JP2004022054A - 光ディスク装置 - Google Patents

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小野 正治
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Abstract

【課題】部品点数の削減、工数の低減が可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ2と、ターンテーブル5を有するスピンドルモータ4と、光ピックアップ2の移動を案内する2つの案内部材と、その案内部材に沿って光ピックアップ2を移動する移動手段11,16と、スピンドルモータ4などを支持するシャーシ3を備え、案内部材の少なくとも1つが光ピックアップ2の移動方向に延びたシャーシ3の側端縁22で構成され、水平方向に突出してシャーシ3の側端縁22上を摺動する載置部23と、載置部側に向けて突出した弾性片28を有する押圧部材24とで構成された略U字状の軸受け部10cを光ピックアップ側に設け、略U字状軸受け部10c内にシャーシ3の側端縁22が挿入されている。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円盤状記録媒体より光学的に信号を読み出す光ピックアップを搭載した光ディスク装置に係り、特に光ピックアップ送り機構の幅狭化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、広く普及しているコンパクトディスク(CD)やデジタルバーサタイル・ディスク(DVD)といった円盤状記録媒体(以下、ディスクと呼ぶ)に関して、光学的にこのディスクを再生するための光ピックアップを備えた光ディスク装置が種々研究、開発されている。これらの光ディスク装置は、情報の再生を行うために光ピックアップを指定した位置まで安定にかつ正確に移動させる必要がある。
【0003】
光ピックアップの送り機構において、ラックとギアを用いて送り動作をするものがある。図8は従来のこの種の送り機構を説明するための図である。
【0004】
同図において2は光学系などを備えた光ピックアップ、3はシャーシ、5はスピンドルモータ(図示せず)の回転軸に固定されたターンテーブル、6はスピンドルモータ(図示せず)を搭載したモータベース、7は光ピックアップ2の移動を案内するシャフト状の第1案内部材、8は光ピックアップ2を移動させるための送りモータ、11はラック、16はラック11と噛合するギア、19は第1案内部材7と平行になるようにシャーシ3に取り付けられた光ピックアップ2の移動を案内する板状の第2案内部材、20は第2案内部材19をシャーシ3に固定するための複数のネジである。
【0005】
ディスク(図示せず)は、ターンテーブル5上に取り付けられ、ディスククランパ(図示せず)によってターンテーブル5に密着されて、ターンテーブル5と一体となって高速回転する。光ピックアップ2は、レーザー光線を出射してディスクの面にある螺旋状のトラックより記録情報(ビット情報)を反射光から読み取り、信号としてデジタル回路へ送る。
【0006】
シャーシ3には矢印で示す光ピックアップ2の往復移動を許容するための大きな開口21が形成され、光ピックアップ2はその開口21内に配置されている。光ピックアップ2の一方の端部はラック11と共に第1案内部材7に摺動可能に支持され、光ピックアップ2の他方の端部は第2案内部材19に摺動可能に支持されている。ラック11は送りモータ8からギア16を介して駆動され、それによって光ピックアップ2が所定の位置に送られる。
【0007】
このようにラック11とギア16で光ピックアップ2の送り動作をするものにおいては、ラック11とギア16間にバックラッシがあると、ラック11により送られる光ピックアップ2の位置がバックラッシ相当分定まらず、安定した送り動作ができない。
【0008】
そこでバックラッシを無くすために従来は図示していないが、2つのラックを重ね、この重ねたラックを、内蔵したバネ力によりスライドさせて、ギアの歯面を両脇から挟み込む構成にしてバックラッシを無くす構造、または、ラックと光ピックアップの重なり合い部分にバネを介在し、そのバネでラックを案内部材に対して回動させる構成にして、ラックとギアの間隔を狭めてバックラッシを無くす構造が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年、光ディスク装置は小型化、薄型化、低価格化の要求がさらに強くなっている。ところで従来の光ディスク装置は、図8に示すように板状の第2案内部材19を開口21側に突出するようにシャーシ3に取付け、光ピックアップ2の他方の端部をこの第2案内部材19の開口21側に突出した端部に摺動可能に支持した構造になっている。
【0010】
そのためシャーシ3上における板状第2案内部材19の取付けスペースや、開口21内における第2案内部材19の突出スペースなどが必要で、そのためにシャーシ3の全体的な幅寸法L1が必然的に長くなり、装置の幅狭化(小型化)の支障となる。また、第2案内部材19やそれを固定するための複数のネジ20が必要で、部品点数ならびに第2案内部材19を固定するための工数などが増え、組立作業が煩雑で、コスト高を招くなどの欠点を有している。
