JP4498954B2 - 位相検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、位相検出回路に関し、特に高速ディジタル信号に対応した位相検出回路に関する。
高速ディジタル信号の位相を検出するためには、入カディジタル信号を複数の遅延回路により遅延させ、位相検出回路により位相を検出するものがある(特許文献1参照)。
この種の従来の位相検出回路の一例を図7に示す。同図において、従来の位相検出回路は、遅延回路1〜4と、D型フリップフロップ(D−FF)6〜10と、 XOR(排他的論理和回路)17、19、21、23と、カウンタ24〜27と、判定回路28とで構成されている。
上記構成からなる位相検出回路において、NRZ(non-return to zero)信号であるデータ信号は遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、および遅延回路4により順次T/4時間(Tはクロック周期)遅延され、遅延回路1の入力信号および遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4の出力信号は、各々D型フリップフロップ6、D型フリップフロップ7、D型フリップフロップ8、D型フリップフロップ9、D型フリップフロップ10においてクロックの振幅変化点でラッチされる。
D型フリップフロップ6の出力信号とD型フリッブフロップ7の出力信号はXOR17により排他的論理和演算され、XOR17の出力信号はカウンタ24に入力される。D型フリップフロップ7の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号はXOR19 により排他的論理和演算され、 XOR19の出力信号はカウンタ25に入力される。
D型フリップフロップ8の出力信号とD型フリップフロップ9の出力信号はXOR21により排他的論理和演算され、XOR21の出力信号はカウンタ26に入力される。
D型フリップフロップ9の出力信号とD型フリップフロップ10の出力信号はXOR23により排他的論理和演算され、XOR23の出力信号はカウンタ27に入力される。カウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、およびカウンタ27の出力信号は判定回路28に入力される。
図8は、図7に示した位相検出回路の位相検出タイムチャートを示している。D型フリップフロップ6は、データ信号102をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号108を出力する。ただし、ラッチ時刻においてデータ信号102の振幅が変化しているため、信号108は不定となる。
遅延回路1ではデータ信号102が時間T/4だけ遅延された信号103が出力され、D型フリップフロップ7は、信号103をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号109を出力する。
遅延回路2では信号103が時間T/4だけ遅延された信号104が出力され、D型フリップフロップ8は、信号104をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号110を出力する。
遅延回路3では信号104が時間T/4だけ遅延された信号105が出力され、D型フリップフロップ9は、信号105をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号111を出力する。
遅延回路4では信号105が時間T/4だけ遅延された信号106が出力され、D型フリップフロップ10は、信号106をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号112を出力する。ただし、ラッチ時刻において信号106の振幅が変化しているため、信号112は不定となる。
XOR17は、信号108と信号109の排他的論理和を演算し、信号119を出力し、カウンタ24はクロック101の立ち上がりエッジで信号119のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
XOR19 は、信号109と信号110の排他的論理和を演算し、信号121を出力し、カウンタ25はクロック101の立ち上がりエッジで信号121のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
XOR21は、信号110と信号111の排他的論理和を演算し、信号123を出力し、カウンタ26はクロック101の立ち上がりエッジで信号123のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
XOR23は、信号111と信号112の排他的論理和を演算し、信号125を出力し、カウンタ27はクロック101の立ち上がりエッジで信号125のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
判定回路28はカウンタ24、カウンタ25、カウンタ26およびカウンタ27の出力信号から最大値を検出して、データ信号102の振幅が変化する位相を判定する。上記従来例では最大値が2つあるため、位相検出誤差が大きくなる。
特開昭62−23647号公報
