JP2003220845A - 乗用田植機のデフロック操作部構造 - Google Patents

乗用田植機のデフロック操作部構造

Info

Publication number
JP2003220845A
JP2003220845A JP2002023909A JP2002023909A JP2003220845A JP 2003220845 A JP2003220845 A JP 2003220845A JP 2002023909 A JP2002023909 A JP 2002023909A JP 2002023909 A JP2002023909 A JP 2002023909A JP 2003220845 A JP2003220845 A JP 2003220845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
diff lock
diff
interlocking mechanism
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002023909A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Maekawa
智史 前川
Tsunatake Yamashita
綱丈 山下
Makoto Inoue
誠 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2002023909A priority Critical patent/JP2003220845A/ja
Publication of JP2003220845A publication Critical patent/JP2003220845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力伝達系が損傷されるのを確実に防止する
こと。動力伝達系の損傷防止構造を簡易なものとなすと
共に、製造コストの削減を図ること。 【解決手段】 デフ装置に設けたデフロック部にデフロ
ック連動機構を介してデフロック操作部を連動連結した
乗用田植機において、デフロック操作部は、操作体と、
同操作体に連動してデフロック連動機構を作動させる作
動体と、同作動体と上記操作体との間に介設した弾性体
とを具備して、同弾性体を介して作動体が操作体に連動
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機のデフ
ロック操作部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、左右
の車軸を差動させるデファレンシャル機構を内蔵したデ
フ装置を設け、同デフ装置にデファレンシャル機構をロ
ックして差動停止状態にするデフロック部を設けて、同
デフロック部に棒状に形成したバネ鋼を介してデフロッ
クペダルを連動連結したものがある。
【0003】そして、バネ鋼は、設定以上の操作荷重を
受けることを想定して、中途部に曲げ加工を施すことに
より、強度を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したバ
ネ鋼を設けた乗用田植機では、バネ鋼に曲げ加工を施す
必要性があるために、構造が複雑になって製造コストが
高くなるという不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、デ
フ装置に設けたデフロック部にデフロック連動機構を介
してデフロック操作部を連動連結した乗用田植機におい
て、デフロック操作部は、操作体と、同操作体に連動し
てデフロック連動機構を作動させる作動体と、同作動体
と上記操作体との間に介設した弾性体とを具備して、同
弾性体を介して作動体が操作体に連動するようにしたこ
とを特徴とする乗用田植機のデフロック操作部構造を提
供するものである。
【0006】また、本発明は、デフロック連動機構は、
機体フレームに沿って前後方向に伸延するロッドと、同
ロッドに連動連設したアーム及びリンクとにより構成す
ると共に、同デフロック連動機構とデフロック操作部の
作動体は、機体フレームの内側方に配置したことにも特
徴を有する。
【0007】 [発明の詳細な説明]
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】すなわち、本発明に係る乗用田植機は、基
本的構造として、デフ装置に設けたデフロック部にデフ
ロック連動機構を介してデフロック操作部を連動連結し
ている。
【0010】そして、特徴的構造として、デフロック操
作部は、操作体と、同操作体に連動してデフロック連動
機構を作動させる作動体と、同作動体と上記操作体との
間に介設した弾性体とを具備して、同弾性体を介して作
動体が操作体に連動するようにしている。
【0011】しかも、デフロック連動機構は、機体フレ
ームに沿って前後方向に伸延するロッドと、同ロッドに
連動連設したアーム及びリンクとにより構成すると共
に、同デフロック連動機構とデフロック操作部の作動体
は、機体フレームの内側方に配置している。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0013】図1及び図2に示すAは、本発明に係る乗