【0011】
さらに従来のようにバックラッシを無くすためにバネを介在する構造だと、狭いスペースにバネを組み込むため、作業性が悪く、製造コストが上がり、またバネ部品にコストがかかる。さらに光ディスク装置の薄型化に伴いバネを介在するスペースが狭くなり、そのためにバネのターン数が減り、十分なバネ力が得られず、バックラッシを無くすことが難しくなるなどの欠点を有している。
【0012】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、装置の幅狭化(小型化)、部品点数の削減ならびに工数の低減が可能な光ディスク装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の手段は、円盤状記録媒体より光学的に信号を読み出す光ピックアップと、前記円盤状記録媒体を装着し一体となって回転動作を行うターンテーブルを有するスピンドルモータと、前記円盤状記録媒体のトラックに対して略直交する方向に前記光ピックアップの移動を案内する2つの案内部材と、その案内部材に沿って前記光ピックアップを移動する移動手段と、前記スピンドルモータや移動手段を支持するシャーシとを備えた光ディスク装置を対象とするものである。
【0014】
そして前記案内部材の少なくとも1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャーシの側端縁で構成され、水平方向に突出してシャーシの前記側端縁上を摺動する載置部と、その載置部側に向けて突出した弾性片を有する押圧部材とで構成された略U字状の軸受け部を前記光ピックアップ側に設け、その略U字状軸受け部内に前記シャーシの側端縁が挿入され、前記載置部と弾性片によりシャーシの側端縁が弾性的にかつ移動可能に挟持されていることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記シャーシの側端縁近傍に、前記略U字状軸受け部の移動方向に延びた補強リブが設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記弾性片のシャーシと接する先端部分に丸みが付けられていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の第4の手段は、円盤状記録媒体より光学的に信号を読み出す光ピックアップと、前記円盤状記録媒体を装着し一体となって回転動作を行うターンテーブルを有するスピンドルモータと、前記円盤状記録媒体のトラックに対して略直交する方向に前記光ピックアップの移動を案内する2つの案内部材と、前記光ピックアップに連結されて光ピックアップの移動方向に移動するラックと、そのラックを駆動するギアと、前記スピンドルモータやギアを支持するシャーシとを備えた光ディスク装置を対象とするものである。
【0018】
そして前記案内部材の1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャーシの側端縁で構成され、水平方向に突出してシャーシの前記側端縁上を摺動する載置部と、その載置部側に向けて突出した弾性片を有する押圧部材とで構成された略U字状の軸受け部を前記光ピックアップ側に設け、その略U字状軸受け部内に前記シャーシの側端縁が挿入され、前記載置部と弾性片によりシャーシの側端縁が弾性的にかつ移動可能に挟持され、前記案内部材の他の1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャフト状の案内部材であって、前記光ピックアップ側に設けられた円筒状の軸受け部に前記シャフト状の案内部材が挿通され、前記ラックに弾性腕を一体に成形し、その弾性腕を前記光ピックアップの一部に弾接することにより、そのラックに前記シャフト状案内部材を中心として前記ギア側に向けて回動力を付与したことを特徴とするものである。
【0019】
本発明の第5の手段は前記第4の手段において、前記弾性腕は、その弾性腕の変形量を規制するフレームで囲まれていることを特徴とするものである。
【0020】
本発明においては、シャーシの側端縁を案内部材として利用しているから、従来のように板状の案内部材、ならびにその案内部材をシャーシに取り付けるための複数のネジなどが不要となるから、シャーシ上での板状案内部材の設置スペース、ならびに板状案内部材が開口側に突出する突出スペースなどが不要となり、従ってシャーシ(光ディスク装置)の幅狭化(小型化)が可能となる。
【0021】
また、シャーシの側端縁は略U字状軸受け部の載置部と弾性片の間で弾性的に挟持されているから、光ピックアップを高速移動させてもがたつきなく、かつ水平に移動させることができる。さらに板状案内部材ならびに複数のネジなどが不要となるから、部品点数の削減、工数の低減、コストの低減を図ることができる。
【0022】
