JP2003218843A - スキュー調整回路及びスキュー調整方法、並びに、データ同期回路及びデータ同期方法 - Google Patents

スキュー調整回路及びスキュー調整方法、並びに、データ同期回路及びデータ同期方法

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JP2003218843A JP2002062313A JP2002062313A JP2003218843A JP 2003218843 A JP2003218843 A JP 2003218843A JP 2002062313 A JP2002062313 A JP 2002062313A JP 2002062313 A JP2002062313 A JP 2002062313A JP 2003218843 A JP2003218843 A JP 2003218843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVI規格のT.M.D.S.リンク等のレシー
バにおいて回路を小規模化できる新規なアルゴリズムを
使用したスキュー調整回路等を提供する。 【解決手段】 スキュー調整回路は、オーバーサンプル
データの比較処理を行い、シリアルデータの遷移点を推
定し、サンプリングポイントの選択信号を出力するサン
プリングポイント選択部300と、選択信号により選択
されるサンプリングポイントでのオーバーサンプルデー
タをシリアルデータのサンプルデータとして出力するデ
ータリカバリ部400を含む。シリアルデータの4ビッ
ト区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理を行
い、遷移点検出信号を保持し、保持された遷移点検出信
号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結
果を示した場合にその遷移点検出信号に基づいてシリア
ルデータの遷移点を推定する。1つおきのオーバーサン
プルデータの比較処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキュー調整回路
及びスキュー調整方法、並びに、データ同期回路及びデ
ータ同期方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、デ
ィスプレイ・インターフェースの標準規格としてDVI
(Digital Visual Interface)と呼ばれる規格が脚光を
浴びている。このDVI規格は、近距離だけではなく5
m以上も離れた長距離においても、ホストコンピュータ
と表示装置との間での画像情報の伝送を可能にするもの
である。
【0003】DVI規格では、RGB(赤、緑、青)の
3つの差動データチャンネルと1つの差動クロックチャ
ンネルとを使用するT.M.D.S.(Transition Minimiz
ed Differential Signaling)リンクのプロトコルを採
用している。このT.M.D.S.リンクでは、長距離伝送
の結果生じるデータ・クロック間のスキューを検出及び
除去して、正しいデータを抽出する機能を、レシーバが
備える必要がある。また、受信データにおけるキャラク
タ境界を検出する機能や、データチャンネル間のスキュ
ーを検出してチャンネル間におけるデータの位相合わせ
をする機能を、レシーバが備える必要がある。
【0004】DVI規格によれば、これらの機能を実現
するためのアルゴリズムや回路構成を概略的に推測する
ことはできるが、詳細なアルゴリズムや回路構成は一意
に定まらず、いくつかのバリエーションが考えられる。
また、特表平11−511926号公報(米国特許59
05769号公報)には、これらの機能を実現する回路
の一例が開示されている。
【0005】本発明の目的は、T.M.D.S.リンク等に
おけるレシーバにおいて、回路規模を低減することがで
きる新規なアルゴリズムを使用したスキュー調整回路及
びスキュー調整方法を提供することにある。
【0006】また本発明の他の目的は、そのようなレシ
ーバにおいて、受信データにおけるキャラクタの境界を
検出して所定ビット数のデータ単位を復元したり、デー
タチャンネル間のスキューを検出してデータの位相合わ
せをすることができるデータ同期回路及びデータ同期方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、シリアルデータをオーバーサンプリング
することで得られたオーバーサンプルデータを受け、オ
ーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基
づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサン
プリングポイントの中からシリアルデータのサンプリン
グポイントを選択するための選択信号を出力するサンプ
リングポイント選択部と、オーバーサンプルデータと前
記選択信号とを受け、前記選択信号により選択されるサ
ンプリングポイントでのオーバーサンプルデータを、シ
リアルデータのサンプルデータとして出力するデータリ
カバリ部とを含み、前記サンプリングポイント選択部
が、シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサン
プルデータの比較処理を行い、第1〜第NのJビット区
間での比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷
移点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点
検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が
同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出
信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定すること
を特徴とする。
【0008】本発明によれば、第1〜第Nの遷移点検出
信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一
結果を示した場合に、その遷移点検出信号に基づいてシ
リアルデータの遷移点が推定される。従って、ブランキ
ング期間に転送される所定数のビットのシリアルデータ
が有する特性を有効利用して、スキュー調整を行うこと
ができ、スキューを調整するためのアルゴリズムや回路
を簡素化できる。
【0009】ここで、本発明では、ブランキング期間に
転送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整
を行うようにしてもよい。
【0010】また、前記シリアルデータは、ピクセルデ
ータが転送される期間では、その遷移が最小化されるデ
ータであり、同期キャラクタが転送されるブランキング
期間では、前記第1〜第NのJビット区間のうちの少な
くとも2箇所のJビット区間において全遷移パターンが
現れるデータであってもよい。
【0011】また、前記サンプリングポイント選択部
が、オーバーサンプルデータを保持するデータ保持部
と、シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサン
プルデータの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力す
る遷移点検出部と、シリアルデータの第1〜第NのJビ
ット区間での比較処理により得られた第1〜第Nの遷移
点検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検
出信号のうち、少なくとも2区間分の遷移点検出信号が
同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出
信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、サン
プリングポイントの位相の選択信号を出力する遷移点推
定部と、複数のサンプリングポイントに対応した複数の
ステートを有し、前記位相選択信号に基づいてステート
を遷移させ、現在のステートに対応するサンプリングポ
イントの選択信号を出力するステートマシンとを含んで
もよい。
【0012】また、前記ステートマシンが、少なくとも
4つのステートを有するようにしてもよい。
【0013】また本発明は、シリアルデータをオーバー
サンプリングすることで得られたオーバーサンプルデー
タを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、
比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、
オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータ
のサンプリングポイントを選択するための選択信号を出
力するサンプリングポイント選択部と、オーバーサンプ
ルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により
選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプル
データを、シリアルデータのサンプルデータとして出力
するデータリカバリ部とを含み、ブランキング期間に転
送される所定数のビットのシリアルデータの中に、Jビ
ット区間の全遷移パターンが少なくとも2つ検出された
ことを条件に、スキュー調整を行うことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、ブランキング期間に転送
される所定数のビットのシリアルデータが有する特性を
有効利用して、スキュー調整を行うことができ、スキュ
ーを調整するためのアルゴリズムや回路を簡素化でき
る。
【0015】また本発明は、シリアルデータをオーバー
サンプリングすることで得られたオーバーサンプルデー
タを受け、オーバーサンプルデータの比較処理を行い、
比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点を推定し、
オーバーサンプリングポイントの中からシリアルデータ
のサンプリングポイントを選択するための選択信号を出
力するサンプリングポイント選択部と、オーバーサンプ
ルデータと前記選択信号とを受け、前記選択信号により
選択されるサンプリングポイントでのオーバーサンプル
データを、シリアルデータのサンプルデータとして出力
するデータリカバリ部とを含み、前記サンプリングポイ
ント選択部が、1サンプルおきの所定数の組のオーバー
サンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基づいて
シリアルデータの遷移点を推定することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、1サンプルおきの所定数
の組のオーバーサンプルデータを比較するので、隣接す
るサンプリングポイントにおけるオーバーサンプルデー
タを比較するよりもデータの遷移点を推測し易い。ま
た、同期キャラクタの特徴を利用すれば、データとクロ
ック信号との間のスキューを調整するためのアルゴリズ
ムや回路を簡素化することもできる。
【0017】ここで、本発明では、前記サンプリングポ
イント選択部が、1サンプルおきの所定数の組のオーバ
ーサンプルデータの排他的論理和を求める所定数のエク
スクルーシブORゲートを含んでもよい。
【0018】また本発明は、データのキャラクタ境界を
検出し、キャラクタ境界で区切られたビット列を抽出し
て出力するデータ同期回路であって、シリアルデータに
基づいて得られたパラレルデータを保持し、保持された
パラレルデータの中から、1ビットずつシフトしながら
抽出されたIビットの第1〜第Mのビット列を出力する
ビット列出力部と、第1〜第Mのビット列が、ブランキ
ング期間に転送される同期キャラクタに1回又は複数回
連続して一致したか否かを検出し、一致したビット列に
対応する検出信号がアクティブになる第1〜第Mの検出
信号を出力する第1〜第Mの検出部と、第1〜第Mの検
