JP2003208765A - ピックアップ送り装置、情報再生装置および情報記録装置 - Google Patents

ピックアップ送り装置、情報再生装置および情報記録装置

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JP2003208765A
JP2003208765A JP2002138611A JP2002138611A JP2003208765A JP 2003208765 A JP2003208765 A JP 2003208765A JP 2002138611 A JP2002138611 A JP 2002138611A JP 2002138611 A JP2002138611 A JP 2002138611A JP 2003208765 A JP2003208765 A JP 2003208765A
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pickup
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rack portion
feeding device
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08582Sled-type positioners

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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードスクリューの回転接線方向の摩擦力に
よるモーメントでラック部の歯部がリードスクリューの
溝を乗り越えてしまうのを防ぐことで、摩擦による負荷
を低減して記録再生品質の低下を防止し、高速アクセス
を可能にするとともに、装置の小型化を実現する。 【解決手段】 リードスクリュー5の溝部1bに係合す
る歯部10を備えたラック部9を、板ばね性を有する連
結部8によってリードスクリュー5に接近・離脱する方
向に移動可能にピックアップ1への固定部に片持ち支持
させ、ピックアップ1とラック部9との間に圧縮コイル
ばね11を設け、リードスクリュー5の軸方向から見
て、連結部8の延在方向における固定部7側の端部から
歯部10とリードスクリュー5との接触部までの距離
を、固定部7側の端部からラック部9側の端部までの距
離より短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体に
光を照射させる光ピックアップを移動させるピックアッ
プ送り装置、情報再生装置および情報記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のピックアップ送り装置の
構成を示す斜視図であり、61は光ディスクに光を照射
させるための各種光学部品を搭載してなるピックアッ
プ、62は、光ディスクの半径方向にピックアップ61
をシーク移動させる際に、ピックアップ61をガイドす
るガイドシャフト、63は螺旋状の溝部を有する円柱状
のシャフトからなるリードスクリュー、64はモータを
示す。このリードスクリュー63はモータ64に連結し
て回転する。その際、リードスクリュー63の中心軸と
モータ64の回転軸とが一致するように連結される。
【0003】65は、ピックアップ61に固定され、リ
ードスクリュー63の回転をピックアップ61に伝達す
るラック体を示す。このラック体65は、ピックアップ
61に固定する固定部66と、リードスクリュー63の
溝部に歯合する歯部69を有するラック部67と、固定
部66とラック部67とを連結し、リードスクリュー6
3の軸方向に対して直角方向に弾性変形可能な板状の連
結部68とから構成されている。
【0004】固定部66は、ピックアップ61の底面と
一側面に当接する面を有するL字部分と、このL字部分
の角部の両側からピックアップ61の底面に沿って延在
する延在部分とによって形成されており、連結部68の
一端部は固定部66の延在部分の先端部において片持ち
梁状に連結され、連結部68の他端部には、歯部69が
設けられたラック部67が連結されている。また、ラッ
ク部67における歯部69の形成面の裏面と、固定部6
6の壁面とが互いに対向しており、前記裏面と壁面との
間に圧縮コイルばね70が配置され、ラック部67をリ
ードスクリュー63に対して押し付けている。
【0005】そして、リードスクリュー63に設けられ
た溝部に歯部66が噛み合い、リードスクリュー63が
回転駆動されることで、ピックアップ61がリードスク
リュー63の軸方向に移動するようになる。
【0006】このような構成では、リードスクリュー6
3の回転により歯部69とリードスクリュー63との接
触部に生じる摩擦力が、板状の連結部68に対して曲げ
モーメントとして働き、リードスクリュー63の回転方
向によりラック部67をリードスクリュー63に押し付
けたり、ラック部67をリードスクリュー63から引き
離したりする力を生じさせる。
【0007】図12は図11のリードスクリューと連結
