JP3876860B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する円盤状記憶媒体から情報を再生、または録再する記録再生装置に関するものである。
近年、光ディスク、磁気ディスク等の円盤状記憶媒体(以下、ディスクと略す)を回転させ、光ピックアップ、磁気ヘッド等のセンサーを略径方向に走査させるトラバース機構を有し、情報を再生あるいは録再する記録再生装置は、コンピュータ周辺機器(CD−ROM、光磁気ディスク、相変化ディスク等)、AV機器(CD、VideoCD、ビデオディスク、DVD等)等の情報記憶再生装置の基幹部品として注目されている。特に、情報記憶再生装置の軽薄短小化にあわせ、記録再生装置もより小型化、軽量化が求められ、かつ、信頼性や組立性も重視されてきている。
以下、図面を参照しながら、従来の記録再生装置について説明する。図9は従来の記録再生装置の構成を示す破断要部斜視図である。図9において、1002はシャーシで、板金プレスによって加工される。シャーシ1002上には、ターンテーブル1004を回転軸に圧入したスピンドルモータ1003が設けられている。ターンテーブル1004にディスク(図示せず)を載置し、スピンドルモータ1003により回転する。
ピックアップ1005は、メインシャフト1006a及びサブシャフト1006bからなる一対のガイドシャフト1006によりディスクの半径方向に移動可能にガイドされ、スピンドルモータ1002によって回転したディスクに光ビームを照射し情報を記録再生する。メインシャフト1006aはディスク内周側端部近傍において支点となるように固定部1020で固定され、またサブシャフト1006bも同様にディスク内周側端部近傍において支点となるように固定部1022で固定されており、両方とも外周側端部近傍において上下方向に摺動自在に固定されている。
すなわち、図9のサブシャフト外周側端部の断面に示すように、ガイドシャフト1006とシャーシ1002との間にはバネ1014が設けられ、バネ1014の付勢力によりガイドシャフト1006を上方向に押し上げている。一方、調整ネジ1015の先端部がこの付勢力に抗するように、バネ1014近傍でガイドシャフト1006の上方から当接している。調整ネジ1015は、シャーシ1002にネジ1016で固定されたシャフト受け1011に螺合して支持されている。調整ネジ1015を回転させることによって、調整ネジ1015はシャーシ1002に対して相対的に上下し、バネ1014の付勢力で調整ネジ1015に押しつけられているガイドシャフト1006は、ディスク内周側を支点に外周側でシャーシ1002に対して上下に微動する。メインシャフト1006aも、破断断面図は省略したが、サブシャフト1006bと同様に、ディスク内周側を支点としてシャーシ1002に対して上下に微動する。この調整ネジの回転によってメインシャフト1006a及びサブシャフト1006bがそれぞれ独立に、メインシャーシ1002に対し垂直方向の傾きを調整することで、ディスク面に対して平行にピックアップ1005を移動させることができる。
1007はリードスクリューであって、円柱状の表面に螺旋溝1007aを有し、ガイドシャフト1006に略平行になるよう、スピンドルモータ1002に近い方の端部1007bを固定部1020のスラスト軸受け部1020bで回転自在に軸支され、もう一方の端部1007bは軸受け部1024に挿入され回転自在に軸支され、かつ端部1007cに大ギヤ1007dが固定されている。1008はトラバースモータで、そのシャフトには小ギヤ1008aが固定され、小ギヤ1008aと大ギヤ1007dが噛合するように構成され、トラバースモータ1008はシャーシ302に固定されている。
リードスクリュー1007の螺旋溝1007aには、ピックアップ1005の主軸受に設けられたナット1009が係合している。リードスクリュー1007はトラバースモータ1008により回転し、これより螺旋溝1007aに沿ってナット1009がリードスクリュー1007に平行に送られ、これに伴いピックアップ1005が載置されたディスクの径方向に移動する。
1030はフレキシブルプリント基板(以下、フレキと略す)で、周知のように非常に柔軟な接続線で、ピックアップ1005に信号を供給するものである。すなわち、フレキ1030を「U」の字状にして、その一端をピックアップ1005のサブシャフト1006b側の側面に固定し、ピックアップ1005内の電子回路(図示せず)に接続され、もう一端を対向するシャーシ1002の側面内側に設けられたコネクター1032に接続され、これによりピックアップ制御回路(図示せず)からピックアップ1005に信号が供給される。また、フレキ1030が柔軟なため、ピックアップ1005のディスクの径方向移動の抵抗とはならない。