出信号のいずれかがアクティブの場合には、第1〜第M
の検出信号を第1〜第Mの選択信号として格納し、第1
〜第Mの検出信号のいずれもがアクティブでない場合に
は、既に格納されている第1〜第Mの選択信号をそのま
ま保持する選択信号格納部と、第1〜第Mのビット列と
第1〜第Mの選択信号とを受け、第1〜第Mのビット列
の中から、対応する選択信号がアクティブになっている
ビット列を選択して出力するビット列選択部とを含むこ
とを特徴とする。
【0019】本発明によれば、1ビットずつシフトされ
た第1〜第Mのビット列のうちの1つを選択することに
より、キャラクタ境界で区切られたビット列(所定数の
ビットのデータ単位)を順次取り出すことができる。従
って、バレルシフタを用いなくてもセレクタ等を用いる
ことによりデータ同期回路を構成することができる。
【0020】ここで、本発明では、前記第1〜第Mの検
出部が、第1〜第Mのビット列が前記同期キャラクタと
一致するか否かを、ディレイフリップフロップとエクス
クルーシブORゲートとエクスクルーシブNORゲート
とを用いて検出してもよい。
【0021】また本発明は、第1〜第Lのシリアルデー
タが転送される第1〜第Lのチャンネル間の同期をとる
データ同期回路であって、ピクセルデータの転送期間に
おいてアクティブになり、同期キャラクタを転送するブ
ランキング期間において非アクティブになる第1〜第L
のデータイネーブル信号を保持する保持部と、第1のタ
イミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信
号のうちのいずれかが非アクティブであり、且つ、第1
のタイミングに続く第2のタイミングで保持された第1
〜第Lのデータイネーブル信号の全てがアクティブであ
る場合に、第1のタイミングで保持された第1〜第Lの
データイネーブル信号を第1〜第Lの選択信号として出
力する選択信号生成部と、第1〜第Lのチャンネルのデ
ータのうち、第1〜第Lの選択信号がアクティブになっ
たチャンネルのデータを遅延させるデータ遅延部とを含
むことを特徴とする。
【0022】本発明によれば、第1のタイミングで保持
された第1〜第Lのデータイネーブル信号と第2のタイ
ミングで保持された第1〜第Lのデータイネーブル信号
との間でパターンマッチングを行うことにより、第1〜
第Lのチャンネル間のスキューを検出している。従っ
て、チャンネル間のスキューを調整するためのアルゴリ
ズムや回路を簡素化できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態について説明する。
【0024】なお、以下に説明する本実施形態は、特許
請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定する
ものではない。また本実施形態で説明される構成の全て
が本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0025】1.T.M.D.S.リンク まずDVI規格におけるT.M.D.S.リンクについて図
1、図2を用いて説明する。
【0026】図1に示すように、T.M.D.S.のトラン
スミッタ50には、ピクセルデータ(BLU[7:
0]、GRN[7:0]、RED[7:0])や、コン
トロール信号(HSYNC、VSYNC、CTL0、C
TL1、CTL2、CTL3、DE)や、基準クロック
信号CLKが、前段のグラフィックコントローラから供
給される。この場合、図2に示すように、データイネー
ブル信号DEがアクティブ(ハイレベル)になるデータ
転送期間においてはピクセルデータが供給される。ま
た、DEが非アクティブ(ローレベル)になるブランキ
ング期間においてはコントロール信号が供給される。
【0027】トランスミッタ50が含むエンコーダ/シ
リアライザ(Encoder/Serializer)52、54、56
は、グラフィックコントローラからの入力ストリームを
受け、データの符号化とパラレル/シリアル変換を行
う。
【0028】この符号化により、図2に示すように、デ
ータ転送期間においては、符号化されたピクセルデータ
BLU、GRN、REDが、T.M.D.S.リンクの差動
データのチャンネル0、1、2を介して転送される。ま
た、ブランキング期間においては、符号化されたコント
ロール信号HSYNC、VSYNC、CTL0〜CTL
3が、チャンネル0、1、2を介して転送される。な
お、デュアルリンクのT.M.D.S.では差動データのチ
ャンネル数は6つ(RGBが2組)になる。
【0029】T.M.D.S.リンクにおいては、ピクセル
データの転送期間では、データの遷移回数を減少(最小
化)させる符号化が行われる。このようにデータの遷移
回数を減少させることにより、伝送路における電磁波の
放射を低減できる。一方、ブランキング期間では、遷移
回数を増加させた同期キャラクタSC00=00101
01011、SC01=1101010100、SC1
0=0010101010、SC11=1101010
101が転送される。
【0030】具体的には、これらの4つの同期キャラク
タSC00〜SC11を用いて各チャンネル毎に2ビッ
トの情報が送られる。例えば、(VSYNC、HSYN
C)=(00)、(01)、(10)、(11)という
情報を送る場合には、各々、同期キャラクタSC00、
SC01、SC10、SC11がチャンネル0を介して
転送される。
【0031】なおトランスミッタ50は、各チャンネル
0、1、2におけるシリアルデータの転送と並行して、
各チャンネル0、1、2における伝送レートの1/10
の周波数を有する基準クロック信号CLKをクロックチ
ャンネルCを介して転送する。言い換えれば、基準クロ
ック信号CLKの1周期で、各チャンネル0、1、2毎
に10ビットのデータが転送される。
【0032】T.M.D.S.のレシーバ60が含むリカバ
リ/エンコーダ62、64、66は、チャンネル0、
1、2により転送されるシリアルデータを受け、データ
のリカバリと復号化を行う。また、レシーバ60が含む
チャンネル間アライメント68は、チャンネル間のスキ
ューを検出して、チャンネル間におけるデータの位相合
わせを行う。そして、リカバーされたストリームを後段
のディスプレイコントローラに供給する。
【0033】T.M.D.S.のレシーバ60には、データ
・クロック間のスキューを検出及び除去して、正しいデ
ータを抽出するスキュー調整回路が必要になる。また、
10ビット単位のキャラクタの境界を検出し、データを
キャラクタ毎に区切って後段に出力するバイト・シンク
ロナイザ(広義にはデータ同期回路)が必要になる。更
に、複数のデータチャンネル間におけるスキューを調整
するチャンネル間シンクロナイザ(広義にはデータ同期
回路)が必要になる。
【0034】以下、レシーバ60が含むこれらのスキュ
ー調整回路、バイト・シンクロナイザ、チャンネル間シ
ンクロナイザの具体的な構成例について説明する。
【0035】2.スキュー調整回路 図3に、本実施形態のスキュー調整回路の構成例を示
す。このスキュー調整回路は、オーバーサンプリングさ
れたシリアルデータからスキューを検出及び除去して、
正しいデータを抽出する回路である。なお本実施形態の
スキュー調整回路やサンプリングポイント選択部は、図
3の全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略
する構成にしてもよい。
【0036】PLL回路100は、受信された基準クロ
ック信号に基づいて逓倍クロック信号を発生する。基準
クロック信号の周波数は、各データチャンネルにおける
伝送レートの1/10であり、逓倍クロック信号の周波
数は、各データチャンネルにおける各データチャンネル
における伝送レートの3倍である。オーバーサンプリン
グ部200は、この逓倍クロック信号を用いることによ
り、受信されたシリアルデータに対して3倍(広義には
I倍)のオーバーサンプリングを施し、オーバーサンプ
ルデータ(over sampled data)を出力する。
【0037】サンプリングポイント選択部300(サン
プリング位相選択部、位相検出部)は、オーバサンプリ
ング部200からオーバーサンプルデータを受け、オー
バーサンプルデータの比較処理(排他的論理和等)を行
う。そして、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移
点を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシ
リアルデータのサンプリングポイントを選択するための
選択信号を出力する。
【0038】データリカバリ部400(位相調整部)
は、オーバーサンプリング部200からオーバーサンプ
ルデータを受けると共に、サンプリングポイント選択部
300から選択信号を受ける。そして、選択信号により
選択されるサンプリングポイント(サンプリング位相)
でのオーバーサンプルデータを、シリアルデータのサン
プルデータとして出力する。この際、シリアルデータを
パラレルデータに変換して後段の回路(バイト・シンク
ロナイザ)に出力する。
【0039】サンプリングポイント選択部300は、オ
ーバーサンプリング部200からのオーバーサンプルデ
ータを保持するデータ保持部320を含む。このデータ
保持部320は、シリアルデータの4ビット区間(広義
にはJビット期間であり、Jは4以上の整数とすること
ができる)に亘ってオーバーサンプリングされたデータ
(サンプリング値)を取り込む。シリアルデータに対し
て3倍(I倍)のオーバーサンプリングが施されている
ことから、シリアルデータの4ビット(Jビット)につ
いて12点(I×J点)のオーバーサンプルデータが取
り込まれる。データ保持部320は、この12点に加え
て直前(直後でもよい)の2点(H点)を付加した14
点のオーバーサンプルデータを保持する。このためデー
タ保持部320は14ビットのフリップフロップで構成
されている。
【0040】サンプリングポイント選択部300は遷移
点検出部330、遷移点推定部340、ステートマシン
370を含む。
【0041】ここで遷移点検出部330は、データ保持
部320で保持されたオーバーサンプルデータ(14ビ
ット)に基づいてシリアルデータの遷移点を検出する。
より具体的には、シリアルデータの4ビット(Jビッ
ト)区間単位でオーバーサンプルデータの比較処理(論
理的排他和等)を行い、比較処理により得られた遷移点
検出信号(例えば3ビット)を出力する。
【0042】2.1 遷移点検出部 図4に、遷移点検出部330の構成例を示す。なお図4
のB3’、C3’は、図3においてデータ保持部320
の出力から入力に帰還される2ビット(前段の最終の2
ビット)に相当する。一方、A0、B0、C0・・・A
3、B3、C3は、データ保持部320に入力される1
2ビットに相当する。
【0043】図4の遷移点検出部330は、シリアルデ
ータにおけるオーバーサンプルデータSD0〜SD13
を1サンプルおきに入力して排他的論理和を求めるエク
スクルーシブORゲート(以下においては、「EXOR
ゲート」ともいう)301〜312を含む。また、これ
らのEXORゲート301〜312の出力に基づいて遷
移点検出信号DETβγ、DETγα、DETαβを生
成する検出信号生成部(全遷移パターン検出部)33
2、334、336を含む。
【0044】より具外的には、検出信号生成部332
は、間隙β+γにデータ遷移点が存在するか否かを検出
するEXOR301、304、307、310の出力G
βγ0〜Gβγ3を受け、遷移点検出信号DETβγを
出力する。検出信号生成部334は、間隙γ+αにシリ
アルデータの遷移点が存在するか否かを検出するEXO
R302、305、308、311の出力Gγα0〜G
γα3を受け、遷移点検出信号DETγαを出力する。
検出信号生成部336は、間隙α+βにシリアルデータ
の遷移点が存在するか否かを検出するEXOR303、
306、309、312の出力Gαβ0〜Gαβ3を受
け、遷移点検出信号DETαβを出力する。
【0045】遷移点検出部330の動作について、図
5、図6を参照しながら説明する。
【0046】図5は、3種類のサンプリング位相A、
B、Cのうちのサンプリング位相Cが、隣接する2つの
データ遷移点のほぼ中央に位置する状態を示している。