部との歯合部分付近をリードスクリューの軸方向から見
た図であり、リードスクリューの軸方向視したとき、ラ
ック体65は略F字形に構成されている。
【0008】図12(a)に示すようにリードスクリュ
ーの回転方向が時計回りの時には接線方向の摩擦力F1
により、連結部68には曲げモーメントM1が加わり、
ラック部67はリードスクリュー63からA方向に引き
離されようとする。逆に図12(b)に示すようにリー
ドスクリュー63の回転方向が反時計回りの時には摩擦
力F2により、連結部68には曲げモーメントM2が加
わり、ラック部67がリードスクリュー63にB方向に
押し付けられようとする。
【0009】ピックアップ61を高速で移動させるため
リードスクリュー63を高速で回転駆動すると、引き離
される方向の回転方向では、歯部69がリードスクリュ
ー63の溝部を乗り越えてしまい易いため、圧縮コイル
ばね70により押し付ける力を強くしておかなければな
らない。逆に、押し付けられる方向の回転方向ではラッ
ク部67を必要以上に強い力でリードスクリュー63に
押し付けることになる。ラック部67をリードスクリュ
ー63に押し付ける力が大きくなると歯部69とリード
スクリュー63の溝部との接触部における摩擦抵抗が増
大するため、記録や再生中にピックアップ61をスムー
ズに微小送りができなくなり、記録再生品質の低下を招
く。またピックアップ61を高速で移動させるときの抵
抗も増大するため高速なアクセス動作も阻害される。
【0010】このような問題を解決すべく、従来、特開
平11−185407号公報や特開2000−6753
4号公報に記載されているような技術が提案されてい
る。
【0011】特開平11−185407号公報には、リ
ードスクリューの溝に噛み合う歯先を、アームの弾性撓
みの回動中心を中心とする円弧状として、リードスクリ
ューの回転により接線方向に摩擦力が働いても常に噛み
合いを一定に保つようにする、という点について記載さ
れている。
【0012】特開2000−67534号公報には、ラ
ック部を2枚の平行な樹脂バネで支持することによりリ
ードスクリューの回転接線方向のモーメントに対する剛
性を高め、歯部がリードスクリューの溝を乗り越えてし
まうのを防いでいる、という点について記載されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−185407号公報では、アームが撓んでも歯先
とリードスクリューの距離が変わらないため、ピックア
ップのガイド部材とリードスクリューの相対距離やアー
ムの寸法に誤差が生じると、リードスクリューに歯先を
適正な力で押し付けられず、接触部でガタが生じたり摩
擦負荷が大きくなってしまうおそれがある。
【0014】また、特開2000−67534号公報で
は、樹脂ばねの長手方向および厚み方向の寸法が大き
く、装置を小型化するのが困難である。特に、ノート型
パソコンに内蔵する薄型の光ディスク装置では高さ方向
のみならずリードスクリューの軸方向にも小型化しなけ
ればならないが、樹脂ばね部とリードスクリューを回転
駆動するモータとが干渉するため小型化することができ
ない。
【0015】本発明は、リードスクリューの回転接線方
向の摩擦力によるモーメントでラック部の歯部とリード
スクリューの溝との接触部の変位を低減することによ
り、付勢力を安定させてピックアップの送り性を向上さ
せ、記録再生品質の低下を防止し、高速アクセスを可能
にするとともに、装置の小型化を実現したピックアップ
送り装置、情報再生装置および情報記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、リードスクリューと、この
リードスクリューを回転駆動する駆動手段と、前記リー
ドスクリューの溝に係合する歯部を備えたラック部と、
可撓性を有し、前記ラック部をリードスクリューに接近
・離脱する方向に移動可能にピックアップへの固定部に
連結して前記ラック部を片持ち支持する板状連結部と、
前記ラック部を前記リードスクリューに押圧する付勢手
段とを備えたピックアップ送り装置において、前記板状
連結部における前記固定部側の端部から前記歯部と前記
リードスクリューとの接触部までの距離を、前記固定部
側の端部から前記ラック部側の端部までの距離より短く
したことを特徴とする。このように構成したことによ
り、リードスクリューの回転接線方向の摩擦力が板状連
結部に曲げモーメントとして働いたときに歯部とリード
スクリューの接触を維持しながらラック部が傾くことに
より、歯部とリードスクリューの接触部の変位を小さく
できるので、ラック部の歯部がリードスクリューの溝を
乗り越えてしまうのを防ぐことが可能になる。
【0017】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記リードスクリューの軸方向から見
て、前記固定部側の端部から前記接触部までの距離が、
前記固定部側の端部から前記ラック部側の端部までの距
離の略2分の1であることを特徴とする。このように構
成したことにより、リードスクリューの回転接線方向の
