバネを配設し、同サスペンションバネの外周に自由長
の長いサスペンションバネを内外側に重合状態に配設し
たことにも特徴を有する。
いて説明する。
本的構造として、フロントアクスルケース内に左右方向
に軸線を向けた前車輪駆動軸を配置すると共に、同フロ
ントアクスルケース内に上下方向に軸線を向けたキング
ピン兼伝動軸の上部を軸線方向に摺動自在に配置して、
同キングピン兼伝動軸を上記前車輪駆動軸に連動連結
し、同キングピン兼伝動軸の下部にはギヤケースを介し
て前車軸を連動連結している。
スルケース内にキングピン兼伝動軸の上部を下方へ押圧
付勢する複数のサスペンションバネを内外側に重合状態
にて配設すると共に、いずれか一方のサスペンションバ
ネの自由長を他方のサスペンションバネの自由長よりも
短く設定している。
性素材のストッパー体を設けて、同ストッパー体により
キングピン兼伝動軸の上昇動作を規制すると共に、同ス
トッパー体の外周に自由長の短いサスペンションバネを
配設し、同サスペンションバネの外周に自由長の長いサ
スペンションバネを内外側に重合状態に配設している。
がら説明する。
用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方に
昇降リンク機構2を介して植付部3を昇降自在に連結す
ると共に、走行部1の後部に施肥部4を載設している。
131は予備苗載台である。
により圃場に六条の苗を植え付けると共に、施肥部4に
より植え付けた各苗の側方に施肥を行うことができるよ
うにしている。
うに、機体フレーム5上において、前部にエンジンEを
設け、同エンジンEの後方位置に運転部6を設け、ま
た、機体フレーム5の下方において、中途部にミッショ
ンケース7を設け、同ミッションケース7の左右側部に
左右一対のフロントアクスルケース8,8を連動連設し、
各フロントアクスルケース8,8の下端部に前車軸9a,9aを
介して前車輪9,9を連動連結する一方、上記ミッション
ケース7の後部に前後伸延支持ケース10の前端部を連結
し、同前後伸延支持ケース10の後端部にリヤアクスルケ
ース12を連動連設し、同リヤアクスルケース12の左右側
下端部に後車軸13a ,13aを介して後車輪13,13を連動連
結している。
は、油圧式無段変速装置からなる変速ケース14を連動連
設し、同変速ケース14より前方へ突設した入力軸15と、
エンジンEより前方へ突設した出力軸16との間に伝動機
構17を介設し、ミッションケース7とリヤアクスルケー
ス12との間に前後方向に伸延する伝動シャフト44を介設
している。45は植付部3に動力を伝達するPTO軸、46
は昇降リンク機構2の一部を形成する昇降用油圧シリン
ダである。
図10に示すように、平面視四角形枠状のメインフレー
ム18と、同メインフレーム18の左右側方にそれぞれ張り
出し状に形成したサイドフレーム19,19とから形成して
いる。
伸延する左右一対の前後伸延フレーム形成体20,20の前
端部間に左右方向に伸延する前部フレーム形成体21を横
架する一方、両前後伸延フレーム形成体20,20の後端部
間に背面視門型に形成した後部フレーム形成体22を架設
して、同後部フレーム形成体22の下端部を前記したリヤ
アクスルケース12に固設している。
ンジンEを支持する前部フレーム形成片23と、主として
左右一対のフロントアクスルケース8,8を支持する中途
部フレーム形成片24と、主として後述する座席を支持す
る後部フレーム形成片25とをボルト39により着脱自在に
連結して形成しており、前部フレーム形成片23にエンジ
ン受け部材26,26,27を設け、また、後部フレーム形成片
23の中途部間に左右方向に伸延するタンク等支持フレー
ム28と正面視門型の座席等支持フレーム29を横架してい
る。30はセンターマーカ、31は牽引用フック、1 20はロ
ープ掛止用フックである。
8を支持する中途部フレーム形成片24を、ボルト39を介
して前・後部フレーム形成片23,25から着脱することが
できるようにしているため、フロントアクスルケース8
の組み付けや、同フロントアクスルケース8のメンテナ
ンス等を楽に行うことができる。
23の前部と後部、及び、後部フレーム形成片25の前部に
それぞれ外側方へ向けて伸延する第1・第2・第3ステ
ー32,33,34を片持ち支持状態に突設し、左右一対の後部
フレーム形成片25,25の中途部間に左右方向に伸延する
第1・第2支持体35,36を横架し、第1・第2・第3ス