用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方に
昇降リンク機構2を介して植付部3を昇降自在に連結す
ると共に、走行部1の後部に施肥部4を載設している。
131は予備苗載台である。
【0014】このようにして、本実施例では、植付部3
により圃場に六条の苗を植え付けると共に、施肥部4に
より植え付けた各苗の側方に施肥を行うことができるよ
うにしている。
【0015】そして、走行部1は、図1〜図7に示すよ
うに、機体フレーム5上において、前部にエンジンEを
設け、同エンジンEの後方位置に運転部6を設け、ま
た、機体フレーム5の下方において、中途部にミッショ
ンケース7を設け、同ミッションケース7の左右側部に
左右一対のフロントアクスルケース8 ,8を連動連設し、
各フロントアクスルケース8,8の下端部に前車軸9a,9aを
介して前車輪9,9を連動連結する一方、上記ミッション
ケース7の後部に前後伸延支持ケース10の前端部を連結
し、同前後伸延支持ケース10の後端部にリヤアクスルケ
ース12を連動連設し、同リヤアクスルケース12の左右側
下端部に後車軸13a,13aを介して後車輪13,13を連動連結
している。また、ミッションケース7の右側前部には、
油圧式無段変速装置からなる変速ケース14を連動連設
し、同変速ケース14より前方へ突設した入力軸15と、エ
ンジンEより前方へ突設した出力軸16との間に伝動機構
17を介設し、ミッションケース7とリヤアクスルケース
12との間に前後方向に伸延する伝動シャフト44を介設し
ている。45は植付部3に動力を伝達するPTO軸、46は
昇降リンク機構2の一部を形成する昇降用油圧シリンダ
である。機体フレーム5は、図3、図4及び図8〜図1
0に示すように、平面視四角形枠状のメインフレーム18
と、同メインフレーム18の左右側方にそれぞれ張り出し
状に形成したサイドフレーム19,19とから形成してい
る。
【0016】そして、メインフレーム18は、前後方向に
伸延する左右一対の前後伸延フレーム形成体20,20の前
端部間に左右方向に伸延する前部フレーム形成体21を横
架する一方、両前後伸延フレーム形成体20,20の後端部
間に背面視門型に形成した後部フレーム形成体22を架設
して、同後部フレーム形成体22の下端部を前記したリヤ
アクスルケース12に固設している。
【0017】前後伸延フレーム形成体20は、主としてエ
ンジンEを支持する前部フレーム形成片23と、主として
左右一対のフロントアクスルケース8,8を支持する中途
部フレーム形成片24と、主として後述する座席を支持す
る後部フレーム形成片25とをボルト39により着脱自在に
連結して形成しており、前部フレーム形成片23にエンジ
ン受け部材26,26,27を設け、また、後部フレーム形成片
23の中途部間に左右方向に伸延するタンク等支持フレー
ム28と正面視門型の座席等支持フレーム29を横架してい
る。30はセンターマーカ、31は牽引用フックである。
【0018】このようにして、フロントアクスルケース
8を支持する中途部フレーム形成片24を、ボルト39を介
して前・後部フレーム形成片23,25から着脱することが
できるようにしているため、フロントアクスルケース8
の組み付けや、同フロントアクスルケース8のメンテナ
ンス等を楽に行うことができる。
【0019】サイドフレーム19は、前部フレーム形成片
23の前部と後部、及び、後部フレーム形成片25の前部に
それぞれ外側方へ向けて伸延する第1・第2・第3ステ
ー32,33,34を片持ち支持状態に突設し、左右一対の後部
フレーム形成片25,25の中途部間に左右方向に伸延する
第1・第2支持体35,36を横架し、第1・第2・第3ス
テー32,33,34の中途部間に前後方向に伸延する前サイド
フレーム形成体37を架設し、第3ステー34と第1・第2
支持体3 5,36の外側端間に前後方向に伸延する後サイド
フレーム形成体38を架設して形成している。40は座席支
持フレーム、41は乗降用ステップ、42はバッテリー支持
台、43は燃料タンクである。
【0020】上記のように形成した機体フレーム5の直
上方位置にはケーシング体50を張設しており、同ケーシ
ング体50は、図1、図2及び図11に示すように、エン
ジンEを被覆するボンネット51の下端部周辺と運転部6
の下面を形成するステップ体52と、同ステップ体52の後
上方位置に配置した補助ステップ体53と、同補助ステッ
プ体53とステップ体52とを連結する連結体54とを具備し
ている。
【0021】そして、ステップ体52は、図11に示すよ
うに、ボンネット51の周囲を形成する前半部ステップ形
成片52aと、運転部6の下面を形成する後半部ステップ
形成片52bとに二分割して形成しており、同後半部ステ
ップ形成片52bと連結体54と補助ステップ体53は一体成
形している。
【0022】また、上記連結体54は、図12にも示すよ
うに、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片
55と、同立ち上がり壁形成片55の上端縁部より後上方へ
向けて傾斜状に伸延さえて形成した傾斜壁形成片56とを
具備している。