摩擦力が板状連結部に曲げモーメントとして働いたとき
に、歯部とリードスクリューの接触部の変位をなくすこ
とができるので、ラック部の歯部がリードスクリューの
溝を乗り越えてしまうのを防ぐことができ、付勢力を低
減し、摩擦による負荷を低減して記録再生品質の低下を
防止し、高速アクセスを可能とするピックアップ送り装
置を提供することができる。また、小型化も可能とな
る。
【0018】また請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載の発明において、前記板状連結部を、前記ラッ
ク部における前記リードスクリュー軸方向の両側に設け
たことを特徴とする。このように構成したことにより、
ラック部が固定部に対してリードスクリューの軸方向に
変形しにくく、リードスクリューの回転駆動に対してピ
ックアップの追従性が増し、安定したピックアップ送り
動作が可能となる。
【0019】また請求項4記載の発明は、請求項1,2
または3記載の発明において、前記板状連結部を、金属
製板ばねで構成し、前記付勢手段を兼ねたことを特徴と
する。このように構成したことにより、連結部を金属板
ばねとして付勢手段を兼ねたので、新たにばねを設ける
必要がなく、低コスト化さらに小型化が可能となる。
【0020】また請求項5記載の発明は、リードスクリ
ューと、このリードスクリューを回転駆動する駆動手段
と、前記リードスクリューの溝に係合する歯部を備えた
ラック部と、可撓性を有し、前記ラック部をリードスク
リューに接近・離脱する方向に移動可能にピックアップ
への固定部に連結して前記ラック部を片持ち支持する板
状連結部と、前記ラック部を前記リードスクリューに押
圧する付勢手段とを備えたピックアップ送り装置におい
て、前記歯部と前記リードスクリューの接触部における
前記リードスクリューの接線と前記板状連結部の延在面
が略一致することを特徴とする。このように構成したこ
とにより、リードスクリューの回転接線方向の摩擦力が
板状連結部に対して曲げモーメントとして働かないよう
になる。
【0021】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の発明において、前記板状連結部を、金属製板ばねで構
成し、前記付勢手段を兼ねたことを特徴とする。このよ
うに構成したことにより、板状連結部を金属板ばねとし
て付勢手段を兼ねたので、新たにばねを設ける必要がな
く、低コスト化とさらに小型化が可能となる。
【0022】また請求項7記載の発明は、情報再生装置
において、情報記録媒体にレーザ光を照射し、情報記録
媒体からの反射光を検出するピックアップと、このピッ
クアップを移動させる請求項1〜6のいずれか1項記載
のピックアップ送り装置と、前記ピックアップが検出し
た反射光に基づいて情報記録媒体からの情報を再生する
手段とを有することを特徴とする。請求項8記載の発明
は、情報記録装置において、情報記録媒体にレーザ光を
照射して、情報記録媒体に情報を記録させるピックアッ
プと、このピックアップを移動させる請求項1〜6のい
ずれか1項記載のピックアップ送り装置と、情報信号に
基づいて情報記録媒体に照射するレーザ光を変調する手
段とを有することを特徴とする。このように構成したこ
とにより、記録または再生品質が高く、かつ高速アクセ
スが可能な情報再生装置または情報記録装置を実現する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の第1実施形態における装置
の構成を示す斜視図であり、1は光ディスクに光を照射
させるための各種光学部品を搭載してなるピックアッ
プ、2は光ディスクの半径方向にピックアップ1をガイ
ドする第1ガイドシャフト、3は、第1ガイドシャフト
2に対して平行に配置され、光ディスクの半径方向にピ
ックアップ1をガイドする第2ガイドシャフト、4はモ
ータ、5は螺旋状の溝部を有する円柱状のシャフトから
なるリードスクリューを示す。このリードスクリュー5
はモータ4に連結して回転する。その際、リードスクリ
ュー5の中心軸とモータ4の回転軸とが一致するように
連結される。なお、以降において、説明の便宜を図るた
めに、図中の矢印で示すように、第1ガイドシャフト2
の中心軸方向をX方向,X方向に対して直角でかつピッ
クアップ1を側方視する方向をY方向、X方向,Y方向
に直角でかつピックアップ1を平面視する方向をZ方向
と称することにする。
【0025】6は、ピックアップ1に固定され、リード
スクリュー5の回転をピックアップ1に伝達するラック
体を示す。このラック体6は、ピックアップ1に固定す
る固定部7と、リードスクリュー5の溝部に歯合する歯
部10を有するラック部9と、固定部7とラック部9と
を連結する板ばね状の連結部8とから構成されている。
また、ラック体6は樹脂製であり、一体成形により固定
部7、ラック部9、連結部8が形成される。そのうちの
連結部8が薄肉部として形成されている。
【0026】固定部7は、ピックアップ1の底面と一側
面に当接する面を有するL字部分と、このL字部分の角
部の両側からピックアップ1の底面に沿って延在する延