テー32,33,34の中途部間に前後方向に伸延する前サイド
フレーム形成体37を架設し、第3ステー34と第1・第2
支持体35,36の外側端間に前後方向に伸延する後サイド
フレーム形成体38を架設して形成している。40は座席支
持フレーム、41は乗降用ステップ、42はバッテリー支持
台、43は燃料タンクである。
上方位置にはケーシング体50を張設しており、同ケーシ
ング体50は、図1、図2及び図11に示すように、エン
ジンEを被覆するボンネット51の下端部周辺と運転部6
の下面を形成するステップ体52と、同ステップ体52の後
上方位置に配置した補助ステップ体53と、同補助ステッ
プ体53とステップ体52とを連結する連結体54とを具備し
ている。
うに、ボンネット51の周囲を形成する前半部ステップ形
成片52aと、運転部6の下面を形成する後半部ステップ
形成片52bとに二分割して形成しており、同後半部ステ
ップ形成片52bと連結体54と補助ステップ体53は一体成
形している。
うに、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片
55と、同立ち上がり壁形成片55の上端縁部より後上方へ
向けて傾斜状に伸延さえて形成した傾斜壁形成片56とを
具備している。
うに、ミッションケース7の前部にステアリングケース
57を連設すると共に、同ステアリングケース57よりステ
アリングポスト58をエンジンEの後方位置にて上方へ立
ち上げて形成し、同ステアリングポスト58中に配設した
ハンドル軸59の上端部にハンドル60を取り付け、同ハン
ドル60の後方位置に座席61を前記した座席支持フレーム
40を介して取り付けている。62はステアリング連動機
構、63は操作パネル部である。
側下方位置に感度調節レバー64と油圧ストップレバー65
を配設する一方、同座席61の右側下方位置に操作レバー
としての三本の第1・第2・第3ユニットクラッチレバ
ー66,67,68を配設しており、これらのレバー64,65,66,6
7,68は、前記した連結体54の傾斜壁形成片56に前後方向
に伸延する長孔状に形成したレバーガイド孔69,70,71,7
2,73を通して後下方より前上方へ向けて突出させて、前
後方向に回動操作自在としている。138は蓋体、144はビ
スである。
リングケース57の下部には、ハンドル60の回転操作によ
りトルクジェネレータ等を介して左右に揺動するステア
リングアーム80を設け、同ステアリングアーム80と、後
述する左右一対のフロントアクスルケース8,8のギヤケ
ース86,86に設けたナックルアーム87,87とを、タイロッ
ド81,81を介して連動連結してステアリング連動機構62
を形成しており、同ステアリング連動機構62によりハン
ドル60の操舵角に比例させて前車輪9,9を方向転換させ
ることができるようにしている。
いて、図13〜図15を参照しながら詳細に説明する。
は、図13に示すように、ミッションケース7のケース
本体82の左右側下部より外側方へ向けて延出する筒状の
外側方延出体83,83と、各外側方延出体83,83の先端部よ
り上下方向に伸延する筒状の上下方向伸延体84,84と、
各上下方向伸延体84,84の上端部に連結したシリンダ状
のサスペンションケース体85,85と、各上下方向伸延体8
4,84の筒状下部84a,84aの外周面に、筒状に形成した筒
状上部86a,86aの内周面を上下摺動自在かつ回動自在に
嵌合させたギヤケース86,86と、各ギヤケース86,86の筒
状上部86a,86aの外周面にその下部を固設すると共に、
各サスペンションケース体85,85の外周面に、リング状
に形成したリング状上部87a,87aの内周面を上下摺動自
在かつ回動自在に嵌合させたナックルアーム87,87とを
具備している。105は固定ボルトである。
82内には、デファレンシャル機構88を設けており、同デ
ファレンシャル機構88にそれぞれ外側方延出体83,83中
に回動自在に挿通した前車輪駆動軸89,89の内側端部を
連動連結し、各前車輪駆動軸89,89の外側端部にそれぞ
れ上下方向伸延体84,84中に回動自在に挿通したキング
ピン兼伝動軸90,90の中途部を連動連結し、各キングピ
ン兼伝動軸90,90の下端部にそれぞれギヤケース86,86よ
り外側方へ突設した前車軸9a,9aの内側端部を連動連結
している。91は第1駆動側ベベルギヤ、92は第1従動側
ベベルギヤ、93は第2駆動側ベベルギヤ、94は第2従動
側ベベルギヤである。