1002aはシャーシ固定部で、シャーシ1002側面から折り曲げ加工され、3カ所有り、特にスピンドルモータ1003、トラバースモータ1008の各近傍に1カ所ずつ設けられている。これらのシャーシ固定部1002aにより、情報記憶再生装置のフレーム(図示せず)や外装(図示せず)等に固定される。
以上のように構成された記録再生装置の動作について説明する。まず、スピンドルモータ1003を回転させて、ターンテーブル1004に載置されたディスクを回転させる。続いて、トラバースモータ1008によりリードスクリュー1007を回転させる。これにより、リードスクリュー1007の螺旋溝1007aと係合するナット1009は、リードスクリュー1007の軸方向に送られる。これに伴いナット1009が固定され、かつガイドシャフト1006によりディスク半径方向に摺動自在にガイドされたピックアップ1005は、ディスク半径方向に送られる。これにより、ピックアップ1005を任意のディスクのトラックの近傍に移動して、トラック上の情報を読み出す、または書き込むことができる。
周知のように、ディスクは通常合成樹脂でできており、ターンテーブルに載置したときに若干の反りを有してしまう。またピックアップ1005は光軸の傾き調整残差を持っており、スピンドルモータ1003は軸の倒れを有しており、またシャーシ1002は反りを持っている。この反り、軸の倒れ、調整残差により、ディスク面の法線とピックアップ1005の光軸は傾きを持つ。この傾きは再生信号の時間軸方向の変動成分ジッタと相関を持っており、ジッタはこの傾きが大きくなるほど増えてゆき、その増え方もこの傾きが大きくなるほど増大していく。よって、システムのマージンを確保するため、ガイドシャフト1006のディスクに対する傾きをできるだけ小さくする必要がある。
調整ネジ1015は、シャーシ1002にネジ1016で固定されたシャフト受け1011に螺合されており、回転すると調整ネジ1015の先端はシャーシ1002に対する高さが変わる。ガイドシャフト1006は、ディスク外周側端部でバネ1014により上方向に押し上げられて、調整ネジ1015に対して押圧されている。よって、調整ネジ1015の先端の高さが変化すると、その先端に当接しているガイドシャフト1006の高さが変化する。ガイドシャフト1006の一端はディスク内周側で固定されているので、その固定端を支点にガイドシャフト1006は上下方向に回動し、ディスクに対する傾きを変化させる。この傾きを調整するチルト調整機構により、ピックアップ1005とディスクの相対的な傾きを調整し、システムのマージンの確保をすることが可能となる。
なお、ピックアップ1005のディスク外周方向への移動は、例えばラジアル軸受1024及び/またはシャフト受け1011に対しピックアップ1005が当接することで規制される。このディスク外周位置を規制する提案は、特許文献1に詳述されている。すなわち、ピックアップの副軸と螺合するねじ部にディスク外周方向で不完全ねじ部を有し、ディスク外周にピックアップが到達すると、装置シャーシに形成した外周ストッパに光ピックアップが当接すると共に、当該不完全ねじ部でねじ部が空回りし、ねじ部を回転するモータに対する負荷が軽減されたことを回転検知部が検知する構成を開示している。
特開平7−129969号公報(段落番号0029〜同0031、及び図1)
しかしながら上記の従来の構成では、以下に示す問題点を有していた。
まず、リードスクリュー1007のラジアル軸受け1024とトラバースモータ1008とが別々に位置規制しているため、両軸間ピッチがばらついてしまう。これは、リードスクリュー1007の大ギヤ1007dとトラバースモータ1008の小ギヤ1008aとが深くかみすぎてトラバースモータ1008に大きな負荷がかかったり、あるいは浅くかむとギヤ音の発生や歯飛びの原因にもなっていた。ラジアル軸受1024とピックアップ1005とが当接することでピックアップのディスク外周限界を規制する構成の場合には、ピックアップ1005がラジアル軸受1024に当接する度にその衝撃でこのギヤ音の発生や歯飛びの現象が増加する傾向にある。
また、ポータブル型の情報記憶再生装置に使用される記録再生装置では、落下衝撃や衝突等の急峻な衝撃(以下、これを総称して落下衝撃とする)に対しての信頼性を上げなければならない。上述した従来の記録再生装置の場合、ディスクの径方向に移動可能なピックアップ1005は、落下衝撃時に衝撃的にシャフト受け1011等にぶつかり、破壊に至ってしまう。これを避けるため、シャーシ側面に弾性を有する衝撃弾性材であるラバー部1040を設け、衝撃をゆるめているが、この落下衝撃のために特別にラバー部1040を設けねばならず、シャーシが大きくかつ背が高くなってしまう。これは記録再生装置の軽薄短小化を阻害する要因となり、ポータブル型としては採用し難い。