在部分とによって形成されており、連結部8の一端部は
固定部7の延在部分の先端部に連結され、連結部8の他
端部には、歯部10が設けられたラック部9が連結され
ている。また、固定部7をピックアップ1に対してネジ
止めすることにより、ラック体6がピックアップ1に固
定される。
【0027】ラック部9は、Y方向視したときに略T字
形の板状部材によって構成されており、ラック部9の中
央部に歯部10が形成されており、両端部が連結部8,
8によって支持されている。
【0028】連結部8は、長手方向がリードスクリュー
5の軸方向と直交するZ方向に向けられており、リード
スクリュー5に押し付けられる方向およびリードスクリ
ュー5から離れる方向(Y方向)に弾性変形可能であ
る。
【0029】また、ラック部9における歯部10が形成
された面の裏面と、固定部7の壁面とが互いに対向して
おり、前記裏面と壁面との間に圧縮コイルばね11が配
置され、ラック部9をリードスクリュー5に対して押し
付けている。
【0030】光ディスクに対して記録再生を行うピック
アップ1本体には、第1ガイドシャフト2が挿入される
孔部1aが形成されており、ピックアップ1本体の一方
の側部には、第2ガイドシャフト3が係合するU字形の
溝部1bが形成されており、ピックアップ1本体は、2
本のガイドシャフト2,3によって光ディスクの半径方
向に移動可能に支持されている。
【0031】リードスクリュー5はガイドシャフト2,
3と平行に配置され、モータ4によって回転駆動され
る。ガイドシャフト2,3の両端およびモータ4は図示
しないベースに固定され、リードスクリュー5は、一端
がモータ4の回転軸に接続され、他端は軸受けにより支
持されて回転のみ可能とされている。
【0032】そして、リードスクリュー5に設けられた
螺旋状の溝に歯部10が噛み合い、リードスクリュー5
が回転することによってピックアップ1が光ディスクの
半径方向に駆動され、記録再生時の微小送り動作やアク
セス時の高速送り動作が行われる。
【0033】図2は図1のリードスクリューと連結部と
の歯合部分付近をリードスクリューの軸方向から見た図
であり、12は、ラック部9および固定部7の対向する
面に設けられ、圧縮コイルばね11の位置決め及び脱落
防止のための突起を示す。図2に示すように、X方向視
したとき、ラック体6は略F字形に構成されている。
【0034】連結部8は固定部7から高さ方向に延在し
ており、リードスクリュー5を越えてラック部9に接続
している。すなわち連結部8の延在方向(Z方向)におい
て、固定部7側の端部からラック部9側の端部までの距
離lより、固定部7側の端部から歯部10とリードスク
リュー5との接触部までの距離l’の方が短くなってい
る。
【0035】図3は図2を模式的に表した図である。リ
ードスクリュー5が図2において時計方向に回転すると
歯部10には上方向に摩擦力が生じ、連結部8に対して
は図3の矢印方向に曲げるような曲げモーメントMとし
て働く。このとき連結部8のラック部9側の端部はリー
ドスクリュー5から離れる方向に変形しようとするが、
同時に連結部8のラック部9側の端部に傾きが生じ、歯
部10がリードスクリュー5に近接する方向にラック部
9が揺動する。その結果、連結部8のラック部9側端部
がリードスクリュー5から離れる方向の変形を相殺する
こととなる。
【0036】片持ち梁の曲げモーメントによる変位を式
で表すと、先端の変位vは、
【0037】
【数1】v=M*L^2/(2*E*I) ここで、M:曲げモーメント、L:片持ち梁の長さ E:ヤング率、I:断面2次モーメント 先端の傾きiは、
【0038】
【数2】i=M*L/(E*I) 先端から根元方向に傾きiで延ばした直線の先端からの
距離xでの変位は、
【0039】
【数3】v−i*x=M*L^2/(2*E*I)−M
*L/(E*I)*x これがゼロとなるのは、
【0040】
【数4】x=L/2 のときである。
【0041】つまり連結部8の固定部7側の端部からラ
ック部9の歯部10とリードスクリュー5の接触部との
Z方向の距離が、連結部8の固定部7側の端部からラッ
ク部9側の端部までの距離の2分の1(l’=l/2)
のとき、曲げモーメントMによる連結部8の変位量と、
ラック部9の傾きにより歯部10がリードスクリュー5
に近づいて接触するまでの量とがちょうど相殺されてゼ
ロとなり、リードスクリュー5の回転接線方向の摩擦力
によるモーメントの影響をキャンセルすることができ
る。
【0042】同様に、リードスクリュー5が図2で反時
計方向に回転すると歯部10には下方向に摩擦力が生
じ、連結部8のラック部9側の端部はリードスクリュー
5に接近する方向に変形しようとするが、同時に連結部
8のラック部9側の端部に傾きが生じ、歯部10がリー
ドスクリュー5から離れる方向にラック部9が揺動す
る。その結果、連結部8のラック部9側の端部がリード
スクリュー5に接近する方向の変形を相殺することとな
り、ラック部9をリードスクリュー5に押圧する付勢力
の増大を防ぐ。
【0043】このように、固定部7側の端部からラック