【0047】このような状態では、間隙β+γの両端の
サンプリング位相BとAにおけるオーバーサンプルデー
タの排他的論理和を求めるEXORゲート301、30
4、307、310の出力Gβγ0〜Gβγ3は「0」
になる。
【0048】また、間隙γ+αの両端のサンプリング位
相CとBにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理
和を求めるEXORゲート302、305、308、3
11の出力Gγα0〜Gγα3は「1」になる。
【0049】また、間隙α+βの両端のサンプリング位
相AとCにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理
和を求めるEXORゲート303、306、309、3
12の出力Gαβ0〜Gαβ3は「1」になる。
【0050】これらのEXORゲートの出力に基づい
て、データ遷移点が間隙αに存在することが分かる。こ
のことから、シリアルデータを検出するために選択すべ
き適切なサンプリング位相はCであることが判明する。
【0051】図6は、3種類のサンプリング位相A、
B、Cのうちのサンプリング位相Bが、データ遷移点の
近傍に位置する状態を示している。
【0052】このような状態では、間隙β+γの両端の
サンプリング位相BとAにおけるオーバーサンプルデー
タの排他的論理和を求めるEXORゲート301、30
4、307、310の出力Gβγ0〜Gβγ3と、間隙
γ+αの両端のサンプリング位相CとBにおけるオーバ
ーサンプルデータの排他的論理和を求めるEXORゲー
ト302、305、308、311の出力Gγα0〜G
γα3の値は、1か0かのどちらかであり、どちらが出
力されるかは定まらない。(このように値が定まらない
出力を「X」と呼ぶ)。
【0053】また、間隙α+βの両端のサンプリング位
相AとCにおけるオーバーサンプルデータの排他的論理
和を求めるEXORゲート303、306、309、3
12の出力Gαβ0〜Gαβ3は「1」になる。
【0054】図6の状態では、データの内容によって
は、出力Gβγ(Gβγ0〜Gβγ3)と出力Gγα
(Gγα0〜Gγα3)の両方が「0」になることも考
えられる。しかしながら、出力Gαβ(Gαβ0〜Gα
β3)が「1」となっていれば、シリアルデータの遷移
点が間隙α又はβに存在することが分かる。このことか
ら、シリアルデータを検出するために選択すべき適切な
サンプリング位相はC又はAであることが判明する。以
上のことを、全ての起こり得る場合についてまとめたの
が、図7に示す関係である。
【0055】さて、データ遷移点を判断するのに、少な
いサンプルに基づいて判断するのは危険である。従っ
て、遷移点検出結果が所定のデータ長に渡って一致した
場合に、初めてスキュー調整を行うことが望ましい。こ
のようなフィルタ動作を行うために、本実施形態におい
ては、映像信号のブランキング期間に転送される同期キ
ャラクタを利用する。ピクセルデータにおいては遷移回
数が低減されているのに対し、同期キャラクタにおいて
は、遷移回数が多くなるように設定されている。このよ
うな同期キャラクタを用いることにより、アルゴリズム
を簡略化し、回路のゲート数が大きくならないようにす
ることができる。また、同期キャラクタにおいては、信
号の立ち上がりと立ち下がりがほぼ同数現れるので、両
者の公平な測定に基づいて遷移点を検出することができ
る。
【0056】具体的には図2で既に説明したように、ブ
ランキング期間においては同期キャラクタSC00=0
010101011、SC01=110101010
0」、SC10=0010101010、SC11=1
101010101のいずれかが転送される。例えば
(VSYNC、HSYNC)=(0、1)という情報を
送る場合にはSC01が転送される。また、(VSYN
C、HSYNC)=(1、0)という情報を送る場合に
はSC10が転送される。
【0057】そして本願発明者は、ブランキング期間中
に転送される連続した20ビット(所定数のビット。J
×Nビット)には、以下のような特性があることを見い
出した。即ち、同期キャラクタのどのビットから始まる
20ビットであっても、その20ビットの中には、4ビ
ット区間の全遷移パターン「0101」又は「101
0」(より正確には「01010」又は「1010
1」)が必ず2箇所以上に存在するという特性を見い出
した。
【0058】この様子を、図8、図9に示す。図8は、
同期キャラクタSC01=1101010100により
構成される10通りの20ビットを示す図である。また
図9は、同期キャラクタSC11=110101010
1により構成される10通りの20ビットを示す図であ
る。他の2つの同期キャラクタSC00、SC10によ
り構成される20ビットについては、図8、図9の各ビ
ットを反転させて考えればよい。
【0059】例えば図8の(1)は、その1ビット目か
ら同期キャラクタSC01が始まる20ビットである。
この場合には、E1、E2に示すように4ビット区間の
全遷移パターン「0101」が20ビットの中に2箇所
存在している。
【0060】また図8の(2)は、その2ビット目から
同期キャラクタSC01が始まる20ビットである。こ
の場合にも、E3、E4に示すように4ビット区間の全
遷移パターン「1010」が、20ビットの中に2箇所
存在している。
【0061】同様に、図8の(3)〜(10)や図9
(1)〜(10)の場合にも、その20ビットの中に4
ビット区間の全遷移パターンが必ず2箇所以上存在して
いる。
【0062】そこで本実施形態では、まず、図4の検出
信号生成部332、334、336が、4ビット(Jビ
ット)区間の全遷移パターン(ビットIとビットI+1
の論理値が異なる値になる交番パターン)を検出してい
る。即ち、シリアルデータの4ビット区間において、そ
の4ビットが全遷移パターンである場合には、4箇所に
おいて同一の遷移点が検出されるはずである。本実施形
態におけるAND方式(第1の方式)の検出信号生成部
332、334、336は、シリアルデータの4(J)
ビット区間の4(J)箇所において同一の遷移点が検出
された場合に、適切な遷移点が検出されたと判断する。
そして検出信号生成部は遷移点検出信号DETβγ、D
ETγα、DETαβを「1」(アクティブ)にする。
【0063】図10(A)にAND方式の検出信号生成
部の構成例を示す。この検出信号生成部は、入力I0〜
I3の全てが「1」(アクティブ)の時に出力Qが
「1」になり、それに以外の時にはQは「0」(非アク
ティブ)になる。
【0064】例えば、AND方式の場合、図4の検出信
号生成部332は、Gβγ0〜Gβγ3の全てが「1」
の時に、DETβγ=1を出力する。同様に、検出信号
生成部334はGγα0〜Gγα3の全てが「1」の時
にDETγα=1を出力する。また、検出信号生成部3
36はGαβ0〜Gαβ3の全てが「1」の時にDET
αβ=1を出力する。
【0065】なお、図10(B)に3以上方式(第2の
方式)の検出信号生成部の構成例を示す。この検出信号
生成部は、入力I0〜I3の少なくとも3つが「1」の
時に出力Qが「1」になり、それに以外の時にはQは
「0」になる。即ち、3以上方式の検出信号生成部で
は、シリアルデータの4ビット区間の3箇所以上におい
て同一の遷移点が検出された場合に、適切な遷移点が検
出されたと判断し、遷移点検出信号を「1」(アクティ
ブ)にする。
【0066】2.2 遷移点推定部 次に図3の遷移点推定部340について説明する。
【0067】遷移点推定部340は、遷移点検出部33
0からの遷移点検出信号(図4のDETβγ、DETγ
α、DETαβ)を受け、遷移点を推定する。そして、
推定結果に基づいてサンプリング位相の選択信号を生成
し、ステートマシン370に出力する。
【0068】この場合、遷移点検出部330が含む検出
信号生成部332、334、336が、AND方式(図
10(A))、3以上方式(図10(B)のいずれの方
式を採用するかで、遷移点の推定結果は異なったものに
なる。
【0069】例えば図10(A)のAND方式の検出信
号生成部を採用した場合には、図11(A)のように遷
移点が推定される。なお、遷移点の推定結果から、どの
サンプリング位相を選択するかは、図7に示す方式に従
って行われる。
【0070】ケース1においては、F1、F2に示すよ
うに間隙γ+α及び間隙α+βのそれぞれにおいて4つ
の遷移点が検出される。一方、間隙β+γでは遷移点は
検出されない。よって、遷移点検出部330からの遷移
点検出信号はDETγα=DETαβ=1、DETβγ
=0になる。このため、間隙γ+αに遷移点があり、か
つ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従って、
この場合には遷移点が間隙αに存在すると推定され、選
択すべき適切なサンプリング位相(位相選択信号)はC
になる。
【0071】ケース2においては、F3に示すように間
隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出される。一方、間
隙α+βにおいて検出される遷移点は3つであり、4つ
ではない。同様に、間隙β+γでは4つの遷移点は検出
されない。よって、遷移点検出信号はDETγα=1、
DETαβ=DETβγ=0になる。AND方式では4
箇所において同一の遷移点が検出された場合に当該間隙
に遷移点があると判断する。従って、この場合には遷移
点が間隙γ+αに存在すると推定され、選択すべき適切
なサンプリング位相はB又はCになる。実際には間隙α
において3回遷移し、間隙γにおいて1回遷移している
ので、サンプリング位相としてはCの方が本来望ましい
のであるが、間隙γ+αに遷移点があると判断している
ので、サンプリング位相BとCのどちらを選択すべきか
は判断できない。
【0072】ケース3においては、F4に示すように間
隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出される。一方、そ
の他の間隙α+β、β+γにおいては4つの遷移点が検
出されない。よって、遷移点検出信号はDETγα=
1、DETαβ=DETβγ=0になる。従って、この
場合には、遷移点が間隙γ+αに存在すると推定され、
選択すべき適切なサンプリング位相はB又はCになる。
【0073】ケース4においては、間隙γ+α、α+
β、β+γのいずれにおいても4つの遷移点が検出され
ない。よって、遷移点検出信号はDETγα=DETα
β=DETβγ=0になる。従って、この場合には、4
つの遷移点が検出された間隙がなかったので、適切なサ
ンプリング位相として選択すべきものは存在しない。
【0074】一方、図10(B)の3以上方式の検出信
号生成部を採用した場合には、図11(B)のように遷
移点が推定される。
【0075】ケース5においては、F5、F6に示すよ
うに間隙γ+α及び間隙α+βのそれぞれにおいて4つ
の遷移点が検出されるため、DETγα=DETαβ=
1、DETβγ=0になる。即ち、両者において3つ以
上の遷移点が検出されるので、間隙γ+αに遷移点があ
り、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断される。従
って、この場合には、遷移点が間隙αに存在すると推定
され、選択すべき適切なサンプリング位相はCになる。
【0076】ケース6においては、F7、F8に示すよ
うに、間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出され、間
隙α+βにおいて3つの遷移点が検出されるため、DE
Tγα=DETαβ=1、DETβγ=0になる。即
ち、両者において3つ以上の遷移点が検出されるので、
間隙γ+αに遷移点があり、かつ間隙α+βにも遷移点
があると判断される。従って、この場合には、遷移点が
間隙αに存在すると推定され、選択すべき適切なサンプ
リング位相はCになる。
【0077】ケース7においては、F9に示すように、
間隙γ+αにおいて4つの遷移点が検出され、その他の
間隙α+β、β+γにおいては遷移点が検出されないた
め、DETγα=1、DETαβ=DETβγ=0にな
る。従って、この場合には、遷移点が間隙γ+αに存在
すると推定され、選択すべき適切なサンプリング位相は