【0023】運転部6は、図1〜図3及び図6に示すよ
うに、ミッションケース7の前部にステアリングケース
57を連設すると共に、同ステアリングケース57よりステ
アリングポスト58をエンジンEの後方位置にて上方へ立
ち上げて形成し、同ステアリングポスト58中に配設した
ハンドル軸59の上端部にハンドル60を取り付け、同ハン
ドル60の後方位置に座席61を前記した座席支持フレーム
40を介して取り付けている。62はステアリング連動機
構、63は操作パネル部である。
【0024】そして、図12に示すように、座席61の左
側下方位置に感度調節レバー64と油圧ストップレバー65
を配設する一方、同座席61の右側下方位置に操作レバー
としての三本の第1・第2・第3ユニットクラッチレバ
ー66,67,68を配設しており、これらのレバー64,65,66,6
7,68は、前記した連結体54の傾斜壁形成片56に前後方向
に伸延する長孔状に形成したレバーガイド孔69,70,71,7
2,73を通して後下方より前上方へ向けて突出させて、前
後方向に回動操作自在としている。138は蓋体、144はビ
スである。
【0025】また、図12に示すように、座席61の前端
部の直下方位置にはデフロックペダル96を配設してお
り、同デフロックペダル96は、オペレータが座席61に着
座した状態にて左足で踏み込み操作することができるよ
うにしている。
【0026】前記したステアリングケース57の下部に
は、図7〜図10に示すように、ハンドル60の回転操作
によりトルクジェネレータ等を介して左右に揺動するス
テアリングアーム80を設け、同ステアリングアーム80
と、後述する左右一対のフロントアクスルケース8,8の
ギヤケース86,86に設けたナックルアーム87,87とを、タ
イロッド81,81を介して連動連結してステアリング連動
機構62を形成しており、同ステアリング連動機構62によ
りハンドル60の操舵角に比例させて前車輪9,9を方向転
換させることができるようにしている。
【0027】そして、左右一対のフロントアクスルケー
ス8,8は、図13に示すように、ミッションケース7の
ケース本体82の左右側下部より外側方へ向けて延出する
筒状の外側方延出体83,83と、各外側方延出体83,83の先
端部より上下方向に伸延する筒状の上下方向伸延体84,8
4と、各上下方向伸延体84,84の上端部に連結したシリン
ダ状のサスペンションケース体85,85と、各上下方向伸
延体8 4,84の筒状下部84a,84aの外周面に、筒状に形成
した筒状上部86a,86aの内周面を上下摺動自在かつ回動
自在に嵌合させたギヤケース86,86と、各ギヤケース86,
86の筒状上部86a,86aの外周面にその下部を固設すると
共に、各サスペンションケース体85,85の外周面に、リ
ング状に形成したリング状上部87a,87aの内周面を上下
摺動自在かつ回動自在に嵌合させたナックルアーム87,8
7とを具備している。
【0028】そして、ミッションケース7のケース本体
82内には、デファレンシャル機構88を設けており、同デ
ファレンシャル機構88にそれぞれ外側方延出体83,83中
に回動自在に挿通した前車輪駆動軸89,89の内側端部を
連動連結し、各前車輪駆動軸89,89の外側端部にそれぞ
れ上下方向伸延体84,84中に回動自在に挿通したキング
ピン兼伝動軸90,90の中途部を連動連結し、各キングピ
ン兼伝動軸90,90の下端部にそれぞれギヤケース86,86よ
り外側方へ突設した前車軸9a,9aの内側端部を連動連結
している。91は第1駆動側ベベルギヤ、92は第1従動側
ベベルギヤ、93は第2駆動側ベベルギヤ、94は第2従動
側ベベルギヤである。
【0029】また、左側の前車輪駆動軸89の内側部には
デフロック部95を設けており、同デフロック部95には、
運転部6に配設した前記デフロックペダル96をデフロッ
ク連動機構97を介して連動連結して、同デフロックペダ
ル96を適宜踏み込み操作することにより、デファレンシ
ャル機構88の差動機能をロックさせることができるよう
にしている。
【0030】上記のような構成において、本発明の要旨
は、デフロック部95を操作するデフロック操作部Bの構
造にあり、以下に図14〜図16を参照しながら説明す
る。
【0031】すなわち、デフロック操作部Bは、操作体
としてのデフロックペダル96と、同デフロックペダル96
に連動してデフロック連動機構97を作動させる作動体10
0と、同作動体100と上記デフロックペダル96との間に介
設した弾性体としての押圧スプリング101とを具備し
て、同押圧スプリング101を介して作動体100がデフロッ
クペダル96に連動するようにしている。
【0032】ここで、デフロックペダル96は、前記した
タンク等支持フレーム28の左側部に設けたペダル取付ブ
ラケット102に、前後方向に伸延するペダルアーム96aの
後端部を左右方向に軸線を向けたペダル支軸103を介し
て枢支し、ペダルアーム96aの前端部に円弧板状のペダ
ル本体96bを取り付けて、ペダル支軸103を中心に上下回
動自在となしている。
【0033】そして、ペダルアーム96aの中途部にロッ
ド連結片104を垂設し、同ロッド連結片104に上下方向に
伸延する上下昇降ロッド105の上端部を連結ブラケット1