部9側の端部までの距離lより、固定部7側の端部から
歯部10とリードスクリュー5との接触部までの距離
l’を短くしたことにより、リードスクリュー5の回転
方向によってラック部9がリードスクリュー5から離れ
る方向に力が作用してもラック体6が傾くことによっ
て、圧縮コイルばね11の付勢に対して反する方向から
の力が低減するために、ラック部9からリードスクリュ
ー5への押圧力が維持される。その結果、歯部10がリ
ードスクリュー5の溝を乗り越え難くなり、必要以上に
圧縮コイルばね11による押し付け力を強くする必要が
なく、軽い負荷でリードスクリュー5を回転駆動するこ
とができる。
【0044】また、リードスクリュー5の回転方向によ
ってラック部9がリードスクリュー5に向かう方向に力
が作用しても、ラック体6が傾くことによって、圧縮コ
イルばね11の付勢とともにラック体6に加重される力
が低減するために、ラック部9からリードスクリュー5
への押圧力が維持される。その結果、歯部10とリード
スクリュー5の溝部との接触部における摩擦抵抗の変動
が小さくなり、記録や再生中にピックアップ1をスムー
ズに微小送りすることが可能になる。
【0045】また、X方向視した際に、ラック部9と連
結部8がZ方向にオーバーラップして配置されているの
で、Z方向に小型化することが可能である。さらに、連
結部8の長手方向とラック部9をリードスクリュー5の
軸方向に順次並べる必要がないので、リードスクリュー
5自体の長さも短くでき、装置をX方向に小型化するこ
とができる。
【0046】また、ラック部9に対して連結部8をリー
ドスクリュー5の軸方向の両側に配置したので、ラック
部9が固定部7に対してリードスクリュー5の軸方向に
変形しにくく、リードスクリュー5の回転駆動に対して
ピックアップ1の追従性が増し、安定したピックアップ
送り動作が可能となる。
【0047】図4は本発明の第2実施形態における装置
の構成を示す斜視図であり、15は光ディスクに光を照
射させるための各種光学部品を搭載してなるピックアッ
プ、16は光ディスクの半径方向にピックアップ15を
ガイドするガイドシャフト、17はモータ、18は螺旋
状の溝部を有する円柱状のシャフトからなるリードスク
リューを示す。このリードスクリュー18はモータ17
に連結して回転する。その際、リードスクリュー18の
中心軸とモータ17の回転軸とが一致するように連結さ
れる。
【0048】20はラック体、21はりん青銅などの金
属板、22はリードスクリュー18の溝部に歯合する歯
部23を有する樹脂製のラック部を示す。ラック部22
は、図1に示すラック部9と同一形状であって略T字形
の板状部材によって構成されており、ラック部22の中
央部に歯部23が形成されている。金属板21は、Z方
向視した場合にU字形状であって、ピックアップ15本
体にネジによって固定される固定部24と、固定部24
の両側部から延在してラック部22の両端部を支持する
連結部とから構成されている。そして、金属板21にラ
ック部22をアウトサート成形することによって形成し
たラック体20が構成され、このラック体20をピック
アップ15に固定する。
【0049】ピックアップ15本体の一方の側部には、
両端部から延在し、孔部15aを有する軸受け部15b
が形成されており、この孔部15aにリードスクリュー
18が挿入される。また、ピックアップ15本体の他方
の側部には、ガイドシャフト16が係合するU字形の溝
部15cが形成されており、ピックアップ15本体は、
ガイドシャフト16およびリードスクリュー18のガイ
ドによって光ディスクの半径方向に移動可能に支持され
ている。
【0050】ラック体20は、ガイドシャフトも兼用す
るリードスクリュー18が摺動可能に嵌合するピックア
ップ15の2個所の軸受け部15b,15bの間にラッ
ク部22が配置されように、ピックアップ15の底面に
ネジ止め固定される。固定部24には位置決め用の丸
穴,長穴とネジ用の丸穴が設けてあり、ピックアップ1
5の対応する位置に2個所の位置決めボスとネジ穴が設
けられている。
【0051】そして、ピックアップ15にラック体20
を固定したとき、歯部23が金属板21のU字形の内部
に配置されるために、連結部25における固定部24側
の端部からラック部22側の端部までの距離より、固定
部24側の端部から歯部23とリードスクリュー18と
の接触部までの距離が短くなっている。
【0052】図5は図4のリードスクリューと連結部と
の歯合部分付近をリードスクリューの軸方向から見た図
である。連結部25がわずかに撓むようにピックアップ
15における固定部24の取り付け位置の高さが設定さ
れており、連結部25の板ばね性による復元力でラック
部22をリードスクリュー18に押し付けている。
【0053】このように構成したことにより、連結部2
5における固定部24側の端部からラック部22側の端
部までの距離より、固定部24側の端部から歯部23と
リードスクリュー18との接触部までの距離を短くした
ため、第1実施形態と同様に、リードスクリュー18の
回転方向によってラック部22がリードスクリュー18