デフロック部95を設けており、同デフロック部95には、
運転部6に配設したデフロックペダル96をデフロック連
動機構97を介して連動連結して、同デフロックペダル96
を適宜踏み込み操作することにより、デファレンシャル
機構88の差動機能をロックさせることができるようにし
ている。
ように、デファレンシャル機構88の差動機能をロックさ
せるデフロッククラッチ95aと、同デフロッククラッチ9
5aを接続・切断作動させるクラッチ作動片95bと、同ク
ラッチ作動片95bに後端部を連動連結しかつ前端部を左
側のフロントアクスルケース8より前方へ突出させたク
ラッチ作動軸95cと、同クラッチ作動軸95cの前端部に取
り付けたデフロック作動アーム95dとを具備しており、
デフロッククラッチ95aは、クラッチ切断用スプリング9
5eによりクラッチ切断方向に押圧付勢されている。
ョンケース体85,85は、図14及び図15に示すよう
に、上下方向伸延体84,84の上部に取付ボルト99,99によ
り着脱自在に取り付けており、各サスペンションケース
体85,85内にはそれぞれサスペンション機構100,100を設
けている。
は、かかるサスペンション機構100の構造にあり、同サ
スペンション機構100は、天井壁85aを有するシリンダ状
に形成したサスペンションケース体85内に、キングピン
兼伝動軸90の上部を下方へ押圧付勢する複数(本実施例
では二本)のサスペンションバネ101,102を内外側に重
合状態にて配設すると共に、内側のサスペンションバネ
101の自由長L1を外側のサスペンションバネ102の自由長
L2よりも短く設定している。
の自由長L1の長さは、通常の状態においては、走行部1
の重量を受けて外側のサスペンションバネ102は収縮さ
れるが、同状態においても、内側のサスペンションバネ
101の上端とサスペンションケース体85の天井壁85aの間
には、一定の間隔が保持されて、この内側のサスペンシ
ョンバネ101はサスペンション機能を果たさない状態を
保つ一方、地面の凹凸に対しては、二本の内外側のサス
ペンションバネ101,102が協働してサスペンション機能
を果たして、前車輪9,9を地面の凹凸に追従させること
ができるように設定している。
バネ受体103を介してストッパー体104を設け、同ストッ
パー体104をサスペンションケース体85の天井壁85aに当
接させることにより、キングピン兼伝動軸90の上昇動作
を規制するようにしている。
ム等の弾性素材により上下方向に伸延する棒状に成形し
て、クッション機能を持たせている。
の弾性付勢力を、自由長に差を持たせた二本のサスペン
ションバネ101,102に分担させて、機体の発進時には自
由長の長いサスペンションバネ102だけで前車輪9を支
持させると共に、走行部1の前部を持ち上げる自由長の
長いサスペンションバネ102の弾性付勢力を小さく設定
することにより、機体の発進時に走行部1の前部がヘッ
ドアップ状態となるのを減少させることができて、機体
の発進時にフロート跡が強く残るのを防止することがで
きる。
外側のサスペンションバネ101,102が協働してサスペン
ション機能を果たして、前車輪9,9を地面の凹凸に追従
させるようにしているため、乗り心地を良好に確保する
ことができる。
りキングピン兼伝動軸90の上昇動作を規制すると共に、
同ストッパー体104がサスペンションケース体85の天井
壁85aに衝突した際の衝撃を吸収するため、乗り心地を
良好に確保することができる。
り成形しているため、同ストッパー体104を受けるサス
ペンションケース体85の天井壁85aの強度を低減させる
ことができ、その結果、同天井壁85aの肉厚を小さくす
ることができて、製造コストの低減が図れる。
ョンバネ101をストッパー体104側に配設しているため、
同サスペンションバネ101が傾倒するのをストッパー体1
04により確実に防止することができる。
101,102の協働によるサスペンション機能を良好に確保
することができて、地面の凹凸への前車輪9,9の追従性
を向上させることができる。
植付ミッションケース150より後方へ中央の植付ケース1
51を延設すると共に、植付ミッションケース150より左
右外側方へ伝動ケース(図示せず)を延設して、各伝動
ケースの先端部より後方へ左右側の植付ケース153,153
を延設し、各植付ケース151,153,153の左右側後端部に
それぞれ植付爪154,154をロータリケース155,155,155を
介して連動連結する一方、各植付ケース151,153,153の