06を介して連結ピン107により連結し、同上下昇降ロッ
ド105の下端部を前記した作動体100の先端部に形成した
挿通孔(図示せず)中に挿通すると共に、同上下昇降ロ
ッド105の下端に係止片109を取り付けている。
【0034】しかも、上下昇降ロッド10 5の外周に前記
した押圧スプリング101を巻回すると共に、同押圧スプ
リング101を上記連結ブラケット106と作動体100との間
に介設して、同押圧スプリング101により作動体100を昇
降ロッド105の下端に取り付けた係止片109に押圧させて
いる。
【0035】また、デフロック連動機構97は、前記した
左側の中途部フレーム形成片24より内側方へ前部ロッド
枢支片110を突設する一方、前記したタンク等支持フレ
ーム28の左側端部に後部ロッド枢支片111を垂設して、
両ロッド枢支片110,111間に、前後伸延フレーム形成体2
0に沿って前後方向に伸延する回動ロッド112を回動自在
に架設し、同回動ロッド112の後部より内側方に前記し
た作動体100を片持ち状態に突設する一方、同回動ロッ
ド112の前部より内側方へ向けて連動アーム113を延設
し、同連動アーム113の先端部に上下方向に伸延するリ
ンク114の上端部を連結ピン115を介して連結し、同リン
ク114の下端部に後述するデフロック部95に設けたデフ
ロック作動アーム95dの先端部を連結ピン116を介して連
結している。
【0036】そして、前部ロッド枢支片110にはスプリ
ングステー117を連設し、同スプリングステー117とリン
ク114の下部との間に復元用の引張スプリング118を介設
している。
【0037】ここで、デフロック部95は、図13に示す
ように、デファレンシャル機構88の差動機能をロックさ
せるデフロッククラッチ95aと、同デフロッククラッチ9
5aを接続・切断作動させるクラッチ作動片95bと、同ク
ラッチ作動片95bに後端部を連動連結しかつ前端部を左
側のフロントアクスルケース8より前方へ突出させたク
ラッチ作動軸95cと、同クラッチ作動軸95cの前端部に取
り付けたデフロック作動アーム95dとを具備しており、
デフロッククラッチ95aは、クラッチ切断用スプリング9
5eによりクラッチ切断方向に押圧付勢されている。
【0038】このようにして、デフロックペダル96を下
方へ踏み込み操作すると、押圧スプリング101を介して
作動体100が下方へ回動されて、同作動体100に連動連設
している回動ロッド112が、図13に示す正面図におい
て、反時計廻りに回動され、同回動ロッド112に連動連
設している連動アーム113も反時計廻りに回動されて、
同連動アーム113に連結しているリンク114が引張スプリ
ング118の弾性付勢力に抗して下降移動され、同リンク1
14に連結しているデフロック作動アーム95dが反時計廻
りに回動されて、同デフロック作動アーム95dに連動連
設しているクラッチ作動軸95cが反時計廻りに回動さ
れ、同クラッチ作動軸95cがクラッチ作動片95bを介して
デフロッククラッチ95aをクラッチ切断用スプリング95e
の弾性付勢力に抗して接続作動させる。その結果、デフ
ァレンシャル機構88の差動機能がロックされる。
【0039】この際、デフロックペダル96に作用する操
作荷重は押圧スプリング101により作動体100に伝達され
るため、同デフロックペダル96に設定以上の過剰な操作
荷重が作用した場合にも、作動体100には押圧スプリン
グ101に設定されたバネ荷重以上の荷重が作用すること
がなくなり、その結果、同作動体100よりも動力伝達経
路の下流側であるデフロック連動機構97やデフロック部
95に過剰な荷重が作用するのを回避することができて、
これらの動力伝達系が損傷するのを確実に防止すること
ができる。
【0040】しかも、かかる動力伝達系の損傷防止構造
を簡易なものとなすことができると共に、製造コストの
削減を図ることができる。
【0041】また、デフロックペダル96の踏み込み操作
を解除すると、押圧スプリング10 1と引張スプリング11
8とクラッチ切断用スプリング95eのそれぞれの弾性復元
力とにより、デフロックペダル96をはじめデフロック操
作部Bとデフロック連動機構97とデフロック部95は、上
記とは反対に動作して初期位置に復元される。
【0042】ここで、デフロック連動機構97は、機体フ
レーム5の一部を形成する左側の前後伸延フレーム形成
体20に沿って前後方向に伸延する回動ロッド112と、同
回動ロッド112に連動連設した連動アーム113及びリンク
114とにより構成すると共に、同デフロック連動機構97
とデフロック操作部Bの作動体1 00は、左側の前後伸延
フレーム形成体20の内側方の近傍に配置している。
【0043】このようにして、左側の前後伸延フレーム
形成体20によりデフロック連動機構97とデフロック操作
部Bの作動体100を外側方より保護することができて、
これらの動力伝達系の損傷を防止することができる。
【0044】また、図8、図14及び図15に示すよう
に、スプリングステー117にはロープ掛止用フック120を
突設しており、同ロープ掛止用フック120は左側の前車
軸9aの近傍に配置している。
【0045】このようにして、本機をトラック等により
輸送する際には、同トラック等の荷台に本機を後ろ向き