から離れる方向に力が作用しても、歯部23がリードス
クリュー18の溝を乗り越え難くなり、必要以上に連結
部25の板ばね性による押し付け力を強くする必要がな
く、軽い負荷でリードスクリュー18を回転駆動するこ
とができる。また、リードスクリュー18の回転方向に
よってラック部22がリードスクリュー18に向かう方
向に力が作用しても、歯部23とリードスクリュー18
の溝部との接触部における摩擦抵抗の変動が小さくな
り、記録や再生中にピックアップ15をスムーズに微小
送りすることが可能になる。
【0054】また、ラック部22を付勢する手段として
圧縮コイルばねを設ける必要がないので、Z方向の高さ
を増すことなくラック部22をリードスクリュー18の
上下方向に配置でき、圧縮コイルばねのスペースが不要
になるため、リードスクリュー18をガイドシャフトの
1本として兼用することができる。また連結部25の固
定部24側の端部から歯部23とリードスクリュー18
の接触部までの連結部25の延在方向の距離が、連結部
25の固定部24側端部からラック部22側の端部まで
の距離の2分の1とすることにより、第1実施形態と同
様にリードスクリューの回転接線方向の摩擦力によるモ
ーメントの影響をキャンセルすることができる。
【0055】図6は本発明の第3実施形態における装置
の構成を示す斜視図であり、30は、ピックアップ1に
固定され、リードスクリュー5の回転をピックアップ1
に伝達するラック体を示す。なお、図1に示す第1実施
形態における部材と同一の部材には同一の符号を付して
詳細な説明は省略した。
【0056】このラック体30は、ピックアップ1に固
定する固定部31と、リードスクリュー5の溝部に歯合
する歯部33を有するラック部32と、固定部31とラ
ック部32とを連結し、Y方向に弾性変形可能な板状の
連結部34とから構成されている。また、ラック体30
は樹脂製であり、一体成形により固定部31、連結部3
4、ラック部32が形成される。そのうちの連結部34
が薄肉部として形成されている。
【0057】固定部31は、ピックアップ1の底面と一
側面に当接する面を有するT字部分と、このT字部分に
おけるピックアップ1の一側面に当接しない部分の端部
の両側からピックアップ1の底面に沿って延在する延在
部分とによって形成されており、連結部34の一端部は
固定部31の延在部分の先端部に連結され、連結部34
の他端部には、歯部33が設けられたラック部32が連
結されている。
【0058】ラック部32は、Y方向視したときに長方
形の板状部材によって構成されており、ラック部32の
中央部に歯部33が形成されており、長方形の下方の両
端部が連結部34,34によって支持されている。
【0059】連結部34は、長手方向がリードスクリュ
ー5の軸方向と直交するZ方向に向けられており、リー
ドスクリュー5に押し付けられる方向およびリードスク
リュー5から離れる方向に弾性変形可能である。
【0060】また、ラック部32における歯部33の形
成面の裏面と、固定部31の壁面とが互いに対向してお
り、前記裏面と壁面との間に圧縮コイルばね11が配置
され、ラック部32をリードスクリュー5に対して押し
付けている。
【0061】図7は図6のリードスクリューと連結部と
の歯合部分付近をリードスクリューの軸方向から見た図
である。連結部34の延在方向は歯部33とリードスク
リュー5との接触部における接線方向と一致しており、
連結部34を含む平面の中に、歯部33とリードスクリ
ュー5との接触部における接線が含まれる。すなわち連
結部34の延長線上に歯部33が存在している。そのた
めリードスクリュー5の回転により接線方向に摩擦力が
生じても、連結部34に対して曲げモーメントとして働
かないため、リードスクリュー5の回転方向によってラ
ック部32がリードスクリュー5から離れる方向に力が
作用して歯部33がリードスクリュー5の溝を乗り越え
易くなるようなことが防止される。その結果、必要以上
に付勢ばねによる押し付け力を強くする必要がなくな
り、軽い負荷でリードスクリュー5を回転駆動すること
ができる。
【0062】図8は本発明の第4実施形態における装置
の構成を示す斜視図であり、40はラック体、41はリ
ードスクリュー18の溝部に歯合する歯部42を有する
ラック部を示す。なお、図4に示す第2実施形態におけ
る部材と同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明
は省略した。
【0063】図4に示す第2実施形態のラック体20に
おいては、金属板21のU字形の内部に歯部23が配置
されたが、図8に示す第4実施形態におけるラック体4
0においては、金属板21のU字形の外部に歯部42が
配置されるように、アウトサート成形によって形成され
ている。
【0064】図9は図8のリードスクリューと連結部と
の歯合部分付近をリードスクリューの軸方向から見た図
である。第2実施形態と同様に、連結部25がわずかに
撓むようにピックアップ15への取り付け位置が設定さ
れており、連結部25の板ばね性の復元力によってラッ
ク部41をリードスクリュー18に押し付けている。ま
