JP4603478B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は光ディスク装置に係り、特に、コンパクトディスク(CD)、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)、ブルーレイディスク(BD)等に採用可能であり、記録再生を行う際の信号の読み取り誤りや、書き込み誤りを防止するための防振手段を備えた光ディスク装置に関する。
従来、光ディスク装置には、記録再生を行う際の信号の読み取り誤りや、書き込み誤りを防止するための何らかの防振手段が施されている。
例えば、コンパクトディスク、ディジタルバーサタイルディスク等の光ディスク装置の防振手段としては、ガイド軸自体や前記ガイド軸を支持する支持部を樹脂で形成するものがある。
光ディスク装置の主要な構成要素であるガイド軸には、主ガイド軸と副ガイド軸とが存在するが、従来の光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸の長さは、光ピックアップが移動するストロークの関係から、一般に、両者とも同じ長さであり、またコスト面から、主ガイド軸と副ガイド軸は、同じ材質の金属で製造されることが多く、また、両者とも同じ形状(軸形状)に形成されることが多い。
近年、ブルーレイディスク装置などの高記録容量の光ディスク装置においては高い位置決め精度が要求されており、特に、フォーカス方向及びトラッキング方向の位置決め精度には、従来の光ディスク装置に比べ、高い精度が要求されている。
なお、この分野の特許文献として、例えば、特許文献1には、主ガイド軸に支持される第1及び第2の軸受けと、副ガイド軸に支持される第3の軸受けとを備え、前記第3の軸受けの支点の位置を、前記第1及び第2の軸受け部の支点を結ぶ線分の中点と、光ピックアップを含むスライドベースの重心とを結ぶ直線上に配置するように構成する技術が開示されている。
特開2000−311366号公報
しかしながら、上記背景技術で述べた従来の光ディスク装置にあっては、例えば、前述の特許文献1に開示された技術の場合、光ピックアップの振動及びガイド軸の振動共振状態を防止する方法までは開示されていないので、これだけでは防振効果が十分ではないという問題点があった。
特に、ブルーレイディスク装置などの高記録容量の光ディスク装置においては、前述のとおり、フォーカス方向及びトラッキング方向の位置決め精度には、従来の光ディスク装置に比べ、高い精度が要求されているが、従来は、主ガイド軸と副ガイド軸との振動共振状態を防止するための効果的な対策が講じられていなかった。
より具体的には、従来の光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸の長さは、ディスクの内周、外周を移動する光ピックアップストロークの関係から、両者とも同じ長さに設定されており、また、コスト面から、主ガイド軸と副ガイド軸は、同じ金属素材で製造されており、さらに、両者とも同じ形状(軸形状)に形成されていた。このため、光ディスクに情報を記録・再生するための動作時、即ち、スライドベース自体の移動時において、光ピックアップを含めた主ガイド軸系の固有振動数と副ガイド軸系の固有振動数とが同じ値となるので、ここに主ガイド軸と副ガイド軸との間の振動共振状態が生じることになり、かつその振動数の条件において、光ピックアップのフォーカス方向の振動特性を悪化させるという問題点が生じており、近年、このような問題点は益々顕在化してきている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制し、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、従来の製造方法を大きく変更することなく、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制し、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、主ガイド軸を構成する素材と副ガイド軸を構成する素材とを同じ素材としても、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制できて、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を提供することにある。
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、光ピックアップを保持するスライドベースを案内する主ガイド軸と副ガイド軸との断面形状や断面積を異ならせて、両者の振動共振を抑制することに想到した。
すなわち、本発明は、装着されたディスクを回転駆動させる回転手段と、前記回転手段を固定するシャーシと、前記シャーシに固定されたディスク半径方向に略平行な主ガイド軸及び副ガイド軸と、ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップを保持するスライドベースとを備え、前記スライドベースの第1の軸受け及び第2の軸受けが、それぞれ前記主ガイド軸及び副ガイド軸に係合されることにより、前記スライドベースが前記シャーシに対してディスク半径方向に移動可能となっている光ディスク装置において、前記主ガイド軸及び副ガイド軸は円柱形状であり、かつ前記主ガイド軸の断面形状と前記副ガイド軸の断面形状とが異なっていることを特徴とする光ディスク装置を提供するものである。