に積載すると共に、本機の前車輪9を荷台の後ろの煽戸
に当接させ、同状態にてロープ掛止用フック120と荷台
の後部に設けたフックとの間ロープを掛け渡すことによ
り、本機を確実に固定することができる。
【0046】なお、従来は、本実施例のように適切な位
置にロープ掛止用フック120を設けていなかったため
に、本機を荷台に確実に固定することができなかった。
【0047】植付部3は、図1及び図2に示すように、
植付ミッションケース150より後方へ中央の植付ケース1
51を延設すると共に、植付ミッションケース150より左
右外側方へ伝動ケース(図示せず)を延設して、各伝動
ケースの先端部より後方へ左右側の植付ケース153,153
を延設し、各植付ケース151,153,153の左右側後端部に
それぞれ植付爪154,154をロータリケース155,155,155を
介して連動連結する一方、各植付ケース151,153,153の
下方にそれぞれセンターフロート157とサイドフロート1
58,158を配置している。
【0048】そして、これら植付ケース151,153,153上
には、六条分の苗マットを載置可能とした苗載台162を
苗載台支持枠163を介して前傾姿勢にて左右方向に摺動
自在に載置している。
【0049】昇降リンク機構2は、図1及び図2に示す
ように、走行部1の機体フレーム5の後部フレーム形成
体22と、植付部3の植付ミッションケース150の前端部
との間に、前後方向に伸延する昇降リンク体174を介設
し、同昇降リンク体174と前後伸延支持ケース10との間
に前記昇降用油圧シリンダ46を介設して、同昇降用油圧
シリンダ46を伸縮作動させることにより、植付部3を昇
降させることができるようにしている。
【0050】施肥部4は、補助ステップ体53の上方位置
にて機体フレーム5の後部に支持させて配設しており、
六個の施肥部本体176を左右方向に並設し、左側端部に
各施肥部本体176に空気を圧送するブロワ177を配設して
いる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0052】(1)請求項1記載の本発明では、デフ装
置に設けたデフロック部にデフロック連動機構を介して
デフロック操作部を連動連結した乗用田植機において、
デフロック操作部は、操作体と、同操作体に連動してデ
フロック連動機構を作動させる作動体と、同作動体と上
記操作体との間に介設した弾性体とを具備して、同弾性
体を介して作動体が操作体に連動するようにしている。
【0053】このようにして、操作体を操作することに
より、弾性体を介して作動体を作動させ、同作動体がデ
フロック連動機構を介してデフロック部をデフロック作
動させることができる。
【0054】この際、操作体に作用する操作荷重は弾性
体により作動体に伝達されるため、同操作体に設定以上
の過剰な操作荷重が作用した場合にも作動体には弾性体
の設定荷重以上の荷重が作用することがなくなり、その
結果、同作動体よりも動力伝達経路の下流側であるデフ
ロック連動機構やデフロック部に過剰な荷重が作用する
のを回避することができて、これらの動力伝達系が損傷
するのを確実に防止することができる。
【0055】そして、かかる動力伝達系の損傷防止構造
を簡易なものとなすことができると共に、製造コストの
削減を図ることができる。
【0056】(2)請求項2記載の本発明では、デフロ
ック連動機構は、機体フレームに沿って前後方向に伸延
するロッドと、同ロッドに連動連設したアーム及びリン
クとにより構成すると共に、同デフロック連動機構とデ
フロック操作部の作動体は、機体フレームの内側方に配
置している。
【0057】このようにして、機体フレームによりデフ
ロック連動機構とデフロック操作部の作動体を外側方よ
り保護することができて、これらの動力伝達系の損傷を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる乗用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の平面図。
【図3】走行部の側面説明図。
【図4】機体フレームの平面図。
【図5】走行部の側面説明図。
【図6】同走行部の平面説明図。
【図7】同走行部の斜視説明図。
【図8】機体フレームを主とする走行部の斜視図。
【図9】機体フレームを主とする走行部の平面図。
【図10】機体フレームを主とする走行部の正面図。
【図11】ケーシング体の斜視図。
【図12】運転部の斜視図。
【図13】フロントアクスルケースの背面断面図。
【図14】デフロック操作部の平面図。
【図15】同デフロック操作部の正面図。
【図16】同デフロック操作部の斜視図。
【符号の説明】
A 乗用田植機 1 走行部 2 昇降リンク機構 3 植付部 4 施肥部 5 機体フレーム 6 運転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 誠 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B062 AA14 AB01 BA04 BA11 BA16 3D042 AA06 AB11 CA13 CA17 CB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフ装置に設けたデフロック部にデフロ