上述したように、従来の位相検出回路は、ラッチ時刻においてラッチされる信号の振幅が変化している場合、位相検出が不安定となり、位相検出誤差が大きくなるという問題が有った。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、入力されるデータ信号の位相によらず、位相検出誤差の小さい位相検出回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、一定伝送周波数を有するNRZデータ信号と、このNRZデータ信号と同等の周波数を有し位相が独立した周期Tの基準クロックを入力とし、前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する位相検出回路であって、前記NRZデータ信号を入力し、位相をT/N(Nは3以上の整数)遅延する第1の遅延回路Aと、第1の遅延回路Aの出力端に接続され、位相をT/N遅延する第2の遅延回路Aと、…、第n(nは2以上N以下の整数)の遅延回路Aの出力端に接続され、位相をT/N遅延する第n+1の遅延回路Aとからなる複数の遅延回路Aと、前記第1の遅延回路Aの入力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第1のラッチ回路と、第1の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第2のラッチ回路と、第2の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第3のラッチ回路と、…、第n+1の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第n+2のラッチ回路とからなる複数のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力信号と前記第3のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行う第1のXOR回路と、…、前記第nのラッチ回路の出力信号と前記第n+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行う第nのXOR回路とからなる複数のXOR回路と、前記第1のXOR回路の出力端に接続される第1のカウンタ回路と、…、前記第nのXOR回路の出力端に接続される第nのカウンタ回路とからなる複数のカウンタ回路と、前記複数のカウンタ回路の出力信号の比較結果に基づいて前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する判定回路とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の位相検出回路に、前記第1のラッチ回路の出力信号を前記基準クロックの周期Tだけ遅延する第1の遅延回路Bと、…、前記第nのラッチ回路の出力信号を前記基準クロックの周期Tだけ遅延する第nの遅延回路Bとからなる複数の遅延回路Bと、前記第1の遅延回路Bの出力信号と前記第3のラッチ回路の出力信号の排他的論理和の否定を行う第1のXNOR回路と、…、前記第nの遅延回路の出力信号と前記第n+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和の否定を行う第nのXNOR回路とを付加し、前記第1及び第nのXNOR回路の出力信号がそれぞれ、対応する前記第1及び第nのカウンタ回路にそれぞれ、入力されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の位相検出回路において、NRZデータ信号の位相を遅延させずに、該NRZデータ信号の代わりに基準クロックを前記第1の遅延回路Aに入力し、前記第1、第2及び第n+1の遅延回路Aにより遅延させ、遅延してない基準クロックと遅延させてないNRZデータ信号は第1のラッチ回路に入力され、かつ前記第1、第2及び第n+1の遅延回路Aを介してそれぞれ、遅延した基準クロックと前記位相を遅延させていないNRZデータ信号が、前記第2、第3及び第n+2のラッチ回路にそれぞれ、入力されることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、第m(mは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)のラッチ回路の出力信号と第m+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行うことにより、入力されるデータ信号の位相により位相検出が不安定になることを解消することができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、請求項1の構成に、第mの遅延回路Bの出力信号と第m+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和の否定の演算を追加することにより、データ信号に加算された雑音による位相検出誤りを軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態に係る位相検出回路は、一定伝送周波数を有するNRZデータ信号と、このNRZデータ信号と同等の周波数を有し位相が独立した周期Tの基準クロックを入力とし、前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する位相検出回路である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る位相検出回路は、請求項1に記載の構成において、N=4の場合の構成を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る位相検出回路は、前記NRZデータ信号を入力し、位相をT/4遅延する遅延回路1と、遅延回路1の出力端に接続され、位相をT/4遅延する遅延回路2と、遅延回路2の出力端に接続され、位相をT/4遅延する遅延回路3と、遅延回路3の出力端に接続され、位相をT/4遅延する遅延回路4と、遅延回路4の出力端に接続され、位相をT/4遅延する遅延回路5とからなる複数の遅延回路を有している。