しかも、特許文献1で提案されている外周ストッパ、不完全ねじ部及び回転検知部からなる最外周部位置ストッパ手段では、ピックアップがディスクのラジアル方向に通常状態で移動する際にはさして問題は発生しない可能性はあるものの、落下衝撃を被ったときには外周ストッパとピックアップとの衝突を不完全ねじ部だけでは吸収しきれず、例えば主軸と副軸とに対するピックアップの位置精度に支障を来す、及び/またはねじ部と副軸との螺合状態が外れる危険性があり、ピックアップがディスクのラジアル方向に移動することができない、及び/またはピックアップの対物レンズを介してディスクを照射する光ビームにずれが生じ、共にピックアップの記録再生機能を損ねるという重大な課題がある。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、トラバースモータからの動力をスムーズにかつ精度良くピックアップの移動に伝達し、コンパクトで、静かで、精度良いピックアップの送り動作が実現でき、また、落下衝撃に対しても強い記録再生装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の記録再生装置は、円盤状記録媒体を回転駆動させるための回転駆動手段と、円盤状記録媒体の信号を再生もしくは記録再生するためのピックアップ手段と、ピックアップ手段を円盤状記録媒体の径方向に移動する移動手段と、ピックアップ手段の移動をガイドするためのガイド手段と、ガイド手段を保持するための保持手段と、回転駆動手段とピックアップ手段と移動手段とガイド手段と保持手段とを配設するシャーシ部材と、を備える記録再生装置であって、ガイド手段は、ピックアップ手段の軸受部と嵌合する第1のガイド部材と、第1のガイド部材と略平行に配設された第2のガイド部材とを備え、保持手段は、第1のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の内周側に配設された第1の保持部材と、第1のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の外周側に配設された第2の保持部材と、第2のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の内周側に配設された第3の保持部材と、第2のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の外周側に配設された第4の保持部材とを備え、第2の保持部材にはピックアップ手段を円盤状記録媒体の外周側で位置規制する位置規制部が形成されており、第4の保持部材には第2の保持部材に形成されている位置規制部とピックアップ手段が当接する位置において、ピックアップ手段とある間隙を有して当接するごとく可撓性形状部が形成されている。
円盤状記録媒体の外周側でガイド手段を保持する保持部材に、ピックアップ手段とある間隙を有して当接するごとく可撓性形状部を形成した構成により、ピックアップ手段に加わる衝撃力を緩和でき、落下衝撃に対しても強くなるという優れた効果が得られる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の記録再生装置の構成斜視図であり、図2は駆動部の裏側から見た部分平面図である。図1および図2において、10はトラバース部品が配設されているシャーシ部材である。シャーシ部材10には回転駆動手段であるターンテーブル11を軸に圧入したスピンドルモータ12が固定されている。また、シャーシ部材10にはガイド手段である1対のガイドシャフト13a、13bが保持手段であるガイドシャフト支持部材14a、14b、14c、14dを介して固定されている。
このガイドシャフト13a及び13bは、円盤状記録媒体であるディスク15から情報を再生または録再するピックアップ手段16を、ディスク15(図1にて一点鎖線にて図示)の半径方向に摺動自在に支持している。ピックアップ手段16の主軸受には、ナット17がネジ(図示せず)で固定されている。ナット17にはバネ18が取り付けられ、それにより後述するリードスクリュー19に対して軽い押圧力を加えている。このナット17は、ガイドシャフト13a及び13bに対し略平行に設けら、円柱状の表面に螺旋溝を形成したリードスクリュー19と係合している。リードスクリュー19の一端には伝達手段の1つであるスクリューギヤ20が固着されており、スクリューギヤ20は駆動源たるモータ部材21のモータシャフト22に圧入された伝達手段の1つであるモータギヤ23と噛合し、モータ部材21からの回転力をモータギヤ23及びスクリューギヤ20を介して減速し、リードスクリュー19に伝達している。また、モータ部材21は、板金加工した駆動ベース部材24の第1の直角曲げ部25に、ビス26a及び26bで固定されており、第1の直角曲げ部25と略平行に駆動ベース部材に形成された第2の直角曲げ部27には、リードスクリュー19を軸支する軸受部材28が固着されている。