このように構成することで、主ガイド軸と副ガイド軸の断面二次モーメントの相違により、両者の固有振動数を異なる数値とすることができるので、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制することが可能となり、これにより、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を実現している。
本発明は、また、装着されたディスクを回転駆動させる回転手段と、前記回転手段を固定するシャーシと、前記シャーシに固定されたディスク半径方向に略平行な主ガイド軸及び副ガイド軸と、ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップを保持するスライドベースとを備え、前記スライドベースの第1の軸受け及び第2の軸受けが、それぞれ前記主ガイド軸及び副ガイド軸に係合されることにより、前記スライドベースが前記シャーシに対してディスク半径方向に移動可能となっている光ディスク装置において、前記主ガイド軸及び副ガイド軸は円柱形状であり、かつ前記副ガイド軸の断面が中空軸形状であることを特徴とする光ディスク装置を提供するものである。
このように構成することで、主ガイド軸と副ガイド軸の断面形状の相違により、両者の固有振動数を異なる数値とすることができるので、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制することが可能となり、これにより、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を実現している。
本発明の光ディスク装置において、前記副ガイド軸の直径が前記主ガイド軸の直径よりも大きいことを特徴とする。また、前記副ガイド軸の断面二次モーメントと前記主ガイド軸の断面二次モーメントとの比が1.4以上であることが好ましい。
本発明は、また、装着されたディスクを回転駆動させる回転手段と、前記回転手段を固定するシャーシと、前記シャーシに固定されたディスク半径方向に略平行な主ガイド軸及び副ガイド軸と、ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップを保持するスライドベースとを備え、前記スライドベースの第1の軸受け及び第2の軸受けが、それぞれ前記主ガイド軸及び副ガイド軸に係合されることにより、前記スライドベースが前記シャーシに対してディスク半径方向に移動可能となっている光ディスク装置において、前記主ガイド軸は円柱形状であり、前記副ガイド軸は前記第2の軸受けに係合しない部分において軸方向に伸びる溝を形成した円柱形状であり、前記溝には前記シャーシに連結されるための板状部材が係合されていることを特徴とする光ディスク装置を提供するものである。
このように構成することで、前記板状部材の振動吸収作用により、主ガイド軸と副ガイド軸との間で引き起こされる振動共振を抑制することが可能となり、これにより、光ピックアップのフォーカス制御の外れやトラッキング制御の外れを防止することができる光ディスク装置を実現している。
以上説明したように、本発明の光ディスク装置によれば、ディスクとピックアップの相対位置ずれを無くし、スライドベースを含めたガイド軸の軸振動共振を抑制し、ディスク情報の記録・再生誤りを防止することができる効果がある。また、前記の効果を有する光ディスク装置を、従来の光ディスク装置の製造工程を踏襲して実現することができるので、追加的な設備コストが不要となる効果がある。さらに、前記の効果を有する光ディスク装置を、主ガイド軸と副ガイド軸とに同じ材料を使用して実現することができるので、信頼性が高くなり、かつ材料コストを節約できる効果がある。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の光ディスク装置を実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1〜図9は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示す平面図である。同図において、本実施形態の光ディスク装置は、他の構成要素全体を支える基材となるシャーシ1と、光ディスクを回転させるためのスピンドルモータ2と、光ピックアップ3と、光ピックアップ3を含むスライドベース4と、スライドベース4の移動機構が設けられたガイドラック5と、光ピックアップ3の移動をガイドする主ガイド軸6aと、主ガイド軸6aと共に光ピックアップ3の移動をガイドする副ガイド軸6bと、スライドベース4を移動させるための駆動力を発生させる送りモータ7と、主ガイド軸6aを所定の位置及び所定の姿勢に調整して支持するガイド支持部8a、8bと、副ガイド軸6bを所定の位置及び所定の姿勢に調整して支持するガイド支持部8c、8dと、ガイドラック5に送りモータ7の駆動力を伝える送りねじ部9と、を備えて構成される。