また、本発明の第1実施形態に係る位相検出回路は、遅延回路1の入力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチするD型フリップフロップ(D−FF)6と、遅延回路1の出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチするD型フリップフロップ7と、同様に、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4、遅延回路5の出力端にそれぞれ、接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチするD型フリップフロップ8、D型フリップフロップ9、D型フリップフロップ10、D型フリップフロップ11とからなる複数のラッチ回路を有している。
また、本発明の第1実施形態に係る位相検出回路は、D型フリップフロップ6の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号の排他的論理和を行うXOR回路17と、D型フリップフロップ7の出力信号とD型フリップフロップ9の出力信号の排他的論理和を行うXOR回路19と、D型フリップフロップ8の出力信号とD型フリップフロップ10の出力信号の排他的論理和を行うXOR回路21と、D型フリップフロップ9の出力信号とD型フリップフロップ11の出力信号の排他的論理和を行うXOR回路23とからなる複数のXOR回路とを有している。
さらに、本発明の第1実施形態に係る位相検出回路は、XOR回路17の出力端に接続されるカウンタ24と、XOR回路19の出力端に接続されるカウンタ25と、XOR回路21の出力端に接続されるカウンタ26と、XOR回路23の出力端に接続されるカウンタ27とからなる複数のカウンタ回路と、複数のカウンタ24〜27の出力信号の比較結果に基づいて前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する判定回路28とを有している。
上記構成からなる位相検出回路において、NRZ信号であるデータ信号は遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4、および遅延回路5により順次、T/4時間(Tはクロック周期)だけ遅延され、遅延回路1の入力信号および遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4、遅延回路5の出力信号は、各々D型フリップフロップ6、D型フリップフロップ7、D型フリップフロップ8、D型フリップフロップ9、D型フリップフロップ10、D型フリップフロップ11においてクロックの振幅変化点でラッチされる。
D型フリップフロップ6の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号はXOR17により排他的論理和演算され、XOR17 の出力信号はカウンタ24に入力される。
D型フリップフロップ7の出力信号とD型フリップフロップ9の出力信号はXOR19により排他的論理和演算され、XOR19の出力信号はカウンタ25に入力される。D型フリップフロップ8の出力信号とD型フリップフロップ10の出力信号はXOR21により排他的論理和演算され、XOR21の出力信号はカウンタ26に入力される。D型フリップフロップ9の出力信号とD型フリップフロップ11の出力信号はXOR23により排他的論理和演算され、XOR23 の出力信号はカウンタ27に入力される。カウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、およびカウンタ27の出力信号は判定回路28に入力される。
図2及び図3は、第1実施形態に係る位相検出回路の位相検出タイムチャートを示している。同図に示すように、D型フリップフロップ6は、データ信号102をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号108を出力する。ただし、ラッチ時刻においてデータ信号102の振幅が変化しているため、信号108は不定となる。
遅延回路1ではデータ信号102が時間T/4だけ遅延された信号103が出力され、D型フリップフロップ7は、信号103をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号109を出力する。
遅延回路2では信号103が時間T/4だけ遅延された信号104が出力され、D型フリップフロップ8は、信号104をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号110を出力する。
遅延回路3では信号104が時間T/4だけ遅延された信号105が出力され、D型フリップフロップ9は、信号105をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号111を出力する。
遅延回路4では信号105が時間T/4だけ遅延された信号106が出力され、D型フリップフロップ10は、信号106をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号112を出力する。ただし、ラッチ時刻において信号106の振幅が変化しているため、信号112は不定となる。