    ック連動機構を介してデフロック操作部を連動連結した
    乗用田植機において、 デフロック操作部は、操作体と、同操作体に連動してデ
    フロック連動機構を作動させる作動体と、同作動体と上
    記操作体との間に介設した弾性体とを具備して、同弾性
    体を介して作動体が操作体に連動するようにしたことを
    特徴とする乗用田植機のデフロック操作部構造。
  2. 【請求項2】 デフロック連動機構は、機体フレームに
    沿って前後方向に伸延するロッドと、同ロッドに連動連
    設したアーム及びリンクとにより構成すると共に、同デ
    フロック連動機構とデフロック操作部の作動体は、機体
    フレームの内側方に配置したことを特徴とする請求項1
    記載の乗用田植機のデフロック操作部構造。
JP2002023909A 2002-01-31 2002-01-31 乗用田植機のデフロック操作部構造 Pending JP2003220845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023909A JP2003220845A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 乗用田植機のデフロック操作部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023909A JP2003220845A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 乗用田植機のデフロック操作部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003220845A true JP2003220845A (ja) 2003-08-05

Family

ID=27746494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002023909A Pending JP2003220845A (ja) 2002-01-31 2002-01-31 乗用田植機のデフロック操作部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003220845A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431897C (zh) * 2004-03-30 2008-11-12 株式会社久保田 作业车
JP2017063671A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 井関農機株式会社 作業車両
CN112855889A (zh) * 2020-08-28 2021-05-28 丰疆智能(深圳)有限公司 插秧机和其差速锁系统及控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100431897C (zh) * 2004-03-30 2008-11-12 株式会社久保田 作业车
JP2017063671A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 井関農機株式会社 作業車両
CN112855889A (zh) * 2020-08-28 2021-05-28 丰疆智能(深圳)有限公司 插秧机和其差速锁系统及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04316405A (ja) トラクタの作業機取り付け構造体
JPH10247119A (ja) 作業車の走行操作装置
JP2008245609A (ja) トラクタ
JPH05239845A (ja) トラクタと作業機の装着装置
JP2003220845A (ja) 乗用田植機のデフロック操作部構造
JPH06253639A (ja) 乗用芝刈機
JP3657394B2 (ja) 田植機
JP3514321B2 (ja) 田植機のマーカ装置
JP2006081453A (ja) 田植機
JP2003220812A (ja) 乗用田植機のサスペンション機構
JP3547337B2 (ja) 作業車
JP2004108099A (ja) フロントローダのアタッチメント装着装置
JP4146295B2 (ja) 作業車
JP2006248496A (ja) 乗用田植機
JP3768126B2 (ja) 作業機
JP3653381B2 (ja) ローリング補正バネの取付構造
JP3693794B2 (ja) 乗用管理作業車の作業機装着装置
JP4290825B2 (ja) 田植機
JPS5841226B2 (ja) トラクタにおける安全キヤビンのチルト方法
JP3625939B2 (ja) 乗用田植機
JP2004275049A (ja) 農業用作業車両の作業機連結機構
JP2548440B2 (ja) 乗用型農作業車
JPS6136413Y2 (ja)
JP4749557B2 (ja) 農作業機
JPH09277890A (ja) 作業車の安全フレーム