主ガイド軸6aは、形状が円柱状で、スライドベース4のガイドラック5側に係合されており、光ピックアップ3の光ディスク半径方向への移動を案内する。副ガイド軸6bは、形状が円柱状で、スライドベース4のガイドラック5が取り付けられた側とは反対側の部分に係合されており、光ピックアップ3の光ディスク半径方向への移動を主ガイド軸5aと共に案内する。送りねじ部9は、送りモータ7によって回転駆動され、ガイドラック5に送りモータ7の駆動力を伝える。
シャーシ1、光ピックアップ3、主ガイド軸6a、及び副ガイド軸6bは、金属を素材として構成されている。主ガイド軸6aと副ガイド軸6bは、同種の素材で構成することが可能である。ガイド支持部8a、8b、及びガイド支持部8c、8dは、樹脂を素材として構成されている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置のスライドベース4の構成を示す斜視図である。同図において、上記スライドベース4には、2個の第1の軸受け10a、10bと、第2の軸受け11とが設けられている。第1の軸受け10a、10bの形状は、主ガイド軸6aを貫通させる穴形状であり、これにより、主ガイド軸6aの垂直方向及び水平方向の動きを規制できるようにしている。第2の軸受け11の形状は、コの字形状であり、その内径は、副ガイド軸6bの直径よりも大きく設定されており、これにより、ガイド支持部8c、8dが、副ガイド軸6bを所定の位置及び所定の姿勢に調整できるようにしている。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のA−B断面を示す断面図である。同図に示す断面図は、図1に示す光ディスク装置の主ガイド軸6aと副ガイド軸6bに関するA−B断面を示しているが、本実施の形態では、副ガイド軸6bの直径を、主ガイド軸6aの直径よりも大きく設定する構成としている。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置のガイド軸共振の変形モードを示す説明図であり、図4(a)は、1次のガイド軸共振の変形モード図(同位相)を示し、図4(b)は、2次のガイド軸共振の変形モード図(逆位相)を示すものである。
主ガイド軸6aと副ガイド軸6bの断面形状を同一とした場合、光ディスクに情報を記録、再生する動作時、即ちスライドベース4の移動時において発生する1次のガイド軸共振の変形モード図(同位相)は、図4(a)で示される。また、スライドベース4の移動時において発生する2次のガイド軸共振の変形モード図(逆位相)は、図4(b)で示される。
図4(a)及び(b)において、破線で示す領域は、スライドベース4が存在する部分を示している。スライドベース4の移動時においては、スライドベース4を含むガイド軸が同位相で変形または、逆位相で変形している場合が最も振幅が大きい。この場合は、即ち光ピックアップとディスク間の相対変位が大きくなり、サーボ外れの原因となる。本実施の形態では、サーボが外れてしまう問題を解決したものである。
以下、本実施形態に係る光ディスク装置の具体的な動作を説明する。
本実施形態に係る光ディスク装置の場合、主ガイド軸6aの共振周波数では、副ガイド軸6bは共振状態にはならない。即ち、本実施の形態に係る光ディスク装置の特徴的な機能は、主ガイド軸6aの断面二次モーメントと副ガイド軸6bの断面二次モーメントとを相違させることによって、両者の固有振動数を相違させるようにしたことにある。より具体的には、一般に、ガイド軸が円柱状の場合、直径をdとして、ガイド軸の断面二次モーメントZは、次式で表される。
Figure 0004603478
ここで、主ガイド軸の断面二次モーメントをZ1(=1)とし、副ガイド軸の断面二次モーメントをZ2とすると、本実施の形態に係る光ディスク装置では、その比Z2/Z1が、1.4以上となるように構成している。
以下、本実施の形態に係る光ディスク装置の構成を前記のとおりとした時の、光ピックアップ3部分の振幅について説明する。図5は、本実施の形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸の断面二次モーメント比と光ピックアップ部の振幅との関係を示したグラフである。同図の横軸は、主ガイド軸6aの断面二次モーメントと副ガイド軸6bの断面二次モーメントとの比を示し、同図の縦軸は光ピックアップの振幅比を示す。
図5では、主ガイド軸6aと副ガイド軸6bとの断面二次モーメントが仮に等しいとした場合(即ち、仮に、従来と同様に主ガイド軸6aの直径と副ガイド軸6bの直径が等しいとした場合)の光ピックアップ部(光ピックアップ3部分)の振幅比を1としている。同図に示すように、断面二次モーメント比(Z2/Z1)が増加するに連れて、光ピックアップ部の振幅比は減少し、光ピックアップの振幅比は、0.5に漸近している。特に、主ガイド軸6aと副ガイド軸6bとの断面二次モーメント比が1.4以上となる辺りから、光ピックアップ部の振幅比の減少の割合は大きくなることが理解される。よって、主ガイド軸6aと副ガイド軸6bとの断面二次モーメント比を1.4以上とする構成をとることにより、主ガイド軸6aと副ガイド軸6bの共振時の振幅を小さくすることが可能となり、結果として光ピックアップ部の振動も抑えられ、フォーカス制御の外れや、トラッキング制御の外れなどを防ぐことができる。