遅延回路5では信号106が時間T/4だけ遅延された信号107が出力され、D型フリップフロップ11、信号107をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号113を出力する。
XOR17は、信号108と信号110の排他的論理和を演算し、信号119を出力し、カウンタ24はクロック101の立ち上がりエッジで信号119のレベルを判定し、H(ハイ)レベルであるとき1を加算する。
XOR19 は、信号109と信号111の排他的論理和を演算し、信号121を出力し、カウンタ25はクロック101の立ち上がりエッジで信号121のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
XOR21は、信号110と信号112の排他的論理和を演算し、信号123を出力し、カウンタ26はクロック101の立ち上がりエッジで信号123のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
XOR23は、信号111と信号113の排他的論理和を演算し、信号125を出力し、カウンタ27はクロック101の立ち上がりエッジで信号125のレベルを判定し、Hレベルであるとき1を加算する。
判定回路28はカウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、およびカウンタ27の出力信号から最大値を検出して、データ信号102の振幅が変化する位相を判定する。図3では最大値をとる出力が1つであるため、位相検出精度が高い。
なお、信号112は、信号108を時間Tだけ遅延して発生してもよい。また、
信号113は、信号109を時間Tだけ遅延して発生してもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る位相検出回路の構成を図4に示す。本発明の第2実施形態に係る位相検出回路は、第1実施形態に係る位相検出回路の構成に、D型フリップフロップ6の出力信号を前記基準クロックの周期Tだけ遅延する遅延回路12と、D型フリップフロップ7の出力信号を基準クロックの周期Tだけ遅延する遅延回路13と、…、D型フリップフロップ9の出力信号を基準クロックの周期Tだけ遅延する遅延回路15とからなる複数の遅延回路Bと、遅延回路12の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号の排他的論理和の否定を行うXNOR回路16と、…、遅延回路15の出力信号とD型フリップフロップ11の出力信号の排他的論理和の否定を行うXNOR回路22とを付加し、前記XNOR回路16〜22の出力信号がそれぞれ、対応するカウンタ回路24〜27にそれぞれ、入力されることを特徴としている。
本発明の第2実施形態に係る位相検出回路は、遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4及び遅延回路5(以上の各遅延回路は本発明の遅延回路Aに相当する。)と、D型フリップフロップ6、D型フリップフロップ7、D型フリップフロップ8、D型フリップフロップ9、D型フリップフロップ10及びD型フリップフロップ11と、遅延回路12、遅延回路13、遅延回路14及び遅延回路15(以上の各遅延回路は、本発明の遅延回路Bに相当する。)と、XNOR16、XOR17、XNOR18、XOR19、XNOR20、XOR21、XNOR22、XOR23と、カウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、カウンタ27と、判定回路28とから構成されている。
上記構成からなる位相検出回路において、 NRZ信号であるデータ信号102は遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4、および遅延回路5により順次T/4時間(Tはクロック周期)遅延され、遅延回路1の入力信号および遅延回路1、遅延回路2、遅延回路3、遅延回路4、遅延回路5の出力信号は、各々D型フリップフロップ6、D型フリップフロップ7、D型フリップフロップ8、D型フリップフロップ9、D型フリップフロップ10、D型フリップフロップ11においてクロックの振幅変化点でラッチされる。
D型フリップフロップ6の出力信号は遅延回路12に入力され、遅延回路12の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号はXNOR16により排他的論理和の否定が演算され、XNOR16の出力信号はカウンタ24に入力される。D型フリップフロップ6の出力信号とD型フリップフロップ8の出力信号はXOR17により排他的論理和演算され、XOR17の出力信号はカウンタ24に入力される。
D型フリップフロップ7の出力信号は遅延回路13に入力され、遅延回路13の出力信号とD型フリップフロップ9の出力信号はXNOR18により排他的論理和の否定が演算され、XNOR18の出力信号はカウンタ25に入力される。 D型フリップフロップ7の出力信号とD型フリップフロップ9の出力信号はXOR19 により排他的論理和演算され、XOR19の出力信号はカウンタ25に入力される。D型フリップフロップ8の出力信号は遅延回路14に入力され、遅延回路14の出力信号とD型フリップフロップ10の出力信号はXNOR20により排他的論理和の否定が演算され、XNOR20の出力信号はカウンタ26に入力される。