さらに本発明においては、光ピックアップを移動させるラックに弾性腕を一体に形成し、その弾性腕で光ピックアップを押すことにより、その反力でラックにギア側へ付勢する回動力を発生させる。このことによりラックとギアのバックラッシを別部材のバネを用いずに無くすことができ、装置の薄形化、部品点数の削減、工数の低減、コストの低減を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光ディスク装置の実形態を図により説明する。図1は実施形態に係る光ディスク装置の斜視図、図2はその光ディスク装置を裏面より見た光ピックアップの送り機構の斜視図、図3はその送り機構に用いるラックの拡大斜視図、図4は光ピックアップとラックとギアの組み合わせ状態を示す側面図、図5は光ディスク装置の平面図、図6は光ピックアップに設けられた略U字状軸受け部を示す一部拡大側面図、図7はその略U字状軸受け部に用いる押圧部材の拡大斜視図である。
【0024】
図1において光ディスク装置の概略を説明する。1はCDやDVDなどのディスク、2は光学系などを備えた光ピックアップ、3はシャーシ、4はスピンドルモータ、5はスピンドルモータ4の回転軸に固定されたターンテーブル、6はスピンドルモータ4を搭載するモータベース、7は光ピックアップ2の移動を案内するシャフト状の第1案内部材、8は光ピックアップ2を移動させるための送りモータである。
【0025】
図に示すようにスピンドルモータ4、シャフト状第1案内部材7、送りモータ8、後述のギア16などがシャーシ3に取り付けられている。
【0026】
ディスク1はターンテーブル5上に取り付けられ、図示しないディスククランパによってターンテーブル5に密着される。ディスク1は、スピンドルモータ4が回転することにより、ターンテーブル5と一体となって高速回転する。光ピックアップ2はディスク1の半径方向(図1に示す矢印方向)に移動可能であり、レーザー光線を出射してディスク1の面にある螺旋状のトラック9より記録情報(ビット情報)を反射光から読み取り、信号としてデジタル回路へ送る。スピンドルモータ4と送りモータ8は、それぞれ図示しない駆動回路に接続されている。
【0027】
光ピックアップ2の送り機構とその動作について説明する。
シャーシ3には光ピックアップ2の往復移動を許容する開口21が形成され、その開口21内に光ピックアップ2が配置されている。
【0028】
光ピックアップ2は、一方の端部に所定の間隔をおいて円筒状の軸受け部10a、10bを設け、それと対向する他方の端部に略U字状(略つの字状)の軸受け部10cを設けている。シャーシ3に取り付ける第1案内部材7は、光ピックアップ2の円筒状軸受け部10a、10bに摺動可能に挿入されて送り方向を規制するガイド軸となる。
【0029】
一方、光ピックアップ2の略U字状の軸受け部10cは図6に示すように、光ピックアップ2の本体に一体に設けられて水平方向に突出した載置部23と、光ピックアップ2の本体に取り付けられた押圧部材24とから構成されている。押圧部材24は例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂などの低摩擦係数と良好な弾性と耐磨耗性を有する合成樹脂の成形体からなり、図7に示すようにネジ孔25ならびに位置決め孔26を有する取付け部27と、突起状の弾性片28を有する水平部29とを一体に形成したものである。
【0030】
図6に示すように水平部29が載置部23と平行に対向するように押圧部材24を光ピックアップ2上に載せ、光ピックアップ2に設けられている位置決め突起(図示せず)を押圧部材24の位置決め孔26に挿入して押圧部材24の位置決めし、ネジ孔25にネジ(図示せず)を螺着して押圧部材24を光ピックアップ2上に固定して略U字状の軸受け部10cを構成する。
【0031】
この状態で押圧部材24の弾性片28は上方の載置部23側に向けて突出しており、載置部23と弾性片28の隙間は、シャーシ3の開口21側に臨む側端縁22の厚さより若干狭く設計されている。従ってこの略U字状の軸受け部10cをシャーシ3の側端縁22に差し込むと、弾性片28が若干下方に弾性変形し、側端縁22が載置部23と弾性片28によって弾性的にかつ移動可能に挟持されて、シャーシ3が光ピックアップ2の第2案内部材として機能する。シャーシ3の側端縁22は、シャフト状第1案内部材7と平行に光ピックアップ2の移動方向に延びている。
【0032】
シャーシ3の側端縁22に対する略U字状の軸受け部10cの差し込みを容易にし、かつ軸受け部10cの摩擦抵抗を減らすため、弾性片28の先端部には丸みが付けてある。また図1ならびに図5に示すように、シャーシ3の側端縁22の近傍でかつ略U字状軸受け部10cの移動範囲の略全長にわたって補強リブ30が付設されている。
【0033】
前述のように光ピックアップ2の円筒状軸受け部10a、10bを第1案内部材7に挿通し、光ピックアップ2の略U字状軸受け部10cをシャーシ3の側端縁22に挿入して、側端縁22を水平に突出した載置部23と押圧部材24で弾性的に挟持することにより、光ピックアップ2の水平状態が保持される。