B又はCになる。
【0078】ケース8においては、F10、F11に示
すように、間隙γ+αにおいて3つの遷移点が検出さ
れ、間隙α+βにおいても3つの遷移点が検出されるた
め、DETγα=DETαβ=1、DETβγ=0にな
る。このため、ケース1と同様に、間隙γ+αに遷移点
があり、かつ間隙α+βにも遷移点があると判断され
る。従って、この場合には、遷移点が間隙αに存在する
と推定され、選択すべき適切なサンプリング位相はCに
なる。
【0079】遷移点推定部340は、選択すべき適切な
サンプリング位相が見つかった場合には、そのサンプリ
ング位相を選択させる位相選択信号をステートマシン3
70に出力する。一方、選択すべき適切なサンプリング
位相が見つけられなかった場合には、現在のサンプリン
グ位相を維持させる位相選択信号をステートマシン37
0に出力する。
【0080】次に、遷移点推定部340の具体的な構成
例について図3を用いて説明する。
【0081】遷移点推定部340は、シリアルデータの
4ビット区間での比較処理により得られた遷移点検出信
号(DETγα、DETαβ、DETβγ)を5区間
(N区間)に亘って保持する。より具体的には図3に示
すように、遷移点推定部340は、直列接続された保持
部(3ビットのフリップフロップ)341、342、3
43、344、345を含む。そして、これらの保持部
341〜345は、第1〜第5の4ビット区間(第1〜
第NのJビット区間)で得られた第1〜第5の遷移点検
出信号(第1〜第Nの遷移点検出信号)をそれぞれ保持
する。そして、これらの第1〜第5の遷移点検出信号を
データ保持部(15ビットのフリップフロップ)350
にパラレルに供給する。これにより、データ保持部35
0には、シリアルデータの4ビット区間における3ビッ
トの遷移点検出信号が5区間分(シリアルデータ20ビ
ット分)に渡って蓄積される。
【0082】この蓄積された5区間分の遷移点検出信号
は判定部360に供給される。そして、判定部360
は、供給された5区間分の遷移点検出信号のうち、少な
くとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したこ
とを条件に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づい
てシリアルデータの遷移点を推定する。そして、推定結
果に基づいて位相選択信号を生成し、ステートマシン3
70に出力する。
【0083】即ち、図8、図9で既に説明したように、
ブランキング期間において転送され、同期キャラクタを
含む連続した20ビット(J×Nビット)には、4ビッ
ト区間の全遷移パターンが少なくとも2箇所存在すると
いう特性がある。本実施形態ではこのような特性を利用
してスキュー調整を行っている。
【0084】例えば図12(A)に示す20ビット(図
8の(1)に相当)では、第2、第4の4ビット区間が
全遷移パターンとなり、第2、第4の遷移点検出信号が
同一結果になる。従って、この場合には、少なくとも2
区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したという条件
が満たされるため、判定部360は、これらの第2、第
4の遷移点検出信号に基づいて位相選択信号を生成し、
ステートマシン370に出力する。
【0085】また、図12(B)に示す20ビット(図
8の(5)に相当)では、第3、第5の4ビット区間が
全遷移パターンとなり、第3、第5の遷移点検出信号が
同一結果になる。従って、この場合にも、少なくとも2
区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したという条件
が満たされるため、判定部360は、これらの第3、第
5の遷移点検出信号に基づいて位相選択信号を生成し、
ステートマシン370に出力する。
【0086】一方、少なくとも2区間分の遷移点検出信
号が同一結果を示したという条件が満たされなかった場
合には、判定部360は、現在のサンプリング位相を維
持させる位相選択信号をステートマシン370に出力す
る。即ち、判定部360は、この場合の遷移点検出信号
を後段の回路に伝えないようにフィルタ処理を行う。
【0087】このような基準で判定部360が判定する
ことで、ブランキング期間に転送されるデータ(同期キ
ャラクタ)のみに基づいてスキュー調整を行う(サンプ
リング位相を変化させる)ことが可能になる。
【0088】例えば、特表平11−511926号公報
(米国特許5905769号公報)の従来例では、ブラ
ンキング期間に転送される同期キャラクタのみならずデ
ータ転送期間に転送されるピクセルデータにも基づいて
スキュー調整を行っている。
【0089】しかしながら、遷移回数が最大化されてい
ないピクセルデータでは、遷移回数が少ない上に、信号
の立ち上がりと立ち下がりの回数が異なる場合がある。
このような信号状態のピクセルデータでスキュー調整を
行うと、信号の立ち上がりと立ち下がりを公平に取り扱
うことができなくなる。また、遷移回数が最大でなく、
例えば、「1」が連続し「0」が1ビットのみ伝送さ
れ、また「1」に戻るといった信号状態では、差動信号
の振幅が変動する事態も生じる。このため、従来例のス
キュー調整回路では、スキュー調整後のサンプリング位
置が正しい位置からずれてしまう可能性がある。
【0090】これに対して本実施形態では、ブランキン
グ期間に転送される同期キャラクタのみに基づいてスキ
ュー調整を行えるようになっており、この同期キャラク
タでは、遷移回数が最大化されており、信号の立ち上が
り回数と立ち下がり回数の比率が、1に、より近いもの
となる。従って、信号の立ち上がりと立ち下がりの公平
な測定に基づいて遷移点を検出できる。更に、遷移回数
が最大化されているので、差動信号の振幅の変動が最小
となっている部分においてサンプリングを行うことがで
きる。以上より、本実施形態では、安定して正確なスキ
ュー調整が可能になる。
【0091】図13に判定部360の構成例を示す。
【0092】保持部341、342、343、344、
345に順次保持された第1〜第5の遷移点検出信号D
ETγα0〜DETαβ0、DETγα1〜DETαβ
1、DETγα2〜DETαβ2、DETγα3〜DE
Tαβ3、DETγα4〜DETαβ4は、データ保持
部350に保持される。そして、データ保持部350は
これらの保持された遷移点検出信号を並び替えて、2o
f5検出部361、362、363に出力する。即ち2
of5検出部361、362、363には、各々、DE
Tγα0〜DETγα4、DETβγ0〜DETβγ
4、DETαβ0〜DETαβ4が入力される。
【0093】ここで2of5検出部(同期キャラクタ検
出部)361〜363は、図14に示すように、入力I
0〜I4のうち2つ以上が「1」(アクティブ)の時に
出力Qが「1」になり、それ以外の時にQが「0」(非
アクティブ)になる回路である。
【0094】例えば図12(A)のように、第2の4ビ
ット区間の第2の遷移点検出信号DETγα1〜DET
αβ1と、第4の4ビット区間の第4の遷移点検出信号
DETγα3〜DETαβ3が同一結果を示した場合を
考える。即ち、例えば、DETγα1=DETγα3=
1であり、DETβγ1=DETβγ3=0であり、D
ETαβ1=DETαβ3=1であったとする。
【0095】この場合には、図13の2of5検出部3
61の出力ASγα=1になり、2of5検出部362
の出力ASβγ=0になり、2of5検出部363の出
力ASαβ=1になる。従って、図7に示す判断基準に
より、遷移点が存在する間隙はαであることが推定さ
れ、選択すべきサンプリング位相はCになる。
【0096】このように2of5検出部361〜363
によるフィルタ処理を行うことで、少なくとも2区間分
の遷移点検出信号が同一結果を示した場合にだけ、その
遷移点検出信号が後段の回路に伝えられるようになる。
【0097】図13のフィルタ部364は、遷移点推定
信号ASγα、ASβγ、ASαβの各々が2回(広義
には2回以上)連続して一致した場合に、そのASγ
α、ASβγ、ASαβを正しいと判断し、ASγ
α’、ASβγ’、ASαβ’として出力する。
【0098】図15にフィルタ部364の構成例を示
す。図15のフィルタ部では、クロック信号CLKの第
1のタイミングでフリップフロップFF0〜FF2に保
持されたI0〜I3と、次の第2のタイミングでFF0
〜FF2に保持されたI0〜I3が共に「1」(アクテ
ィブ)の場合に、出力Q0〜Q3が「1」になる。例え
ばCLKの第1のタイミングでASγα=1、ASβγ
=0、ASαβ=1であり、且つ、第2のタイミングで
もASγα=1、ASβγ=0、ASαβ=1の場合に
は、ASγα’=1、ASβγ’=0、ASαβ’=1
になる。
【0099】図13の位相選択信号生成部366は、遷
移点推定信号ASγα’、ASβγ’、ASαβ’を受
け、サンプリング位相の選択信号SELC、SELB、
SELAを出力する。ここで、SELC、SELB、S
ELAは、各々、サンプリング位相C、B、Aを選択さ
せる信号である。
【0100】図16(A)に位相選択信号生成部336
の構成例を示し、その真理値表を図16(B)に示す。
この真理値表は図7に対応するものである。例えばAS
αβ’=1、ASβγ’=0、ASγα’=1の場合に
は、間隙αに遷移点が存在すると推定されるため、サン
プリング位相Cを選択するSELCが「1」になる。
【0101】図13のフィルタ部368は、位相選択信
号SELA、SELB、SELCの各々が2回(広義に
は2回以上)連続して一致した場合に、そのSELA、
SELB、SELCを正しいと判断し、SELA’、S
ELB’、SELC’として出力する。このフィルタ部
368は図15と同様の構成になる。
【0102】なお、図13において、フィルタ部36
4、368のいずれか一方又は両方を設けない構成にし
てもよい。
【0103】2.3 ステートマシン 次に図3のステートマシン370について説明する。こ
のステートマシン370は、複数のサンプリングポイン
トに対応した複数(例えば4以上)のステートを有す
る。そして、判定部360からの位相選択信号に基づい
てステートを遷移させ、現在のステートに対応するサン
プリングポイントの選択信号を、データリカバリ部40
0に出力する。
【0104】図17に、ステートマシン370の構成例
(状態遷移図)を示す。図17では、7つのサンプリン
グポイントC0、A1、B1、C1、A2、B2、C2
に対応する7つのステートがある。即ち、サンプリング
ポイントC1(回路の電源投入後又はリセット後の初期
状態のステート)を中心として、前後3つのサンプリン
グポイントまでの調整が可能になっている。
【0105】ステートマシン370の動作について、図
17、図18を参照しながら説明する。
【0106】ステートマシン370において、例えば現
在のステートがサンプリングポイントB1であるとす
る。この場合に、サンプリング位相Aが適切であるとい
う選択信号(SELA=1、SELB=0、SELC=
0)が判定部360から入力されると、図17のG1に
示すように隣のサンプリングポイントA1のステートに
移行する。
【0107】一方、サンプリング位相A又はBが適切で
あるという選択信号(SELA=1、SELB=1、S
ELC=0)が入力されたり、サンプリング位相Bが適
切であるという選択信号(SELA=0、SELB=
1、SELC=0)が入力されたり、サンプリング位相
B又はCが適切であるという選択信号(SELA=0、
SELB=1、SELC=1)が入力された場合には、
G2に示すように現在のステートであるサンプリングポ
イントB1を維持する。
【0108】またサンプリング位相Cが適切であるとい
う選択信号(SELA=0、SELB=0、SELC=
1)が入力されると、G3に示すように隣のサンプリン
グポイントC1のステートに移行する。万一、サンプリ
ング位相C又はAが適切であるという選択信号(SEL
A=1、SELB=0、SELC=1)が入力された場
合にも、G3に示すように、7つのサンプリングポイン
トの中心方向側に隣接するサンプリングポイントC1を
選択するステートに移行するのが妥当である。また、位
相選択信号がSELA=0、SELB=0、SELC=