た、連結部25の延長線上に歯部42が存在している。
【0065】このように構成したことにより、ラック部
41を付勢する手段として圧縮コイルばねを設ける必要
がないので、高さを増すことなくラック部41をリード
スクリューの上下方向に配置でき、圧縮コイルばねのス
ペースが不要となるためリードスクリュー18をガイド
シャフトの1本として兼用することができる。また、連
結部25の長手方向は歯部42とリードスクリュー18
との接触部における接線方向と一致しているため、第3
実施形態と同様に、リードスクリュー18の回転により
接線方向に摩擦力が生じても、連結部25に対して曲げ
モーメントとして働かないため、リードスクリュー18
の回転方向によってラック部41がリードスクリュー1
8から離れる方向に力が作用して歯部42がリードスク
リュー18の溝を乗り越え易くなるようなことが防止さ
れる。その結果、必要以上に付勢ばねによる押し付け力
を強くする必要がなくなり、軽い負荷でリードスクリュ
ーを回転駆動することができる。
【0066】図10は本発明の情報再生装置または情報
記録装置の実施形態を説明するための光ディスク装置の
概略構成を示すブロック図であり、50はピックアップ
1を光ディスク51の径方向に移動させる光ピックアッ
プ送り装置、52は光ディスク51を回転させるディス
クモータ、53は記録補償回路、54はRF信号処理回
路、55は変調/復調回路、56はCPU、57はサー
ボ制御回路を示す。
【0067】変調/復調回路55には、オーディオ回路
や、画像圧縮/伸張回路、あるいはコンピュータと接続
のためのインターフェイスが接続され、利用目的に応じ
て信号が入出力される。記録補償回路53には、光ディ
スク51に記憶する記録信号に基づいてレーザ変調する
回路などが含まれている。またRF信号処理回路54に
は、光ディスク51からの反射光に基づいてピックアッ
プ1から出力される読取信号の波形を整形する回路など
が含まれている。サーボ制御回路57は読取信号よりト
ラッキング誤差信号やフォーカス誤差信号等の誤差成分
を検出し、ピックアップ1やディスクモータ52にフィ
ードバックして誤差成分をなくすようにサーボ制御する
ものである。このサーボ制御にはフォーカスサーボやト
ラッキングサーボ、ピックアップ送りサーボがある。ま
た、光ピックアップ送り装置50としては、図1〜図9
に示した、送りねじ方式のピックアップ送り装置が採用
されている。
【0068】通常、ピックアップ送りサーボにはトラッ
キング誤差信号が用いられる。そして、トラッキング誤
差信号が一定の値以上になると駆動モータ4(図6参
照)に電流を流し、駆動モータ4を回転させる。駆動モ
ータ4の回転によりピックアップ1全体が光ディスク5
1の径方向に移動する。駆動モータ4への電流はトラッ
キング誤差信号が一定の値より小さくなると流れなくな
り駆動モータ4の回転を停止させる。アクセス時におい
てはピックアップ送りサーボのループを使用せず、駆動
モータ4に正または負の一定電流を流し、ピックアップ
1を光ディスク51の内周から外周へ、あるいはその逆
方向に高速で移動させる。この間のトラッキング誤差信
号のゼロクロス点等をカウントすることにより目的の移
動先近くまでアクセスする。移動先付近まで達すると、
ピックアップ送りサーボを動作させ信号を再生し、目標
位置に対するずれを演算し、再度トラック数のカウント
による送りまたは戻し送りあるいはトラックジャンプを
行って目標位置へアクセスする。そして、ピックアップ
1から光ディスク51の目標位置にレーザ光を照射し
て、光ディスク51に情報を書き込むか、あるいは光デ
ィスク51の目標位置からの反射光を検出して光ディス
ク51の情報を再生する。
【0069】なお、図10に示す光ディスク装置は記録
再生型のドライブ装置であるが、記録補償回路53を省
略した再生型ドライブ装置であってもよい。
【0070】このように構成したことにより、記録再生
品質が高く、かつ高速アクセスが可能な光ディスク装置
を実現することができる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、リードスクリューの回転接線方向の摩擦力が
板状連結部に曲げモーメントとして働いたときに、歯部
とリードスクリューの接触部の変位を小さくできるの
で、ラック部の歯部がリードスクリューの溝を乗り越え
てしまうのを防ぐことができ、付勢力を低減し、摩擦に
よる負荷を低減して記録再生品質の低下を防止し、高速
アクセスを可能とするピックアップ送り装置を提供する
ことができる。また、小型化も可能となる。
【0072】リードスクリューの回転接線方向の摩擦力
が板状連結部に対して曲げモーメントとして働かないの
で、ラック部の歯部がリードスクリューの溝を乗り越え
てしまうのを防ぐことができ、付勢力を低減し、摩擦に
よる負荷を低減して記録再生品質の低下を防止し、高速
アクセスを可能とするピックアップ送り装置を提供する
ことができる。また、小型化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における装置の構成を示