また、副ガイド軸6bと軸受け(第2の軸受け11)との接点は1箇所だけであり、本実施の形態に係る光ディスク装置では前述の構成をとることにより、副ガイド軸6bの断面形状を大きくすることができるので、副ガイド軸6bの軸受け(第2の軸受け11)の面圧を小さくすることが可能となり、よって、実際に副ガイド軸6bの断面形状を大きくとる構成にすれば、スライドベース4が軸上を移動する際の摺動特性が向上することになり、ひいては、信頼性の高い光ディスク装置を提供することができる。
以上説明したように本実施形態の光ディスク装置では、主ガイド軸6aと副ガイド軸6bの固有振動数を異なる値とすることができるので、両者の共振が抑制され、光ピックアップ部の振動も抑えられるので、フォーカス制御の外れや、トラッキング制御の外れなどを防ぐ効果がある。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成は、図1に示す第1の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成とほぼ同じであるが、第1の実施形態における主ガイド軸6aよりも直径が大きい主ガイド軸12aと、第1の実施形態における副ガイド軸6bとは異なり中空軸となっている副ガイド軸12bとを有していることを特徴としている。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のA−B断面を示す断面図である。同図に示すように、本実施の形態では、副ガイド軸12bの断面形状を中空軸にし、副ガイド軸12bの直径を主ガイド軸12aの直径よりも大きい構成としている。このような構成とすることで、主ガイド軸12aと副ガイド軸12bの断面二次モーメントが異なる値となり、両者の固有振動数を異なる値とすることができる。これにより、主ガイド軸12a及び副ガイド軸12bの共振が抑制され、光ピックアップ部の振動も抑えられるので、第1の実施形態と同様にフォーカス制御の外れや、トラッキング制御の外れなどを防ぐことが可能となる。さらに、副ガイド軸12bの断面形状を中空軸にしたことにより軽量化を図ることができ、装置全体の軽量化に寄与することにもなる。
尚、主ガイド軸12aと副ガイド軸12bは、同種の金属素材で構成することが可能である。また、図6では、主ガイド軸12aと副ガイド軸12bとは径の大きさを異にしているが、同じ径の大きさとしてもよい。両者の径が同じであっても、副ガイド軸12bが中空軸であるため、両者の断面二次モーメントは異なる値となるためである。
〔第3の実施形態〕
図7は、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示す構成図である。同図に示すように、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置は、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸6aが主ガイド軸13に、副ガイド軸6bが副ガイド軸14に、それぞれ置き代わり、また、シャーシ1と副ガイド軸14間に連結材15を配している。その他の図1と重複する部分については、説明を省略する。尚、主ガイド軸13と副ガイド軸14は、同種の金属素材で構成することが可能である。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のC−D断面を示す断面図である。図8において、主ガイド軸13の形状は円柱状である。主ガイド軸13及び副ガイド軸14は、金属を素材として構成されている。主ガイド軸13は、スライドベース4のガイドラック5側に係合され、上記光ピックアップ3の光ディスク半径方向への移動を案内する。副ガイド軸14は、スライドベース4のガイドラック5が取り付けられた側とは反対側の部分に係合され、光ピックアップ3の光ディスク半径方向への移動を主ガイド軸13と共に案内する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の副ガイド軸の組み立て図である。図9に示すように、副ガイド軸14は、主ガイド軸13と同径の円柱状構造部材14aと板状部材14bと、を備える。円柱状構造部材14aには、主ガイド軸13と対向する反対側の面に、軸方向に平行な溝部14cと、上記溝部14c部に板状部材14bと係合させるための結合穴14dとが形成されている。板状部材14bには、ピン14eが配置されている。この結合穴14dとピン14eとを係合することによって、副ガイド軸14を形成している。円柱状構造部材14a及び板状部材14bは、金属を素材として構成されている。連結材15は、樹脂を素材として形成されている。
以下、本実施形態に係る光ディスク装置の機能について説明する。
副ガイド軸14の断面二次モーメントは、主ガイド軸13の断面二次モーメントよりも大きくしている。すなわち、主ガイド軸の直径d、副ガイド軸14の板状部材14bで突出した部分の板厚h、長さをLとすると、副ガイド軸14の断面二次モーメントZ3は、(2)式で示される。
Figure 0004603478
即ち、副ガイド軸14の断面二次モーメントは、主ガイド軸13の断面二次モーメントよりも大きく設定できる。
また、連結材15は、少なくとも1箇所で、副ガイド軸14を連結しており、前述のとおり樹脂製であることから、連結材15は副ガイド軸14が振動する時に、この振動を吸収して減衰させる。これにより、光ピックアップ3部分の振動も抑えられ、フォーカス制御の外れや、トラッキング制御の外れなどを防ぐ効果がある。