D型フリップフロップ8の出力信号とD型フリップフロップ10の出力信号はXOR21により排他的論理和演算され、XOR21の出力信号はカウンタ26に入力される。
D型フリップフロップ9の出力信号は遅延回路15に入力され、遅延回路15の出力信号とD型フリップフロップ11の出力信号はXNOR22により排他的論理和の否定が演算され、XNOR22の出力信号はカウンタ27に入力される。
D型フリップフロップ9の出力信号とD型フリップフロップ11出力信号はXOR23により排他的論理和演算され、XOR23の出力信号はカウンタ27に人力される。カウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、およびカウンタ27の出力信号は判定回路28に入力される。
図5及び図6は、第2実施形態に係る位相検出回路の位相検出タイムチャートを示している。同図において、D型フリップフロップ6は、データ信号102をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号108を出力する。ただし、ラッチ時刻においてデータ信号102の振幅が変化しているため、信号108は不定となる。
遅延回路1ではデータ信号102が時間T/4だけ遅延された信号103が出力され、D型フリップフロップ7は、信号103をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号109を出力する。
遅延回路2では信号103が時間T/4だけ遅延された信号104が出力され、D型フリップフロップ8は、信号104をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号110を出力する。
遅延回路3では信号104が時間T/4だけ遅延された信号105が出力され、D型フリップフロップ9は、信号105をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号111を出力する。
遅延回路4では信号105が時間T/4だけ遅延された信号106が出力され、D型フリップフロップ10は、信号106をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号112を出力する。ただし、ラッチ時刻において信号106の振幅が変化しているため、信号112は不定となる。
遅延回路5では信号106が時間T/4だけ遅延された信号107が出力され、D型フリップフロップ11は、信号107をクロック101の立ち下がりエッジでラッチし、信号113を出力する。
遅延回路12では、信号108が時間Tだけ遅延された信号114が出力され、 XNOR16は、信号114と信号110の排他的論理和の否定を演算し、信号118を出力する。XOR17は、信号108と信号110の排他的論理和演算を行い、信号119を出力する。
カウンタ24はクロック101の立ち上がりエッジで信号118信号119のレベルを判定し、各々Hレベルであるとき1を加算する。
遅延回路13では、信号109が時間Tだけ遅延された信号115が出力され、XNOR18は、信号115と信号111の排他的論理和の否定を演算し、信号120を出力する。
XOR19は、信号109と信号111の排他的論理和演算を行い、信号121を出力する。カウンタ25はクロック101の立ち上がりエッジで信号120と信号121のレベルを判定し、各々Hレベルであるとき1を加算する。
遅延回路14では、信号110が時間Tだけ遅延された信号116が出力され、XNOR20は、信号116と信号112の排他的論理和の否定を演算し、信号122を出力する。
XOR21は、信号110と信号112の排他的論理和演算を行い、信号123を出力する。
カウンタ26はクロック101の立ち上がりエッジで信号122と信号123のレベルを判定し、各々Hレベルであるとき1を加算する。
遅延回路15では、信号111が時間Tだけ遅延された信号117が出力され、XNOR22は、信号117と信号113の排他的論理和の否定を演算し、信号124を出力する。
XOR23は、信号111と信号113の排他的論理和演算を行い、信号125を出力する。
カウンタ27はクロック101の立ち上がりエッジで信号124と信号125のレベルを判定し、各々Hレベルであるとき1を加算する。
判定回路28はカウンタ24、カウンタ25、カウンタ26、およびカウンタ27の出力信号から最大値を検出して、データ信号102の振幅が変化する位相を判定する。図6では最大値をとる出力が1つであり、かつ最大値が大きいため、位相検出精度が高く、雑音による位相検出誤りも軽減できる。
なお、信号112は、信号108を時間Tだけ遅延して発生してもよい。また、信号113は、信号109を時間Tだけ遅延して発生してもよい。
また、図1、図4にそれぞれ示した本発明の第1実施形態、第2実施形態に係る位相検出回路では、データ信号を遅延回路により遅延させ、遅延させたデータ信号と遅延させていないクロックとを各D型フリップフロップ(D−FF)(ラッチ回路)に入力させるようにしているが、クロックを遅延回路により遅延させ、遅延させたクロックと遅延させていないデータ信号とを各D型フリップフロップ(D−FF)(ラッチ回路)に入力させてデータをラッチさせるようにしても、同様の効果が得られる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態にかかる位相検出回路によれば、第m(mは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)のラッチ回路の出力信号と第m+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行うことにより、入力されるデータ信号の位相により位相検出が不安定になることを解消することができる。