0の場合、即ち適切なサンプリング位相が見つからなか
った場合には、現在のステートを維持する。このように
して、ステートマシン370は、以前のステートを参照
しながら現在のサンプリングポイントのステートを決定
し、選択すべきサンプリングポイントを指定する選択信
号を生成し、データリカバリ部400に出力する。
【0109】なお、ステートマシン370は図17の構
成に限らず種々の変形実施が可能である。例えば図19
にステートマシン370の他の構成例を示す。図19で
は、4つのサンプリングポイントC0、A1、B1、C
1に対応する4つのステートがある。即ち、サンプリン
グポイントA1(回路の電源投入後又はリセット後の初
期状態のステート)を中心として、前に1つ後ろに2つ
のサンプリングポイントまでの調整が可能になってい
る。
【0110】2.4 データリカバリ部 次に図3のデータリカバリ部400について説明する。
このデータリカバリ部400は、サンプリングポイント
選択部300のステートマシン370からのサンプリン
グポイントの選択信号(C0、A1、B1、C1、A
2、B2、C2)と、オーバーサンプリング部200か
らのオーバーサンプルデータを受ける。そして選択信号
により指定されるサンプリングポイントでのオーバーサ
ンプルデータを、シリアルデータのサンプルデータとし
て出力し、データのリカバリを行う。
【0111】図20にデータリカバリ部400の構成例
を示す。
【0112】データリカバリ部400はデータ保持部4
10を含む。このデータ保持部410は、シリアルデー
タの4ビット区間に渡ってオーバーサンプリングされた
オーバーサンプルデータを取り込む。シリアルデータに
対して3倍のオーバーサンプリングが施されていること
から、シリアルデータの4ビットについて12点のオー
バーサンプルデータが取り込まれる。データ保持部41
0は、この12点に直前の4点を付加した16点のオー
バーサンプルデータを保持するため、16ビットのフリ
ップフロップで構成されている。
【0113】データリカバリ部400はセレクタ42
1、422、423、424を含む。データ保持部41
0に保持された16個のうちの所定の7つのオーバーサ
ンプルデータが、このセレクタ421〜424にそれぞ
れ供給される。各々のセレクタは、サンプリングポイン
ト選択部300のステートマシン370が発生した選択
信号に従って、7つ(広義には複数)のオーバーサンプ
ルデータのうちの1つを選択する。
【0114】例えば図17のステートマシン370のス
テート(選択信号)がC1であった場合には、セレクタ
421は、C1に対応するオーバーサンプルデータを選
択し、シリアルデータのサンプルデータとして出力す
る。同様に、例えばステートがC0、A1、B1、A
2、B2、C2であった場合には、セレクタ421は、
C0、A1、B1、A2、B2、C2に対応するオーバ
ーサンプルデータを選択し、シリアルデータのサンプル
データとして出力する。セレクタ422、423、42
4の動作も同様である。
【0115】セレクタ421〜424から出力される4
ビット分のサンプルデータは、直列接続された保持部
(4ビットのフリップフロップ)431〜435に順次
供給される。そして保持部431〜435は、入力され
た4ビット分のサンプルデータを5区間に渡って保持
し、データ保持部440(20ビットのフリップフロッ
プ)にパラレルに供給する。これにより、データ保持部
440には、4ビットのサンプルデータが5区間分(2
0ビット分)蓄積される。データ保持部440から出力
される20ビットのサンプルデータは、セレクタ450
に入力され、伝送レートが2倍の10ビットのサンプル
データに変換される。これにより、伝送レートが基準ク
ロックの周波数と等しい10ビットのサンプルデータが
得られる。
【0116】2.5 変形例 図21に遷移点検出部の変形例を示す(以下、隣接EX
OR型の遷移点検出部と呼ぶ)。図4の遷移点検出部
(以下、1つおきEXOR型の遷移点検出部と呼ぶ)で
は、1サンプルおきのオーバーサンプルデータの排他的
論理和を求めていたが、図21では、隣接するオーバー
サンプルデータの排他的論理和を求めている。即ち、図
21の遷移点検出部は、隣接するオーバーサンプルデー
タの排他的論理和を求める12個のEXORゲート30
1〜312を含む。また、これらのEXORゲート30
1〜312の出力に基づいて遷移点検出信号DETβ、
DETγ、DETαを生成する検出信号生成部332、
334、336を含む。
【0117】検出信号生成部332、334、336の
回路構成は、図10(A)、(B)と同様のAND方式
或いは3以上方式の構成を採用できる。
【0118】隣接EXOR型の遷移点検出部において、
AND方式の検出信号生成部を採用した場合には図22
(A)に示すように遷移点が推定される。一方、3以上
方式の検出信号生成部を採用した場合には図22(B)
に示すように遷移点が推定される。
【0119】AND方式の場合の図11(A)と図22
(A)を比較すれば分かるように、図11(A)の1つ
おきEXOR型では、ケース1、2、3の場合に得られ
る遷移点検出情報を、位相選択情報として利用できる。
これに対して、図22(A)の隣接EXOR型ではケー
ス1の場合に得られる遷移点検出情報しか利用できな
い。また3以上方式の場合の図11(B)と図22
(B)を比較すれば分かるように、図11(B)の1つ
おきEXOR型ではケース1、2、3、4の場合に得ら
れる遷移点検出情報を、位相選択情報として利用でき
る。これに対して、図22(B)の隣接EXOR型では
ケース1、2の場合に得られる遷移点検出情報しか利用
できない。
【0120】このように、得られた遷移点検出情報をよ
り多く生かすことができるという意味では、1つおきE
XOR型の方が有利である。例えば、隣接EXOR型で
は、サンプリングポイントがデータ遷移点に位置してい
る場合に、位相選択情報を得ることができない可能性が
ある。これに対して1つおきEXOR型では、図6のよ
うにサンプリングポイントがデータ遷移点に位置してい
る場合にも、位相選択情報を得ることができ、サンプリ
ング位相を変化させることができる。
【0121】但し、実際に動作上は、いつまでもデータ
遷移点が見つからない事態は生じにくいため、隣接EX
OR型の遷移点検出部でもそれほど問題はない。また、
オーバーサンプリングのレートを例えば4倍以上にする
ことで、隣接EXOR型の問題点も解消できる。
【0122】図23に、隣接EXOR型の遷移点検出部
を採用した場合の判定部360の構成例を示す。2of
5検出部361、362、363、フィルタ部364、
368は、図14、図15と同様の回路構成を採用でき
る。また、位相選択信号生成部336は、遷移点推定信
号ASγ’、ASβ’、ASα’を、各々、位相選択信
号SELC、SELB、SELCとして出力するもので
あればよい。
【0123】なお、隣接EXOR型の遷移点検出部を採
用した場合に、ステートマシン370やデータリカバリ
部400は、1つおきEXOR型の場合と同様の構成を
採用できる。
【0124】2.6 従来例との比較 次に本実施形態のスキュー調整回路と、特表平11−5
11926号公報(米国特許5905769号公報)に
開示される従来例のスキュー調整回路との相違点につい
て説明する。
【0125】図24(A)、(B)に従来例のスキュー
調整回路の概略を示す。
【0126】オーバーサンプリング部20からのオーバ
ーサンプルデータは、デジタル位相ロックループ(DP
LL)30に入力される。このDPLL30は、位相合
わせウィンドー50、位相検出論理回路52、デジタル
ループフィルタ54、位相調整有限ステートマシン(F
SM)56を含む。そして、位相合わせウィンドー50
が含むマルチプレクサ76からの出力Q[0:11]の
うちQ[1,4,7,10]が、後段のバイト・シンク
ロナイザ32に入力される。
【0127】図24(B)に示すように、位相検出論理
回路52は、4つの位相検出セル80、81、82、8
3を有する。シリアルデータに対して3倍のオーバーサ
ンプリングが施されているため、各位相検出セルには、
シリアルデータの各ビットについて3つのオーバーサン
プルデータが取り込まれる。
【0128】各位相検出セルにおいて、3つのオーバー
サンプルデータが「000」又は「111」の場合に
は、スキューが無いと判断される。また、3つのオーバ
ーサンプルデータが「100」又は「011」の場合に
は、受信データの遅れと判断され、位相検出論理回路5
2はアップ信号66を出力する。一方、3つのオーバー
サンプルデータが「001」又は「110」の場合に
は、受信データの進みと判断され、位相検出論理回路5
2はダウン信号68を出力する。
【0129】デジタルループフィルタ54は、これらの
アップ信号66、ダウン信号68に基づいてフィルタ処
理を行い、アップ信号70、ホールド信号72、ダウン
信号74をFSM56に出力する。そしてFSM56の
制御によりマルチプレクサ76が位相合わせ動作を行
う。
【0130】図24(A)、(B)の従来例と本実施形
態のスキュー調整回路の相違点は以下の通りである。 (1)図24(A)、(B)の従来例は、マルチプレク
サ76、位相検出論理回路52、デジタルループフィル
タ54、FSM56からなるループを有するデジタルP
LL(Digital Phase Locked Loop)である。即ちマル
チプレクサ76の出力が、バイト・シンクロナイザ32
に入力されると共に位相検出論理回路52に帰還してい
る。
【0131】これに対して図3の本実施形態には従来例
のようなループが存在しない。即ちデータリカバリ部4
00の出力は、バイト・シンクロナイザには入力される
が、サンプリングポイント選択部300には帰還されて
いない。 (2)従来例は、位相合わせウィンドー50をアップ信
号70やダウン信号74により進めたり遅らせるデジタ
ルPLLの構成になっている。即ちこの従来例では、図
24(B)に示すようにオーバーサンプルデータQ
[1,4,7,10]が遷移点間の中心に常に位置する
ように位相合わせウィンドー50を動かしている。
【0132】これに対して本実施形態は、サンプリング
ポイント選択部300からの選択信号に基づいて、オー
バーサンプルデータの中からサンプルデータを選択する
構成となっている。即ち本実施形態には従来例のような
位相合わせウィンドーが存在せず、デジタルPLLの構
成になっていない。 (3)従来例はブランキング期間のみならずピクセルデ
ータの転送期間においてもスキュー調整が行われる構成
になっている。即ちブランキング期間の同期キャラクタ
を積極的に利用してスキュー調整を行う回路構成になっ
ておらず、図3の保持部341〜345や図13の2o
f5検出部361〜363のような回路を有さない。
【0133】これに対して本実施形態は、ブランキング
期間の同期キャラクタにより構成される20ビットの特
性(図8、図9)を有効利用してスキュー調整を行って
いる。即ち、図3の保持部341〜345に保持された
5区間分(20ビット)の遷移点検出信号のうち、少な
くとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示したか
否かを検出する2of5検出部361〜363を有す
る。これにより本実施形態では、ブランキング期間に転
送される同期キャラクタのみに基づいてスキュー調整を
行えるようになる。従って、信号の立ち上がりと立ち下
がりの公平な測定に基づいて遷移点を検出でき、安定し
て正確なスキュー調整が可能になる。 (4)従来例の位相合わせウィンドー50は、「位相を
進める」、「位相を遅らせる」、「位相を変化させな
い」という3つのステートの調整しかできない。このた
め、クロック・データ間のスキューがシリアルデータの
1/3ビット以上になってしまう、「位相を進める」か
ら「位相を遅らせる」にステートが変化したり、「位相
を進める」から「位相を遅らせる」にステートが変化し
てしまう事態が生じる。これにより、1ビット分のサン
プリングエラーが生じてしまう。
【0134】これに対して本実施形態では図17、図1
9に示すようにステートマシン370は4以上のステー
トの調整ができる。従って、サンプリングエラーが生じ
る確率を従来例に比べて低めることができる。