以上のように構成された情報記憶装置について、以下その基本動作について説明する。まず、スピンドルモータ12を回転させて、ターンテーブル11に載置されたディスク15を回転させる。続いて、モータ部材21によりモータギヤ23スクリューギヤ20を介してリードスクリュー19を回転させる。これにより、リードスクリュー19と係合するナット17はリードスクリュー19の軸方向に送られる。これに伴いナット17が固定され、かつガイドシャフト13aによりディスク半径方向に摺動自在にガイドされたピックアップ手段16はディスク半径方向に送られる。これにより、ピックアップ手段16をディスク15の任意のトラック近傍にラジアル方向に移動して、ディスク15の任意のトラック上の情報を読み出し、または書き込むことができる。
近年、ディスクの記録密度の高密度化が進み、それを読み書きする情報記憶装置の精度も高いものが要求されてきている。高精度化の一例として、例えば光ディスクの場合、特にディスク記録面とピックアップの光軸の傾き精度は高い必要があり、量産性のある加工の精度では要求を満たせず、調整する必要がある。その調整方式として、シャーシに固定したスピンドルモータに対してガイドシャフトを上下動させ、傾きを調整する方法がよく用いられる。本実施形態の場合も、ガイドシャフト13a、13bのディスクの外周側でのガイドシャフト支持部材14b、14dでシャフトを上下させて傾きを調整している。
もう一つの高精度化の例は、ディスクの記録密度の高密度化が進むと、ピックアップ手段16をディスク15の任意のトラック近傍に移動して、ディスク15の任意のトラック上の情報を精度良く読み出す、または書き込むために、送り精度が要求される。
本実施形態では、1つの駆動ベース部材24上に減速ギヤ列を構成しているため、ギヤの軸間ピッチ等の寸法精度は駆動ベース部材24という1つの部品で決定でき、その寸法バラツキは単品の部品バラツキ内に押さえ込みことができる。よって、軸間ピッチが狭くなることに起因するモータに対する負荷増加、及び/または回転ムラが発生しピックアップ手段16の送り精度が悪くなりディスクへの情報の読み書きが精度良く行えない等の問題点や、逆に軸間ピッチが広くなりすぎることに起因するギヤ間で歯飛びが発生したり、歯飛びに至らなくてもギヤ間のバックラッシュが大きくなることにより、ギヤ騒音が大きくなって装置の性能として支障が出る等の問題点がなくなる。特に昨今の記録再生装置の小型化が進む中、ギヤ等の構成部品も小さくなってきており、本実施形態の効果は大なるものである。なお、本実施形態では駆動ベース部材24と軸受部材28とは別体構成であるが、合成樹脂等で一体で構成して部品点数を減らしコストダウンを図ることもできる。
図3は、移動手段を保持手段の1つであるガイドシャフト支持部材14bに対して装着する工程を説明する斜視組立図である。図3において、ピックアップ手段16をディスク15の半径方向に摺動自在に支持しているガイドシャフト13aは、その一端はガイドシャフト支持部材14aで軸支され、他端はガイドシャフト支持部材14bでシャフト付勢バネ29を介して上下方向のみ移動調整可能に軸支されている状態で配設されている。また、リードスクリュー19はスクリューギヤ20の固着されている側の端部30を、駆動ベース部材24に固着されている軸受部材28を通すと共に、リードスクリュー19のもう一方の端部31を、ガイドシャフト支持部材14aに軸支した状態で、ガイドシャフト支持部材14bに形成されている位置決め凸部32,33に、駆動ベース部材24に形成されている位置決め部34,35を合わせるようにしてガイドシャフト支持部材14bに上から装着し、ビス36a、36bによって固着させる。
装着状態をさらに詳細に説明すると、ガイドシャフト支持部材14bには図4で示すように、リードスクリュー19の端部30の先端に当接する部分はT字状可撓部37が形成されており、さらに、その近傍には駆動ベース部材28を装着時に軸受部材28が抜けることを防止するための係合部38が形成されている。図5は、駆動ベース部材28をガイドシャフト支持部材24bに装着する前の状態を示したものである。