さらに、本発明の第2実施形態に係る位相検出回路によれば、第1実施形態に係る位相検出回路の構成に、入力信号を基準クロックの周期Tだけ遅延させる第mの遅延回路Bの出力信号と第m+2のラッチ回路(D型フリップフロップ)の出力信号の排他的論理和の否定の演算を追加することにより、データ信号に加算された雑音による位相検出誤りを軽減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る位相検出回路の構成を示す回路図。 図1に示した本発明の第1実施形態に係る位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。 図1に示した本発明の第1実施形態に係る位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。 本発明の第2実施形態に係る位相検出回路の構成を示す回路図。 図4に示した本発明の第2実施形態に係る位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。 図4に示した本発明の第2実施形態に係る位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。 従来の位相検出回路の構成を示す回路図。 図7に示した従来の位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。 図7に示した従来の位相検出回路の位相検出動作を示すタイムチャート。
符号の説明
1〜5、12〜15…遅延回路、6〜11…D型フリップフロップ(D−FF)、16、18、20、22…XNOR、17、19、21、23…XOR、24〜27…カウンタ、28…判定回路

Claims (3)

  1. 一定伝送周波数を有するNRZデータ信号と、このNRZデータ信号と同等の周波数を有し位相が独立した周期Tの基準クロックを入力とし、前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する位相検出回路であって、
    前記NRZデータ信号を入力し、位相をT/N(Nは3以上の整数)遅延する第1の遅延回路Aと、第1の遅延回路Aの出力端に接続され、位相をT/N遅延する第2の遅延回路Aと、…、第n(nは2以上N以下の整数)の遅延回路Aの出力端に接続され、位相をT/N遅延する第n+1の遅延回路Aとからなる複数の遅延回路Aと、
    前記第1の遅延回路Aの入力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第1のラッチ回路と、第1の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第2のラッチ回路と、第2の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第3のラッチ回路と、…、第n+1の遅延回路Aの出力端に接続され、周期Tの基準クロックに同期して入力信号をラッチする第n+2のラッチ回路とからなる複数のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路の出力信号と前記第3のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行う第1のXOR回路と、…、前記第nのラッチ回路の出力信号と前記第n+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和を行う第nのXOR回路とからなる複数のXOR回路と、
    前記第1のXOR回路の出力端に接続される第1のカウンタ回路と、…、前記第nのXOR回路の出力端に接続される第nのカウンタ回路とからなる複数のカウンタ回路と、
    前記複数のカウンタ回路の出力信号の比較結果に基づいて前記NRZデータ信号の振幅が変化する位相を検出する判定回路と、
    を有することを特徴とする位相検出回路。
  2. 請求項1記載の位相検出回路に、前記第1のラッチ回路の出力信号を前記基準クロックの周期Tだけ遅延する第1の遅延回路Bと、…、前記第nのラッチ回路の出力信号を前記基準クロックの周期Tだけ遅延する第nの遅延回路Bとからなる複数の遅延回路Bと、
    前記第1の遅延回路Bの出力信号と前記第3のラッチ回路の出力信号の排他的論理和の否定を行う第1のXNOR回路と、…、前記第nの遅延回路の出力信号と前記第n+2のラッチ回路の出力信号の排他的論理和の否定を行う第nのXNOR回路とを付加し、前記第1及び第nのXNOR回路の出力信号がそれぞれ、対応する前記第1及び第nのカウンタ回路にそれぞれ、入力されることを特徴とする位相検出回路。
  3. NRZデータ信号の位相を遅延させずに、該NRZデータ信号の代わりに基準クロックを前記第1の遅延回路Aに入力し、前記第1、第2及び第n+1の遅延回路Aにより遅延させ、遅延してない基準クロックと遅延させてないNRZデータ信号は第1のラッチ回路に入力され、かつ前記第1、第2及び第n+1の遅延回路Aを介してそれぞれ、遅延した基準クロックと前記位相を遅延させていないNRZデータ信号が、前記第2、第3及び第n+2のラッチ回路にそれぞれ、入力されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の位相検出回路。

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