【0135】3.バイト・シンクロナイザ 次に、本実施形態のバイト・シンクロナイザ(データ同
期回路)について説明する。
【0136】データチャンネルとクロックチャンネルと
の間に存在するスキューのために、クロック信号の位相
に対してどのタイミングで10ビット毎のデータ単位が
受信されるのかが確定しないという問題がある。そこ
で、バイト・シンクロナイザは、受信データにおけるキ
ャラクタの境界を検出して、10ビット毎のデータ単位
を復元する。キャラクタの境界を検出する手がかりは、
ピクセルデータから得ることは不可能である。しかし、
画像信号のブランキング期間において送信される同期キ
ャラクタをデコードすることによって、キャラクタの区
切りの位置を特定することができる。
【0137】ブランキング期間においては同期キャラク
タSC00=0010101011、SC01=110
1010100、SC10=0010101010、S
C11=1101010101のいずれかが転送され
る。いずれの同期キャラクタにおいても、最初の2ビッ
トは同一の値で、第3番目のビットから第9番目のビッ
トまでは交互に変化する値となっている。従って、これ
らの同期キャラクタを検出することは容易である。画像
信号のブランキング期間においては、シリアルデータの
いずれかの位置において、同期キャラクタが必ず検出さ
れる。
【0138】図25に、本実施形態のバイト・シンクロ
ナイザの構成例を示す。
【0139】ビット列出力部508は、シリアルデータ
に基づいて得られたパラレルデータを保持し、保持され
たパラレルデータの中から、1ビットずつシフトしなが
ら抽出された10ビット(Iビット)のビット列D
[0:9]、D[1:10]・・・・D[9:18]
(第1〜第Mのビット列)を出力する。
【0140】より具体的には図3のスキュー調整回路か
ら出力される10ビットのパラレルデータは、ビット列
出力部508が含むデータ保持部510(10ビットの
フリップフロップ)に供給される。データ保持部510
の出力は、更にデータ保持部520(10ビットのフリ
ップフロップ)に入力され、データ保持部510及び5
20に、2組の10ビットパラレルデータが保持され
る。そしてデータ保持部510及び520から19ビッ
トのパラレルデータが取り出され、データ保持部530
(19ビットのフリップフロップ)に供給される。
【0141】そしてデータ保持部530からは、1ビッ
トずつずれた10種類の10ビットのビット列D[0:
9]〜D[9:18]が、検出部541〜550(同期
キャラクタ検出部)とビット列選択部590とに供給さ
れる。
【0142】検出部541〜550(第1〜第Mの検出
部)は、ビット列D[0:9]〜D[9:18](第1
〜第Mのビット列)が、ブランキング期間に転送される
同期キャラクタに1回又は複数回連続して一致したか否
かを検出する。そして、一致したビット列に対応する検
出信号がアクティブになる検出信号DET0〜DET9
(第1〜第Mの検出信号)を出力する。
【0143】図26に検出部541〜550の構成例を
示す。検出部の各々はディレイフリップフロップ551
を利用することにより、9ビット単位の検出を複数回並
行して行う。即ち、1回目(第1のタイミング)の検出
において、9ビットのデータD0〜D8について、(D
0 XNOR D1) AND (D1 EXORD
2) AND (D2 EXOR D3)・・・・AN
D (D7 EXORD8)の値を求め、その値が
「1」になれば、10ビットのビット列と同期キャラク
タとが一致したと判断する。そして、検出部541〜5
50は、入力されたビット列と同期キャラクタとの一致
を2回(広義には複数回)検出した場合には「1」を出
力する。一方、入力されたビット列と同期キャラクタと
の一致を連続して2回(複数回)検出できなかった場合
には「0」を出力する。
【0144】このようにディレイフリップ551を利用
すれば、エクスクルーシブNORゲート552及びエク
スクルーシブORゲート553〜559を1組設けるだ
けですみ、2組設ける必要がなくなるため、回路を小規
模化できる。
【0145】検出部541〜550からの検出信号DE
T0〜DET9は、図15の選択信号格納部558に入
力される。この選択信号格納部558は、検出信号DE
T0〜DET9のいずれかが「1」(アクティブ)の場
合には、検出信号DET0〜DET9を選択信号SEL
0〜SEL9として格納する。一方、検出信号DET0
〜DET9のいずれもが「1」でない場合には、既に格
納されている選択信号SEL0〜SEL9をそのまま保
持する。
【0146】より具体的には検出信号DET0〜DET
9はORゲート560とセレクタ570に供給される。
ORゲート560は、検出信号DET0〜DET9の論
理和を求め、DET0〜DET9のいずれかが「1」の
時に「1」を出力する。
【0147】格納部580(10ビットのフリップフロ
ップ)に接続されたセレクタ570は、ORゲート56
0の出力が「1」の場合には、検出部541〜550か
らの検出信号DET0〜DET9を選択して出力し、
「0」の場合には格納部580に格納されている選択信
号SEL0〜SEL9を選択して出力する。そして、セ
レクタ570から出力された信号は格納部580に格納
される。
【0148】ビット列選択部590(セレクタ)は、ビ
ット列D[0:9]〜D[9:18]と選択信号SEL
0〜SEL9を受け、ビット列D[0:9]〜D[9:
18]の中から、対応する選択信号が「1」(アクティ
ブ)になっているビット列を選択して出力する。例えば
SEL0=1の時にはD[0:9]を選択し、SEL1
=1の時にはD[1:10]を選択し、・・・・SEL
9=1の時にはD[9:18]を選択する。
【0149】このように本実施形態のバイト・シンクロ
ナイザは、バレルシフタによるシフト操作ではなく、ビ
ット列選択部590による選択操作により、ビット列D
[0:9]〜D[9:18]のいずれかを取り出す。そ
して、取り出されたビット列を、バイト同期データ(1
0ビット毎のデータ単位)として、後段のチャンネル間
シンクロナイザに出力している。
【0150】4.チャンネル間シンクロナイザ 次に、本実施形態のチャンネル間シンクロナイザ(デー
タ同期回路)について説明する。
【0151】3つのデータチャンネル間に存在するスキ
ューのために、バイト・シンクロナイザから出力される
バイト同期データが、3つのデータチャンネル間で最大
1バイト分ずれている可能性がある。チャンネル間シン
クロナイザは、このようなデータチャンネル間における
スキューを調整するためのものである。
【0152】チャンネル間シンクロナイザにおいても、
バイト・シンクロナイザと同様に、画像信号のブランキ
ング期間における同期キャラクタを利用してスキューを
検出する。各データチャンネルにおいて送信されるデー
タは、同期キャラクタと、符号化されたピクセルデータ
とを含んでいる。DVI規格によれば、同期キャラクタ
が転送されるブランキング期間においてデータイネーブ
ル信号(以下、「DE信号」ともいう)がローレベル
(非アクティブ)となり、ピクセルデータの転送期間に
おいてDE信号がハイレベル(アクティブ)となる(図
2参照)。そこで、DE信号の立ち上がり又は立ち下が
りのタイミングに基づいて、これらのデータチャンネル
間におけるスキューを検出することができる。
【0153】従来は、あるデータチャンネル(チャンネ
ル0とする)のDE信号が立ち上がった時に他のデータ
チャンネルのDE信号を検出し、他のデータチャンネル
のいずれかにおいてDE信号がローレベルであったら、
チャンネル0のDE信号を遅らせるというアルゴリズム
が用いられていた。
【0154】一方、本実施形態においては、3チャンネ
ル分のDE信号を1つの保持部(フリップフロップ)に
入力してその前後の変化を観測し、パターンマッチング
によって、どのチャンネルのデータを遅延させるかを決
定するようにしている。
【0155】図27を参照しながら、本実施形態のチャ
ンネル間シンクロナイザにおいて行われるパターンマッ
チングについて説明する。
【0156】各チャンネルのデータについて、そのデー
タがピクセルデータであるか同期キャラクタであるかを
区別するために用いられるデータイネーブル信号(DE
信号)は、同期キャラクタが検出されているときに
「0」となり、同期キャラクタが検出されていないとき
に「1」となる。3つのデータチャンネルについてのD
E信号をDE0、DE1、DE2とする。そして、第1
のタイミング(第1の基準クロック期間)において入力
されたものをDE0(t0)〜DE2(t0)と表し、次の第
2のタイミング(第2の基準クロック期間)において入
力されたものをDE0(t1)〜DE2(t1)と表す。
【0157】図27のようにDE0(t0)〜DE2(t0)
のうちのいずれかが「0」であり、且つ、DE0(t1)
〜DE2(t1)の全てが「1」となる状態は、最も遅れ
ているチャンネルのDE信号が立ち上がったタイミング
に相当している。
【0158】ケースAにおいては、DE0(t0)〜DE
2(t0)の全てが「0」であることから、3つのチャン
ネルのDE信号のタイミングが揃っていることが分か
る。このような場合には、選択信号S0、S1、S2と
して、全て「0」を出力する。これにより、各データチ
ャンネルにおいて、遅延されていない方のデータが選択
される。
【0159】ケースBにおいては、DE0(t0)が
「1」で、DE1(t0)とDE2(t0)が「0」であるこ
とから、チャンネル0のデータのタイミングが進んでい
ることが分かる。このような場合には、選択信号S0と
して「1」を出力し、選択信号S1とS2として「0」
を出力する。これにより、チャンネル0において、遅延
されている方のデータが選択され、チャンネル1と2に
おいて、遅延されていない方のデータが選択される。以
下同様に、ケースCにおいてはチャンネル1のデータが
遅延され、ケースDにおいてはチャンネル2のデータが
遅延される。
【0160】ケースEにおいては、DE0(t0)が
「0」で、DE1(t0)とDE2(t0)が「1」であるこ
とから、チャンネル1と2のタイミングが進んでいるこ
とが分かる。このような場合には、選択信号S0として
「0」を出力し、選択信号S1とS2として「1」を出
力する。これにより、チャンネル0において、遅延され
ていない方のデータが選択され、チャンネル1と2にお
いて、遅延されている方のデータが選択される。以下同
様に、ケースFにおいてはチャンネル0と2のデータが
遅延され、ケースGにおいてはチャンネル0と1のデー
タが遅延される。
【0161】図28に本実施形態のチャンネル間シンク
ロナイザの構成例を示し、図29にそのタイミング波形
図を示す。
【0162】図28において、保持部600(フリップ
フロップ601、602、603)は、各データチャン
ネルについてのDE信号(第1〜第Lのデータイネーブ
ル信号)をクロックCLKに基づいて順次保持する。
【0163】選択信号生成部608は、図29のH1に
示すように、第1のタイミング(t 0)で保持された信
号DE0(t0)〜DE2(t0)のうちのいずれかが「0」
(非アクティブ)であり、且つ、H2に示すように、第
2のタイミング(t1)で保持された信号DE0(t1)〜
DE2(t1)の全てが「1」(アクティブ)である場合
に、H3に示すように、DE0(t0)〜DE2(t0)を選
択信号S0〜S2(第1〜第Lの選択信号)として出力
する。
【0164】より具体的には、保持部600の出力に
は、第1のタイミング(t0)で入力された信号DE0
(t0)〜DE2(t0)が存在し、保持部600の入力に
は、次の第2のタイミング(t1)で入力された信号D
E0(t1)〜DE2(t1)が存在している。
【0165】そこで、3入力NANDゲート610によ
ってDE0(t0)〜DE2(t0)の反転論理積を求めると
共に、3入力ANDゲート620によってDE0(t1)
〜DE2(t1)の論理積を求める。そして、ANDゲー
ト630によって、NANDゲート610の出力とAN
Dゲート620の出力との論理積を求める。
【0166】そしてANDゲート630の出力が「1」
になると、セレクタ641〜643がDE0(t0)〜D
E2(t0)を選択し、選択されたDE0(t0)〜DE2
(t0)をフリップフロップ651〜653が保持する。