下方にそれぞれセンターフロート157とサイドフロート1
58,158を配置している。
には、六条分の苗マットを載置可能とした苗載台162を
苗載台支持枠163を介して前傾姿勢にて左右方向に摺動
自在に載置している。
ように、走行部1の機体フレーム5の後部フレーム形成
体22と、植付部3の植付ミッションケース150の前端部
との間に、前後方向に伸延する昇降リンク体174を介設
し、同昇降リンク体174と前後伸延支持ケース10との間
に昇降用油圧シリンダ175を介設して、同昇降用油圧シ
リンダ175を伸縮作動させることにより、植付部3を昇
降させることができるようにしている。
にて機体フレーム5の後部に支持させて配設しており、
六個の施肥部本体176を左右方向に並設し、左側端部に
各施肥部本体176に空気を圧送するブロワ177を配設して
いる。
れる。
トアクスルケース内に左右方向に軸線を向けた前車輪駆
動軸を配置すると共に、同フロントアクスルケース内に
上下方向に軸線を向けたキングピン兼伝動軸の上部を軸
線方向に摺動自在に配置して、同キングピン兼伝動軸を
上記前車輪駆動軸に連動連結し、同キングピン兼伝動軸
の下部にはギヤケースを介して前車軸を連動連結した乗
用田植機において、フロントアクスルケース内にキング
ピン兼伝動軸の上部を下方へ押圧付勢する複数のサスペ
ンションバネを内外側に重合状態にて配設すると共に、
いずれか一方のサスペンションバネの自由長を他方のサ
スペンションバネの自由長よりも短く設定している。
弾性付勢力を、自由長に差を持たせた複数のサスペンシ
ョンバネに分担させて、機体の発進時には自由長の長い
サスペンションバネだけで前車輪を支持させると共に、
走行部の前部を持ち上げる自由長の長いサスペンション
バネの弾性付勢力を小さく設定することにより、機体の
発進時に走行部の前部がヘッドアップ状態となるのを減
少させることができて、機体の発進時にフロート跡が強
く残るのを防止することができる。
スペンションバネが協働してサスペンション機能を果た
して、前車輪を地面の凹凸に追従させるようにしている
ため、乗り心地を良好に確保することができる。
ピン兼伝動軸の上端部に弾性素材のストッパー体を設け
て、同ストッパー体によりキングピン兼伝動軸の上昇動
作を規制すると共に、同ストッパー体の外周に自由長の
短いサスペンションバネを配設し、同サスペンションバ
ネの外周に自由長の長いサスペンションバネを内外側に
重合状態に配設している。
によりキングピン兼伝動軸の上昇動作を規制すると共
に、同ストッパー体が衝撃を吸収するため、乗り心地を
良好に確保することができる。
形しているため、同ストッパー体を受けるフロントアク
スルケースの強度を低減させることができ、その結果、
同フロントアクスルケースの肉厚を小さくすることがで
きて、製造コストの低減が図れる。
をストッパー体側に配設しているため、同サスペンショ
ンバネが傾倒するのをストッパー体により確実に防止す
ることができる。
によるサスペンション機能を良好に確保することができ
て、地面の凹凸への前車輪の追従性を向上させることが
できる。
(車軸最下降状態)。
(車軸最上昇状態)。
Claims (2)
- 【請求項1】 フロントアクスルケース内に左右方向に
軸線を向けた前車輪駆動軸を配置すると共に、同フロン
トアクスルケース内に上下方向に軸線を向けたキングピ
ン兼伝動軸の上部を軸線方向に摺動自在に配置して、同
キングピン兼伝動軸を上記前車輪駆動軸に連動連結し、
同キングピン兼伝動軸の下部にはギヤケースを介して前
車軸を連動連結した乗用田植機において、 フロントアクスルケース内にキングピン兼伝動軸の上部
を下方へ押圧付勢する複数のサスペンションバネを内外
側に重合状態にて配設すると共に、いずれか一方のサス
ペンションバネの自由長を他方のサスペンションバネの
自由長よりも短く設定したことを特徴とする乗用田植機
のサスペンション機構。 - 【請求項2】 キングピン兼伝動軸の上端部に弾性素材
のストッパー体を設けて、同ストッパー体によりキング
ピン兼伝動軸の上昇動作を規制すると共に、同ストッパ
ー体の外周に自由長の短いサスペンションバネを配設
し、同サスペンションバネの外周に自由長の長いサスペ
ンションバネを内外側に重合状態に配設したことを特徴
とする請求項1記載の乗用田植機のサスペンション機
構。
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