【0034】
図3に示すように、ラック11は例えばポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂などの低摩擦係数と良好な弾性と耐磨耗性を有する合成樹脂の成形体からなり、ラック11に一方の側端部にラック11の移動(長手)方向に沿って多数のラック歯17が形成され、このラック歯17と反対側の端部に所定の間隔をおいて円筒状の軸受け部12a、12bが設けられている。
【0035】
その軸受け部12aと軸受け部12bの間に、側面形状がL字形のピック押さえ部材13が立設されている。さらに先端部に円弧状部18を有する比較的薄い弾性腕14がラック11と一体に設けられ、弾性腕14の外側に平面形状がコ字形のフレーム15が一体に成形され、弾性腕14が剛性のあるフレーム15で囲まれている。
【0036】
図1に示すように第1案内部材7を光ピックアップ2の軸受け部10a,10bならびにラック11の軸受け部12a,12bに挿通することにより、光ピックアップ2とラック11は第1案内部材7に支持される。このとき光ピックアップ2の軸受け部10a,10bはラック11の一方の軸受け部12aと前記ピック押さえ部材13の間で挟まれた形になり、光ピックアップ2とラック11の取り付け時の隙間を無くして、一体に動作するように取り付けられている。
【0037】
図4に示すようにラック11に形成された弾性腕14の一部(円弧状部18)が光ピックアップ2と弾接し、ラック歯17はギア16と噛合しており、図2に示すようにラック11は送りモータ8からギア16を介して駆動される。
【0038】
前記弾性腕14の一部(円弧状部18)が光ピックアップ2に弾接することにより、その反力で第1案内部材7を中心にしてラック11に矢印F方向の回動力が作用して、そのためにギア16とラック歯17の間隔を狭めてバックラッシを無くすことができる。
【0039】
弾性腕14を肉厚のフレーム15で囲むことにより、弾性腕14の変形範囲を、フレーム15が光ピックアップ2と接触するまでの隙間L(例えば1mm以下)に規定している。光ディスク装置に何らかの衝撃力が加わった場合、弾性腕14の特に付け根部に過大な応力が掛り、そのために弾性腕14が塑性変形したり折れたりする心配があるが、弾性腕14をフレーム15で囲んでおけば、このよう心配が解消される。また装置の組立て前にフレーム15を部品の状態で輸送したり取り扱ったりする際にも、フレーム15により弾性腕14に過大な力が加わることを防ぐことができる。
【0040】
弾性腕14の先端部に円弧状部18あるいは球状部(図示せず)を設けておくことにより、光ピックアップ2と接触する力点を1個所とすることができ、そのためにラック11に対して一定の回動力Fを発生することができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の第1の手段においては、シャーシの側端縁を案内部材として利用しているから、従来のように板状の案内部材、ならびにその案内部材をシャーシに取り付けるための複数のネジなどが不要となるから、シャーシ上での板状案内部材の設置スペース、ならびに板状案内部材が開口側に突出する突出スペースなどが不要となり、従ってシャーシの幅L2を従来より狭くすることができ、シャーシ(光ディスク装置)の幅狭化(小型化)が可能となる。
【0042】
また、シャーシの側端縁は略U字状軸受け部の載置部と弾性片の間で弾性的に挟持されているから、光ピックアップを高速移動させてもがたつきなく、かつ水平に移動させることができる。さらに板状案内部材ならびに複数のネジなどが不要となるから、部品点数の削減、工数の低減、コストの低減を図ることができる。
【0043】
請求項2記載の第2の手段においては、案内部材となるシャーシの側端縁近傍に補強リブを設けることにより、シャーシの側端縁が曲がるようなことがなく、そのために光ピックアップの水平移動がスムーズに行なわれ、高い信頼性が得られる。
【0044】
請求項3記載の第3の手段においては、弾性片の先端部に丸みが付けられているから、シャーシ側端縁との摩擦抵抗が少なく、光ピックアップの移動がスムーズに行なわれる。
【0045】
請求項4記載の第4の手段においては、光ピックアップを移動させるラックに弾性腕を一体に形成し、その弾性腕で光ピックアップを押すことにより、その反力でラックにギア側へ付勢する回動力を発生させる。このことによりラックとギアのバックラッシを別部材のバネを用いずに無くすことができ、装置の薄形化、部品点数の削減、工数の低減、コストの低減を図ることができる。
【0046】
なお、一方の案内部材であるシャーシの側端縁は光ピックアップの略U字状軸受け部の載置部と弾性片の間で弾性的に挟持され、他方のシャフト状案内部材が光ピックアップの円筒状軸受け部に挿通されているから、光ピックアップの水平状態が確実に保持される。そのため、その光ピックアップに弾接しているラックとギアのバックラッシを無くす効果が確実に得られる。
【0047】