これにより図29のH3に示すように選択信号S0〜S
2が生成される。
【0167】データ遅延部660は、チャンネル0〜2
(第1〜第Lのチャンネル)のデータのうち、選択信号
S0〜S2(第1〜第Lの選択信号)が「1」(アクテ
ィブ)になったチャンネルのデータを遅延させる。
【0168】より具体的には、図25のバイト・シンク
ロナイザから出力された3つのチャンネルのバイト同期
データは、データ遅延部660が含むフリップフロップ
661〜663とセレクタ671〜673の第1の入力
にそれぞれ供給される。フリップフロップ661〜66
3から出力される遅延データは、セレクタ671〜67
3の第2の入力にそれぞれ供給される。セレクタ671
〜673は、選択信号S0〜S2に従って、遅延されて
いないデータと遅延データとのうちの一方をそれぞれ選
択する。これにより、図29のH4に示すように、チャ
ンネル間のスキューが調整されたチャンネル同期データ
を得ることができる。
【0169】このように本実施形態では、選択信号S0
〜S3を生成する選択信号生成部608を各チャンネル
毎に設けるのではなく、3つのチャンネルに対して1つ
だけ設けている。これにより回路の小規模化を図れる。
【0170】なお、本実施形態においてはDE信号の立
ち上がりのタイミングを検出するようにしたが、DE信
号の立ち下がりのタイミングを検出するようにしてもよ
い。
【0171】なお、本発明は本実施形態に限定されず、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0172】例えば、明細書中の記載において広義な用
語(Jビット区間、第1〜第NのJビット区間、第1〜
第Nの遷移点検出信号、データ保持部等)として引用さ
れた用語(4ビット区間、第1〜第5の4ビット区間、
第1〜第5の遷移点検出信号、フリップフロップ等)
は、明細書中の他の記載においても広義な用語に置き換
えることができる。
【0173】また、本発明のスキュー調整回路、データ
同期回路は、図3、図25、図28に示す構成に限定さ
れず、種々の変形実施が可能である。例えば図3、図2
5、図28の構成要素の一部を省略したり、その接続関
係を変更してもよい。或いは、データのビット幅等を変
更してもよい。
【0174】また本実施形態では、DVI規格でのスキ
ュー調整手法やデータ同期手法に本発明を適用した場合
について説明したが、本発明はこれに限定されない。例
えばDVI規格と同様の思想に基づく規格やDVIを発
展させた規格でのスキュー調整手法やデータ同期手法に
も本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVI規格のT.M.D.S.リンクのトランスミ
ッタ、レシーバについて説明するための図である。
【図2】DVI規格のT.M.D.S.リンクの信号伝送に
ついて説明するための図である。
【図3】本実施形態のスキュー調整回路の構成例を示す
図である。
【図4】1つおきEXOR型の遷移点検出部の構成例を
示す図である。
【図5】遷移点検出部の動作を説明するための図であ
る。
【図6】遷移点検出部の動作を説明するための図であ
る。
【図7】遷移点検出信号と、シリアルデータの遷移点が
存在する間隙と、選択すべきサンプリング位相との関係
を示す図である。
【図8】同期キャラクタにより構成される10通りの2
0ビットを示す図である。
【図9】同期キャラクタにより構成される10通りの2
0ビットを示す図である。
【図10】図10(A)、(B)は、AND方式の検出
信号生成部と3以上方式の検出信号生成部の構成例を示
す図である。
【図11】図11(A)、(B)は、1つおきEXOR
型の遷移点検出部を採用した場合における遷移点推定手
法について説明するための図である。
【図12】図12(A)、(B)は、少なくとも2区間
分の遷移点検出信号が同一結果を示した場合に、その遷
移点検出信号に基づいて遷移点を推定する手法について
説明するための図である。
【図13】判定部の構成例を示す図である。
【図14】2of5検出部(同期キャラクタ検出部)の
構成例を示す図である。
【図15】フィルタ部の構成例を示す図である。
【図16】図16(A)、(B)は、位相選択信号生成
部の構成例とその真理値表を示す図である。
【図17】ステートマシンの構成例(状態遷移図)を示
す図である。
【図18】ステートマシンの動作を説明するための図で
ある。
【図19】ステートマシンの他の構成例(状態遷移図)
を示す図である。
【図20】データリカバリ部の構成例を示す図である。
【図21】隣接EXOR型の遷移点検出部の構成例を示
す図である。
【図22】図22(A)、(B)は、隣接EXOR型の
遷移点検出部を採用した場合における遷移点推定手法に
ついて説明するための図である。
【図23】隣接EXOR型の遷移点検出部を採用した場
合の判定部の構成例を示す図である。
【図24】図24(A)、(B)は、従来例のスキュー
調整回路の構成を示す図である。
【図25】本実施形態のバイト・シンクロナイザの構成
例を示す図である。
【図26】検出部の構成例を示す図である。
【図27】本実施形態のチャンネル間シンクロナイザに
おいて行われるパターンマッチングについて説明するた
めの図である。
【図28】本実施形態のチャンネル間シンクロナイザの
構成例を示す図である。
【図29】チャンネル間シンクロナイザの動作について
説明するためのタイミング波形図である。
【符号の説明】
100 PLL回路 200 オーバーサンプリング部 300 サンプリングポイント選択部 301〜312 エクスクルーシブORゲート 320 データ保持部 330 遷移点検出部 332、334、336 検出信号生成部 341〜345 保持部 350 データ保持部 360 判定部 361〜363 2of5検出部 364、368 フィルタ部 366 位相選択信号生成部 370 ステートマシン 400 データリカバリ部 410 データ保持部 421〜424 セレクタ 431〜435 保持部 440 データ保持部 450 セレクタ 508 ビット列出力部 510、520、530 データ保持部 541〜550 検出部 558 選択信号格納部 560 ORゲート 570 セレクタ 580 格納部 590 ビット列選択部 600 保持部 601〜603、651〜653、661〜663 フ
リップフロップ 610 NANDゲート 620、630 ANDゲート 641〜643、671〜673 セレクタ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルデータをオーバーサンプリング
    することで得られたオーバーサンプルデータを受け、オ
    ーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基
    づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサン
    プリングポイントの中からシリアルデータのサンプリン
    グポイントを選択するための選択信号を出力するサンプ
    リングポイント選択部と、 オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記
    選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオ
    ーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデ
    ータとして出力するデータリカバリ部とを含み、 前記サンプリングポイント選択部が、 シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプル
    データの比較処理を行い、第1〜第NのJビット区間で
    の比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷移点
    検出信号を保持し、保持された第1〜第Nの遷移点検出
    信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一
    結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出信号
    に基づいてシリアルデータの遷移点を推定することを特
    徴とするスキュー調整回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基
    づいてスキュー調整を行うことを特徴とするスキュー調
    整回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記シリアルデータは、 ピクセルデータが転送される期間では、その遷移が最小
    化されるデータであり、 同期キャラクタが転送されるブランキング期間では、前
    記第1〜第NのJビット区間のうちの少なくとも2箇所
    のJビット区間において全遷移パターンが現れるデータ
    であることを特徴とするスキュー調整回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記サンプリングポイント選択部が、 オーバーサンプルデータを保持するデータ保持部と、 シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプル
    データの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力する遷
    移点検出部と、 シリアルデータの第1〜第NのJビット区間での比較処
    理により得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持
    し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち、少
    なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した
    場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシ
    リアルデータの遷移点を推定し、サンプリングポイント
    の位相の選択信号を出力する遷移点推定部と、 複数のサンプリングポイントに対応した複数のステート
    を有し、前記位相選択信号に基づいてステートを遷移さ
    せ、現在のステートに対応するサンプリングポイントの
    選択信号を出力するステートマシンとを含むことを特徴
    とするスキュー調整回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ステートマシンが、少なくとも4つのステートを有
    することを特徴とするスキュー調整回路。
  6. 【請求項6】 シリアルデータをオーバーサンプリング
    することで得られたオーバーサンプルデータを受け、オ
    ーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基
    づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサン
    プリングポイントの中からシリアルデータのサンプリン
    グポイントを選択するための選択信号を出力するサンプ
    リングポイント選択部と、 オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記
    選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオ
    ーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデ
    ータとして出力するデータリカバリ部とを含み、 ブランキング期間に転送される所定数のビットのシリア
    ルデータの中に、Jビット区間の全遷移パターンが少な
    くとも2つ検出されたことを条件に、スキュー調整を行
    うことを特徴とするスキュー調整回路。
  7. 【請求項7】 シリアルデータをオーバーサンプリング