本実施形態の光ディスク装置では、円柱状構造部材14aと板状部材14bとで副ガイド軸14を構成するものとしているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、副ガイド軸14を金属素材で一体形成する構成としても、前記と同様の効果が得られる。
以上、本発明の光ディスク装置について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
本発明は、光ディスク装置の実現に適用可能であり、特に、コンパクトディスク、ディジタルバーサタイルディスク、及びブルーレイディスクの実現に適している。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置のスライドベースの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のA−B断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置のガイド軸共振の変形モードを示す説明図であり、図4(a)は、1次のガイド軸共振の変形モード図(同位相)を示し、図4(b)は、2次のガイド軸共振の変形モード図(逆位相)を示すものである。 本実施の形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸の断面二次モーメント比と光ピックアップ部の振幅との関係を示したグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のA−B断面を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の主ガイド軸と副ガイド軸のC−D断面を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置の副ガイド軸の組み立て図である。
符号の説明
1…シャーシ、2…スピンドルモータ、3…光ピックアップ、4…スライドベース、5…ガイドラック、6a…主ガイド軸、6b…副ガイド軸、7…送りモータ、8a…主ガイド軸のガイド支持部、8b…主ガイド軸のガイド支持部、8c…副ガイド軸のガイド支持部、8d…副ガイド軸のガイド支持部、9…送りねじ部、10a…第1の軸受け、10b…第1の軸受け、11…第2の軸受け、12a…主ガイド軸、12b…副ガイド軸、13…主ガイド軸、14…副ガイド軸、14a…円柱状構造部材、14b…板状部材、14c…溝部、14d…結合穴、14e…ピン、15…連結材

Claims (4)

  1. 装着されたディスクを回転駆動させる回転手段と、前記回転手段を固定するシャーシと、前記シャーシに固定されたディスク半径方向に略平行な主ガイド軸及び副ガイド軸と、ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップを保持するスライドベースとを備え、
    前記スライドベースの第1の軸受け及び第2の軸受けが、それぞれ前記主ガイド軸及び副ガイド軸に係合され、前記スライドベースの前記第1の軸受け側に設けられたガイドラックが、一端側で前記主ガイド軸と平行に設置された送りねじ部と係合され、前記送りねじ部の回転に応じて、前記ガイドラックが前記送りねじ部に沿って移動することにより、前記スライドベースが前記シャーシに対してディスク半径方向に移動可能となっている光ディスク装置において、
    前記第2の軸受けは、前記スライドベースと一箇所で接触し、
    前記主ガイド軸及び副ガイド軸は円柱形状であり、かつ前記副ガイド軸の直径が前記主ガイド軸の直径よりも大きいことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記副ガイド軸の断面が中空軸形状であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記副ガイド軸の断面二次モーメントと前記主ガイド軸の断面二次モーメントとの比が1.4以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 装着されたディスクを回転駆動させる回転手段と、前記回転手段を固定するシャーシと、前記シャーシに固定されたディスク半径方向に略平行な主ガイド軸及び副ガイド軸と、ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップを保持するスライドベースとを備え、
    前記スライドベースの第1の軸受け及び第2の軸受けが、それぞれ前記主ガイド軸及び副ガイド軸に係合されることにより、前記スライドベースが前記シャーシに対してディスク半径方向に移動可能となっている光ディスク装置において、
    前記副ガイド軸の両端は、前記シャーシに固定された支持部で支持され、前記副ガイド軸の側面は、樹脂製の連結材を介して前記シャーシと連結され、
    前記主ガイド軸は円柱形状であり、前記副ガイド軸は前記第2の軸受けに係合しない部分において軸方向に伸びる溝を形成した円柱形状であり、前記溝には前記シャーシに連結されるための板状部材が係合されていることを特徴とする光ディスク装置。
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