ところでリードスクリュー19は、ナット17を介してピックアップ手段16を精度良く移動させるためリードスクリュー19の長手方向のガタをなくす必要があり、そのためリードスクリュー19の一端を軸支しているガイドシャフト支持部材14aで当て、ガイドシャフト支持部材14bに形成されているT字状可撓部37で付勢し、ガタをなくすためT字状可撓部37には付勢部材であるコイルバネ39が配設されている。また、コイルバネ39の装着性向上と抜け防止のため、T字状可撓部37とガイドシャフト支持部材14bのコイルバネとが当接する壁部には、三角状凸部40a、40bが形成されている。駆動ベース部材28の装着前はT字状可撓部37は図5に示すように傾いた状態にあり、この状態では一旦冶具等を使用して図5の矢印A方向にT字状可撓部37の傾きを補正してから装着しなければ、リードスクリュー19の端部30がT字状可撓部37の先端部に当たり、装着時にT字状可撓部37を破損させてしまうおそれがある。また、冶具等を使用すると組立工数もかかり、修理サービス等の問題もある。
本実施形態では、駆動ベース部材28に固着されている軸受部材28に、図7に示す三角状突起部41a、41bが形成されており、装着時に三角状突起部41a、41bの端面でT字状可撓部37をバネ付勢力に抗して矢印A方向に移動させることによって、リードスクリュー19の端部30がT字状可撓部37に当たることなく、スムーズに装着することが可能となる。さらに、装着後三角状突起部41a、41bがT字状可撓部37の下部空間部42a、42bに入り込むため抜け防止にもなる。またT字状可撓部37の先端部43をC面カットすることによりさらに装着性が良くなる。尚、駆動ベース部材28と軸受部28と三角状突起部41a、41bを合成樹脂等で一体的に構成した場合でも同様の効果があるのはいうまでもない。
図8は本実施形態の記録再生装置の平面図である。図1および図8において、ピックアップ手段16はガイドシャフト13a及び13bにより、ディスク15の半径方向に摺動自在に支持されている。また、ガイドシャフト13bの一端はガイドシャフト支持部材14cにより支持され、他端はガイドシャフト支持部材14dにより支持されている。ところで、ガイドシャフト支持部材14dは前述したガイドシャフト支持部材14dと同様、ガイドシャフト13bを調整のため上下動作可能にガイドシャフト13bの下に付勢バネ(図示せず)が配設されており、ガイドシャフト支持部材14d上から調整ネジ44が配設された押さえ部材45と共に、ビス46によってシャーシ部材10に固定されている。
CDやDVDのような光ディスクでは一般的にその内周側から記録されるため、記録型光ディスクでは外周側には情報が記録されていないことが多く、ディスクからの情報を読んだりディスクへ情報を書き込んだりするピックアップ手段16は、通常スピンドルモータ12に近いディスクの内周側に位置することが多い。しかし、前述したように記録再生装置の輸送時及び/または記録再生装置をポータブル機器として使用した時には不意の落下等により、図8の矢印B側に強く落下衝撃を受けることもあり得る。この場合、ピックアップ手段16は、リードスクリュー19に対しピックアップ手段16に固定されているナット17を介して係合しているのみであり、落下衝撃を受けたピックアップ手段16はディスクの内周側から外周側にあるガイドシャフト支持部材14bまで移動し、位置規制部47に強く当たり、ピックアップ手段16に大きな衝撃力が加わり、破損したり、表面上破損はみられなくても、ピックアップ手段16は多くの高精度な部品で構成されかつ精密に調整されているため、構成部品のわずかなズレでも性能不良となる。
従って、少なくとも、ピックアップ手段16に加わる衝撃力を下げる必要があり、このため本実施形態では、ピックアップ手段16が落下衝撃を受けると、まずガイドシャフト支持部材14bに設けた位置規制部47と当接し、さらにピックアップ手段16の重心部がガイドシャフト手段13a及び13bの間(厳密には主軸受と係合するガイドシャフト13a側)にあり、重心部が一対のガイドシャフト13a及び13b間で偏在しているため、図8の矢印C方向に大きなモーメントを受け、ガイドシャフト13aやガイドシャフト支持部材14bにたわみを生じさせる等により図8の矢印C方向に変位を生ずる。そこで、ガイドシャフト支持部材14dに一体的に形成した可撓性形状部49を、ピックアップ手段16が位置規制部材47で当たる位置において、ピックアップ手段16とわずかな間隙部48を介して対向する構成を採用することにより、ピックアップ手段16に加わる衝撃力を衝撃緩衝材等の別部材を追加することなく緩和させることができる。さらに、ガイドシャフト支持部材14bの位置規制部47を、図4に示すごとく可撓性形状にすることでさらにピックアップ手段16に加わる衝撃力を緩和することができる。
なお、上述した実施形態において、可撓性形状部は、ディスクの外周部側のガイドシャフト支持部材14d、および14bに設けているが、ディスクの内周側であるガイドシャフト支持部材14a、14cに設けても、内外周どのガイドシャフト支持部材14a、14b、14c14dに設けても良い。