    することで得られたオーバーサンプルデータを受け、オ
    ーバーサンプルデータの比較処理を行い、比較結果に基
    づいてシリアルデータの遷移点を推定し、オーバーサン
    プリングポイントの中からシリアルデータのサンプリン
    グポイントを選択するための選択信号を出力するサンプ
    リングポイント選択部と、 オーバーサンプルデータと前記選択信号とを受け、前記
    選択信号により選択されるサンプリングポイントでのオ
    ーバーサンプルデータを、シリアルデータのサンプルデ
    ータとして出力するデータリカバリ部とを含み、 前記サンプリングポイント選択部が、 1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータ
    の比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータ
    の遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記サンプリングポイント選択部が、 1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータ
    の排他的論理和を求める所定数のエクスクルーシブOR
    ゲートを含むことを特徴とするスキュー調整回路。
  9. 【請求項9】 データのキャラクタ境界を検出し、キャ
    ラクタ境界で区切られたビット列を抽出して出力するデ
    ータ同期回路であって、 シリアルデータに基づいて得られたパラレルデータを保
    持し、保持されたパラレルデータの中から、1ビットず
    つシフトしながら抽出されたIビットの第1〜第Mのビ
    ット列を出力するビット列出力部と、 第1〜第Mのビット列が、ブランキング期間に転送され
    る同期キャラクタに1回又は複数回連続して一致したか
    否かを検出し、一致したビット列に対応する検出信号が
    アクティブになる第1〜第Mの検出信号を出力する第1
    〜第Mの検出部と、 第1〜第Mの検出信号のいずれかがアクティブの場合に
    は、第1〜第Mの検出信号を第1〜第Mの選択信号とし
    て格納し、第1〜第Mの検出信号のいずれもがアクティ
    ブでない場合には、既に格納されている第1〜第Mの選
    択信号をそのまま保持する選択信号格納部と、 第1〜第Mのビット列と第1〜第Mの選択信号とを受
    け、第1〜第Mのビット列の中から、対応する選択信号
    がアクティブになっているビット列を選択して出力する
    ビット列選択部と、 を含むことを特徴とするデータ同期回路。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記第1〜第Mの
    検出部が、 第1〜第Mのビット列が前記同期キャラクタと一致する
    か否かを、ディレイフリップフロップとエクスクルーシ
    ブORゲートとエクスクルーシブNORゲートとを用い
    て検出することを特徴とするデータ同期回路。
  11. 【請求項11】 第1〜第Lのシリアルデータが転送さ
    れる第1〜第Lのチャンネル間の同期をとるデータ同期
    回路であって、 ピクセルデータの転送期間においてアクティブになり、
    同期キャラクタを転送するブランキング期間において非
    アクティブになる第1〜第Lのデータイネーブル信号を
    保持する保持部と、 第1のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネ
    ーブル信号のうちのいずれかが非アクティブであり、且
    つ、第1のタイミングに続く第2のタイミングで保持さ
    れた第1〜第Lのデータイネーブル信号の全てがアクテ
    ィブである場合に、第1のタイミングで保持された第1
    〜第Lのデータイネーブル信号を第1〜第Lの選択信号
    として出力する選択信号生成部と、 第1〜第Lのチャンネルのデータのうち、第1〜第Lの
    選択信号がアクティブになったチャンネルのデータを遅
    延させるデータ遅延部と、 を含むことを特徴とするデータ同期回路。
  12. 【請求項12】 シリアルデータをオーバーサンプリン
    グすることで得られたオーバーサンプルデータの比較処
    理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点
    を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリ
    アルデータのサンプリングポイントを選択し、選択され
    たサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータ
    を、シリアルデータのサンプルデータとして出力するス
    キュー調整方法であって、 シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプル
    データの比較処理を行い、第1〜第NのJビット区間で
    の比較処理によりそれぞれ得られた第1〜第Nの遷移点
    検出信号のうち少なくとも2区間分の遷移点検出信号が
    同一結果を示した場合に、同一結果を示した遷移点検出
    信号に基づいてシリアルデータの遷移点を推定すること
    を特徴とするスキュー調整方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 ブランキング期間に転送される同期キャラクタのみに基
    づいてスキュー調整を行うことを特徴とするスキュー調
    整方法。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において、 前記シリアルデータは、 ピクセルデータが転送される期間では、その遷移が最小
    化されるデータであり、 同期キャラクタが転送されるブランキング期間では、前
    記第1〜第NのJビット区間のうちの少なくとも2箇所
    のJビット区間において全遷移パターンが現れるデータ
    であることを特徴とするスキュー調整方法。
  15. 【請求項15】 請求項12乃至14のいずれかにおい
    て、 オーバーサンプルデータを保持し、 シリアルデータのJビット区間単位でオーバーサンプル
    データの比較処理を行い、遷移点検出信号を出力し、 シリアルデータの第1〜第NのJビット区間での比較処
    理により得られた第1〜第Nの遷移点検出信号を保持
    し、保持された第1〜第Nの遷移点検出信号のうち、少
    なくとも2区間分の遷移点検出信号が同一結果を示した
    場合に、同一結果を示した遷移点検出信号に基づいてシ
    リアルデータの遷移点を推定し、サンプリングポイント
    の位相の選択信号を出力し、 複数のサンプリングポイントに対応した複数のステート
    を有するステートマシンのステートを、前記位相選択信
    号に基づいて遷移させ、現在のステートに対応するサン
    プリングポイントを選択することを特徴とするスキュー
    調整方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記ステートマシンが、少なくとも4つのステートを有
    することを特徴とするスキュー調整方法。
  17. 【請求項17】 シリアルデータをオーバーサンプリン
    グすることで得られたオーバーサンプルデータの比較処
    理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点
    を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリ
    アルデータのサンプリングポイントを選択し、選択され
    たサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータ
    を、シリアルデータのサンプルデータとして出力するス
    キュー調整方法であって、 ブランキング期間に転送される所定数のビットのシリア
    ルデータの中に、Jビット区間の全遷移パターンが少な
    くとも2つ検出されたことを条件に、スキュー調整を行
    うことを特徴とするスキュー調整方法。
  18. 【請求項18】 シリアルデータをオーバーサンプリン
    グすることで得られたオーバーサンプルデータの比較処
    理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータの遷移点
    を推定し、オーバーサンプリングポイントの中からシリ
    アルデータのサンプリングポイントを選択し、選択され
    たサンプリングポイントでのオーバーサンプルデータ
    を、シリアルデータのサンプルデータとして出力するス
    キュー調整方法であって、 1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータ
    の比較処理を行い、比較結果に基づいてシリアルデータ
    の遷移点を推定することを特徴とするスキュー調整方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 1サンプルおきの所定数の組のオーバーサンプルデータ
    の排他的論理和を求める所定数のエクスクルーシブOR
    ゲートにより前記比較処理を行うことを特徴とするスキ
    ュー調整方法。
  20. 【請求項20】 データのキャラクタ境界を検出し、キ
    ャラクタ境界で区切られたビット列を抽出して出力する
    データ同期方法であって、 シリアルデータに基づいて得られたパラレルデータを保
    持し、保持されたパラレルデータの中から、1ビットず
    つシフトしながら抽出されたIビットの第1〜第Mのビ
    ット列を出力し、 第1〜第Mのビット列が、ブランキング期間に転送され
    る同期キャラクタに1回又は複数回連続して一致したか
    否かを検出し、一致したビット列に対応する検出信号が
    アクティブになる第1〜第Mの検出信号を出力し、 第1〜第Mの検出信号のいずれかがアクティブの場合に
    は、第1〜第Mの検出信号を第1〜第Mの選択信号とし
    て格納し、第1〜第Mの検出信号のいずれもがアクティ
    ブでない場合には、既に格納されている第1〜第Mの選
    択信号をそのまま保持し、 第1〜第Mのビット列と第1〜第Mの選択信号とに基づ
    いて、第1〜第Mのビット列の中から、対応する選択信
    号がアクティブになっているビット列を選択して出力す
    ることを特徴とするデータ同期方法。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 第1〜第Mのビット列が前記同期キャラクタと一致する
    か否かを、ディレイフリップフロップとエクスクルーシ
    ブORゲートとエクスクルーシブNORゲートとを用い
    て検出することを特徴とするデータ同期方法。
  22. 【請求項22】 第1〜第Lのシリアルデータが転送さ
    れる第1〜第Lのチャンネル間の同期をとるデータ同期
    方法であって、 ピクセルデータの転送期間においてアクティブになり、
    同期キャラクタを転送するブランキング期間において非
    アクティブになる第1〜第Lのデータイネーブル信号を
    保持し、 第1のタイミングで保持された第1〜第Lのデータイネ
    ーブル信号のうちのいずれかが非アクティブであり、且
    つ、第1のタイミングに続く第2のタイミングで保持さ
    れた第1〜第Lのデータイネーブル信号の全てがアクテ
    ィブである場合に、第1のタイミングで保持された第1
    〜第Lのデータイネーブル信号を第1〜第Lの選択信号
    として出力し、 第1〜第Lのチャンネルのデータのうち、第1〜第Lの
    選択信号がアクティブになったチャンネルのデータを遅
    延させることを特徴とするデータ同期方法。
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