請求項5記載の第5の手段においては、弾性腕をフレームで囲むことにより、弾性腕の変形範囲を規定することができる。そのために外力により弾性腕が塑性変形したり折れたりすることがなく、弾性腕の機能が十分に発揮できるなどの特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の斜視図である。
【図2】その光ディスク装置を裏面より見た光ピックアップの送り機構の斜視図である。
【図3】その送り機構に用いるラックの拡大斜視図である。
【図4】その光ディスク装置における光ピックアップとラックとギアの組み合わせ状態を示す側面図である。
【図5】その光ディスク装置の平面図である。
【図6】光ピックアップに設けられた略U字状軸受け部を示す一部拡大側面図である。
【図7】その略U字状軸受け部に用いる押圧部材の拡大斜視図である。
【図8】従来の光ディスク装置の平面図である。
【符号の説明】
1 円盤状記録媒体(ディスク)
2 光ピックアップ
4 スピンドルモータ
5 ターンテーブル
7 第1案内部材
10a,10b 円筒状軸受け部
10c 略U字状軸受け部
11 ラック
12a,12b  軸受け部
14 弾性腕
15 フレーム
16 ギア
18 円弧状部
21 開口
22 側端縁
23 載置部
24 押圧部材
25 ネジ孔
26 位置決め孔
27 取付け部
28 弾性片
29 水平部
30 補強リブ
L2 シャーシの幅
F 回動力
L 隙間

Claims (5)

  1. 円盤状記録媒体より光学的に信号を読み出す光ピックアップと、
    前記円盤状記録媒体を装着し一体となって回転動作を行うターンテーブルを有するスピンドルモータと、
    前記円盤状記録媒体のトラックに対して略直交する方向に前記光ピックアップの移動を案内する2つの案内部材と、
    その案内部材に沿って前記光ピックアップを移動する移動手段と、
    前記スピンドルモータや移動手段を支持するシャーシとを備えた光ディスク装置において、
    前記案内部材の少なくとも1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャーシの側端縁で構成され、 水平方向に突出してシャーシの前記側端縁上を摺動する載置部と、その載置部側に向けて突出した弾性片を有する押圧部材とで構成された略U字状の軸受け部を前記光ピックアップ側に設け、
    その略U字状軸受け部内に前記シャーシの側端縁が挿入され、前記載置部と弾性片によりシャーシの側端縁が弾性的にかつ移動可能に挟持されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク装置において、前記シャーシの側端縁近傍に、前記略U字状軸受け部の移動方向に延びた補強リブが設けられていることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1記載の光ディスク装置において、前記弾性片のシャーシと接する先端部分に丸みが付けられていることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 円盤状記録媒体より光学的に信号を読み出す光ピックアップと、
    前記円盤状記録媒体を装着し一体となって回転動作を行うターンテーブルを有するスピンドルモータと、
    前記円盤状記録媒体のトラックに対して略直交する方向に前記光ピックアップの移動を案内する2つの案内部材と、
    前記光ピックアップに連結されて光ピックアップの移動方向に移動するラックと、
    そのラックを駆動するギアと、
    前記スピンドルモータやギアを支持するシャーシとを備えた光ディスク装置において、
    前記案内部材の1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャーシの側端縁で構成され、
    水平方向に突出してシャーシの前記側端縁上を摺動する載置部と、その載置部側に向けて突出した弾性片を有する押圧部材とで構成された略U字状の軸受け部を前記光ピックアップ側に設け、
    その略U字状軸受け部内に前記シャーシの側端縁が挿入され、前記載置部と弾性片によりシャーシの側端縁が弾性的にかつ移動可能に挟持され、
    前記案内部材の他の1つが光ピックアップの移動方向に延びたシャフト状の案内部材であって、
    前記光ピックアップ側に設けられた円筒状の軸受け部に前記シャフト状の案内部材が挿通され、
    前記ラックに弾性腕を一体に成形し、その弾性腕を前記光ピックアップの一部に弾接することにより、そのラックに前記シャフト状案内部材を中心として前記ギア側に向けて回動力を付与したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項4記載の光ディスク装置において、前記弾性腕は、その弾性腕の変形量を規制するフレームで囲まれていることを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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