また、上述した実施形態において、ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータをシャーシに固定し、ピックアップ手段をガイドシャフトに沿って摺動する構成を例に採り説明したが、ピックアップ手段をシャーシに固定し、スピンドルモータをガイドシャフトに沿って摺動する構成であっても、本発明の構成は採用でき、その構成に基づく効果も同様である。
本発明は、ピックアップをガイドするガイド軸を円盤状記録媒体の外周部において保持する保持部材に、ピックアップが位置規制部に当接する位置よりも外周側にでょ体の間隙を有し、当該ピックアップ手段と当接するごとく可撓性形状部を備えた記録再生装置である。従って、落下衝撃または衝突等の急峻な衝撃を当該記録再生装置が受けた場合でも、可撓性形状部とピックアップとの当接に際してのピックアップが受ける衝撃を極めて小さくできるため、特にポータブル機器として適用性が高い。
本発明の実施の形態1における記録再生装置の構成斜視図 同、実施の形態1における駆動部の部分平面図 同、実施の形態1における移動手段をガイドシャフト支持部材14bへの装着を説明する斜視組立図 同、実施の形態1におけるガイドシャフト支持部材14bの構成斜視図 同、実施の形態1における移動手段をガイドシャフト支持部材14bへの装着を説明するための断面図 同、実施の形態1における移動手段をガイドシャフト支持部材14bへの装着を説明するための断面図 同、実施の形態1における軸受部材の三角状突起部の構成斜視図 同、実施の形態1における記録再生装置の平面図 従来の記録再生装置の斜視構成図
符号の説明
10 シャーシ部材
12 スピンドルモータ
13a、13b ガイドシャフト
14a、14b、14c、14d ガイドシャフト支持部材
15 ディスク
16 ピックアップ手段
17 ナット
19 リードスクリュー
20 スクリューギヤ
21 モータ部材
23 モータギヤ
24 駆動ベース部材
25 第1の直角曲げ部
27 第2の直角曲げ部
28 軸受部材
32,33 位置決め凸部
34,35 位置決め部
37 T字状可撓部
38 係合部
39 コイルバネ
40a、40b 三角状凸部
41a、41b 三角状突起部
47 位置規制部
48 間隙部
49 可撓性形状部

Claims (4)

  1. 円盤状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、前記円盤状記録媒体の信号を再生もしくは記録再生するピックアップ手段と、前記ピックアップ手段を前記円盤状記録媒体の径方向に移動する移動手段と、前記ピックアップ手段の移動をガイドするガイド手段と、前記ガイド手段を保持する保持手段と、前記回転駆動手段と前記ピックアップ手段と前記移動手段と前記ガイド手段と前記保持手段とを配設するシャーシ部材とを備える記録再生装置であって、
    前記ガイド手段は、前記ピックアップ手段の軸受部と嵌合する第1のガイド部材と、前記第1のガイド部材と略平行に配設された第2のガイド部材とを備え、
    前記保持手段は、前記第1のガイド部材を保持し前記円盤状記録媒体の内周側に配設された第1の保持部材と、前記第1のガイド部材を保持し前記円盤状記録媒体の外周側に配設された第2の保持部材と、前記第2のガイド部材を保持し前記円盤状記録媒体の内周側に配設された第3の保持部材と、前記第2のガイド部材を保持し前記円盤状記録媒体の外周側に配設された第4の保持部材とを備え、
    前記第2の保持部材には、前記ピックアップ手段を前記円盤状記録媒体の外周側で位置規制する位置規制部を形成されており、
    前記第4の保持部材には、前記第2の保持部材に形成されている位置規制部と前記ピックアップ手段とが当接する位置において、前記ピックアップ手段とある間隙を有して当接するごとく可撓性形状部が形成されていることを特徴とする記録再生装置。
  2. 第1のガイド部材に嵌合するピックアップ手段の軸受は主軸受であることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 移動手段が第1のガイド部材が嵌合する主軸受と係合することを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 第2の保持部材に形成されている位置規制部は可撓性形状となっていることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
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