す斜視図
【図2】図1のリードスクリューと連結部との歯合部分
付近をリードスクリューの軸方向から見た図
【図3】図2を模式的に表した図
【図4】本発明の第2実施形態における装置の構成を示
す斜視図
【図5】図4のリードスクリューと連結部との歯合部分
付近をリードスクリューの軸方向から見た図
【図6】本発明の第3実施形態における装置の構成を示
す斜視図
【図7】図6のリードスクリューと連結部との歯合部分
付近をリードスクリューの軸方向から見た図
【図8】本発明の第4実施形態における装置の構成を示
す斜視図
【図9】図8のリードスクリューと連結部との歯合部分
付近をリードスクリューの軸方向から見た図
【図10】本発明の情報再生装置または情報記録装置の
実施形態を説明するための光ディスク装置の概略構成を
示すブロック図
【図11】従来のピックアップ送り装置の構成を示す斜
視図
【図12】図11のリードスクリューと連結部との歯合
部分付近をリードスクリューの軸方向から見た図
【符号の説明】
1,15 ピックアップ 2 第1ガイドシャフト 3 第2ガイドシャフト 4,17 モータ 5,18 リードスクリュー 6,20,30,40 ラック体 7,24,31 固定部 8,25,34 連結部 9,22,32,41 ラック部 10,23,33,42 歯部 11 圧縮コイルばね 12 突起 15b 軸受け部 16 ガイドシャフト 21 金属板 50 光ピックアップ送り装置 52 ディスクモータ 53 記録補償回路 54 RF信号処理回路 55 変調/復調回路 56 CPU 57 サーボ制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードスクリューと、このリードスクリ
    ューを回転駆動する駆動手段と、前記リードスクリュー
    の溝に係合する歯部を備えたラック部と、可撓性を有
    し、前記ラック部をリードスクリューに接近・離脱する
    方向に移動可能にピックアップへの固定部に連結して前
    記ラック部を片持ち支持する板状連結部と、前記ラック
    部を前記リードスクリューに押圧する付勢手段とを備え
    たピックアップ送り装置において、前記板状連結部にお
    ける前記固定部側の端部から前記歯部と前記リードスク
    リューとの接触部までの距離を、前記固定部側の端部か
    ら前記ラック部側の端部までの距離より短くしたことを
    特徴とするピックアップ送り装置。
  2. 【請求項2】 前記リードスクリューの軸方向から見
    て、前記固定部側の端部から前記接触部までの距離が、
    前記固定部側の端部から前記ラック部側の端部までの距
    離の略2分の1であることを特徴とする請求項1に記載
    のピックアップ送り装置。
  3. 【請求項3】 前記板状連結部を、前記ラック部におけ
    る前記リードスクリュー軸方向の両側に設けたことを特
    徴とする請求項1または2に記載のピックアップ送り装
    置。
  4. 【請求項4】 前記板状連結部を、金属製板ばねで構成
    し、前記付勢手段を兼ねたことを特徴とする請求項1,
    2または3に記載のピックアップ送り装置。
  5. 【請求項5】 リードスクリューと、このリードスクリ
    ューを回転駆動する駆動手段と、前記リードスクリュー
    の溝に係合する歯部を備えたラック部と、可撓性を有
    し、前記ラック部をリードスクリューに接近・離脱する
    方向に移動可能にピックアップへの固定部に連結して前
    記ラック部を片持ち支持する板状連結部と、前記ラック
    部を前記リードスクリューに押圧する付勢手段とを備え
    たピックアップ送り装置において、前記歯部と前記リー
    ドスクリューの接触部における前記リードスクリューの
    接線と前記板状連結部の延在面が略一致することを特徴
    とするピックアップ送り装置。
  6. 【請求項6】 前記板状連結部を、金属製板ばねで構成
    し、前記付勢手段を兼ねたことを特徴とする請求項5に
    記載のピックアップ送り装置。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体にレーザ光を照射し、情報
    記録媒体からの反射光を検出するピックアップと、この
    ピックアップを移動させる請求項1〜6のいずれか1項
    記載のピックアップ送り装置と、前記ピックアップが検
    出した反射光に基づいて情報記録媒体からの情報を再生
    する手段とを有することを特徴とする情報再生装置。
  8. 【請求項8】 情報記録媒体にレーザ光を照射して、情
    報記録媒体に情報を記録させるピックアップと、このピ
    ックアップを移動させる請求項1〜6のいずれか1項記
    載のピックアップ送り装置と、情報信号に基づいて情報
    記録媒体に照射するレーザ光を変調する手段とを有する
    ことを特徴とする情報記録装置。
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